JP2003220179A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003220179A
JP2003220179A JP2002023763A JP2002023763A JP2003220179A JP 2003220179 A JP2003220179 A JP 2003220179A JP 2002023763 A JP2002023763 A JP 2002023763A JP 2002023763 A JP2002023763 A JP 2002023763A JP 2003220179 A JP2003220179 A JP 2003220179A
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lottery
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JP2002023763A
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Ken Ikeura
建 池浦
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抽選された少なくとも1種類の表示態様の成
立許可を、所定ゲーム数に亙って報知可能にするか否か
抽選するようにし、その抽選確率を所定の表示態様の成
立を許可した回数、又は、所定の表示態様が成立した回
数に応じて変化させることにより、遊技性に富んだ遊技
機を提供する。 【解決手段】 抽選手段62における少なくとも1種類
の表示態様;小役態様の成立許可を報知可能な成立報知
手段80、成立報知手段80の作動を所定ゲーム数nに
亙って許可する報知許可手段73、報知許可手段73を
作動させるか否か抽選する作動抽選手段74、所定の表
示態様;小役態様が成立した回数mを累積的に計数しな
がら記憶する計数手段75、計数手段75に記憶された
回数mに応じて作動抽選手段75の抽選確率を変化させ
る確率変化手段76を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、抽選手段で抽選
された少なくとも1種類の表示態様の成立許可を、所定
ゲーム数に亙って報知可能にするか否か抽選するように
し、この抽選確率を所定の表示態様の成立を許可した回
数、又は、所定の表示態様が成立した回数に応じて変化
させるようにした遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、遊技機であるスロットマシンに
は、3つの回転リール、スタートレバー、3つの回転リ
ールに対応する3つのストップボタンが設けられてい
る。遊技者は、遊技媒体であるメダルを1〜3枚投入し
てから、スタートレバーを操作して3つの回転リールを
回転させ、3つのストップボタンを順次操作して回転す
る3つの回転リールを順次停止させて1回のゲームを行
う。
【0003】各回転リールの外周面には複数(例えば、
21個)の遊技図柄(例えば、「7」、「BAR」、
「スイカ」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ図
柄」等)が印されており、回転リールが回転することに
より、スロットマシンの前面部に形成された表示窓に複
数の遊技図柄が変動表示される。
【0004】3つの回転リールが回転停止したとき、表
示窓に表示される停止図柄のうちメダルの投入枚数に応
じて有効となる入賞ライン上に並ぶ組合せ態様が、大当
り態様(「7」が3つ揃う態様)、小当り態様(「BA
R」が3つ揃う態様)、小役態様(「スイカ」や「ベ
ル」が3つ揃う態様等)、リプレイ態様(「リプレイ図
柄」が3つ揃う態様)、外れ態様等の何れかになる。
【0005】大当り態様と小当り態様と小役態様等の入
賞態様が成立すると、その入賞態様に応じて配当の異な
る枚数(1〜15枚)のメダルが付与され、更に、大当
り態様が成立した場合にはビッグボーナス〔BB〕が発
生して、多くのメダルが付与され、小当り態様が成立し
た場合にはレギュラーボーナス〔RB〕が発生して、ビ
ッグボーナス〔BB〕程ではないが多くのメダルが付与
される。
【0006】従来のスロットマシンでは、メダルを投入
してスタートレバーを操作すると、3つの回転リールが
回転を開始する一方で、大当り態様、小当り態様、小役
態様、リプレイ態様、外れ態様等の何れかが成立するこ
とを許可する抽選が行われる。そこで成立許可された組
合せ態様に対するフラグ(BBフラグ、RBフラグ、小
役フラグ、リプレイフラグ、外れフラグ)が記憶設定さ
れ、そのフラグに基づいて回転リールが制御され、記憶
設定されたフラグに対応する組合せ態様が成立するよう
に、回転リールを停止させることが可能な制御を行う。
【0007】ところで、抽選された小役態様の成立許可
を報知可能な成立報知機能を備えた種々のスロットマシ
ンが実用化され、このような機種では、前記の抽選以外
に第2の抽選が行われ、そこで当選すると所定ゲーム数
(例えば、10ゲーム)に亙って成立報知機能を作動させ
るようにしている。前記所定ゲーム数に含まれるゲーム
において、小役態様の成立許可が抽選されるとそのこと
を遊技者に報知して、その小役態様を成立させ易くする
ようにしている。
【0008】従来、所定ゲーム数に亙って成立報知機能
を作動させるか否か抽選する抽選確率については、どの
遊技状態でも一定確率としている機種以外に、遊技状態
によって異なる確率となる(例えば、ビッグボーナス
〔BB〕やレギュラーボーナス〔RB〕以外のゲームに
おいて、ビッグボーナス〔BB〕終了後の100 ゲームで
は高確率となり、それ以外のゲームでは低確率となる)
ような機種は存在する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 従来、抽選された小
役態様の成立許可を報知可能な成立報知機能を備えたス
ロットマシンにおいて、所定ゲーム数に亙って成立報知
機能を作動させるか否か抽選する抽選確率を、どの状態
でも一定確率とした場合には面白みに欠ける。そこで、
この抽選確率を遊技状態によって異ならせるようにした
スロットマシンが存在する。
【0010】しかし、所定ゲーム数に亙って成立報知機
能を作動させるか否か抽選する抽選確率について、例え
ば、通常は低確率であるが、ビッグボーナス〔BB〕終
了後の100 ゲームだけ高確率に変化させるように、抽選
確率を予め設定したゲーム数だけ変化させるのでは、遊
技性に乏しく面白みに欠ける面がある。
【0011】本発明目的は、抽選された少なくとも1種
類の表示態様の成立許可を、所定ゲーム数に亙って報知
可能にするか否か抽選するようにし、その抽選確率を所
定の表示態様の成立を許可した回数、又は、所定の表示
態様が成立した回数に応じて変化させることにより、遊
技性に富んだ遊技機を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】 本願の遊技機は、遊技
者の操作に基づいて複数の表示部に複数種類の図柄を変
動表示可能な可変表示手段と、この可変表示手段による
図柄変動を停止させる停止手段と、変動停止した図柄の
組合せ態様が特別表示態様になった場合に遊技者に有利
な利益状態を発生させる利益状態発生手段とを備えた遊
技機であって、主にスロットマシンに適用されるもので
ある。
【0013】本願の遊技機は、組合せ態様として複数種
類の表示態様の何れかが成立することを許可する抽選を
行う抽選手段、抽選手段における少なくとも1種類の表
示態様の成立許可を報知可能な成立報知手段、成立報知
手段の作動を所定ゲーム数に亙って許可する報知許可手
段、報知許可手段を作動させるか否か抽選する作動抽選
手段、抽選手段が何れかの所定の表示態様の成立許可を
抽選した回数、又は、前記所定の表示態様が成立した回
数を累積的に計数しながら記憶する計数手段、計数手段
に記憶された回数に応じて、前記作動抽選手段の抽選確
率を変化させる確率変化手段、を備えたことを特徴とす
るものである。
【0014】ここで、複数種類の表示態様は、大当り態
様、小当り態様、小役態様、リプレイ態様等の入賞態様
や、外れ態様であり、この大当り態様や小当り態様を前
記利益状態を発生させる為の特別表示態様としてもよ
い。こうした場合、成立報知手段は、抽選手段におけ
る、大当り態様、小当り態様、小役態様、リプレイ態
様、外れ態様等の内の、少なくとも1種類の表示態様の
成立許可を報知可能になる。尚、大当り態様、小当り態
様、小役態様等の入賞態様が成立した場合、その入賞態
様に応じた配当を与え(例えば、メダルを付与し)、リ
プレイ態様が成立した場合には、今回の条件で次回のゲ
ームを実行可能にするようにしてもよい。
【0015】また、計数手段が累積的に計数しつつ記憶
する、抽選手段が何れかの所定の表示態様の成立許可を
抽選した回数、又は、前記所定の表示態様が成立した回
数において、前記所定の表示態様として、大当り態様、
小当り態様、小役態様、リプレイ態様、外れ態様等の何
れかを適用可能であるが、特に、所定の表示態様を小役
態様とすることが好ましい。
【0016】前記報知許可手段が許可する所定ゲーム数
を決定するゲーム数決定手段を設けてもよい。ここで、
ゲーム数決定手段は、予め設定された異なる複数のゲー
ム数の何れかを所定ゲーム数として選択して決定しても
よい。この場合、所定ゲーム数の決定を、前記計数手段
に記憶された回数に応じて決定してもよい。また、所定
ゲーム数の決定を抽選により行ってもよく、この抽選に
ついても計数手段に記憶された回数に基づいて行うよう
にしてよい。
【0017】計数手段に記憶した回数を、所定条件の成
立に基づいてリセットするリセット手段を設けてもよ
い。この場合、前記所定条件は、報知許可手段が作動し
たこととしてもよい。但し、前記所定条件は、特定表示
態様(大当り態様や小当り態様)が成立したこと、或い
は、その他の表示態様(例えば、外れ態様)が成立した
こと等の条件としてもよい。
【0018】計数手段に記憶した回数が大きくなる程、
作動抽選手段が報知許可手段を作動させる抽選確率を高
くするようにしてもよい。計数手段に記憶させた回数を
所定条件成立時に所定数加算/又は減算する加減算手段
を設けてもよい。この場合の所定条件成立として、特定
表示態様(大当り態様や小当り態様)が成立したこと、
その他の表示態様(例えば、外れ態様)が成立したこと
等としてもよい。加減算手段が加算する加算値や減算す
る減算値については予め設定された値を使用してもよい
し、別途演算を行って決定してもよい。
【0019】計数手段に記憶している回数と前記作動抽
選手段の抽選確率の少なくとも一方を、遊技者に報知す
る遊技状態報知手段を設けてもよい。つまり、計数手段
に記憶している回数と前記作動抽選手段の抽選確率の少
なくとも一方を遊技者が知ることができ、遊技者に親切
なものとしつつ遊技意欲を高め得るものとなる。抽選手
段を備えた主制御基板と、前記確率変化手段を備えた副
制御基板を設け、これら制御基板を別基板に構成しても
よい。
【0020】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。本実施形態は、遊技
者が遊技媒体であるメダルを1〜3枚投入してから、ス
タートレバーを操作して3つの回転リールを回転させ、
3つのストップボタンを順次操作して回転する3つの回
転リールを順次停止させることで、1回のゲームを行う
スロットマシンに、本発明を適用した場合の一例であ
る。
【0021】図1〜図3に示すように、スロットマシン
1は収容ケース2を備え、この収容ケース2の内部に3
つの回転リール3〜5が収容され、これら回転リール3
〜5の外周面に複数(例えば、21個)の遊技図柄が夫
々印されている。例えば、図5に示すように、各回転リ
ール3〜5の外周面に印された遊技図柄は、「7
(赤)」、「7(白)」、「BAR」、「ベル」、「チ
ェリー」、「リプレイ図柄」等である。
【0022】図1、図2に示すように、収容ケース2
は、遊技ホールの島構造体(図示略)に取付けられる前
方開放状のケース本体6と、このケース本体6に枢支さ
れてケース本体6の前側を開閉可能な開閉ドア7とを有
する。開閉ドア7の上部には、上部ランプ10,11と
演出表示部12が設けられ、中段部分には前方へ張出す
中段フレーム13が設けられ、演出表示部12と中段フ
レーム13との間に表示パネル14が設けられている。
【0023】表示パネル14には3つの表示窓15が形
成され、これら表示窓15(表示部)に回転リール3〜
5の前部が夫々接近対向している。回転リール3〜5が
回転する表示窓15に複数種類の遊技図柄が変動表示さ
れ、回転リール3〜5が停止する表示窓15の上段と中
段と下段に3つの遊技図柄が停止表示される。ここで、
各リール3〜5の遊技図柄の変動については、図5に示
すように、図柄番号・・・1→2→3・・・21→1→
・・・の順で遊技図柄が表示窓15を上側から下側へ移
動するように変動表示される。
【0024】表示パネル14の表示窓15の左側に、5
つの投入枚数表示部16〜20とスタート表示部21が
設けられ、表示窓15の右側に、ビッグ表示部22、レ
ギュラー表示部23、リプレイ表示部24、ウェイト表
示部25、インサート表示部26が設けられている。
【0025】表示部16〜26の前面には、文字
(「3」、「2」、「1」、「2」、「3」、「STA
RT」、「BIG」、「REG」、「REPLAY」、
「WAIT」、「INSERT」)が夫々印刷されてい
る。各表示部16〜26の内側にはランプが設けられ、
ランプが点灯した表示部16〜26に印された文字に関
する情報が有効になる。
【0026】表示パネル14の表示窓15の下側に、貯
留枚数表示部27、特別遊技表示部28、付与枚数表示
部29が設けられている。貯留枚数表示部27と付与枚
数表示部29は夫々2桁の数字を表示可能なLED(発
光ダイオードディスプレイ)で構成され、特別遊技表示
部28は4桁の数字等を表示可能なLCD(液晶ディス
プレイ)やセグメント又はドットマトリックス型のLE
Dで構成されている。
【0027】中段フレーム13の上面部側には、メダル
清算ボタン30、1枚投入用のメダル投入1ボタン3
1、MAX(3枚)投入用のメダル投入2ボタン32、
メダル投入口33が設けられ、中段フレーム13の前面
部側には、スタートレバー35、3つのストップボタン
36〜38が設けられている。開閉ドア7の下部にはス
ピーカ40とメダル払出口41が設けられ、メダル払出
口41の下側にメダル受け皿42が設けられている。
【0028】図2に示すように、ケース本体2の内部の
上半部に、主制御基板50、中央分電基板51、副制御
基板52、外部集中端子板53、リールユニット54が
設けられ、下半部に、メダル払出装置57、電源ユニッ
ト58が設けられている。
【0029】図2、図3に示すように、リールユニット
54は、回転リール3〜5と、回転リール3〜5を夫々
回転させる電動モータ3a〜5aと、電動モータ3a〜
5aを駆動するモータ駆動回路55と、回転リール3〜
5の回転位置を夫々検出する位置検出センサ3b〜5b
と、回転リール3〜5の内側に設けられた9つのバック
ランプ56を備えている。
【0030】さて、遊技者は精算ボタン30を操作し
て、貯留モードと非貯留モードの何れか一方に切換える
ことができる。貯留モードのときにはメダルを所定枚数
(例えば、50枚)まで貯留することができ、その貯留
枚数が貯留枚数表示部27に表示される。ゲームの開始
にあたって、遊技者は1〜3枚のメダルをメダル投入口
33から直接投入するか、メダルの貯留がある場合には
1枚投入用のメダル投入1ボタン31又は3枚投入用の
メダル投入2ボタン32を操作して投入する。
【0031】図4に示すように、3つの表示窓15の上
段同士、中段同士、下段同士を夫々水平に結ぶ3本の入
賞ライン59a〜59cと、左側から右側へ3つの表示
窓15の上段中段下段と、左側から右側へ3つの表示窓
15の下段中段上段を夫々斜めに結ぶ2本の入賞ライン
59d,59eの計5本の入賞ライン59a〜59eが
設定されている。投入されたメダルが1枚の場合は1本
の入賞ライン59aが有効化され、2枚の場合は3本の
入賞ライン59a〜59cが有効化され、3枚の場合は
5本全ての入賞ライン59a〜59eが有効化される。
【0032】少なくとも1本の入賞ライン59aが有効
化された状態で、遊技者がスタートレバー35を操作す
ると、回転リール3〜5が回転を開始する。回転リール
3〜5が回転しているときに、ストップボタン36〜3
8を操作した回転リール3〜5が停止する。尚、回転リ
ール3〜5を含むリールユニット54が、遊技者の操作
に基づいて複数の表示窓15に複数種類の図柄を変動表
示可能な可変表示手段に相当し、ストップボタン36〜
38が、可変表示手段による図柄変動を停止させる停止
手段に相当する。
【0033】ストップボタン36〜38の遊技者操作に
より、或いは、スタートレバー35の操作時から所定時
間(例えば、30秒)経過後に、回転リール3〜5が全
て回転停止したとき、表示窓15から表示されて有効化
した入賞ライン上に並ぶ停止図柄の組合せが有効とな
り、その組合せ態様(表示態様)が、大当り態様、小当
り態様、小役態様、リプレイ態様、外れ態様の何れかに
なる。
【0034】図6に示すように、有効化した入賞ライン
上に、「7(赤)・7(赤)・7(赤)」、「7(白)
・7(白)・7(白)」が揃う組合せが大当り態様であ
り、「BAR・BAR・BAR」が揃う組合せが小当り
態様である。「ベル・ベル・ベル」、「7(赤)・ベル
・ベル」、「7(白)・ベル・ベル」、「BAR・ベル
・ベル」が揃う組合せと、回転リール3の「チェリー」
が停止する組合せが小役態様であり、「R・R・R」が
揃う組合せがリプレイ態様である。それ以外は概ね外れ
態様になる。
【0035】有効となる入賞ライン上に特別表示態様で
あるである大当り態様と小当り態様が成立した場合は夫
々15枚のメダルが付与される。小役態様が成立した場
合、「ベル・ベル・ベル」では15枚のメダルが付与さ
れ、「7(赤)・ベル・ベル」と「7(白)・ベル・ベ
ル」と「BAR・ベル・ベル」では10枚のメダルが付
与され、回転リール3の「チェリー」が停止する場合は
2枚(又は4枚)のメダル付与される。リプレイ態様が
成立した場合は、メダルを投入することなく今回のメダ
ル投入枚数で次のゲームを実行可能となる。
【0036】大当り態様が成立した場合には、15枚の
メダル付与に加えて遊技者に有利なビッグボーナス〔B
B〕が発生し、この〔BB〕では、図7に示すように、
特別ゲームを最大で30ゲーム実行可能となり、実行さ
れた特別ゲームにおいて、 JAC IN 態様(例えば、通常
時のリプレイ態様)が成立した場合に、特別ゲームとは
別に〔ボーナス〕を行うことができる。1回の〔BB〕
では、この〔ボーナス〕を最大で3回実行可能になる。
【0037】1回の〔ボーナス〕では、ボーナスゲーム
を最大で12ゲーム実行可能となり、ボーナスゲームを
12ゲーム消化するか、特別小役態様(例えば、通常時
のリプレイ態様)が成立したボーナスゲームを8ゲーム
消化すると、この〔ボーナス〕は終了する。そして、特
別ゲームを30ゲーム消化するか、又は、ボーナスを3
回消化すると、この〔BB〕は終了する。
【0038】小当り態様が成立した場合には、15枚の
メダル付与に加えて遊技者に有利なレギュラーボーナス
〔RB〕が発生し、この〔RB〕では、ビッグボーナス
〔BB〕中の〔ボーナス〕に相当する状態となり、ボー
ナスゲームを最大で12ゲーム実行可能となる。そし
て、ボーナスゲームを12ゲーム消化するか、又は、特
別小役態様が成立したボーナスゲームを8ゲーム消化す
ると、この〔RB〕は終了する。尚、ビッグボーナス
〔BB〕やレギュラーボーナス〔RB〕中、特別遊技表
示部28には、特別ゲームやボーナスゲームの回数等が
表示される。
【0039】小役態様や特別小役態様等の入賞態様が成
立すると、その入賞態様に応じた枚数のメダルが付与さ
れるが、そのメダル付与枚数は付与枚数表示部29に表
示される。貯留モードのとき、付与されるメダルは累積
的に貯留され、その貯留枚数が所定枚数(50枚)に達
すると、払出装置57によりメダル受け皿42に払出さ
れる。非貯留モードのときに付与されるメダルは全て払
出装置57によりメダル受け皿42に払出される。尚、
貯留モードから非貯留モードに切換える際、貯留されて
いるメダルも払出装置57によりメダル受け皿42に払
出される。
【0040】スロットマシン1の制御系について図3の
機能ブロック図を参照して説明する。尚、主制御基板5
0と副制御基板52は別基板に構成されて、複数の信号
線を介して直接的に或いは間接的に接続されている。そ
して、これら制御基板50,52に、夫々、CPUとR
OMとRAM等を含むマイクロコンピュータが設けら
れ、このマイクロコンピュータ及びそのROMに格納さ
れた制御プログラム等により、以下説明する機能が達成
される。
【0041】主制御基板50には、メダル投入1ボタン
30に付随する投入1SW30a、メダル投入2ボタン
31に付随する投入2SW31a、メダル投入口33に
付随する投入口SW33a、スタートレバー35に付随
するスタートSW35a、3つのストップボタン36〜
38に夫々付随する3つのストップSW36a〜38
a、モータ駆動回路55、位置検出センサ3b〜5b、
払出装置57、貯留枚数表示部27、特別遊技表示部2
8、付与枚数表示部29が接続されている。
【0042】この主制御基板50には、メダル枚数計数
手段60、遊技開始手段61、抽選手段62、フラグ設
定手段63、リール制御手段64、停止図柄判定手段6
5、メダル付与手段66、貯留枚数記憶手段67、利益
状態発生手段68、表示制御手段69が備えられてい
る。
【0043】メダル枚数計数手段60は、投入1SW3
0aや投入2SW31aや投入口SW33aからのスイ
ッチ信号に基づいて、投入されたメダルの枚数を計数す
る。遊技開始手段61は、スタートスイッチ35aから
のスイッチ信号に基づいて、メダル枚数計数手段60で
計数されたメダル枚数が1〜3枚の場合に遊技開始の制
御を行う。
【0044】抽選手段62は、遊技開始手段61から遊
技の開始命令を受けてた場合に、組合せ態様として、図
6に示す複数種類の表示態様(大当り態様、小当り態
様、5種類の小役態様、リプレイ態様、外れ態様、の計
9種類)の何れかが成立することを許可する抽選を行
い、9種類の表示態様に対する9種類の役(大当り役、
小当り役、5種類の小役、リプレイ役、外れ役)の何れ
かを決定する。尚、抽選手段62による抽選確率につい
ては、スロットマシン1を設置した遊技ホール側が設定
する「設定値」(1〜6の何れか)と、遊技開始時の
「メダル投入枚数」(1〜3枚の何れか)とによって異
なる確率になる。
【0045】フラグ設定手段63はフラグ記憶部63a
を有し、抽選手段62で決定された役を示すフラグ(つ
まり、成立が許可された表示態様;大当り態様、小当り
態様、5種類の小役態様、リプレイ態様、外れ態様に対
するフラグ;BBフラグ、RBフラグ、5種類の小役フ
ラグ、リプレイフラグ、外れフラグの何れか)をフラグ
記憶部63aに記憶して設定する。
【0046】本実施形態の場合、フラグ設定手段63が
記憶設定したBBフラグ/RBフラグは、大当り態様/
小当り態様が成立するまでフラグ記憶部63aに保持さ
れ、その他のフラグ(小役フラグ、リプレイフラグ、外
れフラグ)は、そのフラグが設定されたゲームに限り有
効であり、そのゲームの終了時にフラグ記憶部63aか
ら消去されるように構成してある。
【0047】リール制御手段64は、遊技開始手段61
から遊技の開始命令を受けて、回転リール3〜5の回転
を開始させ、その後、ストップスイッチ36a〜38a
からのスイッチ信号に基づいて、操作されたストップボ
タン36〜38に対応する回転リール3〜5の回転を停
止させるように、リールユニット54(電動モータ3a
〜5a)を制御する。
【0048】このリール停止制御は、フラグ記憶部63
aに記憶されたフラグに基づいて行われ、遊技者がスト
ップボタン36〜38を操作する操作順序や操作タイミ
ングが適当であれば、フラグ記憶部63aに記憶された
フラグに対応する表示態様が有効化した入賞ライン上に
成立するように、第1〜第3回転リール3〜5の回転を
停止させることが可能となる。
【0049】停止図柄判定手段65は、全ての回転リー
ル3〜5が停止したときに、有効化した入賞ライン上に
並んで成立する表示態様の種類(大当り態様、小当り態
様、小役態様、リプレイ態様、ハズレ態様の何れか)を
判定し、メダル付与手段66は、停止図柄判定手段65
からの判定結果を受けて、大当り態様又は小当り態様又
は小役態様等の入賞態様が成立した場合に、その入賞態
様に応じた枚数のメダル(図6参照)を遊技者に付与す
る。
【0050】その際、貯留モードのとき、貯留枚数が所
定枚数(50枚)未満の場合、付与するメダルを累積的
に貯留して、その貯留枚数を貯留枚数記憶手段67に記
憶し、その貯留枚数が所定枚数(50枚)に達すると、
付与するメダルを払出装置57により払出させ、また、
非貯留モードのときには、付与する全てのメダルを払出
装置57により払出させる。
【0051】利益状態発生手段68は、変動停止した図
柄の組合せ態様が大当り態様や小当り態様(これらが特
別表示態様に相当する)になった場合に、前述のよう
に、遊技者に有利な利益状態となるビッグボーナス〔B
B〕やレギュラーボーナス〔RB〕を発生させる。尚、
表示制御手段69は、貯留枚数表示部27、特別遊技表
示部28、付与枚数表示部29を制御して、前述の表示
を行わせる。
【0052】副制御基板52には、表示制御手段70、
ランプ制御手段71、音声制御手段72、報知許可手段
73、作動抽選手段74、計数手段75、確率変化手段
76、ゲーム数決定手段77、リセット手段78が備え
られている。表示制御手段70は演出表示部12を制御
し、ランプ制御手段71は上部ランプ10,11とバッ
クランプ群56を制御し、音声制御手段72はスピーカ
40を制御する。
【0053】演出表示部12と表示制御手段70は、抽
選手段62における(抽選手段62で抽選された)1種
類の表示態様(小役態様)「ベル・ベル・ベル」の成立
許可を報知可能な成立報知手段80を構成している。こ
こで、図5に示すように、各回転リール3〜5に印され
た複数の図柄において、連続する4つの図柄の内の少な
くとも1つの図柄は「ベル」となる図柄配置となってい
る。
【0054】前記リール制御手段64のリール停止制御
では、ストップボタン36〜38の操作時から、最大4
つの図柄を滑らせて(4つの図柄分リール3〜5を回転
させて)リール3〜5を停止させる滑り制御が行われ、
抽選手段62により小役態様「ベル・ベル・ベル」の成
立許可の抽選が行われた場合、ストップボタン36〜3
8の操作順序(即ち、回転リール3〜5の停止順序)さ
え適当であれば、小役態様「ベル・ベル・ベル」の成立
が保障されるように構成してある。
【0055】左、中、右のストップボタン36〜38の
操作順序は、左→中→右、左→右→中、中→左→右、中
→右→左、右→左→中、右→中→左、の6通りあり、小
役態様「ベル・ベル・ベル」の成立許可があった場合、
この6通りの内の1通りの操作順序でストップボタン3
6〜38を操作した場合に、小役態様「ベル・ベル・ベ
ル」が成立することになる。
【0056】成立報知手段80が「ベル・ベル・ベル」
の成立許可を報知する場合、例えば、図8に示すよう
に、演出表示部12に3つのストップボタン36b〜3
8bを模式的に表示し、その操作ボタン36b〜38b
に番号(1、2、3)を付して操作順序を表示する。こ
の場合、図8の(a)〜(f)の6通りの表示の内の何
れか(「ベル・ベル・ベル」の成立が可能な1通りの操
作順序)を表示する。
【0057】演出表示部12に、図8(a)〜(f)の
何れかの表示が行われた場合、それを遊技者が見て小役
態様「ベル・ベル・ベル」の成立許可が抽選されたこと
を知ることができ、その操作順序でストップボタン36
〜38を操作さえすれば(例えば、(c)の場合、中→
左→右の順でストップボタン36〜38を操作する
と)、小役態様「ベル・ベル・ベル」を成立させること
が可能となり、それ以外の順序でのストップボタン36
〜38の操作による図柄停止では、小役態様「ベル・ベ
ル・ベル」は成立しない。
【0058】図3に示すように、報知許可手段73は、
所定ゲーム数nに亙って成立報知手段80の作動を許可
する手段であり、成立報知手段80が作動許可された状
態に限って、抽選手段62により小役態様「ベル・ベル
・ベル」の成立許可が抽選された場合に、その結果を受
けて演出表示部12に図8(a)〜(f)の何れかを表
示せるようにしている。作動抽選手段74は、報知許可
手段73を作動させるか否か抽選する手段であり、この
抽選を各ゲーム毎に行い、そこで当選すると報知許可手
段73が所定ゲーム数nに亙って成立報知手段80の作
動を許可する。
【0059】計数手段75は回数記憶部75aを有し、
小役態様が成立した小役態様成立回数mを累積的に計数
しながら回数記憶部75aに記憶する。確率変化手段7
6は、計数手段75の回数記憶部75aに記憶された小
役態様成立回数mに応じて、作動抽選手段76の抽選確
率を変化させる。
【0060】小役態様成立回数mに対して作動抽選手段
74が報知許可手段73を作動させる抽選確率qについ
ては、例えば、図9に示すように、mが0〜10の場合に
qが1/200 となり、mが11〜20の場合にqが1/175 とな
り、mが21〜30の場合にqが1/150 となり、mが31〜40
の場合にqが1/100 となり、mが41〜50の場合にqが1/
50となり、mが51以上の場合にqが1/1 となる。このよ
うに、計数手段75の回数記憶部75aに記憶した小役
態様成立回数mが大きくなる程、作動抽選手段74が報
知許可手段73を作動させる抽選確率を高くするように
している。
【0061】計数手段75の回数記憶部75aに記憶し
ている小役態様成立回数mを遊技者に報知する報知手段
として、前記特別遊技表示部28と表示制御手段69が
設けられ、例えば、回数記憶部75aに記憶している小
役態様成立回数mが12の場合、図10に示すように、
特別遊技表示部28には「12」が表示される。
【0062】図3に示すように、ゲーム数決定手段77
は、報知許可手段73が許可する所定ゲーム数nを決定
する。例えば、図11に示すように、異なる複数のゲー
ム数(10、50、100 、200 、300 )が予め記憶されてお
り、作動抽選手段74が報知許可手段73を作動させる
抽選を行った場合に、ゲーム数決定手段77がこれらゲ
ーム数(10、50、100 、200 、300 )の中の何れかを予
め設定した抽選確率(10ゲーム→6/20、50ゲーム→5/2
0、 100ゲーム→4/20、 200ゲーム→3/20、 300ゲーム
→2/20)で選択して決定する。
【0063】リセット手段78は、計数手段75の回数
記憶部75aに記憶した小役態様成立回数mを、所定条
件の成立に基づいてリセットする手段であり、その所定
条件は報知許可手段73が作動したこととしてある。
尚、計数手段75は、報知許可手段73が作動している
間、小役態様成立回数mを計数しないようにしてある。
【0064】次に、主制御基板50及び副制御基板52
が実行する一連の遊技制御について図12、図13のフ
ローチャートに基づいて説明する。尚、図中Si(i=
1、2、3・・・)は各ステップを示す。図12に示す
ように、遊技制御が開始されると、メダル投入処理(S
1)が行われ、そのメダル投入処理でメダルが1〜3枚
投入された状態で、スタートレバー35が操作されると
ゲームが開始される(S3;Yes)。
【0065】次に、抽選処理(S4)が行われて、大当
り役、小当り役、5種類の小役、リプレイ役、外れ役の
何れかが当選し、フラグ記憶設定処理(S5)におい
て、当選した役を示すフラグ(大当りフラグ、小当りフ
ラグ、小役フラグ、リプレイフラグ、外れフラグ)が記
憶設定される。更に、作動抽選処理が行われ(S6)、
そこで当選すると(S7;Yes)、作動許可フラグFがセ
ットされる。S6の作動抽選処理で当選する確率は、図
9に示すように、小役態様成立回数m(回数記憶部75
aに記憶された回数m)に応じて変化する。
【0066】次に、リール回転処理(S9)が行われ
て、回転リール3〜5が回転を開始した後、記憶設定さ
れたフラグと、遊技者が行うストップボタン36〜38
の操作(操作順序や操作タイミング)に基づいてリール
停止処理(S10)が行われ、回転している回転リール
3〜5を停止させる。
【0067】図13に示すように、その後、入賞判定処
理(S11)が行われ、そこで、有効化した入賞ライン
上に大当り態様又は小当り態様又は小役態様等の入賞態
様が成立すると(S12;Yes)、その入賞態様に応じた
枚数のメダルが付与される(S13)。次に、大当り態
様が成立している場合(S14;Yes)、BB処理(S1
5)が行われ、小当り態様が成立している場合(S1
6;Yes)、RB処理(S17)が行われ、リプレイ態様
が成立している場合(S18;Yes)、再遊技処理(S1
9)が行われる。
【0068】次に、作動許可フラグFの設定の有無が判
定され(S20)、作動許可フラグFが設定されていな
い場合(S20;No )、小役態様が成立していない場合
には(S21;No )リターンし、小役態様が成立してい
る場合には(S21;Yes)、小役態様成立回数mが(m
+1)にインクリメントされてリターンする。
【0069】一方、作動許可フラグFが設定されている
場合(S20;Yes)、大当りフラグ又は小当りフラグが
設定されているときには(S23;No )リターンし、大
当りフラグ又は小当りフラグが設定されていないときに
(S23;Yes)、特別遊技処理(S24)が行われ、そ
の後、小役態様成立回数mがリセットされ(S25)、
作動許可フラグFがリセットされて(S26)リターン
する。
【0070】S25の特別遊技処理では、前述のよう
に、成立報知手段80の作動を所定ゲーム数nに亙って
許可する報知許可モードとなり、この報知許可モード中
のゲームにおいて、小役態様「ベル・ベル・ベル」の成
立許可が抽選されると、その成立許可を図8(a)〜
(f)の内の何れかの表示を行って報知し、遊技者はこ
の表示を見て、その順番でストップボタン36〜38を
操作すると、小役態様「ベル・ベル・ベル」を確実に成
立させることが可能となる。
【0071】以上、このスロットマシン1によれば、抽
選手段62における小役態様「ベル・ベル・ベル」の成
立許可を報知可能な成立報知手段80、成立報知手段8
0の作動を所定ゲーム数nに亙って許可する報知許可手
段73、報知許可手段73を作動させるか否か抽選する
作動抽選手段74、小役態様が成立した回数mを累積的
に計数しながら記憶する計数手段75、計数手段75に
記憶された回数mに応じて、作動抽選手段74の抽選確
率を変化させる確率変化手段76を設けた。
【0072】作動抽選手段74が報知許可手段73を作
動させる抽選を行った場合、報知許可手段73が成立報
知手段80の作動を所定ゲーム数nに亙って許可し、そ
の所定ゲームn内において、本実施形態の場合、小役態
様「ベル・ベル・ベル」の成立許可の抽選があった場
合、その成立許可を成立報知手段80がストップボタン
36〜38の押し順で以て報知するようにして、遊技者
は小役態様「ベル・ベル・ベル」を確実に成立させるこ
とが可能となる。
【0073】小役態様は成立すると遊技者にメダルを付
与する有利な態様であると共に、その小役態様が成立し
た回数mに応じて、報知許可手段73を作動させるか否
か抽選する作動抽選手段74の抽選確率を変化させるよ
うにしたので、遊技者の遊技結果が作動抽選手段74の
抽選確率に反映するものとなり、遊技者の遊技意欲を高
めて遊技性に富んだものとすることができる。
【0074】また、報知許可手段73が許可する所定ゲ
ーム数nを決定するゲーム数決定手段77を設けたこと
により、更に遊技性に富んだものとすることができる。
そして、計数手段75に記憶した回数mが大きくなる
程、作動抽選手段74が報知許可手段73を作動させる
抽選確率を高くするようにしたので、回数mが大きくな
るに連れて遊技者に有利な状態となり遊技者の遊技意欲
を高めることができる。
【0075】その一方で、計数手段75に記憶した回数
mを、報知許可手段73が作動したという所定条件の成
立に基づいてリセットするリセット手段78を設けたこ
とにより、報知許可手段73が成立報知手段80の作動
を所定ゲーム数nに亙って許可するという代償に、計数
手段75に記憶した回数mをリセットすることにより、
遊技の均等化を図ることが可能となる。
【0076】また、計数手段75に記憶している回数等
の遊技状態を報知することにより、その回数を遊技者に
知らせ、作動抽選手段74の抽選確率を間接的に知らせ
ることも可能となるため、遊技者にとって親切で慣れ親
しみ易いものとなる。
【0077】次に、変更形態について説明する。 1〕前記成立報知手段80においては、小役態様「ベル
・ベル・ベル」の成立許可を報知可能に構成している
が、その他の小役態様や大当り態様や小当り態様の何れ
かを報知可能に構成してもよいし、これら表示態様(5
種類の小役態様、大当り態様、小当り態様)の少なくと
も2つ以上の表示態様の成立許可を報知可能に構成して
もよい。また、成立報知手段80の報知内容と異なる成
立役となる場合があるように構成してもよい。成立報知
手段の演出表示部12は、液晶ディスプレイとすること
が望ましいが、遊技者に成立態様(成立役)を報知可能
であれば、演出表示部12の代わりに、、セグメント又
はドットマトリックス型のLEDや、単一又は複数のラ
ンプからなる表示部を設けてもよい。ランプからなる表
示部とする場合、押し順等に応じて段階的に発光態様を
変えるようにしてよい。
【0078】2〕抽選手段62における少なくとも1種
類の表示態様の成立許可を報知可能な成立報知手段とし
て、演出表示部12と表示制御手段70を適用する以外
に、バックランプ群56とランプ制御手段71等を適用
してランプの点灯や点滅で以て報知可能にしたり、スピ
ーカ40と音声制御手段72を適用して音声で以て報知
可能にしてもよい。
【0079】3〕前記成立報知手段の報知形態として、
前記のようにストップボタン36〜38の押し順(回転
リール3〜5の停止順序)で報知する以外に、抽選手段
62で抽選された表示態様の成立許可を、その表示態様
の全部又は一部を報知して行うようにしてもよい。例え
ば、左→中→右の押し順となる「ベル・ベル・ベル」の
成立許可の場合、演出表示部12に、左のみの押し順を
報知して、残りの押し順を遊技者に判断させるようにし
てもよい。
【0080】4〕計数手段75において、前記実施形態
では、どの小役態様が成立しても、表示態様成立回数m
をインクリメントして累積的に計数しているが、所定の
小役態様(例えば、「ベル・ベル・ベル」)が成立した
場合にのみ、表示態様成立回数mをインクリメントして
累積的に計数してもよいし、小役態様でないリプレイ態
様や外れ態様が成立した場合にのみ、表示態様成立回数
mをインクリメントして累積的に計数してもよい。
【0081】5〕計数手段75は、抽選手段62が何れ
かの所定の表示態様(大当り態様、小当り態様、5種類
の小役態様、リプレイ態様、外れ態様、の少なくとも1
つの態様)の成立許可を抽選した回数mを累積的に計数
し、確率変化手段76は、計数手段75に記憶された回
数mに応じて、作動抽選手段74の抽選確率を変化させ
るようにしてもよい。
【0082】6〕ゲーム数決定手段77は、報知許可手
段73が許可する所定ゲーム数nとして、予め設定され
た異なる複数のゲーム数の中から選択して決定するので
はなく、回数記憶部75aに記憶された回数mに演算を
施して決定するようにしてもよい。例えば、回数mに所
定数(例えば、10や100 )乗じた数(例えば、m×10や
m×100 )を所定ゲーム数nに決定してもよい。尚、所
定ゲーム数nを複数のゲーム数の中から抽選により選択
する場合には、回数記憶部75aに記憶された回数mに
基づいて抽選を行うようにしてもよい。また、報知許可
手段73は、所定ゲーム数に亙って成立報知手段を作動
させるのではなく、所定役(ベル・ベル・ベル)が実際
に成立した成立回数(ゲーム数)が所定ゲーム数になる
まで、成立報知手段80の作動を許可するようにしても
よい。
【0083】7〕リセット手段78が計数手段75の回
数記憶部75aに記憶した回数mをリセットする所定条
件について、報知許可手段73が作動したこととする以
外に、特定表示態様(大当り態様や小当り態様)が成立
したこと、或いは、その他の表示態様(例えば、外れ態
様)が成立したこと等としてもよい。
【0084】8〕図14に示すように、副制御基板52
に、計数手段75の回数記憶部75aに記憶させた回数
mを所定条件成立時に所定数加算/又は減算する加減算
手段85を備えてもよい。この加減算手段85は、例え
ば、大当り態様成立時(大当り役当選時)や小当り態様
成立時(小当り役当選時)に所定数(例えば、10)加
算し、リプレイ態様成立時(リプレイ役当選時)や外れ
態様成立時(外れ態様成立時)に所定数(例えば、5)
減算するようにてもよい。
【0085】9〕計数手段75に記憶している回数mと
共に、或いは、計数手段75に記憶している回数mでは
なく、作動抽選手段74の抽選確率qを遊技者に報知す
るようにしてもよい。この場合の遊技状態報知手段とし
て、特別遊技表示部28以外に、演出表示部12等の種
々のディスプレイを適用可能であるし、ランプや音声で
以て報知するようにしてもよい。 10〕尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にといて種々
の変更を付加して実施可能であるし、前記以外の種々の
スロットマシンに本発明を適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの正
面図である。
【図2】スロットマシンの内部の正面図である。
【図3】スロットマシンの制御系の機能ブロック図であ
る。
【図4】スロットマシン要部の正面図である。
【図5】回転リールに印された複数の図柄等を示す図表
である。
【図6】複数種類の表示態様とその利益を示した図表で
ある。
【図7】ビッグボーナスのゲーム内容を示す図である。
【図8】(a)〜(f)は小役態様成立をアシストする
為に演出表示部に表示したストップボタンの押し順を示
す図である。
【図9】小役態様成立回数とそれに応じた抽選確率を示
した図表である。
【図10】小役態様成立回数を表示した特別遊技表示部
を示す図である。
【図11】複数のゲーム数とその抽選確率を示した図表
である。
【図12】遊技制御のフローチャート(1/2)であ
る。
【図13】遊技制御のフローチャート(2/2)であ
る。
【図14】変更形態に係るスロットマシンの制御系の機
能ブロック図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン 12 演出表示部 15 表示窓 28 特別遊技表示部 36〜38 ストップボタン 54 リールユニット 62 抽選手段 68 利益状態発生手段 69 表示制御手段 70 表示制御手段 73 報知許可手段 74 作動抽選手段 75 計数手段 76 確率変化手段 77 ゲーム数決定手段 78 リセット手段 80 報知手段 85 加減算手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月13日(2002.2.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】9〕計数手段75に記憶している回数mと
共に、或いは、計数手段75に記憶している回数mでは
なく、作動抽選手段74の抽選確率qを遊技者に報知す
るようにしてもよい。この場合の遊技状態報知手段とし
て、特別遊技表示部28以外に、演出表示部12等の種
々のディスプレイを適用可能であるし、ランプや音声で
以て報知するようにしてもよい。 10〕尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にといて種々
の変更を付加して実施可能であるし、前記以外の種々の
スロットマシンに本発明を適用可能である。
【発明の効果】 本願の遊技機によれば、抽選された少
なくとも1種類の表示態様の成立許可を、所定ゲーム数
に亙って報知可能にするか否か抽選するようにし、その
抽選確率を所定の表示態様の成立を許可した回数、又
は、所定の表示態様が成立した回数に応じて変化させる
ことにより、遊技者の遊技結果が前記抽選確率に反映す
るものとなり、遊技性に富んだものとすることができ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者の操作に基づいて複数の表示部(1
    5)に複数種類の図柄を変動表示可能な可変表示手段(54)
    と、この可変表示手段(54)による図柄変動を停止させる
    停止手段(36,37,38)と、変動停止した図柄の組合せ態様
    が特別表示態様になった場合に遊技者に有利な利益状態
    を発生させる利益状態発生手段(68)とを備えた遊技機に
    おいて、 前記組合せ態様として複数種類の表示態様の何れかが成
    立することを許可する抽選を行う抽選手段(62)と、 前記抽選手段(62)における少なくとも1種類の表示態様
    の成立許可を報知可能な成立報知手段(80;12,70)と、 前記成立報知手段(80;12,70)の作動を所定ゲーム数に亙
    って許可する報知許可手段(73)と、 前記報知許可手段(73)を作動させるか否か抽選する作動
    抽選手段(74)と、 前記抽選手段(62)が何れかの所定の表示態様の成立許可
    を抽選した回数、又は、前記所定の表示態様が成立した
    回数を累積的に計数しながら記憶する計数手段(75)と、 前記計数手段(75)に記憶された回数に応じて、前記作動
    抽選手段(74)の抽選確率を変化させる確率変化手段(76)
    と、 を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記報知許可手段(73)が許可する所定ゲ
    ーム数を決定するゲーム数決定手段(77)を有することを
    特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記計数手段(75)に記憶した回数を、所
    定条件の成立に基づいてリセットするリセット手段(78)
    を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記所定条件は、前記報知許可手段(73)
    が作動したことであることを特徴とする請求項3に記載
    の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記計数手段(75)に記憶した回数が大き
    くなる程、前記作動抽選手段(74)が報知許可手段(73)を
    作動させる抽選確率を高くすることを特徴とする請求項
    1〜4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記計数手段(75)に記憶させた回数を所
    定条件成立時に所定数加算/又は減算する加減算手段(8
    5)を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記
    載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記計数手段(75)に記憶している回数と
    前記作動抽選手段(74)の抽選確率の少なくとも一方を、
    遊技者に報知する遊技状態報知手段(28,69)を設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記抽選手段(62)を備えた主制御基板(5
    0)と、前記確率変化手段(76)を備えた副制御基板(52)を
    設け、これら制御基板(50,52) を別基板に構成したこと
    を特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の遊技機。
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