JP2001204914A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2001204914A
JP2001204914A JP2000021996A JP2000021996A JP2001204914A JP 2001204914 A JP2001204914 A JP 2001204914A JP 2000021996 A JP2000021996 A JP 2000021996A JP 2000021996 A JP2000021996 A JP 2000021996A JP 2001204914 A JP2001204914 A JP 2001204914A
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Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別図柄表示装置の大型化に容易に対応する
ことができるパチンコ機を提供する。 【解決手段】 入賞球誘導部材47の前面側に形成され
る第2始動口38の前側に第2開閉扉37を載せると共
に、この第2始動口38の下側に形成される大入賞口4
0の前側に第1開閉扉39を載せて、各ソレノイド5
3、54を各開閉扉37、39に接続すると共に、取付
板46の開口部48を各開閉扉37、39に嵌め入れ
て、該取付板46を入賞球誘導部材47にビス止めする
ことによって、各開閉扉37、39が上方に開放可能な
扉構造として設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉扉を備えた大
入賞口の周辺部に開閉扉を備えた入賞口が設けられるパ
チンコ機に関し、特に、入賞口の開閉扉を大入賞口の開
閉扉に近接させてほぼ連続する面を形成するように配置
すると共に、この両開閉扉を特別入賞装置の略中央部に
設けることにより、該大入賞口と入賞口が配設される特
別入賞装置の上下寸法を小型化することができて、特別
図柄表示装置の大型化に容易に対応することができるパ
チンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、開閉扉を備えた大入賞口の周
辺部に開閉扉を備えた入賞口を設けたパチンコ機が種々
提案されている。例えば、特開平9−239113号公
報に記載されたパチンコゲーム機では、広い間口幅の開
口部に係設された第1開閉扉と、前記第1開閉扉より狭
い開口幅の開口部に係設された第2開閉扉と、所定の通
過口の通過によって図柄変換が開始する可変表示器と、
前記第2開閉扉が係設された開口部への入賞によって変
換表示の変動を開始する可変表示装置とを有し、前記可
変表示装置の所定状態の達成によって前記第1開閉扉が
開放し、前記可変表示器の所定状態の達成によって前記
第2開閉扉が開放するパチンコゲーム機において、前記
第2開閉扉が、上方に開口する開閉扉であって、前記第
1開閉扉の直上に配設されるように構成されている。
【0003】これにより、前記可変表示器の所定状態の
達成によって前記第2開閉扉が開放され、前記可変表示
装置の所定状態の達成によって前記第1開閉扉が開放さ
れるが、第1及び第2開閉扉が同時に開放される場合で
も、第2開閉扉が第1開閉扉の直上に位置するため、開
閉幅の広い第1開閉扉の開放によって第2開閉扉の開口
部への入賞が妨げられるといったことはなく、また、第
2開閉扉によって第1開閉扉の開口部への入賞も大きく
妨げられるといった不都合も生じることはなく、遊技者
は高い興趣をもって遊技することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平9−239113号公報に記載されたパチンコ
ゲーム機においては、第2開閉扉が前記第1開閉扉の直
上に配設されるため、該第2開閉扉の下端から第1開閉
扉の上端までの間に所定の距離を設ける必要がある。こ
のため、変動入賞装置10の中央部の高さ寸法が大きく
なり、大型の可変表示装置(例えば、10インチLCD
等)を取り付けた場合に、この可変表示装置の下側に始
動口7を設けることが困難になるという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、入賞口の開閉扉を大入
賞口の開閉扉に近接させてほぼ連続する面を形成するよ
うに配置すると共に、この両開閉扉を特別入賞装置の略
中央部に設けることにより、該大入賞口と入賞口が配設
される特別入賞装置の上下寸法を小型化することができ
て、特別図柄表示装置の大型化に容易に対応することが
できるパチンコ機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るパチンコ機は、遊技領域に設けられて変
動図柄を表示する特別図柄表示装置と、大入賞口と、前
記大入賞口の開口部に設けられて上方に開口される扉構
造を有する第1開閉扉とを備え、前記変動図柄が変動後
所定の態様で停止すると前記第1開閉扉が所定回数開放
されて遊技者に有利な遊技状態が発生するパチンコ機に
おいて、前記大入賞口に併設される入賞口と、前記入賞
口の開口部に設けられて上方に開口される扉構造を有す
る第2開閉扉とを備え、前記第1開閉扉と第2開閉扉と
が閉じた場合には、該第1開閉扉の前面と第2開閉扉の
前面とがほぼ連続する面を形成することを特徴とする。
【0007】このような特徴を有する請求項1に係るパ
チンコ機においては、変動図柄が変動後所定の態様で停
止すると、上方に開口される扉構造を有する第1開閉扉
が所定回数開放されて大入賞口が開放され、遊技者に有
利な遊技状態が発生する。また、上方に開口される扉構
造を有する第2開閉扉が開放されて入賞可能となる入賞
口が大入賞口に併設されている。そして、この第1開閉
扉と第2開閉扉とが閉じた場合には、該第1開閉扉の前
面と第2開閉扉の前面とがほぼ連続する面を形成する。
これにより、第1開閉扉と第2開閉扉とが閉じた場合
に、第2開閉扉が第1開閉扉とほぼ連続する面を形成す
るように設けられ、第2開閉扉と第1開閉扉との間に所
定の距離を設けることなく、この第1開閉扉と第2開閉
扉とを近接させることができるため、第1開閉扉と第2
開閉扉とによって形成される連続面の上下寸法を小型化
することができて、特別図柄表示装置の大型化に容易に
対応することができる。
【0008】また、請求項2に係るパチンコ機は、請求
項1に記載のパチンコ機において、前記特別図柄表示装
置の下方に配設される特別入賞装置を備え、前記第1開
閉扉と第2開閉扉とは、前記特別入賞装置の前面部に設
けられることを特徴とする。
【0009】このような特徴を有する請求項2に係るパ
チンコ機では、請求項1に記載のパチンコ機において、
前記第1開閉扉と第2開閉扉とは、前記特別図柄表示装
置の下方に配設される特別入賞装置の前面部に設けられ
る。これにより、第1開閉扉と第2開閉扉とは、特別入
賞装置の前面部に設けられるため、一体型として構成す
ることができ、パチンコ機の遊技盤への取り付け作業の
簡略化を図ることができる。
【0010】また、請求項3に係るパチンコ機は、請求
項2に記載のパチンコ機において、前記第1開閉扉と第
2開閉扉とは、前記前面部の略中央部に設けられること
を特徴とする。
【0011】このような特徴を有する請求項3に係るパ
チンコ機では、請求項2に記載のパチンコ機において、
前記第1開閉扉と第2開閉扉とは、前記前面部の略中央
部に設けられるため、特別入賞装置の中央部の上下高さ
寸法の小型化を図ることができ、特別図柄表示装置の大
型化に更に容易に対応することができる。
【0012】また、請求項4に係るパチンコ機は、請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ機におい
て、前記第2開閉扉は、前記第1開閉扉の上側に設けら
れることを特徴とする。
【0013】このような特徴を有する請求項4に係るパ
チンコ機では、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
のパチンコ機において、前記第2開閉扉は、前記第1開
閉扉の上側に設けられるため、特別遊技状態が発生して
第1開閉扉が開放された場合にも、第2開閉扉の開口部
への入賞が妨げられず、遊技者の第2開閉扉の開放への
興味を強く引きつけることができ、興趣を増大させるこ
とができる。
【0014】また、請求項5に係るパチンコ機は、請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ機におい
て、前記第2開閉扉は、前記第1開閉扉の下側に設けら
れることを特徴とする。
【0015】このような特徴を有する請求項5に係るパ
チンコ機では、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
のパチンコ機において、前記第2開閉扉は、前記第1開
閉扉の下側に設けられるため、特別遊技状態が発生して
第1開閉扉が開放された場合には、第2開閉扉の開口部
への入賞が妨げられ、該第1開閉扉と第2開閉扉とが同
時に開放されても特別遊技状態における賞球払い出しに
おける賞球個数の管理を容易に行うことができる。
【0016】また、請求項6に係るパチンコ機は、請求
項1乃至請求項5のいずれかに記載のパチンコ機におい
て、普通図柄を表示する普通図柄表示手段を備え、前記
普通図柄が変動後所定の表示態様で停止した場合には、
前記第2開閉扉が所定回数開放されることを特徴とす
る。
【0017】このような特徴を有する請求項6に係るパ
チンコ機では、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
のパチンコ機において、普通図柄が普通図柄表示手段を
介して変動後所定の表示態様で停止した場合には、前記
第2開閉扉が所定回数開放される。これにより、遊技者
は変動図柄の変動だけでなく普通図柄の変動によっても
遊技者に有利な状態が発生する可能性があるため、第2
開閉扉の開放に対して遊技者の興味を強く引きつけるこ
とができ、興趣を増大させることができる。
【0018】また、請求項7に係るパチンコ機は、請求
項6に記載のパチンコ機において、前記普通図柄表示手
段は、普通図柄を前記特別図柄表示装置に表示すること
を特徴とする。
【0019】このような特徴を有する請求項7に係るパ
チンコ機では、請求項6に記載のパチンコ機において、
前記普通図柄表示手段は、普通図柄を前記特別図柄表示
装置に表示するため、普通図柄の表示のために独立した
表示装置を別に設ける必要がなくなり、パチンコ遊技機
の部品点数の削減化、及び組立工数の削減化を図ること
ができる。
【0020】更に、請求項8に係るパチンコ機は、請求
項1乃至請求項7のいずれかに記載のパチンコ機におい
て、前記入賞口への入賞を検出する入賞検出手段を備
え、前記入賞検出手段によりパチンコ球の入賞が検出さ
れた場合には、前記変動図柄が変動することを特徴とす
る。
【0021】このような特徴を有する請求項8に係るパ
チンコ機では、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
のパチンコ機において、前記入賞検出手段によりパチン
コ球の前記入賞口への入賞が検出された場合には、前記
変動図柄が変動する。これにより、第2開閉扉が開放す
ることによって入賞口へ入賞した場合には、前記変動図
柄が変動するため、遊技者の第2開閉扉の開放への興味
を更に強く引きつけることができ、興趣をより増大させ
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ機に
ついて、具体化した第1及び第2実施の形態を図面を参
照して詳細に説明する。先ず、第1実施形態に係るパチ
ンコ機の全体構成について図1及び図2に基づき説明す
る。図1は第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した
正面図である。図2は第1実施形態に係るパチンコ機の
遊技領域を示した正面図である。
【0023】図1において、パチンコ機1は、いわゆる
第一種パチンコ機である。パチンコ機1は、後述する入
賞口、特別図柄表示装置、電動役物及び、ゲート等の各
種構造物が遊技盤2上に配設されている。その遊技盤2
の下には、賞球払出装置73(図7参照)を介して払い
出される賞球を受ける上皿3がスピーカ3Aを内蔵して
プレート4に配設されている。そして、その上皿3の下
には、下皿5が配設される。また、上皿3に連通する不
図示の球送り機構を介して上皿3のパチンコ球が操作ハ
ンドル6に連結された不図示の発射装置へ送られるよう
構成されている。また、遊技盤2の裏面には特別図柄表
示装置や後述する賞球の払い出しに係る制御等を行う主
基板71及び賞球制御基板72等(図7参照)が設けら
れている。また、遊技盤2の両肩部には、賞球及び球切
れ表示ランプ10、10が設けられている。
【0024】一方、遊技盤2の前側は、鋼板やステンレ
ス等の金属製のガラス扉9により被覆されており、この
ガラス扉9は、枠体の前側にヒンジ部材等を介して開閉
自在に取り付けられている内枠に開閉自在に取り付けら
れている。また、ガラス扉9には開口部を有する鋼板や
ステンレス等の金属製のガラス保持枠がスポット溶接等
により固着されており、かかるガラス保持枠に装着され
た2枚のガラスを通して遊技領域を見ることができる。
また、ガラス扉9の上部には、遊技中のエラーを表示す
るエラー表示ランプ7や、「当たり」を表示する当たり
表示ランプ8、8が取り付けられている。
【0025】次に、図2において、パチンコ機1におけ
る遊技盤2上の遊技領域の構成について説明する。この
遊技領域11は、所定厚さの板材をなした遊技盤2上に
入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環
状のレール12が立設されて構成されている。このレー
ル12は、発射されたパチンコ球を遊技領域11内に案
内する重複して形成した案内路13を構成し、右肩部に
はレール12に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を
制限するための段差部14を有する。
【0026】遊技領域11のほぼ中央には、開口部が開
設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置18が
配設されている。特別図柄表示装置18には、液晶表示
器19が遊技盤2の裏面側から取り付けられている。こ
の液晶表示器19は、左、中、右に3つの変動図柄を表
示する液晶パネルであって、右下角部には、左右に2分
割された普通図柄を表示する普通図柄表示部20が構成
されている。そして、液晶表示器19の上側には、座っ
ている蛙のキャラクタの図柄が描かれている。一方、特
別図柄表示装置18の左右には飾り風車23、24が設
けられている。また、各飾り風車23、24と特別図柄
表示装置18の間には通常の風車25、26が設けら
れ、特別図柄表示装置18の両肩側には電飾ランプ付き
の風車27、28が設けられている。
【0027】また、特別図柄表示装置18の直下には、
第1始動口31が配設され、この第1始動口31の左右
には各ゲート32、33が配設されている。この第1始
動口31には、パチンコ球の入賞を検出する第1始動口
スイッチ31A(図7参照)が設けられ、パチンコ球の
入賞を検出することで液晶表示器19に表示されている
特別図柄が変動する。そして、特別図柄が変動中に第1
始動口31に入賞した場合には、入賞個数が4個まで主
基板71に設けられるRAM77の第1保留カウンタ7
7C(図7参照)に記憶されて変動確定回数として保留
される。そして、この第1保留カウンタ77Cに記憶さ
れているカウント値を表示する第1保留LED34が、
液晶表示器19の両肩部に各々2個ずつ配置されてい
る。
【0028】また、各ゲート32、33にはパチンコ球
の通過を検出するゲートスイッチ32A、33A(図7
参照)が備えられており、パチンコ球の通過を検出する
ことで普通図柄表示部20の普通図柄が変動する。そし
て、普通図柄が変動中に各ゲート32、33に通過した
場合には、通過個数が4個まで主基板71に設けられる
RAM77の第2保留カウンタ77D(図7参照)に記
憶されて変動確定回数として保留される。そして、この
第2保留カウンタ77Dに記憶されているカウント値を
表示する第2保留LED35が、液晶表示器19の上側
に左右水平方向に4個配置されている。
【0029】そして、第1始動口31、各ゲート32、
33の下側には、後述の横幅を持った上方に開口する第
2開閉扉37で前面部を覆われる第2始動口38、及び
後述の第2開閉扉37よりも横幅が広い上方に開口する
第1開閉扉39で前面部を覆われる大入賞口40が形成
された特別入賞装置41(図3、図4参照)が配設され
ている。また、第2始動口38には、パチンコ球の入賞
を検出する第2始動口スイッチ38A(図7参照)が設
けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器
19に表示されている特別図柄が変動する。そして、特
別図柄が変動中に第2始動口38に入賞した場合には、
入賞個数が4個まで主基板71に設けられるRAM77
の第1保留カウンタ77Cに記憶されて変動確定回数と
して保留される。
【0030】また、このような特別入賞装置41の両側
上方には電飾ランプが施された下入賞口42、43が配
設されて遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に連通され、こ
の下入賞口42、43への入賞を検出する下入賞口スイ
ッチ42A、43A(図7参照)が設けられている。ま
た、特別入賞装置41の直下にはレール12に沿ってア
ウト口44が開設されている。更に、レール12に囲ま
れたこのような遊技領域11には、前記各構成物ととも
に複数の釘(不図示)が打設されてパチンコ球の複雑な
流路を構成している。
【0031】次に、特別入賞装置41について図3及び
図4に基づいて説明する。図3は第1実施形態に係るパ
チンコ機1の特別入賞装置41を示す図で、(a)は上
面図、(b)は正面図である。図4は第1実施形態に係
るパチンコ機1の特別入賞装置41の各開閉扉37、3
9を開放した場合を示す斜視図である。図3及び図4に
示すように、特別入賞装置41は、遊技盤2の表面に取
付けられる取付板46と、該取付板46の裏面にビス止
め等により取付けられる入賞球誘導部材47とから構成
されている。この取付板46の略中央部には、各開閉扉
37、39が裏側から嵌め込まれる略山形の開口部48
が形成されている。また、この開口部48の左右両側に
は上面部に各入賞口49、50が形成された各突出部5
1、52が設けられている。さらに、この取付板46の
上端縁部及び下端縁部の両端角部には各取付孔46A、
46A、46A、46Aが形成されている。
【0032】また、入賞球誘導部材47は、前側に第2
始動口38及び大入賞口40が形成されると共に、該第
2始動口38、大入賞口40、及び各入賞口49、50
への入賞球を遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に案内する
案内部が形成されている。また、この案内部には、第2
始動口38への入賞を検出する第2始動口スイッチ38
A、大入賞口40への入賞をカウントするカウントスイ
ッチ40A、大入賞口40内のVゾーンへの入賞を検出
するVスイッチ40B(図7参照)、及び各入賞口4
9、50への入賞を検出する入賞口スイッチ49A、5
0A(図7参照)が設けられている。また、この入賞球
誘導部材47の前側の各突出部51、52に対向する位
置には、電飾ランプ(不図示)が前側に突き出して設け
られている。
【0033】また、第2始動口38の左右下側角部に
は、第2開閉扉37の左右下側角部に外側に突き出して
形成される各回転支軸56、56(図6参照)が回転可
能に嵌め込まれる凹部(不図示)が形成されている。ま
た、大入賞口40の左右下側角部には、第1開閉扉39
の左右下側角部に外側に突き出して形成される各回転支
軸55、55(図6参照)が回転可能に嵌め込まれる凹
部(不図示)が形成されている。さらに、第2始動口3
8の左奥側には、後述のように第2開閉扉37を開閉す
る第2ソレノイド53がほぼ垂直方向に配設されている
(図6参照)。また、大入賞口40の右奥側には、後述
のように大入賞口40を開閉する第1ソレノイド54が
ほぼ垂直方向に配設されている(図5参照)。
【0034】したがって、図4に示すように、先ず、第
2始動口38の前側に第2開閉扉37の各回転支軸5
6、56を第2始動口38の左右下側に形成される凹部
に嵌め込みつつ載せ、また、大入賞口40の前側に第1
開閉扉39の各回転支軸55、55を大入賞口40の左
右下側に形成される凹部に嵌め込みつつ載せる。続い
て、各ソレノイド53、54を後述のように各開閉扉3
7、39に接続する(図5、図6参照)。次に、取付板
46の開口部48を各開閉扉37、39に嵌め入れて、
該取付板46を入賞球誘導部材47の前面部にビス止め
することによって、各開閉扉37、39が上方に開放可
能な扉構造として特別入賞装置41の前面部のほぼ中央
部に設けられる。そして、第2開閉扉37は、後述のよ
うにゲート32又はゲート33にパチンコ球が入って、
普通図柄表示部20の普通図柄が変動後、所定の表示態
様で停止した場合(例えば、「33」、「77」のよう
に揃った場合等)に開かれる。また、第1開閉扉39
は、後述のように第1始動口31又は第2始動口37に
パチンコ球が入賞し、液晶表示器19の図柄が変動した
後に、所定状態を達成した場合(例えば、「777」の
ように揃った場合等)に開かれる。
【0035】次に、第1開閉扉39の開閉動作について
図5に基づいて説明する。図5は第1実施形態に係るパ
チンコ機1の第1開閉扉39の開閉動作を示す斜視図
で、(a)は通常の閉鎖時、(b)は開放時の動作を示
す斜視図である。図5(a)、(b)に示すように、第
1開閉扉39の左右両端部には前面側に延出される略扇
形の当接部58、58が形成されている。また、この第
1開閉扉39の下側端縁部の両側端面には、所定長さの
回転支軸55、55が外側に突き出して設けられてい
る。また、第1開閉扉39の左右両端部の裏側には、斜
め下方向に延出される延出部59、59が形成されてい
る。更に、右側(図5中、右側)の延出部59には押さ
えピン59Aが、外側に所定長さ突き出して形成されて
いる。
【0036】また、第1開閉扉39の右後方に配置され
る第1ソレノイド54のプランジャーの下端部には、略
平板状の押さえ部材60がこのプランジャーに垂直に取
付けられている。また、押さえ部材60の前側端面部に
は押さえ部60Aが略垂直に前に突き出して形成されて
いる。そして、第1ソレノイド54の下端面と押さえ部
材60の上面との間には圧縮コイルバネ61がプランジ
ャーに遊嵌され、通常時(第1ソレノイド54に通電し
ていない時)には、押さえ部材60がこの圧縮コイルバ
ネ61によって下側方向に押し下げられている(図5
(a)参照)。また、「大当たり」時等(第1ソレノイ
ド54に通電した時)には、押さえ部材60は上方向に
引き上げられる(図5(b)参照)。
【0037】また、押さえ部材60の押さえ部60Aの
先端部下面は、第1ソレノイド54に通電しない場合
に、第1開閉扉39の押さえピン59Aに当接して、下
側に付勢するように構成されている。また、この第1ソ
レノイド54に通電した場合には、押さえ部材60の押
さえ部60Aが、第1開閉扉39の押さえピン59Aを
下側に押さえないように構成されている。これにより、
図5(a)に示すように、通常時には、この押さえピン
59Aは押さえ部60Aによって押し下げられるため、
第1開閉扉39は、回転支軸55、55を中心に裏側方
向に回転して、この第1開閉扉39の裏面は、入賞球誘
導部材47の前面部に当接され、大入賞口40が閉塞さ
れる。一方、図5(b)に示すように、「大当たり」時
等には、押さえ部材60は上方向に引き上げられて、押
さえ部60が押さえピン59Aを押さえなくなるため、
第1開閉扉39は、当接部58、58の重量によって回
転支軸55、55を中心に前側方向に回転して、この当
接部58、58の前側端面部が取付板46の前面部に当
接され、大入賞口40が開放される。
【0038】次に、第2開閉扉37の開閉動作について
図6に基づいて説明する。図6は第1実施形態に係るパ
チンコ機1の第2開閉扉37の開閉動作を示す斜視図
で、(a)は通常の閉鎖時、(b)は開放時の動作を示
す斜視図である。図6(a)、(b)に示すように、第
2開閉扉37の両側端面の下側端縁部には、下端縁部の
厚さ寸法とほぼ同じ直径寸法を有する回転支軸56、5
6が外側に所定長さ突き出して設けられている。また、
この各回転支軸56、56の端縁部には、上側に略くの
字状(図6中、下側に凸状)に曲がった止め部63、6
3が裏側方向に延出されている。この各止め部63、6
3の先端部分の上側面は、第2開閉扉37に対してほぼ
垂直になるように後側方向に延出されている。更に、左
側の止め部63の外側端面部(図6(a)中、左側端面
部)には、押さえピン64が、外側に所定長さ突き出し
て形成されている。
【0039】また、第2開閉扉37の左後方に配置され
る第2ソレノイド53のプランジャーの下端部には、第
2ソレノイド53の下端面部とほぼ同じ大きさの略平板
状の押さえ部材65が、このプランジャーに垂直に取付
けられている。また、押さえ部材65の前側端面部に
は、略平板状のつかみ部65Aが略垂直に前に突き出し
て形成されている。このつかみ部65Aの前面の上部に
は、所定長さの爪部66、66が、押さえピン64の直
径寸法よりも大きい上下高さ寸法の凹部を形成するよう
に前側に突き出して形成されている。そして、第2ソレ
ノイド53の下端面と押さえ部材65の上面との間には
圧縮コイルバネ(不図示)がプランジャーに遊嵌され、
通常時(第2ソレノイド53に通電していない時)に
は、押さえ部材65がこの圧縮コイルバネによって下側
方向に押し下げられている(図6(a)参照)。また、
第2ソレノイド53に通電した時には、押さえ部材65
は上方向に引き上げられる(図6(b)参照)。
【0040】また、押さえ部材65の各爪部66、66
の間に第2開閉扉37の押さえピン64を挟むように配
置され、第2ソレノイド53に通電しない場合には、上
側の爪部66の下面が押さえピン64に当接して、下側
に付勢するように構成されている。また、この第2ソレ
ノイド53に通電した場合には、下側の爪部66の上面
が押さえピン64に当接して、上側に付勢するように構
成されている。これにより、図6(a)に示すように、
通常時には、第2開閉扉37の押さえピン64は、押さ
え部材65の上側の爪部66によって押し下げられるた
め、第2開閉扉37は、回転支軸56、56を中心に裏
側方向に回転して、この第2開閉扉37の裏面は、入賞
球誘導部材47の前面部に当接され、第2始動口38が
閉塞される。一方、図6(b)に示すように、第2ソレ
ノイド53に通電した場合には、押さえ部材65は上方
向に引き上げられて、第2開閉扉37の押さえピン64
は、押さえ部材65の下側の爪部66によって押し上げ
られるため、第2開閉扉37は、回転支軸56、56を
中心に前側方向に回転して、各止め部63、63の先端
部が取付板46の裏面に当接され、第2始動口38が開
放される。
【0041】次に、上記のように構成されたパチンコ機
1の賞球の払い出し等に係る制御システムの構成につい
て図7に基づいて説明する。図7は第1実施形態に係る
パチンコ機1の賞球の払い出し等に係る制御システムの
構成を示すブロック図である。図7に示すように、パチ
ンコ機1の賞球の払い出し等に係る制御システムは、主
基板71、賞球制御基板72、及び賞球払出装置73等
から構成されている。そして、主基板71には、CPU
75、ROM76、RAM77、入力回路78、及び出
力回路79等が配設されている。また、このCPU7
5、ROM76、RAM77、入力回路78、及び出力
回路79は、バス線により相互に接続されている。一
方、賞球制御基板72には、CPU81、ROM82、
RAM83、入力回路84、及び出力回路85等が配設
されている。そして、このCPU81、ROM82、R
AM83、入力回路84、及び出力回路85は、バス線
により相互に接続されている。さらに、賞球払出装置7
3は、払出カウントスイッチ87及び払出ソレノイド8
8等から構成されている。
【0042】また、主基板71の入力回路78には、賞
球タンクスイッチ91、下皿オーバーフロースイッチ9
2、各入賞口スイッチ49A、50A、各下入賞口スイ
ッチ42A、43A、第1始動口スイッチ31A、第2
始動口スイッチ38A、各ゲートスイッチ32A、33
A、大入賞口カウントスイッチ40A、Vスイッチ40
B、及び払出カウントスイッチ87が配線により接続さ
れている。また、主基板71の出力回路79には、表示
制御回路部95を介して液晶表示器19、第1ソレノイ
ド54、及び第2ソレノイド53等が配線により接続さ
れている。そして、この主基板71の出力回路79と賞
球制御基板72の入力回路84とは配線により接続され
ている。更に、賞球制御基板72の出力回路85には、
払出ソレノイド88等が配線により接続されている。
【0043】そして、主基板71のCPU75は、RO
M76に予め格納されているパラメータや後述の制御プ
ログラムに従って、入力回路78を介して入力される入
力信号等に基づいて、各種制御信号を出力回路79を介
して賞球制御基板72や表示制御回路部95等に出力す
る。また、RAM77には、クロック回路(不図示)か
ら入力されるクロック信号に基づいて0から198まで
繰り返し1ずつ加算した数値(最大値198の次には最
小値0に戻る)が格納される大当たりカウンタ77Aが
設けられている。また、クロック回路から入力されるク
ロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算
した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納さ
れる普通図柄カウンタ77Bが設けられている。また、
特別図柄表示装置18の変動図柄が変動中に第1始動口
31又は第2始動口38に入賞した入賞個数が最大4個
までカウントされる第1保留カウンタ77Cが設けられ
ている。また、普通図柄表示部20の普通図柄が変動中
にゲート32又はゲート33を通過した通過個数が最大
4個までカウントされる第2保留カウンタ77Dが設け
られている。また、第1始動口31又は第2始動口38
に入賞したときの大当たりカウンタ77Aのカウント値
や、各ゲート32、33をパチンコ球が通過したときの
普通図柄カウンタ77Bのカウント値等が記憶されるパ
ラメータ記憶エリア77Eが設けられている。また、入
力回路78は、外部から入力されたアナログ信号等をデ
ィジタル信号に変換して出力する回路である。出力回路
79は、CPU75を介して演算された各種データをシ
リアルデータ等に変換して出力する回路である。
【0044】また、賞球制御基板72のCPU81は、
ROM82に予め格納されているパラメータや制御プロ
グラムに従って、入力回路84を介して入力される主基
板71からの入力信号等に基づいて、各種制御信号を出
力回路85を介して出力して払出ソレノイド88等を駆
動制御する。また、ROM82は、払出ソレノイド88
等の駆動制御プログラム等を格納するメモリである。R
AM83は、CPU81を介して演算された各種データ
や外部から入力されたデータ等を一時的に記憶するメモ
リである。また、入力回路84は、外部から入力された
アナログ信号等をディジタル信号に変換して出力する回
路である。出力回路85は、CPU81の制御により払
出ソレノイド88の駆動電圧等を出力する。
【0045】ここで、第2始動口38は、入賞口として
機能する。また、CPU75、ROM76、RAM7
7、及び表示制御回路部95は、普通図柄表示手段を構
成する。更に、第2始動口スイッチ38Aは、入賞検出
手段として機能する。
【0046】次に、このように構成された制御システム
の各ゲート32、33をパチンコ球が通過した場合の制
御処理について図8及び図9に基づいて説明する。尚、
パチンコ機1のCPU75は、所定時間毎(第1実施形
態では、約30msec毎)に入力される割込信号に基
づいて各ゲート32、33をパチンコ球が通過した場合
の制御処理を実行する。図8は第1実施形態に係るパチ
ンコ機1の各ゲート32、33をパチンコ球が通過した
場合の制御処理を示すフローチャートである。図9は第
1実施形態に係るパチンコ機1の「第2始動口開放処
理」を示すサブフローチャートである。
【0047】図8に示すように、先ず、ステップ(以
下、Sという)1において、CPU75は、各ゲート3
2、33のパチンコ球の通過、即ち各ゲートスイッチ3
2A、33Aからのパチンコ球の検出信号が、入力回路
78を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行
する。そして、各ゲートスイッチ32A、33Aからの
パチンコ球の検出信号が、入力回路78を介して入力さ
れていない場合には(S1:NO)、処理を終了する。
【0048】一方、各ゲートスイッチ32A、33Aか
らのパチンコ球の検出信号が、入力回路78を介して入
力された場合には(S1:YES)、S2において、
「カウント値取得処理」を実行する。この「カウント値
取得処理」は、CPU75は、各ゲートスイッチ32
A、33Aから検出信号が入力された時の普通図柄カウ
ンタ77Bに記憶されている数値をその時の「普通図柄
カウント値」として代数Fに代入してパラメータ記憶エ
リア77Eに記憶する。従って、この代数Fには「0」
〜「9」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶
エリア77Eに記憶される。また、普通図柄表示部20
に表示される普通図柄の変動中に各ゲート32、33を
通過したパチンコ球の個数は、第2保留カウンタ77D
に最大4個まで保留されると共に、各通過時の普通図柄
カウンタ77Bのカウント値が「普通図柄カウント値」
としてパラメータ記憶エリア77Eに記憶されて、順次
「当たり」か否か判定される(S4参照)。
【0049】続いて、S3において、CPU75は、表
示制御回路部95を介して液晶表示器19の普通図柄表
示部20に表示される普通図柄の変動を開始する。尚、
この普通図柄は、左右に並ぶ2個の数値から構成され、
変動中には各々独立して「3」と「7」が交互に表示さ
れる。
【0050】次にS4において、CPU75は、「当た
り」か否かを判定する判定処理を実行する。この「当た
り」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア
77Eから「普通図柄カウント値」としての代数Fを読
み出す。そして、この代数Fが、ROM76に記憶され
ている「当たり数値」(第1実施形態の場合は、「3」
と「7」である。)と一致するか否か判定する。そし
て、一致すれば、当たり代数G(電源投入時に、当たり
代数Gには「0」が代入されている。)に「1」を代入
して、再度パラメータ記憶エリア77Eに記憶し、一致
しない場合には、当たり代数Gに「0」を代入して、再
度パラメータ記憶エリア77Eに記憶する。したがっ
て、「当たり」の発生する確率は、2/10である。
【0051】そして、再度、パラメータ記憶エリア77
Eから当たり代数Gが読み出され、この当たり代数Gが
「0」か「1」か判定される。即ち、「当たり」が発生
したか否か判定される。そして、当たり代数Gが「1」
の場合には、「当たり」が発生したと判定されて(S
4:YES)、S5において、当たり普通図柄がその回
の停止図柄としてROM76から選択されて、該当たり
普通図柄を表示するように出力回路79を介して表示制
御回路部95に出力される。そして、表示制御回路部9
5は、この入力された当たり普通図柄を普通図柄表示部
20に表示する。(例えば、「普通図柄カウント値」と
しての代数Fが「3」の場合には、「33」が当たり普
通図柄として普通図柄表示部20に表示され、「普通図
柄カウント値」としての代数Fが「7」の場合には、
「77」が当たり普通図柄として普通図柄表示部20に
表示される。) 続いて、S6において、「第2始動口開放処理」のサブ
処理を実行後、処理を終了する。
【0052】他方、S4において、再度、パラメータ記
憶エリア77Eから当たり代数Gが読み出され、この当
たり代数Gが「0」の場合には、「当たり」が発生して
いないと判定されて(S4:NO)、S7において、ハ
ズレ普通図柄がその回の停止図柄としてROM76から
選択されて、該ハズレ普通図柄を表示するように出力回
路79を介して表示制御回路部95に出力される。そし
て、表示制御回路部95は、この入力されたハズレ普通
図柄を普通図柄表示部20に表示して処理を終了する。
(例えば、「普通図柄カウント値」としての代数Fが
「0」〜「2」若しくは「4」の場合には、「37」が
ハズレ普通図柄として表示制御回路部95に出力され、
普通図柄表示部20に表示される。また、「普通図柄カ
ウント値」としての代数Fが「5」、「6」、「8」若
しくは「9」の場合には、「73」がハズレ普通図柄と
して表示制御回路部95に出力され、普通図柄表示部2
0に表示される。)
【0053】次に、この「第2始動口開放処理」のサブ
処理(S6)について図9に基づいて説明する。図9に
示すように、「第2始動口開放処理」のサブ処理は、先
ず、S11において、CPU75は、出力回路79を介
して第2ソレノイド53への通電をオンして、第2始動
口38を閉塞する第2開閉扉37を開放する(図6
(b)参照)。
【0054】続いて、S12において、第2始動口38
を開放してから2秒経過したか否か判定する。そして、
第2始動口38を開放してから2秒経過していない場合
には(S12:NO)、再度、S11以降の処理を実行
する。
【0055】一方、第2始動口38を開放してから2秒
経過した場合には(S12:YES)、S13におい
て、CPU75は、出力回路79を介して第2ソレノイ
ド53への通電をオフして、第2開閉扉37を閉じて第
2始動口38を閉塞し、当該サブ処理を終了して「ゲー
ト通過処理」に戻る。
【0056】次に、上記のように構成された制御システ
ムの各始動口31、38に入賞した場合の制御処理につ
いて図10及び図11に基づいて説明する。尚、パチン
コ機1のCPU75は、所定時間毎(第1実施形態で
は、約20msec毎)に入力される割込信号に基づい
て各始動口31、38に入賞した場合の制御処理を実行
する。図10は第1実施形態に係るパチンコ機1の各始
動口31、38に入賞した場合の制御処理を示すフロー
チャートである。図11は第1実施形態に係るパチンコ
機1の「大当たり遊技処理」を示すサブフローチャート
である。
【0057】図10に示すように、先ず、S21におい
て、CPU75は、第1始動口31又は第2始動口38
への入賞、即ち第1始動口スイッチ31A又は第2始動
口スイッチ38Aからの検出信号が、入力回路79を介
して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。そ
して、第1始動口スイッチ31A又は第2始動口スイッ
チ38Aからの検出信号が入力回路79を介して入力さ
れていない場合には(S21:NO)、処理を終了す
る。
【0058】一方、第1始動口スイッチ31A又は第2
始動口スイッチ38Aからの検出信号が入力回路79を
介して入力されている場合には(S21:YES)、S
22において、「カウント値取得処理」を実行する。こ
の「カウント値取得処理」は、CPU75は、第1始動
口スイッチ31A又は第2始動口スイッチ38Aから検
出信号が入力された時の大当たりカウンタ77Aに記憶
されている数値をその時の「大当たりカウント値」とし
て代数Vに代入してパラメータ記憶エリア77Eに記憶
する。従って、この代数Vには「0」〜「198」のい
ずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア77E
に記憶される。また、変動図柄(特別図柄)の変動中に
各始動口31、38の入賞の個数は、第1保留カウンタ
77Cに最大4個まで保留されると共に、各入賞時の大
当たりカウンタ77Aのカウント値が「大当たりカウン
ト値」としてパラメータ記憶エリア77Eに記憶され
て、順次「大当たり」か否か判定される(S24参
照)。また、CPU75は、ROM76から各始動口3
1、38の1個の入賞に対する賞球個数5個を読み出し
て、払出個数を算出すると共に、出力回路79を介して
賞球制御基板72の入力回路84に賞球払出個数データ
を出力する。これにより、賞球制御基板72のCPU8
1は、この払出個数データに基づいて出力回路85を介
して払出ソレノイド88を駆動し、所定個数の賞球を払
い出す。また、この払い出される賞球の個数は、払出カ
ウントスイッチ87を介して主基板71のCPU75に
より確認される。
【0059】続いて、S23において、CPU75は、
表示制御回路部95を介して液晶表示器19に表示され
る変動図柄(左・中・右に表示される特別図柄)の変動
を開始する。
【0060】次に、S24において、CPU75は、
「大当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。こ
の「大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ
記憶エリア77Eから「大当たりカウント値」としての
代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、ROM76
に記憶されている「大当たり数値」(第1実施形態の場
合は、「7」である。)と一致するか否か判定する。そ
して、一致すれば、パラメータ記憶エリア77Eから大
当たり代数R(電源投入時に、大当たり代数Rには
「0」が代入されている。)を読み出し、該大当たり代
数Rに「1」を代入して再度、パラメータ記憶エリア7
7Eに記憶する。また、一致しない場合には、該大当た
り代数Rに「0」を代入して再度、パラメータ記憶エリ
ア77Eに記憶する。従って、「大当たり」の発生する
確率は、1/199である。
【0061】続いて、CPU75は、再度、パラメータ
記憶エリア77Eから大当たり代数Rを読み出し、この
大当たり代数Rが「0」か「1」か判定する。即ち、
「大当たり」が発生したか否か判定する。そして、大当
たり代数Rが「1」の場合には、「大当たり」が発生し
たと判定して(S24:YES)、S25において、大
当たり図柄の表示パターンを表すパターン番号(第1実
施形態の場合は、大当たり図柄の表示パターンを表すパ
ターン番号を10種類記憶している。例えば、「3
3」、「77」等である。)をROM76から選択し
て、出力回路79を介して表示制御回路部95に出力す
る。表示制御回路部95は、この入力されたパターン番
号に対応する大当たり図柄の表示パターンを液晶表示器
19に表示する(例えば、パターン番号「77」の場合
には、リーチパターン「7↓7」から大当たり図柄「7
77」を表示する表示パターンである。)。また、同時
に、所定のランプやLEDが点滅し、効果音が発生し
て、雰囲気が盛り上げられる。
【0062】続いて、S26において、CPU75は、
後述の「大当たり遊技処理」のサブ処理(図11参照)
を実行後、処理を終了する。
【0063】一方、S24において、再度、パラメータ
記憶エリア77Eから大当たり代数Rを読み出し、この
大当たり代数Rが「0」の場合には、「ハズレ」として
判定して(S24:NO)、S27において、ハズレ図
柄の表示パターンを表すパターン番号(第1実施形態の
場合は、ハズレ図柄の表示パターンを表すパターン番号
を20種類記憶している。例えば、「13」、「17」
等である。)をROM76から選択して、出力回路79
を介して表示制御回路部95に出力する。表示制御回路
部95は、この入力されたパターン番号に対応するハズ
レ図柄の表示パターンを液晶表示器19に表示する(例
えば、パターン番号「17」の場合には、リーチパター
ン「7↓7」からハズレ図柄「717」を表示する表示
パターンである。)。また、同時に、所定のランプやL
EDが点滅し、効果音が発生して、雰囲気が盛り上げら
れ、ハズレ図柄を停止させて処理を終了する。
【0064】次に、「大当たり遊技処理」(S26)の
サブ処理について図11に基づいて説明する。図11は
第1実施形態に係るパチンコ機1の「大当たり遊技処
理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。図1
1に示すように、先ず、S31において、CPU75
は、第1ソレノイド54を介して、大入賞口40を閉塞
する第1開閉扉39を開放する(図5参照)。
【0065】続いて、S32において、大入賞口40に
入賞した入賞球が10個に達したか否か、即ち、大入賞
口カウントスイッチ40Aにより検出された入賞個数が
10個に達したか否か判定する。そして、大入賞口40
に入賞した入賞球が10個に達していない場合には(S
32:NO)、S33において、大入賞口40を開放し
てから所定時間(第1実施形態の場合は、25秒であ
る。)経過したか否か判定する。そして、大入賞口40
を開放してから所定時間経過していない場合には(S3
3:NO)、再度、S31以降の処理を実行する。
【0066】一方、大入賞口40に入賞した入賞球が1
0個に達した場合(S32:YES)、若しくは大入賞
口40を開放してから所定時間経過した場合には(S3
3:YES)、S34において、CPU75は、第1ソ
レノイド54を介して、第1開閉扉39を閉じて大入賞
口40を閉塞する。
【0067】続いて、S35において、CPU75は、
大入賞口40の開放中に該大入賞口40内に設けられる
Vゾーンに入賞したか否か、即ち大入賞口40の開放中
にVスイッチ40Bから入賞球の検出信号が入力されて
いるか否か判定する判定処理を実行する。そして、大入
賞口40の開放中に該Vスイッチ40Bから入賞検出信
号が入力されている場合には(S35:YES)、S3
6において、大入賞口40を継続して開放した回数が所
定の最高継続回数(第1実施形態の場合には、「16
回」である。)に達したか否か判定する判定処理を実行
する。この大入賞口40を開放した回数が、所定の最高
継続回数に達していない場合には(S36:NO)、大
入賞口40を閉塞してから所定時間(第1実施形態で
は、約2秒である。)経過後、再度、S31以降の処理
を実行する。
【0068】また、大入賞口40の開放中にVスイッチ
40Bから入賞検出信号が入力されていない場合(S3
5:NO)、若しくは、この大入賞口40を開放した回
数が、所定の最高継続回数に達した場合には(S36:
YES)、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」
に戻る。
【0069】以上詳細に説明した通り第1実施形態に係
るパチンコ機1では、入賞球誘導部材47の前面側に形
成される第2始動口38の前側に第2開閉扉37を載せ
ると共に、この第2始動口38の下側に形成される大入
賞口40の前側に第1開閉扉39を載せて、各ソレノイ
ド53、54を各開閉扉37、39に接続すると共に、
取付板46の略山形の開口部48を各開閉扉37、39
に嵌め入れて、該取付板46を入賞球誘導部材47にビ
ス止めすることによって、各開閉扉37、39が上方に
開放可能な扉構造として設けられる。これにより、大入
賞口40を閉塞する第1開閉扉39と、第2始動口38
を閉塞する第2開閉扉37とが、両開閉扉39、37の
閉塞時にほぼ連続する面を形成するように特別入賞装置
41の前面部のほぼ中央位置に隣接して設けられる。ま
た、第2開閉扉37は、第1開閉扉39の上側に設けら
れる。
【0070】したがって、第1開閉扉39と第2開閉扉
37とが閉じた場合に、第2開閉扉37が第1開閉扉3
9とほぼ連続する面を形成するように設けられ、第1開
閉扉39と第2開閉扉37とを近接させることができる
ため、この第1開閉扉39と第2開閉扉37とによって
形成される連続面の上下寸法を小型化することができ
て、特別図柄表示装置18の大型化(液晶表示器19の
大型化)に容易に対応することができる。
【0071】また、第1開閉扉39と第2開閉扉37と
は、特別入賞装置41の前面部に設けられるため、一体
型として構成することができ、パチンコ機1の遊技盤2
への取り付け作業の簡略化を図ることができる。また、
第1開閉扉39と第2開閉扉37とは、特別入賞装置4
1の前面部の略中央部に設けられるため、特別入賞装置
41の中央部の上下高さ寸法の小型化を図ることがで
き、特別図柄表示装置18の大型化(液晶表示器19の
大型化)に更に容易に対応することができる。
【0072】また、第2開閉扉37は、第1開閉扉39
の上側に設けられるため、「大当たり」が発生して第1
開閉扉39が開放された場合にも、第2開閉扉37の開
口部への入賞が妨げられず、遊技者の第2開閉扉37の
開放への興味を強く引きつけることができ、興趣を増大
させることができる。
【0073】また、遊技者は変動図柄の変動だけでなく
普通図柄の変動によっても「大当たり」が発生する可能
性があるため、第2開閉扉37の開放に対して遊技者の
興味を強く引きつけることができ、興趣を増大させるこ
とができる。
【0074】また、表示制御回路部95は、普通図柄を
液晶表示器19の普通図柄表示部20に表示するため、
普通図柄の表示のために独立した表示装置を別に設ける
必要がなくなり、パチンコ機1の部品点数の削減化、及
び組立工数の削減化を図ることができる。
【0075】更に、第2開閉扉37が開放することによ
って第2始動口38へ入賞した場合には、変動図柄が変
動するため、遊技者の第2開閉扉37の開放への興味を
更に強く引きつけることができ、興趣をより増大させる
ことができる。
【0076】次に、第2実施形態に係るパチンコ機につ
いて説明する。第2実施形態に係るパチンコ機の概略構
成及び制御回路構成は、第1実施形態に係るパチンコ機
1とほぼ同じ構成であり、「ゲート通過処理」(図8参
照)、「第2始動口開放処理」(図9参照)、「始動口
入賞処理」(図10参照)、及び「大当たり遊技処理」
(図11参照)も第1実施形態に係るパチンコ機1とほ
ぼ同じ制御処理である。但し、第2実施形態に係るパチ
ンコ機は、第1実施形態に係るパチンコ機1の特別入賞
装置41に替えて特別入賞装置101が遊技領域11に
設けられている。この遊技領域11に特別入賞装置10
1が設けられた第2実施形態に係るパチンコ機の概略構
成について図12に基づいて説明する。図12は第2実
施形態に係るパチンコ機の遊技領域を示した正面図であ
る。
【0077】図12に示すように、第2実施形態に係る
パチンコ機は、特別入賞装置41に替えてほぼ同じ形状
の特別入賞装置101が特別図柄表示装置18の下方に
設けられている。但し、この特別入賞装置101の前面
部のほぼ中央部には、横幅が広い上方に開口する第1開
閉扉39で前面部を覆われる大入賞口40と、この大入
賞口40の下側に第1開閉扉39よりも横幅の狭い上方
に開口する第2開閉扉37で前面部を覆われる第2始動
口38とが配設されている。また、この第1開閉扉39
と第2開閉扉37は、両扉を閉じた場合に、第2開閉扉
37が第1開閉扉39とほぼ連続する面を形成するよう
に設けられている。
【0078】また、この特別入賞装置101は、第1実
施形態に係る特別入賞装置41と同様に、遊技盤2の表
面に取付けられる取付板と(図3参照)、該取付板の裏
面にビス止め等により取付けられる入賞球誘導部材とか
ら構成されている。この入賞球誘導部材は、前面部のほ
ぼ中央部の上側に大入賞口40が形成されると共に、こ
の大入賞口40の下側のほぼ中央部に第2始動口38が
形成され、該大入賞口40、第2始動口38、及び各入
賞口49、50(図3参照)への入賞球を遊技盤2裏面
の不図示の賞球樋に案内する案内部が形成されている。
また、この入賞球誘導部材の前面に取付けられる取付板
の略中央部には、各開閉扉39、37が裏側から嵌め込
まれる略逆山形の開口部が形成されている。また、この
開口部の左右両側には第1実施形態に係る取付板46
(図3参照)と同様に上面部に各入賞口49、50が形
成された各突出部51、52が設けられている。さら
に、この取付板の上端縁部及び下端縁部の両端角部には
4個の取付孔が形成され、遊技盤2の表面に釘止めやビ
ス止め等により取付けられる。
【0079】また、前記第1実施形態と同様に、第2始
動口38には、パチンコ球の入賞を検出する第2始動口
スイッチ38A(図7参照)が設けられ、パチンコ球の
入賞を検出することで液晶表示器19に表示されている
特別図柄が変動する。そして、特別図柄が変動中に第2
始動口38に入賞した場合には、入賞個数が4個まで主
基板71に設けられるRAM77の第1保留カウンタ7
7Cに記憶されて変動確定回数として保留される。ま
た、大入賞口40には、入賞をカウントするカウントス
イッチ40A、大入賞口40内のVゾーンへの入賞を検
出するVスイッチ40B(図7参照)が設けられてい
る。また、各入賞口49、50(図3参照)への入賞を
検出する入賞口スイッチ49A、50A(図7参照)が
設けられている。また、この入賞球誘導部材の前側の各
突出部51、52(図3参照)に対向する位置には、電
飾ランプ(不図示)が前側に突き出して設けられてい
る。
【0080】ここで、第2始動口38は、入賞口として
機能する。また、CPU75、ROM76、RAM7
7、及び表示制御回路部95は、普通図柄表示手段を構
成する。更に、第2始動口スイッチ38Aは、入賞検出
手段として機能する。
【0081】以上詳細に説明した通りに、第2実施形態
に係るパチンコ機では、入賞球誘導部材の前面側に形成
される第1始動口40の前側に第1開閉扉39を載せる
と共に、この第1始動口40の下側に形成される第2始
動口38の前側に第2開閉扉37を載せて、各ソレノイ
ド53、54を各開閉扉37、39に接続すると共に、
取付板の略逆山形の開口部を各開閉扉39、37に嵌め
入れて、該取付板を入賞球誘導部材にビス止めすること
によって、各開閉扉39、37が上方に開放可能な扉構
造として設けられる。これにより、大入賞口40を閉塞
する第1開閉扉39と、第2始動口38を閉塞する第2
開閉扉37とが、両開閉扉39、37の閉塞時にほぼ連
続する面を形成するように特別入賞装置101の前面部
のほぼ中央位置に隣接して設けられる。また、第2開閉
扉37は、第1開閉扉39の下側に設けられる。
【0082】したがって、第1開閉扉39と第2開閉扉
37とが閉じた場合に、第2開閉扉37が第1開閉扉3
9とほぼ連続する面を形成するように設けられ、第1開
閉扉39と第2開閉扉37とを近接させることができる
ため、この第1開閉扉39と第2開閉扉37とによって
形成される連続面の上下寸法を小型化することができ
て、特別図柄表示装置18の大型化(液晶表示器19の
大型化)に容易に対応することができる。
【0083】また、第1開閉扉39と第2開閉扉37と
は、特別入賞装置101の前面部に設けられるため、一
体型として構成することができ、遊技盤2への取り付け
作業の簡略化を図ることができる。また、第1開閉扉3
9と第2開閉扉37とは、特別入賞装置101の前面部
の略中央部に設けられるため、特別入賞装置101の中
央部の上下高さ寸法の小型化を図ることができ、特別図
柄表示装置18の大型化(液晶表示器19の大型化)に
更に容易に対応することができる。
【0084】また、第2開閉扉37は、第1開閉扉39
の下側に設けられるため、「大当たり」が発生して第1
開閉扉39が開放された場合には、第2開閉扉37の開
口部への入賞が妨げられるため、該第1開閉扉39と第
2開閉扉37とが同時に開放されても「大当たり」遊技
状態における賞球払い出しにおける賞球個数の管理を容
易に行うことができる。
【0085】また、遊技者は変動図柄の変動だけでなく
普通図柄の変動によっても「大当たり」が発生する可能
性があるため、第2開閉扉37の開放に対して遊技者の
興味を強く引きつけることができ、興趣を増大させるこ
とができる。
【0086】また、表示制御回路部95は、普通図柄を
液晶表示器19の普通図柄表示部20に表示するため、
普通図柄の表示のために独立した表示装置を別に設ける
必要がなくなり、パチンコ機の部品点数の削減化、及び
組立工数の削減化を図ることができる。
【0087】更に、第2開閉扉37が開放することによ
って第2始動口38へ入賞した場合には、変動図柄が変
動するため、遊技者の第2開閉扉37の開放への興味を
更に強く引きつけることができ、興趣をより増大させる
ことができる。
【0088】尚、本発明は、前記第1及び第2実施形態
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論であ
る。例えば、以下のようにしてもよい。 (a)前記第1及び第2実施形態では、第2始動口38
に入賞すると液晶表示器19の変動図柄が変動を開始す
る構成にしたが、通常の入賞口と同様に第2始動口38
に入賞した場合には、所定個数の賞球の払い出しのみを
行う構成にしてもよい。 (b)前記第1及び第2実施形態では、第2開閉扉37
を第1開閉扉39の上側又は下側に配置したが、第2開
閉扉37を第1開閉扉39の横側に配置し、両開閉扉3
7、39を閉じた場合には、ほぼ連続する面を形成する
ようにしてもよい。この場合には、特別入賞装置41の
高さ寸法を更に小型化可能となる。 (c)前記第1及び第2実施形態では、時短・確変モー
ドを有しない構成にしているが、時短・確変モードを有
する構成にして、該時短・確変モードの場合には、第2
開閉扉37を開放する確率を通常時よりも高くしたり、
第2開閉扉37の開放時間を通常時よりも長くしたり、
第2開閉扉37を2回以上開放する構成にしてもよい。 (d)前記第1及び第2実施形態では、普通図柄が「3
3」又は「77」で停止した場合には、第2開閉扉37
が1回開放されたが、断続的に2回若しくは2回以上開
放される構成にしてもよい。
【0089】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1のパチンコ機
では、変動図柄が変動後所定の態様で停止すると、上方
に開口される扉構造を有する第1開閉扉が所定回数開放
されて大入賞口が開放され、遊技者に有利な遊技状態が
発生する。また、上方に開口される扉構造を有する第2
開閉扉が開放されて入賞可能となる入賞口が大入賞口に
併設されている。そして、この第1開閉扉と第2開閉扉
とが閉じた場合には、該第1開閉扉の前面と第2開閉扉
の前面とがほぼ連続する面を形成する。これにより、第
1開閉扉と第2開閉扉とが閉じた場合に、第2開閉扉が
第1開閉扉とほぼ連続する面を形成するように設けら
れ、第2開閉扉と第1開閉扉との間に所定の距離を設け
ることなく、この第1開閉扉と第2開閉扉とを近接させ
ることができるため、第1開閉扉と第2開閉扉とによっ
て形成される連続面の上下寸法を小型化することができ
て、特別図柄表示装置の大型化に容易に対応することが
できるパチンコ機を提供することができる。
【0090】また、請求項2に係るパチンコ機では、請
求項1に記載のパチンコ機において、前記第1開閉扉と
第2開閉扉とは、前記特別図柄表示装置の下方に配設さ
れる特別入賞装置の前面部に設けられる。これにより、
第1開閉扉と第2開閉扉とは、特別入賞装置の前面部に
設けられるため、一体型として構成することができ、パ
チンコ機の遊技盤への取り付け作業の簡略化を図ること
ができるパチンコ機を提供することができる。
【0091】また、請求項3に係るパチンコ機では、請
求項2に記載のパチンコ機において、前記第1開閉扉と
第2開閉扉とは、前記前面部の略中央部に設けられるた
め、特別入賞装置の中央部の上下高さ寸法の小型化を図
ることができ、特別図柄表示装置の大型化に更に容易に
対応することができるパチンコ機を提供することができ
る。
【0092】また、請求項4に係るパチンコ機では、請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ機にお
いて、前記第2開閉扉は、前記第1開閉扉の上側に設け
られるため、特別遊技状態が発生して第1開閉扉が開放
された場合にも、第2開閉扉の開口部への入賞が妨げら
れず、遊技者の第2開閉扉の開放への興味を強く引きつ
けることができ、興趣を増大させることができるパチン
コ機を提供することができる。
【0093】また、請求項5に係るパチンコ機では、請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ機にお
いて、前記第2開閉扉は、前記第1開閉扉の下側に設け
られるため、特別遊技状態が発生して第1開閉扉が開放
された場合には、第2開閉扉の開口部への入賞が妨げら
れ、該第1開閉扉と第2開閉扉とが同時に開放されても
特別遊技状態における賞球払い出しにおける賞球個数の
管理を容易に行うことができるパチンコ機を提供するこ
とができる。
【0094】また、請求項6に係るパチンコ機では、請
求項1乃至請求項5のいずれかに記載のパチンコ機にお
いて、普通図柄が普通図柄表示手段を介して変動後所定
の表示態様で停止した場合には、前記第2開閉扉が所定
回数開放される。これにより、遊技者は変動図柄の変動
だけでなく普通図柄の変動によっても遊技者に有利な状
態が発生する可能性があるため、第2開閉扉の開放に対
して遊技者の興味を強く引きつけることができ、興趣を
増大させることができるパチンコ機を提供することがで
きる。
【0095】また、請求項7に係るパチンコ機では、請
求項6に記載のパチンコ機において、前記普通図柄表示
手段は、普通図柄を前記特別図柄表示装置に表示するた
め、普通図柄の表示のために独立した表示装置を別に設
ける必要がなくなり、パチンコ遊技機の部品点数の削減
化、及び組立工数の削減化を図ることができるパチンコ
機を提供することができる。
【0096】更に、請求項8に係るパチンコ機では、請
求項1乃至請求項7のいずれかに記載のパチンコ機にお
いて、前記入賞検出手段によりパチンコ球の前記入賞口
への入賞が検出された場合には、前記変動図柄が変動す
る。これにより、第2開閉扉が開放することによって入
賞口へ入賞した場合には、前記変動図柄が変動するた
め、遊技者の第2開閉扉の開放への興味を更に強く引き
つけることができ、興趣をより増大させることができる
パチンコ機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正
面図である。
【図2】第1実施形態に係るパチンコ機の遊技領域を示
した正面図である。
【図3】第1実施形態に係るパチンコ機の特別入賞装置
を示す図で、(a)は上面図、(b)は正面図である。
【図4】第1実施形態に係るパチンコ機の特別入賞装置
の各開閉扉を開放した場合を示す斜視図である。
【図5】第1実施形態に係るパチンコ機の第1開閉扉の
開閉動作を示す斜視図で、(a)は通常の閉鎖時、
(b)は開放時の動作を示す斜視図である。
【図6】第1実施形態に係るパチンコ機の第2開閉扉の
開閉動作を示す斜視図で、(a)は通常の閉鎖時、
(b)は開放時の動作を示す斜視図である。
【図7】第1実施形態に係るパチンコ機の賞球の払い出
し等に係る制御システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図8】第1実施形態に係るパチンコ機の各ゲートをパ
チンコ球が通過した場合の制御処理を示すフローチャー
トである。
【図9】第1実施形態に係るパチンコ機の「第2始動口
開放処理」を示すサブフローチャートである。
【図10】第1実施形態に係るパチンコ機の各始動口に
入賞した場合の制御処理を示すフローチャートである。
【図11】第1実施形態に係るパチンコ機の「大当たり
遊技処理」を示すサブフローチャートである。
【図12】第2実施形態に係るパチンコ機の遊技領域を
示した正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 遊技盤 18 特別図柄表示装置 19 液晶表示器 31 第1始動口 32、33 ゲート 37 第2開閉扉 38 第2始動口 39 第1開閉扉 40 大入賞口 41、101 特別入賞装置 46 取付板 47 入賞球誘導部材 53 第2ソレノイド 54 第1ソレノイド

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に設けられて変動図柄を表示す
    る特別図柄表示装置と、大入賞口と、前記大入賞口の開
    口部に設けられて上方に開口される扉構造を有する第1
    開閉扉とを備え、前記変動図柄が変動後所定の態様で停
    止すると前記第1開閉扉が所定回数開放されて遊技者に
    有利な遊技状態が発生するパチンコ機において、 前記大入賞口に併設される入賞口と、 前記入賞口の開口部に設けられて上方に開口される扉構
    造を有する第2開閉扉とを備え、 前記第1開閉扉と第2開閉扉とが閉じた場合には、該第
    1開閉扉の前面と第2開閉扉の前面とがほぼ連続する面
    を形成することを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 前記特別図柄表示装置の下方に配設され
    る特別入賞装置を備え、 前記第1開閉扉と第2開閉扉とは、前記特別入賞装置の
    前面部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の
    パチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記第1開閉扉と第2開閉扉とは、前記
    前面部の略中央部に設けられることを特徴とする請求項
    2に記載のパチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記第2開閉扉は、前記第1開閉扉の上
    側に設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載のパチンコ機。
  5. 【請求項5】 前記第2開閉扉は、前記第1開閉扉の下
    側に設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載のパチンコ機。
  6. 【請求項6】 普通図柄を表示する普通図柄表示手段を
    備え、 前記普通図柄が変動後所定の表示態様で停止した場合に
    は、前記第2開閉扉が所定回数開放されることを特徴と
    する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のパチンコ
    機。
  7. 【請求項7】 前記普通図柄表示手段は、普通図柄を前
    記特別図柄表示装置に表示することを特徴とする請求項
    6に記載のパチンコ機。
  8. 【請求項8】 前記入賞口への入賞を検出する入賞検出
    手段を備え、 前記入賞検出手段によりパチンコ球の入賞が検出された
    場合には、前記変動図柄が変動することを特徴とする請
    求項1乃至請求項7のいずれかに記載のパチンコ機。
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