JP3838631B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にスロットマシンに適用される遊技機に関し、特に、遊技図柄の変動停止制御を中止している状態等で特定図柄態様が成立した場合に、抽選された入賞図柄態様の成立許可を報知し、遊技者に有利な遊技状態を発生させるか否か抽選により決定する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機であるスロットマシンには、3つの回転リール、スタートレバー、3つの回転リールに対応する3つのストップボタンが設けられている。遊技者は、遊技媒体であるメダルを1〜3枚投入し、スタートレバーを操作して3つの回転リールを回転させ、3つのストップボタンを順次操作して回転する3つの回転リールを順次停止させて1回のゲームを行う。
【0003】
各回転リールの外周面には複数(例えば、21個)の複数種類の遊技図柄(例えば、「7」、「BAR」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ図柄」等々の図柄)が印されており、回転リールが回転することにより、スロットマシンの前面部に形成された表示窓に複数の遊技図柄が変動表示される。
【0004】
3つの回転リールが回転停止したとき、表示窓に変動停止して表示される遊技図柄のうち、メダルの投入枚数に応じて有効となる入賞ライン上に並ぶ遊技図柄の組合せ態様が、大当り態様(「7」が3つ揃う態様)、小当り態様(「BAR」が3つ揃う態様)、小役態様(「ベル」が3つ揃う態様等)、リプレイ態様(「リプレイ図柄」が3つ揃う態様)、外れ態様等の何れかになる。
【0005】
スロットマシンの制御装置においては、メダルが投入されている状態でスタートレバーが操作されると、前記複数種類の組合せ態様の何れかの成立を許可するか否かの内部抽選が行われ、この抽選結果とストップボタンの操作とに基づいて回転リールの停止制御が行われて、ストップボタンの操作が適当であれば、成立許可された組合せ態様を有効となる入賞ライン上に成立させることができる。
【0006】
従来のスロットマシンには、複数ゲームに亙って、内部抽選により成立許可された組合せ態様のうち、メダルの付与が得られる入賞図柄態様の成立許可を報知して遊技者に有利なアシスト状態を発生可能にした機種が実用に供されており、このアシスト状態を発生させるか否かは、メダルが投入されている状態でのスタートレバー等の操作によって抽選決定されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来、前記アシスト状態を発生可能なスロットマシンにおいて、そのアシスト状態を発生させるか否かについて、実質的には、メダルが投入されている状態でのスタートレバー等の操作によって抽選決定されるものであり、遊技結果を反映すべく特定の図柄態様が成立したことを条件に抽選により決定するようにはなっていないため、その点、遊技性の斬新さはなく面白みに欠け、結局、遊技性を高めにくい面がある。
【0008】
また、従来のスロットマシンのように、内部抽選の結果に基づいて全ての回転リールの停止制御を行うのでは、遊技者が所望の図柄態様を成立させるように操作できる技術介入の余地は低く、依って、技術介入を取り入れることによる、前記アシスト状態を発生させるか否かに関する改善の余地も低い。
【0009】
本発明の目的は、特定図柄態様が成立したことを条件に、遊技者に有利な遊技図柄の変動停止に関連する報知を行う遊技状態を発生させるか否かを抽選により決定し、遊技図柄の変動停止制御を中止して、特定図柄態様を成立させ易くして前記遊技状態を発生させるか否かを決定する契機を得やすく更には増大させることを可能にして、遊技性を高めるようにした遊技機を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願の遊技機は、複数の遊技図柄を変動表示可能な可変表示手段と、この可変表示手段による遊技図柄の変動を停止させる停止手段と、遊技図柄の変動停止に関連する遊技者に有利な報知を行うように作動可能な報知手段とを備え、遊技図柄の変動停止時に特定図柄態様を含む複数種類の入賞図柄態様の何れかが成立可能に構成した遊技機において、複数種類の入賞図柄態様の何れかの成立を許可するか否かの抽選を行う成立許可抽選手段と、成立許可抽選手段の抽選結果に基づいて許可された入賞図柄態様を成立可能に可変表示手段における遊技図柄の変動停止制御を行う停止制御手段と、停止制御手段による停止制御を中止させる停止制御中止手段と、遊技者に有利な利益状態を発生させる特別図柄態様が成立したことに基づいて、停止制御中止手段を作動させて、遊技図柄の変動を無制御状態へ移行させるか否かを抽選する無制御状態抽選手段と、報知手段を作動させて成立許可抽選手段で抽選された入賞図柄態様の成立許可を報知し、遊技者に有利な遊技状態を発生させる有利状態発生手段と、停止制御中止手段が作動する無制御状態で特定図柄態様が成立したことを条件に有利状態発生手段を作動させるか否か抽選により決定する有利状態決定手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】
前記有利状態決定手段は、有利状態発生手段を作動させるか否かを抽選する抽選手段を有し、この抽選手段により有利状態発生手段を作動させる通常状態での当選確率が、前記無制御状態での当選確率よりも高くなるように設定されてもよい。
【0012】
前記有利状態決定手段が有利状態発生手段を作動させるように決定した場合に、この有利状態発生手段による遊技状態を継続させるゲーム数を抽選により決定するゲーム数決定手段を設け、前記ゲーム数を抽選する抽選確率が通常状態と前記無制御状態とで異なるように決定されてもよい。
【0013】
前記ゲーム数決定手段は、基準回数と倍数とを夫々抽選により選択し、その基準回数と倍数とを掛け算してゲーム数を決定してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、遊技媒体であるメダルが1〜3枚投入されている状態で、遊技者がスタートレバーを操作して3つの回転リールを回転させ、3つのストップボタンを順次操作して回転する3つの回転リールを順次停止させてゲームを行うスロットマシンに、本発明を適用した場合の一例である。
【0015】
図1〜図3に示すように、スロットマシン1は収容ケース2を備え、この収容ケース2の内部に3つの(左、中、右)回転リール3〜5が設けられ、これら回転リール3〜5の外周面に複数(例えば、21個)の複数種類の遊技図柄(例えば、図5に示すように、「7(赤)」、「7(白)」、「BAR」、「ベル」、「R」等の図柄)が夫々印され、左回転リール3の外周面にだけ、「チェリー」と特定図柄「★」が印されている。
【0016】
図1、図2に示すように、収容ケース2は、遊技ホールの島構造体(図示略)に取付けられる前方開放状のケース本体6と、このケース本体6に枢支されてケース本体6の前側を開閉可能な開閉ドア7とを有する。開閉ドア7の上部には、上部ランプ10,11と演出表示部12が設けられ、中段部分には前方へ張出す中段フレーム13が設けられ、演出表示部12と中段フレーム13との間に表示パネル14が設けられている。
【0017】
図1に示すように、表示パネル14には3つの表示窓15が形成され、これら表示窓15に回転リール3〜5の前部が夫々接近対向している。回転リール3〜5が回転する表示窓15に複数の遊技図柄が変動表示され、回転リール3〜5が停止する表示窓15の上段と中段と下段に3つの遊技図柄が停止表示される。ここで、各リール3〜5の遊技図柄の変動については、図5に示すように、図柄番号・・・1→2→3・・・21→1→・・・の順で遊技図柄が表示窓15を上側から下側へ移動するように変動表示される。
【0018】
図1に示すように、表示パネル14の表示窓15の左側に、5つの投入枚数表示部16〜20とスタート表示部21が設けられ、表示窓15の右側に、ビッグ表示部22、レギュラー表示部23、リプレイ表示部24、ウェイト表示部25、インサート表示部26が設けられている。表示部16〜26の前面には、文字(「3」、「2」、「1」、「2」、「3」、「START」、「BIG」、「REG」、「REPLAY」、「WAIT」、「INSERT」)が夫々印刷されている。各表示部16〜26の内側にランプが設けられ、ランプが点灯した表示部16〜26に印された文字に関する情報が有効になる。
【0019】
表示パネル14の表示窓15の下側に、貯留枚数表示部27、特別遊技表示部28、付与枚数表示部29が設けられている。貯留枚数表示部27と付与枚数表示部29は夫々2桁の数字を表示可能なLED(発光ダイオードディスプレイ)で構成され、特別遊技表示部28は4桁の数字等を表示可能なLEDで構成されている。
【0020】
中段フレーム13の上面部側には、メダル清算ボタン30、1枚投入用のメダル投入1ボタン31、MAX(3枚)投入用のメダル投入2ボタン32、メダル投入口33が設けられ、中段フレーム13の前面部側には、スタートレバー35、3つのストップボタン36〜38が設けられている。開閉ドア7の下部にはスピーカ40とメダル払出口41が設けられ、メダル払出口41の下側にメダル受け皿42が設けられている。
【0021】
図2に示すように、ケース本体2の内部の上半部に、主制御基板50、中央分電基板51、副制御基板52、外部集中端子板53、リールユニット54が設けられ、下半部に、メダル払出装置57、電源ユニット58が設けられている。電源ユニット58には、電源SW58a、設定キーSW58b、設定ボタンSW58cが設けられている。
【0022】
図2、図3に示すように、リールユニット54は、回転リール3〜5と、回転リール3〜5を夫々回転させる電動モータ3a〜5aと、電動モータ3a〜5aを駆動するモータ駆動回路55と、回転リール3〜5の回転位置を夫々検出する位置検出センサ3b〜5bと、回転リール3〜5の内側に設けられた9つのバックランプ56を備えている。
【0023】
尚、リールユニット54が、複数の遊技図柄を変動表示可能な可変表示手段に相当し、3つの回転リール3〜5等が、複数の遊技図柄を夫々変動表示可能な複数(3つ)の変動表示部に相当する。また、3つのストップボタン36〜38が、可変表示手段による遊技図柄の変動を停止させる停止手段に相当する。
【0024】
さて、遊技者は精算ボタン30を操作して、貯留モードと非貯留モードの何れか一方に切換えることができる。貯留モードのときにはメダルを所定枚数(例えば、50枚)まで貯留することができ、その貯留枚数が貯留枚数表示部27に表示される。ゲームの開始にあたって、遊技者は1〜3枚のメダルをメダル投入口33から直接投入するか、メダルの貯留がある場合は、メダル投入31又は32を操作して、その貯留枚数の中から1枚又は3枚のメダルを投入する。
【0025】
図4に示すように、3つの表示窓15の上段同士、中段同士、下段同士を夫々水平に結ぶ3本の入賞ライン59a〜59cと、左側から右側へ3つの表示窓15の上段中段下段と、左側から右側へ3つの表示窓15の下段中段上段を夫々斜めに結ぶ2本の入賞ライン59d,59eの計5本の入賞ライン59a〜59eが設定されている。投入されたメダルが1枚の場合は1本の入賞ライン59aが有効化され、2枚の場合は3本の入賞ライン59a〜59cが有効化され、3枚の場合は5本全ての入賞ライン59a〜59eが有効化される。
【0026】
少なくとも1本の入賞ライン59aが有効化された状態で、遊技者がスタートレバー35を操作すると、回転リール3〜5が回転を開始し、その後、ストップボタン36〜38を操作すると対応する回転リール3〜5が停止する。尚、ストップボタン36〜38が操作されなかった場合でも、スタートレバー35の操作時から所定時間(例えば、30秒)経過すると、回転している回転リール3〜5が自動的に停止する。
【0027】
回転リール3〜5が全て回転停止したとき、表示窓15に変動停止して表示される遊技図柄のうち、有効化した入賞ライン上に並ぶ遊技図柄の組合せが有効となり、その組合せに応じて設定される組合せ態様として、図6に示すように、大当り態様、小当り態様、小役態様1〜6、リプレイ態様、外れ態様の何れが成立する。尚、外れ態様以外の組合せ態様が入賞図柄態様であり、大当り態様が特別図柄態様に相当し、小役態様6が特定図柄態様に相当する。
【0028】
図6に示すように、有効化した入賞ライン上に、「7(赤)・7(赤)・7(赤)」と「7(白)・7(白)・7(白)」が揃う組合せが大当り態様であり、「BAR・BAR・BAR」が揃う組合せが小当り態様であり、「ベル・ベル・ベル」、「7(赤)・ベル・ベル」、「7(白)・ベル・ベル」、「BAR・ベル・ベル」が揃う組合せが小役態様1〜4であり、左回転リール3の「チェリー」が停止する組合せ「チェリー・−・−」が小役態様5であり、左回転リール3の「★」が停止する組合せ「★・−・−」が小役態様6であり、「R・R・R」が揃う組合せがリプレイ態様である。
【0029】
大当り態様「7(赤)・7(赤)・7(赤)」又は「7(白)・7(白)・7(白)」と小当り態様「BAR・BAR・BAR」が成立した場合は夫々15枚のメダルが付与される。小役態様が成立した場合、小役態様1の「ベル・ベル・ベル」では12枚のメダルが付与され、小役態様2〜4の「7(赤)・ベル・ベル」と「7(白)・ベル・ベル」と「BAR・ベル・ベル」では10枚のメダルが付与され、小役態様5の「チェリー・−・−」では2枚のメダルが付与され、小役態様6の「★・−・−」では15枚のメダルが付与される。リプレイ態様「R・R・R」が成立した場合は、メダルを投入することなく、リプレイ態様が成立した今回のゲームと同じ枚数のメダルで次ゲームが再遊技可能になる。
【0030】
大当り態様が成立した場合には、15枚のメダル付与に加えて、複数ゲームに亙って遊技者に有利な〔ビッグボーナス〕となる利益状態が発生し、図7に示すように、特別ゲームを最大で30ゲーム実行可能となり、実行された特別ゲームにおいて、 JAC IN 態様(例えば、通常状態におけるリプレイ態様)が成立すると、特別ゲームとは別に「ボーナス」を行うことができる。1回の〔ビッグボーナス〕では「ボーナス」を最大で3回実行可能になる。
【0031】
各「ボーナス」ではボーナスゲームを最大で12ゲーム実行可能となり、ボーナスゲームを12ゲーム消化するか、特別小役態様(例えば、通常状態におけるリプレイ態様)が成立したボーナスゲームを8ゲーム消化すると、「ボーナス」は終了する。そして、特別ゲームを30ゲーム消化するか、又は、「ボーナス」を3回消化すると、〔ビッグボーナス〕は終了する。
【0032】
小当り態様が成立した場合には、15枚のメダル付与に加えて遊技者に有利な〔レギュラーボーナス〕が発生して、〔ビッグボーナス〕中の「ボーナス」に相当する状態となり、ボーナスゲームを最大で12ゲーム実行可能となる。そして、ボーナスゲームを12ゲーム消化するか、又は、特別小役態様が成立したボーナスゲームを8ゲーム消化すると、〔レギュラーボーナス〕は終了する。尚、〔ビッグボーナス〕や〔レギュラーボーナス〕が発生している間、特別遊技表示部28には、特別ゲームやボーナスゲームの回数等が表示される。
【0033】
次に、スロットマシン1の制御系について図3の機能ブロック図を参照して説明する。尚、主制御基板50と副制御基板52は別基板に構成されて、複数の信号線を介して直接的に或いは間接的に接続されている。そして、これら制御基板50,52に、夫々、CPUとROMとRAM等を含むマイクロコンピュータが設けられ、このマイクロコンピュータとROMに格納された制御プログラム等により、以下説明する機能が達成される。尚、制御基板50,52には電源ユニット58から電力が供給されるようになっている。
【0034】
主制御基板50には、メダル投入1ボタン31に付随の投入1SW31a、メダル投入2ボタン32に付随の投入2SW32a、メダル投入口33に付随の投入口SW33a、スタートレバー35に付随のスタートSW35a、3つのストップボタン36〜38に夫々付随の3つのストップSW36a〜38a、モータ駆動回路55、位置検出センサ3b〜5b、払出装置57、表示部27〜29、電源ユニット58、等が接続されている。
【0035】
この主制御基板50には、メダル枚数計数手段60、遊技開始手段61、成立許可抽選手段62、フラグ設定手段63、リール制御手段64、停止図柄判定手段65、メダル付与手段66、貯留枚数記憶手段67、再遊技手段68、利益状態発生手段69、リール無制御状態抽選手段70、表示制御手段71が備えられている。
【0036】
メダル枚数計数手段60は、投入1SW31aや投入2SW32aや投入口SW33aからのスイッチ信号に基づいて、投入されたメダルの枚数を計数する。遊技開始手段61は、スタートスイッチ35aからのスイッチ信号に基づいて、メダル枚数計数手段60で計数されたメダル枚数が1〜3枚の場合に遊技開始の制御を行う。
【0037】
成立許可抽選手段62は、遊技開始手段61から遊技の開始命令を受けた場合に、図6に示す複数種類の組合せ態様(大当り態様、小当り態様、小役態様1〜6、リプレイ態様、外れ態様、の計10種類)の何れかの成立を許可するか否かの抽選を行い、10種類の組合せ態様に対する10種類の役(大当り役、小当り役、小役1〜6、リプレイ役、外れ役)の何れかを決定する。
【0038】
成立許可抽選手段62が10種類の役の各々を抽選する抽選確率については、スロットマシン1を設置した遊技ホール側で変更可能な設定値(設定1〜設定6)によって異なる抽選確率になる。例えば、図8は、設定値毎に設定された大当り役の当選確率と小役6の当選確率を示している。大当り役の当選確率は小役6の当選確率よりも高く、小役6の当選確率は極めて低く設定されている。
【0039】
尚、図8の当選確率は、メダルが3枚投入されている状態で採用されるものである。尚、設定値の変更については、開閉ドア7を開けて、電源ユニット58の電源SW58a、設定キーSW58b、設定ボタンSW58c等を用いて、所定の設定値変更操作を行うことで変更できるようになっている。
【0040】
図3に示すように、フラグ設定手段63はフラグ記憶部63aを有し、成立許可抽選手段62で抽選決定された役を示すフラグ(つまり、成立許可された組合せ態様;大当り態様、小当り態様、小役態様1〜6、リプレイ態様、外れ態様に対するフラグ;BBフラグ、RBフラグ、小役1〜6フラグ、リプレイフラグ、外れフラグの何れか)をフラグ記憶部63aに記憶して設定する。
【0041】
尚、フラグ設定手段63が記憶設定したBBフラグ/RBフラグは、大当り態様/小当り態様が成立するまでフラグ記憶部63aに記憶保持され、その他のフラグ(小役フラグ1〜6、リプレイフラグ、外れフラグ)は、そのフラグが設定されたゲームに限り有効であり、そのゲームの終了時にフラグ記憶部63aから消去されるように構成してある。
【0042】
リール制御手段64は、遊技開始手段61から遊技の開始命令を受けて、回転リール3〜5の回転を開始させ、その後、操作されたストップボタン36〜38に対応する回転リール3〜5の回転を停止させるように、リールユニット54(電動モータ3a〜5a)を制御する。
【0043】
リール制御手段64は停止制御手段64aと停止制御中止手段64bとを有し、停止制御手段64aが、フラグ記憶部63aに記憶されたフラグ(成立許可抽選手段62の抽選結果)とストップスイッチ36a〜38aからのスイッチ信号とに基づいて、通常は、リールユニット58における3つ全ての回転リール3〜5の遊技図柄の変動停止制御を行う。
【0044】
そして、この変動停止制御により、遊技者がストップボタン36〜38を操作する操作順序や操作タイミング等が適当であれば、フラグ記憶部63aに記憶されたフラグに対応する組合せ態様が有効化した入賞ライン上に成立するように、第1〜第3回転リール3〜5の回転を停止させることが可能となる。
【0045】
停止制御中止手段64bは、停止制御手段64aによる停止制御を中止可能なものであり、本実施形態の場合、3つの回転リール3〜5の内の特定の左回転リール3における遊技図柄の変動につき、停止制御手段64aによる変動停止制御を中止可能に構成してある。
【0046】
停止図柄判定手段65は、全ての回転リール3〜5が停止したときに、有効化した入賞ライン上に成立する組合せ態様の種類(大当り態様、小当り態様、小役態様1〜6、リプレイ態様、外れ態様の何れか)を判定する。
メダル付与手段66は、停止図柄判定手段65からの判定結果を受けて、大当り態様又は小当り態様又は小役態様1〜6が成立している場合に、その態様に応じた枚数のメダル(図6参照)を遊技者に付与する。
【0047】
メダルを付与する際、貯留モードのときに、貯留枚数が所定枚数(50枚)未満の場合には、付与するメダルを累積的に貯留して、その貯留枚数を貯留枚数記憶手段67に記憶し、その貯留枚数が所定枚数(50枚)に達すると、付与するメダルを払出装置57により払出させ、また、非貯留モードのときには、付与する全てのメダルを払出装置57により払出させる。
【0048】
再遊技手段68は、リプレイ態様が成立した場合に、メダルを投入することなく、通常再遊技態様又は特別再遊技態様が成立した今回のゲームと同じ枚数(1〜3枚)のメダルで次ゲームを実行可能(再遊技を可能)にする。
利益状態発生手段69は、大当り態様/小当り態様が成立した場合に、前述のように、遊技者に有利な利益状態となる〔ビッグボーナス〕/〔レギュラーボーナス〕を発生させる。
【0049】
リール無制御状態抽選手段70は、大当り態様が成立したことに基づいて、停止制御中止手段64bを作動させてリール無制御状態へ移行させるか否か抽選し、その抽選で当選すると、〔ビッグボーナス〕終了後の次ゲームから、例えば、取得メダル枚数(メダル付与枚数とメダル投入枚数の差であり、0枚以下は0枚とする)が所定枚数(200枚)以上になるか、或いは、所定ゲーム数(100ゲーム)消化する迄の間、停止制御中止手段64bが作動する。
【0050】
尚、リール無制御状態抽選手段70による抽選は、大当り態様の成立時、或いは、〔ビッグボーナス〕中、或いは、〔ビッグボーナス〕終了時、の何れかの時期に行われるものとし、例えば、図9に示すように、リール無制御状態移行の当選確率は、設定値に関係なく(設定1〜6に共通の)1/2としてある。
【0051】
ここで、リール無制御状態における遊技について、図10を参照して説明する。このリール無制御状態においては、左回転リール3の停止制御が中止されて無制御となるため、成立許可抽選手段62による抽選の影響を受けずに、有効化した入賞ライン上に、遊技者は所謂目押しにより左回転リール3の所望の遊技図柄を停止させることができ、特に特定図柄「★」を停止させて(小役態様6「★・−・−」を成立させて)15枚のメダル付与を得ることができる。
【0052】
熟練者にとっては、図10に(a)で示すように、リール無制御状態の発生時から、小役態様6「★・−・−」を連続して成立させて、16ゲーム(G)目で取得メダル枚数を195枚とし、17ゲーム(G)目も小役態様6「★・−・−」を成立させ、取得メダル枚数を207枚としてリール無制御状態を終了させることは可能である。
【0053】
ところで、リール無制御状態では、成立許可抽選手段62により、少なくとも大当り役についての抽選は(例えば、図8に示す確率で)行われているため、メダルの消費を抑えることができるこのリール無制御状態を維持し、できるだけ多くのゲームを消化することが望ましく、こうすることで、全体的にみて成立許可抽選手段62による抽選で大当り役が当選する確率も上昇する。
【0054】
それ故、遊技者は、取得メダル枚数が200枚近くになると、あえて小役態様6「★・−・−」を成立させないようにして、取得メダル枚数が200枚を越えないようにコントロールすることにより、望ましくは、随時200枚近くでゲームを行い、100ゲーム消化しようとする。
【0055】
ここで、リール無制御状態において、成立許可抽選手段62により大当り役が当選した場合には、その大当り役の当選結果を優先させ、リール無制御状態を終了(又は中断)させる。但し、大当り役が当選したのであるから、大当りフラグが設定されて、〔ビッグボーナス〕の発生が約束される。リール無制御状態を終了(又は中断)させて優先的に行う〔ビッグボーナス〕の終了後にも、例えば1/2の確率で再度リール無制御状態に移行するようにしてもよい。
【0056】
尚、表示制御手段71は、貯留枚数表示部27、特別遊技表示部28、付与枚数表示部29を制御して、前述の表示を行わせる。
【0057】
図3に示すように、副制御基板52には、表示制御手段80、ランプ制御手段81、音声制御手段82、有利状態発生手段83、有利状態決定手段84、ゲーム数決定手段85が備えられている。表示制御手段80は演出表示部12を制御し、ランプ制御手段81は上部ランプ10,11とバックランプ群56を制御し、音声制御手段82はスピーカ40を制御する。
【0058】
演出表示部12と表示制御手段80は、遊技図柄の変動停止に関連する遊技者に有利な報知を行うように作動可能であって、成立許可抽選手段62で抽選された入賞図柄態様である小役態様1「ベル・ベル・ベル」の成立許可を報知可能な報知手段90(アシスト手段)を構成している。ここで、図5に示すように、各回転リール3〜5に印された複数の図柄において、連続する4つの図柄の内の少なくとも1つの図柄は「ベル」となる図柄配置となっている。
【0059】
前記リール制御手段64の停止制御手段64aでは、ストップボタン36〜38の操作時から、最大4つの図柄を滑らせて(4つの図柄分回転リール3〜5を回転させて)回転リール3〜5を停止させる滑り制御が行われ、成立許可抽選手段62により小役態様1「ベル・ベル・ベル」の成立許可が抽選された場合、ストップボタン36〜38の操作順序(即ち、回転リール3〜5の停止順序)さえ適当であれば、小役態様1「ベル・ベル・ベル」が成立する。
【0060】
左、中、右のストップボタン36〜38の操作順序は、左→中→右、左→右→中、中→左→右、中→右→左、右→左→中、右→中→左、の6通りあり、小役態様「ベル・ベル・ベル」の成立許可があった場合、この6通りの内の1通りの操作順序でストップボタン36〜38を操作した場合に、小役態様1「ベル・ベル・ベル」が成立することになる。
【0061】
小役態様1「ベル・ベル・ベル」の成立許可が抽選された場合に、報知手段90が作動すると、例えば、図13に示すように、演出表示部12に3つのストップボタン36b〜38bを模式的に表示し、その操作ボタン36b〜38bに番号(1、2、3)を付して操作順序を表示する。この場合、図13の(a)〜(f)の6通りの表示の内の何れか(「ベル・ベル・ベル」の成立が可能な1通りの操作順序)を表示する。
【0062】
演出表示部12に、図13(a)〜(f)の何れかの表示が行われた場合、それを遊技者が見て小役態様「ベル・ベル・ベル」の成立許可が抽選されたことを知ることができ、その操作順序でストップボタン36〜38を操作さえすれば(例えば、(c)の場合、中→左→右の順でストップボタン36〜38を操作すると)、小役態様「ベル・ベル・ベル」が成立し、それ以外の順序でのストップボタン36〜38を操作しても、小役態様「ベル・ベル・ベル」は成立しない。
【0063】
図3に示すように、上部ランプ10,11とランプ制御手段81が、停止制御中止手段64bが作動してリール無制御状態になっている旨を遊技者に報知する停止制御中止報知手段91を構成し、ランプ制御手段81が、主制御基板50から停止制御中止手段64bが作動している情報を受けて、上部ランプ10,11を点灯、又は、何かに同期して或いは同期せずに点滅させるように制御する。
【0064】
有利状態発生手段83は、報知手段90を作動させて、前述のように、成立許可抽選手段62で小役態様1「ベル・ベル・ベル」の成立許可が抽選された場合に、その成立許可を報知させることで遊技者に有利な遊技状態(以下、アシスト状態)を発生させる。
有利状態決定手段84は、抽選手段84aを有し、特定図柄態様である小役態様6「★・−・−」が成立したことを条件に有利状態発生手段83を作動させるか否か抽選により決定する。尚、特定図柄態様である小役態様6の成立とは、成立許可抽選手段62の抽選結果に基づく成立であってもよいし、遊技者がストップボタン36〜38の操作による遊技図柄の停止に基づく成立であってもよい。
【0065】
メダルが投入されている状態でスタートレバー35が操作された各ゲーム毎に、抽選手段84aが有利状態発生手段83を作動させるか否かを抽選し、各ゲームにおいて有効化した入賞ライン上に小役態様6「★・−・−」が成立した場合にだけその抽選結果を有効にし、その抽選で当選している場合に、有利状態発生手段83を作動させアシスト状態へ移行することを決定する。
【0066】
抽選手段84aによるアシスト状態移行の当選確率は、例えば、図11に示す通りであり、通常状態で9/10、リール無制御状態で1/10であり、通常状態での当選確率がリール無制御状態での当選確率よりも高く設定されている。但し、通常状態では、成立許可抽選手段62により特定役(小役6)が当選する確率を極めて低く(1/2000;図8参照)しているため、通常状態からアシスト状態へ移行する確率も低いものとなる。
【0067】
ゲーム数決定手段85は、第1,第2抽選手段85a,85bを有し、有利状態決定手段84が有利状態発生手段83を作動させる決定を行ったことに基づいて、この有利状態発生手段83によるアシスト状態を継続させるゲーム数nを抽選により決定する。メダルが投入されている状態でスタートレバー35が操作された各ゲーム毎に、図12(a)(b)に示すように、第1抽選手段85aが基準回数Xを1、3、5、7、10の中から選択すると共に、第2抽選手段85bが基準回数Xに乗ずる倍数Yを0、1、3、5、10の中から選択する。
【0068】
有利状態決定手段84が有利状態発生手段83を作動させる決定を行った場合に、第1,第2抽選手段85a,85bの抽選結果を有効にして、アシスト状態を継続させるゲーム数nをX×Yの演算を行って決定する。但し、選択する倍数Yの中には0が含まれているため、その0が選択された場合には、有利状態決定手段84が有利状態発生手段83を作動させることを決定しても、継続ゲーム数nは0になるため、実際上は有利状態発生手段83は作動しないことになる。
【0069】
さて、通常状態において、有利状態決定手段84が有利状態発生手段83を作動させることを決定した場合、有利状態発生手段83は、その決定が行われたゲームの次のゲームからゲーム数決定手段85で決定されたゲーム数nだけ、報知手段90を作動させてアシスト状態にする。尚、アシスト状態中においても、有利状態決定手段84が有利状態発生手段83を作動させることを決定可能にしてもよく、この場合、新たに決定されたゲーム数nを残りゲーム数に上乗せしたゲーム数分、アシスト状態を継続させるようにしてもよい。
【0070】
一方、リール無制御状態において、有利状態決定手段84が有利状態発生手段83を作動させることを決定した場合、有利状態発生手段83は、リール無制御状態の終了後の次のゲームからゲーム数決定手段85で決定されたゲーム数nだけ、報知手段90を作動させてアシスト状態にする。但し、リール無制御状態では、前述のように、小役態様6が複数回成立することが可能となる。
【0071】
有利状態決定手段84は、小役態様6の成立毎に有利状態発生手段83を作動させるか否か決定すると、有利状態発生手段83の作動決定が複数回となる可能性が大きくなり、この場合、各有利状態発生手段83の作動決定に基づいて決定されたゲーム数を加算し、その加算ゲーム数をアシスト状態を継続させるゲーム数として採用する。尚、アシスト状態中においても、有利状態決定手段84が有利状態発生手段83を作動させることを決定することもあり、この場合、前述の通常状態の場合と同様にしてもよい。
【0072】
ここで、特別遊技表示部28と主制御基板50に設けられた表示制御手段71とが、ゲーム数決定手段85で決定されたゲーム数nを遊技者に報知するゲーム数報知手段92を構成し、例えば図14では、特別遊技表示部28にアシスト状態の継続ゲーム数「112」が表示されている。尚、有利状態決定手段84が有利状態発生手段83の作動決定をしたことを、継続ゲーム数以外の報知態様により、ランプ等により報知するようにしてもよい。
【0073】
以上説明したスロットマシン1の全体的な遊技について、図15のタイムチャートに基づいて説明する。
図15に示すように、このスロットマシン1の遊技状態は、大きく、通常状態、利益状態(〔ビッグボーナス〕、尚〔レギュラーボーナス〕も含む)、リール無制御状態、アシスト状態、の4つに分類され、各遊技状態の各ゲームは、少なくとも1枚のメダルが投入された状態で行われる。
【0074】
先ず、通常状態では、各ゲーム毎に、成立許可抽選手段62により、図6に示す複数種類の組合せ態様の何れかの成立を許可するか否か、即ち、これら複数種類の組合せ態様に対する役を決定する抽選が行われ、その抽選で成立許可された(決定された役が示す)組合せ態様を、遊技者操作により有効化された入賞ライン上に成立させることが可能になる。
【0075】
有効化された入賞ライン上に小役態様6(特定図柄態様)が成立すると、アシスト状態に移行するか否かが抽選により決定され、アシスト状態へ移行する場合は、そのアシスト状態の継続ゲーム数nも決定される。この決定に基づき、次ゲームからアシスト状態になり、このアシスト状態がゲーム数nだけ継続される。
【0076】
アシスト状態では、通常状態と同様に、成立許可抽選手段62により、図6に示す複数種類の組合せ態様の何れかの成立を許可するか否かの抽選が行われ、小役態様1の成立許可が抽選された場合(小役1が当選した場合)、図13(a)〜(f)の何れかの表示が行われ、遊技者は表示された操作順序に従ってストップボタン36〜38を操作しさえすれば、有効化された入賞ライン上に、小役態様1を確実に成立させることができる。
【0077】
一方、通常状態において、有効化された入賞ライン上に大当り態様が成立すると、図7に示すゲーム内容の〔ビッグボーナス〕となる利益状態になる。尚、アシスト状態中にも、大当り態様が成立し〔ビッグボーナス〕が発生する可能性があるものとし、〔ビッグボーナス〕が発生した場合には、このアシスト状態は終了又は中断されるものとする。
【0078】
〔ビッグボーナス〕が終了すると、通常状態へ移行するか或いはリール無制御状態へ移行するかが決定される。尚、リール無制御状態へ移行しない場合でも、この〔ビッグボーナス〕がアシスト状態における抽選に基づいて発生したものであれば、通常状態ではなくてアシスト状態に復帰するようにしてもよい。
【0079】
リール無制御状態が発生すると、取得メダル枚数が所定枚数(200枚)以上になるか、或いは、所定ゲーム数(100ゲーム)消化する迄継続され、このリール無制御状態では、3つの回転リール3〜5の内の左回転リール3の回転停止制御が中止された無制御となり、遊技者は、所謂目押しによりストップボタン36を操作して、有効化した入賞ライン上に、左回転リール3の所望の遊技図柄を停止させることが可能になる。
【0080】
このリール無制御状態では、有効化した入賞ライン上に、左回転リール3の「★」を停止させることで15枚役となる小役態様6「★・−・−」の成立を、遊技者は目押しによりはかろうとするであろうが、この小役態様6の成立毎に、抽選が行われそこで当選すると継続ゲーム数が決定され、決定された継続ゲーム数は所定の記憶部に記憶される。この抽選で当選した場合、通常状態と違って、直ぐさまアシスト状態に移行するのではなく、リール無制御状態が終了してからアシスト状態に移行する。
【0081】
リール無制御状態が終了する迄の間には、小役態様6が複数回成立して、複数回抽選が行われて複数回当選する可能性があり、こうした場合に、当選毎に決定される複数の継続ゲーム数n1、n2・・・は、所定の記憶部に順次記憶されていき、リール無制御状態の終了後の次ゲームからアシスト状態になり、このアシスト状態が、所定の記憶部に記憶されたゲーム数n1、n2・・・を加算したゲーム数だけ継続される。
【0082】
尚、リール無制御状態でも、大当り態様が成立し〔ビッグボーナス〕が発生する可能性があるものとし、〔ビッグボーナス〕が発生した場合には、このアシスト状態は終了又は中断されるものとする。但し、このアシスト状態でのアシスト状態移行への当選や継続ゲーム数の決定の結果は無効とせず、〔ビッグボーナス〕の終了後に有効とするようにしてもよい。但し、〔ビッグボーナス〕の終了後に別途リール無制御状態になった場合には、前回のリール無制御状態における結果を今回のリール無制御状態の結果に上乗せするようにしてもよい。
【0083】
以上、このスロットマシン1によれば、特定図柄態様である小役態様6が成立したことを条件に、遊技者に有利な遊技図柄の変動停止に関連する報知を行うアシスト状態を発生させるか否かを抽選により決定し、更に、遊技図柄の変動停止制御を中止して、特定図柄態様を成立させ易くして前記遊技状態を発生させるか否かを決定する契機を得やすく更には増大させることを可能にして、遊技者の技術介入性を高め、遊技性を高めたものとすることができる。
【0084】
以下、前記実施形態の変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同じものには同一符号を付して説明する。
1〕有利状態決定手段84、ゲーム数決定手段85、更には有利状態決定手段84を、副制御基板52に備えずに、主制御基板50に備えてもよい。
2〕停止制御中止手段64aは、3つの回転リール3〜5の内、左回転リール3だけではなく、中回転リール4、又は右回転リール5、又は全ての回転リール3〜5における遊技図柄の変動についても変動停止制御を中止するようにしてもよい。
【0085】
3〕有利状態決定手段85が、有利状態発生手段83を作動させる決定を行った場合、その旨を、演出表示部12、ランプ、スピーカ40等を用いて報知するようにしてもよい。その報知時期については、有利状態発生手段83の作動決定時、アシスト状態への移行時、アシスト状態中等々、適宜設定可能である。
【0086】
4〕報知手段90、停止制御中止報知手段91、ゲーム数報知手段92として、前記実施形態に記載した機器以外のディスプレイ、ランプ、スピーカ等の機器を適用可能である。
【0087】
5〕停止制御中止手段(64b) が、停止制御手段64aによる停止制御を中止する為の所定条件として、特別図柄態様(大当り態様)が成立したことに基づく抽選により当選したこととする他に、特別図柄態様が成立したこととすることもできるし、それ以外に、例えば、成立許可抽選手段62により、外れ態様の成立を許可する抽選が行われこと等々、種々考えられる。
【0088】
6〕図8に対する当選確率について、通常状態において、特定図柄態様に対する小役6の当選確率を高く(場合によっては、大当り役の当選確率よりも高く)なるように設定してもよい。また、特定図柄態様に対する小役6の当選確率を設定毎に異ならせてもよい。
【0089】
7〕図9に対するリール無制御移行の当選確率について、設定毎に異ならせるようにしてもよい。
8〕図11に対するアシスト状態移行の当選確率について、通常状態での当選確率を 100%にしてもよいし、また、通常状態での当選確率を低くし、リール無制御状態での当選確率を高くしてもよい。また、アシスト状態移行の当選確率を設定毎に異ならせるようにしてもよい。
【0090】
9〕リール無制御状態において、有利状態決定手段84が有利状態発生手段83を作動させてアシスト状態への移行を決定した場合、例えば、リール無制御状態を一時中断して、その決定後直すぐのゲームから、アシスト状態に移行するようにしてもよい。但し、この場合にアシスト状態が終了すると、リール無制御状態に復帰させるようにしてもよい。
【0091】
10〕有利状態発生手段83を作動させる決定を行った場合の報知内容と、停止制御手段64a(停止制御中止手段64b)を作動させる決定を行った場合の報知内容とを、異なる報知内容とすることが好ましい。
11〕有利状態発生手段83を作動させる決定を行った場合の報知内容は、遊技状態の変化に応じて変化させるようにしてもよい。
12〕停止制御手段64a(停止制御中止手段64b)を作動させる決定を行った場合の報知内容も、遊技状態の変化に応じて変化させるようにしてもよい。
【0092】
13〕前記報知内容として、演出表示部12、演出表示部12以外の表示手段、ランプ、スピーカを用いた所定の演出、又は、所定部(例えば、演出表示部12、ランプ、スピーカ等)を振動させる演出を行うようにしてもよいし、所定の演出の停止させる演出を行うようにしてもよい。
【0093】
14〕報知手段90である演出表示部12は、前記抽選結果の操作順序の他に、成立許可抽選手段62の抽選結果となる遊技図柄(例えば、小役態様2の場合は「7(赤)・ベル・ベル」)を表示させるようにしてもよい。
15〕停止制御中止手段64bの作動回数を複数種類の中から抽選により決定するようにしてもよい。
【0094】
16〕特定図柄態様は小役態様6以外の所定の小役態様であってもよい。
17〕ゲーム数決定手段85で決定されたゲーム数を初期値(例えば、0)にリセットするゲーム数リセット手段を設けてもよい。
18〕この場合の、ゲーム数リセットの作動は成立許可抽選手段62が所定の抽選結果を得た場合や、外部からの電源が閉ざされた場合等としてもよい。
【0095】
19〕その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施可能であり、実施形態で示したようなスロットマシン以外の種々のスロットマシン等の遊技機に本発明を適用可能なことは言うまでもない。
【0096】
【発明の効果】
以上、本願の遊技機によれば、遊技者は、無制御状態において、可変表示手段での遊技図柄の変動を目押しにより所望の遊技図柄で停止させて、成立許可抽選手段で抽選された入賞図柄態様の成立許可を報知する報知手段を作動させることができるので、特定図柄態様を成立させ易くして前記遊技状態を発生させるか否かを決定する契機を得やすく更には増大させることを可能にして、遊技性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの正面図である。
【図2】スロットマシンの内部の正面図である。
【図3】スロットマシンの制御系の機能ブロック図である。
【図4】スロットマシンの要部の正面図である。
【図5】回転リールに印された複数の遊技図柄等を示す図表である。
【図6】複数種類の組合せ態様と成立時の利益等を示す図表である。
【図7】ビッグボーナスのゲーム内容を示す図である。
【図8】特別役と特定役の当選確率である。
【図9】リール無制御状態移行の当選確率である。
【図10】リール無制御状態における消化ゲーム数に対する取得メダル枚数を示すグラフである。
【図11】アシスト状態移行の当選確率である。
【図12】アシスト状態継続ゲーム数選択確率であり、(a)は通常状態における確率(b)はリール無制御状態における確率である。
【図13】アシスト状態で行われる演出表示部12への種々の表示態様である。
【図14】表示部28に継続ゲーム数が表示された状態を示す図である。
【図15】スロットマシンの全体的遊技を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 スロットマシン
3〜5 回転リール
36〜38 ストップボタン
54 リールユニット
62 成立許可抽選手段
64a 停止制御手段
64b 停止制御中止手段
83 有利状態発生手段
84 有利状態決定手段
85 ゲーム数決定手段
90 報知手段(アシスト手段)
91 停止制御中止報知手段
92 ゲーム数報知手段

Claims (4)

  1. 複数の遊技図柄を変動表示可能な可変表示手段(54)と、この可変表示手段(54)による遊技図柄の変動を停止させる停止手段(36,37,38)と、遊技図柄の変動停止に関連する遊技者に有利な報知を行うように作動可能な報知手段(90)とを備え、遊技図柄の変動停止時に特定図柄態様を含む複数種類の入賞図柄態様の何れかが成立可能に構成した遊技機において、
    前記複数種類の入賞図柄態様の何れかの成立を許可するか否かの抽選を行う成立許可抽選手段(62)と、
    前記成立許可抽選手段(62)の抽選結果に基づいて許可された入賞図柄態様を成立可能に可変表示手段(54)における遊技図柄の変動停止制御を行う停止制御手段(64a) と、
    前記停止制御手段(64a) による停止制御を中止させる停止制御中止手段(64b) と、
    遊技者に有利な利益状態を発生させる特別図柄態様が成立したことに基づいて、前記停止制御中止手段(64b) を作動させて、遊技図柄の変動を無制御状態へ移行させるか否かを抽選する無制御状態抽選手段(70)と、
    前記報知手段(90)を作動させて前記成立許可抽選手段(62)で抽選された前記入賞図柄態様の成立許可を報知し、遊技者に有利な遊技状態を発生させる有利状態発生手段(83)と、
    前記停止制御中止手段(64b) が作動する無制御状態で前記特定図柄態様が成立したことを条件に有利状態発生手段(83)を作動させるか否か抽選により決定する有利状態決定手段(84)と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記有利状態決定手段(84)は、有利状態発生手段(83)を作動させるか否かを抽選する抽選手段(84a) を有し、この抽選手段(84a) により有利状態発生手段(83)を作動させる通常状態での当選確率が、前記無制御状態での当選確率よりも高くなるように設定されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記有利状態決定手段(84)が有利状態発生手段(83)を作動させるように決定した場合に、この有利状態発生手段(83)による遊技状態を継続させるゲーム数を抽選により決定するゲーム数決定手段(85)を設け、前記ゲーム数を抽選する抽選確率が通常状態と前記無制御状態とで異なるように決定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記ゲーム数決定手段(85)は、基準回数と倍数とを夫々抽選により選択し、その基準回数と倍数とを掛け算してゲーム数を決定することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
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