JP2005318961A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開発設計者の設計思想に基づき遊技演出を提供することを可能とし、使用金額の多い遊技者には信頼度の高い遊技演出パターンを頻繁に提供することで、遊技者により多くの興趣を与えることができる弾球遊技機を提供すること。
【解決手段】 遊技球の個数を係数する遊技球計数手段114を備え、遊技演出決定手段115が遊技球の個数に基づいて遊技者に提供される遊技演出パターンを選択的に決定し、遊技演出手段20が遊技者に提供することを特徴としている。これにより、開発設計者の設計思想に基づいて遊技演出を提供することが可能となり、更に、使用金額の多い遊技者には信頼度の高い遊技演出パターンをより頻繁に提供することで、遊技者により多くの興趣を確実に与えることが可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関し、特に、複数の遊技演出パターンを遊技者に提供する弾球遊技機に関する。
一般に、弾球遊技機の一つであるパチンコ遊技機は、遊技盤面に設けられている始動入賞口に遊技球が入賞したことを契機に大当たりの抽選等を行う。即ち、始動入賞口に遊技球が入賞すると、乱数を取得して大当たりか否かの抽選を行い、当該抽選結果は遊技盤面に設けられた図柄表示装置に図柄を変動表示した後停止表示する図柄変動演出や音声出力等により遊技者に報知される。このような、大当たりや外れを示す図柄変動演出では、大当たり当選を予感させ遊技者に多くの興趣を与える、例えば、リーチやスーパーリーチ等の遊技演出(以下、「遊技演出パターン」と言う)を提供するものが一般的である。ここで、リーチとは、例えば3つの図柄変動表示を行う場合に2つの図柄が揃い、あと1つの図柄が揃えば大当たりになるという状態の遊技演出をいい、スーパーリーチとは、通常のリーチよりも大当たりとなる確率の高い状態の遊技演出を意味する。
そして、この乱数抽選において大当たりに当選した場合、遊技盤面に設けられた大入賞口を入賞容易とする単位特別遊技を複数回行うことからなる特別遊技が実行される。すなわち、通常は閉鎖されている大入賞口が開放され、例えば、所定時間が経過し又は所定個数の遊技球が大入賞口に入賞すると閉鎖されるという動作を、所定回数だけ繰り返す。このようなパチンコ遊技機(以下「第1種パチンコ遊技機」という)は、例えば、特許文献1に記載されている。
また、遊技領域に発射された遊技球を検出する発射球検出装置を遊技盤面のガイドレールの先端に設けると共に、遊技盤面に配設された各入賞口並びにアウト口に遊技球の入球を検出する排出球検出手段を設け、発射球検出装置と排出球検出手段からの検出信号を遊技店のホールコンピュータに伝送することによりアウト球数を正確に計数することを目的とした弾球遊技機が特許文献2に記載されている。
特開平11−299998号公報 特開2000−116922号公報
上述した従来の第1種パチンコ遊技機では、乱数抽選において大当たりに当選すると、図柄表示装置において図柄を変動表示させた後に大当たりの図柄を停止表示する。大当たりの図柄が停止表示されると、前述した単位特別遊技を所定のラウンド数だけ繰り返す特別遊技が実行される。一般に大当たりに当選する確率は200分の1〜350分の1程度に設定されているので、大当たりに当選するには、遊技者は平均して200回から350回ほど始動入賞口に遊技球を入賞させる必要が生じる。単に遊技者に始動入賞口に遊技球を入賞させ、乱数抽選の結果を遊技者に報知するのでは、遊技が単調となり興趣に欠けるので、各パチンコ遊技機は複数の遊技演出パターン(以下、「一群の遊技演出パターン」という)が予め準備されているのが一般的である。このような一群の遊技演出パターンを有するパチンコ遊技機では、乱数抽選(図柄変動)毎に各遊技演出パターンの出現が制御され、例えば、図柄変動200回毎に一群の遊技演出パターンを構成する各遊技演出パターンが提供されるように制御されていた。
このような従来の弾球遊技機においては、弾球遊技機の開発者及び/又は設計者(以下、「開発設計者」という)が遊技者の使用する所定の金額毎に一群の遊技演出パターンを遊技者に提供しようとする場合、弾球遊技機の図柄変動確率を、例えば、20回転/所定金額と想定して一群の遊技演出パターンに必要な図柄変動回数を算定していた。しかし、20回転/所定金額という想定は遊技機毎及び/又は遊技者毎に変化するため、実際には遊技者が所定金額を使用しても10回転も図柄変動が生じない可能性があり、開発設計者の設計思想通りに遊技演出パターンを提供することが困難であった。すなわち、たとえ遊技者が所定の金額を使用したとしても開発設計者が意図した一群の遊技演出パターンを提供することができず、遊技者に十分な興趣を与えることができない虞があった。その結果、遊技者は該弾球遊技機に対して不満や不信感を抱くという問題が生じる蓋然性があった。
また、特許文献2に記載の弾球遊技機では発射球検出装置と排出球検出手段とを備え、発射球検出装置と排出球検出手段からの両方の検出信号を遊技店のホールコンピュータに伝送し比較処理することにより、従来のアウト球数計数方法より正確にアウト球数を計数することを目的としたものであって、弾球遊技機の遊技演出に何らかの影響を及ぼすものではなかった。
本発明は、以上のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、遊技者の使用する金額(打ち出された遊技球の個数)に基づいて一群の遊技演出パターンを遊技者に提供しようとする開発設計者の設計思想に基づき遊技演出を提供することを可能とし、更に、使用金額の多い遊技者には信頼度の高い遊技演出パターンを頻繁に提供することで、遊技者により多くの興趣を確実に与えることができる弾球遊技機を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明では、遊技球の個数を係数する遊技球計数手段を備え、遊技者が使用した金額(打ち出された遊技球の個数)に基づいて、遊技者に提供される遊技演出パターンを選択的に決定し、遊技者に提供することとしている。
しかして、本発明に係る弾球遊技機では、遊技盤面に打ち出された遊技球の個数又は遊技盤面より排出される遊技球の個数を計数する遊技球計数手段と、複数の遊技演出パターンを遊技者に提供する遊技演出手段と、前記複数の遊技演出パターンのそれぞれが提供される確率を規定した遊技演出確率テーブルに基づいて遊技者に提供されるいずれか一の遊技演出パターンを決定する遊技演出決定手段とを備える弾球遊技機において、前記遊技演出確率テーブルは少なくとも第1の遊技演出確率テーブルと該第1の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を提供させる第2の遊技演出確率テーブルとを含み、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が所定の閾値以下の場合に前記遊技演出決定手段は第1の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定し、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が所定の閾値を超える場合に前記遊技演出決定手段は第2の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定することを特徴としている。
これにより、前記遊技演出決定手段は第1、第2の遊技演出確率テーブルのいずれかに基づいて前記遊技演出パターンを決定することになり、計数された遊技球の個数が所定の閾値を超える場合、前記遊技演出決定手段は第2の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定するので、第1の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い遊技演出を遊技者に提供することが可能となる。この結果、開発設計者の設計思想に基づいて遊技演出を提供することが可能となり、更に、使用金額の多い遊技者には信頼度の高い遊技演出パターンをより頻繁に提供することで、遊技者により多くの興趣を確実に与えることが可能である。
また、本発明に係る弾球遊技機では、前記遊技演出確率テーブルは少なくとも第1の遊技演出確率テーブルと、該第1の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を提供させる第2の遊技演出確率テーブルと、該第2の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を提供させる第3の遊技演出確率テーブルとを含み、前記所定の閾値は少なくとも第1の閾値と、前記第1の閾値より大きな第2の閾値とを含み、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第1の閾値以下の場合に前記遊技演出決定手段は第1の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定し、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第1の閾値を超え且つ第2の閾値以下の場合に前記遊技演出決定手段は第2の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定し、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第2の閾値を超える場合に前記遊技演出決定手段は第3の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定することを特徴としている。
これにより、前記遊技演出決定手段は遊技球の個数に基づいて第1、第2、第3の遊技演出確率テーブルのいずれかに基づいて前記遊技演出パターンを決定することかでき、より効果的に遊技演出を遊技者に提供することが可能となる。
また、本発明に係る弾球遊技機では、前記遊技演出確率テーブルは第1の遊技演出確率テーブルと、該第1の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を提供させる第2の遊技演出確率テーブルと、該第2の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を提供させる第3の遊技演出確率テーブルと、該第3の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を提供させる第4の遊技演出確率テーブルとを含み、前記所定の閾値は第1の閾値と、前記第1の閾値より大きな第2の閾値と、前記第2の閾値より大きな第3の閾値とを含み、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第1の閾値以下の場合に前記遊技演出決定手段は第1の遊技演出確率テーブルに基づいて遊技演出パターンを決定し、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第1の閾値を超え且つ第2の閾値以下の場合に前記遊技演出決定手段は第2の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定し、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第2の閾値を超え且つ第3の閾値以下の場合に前記遊技演出決定手段は第3の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定し、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第3の閾値を超える場合に前記遊技演出決定手段は第4の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定することを特徴としている。
これにより、前記遊技演出決定手段は遊技球の個数に基づいて第1、第2、第3、第4の遊技演出確率テーブルのいずれかに基づいて前記遊技演出パターンを決定することかでき、より効果的に遊技演出を遊技者に提供することが可能である。更に、使用金額に応じて信頼度の高い遊技演出パターンをより多く提供することで、使用金額の多い遊技者により多くの興趣を確実に与えることが可能である。
また、本発明に係る弾球遊技機では、遊技盤面に打ち出された遊技球の個数又は遊技盤面より排出される遊技球の個数を計数する遊技球計数手段と、所定の遊技演出パターンを所定の頻度で遊技者に提供する遊技演出手段とを備える弾球遊技機において、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が所定の閾値を超える場合に前記遊技演出手段は前記所定の頻度より頻繁に前記遊技演出パターンを提供することを特徴としている。
これにより、前記遊技演出手段は、遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が所定の閾値を超える場合には前記所定の頻度より頻繁に前記遊技演出パターンを提供することが可能となる。この結果、開発設計者の設計思想に基づいて遊技演出を提供することが可能となり、更に、使用金額の多い遊技者には前記遊技演出パターンをより頻繁に提供することで、遊技者により多くの興趣を確実に与えることが可能である。
また、本発明に係る弾球遊技機では、前記所定の閾値は複数設けられていることを特徴としている。これにより、より効果的に遊技演出を遊技者に提供することが可能となり、更に、使用金額に応じて前記遊技演出パターンをより頻繁に提供することで、使用金額の多い遊技者により多くの興趣を確実に与えることが可能である。
また、本発明に係る弾球遊技機では、前記遊技演出パターンはリーチ演出及び/又は予告演出を含むことを特徴としている。これにより、遊技者に大当たり当選を期待させる演出を行うことが可能となり、遊技者に多くの興趣を確実に与えることが可能である。
また、本発明に係る弾球遊技機では、前記遊技演出パターンは第1のリーチ演出と、第2のリーチ演出と、第3のリーチ演出と、第4のリーチ演出とを含むことを特徴としている。これにより、より効果的な遊技演出を遊技者に提供することが可能である。
また、本発明に係る弾球遊技機では、更に、前記遊技演出パターンは第1の予告及び/又は第2の予告を含むことを特徴としている。これにより、更に、効果的な遊技演出を遊技者に提供することが可能である。
本発明によれば、遊技球の個数に対応した遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定するので、遊技者の使用する金額に基づいた開発設計者の設計思想を忠実に反映させた遊技演出を提供することが可能となる。更に、使用金額の多い遊技者には信頼度の高い遊技演出パターンを提供することで、当該遊技者にはより多くの興趣を与えることが可能である。
また、本発明によれば、遊技球の個数に対応した所定の頻度で前記遊技演出パターンを提供するので、同様に、遊技者の使用する金額に基づいた開発設計者の設計思想を忠実に反映させた遊技演出を提供することが可能となり、更に、使用金額の多い遊技者には前記遊技演出パターンをより頻繁に提供することで、当該遊技者にはより多くの興趣を与えることが可能である。
本発明の実施形態の一つについて、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
はじめに、本発明の実施形態に係る弾球遊技機1の構成について図1を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る弾球遊技機の遊技盤面の外観を示す正面図である。この弾球遊技機1の遊技盤面10の略中央には、図柄や遊技演出等を表示する図柄表示装置21が配設されている。この図柄表示装置21は、主に液晶ディスプレイが使用されるが、画面上に画像等を表示可能であれば、例えば、CRT、ドットマトリックス等の表示装置であっても良い。
図柄表示装置21には、従来の弾球遊技機と同様に、大当たり変動、外れ変動等の図柄変動演出が表示される他、更に、本発明の特徴部分を構成する、例えば、リーチ演出や予告演出等の遊技演出パターンも表示される。また、弾球遊技機1には図柄表示装置21に対応した音声を出力する音声出力部22(図2参照)が配設されており、当該音声出力により図柄変動演出や遊技演出パターンの演出効果が向上される。なお、本実施形態においては、図柄表示装置21と音声出力部22により遊技演出手段20が構成されているが(図2参照)、遊技演出手段20はこれに限定されず、例えば、可動物のような物理的な役物を使用してもよく、遊技者に所定の遊技演出パターンを提供可能であればどのような演出手段であってもよい。
図柄表示装置21の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞口12が配設されている。始動入賞口12には入賞した遊技球を検出する始動入賞検出装置12a(図2参照)が配設され、当該始動入賞検出装置12aからの検出信号を契機として後述する乱数抽選が開始される。この始動入賞口12の上部の開口部には、開口幅を拡大させる拡大装置13、13が配設されている。この拡大装置13、13は、通常は遊技球を1個通過可能とするが2個同時通過不可能な幅を保つことにより、始動入賞口12への遊技球の入賞を困難なものとしているが、拡大作動時は広い範囲で遊技球を拾うことが可能となり、始動入賞口12への遊技球の入賞を容易なものとする。
始動入賞口12の下方には、アタッカーユニット14が配設されている。このアタッカーユニット14の正面略中央には、特別遊技が実行される大当たりの際に開放される大入賞口15が設けられている。大当たりとは、図柄表示装置21に停止表示される図柄が所定の大当たり図柄の場合に遊技者に特別の利益が提供されるような遊技をいう。例えば、通常は閉鎖されている大入賞口15が30秒という所定時間の経過または10球という所定個数の遊技球の入賞の何れかが起こるまで開放され、この開放された間に大入賞口15の内部に設けられているVゾーンへの入賞があると大入賞口15は一旦閉鎖された後に再度開放されるという動作を、例えば、15回という所定回数だけ繰り返すような遊技である。
始動入賞口12の左右両端には、入賞口16、16が配設され、当該入賞口16、16には入賞した遊技球を検出する入賞検出装置16a(図2参照)がそれぞれ設けられている。始動入賞口12と入賞口16、16の間には、遊技球が通過可能な作動ゲート17、17が配設されている。作動ゲート17、17には通過した遊技球を検出する作動ゲート通過検出装置17a(図2参照)が設けられ、遊技球の通過を契機として普通図柄表示部3における普通図柄の変動表示が開始される。普通図柄は普通図柄表示部3に設けられたランプの表示によって行われ、当該ランプが所定の状態に点灯すると、始動入賞口12の拡大装置13、13は所定時間だけ作動される。
遊技盤面10の下端には、始動入賞口12、大入賞口15、入賞口16、16の何れにも入賞しなかった遊技球が排出されるアウト口18が配設されている。アウト口18には、アウト口18を介して遊技盤面10の裏面側に排出される遊技球を検出するアウト球検出装置18a(図2参照)が配設されている。更に、遊技盤面10には、遊技球の落下方向に変化を付けるための風車19及び図示しない釘等が配設されている。そして、遊技盤面10の前面は、図示しないガラス板で覆われている。更に、遊技盤面10の下方には、遊技球を遊技盤面10の下端から上端へ打ち出すための図示しない弾球ハンドルや、始動入賞口12、大入賞口15、入賞口16、16に遊技球が入賞したときに所定の個数の遊技球が払い出される図示しない賞球払出口及びそれらの遊技球を受ける球受け皿がそれぞれ配設されている。
以上のような構成の弾球遊技機1の遊技の概要を図1を参照して説明する。遊技者が弾球ハンドルを操作すると、遊技球が発射されガイドレール2に案内されて遊技盤面10の上方に放出される。遊技球は、風車19や釘等に接触して落下方向が変化しながら、一部は入賞口16、16、又は、始動入賞口12に入り、入賞口16、16、又は、始動入賞口12に入らなかった遊技球は、アウト口18に入る。すなわち、遊技盤面10に発射された遊技球は、始動入賞口12、入賞口16、16、アウト口18のいずれかを介して遊技盤面10の裏面側に排出される。なお、遊技球が入賞口16、16に入賞すると、賞球払出口から例えば5球の賞球が遊技者に払い出される。
次に、遊技球が作動ゲート17を通過すると、作動ゲート通過検出装置17aからの通過信号を契機に普通図柄抽選が行われ、普通図柄表示部3において普通図柄の変動を開始する。そして、変動が開始してから例えば30秒が経過すると、抽選された結果の態様で普通図柄が停止する。このとき普通図柄の停止態様が予め定められた当たりの態様であれば、始動入賞口12の拡大装置13、13が作動され、例えば0.5秒間だけ保持される。この間、始動入賞口12の開口幅が拡大されるので、始動入賞口12への入賞が容易となる。また、普通図柄の停止態様が予め定められた外れの態様であれば、始動入賞口12の拡大装置13、13は作動されないが、この場合でも始動入賞口12への入賞は可能である。なお、普通図柄表示部3において普通図柄の変動中に遊技球がゲート17、17を通過した場合には、その分の変動は保留されて順次実行される。
次に、遊技球が始動入賞口12に入賞すると、始動入賞検出装置12aからの検出信号を契機に賞球払出口から例えば5球の賞球が遊技者に払い出されるとともに、乱数抽選による大当たり判定処理が開始される。当該判定結果は、図柄表示装置21に図柄を変動表示した後停止表示する図柄変動演出(大当たり変動又は外れ変動)及び音声出力部22からの音声出力により遊技者に報知される。当該図柄変動演出は、単に特別遊技判定処理の結果を遊技者に報知するのみではなく、遊技者に大当たり当選を期待又は予感させる、例えば、低リーチ、中リーチ、高リーチ、スーパーリーチ等のリーチ演出や予告演出等の遊技演出パターンを含み、遊技者により多くの興趣を与えるものである。本実施形態では、低リーチとは大当たりとなる確率が一番低いリーチをいい、中リーチ、高リーチ、スーパーリーチの順に大当たりとなる確率が高いそれぞれのリーチ演出を意味している(以下、同様とする)。
図柄表示装置21に大当たり図柄(例えば、「7」「7」「7」の特定のゾロ目の図柄)が停止表示されると大当たり当選であって、続いて特別遊技が開始される。すなわち、普段は閉鎖されている大入賞口15が開放され遊技球は大入賞口15へ入賞することが可能となる。遊技球が大入賞口15に入賞すると、賞球払出口から所定の個数(例えば15球)の賞球が遊技者に払い出される。この大入賞口15は、例えば開放されてから30秒経過するか、10球の入賞があるかの何れかにより一旦閉鎖される。そして、大入賞口15が開放されている間に、大入賞口15の内部に設けられているVゾーンへの入賞があると、大入賞口15は一旦閉鎖された後、再度開放されるようになっている。このような大入賞口15の開放及び閉鎖(以下、「単位特別遊技」という)を所定の回数(例えば15ラウンド)だけ繰り返し行う。一方、大入賞口15が所定の回数だけ開閉を繰り返すか、大入賞口15の開放中にVゾーンへの入賞が無かった場合には特別遊技は終了する。
次に、本発明の実施形態に係る弾球遊技機1の主要な遊技制御について、図2を参照して説明する。
図2は、弾球遊技機1に係る機能を制御する装置のブロック図である。左側に遊技制御手段100の構成が示され、右側には前述した弾球遊技機1の構成部分が示されている。左側に示された遊技制御手段100の各構成手段は主にソフトウエア(プログラム)から構成され、右側に示された弾球遊技機1の構成部分はハードウエアから構成されている。
作動ゲート17、始動入賞口12、入賞口16、アウト口18、大入賞口15には、前述したように、遊技球を検出するそれぞれの検出装置が配設される。特別遊技状態(特別遊技が実行中)ではない通常の遊技状態においては、遊技盤面10に打ち出されたすべての遊技球は、原則的に始動入賞口12、入賞口16、アウト口18のいずれかを介して遊技盤面10の裏面側に排出される。すなわち、始動入賞検出装置12a、入賞検出装置16a、アウト球検出装置18aにより、遊技盤面10に打ち出されたすべての遊技球の検出が可能である。なお、本実施形態においては、始動入賞検出装置12a、入賞検出装置16a、アウト球検出装置18aにより、遊技盤面10に打ち出された遊技球の検出、すなわち排出側での検出を行っているが、遊技球の検出手段はこれに限定されるものではなく、例えば、ガイドレール2の先端に発射された遊技球を検出する検出装置を設けてもよく、遊技球を確実に検出できる方法、手段であればどのようなものであってもよい。
遊技制御手段100の各構成手段は、弾球遊技機1の構成部分に設けられた各種検出装置からの検出信号に基づいて、後述する各種処理を行う。また、遊技制御手段100の各構成手段は、始動入賞口12に設けられた拡大装置駆動源13a、大入賞口15に設けられた大入賞口駆動源14a、遊技演出手段20を構成する図柄表示装置21及び音声出力部22のそれぞれの制御処理を行う。以下、遊技制御手段100の各構成手段について説明する。
遊技制御手段100は、特別遊技決定手段110と、遊技演出制御手段120と、特別遊技制御手段130とを備える。
特別遊技決定手段110は、普通図柄入賞判定手段111と、拡大装置作動判定手段112と、大当たり判定手段113と、遊技球計数手段114と、遊技演出決定手段115とを備える。
普通図柄入賞判定手段111は、作動ゲート通過検出装置17aからの検出信号により、遊技球が作動ゲート17を通過したか否かを判定し、普通図柄表示部3に普通図柄の変動表示を行う。普通図柄の当選が判定されると、普通図柄表示部3のランプの点灯を所定の状態に点灯させる。
拡大装置作動判定手段112は、始動入賞口12の拡大装置駆動源13aを制御して拡大装置13を作動させる。すなわち、普通図柄入賞判定手段111により普通図柄の当選が判定された場合、拡大装置作動判定手段112により、拡大装置駆動源13aが制御され拡大装置13、13は作動される。
大当たり判定手段113は、入賞検出判定手段113a、乱数抽選手段113b、図柄決定手段113cを備える。入賞検出判定手段113aは、始動入賞口12の始動入賞検出装置12aからの検出信号により、遊技球が始動入賞口12に入賞したか否かを判定し、当選乱数を取得すべきか否かを判定する。乱数抽選手段113bは、当選乱数を取得し、取得された当選乱数に基づいて大当たりか否かの抽選を行う。図柄決定手段113cは、取得された当選乱数に基づいて図柄表示装置21に表示される停止図柄及び変動図柄を決定する。
遊技球計数手段114は、始動入賞検出装置12a、入賞検出装置16a、アウト球検出装置16aからの検出信号に基づき、遊技盤面10の裏面側に排出される遊技球(排出球)の個数を計数する。
遊技演出決定手段115は、先ず、複数ある所定の遊技演出確率テーブルから遊技球計数手段114により計数された遊技球の個数に基づき、対応する一の遊技演出確率テーブルを選択する。次に、選択された当該遊技演出確率テーブルに基づき、遊技者に提供される遊技演出パターンを抽選により決定する。遊技演出確率テーブルは、複数ある遊技演出パターンの各遊技演出パターンが提供される確率(出現確率)を予め設定したものである。
遊技演出制御手段120は、図柄表示制御手段121と音声出力制御手段122を備え、遊技演出手段20(図柄表示装置21、音声出力部22)を制御し、図柄変動や遊技演出パターン等の遊技演出を遊技者に提供する。
特別遊技制御手段130は、特別遊技実行判定手段131、サイクル遊技実行手段132、継続判定手段133、特別遊技終了判定手段134を備える。特別遊技実行判定手段131は、大当たり判定手段113bによる大当たり判定結果に基づき特別遊技の実行を判定する。サイクル遊技実行手段132は、特別遊技を構成する単位特別遊技を実行する。継続判定手段133は、単位特別遊技を継続させるか否かの判定を行う。特別遊技終了判定手段134は、特別遊技を終了させるか否かの判定を行う。
次に、本発明の特徴部分を構成する遊技演出パターンと遊技演出確率テーブルについて説明する。表1に示す第1の実施形態では、遊技演出パターンとして第1、第2、第3、第4のリーチ演出及びリーチ演出を含まない外れ図柄変動演出が設けられ、遊技演出確率テーブルとして第1の遊技演出確率テーブルと第2の遊技演出確率テーブルとが設けられている。
Figure 2005318961
第1のリーチ演出とは、例えば低リーチを示す遊技演出パターンであって、最も信頼度の低い遊技演出パターンである。第2のリーチ演出とは、例えば中リーチを示す遊技演出パターンであって、低リーチに次いで信頼度の低いリーチ演出である。第3のリーチ演出とは、例えば高リーチを示す遊技演出パターンであって、スーパーリーチに次いで信頼度の高いリーチ演出である。第4のリーチ演出とは、例えばスーパーリーチを示す遊技演出パターンであって、最も信頼度の高いリーチ演出である。なお、第1乃至第4のリーチ演出のいずれも含まない外れ図柄変動演出も遊技演出パターンの一形態であって、このリーチ演出を含まない遊技演出パターンの発生確率(10分の9)が最も高い。
第2の遊技演出確率テーブルは第1の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を遊技者に提供させるように予め設定されている。具体的には、表1に示すように、第2の遊技演出確率テーブルにおける最も信頼度の高い第4のリーチ演出の確率は500分の1であって第1の遊技演出確率テーブルにおける第4のリーチ演出の確率(1000分の1)より高く、また、第2の遊技演出確率テーブルにおける第3のリーチ演出の確率は250分の1であって第1の遊技演出確率テーブルにおける第3のリーチ演出の確率(1000分の3)より高い。すなわち、第2の遊技演出確率テーブルは、例えば、第4、第3のリーチ演出等の信頼度の高い遊技演出パターンの確率が第1の遊技演出確率テーブルのそれより高く設定されており、反対に第1のリーチ演出のような信頼度の低い遊技演出パターンの確率は第1の遊技演出確率テーブルのそれより低く設定されている。信頼度の高い演出とは、信頼度の高い第4、第3のリーチ演出をより多く遊技者に提供することにより、大当たり当選が近いという強い期待感を遊技者に与えるような演出である。
前述したように、遊技球計数手段114により計数された遊技球の個数が所定の閾値(例えば、2500個)以下である場合、第1の遊技演出確率テーブルに基づいて、遊技演出決定手段115は遊技者に提供される遊技演出パターンを抽選により決定する。一方、遊技球計数手段114により計数された遊技球の個数が所定の閾値(例えば、2500個)を超えた場合、第2の遊技演出確率テーブルに基づいて、遊技演出決定手段115は遊技演出パターンを抽選により決定する。なお、遊技球計数手段114による遊技球の個数の計数は、最後に特別遊技が実行された後に開始され、特別遊技が実行される毎にゼロにリセットされ開始される。
本実施形態では、遊技演出パターンとして第1、第2、第3、第4のリーチ演出及びリーチ演出を含まない外れ図柄変動演出が設けられ、それぞれの遊技演出パターンが提供される確率が第1の遊技演出確率テーブルと第2の遊技演出確率テーブルにより予め設定されている。これにより、開発設計者の設計思想を忠実に反映させた遊技演出を提供することが可能である。また、遊技球の個数に基づいて第1の遊技演出確率テーブル又は第2の遊技演出確率テーブルのいずれかが選択されることで、遊技者の使用する金額に基づいた開発設計者の設計思想通りに遊技演出を提供することも可能となる。更に、第2の遊技演出確率テーブルは第1の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を遊技者に提供させるように予め設定され、使用金額の多い遊技者には信頼度の高い遊技演出パターンをより多く提供することで、当該遊技者にはより多くの興趣を与えることもできる。
次に、第2の実施形態について説明する。表2に示す第2の実施形態は、遊技演出パターンは第1の実施形態と同じ第1、第2、第3、第4のリーチ演出とリーチ演出が含まれない外れ図柄変動演出とから構成され、遊技演出確率テーブルは第1の実施形態と同じ第1、第2の遊技演出確率テーブルと、更に、第3、第4の遊技演出確率テーブルとから構成される。
Figure 2005318961
第3の遊技演出確率テーブルは第2の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を遊技者に提供させるもので、第4の遊技演出確率テーブルは第2の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を遊技者に提供させるものである。信頼度の高い演出とは、前述したように、信頼度の高い第4、第3のリーチ演出をより多く遊技者に提供することにより、大当たり当選が近いという強い期待感を遊技者に与えるような演出である。
表2に示すように、第3の遊技演出確率テーブルは、例えば、第4、第3のリーチ演出等の信頼度の高い遊技演出パターンの確率が第2の遊技演出確率テーブルのそれより高く設定されており、反対に第1のリーチ演出のような信頼度の低い遊技演出パターンの確率は第2の遊技演出確率テーブルのそれより低く設定されている。同様に、第4の遊技演出確率テーブルは、例えば、第4、第3のリーチ演出等の信頼度の高い遊技演出パターンの確率が第3の遊技演出確率テーブルのそれより高く設定されており、反対に第1のリーチ演出のような信頼度の低い遊技演出パターンの確率は第3の遊技演出確率テーブルのそれより低く設定されている。
図3は、一の遊技演出確率テーブルを選択する処理の流れを示すフローチャートである。図3を参照して、一の遊技演出確率テーブルが選択され、セットされる処理について説明する。
はじめに、遊技球計数手段114により計数された遊技球の個数が第1の閾値(2500個)以下であるか否かの判定がされる(ステップS1)。2500個以下(YES)であれば、第1の遊技演出確率テーブルにセットする遊技演出確率変更処理がなされる(ステップS2)。これに対し、遊技球の個数が第1の閾値(2500個)を超える場合、続いて、第2の閾値(5000個)以下であるか否かの判定がされる(ステップS3)。5000個以下(YES)であれば、第2の遊技演出確率テーブルにセットする遊技演出確率変更処理がなされる(ステップS4)。更に、遊技球の個数が第2の閾値(5000個)を超える場合、続いて、第3の閾値(10000個)以下であるか否かの判定がされる(ステップS5)。10000個以下(YES)であれば、第3の遊技演出確率テーブルにセットする遊技演出確率変更処理がなされ(ステップS6)、10000個を超える(NO)場合、第4の遊技演出確率テーブルにセットする遊技演出確率変更処理がなされる(ステップS7)。なお、遊技球計数手段114による遊技球の個数の計数は、最後に特別遊技が実行された後に開始され、特別遊技が実行される毎にゼロにリセットされ開始される。
遊技演出決定手段115は、セットされた第1、第2、第3、第4の遊技演出確率テーブルのいずれかに基づいて抽選により遊技演出パターンを決定し、決定された遊技演出パターンが遊技者に提供される。
本実施形態では、遊技球の個数に第1、第2、第3の閾値が設けられ、遊技球の個数に対応した第1、第2、第3、第4の遊技演出確率テーブルに基づいて提供される遊技演出パターンを抽選により決定する。これにより、更に効果的に開発設計者の設計思想を反映させた遊技演出を提供することが可能となる。なお、本実施形態では三つの閾値と四つの遊技演出確率テーブルの場合について説明したが、遊技球の個数の閾値は三つに限定されず、また、遊技演出確率テーブルの個数も四つに限定されるものではなく、複数の閾値及び/又は複数の遊技演出確率テーブルを有するものであればよい。
次に、第3の実施形態について説明する。表3に示す第3の実施形態は、第1、第2の実施形態を簡略化したものであって、遊技演出パターンは第1の予告演出、第2の予告演出である。本実施形態では、第1の予告演出、第2の予告演出はどちらか一つが選択的に遊技者に提供されるものではなく、それぞれの予告演出は遊技球の個数に基づいた所定の頻度(出現確率)で提供されるものである。
Figure 2005318961
第1の予告演出は、例えば、大当たり当選が近いことを暗示する刺激的な予告(以下、「アツイ予告」という)を遊技者に提供する遊技演出パターンである。第2の予告演出は、例えば、大当たり当選が間近に迫ったことを暗示するより刺激的な予告(以下、「激アツ予告」という)を遊技者に提供する遊技演出パターンである。第1、第2の予告演出は、前述したリーチ演出とは異なり、リーチの状態に関わらず遊技者に提供される遊技演出パターンである。
表3に示すように、第1の予告演出は、遊技球計数手段114により計数された遊技球の個数が第1の閾値(例えば、2500個)以下である場合、250分の1の頻度(図柄変動回数に対する出現確率。以下同様)で遊技者に提供される。遊技球の個数が第1の閾値を超え、且つ、第2の閾値(例えば、5000個)以下である場合、200分の1の確率で遊技者に提供される。遊技球の個数が第2の閾値を超え、且つ、第3の閾値(例えば、10000個)以下である場合、175分の1の確率で遊技者に提供される。遊技球の個数が第3の閾値を超えれば150分の1の確率で遊技者に提供される。このように、遊技球の個数が所定の閾値を超える毎に第1の予告演出が提供される頻度も高くなる。なお、遊技球計数手段114による遊技球の個数の計数は、最後に特別遊技が実行された後に開始され、特別遊技が実行される毎にゼロにリセットされ開始される。
また、第2の予告演出は、遊技球計数手段114により計数された遊技球の個数が第1の閾値(例えば、2500個)以下である場合、500分の1の確率で遊技者に提供される。同様に、遊技球の個数が第1の閾値を超え、且つ、第2の閾値(例えば、5000個)以下であれば400分の1の確率で遊技者に提供され、遊技球の個数が第2の閾値を超え、且つ、第3の閾値(例えば、10000個)以下であれば350分の1の確率で遊技者に提供され、更に、遊技球の個数が第3の閾値を超えれば300分の1の確率で遊技者に提供される。第1の予告演出と同様に、遊技球の個数が所定の閾値を超える毎に第2の予告演出が提供される頻度も高くなる。
本実施形態では、遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が所定の閾値を超える毎により高い確率(頻度)で第1、第2の予告演出を提供することとしている。これにより、開発設計者の設計思想をより忠実に反映させた遊技演出を提供することが可能となり、更に、使用金額の多い遊技者に第1、第2の予告演出をより頻繁に提供することで、当該遊技者にはより多くの興趣を与えることが可能である。なお、本実施形態では三つの閾値と第1、第2の予告演出の場合について説明したが、遊技球の個数の閾値は三つに限定されず、また、遊技演出パターンも予告演出に限定されるものではなく、少なくとも一つの閾値を有しておれば他の遊技演出パターンであってもよい。
なお、第1、第2の予告演出は重畳的に実行されてもよく、いずれか一方のみが実行されてもよい。また、第3の実施形態は、第1、第2の実施形態と共に実施することが可能で、第1又は第2の実施形態と第3の実施形態とを重畳的に実施することにより、その効果を更に向上させることも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明によれば、遊技球の個数に対応した遊技演出確率テーブルに基づいて遊技演出パターンを決定するので、遊技者の使用する金額に基づいた開発設計者の設計思想を忠実に反映させた遊技演出を提供することが可能となる。更に、使用金額の多い遊技者には信頼度の高い遊技演出パターンを提供することで、当該遊技者にはより多くの興趣を与えることが可能である。
また、本発明によれば、遊技球の個数に対応した所定の頻度で前記遊技演出パターンを提供するので、同様に、遊技者の使用する金額に基づいた開発設計者の設計思想を忠実に反映させた遊技演出を提供することが可能となり、更に、使用金額の多い遊技者には前記遊技演出パターンをより頻繁に提供することで、当該遊技者にはより多くの興趣を与えることが可能である。
なお、本発明の範囲は上述した実施形態に限られず、特許請求の範囲の記載に反しない限り、他の様々な実施形態に適用可能である。例えば、本発明の実施形態では、始動入賞検出装置12a、入賞検出装置16a、アウト球検出装置16aにより、遊技盤面10に打ち出された遊技球の検出、すなわち排出側での検出を行っていたが、遊技球の検出手段はこれに限定されるものではなく、発射された遊技球を検出する検出装置を設けてもよく、遊技球を確実に検出できる方法、手段であればどのようなものであってもよい。
また、本発明によれば、遊技球の検出手段と遊技球計数手段とを備え、遊技球の個数に基づいた遊技演出を行うことが可能となるので、遊技者の使用金額のみならず遊技時間に基づいた開発設計者の設計思想を忠実に反映させた遊技演出を提供することも可能である。なお、遊技球の個数が所定の閾値を超えた場合に、例えば、「高稼働台」を示す報知を行ってもよい。
本発明は、遊技球を用いる弾球遊技機であれば、いわゆるパチンコ機のみならず、アレンジボール等他の弾球遊技機にも適用可能である。
本発明の実施形態に係る弾球遊技機1の遊技盤面10の外観を示す正面図である。 弾球遊技機1に係る機能を制御する手段のブロック図である。 一の遊技演出確率テーブルを選択する処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 弾球遊技機、2 ガイドレール、3 普通図柄表示部、10 遊技盤面、12 始動入賞口、12a 始動入賞検出装置、13 拡大装置、13a 拡大装置駆動源、14 アタッカーユニット、14a 大入賞口駆動源、15 大入賞口、15a 大入賞検出装置、16 入賞口、16a 入賞検出装置、17 作動ゲート、17a 作動ゲート通過検出装置、18 アウト口、18a アウト球検出装置、19 風車、20 遊技演出手段、21 図柄表示装置、22 音声出力部、100 遊技制御手段、110 特別遊技決定手段、111 普通図柄入賞判定手段、112 拡大装置作動判定手段、113 大当たり判定手段、114 遊技球計数手段、115 遊技演出決定手段、120 遊技演出制御手段、130 特別遊技制御手段

Claims (8)

  1. 遊技盤面に打ち出された遊技球の個数又は遊技盤面より排出される遊技球の個数を計数する遊技球計数手段と、
    複数の遊技演出パターンを遊技者に提供する遊技演出手段と、
    前記複数の遊技演出パターンのそれぞれが提供される確率を規定した遊技演出確率テーブルに基づいて遊技者に提供されるいずれか一の遊技演出パターンを決定する遊技演出決定手段とを備える弾球遊技機において、
    前記遊技演出確率テーブルは少なくとも第1の遊技演出確率テーブルと該第1の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を提供させる第2の遊技演出確率テーブルとを含み、
    前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が所定の閾値以下の場合に前記遊技演出決定手段は第1の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定し、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が所定の閾値を超える場合に前記遊技演出決定手段は第2の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技演出確率テーブルは少なくとも第1の遊技演出確率テーブルと、該第1の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を提供させる第2の遊技演出確率テーブルと、該第2の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を提供させる第3の遊技演出確率テーブルとを含み、
    前記所定の閾値は少なくとも第1の閾値と、前記第1の閾値より大きな第2の閾値とを含み、
    前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第1の閾値以下の場合に前記遊技演出決定手段は第1の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定し、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第1の閾値を超え且つ第2の閾値以下の場合に前記遊技演出決定手段は第2の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定し、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第2の閾値を超える場合に前記遊技演出決定手段は第3の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記遊技演出確率テーブルは第1の遊技演出確率テーブルと、該第1の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を提供させる第2の遊技演出確率テーブルと、該第2の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を提供させる第3の遊技演出確率テーブルと、該第3の遊技演出確率テーブルより信頼度の高い演出を提供させる第4の遊技演出確率テーブルとを含み、
    前記所定の閾値は第1の閾値と、前記第1の閾値より大きな第2の閾値と、前記第2の閾値より大きな第3の閾値とを含み、
    前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第1の閾値以下の場合に前記遊技演出決定手段は第1の遊技演出確率テーブルに基づいて遊技演出パターンを決定し、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第1の閾値を超え且つ第2の閾値以下の場合に前記遊技演出決定手段は第2の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定し、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第2の閾値を超え且つ第3の閾値以下の場合に前記遊技演出決定手段は第3の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定し、前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が第3の閾値を超える場合に前記遊技演出決定手段は第4の遊技演出確率テーブルに基づいて前記遊技演出パターンを決定することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  4. 遊技盤面に打ち出された遊技球の個数又は遊技盤面より排出される遊技球の個数を計数する遊技球計数手段と、
    所定の遊技演出パターンを所定の頻度で遊技者に提供する遊技演出手段とを備える弾球遊技機において、
    前記遊技球計数手段により計数された遊技球の個数が所定の閾値を超える場合に前記遊技演出手段は前記所定の頻度より頻繁に前記遊技演出パターンを提供することを特徴とする弾球遊技機。
  5. 前記所定の閾値は複数設けられていることを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。
  6. 前記遊技演出パターンはリーチ演出及び/又は予告演出を含むことを特徴とする請求項1乃至5に記載の弾球遊技機。
  7. 前記遊技演出パターンは第1のリーチ演出と、第2のリーチ演出と、第3のリーチ演出と、第4のリーチ演出とを含むことを特徴とする請求項6に記載の弾球遊技機。
  8. 前記遊技演出パターンは第1の予告及び/又は第2の予告を含むことを特徴とする請求項6に記載の弾球遊技機。
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