JP5285259B2 - スロットマシン - Google Patents
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また、従来のスロットマシンでは、種々の演出が実施されているが、かかる演出内容は、主に抽選により変化させている。更に、従来のスロットマシンでは、遊技者の特定の操作時から別の特定の操作時までの時間によって演出を変化させるものがある(例えば、特許文献1。)。
そして、遊技メダルの投入枚数を、抽選確率等に反映させることはあっても、投入メダルの投入のタイミングや時間を演出に利用するものは無く、そのような遊技メダルの投入自体が、遊技性に絡むことはなく、遊技性に乏しいといった問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
また、請求項1記載の発明は、上記に加え、遊技メダルの1枚目投入以後から2枚目投入までに前兆報知演出を実施することができるようにしたスロットマシンを提供しようとするものである。
(特徴点) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数の図柄(61)を周囲に配置した回転リール(40)を有するリールユニット(60)と、前記リールユニット(60)の前記回転リール(40)の回転駆動を開始させるためのスタートスイッチ(30)と、前記リールユニット(60)の前記回転リール(40)の回転駆動を停止させるためのストップスイッチ(50)と、前記図柄(61)の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段(110)と、所定の報知を行うための報知手段(66)と、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止制御を前記リールユニット(60)に対して行うための遊技制御手段(27)とを備え、所定枚数の遊技メダルの投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の前記当選役に当選することにより当選フラグが成立し、且つ前記リールユニット(60)が前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となり所定枚数の遊技メダルの払い出しが実施可能となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように設定されたスロットマシンにおいて、遊技の開始に先立って投入される遊技メダルの投入を検知する投入スイッチ(15)と、前回の遊技の終了確定時から、今回の遊技の1枚目の遊技メダルの投入を前記投入スイッチが検知するまでの時間を計測可能な計測手段(120)と、前記計測手段(120)が計測した時間に対応して、実行する演出を選択する演出選択手段(130)とを備え、前記演出として、前回の遊技の前記当選抽選手段の抽選結果を前記報知手段(66)により報知する報知演出を備え、前記演出選択手段(130)は、前記計測手段(120)が計測した時間に対応して、前記報知演出の有無を決定可能であるとともに、前記投入スイッチ(15)による遊技メダルの1枚目の投入検知後、前記報知演出を実行可能としたことを特徴とする。
また、ここで、「遊技メダル」とあるが、かかる円板状のメダルに限定されるものではなく、通常のコインでもよく、また、球状のボール球でもよく、また、スティック状のものでもよいものである。更に、遊技者に何らかの価値を付与するものであれば、特に特定の形状等のものに限定されるものではない。
ここで、前兆報知演出は、前回以前の遊技の当選抽選手段の抽選結果ではなく、かかる抽選結果を報知するための前段階の前兆(きざし)としての演出に設定することができる。その際、この前兆報知演出を、遊技メダルの投入時間間隔や、前回以前の遊技の当選抽選手段の抽選結果に全く影響されずに変化しない演出に設定しても良い。
また、前兆報知演出を、前回以前の遊技の当選抽選手段の抽選結果を報知するものに設定して、前回遊技の終了確定時から、今回の遊技の1枚目の遊技メダルの投入時までの時間間隔に応じて、演出の有無や報知時期を決定するようにしても良い。
(特徴点) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記演出選択手段(130)は、前記計測手段(120)の時計測に基づいて、前記スタートスイッチ押下後の第3報知演出をさらに選択して実行可能としたことを特徴とする。
(特徴点) 請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、遊技メダルを予め投入して所定枚数まで貯留することが可能なクレジット手段(140)と、前記クレジット手段(140)に貯留した遊技メダルを、遊技開始の条件としての遊技メダルとして内部投入するためのベットスイッチ(16)とを備え、前記計測手段(120)は、前記ベットスイッチ(16)の操作による遊技メダルの投入検知も計測可能に形成されていることを特徴とする。
なお、ベットスイッチ(16)が遊技者によって押下されている時間によって、予め設定された時間間隔に応じて、各報知演出や、演出無し等が選択されるように形成することができる。また、このベットスイッチ(16)の押下操作は、実際に押下された時間に関係なく、予め設定された固定の時間に設定して、その時間に対応する報知演出を実行するように設定しても良い。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、前回遊技の終了確定時から今回の遊技の1枚目の遊技メダルの投入検知までの時間により、演出を変更させることができて、1枚目の遊技メダルの投入タイミングに遊技性を絡めることができて、遊技性の幅を拡げることが可能なスロットマシンを提供することができる。
また、請求項3記載の発明によれば、ベットスイッチの押下操作に遊技性を絡めることができるようにしたスロットマシンを提供することができる。
(図面の説明) 図1乃至図12(a)は、本発明の第1の実施の形態を示すものである。図1はスロットマシンの入力、制御及び出力のブロック図、図2(a)は遊技制御手段のブロック図、図2(b)は当選抽選手段のブロック図、図3はスロットマシンの外観正面図、図4から図9まではスロットマシンの通常遊技の動作の概略のフロー、図10(a)は前兆報知演出処理で使用する時間対報知演出テーブル、図10(b)は第1報知演出処理で使用する時間対報知演出テーブル、図11は第2報知演出処理で使用する時間対報知演出テーブル、図12(a)は第3報知演出処理で使用する時間対報知演出テーブルをそれぞれ示すものである。
なお、ここで、「前面」や「前方向」や「手前方向」とは、交換作業者(或いは遊技者)が、スロットマシン10の正面側の前にスロットマシン10の方に顔を向けて座って、或いは、立っているような場合のかかる交換作業者(或いは遊技者)から見た場合の奥から手前への方向を意味する。したがって、前方向や手前方向とは、スロットマシン10の奥から正面へ向かう方向を意味する。
また、「背面」や「後方向」や「奥方向」とは、交換作業者(或いは遊技者)が、スロットマシン10の正面側にスロットマシン10の方を向いて位置しているような場合のかかる交換作業者(或いは遊技者)から見たときの手前から奥への方向を意味する。したがって、後方向とは、スロットマシン10の正面から奥(後ろ)へ向かう方向を意味する。また、本明細書における「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかるスロットマシン10の前面の方を向いて位置している者から見た場合の右方向や、左方向を意味する。
図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカー等の報知手段66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(1)遊技制御手段27(通常遊技制御手段70、特別遊技制御手段80)
(2)当選抽選手段110
(3)計測手段120
(4)演出選択手段130
(5)クレジット手段140
なお、本スロットマシンにより行う遊技は、通常に行われる通常遊技と、この通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技とを備えている。
また、遊技制御装置21としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22) 前記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、報知ランプ69やスピーカー67等の報知手段66を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないように設定されている。これにより、当選率等の抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。
(1)演出データ記憶手段25
(2)演出制御手段26
また、演出制御装置22としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
前記制御装置20の入力側には、主として制御装置20に信号を送る入力手段が配置され、前記制御装置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30(変動表示開始手段31)
(5)ストップスイッチ50(変動表示停止手段51)
なお、入力手段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(1)リールユニット60
(2)貯留払い出し手段65
(3)報知手段66(報知ランプ69、スピーカー67及び表示装置68)
なお、出力手段としては、上記した(1)乃至(3)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15) 前記投入スイッチ15は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(精算スイッチ17) 前記精算スイッチ17は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30) 前記スタートスイッチ30は、前記図柄表示手段41としての回転リール40の回転停止表示を回転変動表示へ移行させるために遊技者により変動開始操作が可能な変動表示開始手段31変動表示開始手段31である。このスタートスイッチ30は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
(ストップスイッチ50) 前記ストップスイッチ50は、前記図柄表示手段の回転変動表示を回転停止表示へ移行させるために遊技者により複数個の前記図柄表示手段を別個独立に停止操作が可能な変動表示停止手段51であって、リールユニット60の駆動モーターの回転を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図3に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。遊技者が回転リール40に対応したストップスイッチ50を指で押す又は触れる等の停止操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(リールユニット60(モータードライバ62、駆動モーター63)) 前記リールユニット60は、複数の配列された図柄を回転変動表示又は回転停止表示するための複数個の図柄表示手段41を備えているものである。この図柄表示手段41は、21個の図柄を周囲に均等に配列した筒状の回転リール40を有している。すなわち、リールユニット60には、3個の駆動モーター63が、基体としての枠体に固定或いは支持されている。そして、各々の駆動モーター63の回転駆動軸には、三個の回転リール40の回転中心軸が固定されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(21個)の図柄61が表示されている。そして、回転リール40の一部に、突出している突出片状のいわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、駆動モーター63による回転を開始した後、前記スタートインデックスを光センサー等により検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。この光センサーは、全体形状が、略コ字状であって、一端に発光素子(LED)が配置され、他端に受光素子(フォトトランジスタ)が配置され、そのコ字状の内部を、突出片状のスタートインデックスが移動することにより、発光素子からの光が遮断され、スタートインデックスの位置を検知可能なものである。
(報知手段66) 前記報知手段66は、前回以前の遊技の当選抽選手段110の抽選結果を報知するためのものである。この報知手段66は、前回以前の遊技の当選抽選手段110の抽選結果を、前回以前の遊技の入賞の有無に拘わらず、具体的に当選した当選役の種類や、あるいは外れを、今回の遊技において報知することができるものである。
更に、前記報知手段66は、遊技者に当選や入賞等を音や光や映像で報知させることができる。この報知手段66は、演出制御装置22の制御により、当選時や入賞時にスピーカー67から当選音や入賞音を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させることにより、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選や入賞等を報知させることができる。
なお、ここで、遊技制御手段27が行わせる遊技は、遊技メダルの投入を条件として遊技が開始可能となり、当選抽選手段の抽選結果、所定の当選役に当選し、且つ遊技状況が当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になること(当選役に対応する図柄が入賞有効ライン上に揃うこと)により入賞となり、或いは、かかる図柄表示の態様にならないこと(当選役に対応する図柄が入賞有効ライン上に揃わないこと)により外れとなって1回の遊技が終了するように設定されている。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止位置の図柄の上の図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち停止位置の図柄も含めて全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止する。一方、停止位置の図柄及びかかる4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止することができない。また、いずれの当選フラグも成立していない場合には、入賞図柄の入賞確定は不可能となるように設定されている。すなわち、いずれの当選フラグも成立していない場合には、蹴飛ばし設定により、入賞図柄が、所定の入賞有効ライン上に揃わないような位置に停止する、いわゆる蹴飛ばされる。
(特別遊技制御手段80) 前記特別遊技制御手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与することができて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。前記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。なお、当選していない当選役が入賞しないように不当入賞を回避するための蹴飛ばし設定や、ストップスイッチ50の操作タイミングにおける所定の位置の図柄の上から4図柄(当該図柄を含めると5図柄)の所定範囲の引き込み範囲から、引き込み可能な引き込み設定を有しているのは、通常遊技制御手段70で説明したものと同様である。
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技、いわゆるRBゲームは、特定導入遊技、いわゆるBBゲーム中に、所定の条件の範囲内(具体的には、所定の獲得遊技メダル枚数の範囲内)で入賞した場合には何回でも行われるように設定されている。もちろん、特にこれに限定されるものではなく、BBゲーム中で無い場合にも単独でも行われるように設定しても良いものである。また、前記特定当選遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、前記した(1)から(3)までの遊技に限定されるものではない。具体的には、通常遊技において、図示しないが、「7」の図柄61が入賞有効ライン上に三個揃うと、BBゲームが開始される。
(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段90)
(2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100)
(特定導入遊技制御手段91)
前記特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段90である。
具体的には、BBゲームに移行すると、通常遊技と同様のBB中小役遊技が、最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リール40の回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
なお、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、所定獲得枚数までは何回でも行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様なBB中小役遊技の抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中の獲得遊技メダル枚数が、予め定めた特定枚数を超えるまでは、BBゲーム中のRBゲームを何回でも行うことができるように設定されている。そして、BBゲーム中の獲得遊技メダル枚数が特定枚数を超えたときに、当該BBゲームは終了するものである。もちろん、終了条件はこれに限定されるものではなく、例えば、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中のBB中小役遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するように設定しても良い。また、かかる場合のBBゲーム中のRBゲームや、BB中小役遊技の最大回数は、上述したものに限定されるものではなく、スロットマシン10の種類の違いにより、他の回数(例えば、RBゲームの最大回数が2回)に設定されているものでも良い。
前記当選抽選手段110は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)当選乱数発生手段111
(2)当選乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル記憶手段113
(4)当選判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(4)に限定されるものではない。
(当選乱数抽出手段112) 前記当選乱数抽出手段112は、当選乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(具体的には、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(計測手段120) 前記計測手段120は、1回の遊技において、投入スイッチ15による遊技メダルの投入検知から、それ以後の遊技メダルの投入検知までの時間を計測可能なものである。更に、計測手段120は、前回の遊技の終了確定時から、今回の遊技の1枚目の遊技メダルの投入検知までの時間を計測可能なものである。
前記計測手段120は、1回の遊技において、投入スイッチ15による遊技メダルの2枚目の投入検知から、遊技メダルの3枚目の投入検知までの時間を計測値Bとして計測する。
前記計測手段120は、1回の遊技において、投入スイッチ15による遊技メダルの1枚目の投入検知から、遊技メダルの3枚目の投入検知までの時間を計測値Cとして計測する。
前記計測手段120は、前回の遊技の終了確定時から、今回の遊技の1枚目の遊技メダルの投入時までの時間を計測値Dとして計測する。
この演出選択手段130は、前回の遊技の終了確定時から今回の遊技の1枚目の遊技メダルの投入時までの時間間隔、又は、今回の遊技での遊技メダルの投入に要する時間間隔に応じて、遊技メダルの1枚目投入から2枚目投入までの間の前兆報知演出、報知手段66による2枚目投入から3枚目投入までの間の第1報知演出、3枚目投入から前記スタートスイッチ30押下までの間の第2報知演出、前記スタートスイッチ30押下後の第3報知演出、報知手段66による報知演出無しのうちいずれか1つを選択して実行可能に形成されているものである。
更に、演出選択手段130は、投入スイッチによる遊技メダルの投入検知から、それ以後の遊技メダルの投入検知までの時間に応じて、報知手段66による2枚目投入から3枚目投入までの間の第1報知演出、3枚目投入から前記スタートスイッチ30押下までの間の第2報知演出、前記スタートスイッチ30押下後の第3報知演出、報知手段66による報知演出無しのうちいずれか1つを選択している。
演出選択手段130は、所定の契機時に使用する複数の時間対報知演出テーブルを備え、この時間対報知演出テーブルにより、実行する演出を選択するものである。この時間対報知演出テーブルは、遊技メダルの投入間隔により決定される計測値A,B,C,Dに基づいて、予め設定した報知演出が選択される。具体的には、前回遊技の抽選結果の報知演出の演出時期や、報知演出の有無が決定されるものである。
具体的には、後述する図5に示すステップ118の前兆報知演出処理、ステップ122の第1報知演出処理、ステップ126の第2報知演出処理、ステップ128の第3報知演出処理において、各計測値に基づいたいずれか1つの演出の選択や、あるいは報知演出を選択せずが決定される。そして、最も早く選択されたいずれか1つの報知演出が、実行する演出として決定される。そして、1つの報知演出が選択された以後は、報知演出は選択されないように形成されている。これは、後述する図6のステップ220、図7(a)のステップ230、図7(b)のステップ240により担保されるものであり、これにより、例えば、第2報知演出と、第3報知演出とからなる異なる演出(演出内容)が、同一遊技で、選択されないように形成されている。
ここで、演出選択手段130は、前回の遊技の終了確定時から今回の遊技の1枚目の遊技メダルの投入時までの時間(計測値D)に応じて、遊技メダルの1枚目投入から2枚目投入までの間の前兆報知演出、報知手段66による2枚目投入から3枚目投入までの間の第1報知演出、3枚目投入からスタートスイッチ30押下までの間の第2報知演出、スタートスイッチ30押下後の第3報知演出、報知手段66による報知演出無しのうちいずれか1つを選択している。
図10(b)は、第1報知演出処理で使用する時間(計測値A)対報知演出テーブルであって、計測手段120により、今回の遊技の1枚目の遊技メダルの投入検知から、今回の遊技の2枚目の遊技メダルの投入検知までに計測された時間間隔である計測値Aに基づいて、報知演出が設定されている。
具体的には、計測値Aが、r1(秒)以下の場合は、報知演出が選択されず、計測値Aが、r1(秒)を超えて、r2(秒)以下の場合は、第1報知演出が選択され、計測値Aが、r2(秒)を超えて、r3(秒)以下の場合は、第2報知演出が選択され、計測値Aが、r3(秒)を超えて、r4(秒)以下の場合は、第3報知演出が選択され、計測値Aが、r4(秒)を超える場合は、報知演出が選択されない。
図12(a)は、第3報知演出処理で使用する時間(計測値C)対報知演出テーブルであって、計測手段120により、今回の遊技の1枚目の遊技メダルの投入時から、今回の遊技の3枚目の遊技メダルの投入時までに計測された時間間隔である計測値Cに基づいて、報知演出が設定されている。
本実施の形態では、計測手段120は、ベットスイッチ16の操作による遊技メダルの投入検知も計測可能に形成されている。すなわち、計測手段120が、実際の遊技メダルの投入だけではなく、かかるクレジット手段140のベットスイッチ16を押下することによる内部投入の場合も、1枚投入時、2枚投入時、3枚投入時の計測を行い、実際の遊技メダル投入と同様に、計測値A、B、C及びDを測定している。そして、かかる計測値に基づいて、演出制御手段26により、ベットスイッチ16の投入時にも、実際の遊技メダル投入と同様に、計測値A、B、C及びDに基づいて、各時間対報知演出テーブルによって、報知演出を選択して実行するものである。
また、演出データ記憶手段25は、前回以前の遊技の抽選結果である報知演出をするための演出データも記憶されている。
具体的には、BBゲームや、RBゲーム等や、他の小役等の当選フラグ成立の可能性が大きいときや、所定の当選フラグ成立中に所定の入賞有効ライン上に当該当選図柄が揃うことにより入賞したときに、演出データ記憶手段25からの演出情報に基づいて、報知ランプ69の所定位置のランプを点灯や点滅させたり、スピーカー67から所定の電子音を発生させたり、表示装置68に所定の図柄模様及び文字列を点灯表示させるためのものである。また、演出制御手段26は、前回以前の遊技の抽選結果の演出報知をするために、報知手段66を制御するものである。
先ず、図4に示すステップ110によりスタートスイッチ30のレバーが押下されたか否かが判定される。そして、スタートスイッチ30のレバーが押下されていないと判定された場合、次のステップ111に進む。
ステップ111において、遊技メダルの投入数が3枚投入未満であるか否かが判定される。そして、3枚投入未満であると判定された場合、次のステップ112に進む。
ステップ112において、ベットスイッチ16が押下されたか否かが判定される。そして、ベットスイッチ16が押下されていないと判定された場合、次のステップ113に進む。
ステップ114において、遊技メダルの投入が1枚投入であるか否かが判定される。そして、1枚投入であると判定された場合、次のステップ115に進む。
ステップ115において、計測手段120により、計測値Aの計測が開始される。そして、次のステップ116に進む。
ステップ116において、計測手段120により、計測値Cの計測が開始される。そして、次のステップ117に進む。
ステップ118において、前兆報知演出処理が実施される。そして、ステップ110に戻る。
前記ステップ111において、3枚投入未満でないと判定された場合、ステップ110に戻る。
前記ステップ112において、ベットスイッチ16が押下されていると判定された場合、ステップ129に進む。
前記ステップ113において、遊技メダルの投入が無いと判定された場合、ステップ110に戻る。
前記ステップ114において、1枚投入でないと判定された場合、次のステップ119に進む。
ステップ119において、遊技メダルの投入が2枚投入であるか否かが判定される。そして、2枚投入であると判定された場合、次のステップ120に進む。
ステップ121において、計測手段120により、計測値Bの計測が開始される。そして、次のステップ122に進む。
ステップ122において、第1報知演出処理が実施される。そして、ステップ110に戻る。
前記ステップ119において、2枚投入でないと判定された場合、次のステップ123に進む。
ステップ124において、計測手段120により、計測値Bの計測が終了する。そして、次のステップ125に進む。
ステップ125において、計測手段120により、計測値Cの計測が終了する。そして、次のステップ126に進む。
ステップ126において、第2報知演出処理が実施される。そして、ステップ110に戻る。
ステップ127において、遊技開始ができる投入枚数が投入されているか否かが判定される。すなわち、3枚の遊技メダルが投入されているか(あるいはベットスイッチ16による内部投入されているか)が判定される。そして、遊技開始ができる投入枚数が投入されていないと判定された場合、ステップ110に戻る。
前記ステップ127において、遊技開始ができる投入枚数が投入されていると判定された場合、次のステップ128に進む。
ステップ140において、当選抽選手段110により抽選処理が行われる。そして、次のステップ141に進む。
ステップ141において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ142に進む。
ステップ142において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ143に進む。
ステップ144において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ145に進む。
ステップ145において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ146に進む。
ステップ147において、今回の遊技の終了確定時から、次の遊技の1枚目の遊技メダルの投入時までの時間間隔である計測値Dを計測するための計測が開始される。そして、当該遊技が終了する。
前記ステップ144において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ142に戻る。
前記ステップ145において、入賞していないと判定された場合、ステップ146を飛び越して、遊技が終了する。
ステップ210において、報知演出の選択が実施される。具体的には、図10(a)に示す時間対報知演出テーブルを使用して、計測値Dの時間に応じて、報知演出が決定されるものである。そして、次のステップ211に進む。
ステップ211において、今回の遊技において、前兆報知演出が選択されたか否かが判定される。そして、前兆報知演出が選択されていると判定された場合、次のステップ212に進む。
前記ステップ211において、前兆報知演出が選択されていないと判定された場合、当該処理が終了する。
上述したステップ122の第1報知演出処理について、図6(b)のフローを用いて説明する。
ステップ221において、報知演出の選択が実施される。具体的には、図10(b)に示す時間(計測値A)対報知演出テーブルを使用して、計測値Aの時間に応じて、報知演出が決定されるものである。そして、次のステップ222に進む。
ステップ223において、第1報知演出が実施される。そして、当該処理が終了する。
前記ステップ220において、前兆報知演出、第1報知演出、第2報知演出、第3報知演出のうちのいずれかの報知演出が選択されていると判定された場合、次のステップ222に進む。
前記ステップ222において、ステップ221の演出選択又はそれ以前の前兆報知演出処理中の演出選択において、第1報知演出が選択されていないと判定された場合、当該処理が終了する。
ステップ230において、今回の遊技で、前兆報知演出、第1報知演出、第2報知演出、第3報知演出のうちのいずれかの報知演出が既に選択されたか否かが判定される。具体的には、図6(a)に示す前兆報知演出処理の演出選択又は図6(b)の第1報知演出処理の演出選択において、前兆報知演出、第1報知演出、第2報知演出、第3報知演出のいずれかの報知演出が既に選択されたか否かが判定されるものである。そして、前兆報知演出、第1報知演出、第2報知演出、第3報知演出のうちの未だいずれの報知演出も選択されていないと判定された場合、次のステップ231に進む。
ステップ232において、ステップ210、ステップ221又はステップ231の演出選択の結果、第2報知演出が選択されたか否かが判定される。そして、第2報知演出が選択されていると判定された場合、次のステップ233に進む。
ステップ233において、第2報知演出が実施される。そして、当該処理が終了する。
前記ステップ230において、前兆報知演出、第1報知演出、第2報知演出、第3報知演出のうちのいずれかの報知演出が選択されていると判定された場合、次のステップ232に進む。
上述したステップ127の第3報知演出処理について、図7(b)のフローを用いて説明する。
ステップ240において、今回の遊技で、前兆報知演出、第1報知演出、第2報知演出、第3報知演出のうちのいずれかの報知演出が既に選択されたか否かが判定される。具体的には、図6(a)に示す前兆報知演出処理の演出選択、図6(b)の第1報知演出処理の演出選択、又は図7(a)の第2報知演出処理の演出選択において、前兆報知演出、第1報知演出、第2報知演出、第3報知演出のいずれかの報知演出が既に選択されたか否かが判定されるものである。そして、前兆報知演出、第1報知演出、第2報知演出、第3報知演出のうちの未だいずれの報知演出も選択されていないと判定された場合、次のステップ241に進む。
ステップ242において、ステップ210、ステップ221、ステップ231、又はステップ241の演出選択の結果、第3報知演出が選択されたか否かが判定される。そして、第3報知演出が選択されていると判定された場合、次のステップ243に進む。
ステップ243において、第3報知演出が実施される。そして、当該処理が終了する。
前記ステップ240において、前兆報知演出、第1報知演出、第2報知演出、第3報知演出のうちのいずれかの報知演出が選択されていると判定された場合、次のステップ242に進む。
上述したステップ140の当選抽選処理について、図8のフローを用いて説明する。
ステップ300において、当選抽選手段110の当選乱数発生手段111により発生された乱数の中から当選乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ301に進む。
ステップ301において、抽出された乱数が当選乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次のステップ302に進む。
ステップ303において、当選判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル記憶手段113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ304に進む。
ステップ304において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そして、当選抽選処理が終了する。
ステップ400において、所定の図柄に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。この蹴飛ばしの設定は、全ての入賞有効ライン上で、当選抽選手段110の抽選結果に基づいて不当入賞が発生しないように全ての停止操作タイミングにおいて、設定されているものである。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、次のステップ401に進む。
ステップ401において、1個の図柄分だけ、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ402に進む。
ステップ403において、回転リール40の回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転停止までのスロットマシン10の動作が終了する。
前記ステップ400において、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のステップ404に進む。
ステップ405において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成されたと判定された場合、次のステップ403に進む。
前記ステップ404において、いずれの図柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ403に進む。
前記ステップ405において、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ401に進む。
なお、上述した実施の形態において、回転リール40の停止処理に関してステップ401乃至ステップ405で説明しているが、この例は、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に近い図柄から条件を調査する、いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き込み範囲図柄のうち、基準位置に遠い図柄から条件を調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良い。
なお、ここで、「基準位置」とは、図柄表示窓13内部に停止する図柄の停止位置の範囲のうち、予め定めた所定の位置を意味する。この基準位置は、図柄表示窓13内部の位置であれば、いずれの位置に設定しても良いものであり、回転リール40の図柄の停止位置を定めるための基準となる位置である。具体的には、この基準位置には、例えば、図柄表示窓13の上段に停止する図柄位置の中央の位置等が含まれる
更には、例えば、ストップスイッチ50を押すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
(作用) 本実施の形態では、遊技メダルの投入検知から、それ以後の遊技メダルの投入検知までの時間に対応して、あるいは、前回の遊技の終了確定時から今回の遊技の1枚目の遊技メダルの投入検知までの時間に対応して、実行する演出を変更している。具体的には、それらの時間に対応して、複数の異なる演出のうちから1つを選択することにより、演出内容を選択し、演出内容を変更している。
そして、本実施の形態は、今回の遊技での遊技メダルの投入のタイミングや投入時間間隔に応じて、前兆報知演出、第1報知演出、第2報知演出、第3報知演出、報知演出無しのうちいずれか1つを選択して実行可能にしている。これにより、遊技メダルの投入のタイミングや投入時間間隔に応じて、前回以前の遊技の抽選結果に関する演出の報知演出時期を決定することができる。したがって、遊技メダルの投入のタイミングや時間間隔に応じて、報知演出時期を選択させることができ、遊技メダルの投入と、演出との間に関連性を持たせることができ、遊技メダルの投入に遊技性を絡めることができる。結果として、遊技性の幅を拡げることができる。
また、本実施の形態では、ベットスイッチ16の押下時によっても、前兆報知演出、前記第1報知演出、前記第2報知演出、前記第3報知演出、前記報知演出無しのうちいずれか1つを選択することができる。これにより、ベットスイッチ16の押下操作と、演出との間に関連性を持たせることができ、ベットスイッチ16の押下操作に遊技性を絡めることができる。結果として、遊技性の幅を拡げることができる。
本実施の形態は、第1の実施の形態の内容から、前兆報知演出に関連する内容を削除したものである。すなわち、前兆報知演出を全く実施せず、したがって、前兆報知演出処理も必要としないものである。
本実施の形態に係る前記演出選択手段130は、第1の実施の形態と同様に、計測手段120が計測した時間に対応して、実行する演出を変更させるためのものである。具体的には、前記演出選択手段130は、計測手段120が計測した時間に対応して、実行する演出を選択するためのものである。すなわち、演出選択手段130は、計測手段120が計測した時間に対応して、異なる演出内容からなる複数の演出のうちから、1つの演出(演出内容)を、実行する演出として選択することにより、実行する演出を変更させることができるものである。
(作用) 本実施の形態に係るスロットマシンは、先行する遊技メダルの投入検知から、それ以後の遊技メダルの投入検知までの時間に応じて、第1報知演出、第2報知演出、第3報知演出、報知演出無しのうちいずれか1つを選択して実行可能にしている。これにより、遊技メダルの投入の時間間隔に応じて、前回以前の遊技の抽選結果に関する演出の演出内容と、報知演出時期とを選択して、変更することができる。したがって、遊技メダルの投入の時間間隔に応じて、演出内容や報知演出時期や報知演出の有無等を選択して変更させることができ、遊技メダルの投入と、演出との間に関連性を持たせることができ、遊技メダルの投入の時間間隔、すなわち遊技メダルの投入動作に遊技性を絡めることができる。結果として、遊技性の幅を拡げることができる。
第1の実施の形態では、計測手段120の計測値によって、報知演出の演出時期と、報知演出の演出内容との両方が変更されていたが、本実施の形態では、演出時期は変更せずに、演出内容だけが選択されることにより、報知演出が変更されるように形成されているものである。
本実施の形態に係るスロットマシンは、第1の実施の形態と比較して、前兆報知演出、第2報知演出及び第3報知演出を有さずに、第1報知演出処理だけを有しているものである。そして、第1報知演出は、最終的に、前回以前の遊技の抽選結果を報知するものであるが、その演出表示する画面上のキャラクターや、その動きや、演出音等が異なることにより、演出内容がそれぞれ異なる演出p、q、rを有しているものである。そして、演出選択手段130は、遊技メダルの1枚目投入から2枚目投入までの時間である計測値Aの値によって、演出p、演出q、演出r、又は演出無しを選択するものである。
したがって、遊技メダルの投入検知から、それ以後の遊技メダルの投入検知までの時間により、演出を変更させることができ、遊技メダルの投入と、演出との間に関連性を持たせることができ、遊技メダルの投入の時間間隔、すなわち遊技メダルの投入動作に遊技性を絡めることができる。結果として、遊技性の幅を拡げることができる。
また、本実施の形態では、第1報知演出の内容を変更しているが、特にこれに限定されるものではなく、前兆報知演出や、第2報知演出や、第3報知演出のそれぞれの内容を複数の演出p、q、r等から1つを選択することにより変更するように形成しても良い。
また、上述した第1、第2及び第3の実施の形態では、第3報知演出処理で使用した時間対報知演出テーブルでは、計測値Cのみによって、報知演出を決定していたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、また、計測値Aのみによって、報知演出を決定しても良く、計測値Bのみによって、報知演出を決定しても良く、また、計測値B及び計測値Cの組み合わせや、計測値C及び計測値Aの組み合わせや、計測値A及び計測値Bの組み合わせによって、報知演出を決定するようなテーブルにしても良い。
12 表示窓 13 図柄表示窓
14 前扉 15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ 17 精算スイッチ
18 メダル投入口 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
23 主基板 25 演出データ記憶手段
26 演出制御手段 27 遊技制御手段
30 スタートスイッチ 31 変動表示開始手段
40 回転リール 41 図柄表示手段
42 リールテープ 43 左側回転リール
44 中央回転リール 45 右側回転リール
50 ストップスイッチ 51 変動表示停止手段
60 リールユニット 61 図柄
62 モータードライバ 63 駆動モーター
64 ステッピングモーター 65 払い出し装置
66 報知手段 67 スピーカー
68 表示装置 69 報知ランプ
70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制御手段
90 BBゲーム制御手段 91 特定導入遊技制御手段
100 RBゲーム制御手段 101 特定遊技制御手段
110 当選抽選手段 111 当選乱数発生手段
112 当選乱数抽出手段 113 当選判定テーブル記憶手段
114 当選判定手段 120 計測手段
130 演出選択手段 140 クレジット手段
Claims (3)
- 複数の図柄を周囲に配置した回転リールを有するリールユニットと、
前記リールユニットの前記回転リールの回転駆動を開始させるためのスタートスイッチと、
前記リールユニットの前記回転リールの回転駆動を停止させるためのストップスイッチと、
前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、
所定の報知を行うための報知手段と、
前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記リールユニットに対して行うための遊技制御手段とを備え、
3枚の遊技メダルの投入を条件として遊技が開始可能となり、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の前記当選役に当選することにより当選フラグが成立し、且つ前記リールユニットが前記当選役に応じて予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となり所定枚数の遊技メダルの払い出しが実施可能となり、或いは前記図柄表示の態様にならないことにより外れとなって1回の遊技が終了するように設定されたスロットマシンにおいて、
遊技の開始に先立って投入される遊技メダルの投入を検知する投入スイッチと、
前回の遊技の終了確定時から、今回の遊技の1枚目の遊技メダルの投入を前記投入スイッチが検知するまでの時間を計測可能な計測手段と、
前記計測手段が計測した時間に対応して、実行する演出を選択する演出選択手段とを備え、
前記演出として、前回の遊技の前記当選抽選手段の抽選結果を前記報知手段により報知する報知演出を備え、
前記演出選択手段は、
前記計測手段の時計測に基づく前回の遊技の終了確定時から今回の遊技の1枚目の遊技メダルの投入時までの時間に応じて、前記投入スイッチによる遊技メダルの1枚目投入検知から2枚目投入検知までの間に行われる前記報知演出としての前兆報知演出、2枚目投入検知から3枚目投入検知までの間に行われる前記報知演出としての第1報知演出、3枚目投入検知から前記スタートスイッチ押下までの間に行われる前記報知演出としての第2報知演出、前記報知演出無しのうちいずれか1つを選択して実行可能としたことを特徴とするスロットマシン。 - 前記演出選択手段は、前記計測手段の時計測に基づいて、前記スタートスイッチ押下後の第3報知演出をさらに選択して実行可能としたことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
- 遊技メダルを予め投入して所定枚数まで貯留することが可能なクレジット手段と、
前記クレジット手段に貯留した遊技メダルを、遊技開始の条件としての遊技メダルとして内部投入するためのベットスイッチとを備え、
前記計測手段は、前記ベットスイッチの操作による遊技メダルの投入検知も計測可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のスロットマシン。
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