JP4737390B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、いわゆるセブン機、羽根物、権利物又はアレンジボール等の弾球遊技機や、スロットマシン等の回胴式遊技機等の遊技機及びその制御方法に関する。
従来の遊技機の中には、確変大当りや通常大当りの遊技状態の他にいわゆる突然確変大当りという遊技状態を設けたものが知られている。この種の遊技機は、確変大当りや通常大当りの遊技状態の場合には大入賞口の開放時間は比較的長くかつ比較的多くのラウンド数が展開されるが、突然確変大当りという遊技状態には確変大当りや通常大当りの遊技状態の場合と比較して大入賞口の開放時間は比較的短くかつ比較的少ないラウンド数しか展開されないという特徴を有するものである(下記特許文献1参照)。
特開2004−329876号公報
ところで、上記特許文献1に記載の遊技機では突然確変大当りの遊技状態における大入賞口の開放時間が比較的短いため、大入賞口に入球する遊技球の数がきわめて少数に限定されてしまう。このため、突然確変大当りを含めた大当りに至る確率を高める(甘くする)ことができ、この点において、遊技者の大当り(確変大当り、通常大当り及び突然確変大当りの全てを含めた大当りを意味する。)に対する期待度が高まり、遊技性が向上する。しかしながら、この遊技機では、突然確変大当りの遊技状態における大入賞口の開放時間が比較的短く大入賞口に入球する遊技球の数がきわめて少数に限定されてしまうため、確率変動(いわゆる確変)の時に突然確変大当りの遊技状態になると、大当りの回数が増えるにもかかわらず、賞球払出しがほとんど行われないため、遊技者に不満を与え、遊技性が低下してしまうという問題がある。
また、突然確変大当り以外にも突然時短大当りという遊技性を具備した遊技機も存在する。突然時短大当りの場合には、大当り後の大当り確率は低確率の状態であるが、時短遊技が所定回数(例:100回)付与される。時短遊技では、特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮されるとともに普通電動役物の開放時間が延長されるため、遊技者は、持玉をほとんど減らすことなく所定回数の特別図柄の抽選を遊技できる利点がある。しかし、突然確変大当りと同様に突然時短大当りの場合も、大当り回数が増えるにもかかわらず、賞球払出しがほとんど行われないため、遊技者に不満を与え、遊技性が低下してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、突然確変大当りや突然時短大当りの遊技状態に対する遊技者の不満を解消するとともに、確変大当りや時短大当り(通常大当り)の遊技状態に対する期待度を向上させ、ひいては遊技性を一層向上させることができる遊技機及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、大当りとなるか外れとなるかを抽選する第1の制御手段と、前記第1の制御手段の指示により演出を制御する第2の制御手段と、前記第1の制御手段の制御信号に基づいて特別図柄を表示する特別図柄表示装置と、前記第2の制御手段の制御信号に基づいて演出図柄を表示する演出図柄表示装置と、所定の時間だけ開放しこれを所定数のラウンドだけ繰り返す大入賞口と、を有する遊技機であって、前記大当りには、前記大入賞口の開放時間が短時間となる短時間ラウンドと前記大入賞口の開放時間が前記短時間ラウンドの前記開放時間よりも長時間となる長時間ラウンドとにより構成される複数のラウンドを有する第1の特定大当りと、前記短時間ラウンドのみで前記複数よりも少ない2以上の特定数のラウンドを有する第2の特定大当りとがあり、前記第1の特定大当りは、第1ラウンドから前記特定数のラウンドまでが前記短時間ラウンドであり、前記特定数のラウンドの次のラウンドから最終ラウンドまでが前記長時間ラウンドであり、前記短時間ラウンドの開放時間は、前記第1の特定大当りと前記第2の特定大当りとで同一の開放時間となるように設定され、前記第1の制御手段は、前記第1の特定大当りに当選した場合と前記第2の特定大当りに当選した場合の双方において、前記第1ラウンドが開始する前に前記特別図柄を前記特別図柄表示装置に停止表示し、前記第2の制御手段は、前記第1の特定大当りに当選した場合と前記第2の特定大当りに当選した場合の双方において、前記特定数のラウンドが終了したときに前記演出図柄を前記演出図柄表示装置に停止表示することを特徴とする。
前記第1の特定大当りに至る前記演出の全部又は一部は、前記第2の特定大当りに至る前記演出と同一となるように前記第2の制御手段により制御されることが好ましい。
発明によれば、所定の条件を満たすと、大入賞口が開放されるラウンドを所定回数有する第1の特定大当り状態と第1の特定大当り状態における大入賞口のラウンド数よりも少なく設定された回数のラウンドを有する第2の特定大当り状態とが第1の制御手段により切り替え制御される。大入賞口の開放又は閉鎖は、第1の制御手段により制御された開閉手段により行われる。
ここで、第1の特定大当り状態のみに適用される大入賞口の開放時間をAとし、第2の特定大当り状態における大入賞口の開放時間をBとした場合、AとBの関係がA>Bとなるように設定される。そして、第1の特定大当り状態における大入賞口のA以外の開放時間の少なくとも一部と第2の特定大当り状態における大入賞口の開放時間とが同一となるときに、大入賞口が開放する間隔が第1の特定大当り状態と第2の特定大当り状態とにおいてそれぞれ同一となるように第1の制御手段により開閉手段が制御される。これにより、大当り状態のときに大入賞口の開放時間が比較的短い遊技状態になった場合でも、この状態を経なければ、第1の特定大当り状態に移行しないため、大入賞口の開放時間が比較的短い遊技状態に対する遊技者の不満も大幅に軽減される。さらに、大入賞口の開放時間が比較的短い遊技状態になった場合でも、遊技者の第1の特定大当り状態に対する期待度が大いに高まり、遊技者を遊技にますます集中させることができ、遊技性を大幅に向上させることができる。
また、大入賞口の開放時間が比較的短い遊技状態になった場合でも、大入賞口が開放する間隔が同一となるように開閉手段が制御されるため、従来のように第1の特定大当り状態か第2の特定大当り状態かを区別して開閉手段を制御する必要がない。この結果、第1の制御手段による開閉手段の制御を単純化することができる。
本発明によれば、突然確変大当りや突然時短大当りの遊技状態に対する遊技者の不満を解消するとともに、確変大当りや時短大当り(通常大当り)の遊技状態に対する期待度を向上させ、遊技性を一層向上させることができる。
次に、本発明の第1実施形態に係る遊技機について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では本発明を弾球遊技機の一例であるパチンコ機に適用した構成を説明するが、弾球遊技機に限られるものではなく、回胴式遊技機に対しても本発明を容易に適用することができる。
図1に示すように、第1実施形態に係る遊技機であるパチンコ機10の前面部は、主として外枠12と、中枠14と、前面枠16と、上皿部18と、下皿部20と、施錠装置22と、から構成されている。
外枠12は、木製の板状体を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。中枠14は、全体がブラスチック製で、外枠12に対して開閉可能に軸支されている。中枠14の右端中央には施錠装置22が設けられている。この施錠装置22は、前面枠16を閉鎖した場合に施錠するためのものである。
前面枠16は全体がプラスチック製であり、前面枠16には遊技盤24(図2参照)を前方から視認するべく、遊技盤24に形成された遊技領域26(図2参照)の形状に対応して略円形に形成された開口部28形成されている。また、前面枠16の裏面には、ガラス板30がガラス枠(図示省略)によって取り付けられている。そして、遊技者を基準とすれば、遊技盤24に形成された遊技領域26はガラス板30の後方に位置するようになっている。なお、本実施形態では、ガラス板30を前面枠16の裏面側に取り付けた構成を例にとり説明したが、例えば、前面枠16の前面側にガラス枠により取り付けてもよい。また、ガラス板30に替えて、透明な樹脂板を前面枠16に取り付けることができる。
また、この前面枠16は、パチンコ機(遊技機)10の前面部全体の約2/3のサイズを占め、中枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。また、前面枠16の上端部中央には、2個の第1枠用LED32A、32Bがそれぞれ取り付けられている。この第1枠用LED32A、32Bの内側(間)には、2個のエラーLED34A、34Bがそれぞれ取り付けられている。また、前面枠16の上方右側には、枠用右LED36が取り付けられている。また、また、前面枠16の上方左側には、枠用左LED38が取り付けられている。さらに、開口部28の周囲には、複数の第2枠用LED40がそれぞれ取り付けられている。
また、上皿部18は、前面枠16の下側で、かつ中枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。
また、上皿部18の表面中央部には、所定の効果音を出力するスピーカ(演出手段)52が設けられている。また、上皿部18の表面左側方部には、後述の演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82に表示される疑似特別画像(疑似図柄)、各LED32A、32B、36、38、40の発光パターン及びスピーカ(演出手段)52から出力される効果音をそれぞれ変化させるためのスイッチ操作ボタン(αスイッチ、βスイッチ)54が設けられている。
また、上皿部18の下側には、下皿部20が設けられている。この下皿部20の略中央には、パチンコ機(遊技機)10の内部から遊技球を排出するための排出口56が形成されている。また、下皿部20の左表面及び右表面には、スピーカ58がそれぞれ設けられている。また、下皿部20の右側には、発射装置ユニット(図示省略)を操作するための発射ハンドル60が設けられている。この発射ハンドル60には、発射レバー62と、遊技球の発射停止を一時的に指令する発射停止スイッチ64が設けられている。さらに、下皿部20の左側には、灰皿66が設けられている。
次に、遊技盤24の表面構造について図2を参照して説明する。
遊技盤24は、中枠14に保持されるとともに、裏機構盤(図示省略)よりその背面側が覆われている。遊技盤24には、遊技盤24の表面に設けられた外レール70と内レール72とにより略円形状の遊技領域26が形成されている。遊技領域26の内部には、中央装置74と、始動口(普通電動役物)76と、ワープ入球口78と、多数の障害釘80と、風車(可動物)83等と、がそれぞれ配設されている。
中央装置74は、遊技領域26の略中央部に配置されており、演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82と、センター役物84と、ランプ装置86と、を備えている。
演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82は、サブ制御基板(第2の制御手段)124の制御信号に基づいて表示制御されており、略長方形状の映像画面を有している。この映像画面上には、疑似特別図柄(疑似図柄)が表示される。また、演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82の映像画面上には、1又は複数の疑似特別図柄(疑似図柄)を所定の方向に次々と変動させながら表示した後、停止表示する疑似特別図柄表示領域が形成されている。すなわち、左疑似特別図柄を表示する左疑似特別図柄表示領域、中央疑似特別図柄を表示する中央疑似特別図柄表示領域、及び右疑似特別図柄を表示する右疑似特別図柄表示領域が、略横一列となる配置方向に沿って並んで形成されている(それぞれ図示省略)。各疑似特別図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する方向(上下方向)に図柄変動方向が設定されており、その方向に複数の疑似特別図柄(疑似図柄)が順次表示されていく。
演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82は、遊技球が始動口(普通電動役物)76に入球することにより、その映像画面の表示領域に表示される各疑似特別図柄(疑似図柄)をそれぞれ変動させて停止表示させるものである。そして、例えば、疑似特別図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、後述の変動入賞装置102に配設された後述の大入賞装置106の大入賞口108が開放される。本実施形態のパチンコ機(遊技機)10は、大入賞口108に遊技球が入球すると、各疑似特別図柄がそれぞれ変動され、疑似特別図柄(疑似)が3桁同一図柄で揃うことにより、「大当り」という特定価値を付与するものである。
ここで、本実施形態のパチンコ機10では、大当りとして4種類のものが予め設定されている。具体的には、「7、7、7」などの同一の奇数数字の疑似特別図柄(疑似図柄)が3桁揃うことにより成立する確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)がある。また、「8、8、8」などの同一の偶数数字の疑似特別図柄(疑似図柄)が3桁揃うことにより成立する通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)がある。また、「1、3、5」、「3、5、7」、「5、7、9」、「7、9、1」、「9、1、3」などの予め定められた奇数数字の組合せの疑似特別図柄(疑似図柄)が3桁揃うことにより成立する突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)がある。さらに、「0、2、4」、「2、4、6」、「4、6、8」、「6、8、2」、「8、2、4」などの予め定められた偶数数字の組合せの疑似特別図柄(疑似図柄)が3桁揃うことにより成立する突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)がある。
確変大当りの遊技状態の後は、大当り(確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)、突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の4種類の大当り意味する)に移行する確率が予め定められた高確率となる確率変動状態になる。また、通常大当りの遊技状態の後は、大当り(確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)、突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の4種類の大当り意味する)に移行する確率が予め定められた低確率状態となる。さらに、また、突然大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の遊技状態の後は、大当り(確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)、突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の4種類の大当り意味する)に移行する確率が予め定められた高確率となる確率変動状態になる。さらに、突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の遊技状態の後は、大当り(確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)、突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の4種類の大当り意味する)に移行する確率が予め定められた低確率状態となる。
センター役物84は、演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82の前面周辺部に突設して装着されている。センター役物84は、可動する一対の翼片部84Aを有している。この翼片部84Aの可動によりワープ入球口78の開口面積が変化する。
また、遊技領域の左下方側には、主制御基板(第1の制御手段)120からの制御信号に基づいて本特別図柄(本図柄)を表示制御する7セグ表示基板(図柄表示装置)88が配置されている。この7セグ表示基板(図柄表示装置)88は、特別図柄の本図柄を表示する7セグメント表示器90と、4個の普通図柄保留表示LED92と、4個の特別図柄保留表示LED94と、普通図柄の本図柄を表示する2個の状態表示LED96と、を有している。7セグメント表示器90は、1〜9の間の数字を変動表示させるもので、後述の普通図柄作動ゲート100を遊技球が通過することにより変動して、所定の時間経過後に1種類の数字が停止表示される。そして、所定の数字で停止表示すると、始動口(普通電動役物)76が所定時間だけ開放される。なお、7セグ表示基板(図柄表示装置)88は、後述するサイドランプ112Aに組み付けられている。
また、演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82の左側には、普通図柄作動ゲート100が配置されている。この普通図柄作動ゲート100の内部には、ゲートスイッチ134(図3参照)が配設されている。これにより、遊技球がゲートスイッチ134を通過すると、7セグ表示基板(図柄表示装置)88の状態表示LED96が変動表示される。
各普通図柄保留表示LED92及び各特別図柄保留表示LED94は、4個の丸形の赤色LEDで構成されており、7セグメント表示器90の左右両側に近接して配置されている。これは、普通図柄作動ゲート100を通過した遊技球の数を4個まで普通図柄の保留とし、通過ごとに順次点灯しシフト表示するものである。また、始動口76に入球した遊技球の数も4個まで特別図柄の保留とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものである。7セグメント表示器90の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の特別図柄保留表示LED94は消灯される。また、普通図柄も状態表示LED96の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の普通図柄保留表示LED92が消灯される。
始動口(普通電動役物)76は、後述する変動入賞装置102と一体化されたものであり、演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82の下方に離れて配置されている。始動口76は、いわゆるチューリップ式で一対の翼片部76Aが開閉するように形成されている。その内部には、遊技球の通過を検知する始動口スイッチ130(図3参照)と、翼片部を作動させるための普通電動役物ソレノイド140(図3参照)と、がそれぞれ備えられている。この一対の翼片部76Aが左右に開くと遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部が閉じその離間距離が小さくなると遊技球の入球の可能性が小さくなる通常状態となる。
変動入賞装置102は、上記始動口(普通電動役物)76の下方に配置されており、基板104と、大入賞装置106と、を備えている。ここで、大入賞装置106は、略中央に配置されており、帯状に開口された大入賞口108と、この大入賞口108を開放又は閉鎖する開閉板(開閉手段)110と、この開閉板(開閉手段)110を開閉するための大入賞口ソレノイド(開閉手段)142(図3参照)と、入賞球を検知するカウントスイッチ136(図3参照)と、を備えている。
また、中央装置74の左側下方部には、風車(可動物)83が配置されている。さらに、遊技領域の左側下方部及び右側下方には、一対のサイドランプ112A、112Bがそれぞれ配置されている。
また、遊技盤24の下方にはアウト口114が設けられており、このアウト口114の下部にはバック球防止部材116が設けられている。このバック球防止部材116は、遊技領域26に到達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止している。また、内レール72の先端部には、ファール球防止部材118が取り付けられている。
次に、パチンコ機10を構成する電子制御装置118について説明する。
図3乃至図5に示すように、電子制御装置118は、主制御基板(第1の制御手段)120と、払出制御基板122と、サブ制御基板(第2の制御手段)124と、発射制御基板126と、を備えている。主制御基板(第1の制御手段)120は、CPU120AとROM120Bとを備えており、中継端子板128を介して、始動口スイッチ130と、大入賞口スイッチ132と、ゲートスイッチ134と、カウントスイッチ136と、にそれぞれ電気的に接続されている。
ここで、ROM120Bには、リーチ発生率(一定)に関するデータが記憶されている。また、図6(A)、(B)に示すように、ROM120Bには、大入賞口108が開放する開放時間A、B、Cがデータとしてそれぞれ記憶されている。大入賞口108が開放する開放時間Aは、確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態及び通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態のみに適用される開放時間であり、約30秒に設定されている。なお、開放時間Aは30秒に限られるものではなく、後述の開放時間Bよりも長い時間であればよい(A>B)。また、大入賞口108が開放する開放時間Bは、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)及び突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の遊技状態において、大入賞口108が開放する時間であり、約0.2秒に設定されている。なお、開放時間Aは0.2秒に限られるものではなく、後述の開放時間Cと同じ時間であればよい。さらに、大入賞口108が開放する開放時間Cは、確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態及び通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態における開放時間であり、約0.2秒に設定されている。なお、開放時間Cは0.2秒に限られるものではなく、開放時間Bと同じ時間であればよい。また、ROM120Bには、大入賞口108が開放する間隔T1、T2、T3がデータとしてそれぞれ記憶されている。さらに、ROM120Bには、確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態、通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)及び突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の遊技状態において、大入賞口108が開放する開放パターンがデータとしてそれぞれ記憶されている。すなわち、図6(A)に示すように、確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態及び通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態では、ラウンド1とラウンド2の大入賞口108の開放時間Cが約0.2秒で間隔がT1であり、ラウンド3からラウンド16までは大入賞口108の開放時間Aが約30秒で間隔がT2である大入賞口108の開放パターンがデータとしてROM120Bに記憶されている。また、図6(B)に示すように、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)及び突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の遊技状態では、ラウンド1とラウンド2の大入賞口108の開放時間Bが約0.2秒でその間隔がT3(=T1)であり、ラウンド3以降は大入賞口108が開放しない開放パターンがデータとしてROM120Bに記憶されている。このように、確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態、通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)及び突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の遊技状態では、ラウンド1からラウンド2までの大入賞口108の開放パターン(開放時間及びその間隔)が同一となっている。
なお、確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態及び通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態における大入賞口108の開放時間は、AとCの2種類の開放時間に限られるものではなく、少なくとも1つの開放時間が突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)及び突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の遊技状態における大入賞口108の開放時間Bと同一でありかつ大入賞口108の開放パターンが同一であれば、3種類以上の開放時間が存在するように設定してもよい。
また、CPU120Aは、ROM120Bに記憶されたデータに基づいて、後述の普通電動役物ソレノイド140、後述の大入賞口ソレノイド(開閉手段)142、後述の図柄表示装置144及びサブ制御基板(第2の制御手段)124をそれぞれ制御する。
また、主制御基板(第1の制御手段)120は、中継端子板138を介して、普通電動役物ソレノイド140と、大入賞口ソレノイド(開閉手段)142と、図柄表示装置144と、にそれぞれ電気的に接続されている。
払出制御基板122は、中継端子板146を介して、ガラス枠スイッチ148と、外部タンクスイッチ150と、タンクスイッチ152と、にそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板122は、中継端子板154を介して、エラーLED34A、34Bに電気的に接続されている。また、払出制御基板122は、下皿満タンスイッチ156に電気的に接続されている。また、払出制御基板122は、中継端子板156を介して、玉貸表示基板158と、玉貸装置160と、にそれぞれ電気的に接続されている。なお、玉貸表示基板158には、玉貸スイッチ162と、返却スイッチ164とがそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板122は、中継端子板166を介して、払出モータ168と、払出スイッチ170と、にそれぞれ電気的に接続されている。さらに、払出制御基板122は、主制御基板(第1の制御手段)120と発射制御基板126とにそれぞれ電気的に接続されている。
図4に示すように、サブ制御基板(第2の制御手段)124は、演出表示基板172と、アンプ基板174と、装飾駆動基板176と、演出ボタン基板178と、にそれぞれ電気的に接続されている。ここで、演出表示基板172には、演出表示装置(演出手段)180と、演出表示ROM182と、がそれぞれ電気的に接続されている。また、アンプ基板174には、所定の効果音を出力する各種スピーカ(演出手段)184(52)、がそれぞれ電気的に接続されている。また、装飾駆動基板176には、各種LED・ランプ(演出手段)188が電気的に接続されている。また、演出ボタン基板178には、操作スイッチ190が電気的に接続されている。なお、サブ制御基板(第2の制御手段)124は、主制御基板(第1の制御手段)120が電気的に接続されている。
また、サブ制御基板(第2の制御手段)124は、ROM124Aを有している。このROM124Aには、演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82に表示される疑似特別図柄(疑似図柄)の他に、各種スピーカ(演出手段)184から出力される特殊演出モード及び通常演出モードの効果音、特殊演出モード時及び通常演出モード時の各LED・ランプ(演出手段)188からの発光パターンがデータとしてそれぞれ記憶されている。
ここで、演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82に表示される疑似特別図柄(疑似図柄)、各種スピーカ(演出手段)184から出力される特殊演出モードの効果音、特殊演出モード時の各LED・ランプ(演出手段)188からの発光パターン、各種スピーカ(演出手段)184から出力される通常演出モードの効果音、通常演出モード時の各LED・ランプ(演出手段)188からの発光パターンなどの遊技環境に関する演出について、確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態(あるいは通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態)に至る上記遊技環境に関する演出の全部又は一部と、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)及び突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の遊技状態に至る上記遊技環境に関する演出が同一となるデータがROM124Aに記憶されている。
また、確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態(あるいは通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態)における大入賞口108の開放時間Aと突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の遊技状態(あるいは突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)における大入賞口108の開放時間Bが同一の場合(本実施形態では、ラウンド1とラウンド2)には、上述した遊技環境に関する演出を同一とするデータがROM124Aに記憶されている。
さらに、図5に示すように、発射制御基板126には、発射駆動基板192を介して、発射モータ194と、発射停止スイッチ196と、タッチスイッチ198とがそれぞれ電気的に接続されている。また、発射制御基板126には、球送りソレノイド200が電気的に接続されている。
次に、本実施形態に係る遊技機であるパチンコ機10の作用について説明する。
図6、図7及び図8に示すように、主制御基板(第1の制御手段)120のCPU120Aにより、演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82の映像画面の表示領域に表示される各疑似特別図柄(疑似図柄)がそれぞれ変動表示されているか否か(確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)、突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)を含めた大当たり抽選処理中か否か)が判断される(S100)。CPU120Aにより、演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82の映像画面の表示領域に表示される各疑似特別図柄(疑似図柄)がそれぞれ変動表示されている(大当り抽選処理中である)と判断されると、主制御基板(第1の制御手段)120からサブ制御基板(第2の制御手段)124に遊技環境に関する演出を同一とする出力信号が送信される。サブ制御基板(第2の制御手段)124がこの信号を受信すると、ROM124Aに記憶されたデータに基づいて遊技環境に関する演出が制御される(S120)。詳細には、演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82の映像画面に表示される疑似特別図柄、各種スピーカ(演出手段)184から出力される特殊演出モードの効果音、特殊演出モード時の各LED・ランプ(演出手段)188からの発光パターン、各種スピーカ(演出手段)184から出力される通常演出モードの効果音、通常演出モード時の各LED・ランプ(演出手段)188からの発光パターンなどの遊技環境に関する演出がROM124Aに予め記憶されたデータに基づいて行われる。これにより、大当りの抽選処理時には、常に同一の遊技環境に関する演出となる。
次に、主制御基板(第1の制御手段)120のCPU120Aにより、大当り抽選処理結果について、遊技状態が大当り(確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)、突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の全てを含む。)となるか外れになるかが判断される(S140)。CPU120Aにより、遊技状態が大当りになると判断されると、ラウンド1とラウンド2が実行される(S160)。ラウンド1とラウンド2では、主制御基板(第1の制御手段)120のROM120Bに記憶されているデータに基づいて大入賞口108の開放するように大入賞口ソレノイド(開閉手段)142が制御される。これにより、ラウンド1とラウンド2では、大入賞口108の開放時間C(B)が約0.2秒となり、所定の間隔で大入賞口108が開放する開放パターンになる。
ここで、ラウンド1とラウンド2では、演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82の映像画面には、確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)を示す疑似特別図柄(疑似図柄)、通常大当りを示す疑似特別図柄(疑似図柄)、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)を示す疑似特別図柄(疑似図柄)、突然時短大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)を示す疑似特別図柄(疑似図柄)が表示されることがないので、大入賞口108の開放時間C(B)が約0.2秒となっても、遊技者にとっては確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態に対する期待度が高まり、遊技者を遊技に集中させることができる。この結果、大入賞口108の開放時間C(B)が約0.2秒となっても、遊技者が抱く不満を大幅に軽減でき、遊技性を大幅に向上させることができる。
また、ラウンド1とラウンド2では、CPU120Aにより、主制御基板(第1の制御手段)120からサブ制御基板(第2の制御手段)124に遊技環境に関する演出を同一とする出力信号が送信される。サブ制御基板(第2の制御手段)124がこの信号を受信すると、ROM124Aに記憶されたデータに基づいて遊技環境に関する演出が制御される(S180)。詳細には、演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82の映像画面に表示される疑似特別図柄(疑似図柄)、各種スピーカ(演出手段)184から出力される特殊演出モードの効果音、特殊演出モード時の各LED・ランプ(演出手段)188からの発光パターン、各種スピーカ(演出手段)184から出力される通常演出モードの効果音、通常演出モード時の各LED・ランプ(演出手段)188からの発光パターンなどの遊技環境に関する演出がROM124Aに予め記憶されたデータに基づいて行われる。
次に、ラウンド2が終了したか否かがCPU120Aにより判断され(S200)、ラウンド2が終了したとCPU120Aにより判断された場合には、大当りが確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)、突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)のいずれの大当りが確定されたのであるかがCPU120Aにより判断される(S220)。この確定時には、演出図柄表示装置(演出表示装置、演出手段)82の映像画面に所定の疑似特別図柄が表示されるため、遊技者がどの種類の大当りであるかを認識することができる。この結果、CPU120Aにより確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)又は通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)が確定されたと判断された場合には、ラウンド3からラウンド16までが実行される(S240)。ラウンド3からラウンド16までは、大入賞口108の開放時間Aが約30秒となり、かつ所定の間隔で大入賞口108が開放する開放パターンとなるように、大入賞口ソレノイド(開閉手段)142が主制御基板(第1の制御手段)120により制御される。
一方、CPU120Aにより突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)又は突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)が確定されたと判断された場合(S260)では、ラウンド3以降はなく、大入賞口108が閉鎖するように、大入賞口ソレノイド(開閉手段)142が主制御基板(第1の制御手段)120により制御される。なお、突然確変大当りの場合、その後は、大当りに対する確率が高確率となる確率変動状態に移行する。
以上のように、本実施形態のパチンコ機10では、ラウンド1とラウンド2では、大入賞口108の開放時間C(B)が約0.2秒となるが、ラウンド1とラウンド2を経なければ、確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)あるいは通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態に移行(昇格)しないため、突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)及び突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の遊技状態に対する遊技者の不満を大幅に軽減させることができる。また、ラウンド1とラウンド2では、遊技者の確変大当りの遊技状態に対する期待度が大いに高まり、遊技者を遊技にますます集中させることができ、遊技性を大幅に向上させることができる。
また、ラウンド1とラウンド2では、大入賞口108が開放する間隔やパターンが同一となるように大入賞口ソレノイド(開閉手段)142が主制御基板(第1の制御手段)120により制御されるため、従来のパチンコ機のように、確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態か突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の遊技状態かを区別して制御する必要がない。この結果、主制御基板(第1の制御手段)120による大入賞口ソレノイド(開閉手段)142の制御を単純化することができる。
また、ラウンド1とラウンド2に至るまで、換言すれば、大当り抽選処理中では、遊技環境に関する演出が同一となるようにサブ制御基板(第2の制御手段)124により制御されることにより、遊技環境の演出により確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態(あるいは通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態)になるのか、さらには突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の遊技状態(あるいは突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)になるのかについて、遊技者が予想することはできない。この結果、確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態に対する遊技者の期待を高め、遊技者を遊技により一層集中させることができ、遊技性を大幅に向上させることができる。
さらに、大当りに当選してもラウンド1とラウンド2では、遊技環境に関する演出が同一となるようにサブ制御基板(第2の制御手段)124により制御されることにより、遊技環境の演出により確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態(あるいは通常大当り(第1の非確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態)になるのか、さらには突然確変大当り(第2の確変大当り状態、第2の特定大当り状態)の遊技状態(あるいは突然時短大当り(第2の非確変大当り状態、第2の特定大当り状態)になるのかについて、遊技者が予想することはできない。この結果、確変大当り(第1の確変大当り状態、第1の特定大当り状態)の遊技状態に対する遊技者の期待を高め、遊技者を遊技により一層集中させることができ、遊技性を大幅に向上させることができる。
なお、本実施形態では、特別図柄について本図柄を7セグ表示基板(図柄表示装置)88で表示し、本図柄に対応する疑似図柄を演出図柄表示装置(演出手段)82で表示している。一方、本図柄と疑似図柄は大当りによる大入賞口108が開放する以前に変動を停止する必要がある。従って、ラウンド1が開始する時点で確変大当りなのか、突然確変大当りなのかが、停止した疑似図柄によって遊技者に容易に判別されることになる。これでは、遊技興趣に欠ける。
そこで、演出図柄表示装置(演出手段)82の隅に遊技者が判別し難い記号図柄(例:イロハ)で疑似図柄を小さく表示する。そして、遊技者に見やすい第2疑似図柄(演出用疑似図柄)を大きく表示する。ラウンド1が開始する前に本図柄と疑似図柄は停止するが、第2疑似図柄(演出用疑似図柄)が停止するのは3ラウンド開始前とする。これにより、遊技者は3ラウンドが開始するまで、確変大当りなのか突然確変大当りなのかがわからないため、遊技興趣を高めることができる。
また、確変大当りと突然確変大当りとで、ホールコンピューターに送信する信号の種類を相違させている場合がある。この場合に遊技台の上部に設置されている表示ランプの点滅状態で確変大当りか突然確変大当りかが遊技者に容易に判別されることになる。これでは、遊技興趣に欠ける。
そこで、確変大当りと突然確変大当りとでホールコンピューターに送信する信号の種類を相違させている場合には、3ラウンド開示時に大当り信号を出力するようにしても良い。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置の一部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成するサブ制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成する発射制御基板を説明するための説明図である。 (A)は第1の特定大当り状態である場合の大入賞口の開放パターンの一部を示したタイムチャートであり、(B)は第2の特定大当り状態である場合の大入賞口の開放パターンの一部を示したタイムチャートである。 ラウンド1からラウンド16までの大入賞口の開放時間を示した表である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置による処理を示したフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
52 スピーカ(演出手段)
82 演出図柄表示装置(演出手段)
108 大入賞口
110 開閉板(開閉手段)
120 主制御基板(第1の制御手段)
124 サブ制御基板(第2の制御手段)
142 大入賞口ソレノイド(開閉手段)
180 演出表示装置(演出手段)
184 各種スピーカ(演出手段)
188 各種LED・ランプ(演出手段)

Claims (2)

  1. 大当りとなるか外れとなるかを抽選する第1の制御手段と、前記第1の制御手段の指示により演出を制御する第2の制御手段と、前記第1の制御手段の制御信号に基づいて特別図柄を表示する特別図柄表示装置と、前記第2の制御手段の制御信号に基づいて演出図柄を表示する演出図柄表示装置と、所定の時間だけ開放しこれを所定数のラウンドだけ繰り返す大入賞口と、を有する遊技機であって、
    前記大当りには、前記大入賞口の開放時間が短時間となる短時間ラウンドと前記大入賞口の開放時間が前記短時間ラウンドの前記開放時間よりも長時間となる長時間ラウンドとにより構成される複数のラウンドを有する第1の特定大当りと、前記短時間ラウンドのみで前記複数よりも少ない2以上の特定数のラウンドを有する第2の特定大当りとがあり、
    前記第1の特定大当りは、第1ラウンドから前記特定数のラウンドまでが前記短時間ラウンドであり、前記特定数のラウンドの次のラウンドから最終ラウンドまでが前記長時間ラウンドであり、
    前記短時間ラウンドの開放時間は、前記第1の特定大当りと前記第2の特定大当りとで同一の開放時間となるように設定され、
    前記第1の制御手段は、前記第1の特定大当りに当選した場合と前記第2の特定大当りに当選した場合の双方において、前記第1ラウンドが開始する前に前記特別図柄を前記特別図柄表示装置に停止表示し、
    前記第2の制御手段は、前記第1の特定大当りに当選した場合と前記第2の特定大当りに当選した場合の双方において、前記特定数のラウンドが終了したときに前記演出図柄を前記演出図柄表示装置に停止表示することを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1の特定大当りに至る前記演出の全部又は一部は、前記第2の特定大当りに至る前記演出と同一となるように前記第2の制御手段により制御されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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