JP2008284016A - 遊技機、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの始動入賞口それぞれへの遊技球の入賞に基づいて行われる2つの抽選の抽選結果の報知までの時間を制御することで、新たな遊技性を有する遊技機を提供する。
【解決手段】確変状態となった場合に、当りとなる第1特図ゲームの変動表示時間を通常の遊技状態の最長の変動表示時間の2倍以上の長さとする。また、はずれとなる第1特図ゲームの変動表示時間を通常の遊技状態の最短の変動表示時間以下とする。また、第2特図ゲームの変動表示時間は、当り、はずれに係らず通常の遊技状態の変動表示時間の平均より短くする。また、通常の状態から上限回数となる特別遊技状態が発生するまで、特別遊技状態後に必ず確変状態を発生させる。これにより、確変中の当りとなる長い第1特図ゲーム中、すなわち、特別遊技状態が発生する前に、当りとなる第2特図ゲームを容易に発生可能とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用される遊技機、プログラム及び記録媒体に関するものである。
いわゆるデジパチと称されるパチンコ遊技機においては、複数の表示領域のそれぞれにおいて、複数種の識別情報(特別図柄)を切り替えるように変動表示させた後に識別情報を停止表示させるとともに、複数の表示領域でそれぞれ停止表示される識別情報の組合せが予め設定された特別の組合せとなった場合に、大当たりとなって通常の状態より多くの遊技球を獲得可能となる特別遊技状態を発生させる変動表示ゲームを表示する表示装置が備えられている。
そして、前記表示装置として大型の液晶表示装置を備えたパチンコ遊技機が多く開発され、変動表示ゲームの表示内容に特徴を持たせることで、遊技者の興趣を高めるようにしている。
また、パチンコ遊技機の遊技を多彩なものとするために、いわゆるデジパチとしての機能と、いわゆる羽根物としての機能とを持った遊技機や、デジパチにおける変動表示ゲームを2つ並行して行えるようにした遊技機などが開発されている(たとえば、特許文献1参照)。
このような遊技機では、変動表示ゲームと羽根物による遊技との組合せや、並行して行われる2つの変動表示ゲームの組合せによって、遊技者に新たな遊技性を提供しようとしている。なお、ここでの2つの変動表示ゲームを同時に行うというのは、従来の特別図柄の変動表示ゲームと普通図柄の変動表示ゲームとを並行して行うもののことではなく、特別図柄の変動表示ゲームを2つ並行して行うもので、さらに普通図柄の変動表示ゲームを行うものとしてもよい。
特開2003−62215号公報
ところで、2つの変動表示ゲームを並行して行うものにおいては、2つの変動表示ゲームの両方について、当たるか否かを遊技者が注視することになるが、単純に2つの変動表示ゲームが並行して行われるだけでは、慣れてしまえば、各変動表示ゲームをそれぞれ単独で見た場合と遊技性がそれほど変化しておらず、遊技者が飽きてしまう可能性がある。
そこで、2つの変動表示ゲームを連携させて、新たな遊技性を生み出す必要があるが、現状では、2つの変動表示ゲームを用いて従来と大きく異なる遊技性を有するような遊技機は開発されていない。
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、2つの始動入賞口のそれぞれの遊技球の入賞に基づいて、それぞれ独立して当たりか否かの抽選を行う場合に、それぞれ抽選結果の報知までの時間を調整することで今までにない遊技性を有する遊技機、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、遊技球が発射される遊技盤と、
前記遊技盤上に設けられた第1始動入賞口および第2始動入賞口と、
第1始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて当たりおよびはずれを決める第1抽選を実行する第1抽選手段と、
第2始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて当たりおよびはずれを決める第2抽選を実行する第2抽選手段と、
第1抽選手段による第1抽選の実行に基いて順次計時される第1報知時間が終了するタイミングで第1抽選の結果を報知する第1報知手段と、
第2抽選手段による第2抽選の実行に基いて順次計時される第2報知時間が終了するタイミングで第2抽選の結果を報知する第2報知手段と、
当たりとなる第1抽選の結果が報知される場合と、当たりとなる第2抽選の結果が報知される場合とのそれぞれにおいて遊技者に有利な第1有利状態を所定期間に渡って発生させる第1有利状態制御手段と、
第1および第2抽選の抽選結果を報知するタイミングを決める前記第1および第2報知時間を決定する抽選結果報知契機決定手段と、
第1有利状態中における第1および第2報知時間の計時を中断し、かつ、同時に第1および第2報知時間双方の計時を許可する報知制御手段とを備えた遊技機において、
前記第1有利状態が終了した際に、通常の状態よりも単位時間内に前記第1および第2抽選の結果が当たりとなる確率を高くした第2有利状態を発生させるとともに、前記通常の状態から予め定めた上限回数の第1有利状態が発生したことに基づいて、第1有利状態終了後に第2有利状態を発生させることなく通常の状態とする第2有利状態制御手段を備え、
前記抽選結果報知契機決定手段は、第2有利状態中に実行された第1抽選の当たりとなる抽選結果を報知するタイミングを決める第1報知時間を通常の状態中の第1報知時間より長くし、かつ、長くされた第1報知時間を、第2報知手段が当たりを含む複数回の第2抽選の結果の報知を行うことが可能な時間とすることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、第1および第2抽選手段による抽選において、通常の状態で当たりとなって第1有利状態が発生して終了した後に、第1有利状態の所定時間内における当たりとなる確率を高くした第2有利状態が発生する。
しかし、通常の状態から第1有利状態が発生した回数が予め設定された上限回数となると、第1有利状態が終了した際に普通の状態に戻ってしまう。
たとえば、上限回数を3とすると、通常の状態で第1および第2抽選手段のいずれかの抽選で当たりとなって第1有利状態となるとともに第1有利状態が終了すると第2有利状態となる。そして、再び、いずれかの抽選で当たりとなって2回目の第1有利状態となるとともに第1有利状態が終了すると第2有利状態となる。さらに、いずれかの抽選で当たりとなって3回目の第1有利状態となると、第1有利状態の通常の状態からの発生回数が上限回数となる。よって、この第1有利状態が終了すると、第2有利状態となることなく通常の状態となる。なお、上限回数は、2回以上の回数である。
また、同時に第1および第2報知時間の計時が許可されるので、第1抽選および第2抽選が実行されて、第1報知時間および第2報知時間が計時される場合に、第1報知時間の計時と第2報知時間の計時は並行して行うことが可能であるが、1つの第1報知時間の計時中に次の第1報知時間の計時が開始されることがなく、1つの第2報知時間の計時中に次の第2報知時間が計時されることもない。すなわち、1つずつ第1抽選の結果が報知されるとともに、1つずつ第2抽選の結果が報知される。また、第1抽選および第2抽選のうちの一方の抽選の実行に基く第1もしくは第2報知時間が計時されている際に、他方の抽選の実行に基く第2もしくは第1報知時間の計時を開始することが可能とされる。
そして、第2有利状態となっている場合には、第1抽選が当たりの場合に、第1報知時間が長くなるので、抽選結果が当たりとなっても第1有利状態となるまで時間がかかることになる。
たとえば、1回目の第1有利状態が終了した後に、第2有利状態となった状態で第1抽選手段による抽選結果が当たりとなると第1有利状態となるまで時間がかかることになる。
この状態では第2有利状態となっていることにより抽選で当たりとなる確率が高いので、第1抽選手段の抽選の当たりに基づく第1有利状態が発生する前(長くされた第1報知時間の計時中)に、第2抽選手段による当たりが発生する可能性があり、さらに、第1抽選手段の抽選の当たりに基づく第1有利状態が発生する前(長くされた第1報知時間の計時中)に、第2抽選手段による当たりが複数回発生する可能性もある。
特に、第1有利状態中は、抽選結果報知保留時間の計時が中断するので、第1抽選手段の抽選の当たりに基づく第1有利状態が発生する前(長くされた第1報知時間の計時中に)に第2抽選手段の抽選が当たりとなって第2抽選の当たりに基づく第1有利状態が発生しても、長くされた第1報知時間中にさらに第2抽選の2度目の当たりが発生する時間的余裕がある可能性が残される。
そして、通常の状態から1回だけ第1有利状態が発生したのちに、第1抽選で当たりとなって長い第1報知時間が計時される状態となると、第1報知時間が終了するまでは、この第1抽選の当たりによる第1有利状態が発生しない。したがって、上述の長い第1報知時間が終了して第1有利状態が発生する前に、2回の第2抽選の当たりが発生する場合に、この2回の第2抽選は、第2有利状態中となり、通常の状態より単位時間当たりの当たり確率が高い状態で行われたことになる。また、未だ第1有利状態を発生していない長い第1報知時間を計時させる元となった当たりとなる第1抽選も第2有利状態中に行われたものである。
この場合に、上限回数が3回なのにも係らず、第2有利状態中に3回当たりを発生させたことになる。すなわち、上限回数が3回の場合に、上述のように、通常の状態で当たりが1回発生して、1回目となる第1有利状態が発生して終了する。これに基いて、第2有利状態が発生した状態で、2回当たりが発生して2回第1有利状態が発生すると、第2有利状態中の2回目の第1有利状態は、通常の状態から上限回数となる3回目の第1有利状態となり、第1有利状態後に通常の状態となる。したがって、第2有利状態中における当たりは2回までとなる可能性が高い。
したがって、本発明では、通常の状態で当たりが発生した場合に、第2有利状態により当たり確率が高くなることで、3回セットで当たりが発生する設定において、4回セットで当たりが発生する可能性を生じることができる。
すなわち、通常の状態で当たりが発生すると、通常の状態から上限回数目となる当たりが発生するまで、第2有利状態で第1抽選および第2抽選を行える設定において、当たりの発生回数が上限回数+1回目となるまで第2有利状態で第2抽選を行うことが可能となる場合が生じることになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、
前記第2有利状態制御手段は、抽選結果報知契機決定手段により長くされた第1報知時間の計時開始時における通常の状態からの第1有利状態の発生回数が前記上限回数−2以下である場合に、
長くされた第1報知時間中における第2抽選の当たりに基く第1有利状態の発生回数が通常の状態から上限回数目となる発生回数の場合に、長くされた第1報知時間が終了して第1抽選の当たりとなる結果が報知された際に発生する第1有利状態の終了後に第2有利状態を発生させることを特徴とする。
請求項2記載の発明では、長くされた第1報知時間が終了して第1抽選の当たりとなる結果が報知された際に発生する第1有利状態の終了後に第2有利状態を発生させるので、たとえば、上限回数を3回とした場合に、まず、通常の状態で当たりが発生して第1有利状態発生後に第2有利状態が発生し、ここで、第1抽選で当たりとなると、長くされた第1報知時間が計時開始されるが、この段階では、未だ、通常の状態からの第1有利状態は1回しか発生してないので、上限回数―2以下となる。なお、これにより上限回数は自然数であることから、3以上となる。
ここで、長くされた第1報知時間中に第2抽選の当たりが発生しなければ、この第1報知時間終了後に通常の状態から2回目、すなわち、通常の状態からの発生回数が上限回数未満となる第1有利状態が発生する。この場合に通常の状態からの第1有利状態の発生回数が上限回数未満であることから、第1有利状態後は、通常の状態ではなく第2有利状態となる。
そこで、本発明では、抽選結果報知契機決定手段により長くされた第1報知時間の計時開始時における通常の状態からの第1有利状態の発生回数が前記上限回数−2以下である場合に、長くされた第1報知時間が終了して第1抽選の当たりとなる結果が報知された際に発生する第1有利状態の終了後に第2有利状態を発生させる権利を付与するものとなっている。
したがって、長くされた第1報知時間中に第2抽選で当たりが発生することに基いて、何回第1有利状態が発生しても、長くされた第1報知時間が終了して第1抽選の当たりとなる結果が報知された際に発生する第1有利状態の終了後に第2有利状態を発生させることになる。但し、第1有利状態の終了後に第2有利状態を発生させる権利を付与されていても、請求項1に記載のように上限限回数の第1有利状態が発生した場合には、第1有利状態終了後に第2有利状態を発生させることなく通常の状態とする。
ここで、長くされた第1報知時間中に、第2抽選で2回当たりが発生することで、2回第1有利状態が発生すると、通常の状態から3回目となる第1有利状態、すなわち、上限回数目となる第1有利状態が発生したことになる。この場合に、この第1有利状態が終了した後に通常の状態となる。
そして、長くされた第1報知時間が終了した後には、終了後に第2有利状態となる権利を付与された第1有利状態が発生することが決定しているので、通常の状態となった後に、直ぐに第1有利状態が発生するとともに、第1有利状態終了後に第2有利状態となる。
これにより、長くされた第1報知時間中に第2抽選で当たりが発生することに基いて、通常の状態から上限回数目となる第1有利状態を発生させれば、通常の状態となった後に再び終了後に第2有利状態を伴なう第1有利状態を発生させることが確定することになる。
以上のことから、通常の状態からの第1有利状態の発生回数が上限回数―2以下となる段階で、第1抽選が当たりとなって、長くされた第1報知時間が計時開始されると、その第1報知時間の計時中に、第2抽選を当たりとすることに基いて、上限回数目となる第1有利状態を発生させることにより、通常の状態から再び終了後に第2有利状態の発生を伴なう第1有利状態を発生させることが確定する遊技を行うことができる。
すなわち、所定時間内に第2抽選を所定回数当たりとするミッションを達成することで、通常の状態となった後に再び第2有利状態の発生を伴なう第1有利状態の発生を確定させるという褒賞を獲得できるという遊技を行うことができる。
また、この遊技は、遊技機で通常よく行われる予め結果が確定している見せ掛けのものではなく、実際にミッションを達成するか否かで報酬を得られるかどうかの結果が決まるものであり、極めて興味深い遊技となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機において、
前記抽選結果報知契機決定手段は、第2有利状態中に実行される第2抽選の抽選結果を報知するタイミングを決める第2報知時間を通常の状態中の第1報知時間より短くすることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、第2有利状態中に実行される第2抽選の抽選結果を報知するタイミングを決める第2報知時間を通常の状態中の第1報知時間より短くすることにより、第1抽選で当たりとなり長い第1報知時間が計時される際に、多くの第2抽選の結果の報知を行うことができ、長くされた第1報知時間中に第2抽選の当たりを発生させる可能性を高めることができる。
これにより、上述のように、第2有利状態により上限回数まで容易に第1有利状態を発生可能な条件において、第2有利状態の下で上限回数より1つ多い第1有利状態を発生させたり、上限回数の第1有利状態が発生して通常の状態となった後に、直ぐに第2有利状態の発生を伴なう第1有利状態を発生さたりする可能性を高めることができる。
なお、第2有利状態中に実行される第2抽選の抽選結果を報知するタイミングを決める第2報知時間を通常の状態中の第1報知時間より短くするとは、たとえば、それそれの報知時間の平均同士を比較したり、平均と最も長い時間とを比較したり、最短い時間と平均とを比較したり、最短い時間と、最長い時間とを比較したりするものであってもよい。
請求項4に記載の発明は、遊技球が発射される遊技盤と、
前記遊技盤上に設けられた第1始動入賞口および第2始動入賞口と、
第1始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて当たりおよびはずれを決める第1抽選を実行する第1抽選手段と、
第2始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて当たりおよびはずれを決める第2抽選を実行する第2抽選手段と、
第1抽選手段による第1抽選の実行に基いて順次計時される第1報知時間が終了するタイミングで第1抽選の結果を報知する第1報知手段と、
第2抽選手段による第2抽選の実行に基いて順次計時される第2報知時間が終了するタイミングで第2抽選の結果を報知する第2報知手段と、
当たりとなる第1抽選の結果が報知される場合と、当たりとなる第2抽選の結果が報知される場合とのそれぞれにおいて遊技者に有利な第1有利状態を所定期間に渡って発生させる第1有利状態制御手段と、
第1および第2抽選の抽選結果を報知するタイミングを決める前記第1および第2報知時間を決定する抽選結果報知契機決定手段と、
第1有利状態中における第1および第2報知時間の計時を中断し、かつ、同時に第1および第2報知時間双方の計時を許可する報知制御手段とを備えた遊技機における遊技をシュミレーションするプログラムであって、
前記第1有利状態が終了した際に、通常の状態よりも単位時間内に前記第1および第2抽選の結果が当たりとなる確率を高くした第2有利状態を発生させるとともに、前記通常の状態から予め定めた上限回数の第1有利状態が発生したことに基づいて、第1有利状態終了後に第2有利状態を発生させることなく通常の状態とする第2有利状態制御手段と、
第2有利状態中に実行された第1抽選の当たりとなる抽選結果を報知するタイミングを決める第1報知時間を通常の状態中の第1報知時間より長くし、かつ、長くされた第1報知時間を、第2報知手段が当たりを含む複数回の第2抽選の結果の報知を行うことが可能な時間とする抽選結果報知契機決定手段と、
長くされた第1報知時間中に1回以上でかつ前記上限回数目となる第1有利状態が発生するまで、第1有利状態終了後に第2有利状態を発生させる第2有利状態制御手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、遊技機のビデオゲーム等のシミュレーションにおいて、請求項1記載の発明と同様の効果を奏することができる。なお、ここでのコンピュータには、CPUやRAM、ROM等のメモリを備え、プログラムに基づいてゲームを実行する所謂ビデオゲーム機、携帯型ゲーム機、アーケードゲーム機等のゲーム機も含まれる。
また、請求項4に記載のプログラムに、請求項2〜3の何れかに記載の構成を模擬的に再現する機能を付加しても良い。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4記載の発明と同様の効果を奏することができる。
本発明の遊技機のよれば、2つの始動入賞口にそれぞれ遊技球が入賞することに基づいて行われる2つの抽選を組合わせるとともに、抽選結果の報知までの時間を制御することで、従来にない新たな遊技性を有する遊技機を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して、遊技機設置営業店等の場所に設置され、遊技媒体(例えば、遊技球やメダル等)の供給に基づいて遊技者に遊技を行わせる遊技機(例えば、弾球遊技機としてのパチンコ遊技機)の構成及び動作について説明する。
パチンコ遊技機は、所謂デジパチと呼ばれる種類のパチンコ遊技機としての基本的な構成を有するもので、図1に示す遊技盤1を備え、遊技盤1の前面のガイドレール2等で囲まれた部分に遊技領域2aが形成されている。
遊技盤1の盤面の遊技領域2a内には、その中央部の僅かに上側に可変表示装置(装飾図柄表示装置)3が設けられている。可変表示装置3は、例えば、液晶表示装置からなるもので、抽選手段として機能する後述の主制御装置231で行われる抽選の当たりはずれの抽選結果を表示するものであるが、抽選結果の表示に際し変動表示ゲームを表示し、この変動表示ゲームの当たり外れによって上述の抽選結果を表示するようになっている。
変動表示ゲームは、基本的に周知のもので、例えば、数字等の複数の装飾図柄(識別情報)を複数の表示領域でそれぞれ切り換えるように変動表示し、予め抽選で決定された変動パターンにおける変動表示時間が経過した際に、変動表示を終了して、ぞれぞれの表示領域に一つずつの装飾図柄を停止表示し、停止表示された装飾図柄の組み合わせが特別の組み合わせとなった場合に当たりとして後述の特別遊技状態を発生させるものである。なお、可変表示装置3は液晶表示装置に限られるものではなく、周知の各種表示装置を用いることができる。なお、装飾図柄には、各種キャラクタ(独自のキャラクタや、既存のアニメ、タレント等のキャラクタ)が含まれる場合が多く、キャラ図とも称する。
また、可変表示装置3においては、上述の変動表示ゲームの表示において単に装飾図柄を順次切り換えて表示するだけではなく、様々な演出的な表示が行われ、装飾図柄に関係するキャラクタやその他キャラクタのアニメーション表示等も行われる。なお、この例では、いわゆる識別情報としての特別図柄(特図)を用いた変動表示ゲームが2つ並行して後述のように表示されるようになっており、可変表示装置3においても、2つの変動表示ゲームが並行して行われる。ここでは、後述の特図の変動表示ゲームと合わせて、一方の変動表示ゲームを以下第1特図ゲームと称し、他方の変動表示ゲームを第2特図ゲームと称する。
なお、可変表示装置3における表示方法は特に限定されるものではなく、たとえば、第2特図ゲームは、上述の複数の表示領域でそれぞれ装飾図柄を変動表示するものとし、第1特図ゲームは特に複数の表示領域を設けず、可変表示装置3の隅で変動表示を行った後に当たりもしくははずれの演出を行うものであってもよい。また、両方とも上述のように複数の表示領域でそれぞれ装飾図柄を変動表示を行うものであってもよい。さらに、可変表示装置3を2つ備え、一方の可変表示装置3で第1特図ゲームを行い、他方の可変表示装置3で第2特図ゲームを行ってもよい。
また、可変表示装置3は、その周囲を遊技球の流入を防止する周囲壁31で囲まれている。また、周囲壁31の底部となる部分には、遊技球がその下側から跳ねて流入可能で、流入した遊技球の一部を後述の第2始動入賞口51および普通変動入賞装置53に誘導するステージ32が形成されている。また、周囲壁31には、例えば、その側部の外側に設けられた遊技球の流入口と、ステージ32に向けて遊技球を流出する流出口と、流入口から流出口につながる流路とを備えた、ワープ装置33を備え、周囲壁31の周囲を流下する遊技球の一部をステージ32に誘導するようになっている。
可変表示装置3の右側の下方には、第1および第2特図表示器4a,4bが設けられている。第1および第2特図表示器4a,4bは、例えば、それぞれ7セグのLED表示装置からなり、特別図柄(識別情報)を上述の装飾図柄と同様に変動表示する。しかし、第1および第2特図表示器4a,4bは、可変表示装置3のような演出的な表示は行わず、それぞれ単純に特別図柄を順次切り換えて表示し、上述の変動表示時間が経過した後に特別図柄を停止表示し、停止表示された特図が予め決められた当たりの特図か、外れの特図かで当たりおよび外れを報知するようになっている。
また、可変表示装置3で行われる装飾図柄による第1特図ゲームが第1特図表示器4aで行われる特別図柄の第1特図ゲームに対応し、可変表示装置3で行われる装飾図柄による第2特図ゲームが第2特図表示器4bで行われる特別図柄の第2特図ゲームに対応する。
すなわち、第1特図ゲームは、可変表示装置3の装飾図柄の第1変動表示ゲームとして表示されるとともに第1特図表示器4aの特別図柄の第1変動表示ゲームとして表示され、それぞれの第1変動表示ゲームは、後述の主制御装置231で行われる1つの第1抽選の結果をそれぞれ報知する同じ結果となるゲームである。
また、第2特図ゲームは、可変表示装置3の装飾図柄の第2変動表示ゲームとして表示されるとともに第2特図表示器4bの特別図柄の第2変動表示ゲームとして表示され、それぞれの第2変動表示ゲームは、後述の主制御装置231で行われる1つの第2抽選の結果をそれぞれ報知する同じ結果となるゲームである。
すなわち、第1特図ゲーム(第1抽選)および第2特図ゲーム(第2抽選)として主制御装置231で行われる当たりはずれの抽選の結果を報知する変動表示ゲームが遊技者を楽しませるための装飾図柄のゲームと、結果を報知するだけの特図のゲームとに分けて表示されている。
また、可変表示装置3における装飾図柄のゲームと、特図表示器4a、4bにおける特図ゲームは、ほぼ同時進行して行われ、表示される当たりはずれの抽選結果は上述のように同じものとなる。なお、可変表示装置3と特図表示器4a,4bとでは、変動表示時間(変動表示の開始タイミングと停止タイミングとの間の時間で本発明の報知時間)とがほぼ同じとなる。
また、可変表示装置3の直上には、電動役物41が出没自在に設けられている。
図1では、電動役物41を出現した状態を図示している。なお、この例において、周囲壁31で囲まれる部分は、1つのユニットとして、遊技盤1に設けられた開口部にはめ込まれており、周囲壁31より内側は、遊技盤1より後方となっている。
そして、電動役物41は、周囲壁31の上辺部分の内周面に設けられた開口部から上下に移動可能とされ、遊技盤1の直ぐ後となる位置において、周囲壁31の上辺部分の内周面より上に配置されて遊技者に視認できない状態と、周囲壁31の上辺部分の内周面より下に配置されて遊技者に視認可能な位置の間で移動可能となっている。これにより、遊技盤面において、電動役物41が出没可能となっている。また、電動役物41は、電動役物ソレノイド45により上下に駆動されるようになっている。
なお、電動役物41は、その前面が遊技者に視認できる状態と視認できない状態との間で変動できればどのような構造であってもよい。
そして、電動役物41は、その前面が一種の表示装置となっており、図2に示すように、固定的に「ミッション残り時間」と「ミッション達成まであと大当たり 回」という文字を、たとえば、LEDにより裏から照らすことにより表示する。
また、電動役物41には、前記残り時間を変動可能に表示するために、たとえば、LEDドットマトリックスディスプレイ、液晶ディスプレイもしくは複数桁の7セグディスプレイからなるディスプレイ42が「ミッション残り時間」の表示の下に配置され、たとえば、残り時間を何分何秒として表示可能となっている。
また、電動役物41の「ミッション達成まであと大当たり 回」の「回」の表示の前には、ディスプレイ42と同様のディスプレイ43が設けられ、ここでは、0,1,2の3つの数字のいずれかが表示可能となっている。
なお、電動役物41の上述の固定の表示とディスプレイ42、43を合わせて電動役物ランプ44(図3のブロック図に図示)と称する。
なお、電動役物における残り時間や残り回数の表示を電子的なデジタルディスプレイではなく、時計状のアナログ表示や、その他、棒グラフ上のアナログ表示などで機械的に行うものとしてもよい。
なお、ミッション残り時間およびミッション達成までの大当たり回数については、後述する。
可変表示装置3の直下には、第2始動入賞口51が設けられている。この第2始動入賞口51は、当たりはずれを決定する抽選を行う第2抽選手段として機能する主制御装置231に、遊技球が入賞することに基づいて第2特図ゲームの当たりおよびはずれを決める第2抽選開始の契機(変動表示ゲーム開始の契機)を付与するものである。
また、第2始動入賞口51には、当該第2始動入賞口51への遊技球の入賞を検知する第2始動入賞球検知センサ52が備えられている。
また、第1始動入賞口51の直下に、普通変動入賞装置53が設けられている。普通変動入賞装置53は、電動役物として所謂電チユーを有するもので、電動役物を構成する左右二つの可動片54,54の間に第1始動入賞口55が備えられている。そして、通常時は、可動片54,54が遊技球を1個だけ流下可能な間隔をあけて閉じた状態とされ、後述の普通図柄変動表示ゲーム(普図変動表示ゲーム)の結果が当たりとなった場合に予め設定された時間だけ二つの可動片54,54が開放するようになっている。しかし、この例では、閉じた状態の可動片54,54同士の間となる位置の直上に遊技釘16,…が配置されているため、一対の可動片54,54が閉じた状態では、遊技球の入賞が不可能となっている。
すなわち、普通変動入賞装置53は、遊技球が入賞てきない閉じた閉塞状態と、一対の可動片54,54に遊技球が案内されることで、上述の電チューを備えない第2始動入賞口51より遊技球が入賞し易い開いた開閉状態との間で変動するようになっている。
また、第1始動入賞口55は、後述のように第1特図ゲームの当たりはずれを決定する抽選を行う第1抽選手段として機能する主制御装置231に、遊技球が入賞することに基づいて第1特図ゲームの当たりおよびはずれを決める第1抽選開始の契機(変動表示ゲーム開始の契機)を付与するものである。
また、第1始動入賞口55には、当該第1始動入賞口55への遊技球の入賞を検知する第1始動入賞球検知センサ56が備えられている。
以上のことから、遊技球が発射される遊技盤1上に第1始動入賞口55および第2始動入賞口51が設けらており、第1始動入賞口55に遊技球が入賞して第1始動入賞球検知センサ53に検知されることで第1特図ゲームの開始(第1抽選)の契機が付与され、第2始動入賞口51に遊技球が入賞して第2始動入賞球検知センサ52に検知されることで第2特図ゲームの開始(第2抽選)の契機が付与される。
また、可変表示装置3の周囲壁の上辺部分の前面には、第1特図保留数表示ランプ7aおよび第2特図保留数表示ランプ7bが設けられている。そして、第1始動入賞球検知センサ56が変動表示ゲームとしての第2特図ゲーム中において第1始動入賞口55(普通変動入賞装置53)に入賞した遊技球を検知した場合に上限となる数値(たとえば4)の範囲内で第1特図始動記憶数に1加算され、この始動入賞に基づいて第1特図ゲーム(装飾図柄および特別図柄の両方の第1特図ゲーム)が開始される場合に、第1特図始動記憶数から1減算される。この第1特図始動記憶数、すなわち、第1特図ゲームを開始する契機(始動権利)の数が第1特図保留数表示ランプ7aに表示される。
同様に、第2始動入賞球検知センサ52が変動表示ゲームとしての第2特図ゲーム中において第2始動入賞口51に入賞した遊技球を検知した場合に上限となる数値(たとえば4)の範囲内で第2特図始動記憶数に1加算され、この始動入賞に基づいて変動表示ゲーム(装飾図柄および特別図柄の両方の第1特図ゲーム)が開始される場合に、第2特図始動記憶数から1減算される。この第2特図始動記憶数、すなわち、第2特図ゲームを開始する契機(始動権利)の数が第2特図保留数表示ランプ7bに表示される。
また、可変表示装置3の下方で、さらに普通変動入賞装置53の下方に、特別変動入賞装置8が設けられている。所謂アタッカーと呼ばれる特別変動入賞装置8には遊技球が入賞するとともに通常の入賞口より大きな大入賞口83と、この大入賞口83を開閉する可動扉81が設けられ、通常行われる通常遊技時は、可動扉81が遊技球を流入させないように閉じた閉塞状態とし、前記変動表示ゲームの結果が当たりとなった場合(当たりに基いて大当たり状態としての特別遊技状態(第1有利状態)が開始された場合)に所定条件に基づいて遊技球が流入し易いように開いた開放状態とするとともに後述のように開閉を繰り返すようになっている。すなわち、特別変動入賞装置8は、遊技球が入賞可能な開放状態と、遊技球が入賞できない閉塞状態とに変動可能なものとなっている。
特別変動入賞装置8の大入賞口83に当該大入賞口83に入賞した遊技球を検知する大入賞球検知センサ82が設けられている。
また、主制御装置231に駆動源を制御される特別変動入賞装置8は、変動表示ゲームが当たりとなったことに対応して開放した際に、所定時間の経過および所定個数の遊技球の入賞という二つの条件のうちのいずれかの条件が達成された段階で閉塞するとともに、再び開放し、上述の条件の成立に基づいて閉塞することを所定回数(所定ラウンド数)繰り返すように制御される。なお、特別変動入賞装置8が開放してから閉塞するまでをラウンドと称する。すなわち、主制御装置231は、特別遊技状態中に、特別変動入賞装置8を複数の遊技球の連続的な入賞が可能となる開放状態とした後に閉塞状態することを1ラウンドとして、前記ラウンドを所定回数繰り返すように特別変動入賞装置8を制御する。
可変表示装置3の左右には、普図始動口9,9が設けられている。また、普図始動口9,9に対応して、普図始動口9,9内を通過した遊技球を検知する通過球検知センサ91が設けられ、通過球検知センサ91に遊技球が検知されること、すなわち、普図始動口9を遊技球が通過(入賞)することに基づいて後述の普通図柄変動表示ゲーム(以下、普図ゲーム)を後述の普通図柄(普図)表示装置(LED表示装置)6で表示する契機が付与されるようになっている。
普図変動表示ゲームを表示する普図表示装置6は、例えば、LEDにより点灯、消灯される丸のマークとバツのマークとが交互に点灯、消灯することで変動表示を行い、当たりの場合に丸のマークが点灯され、はずれの場合にバツのマークが点灯されるものである。なお、普図表示装置6を7セグのLED表示装置からなるものとし、普通図柄としての数値を順次切り換えて変動表示した後に一つの数値を停止表示し、停止表示された数値が7等の予め決められた当たり数値ならば当たりとなるものとしてもよい。なお、当たりはずれの結果は、主制御装置231により抽選で決定されるものである。
上述の普図表示装置6の下には、普図保留数表示ランプ10が設けられている。普図始動口9を遊技球が普通図柄変動表示ゲーム中において通過した際(通過球検知センサ91が遊技球の検出を出力した際)に上限となる数値(たとえば、4)の範囲で普図始動記憶数に1加算し、普図変動表示ゲームが開始された際に普図始動記憶数から1減算する処理を行うようになっている。この普図始動記憶数が普図保留数表示ランプ10に表示される。
そして、上述のように、普図変動表示ゲームが当たりとなった場合に、普通変動入賞装置53が開放し、普通変動入賞装置53への遊技球の入賞率が高まり、変動表示ゲームの開始機会が増加するようになっている。
また、遊技領域の左側部には、複数の一般入賞口13,13が設けられている。また、一般入賞口13,13に対応して、一般入賞口13,13に入賞した遊技球を検知する一般入賞球検知センサ131がそれぞれ設けられている。
また、特別変動入賞装置8の下方の遊技領域2aの最下端部には、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域2a外部となる遊技盤1裏面に排出させるアウト口15が設けられている。
また、遊技盤1の前面には、遊技球の流下方向を規制するととも流下方向を転換する遊技釘16(一部だけ図示)や風車(図示略)等の流下規制転換部材が設けられている。
次に、この例のパチンコ遊技機の制御系を図2に示されるブロック図を参照して説明する。
パチンコ遊技機の制御系は、大きく分けて主制御部23と、副制御部24と、これら主制御部23および副制御部24に電力を供給する電源供給装置29とから構成されている。
主制御部23には、例えば、遊技機用のワンチップマイコン等で構成される主制御装置231が備えられ、主制御装置231には、プログラムを実行するCPU23a、プログラムやプログラムで使用するデータを記憶したROM23bや、プログラムに基づいて発生したデータやROM23bから読み出した各種データ等を記憶するRAM23cや周波数発生回路部23d等が備えられている。
主制御装置231(CPU23A)には、パチンコ遊技機に設けられた各種センサからの信号が入力可能となっており、前述の第1始動入賞球検知センサ56、第2始動入賞球検知センサ52、大入賞球検知センサ82、通過球検知センサ91、一般入賞球検知センサ131が接続されるとともに、遊技球の入賞に対応して賞球を払出す遊技球払出装置251から払い出された賞球を検知する遊技球払出検知センサ232、パチンコ遊技機におけるエラーを検知するエラー検知センサ233等が接続されている。
また、主制御装置231は、パチンコ遊技機の各種装置を動作させるため各種信号を出力するようになっている。例えば、主制御装置231には、遊技店において設置された各遊技機のデータを集計管理するための集中管理装置234が主制御装置231からデータを入力可能に接続されている。また、主制御装置231には、サブ制御装置としての払出制御装置25、図柄制御装置(表示制御装置)26、ランプ制御装置27、音声制御装置28が接続され、これらサブ制御装置に対してコマンド(制御指令)を出力可能に接続されている。
なお、ここで、払出制御装置25は実質的に賞球を払出すためのパチンコ遊技機における遊技の主要な制御を行うことから主制御部23に含まれるものとし、遊技の演出に係わる図柄制御装置26、ランプ制御装置27、音声制御装置28は副制御部24に含まれるものとなっている。
また、主制御装置231には、7セグのLED表示装置である第1および第2特図表示器4a,4bが接続され、主制御装置231が第1および第2特図表示器4a,4bにおける表示制御を行う。そして、第1および第2特図表示器4a,4bは、上述のように主制御装置231で行われる第1抽選および第2抽選の結果を報知するものであり、第1および第2報知手段として機能する。また、主制御装置は、これら第1および第2特図表示器4a,4bを制御することから第1報知手段および第2報知手段の一部として機能している。
また、払出制御装置25には、払出制御装置25により制御されて賞球および貸球を払出す遊技球払出装置251が接続されるとともに、プリペードカード252のデータを読み込で遊技球の貸出制御を行うためのCRユニット253が球貸信号制御装置254を介して接続されている。そして、払出制御装置25は、主制御装置231からコマンドに基づいて賞球を払出すとともに、CRユニット253から球貸信号制御装置254を介して入力される球貸信号に基づいて貸球を払出す制御を行う。
また、主制御装置231には、上述の普通変動入賞装置53の可動片54,54を駆動する普通変動ソレノイド242が接続されるとともに、特別変動入賞装置8の可動扉81を駆動する特別変動ソレノイド241が接続され、これらソレノイドが主制御装置231に制御される。主制御装置231には、電動役物ソレノイド45が接続されるが、電動役物ソレノイド45を副制御部24のいずれかの制御装置に接続するものとしてもよい。
また、主制御部23には、主制御装置231と直接接続されていないが、遊技球を遊技領域2aに発射する打球発射装置(図示略)の発射駆動装置235を制御する発射制御装置236が設けられ、発射制御装置236には、遊技球の発射を操作するための回転式操作ハンドル237、発射停止釦238、タッチセンサ239が接続されている。
そして、主制御部23の主制御装置231は、パチンコ遊技機における遊技の進行を制御するもので、第1始動入賞球検知センサ56、第2始動入賞球検知センサ52、大入賞球検知センサ82、一般入賞球検知センサ131から遊技球の検知信号が入力された場合、すなわち、各入賞口に遊技球が入賞した場合に、払出制御装置25にコマンドを出力して、賞球として遊技球の排出を行わせる。
また、主制御装置231は、通過球検知センサ91から遊技球の検知信号が入力した場合に、上述の普図始動記憶数の加算する処理を行うとともに、普図ゲームの当たり外れを決定する抽選処理で用いられる乱数を取得し、普図変動表示ゲームを開始する。この際に抽選処理によって、普図ゲームの当たり外れを決定し、普図ゲームの表示や結果の報知や演出のために図柄制御装置26やランプ制御装置27や音声制御装置28にコマンドを出力する。
また、主制御装置231は、第1始動入賞球検知センサ56から遊技球の検知信号が入力した場合に、上述の第1特図始動記憶数の加算する処理を行うとともに、第1特図ゲームの当たり外れを決定する第1抽選処理で用いられる乱数を取得し、第1特図ゲームを開始する。この際に第1抽選処理によって、第1特図ゲームの当たり外れを決定し、第1特図表示器4aを制御して特図の第1変動表示ゲームを表示するとともに、装飾図柄の第1変動表示ゲームの表示や結果の報知や演出のために図柄制御装置26やランプ制御装置27や音声制御装置28等にコマンドを出力する。
同様に、主制御装置231は、第2始動入賞球検知センサ52から遊技球の検知信号が入力した場合に、上述の第2特図始動記憶数の加算する処理を行うとともに、第2特図ゲームの当たり外れを決定する第2抽選処理で用いられる乱数を取得し、第2特図ゲームを開始する。この際に第2抽選処理によって、第2特図ゲームの当たり外れを決定し、第2特図表示器4aを制御して特図の第2変動表示ゲームを表示するとともに、装飾図柄の第2変動表示ゲームの表示や結果の報知や演出のために図柄制御装置26やランプ制御装置27や音声制御装置28等にコマンドを出力する。
すなわち、主制御装置231は、当たりはずれの第1および第2抽選を行う第1および第2抽選手段として機能する。なお、第1および第2始動入賞球検知センサ56,52から遊技球の検知信号が入力した場合に、上述の第1および第2特図ゲームの当たり、はずれを判定するための当たり判定用乱数を取得するに加えて、第1および第2特図表示器4a、4bで当たりとなる特図の第1および第2変動表示ゲームの終了時に停止表示される表示態様(停止表示される特別図柄の種類)を図柄抽選で決定するための特別図柄決定用の乱数(図柄乱数)を取得するようになっている。
また、第1特図ゲームにおいては、その開始条件が、第1始動入賞口55への遊技球の入賞に基いて第1特図始動記憶数が1以上であること、特別遊技状態(第1有利状態)中でないこと、第1特図ゲーム中でないことの3つが全て成立している必要がある。同様に、第2特図ゲームにおいては、その開始条件が、第2始動入賞口51への遊技球の入賞に基いて第2特図始動記憶数が1以上であること、特別遊技状態中でないこと、第2特図ゲーム中でないことの3つが全て成立している必要がある。
すなわち、第1特図ゲームは、前の第1特図ゲームが終了することにより開始され、第2特図ゲームは、前の第2特図ゲームが終了することにより開始される。従って、複数の第1特図ゲームが並行して行われることはなく、1つずつ行われ、複数の第2特図ゲームが並行して行われることはなく、1つずつ行われる。しかし、第1特図ゲームと第2特図ゲームとはそれぞれ個別に独立して制御されるので、第1特図ゲームと第2特図ゲームとは同時に並行して行うことが可能となっている。なお、この例において、第1特図ゲームの当たりとなる抽選確率と第2特図ゲームの当たりとなる抽選確率は、等しくされている。
そして、第1および第2特図ゲームの長さは、第1および第2特図(第1および第2装飾図柄)を変動表示する期間である第1および第2変動表示時間(第1および第2報知時間)と、変動表示時間が経過した後に遊技者に確定して停止表示された停止図柄としての第1および第2特図(第1および第2装飾図柄)を見せる確定表示時間とを合わせたものとなっている。
第1および第2変動表示時間(第1および第2報知時間)は、基本的に抽選で決定されるが、この例では、後述のように第1および第2変動表示時間の決定方法が一部従来と異なるものとなっている。なお、確定表示時間は抽選で決定したり、抽選の当たりやはずれ等に基いて変化するものとしてもよいが、ここでは、確定表示時間を一定とする。
そして、上述のように、第1および第2始動入賞球検知センサ56,52から遊技球の検知信号が入力した場合に、上述の第1および第2特図ゲームの変動表示時間を決定するための抽選の判定用の乱数を取得する。なお、主制御装置231において、第1および第2変動表示時間は、基本変動パターンに含まれるデータであり、複数種の基本変動パターンから1つの基本変動パターンを選択することにより決定される。
すなわち、主制御装置231は、第1特図ゲームの変動表示時間としての第1報知時間と、第2特図ゲームの変動表示時間としての第2報知時間を決定する抽選結果報知契機決定手段として機能する。
また、主制御装置231は、第1特図ゲームの開始時および第2特図ゲームの開始時に、取得した乱数に基いて、開始される第1および第2特図ゲームの当たりはずれを決定するとともに、当たりはずれの抽選結果に対応して、抽選により第1および第2特図ゲームの抽選結果として表示される停止図柄を決定し、さらにこれらの結果に対応して抽選により上述の変動表示時間を含む基本変動パターンを決定する。
また、主制御装置231は、第1特図ゲームと、第2特図ゲームを並行して行うとともに、特別遊技状態(第1有利状態)において、上述のように第1特図ゲームおよび第2特図ゲームを開始させないとともに、第1特図ゲームおよび第2特図ゲームのうちの一方に基づいて特別遊技状態となっている間、他方の特図ゲームが行われている場合に、この他方の特図ゲームの変動表示時間の計時を中断(変動表示時間の停止)させる報知制御手段として機能する。なお、この変動表示時間の停止中は、特図ゲームの可変表示装置3における変動表示が行われない。また、第1および第2特図表示器4a、4bの変動表示も中断する。
また、主制御装置231は、特別遊技状態の終了後に所謂確変状態(第2有利状態)もしくは時短状態を発生させるか否かを決定する。この例において、パチンコ遊技機は、100%確変、3回リミッタ機となっており、特別遊技状態でも確変状態でもない通常の状態(ここでは、時短状態を通常の状態に含める)において、特別遊技状態が発生すると、必ず確変状態となる。また、確変状態は、特別遊技状態終了時に開始され、再び次の特別遊技状態が発生した際に終了するが、特別遊技状態の発生回数が上限回数(ここでは3回リミッタなので3回)未満ならば、次の特別遊技状態後に再び確変状態を発生させる。したがって、主制御装置231は、第2有利状態としての確変状態を制御する第2有利状態制御手段として機能する。
そして、この通常の状態から発生した特別遊技状態を1回目の特別遊技状態とし、以後、発生する特別遊技状態が上限回数目(ここでは3回目)となる前まで、特別遊技状態後に確変状態を発生させる。また、上限回数目となる特別遊技状態が発生した場合に、上限回数目の特別遊技状態が終了する際には、所定の終了条件として、たとえば、第1特図ゲームおよび第2特図ゲームを合わせて100回行うまで、時短状態とし、その後時短を伴なわない通常の状態とする。すなわち、通常の状態から上限回数目となる特別遊技状態が発生するまでは、特別遊技状態後に100%確変状態が発生するが、上限回数目の特別遊技状態後にはリミッタが作用して通常の状態(時短状態を含む)とされる。
また、この上限回数目か否かは、主制御装置231のRAM23cに設定され、通常の状態(時短状態を含む)となるとクリアされ、特別遊技状態が発生するとカウントアップされる特別遊技カウンタを用いる。すなわち、特別遊技カウンタは、特別遊技状態が発生する度に1加算され、時短状態(通常の状態)となるとクリアされる。
また、主制御装置231は、第1特図ゲームおよび第2特図ゲームの開始時すなわち変動表示時間(第1および第2報知時間)の計時開始時に、上述のように当たり、はずれと、停止図柄と変動表示時間を決定するとともに、当たりの場合に、特別遊技状態後の確変状態を発生させるか否かを仮決定する。
したがって、当たりとなって上限回数目となる特別遊技状態を発生する第2特図ゲームもしくは第1特図ゲームが開始される際に確変状態を発生しないことを決めるので、この段階では、上限回数目となる特別遊技状態の1つ前の上限回数より1つ少ない回数の特別遊技状態が終了した状態で、前記特別遊技カウンタは、上限回数―1となる値となる。
すなわち、主制御装置231は、上限回数を3として場合に、上記特別遊技カウンタの値が上限回数より1つ少ない2の状態で当たりとなる第2特図ゲームもしくは第1特図ゲームが開始されると、この当たりとなるゲームに基いて発生する基本的に上限回数目となる特別遊技状態の後に確変状態を発生させずに、時短状態を発生させることを仮決定する。また、上記特別遊技カウンタの値が上限回数より2つ以上少ない0もしくは1の状態で当たりとなる第2特図ゲームもしくは第1特図ゲームが開始されると、この当たりとなるゲームに基いて発生する基本的に上限回数目より前となる特別遊技状態の後に確変状態を発生させることを仮決定する。但し、後述のように通常の状態から上限回数目となる特別遊技状態が発生した場合には、第1特図ゲームおよび第2特図ゲームの開始時の仮決定にかかわらず、確変状態を発生させずに時短状態を発生させる。
また、主制御装置231は、普図ゲームが当たりとなった場合には、普通変動入賞装置53の可動片54,54の駆動源(普通変動ソレノイド242)を制御して普通変動入賞装置53を閉じた第1状態から開いた第2状態とする制御を行う。
ここで、上述の時短状態とは、たとえば、以下のような条件で普図ゲームを行う状態である。
1、普図ゲームの開始から終了までの普図変動表示時間(普図を順次切り換えるように変動して表示している時間(普図報知時間))および普図確定表示時間(普図ゲームの結果としての停止された普図を確定した状態に表示している時間)からなるゲーム時間毎に1つずつ普図ゲームを処理することになるが、このゲーム時間(のうちのたとえば普図変動表示時間)を短くすることにより、単位時間当たりの普図ゲームの実行回数を時短状態を伴なわない通常の状態より増加させる。すなわち、ゲーム時間を短縮する状態である。
2、普図ゲームの当たりとなる抽選確率を、時短状態を伴なわない通常の状態より高い高確率状態とする。
3、普図ゲームが当たりとなって、普通変動入賞装置を開放する際に開放時間を時短状態を伴なわない通常の状態より長くする(この際、1回の当たりに対する開放回数を多くしてもよい)。
なお、時短状態において、たとえば、1における単位時間あたりの普図ゲームの実行回数を時短状態を伴なわない通常の状態より極めて多くすることで、2における普図ゲームの当たりとなる確率を高確率とすることを行わないものとしてもよい。
また、確変状態(第2有利状態)とは、上述の時短状態と同様の処理を伴なうものである。そして、確変状態では、時短状態と同様の処理に加えて、第1および第2特図ゲームの当たりとなる抽選確立を通常の状態より高くするようになっている。また、一般的には、確変状態において、第1特図ゲームおよび第2特図ゲームの変動表示時間として短い変動表示時間が選択される確率を高くすることにより、通常の状態より単位時間当たりの第1特図ゲームおよび第2特図ゲームの実行回数を多くする。
なお、第1特図ゲームの開始の契機となる第1始動入賞口55への遊技球の単位時間当たりの入賞数は、確変状態および時短状態においては、上述の時短状態の処理により、時短状態を伴なわない通常の状態より極めて多くなっており、第1特図ゲームの単位時間あたりの実行回数が時短状態を伴なわない通常の状態よりも極めて多くなる。
しかし、第2特図ゲームでは、時短状態を伴なわない通常の状態と、確変状態および時短状態で、第1特図始動入賞口51への遊技球の単位時間あたりの入賞数に変化がないので、第2特図ゲームの開始回数は、確変状態および時短状態において、時短状態を伴なわない通常の状態と大きく変わることはない。
また、主制御装置231は、変動表示ゲームが当たりとなった場合には、特別変動入賞装置8の可動扉81の駆動源(特別変動ソレノイド241)を制御して所定の条件に基づいて特別変動入賞装置8を閉じた閉塞状態から開放状態に変動させて前述の特別遊技状態(第1有利状態)を発生させるとともに終了させる制御を行う。すなわち、主制御装置231は、第1有利状態清祥手段として機能する。
また、副制御部24の図柄制御装置26は、可変表示装置3と、普図表示装置(LED表示装置)6とを制御するものであり、可変表示装置3はビデオディスプレイプロセッサ261を介して接続されている。また、可変表示装置は、上述の第1および第2特図ゲームとして、第1特図ゲームおよび第2特図ゲームが開始されてから変動表示時間(第1および第2報知時間)が経過した際に、主制御装置231の上述の第1および第2抽選の結果を報知するものであり第1および第2報知手段として機能する。
また、普図表示装置6における普図変動表示ゲームも主制御装置231で行われる抽選処理により当たりはずれの結果が決定され、それに基づいて表示が制御される。
副制御部24のランプ制御装置27は、遊技盤1の盤面に設けられた盤面電飾等の盤面関係の電飾(LED)271と、パチンコ遊技機の遊技盤1を支持する前面枠に設けられ、遊技盤1の前面を覆うガラス枠等の枠扉関係の電飾272とが接続され、LEDやランプ等による演出を制御する。
また、ランプ制御装置27には、特図保留数表示ランプ7、普図保留数表示ランプ10が接続され、これらはLEDの点灯、消灯の制御により、保留数を表示可能となっている。
さらに、ランプ制御装置27は、上述の電動役物41の電動役物表示ランプ44の制御を行う。
音声制御装置28には、サウンドプロセッサ、アンプ、スピーカ等からなる音声発生装置281が接続されており、音声制御装置28は、演出用の効果音、音声、音楽等の出力を制御する。
以上のことから、パチンコ遊技機は、遊技球が発射される遊技盤1と、前記遊技盤上に設けられた第1始動入賞口55および第2始動入賞口51と、第1始動入賞口55に遊技球が入賞したことに基いて当たりおよびはずれを決める第1抽選を実行する第1抽選手段(主制御装置231)と、第2始動入賞口51に遊技球が入賞したことに基いて当たりおよびはずれを決める第2抽選を実行する第2抽選手段(主制御装置231)と、第1抽選手段による第1抽選の実行に基いて順次計時される第1報知時間(第1変動表示時間)が終了するタイミングで第1抽選の結果を報知する第1報知手段(主制御装置231、第1特図表示器4a、可変表示装置3)と、第2抽選手段による第2抽選の実行に基いて順次計時される第2報知時間(第2変動表示時間)が終了するタイミングで第2抽選の結果を報知する第2報知手段(主制御装置231、第2特図表示器4b、可変表示装置3)とを備えている。
さらに、パチンコ遊技機は、当たりとなる第1抽選の結果が報知される場合と、当たりとなる第2抽選の結果が報知される場合とのそれぞれにおいて遊技者に有利な第1有利状態(特別遊技状態)を所定期間に渡って発生させる第1有利状態制御手段(主制御装置231)と、第1および第2抽選の抽選結果を報知するタイミングを決める前記第1および第2報知時間(変動表示時間)を決定する抽選結果報知契機決定手段(主制御装置231)と、第1有利状態(特別遊技状態)中における第1および第2報知時間の計時を中断し、かつ、同時に第1および第2報知時間双方の計時を許可する報知制御手段(主制御装置231)とを備えている。
また、前記第1有利状態(特別遊技状態)が終了した際に、通常の状態よりも単位時間内に前記第1および第2抽選の結果が当たりとなる確率を高くした第2有利状態(確変状態)を発生させるとともに、前記通常の状態から予め定めた上限回数の第1有利状態が発生したことに基づいて、第1有利状態終了後に第2有利状態を発生させることなく通常の状態とする第2有利状態制御手段を備えている。
以下に、第1および第2特図ゲームの第1および第2変動表示時間(変動表示時間および確定表示時間からなる第1および第2特図ゲーム時間)を決定するゲーム時間決定処理について図4のフローチャートを参照して説明する。なお、このゲーム時間決定処理は、主制御装置231で極めて短期間毎に繰り返し行われる処理である。
また、この処理により、開始される第1特図ゲームおよび第2特図ゲームの変動表示時間が決定されるが、第1特図ゲームの変動表示時間の決定においては、第1始動入賞口56に遊技球が入賞して、主制御装置231に第1始動入賞球検知センサ56から信号が入力した際に取得される第1変動表示時間決定用の乱数が用いられる。また、第2特図ゲームの変動表示時間の決定においては、第2始動入賞口51に遊技球が入賞して、主制御装置231に第2始動入賞球検知センサ52から信号が入力した際に取得される第2変動表示時間決定用の乱数が用いられる。
そして、第1特図ゲームおよび第2特図ゲームが開始される際に、変動表示時間決定用の乱数と、変動表示時間とを対応づけたデータテーブルを用いて、変動表示時間を決定するようになっている。そして、データテーブルは、以下のように複数の状況に対応したものが備えられている。
なお、状況の1つとして、第1および第2特図始動記憶数が上限値(たとえば、4)もしくは上限値およびその近傍(たとえば、4,3)の場合には、はずれとなる第1および第2特図ゲームの変動表示時間を短くする処理を行ってもよいが、ここでは、このような処理を行わないものとして説明する。
まず、第1特図ゲームもしくは第2特図ゲームが開始するか否かを判定する(ステップS1)。
なお、第1特図ゲーム(第2特図ゲーム)は、第1特図始動記憶数(第2特図始動記憶数)が1以上で、特別遊技状態中でない場合で、第1特図ゲーム中(第2特図ゲーム中)でもない場合に開始される。すなわち、特別遊技状態でない場合に、第1特図始動記憶数(第2特図始動記憶数)が1以上で、前の第1特図ゲーム(第2特図ゲーム)が終了した際と、第1特図ゲーム中(第2特図ゲーム中)でない状態で、第1特図始動記憶数(第2特図始動記憶数)が0から1となった際に第1特図ゲーム(第2特図ゲーム)が開始される。
そして、第1および第2特図ゲームの両方とも開始されない場合には、処理を終了する。
開始された場合には、次に、確変状態中か否かが判定される(ステップS2)。
確変状態中でない場合には、次に開始されるのが第1特図ゲームか否かが判定される(ステップS3)。
開始されるのが第1特図ゲームの場合には、次に第1特図ゲームの結果が当たりか否かが判定される(ステップS4)。
なお、第1特図ゲームおよび第2特図ゲームの抽選結果は、これらゲームの開始時に、これら抽選の判定のために上述のように取得された乱数と、当たりおよびはずれのデータテーブルを比較することにより決定される。また、データテーブルには、確変状態用と通常の状態用とがあり、それぞれに大当たりとなる判定用数値(確変状態用は通常の状態用より、判定用数値が多くなっており、これにより抽選確率が高確率とされる)が登録されている。そして、取得された乱数とデータテーブルの判定用数値とを比較し、一致する場合に、抽選結果が当たりとなり、一致しない場合にはずれとなる。
そして、当たりの場合には、変動表示時間決定用の第1データテーブルを使用し、上述の変動表示時間用の乱数に対応する変動表示時間を第1データテーブルから抽出して、変動表示時間を決定する(ステップS5)。
また、第1データテーブルに登録されている変動表示時間は、たとえば、2秒〜2分程度のものとされるとともに、5秒以上の長い変動表示時間の比率がそれ以下の変動表示時間より多いものとなっている。すなわち、当たりとなる場合は、リーチ状態を経てから当たりとなるので、可変表示装置3でリーチ演出を伴なう表示を行うために、長い変動表示時間が選択されやすいようになっている。また、スーパーリーチやプレミアムリーチ用に20秒から2分程度の変動表示時間も比較的多くなっている。
そして、はずれの場合には、変動表示時間決定用の第2データテーブル(通常の状態(時短状態を含む))を使用し、上述の変動表示時間用の乱数に対応する変動表示時間を第2データテーブルから抽出して、変動表示時間を決定する(ステップS6)。
また、第2データテーブルに登録されている変動表示時間は、たとえば、2秒〜2分程度のものとされるとともに、5秒以下の変動表示時間の比率がそれより長い変動表示時間より多いものとなっている。すなわち、はずれとなる場合は、リーチとなる可能性が低くほとんどがリーチ演出を伴なうことがない5秒以下の変動表示ゲームとなる。なお、はずれでもリーチの場合は、5秒以上の長いリーチ演出を伴なう変動表示時間が選択される可能性が高くなる。
また、ステップS3で開始されるのが第2特図ゲームと判定された場合には、次に第2特図ゲームの結果が当たりか否かが判定される(ステップS7)。
そして、当たりの場合には、変動表示時間決定用の第3データテーブル(通常の状態(時短状態を含む))を使用し、上述の変動表示時間用の乱数に対応する変動表示時間を第3データテーブルから抽出して、変動表示時間を決定する(ステップS8)。
また、第3データテーブルは、第1テーブルとほほ同様のものとなっている。
そして、はずれの場合には、変動表示時間決定用の第4データテーブル(通常の状態(時短状態を含む))を使用し、上述の変動表示時間用の乱数に対応する変動表示時間を第4データテーブルから抽出して、変動表示時間を決定する(ステップS9)。
また、第4データテーブルは、第2テーブルとほほ同様のものとなっている。
なお、通常の状態の場合の変動表示時間は、基本的に従来のパチンコ遊技機のいずれかの機種と同様であってもよい。
ステップS2で、確変状態と判定された場合には、次に開始されるのが第1特図ゲームか否かが判定される(ステップS10)。
開始されるのが第1特図ゲームの場合には、次に第1特図ゲームの結果が当たりか否かが判定される(ステップS11)。
そして、当たりの場合には、変動表示時間決定用の第5データテーブルを使用し、上述の変動表示時間用の乱数に対応する変動表示時間を第5データテーブルから抽出して、変動表示時間を決定する(ステップS12)。
また、第5データテーブルに登録されている変動表示時間は、たとえば、5分以上ものとされる(但し、最長でも10分程度)。すなわち、確変状態では、第1特図ゲーム(第2特図ゲームも含んでもよい)の通常の状態における最長い変動表示時間より長く、たとえば、2倍以上となる変動表示時間が適用される。したがって、当たりとなれば、極めて長いリーチ演出を伴なう変動表示ゲームが開始される。
そして、はずれの場合には、変動表示時間決定用の第6データテーブルを使用し、上述の変動表示時間用の乱数に対応する変動表示時間を第6データテーブルから抽出して、変動表示時間を決定する(ステップS13)。
また、第6データテーブルに登録されている変動表示時間は、たとえば、0.5秒から2秒までのものとされる。すなわち、第8テーブルに登録されている変動表示時間は、通常の状態における最短い変動表示時間以下となっている。
また、ステップS10で開始されるがの第2特図ゲームと判定された場合には、次に第1特図ゲームの結果が当たりか否かが判定される(ステップS14)。
そして、当たりの場合には、変動表示時間決定用の第7データテーブルを使用し、上述の変動表示時間用の乱数に対応する変動表示時間を第7データテーブルから抽出して、変動表示時間を決定する(ステップS15)。
また、第7データテーブルに登録されている変動表示時間は、たとえば、2秒〜5秒程度のものとされる。すなわち、確変状態では、通常の状態における第2特図ゲームの前記第1データテーブルによって決定される変動表示時間の平均値よりも短い変動表示時間が適用される。したがって、リーチ演出も5秒ほどの短いリーチ演出が主に行われる。
そして、はずれの場合には、変動表示時間決定用の第8データテーブルを使用し、上述の変動表示時間用の乱数に対応する変動表示時間を第8データテーブルから抽出して、変動表示時間を決定する(ステップS16)。
また、第8データテーブルに登録されている変動表示時間は、たとえば、2秒〜5秒程度のものとされ、はずれとなるリーチの場合もリーチ演出も5秒ほどの短いリーチ演出が行われる。
そして、変動表示時間が決定された際に処理を終了する。
なお、上述のように変動表示時間に確定表示時間を加えたものが、第1および第2特図ゲームのゲーム開始から終了までのゲーム時間となる。
この処理により、通常の状態(時短状態を含む)では、周知の遊技機と同様に機能するが、確変状態では、第2特図ゲームの変動表示時間が当たりでもはずれでも比較的短い変動表示時間とされるのに対して、第1特図ゲームの変動表示時間は、当たりの場合に通常の状態の最長い変動表示時間の2倍以上となる長さとされ、はずれの場合には、通常の状態の最短い変動表示時間以下となる変動表示時間とされる。
すなわち、抽選結果報知契機決定手段としての主制御装置231は、第2有利状態(確変状態)中に実行された第1特図ゲームに対応する第1抽選の当たりとなる抽選結果を報知するタイミングを決める第1報知時間(第1変動表示時間)を通常の状態中の第1報知時間より長くし、かつ、長くされた第1報知時間を、第2報知手段としての主制御装置231が当たりを含む複数回の第2特図ゲームに対応する第2抽選の結果の報知を行うことが可能な時間とすることになる。
抽選結果報知契機決定手段(主制御装置231)は、第2有利状態(確変状態)中に実行される第2抽選の抽選結果を報知するタイミングを決める第2報知時間を通常の状態中の第1報知時間(の平均)より短くすることになる。
ここで、主制御装置231で行われ、発生した特別遊技状態の後に確変状態を発生させるか否かを決定する確変発生処理を図5のフローチャートを参照して説明する。
なお、ここで、通常の状態を時短を伴なう時短状態と、時短を伴なわない通常の遊技状態に分けて記載する。
まず、特別遊技状態が開始されるか否かを判定する(ステップS21)。
特別遊技状態が開始される場合には、上述の特別遊技カウンタのカウント値に1加算して(ステップS22)処理を終了する。
特別遊技状態が開始されない場合には、当りとなる第1もしくは第2特図ゲームが開始されるか否かを判定する(ステップS23)。
当りとなる第1もしくは第2特図ゲームが開始される場合には、その際の特別遊技カウンタのカウント値が1以下、すなわち、上限回数―2以下か否かが判定される(ステップS24)。ここでは、上限回数が3で、カウント値が0,1,2,3なので、カウント値が0か1の場合に、特別遊技状態後に確変状態となる確変フラグをセットする(ステップS25)。
なお、確変フラグは、当りとなる第1もしくは第2特図ゲームに関連付けて記憶されるようになっており、当りとなる第1特図ゲームと当りとなる第2特図ゲームとが並行して行われている場合に、それぞれの特図ゲームに確変フラグもしくは後述の時短フラグのいずれかがセットされる。また、後述のように確変フラグは無効にされる場合がある。
そして、特別遊技カウンタのカウント値が1より大きい場合、すなわち上限回数―1以上の場合に、特別遊技状態後に通常の状態である時短状態となる時短フラグをセットする(ステップS26)。なお、上限回数を3とした場合に、上限回数が3となっているのは、特図ゲームが開始されることのない特別遊技状態中だけなので、特図ゲーム開始時には、カウント値は、2以下の範囲であり、ここではカウント値が2の場合に、時短フラグがセットされることになる。
そして、第1および第2特図ゲームのいずれかが開始された際には、確変フラグおよび、
時短フラグのいずれか一方を必ずセットして処理を終了する。
また、特別遊技状態の開始でなく、当り特図ゲームの開始でもない場合には、特別遊技状態が終了するか否かが判定され(ステップS27)、終了でない場合には処理を終了する。
特別遊技状態が終了の場合には、この特別遊技状態を発生させた当りとなった第1もしくは第2特図ゲームに対応して時短フラグがセットされているか否かを判定する(ステップS28)。
この段階で、時短フラグがセットされていない場合には、当りとなった特図ゲームには、確変フラグがセットされていることになる。そして、確変フラグがセットされている場合に、特別遊技カウンタのカウント値が3、すなわち、上限回数か否かを判定する(ステップS29)。
この段階で、特別遊技カウンタのカウント値が上限回数となっている場合には、通常の状態から上限回数目の特別遊技状態が終了することになるので、確変フラグがセットされていてもそれを無効として時短状態を発生させる(ステップS30)。
これは、本発明において、第1特図ゲームと第2特図ゲームとが並行して行われる場合があり、特に確変状態で並行して行われるとともに、確変状態では、通常より当りとなる第1特図ゲームの変動表示時間が相対的に長くされ、通常より当りとなる第2特図ゲームの変動表示時間が相対的に短くされるので、当りとなる第1特図ゲームが開始されて未だ特別遊技状態が発生する前に、当りとなる第2特図ゲームが開始されることが、頻繁に起こり得る状態となる。この場合に、開始時に上限回数未満となる特別遊技状態を発生させるはずの当りとなる第1特図ゲーム中に、当りとなる第2特図ゲームが開始されるとともに終了して特別遊技状態を発生させてしまうことで、前記第1特図ゲームの終了時に開始される特別遊技状態が上限回数目となる場合がある。この場合には、上述の確変フラグがセットされていることになるが、上限回数目となる特別遊技状態後に必ず通常の状態(時短状態)を発生させるために、確変フラグを無効とすることになる。
そして、時短状態が発生したことに基づいて特別遊技状態カウンタのカウント値をクリアして0とする(ステップS31)。この場合に、少なくとも上限回数目となる特別遊技状態の終了時には必ず時短状態が発生するようになっているので、特別遊技カウンタのカウント値が3より大きくなることがない。
そして、時短フラグをリセットする(ステップS32)とともに、確変フラグをリセットする(ステップS33)。なお、特別遊技状態を発生させた特図ゲームには、時短フラグおよび確変フラグの一方だけがセットされているが、ここでは、時短フラグがセットされている場合と、確変フラグがセットされている場合があるので両方ともリセットするようになっている。そして、処理を終了する。
ステップS28において時短フラグがセットされている場合には、特別遊技カウンタのカウント値に係らず、ステップ30に移行し、時短状態を発生させるとともに、上述のステップS31からステップS33までの処理を行って処理を終了する。
また、ステップS28で時短フラグがセットされておらず、確変フラグがセットされており、かつ、ステップS29で特別遊技カウンタが3でない場合には、確変状態を開始する(ステップS34)とともに、確変フラグをリセットし(ステップS35)、処理を終了する。
そして、以上のように変動表示時間を決めるとともに、以上のように特別遊技状態後に確変状態と時短状態とのいずれを発生するかを決めた場合に、後述のように100%確変の3回リミッタ付きのパチンコ遊技機において、3回セット(通常の状態で当たると、その後2回当たりが発生するまで確変(高確率)で抽選する状態)で発生する当たりを、もう1回セットで行えることが3回目の特別遊技状態が発生する段階で確定されたり、3回セットのはずが、4回セットとなったりする確率が高くなる。なお、ここで、4回セットの場合も、3回目の特別遊技状態が発生した後に時短状態となってから4回目の特別遊技状態が発生し、この特別遊技状態後に再び時短状態となる。
図6に示すフローチャートは、図4,5にフローチャートで示される処理が行われる状況下で遊技を行った場合に主制御装置231の制御に基いて発生する遊技の流れを説明するためのものである。
なお、図6に示すフローチャートには、比較的発生する確率が高い遊技の状態を説明しており、例外的に発生する状態については触れていない。なお、例外的に発生する状態とは、たとえば、後述のスーパーミッションタイムに、第2特図ゲームが3回以上当りとなったり、ノーマルミッションタイムに第2特図ゲームが2回以上当りとなったり、当たりとなる第2特図ゲーム中に当りとなる第1特図ゲームが発生したりする場合である。
なお、このような例外的な状態は、発生する確率は高くないが、発生するか可能性が全くないわけではない。しかし、ここでは、今回の発明に基いて意図的に発生させようとしている遊技の状態について主に説明するために、上述の例外的な遊技の状態の説明を省略する。また、上述のような例外的な状態を排除するために、後述のような処理を加えるものとしてもよい。
以下、図6のフローチャートとともに、図7〜図11に示すタイミングチャートを参照して説明する。
まず、電源投入時等において、通常の状態として時短状態もしくは時短状態でない通常の遊技状態から遊技を開始する(ステップS41)。この状態で一回目の当りとなる第1もしくは第2特図ゲームが発生するか否かが判定される(ステップS42)。ここで、通常の遊技状態ならば、上述のように第2特図ゲームが当たりとなる可能性が高く、時短状態ならば第1特図ゲームが当たりとなる可能性が高いが、この段階では、いずれの特図ゲームで当りとなっても遊技には影響ない。なお、図7〜図11のタイミングチャートにおいては、通常の遊技状態から第2特図ゲームが当りとなる例を示しているが、時短状態であってもよく、最初に第1特図ゲームが当りとなってもよい。
また、この通常の状態から当りとなる特図ゲームが開始された際の上述の特別遊技カウンタは0となっており、上限回数(3)―2以下であることから、特別遊技状態後に確変状態が発生することになる。なお、図7〜図11において、特別遊技カウンタのカウント値を丸数字で示し、通常の遊技状態からの特別遊技状態の発生回数を数字で示している。
そして、当りとなる特図ゲームが終了する際に特別遊技状態となり(ステップS43)、特別遊技状態が終了すると上述のように確変フラグに基いて確変状態となる(ステップS44)。次に、2回目の当りとなる特図ゲームが発生したか否かを判定する(ステップS45)。
そして、発生しない場合は当りの特図ゲームの開始を待機する状態となり、当たりとなる特図ゲームが発生した場合には、第2特図ゲームか第1特図ゲームかを判定する(ステップS46)。第1特図ゲームの場合には、スーパーミッション発生となる(ステップS47)。
ここで、スーパーミッションとは、図7および図10のタイミングチャートに示すように、通常の状態から確変状態となった際に、特別遊技カウンタのカウント値が1回から上限回数―2までの範囲内(ここでは、上限回数が3なので、カウント値が1の場合)で、当りとなる第1特図ゲーム、すなわち、確変状態における変動表示時間が極めて長くされた方の特図ゲームが開始された場合に発生する第1の特定の遊技状態を示している。なお、このスーパーミッションタイムは、上述のように発生した当たりとなる第1特図ゲームの開始から終了までとなる。
また、このスーパーミッションタイムにおけるスーパーミッションは、後述のようにスーパーミッションタイム中に、第2特図ゲームでの大当たりに基づいて上限回数目となる特別遊技状態を発生させることであるが、ここで上限回数を3とした場合には、特別遊技カウンタのカウント値が1の状態で当りとなる第1特図ゲームが発生することに基いてスーパーミッションタイムが発生し、図10に示すように、スーパーミッションタイム中に第2特図ゲームで当りを2回発生させ、上限回数目となる特別遊技状態をスーパーミッションタイム中に発生させることで、ミッション達成となる。
ここで、スーパーミッションタイムが発生した場合には、図1に示すように、隠れていた電動役物41を遊技者に視認できるように出現させるとともに、図2に示すディスプレイ42に変動表示時間の残り時間を表示させ、ディスプレイ43にミッション達成に必要な第2特図ゲームの当り回数の残り回数を表示させる。
なお、この例では、主制御装置231からのコマンドとして、スーパーミッションタイムの開始タイミングとスーパーミッションタイムの時間が送られるとともに、第2特図ゲームのミッション達成に必要な当り回数(この例では2回に固定なのでコマンドに含めなくてもよい)と、スーパーミッションタイム中の当りとなる第2特図ゲームの発生を示す情報が送られる。
このコマンドに基いて、ディスプレイ42およびディスプレイ43を含む電動役物表示ランプ44をランプ制御装置27が制御している。
そして、スーパーミッションタイムの間は、第1特図ゲームが行われている状態なので、次の第1特図ゲームが開始されることがなく、第2特図ゲームだけが順次行われる。そして、この第2特図ゲームは、上述のように通常の遊技状態における変動表示時間の平均より短い変動表示時間となっているので、単位時間当たりの第2特図ゲームの発生回数が多くなる可能性がある。
しかし、第2特図ゲームの開始の契機となる第2始動入賞口51への遊技球の入賞数は、第2始動入賞口51に開放した際に遊技球の入賞を容易とする特別変動入賞装置が設けられていないので、確変状態と通常の遊技状態とで変化することがない。従って、第2始動入賞口51への遊技球の入賞数がボトルネックとなり、変動表示時間をさらに短くしても、単位時間当たりの第2特図ゲームの発生回数はそれほど増えない。
そして、スーパーミッションタイム中は、通常の状態から3回目の当りとなる第2特図ゲームが発生するか否かを判定し(ステップS48)、発生しない場合には、スーパーミッションタイムが終了したか否かが判定される(ステップS49)。これにより、スーパーミッション中に当りとなる第2特図ゲームの一度目の発生を監視する状態となる。
そして、3回目の当りとなる第2特図ゲームが発生することなく、図7に示すように、スーパーミッションタイムが終了した場合には、スーパーミッション失敗となる(ステップS50)。なお、スーパーミッションタイム中に通常の状態から上限回数目(特別遊技状態の発生回数ではなく当りとなる特図ゲームの発生回数)の当りとなる第2特図ゲームが発生しなかった場合、ここでは3回目の当りとなる第2特図ゲームが発生しなかった場合には、後述のようにノーマルミッションタイムが発生する可能性がある。
そして、スーパーミッションタイムとしての通常の状態から2回目の当りとなる第1特図ゲームが終了したことに基づいて特別遊技状態とし(ステップS51)、この特別遊技状態が終了した際に前記確変フラグに基いて確変状態とする(ステップS52)。
一方、ステップS48で、3回目の当りとなる第2特図ゲームが発生した場合には、当該第2特図ゲームが終了する際に特別遊技状態を発生させる(ステップS53)。
この3回目の当りとなる第2特図ゲームの発生時における特別遊技カウンタのカウント値は、未だ、スーパーミッションタイムを発生させた第2特図ゲームが終了することによる特別遊技状態が発生せず、通常の状態から1回目となる特別遊技状態しか発生してないので、1となり、これは、上限回数―2となり、確変フラグがセットされている。また、この特別遊技状態は、通常の状態から2回目となる。
したがって、3回目の当りとなる第2特図ゲームに基く特別遊技状態が終了した後には確変状態となる(ステップS54)。
なお、上述のようにスーパーミッションタイムとなる第1特図ゲーム開始時の特別遊技カウンタのカウント値も上限回数―2となる1であり、第1特図ゲームの変動表示時間が長く、当りとなる第1特図ゲームが終了して特別遊技状態が発生する前に、第2特図ゲームが開始されることにより、同じ特別遊技カウンタのカウント値で2回の特図ゲームが開始されることになる。
次に、通常の状態から4回目の当りとなる第2特図ゲームが発生するか否かを判定し(ステップS55)、発生しない場合には、スーパーミッションタイムが終了したか否かが判定される(ステップS56)。これにより、スーパーミッション中に2度目の当りとなる第2特図ゲームの発生を監視する状態となる。
そして、4回目の当りとなる第2特図ゲームが発生することなく、スーパーミッションタイムが終了した場合には、スーパーミッション失敗となる(ステップS57)。
そして、当りとなる第1特図ゲームの終了に際して、特別遊技状態が発生する(ステップS58)。
ここで、上述の図5のフローチャートでは、当りとなる第1特図ゲームが特別遊技カウンタのカウント値が1の状態で発生しているので、この第1特図ゲームに基く特別遊技状態終了時に確変状態が発生することを示す確変フラグがセットされている。しかし、この例では、上述のように確変フラグがセットされていても、通常の状態から3回目となる特別遊技状態の終了時は強制的に時短状態とするようになっている(ステップS59)。そして、上限回数目となる特別遊技状態が終了して時短状態が発生することにより、特別遊技カウンタは0となり、時短状態を含む通常の状態に戻ること、すなわち、ステップS1に戻ることになる。すなわち、図11に示すように、特別遊技カウンタのカウント値が1で第1特図ゲームが開始されることにより、スーパーミッションタイムが開始されても、スーパーミッションタイム中に1回しか当りに基く特別遊技状態が発生しないと、スーパーミッションタイム(当りとなる第1特図ゲーム)が終了することにより特別遊技状態が発生し、この特別遊技状態が終了した際に時短状態となって、3回セットの当りが終了する。
ステップS55で、通常の状態から4回目となる第2特図ゲームが当りとなった場合には、図10に示すように、スーパーミッションタイム中に2回の第2特図ゲームが当りとなり2回の特別遊技状態が発生する。すなわち、上限回数目となる特別遊技状態が発生する。これにより、スーパーミッション達成となる(ステップS60)。この際の通常の状態から4回目となる当たりの第2特図ゲームの開始時に、特別遊技カウンタのカウント値は2、すなわち、上限回数―1となっており、特別遊技状態後に通常の状態としての時短状態が発生することになる。したがって、特別遊技状態が行われ(ステップS61)、その後時短状態となる(ステップS62)。
そして、この時短状態中にスーパーミッションタイム終了(ステップS63)、すなわち、当りの第1特図ゲームが終了となり、特別遊技状態が発生する。この際に、この特別遊技状態を発生させる契機となった当りとなる第1特図ゲームは、特別遊技カウンタが1のとき、すなわち、上限回数―2のときに発生しているので、特別遊技状態後に確変状態を発生することになる。また、この特別遊技状態は、既に特別遊技カウンタがカウント値が3となった状態で時短状態が開始されることによりクリアされて特別遊技カウンタのカウント値が1となる特別遊技状態であり、上限回数目となる特別遊技状態ではないので、特別遊技状態後に確変状態となる。
この特別遊技状態と、確変状態は、特別遊技カウンタのカウント値が1の場合のものなので、ステップS43の特別遊技状態およびステップS44の確変状態と同様のものとなる。
したがって、ステップS61でスーパーミッションタイムが終了した場合には、ステップS43に戻ることになる。これにより、スーパーミッションを達成した場合には、再び、通常の状態から1回目となる特別遊技状態が発生することが確定することになる。このように、再び、1回目となる特別遊技状態が発生することが確定することが、スーパーミッション達成の遊技者への報酬となる。
これにより、確変状態中にあと2回の特別遊技状態を発生することが可能となるとともに、再び、スーパーミッションタイムを発生させる可能性があり、再び、スーパーミッションを達成して、さらに、通常の状態から1回目となる特別遊技状態を発生させることが可能となる。
また、ステップS46で、通常の状態から2回目の当りとなる特図ゲームが発生し、それが第2特図ゲームであった場合には、たとえば、図8および図9に示すように、通常の遊技状態の平均となる変動表示時間より短い変動表示時間の第2特図ゲームが終了した後に、通常の状態から2回目となる特別遊技状態が発生する(ステップS64)。
この場合に、この特別遊技状態を発生させる契機となった当りとなる第2特図ゲームの開始時における特別遊技カウンタのカウント値が1、すなわち、上限回数―2となっていることで確変フラグがセットされており、かつ、この特別遊技状態が上限回数目となる特別遊技状態ではないので、特別遊技状態終了時に確変状態となる(ステップS65)。
そして、2回目の当りとなる特図ゲームに基く特別遊技状態が終了して確変状態となった際、すなわち、ステップS52もしくはステップS65の状態で、3回目の当りとなる特図ゲームが発生したか否かを判定する(ステップS66)。
そして、発生しない場合は当りの特図ゲームの開始を待機する状態となり、当たりとなる特図ゲームが発生した場合には、第2特図ゲームか第1特図ゲームかを判定する(ステップS67)。
当りとなる特図ゲームが、第2特図ゲームの場合には、たとえば、図9に示すように、3回目の当りとなる第2特図ゲームが単独で発生した状態となり、この当りとなる第2特図ゲームの終了時に特別遊技状態となる(ステップS68)。また、この特別遊技状態の発生の契機となった第2特図ゲーム発生時の特別遊技カウンタのカウント値が2、すなわち、上限回数(3)−1となっているので時短フラグがセットされていること、この特別遊技状態が通常の状態から上限回数目であることに基づいて、特別遊技状態終了時に時短状態が発生する(ステップS69)。
また、ステップS67で、発生したのが当りとなる第1特図ゲームの場合には、ノーマルミッションタイム発生となる(ステップS70)。
ノーマルミッションタイムは、図7に示すように、当りとなる第1特図ゲーム中に、確変状態で第2特図ゲームが1回発生すると、この第2特図ゲームに基く3回目の特別遊技状態が発生し、その後時短状態が発生した後に、当りとなる第1特図ゲームが終了して特別遊技状態が発生する。
しかし、この際の特別遊技状態は、当りとなる第1特図ゲームが発生した際の特別遊技カウンタのカウント値が2、すなわち上限回数―1であるために、時短フラグがセットされ、特別遊技状態後に確変状態が発生せず時短状態となる。すなわち、この特別遊技状態は、通常の状態としての時短状態において発生したのに係わらず、特別遊技状態後に時短状態となるので、スーパーミッションのように通常の状態から1回目となる特別遊技状態が発生して確変状態となることが確定するものではない。したがって、確変状態で2回の当りを引ける条件で、3回の当りを引ける状態となることがノーマルミッション達成の報酬となる。
そして、ノーマルミッション中は、通常の状態から4回目の当りとなる第2特図ゲームが発生するか否かを判定し(ステップS71)、発生しない場合には、ノーマルミッションタイムが終了したか否かが判定される(ステップS72)。これにより、ノーマルミッション中に当りとなる第2特図ゲームの発生を監視する状態となる。
そして、4回目の当りとなる第2特図ゲームが発生することなく、ノーマルミッションタイムが終了した場合には、図8に示すように、ノーマルミッション失敗となる(ステップS73)。
ステップS71で、通常の状態から4回目となる第2特図ゲームが当りとなった場合には、図7に示すように、ノーマルミッションタイム中に1回の第2特図ゲームが当りとなり1回の特別遊技状態が発生する。すなわち、上限回数目となる特別遊技状態が発生する。これにより、ノーマルミッション達成となる(ステップS74)。
この場合に、ノーマルミッション中に四回目の当りとなる第2特図ゲームに基く特別遊技状態となり(ステップS75)、その後、上限回数目の特別遊技状態であること、この特別遊技状態の発生の契機となる第2特図ゲームの発生時の特別遊技カウンタのカウント値が上限回数―1回目であり時短フラグがセットされていることに基づいて、特別遊技状態終了時に時短状態となる(ステップS76)。
そして、ノーマルミッションタイムが終了する(ステップS77)。
そして、ノーマルミッション失敗の場合もノーマルミッション達成の場合も、ノーマルミッションタイム終了時、すなわち、通常の状態から3回目となる第1特図ゲームの終了に基づいて特別遊技状態が発生する(ステップS78)。
ここで、3回目となる第1特図ゲームの発生時における特別遊技カウンタのカウント値が2、すなわち、上限回数―1となっているので時短フラグセットされており、特別遊技状態後は、時短状態が発生する(ステップS79)。
したがって、ノーマルミッション達成の場合に、4回目の当りとなる第2特図ゲームの終了後の特別遊技状態が先に3回目となる特別遊技状態として発生した後に、特別遊技カウンタがクリアされて、3回目の当りとなる第1特図ゲームに基づく特別遊技状態が特別遊技カウンタのカウント値を1として発生するにも係らず、特別遊技状態終了後に確変状態とならずに時短状態となる。
そして、この場合に、時短状態となったことに基き、特別遊技カウンタがクリアされて0に戻る。
これにより、ノーマルミッションタイム終了後にノーマルミッションの達成か否かに係らず特別遊技状態と時短状態が発生し、通常の状態であるステップS41に戻ることになる。
以上のような、パチンコ遊技によれば、上述のような、リミッタが働くまで特別遊技状態後に100%の確変発生でかつ3回等の上限回数となるとリミッタが機能して確変状態を発生させることなく通常の遊技状態とする場合に、確変状態中の第1特図ゲームの変動表示時間を通常の遊技状態における最長い変動表示時間より長くすることで、この第1特図ゲーム中に第2特図ゲームの当りを発生させることにより、遊技者に報酬(多くの遊技球の獲得の機会)が支払われるようなミッションを行う遊技状態とすることができる。
そして、このミッションは、従来の擬似的なミッション、すなわち、ミッション発生時に既にミッションが達成されるか否かが決定されており、ミッション終了時に予め決定されていた結果が報知されるものではなく、ミッション発生時にミッションが達成させるか否かが決定されておらず、実際にミッションタイムが終了した時点で、ミッション達成となる回数の当りが発生したか否かでミッション達成か否かが決定される。
これにより、遊技者にとって今までにない極めて興味深い遊技性を実現することができる。
なお、上記例では、第2始動入賞口に遊技球が入賞することを契機とする特図ゲームを第1特図ゲームとし、第1始動入賞口に遊技球が入賞することを契機とする特図ゲームを第2特図ゲームとしてもよい。
上記例では、確変中に開放機会が増加する普通変動入賞装置53の開放機会が増加することにより、確変状態となった後に単位時間中の当りとなる可能性が第2特図ゲームよりも第1特図ゲームの方が高くなることで、スーパーミッションタイムやノーマルミッションタイムが発生する確率が相対的に高くなるが、スーパーミッションタイムやノーマルミッションタイムが発生した後に、単位時間中の第2特図ゲームが当りとなる可能性が相対的に低くなり、スーパーミッションやノーマルミッションの達成する可能性が相対的に低くなる。
それに対して、上述のように第2特図ゲームと第1特図ゲームとを入れ替えた際には、確変中に普通変動入賞装置53の開放機会が増加することにより、確変状態となった後に単位時間中の当りとなる可能性が第1特図ゲームよりも第2特図ゲームの方が高くなることで、スーパーミッションタイムやノーマルミッションタイムが発生する確率が相対的に低くなるが、スーパーミッションタイムやノーマルミッションタイムが発生した後に、単位時間中の第2特図ゲームが当りとなる可能性が相対的に高くなり、スーパーミッションやノーマルミッションを達成する可能性が相対的に高くなる。
したがって、より遊技者に好まれる遊技性となるように、第2特図ゲームと第1特図ゲームとを決定すればよい。
なお、上記例に対して第2特図ゲームと第1特図ゲームとを入れ替えた場合に、確変中の普通変動入賞装置53の開放となる機会が増加することで、上記例に比較して第2特図ゲームの発生回数が増加し、第1特図ゲームの発生回数が減少するので、確変状態における第2特図ゲームの変動表示時間をたとえば、上述の通常の遊技状態における最短となる変動表示時間以下とし、第1特図ゲームのはずれの場合の変動表示時間を上述の通常の遊技状態における平均となる変動表示時間より短いものとしてもよい。
上述の例外的に発生する場合として、スーパーミッションタイムに、第2特図ゲームが3回以上当りとなるのを防止するために、例えば、スーパーミッションタイムにおける2回目の当りとなる第2特図ゲームの変動表示時間(第2報知時間)を、1回目の当りのときの変動表示時間より長くするように予め設定しておくとよい。これにより、スーパーミッションタイムに、第2特図ゲームが3回以上当りとなる状態が発生する確率を低減することができる。
また、スーパーミッションタイムの第2特図ゲームの2回目の当りのときに、スーパーミッションタイムとなる第1特図ゲームの変動表示時間(第1報知時間)の処理状況を確認し、未処理の変動表示時間(スーパーミッションタイムの残り時間)よりも若干短い時間に設定し、第1特図ゲームの変動表示時間の処理が終了する直前に、第2特図ゲームの2回目の当たりを発生させ、3回目の当りが発生する余地をなくするようにすると好適である。
また、ノーマルミッションタイム中における第2特図ゲームの一回目の当たりの際にも、この際の第2特図ゲームの変動表示時間を予め長く設定したり、第1特図ゲームの変動表示時間の処理状況を確認し、第1特図ゲームの変動表示時間の残り時間より若干短い時間を第2特図ゲームの変動表示時間としてもよい。なお、ノーマルミッション中に複数回の第2特図ゲームの当りが発生しても、特に上述の遊技の流れに影響はない。
また、周知の遊技機における遊技球の移動を表示画面上に模擬的に再現するとともに遊技球の入賞口への入賞を判定し、遊技球の発射と入賞とに対応して遊技者の獲得遊技球数を算出して遊技をシミュレーションするプログラムにおいて、上述の本発明に係わるパチンコ遊技機における制御系の処理を付加してコンピュータで実行可能としたプログラムも本発明に含まれるものである。また、前記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明に含まれる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。 前記パチンコ遊技機に備えられた電動役物を説明するための図である。 前記パチンコ遊技機の制御係を説明するためのブロック図である。 前記パチンコ遊技機の主制御装置で行われるゲーム時間決定処理を説明するためのフローチャートである。 前記主制御装置で行われる確変発生処理を説明するためのフローチャートである。 前記主制御装置の制御に基づく遊技の流れを説明するためのフローチャートである。 前記パチンコ遊技機の主制御装置の制御に基づく遊技の流れを説明するためのタイミングチャートである。 前記遊技の流れを説明するためのタイミングチャートである。 前記遊技の流れを説明するためのタイミングチャートである。 前記遊技の流れを説明するためのタイミングチャートである。 前記遊技の流れを説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 遊技盤
3 可変表示装置(第1報知手段、第2報知手段)
4a 第1特図表示器(第1報知手段)
4b 第2特図表示器(第2報知手段)
51 第2始動入賞口
55 第1始動入賞口
231 主制御装置(第1抽選手段、第2抽選手段、第1報知手段、第2報知手段、第1有利状態制御手段、抽選結果報知契機決定手段、報知制御手段、第2有利状態制御手段)

Claims (5)

  1. 遊技球が発射される遊技盤と、
    前記遊技盤上に設けられた第1始動入賞口および第2始動入賞口と、
    第1始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて当たりおよびはずれを決める第1抽選を実行する第1抽選手段と、
    第2始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて当たりおよびはずれを決める第2抽選を実行する第2抽選手段と、
    第1抽選手段による第1抽選の実行に基いて順次計時される第1報知時間が終了するタイミングで第1抽選の結果を報知する第1報知手段と、
    第2抽選手段による第2抽選の実行に基いて順次計時される第2報知時間が終了するタイミングで第2抽選の結果を報知する第2報知手段と、
    当たりとなる第1抽選の結果が報知される場合と、当たりとなる第2抽選の結果が報知される場合とのそれぞれにおいて遊技者に有利な第1有利状態を所定期間に渡って発生させる第1有利状態制御手段と、
    第1および第2抽選の抽選結果を報知するタイミングを決める前記第1および第2報知時間を決定する抽選結果報知契機決定手段と、
    第1有利状態中における第1および第2報知時間の計時を中断し、かつ、同時に第1および第2報知時間双方の計時を許可する報知制御手段とを備えた遊技機において、
    前記第1有利状態が終了した際に、通常の状態よりも単位時間内に前記第1および第2抽選の結果が当たりとなる確率を高くした第2有利状態を発生させるとともに、前記通常の状態から予め定めた上限回数の第1有利状態が発生したことに基づいて、第1有利状態終了後に第2有利状態を発生させることなく通常の状態とする第2有利状態制御手段を備え、
    前記抽選結果報知契機決定手段は、第2有利状態中に実行された第1抽選の当たりとなる抽選結果を報知するタイミングを決める第1報知時間を通常の状態中の第1報知時間より長くし、かつ、長くされた第1報知時間を、第2報知手段が当たりを含む複数回の第2抽選の結果の報知を行うことが可能な時間とすることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第2有利状態制御手段は、抽選結果報知契機決定手段により長くされた第1報知時間の計時開始時における通常の状態からの第1有利状態の発生回数が前記上限回数−2以下である場合に、
    長くされた第1報知時間中における第2抽選の当たりに基く第1有利状態の発生回数が通常の状態から上限回数目となる発生回数の場合に、長くされた第1報知時間が終了して第1抽選の当たりとなる結果が報知された際に発生する第1有利状態の終了後に第2有利状態を発生させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記抽選結果報知契機決定手段は、第2有利状態中に実行される第2抽選の抽選結果を報知するタイミングを決める第2報知時間を通常の状態中の第1報知時間より短くすることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 遊技球が発射される遊技盤と、
    前記遊技盤上に設けられた第1始動入賞口および第2始動入賞口と、
    第1始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて当たりおよびはずれを決める第1抽選を実行する第1抽選手段と、
    第2始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて当たりおよびはずれを決める第2抽選を実行する第2抽選手段と、
    第1抽選手段による第1抽選の実行に基いて順次計時される第1報知時間が終了するタイミングで第1抽選の結果を報知する第1報知手段と、
    第2抽選手段による第2抽選の実行に基いて順次計時される第2報知時間が終了するタイミングで第2抽選の結果を報知する第2報知手段と、
    当たりとなる第1抽選の結果が報知される場合と、当たりとなる第2抽選の結果が報知される場合とのそれぞれにおいて遊技者に有利な第1有利状態を所定期間に渡って発生させる第1有利状態制御手段と、
    第1および第2抽選の抽選結果を報知するタイミングを決める前記第1および第2報知時間を決定する抽選結果報知契機決定手段と、
    第1有利状態中における第1および第2報知時間の計時を中断し、かつ、同時に第1および第2報知時間双方の計時を許可する報知制御手段とを備えた遊技機における遊技をシュミレーションするプログラムであって、
    前記第1有利状態が終了した際に、通常の状態よりも単位時間内に前記第1および第2抽選の結果が当たりとなる確率を高くした第2有利状態を発生させるとともに、前記通常の状態から予め定めた上限回数の第1有利状態が発生したことに基づいて、第1有利状態終了後に第2有利状態を発生させることなく通常の状態とする第2有利状態制御手段と、
    第2有利状態中に実行された第1抽選の当たりとなる抽選結果を報知するタイミングを決める第1報知時間を通常の状態中の第1報知時間より長くし、かつ、長くされた第1報知時間を、第2報知手段が当たりを含む複数回の第2抽選の結果の報知を行うことが可能な時間とする抽選結果報知契機決定手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  5. 請求項4に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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