JP4701141B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1及び2) すなわち、請求項1及び2記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技性を高めて、遊技者を興奮させることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(特徴点) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(41)と、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)と、前記図柄表示手段(41)の停止表示を操作により変動表示へ移行させる変動表示移行手段(31)と、前記図柄表示手段(41)の変動表示を操作により停止表示へ移行させる停止表示移行手段(51)と、前記停止表示移行手段(51)の操作の結果、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)とを備え、前記遊技制御手段(27)は、前記図柄表示手段(41)の変動表示から停止表示への移行を制御する停止制御として、当選図柄(61)を所定位置にまで引き込んで停止するように設定した引き込み設定を少なくとも備え、前記当選抽選手段(110)は、発生させる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を記憶している当選判定テーブル(130)を備え、前記当選役として、遊技媒体の払い出しは無いが、遊技媒体を新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる第1の役と、第1の役とは異なった当選図柄(61)からなる第2の役とを少なくとも備え、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ当選した当選役の当選図柄(61)が所定の入賞有効ライン上に停止して前記当選役に応じて予め定められた図柄(61)表示の態様になることにより入賞となるように設定された遊技機(10)において、前記遊技制御手段(27)は、第1の役及び第2の役とが重複して当選した場合、第1の役の当選図柄(61)を、第2の役の当選図柄(61)よりも優先的に前記入賞有効ライン上に引き込んで停止するように設定され、前記当選判定テーブル(130)は、第2の役の当選領域を第1の役のみの当選領域に重複するように形成するとともに、第1の役の当選領域は、第1の役のみ当選する領域と第1の役及び第2の役のみが重複して当選する領域とを備えた第1当選判定テーブル(151)と、第1の役のみの当選領域及び第2の役のみの当選領域を備えているが、第1の役及び第2の役が重複して当選する当選領域を備えていない第2当選判定テーブル(162)と、第2の役の当選領域を第1の役の当選領域に重複するように形成するとともに、前記第1当選判定テーブル(151)よりも第1の役の当選エリアを拡張した第3当選判定テーブル(163)とを備え、各当選判定テーブル(130)を使用した遊技は、遊技者が区別可能に形成され、前記第2の役は、前記第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技中、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、当選すると、前記第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技が終了する役であり、前記第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技中、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、第2の役の当選に基づいて、前記第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技が終了可能となり、その終了後に前記第2当選判定テーブル(162)を使用した遊技に移行し、この第2当選判定テーブル(162)を使用した遊技において第2の役を入賞させることを条件として、前記第3当選判定テーブル(163)を使用した遊技に移行可能とし、第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技中、第1の役及び第2の役とが重複して当選した場合、第1の役の当選図柄(61)を、第2の役の当選図柄(61)よりも優先的に前記入賞有効ライン上に引き込んで停止するため、遊技者は、当該遊技では第1の役の入賞だけを認識することができるが、第1の役のみの当選か、第1の役及び第2の役の重複当選したのかの区別を当該遊技では認識することができず、次遊技において第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技が継続しているか否か認識可能としたことを特徴とする。
また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例えば、スロットマシンであるが、上述した回転リール(40)を有するパチンコ機や、その他の遊技機を含むものである。
また、ここで、「当選役」とは、予め定めた入賞態様の組み合わせを意味するものであって、具体的には、例えば、左、中、右の回転リール(40)の停止図柄が、それぞれ7、7、7となることにより、入賞可能となるような入賞態様の組み合わせを含むものである。
(作用) 本発明は、第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技では、第2の役に当選しても、第2の役の当選領域が第1の役の当選領域に重複しているため、第1の役も当選する。そして、第1の役及び第2の役とが重複して当選した場合、遊技制御手段(27)は、第1の役の当選図柄を、第2の役の当選図柄よりも優先的に入賞有効ライン上に引き込んで停止するため、第2の役が入賞することはなく、第1の役が入賞する。
そして、第2の役の入賞を条件として、第1当選判定テーブル(151)よりも第1の役の当選領域を拡張した第3当選判定テーブル(163)を使用した遊技に移行させることができる。
そして、第2当選判定テーブル(162)を使用した遊技中における第2の役の入賞は、第3当選判定テーブル(163)を使用した遊技へ移行できる条件であるため、第2の役の入賞により、第2当選判定テーブル(162)を使用した遊技から、第3当選判定テーブル(163)を使用した遊技へ移行することができる。
また、本発明は、第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技中、第1の役及び第2の役とが重複して当選した場合、第1の役の当選図柄(61)を、第2の役の当選図柄(61)よりも優先的に前記入賞有効ライン上に引き込んで停止するため、遊技者は、当該遊技では第1の役の入賞だけを認識することができるが、第1の役のみの当選か、第1の役及び第2の役の重複当選したのかの区別を当該遊技では認識することができず、次遊技において第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技が継続しているか否か認識することができる。
(特徴点) 請求項2記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数の図柄(61)を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(41)と、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)と、前記図柄表示手段(41)の停止表示を操作により変動表示へ移行させる変動表示移行手段(31)と、前記図柄表示手段(41)の変動表示を操作により停止表示へ移行させる停止表示移行手段(51)と、前記停止表示移行手段(51)の操作の結果、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段(41)に対して行うための遊技制御手段(27)とを備え、前記遊技制御手段(27)は、前記図柄表示手段(41)の変動表示から停止表示への移行を制御する停止制御として、当選図柄(61)を所定位置にまで引き込んで停止するように設定した引き込み設定を少なくとも備え、前記当選抽選手段(110)は、発生させる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を記憶している当選判定テーブル(130)を備え、前記当選役として、遊技媒体の払い出しは無いが、遊技媒体を新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる第1の役と、第1の役とは異なった当選図柄(61)からなる第2の役とを少なくとも備え、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ当選した当選役の当選図柄(61)が所定の入賞有効ライン上に停止して前記当選役に応じて予め定められた図柄(61)表示の態様になることにより入賞となるように設定された遊技機(10)において、前記遊技制御手段(27)は、第1の役及び第2の役とが重複して当選した場合、第1の役の当選図柄(61)を、第2の役の当選図柄(61)よりも優先的に前記入賞有効ライン上に引き込んで停止するように設定され、前記当選判定テーブル(130)は、第2の役の当選領域を第1の役のみの当選領域に重複するように形成するとともに、第1の役の当選領域は、第1の役のみ当選する領域と第1の役及び第2の役のみが重複して当選する領域とを備えた第1当選判定テーブル(151)と、第1の役のみの当選領域及び第2の役のみの当選領域を備えているが、第1の役及び第2の役が重複して当選する当選領域を備えていない第2当選判定テーブル(162)と、第2の役の当選領域を第1の役の当選領域に重複するように形成するとともに、前記第1当選判定テーブル(151)よりも第1の役の当選エリアを拡張した第3当選判定テーブル(163)とを備え、各当選判定テーブル(130)を使用した遊技は、遊技者が区別可能に形成され、前記第2の役は、前記第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技中、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、当選すると、前記第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技が終了する役であり、前記第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技中、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、第2の役の当選に基づいて、前記第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技が終了可能となり、その終了後に前記第2当選判定テーブル(162)を使用した遊技に移行し、この第2当選判定テーブル(162)を使用した遊技において第2の役を入賞させ、この第2の役の入賞によって実行される遊技で予め定めた特定の入賞があることを条件として、前記第3当選判定テーブル(163)を使用した遊技に移行可能とし、第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技中、第1の役及び第2の役とが重複して当選した場合、第1の役の当選図柄(61)を、第2の役の当選図柄(61)よりも優先的に前記入賞有効ライン上に引き込んで停止するため、遊技者は、当該遊技では第1の役の入賞だけを認識することができるが、第1の役のみの当選か、第1の役及び第2の役の重複当選したのかの区別を当該遊技では認識することができず、次遊技において第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技が継続しているか否か認識可能としたことを特徴とする。
本発明は、図18の第2の形態により示されるようなものを含む。
(作用) 本発明は、第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技では、第2の役に当選しても、第2の役の当選領域が第1の役の当選領域に重複しているため、第1の役も当選する。そして、第1の役及び第2の役とが重複して当選した場合、遊技制御手段(27)は、第1の役の当選図柄を、第2の役の当選図柄よりも優先的に入賞有効ライン上に引き込んで停止するため、第2の役が入賞することはなく、第1の役が入賞する。
そして、この第2の役の入賞によって遊技が実行され、かかる遊技で、予め定めた特定の入賞があることを条件として、第1当選判定テーブル(151)よりも第1の役の当選領域を拡張した第3当選判定テーブル(163)を使用した遊技に移行させることができる。
そして、第2当選判定テーブル(162)を使用した遊技中における第2の役の入賞の結果、この第2の役の入賞によって実行される遊技での予め定めた特定の入賞は、第3当選判定テーブル(163)を使用した遊技へ移行できる条件になっている。このため、かかる第2の役の入賞によって実行される遊技での予め定めた特定の入賞により、第2当選判定テーブル(162)を使用した遊技から、第3当選判定テーブル(163)を使用した遊技へ移行することができる。
更に、本発明では、請求項1の作用の欄で説明した内容に加えて、第2当選判定テーブル(162)を使用した遊技中の第2の役の入賞だけでは、第3当選判定テーブル(163)を使用した遊技へ移行することができず、かかる第2の役の入賞によって実行される遊技中の予め定めた特定の入賞を、第3当選判定テーブル(163)を使用した遊技への移行条件としている。これにより、更に、遊技を変化に富んだものにすることができて、遊技性を高めることができ、遊技者を興奮させることができる。
具体的には、第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技中に、当選抽選手段(110)の抽選の結果、図5に示す第1の役のみ当選する領域に当選した場合、第1の役の当選となる。そして、図柄表示手段(41)は、停止表示移行手段(51)により、所定の図柄を停止表示させて、その結果として、第1の役の当選図柄が、所定の入賞有効ライン上に停止して、第1の役として予め定められた図柄表示の態様になった場合、第1の役の入賞になる。そして、次の遊技では、遊技媒体を新たに投入することなく再度の遊技が開始される。かかる場合、第2の役に当選していないので、第1当選判定テーブル(151)を使用した遊技は継続される。
(請求項1及び2) 請求項1及び2記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1及び2記載の発明によれば、遊技性を高めて、遊技者を興奮させることができるようにした遊技機を提供することができる。
(図面の説明) 図1乃至図17は、本発明の第1の形態を示すものである。図1は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図2は遊技制御手段のブロック図、図3は当選抽選手段のブロック図、図4は遊技機の外観正面図、図5は特別遊技の当選判定テーブル(第1当選判定テーブル)の概略図、図6は第1リプレイタイム遊技の当選判定テーブル(第2当選判定テーブル)の概略図、図7は第2リプレイタイム遊技の当選判定テーブル(第3当選判定テーブル)の概略図、図8は通常遊技の当選判定テーブルの概略図、図9は特別遊技、第1リプレイタイム遊技、第2リプレイタイム遊技の流れの概略図、図10から図17までは遊技機の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
なお、ここで、「前面」や「前方向」や「手前方向」とは、作業者(或いは遊技者)が、遊技機Sの正面側の前に遊技機Sの方に顔を向けて座って、或いは、立っているような場合のかかる作業者(或いは遊技者)から見た場合の奥から手前への方向を意味する。したがって、前方向や手前方向とは、遊技機Sの奥から正面へ向かう方向を意味する。
また、「背面」や「後方向」や「奥方向」とは、作業者(或いは遊技者)が、遊技機Sの正面側に遊技機Sの方を向いて位置しているような場合のかかる作業者(或いは遊技者)から見たときの手前から奥への方向を意味する。したがって、後方向とは、遊技機Sの正面から奥(後ろ)へ向かう方向を意味する。また、本明細書における「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかる遊技機Sの前面の方を向いて位置している者から見た場合の右方向や、左方向を意味する。
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカー等の報知手段66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(1)遊技制御手段27
(2)当選抽選手段110
また、遊技制御装置21としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22) 前記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、報知ランプ69やスピーカー67等の報知手段66を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないように設定されている。これにより、当選率等の抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。そして、この演出制御装置22は、次の手段として機能する。
(2)演出制御手段26
また、演出制御装置22としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。前記制御装置20の入力側には、主として制御装置20に信号を送る入力手段が配置され、前記制御装置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(入力手段) 前記制御装置20の入力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30(変動表示移行手段31)
(5)ストップスイッチ50(停止表示移行手段51)
なお、入力手段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(出力手段) 前記制御装置20の出力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(2)リールユニット60
(3)報知手段66(報知ランプ69、スピーカー67及び表示装置68)
なお、出力手段としては、上記した(1)乃至(3)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15) 前記投入スイッチ15は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(精算スイッチ17) 前記精算スイッチ17は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30) 前記スタートスイッチ30は、回転リール40の回転停止表示を回転変動表示へ移行させるために遊技者により変動開始操作が可能な変動表示移行手段31である。このスタートスイッチ30は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
(ストップスイッチ50) 前記ストップスイッチ50は、前記図柄表示手段41の回転変動表示を回転停止表示へ移行させるために遊技者により複数個の前記図柄表示手段41を別個独立に停止操作が可能な停止表示移行手段51であって、リールユニット60の駆動モーターの回転を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図4に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。遊技者が回転リール40に対応したストップスイッチ50を指で押す又は触れる等の停止操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(リールユニット60(モータードライバ62、駆動モーター63)) 前記リールユニット60は、複数の配列された図柄を回転変動表示又は回転停止表示するための複数個の図柄表示手段41を備えているものである。この図柄表示手段41は、21個の図柄を周囲に均等に配列した筒状の回転リール40を有している。すなわち、リールユニット60には、3個の駆動モーター63が、基体としての枠体に固定或いは支持されている。そして、各々の駆動モーター63の回転駆動軸には、三個の回転リール40の回転中心軸が固定されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(21個)の図柄61が表示されている。そして、回転リール40の一部に、突出している突出片状のいわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、駆動モーター63による回転を開始した後、前記スタートインデックスを光センサー等により検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。この光センサーは、全体形状が、略コ字状であって、一端に発光素子(LED)が配置され、他端に受光素子(フォトトランジスタ)が配置され、そのコ字状の内部を、突出片状のスタートインデックスが移動することにより、発光素子からの光が遮断され、スタートインデックスの位置を検知可能なものである。
(報知手段66) 前記報知手段66は、遊技者に当選や入賞等を音や光や映像で報知させるためのものである。具体的には、報知手段66は、筐体11の下部に埋め込まれた左右2個のスピーカー67と、表示窓12の上部中央に配置されたドット状の大型パネルLEDからなる表示装置68と、表示窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備えているものである。そして、この報知手段66は、演出制御装置22の制御により、当選時や入賞時にスピーカー67から当選音や入賞音を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させることにより、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選や入賞等を報知させるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
そして、当選には、入賞した場合、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役の当選(この小役当選が入賞した場合は小役入賞となる)と、入賞した場合、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別遊技役の当選(この特別遊技役の当選が入賞した場合は特別遊技役の入賞となる)や特殊遊技役の当選(この特殊遊技役の当選が入賞した場合は特殊遊技役の入賞となる)や特定遊技役の当選(この特定遊技役の当選が入賞した場合は特定遊技役の入賞となる)と、入賞した場合、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができるリプレイ役の当選(このリプレイ役の当選が入賞した場合はリプレイ役の入賞となる)とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの当選となった場合(内部入賞とも言う。)、その当選に対応した当選フラグが成立する。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止位置の図柄の上の図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち停止位置の図柄も含めて全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止する。一方、停止位置の図柄及びかかる4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止することができない。また、いずれの当選フラグも成立していない場合には、入賞図柄の入賞確定は不可能となるように設定されている。すなわち、いずれの当選フラグも成立していない場合には、蹴飛ばし設定により、入賞図柄が、所定の入賞有効ライン上に揃わないような位置に停止する、いわゆる蹴飛ばされる。
(特別遊技制御手段80(チャレンジタイム遊技制御手段81)) 前記特別遊技制御手段80は、当選抽選手段110の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのチャレンジタイム遊技制御手段81である。この特別遊技は、所定の抽選結果に基づいて、特別遊技役の予め定めた所定の当選図柄を入賞有効ライン上に停止させることができた場合に、移行されるものである。そして、特別遊技としてのチャレンジタイム遊技は、同一の遊技回数を基準とした遊技期間で比較した場合に通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能なものである。この特別遊技としては、本形態では、いわゆるチャレンジタイム遊技を設定している。このチャレンジタイム遊技は、特定の当選役についての当選図柄61の引き込み設定が制限されている遊技である。
具体的には、当選役としての小役であるベルと、チェリーと、スイカとは、チャレンジタイム遊技中、これら3つの当選フラグを強制的に成立させている。そして、停止制御において、これらベルと、チェリーと、スイカとのその当選図柄の引き込み設定を1コマ滑りまでに制限しているものである。ここで、1コマ滑りまでの制限とは、引き込むことができる図柄の数が通常は4コマ(4図柄)の範囲内であるところを、1コマ(1図柄)の範囲内に制限しているものである。すなわち、ストップスイッチ50を操作したときに停止位置にある図柄、いわゆるビタ止めの図柄と、そのビタ止めの図柄の回転上流側に存在する1個の図柄との合計2個の図柄の範囲内で、入賞有効ライン上に停止させることが可能なものである。
そして、特別遊技制御手段80(チャレンジタイム遊技制御手段81)は、特別遊技中、当選抽選手段110の抽選結果、特殊遊技役(シングルボーナス役)に当選すると、特別遊技(チャレンジタイム遊技)が終了し、第2当選判定テーブル162を使用した遊技、いわゆる第1リプレイタイム遊技(第1RT遊技)へ移行するように設定されている。すなわち、特別遊技(チャレンジタイム遊技)の前記(2)の終了条件は、特殊遊技役(シングルボーナス役)の乱数抽選の当選に設定され、当選図柄を入賞有効ライン上に停止させる入賞ではなく、特殊遊技役(シングルボーナス役)に当選しただけで、当該遊技の終了をもって、特別遊技(チャレンジタイム遊技)は終了するのである。
更に、リプレイ役の当選図柄は、回転リール40の周囲に、必ず引き込むことができるような図柄配置に形成されている。具体的には、リプレイ役の当選図柄は、ストップスイッチ50を押下した際、入賞有効ライン上の図柄をそのまま停止するいわゆるビタ止め停止と、引き込み可能な範囲(所定位置から4コマ(4図柄))の図柄を引き込み停止とからなる停止可能な範囲の図柄に必ず1個以上存在するような配置に形成されているものである。したがって、リプレイ役の当選図柄同士の間隔は、最大で4コマに設定され、5コマ以上離れないような図柄配置に形成されている。
この特殊遊技は、所定の抽選結果に基づいて、特殊遊技役の予め定めた所定の当選図柄を入賞有効ライン上に停止させることができた場合に、移行されるものである。そして、特殊遊技としてのシングルボーナス遊技は、同一の遊技回数を基準とした遊技期間で比較した場合に通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能なものである。この特殊遊技としては、本形態では、いわゆるシングルボーナス遊技を設定している。このシングルボーナス遊技は、具体的には、1回のいわゆるJACゲームが行われる遊技を意味している。このJACゲームの当選図柄を入賞有効ライン上に揃えることができれば、15枚の遊技メダルの払い出しが行われる。
前記当選抽選手段110は、図3に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)当選乱数発生手段111
(2)当選乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル記憶手段113
(4)当選判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
(当選乱数抽出手段112) 前記当選乱数抽出手段112は、当選乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
前記当選判定テーブル記憶手段113は、特別遊技(チャレンジタイム遊技)に使用する第1当選判定テーブル151と、第1リプレイタイム遊技に使用する第2当選判定テーブル162と、第2リプレイタイム遊技に使用する第3当選判定テーブル163と、通常遊技に使用する通常遊技当選判定テーブル140と、特殊遊技(シングルボーナス遊技)に使用する特殊遊技当選判定テーブル170(シングルボーナス遊技当選判定テーブル171)とを備えている。
そして、第1当選判定テーブル151には、リプレイ役の当選領域であるリプレイ役当選領域と、特殊遊技役(いわゆるシングルボーナス役)の当選領域である特殊遊技役当選領域(いわゆるシングルボーナス役当選領域)とを備えている。
そして、第1当選判定テーブル151のリプレイ役の当選領域は、リプレイ役のみ当選する領域と、リプレイ役及び特殊遊技役(シングルボーナス役)が重複して当選する領域とを備えている。
そして、当選判定テーブル記憶手段113に記憶した第1当選判定テーブル151の当選領域における特殊遊技役(シングルボーナス役)の当選領域は、特殊遊技役(シングルボーナス役)のみ当選する領域と、リプレイ役及び特殊遊技役(シングルボーナス役)が重複して当選する領域とを備えている。
そして、特別遊技中、当選抽選手段110の抽選結果、特殊遊技役(シングルボーナス役)に当選すると、特別遊技制御手段80により、特別遊技(チャレンジタイム遊技)が終了するように設定されている。すなわち、第1当選判定テーブル151を使用した遊技中、当選抽選手段110の抽選結果、特殊遊技役に当選すると、第1当選判定テーブル151を使用した遊技(特別遊技(チャレンジタイム遊技))が終了して、第2当選判定テーブル162を使用した遊技(第1リプレイタイム遊技)に移行するように設定されている。
(第3当選判定テーブル163) 前記第3当選判定テーブル163は、第2リプレイタイム遊技に使用する当選判定テーブル130である。この第3当選判定テーブル163は、図7に示すように特殊遊技役(シングルボーナス役)の当選領域は、リプレイ役の当選領域に重複するように形成されている。そして、この第3当選判定テーブル163は、通常遊技当選判定テーブル140、第1当選判定テーブル151及び第2当選判定テーブル162よりもリプレイ役の当選エリアを拡張している。このため、第3当選判定テーブル163を使用した第2リプレイタイム遊技では、通常遊技や、特別遊技(チャレンジタイム遊技)や、第1リプレイタイム遊技よりも、リプレイ役の当選確率を高めに設定し、通常遊技や第2リプレイタイム遊技よりも遊技者により多くの利益を付与可能に形成されている。
(通常遊技当選判定テーブル140) 前記通常遊技当選判定テーブル140は、通常遊技に使用する当選判定テーブル130である。この通常遊技当選判定テーブル140は、図8に示すように、図5に示す第1当選判定テーブル151に加えて、ベル当選領域と、チェリー当選領域と、スイカ当選領域と、特別遊技役に当選する領域とを備えているものである。その他は、第1当選判定テーブル151と同一に形成されている。
(当選判定手段114) 前記当選判定手段114は、当選乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル記憶手段113の当選率データを基に当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定するものである。
(演出制御手段26) 前記演出制御手段26は、演出データ記憶手段25からの各演出データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報知手段66に出力し、かかる装置を制御するためのものである。
(遊技機10の動作) 次に、前記構成を備えた遊技機の遊技の動作の概略について、図10から図17までに示したフローを用いて説明する。
先ず、図10に示すステップ101において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ102に進む。
ステップ103において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ105に進む。
ステップ105において、特別遊技中であるか否かの判定が行われる。そして、当該遊技が特別遊技中であると判定された場合、次のステップ106に進む。
ステップ107において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ108に進む。
ステップ108において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ109に進む。
ステップ110において、特別遊技、第1リプレイタイム遊技又は第2リプレイタイム遊技等の終了判断処理が行われる。そして、当該遊技が終了する。
前記ステップ105において、当該遊技が特別遊技中でないと判定された場合、次のステップ111に進む。
ステップ111において、通常遊技、第1リプレイタイム遊技又は第2リプレイタイム遊技等の回転リール40の回転停止処理が行われる。そして、次のステップ107に進む。
前記ステップ108において、入賞していないと判定された場合、ステップ109を飛び越して、遊技が終了する。
上述したステップ102の当選抽選処理について、図11のフローを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の当選乱数発生手段111により発生された乱数の中から当選乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ202において、当選判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル記憶手段113の所定の当選判定テーブル130(通常遊技当選判定テーブル140、特別遊技当選判定テーブル150(第1当選判定テーブル151)、第2当選判定テーブル162、第3当選判定テーブル163)の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、当選判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル記憶手段113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。
そして、次のステップ204に進む。
上述したステップ106の特別遊技(チャレンジタイム遊技)の回転リール40の回転停止処理について、図12及び図13を用いて説明する。
先ず、図12に示すように、ステップ310において、ストップスイッチ50の押下タイミングに基づいて、停止可能範囲の図柄が採取される。具体的には、所定位置からビタ止め図柄と、引き込み可能な図柄(4コマ)とからなる停止可能図柄が採取されるものである。そして、次のステップ311に進む。
ステップ312において、リプレイ役の当選図柄が停止可能図柄の範囲に含まれているか否かが判定される。そして、リプレイ役の当選図柄が停止可能図柄の範囲に含まれていると判定された場合、次のステップ313に進む。
ステップ313において、リプレイ役の当選図柄を所定の入賞有効ライン上に停止させる。そして、当該停止処理が終了する。
前記ステップ311において、リプレイ役に当選していないと判定された場合、次のステップ330(図13)に進む。
図13に示すように、ステップ330において、ストップスイッチ50の押下した際の入賞有効ライン上に存在する図柄、いわゆるビタ止め図柄は、ベル、チェリー又はスイカのいずれか1つであるか否かが判定される。そして、ビタ止め図柄は、ベル、チェリー又はスイカのいずれか1つであると判定された場合、次のステップ331に進む。
ステップ331において、ベル、チェリー又はスイカのいずれか1つがビタ止めで、入賞有効ライン上に停止される。そして、当該停止処理が終了する。
ステップ332において、ストップスイッチ50を押下した際のタイミングで、引き込み1コマの図柄は、ベル、チェリー又はスイカのいずれか1つであるか否かが判定される。そして、引き込み1コマの図柄は、ベル、チェリー又はスイカのいずれか1つであると判定された場合、次のステップ333に進む。
ステップ333において、かかるベル、チェリー又はスイカのいずれか1つを、1コマ引き込んで停止させる。そして、当該停止処理が終了する。
ステップ334において、停止可能図柄の範囲で不当入賞図柄となるような図柄の蹴飛ばし設定がされていない図柄のうち、入賞有効ラインの位置から最短の位置距離位置の図柄を入賞有効ライン上に停止させる。なお、ここで、停止可能図柄の範囲のうち、基準位置に近い図柄から条件を調査する、いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に遠い図柄から条件を調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良い。そして、当該停止処理が終了する。
ステップ400において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。この蹴飛ばしの設定は、全ての入賞有効ライン上で、当選抽選手段110の抽選結果に基づいて不当入賞が発生しないように全ての停止操作タイミングにおいて、設定されているものである。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ401に進む。
ステップ401において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ402に進む。
ステップ403において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までの遊技機10の動作が終了する。
前記ステップ400において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ404に進む。
ステップ405において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ403に進む。
前記ステップ404において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ403に進む。
前記ステップ405において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ401に進む。
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ401乃至ステップ405で説明しているが、この例は、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に近い図柄から条件を調査する、いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に遠い図柄から条件を調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良い。
更には、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
上述したステップ110の特別遊技、第1RT遊技又は第2RT遊技の終了判断処理について、図15、図16、図17のフローを用いて説明する。
先ず、ステップ511において、当該遊技が特別遊技(チャレンジタイム遊技)中であるか否かが判定される。そして、当該遊技が特別遊技中であると判定された場合、次のステップ512に進む。
ステップ512において、予め定めた特別遊技(チャレンジタイム遊技)の遊技数(ゲーム数)に到達したか否かが判定される。そして、当該ゲーム数に到達していない、かかるゲーム数を消化していないと判定された場合、次のステップ513に進む。
ステップ513において、特殊遊技役(シングルボーナス役)に当選しているか否かが判定される。そして、特殊遊技役に当選していると判定された場合、次のステップ514に進む。
前記ステップ511において、当該遊技が特別遊技中でないと判定された場合、特別遊技の終了判断処理が終了する。
前記ステップ512において、予め定めた所定のゲーム数に到達している、かかるゲーム数を消化していると判定された場合、次のステップ514に進む。
次に、第1RT遊技の終了判断処理について、図16のフローを用いて説明する。
先ず、ステップ531において、当該遊技が第1リプレイタイム遊技(第2当選判定テーブル162を使用した遊技)中であるか否かが判定される。そして、当該遊技が第1リプレイタイム遊技中であると判定された場合、次のステップ532に進む。
ステップ532において、予め定めた第1リプレイタイム遊技の遊技数(ゲーム数)に到達したか否かが判定される。そして、当該ゲーム数に到達していない、かかるゲーム数を消化していないと判定された場合、次のステップ533に進む。
ステップ534において、第1リプレイタイム遊技を終了させ、1ゲームからなる特殊遊技(シングルボーナス遊技)が実行される。そして、特殊遊技実行後、第2リプレイタイム遊技への移行設定が行われる。そして、第1リプレイタイム遊技の終了判断処理が終了する。
前記ステップ531において、当該遊技が第1リプレイタイム遊技中でないと判定された場合、第1リプレイタイム遊技の終了判断処理が終了する。
ステップ535において、第1リプレイタイム遊技を終了させる。そして、通常遊技への移行設定が行われる。そして、第1リプレイタイム遊技の終了判断処理が終了する。
前記ステップ533において、特殊遊技役に入賞していないと判定された場合、第1リプレイタイム遊技の終了判断処理が終了する。
次に、第2リプレイタイム遊技(第3当選判定テーブル163を使用した遊技)の終了判断処理について、図17のフローを用いて説明する。
ステップ552において、予め定めた第2リプレイタイム遊技の遊技数(ゲーム数)に到達したか否かが判定される。そして、当該ゲーム数に到達している、かかるゲーム数を消化していると判定された場合、次のステップ553に進む。
ステップ553において、第2リプレイタイム遊技を終了させる。そして、通常遊技への移行設定が行われる。そして、第2リプレイタイム遊技の終了判断処理が終了する。
前記ステップ552において、予め定めた所定のゲーム数に到達していない、かかるゲーム数を消化していないと判定された場合、第2リプレイタイム遊技の終了判断処理が終了する。
また、この遊技機10は、以下に示される(1)、(2)及び(3)を備えた遊技機用プログラムによって制御することができる。
(1)遊技機10を、複数の図柄61を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段41、図柄61の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段110、図柄表示手段41の停止表示を操作により変動表示へ移行させる変動表示移行手段31、図柄表示手段41の変動表示を操作により停止表示へ移行させる停止表示移行手段51、停止表示移行手段51の操作の結果、当選抽選手段110の抽選結果に対応した停止制御を図柄表示手段41に対して行うための遊技制御手段27として機能させるための遊技機用プログラム。
なお、図柄表示手段は、複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための手段をいう。また、この図柄表示手段は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した現実の回転リール40を用い、この回転リール40の回転を制御するようにして形成することができる。また、この図柄表示手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置を用い、この画像表示装置に複数の図柄を順次表示させるようにして形成することもできる。
ここで、この遊技機用プログラムを用いて現実の遊技機10を制御しようとする場合には、「遊技制御手段」は、当選抽選手段110の抽選結果が当選である場合に前記図柄表示手段の当選図柄を停止表示させたことを条件として入賞して遊技者に利益を付与するものである。また、かかる場合には、遊技制御手段は、例えば、払い出し装置65を駆動させて遊技者に対して現実の遊技メダルの払い出しを行うように形成することができる。
(作用) 本形態は、第1当選判定テーブル151を使用した特別遊技(チャレンジタイム遊技)では、特殊遊技役(シングルボーナス役)に当選しても、図5に示すように特殊遊技役の当選領域がリプレイ役の当選領域に重複しているため、リプレイ役も当選する。そして、リプレイ役及び特殊遊技役とが重複して当選した場合、遊技制御手段27は、リプレイ役の当選図柄を、特殊遊技役の当選図柄よりも優先的に入賞有効ライン上に引き込んで停止するため、特殊遊技役が入賞することはなく、リプレイ役が入賞する。
そして、特殊遊技役(シングルボーナス役)の入賞を条件として、第1当選判定テーブル151よりもリプレイ役の当選領域を拡張した第3当選判定テーブル163を使用した遊技に移行させることができる。
そして、第2当選判定テーブル162を使用した遊技(第1リプレイタイム遊技)中における特殊遊技役(シングルボーナス役)の入賞は、第3当選判定テーブル163を使用した遊技(第2リプレイタイム遊技)へ移行できる条件であるため、特殊遊技役(シングルボーナス役)の入賞により、第2当選判定テーブル162を使用した第1リプレイタイム遊技から、第3当選判定テーブル163を使用した第2リプレイタイム遊技へ移行することができる。
本形態は、第1当選判定テーブル151を使用した特別遊技(チャレンジタイム遊技)中に、当選抽選手段110の抽選の結果、リプレイ役のみ当選する領域に当選した場合、リプレイ役の当選となる。そして、図柄表示手段41は、停止表示移行手段51により、所定の図柄を停止表示させて、その結果として、リプレイ役の当選図柄が、所定の入賞有効ライン上に停止して、リプレイ役として予め定められた図柄表示の態様になった場合、リプレイ役の入賞になる。そして、次の遊技では、遊技媒体を新たに投入することなく再度の遊技が開始される。かかる場合、特殊遊技役(シングルボーナス役)に当選していないので、第1当選判定テーブル151を使用した特別遊技(チャレンジタイム遊技)は継続される。
第1の形態では、第1リプレイタイム遊技で特殊遊技役(シングルボーナス役)に入賞することができれば、1ゲームの特殊遊技(シングルボーナス遊技)を終了した後、第2リプレイタイム遊技へ移行することができるように形成されていた。それに対して、本形態では、第1リプレイタイム遊技で特殊遊技役(シングルボーナス役)に入賞することができて、更に、当該特殊遊技役の入賞の結果、実施される1ゲームの特殊遊技(シングルボーナス遊技)中に、予め定めた特定の入賞、具体的には、特定の役(第2RT開始役)の入賞を条件として、第2リプレイタイム遊技へ移行することができるように形成されているものである。以下に、主として、第1の形態と異なる点を説明する。その他の構成や、作用や、効果等は、第1の形態で説明したものと同一である。
図18は、図10のステップ110のうちの第1リプレイタイム遊技(第2当選判定テーブルを使用した遊技)の終了判断処理のフローを示すものである。
先ず、ステップ631において、当該遊技が第1リプレイタイム遊技(第2当選判定テーブル162を使用した遊技)中であるか否かが判定される。そして、当該遊技が第1リプレイタイム遊技中であると判定された場合、次のステップ632に進む。
ステップ632において、予め定めた第1リプレイタイム遊技の遊技数(ゲーム数)に到達したか否かが判定される。そして、当該ゲーム数に到達していない、かかるゲーム数を消化していないと判定された場合、次のステップ633に進む。
ステップ634において、第1リプレイタイム遊技を終了させ、特殊遊技(シングルボーナス遊技)の実行が行われる。そして、次のステップ635に進む。
ステップ635において、特殊遊技(シングルボーナス遊技)中、予め定めた特定の役(第2RT開始役)に入賞したか否かが判定される。そして、かかる予め定めた特定の役(第2RT開始役)に入賞していると判定された場合、次のステップ636に進む。
前記ステップ631において、当該遊技が第1リプレイタイム遊技中でないと判定された場合、第1リプレイタイム遊技の終了判断処理が終了する。
前記ステップ632において、予め定めた所定のゲーム数に到達している、かかるゲーム数を消化していると判定された場合、次のステップ637に進む。
ステップ637において、第1リプレイタイム遊技を終了させ、通常遊技への移行設定が行われる。そして、第1リプレイタイム遊技の終了判断処理が終了する。
前記ステップ635において、特殊遊技(シングルボーナス遊技)中、予め定めた特定の役(第2RT開始役)に入賞していないと判定された場合、第1リプレイタイム遊技の終了判断処理が終了する。
(作用) 本形態では、第1の形態で説明した作用に加えて、第1リプレイタイム遊技中の特殊遊技役の入賞だけでは、第2リプレイタイム遊技へ移行することができず、かかる特殊遊技役の入賞後の1ゲームだけ行われる特殊遊技(シングルボーナス遊技)中の予め定めた特定の役(第2RT開始役)の入賞を、第2リプレイタイム遊技への移行条件としている。これにより、更に、遊技を変化に富んだものにすることができて、遊技性を高めることができ、遊技者を興奮させることができる。
具体的には、第1リプレイタイム遊技よりも、第2リプレイタイム遊技の方が、遊技者に対する利益が大きくなるように設定する。これは、第1リプレイタイム遊技よりも、第2リプレイタイム遊技の方が、利益が大きくなるように、第2リプレイタイム遊技のゲーム数を、第1リプレイタイム遊技よりも、多く設定し、また、リプレイや、他の小役等の抽選確率を第1リプレイタイム遊技より高く設定し、また、所定の入賞役の払い出し枚数を第1リプレイタイム遊技より多く設定する等の手段のいずれか一つ、或いは、それらの組み合わせにより実施可能となるものである。このように設定すると、第1リプレイタイム遊技よりも、第2リプレイタイム遊技の方が、遊技者にとって利益が大きく、有利であるため、第1リプレイタイム遊技から第2リプレイタイム遊技へ早く移行させようと、遊技者が第1リプレイタイム遊技中に、シングルボーナス(SB)の入賞をできるだけ早く狙うことになる。すなわち、第1リプレイタイム遊技中に、シングルボーナスに入賞させて、第1リプレイタイムを早く終了させて、第2リプレイタイム遊技へ移行しようとする遊技性が発生する。
12 表示窓 13 図柄表示窓
14 前扉 15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ 17 精算スイッチ
18 メダル投入口 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
25 演出データ記憶手段 26 演出制御手段
27 遊技制御手段 30 スタートスイッチ
31 変動表示移行手段 40 回転リール
41 図柄表示手段 42 リールテープ
43 左側回転リール 44 中央回転リール
45 右側回転リール 50 ストップスイッチ
51 停止表示移行手段 60 リールユニット
61 図柄 62 モータードライバ
63 駆動モーター 64 ステッピングモーター
65 払い出し装置 66 報知手段
67 スピーカー 68 表示装置
69 報知ランプ 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 81 チャレンジタイム遊技制御手段
90 特殊遊技制御手段 91 シングルボーナス遊技制御手段
110 当選抽選手段 111 当選乱数発生手段
112 当選乱数抽出手段 113 当選判定テーブル記憶手段
114 当選判定手段 120 特定遊技制御手段
121 リプレイタイム遊技制御手段 130 当選判定テーブル
140 通常遊技当選判定テーブル 150 特別遊技当選判定テーブル
151 第1当選判定テーブル 160 特定遊技当選判定テーブル
161 リプレイタイム遊技当選判定テーブル162 第2当選判定テーブル
163 第3当選判定テーブル 170 特殊遊技当選判定テーブル
171 シングルボーナス遊技当選判定テーブル
Claims (2)
- 複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段と、
前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、
前記図柄表示手段の停止表示を操作により変動表示へ移行させる変動表示移行手段と、
前記図柄表示手段の変動表示を操作により停止表示へ移行させる停止表示移行手段と、
前記停止表示移行手段の操作の結果、前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段とを備え、
前記遊技制御手段は、前記図柄表示手段の変動表示から停止表示への移行を制御する停止制御として、当選図柄を所定位置にまで引き込んで停止するように設定した引き込み設定を少なくとも備え、
前記当選抽選手段は、発生させる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を記憶している当選判定テーブルを備え、
前記当選役として、
遊技媒体の払い出しは無いが、遊技媒体を新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる第1の役と、
第1の役とは異なった当選図柄からなる第2の役とを少なくとも備え、
遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ当選した当選役の当選図柄が所定の入賞有効ライン上に停止して前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となるように設定された遊技機において、
前記遊技制御手段は、
第1の役及び第2の役とが重複して当選した場合、第1の役の当選図柄を、第2の役の当選図柄よりも優先的に前記入賞有効ライン上に引き込んで停止するように設定され、
前記当選判定テーブルは、
第2の役の当選領域を第1の役のみの当選領域に重複するように形成するとともに、第1の役の当選領域は、第1の役のみ当選する領域と第1の役及び第2の役のみが重複して当選する領域とを備えた第1当選判定テーブルと、
第1の役のみの当選領域及び第2の役のみの当選領域を備えているが、第1の役及び第2の役が重複して当選する当選領域を備えていない第2当選判定テーブルと、
第2の役の当選領域を第1の役の当選領域に重複するように形成するとともに、前記第1当選判定テーブルよりも第1の役の当選エリアを拡張した第3当選判定テーブルとを備え、各当選判定テーブルを使用した遊技は、遊技者が区別可能に形成され、
前記第2の役は、前記第1当選判定テーブルを使用した遊技中、前記当選抽選手段の抽選結果、当選すると、前記第1当選判定テーブルを使用した遊技が終了する役であり、
前記第1当選判定テーブルを使用した遊技中、前記当選抽選手段の抽選結果、第2の役の当選に基づいて、前記第1当選判定テーブルを使用した遊技が終了可能となり、その終了後に前記第2当選判定テーブルを使用した遊技に移行し、
この第2当選判定テーブルを使用した遊技において第2の役を入賞させることを条件として、前記第3当選判定テーブルを使用した遊技に移行可能とし、
第1当選判定テーブルを使用した遊技中、第1の役及び第2の役とが重複して当選した場合、第1の役の当選図柄を、第2の役の当選図柄よりも優先的に前記入賞有効ライン上に引き込んで停止するため、遊技者は、当該遊技では第1の役の入賞だけを認識することができるが、第1の役のみの当選か、第1の役及び第2の役の重複当選したのかの区別を当該遊技では認識することができず、次遊技において第1当選判定テーブルを使用した遊技が継続しているか否か認識可能としたことを特徴とする遊技機。 - 複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段と、
前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、
前記図柄表示手段の停止表示を操作により変動表示へ移行させる変動表示移行手段と、
前記図柄表示手段の変動表示を操作により停止表示へ移行させる停止表示移行手段と、
前記停止表示移行手段の操作の結果、前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記図柄表示手段に対して行うための遊技制御手段とを備え、
前記遊技制御手段は、前記図柄表示手段の変動表示から停止表示への移行を制御する停止制御として、当選図柄を所定位置にまで引き込んで停止するように設定した引き込み設定を少なくとも備え、
前記当選抽選手段は、発生させる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域を記憶している当選判定テーブルを備え、
前記当選役として、
遊技媒体の払い出しは無いが、遊技媒体を新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる第1の役と、
第1の役とは異なった当選図柄からなる第2の役とを少なくとも備え、
遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選し、且つ当選した当選役の当選図柄が所定の入賞有効ライン上に停止して前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となるように設定された遊技機において、
前記遊技制御手段は、
第1の役及び第2の役とが重複して当選した場合、第1の役の当選図柄を、第2の役の当選図柄よりも優先的に前記入賞有効ライン上に引き込んで停止するように設定され、
前記当選判定テーブルは、
第2の役の当選領域を第1の役のみの当選領域に重複するように形成するとともに、第1の役の当選領域は、第1の役のみ当選する領域と第1の役及び第2の役のみが重複して当選する領域とを備えた第1当選判定テーブルと、
第1の役のみの当選領域及び第2の役のみの当選領域を備えているが、第1の役及び第2の役が重複して当選する当選領域を備えていない第2当選判定テーブルと、
第2の役の当選領域を第1の役の当選領域に重複するように形成するとともに、前記第1当選判定テーブルよりも第1の役の当選エリアを拡張した第3当選判定テーブルとを備え、各当選判定テーブルを使用した遊技は、遊技者が区別可能に形成され、
前記第2の役は、前記第1当選判定テーブルを使用した遊技中、前記当選抽選手段の抽選結果、当選すると、前記第1当選判定テーブルを使用した遊技が終了する役であり、
前記第1当選判定テーブルを使用した遊技中、前記当選抽選手段の抽選結果、第2の役の当選に基づいて、前記第1当選判定テーブルを使用した遊技が終了可能となり、その終了後に前記第2当選判定テーブルを使用した遊技に移行し、
この第2当選判定テーブルを使用した遊技において第2の役を入賞させ、この第2の役の入賞によって実行される遊技で予め定めた特定の入賞があることを条件として、前記第3当選判定テーブルを使用した遊技に移行可能とし、
第1当選判定テーブルを使用した遊技中、第1の役及び第2の役とが重複して当選した場合、第1の役の当選図柄を、第2の役の当選図柄よりも優先的に前記入賞有効ライン上に引き込んで停止するため、遊技者は、当該遊技では第1の役の入賞だけを認識することができるが、第1の役のみの当選か、第1の役及び第2の役の重複当選したのかの区別を当該遊技では認識することができず、次遊技において第1当選判定テーブルを使用した遊技が継続しているか否か認識可能としたことを特徴とする遊技機。
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