JP7012341B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
遊技盤の前側に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
前記遊技領域に設けられて、上方に向けて開口した開口部を有する入球口と、
前記遊技領域を前後方向に移動することにより、前記入球口に前記遊技球が入球不能に前記開口部を覆った閉鎖状態と、前記入球口に前記遊技球が入球可能に前記開口部を開放した開放状態とを切り換える開閉板と、
前記入球口に向かって下る傾斜によって前記遊技球を該入球口へと誘導するガイド通路と
を備え、
前記入球口の前記開口部の左右幅は、前記開閉板が前記開放状態であっても、前記ガイド通路の前記傾斜によって誘導された前記遊技球のうち一部が前記開口部を飛び越え可能な幅に設定されており、
前記ガイド通路は、前記入球口側を延長して設けられた延長部を有している
ことを特徴とする。
A-1.装置前面側の構成 :
図1は、本実施例のパチンコ機1の正面図である。図1に示すように、パチンコ機1の前面部には、前面枠4が設けられている。前面枠4は、一端(図1における左側)が中枠3に対して回動可能に軸支されている。中枠3の前面側には遊技盤20(図2参照)が着脱可能に取り付けられており、前面枠4が中枠3に対してパチンコ機1の前方側に回動(開放)されると、遊技盤20が露出した状態となる。中枠3は、一端(図1における左側)が本体枠2に対して回動可能に軸支されている。本体枠2は、木製の板状部材を組み立てて構成された略長方形の枠体であり、パチンコ機1の外枠を形成している。
図2は、遊技盤20の盤面構成を示す説明図である。前述したように遊技盤20は、中枠3の前面側に着脱可能に取り付けられている。図2に示すように、遊技盤20の中央には略円形状の遊技領域21が形成されている。発射装置ユニット261(図3参照)から発射された遊技球は、外レール22と内レール23との間を通って遊技領域21に放出され、遊技領域21の上方から下方に向かって流下する。遊技領域21は、前面枠4の窓部4a(透明板4b)を通して遊技者に視認されるので、当然ながら、遊技領域21を流下する遊技球の様子も窓部4aを通して遊技者が視認可能である。
次に、本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成について説明する。図3は、本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成を示したブロック図である。図示されているようにパチンコ機1の制御回路は、多くの制御基板や、各種基板などから構成されている。機能に着目して大別すると、遊技の基本的な進行に係る制御を司る主制御基板200と、遊技の演出に係る制御を司るサブ制御基板220と、サブ制御基板220の制御下で画像の表示や音声の出力に係る制御を司る画像音声制御基板230と、サブ制御基板220の制御下でランプの発光に係る制御を司るランプ制御基板226と、遊技球の貸し出しや払い出しに係る制御を司る払出制御基板240と、遊技球の発射に係る制御を司る発射制御基板260などから構成されている。これら制御基板は、各種論理演算および算出演算を実行するCPU(図3におけるCPU201、221、231等)や、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM(図3におけるROM202、222、232等)、プログラムの実行に際してCPUが一時的なデータを記憶するRAM(図3における203、223、233等)、入出力用回路など、種々の周辺LSIがバスで相互に接続されて構成されている。
本実施例のパチンコ機1では、次のようにして遊技が進行する。上皿部7に遊技球が貯留された状態で遊技者が発射ハンドル9を回転させると、上皿部7に貯留された遊技球が1球ずつ発射装置ユニット261に供給されて、図2を用いて前述した遊技領域21に向けて発射される。遊技球を打ち出す強さは発射ハンドル9の回転角度に対応するので、遊技者は発射ハンドル9の回転角度を変化させることによって、遊技者の所望する領域に遊技球を流下させることができる。例えば、中央装置40(演出表示装置41)の左方の領域を流下するように遊技球を発射したり(左打ちを行ったり)、中央装置40の右方の領域を流下するように遊技球を発射したり(右打ちを行ったり)することができる。
図4は、本実施例の第2始動口ユニット60の構成を示す斜視図である。前述したように第2始動口ユニット60は、前方側が前板62で覆われている。本実施例の前板62は、透明な樹脂材料で形成されており、図4では、前板62の後方が見えるように、前板62を透過させて破線で表している。図示されるように第2始動口ユニット60は、後面の取付板63を備えており、この取付板63が遊技盤20の盤面に接して取り付けられる。前板62は、取付板63と略平行に配置されており、前板62と取付板63との間隔は、遊技球が通過可能に遊技球の直径よりも広く設定されている。
以上、本実施例のパチンコ機1について説明したが、実施態様はこれに限られるわけではなく、次のような変形例の態様で実施することも可能である。尚、変形例の説明にあたっては、上述した実施例と同様の構成部分については、実施例と同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図9は、第1変形例の第2始動口ユニット60の取付板63と前板62との間を上方から見た平面図である。前述した実施例では、一対のレール部材67の端部に設けられた重複部67aは間隔が変わることなく一定になっていた(図6参照)。これに対して、第1変形例の第2始動口ユニット60では、図9に示されるように一対の重複部67aの間隔が一定ではなく、左側(受け通路69側)に向かって広がっている。
図10は、第2変形例のガイド通路65を示した斜視図である。尚、図10では、前板62や取付板63の図示を省略しており、第2始動口61の閉鎖状態を表している。図示されるように第2変形例のガイド通路65では、前述した実施例の一対のレール部材67が設けられておらず、ガイド通路65に流下した遊技球は、底板66上を転動するようになっている。そして、第2変形例の底板66は、第2始動口61側の端部が第2始動口61の右側壁の上端と接続されておらず、第2始動口61側の端部を延長して重複部66aが設けられている。この重複部66aは、第2始動口61の開口部61aの上方に張り出しており、開口部61aの一部と重なると共に、閉鎖状態における開閉板64の一部にも重なっている。尚、第2変形例の重複部66aは、本発明の「延長部」に相当している。
図11は、第3変形例のガイド通路65を示した斜視図である。尚、図11では、前板62や取付板63の図示を省略しており、第2始動口61の閉鎖状態を表している。図示されるように第3変形例のガイド通路65では、前述した実施例の一対のレール部材67が設けられておらず、ガイド通路65に流下した遊技球は、底板66上を転動するようになっている。また、第3変形例の底板66は、第2始動口61側の端部が第2始動口61の右側壁の上端と接続されており、その第2始動口61側の端部からは、断面が円形の棒状に形成された一対の重複部材70が突出している。この一対の重複部材70は、遊技球が落ちない間隔を空けて、底板66と同じ傾斜で設けられている。尚、第3変形例の重複部材70は、本発明の「延長部」に相当している。
図12は、第4変形例のパチンコ機1における第2始動口61と開閉板64とガイド通路65との位置関係を拡大して示した説明図であり、第2始動口ユニット60の前板62を省略して前方から水平に見た状態を表している。前述した実施例のパチンコ機1では、一対のレール部材67の重複部67aが、第2始動口61の開口部61aの一部、および閉鎖状態における開閉板64の一部の双方に重なっていた。しかし、重複部67aは、必ずしも開口部61aおよび開閉板64の双方に重なっていなければならないわけではない。図12に示されるように第4変形例の開閉板64の右端は、開口部61aの右端よりも右側に位置し、閉鎖状態における開閉板64が底板66の左端部分の上方を覆うようになっている。そして、一対のレール部材67の重複部67aは、この開閉板64の一部(底板66の上方を覆う部分)と重なっているものの、開口部61aとは重なっていない。
図13は、第5変形例のパチンコ機1における第2始動口61と開閉板64とガイド通路65との位置関係を拡大して示した説明図であり、第2始動口ユニット60の前板62を省略して前方から水平に見た状態を表している。図示されるように第5変形例の開閉板64は、右端が開口部61aの右端に近接しておらず、間隔を空けて配置されている。そのため、一対のレール部材67の重複部67aは、開口部61aの一部(閉鎖状態における開閉板64によって覆われない部分)と重なっているものの、開閉板64とは重なっていない。
上述した実施例および変形例のパチンコ機1は、次のような遊技機A1~A5として捉えることができる。
遊技盤の前側に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
前記遊技領域に設けられて、上方に向けて開口した開口部を有する入球口と、
前記遊技領域を前後方向に移動することにより、前記入球口に前記遊技球が入球不能に前記開口部を覆った閉鎖状態と、前記入球口に前記遊技球が入球可能に前記開口部を開放した開放状態とを切り換える開閉板と、
前記入球口に向かって下る傾斜によって前記遊技球を該入球口へと誘導するガイド通路と
を備え、
前記ガイド通路は、前記入球口側の端部に、前記閉鎖状態における前記開閉板の上方に張り出して該開閉板の一部と重なる重複部を有している
ことを特徴とする遊技機。
遊技機A1において、
前記ガイド通路の前記重複部は、前記開閉板によって覆われる前記開口部の一部にも重なっている
ことを特徴とする遊技機。
遊技機A1または遊技機A2において、
前記ガイド通路の前記重複部は、下方に位置する前記開閉板の重なり部分を視認可能に設けられている
ことを特徴とする遊技機。
遊技機A3において、
前記ガイド通路の前記重複部は、透明な材料で形成されている
ことを特徴とする遊技機。
遊技機A3または遊技機A4において、
前記ガイド通路の前記重複部は、該ガイド通路上を転動する前記遊技球を該ガイド通路の両側から2点で支えると共に、該2点の間が欠落している
ことを特徴とする遊技機。
上述した実施例および変形例のパチンコ機1は、次のような遊技機B1~B5として捉えることができる。
遊技盤の前側に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
前記遊技領域に設けられて、上方に向けて開口した開口部を有する入球口と、
前記遊技領域を前後方向に移動することにより、前記入球口に前記遊技球が入球不能に前記開口部を覆った閉鎖状態と、前記入球口に前記遊技球が入球可能に前記開口部を開放した開放状態とを切り換える開閉板と、
前記入球口に向かって下る傾斜によって前記遊技球を該入球口へと誘導するガイド通路と
を備え、
前記ガイド通路は、前記入球口側の端部に、前記開口部の上方に張り出して該開口部の一部と重なる重複部を有している
ことを特徴とする遊技機。
遊技機B1において、
前記ガイド通路の前記重複部は、前記開口部を覆う前記開閉板の一部にも重なっている
ことを特徴とする遊技機。
遊技機B1または遊技機B2において、
前記ガイド通路の前記重複部は、下方に位置する前記開口部の重なり部分を視認可能に設けられている
ことを特徴とする遊技機。
遊技機B3において、
前記ガイド通路の前記重複部は、透明な材料で形成されている
ことを特徴とする遊技機。
遊技機B3または遊技機B4において、
前記ガイド通路の前記重複部は、該ガイド通路上を転動する前記遊技球を該ガイド通路の両側から2点で支えると共に、該2点の間が欠落している
ことを特徴とする遊技機。
上述した実施例および変形例のパチンコ機1は、次のような遊技機C1として捉えることができる。
遊技盤の前側に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
前記遊技領域に設けられて、上方に向けて開口した開口部を有する入球口と、
前記遊技領域を前後方向に移動することにより、前記入球口に前記遊技球が入球不能に前記開口部を覆った閉鎖状態と、前記入球口に前記遊技球が入球可能に前記開口部を開放した開放状態とを切り換える開閉板と、
前記入球口に向かって下る傾斜によって前記遊技球を該入球口へと誘導するガイド通路と
を備え、
前記ガイド通路は、前記入球口側を延長して設けられた延長部を有している
ことを特徴とする遊技機。
上述した実施例および変形例のパチンコ機1は、次のような遊技機D1として捉えることができる。
遊技盤の前側に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
前記遊技領域に設けられて、上方に向けて開口した開口部を有する入球口と、
前記遊技領域を前後方向に移動することにより、前記入球口に前記遊技球が入球不能に前記開口部を覆った閉鎖状態と、前記入球口に前記遊技球が入球可能に前記開口部を開放した開放状態とを切り換える開閉板と、
前記入球口に向かって下る傾斜によって前記遊技球を該入球口へと誘導するガイド通路と
を備えることを特徴とする遊技機。
上述した実施例および変形例のパチンコ機1は、次のような遊技機E1として捉えることができる。
遊技盤の前側に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
前記遊技領域に設けられて、上方に向けて開口した開口部を有する入球口と、
前記遊技領域を前後方向に移動することにより、前記入球口に前記遊技球が入球不能に前記開口部を覆った閉鎖状態と、前記入球口に前記遊技球が入球可能に前記開口部を開放した開放状態とを切り換える開閉板と、
前記入球口に向かって下る傾斜によって前記遊技球を該入球口へと誘導するガイド通路と、
前記入球口に対して前記ガイド通路とは反対側に設けられて、該ガイド通路上を転動しながらも前記入球口に入球しなかった遊技球を受ける受け通路と
を備え、
前記受け通路は、前記ガイド通路における前記入球口側の端部から該ガイド通路と同じ傾斜で延ばした延長線よりも下げて配置されている
ことを特徴とする遊技機。
4b…透明板、 20…遊技盤、 21…遊技領域、
24…第1始動口、 27…普通図柄作動ゲート、 28…大入賞口、
60…第2始動口ユニット、 60m…始動口ソレノイド、
61…第2始動口(入球口)、 61a…開口部、
61s…第2始動口センサー、 61t…通過孔、 62…前板、
63…取付板、 63a…通し孔、 64…開閉板、
65…ガイド通路、 66…底板、 66a…重複部(延長部)、
67…レール部材、 67a…重複部(延長部)、 68…急傾斜板、
69…受け通路、 70…重複部材(延長部)。
Claims (1)
- 遊技盤の前側に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
前記遊技領域に設けられて、上方に向けて開口した開口部を有する入球口と、
前記遊技領域を前後方向に移動することにより、前記入球口に前記遊技球が入球不能に前記開口部を覆った閉鎖状態と、前記入球口に前記遊技球が入球可能に前記開口部を開放した開放状態とを切り換える開閉板と、
前記入球口に向かって下る傾斜によって前記遊技球を該入球口へと誘導するガイド通路と
を備え、
前記入球口の前記開口部の左右幅は、前記開閉板が前記開放状態であっても、前記ガイド通路の前記傾斜によって誘導された前記遊技球のうち一部が前記開口部を飛び越え可能な幅に設定されており、
前記ガイド通路は、前記入球口側を延長して設けられた延長部を有している
ことを特徴とする遊技機。
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JP2019051174A (ja) * | 2017-09-15 | 2019-04-04 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
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