JP2005334411A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005334411A
JP2005334411A JP2004159119A JP2004159119A JP2005334411A JP 2005334411 A JP2005334411 A JP 2005334411A JP 2004159119 A JP2004159119 A JP 2004159119A JP 2004159119 A JP2004159119 A JP 2004159119A JP 2005334411 A JP2005334411 A JP 2005334411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
player
role
technical intervention
winning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004159119A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Sasaki
秀昭 佐々木
Tatsuaki Oshima
龍明 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2004159119A priority Critical patent/JP2005334411A/ja
Publication of JP2005334411A publication Critical patent/JP2005334411A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】遊技者の技術介入に優位性を持たせる遊技の強制的な終了による遊技者の不信感を解消することができる遊技機を提供する。
【解決手段】始動開始操作に基づいて小役、大役、及び複数の遊技にわたって継続して遊技者の技術介入に優位性を持たせる技術介入役の抽選を行うと共に、当選した技術介入役遊技の実行を開始し、前記技術介入役遊技の実行中に前記抽選により大役が当選した場合に当該技術介入役遊技の実行を終了して当選した大役遊技を実行し、当該大役遊技の終了後に、遊技者の技術介入に優位性を持たせる特典を付与する遊技を実行すると共に、前記技術介入役遊技における獲得メダル数の総和から使用メダル数の総和を減算した純増枚数を導出し、前記特典を付与する遊技を実行する際の条件として、純増枚数が小さいほど遊技者に有利な条件を設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、メダル、コイン、遊技球等を遊技媒体として使用するスロットマシン等の遊技機に関するものである。
従来より、遊技機、特にパチスロ機では、所定数の遊技媒体を投入し、始動レバーを操作することで、当該遊技に対する役の当落抽選が実行されると共に、周面に複数の図柄が表示された複数列(一般的には3列)の図柄変動リール(表示装置)が回転することにより、所謂、図柄の変動表示を開始するようになっている。
上述した始動レバーの操作によって回転を開始した図柄変動リールは、それぞれに対応して設けられた停止ボタンを遊技者が操作することで、ほぼ遊技者の意図する時期に停止される。
ここで、前記始動レバーの操作時に、内部抽選が実行され当たり/外れが決められており、遊技者が停止ボタンにより各図柄変動リールの停止操作を行い、当該内部抽選に当選している場合に、当該当選に対応する図柄が揃った時点で入賞となり、権利行使がなされる。
また、内部抽選の結果が外れの場合には、図柄変動リールは当選役に対応する図柄の組み合わせを表示しないように所謂すべり制御が実行されて停止される。
なお、仮に内部抽選の結果が当たりであっても、図柄変動リールが当選役に対応する図柄で停止表示さなかった場合は、入賞とならず、上記権利行使はなされない。
当たりには小役と大役とがあり、小役当選の権利行使は、予め設定された遊技媒体の配当が実行される。また、小役には再遊技(リプレイ)を含んでおり、リプレイの際には、当該遊技のために投入した遊技媒体と同等の配当がなされたものとみなして、新たに遊技媒体を投入することなく再遊技の権利が与えられる。
一方、大役当選の権利行使は、当該役に対して予め設定された遊技媒体の配当が実行された後、上記通常遊技状態から所謂ボーナスゲーム(レギュラーボーナスとビッグボーナスとがある)と称される、所定回数の特別遊技状態に移行する。このボーナスゲームの内、第1の大役であるレギュラーボーナスでは、所定回数小役(リプレイ図柄を含む)の当選確率が飛躍的に高まる遊技状態となり、遊技者は、短期間で多くの遊技媒体を獲得することができる。また、第2の大役であるビッグボーナスでは、複数回(通常は最大30回)小役獲得遊技中に、前記レギュラーボーナスが複数回(通常は最大3回)組み合わされて構成される特別遊技により、遊技者はレギュラーボーナスよりも多量の遊技媒体を獲得することができる。
すなわち、ビッグボーナスゲームは、レギュラーボーナスの実行回数が上限回数(3回)に到達すると、小役獲得遊技回数が上限回数(30回)に到達していなくても終了している。
一方、通常遊技状態は、大役状態と比較すると、所定の単位遊技数当りでは遊技者にとって不利であり、払出比率でみると遊技に使用する遊技媒体の量が遊技による入賞で配当を受ける遊技媒体の量よりも多くなるため、複数遊技にわたって遊技者の技術介入に優位性を持たせる特典を付与する機能を備えた遊技機が提案されている。
また、この種の特典としては、小役に当選している旨が告知されるAT(Assist Time)、リールの停止時に滑り制御を行わずに遊技者の意図する時期に停止させることができるCT(Challenge Time)、連続して再遊技役が当選しやすくなるRT(Replay Time)等があげられる。
なお、これらの特典を付与する遊技の実行の終了条件として、当該遊技の実行回数の予め定められた上限回数への到達、大役(BB/RB等)の内部当選の少なくとも一方が満たされたことを適用するのが一般的である。
しかしながら、大役の内部当選により特典を付与する遊技の実行が終了した場合、実行回数が上限回数に到達して当該遊技が終了した場合と比較して、遊技者の当該遊技による利益が少なくなってしまう。
そこで、従来、AT(Assist Time)状態中にビッグボーナス当選フラグが成立すると、AT状態を終了させることなく、AT状態を一旦中断し、その後、すべてのビッグボーナスゲームが終了した後に、AT状態が再開されるようにした技術があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−172205公報
ところで、近年、特典を付与する遊技の実行の終了条件として、上記遊技の実行回数の上限回数への到達及び大役の内部当選の他、さらに特典を付与する遊技における遊技者のメダルの純増枚数(所定の遊技期間内で配当された遊技媒体の総和から同期間内に投資された遊技媒体の総和を差し引いたもの)の所定の上限値への到達を加えることが提案されている。
このような場合、遊技者ができるだけ多くの利益を受けるためには、当該特典を付与する遊技における純増枚数が上限値に到達する直前に、大役が内部当選することが好ましい。
すなわち、当該特典を付与する遊技が開始された場合、早期に目押しを行って純増枚数を上限値に近付けておき、その後大役が内部当選するまでの間、目押しにより意図的に図柄を揃えないようにして純増枚数が上限値を越えないようにして特典を付与する遊技の実行を継続させることが得策である。
しかしながら、初心遊技者は目押しの技術が熟練遊技者と比較して苦手であり、早期に純増枚数を上限値に到達させることは困難であり、初心遊技者と熟練遊技者との間の技術格差が当該特典が付与される遊技により得られる利益の格差となり、不公平が生じてしまう、という問題点があった。
また、純増枚数が上限値に到達する前に大役が内部当選して特典を付与する遊技の実行が終了した場合、特典を付与する遊技により期待した利益が得られないことになり、初心遊技者であるか熟練遊技者であるかに拘わらず不信感を抱くことになり、遊技意欲の減退を招く、という問題点もあった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、遊技者の技術介入に優位性を持たせる遊技の強制的な終了による遊技者の不信感を解消させることができる遊技機を提供することが目的である。
請求項1に記載の発明は、図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技者の始動開始操作に基づいて小役、小役の当選機会を飛躍的に増大させる遊技を行う権利を与える大役、及び複数の遊技にわたって継続して遊技者の技術介入に優位性を持たせる技術介入役の抽選を行うと共に前記図柄の変動を開始し、前記遊技者の停止操作に基づいて停止する図柄配列により前記抽選の当たり/外れを報知し、前記抽選により小役又は大役が当選し、かつ当選した役に対応する配列で図柄が前記表示手段に停止表示された場合に当該役を入賞させ、当該役に対応する配当及び遊技を実行する一方、前記抽選により技術介入役が当選した場合には、当選した技術介入役遊技の実行を開始し、その後に所定条件が満たされたときに当該技術介入役遊技の実行を終了する遊技機であって、前記技術介入役遊技の実行中に少なくとも前記抽選により大役が当選した場合に当該技術介入役遊技の実行を終了して当選した大役遊技を実行し、当該大役遊技の終了後に、遊技者の技術介入に優位性を持たせる特典を付与する遊技を実行する制御手段と、前記技術介入役遊技における配当の総和又は配当の総和から投資の総和を減算した獲得値を導出する導出手段と、前記制御手段において前記特典を付与する遊技を実行する際の条件として、前記配当の総和又は前記獲得値が小さいほど遊技者に有利な条件を設定する設定手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、制御手段により、前記技術介入役遊技の実行中に少なくとも前記抽選により大役が当選した場合に当該技術介入役遊技の実行が終了されて当選した大役遊技が実行され、当該大役遊技の終了後に、遊技者の技術介入に優位性を持たせる特典を付与する遊技が実行される。これにより、技術介入役遊技の強制的な終了による遊技者の不信感を解消させることができる。
また、請求項1記載の発明によれば、前記技術介入役遊技における配当の総和又は配当の総和から投資の総和を減算した獲得値が導出手段により導出され、前記制御手段において前記特典を付与する遊技を実行する際の条件として、前記配当の総和又は前記獲得値が小さいほど遊技者に有利な条件が設定手段により設定される。
すなわち、配当の総和又は獲得値に応じた条件下で特典を付与する遊技が実行されるため、過剰な不信感の解消を適切に実行することもできる。
なお、投資の量は遊技者毎に異なり、例えば初心遊技者と熟練遊技者とが同じ配当を得た場合であっても、初心遊技者は遊技回数を重ねてもなかなか配当を得ることができないため投資の量が多くなるが、熟練遊技者は少ない遊技回数で効率よく配当を得ることができる。このため、配当の総和だけでなく、投資の総和も考慮した獲得値に応じて条件を設定することにより、遊技者の純粋な利益に応じた条件で特典を付与することができ、初心遊技者と熟練遊技者との間の不公平を解消することができる。
このように、請求項1記載の発明によれば、図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技者の始動開始操作に基づいて小役、小役の当選機会を飛躍的に増大させる遊技を行う権利を与える大役、及び複数の遊技にわたって継続して遊技者の技術介入に優位性を持たせる技術介入役の抽選を行うと共に前記図柄の変動を開始し、前記遊技者の停止操作に基づいて停止する図柄配列により前記抽選の当たり/外れを報知し、前記抽選により小役又は大役が当選し、かつ当選した役に対応する配列で図柄が前記表示手段に停止表示された場合に当該役を入賞させ、当該役に対応する配当及び遊技を実行する一方、前記抽選により技術介入役が当選した場合には、当選した技術介入役遊技の実行を開始し、その後に所定条件が満たされたときに当該技術介入役遊技の実行を終了するに際し、前記技術介入役遊技の実行中に少なくとも前記抽選により大役が当選した場合に当該技術介入役遊技の実行を終了して当選した大役遊技を実行し、当該大役遊技の終了後に、遊技者の技術介入に優位性を持たせる特典を付与する遊技を実行すると共に、前記技術介入役遊技における配当の総和又は配当の総和から投資の総和を減算した獲得値を導出し、前記特典を付与する遊技を実行する際の条件として、前記配当の総和又は前記獲得値が小さいほど遊技者に有利な条件を設定するようにしているので、遊技者の技術介入に優位性を持たせる遊技の強制的な終了による遊技者の不信感を解消させることができる。
なお、大役は、それぞれ遊技者に対する有利さの度合いが異なる複数の大役が設けられることが一般的であり、当選役が少量の配当しか期待できない大役であった場合は特に、技術介入役遊技による配当の方が多い場合があり、このような場合には特に遊技意欲の減退を招くことになる。
そこで、請求項2記載の発明は、前記大役には、小役の当選機会を飛躍的に増大させ、多くの配当が可能となる遊技を行う権利を与える第1の大役、所定回数分の第1の大役を実行可能であり遊技者に短期間で多くの配当が可能となる遊技を行う権利を与える第2の大役、及びこの第2の大役の当選機会を複数回可能とし遊技者に短期間で第2の大役よりも多くの配当が可能となる遊技を行う権利を与える第3の大役が含まれ、前記制御手段は、前記技術介入役遊技中に当選した大役が第1の大役又は第2の大役であった場合に、当該大役遊技の終了後に、前記特典を付与する遊技を実行することを特徴としている。
請求項2記載の発明によれば、当選した大役が第1の大役又は第2の大役であった場合に当該大役遊技の終了後に、特典を付与する遊技を実行する。これにより、遊技者の技術介入に優位性を持たせる遊技の強制的な終了による遊技者の不信感を過不足なく解消することができる。
さらに、請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記遊技者の停止操作に対して、予め定めた範囲内で図柄変動停止を遅延させ、遊技者の停止操作を補助する滑り制御機能を備えた図柄停止補助手段をさらに備え、前記技術介入役遊技が、前記遊技者の停止操作に忠実に図柄変動停止を行い、目的の図柄を揃える遊技であるチャレンジタイムであり、前記特典を付与する遊技が、投資に対して等価の配当を与えることによって遊技者の損得なく遊技回数を消化させるリプレイタイムであることを特徴としている。
これにより、遊技者の目押しの技術を要するチャレンジタイムが大役の入賞によって中止された場合に、当選した大役遊技の終了後に遊技者の技術レベルに無関係なリプレイタイムが実行されるので、遊技者の技術介入に優位性を持たせる遊技の強制的な終了による遊技者の不信感を過不足なく解消することができるだけでなく、熟練遊技者と初心遊技者との間の技術格差に起因する得られる利益の格差の発生を防止することができる。
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記設定手段は、前記配当の総和又は前記獲得値に応じて設定する条件として、前記特典を付与する遊技の実行回数の上限回数を設定することを特徴としている。
これにより、実行回数が多いほど遊技者に有利であると考えられるので、配当の総和又は獲得値が小さいほど実行回数が多くなるように条件が設定される。よって、遊技者の技術介入に優位性を持たせる遊技の強制的な終了による遊技者の不信感を過不足なく解消することができる。
以上説明した如く本発明は、図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技者の始動開始操作に基づいて小役、小役の当選機会を飛躍的に増大させる遊技を行う権利を与える大役、及び複数の遊技にわたって継続して遊技者の技術介入に優位性を持たせる技術介入役の抽選を行うと共に前記図柄の変動を開始し、前記遊技者の停止操作に基づいて停止する図柄配列により前記抽選の当たり/外れを報知し、前記抽選により小役又は大役が当選し、かつ当選した役に対応する配列で図柄が前記表示手段に停止表示された場合に当該役を入賞させ、当該役に対応する配当及び遊技を実行する一方、前記抽選により技術介入役が当選した場合には、当選した技術介入役遊技の実行を開始し、その後に所定条件が満たされたときに当該技術介入役遊技の実行を終了するに際し、前記技術介入役遊技の実行中に少なくとも前記抽選により大役が当選した場合に当該技術介入役遊技の実行を終了して当選した大役遊技を実行し、当該大役遊技の終了後に、遊技者の技術介入に優位性を持たせる特典を付与する遊技を実行すると共に、前記技術介入役遊技における配当の総和又は配当の総和から投資の総和を減算した獲得値を導出し、前記特典を付与する遊技を実行する際の条件として、前記配当の総和又は前記獲得値が小さいほど遊技者に有利な条件を設定するようにしているので、遊技者の技術介入に優位性を持たせる遊技の強制的な終了による遊技者の不信感を解消させることができる、という優れた効果を有する。
図1に示される如く、パチスロ機300は、本体302と、本体302の正面に設けられた開閉カバーとしての操作兼装飾部303とを備えて構成されている。
操作兼装飾部303は、上から装飾部304、操作部306、払出部310とに分類することができる。
装飾部304は、内部でバックライト部(図示省略)が点灯することで、印刷された絵や文字が透過照明される表示パネル部312が取り付けられている。また、装飾部304の一部として、前記装飾部304をアーチ状に囲む立体的な電飾部304Aも設けられている。
装飾部304の表示パネル部312は、演出用の動画像を表示するための液晶表示装置313と、回胴表示図柄を表示するための表示窓314とを備えている。表示窓314は、前記表示パネル部312と一体成型される透明領域で構成されている。
この表示窓314の内部には、3個の回胴リール350A、350B、350Cを主要部として構成された図柄変動部316が配設されている。
また、表示窓314の下部には、このパチスロ機300の遊技媒体であるメダルの払出枚数を表示する7セグメント表示部315A、ジャックゲーム残回数や遊技状態の設定(6段階)表示等を行なう表示部315B、クレジット枚数を表示する7セグメント表示部315Cが設けられている。
操作部306は、その上部が手前に突き出ており、この突き出し部分の上面(テーブル306A)の右端部にはメダル投入部320が設けられ、また、上面左端部からは順にキャンセルボタン355、1枚ベット(投入)ボタン352A、マックスベット(最大投入)ボタン352Bが設けられている。また、突き出し部分の前面左端部からは、順にクレジットの払い戻しボタン103、始動レバー354、停止ボタン356A、356B、356C等が設けられている。
払出部310は、メダル排出口326と、このメダル排出口326から排出されるメダルを受取る受け皿328とを備えている。
3個のリール350A、350B、350Cは、回転することで図柄が順次前記表示窓314から見えるようになり、表示窓314の横並びの中央の行に停止した図柄が基本停止図柄ライン(有効ライン)となる。なお、この基本停止図柄は、1枚のメダルをベット(投入)した場合であり、最大1回のゲームで3枚のメダルをベットすることができ、この場合は、上行と下行に沿って停止している図柄、並びに2本の対角線上に停止している図柄が順次メダルの投資数に応じて組み合わせ停止図柄ライン(有効ライン)として採用されるようになっている。
前記停止ボタン356A、356B、356Cは、図柄変動部316下部に設けられており、各リール350A、350B、350Cに対応している。すなわち、対応するそれぞれのリール350A、350B、350Cの回転を遊技者による停止ボタン356A、356B、356Cの操作で停止させることができる。
また、この停止ボタン356A、356B、356Cの左側に設けられた始動レバー354を操作(傾倒)することで、各リール350A、350B、350Cが回転を開始するようになっている。なお、この回転は、通常は3個のリール350A、350B、350Cが同時に回転を開始するようになっている。
また、この始動レバー354による操作タイミングは、後述する内部抽選のタイミングとなっており、当該始動レバー354の操作によって、当たり(役当選)/外れが決定するようになっている。
図2には、上記パチスロ機300の動作を制御するための制御ブロック図が示されている。
パチスロ機300の制御系は、主制御部100を中心に構成されており、この主制御部100には、メダル検出部102、始動レバー354、リール350A、350B、350Cのそれぞれに対応する停止ボタン356A、356B、356C、MAXベットボタン352B、1枚ベットボタン352A、キャンセルボタン355、並びに図1では図示を省略したが、遊技を中止する際に遊技機内部に貯留(クレジット)したメダルを戻すための払い戻しボタン103(以下、総称する場合操作入力系という)が接続されている。
主制御部100では、前記各操作入力系からの入力に応じて、リール350A、350B、350C等の動作が制御される。すなわち、主制御部100には、左(L)、中(C)、右(R)用の各リールモータ106A、106B、106Cが接続されており、それぞれに左、中、右の各リール350A、350B、350Cが接続されている。
また、主制御部100には、表示制御部108とランプ制御部110とが接続され、表示制御部108では、前述した7セグメント表示部315A、表示部315B、7セグメント表示部315Cを含む表示装置群317の表示を制御すると共に、演出のために設けられた液晶表示装置(LCD)313の表示を制御する。また、ランプ制御部110では、電飾部304Aに内蔵されているランプ112等の点灯を制御する。さらに、主制御部100には、音声制御部114が接続され、スピーカ305L、305Rからの音声(効果音)出力を制御する。
また、主制御部100には、払出制御部150が接続され、払出装置152を制御することで、装置内部に設けられたホッパー(図示省略)からメダルを受け皿328へ向けて払い出すようになっている。
なお、本実施の形態では、表示制御部108、ランプ制御部110、音声制御部114を主制御部100と分離して説明したが、全ての機能を主制御部100に搭載してもよいし、表示制御部108、ランプ制御部110、音声制御部114をまとめて副制御部を構成してもよい。
また、パチスロ機300では、当該始動レバー354による操作タイミングで、主制御部100により大役、小役及び技術介入役等の当落を決定する内部抽選が行われ、当該抽選が当たり(役当選)の場合は、フラグ成立となり、その後の停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作により当たり図柄が揃うと、遊技者は各図柄に応じた数のメダルを獲得できるほか、揃った図柄に応じて遊技者に有利な遊技状態となる。
ここで、大役には、ビッグボーナス(以下、適宜「BB」という)、レギュラーボーナス(以下、適宜「RB」という)及びシングルボーナス(以下、適宜「SB」という)があり、それぞれに対応する遊技においては遊技者に対する有利さの度合いが異なる。RBに対応する遊技(以下、適宜「RBゲーム」という)は複数回のSBに対応する遊技(以下、適宜「SBゲーム」という)により構成されており、BBに対応する遊技(以下、適宜「BBゲーム」という)は、その遊技状態中に、複数回のRBゲームを含んで構成されている。このため、当然、SBゲームよりもRBゲームの方が、RBゲームよりもBBゲームの方が、遊技者にとってより有利な遊技状態となる。
また、技術介入役は、内部抽選により当選してから所定の終了条件が満たされるまでの間、複数の遊技にわたって遊技者の技術介入に優位性を持たせる特典を与えるゲームを実行するものである。
また、主制御部100では、上記停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作に基づいてリール350A、350B、350Cの回転を停止させる際、内部抽選の結果に応じて、所定コマ数の滑り制御を実行するようになっている。
すなわち、内部抽選が外れのとき、当りの場合のみ停止する図柄の停止タイミングで停止ボタン356A、356B、356Cが操作された場合、意図的にこの図柄での停止を回避するため、停止位置をずらし(蹴飛ばし)、外れ図柄配列で停止するように制御する。
一方、内部抽選が当りのとき、遊技者が操作した停止タイミングでは当り図柄が停止しない場合にでも、所定図柄数内であれば、意図的にこの当たり図柄が揃って停止するように停止位置をずらす(引き込み)制御を行う。
上記蹴飛ばし、引き込みを行うことで、抽選の結果と遊技の結果との統一性を持たせることができると共に、若干停止操作タイミングがずれても当り図柄を揃えることが可能となることで、遊技者の取りこぼしを可能な範囲で防いでいる。
図3は、本実施の形態に係る主制御部100における通常遊技制御のための制御系を機能的に示したブロック図である。
主制御部100は、抽選部154を含んで構成されており、当該抽選部154には、始動レバー354が接続されている。抽選部154は、所定数のメダルの投入(ベット)がなされた後の始動レバー354の操作をトリガとして、内部抽選を実行するようになっている。
抽選部154では、始動レバー354の操作時にハードウェア乱数カウンタから数値を取得し、その取得した乱数値をテーブル選択部156を経由して当選役の図柄決定部158へ送出する。
テーブル選択部156には、抽選により取得され得る乱数値に対応する役・図柄を示す情報がパチスロ機300の遊技状態毎に記憶されたテーブルが格納されている。
当該テーブルは、(例えば、通常遊技、技術介入役遊技、BB内部当選中、RB内部当選中、SB内部当選中、BB作動時の通常遊技、BB作動時のRB内部当選中、RB遊技、SB遊技等)
テーブル選択部156では、遊技状態制御部160から現在の遊技状態を示す情報を得て、上記遊技状態毎に設けられたテーブルから役・図柄を決定すべきテーブルを選択する。このテーブル選択部156で選択されたテーブルに基づいて、当選役・図柄決定部158は、当選役(小役(リプレイを含む)、大役(SB、RB、BB))及び当選図柄を決定し、遊技状態制御部160へ送出する。
遊技状態制御部160には、パチスロ機300の遊技状態に応じた各種プログラムを示すデータが記憶された遊技プログラムメモリ162が接続されている。遊技状態制御部160は、遊技プログラムメモリ162から遊技状態に応じた遊技プログラムデータを適宜読み出して実行することにより、遊技状態を制御するようになっている。
なお、遊技プログラムメモリ162には、通常遊技プログラムを示すデータ、技術介入役遊技プログラムを示すデータ及び大役遊技プログラムを示すデータがそれぞれ記憶されており、例えば、通常遊技状態の場合は、遊技プログラムメモリ162から通常遊技プログラムデータが読み出され、技術介入役遊技状態の場合は技術介入役遊技プログラムデータが読み出され、大役遊技状態の場合はBB、RB、SBの内部当選状態、BB、RB、SBの各遊技状態に応じて、大役遊技プログラムデータが読み出され、それぞれのプログラムデータに基づいて処理が実行される。
また、遊技状態制御部160には、フラグ管理制御部166が接続されており、フラグ管理部166には、小役フラグメモリ168、技術介入役フラグメモリ169及び大役フラグメモリ170が接続されている。フラグ管理制御部166では、遊技状態制御部160における通常遊技制御時に、当選役・図柄決定部158からの情報に基づいて、内部当選役に対応したフラグの成立、不成立を管理する。
すなわち、当選役・図柄決定部158からの情報が、当選役が小役であることを示すものであった場合には小役フラグメモリ168に、当選役が技術介入役であることを示すものであった場合には技術介入役フラグメモリ169に、当選役が大役であることを示すものであった場合には大役フラグメモリ170に、それぞれフラグの状態を記憶する。なお、一般には、小役フラグメモリ168のフラグの状態は、1回の遊技で消滅(フラグ不成立)し、大役フラグメモリ170のフラグの状態は、各リール350A、350B、350Cが停止して表示窓314に大役図柄が所定の状態で表示されることにより、大役が入賞するまで維持される。なお、技術介入役フラグメモリ169のフラグの状態は、技術介入役に応じた所定の終了条件を満たすまで維持される。
さらに、主制御部100は、リール駆動制御部164を含んで構成されており、始動レバー354の始動操作に基づき、前回の遊技の終了後、4.1秒を経過した後、リールモータ106A、106B、106Cを駆動させてリール350A、350B、350Cの回転を開始する。
また、リール駆動制御部164は、停止ボタン356A、356B、356Cの操作に基づいてリール350A、350B、350Cの回転を停止させる停止制御を行う。
ここで、リール駆動制御部164には、上述した小役フラグメモリ168、技術介入役フラグメモリ169及び大役フラグメモリ170が接続されている。当該小役フラグメモリ168、技術介入役フラグメモリ169及び大役フラグメモリ170に記憶されたフラグの状態は、リール駆動制御部164による停止ボタン356A、356B、356Cの操作に基づく、停止制御の際の引き込みまたは蹴飛ばしのための滑り制御のパラメータとして適用されるようになっている。
また、リール350A、350B、350Cには、それぞれ位置検出センサ172A、172B、172Cが取り付けられており、リール350A、350B、350Cのそれぞれの停止位置をリール駆動制御部164で認識し、前記滑り制御を加味した状態でリール350A、350B、350Cを停止させると共に、停止したリール350A、350B、350Cにおける図柄配列を遊技状態制御部160へ送出する。
この停止したリール350A、350B、350Cの図柄配列により、遊技状態制御部160では、内部当選していた役が入賞したか否かが確認され、小役であれば払出制御部150に所定の配当の実行を指示し、リプレイであればリプレイ制御を実行し、大役であれば払出制御部150に所定の配当の実行を指示した後、大役遊技プログラムを遊技プログラムメモリ162から読み出す。
大役プログラムには、シングルボーナスゲームプログラム、レギュラーボーナスゲームプログラム及びビッグボーナスゲームプログラムが、それぞれ別個に記憶されており、当選した大役に基づいて選択的に読み出されるようになっている。
レギュラーボーナスプログラムでは、権利行使として小役の抽選確率が通常遊技中の抽選確率よりも高い状態で最高12回の遊技(最大遊技回数)を実行可能である。この12回の遊技の間で何らかの小役に最高8回当選(最大当選回数)すると、レギュラーボーナスゲームは終了する。
一方、ビッグボーナスプログラムでは、権利行使としてレギュラーボーナスゲームが実行可能であり、当該レギュラーボーナスゲームの実行回数が予め設定された上限回数に到達した時点で、ビッグボーナスゲームは終了する。
ここで、本実施の形態では、上記技術介入役に、リールの停止時に滑り制御を行わずに遊技者の意図する時期に停止させることができるように制御することで遊技者の技術介入に優位性を持たせる特典を与えるCT(Challenge Time)を含んで構成されている。
また、当該CTの終了条件は、CTに対応する遊技(以下、適宜「CTゲーム」という)の遊技回数の予め設定された上限回数Lへの到達、CTゲームによる獲得メダル数の予め設定された上限値Mへの到達及び大役の当選の何れか1つとなっている。
ところで、CTが当選してCTゲームが開始された後に大役が当選した場合には、CTゲームの遊技回数やCTゲームにおける獲得メダル数に拘わらずCTゲームを終了するので、遊技者はCTゲームにおいて期待したメダルを獲得することができず、特に大役がRB又はSBであった場合には、CTゲームを継続した方がより多くのメダルを獲得できる可能性もあり、遊技者に不信感を抱かせることになる。また、目押しが得意な熟練遊技者はCTゲームの遊技回数が少なくても比較的多くのメダルを獲得可能であるが、CTゲームの遊技回数が多くても初心遊技者が獲得可能なメダルは少ないため、CTゲームの遊技がRB又はSBの大役の終了により終了された場合、初心遊技者は特に不信感を抱くことになる。
そこで、本実施の形態では、遊技者の不信感を解消すべく、RB又はSBの当選によりCTゲームが終了した場合、当選役に対応する遊技を実行した後に、別途遊技者の技術介入に優位性を持たせる特典を付与するゲームを実行するようにしている。本実施の形態では、このゲームを、連続して再遊技が当選しやすくなる特典を与える所謂リプレイタイム(以下、適宜「RT」という)としており、CTとは異なり目押しの技術が不要である特典を与えるようにしている。
さらに、CTゲームの内容に応じてRTゲームの内容を異ならせるようにしており、過度な不信感の解消を回避して公平かつ適切なRTゲームを実行するようにしている。
図3に示されるように、遊技状態制御部160には特典付与条件設定部160Bが設けられており、本実施の形態では、RTゲームの遊技回数の上限回数NをCTゲームにおける獲得メダル数に応じて導出するようにしている。
特典付与条件設定部160Bは、遊技実行制御部160Aに接続されており、遊技実行制御部160Aからの上限回数導出指示に応じてRTゲームの遊技回数の上限回数Nを導出し、導出した上限回数Nを遊技実行制御部160Aに出力する。
遊技実行制御部160Aでは、入力された上限回数Nに基づいて上記特典を付与するゲームを実行するように制御する。
図4には、本実施の形態においてRTゲームの遊技回数の上限回数Nの導出に関する機能ブロック図が示されている。同図に示されるように、特典付与条件設定部160Bは、遊技回数導出部12、獲得状況管理部14及び出力部16を含んで構成されている。
同図に示されるように、獲得状況管理部14は、CTゲームにおける遊技履歴をCT履歴データとして記憶するための遊技履歴記憶部18を含んで構成されている。
ここで、図5には、遊技履歴記憶部18に記憶されるCT履歴データが一例として模式的に示されている。同図に示されるように、CTゲームの遊技回数の上限回数L(同図に示す例では、100回)に応じた数だけ、獲得メダル数、使用メダル数がそれぞれ記憶可能となっている。
この獲得メダル数及び使用メダル数は、遊技実行制御部160Aにより、CTゲームに含まれる1回の遊技を終了する毎に当該遊技の結果として入力され、CT履歴データが更新されるようになっている。なお、当該CT履歴データは、CT当選時に遊技実行制御部160Aにより入力される指示信号に基づいて記憶状態がリセットされる。
また、獲得状況管理部14は、純増枚数導出部20を備えており、純増枚数導出部20では、CT履歴データとして記憶された獲得メダル数の総和から投資メダル数の総和を差し引いた結果を純増枚数Pとして導出する。
一方、遊技実行制御部160Aでは、CTゲームの終了条件がRB又はSBの当選であった場合に、特典付与条件設定部160Bに対して上限回数導出指示を入力し、これに応じて特典付与条件設定部160Bでは、上限回数導出部12によりRTゲームの遊技回数の上限回数Nを導出する。
上限回数導出部12は、獲得状況管理部14と接続されており、獲得状況管理部14から取得したCTゲームによる純増枚数Pと、純増枚数Pの上限値Mとに基づいて上限回数NをN=(M−P)×K(Kは係数)となるように導出する。なお、本実施の形態では、K=0.5として説明するが、係数Kが大きいほどRTゲーム数は多くなり、当該係数Kの値は、前述の不信感の度合いを考慮して適宜設定し得る。
また、上限回数導出部12により導出されたRTゲームの遊技回数の上限回数Nは、出力部16を介して遊技実行制御部160Aに出力される。
なお、獲得状況管理部14には、獲得状況判定部22が設けられており、純増枚数導出部20と接続されている。獲得状況管理部14では、CT履歴データの更新記憶を行った後に純増枚数導出部20により純増枚数Pを導出し、導出した純増枚数Pに基づいて獲得状況判定部22による獲得状況の判定を行う。そして、獲得状況判定部22では、純増枚数Pが予め設定された上限値Mに到達したか否かを判定し、判定結果を遊技実行制御部160Aに入力する。遊技実行制御部160Aでは、入力された判定結果がCTによる遊技の終了条件を満たしたことを示すものであった場合は、CTゲームを終了する。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(通常遊技の流れ)
メダルがクレジットされている状態(或いは、メダル投入部320からメダルを投入した状態)で、1枚ベットボタン352A、またはマックスベットボタン352Bの操作によりメダルのベットが完了するか、或いは、メダル投入部320からメダルを投入することによりベットが完了すると、始動レバー354の操作が可能となる。始動レバー354が操作されると、この操作と同時に当り/外れの抽選がなされると共に、リール駆動制御部164の制御により、リール350A、350B、350Cが回転を開始する。
上記抽選の結果は、当選役・図柄決定部158から遊技状態制御部160に伝えられる。遊技状態制御部160は、抽選の結果が不当選、再遊技、小役の場合には、小役フラグメモリ168にそのフラグを記憶させ、技術介入役の場合には技術介入役フラグメモリ169にそのフラグを記憶させ、SB、RB、BBの場合には大役フラグメモリ170にそのフラグを記憶させる。
その後、遊技者が、停止ボタン356A、356B、356Cを操作すると、この停止操作によってリール350A、350B、350Cの回転を停止させるが、小役フラグメモリ168、技術介入役フラグメモリ169、大役フラグメモリ170に記憶されているフラグの状態に応じて、滑り制御を加味して該当する図柄を所定位置に引き込むように、或いは所定位置から蹴飛ばすようにリール350A、350B、350Cの停止制御が実行される。すなわち、前記フラグが成立している場合には、的確な目押しタイミングによって当たり図柄を停止させることができる。また、多少の停止操作タイミングのずれは滑り制御によって矯正される。逆に、フラグが成立していない場合には、目押しを行っても、リール350A、350B、350Cの回転に滑りを生じさせ、当り図柄では停止しないようにする。
次に、全てのリール350A、350B、350Cが停止すると、停止図柄が当たりか否かが判断され、当たりの場合には当たり役を判別する。
この判別で、大役と判定された場合には、その停止図柄に従って、ビッグボーナス(BB)又はレギュラーボーナス(RB)のボーナスゲーム制御を実行し(権利行使)、小役と判定された場合には、当該小役に予め設定されている所定の払出し制御を実行する。
また、内部抽選によりCTが当選した場合、遊技者の技術介入に優位性を持たせる特典を付与するゲームが実行される。なお、当該CTによる遊技の終了条件は、内部抽選により大役が当選したこと、CTによる遊技回数が所定回数Lだけ実行されたこと、及びCTゲームにおける純増枚数P(獲得メダル数の総和から使用メダル数の総和を差し引いた枚数)が予め定められた上限値Mに到達したこと、の少なくとも1つとなっている。
ところで、本実施の形態に係るパチスロ機300では、内部抽選によりRB又はSBが入賞したことによりCTゲームが終了した場合、遊技者の不信感を解消すべく、当選役に対応する遊技を実行した後に、RTゲームを実行するようにしている。
図7には、遊技状態制御部160における遊技状態制御処理の流れを示すフローチャートが示されている。以下、同図を参照して、本実施の形態に係る遊技状態制御処理について説明する。
まず、ステップ200では、当選役を示す情報の入力待ちを行い、次のステップ202では、当選役がCTであったか否かを判定する。当該判定が否定判定となった場合はステップ204に移行して、抽選結果に応じたゲームを実行し、その後に再びステップ200に戻る。
一方、当選役がCTであった場合はステップ202が肯定判定となってステップ205に移行する。ステップ205では、CTゲームの遊技として滑り制御を解除した遊技を実行し、その後にステップ206に移行して、次の当選役の入力待ちを行う。
次のステップ208では、当選役がBBであったか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はCTゲームを終了するものと判断して、ステップ224に移行してBBゲームを実行し、その後に再びステップ200に戻る。
一方、ステップ208で否定判定となった場合はステップ210に移行して、RB又はSBであったか否かを判定する。当該判定は否定判定となった場合は抽選結果に応じてCTゲームの遊技として滑り制御を解除した遊技を実行し、その後にステップ214に移行する。
ステップ214では、純増枚数Pが上限値Mを超えたか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はCTゲームを終了すべく再びステップ200に戻る。ステップ214が否定判定となった場合はステップ215に移行してCTゲームの遊技回数が上限回数Lに到達したか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はCTゲームを継続すべく再びステップ206に移行する。
一方、ステップ215が否定判定となった場合はCTゲームを終了すべく、再びステップ200に戻る。
また、ステップ210で肯定判定となった場合は、CTゲームを終了するものと判断してステップ216に移行し、当選役に応じてRBゲーム又はSBゲームを実行して、その後にステップ218に移行する。
ステップ218では、RTゲームを実行すべく、CTゲームにおける純増枚数Pに基づいてRTの上限回数Nを導出し、その後にステップ220に移行して、導出した上限回数NだけRTゲームを実行し、その後再びステップ200に戻る。
ここで、RTの上限回数Nの導出は、純増枚数Pとその上限値Mとの差に予め設定された係数Kを乗じる演算を行って導出される。なお、本実施の形態では、演算により得られた値の小数点以下が切捨てられて上限回数Nが導出される。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、図柄を表示可能な表示部314を有し、遊技者の始動レバー354の始動開始操作に基づいて小役、小役の当選機会を飛躍的に増大させる遊技を行う権利を与える大役、及び複数の遊技にわたって継続して遊技者の技術介入に優位性を持たせる技術介入役の抽選を行うと共に前記図柄の変動を開始し、前記遊技者の停止操作に基づいて停止する図柄配列により前記抽選の当たり/外れを報知し、前記抽選により小役又は大役が当選し、かつ当選した役に対応する配列で図柄が表示部314に停止表示された場合に当該役を入賞させ、当該役に対応する配当及び遊技を実行する一方、前記抽選により技術介入役が当選した場合には、当選した技術介入役遊技の実行を開始し、その後に所定条件が満たされたときに当該技術介入役遊技の実行を終了するに際し、前記技術介入役遊技の実行中に少なくとも前記抽選により大役が当選した場合に当該技術介入役遊技の実行を終了して当選した大役遊技を実行し、当該大役遊技の終了後に、遊技者の技術介入に優位性を持たせる特典を付与する遊技を実行すると共に、前記技術介入役遊技における獲得メダル数の総和から使用メダル数の総和を減算した純増枚数を導出し、前記特典を付与する遊技を実行する際の条件として、純増枚数が小さいほど遊技者に有利な条件を設定するようにしているので、遊技者の技術介入に優位性を持たせる遊技の強制的な終了による遊技者の不信感を解消させることができる。
また、本実施の形態によれば、それぞれ遊技者に対する有利さの度合いが異なる複数の大役が存在することに着目し、シングルボーナス、レギュラーボーナス、及びビッグボーナスのうち、技術介入役遊技の実行中に当選した大役がシングルボーナス又はレギュラーボーナスであった場合に、当該大役遊技の終了後に、前記特典を付与する遊技を実行するようにしているので、遊技者の技術介入に優位性を持たせる遊技の強制的な終了による遊技者の不信感を過不足なく解消することができる。
さらに、本実施の形態によれば、遊技者の停止ボタン356A、356B、356Cによる停止操作に対して、予め定めた範囲内で図柄変動停止を遅延させ、遊技者の停止操作を補助する滑り制御機能を備え、前記技術介入役遊技を、前記遊技者の停止操作に忠実に図柄変動停止を行い、目的の図柄を揃える遊技であるチャレンジタイムとすると共に、前記特典を付与する遊技が、投資に対して等価の配当を与えることによって遊技者の損得なく遊技回数を消化させるリプレイタイムとしているので、遊技者の目押しの技術を要するチャレンジタイムが大役の入賞によって中止された場合に、当選した大役遊技の終了後に遊技者の技術レベルに無関係なリプレイタイムが実行され、遊技者の技術介入に優位性を持たせる遊技の強制的な終了による遊技者の不信感を過不足なく解消することができるだけでなく、熟練遊技者と初心遊技者との間の技術格差に起因する得られる利益の格差の発生を防止することができる。
なお、本実施の形態では、不信感を解消するためにRTゲームを実行するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技者に当選役や停止図柄等の情報を報知するAT(Assist Time)ゲーム等、他の特典を付与するゲームを実行するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、技術介入役遊技(CTゲーム)とは異なる特典を与えるゲーム(RTゲーム)を実行するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、技術介入役遊技と同一の特典を与えるゲームを実行するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態によれば、純増枚数に応じて前記特典を付与する遊技の実行回数の上限回数を設定するようにしており、実行回数が多いほど遊技者に有利であると考えられるので、純増枚数が小さいほど実行回数が多くなるように上限回数Nが設定される。よって、遊技者の技術介入に優位性を持たせる遊技の強制的な終了による遊技者の不信感を過不足なく解消することができる。
なお、本実施の形態では、特典付与条件設定部160BにおいてRTゲームの遊技回数の上限回数Nのみを設定する形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特典付与条件設定部160Bにより、獲得値に応じて付与する特典の種類を異ならせるように制御することもできる。
また、本実施の形態では、技術介入役がCTである形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の技術介入役を実行可能に構成するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、獲得状況管理部14を特典付与条件設定部160Bに含めた構成として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遊技実行制御部160Aに含めてもよいし、独立して設けてもよい。
本実施の形態に係るパチスロ機の斜視図である。 本実施の形態に係るパチスロ機の動作制御ブロック図である。 主制御部における通常遊技を主体とした制御系を機能的に示したブロック図である。 本実施の形態に係るパチスロ機のRTゲームの遊技回数の上限回数Nの導出に関する機能ブロック図である。 遊技履歴記憶部に記憶されているCT履歴データの一例を示す模式図である。 遊技状態制御処理の流れを示すフローチャートであり、本発明に特に関連する処理のみを示すものである。
符号の説明
12 上限回数導出部
14 獲得状況管理部
18 遊技履歴記憶部
20 純増枚数導出部
100 主制御部
160 遊技状態制御部
160A 遊技実行制御部
160B 特典付与条件設定部
162 遊技プログラムメモリ
164 リール駆動制御部
300 パチスロ機
313 LCD
314 表示窓
352A 1枚ベットボタン
352B マックスベットボタン
354 始動レバー
350A、350B、350C リール
356A、356B、356C 停止ボタン

Claims (4)

  1. 図柄を表示可能な表示手段を有し、遊技者の始動開始操作に基づいて小役、小役の当選機会を飛躍的に増大させる遊技を行う権利を与える大役、及び複数の遊技にわたって継続して遊技者の技術介入に優位性を持たせる技術介入役の抽選を行うと共に前記図柄の変動を開始し、前記遊技者の停止操作に基づいて停止する図柄配列により前記抽選の当たり/外れを報知し、前記抽選により小役又は大役が当選し、かつ当選した役に対応する配列で図柄が前記表示手段に停止表示された場合に当該役を入賞させ、当該役に対応する配当及び遊技を実行する一方、前記抽選により技術介入役が当選した場合には、当選した技術介入役遊技の実行を開始し、その後に所定条件が満たされたときに当該技術介入役遊技の実行を終了する遊技機であって、
    前記技術介入役遊技の実行中に少なくとも前記抽選により大役が当選した場合に当該技術介入役遊技の実行を終了して当選した大役遊技を実行し、当該大役遊技の終了後に、遊技者の技術介入に優位性を持たせる特典を付与する遊技を実行する制御手段と、
    前記技術介入役遊技における配当の総和又は配当の総和から投資の総和を減算した獲得値を導出する導出手段と、
    前記制御手段において前記特典を付与する遊技を実行する際の条件として、前記配当の総和又は前記獲得値が小さいほど遊技者に有利な条件を設定する設定手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記大役には、小役の当選機会を飛躍的に増大させ、多くの配当が可能となる遊技を行う権利を与える第1の大役、所定回数分の第1の大役を実行可能であり遊技者に短期間で多くの配当が可能となる遊技を行う権利を与える第2の大役、及びこの第2の大役の当選機会を複数回可能とし遊技者に短期間で第2の大役よりも多くの配当が可能となる遊技を行う権利を与える第3の大役が含まれ、
    前記制御手段は、前記技術介入役遊技中に当選した大役が第1の大役又は第2の大役であった場合に、当該大役遊技の終了後に、前記特典を付与する遊技を実行する
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技者の停止操作に対して、予め定めた範囲内で図柄変動停止を遅延させ、遊技者の停止操作を補助する滑り制御機能を備えた図柄停止補助手段をさらに備え、
    前記技術介入役遊技が、前記遊技者の停止操作に忠実に図柄変動停止を行い、目的の図柄を揃える遊技であるチャレンジタイムであり、前記特典を付与する遊技が、投資に対して等価の配当を与えることによって遊技者の損得なく遊技回数を消化させるリプレイタイムであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記設定手段は、前記配当の総和又は前記獲得値に応じて設定する条件として、前記特典を付与する遊技の実行回数の上限回数を設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
JP2004159119A 2004-05-28 2004-05-28 遊技機 Pending JP2005334411A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004159119A JP2005334411A (ja) 2004-05-28 2004-05-28 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004159119A JP2005334411A (ja) 2004-05-28 2004-05-28 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005334411A true JP2005334411A (ja) 2005-12-08

Family

ID=35488595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004159119A Pending JP2005334411A (ja) 2004-05-28 2004-05-28 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005334411A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167137A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Aruze Corp 遊技機
JP2008067747A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Olympia:Kk 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2008125730A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Aruze Corp 遊技機
JP2008161598A (ja) * 2006-12-29 2008-07-17 Sankyo Kk スロットマシン
JP2008212207A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2009089896A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2009100931A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2009125234A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2009183528A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2009233169A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Aruze Corp 遊技機

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167137A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Aruze Corp 遊技機
JP2008067747A (ja) * 2006-09-12 2008-03-27 Olympia:Kk 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4701141B2 (ja) * 2006-09-12 2011-06-15 株式会社オリンピア 遊技機
JP2008125730A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Aruze Corp 遊技機
JP2008161598A (ja) * 2006-12-29 2008-07-17 Sankyo Kk スロットマシン
JP2008212207A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP4733658B2 (ja) * 2007-02-28 2011-07-27 株式会社三共 スロットマシン
JP2009089896A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2009100931A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2009125234A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2009183528A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Sankyo Co Ltd スロットマシン
JP2009233169A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Aruze Corp 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5220997B2 (ja) 遊技機及びリールテープ
JP5108208B2 (ja) 遊技機
JP2005312662A (ja) 遊技機
JP2005296639A (ja) 遊技機
JP2006192135A (ja) 遊技機
JP2005334411A (ja) 遊技機
JP4728600B2 (ja) 遊技機
JP4950331B2 (ja) 遊技機
JP2005312656A (ja) 遊技機
JP4938230B2 (ja) 遊技機
JP4526310B2 (ja) 遊技機
JP6849207B2 (ja) 遊技機
JP2005312657A (ja) 遊技機
JP4667019B2 (ja) 遊技機
JP5002051B2 (ja) 遊技機
JP2005334549A (ja) 遊技機
JP4971591B2 (ja) 遊技機
JP2006180903A (ja) 遊技機
JP5341840B2 (ja) 遊技機
JP2005312663A (ja) 遊技機
JP4880896B2 (ja) 遊技機
JP5260875B2 (ja) 遊技機
JP2006296795A (ja) 遊技機
JP6851061B2 (ja) 遊技機
JP4704745B2 (ja) 遊技機