JP2009219597A - 遊技機 - Google Patents

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陽介 水野
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Abstract

【課題】遊技球を用いた演出を行う演出装置へ遊技球が供給されない虞を低くしつつ、演出を十分に楽しませることができる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技球を用いた演出である遊技球使用演出を実行することが可能な演出装置を備えており、遊技球使用演出に使用される遊技球には、第一大当たり遊技中に開放される第一大入賞口へ入賞した入賞済みの遊技球が用いられる。第一大当たり遊技が開始されると、まず、遊技球の発射目標となる第一大入賞口の位置を示す第一当たり時目標表示画面が表示される。そして、遊技球使用演出が実行されるタイミングに合わせて、第一大入賞口へ遊技球を発射させつつ演出装置の動作説明を行う画面である特定目標表示画面114が表示される。
【選択図】図16

Description

本発明は遊技機に関し、詳細には、遊技球を用いた演出を行う演出装置を備えた遊技機に関する。
従来、遊技盤上に設けられた始動口への遊技球の入賞を契機として、複数の遊技状態のいずれかを生起させることが可能な遊技機が知られている。例えば、始動口へ遊技球が入賞したことに起因して乱数が取得され、この乱数があらかじめ「当たり」と決められた所定の乱数であるか否かを判断することにより、当たり遊技状態を生起させるか否かの判定が行われる。この当たり判定によって「当たり」と判定されると、当たり遊技状態が生起されて当たり遊技が実行され、多数の遊技球が払い出される。また、当たりと判定される確率が通常よりも高くなる確率変動状態や、当たり判定が行われる頻度が通常よりも高くなる時短状態等の遊技状態を発生させる遊技機も多数知られている。
このような遊技機には様々な演出装置が設けられており、この演出装置により、当たり遊技を実行するか否か、確率変動状態を生起させるか否か等の判定の結果を遊技者に報知している。一般的に用いられている演出装置は画像を表示する表示画面であり、遊技者に有利な遊技状態へ移行するか否かを示す画像を、当たり判定時や当たり遊技中、又は当たり遊技終了後に表示して、遊技者の興趣を惹き付けている。
しかし、表示画面による演出のみでは演出内容が単調なものとなるため、これを防ぐために、遊技球を用いて演出を行う演出装置も提案されている。例えば、演出装置の内部に複数の入球領域を設け、判定の結果に応じていずれかの入球領域に遊技球を振り分けて流入させることで、表示画面のみでは行うことができない新しい演出を行う。
また、最適な遊技球の発射強度が遊技状態に応じて異なり、遊技状態に応じた適切な遊技球の発射強度を遊技者に報知する遊技機も提案されている(例えば、特許文献1参照)。この遊技機では、遊技球の発射強度が遊技状態に適していなければ、「左部分を狙え」や「右部分を狙え」等のメッセージを表示することができる。これにより、遊技者が不利益を被ることを防止している。
特開2005−95311号公報
しかしながら、遊技球を用いた演出を行う演出装置を備えた従来の遊技機では、遊技球が演出装置に供給されなければ、少なくとも遊技球を用いた演出が行われることはなく、遊技者の興趣を惹き付けることができないという問題点があった。また、遊技内容を熟知していない遊技者は、遊技球を用いた演出が行われるタイミングや演出の内容等が分からないまま遊技を行うこととなる。従って、遊技球を用いた演出を遊技者に楽しませることができない虞があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、遊技球を用いた演出を行う演出装置へ遊技球が供給されない虞を低くしつつ、演出を十分に楽しませることができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の遊技機は、遊技盤に形成された遊技領域に遊技球を発射する発射装置と、当該発射装置による遊技球の発射強度を調整する操作ハンドルと、遊技球を用いた演出である遊技球使用演出を実行可能な演出装置と、当該演出装置へ遊技球を誘導する遊技球誘導口と、画像を表示する表示手段と、当該表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備え、前記表示手段が、遊技球を発射させる目標となる位置及び方向の少なくともいずれかを示す目標表示画面を表示することが可能な遊技機であって、前記表示制御手段は、前記演出装置による演出が行われる場合に、前記遊技球誘導口を遊技球の発射目標とすることを示す前記演出時目標表示画面を前記表示手段に表示させ、前記遊技球誘導口は、前記遊技盤上に設けられて遊技球が入賞する入賞口であり、前記演出装置は、前記入賞口に入賞済みの遊技球を用いて前記遊技球使用演出を実行し得ることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記演出装置は、演出を行う場合に遊技球が前記遊技球誘導口から誘導されていなければ、前記遊技球使用演出が行われた場合と同じ結果を遊技球を用いずに示す演出である遊技球不使用演出を行い得ることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の遊技機は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記表示制御手段は、前記演出装置による演出が行われる場合に、前記遊技球誘導口へ遊技球を発射させつつ前記演出装置の動作説明を行い、遊技者を前記演出装置に注目させる前記演出時目標表示画面である特定目標表示画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の遊技機は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記遊技盤上に設けられた第一始動口への遊技球の入賞を検出する第一遊技球検出手段と、当該第一遊技球検出手段によって遊技球が検出されたことに起因して、遊技者にとって有利な第一当たり遊技を実行するか否かを決定するための第一当たり乱数を取得する第一当たり乱数取得手段と、当該第一当たり乱数取得手段によって取得された前記第一当たり乱数が、あらかじめ当たりと決められた所定の乱数であるか否かの判定である第一当たり判定を行う第一当たり判定手段と、前記遊技盤上に設けられ、開閉部材を有し、当該開閉部材が開放されると遊技球の入賞が可能となる第一可変入賞口と、当該第一可変入賞口の開閉部材を開閉する第一開閉手段と、前記第一当たり遊技中に前記第一開閉手段を制御して、前記第一可変入賞口の開閉部材を開放させる第一開閉制御手段と、前記遊技盤上に設けられた第二始動口への遊技球の入賞を検出する第二遊技球検出手段と、当該第二遊技球検出手段によって遊技球が検出されたことに起因して、遊技者にとって有利な第二当たり遊技を実行するか否かを決定するための第二当たり乱数を取得する第二当たり乱数取得手段と、当該第二当たり乱数取得手段によって取得された前記第二当たり乱数が、あらかじめ当たりと決められた所定の乱数であるか否かの判定である第二当たり判定を行う第二当たり判定手段と、前記遊技盤上に設けられ、開閉部材を有し、当該開閉部材が開放されると遊技球の入賞が可能となる第二可変入賞口と、当該第二可変入賞口の開閉部材を開閉する第二開閉手段と、前記第二当たり遊技中に前記第二開閉手段を制御して、前記第二可変入賞口の開閉部材を開放させる第二開閉制御手段とを備え、前記第二始動口と前記第二可変入賞口とが、遊技球の入賞が容易となる前記発射装置の前記発射強度が同じとなる位置に設けられており、前記第一可変入賞口への遊技球の入賞が容易となる前記発射強度が、前記第二始動口及び前記第二始動口への遊技球の入賞が容易となる前記発射強度とは異なり、前記表示制御手段は、前記第一当たり判定手段によって第一当たりと判定された場合に、遊技球を発射させる目標となる位置である前記第一可変入賞口の位置を示す前記目標表示画面である第一当たり時目標表示画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の遊技機は、請求項4に記載の発明の構成に加え、前記遊技球誘導口は前記第一可変入賞口であり、前記演出装置は前記遊技球使用演出を前記第一当たり遊技中に行い、前記第一当たり時目標表示画面が前記演出時目標表示画面を兼ねることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の遊技機は、請求項4又は5に記載の発明の構成に加え、前記演出装置は、前記第一当たり遊技中にのみ、前記遊技球使用演出を実行し得ることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の遊技機は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記演出時目標表示画面は、入賞済みの遊技球が前記遊技球使用演出において使用されるタイミングを示すことを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機によると、遊技球を用いた演出である遊技球使用演出を実行可能な演出装置と、この演出装置へ遊技球を誘導する遊技球誘導口とを備えており、演出装置による演出が行われる場合に、遊技球誘導口を遊技球の発射目標とすることを示す目標表示画面を表示することができる。従って、演出装置が遊技球使用演出を実行できない不具合が生じる虞を低下させることができる。さらに、演出装置は、入賞口に入賞済みの遊技球(所謂「死に球」)を用いて遊技球使用演出を実行することができる。従って、遊技者は、遊技球使用演出を実行させるために無駄に遊技球を発射させる必要がないため、不利益を被ることなく演出装置による演出を楽しむことができる。
また、本発明の請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記載の発明の効果に加え、遊技球が遊技球誘導口から演出装置へ誘導されておらず、遊技球を用いた演出を実行できない場合でも、遊技球を用いずに行われる演出である遊技球不使用演出によって、遊技球を用いた演出が行われた場合と同じ結果を示すことができる。従って、遊技球を用いた演出を実行できない場合が生じても、遊技球不使用演出によって遊技者の興趣を向上させることができる。
また、本発明の請求項3に記載の遊技機は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、演出装置が遊技球使用演出を実行できない不具合が生じる虞を低下させることが可能となることに加え、演出装置の動作説明を行って遊技者を演出装置に注目させることができる。従って、演出装置の演出を遊技者に十分に楽しませることができる。
また、本発明の請求項4に記載の遊技機は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加え、第二始動口へ遊技球が入賞して第二当たりと判定された場合には、第二始動口への遊技球の入賞が容易となる発射強度のまま遊技球を発射することで、第二可変入賞口へ容易に遊技球を入賞させることができる。一方で、第一当たりと判定された場合には、第一可変入賞口への遊技球の入賞が容易となる発射強度とは異なる発射強度で遊技球を発射させている場合がある。従って、第一当たりと判定された場合に、遊技球を発射させる目標となる第一可変入賞口の位置を示す画面を表示させることで、遊技者は発射強度を最適な強度へ容易に変更することができる。よって、遊技内容を熟知していない遊技者に対しても、不利益を与えることなく遊技を楽しませることができる。
また、本発明の請求項5に記載の遊技機は、請求項4に記載の発明の効果に加え、第一当たり時目標表示画面が演出時目標表示画面を兼ねるため、表示を別々に行う場合よりも簡潔に、適切な遊技球の発射強度を遊技者に報知することができる。また、遊技者は、第一当たり時目標表示画面に示された位置を目標として遊技球を発射させることで、遊技球を第一可変入賞口へ入賞させつつ、演出装置にて行われる遊技球を用いた演出を楽しむことができる。
また、本発明の請求項6に記載の遊技機は、請求項4又は5に記載の発明の効果に加え、遊技球使用演出が第一当たり遊技中にのみ行われるため、遊技者は、演出装置による遊技球使用演出が行われているか否かを見ることで、第一当たり遊技及び第二当たり遊技のいずれが行われているかを容易に識別することができる。
また、本発明の請求項7に記載の遊技機は、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加え、演出装置による遊技球使用演出において遊技球が使用されるタイミングを示すことができるため、遊技者は、遊技球使用演出を見逃すことなく、演出を十分に楽しむことができる。
以下、本発明に係る一実施の形態であるパチンコ機1について、図面を参照して説明する。まず、パチンコ機1の機械的構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、パチンコ機1の正面図であり、図2は、遊技盤2の正面図である。
図1に示すように、パチンコ機1の上半分の部分には、操作ハンドル7の操作により図示外の発射機から発射された遊技媒体としての遊技球が流下する遊技盤2が設けられている。この遊技盤2は略正方形であり(図2参照)、透明なガラス板を保持した前面枠13で保護されている。遊技盤2の下方部には、発射機に遊技球を供給し、且つ賞品球を受ける上皿5が設けられている。この上皿5の中央手前側には、後述する演出装置30の遊技球停留部材32による遊技球の停留の解除タイミングを遊技者が決定するための停留解除ボタン9が設けられている。
そして、上皿5の直下には賞品球を受ける下皿6が設けられ、下皿6の右横には遊技球の発射を調整する操作ハンドル7が設けられている。また、前面枠13の上部には、左右方向の略全長に亘って前側に膨出するように照明装置35が形成されており、前面枠13の上部における左右の角にはスピーカ48,48がそれぞれ設けられている。また、パチンコ機1の前面には、演出用の電飾ランプが多数設けられている。
また、図2に示すように、遊技盤2の前面にはガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けられている。この遊技領域4の略中央には、LCDにより構成された表示画面28、遊技球を用いた演出を行う演出装置30、各種ランプ、LED等を備えた図柄表示装置8が配設されている。そして、図柄表示装置8の下方には第一始動口15が、表示画面28の上方には第一大入賞口18が設けられており、第一始動口15への遊技球の入賞を起因として大当たり遊技が実行される場合には、この第一大入賞口18が動作する。
また、表示画面28の直下には第二始動口16が設けられている。ここで、この第二始動口16への遊技球の入賞頻度は、第一始動口15への入賞頻度に比べて大幅に少なくなるように構成されている。また、第一始動口15の下方には開閉部材を備えた第二始動電動役物17が設けられており、第一始動口15の右方には普通図柄始動ゲート12が、さらにその右側上方には第二大入賞口19が設けられている。そして、第二始動口16及び第二始動電動役物17のいずれかに遊技球が入賞して大当たり遊技が実行される場合には、第二大入賞口19が動作する。
そして、第二始動電動役物17が開放される割合が通常よりも高くなる時短状態が生起されている場合には、遊技盤2の右側へ遊技球が発射されるように操作ハンドル7の回転角度を調整するのが遊技者にとって望ましい。これにより、遊技球が普通図柄始動ゲート12を通過する割合が高くなり、普通図柄始動ゲート12への遊技球の通過を契機として開放される第二始動電動役物17へも遊技球が容易に入賞する。さらに、第二始動電動役物17への遊技球の入賞を契機として大当たりと判定されると第二大入賞口19が開放されるため、時短状態中には、遊技者は遊技球を発射させる目標を変化させることなく多数の遊技球を得ることができる。
また、第一始動口15の左方には、普通図柄表示部24、普通図柄記憶数表示LED59、第一特別図柄表示部25、及び第二特別図柄表示部26が設けられている。普通図柄表示部24は1つのLEDからなり、点灯状態が普通当たりの当選、消灯状態が落選を示しており、点滅状態がこれから普通当たり判定の結果を報知することを示す変動状態とされている。また、普通図柄記憶数表示LED59は2つのLEDからなり、普通当たり判定の結果がまだ表示されていない遊技球の個数、所謂普通図柄作動保留球数を表示する。そして、第一特別図柄表示部25及び第二特別図柄表示部26は共に7セグメントから構成されており、アルファベットや数字、又はこれらの組み合わせからなる特別図柄が、第一大当たり判定又は第二大当たり判定の結果に応じて表示される。
次に、図柄表示装置8について説明する。図2に示すように、図柄表示装置8は中央に表示画面28を備えている。この表示画面28の中央には、第一大当たり判定及び第二大当たり判定の結果を表示するためのデモ図柄を表示する3つのデモ図柄表示部が設けられている。これらのデモ図柄表示部は、遊技者の目を惹くように特別図柄表示部25,26よりも広い領域を占めている。さらに、表示画面28では、大当たり遊技終了後の遊技状態を遊技者に報知するための演出等、様々な演出が行われる。そして、表示画面28の右方には演出装置30が配設されている。
次に、演出装置30について、図2及び図3を参照して説明する。図3は、演出装置30の役物装置31の一部を斜め上方から見た斜視図である。尚、図3の下側を演出装置30の正面側、上側を演出装置30の背面側とする。図2に示すように、演出装置30は、主に役物装置31と、遊技状態確定ランプ37と、演出開始通知ランプ38とにより構成されている。
まず、役物装置31について説明する。図3に示すように、役物装置31は、略円柱状の胴部78と、胴部78を遊技盤2に固定するための固定部79とにより構成されている。この固定部79には、役物装置31を遊技盤2にネジ止めするための4つのネジ挿入孔80が形成されている。さらに、胴部78は、背面側の下部から後方へ延びる係止片(図示外)を備えている。そして、遊技盤2に設けられた差込孔(図示外)にこの係止片が挿入されて役物装置31が位置決めされた状態で、ネジを4つのネジ挿入孔80に螺合することで、役物装置31が遊技盤2に固定される。
次いで、役物装置31の停留部82について説明する。図3に示すように、固定部79の上部の略中央には、上方から遊技球が流入可能な停留部82が設けられている。この停留部82へ流入する遊技球は、第一大入賞口18へ入賞済みの遊技球であるため、役物装置31で演出に使用される遊技球が遊技に影響を与えることははい。この停留部82の正面側には、遊技球が停留されているか否かを視認するための矩形の窓部83が形成されている。そして、透明な合成樹脂やガラス等からなる板が窓部83に配設されることにより、遊技球が停留部82の手前側に流下することを防ぎつつ、遊技球の停留を容易に確認することを可能としている。
また、停留部82の奥側には爪部84が設けられており、その上面は停留部82の背面側へ向けて下方に傾斜している。この爪部84によって、停留部82に停留されている遊技球が停留部82の背面側へ排出されることを防いでいる。さらに、既に停留部82に遊技球が停留されている場合には、停留部82の上方から流入してきた遊技球は、停留されている遊技球の上部と爪部84の上面とを滑り落ち、停留部82の背面側へ排出される。すなわち、停留部82は、第一大入賞口18から流入した遊技球が排出されるまでの遊技球の流路上に設けられており、第一大入賞口18へ入賞した入賞済みの遊技球の全てが停留部82を通過する。これにより、演出装置30に確実に遊技球を供給させつつ、2つ以上の遊技球が停留部82に停留されることを防止している。
また、停留部82の下壁部85は左側へ向けて下方に傾斜しており、停留部82の左側には、側面視L字型である板状の遊技球停留部材32が配設されている。この遊技球停留部材32は、固定部79の内部に設けられた停留部材上下動ソレノイド36(図4参照)によって上下し、通常は下壁部85との間に生じる隙間を埋めて遊技球を停留させている。そして、所定のタイミングで上方へ移動することで、停留されている遊技球を停留部82の左側へ流下させる。また、下壁部85には遊技球を検出する停留部スイッチ65(図4参照)が配設されており、遊技球が停留されているか否かが検出される。
次いで、役物装置31の誘導路86について説明する。図3に示すように、胴部78の左側には、正面側の入球位置89まで遊技球を誘導する誘導路86が形成されている。この誘導路は胴部78の外周に沿って滑らかに弧を描くと共に、正面側に向けて下方に傾斜している。そして、停留部82から流下した遊技球を胴部78の左奥側で受け入れて、内周壁87と外周壁88との間を通して正面側の入球位置まで誘導する。
次いで、役物装置31の回転体33について説明する。図3に示すように、胴部78の中央には略円柱状の回転体33が回転可能に支持されており、胴部78の下部に設けられたステップモータ34(図4参照)により回転駆動される。ステップモータ34は、入力パルスが加えられる毎に一定角度だけ回転するモータであり、パルス信号数により回転角度を、パルスレイトにより回転の速さを制御することができる。さらに、回転方向の切り替え(正転と逆転との切り替え)が可能であり、回転角度を検出しながら正確な回転運動を与えることができる。また、回転体33の側面の所定箇所に図示外の検出マークが形成されると共に、胴部78の内部には検出マークを検出するためのフォトセンサ39(図4参照)が配設されている。そして、フォトセンサ39によって検出マークが検出された位置を原点として、ステップモータ34により回転角度を検出しながら回転体33を回転させることで、回転している回転体33の周方向の向きを把握しつつ役物装置31を動作させることができる。そして、遊技球停留部材32による遊技球の停留の解除タイミングを制御することで、第一大当たり遊技終了後に生起される遊技状態に応じて、後述する3つの入球領域90〜92のいずれかに遊技球を入球させる。
また、回転体33には、遊技球が入球することで時短状態(状態A)が生起されることを示す状態A領域90、遊技球が入球することで確率変動非時短状態(状態B)が生起されることを示す状態B領域91、遊技球が入球することで通常状態が生起されることを示すはずれ領域92の3つの入球領域が形成されている。状態A領域90の周囲は赤く着色されており、「GO」の文字が印刷されている。また、状態B領域91の周囲は青く着色されており、はずれ領域92の周囲は白く着色されている。そして、誘導路86により入球位置89まで誘導されて来た遊技球は、3つの入球領域90〜92のいずれかに入賞することとなる。また、各入球領域90〜92には、遊技球の入球を検出するための近接スイッチが設けられている。
次に、遊技状態確定ランプ37について説明する。図2に示すように、役物装置31の上方には遊技状態確定ランプ37が配設されている。この遊技状態確定ランプ37の中央には、大当たり遊技終了後に確率変動時短状態又は非確率変動時短状態(状態A)を生起する場合に点灯する赤色の状態A表示ランプ96が設けられている。また、この状態A表示ランプ96の左側には、大当たり遊技終了後に確率変動非時短状態(状態B)を生起する場合に点灯する青色の状態B表示ランプ97が設けられている。そして、状態A表示ランプ96の右側には、通常状態が生起されることを示す白色のはずれ表示ランプ98が配設されている。
そして、回転体33に設けられた3つの入球領域90〜92のうち、大当たり遊技終了後の遊技状態に応じた所定の入球領域へ遊技球が入球した場合には、入球領域に対応したランプが点灯する。具体的には、状態A領域90に入球した場合には状態A表示ランプ96が、状態B領域91に入球した場合には状態B表示ランプ97が、はずれ領域92に入球した場合にははずれ表示ランプ98が点灯する。
一方で、イレギュラーが生じて、実際に生起される遊技状態とは異なる遊技状態を示す入球領域へ遊技球が入球した場合には、実際の遊技状態を補正して表示させる。すなわち、遊技球が入球した領域がいずれであるかに関わらず、状態Aが生起される場合には状態A表示ランプ96が、状態Bが生起される場合には状態B表示ランプ97が、通常状態が生起される場合には表示ランプ98が点灯する。そして、遊技状態確定ランプ37の点灯のタイミングに併せて、表示画面28では、復活演出や補正演出等、演出装置30により示された遊技状態の補正を補助する演出が行われる。また、演出装置30に遊技球が誘導されなかった場合にも同様に、生起される遊技状態に対応した表示ランプ96〜98を点灯させて表示画面28による様々な表示を行うことで、遊技球不使用演出が実行される。
次に、演出開始通知ランプ38について説明する。図3に示すように、演出開始通知ランプ38は役物装置31の上方に配設されており、遊技球を3つの入球領域90〜92のいずれかに振り分けて入球させる遊技球使用演出、又は遊技球を用いずに遊技状態確定ランプ37のみが使用される遊技球不使用演出が行われる際に点灯する。よって、遊技者は、遊技球使用演出、又は遊技球不使用演出が実行されるか否かを容易に把握することができる。
次に、本実施の形態のパチンコ機1の電気的構成について、図4を参照して説明する。図4は、パチンコ機1の電気的構成を示すブロック図である。図4に示すように、制御部40は、主基板41、電源基板42、演出制御基板43、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47、及びサブ統合基板58から構成されている。この制御部40は、パチンコ機1(図1参照)の裏側(背面側)に設けられている。
はじめに、主基板41について説明する。パチンコ機1の主制御を司る主基板41には、プログラムに従って各種の処理を行う主基板CPUユニット50が設けられている。この主基板CPUユニット50には、各種の演算処理を行うCPU51と、演算処理中に発生するデータの値等を一時的に記憶するRAM52と、制御プログラム、各種データの初期値、他の基板への指示を行うコマンド等を記憶したROM53とが設けられており、これらは1つのLSIとして一体にモールディングされている。また、CPUユニット50には割込信号発生回路57が接続されており、CPU51は、この割込信号発生回路57から割込信号が入力される毎に、ROM53に記憶されている制御プログラムを実行する。
また、主基板41にはI/Oインタフェイス54が設けられており、サブ統合基板58、払出制御基板45、中継基板47等のサブ基板と、第一始動口15に入賞した遊技球を検出する第一始動口スイッチ60と、第二始動口16及び第二始動電動役物17に入賞した遊技球を検出する第二始動口スイッチ61とが接続されている。また、主基板41のI/Oインタフェイス54には、図示外の遊技場管理用コンピュータにパチンコ機1の情報を出力する出力ポート55が接続されている。
次いで、払出制御基板45及び中継基板47について説明する。払出制御基板45には、CPU45aや図示外の入力インタフェイス、RAM及びROMが内蔵されており、賞品球払出装置49に接続されている。そして、主基板41から送信されるコマンドに従って、賞品球払出装置49の制御を行う。また、中継基板47には、第二始動電動役物17及び2つの大入賞口18,19にそれぞれ設けられた開閉部材を開閉する開閉部材開放ソレノイド62と、普通図柄始動ゲート12及び2つの大入賞口18,19へ入賞した遊技球をそれぞれ検出する入賞口スイッチ63とが接続されており、中継基板47によって配線の中継が行われている。尚、第一始動口15、第二始動口16、第二始動電動役物17、及び2つの大入賞口18,19に遊技球が入賞すると所定数の遊技球が払い出されるが、役物装置31の回転体33に設けられた3つの入球領域90〜92へ遊技球が入球しても、遊技球の払い出しは行われない。
次いで、サブ統合基板58及び演出制御基板43について説明する。サブ統合基板58にはCPU581、RAM582、及びROM583が設けられており、演出制御基板43、電飾基板46、及びスピーカ48に接続されている。そして、主基板41や電飾基板46から送信されるコマンドに従って、表示画面28の表示や演出装置30による演出等の総合的な制御を行っている。また、演出制御基板43はCPU43aや図示外の入力インタフェイス、RAM及びROMを内蔵しており、サブ統合基板58から送信されるコマンドに従って表示画面28の制御を行っている。
次いで、電飾基板46について説明する。電飾基板はCPU461、RAM462、及びROM463を内蔵している。そして、普通図柄表示部24及び特別図柄表示部25,26と、照明装置35と、回転体33を回転駆動するステップモータ34と、遊技球停留部材32を上下させる停留部材上下動ソレノイド36と、遊技球使用演出時及び遊技球不使用演出時に遊技状態を最終的に表示する遊技状態確定ランプ37と、役物装置31による遊技球使用演出又は遊技球不使用演出を開始することを表示する演出開始通知ランプ38と、回転体33の原点位置を検出するためのフォトセンサ39と、停留部82に遊技球が停留されているか否かを検出する停留部スイッチ65と、状態A領域90へ入球した遊技球を検出する状態A領域スイッチ66と、状態B領域91へ入球した遊技球を検出する状態B領域スイッチ67と、はずれ領域92へ入球した遊技球を検出するはずれ領域スイッチ68と、遊技球の停留の解除タイミングを遊技者が決定するための停留解除ボタン9とが接続されている。そして、電飾基板46は、サブ統合基板58から送信されるコマンドに従って、特別図柄及び普通図柄の表示制御と、照明装置35の発光態様の制御と、演出装置30の制御とを行っている。
次いで、電源基板42について説明する。電源基板42には、主基板41及び遊技球発射装置29に接続されており、各基板及び遊技球発射装置29に直流の安定化した電力を供給している。遊技球発射装置29は、図示外の発射モータや、操作ハンドル7に設けられたタッチセンサ、発射装置停止スイッチ、及び発射強弱ボリューム等からなり、一定間隔(本実施の形態では0.6秒)毎に1個ずつ遊技球を遊技領域へ発射する。
次に、主基板41のRAM52の記憶エリアについて説明する。RAM52には、各種のカウンタを記憶するカウンタ記憶エリア、普通図柄始動ゲート12や第一始動口15等の各入賞口に遊技球が入賞したか否かを示すフラグを記憶する入賞球フラグ記憶エリア、普通図柄始動ゲート12を遊技球が通過した際に取得される乱数を記憶する普通当たり関係情報記憶エリア、普通図柄作動保留球数を記憶する普通図柄作動保留球数記憶エリア、第一始動口15への遊技球の入賞時に取得される乱数を記憶する第一大当たり関係情報記憶エリア、第一特別図柄作動保留球数を記憶する第一特別図柄作動保留球数記憶エリア、第二始動口16及び第二始動電動役物17への遊技球の入賞時に取得される乱数を記憶する第二大当たり関係情報記憶エリア、第二特別図柄作動保留球数を記憶する第二特別図柄作動保留球数記憶エリア、主基板41からサブ統合基板58、払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47等へ出力される制御コマンドを記憶するコマンド関係記憶エリア、各種フラグを記憶するフラグ関係記憶エリアが設けられている。尚、カウンタ記憶エリアに記憶されるカウンタには、乱数を取得するための乱数取得カウンタ、時間を計測するためのタイマカウンタ、第一大入賞口18及び第二大入賞口19への遊技球の入賞球数を計数するための入賞球数カウンタ、大当たり遊技が終了してから実行された第一大当たり判定及び第二大当たり判定の回数の和を計数する大当たり判定回数計数カウンタ等がある。さらに、RAM52には各種の記憶エリアが設けられている。
次に、RAM52の第一大当たり関係情報記憶エリアについて、図5を参照して説明する。図5は、RAM52の第一大当たり関係情報記憶エリアを示す概念図である。この第一大当たり関係情報記憶エリアは、後述するメイン処理の特別図柄処理(図8乃至図10参照)において使用される。図5に示すように、第一大当たり関係情報記憶エリアには判定エリア及び第一〜第四記憶エリアが設けられており、第一〜第四記憶エリアには、第一始動口15に入賞し、まだ第一大当たり判定の結果が報知されていない遊技球(第一特別図柄作動保留球)の取得した乱数が記憶される。また、判定エリアには、現在行われている第一大当たり判定の結果報知や、第一大当たり遊技の基になった乱数が記憶されている。
この判定エリア及び第一〜第四記憶エリアのそれぞれには、第一大当たり判定カウンタの値が記憶される第一大当たり乱数欄と、第一特別図柄作成カウンタの値が記憶される第一特別図柄決定乱数欄と、第一変動パターン決定カウンタの値が記憶される第一変動パターン決定乱数欄とが設けられている。そして、第一始動口15への遊技球の入賞が確認されると、RAM52の第一特別図柄作動保留球数記憶エリアの値(第一特別図柄作動保留球数)に対応する記憶エリアに各値が記憶され、この値に基づいて第一大当たり判定、第一特別図柄の決定、及び第一変動パターンの決定が行われる。尚、RAM52の第二大当たり関係情報記憶エリアにおいても、第一大当たり関係情報記憶エリアと同様の記憶エリアが設けられている。そして、遊技球が第二始動口16又は第二始動電動役物17へ入賞した際に取得される乱数が記憶される。また、RAM52の普通当たり関係情報記憶エリアにおいても5つの記憶エリアが設けられており、普通当たり乱数を保留できるようになっている。
次に、主基板41のROM53の記憶エリアについて説明する。ROM53には、パチンコ機1のリセットが行われる際に各記憶エリアに記憶される初期値等を記憶する初期設定記憶エリアと、CPU51がパチンコ機1を制御するための各種プログラムを記憶する制御プログラム記憶エリアと、主基板41からサブ統合基板58等に出力される制御コマンドのテーブルを記憶する制御コマンドテーブル記憶エリアと、2つの特別図柄表示部25,26に表示する特別図柄のパターンを記憶する特別図柄パターン記憶エリアと、第一大当たり判定及び第二大当たり判定の判定結果を報知する際の図柄の変動パターンに関するテーブル等の情報が記憶されている変動パターン記憶エリアと、普通当たり判定、第一大当たり判定、第二大当たり判定、特別図柄の決定等が行われる際に参照される各種テーブルを記憶する判定テーブル記憶エリアとが設けられている。さらに、ROM53には各種の記憶エリアが設けられている。
次に、ROM53の判定テーブル記憶エリアに記憶されている大当たり判定テーブルについて説明する。判定テーブル記憶エリアには、第一大当たり判定を行う際に参照される第一大当たり判定テーブル、及び第二大当たり判定を行う際に参照される第二大当たり判定テーブル(図示外)が記憶されている。これらの大当たり判定テーブルには、確率変動状態中に参照される高確率判定テーブル、及び非確率変動中に参照される低確率判定テーブルがそれぞれ設けられている。そして、第一大当たり判定テーブルでは「大当たり」「はずれ」のいずれかの判定結果が、また、第二大当たり判定テーブルにおいても「大当たり」「はずれ」のいずれかの判定結果が、大当たり乱数の各値に対応付けされている。従って、第一当たり判定では、第一大当たり乱数の値を第一大当たり判定テーブルに当てはめることで第一大当たり判定が行われることとなる。また、大当たりと判定される確率は確率変動状態中に60/990、非確率変動状態中に10/990となっており、この確率は第一大当たり判定及び第二大当たり判定で共通の値となっている。
次に、ROM53の判定テーブル記憶エリアに記憶されている特別図柄決定テーブルについて、図6を参照して説明する。図6は、ROM53の判定テーブル記憶エリアに記憶されている特別図柄決定テーブルを示す概念図である。図6に示すように、大当たりと判定された場合に特別図柄決定テーブルによって決定される特別図柄は、大当たり種別によって、第一大当たり判定では5種類、第二大当たり判定では3種類に分類される。そして、各特別図柄と特別図柄決定乱数の値とが対応付けされている。従って、大当たりと判定された場合には、特別図柄決定乱数の値に応じて特別図柄が決定され、決定された特別図柄に応じてさらに大当たり種別が決定されることとなる。
ここで、本実施の形態における大当たり種別について説明する。本実施の形態では、ラウンド数と、確率変動状態の当否と、時短回数とに応じて大当たりの種別が分類される。ラウンド数とは、1回の大当たり遊技中に大入賞口18,19のいずれかが連続して作動する回数の合計であり、4ラウンド(4R)及び16ラウンド(16R)のいずれかが選択される。そして、一旦開放された大入賞口18,19は、30秒の最大開放時間の経過、及び9個の遊技球の入賞のいずれかの条件が満たされると閉鎖する。
また、決定された大当たり種別及び大当たり判定時の遊技状態に応じて、大当たり遊技終了後の時短回数が決定される。時短回数とは、時短状態が終了する条件となる大当たり判定の回数(第一大当たり判定の回数と第二大当たり判定の回数との和)である。具体的には、第一大当たり判定の場合、大当たり種別が「4R非確変」となった際に時短中であれば時短回数は50回、非時短中であれば0回(時短状態が生起されない)となる。また、「4R確変A」となった際に時短中であれば時短回数は10000回、非時短中であれば0回となる。また、「4R確変B」となった際に非確率変動非時短状態(通常状態)であれば時短回数は0回、その他の遊技状態であれば10000回となり、「4R確変C」及び「16R確変」となった場合には、大当たり判定時の遊技状態に関わらず、時短回数は10000回となる。そして、第二大当たり判定の場合には、大当たり判定時の遊技状態に関わらず、大当たり種別が「4R非確変」であれば時短回数は50回、「4R確変」及び「16R確変」となった場合には時短回数は10000回となる。尚、確率変動状態が終了する条件となる大当たり判定の回数、すなわち確率変動回数は、非確変の大当たり種別となった場合には0回(確率変動状態が生起されない)、確変の大当たり種別となった場合には10000回となる。この遊技状態の制御の詳細は、図11を参照して後述する。
そして、本実施の形態では、第一大当たり判定によって大当たりと判定されて第一大当たり遊技が実行されると、遊技盤2の上部に設けられた第一大入賞口18が開放される。
また、4R又は16Rの第一大入賞口18の開閉動作が終了すると、その後に生起される遊技状態が確率変動時短状態・非確率変動時短状態(状態A)、確率変動非時短状態(状態B)、通常状態(状態C)のいずれであるかを示す演出が、演出装置30によって行われる。先述したように、この演出装置30における遊技球使用演出には、第一大入賞口18へ入賞した入賞済みの遊技球が用いられる。そこで、第一大当たり遊技の開始時には、遊技球を発射させる目標となる位置である第一大入賞口18の位置を示す第一当たり時目標表示画面111(図13参照)を表示画面28に表示させる。これにより、遊技者は容易に多数の遊技球を獲得できると共に、演出装置30に遊技球を誘導させて、遊技球使用演出を楽しむことができる。また、第一大当たり遊技の1ラウンド目(第一大入賞口18の最初の開放中)には、第一大入賞口18が設けられている遊技盤上の方向である上方向を狙うことを指示する第一目標方向表示画面112(図14参照)を表示させる。さらに、第一大当たり遊技の4ラウンド目又は16ラウンド目(第一大入賞口18の最後の開放動作中)には、第一大入賞口18へ遊技球を発射させつつ演出装置30の動作説明を行い、遊技者を演出装置30に注目させる特定目標表示画面113〜115(図15乃至図17参照)を表示させる。これにより、遊技球使用演出が実行されない虞を低下させつつ、遊技内容を熟知していない遊技者にも演出装置30による演出を楽しませることができる。
また、第二大当たり判定によって大当たりと判定されて第二大当たり遊技が実行されると、遊技盤2の右方に設けられた第二大入賞口19が開放される。そして、先述したように、時短状態中には、遊技盤2の右側を狙って遊技球を発射させ続けることで、普通図柄始動ゲート12、第二始動電動役物17、及び第二大入賞口19へ遊技球を入球させることが容易となる。従って、第一大当たり遊技開始時とは異なり、第二大当たり遊技開始時には、第二大入賞口19の位置を発射目標として表示画面28に表示させることは行われない。そして、第二大当たり遊技の1ラウンド目に、第二大入賞口19が設けられている遊技盤上の方向である右方向を狙うことを指示する第二目標方向表示画面121(図18参照)を表示させる。これにより、第二大当たり遊技中の遊技球の発射目標となる方向を効率よく表示画面28に表示させることができる。これらの詳細については、図面を参照して後述する。
次に、パチンコ機1の主基板41による動作の詳細について、図7乃至図11を参照して説明する。図7は、主基板41におけるメイン処理のフローチャートであり、図8乃至図10は、メイン処理の中で行われる特別図柄処理のサブルーチンのフローチャートである。また、図11は、図10に示す特別図柄処理の中で行われる遊技状態決定処理のサブルーチンのフローチャートである。以下、フローチャートの各ステップについて「S」と略記する。
パチンコ機1の制御は、ROM53の制御プログラム記憶エリアに記憶されている制御プログラムにより行われる。制御プログラムのメイン処理は、割込信号発生回路57(図6参照)が発生する割込信号をCPU51が感知した際に、CPU51において実行される。割込信号は、一定の間隔(本実施の形態では2ms)毎に発生されるので、メイン処理は2ms毎に繰り返し実行されることになる。
まず、主基板41で行われるメイン処理について、図7を参照して説明する。図7に示すように、割込信号の感知によってメイン処理が開始されると、まず、コマンド出力処理が行われる(S10)。このコマンド出力処理では、制御コマンドが、I/Oインタフェイス54を介してサブ統合基板58や払出制御基板45、電飾基板46、中継基板47等に出力される。制御コマンドには、大入賞口18,19の開閉タイミングを指示する大入賞口開放コマンド、大入賞口閉鎖コマンド、決定された特別図柄を示す特別図柄指定コマンド、決定された変動パターンを指示すると共に特別図柄の変動開始を指示する変動パターン指定コマンド、変動している特別図柄の停止を指示する特別図柄停止コマンド、大当たり遊技終了後に生起される遊技状態をサブ統合基板58へ通知する移行遊技状態通知コマンド等、多数のコマンドがある。ここで出力される制御コマンドは、前回実施されたメイン処理においてRAM52に出力コマンドとして記憶された制御コマンドである。
次いで、スイッチ読込処理が行われる(S11)。このスイッチ読込処理では、普通図柄始動ゲート12、第一始動口15、第二始動口16、第二始動電動役物17、大入賞口18,19への遊技球の入賞を検知する処理が行われる。具体的には、これらの入賞口に設けられた各スイッチにより遊技球が検出されたか否かが判断され、遊技球が検出された場合には、RAM25記憶された各スイッチに対応したフラグがONとされる。尚、これらの全てのフラグは、スイッチ読込処理の開始時にOFFとされる。
次いで、カウンタ更新処理が行われる(S12)。このカウンタ更新処理では、RAM52に記憶されている乱数取得カウンタの各値が所定量だけ加算され、タイマカウンタの各値が所定量だけ減算される。
次いで、特別電動役物処理が行われる(S13)。この特別電動役物処理では、大入賞口18,19の開閉動作を指示するための大入賞口開放コマンド、大入賞口閉鎖コマンド等の制御コマンドをサブ統合基板58へ送信するための処理が行われる。尚、開放された大入賞口18,19は、最大開放時間である30秒の経過、及び9個の遊技球の入賞のいずれかの条件が成立すると閉鎖される。また、大入賞口18,19の開閉動作と表示画面28での表示内容とを同期させるため、開閉動作が行われる毎に、動作内容をサブ統合基板58へ通知するためのコマンドの処理が行われる。
そして、特別電動役物処理では、大当たり遊技の終了後に、その後の遊技状態を制御する処理が行われる。後述する特別図柄処理において、時短回数が50回の時短状態に当選したことを示す「1」が時短A当選フラグに記憶されて「ON」となっている場合には、特別電動役物処理では、時短回数が50回の時短状態中であるか否かを示す時短Aフラグが大当たり遊技終了後に「ON」とされる。同様に、時短回数が10000回の時短状態に当選して時短B当選フラグが「ON」とされていれば、特別電動役物処理では、大当たり遊技終了後に時短Bフラグが「ON」とされる。そして、確率変動状態に当選したことを示す「1」が確率変動当選フラグに記憶されて「ON」となっていれば、大当たり遊技終了後には、確率変動フラグが確率変動状態中であることを示す「ON」とされる。
次いで、特別図柄処理が行われる(S14)。この特別図柄処理では、大当たり判定、表示画面28に表示される変動パターンの決定、指示、図柄の変動の開始及び終了の指示等が行われる。さらに、大当たり種別と遊技状態とから、大当たり遊技終了後の遊技状態を決定する処理が行われる。この特別図柄処理については、図8乃至図10に示すフローチャートを参照して後述する。
次いで、普通電動役物処理が行われる(S15)。この普通電動役物処理では、普通当たりとなった場合に、第二始動電動役物17に設けられた一対の開閉部材(所謂チューリップ)の開閉(普通当たり遊技中の動作)の制御が行われる。これにより、第二始動電動役物17への遊技球の入賞が容易となる。尚、時短遊技状態が生起されている場合には、生起されていない場合よりも第二始動電動役物17が長い時間開放される。
次いで、普通図柄処理が行われる(S16)。この普通図柄処理では、普通当たり乱数の取得、普通当たり判定等が行われる。スイッチ読込処理(S11)にて普通図柄始動ゲート12への遊技球の通過が検出された場合には、普通当たり判定カウンタの値が普通当たり乱数として取得される。そして、取得された乱数は、RAM52の普通当たり関係情報記憶エリアに普通当たり乱数として記憶され、普通図柄表示部24を変動及び停止させることで、乱数に基づいた普通当たり判定の判定結果が報知される。ここで、時短状態が生起されている場合には、生起されていない場合に比べて普通図柄表示部24の変動時間が短縮されると共に、より高い確率で普通当たりと判定される。よって、時短状態中は第二始動電動役物17が開放される割合が大幅に高くなる。
次いで、賞品球の払い出しを行う払出処理(S17)、及びエラーチェック(S18)が行われる。パチンコ機1にエラーが発生している場合には、表示画面28にエラー表示を行わせたり、照明装置35を点灯・点滅させたり、スピーカ48にエラー音を発音させたりする。そこで、S10のコマンド出力処理にてサブ統合基板58へ送信するためのエラーコマンドがRAM52に記憶される。次いで、情報出力処理(S19)において、図示外の遊技場管理用コンピュータにパチンコ機1の大当たり情報、始動情報等の各種の情報が出力ポート70を介して出力される。情報出力処理が終わるとメイン処理は終了する。そして、割込信号発生回路57から割込信号を受信すると、また最初からメイン処理が実行される。
次に、メイン処理の特別図柄処理(S14)の詳細について、図8乃至図10に示すフローチャートを参照して説明する。先述したように、特別図柄処理では、第一大当たり判定、第二大当たり判定、表示画面28に表示される図柄や変動パターン、及び演出の決定、遊技状態決定処理等が行われる。
はじめに、特別図柄処理で使用されるフラグについて説明する。RAM52のフラグ関係記憶エリアには、表示状態フラグ、第一大当たり遊技状態フラグ、第二大当たり遊技状態フラグ、確率変動フラグ、確率変動当選フラグ、時短A・Bフラグ、時短A・B当選フラグ等が記憶されている。
表示状態フラグは第一特別図柄表示部25及び第二特別図柄表示部26の状態を示すフラグであり、2つの特別図柄表示部25,26のいずれか一方が変動している場合(変動中)には「1」、いずれか一方が停止表示されている場合(停止表示中)には「2」、両方とも変動中でも停止表示中でもない場合には「0」が記憶されている。また、第一大当たり遊技状態フラグは第一大当たり遊技中に、第二大当たり遊技状態フラグは第二大当たり遊技中にそれぞれ「1」が記憶されて「ON」となり、そうでない場合には「0」が記憶されて「OFF」となっている。また、確率変動フラグは確率変動状態中に「1」が記憶されて「ON」となっており、非確率変動状態中には「0」が記憶されて「OFF」となっている。また、確率変動当選フラグは、大当たり遊技終了後に確率変動状態を生起する場合に「ON」、そうでない場合に「OFF」となっている。
また、時短Aフラグは時短回数が50回の時短状態中に、時短Bフラグは時短回数10000回の時短状態中にそれぞれ「1」が記憶されて「ON」とされ、そうでない場合には「0」が記憶されて「OFF」となっている。そして、時短A当選フラグは時短回数が50回、時短B当選フラグは10000の時短状態を大当たり遊技終了後に生起する場合にそれぞれ「1」が記憶されて「ON」とされ、そうでない場合に「0」が記憶されて「OFF」とされる。
図8に示すように、メイン処理の特別図柄処理が開始されると、第一始動口15へ遊技球が入賞しているか否かが判断される(S21)。第一始動口15に設けられた第一始動口スイッチ60が遊技球の入賞を検出した場合には、メイン処理のスイッチ読込処理(S11、図7参照)において、入賞球フラグ記憶エリアの第一始動口スイッチ60に対応するフラグが「ON」とされている。そこで、S21では、このフラグが「ON」であるか否かの判断が行われる。「ON」でない場合には(S21:NO)、第一始動口15に遊技球は入賞していないので、そのままS25の判断へ移行する。
第一始動口スイッチ60に対応するフラグが「ON」である場合には(S21:YES)、第一始動口15に遊技球が入賞しているので、その遊技球についての乱数が取得され、第一大当たり関係情報記憶エリア(図5参照)に記憶される。しかし、乱数を取得して記憶することができる第一特別図柄作動保留球の数は4個である。そこで、RAM52の第一特別図柄作動保留球数記憶エリアの値が「4」であるか否かの判断が行われる(S22)。第一特別図柄作動保留球数記憶エリアの値が「4」である場合には(S22:YES)、この遊技球についての乱数は記憶できないので、そのままS25の判断へ移行する。
第一特別図柄作動保留球数記憶エリアの値が「4」でない場合、すなわち「0」〜「3」のいずれかである場合には(S22:NO)、第一特別図柄作動保留球数記憶エリアの値に「1」が加算される(S23)。そして、第一大当たり関係情報記憶エリアの第一〜第四記憶エリアのうち、第一特別図柄作動保留球数記憶エリアの値に対応する番号の記憶エリアに乱数が記憶される(S24)。具体的には、第一大当たり乱数欄には第一大当たり判定カウンタの値が記憶され、第一大当たり特別図柄決定乱数欄には第一大当たり特別図柄作成カウンタの値が記憶され、第一変動パターン決定乱数欄には第一変動パターン決定カウンタの値が記憶される。
次いで、第二始動口16及び第二始動電動役物17への遊技球の入賞に関する処理が行われる。まず、第二始動口16及び第二始動電動役物17のいずれかに遊技球が入賞しているか否かが判断される(S25)。第二始動口16及び第二始動電動役物17に設けられた第二始動口スイッチ61に対応するフラグが「OFF」となっており、遊技球が入賞していないと判断された場合には(S25:NO)、そのままS31(図9参照)の判断へ移行する。第二始動口16及び第二始動電動役物17のいずれかに遊技球が入賞していると判断された場合には(S25:YES)、RAM52の第二特別図柄作動保留球数記憶エリアの値が「4」であるか否かの判断が行われる(S26)。「4」である場合には(S26:YES)、この遊技球についての乱数は記憶できないので、そのままS31の判断へ移行する。
第二特別図柄作動保留球数記憶エリアの値が「4」でない場合には(S26:NO)、第二特別図柄作動保留球数記憶エリアの値に「1」が加算される(S27)。そして、RAM52の第二大当たり関係情報記憶エリアに各種乱数が記憶されて(S28)、S31の判断へ移行する。
次いで、図9のフローチャートに示すように、大当たり遊技状態であるか否かの判断が行われる(S31)。大当たり遊技状態である場合には、第一大当たり判定、第二大当たり判定や判定結果の報知は行われない。そこで、第一大当たり遊技状態フラグ、及び第二大当たり遊技状態フラグのいずれかが「ON」であり、大当たり遊技状態となっている場合には(S31:YES)、何もせずにメイン処理へ戻る。
大当たり遊技状態でないと判断された場合には(S31:NO)、第一特別図柄表示部25及び第二特別図柄表示部26の制御に関する処理が行われる。まず、表示状態フラグにより、2つの特別図柄表示部25,26のいずれかが変動中であるか否かの判断が行われる(S32)。表示状態フラグが「1」でなく、特別図柄表示部25,26が共に変動中でない場合には(S32:NO)、表示状態フラグにより、いずれかが停止表示中であるか否かの判断が行われる(S33)。表示状態フラグが「2」でなく、2つの特別図柄表示部25,26が共に停止表示中でない場合には(S33:NO)、第一大当たり判定又は第二大当たり判定が行われる。
そこで、図10のフローチャートに示すように、大当たり判定を行うべき遊技球が存在するか否かの確認が行われる。まず、RAM52の第二特別図柄作動保留球数記憶エリアの値により、第二特別図柄作動保留球数の値が「1」以上であるか否かが判断される(S41)。本実施の形態では、第一特別図柄作動保留球及び第二特別図柄作動保留球が共に「1」以上である場合には、第二大当たり判定が優先して実行される。従って、第二特別図柄作動保留球数が「1」以上である場合には(S41:YES)、S61の処理へ移行して第二大当たり判定が行われる。一方で、第二特別図柄作動保留球数が「0」である場合には(S41:NO)、RAM52の第一特別図柄作動保留球数記憶エリアの値により、第一特別図柄作動保留球数の値が「1」以上であるか否かが判断される(S42)。「0」であれば(S42:NO)、大当たり判定を行うべき遊技球は存在しないので、そのままメイン処理へ戻る。「1」以上であれば(S42:YES)、第一大当たり判定を行うため、S45の処理へ移行する。
第一大当たり判定では、まず、第一特別図柄作動保留球数記憶エリアの値が「1」減算され(S45)、第一大当たり関係情報記憶エリア(図5参照)の値がシフトされる。すなわち、第一記憶エリアに記憶されている乱数が判定エリアにシフトされ、第二〜第四記憶エリアに記憶されている乱数が番号の1つ若い記憶エリアへシフトされ、第四記憶エリアの値がクリアされる(S46)。
次いで、第一大当たり判定が行われる(S47〜S49)。この第一大当たり判定は、ROM53の判定テーブル記憶エリアに記憶されている第一大当たり判定テーブルが参照されて、判定エリアの第一大当たり乱数欄(図5参照)に記憶されている値により行われる。確率変動フラグに「1」が記憶されて「ON」となっている確率変動状態中であれば(S47:YES)、大当たりとして決められている特定の値の数が非確率変動状態中よりも多い第一高確率判定テーブルが参照されて第一大当たり判定が行われる(S48)。一方で、確率変動フラグが「OFF」となっている非確率変動状態中であれば(S47:NO)、第一低確率判定テーブルが参照されて判定が行われる(S49)。
次いで、変動パターンを決定する処理、及び第一特別図柄を決定する処理が行われる。まず、第一大当たり判定の結果が「大当たり」であるか否かが判断される(S50)。「大当たり」であれば(S50:YES)、当たり変動パターン決定処理(S51)において、第一大当たりを示す第一特別図柄の変動パターンが決定されると共に、決定された変動パターンをサブ統合基板58に指示する変動パターン指定コマンドがRAM52のコマンド関係記憶エリアに記憶される。ここで、変動パターンを決定する処理は、第一大当たり関係情報記憶エリア(図5参照)の第一変動パターン決定乱数欄に記憶されている値により、テーブルが参照されて行われる。尚、変動パターン指定コマンドの受信を契機として、表示画面28内のデモ図柄及び第一特別図柄表示部25の変動が開始される。
そして、特別図柄決定処理(S52)では、大当たりを示す第一特別図柄が決定され、決定された第一特別図柄を示す特別図柄指定コマンドがRAM52のコマンド関係記憶エリアに記憶される。この特別図柄指定コマンドは、次に行われるメイン処理のコマンド出力処理(S10、図7参照)において、サブ統合基板58へ送信される。また、大当たり特別図柄の決定は、第一大当たり関係情報記憶エリアの第一特別図柄決定乱数欄の値によりテーブルが参照されて行われ、これにより、大当たり種別(図6参照)が決定される。一方で、第一大当たり判定の結果が「大当たり」でなければ(S50:NO)、はずれを示す変動パターンの決定、及び決定された変動パターンを指定するコマンドの記憶が行われる(S53)。そして、はずれの判定結果を示す第一特別図柄が決定され、特別図柄指定コマンドが記憶される(S54)。
また、第二大当たり判定でも、第一大当たり判定と同様の流れで各種処理が行われる。まず、RAM52の第二特別図柄作動保留球数記憶エリアの値が「1」減算され(S61)、第二大当たり関係情報記憶エリアに記憶されている値がシフトされる(S62)。次いで、確率変動フラグにより確率変動中であるか否かの判断が行われ(S63)、確率変動状態中であれば(S63:YES)、大当たりとして決められている特定の値が非確率変動状態中よりも多い第二高確率判定テーブルが参照されて第二大当たり判定が行われる(S64)。一方で、確率変動状態中でなければ(S63:NO)、第二低確率判定テーブルが参照されて判定が行われる(S65)。
次いで、変動パターンを決定する処理、及び第一特別図柄を決定する処理が行われる。まず、第二大当たり判定の結果が「大当たり」であるか否かが判断され(S66)、「大当たり」であれば(S66:YES)、第二大当たりを示す変動パターンの決定、及び決定された変動パターンを指定するコマンドの記憶が行われる(S67)。そして、大当たりを示す第二特別図柄が決定され、特別図柄指定コマンドが記憶される(S68)。また、第二大当たり判定の結果が「大当たり」でなければ(S66:NO)、はずれを示す変動パターンが決定され、この変動パターンを指定するコマンドが記憶される(S69)。そして、はずれを示す第二特別図柄が決定され、特別図柄指定コマンドが記憶される(S70)。次いで、遊技状態決定処理(S75)が行われる。
次に、遊技状態決定処理について、図11のフローチャートを参照して説明する。この遊技状態決定処理では、特別図柄に応じて決められている大当たり種別が判定され、この大当たり種別と、大当たり判定の遊技状態とに応じて、大当たり遊技終了後の遊技状態を制御するためのフラグの処理が行われる。さらに、決定された大当たり遊技終了後の遊技状態をサブ統合基板58へ通知するための処理も併せて行われる。
まず、第一大当たり判定により大当たりと判定されたか否かが判断される(S81)。第一大当たり判定による大当たりでなければ(S81:NO)、そのままS93の処理へ移行する。第一大当たり判定による大当たりであれば(S81:YES)、特別図柄に応じて決められている大当たり種別(図6参照)が「4R非確変」であるか否かが判断される(S82)。「4R非確変」である場合には(S82:YES)、時短A・Bフラグのいずれかが「ON」となっているか否かにより時短中であるか否かが判断され(S83)、時短中でなければ(S83:NO)、そのままS98の処理へ移行する。一方で、時短中、すなわち非確率変動時短状態及び確率変動時短状態のいずれかが生起されていれば(S83:YES)、時短回数50回の時短状態を大当たり遊技終了後に生起させることを示す「1」が時短A当選フラグに記憶されて「ON」とされ(S84)、S98の処理へ移行する。
また、第一大当たり判定により大当たりとなり(S81:YES)、大当たり種別が「4R非確変」でなければ(S82:NO)、他の大当たり種別は全て確率変動状態が生起される大当たり種別である。そこで、大当たり遊技終了後に確率変動状態を生起させることを示す「1」が確率変動当選フラグに記憶されて「ON」とされ(S85)、S86の判断へ移行する。
次いで、大当たり種別が「4R確変A」であるか否かが判断され(S86)、「4R確変A」であれば(S86:YES)、時短中であるか否かが判断される(S87)。時短中でなければ(S87:NO)、大当たり遊技終了後には時短状態は生起されないため、そのままS98の処理へ移行する。一方で、時短中、すなわち非確率変動時短状態及び確率変動時短状態のいずれかが生起されていれば(S87:YES)、時短回数が10000回の時短状態を大当たり遊技終了後に生起させることを示す「1」が時短B当選フラグに記憶されて「ON」とされ(S88)、S98の処理へ移行する。
また、大当たり種別が「4R確変A」でない場合には(S86:NO)、「4R確変B」であるか否かが判断され(S89)、「4R確変B」である場合には(S89:YES)、非確率変動非時短状態中であるか否かが判断される(S90)。時短A・Bフラグ及び確率変動フラグが全て「OFF」とされており、非確率変動非時短状態中であると判断された場合には(S90:YES)、時短状態は生起されないため、そのままS98の処理へ移行する。一方で、非確率変動非時短状態中でない場合には(S90:NO)、時短回数が10000回の時短状態に当選したことを示す「1」が時短B当選フラグに記憶されて「ON」とされ(S91)、S98の処理へ移行する。
また、第一大当たり判定により大当たりとなり(S81:YES)、大当たり種別が「4R非確変」、「4R確変A」、「4R確変B」のいずれでもない場合には(S82:NO、S86:NO、S89:NO)、大当たり種別は「4R確変C」及び「15R確変」のいずれかである。この場合、第一大当たり判定時の遊技状態に関わらず、時短回数が10000回の時短状態が大当たり遊技終了後に生起される(図6参照)。そこで、時短B当選フラグが「ON」とされて(S91)、S98の処理へ移行する。そして、大当たり遊技終了後の遊技状態を決定するフラグの処理が終了すると、決定された大当たり遊技終了後の遊技状態をサブ統合基板58へ通知するための移行遊技状態通知コマンドが、RAM52のコマンド関係記憶エリアに記憶されて(S98)、図10に示す特別図柄処理へ戻る。
また、第一大当たり判定により大当たりと判定されていなければ(S81:NO)、第二大当たり判定により大当たりと判定されたか否かが判断される(S93)。第二大当たり判定により大当たりと判定されていなければ(S93:NO)、そのまま特別図柄処理へ戻る。一方で、大当たりと判定されていれば(S93:YES)、大当たり種別が「4R非確変」であるか否かが判断される(S94)。「4R非確変」でなければ(S94:NO)、大当たり種別は「4R確変」及び「15R確変」のいずれかであり、この場合には必ず確率変動時短状態が生起される。そこで、確率変動当選フラグが「ON」とされる(S95)。そして、時短回数が10000回の時短状態に当選したことを示す「1」が時短B当選フラグに記憶されて「ON」とされる(S96)。次いで、大当たり遊技終了後に確率変動時短状態が生起されることを示す移行遊技状態通知コマンドが記憶されて(S98)、特別図柄処理へ戻る。
また、大当たり種別が「4R非確変」である場合には(S94:YES)、第二大当たり判定時の遊技状態に関わらず、大当たり遊技終了後には時短回数が50回の時短状態が生起される。そこで、時短回数が50回の時短状態を大当たり遊技終了後に生起させることを示す「1」が時短A当選フラグに記憶されて「ON」とされる(S97)。そして、大当たり遊技終了後に非確率変動時短状態が生起されることを示す移行遊技状態通知コマンドが記憶されて(S98)、特別図柄処理へ戻る。
次いで、図10のフローチャートに示すように、遊技状態決定処理(S75)が終了すると、既に決定されている変動パターンにより決められている特別図柄の変動時間が、特別図柄変動時間カウンタに記憶される(S76)。そして、2つの特別図柄表示部25,26のいずれか一方が変動していることを示す「1」が表示状態フラグに記憶されて(S77)、特別図柄処理を終了し、メイン処理へ戻る。
また、図9のフローチャートに示すS32の判断において、表示状態フラグに「1」が記憶されており、特別図柄表示部25,26のいずれかが変動中であると判断された場合には(S32:YES)、変動時間が経過したか否かの判断が行われる(S101)。S76(図10参照)でセットされた特別図柄変動時間カウンタの値が「0」となっており、変動時間が経過したと判断された場合には(S101:YES)、RAM52のコマンド関係記憶エリアに特別図柄停止コマンドが記憶される(S102)。この特別図柄停止コマンドは、変動しているいずれかの特別図柄表示部25,26の変動停止を指示するコマンドである。そして、停止表示時間が特別図柄停止時間カウンタに記憶され(S103)、特別図柄表示部25,26のいずれか一方が停止表示中であることを示す「2」が表示状態フラグに記憶されて(S104)、メイン処理へ戻る。一方、S101の判断において、特別図柄停止時間カウンタの値が「0」でなく、変動時間がまだ経過していない場合には(S101:NO)、そのままメイン処理へ戻る。
また、S33の判断において、表示状態フラグに「2」が記憶されており、特別図柄表示部25,26のいずれかが停止表示中であると判断された場合には(S33:YES)、S103でセットされた特別図柄停止時間カウンタの値により、停止表示時間が経過したか否かの判断が行われる(S105)。特別図柄指定時間カウンタの値が「0」でなく、停止表示時間がまだ経過していない場合には(S105:NO)、停止表示を継続するため、そのままメイン処理へ戻る。また、特別図柄停止時間カウンタの値が「0」である場合には、停止表示時間が経過したので(S105:YES)、特別図柄表示部25,26が共に変動中でも停止表示中でもないことを示す「0」が表示状態フラグに記憶される(S106)。
次いで、遊技状態移行処理が行われる(S107)。この遊技状態移行処理では、大当たり遊技を制御するための第一大当たり遊技状態フラグ、及び第二大当たり遊技状態フラグの値が、大当たり判定の結果に応じて制御される。また、判定結果がはずれであった場合には、前回の大当たり遊技の終了後に行われた大当たり判定の回数が計数され、計数された当たり判定の回数に応じて、時短状態及び確率変動状態を制御する処理が行われる。例えば、時短回数が50回の時短状態中であるか否かを示す時短Aフラグが「ON」となっている場合には、大当たり判定の回数が50回となった際に、この時短Aフラグを「OFF」とする処理が行われる。そして、第一大当たり遊技が開始される場合には、第一大当たり遊技が開始されることをサブ統合基板58へ通知する第一大当たり遊技開始コマンドがコマンド関係記憶エリアに記憶される。また、第二大当たり遊技が開始される場合には、第二大当たり遊技が開始されることを通知する第二大当たり遊技開始コマンドが記憶される。そして、特別図柄処理へ戻る。
次に、サブ統合基板58における処理について、図12を参照して説明する。図12は、サブ統合基板58におけるサブ統合基板処理のフローチャートである。サブ統合基板58では、主基板41から送信されるコマンドに従って、表示画面28やスピーカ48、演出装置30、特別図柄表示部25,26等を総合的に制御する処理が行われる。特に、第一大当たり遊技中には、電飾基板46に対して第一大当たり遊技中役物演出を実行させる指示が行われる。また、大当たり遊技中には、第一大当たり遊技及び第二大当たり遊技のいずれであるかに応じて異なる大当たり遊技画面を表示させる。この大当たり遊技画面の内容に本発明の特徴を有する。
まず、サブ統合基板58のRAM582について説明する。RAM582には、主基板41により指定された変動パターンが記憶される変動パターン記憶エリア、主基板41から指定された特別図柄が記憶される特別図柄記憶エリア、大当たり遊技終了後に生起される遊技状態が記憶される遊技状態記憶エリア、演出制御基板43等に出力される制御コマンドが記憶されるコマンド関係記憶エリア、各種フラグが記憶されるフラグ関係記憶エリア等の各種記憶エリアが設けられている。
次いで、サブ統合基板58のROM583について説明する。ROM583には、CPU581がパチンコ機1の制御を補助するための各種プログラムが記憶されている。また、サブ統合基板58から演出制御基板43、電飾基板46等に出力される制御コマンドのテーブルを記憶する制御コマンドテーブル記憶エリア、大当たり判定の結果を示す図柄の変動演出に関する情報が記憶されている変動演出記憶エリア等の各種記憶エリアが設けられている。
以下、サブ統合基板58で行われるサブ統合基板処理について、図12を参照して説明する。図12に示すように、サブ統合基板処理が開始されると、まず、移行遊技状態通知コマンドを受信したか否かが判断される(S121)。先述したように、主基板41におけるメイン処理の特別図柄処理では、大当たりと判定された場合に、大当たり遊技終了後に生起される遊技状態を示す移行遊技状態通知コマンドがサブ統合基板58へ送信される(S98、図11参照)。この移行遊技状態通知コマンドを受信した場合には(S121:YES)、コマンドによって通知された大当たり遊技終了後の遊技状態が、RAM582の遊技状態記憶エリアに記憶されて(S122)、S121の判断へ戻る。この記憶内容は、第一大当たり遊技の最後に演出装置30によって行われる第一大当たり遊技中役物演出の内容を決定するために用いられる。
また、移行遊技状態通知コマンドを受信していない場合には(S121:NO)、第一大当たり遊技が開始されることを示す第一大当たり遊技開始コマンドを受信したか否かが判断される(S124)。先述したように、第一大当たり遊技は、遊技盤2の上部に設けられた第一大入賞口18が開放される大当たり遊技であり、第一始動口15へ遊技球が入賞して大当たりと判定された場合に実行される。第一大当たり遊技開始コマンドを受信した場合には(S124:YES)、第一大当たり遊技中に表示画面28に表示される一連の画面である、第一大当たり遊技画面の表示を開始させるためのコマンドが演出制御基板43へ送信される(S125)。この第一大当たり遊技画面の詳細については、図面を参照して後述する。そして、演出装置30による第一大当たり遊技中役物演出(遊技球使用演出又は遊技球不使用演出)を開始させるための処理が電飾基板46に対して行われて(S126)、S121の判断へ戻る。これにより、第一大当たり遊技中の第一大入賞口18の開閉動作が終了した際に遊技球が演出装置30に供給されていれば、生起される遊技状態に応じて3つの入球領域90〜92のいずれかに遊技球を入球させる遊技球使用演出が行われる。一方で、演出装置30に遊技球が供給されていなければ、遊技球を用いずに、生起される遊技状態に応じて表示ランプ96〜98のいずれかを点灯させる動作のみを行う遊技球不使用演出を行う。尚、演出装置30による遊技球使用演出は、第一大当たり遊技中にのみ実行されるため、遊技者は、遊技球使用演出が行われているか否かを見ることで、第一大当たり遊技及び第二大当たり遊技のいずれが実行されているのかを識別し易くなる。
また、第一大当たり遊技開始コマンドを受信していない場合には(S124:NO)、第二大当たり遊技が開始されることを示す第二大当たり遊技開始コマンドを受信したか否かが判断される(S128)。先述したように、第二大当たり遊技は、遊技盤2の右方に設けられた第二大入賞口19が開放される大当たり遊技であり、第二始動口16又は第二始動電動役物17へ遊技球が入賞して大当たりと判定された場合に実行される。第二大当たり遊技開始コマンドを受信した場合には(S128:YES)、第二大当たり遊技中に表示画面28に表示される一連の画面である、第二大当たり遊技画面の表示を開始させるためのコマンドが演出制御基板43へ送信される(S129)。そして、S121の判断へ戻る。
また、第二大当たり遊技開始コマンドを受信していない場合には(S128:NO)、変動パターン指定コマンドを受信したか否かが判断される(S131)。主基板41から変動パターン指定コマンドを受信した場合には(S131:YES)、指定されている変動パターンがRAM582の変動パターン記憶エリアに記憶される(S132)。この変動パターンにより、大当たり判定の結果を遊技者に報知するためのデモ図柄の変動演出の内容や演出時間等が決定される。そして、指定された変動パターンに応じて、表示画面28、照明装置35、及びスピーカ48による変動演出の実行が制御されて(S133)、S121の判断へ戻る。
また、変動パターン指定コマンドを受信していない場合には(S131:NO)、特別図柄指定コマンドを受信したか否かが判断される(S135)。主基板41から特別図柄指定コマンドを受信した場合には(S135:YES)、指定されている特別図柄が、特別図柄表示部25,26のいずれかに表示させる特別図柄としてRAM582の特別図柄記憶エリアに記憶される(S136)。そして、指定された特別図柄に応じて、表示画面28に確定表示されて判定結果を示すデモ図柄が決定されて(S137)、S121の判断へ戻る。
また、特別図柄指定コマンドを受信していない場合には(S135:NO)、その他のコマンドを受信したか否かが判断され(S139)、受信していない場合には(S139:NO)、そのままS121の判断へ戻る。一方で、その他のコマンドを受信した場合には(S139:YES)、コマンドに応じた処理が行われる(S140)。例えば、特別図柄停止コマンドを受信した場合には、特別図柄表示部25,26の変動中の特別図柄、及び表示画面28で変動しているデモ図柄を停止させる処理が行われる。そして、S121の判断へ戻る。
次に、本実施の形態のパチンコ機1において、大当たり遊技中の表示画面28に表示される各種画面及びその効果について、図13乃至図18を参照して説明する。図13は、第一大当たり遊技開始時に表示される第一当たり時目標表示画面111を示す図であり、図14は、第一大当たり遊技の1ラウンド目に表示される第一目標方向表示画面112を示す図である。また、図15は、第一大当たり遊技の最終ラウンドで表示される特定目標表示画面113を示す図であり、図16は、図15に示す画像の後に表示される特定目標表示画面114を示す図であり、図17は、図16に示す画像の後に表示される特定目標表示画面115を示す図である。また、図18は、第二大当たり遊技の1ラウンド目に表示される第二目標方向表示画面121を示す図である。
まず、第一大当たり遊技中に表示される画面について説明する。第一大当たり遊技が開始されると、1ラウンド目の第一大入賞口18の開放動作が行われる前に、図13に示す第一当たり時目標表示画面111が表示画面28に表示される。この第一当たり時目標表示画面111では、遊技盤2の上部に設けられた第一大入賞口18が矢印によって示されると共に、この第一大入賞口18を遊技球の発射目標とすることを示すコメントが表示される。そして、第一大入賞口18へ遊技球が入賞すると、遊技球が払い出されると共に、大当たり遊技終了後の遊技状態を遊技者に報知するための演出装置30へ遊技球が誘導される。従って、第一当たり時目標表示画面111を表示することで、遊技内容を熟知していない遊技者に対しても、大当たり遊技による利益を容易に獲得させることができる。さらに、演出装置30による遊技球使用演出が行われない虞を低下させて、遊技球使用演出を楽ませることができる。尚、先述したように、万が一演出装置30に遊技球が供給されなかった場合でも、本実施の形態に係る演出装置30では、遊技球を用いずに表示ランプ96〜98を用いて遊技球不使用演出を実行することができる。従って、遊技球が供給されなかった場合でも、大当たり遊技終了後の遊技状態を遊技者に報知しつつ、遊技球不使用演出によって遊技者の興趣を惹き付けることができる。
次いで、1ラウンド目の第一大入賞口18の動作が開始すると、表示画面28には、図14に示す第一目標方向表示画面112が表示される。この第一目標方向表示画面112では、第一大入賞口18が設けられている遊技盤上の方向である上方向を示す矢印と共に、「上打ち」の文字が表示される。従って、遊技者は、多数の遊技球を獲得しつつ遊技球使用演出を実行させるための最適な遊技球の発射強度を、第一大入賞口18の開放中に確認することができる。また、第一目標方向表示画面112の表示は、第一大当たり遊技中の1ラウンド目に限るため、開閉部材が開閉する毎に同じ表示が繰り返し行われることがなく、遊技者に煩わしさを感じさせる虞を低下させることができる。
そして、4R大当たりの4ラウンド目、若しくは16R大当たりの16ラウンド目には、特定目標表示画面113〜115が表示される。先述したように、特定目標表示画面113〜115とは、第一大入賞口18へ遊技球を発射させつつ演出装置30の動作説明を行い、遊技者を演出装置30に注目させるための画面である。まず、図15に示すように、遊技盤2の右側に配設された演出装置30の回転体33に注目するように促す特定目標表示画面113が表示される。これにより、遊技者は遊技球を第一大入賞口18へ発射させつつ、回転体33に注目する。次いで、図16に示すように、回転体33に形成されて「GO」の文字が付されている状態A領域90に遊技球が入球することを期待させるための特定目標表示画面114が表示される。さらに、本実施の形態では、先述したように、「V」の文字が付された状態A表示ランプ96が点灯することで、遊技者に有利な時短状態(確率変動時短状態又は非確率変動時短状態)が生起されることが遊技者に報知される。そこで、図17に示すように、状態A表示ランプ96が点灯すると遊技者に有利な遊技状態となることを示す特定目標表示画面113が表示される。このように、特定目標表示画面113〜115を表示させることで、演出装置30が遊技球使用演出を実行できない不具合が生じる虞を低下させることが可能となることに加え、演出装置30の動作説明を行って、遊技者を演出装置30に注目させることができる。従って、遊技内容を熟知していない遊技者に対しても、演出装置30の演出を十分に楽しませることができる。また、演出装置30による遊技球使用演出が実行されるタイミングを示すことができるため、遊技者は、遊技球使用演出を見逃すことなく十分に楽しむことができる。
次に、第二大当たり遊技中に表示される画面について説明する。先述したように、時短状態中には、遊技盤2の右側を狙って遊技球を発射させ続けることで第二大当たり判定が繰り返し行われる。さらに、第二大当たり遊技状態となった場合にも、遊技球の発射強度をそのまま維持することで第二大入賞口19へ容易に遊技球を入賞させることができる。そこで、第二大当たり遊技が開始されてから1ラウンド目の第二大入賞口19の開放動作が行われるまでは、第一大当たり遊技中とは異なり、遊技球の発射目標となる位置を示す画面は表示されない。よって、無駄な画面を表示させることがなく、他の演出を表示画面28で実行することができるため、遊技者を楽しませることができる。
次いで、1ラウンド目の第二大入賞口19の動作が開始すると、表示画面28には、図15に示す第二目標方向表示画面121が表示される。この第二目標方向表示画面121では、第二大入賞口19が設けられている遊技盤上の方向である右方向を示す矢印と共に、「右打ち」の文字が表示される。そして、この第二目標方向表示画面121の表示は、第二大当たり遊技中の1ラウンド目に限る。従って、同じ表示を繰り返し行うことなく適切に、第二大入賞口19へ遊技球を入賞させるための最適な発射強度を遊技者に通知することができる。
尚、本実施の形態における表示画面28が本発明の「表示手段」に相当し、表示画面28の表示を制御する主基板41、サブ統合基板58、及び演出制御基板43が「表示制御手段」に相当する。また、第一当たり時目標表示画面111、第一目標方向表示画面112、特定目標表示画面113〜115、及び第二目標方向表示画面121が「目標表示画面」に相当し、第一当たり時目標表示画面111及び第一目標方向表示画面112が「演出時目標表示画面」に相当する。
また、第一始動口スイッチ60が「第一遊技球検出手段」に相当し、図8のS24で乱数を取得する主基板41のCPU51が「第一当たり乱数取得手段」として機能する。また、図10のS47〜49で第一大当たり判定を行う主基板41のCPU51が「第一当たり判定手段」として機能し、第一大入賞口18が「第一可変入賞口」に相当する。また、第二始動口16及び第二始動電動役物17が「第二始動口」に相当し、第二始動口スイッチ61が「第二遊技球検出手段」として機能する。また、図8のS28で乱数を取得する主基板41のCPU51が「第二当たり乱数取得手段」として機能し、図10のS63〜65で第二大当たり判定を行う主基板41のCPU51が「第二当たり判定手段」として機能する。また、第二大入賞口19が「第二可変入賞口」に相当し、開閉部材開放ソレノイド62が「第一開閉手段」及び「第二開閉手段」に相当し、開閉部材開放ソレノイド62の動作を制御する主基板41及び中継基板47が「第一開閉制御手段」及び「第二開閉制御手段」に相当する。
尚、本発明は以上詳述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは勿論である。まず、遊技球を用いた演出を行う本実施の形態の演出装置30は一例であり、演出装置30の構成は適宜変更が可能である。例えば、回転体33の入球領域の数は3つに限られないし、回転体33を用いない役物に本発明を適用することも可能である。また、演出装置30による遊技球使用演出又は遊技球不使用演出の実行タイミングも変更が可能である。本実施の形態では、第一大入賞口18の開閉動作が終了してから演出装置30による遊技球使用演出を実行しているが、開閉動作が行われている間に演出を実行してもよい。この場合には、遊技球使用演出を実行するタイミングに合わせて、遊技球使用演出が開始されるタイミングを示す特定目標表示画面113〜115を表示させればよい。また、パチンコ機1の遊技球使用演出は、大当たり遊技終了後の遊技状態を遊技者に報知する演出であるが、例えば、大当たり遊技のラウンド数等の他の内容を報知するために行ってもよい。
また、大当たり遊技の構成等も適宜変更が可能であり、例えば、1回の当たり遊技中に複数の大入賞口を開閉させてもよい。また、第二当たり判定が行われるための契機となる入賞口には、常に入賞が可能な第二始動口16と、開放されなければ遊技球が入賞できない第二始動電動役物17とが設けられているが、第二始動口16を設けずに本発明を実現することも可能である。
また、大当たり遊技中のラウンド数や、大入賞口18,19の最大開放時間は適宜変更することができ、遊技状態が移行する割合も本実施の形態で示した割合に限られず、変更することが可能である。また、大当たり遊技中のラウンド数を3種類以上設けてもよいことは勿論である。また、時短回数は50回、10000回の2種類設けられているが、この種類も2種類に限られない。
また、本実施の形態では、開閉部材を備えた第一大入賞口18が、演出装置30へ遊技球を誘導する誘導口の機能を兼ねているが、開閉部材を備えていない入賞口が誘導口を兼ねる構成としても本発明を実現できる。また、本実施の形態では、第一大当たり遊技が実行された場合には必ず演出装置30による遊技球使用演出及び遊技球不使用演出のいずれかが実行されるように設定されている。しかし、時短状態が生起されていない場合の第一大当たり遊技のみ、これらの演出を行うように設定することもできる。
また、本実施の形態の表示画面28に表示される各種画面は一例にすぎず、適宜変更が可能であることは言うまでもない。例えば、図14に示す第一目標方向表示画面112では、画面の左上にラウンド数が、画面の右上に「上打ち」のメッセージが表示されており、その他の部分では種々の画像を表示させることで遊技者の興趣を惹き付けている。しかし、ラウンド数やメッセージの表示位置は変更が可能であり、例えば「上打ち」のメッセージを画面の中央に表示させて、第一大入賞口18を遊技球の発射目標とすることをより分かりやすく遊技者に報知してもよい。また、「上を狙え」等の他のメッセージを「上打ち」の代わりに表示してもよいことは勿論である。同様に、図15乃至図17に示す特定目標表示画面113〜115の表示内容も変更が可能であり、例えば、演出装置30の回転体33や状態A表示ランプ96等を拡大して表示しつつ、遊技球使用演出の動作説明を行ってもよい。また、画面の表示に同期させて様々な音声をスピーカ48により発生させることが可能なのは言うまでもなく、例えば、図13に示す第一当たり時目標表示画面を表示させている間に「上のアタッカーを狙うんだ」という音声を発生させてもよい。これにより、遊技者はより容易に遊技球の発射目標を把握することができる。
本発明の遊技機はパチンコ機に限られず、パチコン機等の各種の遊技機に適用可能である。
パチンコ機1の正面図である。 遊技盤2の正面図である。 演出装置30の役物装置31の一部を斜め上方から見た斜視図である。 パチンコ機1の電気的構成を示すブロック図である。 RAM52の第一大当たり関係情報記憶エリアを示す概念図である。 ROM53の判定テーブル記憶エリアに記憶されている特別図柄決定テーブルを示す概念図である。 主基板41におけるメイン処理のフローチャートである。 メイン処理の中で行われる特別図柄処理のサブルーチンのフローチャートである。 メイン処理の中で行われる特別図柄処理のサブルーチンのフローチャートである。 メイン処理の中で行われる特別図柄処理のサブルーチンのフローチャートである。 図10に示す特別図柄処理の中で行われる遊技状態決定処理のサブルーチンのフローチャートである。 サブ統合基板58におけるサブ統合基板処理のフローチャートである。 第一大当たり遊技開始時に表示される第一当たり時目標表示画面111を示す図である。 第一大当たり遊技の1ラウンド目に表示される第一目標方向表示画面112を示す図である。 第一大当たり遊技の最終ラウンドで表示される特定目標表示画面113を示す図である。 図15に示す画像の後に表示される特定目標表示画面114を示す図である。 図16に示す画像の後に表示される特定目標表示画面115を示す図である。 第二大当たり遊技の1ラウンド目に表示される第二目標方向表示画面121を示す図である。
符号の説明
1 パチンコ機
2 遊技盤
4 遊技領域
7 操作ハンドル
12 普通図柄始動ゲート
15 第一始動口
16 第二始動口
17 第二始動電動役物
18 第一大入賞口
19 第二大入賞口
28 表示画面
30 演出装置
32 遊技球停留部材
36 停留部材上下動ソレノイド
37 遊技状態確定ランプ
41 主基板
43 演出制御基板
46 電飾基板
48 スピーカ
51 CPU
58 サブ統合基板
60 第一始動口スイッチ
61 第二始動口スイッチ
62 開閉部材開放ソレノイド
111 第一当たり時目標表示画面
112 第一目標方向表示画面
113〜115 特定目標表示画面
121 第二目標方向表示画面
581 CPU

Claims (7)

  1. 遊技盤に形成された遊技領域に遊技球を発射する発射装置と、
    当該発射装置による遊技球の発射強度を調整する操作ハンドルと、
    遊技球を用いた演出である遊技球使用演出を実行可能な演出装置と、
    当該演出装置へ遊技球を誘導する遊技球誘導口と、
    画像を表示する表示手段と、
    当該表示手段の表示を制御する表示制御手段とを備え、
    前記表示手段が、遊技球を発射させる目標となる位置及び方向の少なくともいずれかを示す目標表示画面を表示することが可能な遊技機であって、
    前記表示制御手段は、前記演出装置による演出が行われる場合に、前記遊技球誘導口を遊技球の発射目標とすることを示す前記演出時目標表示画面を前記表示手段に表示させ、
    前記遊技球誘導口は、前記遊技盤上に設けられて遊技球が入賞する入賞口であり、
    前記演出装置は、前記入賞口に入賞済みの遊技球を用いて前記遊技球使用演出を実行し得ることを特徴とする遊技機。
  2. 前記演出装置は、演出を行う場合に遊技球が前記遊技球誘導口から誘導されていなければ、前記遊技球使用演出が行われた場合と同じ結果を遊技球を用いずに示す演出である遊技球不使用演出を行い得ることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記表示制御手段は、前記演出装置による演出が行われる場合に、前記遊技球誘導口へ遊技球を発射させつつ前記演出装置の動作説明を行い、遊技者を前記演出装置に注目させる前記演出時目標表示画面である特定目標表示画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技盤上に設けられた第一始動口への遊技球の入賞を検出する第一遊技球検出手段と、
    当該第一遊技球検出手段によって遊技球が検出されたことに起因して、遊技者にとって有利な第一当たり遊技を実行するか否かを決定するための第一当たり乱数を取得する第一当たり乱数取得手段と、
    当該第一当たり乱数取得手段によって取得された前記第一当たり乱数が、あらかじめ当たりと決められた所定の乱数であるか否かの判定である第一当たり判定を行う第一当たり判定手段と、
    前記遊技盤上に設けられ、開閉部材を有し、当該開閉部材が開放されると遊技球の入賞が可能となる第一可変入賞口と、
    当該第一可変入賞口の開閉部材を開閉する第一開閉手段と、
    前記第一当たり遊技中に前記第一開閉手段を制御して、前記第一可変入賞口の開閉部材を開放させる第一開閉制御手段と、
    前記遊技盤上に設けられた第二始動口への遊技球の入賞を検出する第二遊技球検出手段と、
    当該第二遊技球検出手段によって遊技球が検出されたことに起因して、遊技者にとって有利な第二当たり遊技を実行するか否かを決定するための第二当たり乱数を取得する第二当たり乱数取得手段と、
    当該第二当たり乱数取得手段によって取得された前記第二当たり乱数が、あらかじめ当たりと決められた所定の乱数であるか否かの判定である第二当たり判定を行う第二当たり判定手段と、
    前記遊技盤上に設けられ、開閉部材を有し、当該開閉部材が開放されると遊技球の入賞が可能となる第二可変入賞口と、
    当該第二可変入賞口の開閉部材を開閉する第二開閉手段と、
    前記第二当たり遊技中に前記第二開閉手段を制御して、前記第二可変入賞口の開閉部材を開放させる第二開閉制御手段とを備え、
    前記第二始動口と前記第二可変入賞口とが、遊技球の入賞が容易となる前記発射装置の前記発射強度が同じとなる位置に設けられており、
    前記第一可変入賞口への遊技球の入賞が容易となる前記発射強度が、前記第二始動口及び前記第二始動口への遊技球の入賞が容易となる前記発射強度とは異なり、
    前記表示制御手段は、前記第一当たり判定手段によって第一当たりと判定された場合に、遊技球を発射させる目標となる位置である前記第一可変入賞口の位置を示す前記目標表示画面である第一当たり時目標表示画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記遊技球誘導口は前記第一可変入賞口であり、
    前記演出装置は前記遊技球使用演出を前記第一当たり遊技中に行い、
    前記第一当たり時目標表示画面が前記演出時目標表示画面を兼ねることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記演出装置は、前記第一当たり遊技中にのみ、前記遊技球使用演出を実行し得ることを特徴とする請求項4又は5に記載の遊技機。
  7. 前記演出時目標表示画面は、入賞済みの遊技球が前記遊技球使用演出において使用されるタイミングを示すことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の遊技機。
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