JP5063773B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、パチンコ遊技機の遊技を多彩なものとするために、いわゆるデジパチとしての機能と、いわゆる羽根物としての機能とを持った遊技機や、デジパチにおける変動表示ゲームを2つ並行して行えるようにした遊技機などが開発されている(たとえば、特許文献1参照)。
そこで、2つの変動表示ゲームを連携させて、新たな遊技性を生み出す必要があるが、現状では、2つの変動表示ゲームを用いて従来と大きく異なる遊技性を有するような遊技機は開発されていない。
前記遊技機は、
前記特別抽選の当たり確率を通常の状態より高くした第1有利遊技付与状態と、前記普通入賞装置が開状態となる機会を前記通常の状態より増やした第2有利遊技付与状態とを有し、前記通常の状態は、前記特別入賞制御状態、前記第1有利遊技付与状態及び前記第2有利遊技付与状態のいずれでもない状態であり、
前記第1有利遊技付与状態でない状態から発生する前記特別入賞制御状態を1回目の前記特別入賞制御状態の発生とし、以降、予め定められた上限回数の前記特別入賞制御状態が発生する前までに発生した前記特別入賞制御状態の終了後に前記通常の状態が発生しないように前記第1有利遊技付与状態を発生させる第1有利遊技付与手段と、
前記第2有利遊技付与状態を発生させる第2有利遊技付与手段と、
前記特別入賞制御状態の終了後に前記第1有利遊技付与状態を発生させるための第1当たり、及び前記特別入賞制御状態の終了後に前記第1有利遊技付与状態とともに前記第2有利遊技付与状態を発生させるための第2当たりを備えて前記特別抽選を行う特別抽選手段と、
前記遊技盤上に設けられて遊技球の通過を検知する普図始動口と、
前記普図始動口への遊技球の通過検知に基づいて普図抽選を行い、普図当たりとなった場合に、前記普通入賞装置における前記開状態を発生させる普図抽選手段と、を設け、
前記所定の始動入賞口を前記遊技盤の中央より右側に配置するとともに、前記普図始動口を前記所定の始動入賞口よりも上流側に配置する遊技領域構成として、遊技球を前記遊技盤の中央より右側を流下するように打ち出した場合は、前記普図始動口及び前記所定の始動入賞口へ誘導されやすくし、
前記特別抽選手段は、前記所定の始動入賞口以外の始動入賞口に基づく前記特別抽選で当たりとなった場合には、前記第1当たりと前記第2当たりを予め設定された振分確率に基づいて振分の抽選をするようにして、前記所定の始動入賞口に基づく前記特別抽選で当たりとなった場合よりも前記第2当たりを発生させにくくし、
前記普図抽選手段は、前記第2有利遊技付与状態中において、前記通常の状態と比較して単位時間あたりの前記特別抽選の実行回数を多くなるように前記普図抽選を行うことを特徴とする遊技機である。
この際に、第1有利遊技付与状態は、たとえば、7回等の上限回数の特別入賞制御状態(第1特別入賞制御状態および第2特別入賞制御状態)が発生するまで、特別入賞制御状態終了後に発生するようになっている。
したがって、第1当たり(第2特別入賞制御状態)が終了後には、第2有利遊技付与状態が発生せず、第1有利遊技付与状態だけが発生するので、見掛け上、遊技者に、当たりの確率が高くなっていることを気付かせない状態とすることができる。
なお、本発明では、通常の状態、第1有利遊技付与状態において、第1始動入賞口に遊技球が入賞しづらい構成となっていることが好ましい。
われる。この場合に、再び、第1当たりが発生する可能性がある。
この場合には、遊技者は、普通入賞装置が頻繁に開放しないことから、確変(特別抽選の当選確率が高く)となっていることに気付かず、通常の状態だと思うか、もしくは突確や突時が頻繁に発生することを不思議に思うことになる。また、突確や突時と異なり、特別入賞装置の開放期間が長い特別入賞制御状態が発生した場合には、遊技者は、確変中の当たりではなく、単独の当たりを引いたと思う可能性がある。
また、6連続の確変大当たり(5回の確変大当たりプラス一回の単独当たり)が発生する場合の表示手段の表示は、6のゾロ目となり、5連続確変大当たりの場合には、5のゾロ目となる。すなわち、表示手段の表示を見ることで、何回確変大当たりを連続させられるかが分かることになる。
これにより、遊技者は、表示手段の表示に強い興味を示すことになり、新たな遊技性を遊技機に持たせることができる。
すなわち、特別抽選の確率は第1有利遊技付与状態より低くなるが、普通入賞装置の始動口開状態となる機会を増やした第2有利遊技付与状態(たとえば、遊技球の検知に基き普通入賞装置を始動口開状態とする抽選(普図抽選)の抽選確率を通常の状態より高くし、抽選の報知にかける時間を短くすることで、単位時間当たりの抽選回数を通常の状態より増やし、前記抽選で当たりとなった際の普通入賞装置を始動口開状態とする時間を通常の状態より長くする)が、特別抽選のゲーム数が所定回数となるまで継続されるチャンス状態となる。
ここで、本発明においては、第1始動入賞口に遊技球が入賞したことに基づいて特別抽選(第1特別抽選)が当たりとなると、第2当たりとなるとともに、上限回数の残数となる回数まで、確変大当たりが連続した状態となるようにすると好適である。
なお、通常の状態とは、特別入賞制御状態(第1および第2特別入賞制御状態)でなく、かつ、第1および第2有利遊技付与状態でない状態なので、第1有利遊技付与手段が特別入賞制御状態終了後に通常の状態とし、第2有利遊技付与手段が第2当たり(第1特別入賞制御状態)後に第2有利遊技付与状態とする構成とすれば、第2有利遊技付与状態となる。
ここで、通常の状態では、第1有利遊技付与状態ではないので、特別抽選の当選確率が低く、当たりが発生しづらい。また、第2有利遊技付与状態でもないので、普通入賞装置が開放する機会も多くない。
なお、逆に通常の状態における第2当たりの振分確率を、第2有利遊技付与状態を伴なわない第1有利遊技付与状態より低くすると、上述の上限回数より少ない連続回数で確変大当たりを発生する可能性が高くなり、異なる連続回数で確変大当たりが発生することで、多彩な遊技性とすることができる。
なお、電源を切った後に電源投入する際に、電源が切れても記憶が消えないように補助電源により保護された主制御装置の記憶装置の記憶内容を消すようにメモリクリアした場合にのみ通常の状態として第2通常遊技状態から遊技開始となり、単に電源投入した際は、電源切断時の遊技状態から遊技が再開されるものとしてもよい。
遊技盤1の盤面の遊技領域2a内には、その中央部の僅かに上側に可変表示装置(装飾図柄表示装置)3が設けられている。可変表示装置3は、例えば、液晶表示装置からなるもので、抽選手段として機能する後述の主制御装置231で行われる抽選の当たりはずれの抽選結果を表示するものであるが、抽選結果の表示に際し変動表示ゲームを表示し、この変動表示ゲームの当たり外れによって上述の抽選結果を表示するようになっている。
また、特別遊技状態には、後述のように複数種類の状態が存在し、それによって上述の特別の組合せが後述のように異なるものとなっている。
なお、この例では、いわゆる識別情報としての特別図柄(特図)を用いた変動表示ゲームとして、第1特図ゲームと第2特図ゲームが行われるになっており、可変表示装置3においても、2つの変動表示ゲームが行われる。ここでは、後述の特図の変動表示ゲームと合わせて、一方の変動表示ゲームを以下第1特図ゲームと称し、他方の変動表示ゲームを第2特図ゲームと称する。
そして、第1特図ゲームと第2特図ゲームが2つ並行して行われることも可能となっているが、この例では、実質的には第1特図ゲームと第2特図ゲームが並行して行われることがほとんどないようになっている。すなわち、後述のように遊技状態によって、行われる特図ゲームが第1特図ゲームだけとなるか、第2特図ゲームだけとなる可能性が極めて高く、例えば、可変表示装置では、表示画面のほとんどを用いたメインの表示と、表示画面の隅で行われるサブの表示とに分かれており、遊技状態によって実行される可能性が極めて高い特図ゲームがメインの表示とされ、実行される可能性が極めて低い特図ゲームがサブの表示とされる。
すなわち、第1特図ゲームが実施される可能性が高い遊技状態(後述の通常の状態および第1有利遊技付与状態)においては、可変表示装置3で、第1特図ゲームがメインの表示となり、第2特図ゲームがサブの表示となる。
また、第2特図ゲームが実施される可能性が高い遊技状態(後述の第2有利遊技付与状態)においては、可変表示装置3で、第2特図ゲームがメインの表示となり、第1特図ゲームがサブの表示となる。
すなわち、第1特図ゲームは、可変表示装置3の装飾図柄の第1変動表示ゲームとして表示されるとともに第1特図表示器4aの特別図柄の第1変動表示ゲームとして表示され、それぞれの第1変動表示ゲームは、後述の主制御装置231で行われる1つの第1特別抽選の結果をそれぞれ報知する同じ結果となるゲームである。
すなわち、第1特図ゲーム(第1特別抽選)および第2特図ゲーム(第2特別抽選)として主制御装置231で行われる当たりはずれの抽選の結果を報知する変動表示ゲームが遊技者を楽しませるための装飾図柄のゲームと、結果を報知するだけの特図のゲームとに分けて表示されている。
また、第2始動入賞口51には、当該第2始動入賞口51への遊技球の入賞を検知する第2始動入賞球検知センサ52が備えられている。
また、第1始動入賞口55は、後述のように第1特図ゲームの当たりはずれを決定する抽選を行う第1特別抽選手段として機能する主制御装置231に、遊技球が入賞することに基づいて第1特図ゲームの当たりおよびはずれを決める第1特別抽選開始の契機(変動表示ゲーム開始の契機)を付与するものである。
すなわち、普通変動入賞装置53は、第1始動入賞口55に設けられ、第1始動入賞口55に遊技球が入賞できない始動口閉状態と第1始動入賞口55への遊技球の入賞を容易とする始動口開状態との間で変動する普通入賞装置である。
また、第1始動入賞口55には、当該第1始動入賞口55への遊技球の入賞を検知する第1始動入賞球検知センサ56が備えられている。
また、主制御装置231に駆動源を制御される特別変動入賞装置8は、変動表示ゲームが当たりとなったことに対応して開放した際に、所定時間の経過および所定個数の遊技球の入賞という二つの条件のうちのいずれかの条件が達成された段階で閉塞するとともに、再び開放し、上述の条件の成立に基づいて閉塞することを所定回数(所定ラウンド数)繰り返すように制御される。なお、特別変動入賞装置8が開放してから閉塞するまでをラウンドと称する。すなわち、主制御装置231は、特別遊技状態中に、特別変動入賞装置8を複数の遊技球の連続的な入賞が可能となる開放状態とした後に閉塞状態することを1ラウンドとして、前記ラウンドを所定回数繰り返すように特別変動入賞装置8を制御する。
なお、普図表示装置6を7セグのLED表示装置からなるものとし、普通図柄としての数値を順次切り換えて変動表示した後に一つの数値を停止表示し、停止表示された数値が7等の予め決められた当たり数値ならば当たりとなるものとしてもよい。なお、当たりはずれの結果は、主制御装置231により抽選で決定されるものである。
また、遊技盤1の前面には、遊技球の流下方向を規制するとともに流下方向を転換する遊技釘16(一部だけ図示)や風車(図示略)等の流下規制転換部材が設けられている。
パチンコ遊技機の制御系は、大きく分けて主制御部23と、副制御部24と、これら主制御部23および副制御部24に電力を供給する電源供給装置29とから構成されている。
主制御部23には、例えば、遊技機用のワンチップマイコン等で構成される主制御装置231が備えられ、主制御装置231には、プログラムを実行するCPU23a、プログラムやプログラムで使用するデータを記憶したROM23bや、プログラムに基づいて発生したデータやROM23bから読み出した各種データ等を記憶するRAM23cや周波数発生回路部23d等が備えられている。
第1および第2変動表示時間(第1および第2報知時間)は、基本的に抽選で決定される。
以上のことから、遊技盤1上に設けられ、遊技球の入賞に基づいて、当たりとなった場合に特別変動入賞装置8の開閉変動を繰り返す特別入賞制御状態(特別遊技状態)を発生させる特別抽選の契機を付与する第1始動入賞口55および第2始動入賞口51を有する。
そして、第1特別入賞制御状態と、第2特別入賞制御状態とで最も異なる点は、これら第1特別入賞制御状態と、第1特別入賞制御状態との終了後に発生する有利遊技付与状態が異なることである。
この有利遊技付与状態とは、いわゆる確変(確率変動状態)であるが、本発明において、確変となる有利遊技付与状態には、第1有利遊技付与状態と、第2有利付与状態とがある。第1有利遊技付与状態は、第1および第2特図ゲームおける当り確率(当選確率)を通常の状態における当り確率より高くした特図ゲームの高確率状態である。
単独の第1有利遊技付与状態では、第2有利遊技付与状態における普通変動入賞装置53を用いたアシストはなく、特図ゲームの当り確率が高められるだけの状態である。
1、普図ゲームの開始から終了までの普図変動表示時間(普図を順次切り換えるように変動して表示している時間(普図報知時間))および普図確定表示時間(普図ゲームの結果としての停止された普図を確定した状態に表示している時間)からなるゲーム時間毎に1つずつ普図ゲームを処理することになるが、このゲーム時間(のうちのたとえば普図変動表示時間)を短くすることにより、単位時間当たりの普図ゲームの実行回数を第2有利遊技付与状態を伴なわない通常の状態、第1および第2特別入賞制御状態、単独の第1有利遊技付与状態より増加させる。すなわち、ゲーム時間を短縮する状態である。
3、普図ゲームが当たりとなって、普通変動入賞装置を開放する際に開放時間を第2有利遊技付与状態を伴なわない通常の状態、第1および第2特別入賞制御状態、単独の第1有利遊技付与状態より長くする(この際、1回の当たりに対する開放回数を多くしてもよい)。
そして、基本的に第1および第2特別入賞制御状態の終了後に第1有利遊技付与状態が発生するが、さらに、第1特別入賞制御状態の終了後には、第1有利遊技付与状態に加えて第2有利遊技付与状態も発生する。
また、この例においては、主制御装置231は、まず、特別入賞制御状態の終了後に第1有利遊技付与状態を発生させるか否かを決定する。この例のパチンコ遊技機は、いわゆる100%確変(第1有利遊技付与状態のみ100%)、7回リミッタ機となっており、特別入賞制御状態(特別遊技状態)でも第1有利遊技付与状態(高確率状態)でもない通常の状態(ここでは、単独の第2有利遊技付与状態(第1有利遊技付与状態を伴なわない所謂時短状態)を通常の状態に含める)において、特別入賞制御状態が発生すると、必ず第1有利遊技付与状態となる。また、第1有利遊技付与状態は、特別入賞制御状態終了時に開始され、再び次の特別入賞制御状態が発生した際に終了するが、通常の状態からの特別入賞制御状態の発生回数が上限回数(ここでは7回リミッタなので7回)未満ならば、次の特別入賞制御状態後に再び第1有利遊技付与状態を発生させる。
また、上限回数目となる第1特別入賞制御状態が発生した場合には、第1有利遊技付与状態は、発生しないが、第2有利遊技付与状態が単独で発生する。なお、この際には、第2有利遊技付与状態の終了条件が次の特別入賞制御状態の発生ではなく、所定回数の特図ゲームの実行となる。
また、第1始動入賞口55を備える普通変動入賞装置53は、遊技領域2aの右側にあり、パチンコ遊技機で一般的な打ち方で、遊技球が主に可変表示装置3の左側を流下する状態だと、普通変動入賞装置53が開放した際に、遊技球が可変表示装置3の右側を流下して普通変動入賞装置53に至る可能性が低いものとなっている。また、普図始動口9も同様に、遊技領域2aの右側にあり、パチンコ遊技機で一般的な打ち方で、遊技球が主に可変表示装置3の左側を流下する状態だと遊技球が入賞する可能性が低いものとなっている。
したがって、通常の打ち方の場合の第2始動入賞口51への遊技球の入賞率は、右打ちの場合の第2始動入賞口への遊技球の入賞率より極めて高められた状態となっている。
したがって、第1特別入賞制御状態においては、遊技球を右打ちすることが好ましく、例えば、第1特別入賞制御状態が発生した場合には、可変表示装置3等により、遊技者に右打ちを行うように報知することが好ましい。なお、特別変動入賞装置8への遊技球の入賞率は、通常の打ち方でも右打ちでもあまり変わらないように遊技釘等が配置されている。
また、第2特別制御状態は、例えば、上述のラウンドが2ラウンドまで行われるとともに、各ラウンドは、特別変動入賞装置8が開放状態となってから遊技球が8個入賞する条件もしくは開放状態となってからの2秒経過する条件のうちのいずれか一方が成立した時点で終了し、特別変動入賞装置8が閉塞状態となる。
すなわち、第2特別制御状態は、当該開閉変動の繰り返し回数および開閉変動中の開状態となる期間を定めた第2条件として、開閉変動の繰り返し回数であるラウンド数が2回で、開状態となる期間が2秒もしくは遊技球が8個入賞する期間となる。なお、通常、特別変動入賞装置8に遊技球が8個入賞するのに、少なくとも5秒程度必要とし、実際には、10秒以上必要とすることが多く、2秒では、通常、入賞しても数個程度であり、入賞しない場合も多い。
また、この際に、第2特別入賞制御状態においても、上述のラウンド数が2ラウンドとなる状態(最小繰返し条件)と、上述の制限繰返し条件とが発生するものとしてもよい。
この場合も第2特別入賞制御状態を発生させる際に、抽選により最小繰返し条件にするか、制限繰返し条件にするかを振り分けて選択する。
また、第1特図ゲームが当りとなって第1特別入賞制御状態が発生した場合と、第2特図ゲームが当りとなって第1特別入賞制御状態が発生した場合とで、上述の第1条件が異なるものとしてもよい。
そして、主制御装置231は、第1始動入賞口55に遊技球が入賞したことに基いて第1特図ゲームを開始し、第1特図ゲームが当りとなった場合に、第1特別入賞制御状態を発生させる。
すなわち、第1特図ゲームが当りの場合に、複数種類の第1特別入賞遊技状態を発生する場合には、第1特図ゲームの変動終了後に確定表示される特別図柄によって、種類を振り分ける。また、同様に第2特図ゲームが当りの場合に、複数種類の第1および第2特別入賞遊技状態が発生する場合には、第2億図ゲームの変動終了後に確定表示される特別図柄によって種類を振り分ける。
また、第2特図ゲームが当りとなると、第1特別入賞制御状態および第2特別入賞制御状態とのいずれかが振り分けられて発生する。そして、第2特図ゲームに基づく第1特別入賞制御状態のラウンド回数等の第1条件は、上述の最大繰返し条件と、最小繰返し条件との2つとなり、抽選による振分で一方の状態が選択される。
また、普図表示装置6における普図変動表示ゲームも主制御装置231で行われる抽選処理により当たりはずれの結果が決定され、それに基づいて表示が制御される。
当りとなる第2特図ゲームが終了の場合には、次に第2特図ゲームが終了した際に確定表示された停止図柄としての特別図柄が第1特別入賞制御状態用か否か(第2特別入賞制御状態用)を判定する(ステップS5)。
確定表示された停止図柄が最大繰返し条件用の場合には、最大繰返し条件で第1特別入賞制御状態を発生させる(ステップS7)。この場合も、上述と同様に別途、最大繰返し条件で第1特別入賞制御が行われる。
そして、ステップS3に進む。
そして、ステップS3に進む。
この際には、上述の最小繰返し条件で第2特別入賞制御状態の制御が別途行われる。
そして、ステップS3に進む。
第1特別入賞制御状態が終了の場合には、特別入賞カウンタが7に達しているか否かを判定する(ステップS11)。
また、ステップS10において、特別入賞カウンタが7未満の場合には、第1特別入賞制御状態が終了した際に、第1有利遊技付与状態と、第2有利遊技付与状態との両方を発生させ(ステップS14)、処理を終了する。
第2特別入賞制御状態が終了する場合には、特別入賞カウンタが7に達しているか否かを判定する(ステップS16)。
特別入賞カウンタが7に達している場合には、第2特別入賞制御状態が終了した際に、第2有利遊技付与状態を含まない単独の通常の状態を発生させる(ステップS17)。
特別入賞用カウンタが7未満の場合には、第2特別入賞制御状態が終了した際に、第2有利遊技付与状態を伴なわない単独の第1有利遊技付与状態を発生させ(ステップS19)、処理を終了する。
また、上述の特別入賞カウンタが上限値7となる場合、すなわち、通常の状態から特図ゲームで当りとなって特別入賞制御状態が上限回数分発生した場合に、特別入賞制御状態後に第1有利遊技付与状態を発生させないようにする制御において、通常の状態での特別入賞制御状態後に第1有利遊技付与状態を発生させる残り回数は7となり、この残り回数をカウントする残り回数カウンタのカウント値は7となる(ステップS31)。
そして、第2特図ゲームが当りとなると、次に当りの第2特図ゲームに基いて発生する特別入賞制御状態が、第1特別入賞制御状態か否か(第2特別入賞制御状態か)が判定される(ステップS33)。
そして、第2特別入賞制御状態が終了した場合には、単独の第1有利遊技付与状態となる(ステップS35)。
そして、第2特図ゲームが当りとなるか否かが判定され(ステップS36)、第2特図ゲームが当りとなるまで待機する状態となる。
そして、第1特別入賞制御状態が終了する際には、第1有利遊技付与状態と、第2有利遊技付与状態との両方が発生する(ステップS60)。
そして、第1特図ゲームが当たりとなった場合には、第1特別入賞制御状態が発生し、特別入賞カウンタのカウント値が1から1加算されて2となり、残り回数カウンタのカウント値が6から1減算されて5となる(ステップS62)。
以後、同様に、第2特図ゲームの当り判定(ステップS64)、第1特別入賞制御状態の発生、特別入賞カウンタ3、残り回数カウンタ4(ステップS65)第1有利遊技付与状態および第2有利遊技付与状態(ステップS66)となる。
また、第2特図ゲームの当り判定(ステップS70)、第1特別入賞制御状態の発生、特別入賞カウンタ5、残り回数カウンタ2(ステップS71)第1有利遊技付与状態および第2有利遊技付与状態(ステップS72)となる。
また、第2特図ゲームの当り判定(ステップS76)、第1特別入賞制御状態の発生、特別入賞カウンタ7、残り回数カウンタ0(ステップS77)となる。
また、第1特図ゲームが当ることなく、所定期間が終了するとステップS31に戻って通常の状態となる。
また、ステップS44で、通常の状態から4回目となる特別入賞制御状態が第1特別入賞制御状態となると、通常の状態から3回の第2特別入賞状態が発生した後に4回続けて第1特別入賞制御状態が発生することになる。
また、ステップS52で、通常の状態から6回目となる特別入賞制御状態が第1特別入賞制御状態となると、通常の状態から5回の第2特別入賞状態が発生した後に2回続けて第1特別入賞制御状態が発生することになる。
通常の状態(朝一モード)では、第2特別入賞制御状態に振り分けられる(通常モードに滞在する)率が50%で、第1特別入賞制御状態に振り分けられる(天国モードに移行する)率が50%となっている。また、第1特別入賞制御状態のうちの上述の最小繰返し条件(2ラウンド突確)となる振分率が25%とされ、最大繰返し条件(15ラウンド・フル)となる振分率が25%とされている。
また、上限回数となる特別入賞制御状態の終了時後の通常の状態用の第1特別入賞制御状態の振分率を40%とし、第2特別入賞制御状態の振分率を60%とする。
また、第1有利遊技付与状態用の第1特別入賞制御状態の振分率を50%とし、第2特別入賞制御状態の振分率を50%とする。
なお、所定の遊技回数(例えば、入賞に基く抽選回数)の履歴に応じて第1特別入賞制御が発生する可能性が高い状態となるようにさせてもよい。この場合、なかなか大当たりとならなかった遊技者にサービスを付与する天井機能(当りとならない抽選回数が所定の天井となる回数となった場合に何らかのサービスを付与する)として活用できる。
なお、第2特図表示器4bにおける第2特図ゲームで確定表示される停止図柄としての特別図柄は、最小繰返し条件の第1特別入賞制御状態用の特別図柄と、最大繰返し条件の第1特別入賞制御状態用の特別図柄と、第2特別入賞制御状態用の特別図柄が設定されているので、第2特図ゲームの結果として第2特図表示器4bで確定表示される特別図柄の種類を遊技者が知っている場合には、第2特図表示器4bに確定表示された特別図柄を見ることにより、最小繰返し条件の第1特別入賞制御状態を発生させる当りか、最大繰返し条件の第1特別入賞制御状態させる当りか、最小繰返し条件の第2特別入賞制御状態を発生させる当りかを特別入賞制御状態が発生する直前に知ることができる。
まず、当りとなる第2特図ゲームが開始されるか否かを判定し(ステップS91)、開始される場合には、第2特図表示器4bに表示される第2特図ゲームで確定表示される特別図柄が第1特別入賞制御状態用の特別図柄か否か(第2特別入賞制御状態用の特別図柄か)を判定する(ステップS92)。
そして、確定表示される特別図柄が第1特別入賞制御状態用の場合には、次にこの特別図柄が最大繰返し条件用か、否か(最小繰返し条件用か)を判定する(ステップS93)。
次いで、この当りとなる第2特図ゲームにおける装飾図柄の変動表示ゲームの確定表示される図柄を残り回数カウンタのカウント値となる数値を示す装飾図柄のゾロ目として、確定表示される装飾図柄をセットし(ステップS95)、処理を終了する。
そして、第1特図ゲームが開始の場合には、第1特別入賞制御状態が発生するので、ステップS94に移行する。
以上の処理により、第1特別入賞制御状態が第2有利遊技付与状態を伴なうように発生する場合に、その繰返し回数となる数値がゾロ目で可変表示装置3に表示されることになり、遊技者は、ゾロ目で表示された装飾図柄の数字を見た場合に、その直後に発生する最大繰返し条件での第1特別入賞制御状態も含めて最大繰返し条件での第1特別入賞制御をゾロ目で表示された数字が示す回数だけ確変状態で発生させられることを知ることができる。
これにより、極めて印象的な遊技となり、遊技店におけるこの実施形態のパチンコ遊技機の稼働率を高めることができる。
3 可変表示装置(表示手段)
51 第2始動入賞口
53 普通変動入賞装置(普通入賞装置)
55 第1始動入賞口
8 特別変動入賞装置(特別入賞装置)
83 大入賞口
231 主制御装置(特別入賞制御決定手段、第1有利遊技付与手段、第2有利遊技付与手段、残数算出手段)
26 図柄制御装置(表示手段)
Claims (1)
- 遊技球が発射される遊技盤と、
前記遊技盤上に設けられ、遊技球が入賞する大入賞口を有するとともに、前記大入賞口に遊技球が入賞できない閉状態と、前記大入賞口に遊技球が入賞し易い開状態との間で開閉変動可能な特別入賞装置と、
前記遊技盤上に設けられ、前記遊技球の入賞に基づいて、当たりとなった場合に前記特別入賞装置の開閉変動を繰り返す特別入賞制御状態を発生させる特別抽選の契機を付与する複数の始動入賞口と、
所定の始動入賞口に設けられ、開状態と閉状態との間で変動し、開状態において前記所定の始動入賞口への遊技球の入賞を容易とする普通入賞装置と、
前記特別抽選の契機が付与され当たりとなる場合に、当該当たり態様に応じた前記特別入賞制御状態を発生させる特別入賞制御決定手段と、
を備えた遊技機において、
前記遊技機は、
前記特別抽選の当たり確率を通常の状態より高くした第1有利遊技付与状態と、前記普通入賞装置が開状態となる機会を前記通常の状態より増やした第2有利遊技付与状態とを有し、前記通常の状態は、前記特別入賞制御状態、前記第1有利遊技付与状態及び前記第2有利遊技付与状態のいずれでもない状態であり、
前記第1有利遊技付与状態でない状態から発生する前記特別入賞制御状態を1回目の前記特別入賞制御状態の発生とし、以降、予め定められた上限回数の前記特別入賞制御状態が発生する前までに発生した前記特別入賞制御状態の終了後に前記通常の状態が発生しないように前記第1有利遊技付与状態を発生させる第1有利遊技付与手段と、
前記第2有利遊技付与状態を発生させる第2有利遊技付与手段と、
前記特別入賞制御状態の終了後に前記第1有利遊技付与状態を発生させるための第1当たり、及び前記特別入賞制御状態の終了後に前記第1有利遊技付与状態とともに前記第2有利遊技付与状態を発生させるための第2当たりを備えて前記特別抽選を行う特別抽選手段と、
前記遊技盤上に設けられて遊技球の通過を検知する普図始動口と、
前記普図始動口への遊技球の通過検知に基づいて普図抽選を行い、普図当たりとなった場合に、前記普通入賞装置における前記開状態を発生させる普図抽選手段と、
を設け、
前記所定の始動入賞口を前記遊技盤の中央より右側に配置するとともに、前記普図始動口を前記所定の始動入賞口よりも上流側に配置する遊技領域構成として、遊技球を前記遊技盤の中央より右側を流下するように打ち出した場合は、前記普図始動口及び前記所定の始動入賞口へ誘導されやすくし、
前記特別抽選手段は、前記所定の始動入賞口以外の始動入賞口に基づく前記特別抽選で当たりとなった場合には、前記第1当たりと前記第2当たりを予め設定された振分確率に基づいて振分の抽選をするようにして、前記所定の始動入賞口に基づく前記特別抽選で当たりとなった場合よりも前記第2当たりを発生させにくくし、
前記普図抽選手段は、前記第2有利遊技付与状態中において、前記通常の状態と比較して単位時間あたりの前記特別抽選の実行回数を多くなるように前記普図抽選を行うことを特徴とする遊技機。
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