JP2007111264A - 遊技島設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技島設備に配置されているデータ表示器を演出用に活用し得るようにした遊技島設備を提供する。
【解決手段】複数のパチンコ機1が、所定の契機で行われる抽選で得られた乱数情報を取得する乱数情報取得手段56と、取得された乱数情報に基づく演出信号をホールコンピュータ67に送信する演出情報出力手段58と、をそれぞれ備える。ホールコンピュータ67は、演出情報出力手段58から受信した演出信号に基づき、乱数情報の種別に応じた演出をデータ表示器70に行わせるように制御する演出制御手段68を備える。このため、データ表示器を演出用に活用し、新奇で興趣を高めた演出を提供することができる。
【選択図】図2
【解決手段】複数のパチンコ機1が、所定の契機で行われる抽選で得られた乱数情報を取得する乱数情報取得手段56と、取得された乱数情報に基づく演出信号をホールコンピュータ67に送信する演出情報出力手段58と、をそれぞれ備える。ホールコンピュータ67は、演出情報出力手段58から受信した演出信号に基づき、乱数情報の種別に応じた演出をデータ表示器70に行わせるように制御する演出制御手段68を備える。このため、データ表示器を演出用に活用し、新奇で興趣を高めた演出を提供することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機を複数備える遊技島設備に関し、特に、遊技機の情報を表示するデータ表示器を備える遊技島設備に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にはそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて当たり外れや演出パターンの抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出される。この抽選結果に基づき選定された演出パターンに応じて、例えば遊技盤の中央部分に設けられた液晶表示画面や各種の照明装置を介した視覚的表現、スピーカを介した聴覚的表現などを用い、様々な演出が行われる。なお、当たり(以下、「大当たり」ともいう)の発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される遊技者に有利な遊技状態となる。
また、遊技機、例えばスロットマシンとして、複数種の絵柄からなるシンボルマークを円周方向に多数(通常は21個)備えた横3列の回胴リールを、スタートレバー操作に基づいて回転させた後、3個のストップボタンを夫々押圧操作することで、各ボタンに対応する回胴リールを順次停止させて、各回胴リールに備えたシンボルマークのうちの所定の絵柄同士が一致したときに当たりとなり、ボーナス取得として多数の遊技メダルがメダル受け皿に放出される構造のものが知られている(例えば、特許文献2参照)。当該スロットマシンでは、主基板に装着されたROMの抽選機能により役抽選を行い、該対応役の結果に応じて回胴リールを停止制御させてシンボルマークを揃える際等に視覚的な演出を行っている。
上述したようなパチンコ機やスロットマシンは、それぞれ遊技場(遊技店)内の遊技島(遊技島設備)と呼ばれる区域において、一方向に延在するランプ板や幕板に沿って列状に順次隣接した形で多数が配置されている(例えば、特許文献3,4参照)。このように、多数の遊技機が整列した遊技島設備において、遊技者は、好みの遊技機に対面して着座し、パチンコ機或いはスロットマシン固有の遊技手法に沿って遊技を進める。
ところで、上述したような遊技島設備では一般に、各遊技機(パチンコ機、スロットマシン)の上部にデータ表示器がそれぞれ配置されており、それら各データ表示器には、下方の対応する遊技機に関する当たり回数、当たりの種別、初当たりまでのゲーム数等の情報が表示される。このような遊技機では、遊技者の興味を持続させ、遊技者を飽きさせないように、できるだけ新奇で興趣を高め得る演出を奏することが望まれているが、遊技機に着目するだけの演出では限界がある。
そこで本発明は、遊技島設備に配置されているデータ表示器を演出用に活用し得るように構成し、もって上記課題を解決した遊技島設備を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図8参照)、それぞれに抽選手段(57)を有する複数の遊技機(1)からなる遊技機群(G)と、前記遊技機(1)に係る情報表示を行う複数のデータ表示器(70)と、それら遊技機群(G)及びデータ表示器(70)間に接続するホールコンピュータ(67)と、を備え、
前記複数の遊技機(1)のそれぞれが、前記抽選手段(57)で行われる抽選で得られた乱数情報を取得する乱数情報取得手段(56)と、取得された前記乱数情報に基づく演出信号を前記ホールコンピュータ(67)に送信する送信手段(58、75)と、を備え、
前記ホールコンピュータ(67)が、前記送信手段(58、75)から受信した前記演出信号に基づき、前記乱数情報の種別に応じた演出を前記データ表示器(70)に行わせるように制御する演出制御手段(68、74)を備えてなる、
ことを特徴とする遊技島設備(Is)にある。
前記複数の遊技機(1)のそれぞれが、前記抽選手段(57)で行われる抽選で得られた乱数情報を取得する乱数情報取得手段(56)と、取得された前記乱数情報に基づく演出信号を前記ホールコンピュータ(67)に送信する送信手段(58、75)と、を備え、
前記ホールコンピュータ(67)が、前記送信手段(58、75)から受信した前記演出信号に基づき、前記乱数情報の種別に応じた演出を前記データ表示器(70)に行わせるように制御する演出制御手段(68、74)を備えてなる、
ことを特徴とする遊技島設備(Is)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図2及び図3参照)、前記送信手段(58)が、前記乱数情報取得手段(56)から受けた乱数情報に対応して予め設定された演出情報(a〜g)を前記演出信号として前記演出制御手段(68)に送信してなる、
請求項1に記載の遊技島設備(Is)にある。
請求項1に記載の遊技島設備(Is)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図2及び図3参照)、前記演出制御手段(68)が、前記送信手段(58)から受信した前記演出情報(a〜g)に対応する演出事項が予め用意されたデータテーブル(69)を有して、受信した前記演出情報(a〜g)に応じて前記データテーブル(69)から選定した演出事項に基づいて前記データ表示器(70)の演出を制御してなる、
請求項2に記載の遊技島設備(Is)にある。
請求項2に記載の遊技島設備(Is)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図7参照)、前記送信手段(75)が、前記乱数情報取得手段(56)にて取得された乱数情報をそのまま前記演出信号として前記演出制御手段(74)に送信し、かつ、
前記演出制御手段(74)は、受信した前記乱数情報に基づいて前記データ表示器(70)の演出を制御してなる、
請求項1に記載の遊技島設備(Is)にある。
前記演出制御手段(74)は、受信した前記乱数情報に基づいて前記データ表示器(70)の演出を制御してなる、
請求項1に記載の遊技島設備(Is)にある。
請求項5に係る本発明は(例えば図1及び図5参照)、前記遊技機が、パチンコ機(1)である、
請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の遊技島設備(Is)にある。
請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の遊技島設備(Is)にある。
請求項6に係る本発明は、前記遊技機が、スロットマシンである、
請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の遊技島設備(Is)にある。
請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の遊技島設備(Is)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、複数の遊技機のそれぞれが、抽選で得られた乱数情報を取得する乱数情報取得手段と、取得された乱数情報に基づく演出信号をホールコンピュータに送信する送信手段とを備え、ホールコンピュータが、受信した演出信号に基づき、乱数情報の種別に応じた演出をデータ表示器に行わせる演出制御手段を備えるので、従来は遊技の結果に影響を及ぼさない情報のみを表示していたデータ表示器を、演出用に活用することができ、該データ表示器上で行われる演出を遊技者に視認させることで、可及的に新奇で興趣を高めた演出を提供でき、遊技者の興味を持続させ、飽きさせないようにすることができる。
請求項2に係る本発明によると、送信手段が、乱数情報取得手段から受けた乱数情報に対応して予め設定された演出情報を演出信号として演出制御手段に送信するので、演出制御手段が、遊技機で行われた抽選の結果を、送信手段から受信した演出信号に即した演出としてデータ表示器上で奏することができる。この場合、データ表示器上での演出に、例えば音声、発光、画像表示等を用いることで、種々の効果音、発光パターンや発光色により、演出性をより高めることができる。
請求項3に係る本発明によると、演出制御手段が、送信手段からの演出情報に対応する演出事項が予め用意されたデータテーブルを有して、受信した演出情報に応じてデータテーブルから選定した演出事項に基づいてデータ表示器の演出を制御するので、送信手段から受信した演出情報に対応する演出事項をデータテーブルから瞬時に選定して、遊技機で行われた抽選の結果を、送信手段からの演出情報に即した演出(例えば音、光、画像表示等を用いた演出)としてデータ表示器上で速やかに奏することができる。
請求項4に係る本発明によると、送信手段が、乱数情報取得手段にて取得された乱数情報をそのまま演出信号として演出制御手段に送信し、かつ演出制御手段が、受信した乱数情報に基づいてデータ表示器の演出を制御するので、演出制御手段は、遊技機で行われた抽選の結果を、送信手段から受信した乱数情報に即した演出としてデータ表示器上で奏することができる。この場合、データ表示器上での演出に、例えば音声、発光、画像表示等を用いることで、種々の効果音、発光パターンや発光色により、演出性をより高めることができる。また、データテーブルが不要になるため、装置構成が簡略化される。
請求項5に係る本発明によると、遊技機がパチンコ機であるので、パチンコ機に通常備えている画像表示部上で奏される演出と、データ表示器上で奏される演出とを併せた形で提供することで、遊技者を飽きさせない高い演出性を実現することができる。
請求項6に係る本発明によると、遊技機がスロットマシンであるので、画像表示部を有するスロットマシンにあっては、データ表示器と併せた形の演出を奏することで演出の幅を広げることができ、また画像表示部を有さないスロットマシンにあっては、データ表示器で繰り広げられる演出を回胴リールの動作と併せ、遊技者を飽きさせない興趣の高い遊技性を実現できる。
以下、本発明に係る遊技島設備内の遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を挙げ、図に沿って説明する。なお、本遊技島設備に配置される遊技機として、回胴リール装置を有するスロットマシンも同様に用いることができることは勿論である。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る遊技島設備Isを示す概略図である。同図に示すように、本遊技島設備Isは、それぞれに抽選手段57(図2参照)を有する複数のパチンコ機1が図の横一列に順次配置された遊技機群Gと、対応するパチンコ機1に係る情報表示を行う複数のデータ表示器70と、それら遊技機群G及びデータ表示器70間に接続するホールコンピュータ67と、を有している。
図1は、本発明に係る遊技島設備Isを示す概略図である。同図に示すように、本遊技島設備Isは、それぞれに抽選手段57(図2参照)を有する複数のパチンコ機1が図の横一列に順次配置された遊技機群Gと、対応するパチンコ機1に係る情報表示を行う複数のデータ表示器70と、それら遊技機群G及びデータ表示器70間に接続するホールコンピュータ67と、を有している。
各パチンコ機1に備える制御系1aは、ネットワーク通信網L1を介してホールコンピュータ67にそれぞれ接続されており、各パチンコ機1に対応して設置された複数のデータ表示器70は、ネットワーク通信網L2を介してホールコンピュータ67にそれぞれ接続されている。なお、図1では、4台のパチンコ機1が並設される遊技機群Gを備えた遊技島設備Isを示しているが、実際には、このような遊技機群Gが、向い合せに設置されたり、横方向に所定の距離をおいて複数設置されたりしている。
次に、上記遊技島設備Isに配置されるパチンコ機1について詳細に説明する。図5は、本パチンコ機1の外部構造を示す正面図である。
本パチンコ機1は、図5に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、遊技盤3を支持した形で筐体6に開閉可能に支持された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が、前扉7の遊技盤保持枠(図示せず)に対して開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における上部左右、及び下部の皿ユニット16の左右には、スピーカー(図示せず)を有する放音装置12がそれぞれ配設されている。そして、前扉7の上部における放音装置12の間には、演出用照明装置8が配設されている。
また、ガラス枠10における中央部右方には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放し、或いは、ガラス枠10を前扉7側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。なお、図5中の符号14は、打ち出された遊技球Baを遊技盤3側に案内するガイドレールを示している。本パチンコ機1には、遊技中に遊技領域3aにて入賞することなく落下してアウト口(図示せず)に進入した遊技球Baをパチンコ機1の背面側に導くアウト球通路(図示せず)が設けられている。
そして、前扉7における下部中央には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球Baが供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16の中央左部には、該皿ユニット16上の遊技球Baを発射装置付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aが配設されており、皿ユニット16の中央下部には、皿ユニット16上の遊技球Baを球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bが配設されている。なお、上述のように、本実施形態の前扉7には、ガラス枠10、皿ユニット16及びその周辺、不図示の遊技盤保持枠等が含まれている。
また、前扉7における皿ユニット16の右方下部の前壁部48には、発射装置(図示せず)を操作して遊技球Baを遊技盤3に向けて打ち出すための発射ハンドル2が設けられている。更に、皿ユニット16の下部左方には、灰皿21と遊技者参加ボタン22とが配設されている。この遊技者参加ボタン22の左右には、選択ボタン18a,18bがそれぞれ配設されている。
また、遊技領域3aの中央部分には、遊技球ステージSを有するセンター飾り23が配設されている。センター飾り23の左右下方には、それぞれ大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる入賞口25,26が配設されており、センター飾り23の直下方には、始動チャッカー27と、アタッカー5とが順次配設されている。
始動チャッカー27は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、後述する作動制御手段62により、開閉動作するように制御される。始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘30が打ち込まれている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技盤3の遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球Baを入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で10個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、10個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の四方には風車31が配設されており、遊技球ステージSの下方における始動チャッカー27の左側には、普通図柄作動ゲート(スルーゲート)32が配設されている。この普通図柄作動ゲート32は、始動チャッカー27を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球通過が行われる役物である。
遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32、入賞口25,26及び始動チャッカー27等の周囲には、遊技球ステージSから零れた遊技球Baや、発射されてから遊技球ステージSに関与せずに落下してくる遊技球Baを適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘33を含む多数の障害釘が打ち込まれている。
上記センター飾り23は、遊技盤3側に固定された画像表示装置35を露出する開口36を中央部に、ワープ導入口37を左上部に、該ワープ導入口37に連通する放出口4を左下部に、遊技球ステージSを開口36の下側に、球放出口49を該ステージSの中央下部にそれぞれ有している。また、ワープ導入口37の対向位置には、一対の障害釘39が打ち込まれている。ワープ導入口37の周囲や上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを始動チャッカー27等に、遊技球ステージSを介して入球させ又は該ステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。
なお、上記「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球Baを始動チャッカー27方向に導く役割を担っている。
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図6を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
図6に示すように、パチンコ機1の前扉7の背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、サブ基板(サブ制御基板)38、主基板(主制御基板)40、及び払出し制御基板51がこの順に配置されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配置されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
ついで、図2を参照して既に述べた遊技島設備Isに係る制御系を、図2の制御ブロック図を参照して詳細に説明する。なお、図2に示す遊技島設備Isには、図1で説明したように複数のパチンコ機1及び複数のデータ表示器70が配置されるが、それらパチンコ機1は互いに同じ仕様で形成され、かつデータ表示器70も互いに同じ仕様で形成されているので、図2においては、1台のパチンコ機1の制御系1a及び1個のデータ表示器70をそれぞれ代表して挙げて説明する。
すなわち、遊技島設備Isに設置されるパチンコ機1の制御系1aは、遊技制御装置54と、該遊技制御装置54に電気的に接続された放音装置12、演出用照明装置8,11及び画像表示装置35と、を備えている。
遊技制御装置54は、図6に示した主制御基板40やサブ制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、サブ制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置54は、入賞判定手段55、抽選手段57、乱数情報取得手段56、演出情報出力手段(送信手段)58、遊技制御手段59、保留手段60、作動制御手段62、演出制御手段64及び表示制御手段65を備えている。
入賞判定手段55は、発射ハンドル2の操作に応じて遊技領域3aに打ち出された遊技球が始動チャッカー27、入賞口25,26、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があったことを判定しその旨の信号を出力する。
抽選手段57は、入賞判定手段55からの始動チャッカー27に対応する入賞信号の入力時、最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、抽選用メモリ(図示せず)から当たり当選乱数値を取得し、確率変動当たり及び通常当たりの何れかを当選させるための大当たり抽選を実行する。そして、抽選手段57は、大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「333」や「777」等の図柄が画像表示装置35の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記大当たり有効ラインは、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。抽選手段57はまた、大当たり抽選で通常当たりが当選した場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、通常当たりに対応する「444」や「888」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。抽選手段57は更に、大当たり抽選で外れた場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「464」や「838」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
また抽選手段57は、入賞判定手段55からの始動チャッカー27に対応する入賞信号の入力時、上述した大当たり抽選と共に、次のような抽選を実行する。すなわち、大当たり抽選用の上記抽選用メモリとは異なるリーチ演出関連の抽選用メモリから乱数値を取得し、ノーマルリーチ、普通のスーパーリーチ、熱いスーパーリーチ、激熱のスーパーリーチ、プレミアムリーチを決定し、それらの演出に係る信号(乱数情報)を出力する。当該抽選で当選しない場合は、図柄表示装置35の画面上ではリーチ演出は行われず、大当たり有効ライン上の図柄の数字がランダムになる。
乱数情報取得手段56は、抽選手段57における、大当たり抽選で得た確変当たり又は通常当たりに関する乱数情報や、リーチ演出関連の抽選で得た乱数情報を取得する。
演出情報出力手段(送信手段)58は、乱数情報取得手段56にて取得される乱数情報の種別に対応するように予め設定された演出情報としての対応コードa,b,c,d,e,f,gを有し、乱数情報取得手段56から受信した乱数情報に対応する対応コード(演出情報)a〜gを、演出信号として演出制御手段68に送信する。これら対応コードa〜gは、図3(a)に示すデータテーブル58aに予め設定登録されているもので、乱数情報取得手段56で取得される乱数情報に対応するノーマルリーチ、普通のスーパーリーチ、熱いスーパーリーチ、激熱のスーパーリーチ、プレミアムリーチ、確率変動当たり、通常当たりの項目をテーブルTb1,Tb2,Tb3,Tb4,Tb5,Tb6,Tb7に有すると共に、これらテーブルTb1〜Tb7それぞれに対応する演出信号として備えられている。つまり、演出情報出力手段58は、乱数情報取得手段56で取得された乱数情報に基づく演出信号として、データテーブル58aから選定した対応コードa〜gをホールコンピュータ67に送信する。
遊技制御手段59は、放音装置12、及び演出用照明装置8,11に放音、発光の演出をさせる契機となる指令を演出制御手段64に送る。また遊技制御手段59は、予め設定された演出データや、抽選手段57での抽選結果に応じて、画像表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段65に送る。
保留手段60は、抽選手段57から出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、始動チャッカー27への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、大当たり抽選保留表示装置(図示せず)に、最大4個の保留球として点灯表示される。保留手段60は、例えば保留球数Hが0<H<5であるか否かを常時判定し、保留球数Hが4個表示されている間は、始動チャッカー27への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
保留手段60は、保留(記憶)している変動パターンに係る信号を順次出力し、その変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を出力しないようにするための図柄変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターン信号の出力に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段60は、保留球の消費に応じて保留球数HがH<4となった場合、抽選手段57で行われる始動チャッカー27への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
作動制御手段62は、所定の契機で始動チャッカー27を開閉動作させ、或いは、抽選手段57での抽選による大当たり発生時にアタッカー5を開放して所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返すように制御する。
演出制御手段64は、遊技制御手段59からの指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光させ、遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。また表示制御手段65は、遊技制御手段59からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。
放音装置12は、演出制御手段64の制御に従ってスピーカー(図示せず)を駆動させ、演出に応じた効果音を発する。演出用照明装置8,11は、演出制御手段64の制御に従ってその内蔵する電飾ランプ(図示せず)を発光駆動(点灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。画像表示装置35は、表示制御手段65の制御に従って作動し、演出データや抽選手段57での抽選結果に応じた演出表示を行う。
また、ホールコンピュータ67は、遊技店の運営に必要なデータを収集、集計する機能を備える装置であり、データテーブル69を有する演出制御手段68を内蔵している。
演出制御手段68は、データテーブル69を有しており、該データテーブル69には、演出情報出力手段58から受信した演出情報(演出信号)a〜gに対応する対応コードA,B,C,D,E,F,Gと、これら対応コードA〜Gにそれぞれ付加された演出事項とが予め設定されて、テーブルTb11,Tb12,Tb13,Tb14,Tb15,Tb16,Tb17にそれぞれ登録されている。従って、演出制御手段68は、受信した対応コード(演出情報)a〜gに対応する演出事項を各テーブルTb11〜Tb17から選定し、該選定した演出事項に基づき、データ表示器70の画像表示部71の通常時における図4に示す表示を変更して、スーパーリーチや大当たりに関連する演出を、文字や画像等で行うように制御する。
すなわち、演出制御手段68は、演出情報出力手段58から受信した演出信号(演出情報)としての対応コードa〜gの何れかに基づき、乱数情報の種別に応じた演出(つまり、熱い寒いや信頼度20%等の特定の文字の表示、或いは、予め設定されているキャラクタ像の表示)をデータ表示器70に行うように制御する。上記データテーブル69のテーブルTb11〜Tb17には、上記演出事項として、ノーマルリーチ、普通のスーパーリーチ、熱いスーパーリーチ、激熱のスーパーリーチ、プレミアムリーチ、確率変動当たり、通常当たりに係る制御情報がそれぞれ登録されている。
データ表示器70は、画像表示部71、照明部72及び放音部73を備えている。画像表示部71は、図4に示すように、データ表示器70の中央部分に位置して、スタート回数(即ち、前回の大当たり終了からの図柄表示装置35での図柄移動回数(いわゆる回転数)、過去最高大当たり回数、本日の大当たり回数、本日の大当たり回数のうちの確率変動当たり回数、前日の大当たり回数、前日の大当たり回数のうちの確率変動当たり回数、前々日の大当たり回数、及び、前々日の大当たり回数のうちの確率変動当たり回数を表示する。照明部72は、画像表示部71の上下に位置して、演出制御手段68の制御に応じた発光(点灯、点滅)演出を行う。放音部73は、画像表示部71の左右に位置して、演出制御手段68の制御に応じた放音演出を行う。
次に、本パチンコ機1による作用について、図7のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、不図示の発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、始動チャッカー27や入賞口25,26に適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口(図示せず)から遊技盤3背面側に排出される。
つまり、遊技領域3aに向けて打ち出された多数の遊技球Baは、その一部がワープ導入口37から導入されて放出口4から遊技球ステージS上に放出され、その一部が球放出口49から放出されて始動チャッカー27に向け落下し、この始動チャッカー27に高確率で入賞する。この際、障害釘30への当接状況によっては、始動チャッカー27に入賞できないこともある。一方、球放出口49からではなく遊技球ステージSから直接に落下する遊技球Baは、始動チャッカー27と異なる方向に向かう。この際、当該遊技球Baは、落下方向が、始動チャッカー27上の一対の障害釘30の間を通過して入球し得る方向と異なっても、障害釘30の左右に打ち込まれた所謂ジャンプ釘(図示せず)や、このジャンプ釘から左右方向に配列された道釘(図示せず)で弾き返されることで、障害釘30に絡んでその間を落下して始動チャッカー27に入球することもある。
ところで、上述したように始動チャッカー27や入賞口25,26の何れかに遊技球Baが入賞した場合、入賞判定手段55が当該入賞を判定して入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段60は、保留球Hが0<H<5であるか否かを常時判定しており、0<H<5を満たすと判定したときには、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段59を介して表示制御手段65に順次送信し、図柄変動禁止フラグをオンすると共に、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段60は、当該保留球の消費に応じて保留球数HがH<4となった場合、抽選手段57で行われる始動チャッカー27への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
また、最大保留球数未満での始動チャッカー27への入賞を契機として、抽選手段57が、大当たり抽選と共に、リーチ演出関連の抽選用メモリから乱数値を取得して各種リーチに係る抽選を行い、当選した演出に係る信号(乱数情報)を出力する。そして、乱数情報取得手段56は、抽選手段57における、大当たり抽選で得られた確変当たり又は通常当たりに関する乱数情報、或いは、リーチ演出関連の抽選で得られた乱数情報を取得する。
すると、演出情報出力手段58が、乱数情報取得手段56から受けた乱数情報に対応する演出情報(対応コードa〜g)の何れかを演出信号として、ホールコンピュータ67の演出制御手段68に送信する。これにより、演出制御手段68が、演出情報出力手段58からの演出情報a〜gに対応する対応コードA〜Gに従って、データテーブル69のテーブルTb11〜Tb17から演出事項を選定する。そして、演出制御手段68は、該選定した演出事項に係る制御情報に基づき、データ表示器70における画像表示部71の図4に示す通常表示を変更して、スーパーリーチや大当たりに関連する演出を行うように制御する。
これにより、データ表示器70の画像表示部71上にて、図柄表示装置35の画面上で繰り広げられる演出表示と同種の内容を示す演出表示が繰り広げられると共に、照明部72及び放音部73にて発光演出及び放音演出が行われるので、遊技者は、図柄表示装置35における演出表示と併せてデータ表示器70における演出表示を視認し、発光演出や放音演出に興じることができる。従って、遊技者を遊技に飽きさせることなく、期待感を高めさせ、新奇で興趣の高い演出を満喫させることができる。
ここで例えば、遊技機がスロットマシンであるような場合、スロットマシンには図柄表示装置35のような図柄表示装置を有しないタイプのものも数多く存在しており、従って、そのようなタイプのスロットマシンにあっても、遊技者を飽きさせることなく期待感を高めさせ、新奇で興趣の高い演出を提供できるようになる。そして、スロットマシンの場合、乱数情報取得手段56で取得される乱数情報は、スーパーリーチ等のリーチに関するものではなく、チェリーやスイカ等の特別小役、並びにベルやリプレイ等の小役に関するものとなる。
ステップS3において、大当たり抽選で当選した場合、抽選手段57が当たりフラグをオンすると、抽選手段57が、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たり又は通常当たりに対応する変動パターンを決定する。これにより、ステップS4において、画像表示装置35に表示されるべき当たり図柄がセットされ、抽選手段57は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。同時に、データ表示器70においても、演出制御手段68の制御により、大当たりに関連する演出表示が行われるため、遊技者に対する演出効果は極めて大きなものとなる。
なお、本実施の形態では、演出制御手段68が、演出情報出力手段58からの演出情報a〜gに応じて画像表示部71にスーパーリーチや大当たりに関連する演出を行うのであるが、例えば、大当たりの乱数値(乱数情報)に対応させて予め設定した1つの特定キャラクタを用意し、かつ大当たり乱数情報取得時の当該キャラクタの出現確率を低く設定しておくことで、この特定キャラクタが画像表示部71上に出現したとき、それが大当たり確定であることを知っている遊技者に、大きな喜悦感を与え、演出性をより高めるようにすることも可能である。
一方、ステップS3において大当たり抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、画像表示装置35に表示される外れ図柄がセットされ、抽選手段57は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
以上のようにして、遊技制御手段59が、画像表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段65に送信することに基づき、表示制御手段65は、画像表示装置35を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。同時に、データ表示器70においても、演出制御手段68の制御で、種々の演出表示が行われる。
そして、画像表示装置35の画面上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段62は、所定のタイミングでアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返させる。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数のパチンコ機1のそれぞれが、抽選手段57にて所定の契機で行われる抽選で得られた乱数情報を取得する乱数情報取得手段56と、取得された乱数情報に基づく演出信号をホールコンピュータ67に送信する演出情報出力手段58とを備え、ホールコンピュータ67が、演出情報出力手段58から受信した演出信号に基づき、乱数情報の種別に応じた演出をデータ表示器70に行わせるように制御する演出制御手段68を備える。このため、従来は遊技の結果に影響を及ぼさない情報のみを表示していたデータ表示器を、演出用に活用することができ、データ表示器70上で行われる演出を遊技者に視認させることで、可及的に新奇で興趣を高めた演出を提供でき、遊技者の興味を持続させ、飽きさせないようにすることができる。
また本実施形態では、演出情報出力手段58が、乱数情報取得手段56にて取得される乱数情報の種別に対応するように予め設定された演出情報(対応コードa〜g)を有し、乱数情報取得手段56から受信した乱数情報に対応する演出情報を演出信号として演出制御手段68に送信する。このため、演出制御手段68が、パチンコ機1で行われた抽選の結果を、演出情報出力手段58から受信した演出信号に即した演出としてデータ表示器70上で奏することができる。この場合、データ表示器70上での演出に音声、発光、画像表示等を用いるので、種々の効果音、発光パターンや発光色によって演出性をより高めることができる。
更に本実施の形態では、演出制御手段68が、演出情報出力手段58から受信した演出信号の演出情報に対応する演出事項が予め用意されたデータテーブル69を有し、受信した演出情報に対応する演出事項をテーブルTb11〜Tb17から選定し、該選定した演出事項に係る制御情報に基づき、データ表示器70の演出を制御する。このため、演出情報出力手段58から受信した演出情報に対応する演出事項をテーブルTb11〜Tb17から瞬時に選定して、パチンコ機1で行われた抽選の結果を、演出情報出力手段58からの演出情報に即した演出としてデータ表示器70上で速やかに奏することができる。
<第2の実施の形態>
ついで、図8に沿って、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
ついで、図8に沿って、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
すなわち、本第2の実施形態では、第1の実施形態における送信手段としての演出情報出力手段58に代えて、乱数情報取得手段56で取得された乱数情報をそのまま演出信号として送信する乱数情報出力手段75が設けられると共に、第1の実施形態におけるデータテーブル69を有する演出制御手段68に代えて、乱数情報出力手段75から受信した乱数情報に基づいてデータ表示器70を演出制御する演出制御手段74が設けられている。本第2の実施形態では、これらの点以外は、第1の実施形態と略々同一なので、主要部分に同一符号を付してその説明を省略する。
以上の第2の実施形態によれば、上述の第1の実施形態とほぼ同様の作用効果に加え、以下のような効果を得ることができる。すなわち、乱数情報出力手段75が、乱数情報取得手段56にて取得された乱数情報をそのまま演出信号として演出制御手段74に送信するので、パチンコ機1で行われた抽選の結果を、乱数情報出力手段75から受信した乱数情報に即した演出としてデータ表示器70上で奏することができる。そして、データ表示器70上での演出に音声、発光、画像表示等を用いることで、種々の効果音、発光パターンや発光色による高い演出性を提供することができる。また、図3に示したようなデータテーブル58a,69が不要になるため、装置構成がやや簡略化される。
以上説明した第1及び第2の実施形態では、遊技機としてパチンコ機1を用いたので、パチンコ機1に備える図柄表示装置35上で奏される演出と、データ表示器70上で奏される演出とを併せた形で提供し、遊技者を飽きさせない演出性を得ることができる。一方、遊技機としてスロットマシンを用いる場合、液晶等の画像表示部を有するスロットマシンにあっては、データ表示器70と併せた形で演出を奏することで演出の幅を広げることができ、また画像表示部を有さないスロットマシンにあっては、データ表示器70で繰り広げられる演出を回胴リールの動作と併せ、遊技者を飽きさせない興趣の高い遊技性を提供することができる。
なお、第1及び第2の実施形態では、パチンコ機1に対応してその上部に配置されたデータ表示器70に対して当該パチンコ機1に係る演出表示を行うように構成したが、これに限らず、例えば、或るパチンコ機1に係る演出表示を、その隣りのパチンコ機1の上部のデータ表示器70に対して行うように構成することも可能である。その場合、上述した演出性とはやや異なる、より新奇な演出を奏することができるようになる。
また、データ表示器70の何れかの部位に演出役物を設置し、当該演出役物を、演出制御手段68による制御により特定の乱数値(乱数情報)に対応して作動させるように構成することも可能である。或いは、データ表示器70を、特定の乱数値(乱数情報)に対応して振動させるように構成することも可能である。更に、データ表示器70の何れかの部位に通気口を設け、特定の乱数値(乱数情報)に対応してデータ表示器70内から風を送って遊技者に風を当て、意外性による期待感を与えるように構成することも可能である。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
1:遊技機(パチンコ機)
56:乱数情報取得手段
57:抽選手段
58、75:送信手段(演出情報出力手段、乱数情報出力手段)
67:ホールコンピュータ
68、74:演出制御手段
69:データテーブル
70:データ表示器
a〜g:演出情報(対応コード)
G:遊技機群
Is:遊技島設備
56:乱数情報取得手段
57:抽選手段
58、75:送信手段(演出情報出力手段、乱数情報出力手段)
67:ホールコンピュータ
68、74:演出制御手段
69:データテーブル
70:データ表示器
a〜g:演出情報(対応コード)
G:遊技機群
Is:遊技島設備
Claims (6)
- それぞれに抽選手段を有する複数の遊技機からなる遊技機群と、前記遊技機に係る情報表示を行う複数のデータ表示器と、それら遊技機群及びデータ表示器間に接続するホールコンピュータと、を備え、
前記複数の遊技機のそれぞれが、前記抽選手段で行われる抽選で得られた乱数情報を取得する乱数情報取得手段と、取得された前記乱数情報に基づく演出信号を前記ホールコンピュータに送信する送信手段と、を備え、
前記ホールコンピュータが、前記送信手段から受信した前記演出信号に基づき、前記乱数情報の種別に応じた演出を前記データ表示器に行わせるように制御する演出制御手段を備えてなる、
ことを特徴とする遊技島設備。 - 前記送信手段は、前記乱数情報取得手段から受けた乱数情報に対応して予め設定された演出情報を前記演出信号として前記演出制御手段に送信してなる、
請求項1に記載の遊技島設備。 - 前記演出制御手段は、前記送信手段から受信した前記演出情報に対応する演出事項が予め用意されたデータテーブルを有して、受信した前記演出情報に応じて前記データテーブルから選定した演出事項に基づいて前記データ表示器の演出を制御してなる、
請求項2に記載の遊技島設備。 - 前記送信手段は、前記乱数情報取得手段にて取得された乱数情報をそのまま前記演出信号として前記演出制御手段に送信し、かつ、
前記演出制御手段は、受信した前記乱数情報に基づいて前記データ表示器の演出を制御してなる、
請求項1に記載の遊技島設備。 - 前記遊技機は、パチンコ機である、
請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の遊技島設備。 - 前記遊技機は、スロットマシンである、
請求項1ないし4のうち何れか1項に記載の遊技島設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005306073A JP2007111264A (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 遊技島設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005306073A JP2007111264A (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 遊技島設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007111264A true JP2007111264A (ja) | 2007-05-10 |
Family
ID=38093988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005306073A Withdrawn JP2007111264A (ja) | 2005-10-20 | 2005-10-20 | 遊技島設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007111264A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014223252A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-04 | 京楽産業.株式会社 | 遊技情報提供装置 |
JP2014223253A (ja) * | 2013-05-17 | 2014-12-04 | 京楽産業.株式会社 | 遊技情報提供装置 |
JP2016172130A (ja) * | 2016-07-05 | 2016-09-29 | 株式会社北電子 | 遊技用装置及びプログラム |
JP2018118125A (ja) * | 2018-04-09 | 2018-08-02 | 株式会社北電子 | 遊技用装置及びプログラム |
-
2005
- 2005-10-20 JP JP2005306073A patent/JP2007111264A/ja not_active Withdrawn
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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