JP4701363B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、普通電動役物と複数の特別電動役物を備えた遊技機に関する。
従来の遊技機では、特別図柄による大当り抽選処理において所定の条件が成立すると、大当り遊技(確変大当り遊技あるいは通常大当り遊技)が開始される。そして、確変大当りの場合には大当り終了後に次回大当りを引くまで大当り抽選の確率が高確率に確率変動し、また、通常大当りの場合には大当り終了後に時短遊技を100回まで付与する遊技機が一般的である。つまり、遊技者は、確変大当りを続ける限り、いわゆる連荘状態が終了しないので、遊技興趣を感じやすい。一方、特別電動役物を2つ持ち、ある特別電動役物での遊技が他の特別電動役物での遊技において、連荘させる新たな遊技性を付与した遊技機も紹介されている(下記特許文献1参照)。
特開2005−304739号公報
しかし、同じ連荘する遊技機としても、短い時間に大当りが連続するのと長い時間をかけて大当りが連続するのとでは、遊技者に与える印象が違う。例えば、同じ確率変動状態になったとしても、確率変動状態で特別図柄の抽選を200回して全部外れた後201回目にやっと確変大当りするのと、大当り終了後の1回転で再度確変大当りするのとでは、遊技者に与える印象がまったく違う。後者のように1回転で確変大当りを引き続ければ、出玉が短時間に出てくる印象を遊技者に与え、遊技者は非常に遊技興趣を感じやすい。
ところが、確率変動時の大当り確率は予め定められた確率であり、偶然、大当り終了後の1回転目で再度、確変大当りすることはあっても、その頻度を意図的に高めることができるものではない。
また、従来の遊技機において、例えば入球により特別図柄の大当り抽選処理の契機となる普通電動役物として電動チューリップ式の構成のものが用いられている。そして、その普通電動役物の下に遊技者側に開閉する大入賞口を一つ配備してあり、普通電動役物の形状・大きさが大入賞口の形状・大きさと明確に異なるため、大入賞口が開閉動作した後に普通電動役物が頻繁に開閉を繰り返すと、大当りが終了した印象を遊技者に与える。つまり、遊技者は、大当りが終了し普通電動役物の開放時間延長機能が作動したと認識するのである。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、大当り遊技のような特別遊技が終了した場合に、あたかもすぐに連荘したかのような錯覚を遊技者に意図的に与え、遊技に対する興奮度及び期待度を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、遊技球が通過することにより普通図柄の当否抽選を行う普通図柄抽選処理が実行される始動ゲートと、前記普通図柄抽選処理が当りの場合に開閉動作を行い、入球により特別図柄の当否抽選を行い通常遊技時の当選確率よりも高確率に確率変動される確変遊技状態を有する特別図柄抽選処理が実行される普通電動役物と、前記普通図柄抽選処理及び前記特別図柄抽選処理を実行するとともに、特別遊技が終了した後は前記特別図柄が所定の回数だけ変動する間、前記確変遊技状態に移行する第1制御部と、前記特別図柄抽選処理が当りの場合に前記特別遊技に突入し、前記特別遊技を構成するラウンド数の中で第1ラウンドから所定のラウンド数まで開閉動作を行う第1特別電動役物と、前記所定のラウンド数から前記特別遊技を構成する残りのラウンド数まで開閉動作を行う第2特別電動役物と、特別本図柄とともに前記特別図柄を構成し前記特別本図柄と連動する特別擬似図柄を変動表示させる第1変動表示領域と、通常遊技時において前記特別本図柄及び前記特別擬似図柄と連動し前記特別遊技の終了後から前記特別図柄が所定の回数だけ変動するまでの間、前記特別本図柄及び前記特別擬似図柄との連動が解除され前記特別遊技中であることを示す演出図柄を変動表示させる第2変動表示領域と、がそれぞれ形成された演出表示部と、前記演出図柄の内容を記憶する記憶部と、前記特別遊技の終了後から前記特別図柄が所定の回数だけ変動するまでの間、前記第2変動表示領域において前記記憶部に記憶された前記演出図柄を変動表示させる第2制御部と、を含んで構成され、前記第2特別電動役物は前記第1特別電動役物の上方に位置し、前記普通電動役物は前記第2特別電動役物の上方に位置し、前記第1特別電動役物と前記第2特別電動役物と前記普通電動役物が縦方向に並んで設けられ、前記第1特別電動役物と前記第2特別電動役物と前記普通電動役物は、開閉動作において遊技者側に向かって開くように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記普通図柄抽選処理が当る確率は、前記特別図柄抽選処理が確変遊技状態中であるか、または時短遊技中に、通常遊技時の確率よりも高確率に確率変動されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、遊技球が始動ゲートを通過することにより普通図柄の当否抽選を行う普通図柄抽選処理が第1制御部により実行される。第1制御部により実行された普通図柄抽選処理が当りの場合に普通電動役物が開閉動作を行い、入球により特別図柄抽選処理が実行される。この特別図柄抽選処理が当りの場合に特別遊技に突入し、特別遊技を構成するラウンド数の中で第1ラウンドから所定のラウンド数まで第1特別電動役物が開閉動作を行い、入球により払出賞球数が決定される。また、所定のラウンド数から特別遊技を構成する残りのラウンド数まで第2特別電動役物が開閉動作を行い、入球により払出賞球数が決定される。このとき、特別本図柄と連動する特別擬似図柄が第1変動表示領域において変動表示される。
ここで、特別遊技が終了すると、第1制御部により直ちに確変遊技状態に移行される。そして、この確変遊技状態は、特別図柄が所定回数実行される間続く。このとき、特別遊技の終了後から特別図柄が所定の回数だけ変動するまでの間、第2変動表示領域において記憶部に記憶された演出図柄が第2制御部により変動表示される。この演出図柄は特別遊技中であることを示す図柄であるため、遊技者はこの演出図柄を見て特別遊技中のラウンドがまだ継続しているかのような錯覚に陥ることになる。また、特別遊技中に開閉する特別電動役物が2つあり、所定のラウンド数の中で第1特別電動役物が開閉するラウンドと、第2特別電動役物が開閉するラウンドが別々にあるため、遊技者は、第2特別電動役物が閉鎖しても、他の電動役物が開放するかの錯覚に陥ることになる。特に、遊技者は、特別遊技終了後に普通電動役物も開閉するため、錯覚に陥ることになる。この結果、演出図柄の変動表示中に特別図柄抽選処理が実行されて当選し大当りになると、遊技者は1ゲーム連荘が実現されたものと錯覚する。このように、大当り遊技のような特別遊技が終了した場合に、あたかもすぐに連荘したかのような錯覚を遊技者に意図的に与え、遊技に対する興奮度及び期待度を向上させることができる。
なお、本明細書において「特別遊技」とは、大当り遊技を意味する。また、「確変遊技状態」とは、全図柄(特別本図柄、特別擬似図柄、普通本図柄、普通擬似図柄)の変動時間が短縮され、特別遊技に移行する確率が通常遊技(大当り遊技時及び確変遊技時以外の遊技)時よりも高くなる遊技状態を意味する。
また、第2特別電動役物が第1特別電動役物の上方に位置し、普通電動役物が第2特別電動役物の上方に位置して、第1特別電動役物と第2特別電動役物と普通電動役物が縦方向に並んで設けられている。これにより、特別遊技が開始すると、先ず、最も下方に位置する第1特別電動役物が所定のラウンド数だけ開閉動作を行い、次に第1特別電動役物の上方に位置する第2特別電動役物が開閉動作を行い、次に第2特別電動役物の上方に位置する普通電動役物が開閉動作を行うことになる。この一連の開閉動作を遊技者が見ることにより、遊技者は普通電動役物を特別遊技中に開閉動作を行う特別電動役物と錯覚する。そのため、遊技者は、普通電動役物が頻繁に開閉しても特別遊技が終了して普通電動役物の開放延長機能が作動したのではなく、あたかも大入賞口が開閉して特別遊技中であると錯覚する。こうして遊技者が、特別遊技中であると錯覚している間に確変遊技状態において特別図柄抽選処理を所定回数行い、当選すれば、そこで初めて、演出図柄で特別遊技に当選した表示をする。遊技者は特別遊技の終了後にすぐに連荘したかと錯覚し、遊技者の遊技に対する興奮度及び期待度を向上・維持させることができる。
また、第1特別電動役物と第2特別電動役物と普通電動役物は、開閉動作において遊技者側に向かって開くように構成されているため、普通電動役物の開閉動作を第1特別電動役物又は第2特別電動役物の開閉動作と同一動作にすることができる。これにより、普通電動役物が開閉動作したときに、これを見た遊技者は大入賞口が開閉していると思い、特別遊技中であると錯覚する。こうして遊技者が、特別遊技中であると錯覚している間に確変遊技状態において特別図柄抽選処理を所定回数行い、もし、特別遊技に当選すれば、そこで初めて、演出図柄で特別遊技に当選した表示をする。遊技者は特別遊技の終了後にすぐに連荘したかと錯覚し、遊技者の遊技に対する興奮度及び期待度を向上・維持させることができる。
請求項に記載の発明によれば、普通図柄抽選処理が当る確率は、特別図柄抽選処理が確変遊技状態中であるか、または時短遊技中に、通常遊技時の確率よりも高確率に確率変動される。そのため、特別遊技の終了直後から普通電動役物が開閉し、遊技球が入球し始動回数を増やすことができる。
なお、本明細書において「時短遊技中」とは、時間短縮における遊技中の意味であり、特別図柄(特別本図柄、特別擬似図柄)の変動時間短縮と、普通図柄(普通本図柄、普通擬似図柄)の変動時間短縮と、普通電動役物の開放時間延長の少なくともいずれか1つの遊技状態を意味する。
また、「通常遊技時の確率」とは、特別図柄抽選処理の当選確率が低確率であり、かつ時短遊技中でもないときの確率を意味する。
発明によれば、大当り遊技のような特別遊技が終了した場合に、あたかもすぐに連荘したかのような錯覚を遊技者に意図的に与え、遊技に対する興奮度及び期待度を向上させることができる。
次に、本発明の第1実施形態に係る遊技機について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では本発明を弾球遊技機の一例であるパチンコ機に適用した構成を説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係る遊技機であるパチンコ機10の前面部は、主として外枠12と、中枠14と、前面枠16と、上皿部18と、下皿部20と、施錠装置22と、から構成されている。
外枠12は、木製の板状体を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。中枠14は、全体がプラスチック製で、外枠12に対して開閉可能に軸支されている。中枠14の右端中央には施錠装置22が設けられている。この施錠装置22は、前面枠16を閉鎖した場合に施錠するためのものである。
前面枠16は全体がプラスチック製であり、前面枠16には遊技盤24(図2参照)を前方から視認するべく、遊技盤24に形成された遊技領域26(図2参照)の形状に対応して略円形に形成された開口部28が形成されている。また、前面枠16の裏面には、ガラス板30がガラス枠(図示省略)によって取り付けられている。そして、遊技者を基準とすれば、遊技盤24に形成された遊技領域26はガラス板30の後方に位置するようになっている。なお、本実施形態では、ガラス板30を前面枠16の裏面側に取り付けた構成を例にとり説明したが、例えば、前面枠16の前面側にガラス枠により取り付けてもよい。また、ガラス板30に替えて、透明な樹脂板を前面枠16に取り付けることができる。
また、この前面枠16は、パチンコ機(遊技機)10の前面部全体の約2/3のサイズを占め、中枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。また、前面枠16の上端部中央には、2個の第1枠用LED32A、32Bがそれぞれ取り付けられている。この第1枠用LED32A、32Bの内側(間)には、2個のエラーLED34A、34Bがそれぞれ取り付けられている。また、前面枠16の上方右側には、枠用右LED36が取り付けられている。また、前面枠16の上方左側には、枠用左LED38が取り付けられている。さらに、開口部28の周囲には、複数の第2枠用LED40がそれぞれ取り付けられている。
また、上皿部18は、前面枠16の下側で、かつ中枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。上皿部18の表面中央部には、所定の効果音を出力するスピーカ42が設けられている。また、上皿部18の表面左側方部には、後述の演出表示装置158(図4参照)に表示される各特別擬似図柄、各LED32A、32B、36、38、40の発光パターン及びスピーカ42から出力される効果音をそれぞれ変化させるための操作スイッチ(αスイッチ、βスイッチ)44が設けられている。
また、上皿部18の下側には、下皿部20が設けられている。この下皿部20の略中央には、パチンコ機10の内部から遊技球を排出するための排出口46が形成されている。また、下皿部20の左表面及び右表面には、スピーカ56がそれぞれ設けられている。また、下皿部20の右側には、発射装置ユニット(図示省略)を操作するための発射ハンドル48が設けられている。この発射ハンドル48には、発射レバー50と、遊技球の発射停止を一時的に指令する発射停止スイッチ52が設けられている。さらに、下皿部20の左側には、灰皿54が設けられている。
次に、遊技盤24の表面構造について図2を参照して説明する。
図2は、遊技盤24を模式的に図示した図面である。
図2に示すように、遊技盤24には、正面視にて縦方向に伸びる中心線Lを基準として左側に遊技球通路58が形成されている。また、遊技盤24には正面視にて略中央に遊技領域26が形成されている。遊技球通路58は遊技領域26に合流しており、遊技球通路58を進んできた遊技球は正面視にて縦方向に伸びる中心線Lを基準として左側から遊技領域26に進入する。なお、遊技領域26の内部には、ワープ入球口と、多数の障害釘と、風車等と、がそれぞれ配設されているが、図示については省略する。
遊技盤24には、遊技領域26の略中央に液晶のメイン演出表示装置60が配置されている。このメイン演出表示装置60の正面視にて右下部には、特別擬似図柄を変動表示させる特別擬似図柄変動領域62が形成されている。また、メイン演出表示装置60の正面視にて略中央には、第2特別擬似図柄(演出図柄、以下同様)を変動表示させる第2特別擬似図柄変動領域64が形成されている。なお、メイン演出表示装置60は、演出表示装置158(図4参照)の一実施形態である。
メイン演出表示装置60は、サブ制御基板96(図3参照)からの制御コマンドに基づいて表示制御される。メイン演出表示装置60の特別擬似図柄変動領域62には、左特別擬似図柄を変動表示する左特別擬似図柄表示領域62Aと、中央特別擬似図柄を変動表示する中央特別擬似図柄表示領域62Bと、右特別擬似図柄を表示する右特別擬似図柄表示領域62Cが、略横一列となる配置方向に沿って並んで形成されている。各特別擬似図柄表示領域62A、62B、62Cは、これらの表示領域の配置方向と略直交する方向(上下方向)に図柄変動方向が設定されており、その方向に複数の特別擬似図柄が順次表示されていく。この各特別擬似図柄表示領域62A、62B、62Cにおける各特別擬似図柄の変動表示の制御は、サブ制御基板96(図3参照)からの制御コマンドに基づいて行われる。
また、メイン演出表示装置60の第2特別擬似図柄変動領域64には、左第2特別擬似図柄を変動表示する左第2特別擬似図柄表示領域64Aと、中央第2特別擬似図柄を変動表示する中央第2特別擬似図柄表示領域64Bと、右第2特別擬似図柄を表示する右第2特別擬似図柄表示領域64Cが、略横一列となる配置方向に沿って並んで形成されている。各第2特別擬似図柄表示領域64A、64B、64Cは、これらの表示領域の配置方向と略直交する方向(上下方向)に図柄変動方向が設定されており、その方向に複数の第2特別擬似図柄が順次表示されていく。この各第2特別擬似図柄表示領域64A、64B、64Cにおける各第2特別擬似図柄の変動表示の制御は、サブ制御基板96(図3参照)からの制御コマンドに基づいて行われる。
また、遊技盤24のメイン演出表示装置60の上方の位置には、液晶のサブ演出表示装置66が配置されている。このサブ演出表示装置66には、普通擬似図柄を変動表示させる普通擬似図柄変動領域68が形成されている。この普通擬似図柄表示領域68における普通擬似図柄の変動表示の制御は、サブ制御基板96(図3参照)からの制御コマンドに基づいて行われる。なお、サブ演出表示装置66は、演出表示装置158(図4参照)の一実施形態である。
また、遊技盤24のメイン演出表示装置60の正面視にて右側の位置には、主制御基板92(図3参照)からの制御コマンドに基づいて本図柄(特別図柄の本図柄(特別本図柄)及び普通図柄の本図柄(普通本図柄))を表示制御する7セグ表示基板70が配置されている。この7セグ表示基板70は、図柄表示装置116(図3参照)の一実施形態である。7セグ表示基板70は、特別本図柄を表示する7セグメント表示器72と、4個の普通図柄保留表示LED74と、4個の特別図柄保留表示LED76と、普通本図柄を表示する2個の普通図柄表示LED78と、を備えている。
また、遊技盤24のメイン演出表示装置60の正面視にて左側の位置には、普通図柄作動ゲート80が配置されている。この普通図柄作動ゲート80の内部には、ゲートスイッチ106(図3参照)が配設されている。これにより、遊技球が普通図柄作動ゲート80を通過すると、ゲートスイッチ106が作動して7セグ表示基板70の普通図柄表示LED78が変動表示される。
上述した各普通図柄保留表示LED74及び各特別図柄保留表示LED76は、4個の丸形の赤色LEDで構成されており、7セグメント表示器72の左右両側に近接して配置されている。各普通図柄保留表示LED74は、普通図柄作動ゲート80を通過した遊技球の数が4個まで普通図柄の保留可能とし、通過ごとに順次点灯しシフト表示するものである。また、各普通図柄保留表示LED74では、普通図柄表示LED78の変動表示が開始するたびに未始動回数が消化され、1個の普通図柄保留表示LED74が消灯される。また、2個の普通図柄表示LED78が予め定められた当り図柄で停止表示されると、普通図柄当りが発生し、後述の第2始動口84が開放状態となる。なお、普通図柄表示LED74にて表示される普通本図柄と、サブ演出表示装置66にて表示される普通擬似図柄とは、同一の遊技結果(抽選結果)を示すものである。
また、各特別図柄保留表示LED76は、第1始動口82又は第2始動口84に入球した遊技球の数も4個まで特別図柄の保留可能とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものである。7セグメント表示器72の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の特別図柄保留表示LED76は消灯される。ここで、7セグメント表示器72に予め定められた大当り図柄が停止表示されると大当りが発生し、ラウンド数が進むに従い後述の各大入賞口88、86が順次、開放状態となる。なお、7セグメント表示器72にて表示される特別本図柄と、メイン演出表示装置60にて表示される特別擬似図柄とは、同一の遊技結果(抽選結果)を示すものである。
また、遊技盤24のメイン演出表示装置60の下方の位置には、第1始動口82が配置されている。この第1始動口82は、幅寸法が約20mmの箱状のもので常時開放している。この第1始動口82に遊技球が入球すると、特別図柄抽選処理が開始される。
また、遊技盤24の第1始動口82の下方の位置には、第2始動口84が配置されている。この第2始動口84は、幅寸法が約50mmであり、遊技者側に向かって開放動作する普通電動役物である。この第2始動口84に遊技球が入球すると、特別図柄抽選処理が開始される。なお、第2始動口84の開閉動作は普通電動役物ソレノイド112(図3参照)により行われ、第2始動口84に入球した遊技球は始動口スイッチ102(図3参照)の起動によりカウントスイッチ108(図3参照)によりカウントされる。
また、第2始動口84は、遊技者側に向かって開放動作する普通電動役物に限られるものではなく、一対の翼片部が左右に開閉動作する所謂チューリップ式のものでもよい。この構成では、翼片部の開閉動作は普通電動役物ソレノイド112(図3参照)により実行される。
また、遊技盤24の第2始動口84の下方の位置には、第2大入賞口86が配置されている。この第2大入賞口86は、幅寸法が約60mmであり、遊技者側に向かって開放動作する特別電動役物である。この第2大入賞口86は、例えば、大当り遊技(確変大当り遊技又は通常大当り遊技)が発生して所定のラウンド数(15ラウンドの大当り遊技の場合には8ラウンドから15ラウンドまでの間)だけ開閉動作を行う。また、第2大入賞口86の開閉動作中(15ラウンドの大当り遊技の場合には8ラウンドから15ラウンドまでの間)は、後述の第1大入賞口88の開閉動作は行われない。なお、第2大入賞口86の開閉動作は大入賞口ソレノイド114(図3参照)により行われ、第2大入賞口86に入球した大入賞口スイッチ104(図3参照)により起動したカウントスイッチ108(図3参照)によりカウントされる。
また、遊技盤24の第2大入賞口86の下方の位置には、第1大入賞口88が配置されている。この第1大入賞口88は、幅寸法が約70mmであり、遊技者側に向かって開放動作する特別電動役物である。この第1大入賞口88は、例えば、大当り遊技(確変大当り遊技又は通常大当り遊技)が発生して所定のラウンド数(15ラウンドの大当り遊技の場合には1ラウンドから7ラウンドまでの間)だけ開閉動作を行う。また、第1大入賞口88の開閉動作中(15ラウンドの大当り遊技の場合には1ラウンドから7ラウンドまでの間)は、上述の第2大入賞口86の開閉動作は行われない。なお、第1大入賞口88の開閉動作は大入賞口ソレノイド114(図3参照)により行われ、第1大入賞口88に入球した遊技球は大入賞口スイッチ104(図3参照)により起動したカウントスイッチ108(図3参照)によりカウントされる。
以上のように、本実施形態のパチンコ機10の遊技盤24では、メイン演出表示装置60の左側に普通図柄作動ゲート80が配置されており、右側に7セグ表示基板70が配置されている。また、遊技盤24のメイン演出表示装置60の下方には、下方から第1大入賞口88、第2大入賞口86、第2始動口84、第1始動口82がこの順番にそれぞれ配置されている。また、遊技者側に開いて開放するという動作の点で、第1大入賞口88、第2大入賞口86及び第2始動口84の開閉動作は略同一となる。
次に、パチンコ機10を構成する電子制御装置90について説明する。
図3乃至図5に示すように、電子制御装置90は、主制御基板92と、払出制御基板94と、サブ制御基板96と、発射制御基板98と、を備えている。
主制御基板92は、CPU92Aと、ROM92Bと、を備えている。また、主制御基板92は、中継端子板100を介して、始動口スイッチ102と、大入賞口スイッチ104と、ゲートスイッチ106と、カウントスイッチ108と、にそれぞれ電気的に接続されている。また、主制御基板92は、中継端子板110を介して、普通電動役物ソレノイド112と、大入賞口ソレノイド114と、図柄表示装置116と、にそれぞれ電気的に接続されている。
また、主制御基板92のCPU92Aは、ROM92Bに記憶されたデータに基づいて、普通電動役物ソレノイド112、大入賞口ソレノイド114、図柄表示装置116及びサブ制御基板96をそれぞれ制御する。また、主制御基板92のCPU92Aは、遊技全体を司り主として当否判定(例えば、普通図柄抽選処理、特別図柄抽選処理)などの遊技状態を判断するものであり、この判断した遊技状態に沿った遊技環境を実現させるようにサブ制御基板96及び払出制御基板94を直接的に制御する。また、主制御基板92のCPU92Aは、演出表示基板118、アンプ基板120、装飾駆動基板122及び演出ボタン基板124をサブ制御基板96を介して間接的に制御する。
ここで、主制御基板92のROM92Bには、大当り遊技に突入した場合に、大当り遊技を構成する1ラウンドから7ラウンドの間だけ、第1大入賞口88を開閉させるためのプログラムが記憶されている。また、主制御基板92のROM92Bには、大当り遊技に突入した場合に、大当り遊技を構成する8ラウンドから15ラウンドの間だけ、第2大入賞口86を開閉させるためのプログラムが記憶されている。このROM92Bに記憶されたプログラムに基づいて、第1大入賞口88及び第2大入賞口86の開閉がCPU92Aにより制御される。
ここで、主制御基板92のROM92Bには、大当り遊技の終了後には、特別図柄が所定の回数(例えば10回)だけ変動するまでの間、確変遊技状態に移行するためのプログラムが記憶されている。主制御基板92のCPU92Aは、このROM92Bに記憶されているプログラムに基づいて各部を制御する。このため、大当り遊技の終了後には、常に確変遊技状態に移行し、特別図柄の変動が10回継続する(10回の回数切り)。なお、本実施形態では、大当り遊技中は15ラウンドで合計2250球(15個賞球×15ラウンド×10球)が賞球される。また、確変遊技状態における特別図柄抽選処理の当選確率は1/30であり、通常遊技時(大当り遊技時及び確変遊技時以外の遊技時)における特別図柄抽選処理の当選確率は1/300である。また、確変遊技状態の終了後、時短遊技は100回まで実行可能と設定されている。
また、主制御基板92のROM92Bには、特別図柄抽選処理が確変遊技状態中であるか、または時短遊技中において、普通図柄抽選処理が当る確率が通常遊技時の確率よりも高確率に確率変動するためのプログラムが記憶されている。このプログラムに基づいて、普通図柄抽選処理が当る確率がCPU92Aにより制御される。すなわち、普通図柄に確変機能を持たせて、特別図柄抽選処理が確変遊技状態中であるか、または時短遊技中は普通図柄の確変遊技状態に移行するように制御する。例えば一形態として、通常確率時において普通図柄の変動時間が約0.5秒から約1.0秒であり、普通図柄抽選処理における当選確率が1/100であり、第2始動口84の開放時間が約1.0秒であれば、確率変動中では、普通図柄の変動時間が約1.0秒であり、普通図柄抽選処理における当選確率が44/45であり、第2始動口84の開放時間が5.5秒で1回開放するように、設定される。このため、大当り遊技終了後に普通電動役物である第2始動口84がすぐに開閉を開始する。したがって、第2始動口84に遊技球が次々と入球するため、特別図柄の保留が途切れることなく大当りの当否抽選が行われる。そして、特別図柄の抽選が所定回数(例:10回)に達するまで、遊技者が見る第2特別擬似図柄変動領域64では、大当り中の最終ラウンドの表示とエンディング画面の演出が行われている。この特別図柄の所定回数の抽選で確変大当りに当選した場合は、エンディング画面の表示をやめ、通常の図柄変動表示とし、リーチからスーパーリーチに発展させ、「777」等の確変大当り図柄で大当り表示をする。これにより、大当り遊技が1ゲームで連荘したかの印象を与え易くなる。
払出制御基板94は、中継端子板126を介して、ガラス枠スイッチ128と、外部タンクスイッチ130と、タンクスイッチ132と、にそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板94は、中継端子板134を介して、エラーLED136に電気的に接続されている。また、払出制御基板94は、下皿満タンスイッチ138に電気的に接続されている。また、払出制御基板94は、中継端子板140を介して、球貸表示基板142と、球貸装置144と、にそれぞれ電気的に接続されている。なお、球貸表示基板142には、球貸スイッチ146と、返却スイッチ148と、がそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板94は、中継端子板150を介して、払出モータ152と払出スイッチ154とにそれぞれ電気的に接続されている。さらに、払出制御基板94は、発射制御基板98にそれぞれ電気的に接続されている。
図4に示すように、サブ制御基板96は、演出表示基板118と、アンプ基板120と、装飾駆動基板122と、演出ボタン基板124と、にそれぞれ電気的に接続されている。
ここで、サブ制御基板96は、CPU96AとROM96Bを備えている。このROM96Bには、大当り遊技の終了後から特別図柄の変動が所定回数(例:10回)実行されるまでの確変遊技状態の間、演出表示ROM156に記憶された第2特別擬似図柄を第2特別擬似図柄変動領域64で変動表示させるためのプログラムが記憶されている。また、サブ制御基板96のCPU96Aは、ROM96Bに記憶されているプログラムに基づいた第2特別擬似図柄に関する演出表示制御コマンドを演出表示基板118に送信する。
また、図4に示すように、演出表示基板118は、CPU118Aを備えている。また、演出表示基板118は、演出表示装置158と演出表示ROM156にそれぞれ電気的に接続されている。この演出表示ROM156には、演出表示装置158に変動表示される特別擬似図柄及び第2特別擬似図柄のデータが記憶されている。
具体的には、演出表示ROM156には、7セグメント表示器72にて変動表示される特別本図柄と同一の遊技結果を示す特別擬似図柄のデータが記憶されている。また、演出表示ROM156には、通常遊技時において特別本図柄及び特別擬似図柄と連動し特別遊技(大当り遊技)の終了後から特別図柄が所定回数(例:10回)だけ変動するまでの確変遊技状態の間、特別本図柄及び特別擬似図柄との連動が解除され特別遊技中であることを示す第2特別擬似図柄のデータが記憶されている。また、演出表示ROM156には、サブ演出表示装置66に変動表示される普通擬似図柄のデータが記憶されている。また、演出表示ROM156に記憶された特別擬似図柄、第2特別擬似図柄及び普通擬似図柄の表示制御は、サブ制御基板96からの演出表示制御コマンドと演出表示ROM156に記憶された図柄データとに基づいて、演出表示基板118のCPU118Aにより実行される。
また、図4に示すように、アンプ基板120には、所定の効果音を出力する各種スピーカ42、56が電気的に接続されている。また、装飾駆動基板122には、各種LED・ランプ32A、32B、34A、34B、36、38、40が電気的に接続されている。さらに、演出ボタン基板124には、操作スイッチ44が電気的に接続されている。
また、図5に示すように、発射制御基板98は、発射駆動基板160を介して、発射モータ162と、発射停止スイッチ52と、タッチスイッチ164にそれぞれ電気的に接続されている。また、発射制御基板98は、球送りソレノイド166に電気的に接続されている。
次に、第1実施形態の遊技機の作用について、図6に示すフローチャートに基づいて詳細に説明する。
図6に示すように、第1始動口82や第2始動口84に遊技球が入球すると、特別図柄抽選処理が開始される(S10)。特別図柄抽選処理では、7セグメント表示器72において特別本図柄が変動表示され、メイン演出表示装置60の特別擬似図柄変動領域62において特別擬似図柄が変動表示される。特別本図柄が所定の図柄が変動停止し、リーチ状態を経由して、特別擬似図柄が「7、7、7」や「6、6、6」などの3桁同一図柄で揃って変動停止すると、特別図柄抽選処理が大当りとなる(S12)。なお、リーチ状態の場合には、図7(A)に示すように、第2特別擬似図柄表示領域64では、リーチ状態を示す第2特別擬似図柄が表示される。また、特別図柄抽選処理が大当りになると、図7(B)に示すように、第2特別擬似図柄表示領域64では、大当りを示す第2特別擬似図柄が表示される。
ここで、第1実施形態のパチンコ機10では、大当りとして1種類のものが予め設定されている。具体的には、「7、7、7」「8、8、8」などの同一の奇数数字または偶数数字の特別擬似図柄が3桁揃うことにより大当りである。大当りは、比較的多くのラウンド数(例えば15ラウンド)を有し、各大入賞口86、88の開放時間が1ラウンド約26秒間である大当りである。このため、賞球数が比較的多くなる。また、大当りの後は、大当りに移行する確率が、通常遊技状態と比べ予め定められた高確率となるとともに、規定回数(例えば、10回)の特別図柄の変動表示が行われるまでの間、特別本図柄、特別擬似図柄、普通本図柄及び普通擬似図柄の変動時間が短縮され、かつ第2始動口84の開放延長機能が作動する確率変動状態になる。そして、特別図柄の確率変動状態が、規定回数(例えば、10回)終了した後は、時短遊技状態となる。時短遊技状態では、規定回数(例えば、100回)の特別図柄の変動表示が行われる間、特別本図柄、特別擬似図柄、普通本図柄及び普通擬似図柄の変動時間が短縮され、かつ第2始動口84の開放延長機能が作動する。
特別図柄抽選処理が大当りとなると、例えば15ラウンドの大当りの場合には、最初の1ラウンドから7ラウンドまでは、第1大入賞口88が開閉する(S14)。この間、第2大入賞口86は閉じられた状態である。なお、このとき、図7(C)及び(D)に示すように、第2特別擬似図柄表示領域64では、各ラウンドに対応した第2特別擬似図柄が表示される。そして、次の8ラウンドから15ラウンドまでは、第2大入賞口86が開閉する(S16)。この間、第1大入賞口88は閉じられた状態である。なお、このときも同様に、図7(E)及び(F)に示すように、第2特別擬似図柄表示領域64では、各ラウンドに対応した第2特別擬似図柄が表示される。
なお、遊技球が普通図柄作動ゲート80を通過しない場合でも、第1始動口82に入球した場合には、普通図柄抽選処理を経ずに、上記特別図柄抽選処理が直ちに開始される(S10)。
次に、大当り遊技が終了すると(S18)、特別図柄の変動が所定回数(例えば10回)実行され、この間、確変遊技状態が継続される(S20)。
この確変遊技状態が実行されているときに、第2特別擬似図柄変動領域64では、大当り遊技を示唆する第2特別擬似図柄が表示される(S22)。すなわち、大当り遊技の最終ラウンドである15ラウンドを示す第2特別擬似図柄が所定の時間だけ表示される(図8(G)参照)。そして、大当り遊技の演出(図8(G)の演出)が終了すると、特別図柄の変動が終了するまでの残り時間の間、第2特別擬似図柄表示領域64では、エンディングの表示画面(例えば、企業名の表示である「笑顔のためにタイヨーエレック」)が第2特別擬似図柄として表示される(S24、図8(H)参照)。なお、この第2特別擬似図柄の変動表示は、上述したように、演出表示基板118のCPU118Aにより制御される。
この第2特別擬似図柄は、特別擬似図柄とは異なる図柄であり、通常遊技時は大当りであるか否かを遊技者はこの第2特別擬似図柄を見て判断することになる。つまり、「777」、「444」等のゾロメであれば大当り、「758」のようにバラケ目であれば、ハズレと認識する。しかし、上述したように、大当り終了後の所定回数の確変遊技状態では、第2特別擬似図柄領域64には、最終ラウンドの演出、及び、エンディングの表示画面(例えば、企業名の表示、笑顔のためにタイヨーエレック)が表示される。
そして、かりに特別図柄が大当りに当選した場合には、エンディング画面の表示をやめ、通常遊技時にみせる図柄の変動開始から、リーチ、スーパーリーチなどに発展し、大当りしたことが表示される。
なお、所定回数の特別図柄の抽選をしてすべてハズレだった場合には、第2特別擬似図柄領域64では、第2特別擬似図柄が変動を開始しその当否結果が表示される。
また、第2大入賞口86が第1大入賞口88の上方に位置し、第2始動口84が第2大入賞口86の上方に位置して、第1大入賞口88と第2大入賞口86と第2始動口84が縦方向に並んで設けられており、大当り遊技が開始すると、最も下方に位置する第1大入賞口88が所定のラウンド数だけ開閉し、次に第2大入賞口86が開閉し、次に第2始動口84が開閉することになる。この一連の開閉動作を遊技者が見ることにより、遊技者は第2始動口84を大当り遊技中に開閉動作を行う大入賞口と錯覚する。そのため、遊技者は、第2始動口84が頻繁に開閉しても特別遊技(大当り遊技)が終了して第2始動口84の開放延長機能が作動したのではなく、あたかも大入賞口が開閉して特別遊技中(大当り遊技中)であると錯覚する。こうして遊技者が、特別遊技中であると錯覚している間に確変遊技状態において特別図柄抽選処理を所定回数行い、当選すれば、そこで初めて、特別擬似図柄で特別遊技に当選した表示をする。遊技者は特別遊技の終了後にすぐに連荘したかと錯覚し、遊技者の遊技に対する興奮度及び期待度を向上・維持させることができる。
特に、第1大入賞口88である第1特別電動役物と第2大入賞口86である第2特別電動役物と第2始動口84である普通電動役物は、開閉動作において遊技者側に向かって開くように構成されているため、普通電動役物の開閉動作を第1特別電動役物又は第2特別電動役物の開閉動作と同一動作にすることができる。これにより、普通電動役物が開閉動作したときに、これを見た遊技者は大入賞口が開閉していると思い、特別遊技中であると錯覚する。こうして遊技者が、特別遊技中であると錯覚している間に確変遊技状態において特別図柄抽選処理を所定回数行い、もし、特別遊技に当選すれば、そこで初めて、演出図柄で特別遊技に当選した表示をする。遊技者は特別遊技の終了後にすぐに連荘したかと錯覚し、遊技者の遊技に対する興奮度及び期待度を向上・維持させることができる。
また、普通図柄抽選処理が当る確率は、特別図柄抽選処理が確変遊技状態中であるか、または時短遊技中に、通常遊技時の確率よりも高確率に確率変動されるため、遊技球をほとんど減らすことなく、普通電動役物を開閉動作させることができる。この結果、遊技者の持ち球を減らすことなく、特別遊技の成立を期待できる。すなわち、特別擬似図柄がある特定の組合せ(例えば、777)になることにより第1大入賞口88が開放し、普通本図柄がある特定の組合せになることにより第2始動口84が開放する。通常遊技時では普通図柄が例えば約28秒だけ変動するが、特別図柄抽選処理が確変遊技状態中であるか、または時短遊技になると、普通図柄が例えば1.5秒(から最大でも5.5秒)になる。また、第2始動口84の開放時間は通常時において約0.2秒程度であるが、特別図柄抽選処理が確変遊技状態中であるか、または時短遊技時には約6秒程度(5.5秒×1回開き)に延長される。このとき、第2始動口84に入賞すると賞球(例えば、3球)が払出されるとともに、第1始動口82に入賞した場合と同じく特別図柄も変動する状態となる。以上のように、特別図柄抽選処理が確変遊技状態中であるか、または時短遊技時には、普通図柄抽選処理が当る確率が通常遊技時の確率よりも高確率に確率変動されるため、特別遊技の終了直後から普通電動役物が開閉し、遊技球が入球し始動回数を増やすことができる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の模式図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置の一部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成するサブ制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成する発射制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の作用を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の第2特別擬似図柄変動領域で表示される第2特別擬似図柄の表示態様の前半の変化を示した図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の第2特別擬似図柄変動領域で表示される第2特別擬似図柄の表示態様の後半の変化を示した図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
24 遊技盤(盤面)
60 メイン演出表示装置(演出表示部)
62 特別擬似図柄変動領域(第1変動表示領域)
64 第2特別擬似図柄変動領域(第2変動表示領域)
80 普通図柄作動ゲート(始動ゲート)
84 第2始動口(普通電動役物)
86 第2大入賞口(第2特別電動役物)
88 第1大入賞口(第1特別電動役物)
92A CPU(第1制御部)
96A CPU(第2制御部)
156 演出表示ROM(記憶部)

Claims (2)

  1. 遊技球が通過することにより普通図柄の当否抽選を行う普通図柄抽選処理が実行される始動ゲートと、
    前記普通図柄抽選処理が当りの場合に開閉動作を行い、入球により特別図柄の当否抽選を行い通常遊技時の当選確率よりも高確率に確率変動される確変遊技状態を有する特別図柄抽選処理が実行される普通電動役物と、
    前記普通図柄抽選処理及び前記特別図柄抽選処理を実行するとともに、特別遊技が終了した後は前記特別図柄が所定の回数だけ変動する間、前記確変遊技状態に移行する第1制御部と、
    前記特別図柄抽選処理が当りの場合に前記特別遊技に突入し、前記特別遊技を構成するラウンド数の中で第1ラウンドから所定のラウンド数まで開閉動作を行う第1特別電動役物と、
    前記所定のラウンド数から前記特別遊技を構成する残りのラウンド数まで開閉動作を行う第2特別電動役物と、
    特別本図柄とともに前記特別図柄を構成し前記特別本図柄と連動する特別擬似図柄を変動表示させる第1変動表示領域と、通常遊技時において前記特別本図柄及び前記特別擬似図柄と連動し前記特別遊技の終了後から前記特別図柄が所定の回数だけ変動するまでの間、前記特別本図柄及び前記特別擬似図柄との連動が解除され前記特別遊技中であることを示す演出図柄を変動表示させる第2変動表示領域と、がそれぞれ形成された演出表示部と、
    前記演出図柄の内容を記憶する記憶部と、
    前記特別遊技の終了後から前記特別図柄が所定の回数だけ変動するまでの間、前記第2変動表示領域において前記記憶部に記憶された前記演出図柄を変動表示させる第2制御部と、
    を含んで構成され、
    前記第2特別電動役物は前記第1特別電動役物の上方に位置し、前記普通電動役物は前記第2特別電動役物の上方に位置し、前記第1特別電動役物と前記第2特別電動役物と前記普通電動役物が縦方向に並んで設けられ、
    前記第1特別電動役物と前記第2特別電動役物と前記普通電動役物は、開閉動作において遊技者側に向かって開くように構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記普通図柄抽選処理が当る確率は、前記特別図柄抽選処理が確変遊技状態中であるか、または時短遊技中に、通常遊技時の確率よりも高確率に確率変動されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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