JP4959836B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
なお、特別遊技状態では、特別変動入賞装置に例えば9〜10個程度の遊技球を入賞させる開放状態を例えば15〜16回繰り返すことにより、大量の遊技球を獲得可能としている。
さらに、上述の当たりの場合の特別遊技状態のように大量の遊技球を獲得可能となるほど特別変動入賞装置を長期間開放したり、開放を何回も繰り返したりすることなく、特別変動入賞装置を短期間だけ開放する小当たりや中当たりが発生する遊技機も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特別遊技状態が終了した際に、確変状態のように当たり確率を高くすることなく、電チューが開放する割合を高くする時短状態が発生する遊技機も知られている。また、この時短状態の場合にも、突確と同様に突然に時短状態となる突然時短(突時)がある。
また、特別遊技状態を発生させる当たりに対して、上述の突確や突時の場合と同様に特別変動入賞装置を2回だけ短期間開放する小当たりが発生する遊技機も知られており、この場合に、特別変動入賞装置が短期間だけ開放した瞬間は、小当たりなのか、突時なのか、突確なのかのわからないようになっている。
しかし、この際の演出は、上述のように突然確変や突然時短という名称からもわかるように、突確当たりや突時当たりの場合に、突然遊技状態が変更になることで遊技者に意外に思わせるものとなっている。しかし、このような演出では、複数回、突確当たりや突時当たりを発生させてしまった遊技者とっては、意外性がなくなってしまい、演出的効果の乏しいものであった。
複数種類の当たりとはずれのいずれかを抽選する抽選手段と、
複数種類の当たりにそれぞれ対応する当たり状態を発生させる当たり状態発生手段とを備え、
各当たりの種類に対応して、前記当たり状態発生手段により発生させられる各当たり状態が、前記特別変動入賞装置を開放状態としてから閉塞状態とする開閉動作を複数回繰り返す開閉遊技と、前記開閉遊技後に前記抽選手段の抽選における当たり確率の異なる遊技状態を含む複数種類の遊技状態のうちのいずれの遊技状態にするかの条件との組み合わせとして設定されている遊技機において、
前記当たり状態発生手段が発生させる前記当たり状態には、
前記開閉遊技後の前記遊技状態を、前記抽選手段の抽選で前記当たりとなる確率が低い低確率状態とするとともに、前記開閉遊技中の開閉動作の総回数が前記当たり状態の中で最小になる最小低確率当たり状態と、
前記開閉遊技後の前記遊技状態を、前記確率が前記低確率状態より高い高確率状態とする高確率当たり状態とがあり、
かつ、前記高確率当たり状態には、前記開閉遊技中の前記開閉動作の総回数が、前記最小低確率当たり状態の前記開閉遊技中の前記開閉動作の総回数と同じとなる第1高確率当たり状態と、
前記開閉遊技中の前記開閉動作の総回数が、前記最小低確率当たり状態の前記開閉遊技中の前記開閉動作の総回数より多くなる第2高確率当たり状態とがあり、
前記最小低確率当たり状態、前記第1高確率当たり状態および前記第2高確率当たり状態では、前記当たり状態の中で最小になる前記開閉遊技中の開閉動作の総回数である所定回数目の開閉動作まで、前記開閉動作中の開放時間および前記開閉動作間の閉塞状態になっているインターバル時間が互いに同じになる設定があり、
前記当たり状態発生手段は、前記第2高確率当たり状態の前記所定回数目になる前記開閉動作とその次の前記開閉動作との間のインターバル時間を、各当たり状態における前記開閉遊技中の前記所定回数目以前の前記開閉動作間のインターバル時間より長くしていることを特徴とする。
また、何度かこの発明の遊技機での遊技を行った遊技者は、上述のように長いインターバル時間となった際に、特別変動入賞装置が再び開放することを期待するようになり、興趣の高い遊技となる。
遊技盤1の盤面の遊技領域2a内には、その中央部の僅かに上側に可変表示装置3が設けられている。可変表示装置3は、例えば、液晶表示装置からなるもので、抽選手段として機能する後述の主制御装置231で行われる抽選の当たりはずれの抽選結果を表示するものであるが、抽選結果の表示に際し変動表示ゲームを表示し、この変動表示ゲームの当たり外れによって上述の抽選結果を表示するようになっている。
なお、後述するようにこの例においては、当たりには、後述のように通常当たり、確変当たり、突確当たり、突時当たり、小当たりがある。
すなわち、普通変動入賞装置5は、遊技球が入賞し難い閉じた閉塞状態と、閉塞状態に比較して遊技球が入賞し易い開いた開閉状態との間で変動するようになっている。
また、始動入賞口は、後述のように変動表示ゲームの当たりはずれを決定する抽選を行う抽選手段として機能する主制御装置231に、遊技球が入賞することに基づいて抽選開始の契機(変動表示ゲーム開始の契機)を付与するものである。
また、主制御装置231に駆動源を制御される特別変動入賞装置8は、変動表示ゲームが当たりとなったことに対応して開放した際に、所定時間の経過および所定個数の遊技球の入賞という二つの条件のうちのいずれかの条件が達成された段階で閉塞するとともに、再び開放し、上述の条件の成立に基づいて閉塞することを所定回数(所定ラウンド数)繰り返すように制御される。なお、特別変動入賞装置8が開放してから閉塞するまでをラウンドと称する。すなわち、変動表示ゲームが当たりとなったことに基づいて行なわれる特別変動入賞装置の開閉を含む当たり状態を発生させる当たり状態発生手段としての主制御装置231は、当たり状態の一部としての特別遊技状態(特別変動入賞装置8を開閉する開閉遊技状態)中に、特別変動入賞装置8を複数の遊技球の連続的な入賞が可能となる開放状態とした後に閉塞状態することを1ラウンドとして、前記ラウンドを所定回数繰り返すように特別変動入賞装置8を制御する。
また、遊技領域2aの下半分の左右側部となる特図表示装置4の下側およびラウンド回数表示装置11の下側には、それぞれLEDが内蔵されて盤面関係の電飾241の一部となる盤面電飾部12,12が形成されている。
また、特図表示装置4およびラウンド回数表示装置11の下側部分には、一般入賞口13,13が設けられている。また、一般入賞口13,13に対応して、一般入賞口13,13に入賞した遊技球を検知する一般入賞球検知センサ131がそれぞれ設けられている。
また、遊技盤1の前面には、遊技球の流下方向を規制するととも流下方向を転換する遊技釘141(一部だけ図示)や風車142(一部だけ図示)等の流下規制転換部材が設けられている。
また、前記ラウンド回数表示装置11の上には、後述の確変状態であることを報知する確変報知ランプ17および後述の時短状態であることを報知する時短報知ランプ18が設けられている。
パチンコ遊技機の制御系は、大きく分けて主制御部23と、副制御部24と、これら主制御部23および副制御部24に電力を供給する電源供給装置29とから構成されている。
主制御部23には、例えば、遊技機用のワンチップマイコン等で構成される主制御装置231が備えられ、主制御装置231には、プログラムを実行するCPU23a、プログラムやプログラムで使用するデータを記憶したROM23bや、プログラムに基づいて発生したデータやROM23bから読み出した各種データ等を記憶するRAM23cや周波数発生回路部23d等が備えられている。
なお、ここで、払出制御装置25は実質的に賞球を払出すためのパチンコ遊技機における遊技の主要な制御を行うことから主制御部23に含まれるものとし、遊技の演出に係わる図柄制御装置26、ランプ制御装置27、音声制御装置28は副制御部24に含まれるものとなっている。
また、主制御装置231の出力側に接続され、主制御部23の一部となる払出制御装置25には、払出制御装置25により制御されて賞球および貸球を払出す遊技球払出装置251が接続されるとともに、プリペードカード252のデータを読み込で遊技球の貸出制御を行うためのCRユニット253が球貸信号制御装置254を介して接続されている。そして、払出制御装置25は、主制御装置231から賞球信号に基づいて賞球を払出すとともに、CRユニット253から球貸信号制御装置254を介して入力される球貸信号に基づいて貸球を払出す制御を行う。
また、主制御部23には、主制御装置231と直接接続されていないが、遊技球を遊技領域2aに発射する打球発射装置(図示略)の発射駆動装置235を制御する発射制御装置236が設けられ、発射制御装置236には、遊技球の発射を操作するための回転式操作ハンドル237および発射停止釦239が接続されている。
すなわち、変動表示ゲームの当たりはずれの抽選を行う抽選手段としての主制御装置231は、当たりの抽選確率が低い低確率状態(通常状態)と、当たりの抽選確率が前記低確率状態よりも高い高確率状態(確変状態)とのいずれかの状態で当たり外れの抽選を行う。
すなわち、確変状態では、当たり確率が通常の遊技状態における低確率からそれより高い高確率に変更される。
また、確変状態および時短状態は、その終了条件が成立すると通常状態に移行する。
終了条件としては、次の当たりが発生するまで、もしくは、確変状態もしくは時短状態となってから所定回数の変動表示ゲームが表示されるまでとなる。
また、確変状態がその開始からの所定回数の変動表示ゲームの表示で終了する場合に、確変状態の終了後に時短状態が発生するものとしてもよい。
さらに、この例の変動表示ゲームには、特別遊技状態の1ラウンドにおける特別変動入賞装置8の開放時間より開放時間を極めて短くするとともに、特別遊技状態が終了する所定回数としてのラウンド数を極めて少なくした(例えば、2ラウンド)小当たり状態を発生させる小当たりが設定されている。
小当たり状態では、特別変動入賞装置8の開放時間が短く、かつ、開放回数(ラウンド数)が少ないので、特別遊技状態のように遊技者が大量の遊技球を獲得する可能性はない。
また、特別遊技状態後に時短状態が発生する通常当たりとして、突確当たりと同様に発生するが上述の特別遊技状態での上限となる条件が突確当たりより低い(下限は突確当たりと同様)突時当たりが設定されている。
以上のことから主制御装置231で抽選される当たりには、複数種類あることになる。
また、複数種類の当たりは、発生した当たり状態(特別遊技状態および小当たり状態を含む)における特別変動入賞装置8を開閉する開閉遊技における開閉回数や開放時間やインターバル時間が異なるものが含まれる。
すなわち、主制御装置231は、複数種類の当たりとはずれのいずれかを抽選する抽選手段として機能するとともに、後述のように特別変動入賞装置8を制御するとともに確変状態、時短状態、通常状態への移行を制御することから、複数種類の当たりにそれぞれ対応する当たり状態を発生させる当たり状態発生手段として機能する。
また、この例のパチンコ遊技機においては、当たり状態発生手段により発生させる各当たり状態が、前記特別変動入賞装置を開放状態としてから閉塞状態とするラウンドを複数回繰り返す開閉遊技と、前記開閉遊技後に前記抽選手段の抽選における当たり確率の異なる遊技状態を含む複数種類の遊技状態のいずれかへの移行との組み合わせとして設定されている。
また、主制御装置231は、変動表示ゲームが当たりとなった場合には、特別変動入賞装置8の可動扉81の駆動源(ソレノイド)を制御して所定の条件に基づいて特別変動入賞装置8を閉じた閉塞状態から開放状態に変動させて当たり状態の開閉遊技(特別遊技状態、小当たり状態)を発生させる制御を行う。
また、普図表示装置6における普図変動表示ゲームも主制御装置231で行われる抽選処理により当たりはずれの結果が決定され、それに基づいて表示が制御される。
また、ランプ制御装置27には、特図保留数表示ランプ7、普図保留数表示ランプ10が接続され、これらはLEDの点灯、消灯の制御により、保留数を表示可能となっている。
この例では、上述のように変動表示ゲームの主制御装置231における抽選結果としての表示結果が、はずれと複数種の当たりとして通常当たり(特別遊技状態後に時短状態の場合と通常状態の場合とを含む)、確変当たり、突確当たり、時短当たり、小当たりが
設定されている。
そして、通常当たりおよび確変当たりの場合には、上述のように特別遊技状態(開閉遊技状態)における特別変動入賞装置8が開閉するラウンド数(終了ラウンド)が例えば15ラウンド固定で、1ラウンドの終了条件(開放状態となってから閉塞状態となる条件)が例えば所定時間(開放時間)として30秒経過および遊技球が9個入賞となっており、これら終了条件のうちの一方が成立することで1ラウンドが終了する。また、通常当たりおよび確変当たりの場合には、ラウンド間の上述のインターバル時間が例えば1.0秒とされている。
なお、通常当たりの場合には、例えば、開閉遊技終了後に通常状態もしくは時短状態に移行し、確変当たりの場合には確変状態に移行する。
突時当たりの場合には、特別遊技状態(開閉遊技状態)における特別変動入賞装置8が開閉するラウンド数(終了ラウンド)が例えば2ラウンド(2回開放)、3ラウンド(3回開放)、4ラウンド(4回開放)の3段階のうちの1つに抽選で決定され、また、1つのラウンドの終了条件(開放状態となってから閉塞状態となる条件)が例えば1.0秒、1.5秒の2段階(複数段階)のうちの1つに抽選で決定される。なお、突時当たりにおいても遊技球が9個入賞がラウンドの終了条件の一つとなっている。
また、ここで、基本的には、小当たりに基づく開閉遊技の後は小当たり発生前の遊技状態に移行し、突時当たりに基づく開閉遊技の後は時短状態に以降し、突確当たりに基づく開閉遊技の後は確変状態に移行する。したがって、これら当たりを比較した場合に遊技者に対する有利さは突確当たりが確変状態として当たり確率が通常より高確率となり、かつ、普通変動入賞装置5の開放状態となる機会と期間が増えることから一番となり、その次に突時当たりが普通変動入賞装置5の開放状態となる機会と期間が増えることから2番となり、小当たりが現状維持ということで3番目となる。
したがって、各当たり状態における前記ラウンド回数の上限は、各当たり状態を比較して前記開閉遊技後の遊技状態が遊技者に有利となる当たり状態ほど多くなるように設定されていることになる。
すなわち、例えば、普通変動入賞装置5(始動入賞口)に遊技球が入賞することにより、主制御装置231に始動入賞球検知センサ52から検知信号(始動入賞信号)が入力した際に、変動表示ゲームの当たりはずれ、変動表示ゲームの表示結果として変動表示後に停止表示される停止図柄、変動表示ゲームの表示内容として少なくとも変動開始から停止までの変動表示時間を示す基本変動パターンを決定するための乱数を抽出する際に、上述の
突確当たり、突時当たり、(小当たり)の発生に基づく開閉遊技におけるラウンド数、開放時間、インターバル時間を抽選で決定するための乱数も取得する。
なお、この例では、小当たりの場合にラウンド数、開放時間、インターバル時間それぞれの判定テーブルAを用い、突時当たりの場合にラウンド数、開放時間、インターバル時間それぞれの判定テーブルBを用い、突時当たりの場合にラウンド数、開放時間、インターバル時間それぞれの判定テーブルCを用いるようになっている。
同様の抽選方法が小当たり、突時当たりにも適用されるとともに、開放時間およびインターバル時間の抽選方法も同様である。
そして、抽選は、例えば、当たりとなる変動表示ゲームが開始される際(開始前後)から開閉遊技(特別遊技状態、小当たり状態)が開始されるまでに行なわれる。
また、抽選により決定されたラウンド数、開放時間、インターバル時間が設定されることにより設定されたラウンド数、開放時間、インターバル時間で主制御装置231の制御により開閉遊技が実行される。
なお、図3および図4におけるラウンド数、開放時間、インターバル時間の範囲の上限、下限と、各範囲における選択可能な段階数と、各段階の当選確率は一例であり、図3および図4に示すものに限定されるものではない。
まず、主制御装置231の変動表示ゲームの当たりはずれの抽選で当たりが決定したか否かを判定する(ステップS1)。
当たりの決定ではない場合に処理を終了し、当たりが決定の場合に、次に主制御装置231により例えば特別図柄としての当たりの停止図柄の抽選によって決定される当たりの種類により処理が分岐することになるが、まず、決定した当たりが突確当たりか否かが判定される(ステップS2)。
突時当たりの場合には、突確当たりの場合と同様に、開閉遊技中のラウンド数の抽選を上述の突時当たりでのラウンド数決定用の判定テーブルBで行い、抽選されたラウンド数を記憶して設定する(ステップS7)。次に開閉遊技中の開放時間の抽選を上述の突時当たりでの開放時間決定用の判定テーブルBで行い、抽選された開放時間を記憶して設定する(ステップS8)。次に開閉遊技中の上述の特定のラウンド間におけるインターバル時間の抽選を上述の突時当たりでのインターバル時間決定用の判定テーブルBで行い、抽選されたインターバル時間を記憶して設定し(ステップS9)、処理を終了する。
この例では、小当たりの決定で、小当たり状態の開閉遊技における規定のラウンド数、開放時間、インターバル時間が設定されるが、突確当たりの場合と同様に、小当たりの場合にも以下のような処理を行なってもよい。すなわち、開閉遊技中のラウンド数の抽選を上述の小当たりでのラウンド数決定用の判定テーブルAで行い、抽選されたラウンド数を記憶して設定する(ステップS11)。次に開閉遊技中の開放時間の抽選を上述の小当たりでの開放時間決定用の判定テーブルAで行い、抽選された開放時間を記憶して設定する(ステップS12)。次に開閉遊技中の上述の特定のラウンド間におけるインターバル時間の抽選を上述の小当たりでのインターバル時間決定用の判定テーブルAで行い、抽選されたインターバル時間を記憶して設定し(ステップS13)、処理を終了する。
以上のように開閉遊技のラウンド数、開放時間、インターバル時間が設定された後に開閉遊技が開始される。なお、突時当たり、突確当たりでラウンド数が3ラウンド以上の場合には、2ラウンドと3ラウンドとの間のインターバル時間として3秒が設定され、突確当たりで、ラウンド数が5ラウンドの場合には、4ラウンドと5ラウンドとの間のインターバル時間として3秒が設定される。
まず、通常当たりおよび確変当たりの場合には、特図表示装置4および可変表示装置3で変動表示ゲームが終了する際に、それぞれで通常当たりもしくは確変当たりとしての停止図柄が抽選に基づく表示結果として表示される。この際に可変表示装置3では、例えば、通常当たりの場合に同じ偶数の図柄が複数揃って停止図柄として表示され、確変当たりの場合には同じ奇数の図柄が複数揃って停止図柄として表示される。これにより、遊技者に通常当たりもしくは確変当たりが報知され、遊技者は通常当たりもしくは確変当たりが揃ったことを認識する。そして、上述の通常当たりおよび確変当たりとしての特別遊技状態における開閉遊技が行われ、開閉遊技後に通常当たりの場合は、時短状態もしくは確変状態でも時短状態でもない通常状態での変動表示ゲームが開始され、確変当たりの場合には、確変状態での変動表示ゲームが開始される。
また、同様に1ラウンドと2ラウンドとの間のインターバル時間が、上述のように突時当たり、突確当たりの場合は、小当たりの場合よりも長い場合があり、特に突確当たりの場合は、突時当たりよりもインターバル時間が長くなる場合があるとともに、突時当たりよりも開放時間が長い場合の発生率が高くなっている。
また、突時当たりおよび突確当たりでも、開放時間やインターバル時間が小当たりと同様の場合があるので、遊技者が開放時間やインターバル時間が短いと思った場合でも、突時当たりや突確当たりである可能性があり、遊技者が落胆することはない。
そして、2ラウンド分の特別変動入賞装置8の開閉が終了すると、そこで開閉遊技が終了になるか、1ラウンドと2ラウンドとの間のインターバル時間より長いインターバル時間が発生することになる。
ここで小当たりの場合には、2ラウンドが上限となるので、開閉遊技が終了し、現状の遊技状態を維持した状態、すなわち、小当たり発生前が通常状態なら、そのまま通常状態での変動表示ゲームが開始されることになり、遊技者は、これにより今の開閉遊技が小当たりによるものだったことを知ることになる。
なお、小当たりによる開閉遊技終了から変動表示ゲームの再開までの時間は、上述の2ラウンド目と3ラウンド目との長いインターバル時間(例えば、3秒)とし、開閉遊技終了直後に小当たり状態であることがわからないようにすることが好ましい。
この4ラウンド目と5ラウンド目とに間の長いインターバル時間によっても、2ラウンド目と3ラウンド目との間のインターバル時間による効果と同様の効果を得ることができる。
以上のように、この例では、小当たりと区別がつきにくい突時当たりおよび突確当たりとが発生した場合には、開閉遊技中のラウンド数、開放時間、インターバル時間により、遊技者に小当たりではなく、突時当たりもしくは突確当たりが発生したことが報知される。
そして、主制御装置231の制御により、小当たりによる開閉遊技が終了した後は、その前の遊技状態が継続し、突時当たりによる開閉遊技が終了した後は時短状態が発生し、突確当たりによる開閉遊技が終了した後は確変状態が発生する。
8 特別変動入賞装置
Claims (1)
- 遊技球が入賞可能な開放状態と、遊技球が入賞不可能な閉塞状態とに変動可能な特別変動入賞装置と、
複数種類の当たりとはずれのいずれかを抽選する抽選手段と、
複数種類の当たりにそれぞれ対応する当たり状態を発生させる当たり状態発生手段とを備え、
各当たりの種類に対応して、前記当たり状態発生手段により発生させられる各当たり状態が、前記特別変動入賞装置を開放状態としてから閉塞状態とする開閉動作を複数回繰り返す開閉遊技と、前記開閉遊技後に前記抽選手段の抽選における当たり確率の異なる遊技状態を含む複数種類の遊技状態のうちのいずれの遊技状態にするかの条件との組み合わせとして設定されている遊技機において、
前記当たり状態発生手段が発生させる前記当たり状態には、
前記開閉遊技後の前記遊技状態を、前記抽選手段の抽選で前記当たりとなる確率が低い低確率状態とするとともに、前記開閉遊技中の開閉動作の総回数が前記当たり状態の中で最小になる最小低確率当たり状態と、
前記開閉遊技後の前記遊技状態を、前記確率が前記低確率状態より高い高確率状態とする高確率当たり状態とがあり、
かつ、前記高確率当たり状態には、前記開閉遊技中の前記開閉動作の総回数が、前記最小低確率当たり状態の前記開閉遊技中の前記開閉動作の総回数と同じとなる第1高確率当たり状態と、
前記開閉遊技中の前記開閉動作の総回数が、前記最小低確率当たり状態の前記開閉遊技中の前記開閉動作の総回数より多くなる第2高確率当たり状態とがあり、
前記最小低確率当たり状態、前記第1高確率当たり状態および前記第2高確率当たり状態では、前記当たり状態の中で最小になる前記開閉遊技中の開閉動作の総回数である所定回数目の開閉動作まで、前記開閉動作中の開放時間および前記開閉動作間の閉塞状態になっているインターバル時間が互いに同じになる設定があり、
前記当たり状態発生手段は、前記第2高確率当たり状態の前記所定回数目になる前記開閉動作とその次の前記開閉動作との間のインターバル時間を、各当たり状態における前記開閉遊技中の前記所定回数目以前の前記開閉動作間のインターバル時間より長くしていることを特徴とする遊技機。
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