JP5601905B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
デジパチと称されるパチンコ遊技機においては、遊技球が打ち込まれて流下する遊技盤面に形成された遊技領域に始動入賞口が設けられ、当該始動入賞口に遊技球が入賞する(所定の抽選開始条件の成立)と、内部の制御装置において、大当たり、はずれ(小当たりを含む場合がある)の抽選が行われ、抽選で大当たりになると遊技領域に設けられたアタッカが開放して、アタッカに遊技球が入賞可能になる大当たり状態が発生する。
また、所定の変動表示ゲームの開始条件が成立すると、制御装置における複数種の大当たり、はずれの抽選が行われるとともに、特図表示器および演出表示装置(可変表示装置)で複数種の大当たりのいずれかもしくははずれになる同じ抽選結果を報知するための変動表示ゲームが同時進行的に行われ、変動表示ゲームが終了する直前に各種大当たりもしくははずれを識別情報としての1つの特別図柄(以下特図と略す)や、複数の装飾図柄の組み合わせで表示する。
例えば、カウンタから抽出される乱数値を二進数で表されるビット配列とし、このビット配列を逆にすることにより乱数値を変更することが行われている(例えば、特許文献1参照)。例えば、当たりの判定値が1〜3まで、カウンタの値が順次0,1,2,3,4,…,30,31,0,1,…のように1ずつ増加する設定の場合に、当たりになる判定値が乱数の0〜31の範囲に対して1〜3の部分に集中配置されているので、上述のようにパチンコ球の入賞のタイミングを合わせることより高い確率で大当りを発生させることができてしまう。
予告演出の1つとして、例えば、変動表示ゲームが表示されているディスプレイにおいて、例えば、予告演出用のキャラクタのアニメーションを表示することが行われている。なお、予告演出が行われても必ずリーチや大当りになるものではなく、表示されるキャラクタの種類や、キャラクタの行動や、キャラクタの服装や、他のキャラクタの出現などにより、リーチになる信頼度やスペシャルリーチになる信頼度や大当たりなる信頼度が異なるものとなっている。
また、作成された抽選判定テーブルをチェックするのにも手間と時間がかかる。
したがって、現状の抽選判定テーブルに対して、さらに抽選判定テーブルを増やすことは、遊技機の開発費の増加を招くことになる。
また、遊技機の開発の最終段階では、実際に試作機を作成して遊技(試打)を行うことにより、変動表示ゲームの大当り、はずれや、装飾図柄の変動表示ゲームの演出の内容や出現率、上述の変動表示ゲーム以外の予告演出等の遊技の演出を確認している。
この際に、上述のようなプレミアム予告演出や、スペシャルリーチ中でも特に出現率の低いプレミアムリーチの演出などは、長い時間試打を行っても出現しない可能性があり、試打でこのような演出を確認するために、試打を行う時間や試打を行う人数が多くなってしまうという問題があった。
遊技の演出を実行する際に、この遊技の演出を実行する際の遊技の状況に応じた前記テーブル選択条件に対応する前記データテーブルを前記テーブル記憶手段から抽出するテーブル抽出手段と、
前記テーブル抽出手段に抽出された前記データテーブル内の前記数値が示す確率に基づいて実行する遊技の演出を選択する抽選を行う演出抽選手段とを備えている遊技機であって、
所定の抽選確率反転条件が成立することに基づいて、前記テーブル抽出手段に抽出されたデータテーブルの各遊技の演出に対応する各数値をそれぞれ所定数から減算して求められた差を、各遊技の演出が抽選で選択される確率を示す新たな数値とした反転データテーブルを算出する反転データテーブル算出手段を備え、
前記演出抽選手段は、前記抽選確率反転条件が成立することに基づいて、前記テーブル抽出手段に抽出された前記データテーブルに代えて、前記反転データテーブル算出手段に算出された反転データテーブル内の前記数値が示す確率に基づいて実行する遊技の演出を選択する抽選を行うことを特徴とする。
例えば、大当りになる変動表示ゲームが開始される状況に対応したテーブル選択条件に対応して、大当りになる変動表示ゲームで用いられる予告演出を選択するためのデータテーブルが選ばれることになる。
一方、抽選確率反転条件が成立した場合には、選択されたデータテーブルをそのまま用いるのではなく、データテーブルの各演出の選択される確率を示す数値をそれぞれ所定数から減算して得られた差を、各演出が選択される確率を示す新たな数値とした反転データテーブルを作成する。
データテーブルおよび反転データテーブルの各数値を大きさ順に並べた場合に、反転前と反転後で各演出に対応する数値の順が反転することになる。
データテーブルと反転データテーブルの両者を抽選確率反転条件が成立するか否かで使い分けられるので、データテーブルを増やすことなく、データテーブルを倍に増やしたのと同様の効果を得ることができる。
したがって、抽選確率反転条件が成立すれば、今で見ることが難しかったプレミアム演出を容易に見ることができる。
また、試作機における試打において、出現確率の低い予告演出等の演出の出現確率を高めることにより、試打時間の短縮、試打を行う延べ人数の削減を図り、コストを低減することができる。
前記データテーブルまたは前記反転データテーブルの各遊技の演出に対応する各数値を順番に1つずつ積算した際の各積算値と、前記比較値とを比較し、遊技の演出に対応する1つの数値を積算する前の積算値と積算した後の積算値との間に比較値がある場合に、積算した1つの数値に対応する遊技の演出を選択することを特徴とする。
遊技の実行回数をカウントする遊技回数カウント手段を備え、この遊技回数カウント手段でカウントされる電源投入時からの遊技の実行回数が特定の実行回数となった場合、
遊技の実行回数をカウントするとともに遊技が当たりとなった際にリセットされる当たり間遊技回数カウント手段を備え、この当たり間遊技回数カウント手段でカウントされ、かつ、遊技が当たりとなってから次の当たりが発生する前の遊技の実行回数が特定の実行回数となった場合、
時刻を計時する計時手段を備え、この計時手段で計時された時刻が特定の時刻となった場合、
日時を計測するカレンダ手段を備え、このカレンダ手段により計測された日時が特定の日時となった場合、
遊技が当たりとなった回数をカウントする当たりカウント手段を備え、このカウント手段によりカウントされた遊技の当たり回数が特定の当たり回数となった場合、
遊技が当たりとなった際に遊技の複数種の当たりのいずれが当たったかを判定する当たり判定手段を備え、この当たり判定手段に判定された遊技の当たりの種類が特定の種類の当たりだった場合、
および外部からの操作に基づき信号を入力させる操作手段を備え、操作手段からの入力信号が特定の入力信号となった場合のうちの少なくとも1つの条件とすることを特徴とする。
また、データテーブル上の各演出の選択確率の高低を逆にするように変換して用いることによって、データテーブルにおける選択確率が低く、稀にしか見ることができない遊技の演出の選択確率を高くし、当該遊技の演出を容易に見られる状況が発生するようにしている。これによって、新たな遊技性を得ることができる。
また、試作機の試打において、選択確率が低く長時間の試打を行わないと確認することができない演出を短時間の試打で確認可能となり、試打の効率化を図ることができ、試打にかかるコストの低減を図ることができる。
図1に示すように、この実施の形態のパチンコ遊技機は、所謂デジパチと呼ばれる種類のパチンコ遊技機としての基本的な構成を有するものである。
遊技盤1の盤面上の遊技領域2内には、その略中央部に可変表示装置(演出表示装置)3が設けられている。可変表示装置3は、例えば、液晶表示装置からなるもので、抽選手段として機能する後述の主制御装置14で行われる抽選の各種大当たりおよびはずれの抽選結果を表示するものであり、抽選結果の表示に際し装飾図柄の変動表示ゲームを表示し、この変動表示ゲームの大当たりおよびはずれによって上述の抽選結果を報知するようになっている。
ここで、特図表示器4の前記点滅表示後に特図を停止表示する特図の変動表示ゲームを特図ゲームと称する。
この普通変動入賞装置5は、開閉動作自在な1対の可動片51,51を備え、相対的に始動入賞口52に遊技球が入賞し難くなるように可動片51,51が閉じた状態(閉状態)と、閉状態より遊技球が入賞し易くなるように可動片51,51が開いた状態(開状態)との間で変動するようになっている。
また、主制御装置14には、上述の普通変動入賞装置5の可動片51,51を駆動する普通変動ソレノイド54が接続されるとともに、特別変動入賞装置6の可動扉62を駆動する特別変動ソレノイド64が接続される。
また、主制御装置14は、前述の始動入賞信号に基づいて特図ゲームが大当たりになるかはずれになるかを決める抽選処理を行い、大当たりとはずれとのいずれかを示す特図ゲームを順次表示する際に、確変大当たり等の発生に基づいて前記抽選処理により特図ゲームが大当たりになる確率を低確率状態より高い高確率状態とし、通常大当たり等の発生に基づいて前記抽選処理により特図ゲームが大当たりになる確率を高確率状態より低い低確率状態とする制御を行う。また、主制御装置14は、所定の大当たりの発生に基づいて、通常状態より普通変動入賞装置の単位時間当たりの開放時間(開放回数)が多くなる時短状態(電チユーサポート状態)とする制御を行う。
また、図柄制御装置23には、計時手段としてのRTC(Real Time Clock)23bが設けられており、年月日および時刻が計時されている。
音声制御装置25には、サウンドプロセッサ、アンプ、スピーカ等からなる音声発生装置25aが接続されており、音声制御装置25は、演出用の効果音、音声、音楽等の出力を制御する。
図柄乱数は、特図表示器4に表示される特図の種類を決定するものであるが、特図ゲームがはずれの場合には、一種類の特図となり、大当たりの場合には、各大当たりの種類毎、例えば、通常大当たり、確変大当たりでそれぞれ複数種類の特図が設定されており、図柄乱数と関連付けられた特図が選択される。
また、演出乱数は、特図ゲームの変動表示時間を含む基本変動パターンを決定するものであり、はずれの場合にリーチになるか否か、また、リーチの場合に変動表示時間が短いノーマルリーチか、変動表示時間の長いスーパーリーチやプレミアムリーチになるかを決定するものである。大当たりの場合も、ノーマルリーチかスーパーリーチかなどのリーチの演出を決定するものになる。
この際に、変動表示ゲームには、様々な状況が考えられる。たとえば、変動表示ゲームが大当たりになる場合と、はずれになる場合があり、大当たりの場合は、通常大当たりや確変大当たりなどの各大当たりの種類がある。
また、変動表示ゲームがはずれの場合には、リーチになる場合とならない場合がある。また、はずれでリーチになる場合は、上述のようのはずれのノーマルリーチの場合と、はずれのスペシャルリーチの場合とがある。
これらの状況(場合)がそれぞれテーブル選択条件とされ、これらのテーブル選択条件に応じて、予告演出パターンの抽選による選択に用いられる抽選判定テーブルがそれぞれ設定されている。設定された抽選判定テーブルが図柄制御装置23の記憶装置に各状況を示すテーブル選択条件に対応して記憶されている。
すなわち、この実施の形態において、テーブル選択条件は、例えば、以下の条件の組み合わせである。
(2)確変大当たりか否か
(3)リーチか否か
(4)変動表示時間が所定時間以上の長いリーチか否か
(5)保留されている当たり判定用乱数に当たりが有るか否か
(6)前回の変動表示ゲームで予告演出が行われたか否か
例えば、テーブル選択条件としては、変動表示時間が所定時間以上の長いリーチではなく、リーチの変動表示時間を例えば、5秒以下、5秒より上で15秒以下、15秒より上等のようにしてもよく、変動表示時間を二段より多く段階的に分けるものとしてもよい。また、条件として、前回の変動表示ゲームで予告演出で行われたか否かではなく、何回連続して予告演出が行われたかにしてもよい。
したがって、変動表示ゲームが開始する際や、開始後直ぐに、テーブル選択条件の各項目が決まっていることになり、予め、テーブル選択条件に対応して図柄制御装置23のROMに記憶されていた抽選判定用テーブルを選択することができる。
選択された抽選判定用テーブルを用いて、複数の予告演出から1つの予告演出が選択される。
抽選確率反転条件が成立している場合には、後述の反転演出抽選処理が行われる。
図柄制御装置23においては、変動表示ゲームの実行回数をカウントする処理を行うとともに、大当りが発生した場合に、カウントされた実行回数をリセットして0とする処理を行っている。この図柄制御装置23における処理が、遊技の実行回数をカウントするとともに遊技が当たりとなった際にリセットされる当たり間遊技回数カウント手段になる。
次に、反転フラグがセットされた状態で変動表示ゲームが開始され、上述の予告抽選処理が開始された場合には、反転演出抽選処理が行われる。
但し、予告演出パターンには、例えば、当たりの場合にしか出現したいパターンや、前の変動表示ゲームで予告演出が行われた場合にしか出現しないパターンなどがあるので、テーブル選択条件に基づいて選択された抽選判定用テーブルで上述の出現確率の数値が0となっている予告演出パターンは選択されないものとなっている。
また、各抽選用判定テーブルにおいて、登録されている数値の積算値(総和)が、同じになるようになっている。
この例では、予告演出パターンAの数値が70、予告演出パターンBの数値が15、予告演出パターンCの数値が0、予告演出パターンDの数値が0、予告演出パターンEの数値が8、予告演出パターンFの数値が0、予告演出パターンGの数値が1、予告演出パターンHの数値が1、予告演出パターンIの数値が0、予告演出パターンJの数値が5とされている。
抽選判定用乱数は、例えば、1から100までカウントすることを繰り返すカウンタの値を所定のタイミングで抽出することにより得られるものとなっている。図柄制御装置23では、変動表示ゲーム開始後の予告演出開始直前のタイミングでカウンタの値を読み込み、読み込まれた値を抽選判定用乱数の値としてRAMに記憶するようになっている。
図柄制御装置23においては、予告演出パターンの抽選処理において、上述の予告演出パターンA〜Jの順で、各予告演出パターンA〜Jに対応する数値を1つずつ積算する処理を行う。
したがって、予告演出パターンAは、1から70までの70個の数値を判定値とし、予告演出パターンBは、71から85までの15個の数値を判定値とし、予告演出パターンEは、86から93までの8個の数値を判定値とし、予告演出パターンGは、94になる1個の数値を判定値とし、予告演出パターンHは、95になる1個の数値を判定値とし、予告演出パターンjは、96から100までの5個の数値を判定値としていることになる。
なお、抽選判定用乱数の値を1〜100ではなく、0〜99とする場合には、判定値も0から始まるものとする。この場合に、判定値の数が変わらないように、各判定値を1ずつ小さくする必要がある。したがって、予告演出パターンA〜Jの判定値は、A:0〜69、B:70〜84、E:85〜92、G:93、H:94、J:95〜99になる。
図柄制御装置23では、上述のように選択された予告演出パターンEのアニメーションが変動表示ゲームを表示中の可変表示装置3にオーバーレイした状態に表示される処理が行われる。
最初に反転フラグがセットされているか否かが判定され(ステップS1)、反転フラグがセットされていない場合には、上述通常演出抽選処理を開始して(ステップS2)、反転演出抽選処理を終了する。
上述のようにテーブル選択条件に基づいて選択された抽選判定テーブルにおいて予告演出パターンA〜Jの順で並んだ数値のうちの最初の予告演出パターンAに対応する数値を読み出す(ステップS3)。
次に、チェックされた数値が0か否かを判定する(ステップS5)
数値が0の場合には、元の数値が0になる予告演出パターンに対応する反転抽選判定テーブルにおける数値を0とし(ステップS6)、ステップS9に進む。
抽選判定テーブルの読み出された数値が0でない場合には、上述の抽選判定テーブルの各数値の積算値である総和を所定数として、所定数から数値を減算して差を求める(ステップS7)。
次に、上述の抽選判定テーブルの次の予告演出パターンに対応する数値を読み込む(ステップS9)。
数値が存在する場合には、数値を読み込んだ後にステップS4に進み、上述の処理を繰り返し行う。
上記例からも分かるように、元の抽選判定テーブルの各値に対応する反転抽選判定テーブルの数値は、相対的に高い数値が低くなり、相対的に低い数値が高くなる。したがって、抽選判定テーブルで、最も高かった数値が最も低い数値に変換され、最も低かった数値が最も高い数値に変換される。
また、抽選判定テーブルの数値(抽選判定テーブルの各数値/総和)で示される各予告演出パターンの出現確率の差に対して、反転判定テーブルの数値(反転抽選判定テーブルの各数値/反転抽選判定テーブルの数値の総和)で示される各予告演出パターンの出現確率の差が小さくなる傾向となっている。したがって、反転抽選判定テーブルで最も低い出現確率は、抽選判定テーブルで最も低い出現確率より高くなっており、反転抽選判定テーブルで最も高い出現確率は、抽選判定テーブルで最も高い出現確率より低くなっている。
それに対して、上述の抽選判定テーブルの各数値に対して上述の処理を行うことより作成された反転抽選判定テーブルにおける各予告演出パターンA〜Jの出現確率は、Aが6%、Bが17%、Cが0%、Dが0%、Eが18.4%、Fが0%、Gが19.8%、Hが19.8%、Iが0%、Jが19%である。
反転抽選判定処理では、上述のように反転抽選判テーブルを作成した後に、反転抽選判定テーブルに登録された0を除く数値の総和を求める。
この際には、反転する前の抽選判定テーブルの総和に、反転抽選判定テーブルに登録されている0以外の数値の個数から1減算した差を乗算する(ステップS11)。なお、抽選判定テーブルに登録された0になる数値は、反転抽選判定テーブルを作成する際に、上述のように変換しないので、抽選判定テーブルにおける0以外の数値の個数と、反転抽選判定テーブルにおける0以外の数値の個数とは同じになる。
上述の抽選判定テーブルの例における総和が100だったのに対して、反転抽選判定テーブルの総和は登録されている0以外の数値が6個でそれから1を減算すると5となり、元の抽選判定テーブルの総和が100であることから、100に5を乗算して500になる。
したがって、例えば、比較値は1〜100の数値から上述のように擬似的にランダムに抽出され、次いで、この抽出された値に上述の差が乗算される。
したがって、反転抽選判定テーブル用の比較値は、1〜100に5を乗算した5〜500の数値で、かつ、5の倍数になる数値である。なお、元の比較値を0〜99とした場合には、反転抽選判定テーブル用の反転比較値(反転抽選判定用乱数)は、0〜495の数値で、かつ、5の倍数になる数値である。
したがって、反転比較値が反転判定テーブルの総和の範囲の数値で、総和内に均等に分散する5の倍数になる。
次に、抽選判定テーブルと比較値との比較の場合と同様に、反転抽選判定テーブルと反転比較値を選択する。
すなわち、反転抽選判定テーブルに登録された0以外の数値を、予告演出パターンA〜Jの順にしたがって、順次1つずつ積算する。
次に、順次積算した各積算値と比較値と比較し、1つの数値を積算する前の積算値と、この数値を積算した後の積算値との間に比較値がある場合に、その数値に対応する予告演出パターンが抽選で選択されたものとする(ステップS15)。
これにより、反転演出抽選処理が終了し、抽選された予告演出パターンである例えば動画データを可変表示装置に表示する処理が行われる。
すなわち、図柄制御装置23のROMに記憶されている抽選判定テーブルから新たな反転抽選判定テーブルを自動で作成して使用することができるので、抽選判定テーブルの数を増やさなくても、抽選判定の際の各予告演出パターンの出現確率を変更することができる。したがって、各予告演出パターンの出現確率を変えることにより、新たな演出を行うことが可能になるが、抽選判定テーブルの数を増やさなくても良いので、抽選判定テーブルに必要なROMの記憶容量の削減を図ることができる。また、抽選判定テーブルを増やすことによる開発コストの増大を抑制することができる。
これにより、稀にしか見ることができないプレミアムな予告演出を抽選確率反転条件が成立することによって頻繁に見られるようにすることができる。したがって、プレミアムな予告演出を見たくても見れなかった遊技者に見せることができる。すなわち、遊技者の要望に応えることが可能になる。
また、この反転抽選判定テーブルを用いた各予告演出パターンの各出現確率は、元の抽選判定テーブルを用いた各予告演出パターンの各出現確率に比較して平滑化され、出現確率の差が小さくなっているので、試打に際して、反転抽選判定テーブルだけを用いた場合に、出現確率が低い予告演出パターンもある程度の時間で出現する可能性が高い。したがって、抽選判定テーブルと、反転抽選判定テーブルとの両方を用いて試打するのではなく、反転抽選判定テーブルだけ用いて試打することによって、さらに試打の効率を図ることができる。また、反転抽選判定テーブルにおける各予告演出パターンの実際の出現確率を求めた後に、計算により抽選判定テーブルにおける出現確率を求めることが可能である。
この実施の形態では、上述のように大当りが発生してから次の大当りが発生するまでの遊技の実行回数が所定数として1000回になった際に抽選確率反転条件が成立したものとして、反転フラグがセットされる。これにより、例えば、長い間大当たりの発生しない遊技機において、遊技者に稀にしか見れない予告演出を見る機会を付与することが可能になる。したがって、長い間当たりが発生しない遊技機を遊技者が敬遠して、その遊技機の稼働率が低下するのを防止できる可能性がある。
また、年、月、日、時、分、秒を計測するRTC23bにより計測された特定の時刻になることを、抽選確率反転条件とし、反転フラグをセットするものとしてもよい。
また、RTC23bがあることから、RTC23bに計測された所定の時刻からその後のRTC23bに計測された別の所定の時刻までの間だけ反転フラグをセットするものとしてもよい。
この場合も、反転フラグをセットしてから所定回数の変動表示ゲームを実行したこと、もしくは、所定時刻になったことを条件として反転フラグをリセットするものとしてもよい。
この場合に、RTC23bは、特定の日時になることを計測するカレンダ手段として機能する。
また、図柄制御装置23が特定の種類の大当りが発生したことを判定した場合を抽選確率反転条件とし、特定の種類の大当り発生後の大当たり状態が終了した後に反転フラグをセットするものとしてもよい。
通常大当りは、大当り後に遊技球を多く獲得可能な大当り遊技状態が発生し、その後に低確率状態(通常状態)になる大当たりである。
確変大当りは、大当り後に遊技球を多く獲得可能な大当り遊技状態が発生し、その後に大当り確率が低確率状態より高い高確率状態になり、かつ、普通変動入賞装置5の開放する機会が増加する電チユーサポートが行われる確変状態になる大当りである。
また、突時大当りは、大当り後に多くの遊技球を獲得困難な短い大当り遊技状態が発生し、その後上述の時短状態になる突時大当りがある。
また、潜確大当りは、大当り後に多くの遊技球を獲得困難な短い大当り遊技状態が発生し、その後電チユーサポートを伴わない高確率状態になる大当りである。
また、突通大当りは、大当り後に多くの遊技球を獲得困難な短い大当り遊技状態が発生し、その後低確率状態になる大当りである。
なお、高確率状態、時短状態、確変状態等は、次の大当りが発生した際に終了する(電チユーサポートの無い低確率状態になる)とともに、場合によっては、所定の回数の変動表示ゲームが実行された際に終了する。これら高確率状態、時短状態、確変状態のいずれかが発生した場合に反転フラグをセットする場合には、これらの状態が終了した際に反転フラグをリセットすることが好ましい。
23a ボタンスイッチ(操作手段)
23b RTC(計時手段、カレンダ手段)
Claims (3)
- 複数の遊技の演出と、各遊技の演出が抽選で選択される確率を示す数値とが対応付けられている複数のデータテーブルを、これらのデータテーブルから遊技の状況に応じて1つのデータテーブルを選択するための各テーブル選択条件に対応して記憶したテーブル記憶手段と、
遊技の演出を実行する際に、この遊技の演出を実行する際の遊技の状況に応じた前記テーブル選択条件に対応する前記データテーブルを前記テーブル記憶手段から抽出するテーブル抽出手段と、
前記テーブル抽出手段に抽出された前記データテーブル内の前記数値が示す確率に基づいて実行する遊技の演出を選択する抽選を行う演出抽選手段とを備えている遊技機であって、
所定の抽選確率反転条件が成立することに基づいて、前記テーブル抽出手段に抽出されたデータテーブルの各遊技の演出に対応する各数値をそれぞれ所定数から減算して求められた差を、各遊技の演出が抽選で選択される確率を示す新たな数値とした反転データテーブルを算出する反転データテーブル算出手段を備え、
前記演出抽選手段は、前記抽選確率反転条件が成立することに基づいて、前記テーブル抽出手段に抽出された前記データテーブルに代えて、前記反転データテーブル算出手段に算出された反転データテーブル内の前記数値が示す確率に基づいて実行する遊技の演出を選択する抽選を行うことを特徴とする遊技機。 - 前記演出抽選手段は、前記データテーブルまたは前記反転データテーブルの各数値を積算した総和の範囲内に均等に分散する数値の集合から略ランダムに選択される数値を比較値とし、
前記データテーブルまたは前記反転データテーブルの各遊技の演出に対応する各数値を順番に1つずつ積算した際の各積算値と、前記比較値とを比較し、遊技の演出に対応する1つの数値を積算する前の積算値と積算した後の積算値との間に比較値がある場合に、積算した1つの数値に対応する遊技の演出を選択することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 所定の前記抽選確率反転条件を、
遊技の実行回数をカウントする遊技回数カウント手段を備え、この遊技回数カウント手段でカウントされる電源投入時からの遊技の実行回数が特定の実行回数となった場合、
遊技の実行回数をカウントするとともに遊技が当たりとなった際にリセットされる当たり間遊技回数カウント手段を備え、この当たり間遊技回数カウント手段でカウントされ、かつ、遊技が当たりとなってから次の当たりが発生する前の遊技の実行回数が特定の実行回数となった場合、
時刻を計時する計時手段を備え、この計時手段で計時された時刻が特定の時刻となった場合、
日時を計測するカレンダ手段を備え、このカレンダ手段により計測された日時が特定の日時となった場合、
遊技が当たりとなった回数をカウントする当たりカウント手段を備え、このカウント手段によりカウントされた遊技の当たり回数が特定の当たり回数となった場合、
遊技が当たりとなった際に遊技の複数種の当たりのいずれが当たったかを判定する当たり判定手段を備え、この当たり判定手段に判定された遊技の当たりの種類が特定の種類の当たりだった場合、
および外部からの操作に基づき信号を入力させる操作手段を備え、操作手段からの入力信号が特定の入力信号となった場合のうちの少なくとも1つの条件とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
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