JP2006314403A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 全面液晶タイプの弾球遊技機における、これまでにない程に遊技の興趣性を高める手段の提供。
【解決手段】 全面液晶ディスプレー上で擬似遊技球の転動表示を行う擬似遊技球表示制御手段を有することを特徴とする弾球遊技機。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技に関する図柄・演出等の表示を行う表示装置を遊技盤の裏側に備えた、いわゆる「全面液晶タイプ」と称される弾球遊技機に関する。
現在最も普及しているパチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機として、液晶等の画像表示装置上で、通常は三列の図柄列が上下又は左右に図柄変動を行い、所定時間後に停止した結果、有効ライン上に所定態様(例えば「777」)が揃った場合、通常遊技時には閉状態にある大入賞口が開状態となる特別遊技に移行するタイプの機種(いわゆる「デジパチ」や従来の「第一種」と称される機種)である。このような状況下、最近では、演出効果を高める目的でこの画像表示装置を大型化する傾向にある。ここで、画像表示装置を大きくする場合、それに伴って当該画像表示装置を組み込むための開口部を大きくする必要がある結果、遊技球の転動可能な遊技領域が制約される。そこで、遊技領域を圧迫することなく、画像表示装置の表示領域を大きくした弾球遊技機が提案されている。この弾球遊技機は、遊技盤ベースに所定の遊技部材を設けて遊技球が転動可能な遊技領域を形成した遊技盤と、遊技に関する表示を行う表示装置を前記遊技盤の裏側に備えでおり、前記遊技盤ベースは、遊技領域の全部又は一部で、少なくとも表示装置の表示領域と重なる領域を透明性部材で形成し、該透明性部材からなる領域以外が非透明性部材で形成されている。
特開2005−28119
しかしながら、前記のように、当該弾球遊技機は、遊技領域を圧迫することなく画像表示装置の表示領域を大きくすることを目的としているので、前記タイプの弾球遊技機における画像表示装置で表示される内容は、従来の画像表示装置で表示される内容(識別情報の図柄変動や停止表示、予告等の各種演出)と基本的には何ら変わらない。
そこで、本発明は、遊技領域内という限定された場所に画像表示装置を設けた点に着目し鋭意研究した結果、両者の有機的結合の中で初めて達成される、これまでにない程に遊技の興趣性を高める手段があることを発見し、本発明を完成させたものである。
本発明(1)は、遊技盤ベース(遊技盤ベース1a)に所定の遊技部材を設けて遊技球が転動可能な遊技領域(遊技領域1b)を形成した遊技盤(遊技盤1)と、遊技に関する表示を行う表示部(遊技領域表示部14b)を前記遊技盤(遊技盤1)の裏側に備えた弾球遊技機(パチンコ遊技機)であって、前記遊技盤ベース(遊技盤ベース1a)は、遊技領域(遊技領域1b)の全部又は一部で、少なくとも表示部(遊技領域表示部14b)の表示領域と重なる領域が透明性部材で形成されている弾球遊技機(パチンコ遊技機)において、前記表示部(遊技領域表示部14b)上で擬似遊技球の転動表示を行う擬似遊技球表示制御手段(擬似遊技球表示制御手段233)を有することを特徴とする弾球遊技機である。
本発明(2)は、前記擬似遊技球の表示内容を決定する擬似遊技球表示内容決定手段(擬似遊技球表示内容決定手段231)を更に有する、前記発明(1)の弾球遊技機(パチンコ遊技機)である。
前記弾球遊技機(パチンコ遊技機)が、
遊技球が流入可能である始動入賞口(始動入賞口11)と、
開状態と閉状態を採り得る可変入賞口(大入賞口12)と、
識別情報を変動表示及び停止表示可能な識別情報表示部(特別図柄表示部14a)と、
前記始動入賞口(始動入賞口11)への遊技球の流入に基づき、遊技内容決定乱数を取得する遊技内容決定乱数取得手段(乱数取得判定実行手段112)と、
前記遊技内容決定乱数に基づき、前記識別情報の変動内容と停止識別情報を決定する識別情報表示内容決定手段(図柄内容決定手段114)と、
前記識別情報表示内容決定手段(図柄内容決定手段114)により決定された表示内容に従い、前記識別情報表示部上で前記識別情報を前記変動内容で変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する識別情報表示制御手段(特別図柄表示制御手段120)と
前記停止識別情報が所定態様である場合、遊技者にとって有利な状態へ前記可変入賞口(大入賞口12)を可変させる特別遊技への移行を決定する特別遊技移行決定手段(特別遊技移行決定手段110)と、
前記特別遊技を実行するための特別遊技実行手段(特別遊技移行判定実行手段140)とを有するパチンコ遊技機であって、
前記擬似遊技球表示内容決定手段(擬似遊技球表示内容決定手段231)が、前記識別情報表示内容決定手段(図柄内容決定手段114)により決定された表示内容に基づき、擬似遊技球の表示内容を決定する、前記発明(2)の弾球遊技機(パチンコ遊技機)である。
ここで、本明細書における各用語の意義について説明する。「所定の遊技部材」とは、遊技に関する部材である限り特に限定されず、遊技釘、各種入賞口、風車等が例示される。「入賞」とは、賞球の払出の有無に関わらず、遊技者に対して何らかの利益状態を生じ得るもの一切を包含する概念であり、いわゆる「スルーチャッカー」も含む。「開状態」とは、遊技球が流入し易い状態を指し、「閉状態」とは、遊技球が流入不能な状態や遊技球が流入困難な状態を指す。「遊技内容決定乱数」とは、パチンコ遊技機において何らかの遊技内容を決定するための乱数であり、例えば、特別遊技の移行と関連した「当選乱数」、識別図柄の変動態様(又は変動時間)を決定するための「変動態様決定乱数」、特別図柄の停止図柄を決定する「特別図柄決定乱数」等を挙げることができる。尚、変動態様の内容や確定識別情報の内容等を決定する際、これらすべての乱数を使用する必要はなく、互いに同一又は相違する、少なくとも一つの乱数を使用すればよい。
本発明(1)によれば、単なる図柄や演出表示とは異なり、実際の遊技球が転動する遊技領域に擬似遊技球を転動表示させるので、遊技者が擬似遊技球を実際の遊技球であると錯覚する結果、実際に発射した遊技球よりも多い球数遊技したという満足感を与えると共に、実際に遊技領域内に発射された遊技球の転動軌跡を楽しむことに加え、擬似的に遊技領域内に発射された遊技球の転動軌跡をも二重に楽しむことが可能になるという効果も奏する。
本発明(2)によれば、前記発明(1)の効果に加え、擬似遊技球の表示内容を決定する擬似遊技球表示内容決定手段を更に有しているので、状況に応じて異なった表示内容とすることが可能になるという効果を奏する。
本発明(3)によれば、前記発明(2)の効果に加え、識別情報表示内容決定手段により決定された表示内容に基づき、擬似遊技球の表示内容を決定するよう構成されているので、例えば、決定された当該表示内容の内、「停止識別情報」が「所定態様」である可能性が高い場合に擬似遊技球を表示するようにし、遊技領域内に表示した擬似入賞口に入賞した場合に特別遊技移行が確定するという構成を採ることにより、識別情報表示部での表示に加え、遊技領域表示部での表示に基づいても二重の興奮感を得ることができるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良形態について説明する。尚、あくまで最良の形態であり、本発明が適用可能なパチンコ遊技機、各手段が存在する場所や機能等、各種処理に関しての各ステップの順序、フラグのオン・オフのタイミング、各ステップの処理を担う手段名等につき、以下の態様に限定されるものではない。例えば、本発明が適用可能な遊技機は、特別遊技状態に移行可能なすべての機種である限り何ら限定されず、以下の最良形態における従来の第1種遊技機のみならず、従来の第2種や第3種、一般電役やこれらの複合機等も、本発明の対象となり得る。
はじめに、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の一例を、図を参照しながら説明する。まず、図1に示すように、該パチンコ遊技機は、外枠に対して前枠が回動可能に固定されている構成を採っている。該前枠には、遊技領域1bを有する遊技盤1を収容する収容枠が形成されており、この収容枠に遊技盤1が保持されている。該遊技盤1には、内レール及び外レールにより区画された遊技領域1bが形成されており、この遊技領域1bに、特別図柄の表示等を行う特別遊技表示部14a及び装飾図柄の表示等を行う装飾図柄表示部14bと、打球の流入を検知可能なセンサが取り付けられている始動入賞口11と、特別遊技中に所定条件で図示しないソレノイドで駆動されて開状態をとり得る大入賞口12と、いずれの入賞口にも入賞しなかった打球を遊技領域外に排出するためのアウト口20とが設けられている。ここで、前記特別図柄表示部14a及び前記装飾図柄表示部14bには、図柄変動待機状態にある保留数を表示する保留表示部14a及び保留表示部14b1−1が、夫々設けられている。更に、内レールの末端部付近には、遊技領域1bへの遊技球の放出を感知するための遊技球発射検出装置(センサ)17が設けられている。また、前枠右下には、遊技領域へ遊技球を発射する際の発射強度を連続的又は段階的に変化させ得るハンドルを備えた遊技球発射装置10が設置されている。
次に、図2を参照しながら、遊技盤1とその裏側に設けられた遊技領域表示部14bについて説明する。まず、遊技盤1は、透明な遊技盤ベース1aを有している。遊技盤ベース1aは、前述の始動入賞口11や大入賞口12等の遊技部材を固定保持しており、更に、中央に設けられた方形状の開口部には、特別図柄の変動・停止表示や保留球表示を行う特別図柄表示部14aと装飾図柄の変動・停止表示等を行う装飾図柄表示部14bが組み込まれている。そして、各種画像や文字等が表示可能な遊技領域表示部14bが、この遊技盤ベース1aの裏面全体にわたって設置されている。
ここで、図1及び図2を参照しながら、本発明の一特徴である遊技領域1bで展開される各種表示の様子を説明する。まず、図1に示すように、遊技球Aが遊技領域1b上で軌跡A1で流下している。遊技者は、当該流下の様子を盤面前面から視認可能できる。他方、図2に示すように、当該遊技領域1bの裏面に設けられた遊技領域表示部14bでは、擬似遊技球B、擬似入賞口C及び擬似アウト口Dが表示されている(更に、擬似遊技球Bが擬似入賞口Cに向かって軌跡B1で流下している様子と、擬似遊技球Bが擬似アウト口Dに向かって軌跡B2で流下している様子を示している)。ここで、前記のように、遊技盤ベース1aが透明部材から構成されているので、遊技者は、遊技盤ベースを介して遊技領域表示部14b上での表示内容を遊技盤前面から視認できる(図1参照)。
次に、図3のブロック図を参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の各要素について説明する。まず、主制御装置100は、各種周辺機器、即ち、遊技球が入賞した際に入賞信号を発するセンサが取り付けられた始動入賞口11、通常遊技状態においては閉状態であるが特別遊技状態において開状態に可変する大入賞口12、特別図柄や装飾図柄が変動表示及び停止表示等を行なうディスプレー(識別情報表示部)14、特別図柄以外の表示制御(例えば、装飾図柄の変動・停止表示や擬似遊技球の表示制御)を行う表示制御装置200、賞球払出制御手段150からの指示に基づき所定個数の賞球を払い出す賞球払出装置18と情報伝達可能に接続されている。更に、ディスプレー14の演出用画像表示部14bは、表示制御装置200と情報伝達可能に接続されている。尚、ディスプレー14は、特別図柄表示部14aと演出用画像表示部14bとから成り立っており、前者は主制御装置100により、後者は表示制御装置200により制御される。以下、各要素について詳述する。
まず、主制御装置100は、遊技者に有利な特別遊技状態に移行するか否かの判定を行う特別遊技移行決定手段110と、特別図柄表示部14a上で所定時間特別図柄を変動させた後に停止表示する制御を行う特別図柄表示制御手段120と、表示制御装置200側で表示制御を行うに際して必要なすべての情報{例えば、停止図柄の属性(例えば、確率変動当たり、通常当たり、外れ)、変動態様に関する情報(例えば、変動時間)}を送信するための情報送信手段130と、停止した特別図柄が所定態様であるか否かの判定を行なうと共に、所定態様である場合には、大入賞口12を所定条件で開状態にするという特別遊技を実行するための特別遊技移行判定実行手段140と、始動入賞口11等をはじめとする各種入賞口への遊技球の入賞に基づき所定の賞球の払出を行うように賞球払出装置18を制御する賞球払出制御手段150とを有する。ここで、特別遊技移行決定手段110は、始動入賞口11へ遊技球が入賞したか否かを判定する始動入賞口入賞判定手段111と、始動入賞口11への遊技球の入賞に基づき乱数を取得するか否かを判定すると共に判定結果に応じて遊技内容決定乱数(例えば、当選乱数、変動態様決定乱数、特別図柄決定乱数等)を取得する乱数取得判定実行手段112と、取得した遊技内容決定乱数に基づく図柄変動が許可されていない場合に当該乱数を保留情報記録手段113aに記録するための保留情報記録判定実行手段113と、遊技内容決定乱数に基づき、特別図柄の停止図柄と変動態様(変動時間等)を決定する図柄内容決定手段114とを有している。また、特別図柄表示制御手段120は、前記図柄内容決定手段114により決定された変動時間を管理するための図柄変動時間管理手段121を更に有している。ここで、図柄変動時間管理手段121は、ゼロクリア可能なタイマ121a(デクリメントカウンタ)を更に有している。
次に、本最良形態に係るパチンコ遊技機における周辺機器について詳述する。まず、ディスプレー14は、前記のように、主制御装置100からの指示に基づき特別図柄の変動表示及び停止表示を行なうと共に、現時点での保留情報の報知を行なう特別図柄表示部14aと、後述する表示制御装置200からの指示に基づき装飾図柄の変動表示及び停止表示を行なうことを含め、特別遊技移行とは直接関係しない各種演出表示を行なう演出用画像表示部14bとを有している。ここで、演出用画像表示部14bは、物理的に一体又は別々である、装飾図柄表示部14bと遊技領域表示部14bとで構成される(尚、図2では両部14b及び14bが別体である例を示している)。加えて、表示制御装置200は、遊技領域1への遊技球の発射を検出するための遊技球発射検出装置17と情報伝達可能に接続されている。以下、表示制御装置200について詳述する。
表示制御装置200は、主制御装置100側からの表示情報{例えば、図柄の変動時間や図柄の属性(当たりの普通図柄、当たりの確率変動図柄、外れ図柄)、図柄変動の開始タイミングや確定表示タイミング情報}を受信するための表示情報受信手段210と、装飾図柄表示部14bでの表示に関する一切の制御を行なう装飾図柄表示部制御手段220と、遊技領域表示部14bでの表示に関する一切の制御を行なう遊技領域表示制御手段230とを有している。ここで、装飾図柄表示部制御手段220は、前記主制御装置100側からの情報及び変動内容決定テーブル221aに基づき、装飾図柄の表示内容(装飾図柄の停止図柄や変動態様)を決定するための装飾図柄表示内容決定手段221と、前記装飾図柄表示内容決定手段221による決定内容に従い、装飾図柄の表示制御を行う装飾図柄表示制御手段222を更に有している。
次に、遊技領域表示制御手段230は、主制御装置100側からの図柄内容情報に基づき、擬似遊技球を発射表示するか否かを決定すると共に、発射表示を決定した際には、擬似遊技球表示内容決定テーブル231aを参照して、擬似遊技球表示内容(例えば、擬似遊技球の軌跡、発射から擬似V入賞口又は擬似アウト口に到達するまでの時間、擬似V入賞口の表示位置等)を決定するための擬似遊技球表示内容決定手段231と、前記擬似遊技球表示内容に関する情報を一時的に記憶するための擬似遊技球表示内容記憶手段232と、前記擬似遊技球表示内容記憶手段232に記憶されている擬似遊技球表示内容に関する情報に従い、遊技領域表示部14b上での擬似遊技球発射表示の制御を行なう擬似遊技球表示制御手段233とを有している。ここで、擬似遊技球表示制御手段233は、擬似遊技球の表示を時間管理するためのタイマ233aを更に有している。尚、表示制御装置200は、図示しないが、他にも、装飾図柄が変動していない状況で行うデモ表示、特別遊技中の表示、確率変動遊技時や時間短縮遊技時に行う特殊背景表示等を行う各種手段を有している。
次に、本最良形態に係る処理の流れを説明する。まず、図4は、主制御装置100が行う一般的な処理の流れを示したメインフローチャートである。図4に示すように、主制御装置100は、第1種特別遊技決定用乱数取得処理300、第1種特別遊技移行決定・特別図柄表示処理400、第1種特別遊技実行処理500、賞球払出処理600の各処理をループして行っている。そして、各処理の条件が成立した際、当該処理を行うこととし、当該条件が不成立の場合には当該処理をスキップしている。各処理の概要を説明する(以下で詳述されている処理を除く)と、賞球払出処理600は、すべての入賞口(始動入賞口、大入賞口等)への入賞を受け、賞球払出制御手段150が、賞球払出装置18を駆動して行う、予め各入賞口に設定された払出数に対応した所定個数の賞球払出処理である。以下、第1種特別遊技決定用乱数取得処理300から詳述する。尚、本最良形態における処理では、ある処理の途中(終了していない状況)で他の処理に移行し、かつ、他の処理が終了した後に当該処理の途中に戻る必要がある場合には、他の処理が終了した後に再び当該処理の途中に戻ることを担保するため、例えば、当該処理の途中から他の処理に移行する際にフラグを発生させる等のステップが存在する。但し、フローチャートが複雑になるので、以下のフローチャートでは、このようなステップは原則として割愛することとする。
はじめに、図5のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係る第1種特別遊技決定用乱数取得処理300について説明する。まず、ステップ302で、始動入賞口入賞判定手段111が、始動入賞口11に入賞したか否かを判定する。ステップ302でYesの場合、ステップ304で、乱数取得判定実行手段112は、保留情報記録手段113aを参照し、保留球が上限(例えば4個)でないか否かを判定する。ステップ304でYesの場合、ステップ306で、乱数取得判定実行手段112は、遊技内容決定乱数(当選乱数、変動態様決定乱数、特別図柄決定乱数等)を取得し、保留情報記録判定実行手段113が、何個目の保留であるかという情報と共に当該乱数を保留情報記録手段113aにセットする。そして、ステップ308で、情報送信手段130は、表示制御装置200側に当該保留情報を送信し、次の処理(第1種特別遊技移行決定・特別図柄表示処理400)に移行する。尚、ステップ302及びステップ304でNoの場合も、次の処理(第1種特別遊技移行決定・特別図柄表示処理400)に移行する。
次に、図6のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係る第1種特別遊技移行決定・特別図柄表示処理400について説明する。まず、ステップ402で、特別遊技移行決定手段110は、変動開始条件が成立しているか否かを判定する。ステップ402でYesの場合、ステップ404で、図柄内容決定手段114が、遊技内容決定乱数(例えば、当選乱数及び特別図柄決定乱数)に基づいて特別図柄に関する停止図柄を決定すると共に、遊技内容決定乱数(例えば、当選乱数及び変動態様決定乱数)に基づいて特別図柄の変動態様(変動時間)を決定する。次に、ステップ406で、情報送信手段130が、ステップ404で決定した特別図柄に関する情報を表示制御装置200に送信する。次に、ステップ408で、図柄変動時間管理手段121が、所定時間(前記図柄内容決定手段114が決定した図柄の変動時間)をタイマ121aにセットする。次に、ステップ410で、特別図柄表示制御手段120は、特別図柄表示部14a上で、前記図柄内容決定手段114により決定された変動態様に従い、特別図柄の変動表示を開始する。そして、ステップ412で、図柄変動時間管理手段121が、前記所定時間に到達したか否かを判定する。
ステップ412でYesの場合、ステップ414で、情報送信手段130が、所定時間に到達した旨のコマンドを表示制御装置200側に送信する。次に、ステップ416で、特別図柄表示制御手段120は、特別図柄表示部14a上での特別図柄の変動表示を停止し、前記図柄内容決定手段114により決定された停止図柄を確定停止図柄として表示制御する。次に、ステップ418で、特別遊技移行決定手段110は、特別図柄表示部14a上で停止した特別図柄が特定態様(当たり)であるか否かを判定し、特定態様である場合には、ステップ420で、第1種特別遊技実行フラグをオンにし、次の処理(第1種特別遊技実行処理500)に移行する。他方、ステップ402でNoの場合、ステップ422で、特別遊技移行決定手段110は、特別図柄が変動中であるか否かを判定する。ステップ422でYesの場合、ステップ412に移行する。尚、ステップ412及びステップ422でNoの場合も、次の処理(第1種特別遊技実行処理500)に移行する。
次に、図7のフローチャートを参照しながら、本最良形態に係る第1種特別遊技実行処理500について説明する。まず、ステップ502で、特別遊技移行判定実行手段140が、第一種特別遊技実行フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ502でYesの場合、ステップ504で、特別遊技移行判定実行手段140は、第一種特別遊技実行フラグをオフにする。次に、ステップ506で、特別遊技移行判定実行手段140は、第一種特別遊技実行継続フラグをオンにし、ステップ510に移行する。他方、ステップ502でNoの場合、ステップ508で、特別遊技移行判定実行手段140は、特別遊技実行継続フラグがオンであるか否かを判定する。そして、ステップ508でYesの場合には、ステップ510に移行する。尚、ステップ508でNoの場合には、特別遊技移行判定実行手段140は、特別遊技の許可が下りていないと判定し、次の処理(賞球払出処理600)に移行する。
次に、ステップ510で、特別遊技移行判定実行手段140は、ラウンド継続フラグがオンであるか否か、換言すれば、当該ラウンドが途中であるか否かを判定する。ステップ510でYesの場合、即ち、当該ラウンドが途中である場合、以下で詳述するステップ512〜520の処理を行うことなく、ステップ522に移行する。他方、ステップ510でNoの場合、即ち、当該ラウンドの開始直前である場合、まず、ステップ512で、特別遊技移行判定実行手段140は、タイマをゼロクリアすると共に所定値(例えば30秒)セットする。次に、ステップ514で、特別遊技移行判定実行手段140は、入賞球カウンタをゼロクリアする。そして、ステップ516で、特別遊技移行判定実行手段140は、ラウンド数カウンタに1を加算する。尚、ラウンド数カウンタ内に記録されているラウンド数は、特別遊技開始直後(初期値)は0であり、以後ラウンドを重ねていく毎に1ずつインクリメントされる。次に、ステップ518で、特別遊技移行判定実行手段140は、ラウンド継続フラグをオンにする。そして、ステップ520で、特別遊技移行判定実行手段140は、大入賞口12のソレノイドを駆動して大入賞口12を開放し、ステップ522に移行する。
次に、ステップ522で、特別遊技移行判定実行手段140は、入賞球カウンタを参照して当該ラウンドで所定球(例えば10球)の入賞球があったか否かを判定する。ステップ522でYesの場合には、ステップ526に移行する。他方、ステップ522でNoの場合、ステップ524で、特別遊技移行判定実行手段140は、タイマを参照して所定時間が経過したか否かを判定する。ステップ524でYesの場合にも、ステップ526に移行し、Noの場合には、次の処理(賞球払出処理600)に移行する。
次に、ステップ526で、特別遊技移行判定実行手段140は、ソレノイドの駆動を停止して大入賞口12を閉鎖する。そして、ステップ528で、特別遊技移行判定実行手段140は、ラウンド継続フラグをオフにする。次に、ステップ530で、特別遊技移行判定実行手段140は、ラウンド数カウンタを参照して、当該ラウンドが最終ラウンドか否かを判定する。ステップ530でYesの場合、ステップ532で、特別遊技移行判定実行手段140は、第一種特別遊技実行継続フラグをオフにし、次の処理(賞球払出処理600)に移行する。尚、ステップ524及びステップ530でNoの場合にも、次の処理(賞球払出処理600)に移行する。
次に、本最良形態に係るパチンコ遊技機における表示制御装置200側で行なわれる各種処理について説明する。表示制御装置200は、非遊技状態時、通常遊技状態時(確率変動状態時や時間短縮遊技状態時を含む)及び特別遊技状態時の夫々で、装飾図柄表示部14b及び遊技領域表示部14b上で様々な画像表示処理を行っている。以下では、図8のフローチャートを参照しながら、装飾図柄表示部14b側の表示制御に係る装飾図柄表示内容決定・表示処理900について詳述する。
まず、ステップ902で、表示情報受信手段210は、特別図柄に関する変動態様情報(例えば、変動時間に関する情報)及び停止図柄情報{例えば、当たり図柄表示をすべきか、外れ図柄表示をすべきか、当たり図柄表示をする場合には、確率変動当たり図柄、通常当たり図柄のいずれにすべきか等の情報}を主制御装置100側より受信したか否かを判定する。ステップ902でYesの場合、ステップ904で、装飾図柄表示内容決定手段221は、主制御装置100側からの前記図柄情報に基づき、当該変動に係る装飾図柄の変動態様と停止図柄を決定する。次に、ステップ906で、装飾図柄表示制御手段222は、前記ステップ904での決定内容に従い、装飾図柄表示部14b上で装飾図柄の変動表示を開始する。そして、ステップ908で、表示情報受信手段210は、主制御装置100側から、確定表示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ908でYesの場合、ステップ910で、装飾図柄表示制御手段222は、ステップ904での決定内容に従い、装飾図柄の停止図柄を確定表示し、次の処理に移行する。尚、ステップ902及びステップ908でNoの場合にも、次の処理に移行する。
次に、図9のフローチャートを参照しながら、遊技領域表示部14b側の表示制御に係る遊技領域表示内容決定・表示処理1000について詳述する。まず、ステップ1002で、表示情報受信手段210は、図柄内容情報{例えば、図柄の属性に関する情報(当たりか外れか、当たりである場合には確率変動当たりであるか否か)や図柄変動時間に関する情報}を主制御装置100側より受信したか否かを判定する。ステップ1002でYesの場合、ステップ1004で、遊技領域表示制御手段230は、前記受信情報が特定情報(例えば、図柄が当たりの場合や変動時間が所定時間以上の場合)か否かを判定する。ステップ1004でYesの場合、ステップ1006で、擬似遊技球表示内容決定手段231は、主制御装置100側からの前記図柄内容情報に基づき、擬似遊技球表示内容決定テーブル231aを参照して、擬似遊技球表示内容(例えば、擬似遊技球の軌跡、発射から擬似V入賞口又は擬似アウト口に到達するまでの時間、擬似V入賞口の表示位置等)を決定する一方、擬似遊技球表示内容記憶手段232は、当該擬似遊技球表示内容に関する情報を記憶する。そして、ステップ1008で、擬似遊技球表示制御手段230は、特別図柄に関する変動態様情報のうち、変動時間に関する情報をタイマ233aにセットし、タイマをスタートする。次に、ステップ1010で、擬似遊技球表示制御手段233は、擬似遊技球表示内容記憶手段232及びタイマ233aを参照し、当該図柄変動の残り時間が擬似V入賞口又は擬似アウト口への到達時間以上である否かを判定すると共に、遊技球発射検出装置17が遊技球の遊技領域1への発射を検出したか否かを判定する。ステップ1010でYesの場合、ステップ1012で、擬似遊技球表示制御手段233は、擬似遊技球表示内容記憶手段232を参照し、擬似遊技球表示内容記憶手段232に記憶されている擬似遊技球表示内容に関する情報に従い、遊技領域表示部14b上で、所定位置に擬似V入賞口及び擬似アウト口を表示すると共に擬似遊技球を1個発射し、所定の軌跡を辿って所定時間後に擬似V入賞口及び擬似アウト口のいずれか一方に入賞する表示制御を行い、次の処理に移行する。他方、ステップ1010でNoの場合、ステップ1014で、表示情報受信手段210は、主制御装置100側から、確定表示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ1014でYesの場合、ステップ1016で、擬似遊技球表示内容記憶手段232は、擬似遊技球表示内容に関する情報をクリアし、次の処理に移行する。尚、ステップ1002及びステップ1004でNoの場合にも、次の処理に移行する。
次に、図10のタイミングチャートを参照しながら、本最良形態に係るパチンコ遊技機の作用について説明する。まず、図中、「遊技球発射検出」は、遊技球発射検出装置17が遊技領域1への遊技球の発射を検出した状態を示している。また、「擬似遊技球表示」は、遊技領域表示部14b上で擬似遊技球が表示状態にあることを示している。ここで、「ON」は、遊技領域表示部14b上に擬似遊技球、擬似V入賞口及び擬似アウト口の表示状態を示している。「図柄変動」は、図柄変動中(「ON」)及び非変動中(「OFF」)を示している。「擬似遊技球発射決定」は、図柄変動開始時に、遊技領域表示部14b上に擬似遊技球に関する表示決定がなされたか否かを示している。「擬似遊技球表示時間」は、擬似遊技球が擬似V入賞口又は擬似アウト口へ到達するまでの時間を示している。
そこで、当該タイミングチャートを時系列的に説明すると、まず、遊技球Aの発射検出状態では、擬似遊技球発射の許可が下りていないので、擬似遊技球は発射されない。次に、遊技球Bの発射検出状態では、図柄が変動していないので、擬似遊技球は発射されない。次に、二回目の図柄変動に関しては、擬似遊技球発射決定がなされているが、当該図柄変動中には、遊技球の発射検出がされなかったので、擬似遊技球は発射されない。次に、遊技球Cの発射検出状態では、擬似遊技球発射決定がなされているが、当該図柄変動の残り時間(T)が擬似遊技球が擬似V入賞口に到達する表示時間(T)よりも小さいので、擬似遊技球は発射されない。次に、遊技球Dの発射検出状態では、擬似遊技球発射決定がなされており、かつ、当該図柄変動の残り時間(T)が擬似遊技球が擬似V入賞口に到達する表示時間(T)よりも大きいので、擬似遊技球が発射される。そして、発射された擬似遊技球は、遊技領域内で所定軌跡を辿り、所定時間(T)経過後に遊技領域内の擬似V入賞口(又は擬似アウト口)に到達し、当該到達した遊技球はそのまま擬似V入賞口(又は擬似アウト口)に流入する。他方、図柄変動は、その後(T−T経過後)終了し、大当たり図柄(又は外れ図柄)で停止する。
本最良形態によれば、単なる図柄や演出表示とは異なり、実際の遊技球が転動する遊技領域に擬似遊技球を転動表示させるので、遊技者が擬似遊技球を実際の遊技球であると錯覚する結果、実際に発射した遊技球よりも多い球数遊技したという満足感を与えると共に、実際に遊技領域内に発射された遊技球の転動軌跡を楽しむことに加え、擬似的に遊技領域内に発射された遊技球の転動軌跡をも二重に楽しむことが可能になるという効果を奏する。
更に、擬似遊技球の表示内容を決定する擬似遊技球表示内容決定手段を更に有しているので、状況に応じて異なった表示内容とすることが可能になるという効果を奏する。
更に、識別情報表示内容決定手段により決定された表示内容に基づき、擬似遊技球の表示内容を決定するよう構成されているので、例えば、決定された当該表示内容の内、「停止識別情報」が「所定態様」である可能性が高い場合に擬似遊技球を表示するようにし、遊技領域内に表示した擬似入賞口に入賞した場合に特別遊技移行が確定するという構成を採ることにより、識別情報表示部での表示に加え、遊技領域表示部での表示に基づいても二重の興奮感を得ることができるという効果を奏する。
尚、上記最良形態においては、擬似遊技球の発射表示タイミング、擬似遊技球の発射個数、擬似遊技球の軌跡及び表示対象(擬似入賞口や擬似アウト口)を規定したが、これらには何ら限定されず、遊技領域内に擬似遊技球が表示される限りどのような変更態様も本発明の範囲内である。例えば、遊技球を発射していないときにも擬似遊技球が表示されるよう構成したり、停止識別情報が特定態様となる可能性が低い変動態様の場合でも擬似遊技球が表示されるよう構成したり、表示された擬似遊技球が途中で分裂したり爆発したりして複数の擬似遊技球となるように構成したり、擬似入賞口が擬似遊技球が流下している途中で大きさや位置を変更するように構成したりする等、無数の変更例を挙げることができる。また、本最良形態においては、擬似遊技球を本当の遊技球と一見区別がつかない大きさや色に設定しているが、大きさや色等を本当の遊技球と意図的に異ならせるように構成してもよい。
次に、図11のフローチャートを参照しながら、本最良形態の第一の変更例(遊技領域表示部14b側の表示制御に係る遊技領域表示内容決定・表示処理1000の変更例)について詳述する。ここで、前記最良形態では、擬似遊技球の発射条件が、(1)遊技球発射検出装置17で実際の遊技球が検知されたこと、及び、(2)擬似遊技球の表示時間が、図柄表示時間の残り時間より短いこと、の二つであったが、本変更例は、これらの発射条件を無くしたものである。そこで、本変更例を説明すると、まず、ステップ1002(2)で、表示情報受信手段210は、図柄内容情報{例えば、図柄の属性に関する情報(当たりか外れか、当たりである場合には確率変動当たりであるか否か)や図柄変動時間に関する情報}を主制御装置100側より受信したか否かを判定する。ステップ1002(2)でYesの場合、ステップ1004(2)で、遊技領域表示制御手段230は、前記受信情報が特定情報(例えば、図柄が当たりの場合や変動時間が所定時間以上の場合)か否かを判定する。ステップ1004(2)でYesの場合、ステップ1006(2)で、擬似遊技球表示内容決定手段231は、主制御装置100側からの前記図柄内容情報に基づき、擬似遊技球表示内容決定テーブル231aを参照して、擬似遊技球表示内容(例えば、擬似遊技球の軌跡、発射から擬似V入賞口又は擬似アウト口に到達するまでの時間、擬似V入賞口の表示位置等)を決定する一方、擬似遊技球表示内容記憶手段232は、当該擬似遊技球表示内容に関する情報を記憶する。そして、ステップ1008(2)で、擬似遊技球表示制御手段233は、擬似遊技球表示内容記憶手段232を参照し、擬似遊技球表示内容記憶手段232に記憶されている擬似遊技球表示内容に関する情報に従い、遊技領域表示部14b上で、所定位置に擬似V入賞口及び擬似アウト口を表示すると共に擬似遊技球を1個発射し、所定の軌跡を辿って所定時間後に擬似V入賞口及び擬似アウト口のいずれか一方に入賞する表示制御を行う。次に、ステップ1010(2)で、表示情報受信手段210は、主制御装置100側から確定表示コマンドを受信したか否かを判定する。ステップ1010(2)でYesの場合、ステップ1012(2)で、遊技領域表示制御手段230(2)は、遊技領域1上での擬似遊技球表示を停止すると共に、擬似遊技球表示内容記憶手段232は、擬似遊技球表示内容に関する情報をクリアし、次の処理に移行する。尚、ステップ1002(2)でNoの場合には、ステップ1014(2)で、遊技領域表示制御手段230が、擬似遊技球表示中か否かを判定し、当該ステップでYesの場合にはステップ1010(2)に移行する。また、ステップ1010(2)及びステップ1014(2)でNoの場合には次の処理に移行する。
次に、図12のフローチャートを参照しながら、本最良形態の第二の変更例(遊技領域表示部14b側の表示制御に係る遊技領域表示内容決定・表示処理1000の変更例)について詳述する。ここで、ステップ1002(3)〜ステップ1016(3)は、前記の最良形態に係る遊技領域表示内容決定・表示処理(図9)と同一であり、相違点はステップ1018(3)〜ステップ1028(3)であるので、相違点を中心に説明する。まず、通常は、始動入賞口11に遊技球が入賞し、当該入賞に基づく遊技内容決定乱数が保留された場合、主制御装置100側で管理している特別図柄表示部14a上の保留表示部14aの所定ランプが点灯すると共に、主制御装置100側から保留情報(図5のステップ308参照)を受信した表示制御装置200は、装飾図柄表示部14b上の保留表示部14b1−1上で保留表示を行う。このように、通常時は、主制御装置100側及び表示制御装置200側で管理する保留表示情報は同じ状態である。しかしながら、本変更例においては、擬似遊技球表示が行われている間に表示制御装置200が主制御装置100側から保留情報を受信した場合には、一旦保留表示を留保し、前記擬似遊技球表示が終了した後に当該保留表示を実行するというものである。そこで、本変更例の特徴部分であるステップ1018(3)〜ステップ1028(3)について説明すると、S1012(3)で擬似遊技球の表示が開始された状況下、ステップ1018(3)で、表示情報受信手段210が、主制御装置100側から保留情報を受信したか否かを判定する。ステップ1018(3)でYesの場合、ステップ1020(3)で、装飾図柄表示部制御手段220は、保留表示留保フラグをオンにする。そして、ステップ1022(3)で、装飾図柄表示部制御手段220は、遊技領域1上での擬似遊技球表示が終了したか否かを判定する。ステップ1022(3)でYesの場合、ステップ1024(3)で、装飾図柄表示部制御手段220は、保留表示留保フラグがオンであるか否かを判定する。ステップ1024(3)でYesの場合、ステップ1026(3)及びステップ1028(3)で、装飾図柄表示部制御手段220は、保留表示部14b1−1上で所定保留表示を行うと共に、保留表示留保フラグをオフにし、次の処理に移行する。尚、ステップ1018(3)でNoの場合にはステップ1022(3)に移行し、ステップ1022(3)及びステップ1024(3)でNoの場合には次の処理に移行する。
当該変更例によれば、保留表示のタイミングをずらすことにより、遊技者の期待感を高めることが可能になる。例えば、上記例においては、擬似遊技球が表示されている途中で主制御装置100側から保留表示指示がきたとき、当該擬似遊技球の表示が終了した時点で保留表示を行うよう構成されている。したがって、例えば、擬似遊技球が擬似入賞口に入賞する直前に、通常ではありえないような軌跡(例えば擬似入賞口の周りを一回転するような軌跡)を辿って入賞した場合、当該入賞に基づき保留表示がなされることの不思議さに対し、遊技者は高い期待感を抱くことになる。また、上記例においては、大当たり期待度の高い「特定情報」を受信したときにのみ擬似遊技球表示を行っているので、遊技者が抱く高い期待感にも応えるような構成にもなっている。
図1は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。 図2は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、遊技盤とその裏面に設置される遊技領域表示部との関係を示す展開斜視図である。 図3は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機の機能ブロック図である。 図4は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側でのメインフローチャートである。 図5は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1種特別遊技決定用乱数取得処理のフローチャートである。 図6は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1種特別遊技決定・特別図柄表示処理のフローチャートである。 図7は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、主制御装置側での第1種特別遊技実行処理のフローチャートである。 図8は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での装飾図柄表示内容決定・表示処理のフローチャートである。 図9は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での遊技領域表示内容決定・表示処理のフローチャートである。 図10は、本発明の最良形態に係るパチンコ遊技機における作用を示すタイミングチャートの一例である。 図11は、本発明の最良形態の第一変更例に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での遊技領域表示内容決定・表示処理のフローチャートである。 図12は、本発明の最良形態の第二変更例に係るパチンコ遊技機における、表示制御装置側での遊技領域表示内容決定・表示処理のフローチャートである。
符号の説明
11 始動入賞口
12 大入賞口
14a 特別図柄表示部
110 特別遊技移行決定手段
112 乱数取得判定実行手段
113 保留情報記録判定実行手段
113a 保留情報記録手段
114 図柄内容決定手段
120 特別図柄表示制御手段
140 特別遊技移行判定実行手段

Claims (3)

  1. 遊技盤ベースに所定の遊技部材を設けて遊技球が転動可能な遊技領域を形成した遊技盤と、遊技に関する表示を行う表示部を前記遊技盤の裏側に備えた弾球遊技機であって、前記遊技盤ベースは、遊技領域の全部又は一部で、少なくとも表示部の表示領域と重なる領域が透明性部材で形成されている弾球遊技機において、前記表示部上で擬似遊技球の転動表示を行う擬似遊技球表示制御手段を有することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記擬似遊技球の表示内容を決定する擬似遊技球表示内容決定手段を更に有する、請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記弾球遊技機が、
    遊技球が流入可能である始動入賞口と、
    開状態と閉状態を採り得る可変入賞口と、
    識別情報を変動表示及び停止表示可能な識別情報表示部と、
    前記始動入賞口への遊技球の流入に基づき、遊技内容決定乱数を取得する遊技内容決定乱数取得手段と、
    前記遊技内容決定乱数に基づき、前記識別情報の変動内容と停止識別情報を決定する識別情報表示内容決定手段と、
    前記識別情報表示内容決定手段により決定された表示内容に従い、前記識別情報表示部上で前記識別情報を前記変動内容で変動表示した後、前記停止識別情報を表示するよう制御する識別情報表示制御手段と
    前記停止識別情報が所定態様である場合、遊技者にとって有利な状態へ前記可変入賞口を可変させる特別遊技への移行を決定する特別遊技移行決定手段と、
    前記特別遊技を実行するための特別遊技実行手段と
    を有するパチンコ遊技機であって、
    前記擬似遊技球表示内容決定手段が、前記識別情報表示内容決定手段により決定された表示内容に基づき、擬似遊技球の表示内容を決定する、請求項2記載の弾球遊技機。
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JP2008188293A (ja) * 2007-02-06 2008-08-21 Jb:Kk 弾球遊技機
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