JP2010035929A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スロットマシン10は、複数のストップスイッチ50のうちの所定のストップスイッチ50が停止信号の出力を開始したことを契機に計時を開始する計時手段150と、演出装置66が実行する演出を複数の演出のうちから選択するための演出選択手段160と、前記所定のストップスイッチ50が停止信号を出力していること及び前記計時手段150により計時される時間が所定時間に達したことを条件に、前記演出選択手段160により選択された前記演出を開始するための演出開始手段170とを備える。
【選択図】図6
Description
また、遊技者は常に新しい演出パターンを楽しみたいという欲求を有しており、従来にない演出開始の条件を設定することでゲーム性の向上を図りたいという要望もあった。
(請求項1)すなわち、請求項1の発明は、従来にない演出開始のパターンを提供することができると共に、遊技者が演出の内容を見逃すことを防止可能なスロットマシンを提供しようとするものである。
(請求項2)上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項2記載の発明は、実行される演出を変化に富んだものとすることが可能となると共に、遊技者の意思とは関係なく中途半端に演出が途切れるという不都合を防止可能なスロットマシンを提供しようとするものである。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、請求項1記載の発明は、周囲に複数の図柄61が付された複数の回転リール40と、前記各回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ30と、前記各回転リール40に対応して設けられ、かつ前記各回転リール40の回転を停止させるための信号である停止信号を出力するストップスイッチ50と、演出を行うための演出装置66と、前記演出装置66を制御すると共に、遊技に関する制御を行うための制御装置20と、を少なくとも備え、前記各ストップスイッチ50は、遊技者による押下操作に基づき停止信号の出力を開始し、遊技者による押下操作の解除に基づき停止信号の出力を終了するように形成され、前記各回転リール40は、前記対応するストップスイッチ50が停止信号の出力を開始したことを契機に、回転を停止するように形成され、前記制御装置20は、前記ストップスイッチ50のうちの所定のストップスイッチ50が停止信号の出力を開始したことを契機に計時を開始する計時手段150と、前記演出装置66を制御するための演出制御手段27と、を備え、前記演出制御手段27は、前記演出装置66が実行する演出を複数の演出のうちから選択するための演出選択手段160と、前記所定のストップスイッチ50が停止信号を出力していること及び前記計時手段150により計時される時間が所定時間に達したことを条件に、前記演出選択手段160により選択された前記演出を開始するための演出開始手段170と、を備えていることを特徴とする。
また、「スタートスイッチ」は、各回転リール40の回転を開始させるためのものである。また、スタートスイッチは、例えば、レバー式のスイッチを用いて構成することができる。そして、スタートスイッチが備えるレバーの先端を押し下げると、全ての回転リール40の回転が開始するようにすることができる。
また、「停止信号」は、各ストップスイッチ50が出力する信号であり、各ストップスイッチ50に対応する各回転リール40の回転の停止を指示する信号である。なお、回転リール40は、対応するストップスイッチ50が停止信号の出力を開始したことを契機に、回転を停止するものである。
また、「制御装置」は、演出装置66を制御すると共に、遊技に関する制御を行うためのものである。例えば、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板等によって構成することができる。
また、「計時手段」は、複数のストップスイッチ50のうちの所定のストップスイッチ50が停止信号の出力を開始したことを契機に計時を開始するものである。
ここで、「複数のストップスイッチのうちの所定のストップスイッチ」とは、複数の回転リール40に対応して設けられたストップスイッチ50のうちのいずれかのストップスイッチ50を意味するものである。例えば、左リール42、中リール43、及び右リール44の三個の回転リール40と、各回転リール40に対応する左ストップスイッチ51、中ストップスイッチ52、及び右ストップスイッチ53の三個のストップスイッチ50が設けられるとする。この場合に、「複数のストップスイッチのうちの所定のストップスイッチ」は、三個のストップスイッチ50のうちのいずれかのストップスイッチ50、例えば、左ストップスイッチ51である。
この場合に、計時手段における計時を以下のように行うことができる。例えば、所定のストップスイッチ50を設定するための所定ストップスイッチ設定手段を設け、計時手段を、この所定ストップスイッチ設定手段により設定されたストップスイッチ50が停止信号の出力を開始したことを契機に計時を開始するように形成することができる。
この場合に、計時手段における計時を以下のように行うことができる。例えば、計時手段による計時の対象を第一停止操作、第二停止操作、及び第三停止操作のいずれかに設定するための停止操作設定手段と、前記停止操作設定手段により設定された停止操作(例えば、第三停止操作)が行われたことを判断するための停止操作判断手段とを設ける。そして、計時手段を、前記停止操作設定手段により設定された停止操作(例えば、第三停止操作)が行われたと前記停止操作判断手段により判断された際に、該停止操作(例えば、第三停止操作)に係るストップスイッチ50が停止信号の出力を開始したことを契機に計時を開始するように形成することができる。
また、「所定時間」は、予め定めた時間であり、例えば0.5秒や1秒とすることができる。
(作用)
本発明は、所定のストップスイッチ50が停止信号の出力を開始したことを契機に計時手段150が計時を開始する。また、演出選択手段160は、演出装置66が実行する演出を複数の演出のうちから選択する。そして、演出開始手段170は、所定のストップスイッチ50が停止信号を出力していること、及び計時手段150により計時される時間が所定時間に達したことを条件に、演出選択手段160により選択された演出を開始する。
また、演出開始手段170は、所定のストップスイッチ50の押下操作が所定時間継続しなければ、演出を開始しないものである。換言すれば、演出が実行されるか否かを遊技者が選択することができることとなる。よって、演出を楽しみたいという遊技者には、より多くの演出を提供することができることとなる。一方、迅速に遊技を行いたいという遊技者には、演出が実行されるか否かを選択する機会を与えることができることとなる。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記各回転リール40に対応して設置され、前記各回転リール40に設けられたスタートインデックスを検知することにより前記各回転リール40の回転を検知するための回転検知装置46を備え、前記制御装置20は、通常遊技を制御するための通常遊技制御手段70と、同一の遊技回数を基準とした遊技期間で比較した場合に前記通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技を制御するための特別遊技制御手段80と、前記図柄61の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段110と、前記回転検知装置46による前記スタートインデックスの検知に基づいて前記各回転リール40の回転位置及び停止位置を特定するための位置特定手段132と、前記各ストップスイッチ50が停止信号の出力を開始したことを契機に前記位置特定手段132により特定された前記各回転リール40の回転位置に基づいて前記当選抽選手段110の抽選結果に対応した停止制御を前記各回転リール40に対して行うための停止制御手段120と、前記位置特定手段132により特定された前記各回転リール40の停止位置に基づいて、所定の当選役に入賞したか又は入賞なしかを判定するための入賞判定手段130と、を備え、前記計時手段150は、一の遊技において前記全てのストップスイッチ50のうち最終の押下操作に係るストップスイッチ50(以下、「最終操作ストップスイッチ」とする。)が停止信号の出力を開始したことを契機に計時を開始するように形成され、前記演出選択手段160は、前記停止制御手段120により前記全ての回転リール40の回転が停止したときに前記位置特定手段132により特定された前記回転リール40の停止位置を取得し前記回転リール40の停止位置に基づいて前記演出装置66が実行する前記演出を複数の演出のうちから選択するように形成され、前記演出開始手段170は、前記最終操作ストップスイッチが停止信号を出力していること及び前記計時手段150により計時される時間が所定時間に達したことを条件に前記演出選択手段160により選択された前記演出を開始するように形成され、前記演出制御手段27は、前記最終操作ストップスイッチが停止信号の出力を終了したことを契機に前記演出開始手段170により開始した前記演出を終了するための演出終了手段180と、前記最終操作ストップスイッチが停止信号の出力を終了したこと、及び、前記入賞判定手段130により前記特別遊技を開始可能な特別役に入賞したと判定されたことを条件として、前記演出とは異なる内容である特別入賞時演出を実行するための特別入賞時演出実行手段190と、を備えていることを特徴とする。
また、「特別遊技」とは、同一遊技回数を基準とした遊技期間で比較した場合に通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な遊技のことである。例えば、特別遊技は、ビッグボーナスゲーム、レギュラーボーナスゲーム等である。
また、「当選抽選手段」は、スタートスイッチ30の操作を契機に複数の当選役のいずれかに当選かまたはハズレかの抽選を行うためのものである。例えば、当選抽選手段として、当選乱数発生手段111と、当選乱数抽出手段112と、当選判定テーブル記憶手段113と、当選判定手段114とを備えるとする。この場合に、スタートスイッチ30の操作を契機に、当選乱数発生手段111により所定の範囲内において乱数が発生し、発生した乱数が当選乱数抽出手段112により抽出される。そして、当選判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル記憶手段113が備える各当選役の当選領域を有する当選判定領域データとの比較が行われ、いずれかの当選役に当選かまたはハズレかを、各回転リール40の回転が開始する前に決定する。
また、「停止制御手段」は、各ストップスイッチ50が停止信号の出力を開始したことを契機に、位置特定手段132により特定された各回転リール40の回転位置に基づいて、当選抽選手段110の抽選結果に対応した停止制御を各回転リール40に対して行うためのものである。また、停止制御手段は、いわゆる「コントロール制御」によって各回転リール40の停止制御を行うようにしても良く、また、いわゆる「テーブル制御」によって各回転リール40の停止制御をおこなうようにしても良い。
また、「有効入賞ライン」は、このライン上に当選役に係る図柄61(以下、入賞図柄とする。)の組み合わせが揃うと、入賞となるラインである。また、有効入賞ラインは、予め定められた複数の入賞ラインのうち、賭け枚数に応じて有効となるラインである。例えば、入賞ラインが五本である場合に、賭け枚数が1枚の場合には有効入賞ラインは一本、賭け枚数が2枚の場合には有効入賞ラインは三本、賭け枚数が3枚の場合には有効入賞ラインは五本とすることができる。
また、「入賞図柄配列」とは、当選役に対応した入賞図柄の組み合わせであって、有効入賞ライン上に揃うと、入賞となるものである。
また、「入賞判定手段」は、位置特定手段132により特定された各回転リール40の停止位置に基づいて、所定の当選役に入賞したか又は入賞なしかを判定するためのものである。例えば、入賞判定手段は、特別役に対応した「7」「7」「7」の入賞図柄配列が、有効入賞ライン上に揃った場合に、特別役に入賞したと判定する。
ここで、「最終操作ストップスイッチ」とは、一の遊技において、全てのストップスイッチ50のうち最終の押下操作に係るストップスイッチ50のことである。例えば、左リール42、中リール43、及び右リール44の三個の回転リール40と、各回転リール40に対応する左ストップスイッチ51、中ストップスイッチ52、及び右ストップスイッチ53の三個のストップスイッチ50が設けられるとする。そして、一の遊技において、遊技者が、最初に左ストップスイッチ51を押下操作し、次に中ストップスイッチ52を押下操作し、最後に右ストップスイッチ53を押下操作したとする。この場合に、「最終操作ストップスイッチ」は、右ストップスイッチ53である。
また、計時手段は、最終操作ストップスイッチが停止信号の出力を開始したことを契機に計時を開始するものである。例えば、左リール42、中リール43、及び右リール44の三個の回転リール40と、各回転リール40に対応する左ストップスイッチ51、中ストップスイッチ52、及び右ストップスイッチ53の三個のストップスイッチ50が設けられるとする。そして、最終操作ストップスイッチが、右ストップスイッチ53であるとする。この場合に、計時手段は、右ストップスイッチ53を遊技者が押下操作することにより、右ストップスイッチ53が停止信号の出力を開始したことを契機に計時を開始する。
また、「所定時間」は、予め定めた時間であり、例えば0.5秒や1秒とすることができる。
また、本請求項に係る発明の「演出選択手段」は、停止制御手段120により全ての回転リール40の回転が停止したときに位置特定手段132により特定された回転リール40の停止位置を取得し、回転リール40の停止位置に基づいて、演出装置66が実行する演出を複数の演出のうちから選択するよう形成されている。
ここで、「リーチ目」とは、当選抽選手段110により特別役に当選した場合にのみ有効入賞ライン上に揃い得る図柄61の組み合わせであって、有効入賞ライン上に揃っても、入賞とならないものである。また、リーチ目は、特別役に当選したことを遊技者に示唆するものである。例えば、特別役として、「赤7」「赤7」「赤7」からなる特別役及び「青7」「青7」「青7」からなる特別役の二つの特別役が設定されているとする。この場合に、いずれかの有効入賞ライン上に「赤7」と「青7」とが混在して揃う図柄61の組み合わせである。
また、「演出終了手段」は、最終操作ストップスイッチが停止信号の出力を終了したことを契機に、演出開始手段170により開始された演出を終了するためのものである。例えば、演出開始手段170により開始された演出について、その演出が、演出の途中であっても、最終操作ストップスイッチの押下操作の解除により終了するということである。また、最終操作ストップスイッチの押下操作が解除された時に、その演出が終了している場合には、もちろん演出は終了となる。
(作用)
本発明は、演出選択手段160が、停止制御手段120により全ての回転リール40の回転が停止したときに、回転リール40の停止位置に基づいて、演出装置66が実行する演出を複数の演出のうちから選択する。また、演出開始手段170は、最終操作ストップスイッチが停止信号を出力していること及び計時手段150により計時される時間が所定時間に達したことを条件に演出選択手段160により選択された演出を開始する。すなわち、回転リール40の停止位置によって、実行される演出が変化しうることとなる。したがって、遊技者が意図的に回転リール40の停止位置を変化させることで、実行される演出が変化するため、自らの意志で演出を選択しているかの様な印象を遊技者に与えることができることとなる。
ここで、従来であれば、演出を見たくない遊技者であっても、ストップスイッチ50の操作等により遊技者の意思とは関係なく演出が開始された。更に、例えば、BB入賞時の遊技において行われる演出は、入賞判定手段130によりBB入賞と判定されると、演出の途中であっても終了し、BB入賞時演出が開始するものであった。すなわち、行われている演出の途中で別の演出が開始されるものであった。このため、遊技者の意思に関係なく中途半端に演出が途切れるという不都合が存在するものであった。
(請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1記載の発明によれば、ストップスイッチの押下操作が所定時間継続したことを条件に演出を開始する。これにより、演出が実行されるか否かを遊技者が選択することができ、かつ遊技者が演出の内容を見逃すことを防止しすることができると共に、演出開始の条件を従来にない条件とすることでゲーム性の幅を広げることが可能なスロットマシンを提供することができる。
(請求項2)請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によれば、回転リールの停止位置に基づいて、演出装置が実行する演出を選択し、最終操作ストップスイッチの押下操作が所定時間継続したことを条件に前記演出を開始し、かつ最終操作ストップスイッチの押下操作が解除されたことを契機に、前記演出を終了する。また、最終操作ストップスイッチの押下操作が解除されたこと、及び、特別役に入賞したことを条件として、前記演出とは異なる内容である特別入賞時演出を実行する。これにより、演出装置が実行する演出を変化に富んだものとすることができ、かつ、スロットマシン本来の面白みである、遊技者がタイミングを見計らってストップスイッチを押下操作して回転リールの回転を停止させること(いわゆる目押し)の楽しみを更に増すことが可能となると共に、遊技者の意思とは関係なく中途半端に演出が途切れるという不都合を防止することができ、ひいては遊技の興趣を高められるスロットマシンを提供することができる。
図1から図9までは、本発明の実施の形態を示すものである。図1はスロットマシンの入力、制御及び出力のブロック図、図2は遊技制御手段のブロック図、図3は当選抽選手段のブロック図、図4はスロットマシンの外観正面図、図5は最終操作ストップスイッチと演出装置において行われる所定の演出との関係を示す図、図6から図9まではスロットマシンの遊技の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
なお、本実施の形態では、「前面」とは、図4において、遊技者が、スロットマシン10の正面側の前にスロットマシン10の方に顔を向けて座って、あるいは、立っているような場合における遊技者が向き合う面をいう。
(スロットマシン10)
スロットマシン10は、正面に向かって開口する正面開口部を有する四角箱状の筐体11と、筐体11の正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉14とを有する。前扉14の中央部から上部には、図4に示すように、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61、いわゆる停止図柄を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、前扉14の下部には、入賞した場合に、賞品としての遊技媒体である遊技メダルが払い出される払い出し口31が形成されている。そして、払い出し口31の下方には、払い出し口31から払い出された遊技メダルを貯留するための上方に向かって開口する皿状の払い出し皿32が形成されている。
(制御装置20)
制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)遊技制御装置21及び(2)演出制御装置22の装置を有するものである。
そして、制御装置20には、図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の操作により回転リール40の回転及び停止を制御するための遊技制御装置21と、スピーカ67や報知ランプ68等の演出装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵されている。また、遊技制御装置21及び演出制御装置22には、それぞれ一個ずつCPUが配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、遊技制御装置21及び演出制御装置22を一個のCPUで制御しても良く、あるいは、二個以上のCPUで制御するようにしても良い。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
(遊技制御装置21)
遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の遊技者による操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するものである。遊技制御装置21は、次の手段として機能する。
(2)当選抽選手段110
(3)位置特定手段132
(4)停止制御手段120
(5)最終操作ストップスイッチ判断手段131
(6)入賞判定手段130
(7)計時手段150
(8)ホッパー制御手段140
なお、本スロットマシン10により行われる遊技は、遊技メダルの投入を条件として、一般的(通常)に行われる通常遊技と、同一の遊技回数を基準として遊技期間で比較した場合に、この通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技とを備えている。
(演出制御装置22)
演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、スピーカ67や報知ランプ68等の演出装置66を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保すべく、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から演出制御装置22に向かってのみ信号が出力され、演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も出力されないように設定されている。これにより、当選率等の抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。
(1)演出データ記憶手段26
(2)演出制御手段27
演出データ記憶手段26は、演出データを記憶するものである。演出制御手段27は、演出装置66を制御するものである。
また、演出制御装置22としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
制御装置20の入力側には、主として制御装置20に信号を送る入力手段が配置され、制御装置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(入力手段)
制御装置20の入力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30
(5)ストップスイッチ50
(6)回転検知装置46(インデックスセンサ45)
なお、入力手段としては、上記した(1)から(6)までのパーツに限定されるものではない。
(出力手段)
制御装置20の出力側には、図1に示すように、次のパーツが接続されている。
(2)リールユニット60(モータードライバ62及び駆動モータ63)
(3)演出装置66(スピーカ67、報知ランプ68及び表示装置69)
なお、出力手段としては、上記した(1)から(3)までのパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
投入スイッチ15は、図4に示すように、図柄表示窓13の斜め下方に位置するスイッチであって、メダル投入口18から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
ベットスイッチ16は、図4に示すように、図柄表示窓13の下方に位置するスイッチであって、遊技者により予め投入されることによりスロットマシン10の内部に貯留した貯留メダル数を減じて遊技メダルの投入に代えるためのものである。具体的には、投入された遊技メダルが一定枚数以上クレジットとして貯留されている場合に、このベットスイッチ16を操作すると、クレジットを減算して遊技メダルが投入されたものとして扱われる。
(精算スイッチ17)
精算スイッチ17は、予め投入してクレジットされた遊技メダルを遊技者に払い出すためのものである。精算スイッチ17は、図4に示すように、図柄表示窓13の斜め下方に位置するスイッチである。具体的には、精算スイッチ17が操作されると、遊技の最後に、最大で50枚のクレジットされている遊技メダルの全部が、ホッパーユニット65により払い出し口31から払い出し皿32へ払い出される。
(スタートスイッチ30)
スタートスイッチ30は、図4に示すように、図柄表示窓13の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
(ストップスイッチ50)
ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動モータ63の駆動を停止させることにより、回転リール40の回転を停止させるためのものである。また、ストップスイッチ50は、遊技者による押下操作により遊技制御装置21へ停止信号を出力するものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図4に示すように、各回転リール40に対応して設けられた左ストップスイッチ51と、中ストップスイッチ52と、右ストップスイッチ53とからなる三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。そして、各回転リール40に対応した各ストップスイッチ50を遊技者が指で押す又は触れる等の押下操作を行うことにより、当該ストップスイッチ50に対応した回転リール40の回転が停止するように設定されているものである。
(ホッパーユニット65)
ホッパーユニット65は、図4に示すように、筐体11の内部に設けられ、投入された遊技メダルを貯留することができるとともに、入賞した場合に、遊技者に所定枚数の遊技メダルを払い出すためのものである。なお、遊技メダルは、スロットマシン10の前面側の下部の払い出し口31から払い出し皿32へ払い出される。
(リールユニット60)
リールユニット60は、図示しないが、基体としての枠体に固定あるいは支持されている三個の駆動モータ63と、各駆動モータ63の出力軸にそれぞれ回転可能に軸止された三個の回転リール40とを備えている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ41とを備えている。リールテープ41の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。具体的には、各回転リール40の外周表面の21個の図柄61には、各図柄61の表示位置により異なる図柄番号が付与されている。そして、各回転リール40の回転駆動軸には、回転リール40を回転駆動させるための回転駆動源である駆動モータ63としてのステッピングモータ64が固定されている。ステッピングモータ64は、リールユニット60の基体である枠体に固定されて所定の回転角度だけ回転リール40を回転させるための回転駆動力を発生するものである。このリールユニット60には、ステッピングモータ64を回転駆動させるためのモータードライバ62が形成されている。このモータードライバ62には、遊技制御装置21からの制御信号としてのパルス信号が入力されることにより、ステッピングモータ64を所定の回転角度だけ回転駆動させるように形成されている。
(演出装置66)
演出装置66は、当選や入賞等を、音や光や映像で遊技者に報知するためのものである。具体的には、演出装置66は、図4に示すように、筐体11に埋め込まれた左右のスピーカ67と、表示窓12の上部中央に配置された液晶表示装置からなる表示装置69と、表示窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ68とを備えているものである。そして、演出装置66は、演出制御装置22の制御により、当選時や入賞時にスピーカ67から当選音や入賞音を発生させ、報知ランプ68を点灯又は点滅させることにより、また、表示装置69に図柄模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選や入賞等を報知するためのものである。
(遊技制御手段25)
遊技制御手段25は、遊技を制御するものである。具体的には、遊技制御手段25は、通常遊技の制御を行う通常遊技制御手段70と、特別遊技の制御を行う特別遊技制御手段80とを備えている。
(通常遊技制御手段70)
通常遊技制御手段70は、通常遊技を制御するものである。具体的には、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の押下操作が行われ(再遊技(リプレイ、Replay)を除く)、かつ前遊技から所定時間が経過することを条件として、スタートスイッチ30が押下操作可能な状態(遊技開始可能な状態)となり、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。あるいは、「再遊技(リプレイ、Replay)」時にはメダル投入やベットスイッチ16の押下操作が行われることなく、かつ前遊技から所定時間が経過することを条件として、スタートスイッチ30が押下操作可能な状態(遊技開始可能な状態)となり、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。
当選には、入賞した場合に、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選(この小役当選が入賞した場合は小役入賞となる)と、入賞した場合に、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選(この特別当選が入賞した場合は特別入賞となり、後述する特別遊技に移行する)と、入賞した場合に、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる再遊技(リプレイ、Replay)当選(この再遊技当選が入賞した場合は再遊技入賞となる)とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの当選となった場合(内部入賞ともいう。)、その当選に対応した当選フラグが成立する。
(特別遊技制御手段80)
特別遊技制御手段80は、当選抽選手段110の抽選結果に基づいて、同一遊技回数を基準とした遊技期間で比較した場合に通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技を制御するためのものである。特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
本実施の形態では、上述した特別遊技のうち、特定導入遊技(ビッグボーナスゲーム、BBゲーム)と、特定遊技(レギュラーボーナスゲーム、RBゲーム)とは、通常遊技中に単独で実施可能に設定されている。具体的には、特定遊技(RBゲーム)は、通常遊技から移行して単独で実施される独立RBゲームと、この独立RBゲームと遊技内容は同一であるが特定導入遊技(BBゲーム)中に移行可能な従属RBゲームとを実施可能に形成されている。そして、本実施の形態では、上述した特別遊技のうち、特定導入遊技(BBゲーム)と、通常遊技から移行して単独で実施される独立RBゲームとを、総称してボーナスゲームと呼んでいる。
また、特定遊技(RBゲーム)のうち、従属RBゲームは、特定導入遊技、いわゆるBBゲーム中に、所定の条件の範囲内(具体的には、所定の獲得遊技メダル枚数の範囲内)で入賞した場合には何回でも行われるように設定されている。そして、独立RBゲームは、BBゲーム中で無い場合、通常遊技から移行して単独で実施される。
(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段90)
(2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100)
(特定導入遊技制御手段91)
特定導入遊技制御手段91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段90である。具体的には、BBゲームに移行すると、通常遊技と同様のBB中小役遊技が、最大3枚のメダルの投入によって開始され、三個の回転リール40の回転を各々停止させた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄配列が揃っているか否かによって、遊技メダルの払い出しが行われるものである。
なお、BBゲーム中はRBゲーム(従属RBゲーム)への移行が、所定獲得枚数までは何回でも行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様なBB中小役遊技の抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中の獲得遊技メダル枚数、すなわちBB中小役遊技及び従属RBゲームの両方で獲得できた遊技メダルの枚数が、予め定めた特定枚数を超えるまでは、BBゲーム中のRBゲームを何回でも行うことができるように設定されている。そして、BBゲーム中の獲得遊技メダル枚数が特定枚数を超えたときに、当該BBゲームは終了するものである。もちろん、終了条件はこれに限定されるものではなく、例えば、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、あるいはBBゲーム中のBB中小役遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するように設定しても良い。また、かかる場合のBBゲーム中のRBゲームや、BB中小役遊技の最大回数は、上述したものに限定されるものではなく、スロットマシン10の種類の違いにより、他の回数(例えば、RBゲームの最大回数が2回)に設定されているものでも良い。
(特定遊技制御手段101)
特定遊技制御手段101は、RBゲーム(単独RBゲーム及び従属RBゲーム)を制御するためのものである。具体的には、RBゲームに移行すると、遊技メダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が図柄表示窓13の有効入賞ラインのうちの横方向中央に設定された有効入賞ライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)が行われるものである。そして、RBゲームでは、当選するか否かの特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞となるか、あるいは最大12回の特定当選遊技(いわゆるJACゲーム)の終了により、RBゲームは終了するものである。もちろん、終了条件は、これに限定されるものではなく、予め定めた特定の獲得遊技メダル枚数に到達することにより終了するように設定しても良い。なお、BBゲーム中の従属RBゲーム中に、BBゲームの予め定めた獲得遊技メダル枚数に到達した場合は、上述した遊技回数の途中であっても、終了することになる。また、独立RBゲームでも、予め定めた所定の獲得遊技メダル枚数に到達すると、上述した遊技回数の途中であっても終了するように形成しても良い。
(当選抽選手段110)
当選抽選手段110は、予め定めた当選率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選結果が当選である場合(内部入賞ともいう。)に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、各回転リール40の回転が停止した際の有効入賞ライン上の図柄61の組み合わせが予め定められた入賞図柄配列と一致したことを条件に入賞し、遊技者に遊技メダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
(1)当選乱数発生手段111
(2)当選乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル記憶手段113
(4)当選判定手段114
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)から(4)までに限定されるものではない。
(当選乱数発生手段111)
当選乱数発生手段111は、抽選用の乱数を所定の領域内(十進数で0〜65535)で発生させるものである。当選乱数発生手段111は、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するものであって、0から65535までの範囲の数字を、1秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタである。そして、当選乱数抽出手段112は、スタートスイッチ30が操作されたタイミングで当選乱数発生手段111の前記カウンタの数字を読みとるものである。これは、当選乱数発生手段111では乱数を発生しているわけではないものの、当選乱数抽出手段112によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となるものである。
(当選乱数抽出手段112)
当選乱数抽出手段112は、当選乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(具体的には、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
(当選判定テーブル記憶手段113)
当選判定テーブル記憶手段113は、当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域(十進数で0〜65535)中、各当選役に対応する当選項目の当選領域を有するものである。この当選判定テーブル記憶手段113は、異なる抽選確率を記憶した複数のものが形成されている。具体的には、当選判定テーブル記憶手段113は、第1設定当選判定テーブルと、第2設定当選判定テーブルと、第3設定当選判定テーブルと、第4設定当選判定テーブルと、第5設定当選判定テーブルと、第6設定当選判定テーブルとを備えているものである。この第1〜6設定当選判定テーブルは、それぞれ異なる抽選確率が記録されてあり、いわゆるスロットマシン10の1から6までの「設定」を決めるものであって、第1設定当選判定テーブルから第6設定当選判定テーブルまで、順に、特別当選に対応する当選項目の当選確率が高くなるように設定されている。
(当選判定手段114)
当選判定手段114は、当選乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル記憶手段113の当選率データを基に当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属する当選領域に対応する当選役を決定するものである。
(位置特定手段132)
位置特定手段132は、インデックスセンサ45によるスタートインデックスの検知に基づいて、各回転リール40の回転位置及び停止位置を特定するためのものである。具体的には、スタートスイッチ30の操作により各回転リール40が回転を開始し、インデックスセンサ45によりスタートインデックスを検知した後、遊技制御装置21からリールユニット60に出力されるパルス数をカウントする。これにより、各回転リール40の回転位置を特定する。そして、後述する停止制御手段120により各回転リール40が回転を停止したときに、インデックスセンサ45がスタートインデックスを検知してからのパルス数をカウントする。これにより、停止した各回転リール40の停止位置を特定する。
(停止制御手段120)
停止制御手段120は、各回転リール40の停止制御を行うものである。具体的には、停止制御手段120は、遊技者による押下操作により各ストップスイッチ50が停止信号の出力を開始したことを契機に、位置特定手段132により特定された各回転リール40の回転位置に基づいて、当選抽選手段110の当選結果に対応した停止制御を各回転リール40に対して行うものである。
(蹴飛ばし設定と、引き込み設定)
本実施の形態では、停止制御手段120の停止制御として、入賞図柄配列を遊技者がストップスイッチ50を操作して所定位置に揃えようとしても、回転リール40が回転して、入賞図柄配列にかかる入賞図柄が所定位置に停止しないように設定した蹴飛ばし設定と、ストップスイッチ50を押下操作した状態から所定の図柄数だけ回転リール40の回転上流側に位置する引き込み可能な図柄61の中に、当選フラグ成立中の入賞図柄が含まれているような場合に、入賞図柄を所定位置にまで引き込んで停止するように設定した引き込み設定とを備えている。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する入賞図柄を有効入賞ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50の押下操作のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を押下操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を押下操作した後、そのまま停止させるか、あるいは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能な図柄61、例えば、停止位置の図柄61の上の図柄61から連続する4個の引き込み可能な図柄61の中、すなわち停止位置の図柄61も含めて全部で5個の図柄中に、対応する入賞図柄が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ライン上にその入賞図柄を引き込んで停止する。一方、停止位置の図柄61及びかかる4個の引き込み可能な図柄61の中、すなわち全部で5個の図柄中に、対応する入賞図柄が含まれていないような場合には、有効入賞ライン上にその入賞図柄を引き込んで停止することができない。また、いずれの当選フラグも成立していない場合には、入賞図柄の入賞確定は不可能となるように設定されている。すなわち、いずれの当選フラグも成立していない場合には、蹴飛ばし設定により、入賞図柄が、所定の有効入賞ライン上に揃わないような位置に停止する、いわゆる蹴飛ばされる。
(最終操作ストップスイッチ判断手段131)
最終操作ストップスイッチ判断手段131は、一の遊技において、全てのストップスイッチ50のうち最終の押下操作に係るストップスイッチ(最終操作ストップスイッチ)を判断するものである。具体的には、ストップスイッチ50が操作されたことを記憶するためのストップスイッチ記憶領域を遊技制御装置21に予め設ける。このストップスイッチ記憶領域は、各ストップスイッチ50に対応してそれぞれ設定されるものである。そして、各ストップスイッチ記憶領域に初期値として0を設定し、いずれかのストップスイッチ50が操作されると、対応するストップスイッチ記憶領域の値を1に書き換える。そして、全てのストップスイッチ記憶領域の値が1になった際に、最後に0から1に書き換えられたストップスイッチ記憶領域に対応するストップスイッチ50が、「最終操作ストップスイッチ」であると判断する。
(入賞判定手段130)
入賞判定手段130は、位置特定手段132による各回転リール40の停止位置に基づいて、所定の当選役に入賞したか又は入賞なしかを判定するものである。具体的に説明すると、停止制御手段120により各回転リール40が停止した際に、位置特定手段132により停止した各回転リール40の停止位置を特定する。そして、特定された各回転リール40の停止位置に基づいて、有効入賞ライン上の図柄配列を認識する。そして、当選抽選手段110の抽選結果が当選の場合であって有効入賞ライン上の図柄配列が入賞図柄配列となっている場合には入賞を決定し、当選抽選手段110の抽選結果がハズレの場合や、抽選結果は当選であったが有効入賞ライン上の図柄配列が入賞図柄配列となっていない場合には、入賞の決定を行わない。そして、この入賞の決定に基づき、メダルの払い出し要請信号や特別遊技への移行指令が出力される。
(計時手段150)
計時手段150は、最終操作ストップスイッチ(例えば、右ストップスイッチ53)が停止信号の出力を開始したことを契機に計時を開始するものである。
また、本実施の形態では、所定時間は、1秒と定められている。
また、本実施の形態では、計時手段150は、計時開始時に、所定時間に相当する数値をRAM上の数値格納領域に記憶し、割り込み処理が実行される毎に、RAM上の数値格納領域に記憶されている数値を1ずつ減算することにより、所定時間を計時する。また、所定時間に相当する数値は、所定時間の設定時間と、単位時間(1秒)あたりの割り込み処理の回数との乗算により決定される。本実施の形態では、所定時間が1秒と定められるとともに、単位時間(1秒)あたりの割り込み処理の回数が4回とされている。これにより、本実施の形態では、所定時間に相当する数値は、1×4より、4である。そして、本実施の形態では、計時手段150は、計時開始時に、数値4をRAM上の数値格納領域に記憶し、割り込み処理が実行される毎に、RAM上の数値格納領域に記憶されている数値を1ずつ減算する。これにより、RAM上の数値格納領域に記憶されている数値は、1秒間に4ずつ減算されることになるので、1秒で0になる。そして、RAM上の数値格納領域に記憶されている数値が0になった時点で、計時開始より1秒が経過したことになる。このようにして、計時手段150は、所定時間の計時を行う。
(ホッパー制御手段140)
ホッパー制御手段140は、入賞判定手段130の決定または精算スイッチ17の操作に基づいて、ホッパーユニット65を作動させるものである。すなわち、入賞判定手段130からのメダル払い出し要請信号を受信した場合には、当該入賞に対応する枚数のメダルを払い出し、精算スイッチ17の操作信号を受信した場合には、クレジットとして貯留扱いにされている遊技メダルを払い出すようになっている。
(演出データ記憶手段26)
演出データ記憶手段26は、演出装置66の演出データを記憶するためのものである。具体的には、例えば、所定の当選役に当選し、該当選役の入賞時の演出装置66としてのスピーカ67から発生させるサウンドや、報知ランプ68の点灯、点滅の時間や順序等のデータや、表示装置69に表示される図柄模様及び文字列のデータが記憶されている。
また、さらに、ボーナスゲーム入賞時の遊技において、前記所定の演出の終了後に行われるボーナス入賞時演出として、複数の演出データが記憶されている。
(演出制御手段27)
演出制御手段27は、遊技制御装置21からの制御信号に基づいて演出データ記憶手段26の各演出データを演出装置66に出力し、かかる演出装置66を制御するものである。具体的には、演出制御手段27は、BBゲーム、RBゲーム(独立RBゲーム及び従属RBゲーム)、及び他の小役等の当選フラグが成立したとき、又は所定の当選フラグ成立中に所定の有効入賞ライン上に当該入賞図柄配列が揃うことにより入賞したときに、演出データ記憶手段26からの演出情報に基づいて、報知ランプ68の所定位置のランプを点灯や点滅させたり、スピーカ67から所定の電子音を発生させたり、表示装置69に所定の図柄模様及び文字列を点灯表示させるものである。
演出制御手段27は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)演出選択手段160
(2)演出開始手段170
(3)演出終了手段180
(4)特別入賞時演出実行手段190
なお、演出制御手段27としては、上記した(1)から(4)までに限定されるものではない。
(演出選択手段160)
演出選択手段160は、演出装置66が実行する演出を演出データ記憶手段26に記憶されている複数の演出データのうちから選択するものである。
具体的には、例えば、BBゲーム入賞時の遊技において、BBゲームに移行するための当選役に対応する「7」「7」「7」の入賞図柄配列が、中段の有効入賞ライン上に揃ったものとする。この場合には、中段の有効入賞ラインに相当する箇所に「7」が位置することとなる左リール42の停止位置、中段の有効入賞ラインに相当する箇所に「7」が位置することとなる中リール43の停止位置、中段の有効入賞ラインに相当する箇所に「7」が位置することとなる右リール44の停止位置を位置特定手段132が特定する。そして、特定された全ての回転リール40の停止位置に基づいて、演出制御手段27は、演出装置66に実行させる所定の演出として、演出データ記憶手段26に記憶されている複数の演出データの中から第一の演出を選択する。
以上のように、本実施の形態では、ボーナスゲーム入賞時の遊技において、全ての回転リール40の停止位置、換言すれば図柄表示窓13に表示される図柄61の表示態様に基づいて、演出選択手段160は所定の演出を選択する。
(演出開始手段170)
演出開始手段170は、所定のストップスイッチ50が停止信号を出力していること及び計時手段150により計時される時間が所定時間に達したことを条件に、演出選択手段160により選択された演出を開始するものである。
具体的には、例えば、最終操作ストップスイッチが、右ストップスイッチ53であるとする。この場合に、図5に示すように、最終操作ストップスイッチ(右ストップスイッチ53)の押下操作が1秒間継続したことを条件に、演出装置66は、演出選択手段160により選択された所定の演出を開始する。
(演出終了手段180)
演出終了手段180は、演出開始手段170により開始した演出を終了するものである。
具体的には、例えば、最終操作ストップスイッチが、右ストップスイッチ53であるとする。この場合に、図5に示すように、最終操作ストップスイッチ(右ストップスイッチ53)の押下操作が解除されたことを契機に、演出装置66は、演出開始手段170により開始された所定の演出を終了する。また、最終操作ストップスイッチ(右ストップスイッチ53)の押下操作が解除された際に、所定の演出が終了している場合には、もちろん演出は終了となる。
(特別入賞時演出実行手段190)
特別入賞時演出実行手段190は、最終操作ストップスイッチが停止信号の出力を終了したこと、及び、入賞判定手段130により特別役に入賞したと判定されたことを条件として、特別入賞時演出を実行するものである。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシン10の遊技の動作の概略について、図6から図9に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ101において、全てのストップスイッチ記憶領域の値をクリアする。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、当選抽選手段110により当選抽選処理が行われる。当選抽選処理については、後で詳しく説明する。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ104に進む。
ステップ105において、回転リール40の回転停止処理が行われる。回転停止処理については、後で詳しく説明する。そして、次のステップ106に進む。
ステップ106において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の押下操作が行われたか否かが判定される。ここで、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の押下操作が行われたと判定された場合、ステップ107に進む。一方、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の押下操作が行われていないと判定された場合には、ステップ104に戻る。
ステップ108において、入賞判定手段130によりボーナスゲームに入賞したか否かが判定される。ここで、ボーナスゲームに入賞していないと判定された場合、ステップ109に進む。一方、ボーナスゲームに入賞したと判定された場合、ステップ111に進む。
ステップ109において、入賞判定手段130により前記ボーナスゲーム以外の他の当選役に入賞したか否かが判定される。ここで、他の当選役に入賞したと判定された場合、ステップ110に進む。一方、他の当選役に入賞していないと判定された場合、当該遊技が終了する。
ステップ111において、特別入賞時演出実行手段190によりボーナスゲーム入賞時の演出処理が行われる。具体的には、ボーナス入賞時演出を実行する。そして、ステップ110に進む。
上述したステップ102の当選抽選処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
ステップ200において、当選抽選手段110の当選乱数発生手段111により発生された乱数の中から当選乱数抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のステップ201に進む。
ステップ202において、当選判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定テーブル記憶手段113の当選判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステップ203に進む。
ステップ203において、当選判定手段114により、抽出された乱数が、当選判定テーブル記憶手段113のどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、次のステップ204に進む。
上述したステップ105の回転リール40の回転停止処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。
ステップ300において、所定の図柄61に対して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。この蹴飛ばしの設定は、全ての有効入賞ライン上で、当選抽選手段110の抽選結果に基づいて不当入賞が発生しないように全ての停止操作タイミングにおいて、設定されているものである。なお、蹴飛ばし設定が設定されていたがその蹴飛ばし設定を全て達成した場合と、蹴飛ばし設定は1つも設定されていなかった場合とは、いずれも蹴飛ばし設定は達成されたものとみなされる。ここで、所定の図柄61の蹴飛ばしの設定が達成されていないと判定された場合、ステップ301に進む。一方、所定の図柄61の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、ステップ304に進む。
ステップ302において、上述した1個の図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄61の数がストップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定される。ここで、ストップスイッチ50を押下操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄61の数が4個目の場合には、ステップ303に進む。一方、ストップスイッチ50を押下操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄61の数が4個目でない場合には、ステップ300に戻る。
ステップ304において、いずれかの図柄61に対して引き込みが設定されているか否かが判定される。ここで、いずれかの図柄61に対して引き込みが設定されていると判定された場合、ステップ305に進む。一方、いずれの図柄61に対しても引き込みが設定されていないと判定された場合、ステップ303に進む。
ステップ305において、引き込み設定が達成されたか否かが判定される。なお、引き込み設定が設定されていたがその引き込み設定を全て達成した場合と、引き込み設定は1つも設定されていなかった場合とは、いずれも引き込み設定は達成されたものとみなされる。ここで、引き込み設定が達成されたと判定された場合、ステップ303に進む。一方、引き込み設定が達成されていないと判定された場合、ステップ301に進む。
更には、例えば、ストップスイッチ50を押下操作するタイミングにより、予め定めたテーブルに従って回転リール40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の方法によるものでも良いものである。このテーブル停止制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の入賞図柄配列に基づいた複数のテーブルを有し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択されるものである。
上述したステップ107の演出処理について、図9を用いて説明する。
ステップ400において、最終操作ストップスイッチを判断する。具体的には、最後に0から1に書き換えられたストップスイッチ記憶領域に対応するストップスイッチ50が、最終操作ストップスイッチであると判断する。そして、次のステップ401に進む。
ステップ402において、演出選択手段160により実行すべき所定の演出を選択する。具体的には、いずれの有効入賞ライン上に入賞図柄配列が揃っているかに基づいて、所定の演出を選択する。そして、次のステップ403に進む。
ステップ403において、演出開始手段170により最終操作ストップスイッチの押下操作が継続しているか否かが判定される。具体的には、最終操作ストップスイッチの停止信号の出力が継続しているか否かが判定される。ここで、最終操作ストップスイッチの停止信号の出力が継続していると判定された場合、ステップ404に進む。一方、最終操作ストップスイッチの停止信号の出力が継続していない、すなわち最終操作ストップスイッチの停止信号の出力が終了したと判定された場合、所定の演出の演出処理が終了する。すなわち、所定の演出は行われないこととなる。
ステップ405において、演出開始手段170により前記選択された所定の演出が開始される。そして、次のステップ406に進む。
ステップ406において、演出終了手段180により最終操作ストップスイッチの押下操作が解除されたか否かが判定される。具体的には、最終操作ストップスイッチの停止信号の出力が終了したか否かが判定される。ここで、最終操作ストップスイッチの停止信号の出力が終了していなと判定された場合、ステップ407に進む。一方、最終操作ストップスイッチの停止信号の出力が終了したと判定された場合、ステップ408に進む。
ステップ408において、演出終了手段180により所定の演出が終了する。そして、所定の演出の演出処理が終了する。
(作用・効果)
以上に説明したように、本実施の形態では、演出選択手段160は、全ての回転リール40の停止位置、換言すれば図柄表示窓13に表示される図柄61の表示態様に基づいて、所定の演出を選択する。すなわち、回転リール40の停止位置によって、実行される演出が変化しうることとなる。したがって、遊技者が意図的に回転リール40の停止位置を変化させることで、実行される演出が変化するため、自らの意志で演出を選択しているかの様な印象を遊技者に与えることができることとなる。
また、本実施の形態では、演出開始手段170は、最終操作ストップスイッチの押下操作が所定時間継続したことを条件に、演出選択手段160により選択された所定の演出を開始する。また、演出終了手段180は、最終操作ストップスイッチの押下操作が解除されたことを契機に、所定の演出を終了する。すなわち、最終操作ストップスイッチの押下操作が所定時間継続したことという従来にない条件を演出開始の条件とすることで、ゲーム性の幅を広げることができ、遊技の興趣の向上を図ることができることとなる。また、演出開始手段170は、最終操作ストップスイッチの押下操作が所定時間継続しなければ、所定の演出を開始しないものである。換言すれば、所定の演出が実行されるか否かを遊技者が選択することができることとなる。よって、演出を楽しみたいという遊技者には、より多くの演出を提供することができることとなる。一方、迅速に遊技を行いたいという遊技者には、演出が実行されるか否かを選択する機会を与え、更に演出開始後であってもいつでも演出を終了することが可能であるため、余分なストレスを与えない遊技を提供することがきることとなる。
しかしながらこれに限られず、例えば、ボーナスゲーム以外の他の当選役入賞時の遊技において、演出開始手段170は、最終操作ストップスイッチの押下操作が1秒間継続したことを条件に所定の演出を開始する設定としても良い。
また、演出開始手段170により開始される所定の演出について、演出選択手段160は、全ての回転リール40の停止位置のみならず、一個の回転リール40の停止位置に基づいて、選択するように設定しても良い。例えば、各回転リール40に21個の図柄61が付されており、それぞれの図柄61に0から20番までの番号が付されているとする。そして、各回転リール40において、図柄表示窓13に表示される図柄61が3個であるとする。さらに、左リール42の0から2番までの3個の図柄61が図柄表示窓13に表示される状態を「リーチ目」として設定したとする。この場合に、左リール42の0から2番までの3個の図柄61が図柄表示窓13に表示されることとなる左リール42の停止位置に基づいて、演出選択手段160は所定の演出を選択するように設定しても良い。
(変形例)
上記実施の形態では、最終の押下操作に係るストップスイッチ50を判断するための最終操作ストップスイッチ判断手段131が設けられている。そして、演出開始手段170は、最終操作ストップスイッチ判断手段により判断された最終操作ストップスイッチの押下操作が所定時間継続したことを条件に所定の演出を開始するよう構成されている。また、演出終了手段180は、最終操作ストップスイッチの押下操作が解除されたことを契機に、所定の演出を終了するよう構成されている。
この場合には、最終操作ストップスイッチ判断手段131の代わりに、以下のような手段を設けることができる。例えば、所定の演出の開始及び終了の契機に係る停止操作を予め設定するための停止操作設定手段と、前記停止操作設定手段により設定された停止操作が行われたことを判断するための停止操作判断手段と、前記停止操作設定手段により設定された停止操作に係るストップスイッチ50がいずれのストップスイッチ50であるかを判断するためのストップスイッチ判断手段とを設ける。
なお、このような構成とした場合でも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏することとなる。
また、上記実施の形態では、最終操作ストップスイッチがいずれのストップスイッチ50であるかに基づいて、演出開始手段170は、所定の演出を開始している。しかしながら、本発明は、最終操作ストップスイッチがいずれのストップスイッチ50であるかを判断することなく、単に、遊技者による最終の押下操作が所定時間継続したことに基づいて、所定の演出を開始するようにしても良いものであることは言うまでもない。
12 表示窓 13 図柄表示窓
14 前扉 15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ 17 精算スイッチ
18 メダル投入口 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
25 遊技制御手段 26 演出データ記憶手段
27 演出制御手段 30 スタートスイッチ
31 払い出し口 32 払い出し皿
40 回転リール 41 リールテープ
42 左リール 43 中リール
44 右リール 45 インデックスセンサ
46 回転検知装置 50 ストップスイッチ
51 左ストップスイッチ 52 中ストップスイッチ
53 右ストップスイッチ 60 リールユニット
61 図柄 62 モータードライバ
63 駆動モータ 64 ステッピングモータ
65 ホッパーユニット 66 演出装置
67 スピーカ 68 報知ランプ
69 表示装置 70 通常遊技制御手段
80 特別遊技制御手段 90 BBゲーム制御手段
91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲーム制御手段
101 特定遊技制御手段 110 当選抽選手段
111 当選乱数発生手段 112 当選乱数抽出手段
113 当選判定テーブル記憶手段 114 当選判定手段
120 停止制御手段 130 入賞判定手段
131 最終操作ストップスイッチ判断手段 132 位置特定手段
140 ホッパー制御手段 150 計時手段
160 演出選択手段 170 演出開始手段
180 演出終了手段 190 特別入賞時演出手段
Claims (2)
- 周囲に複数の図柄が付された複数の回転リールと、
前記各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
前記各回転リールに対応して設けられ、かつ前記各回転リールの回転を停止させるための信号である停止信号を出力するストップスイッチと、
演出を行うための演出装置と、
前記演出装置を制御すると共に、遊技に関する制御を行うための制御装置と、を少なくとも備え、
前記各ストップスイッチは、遊技者による押下操作に基づき停止信号の出力を開始し、遊技者による押下操作の解除に基づき停止信号の出力を終了するように形成され、
前記各回転リールは、前記対応するストップスイッチが停止信号の出力を開始したことを契機に、回転を停止するように形成され、
前記制御装置は、
前記ストップスイッチのうちの所定のストップスイッチが停止信号の出力を開始したことを契機に計時を開始する計時手段と、
前記演出装置を制御するための演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記演出装置が実行する演出を複数の演出のうちから選択するための演出選択手段と、
前記所定のストップスイッチが停止信号を出力していること及び前記計時手段により計時される時間が所定時間に達したことを条件に、前記演出選択手段により選択された前記演出を開始するための演出開始手段と、を備えていることを特徴とするスロットマシン。 - 前記各回転リールに対応して設置され、前記各回転リールに設けられたスタートインデックスを検知することにより前記各回転リールの回転を検知するための回転検知装置を備え、
前記制御装置は、
通常遊技を制御するための通常遊技制御手段と、
同一の遊技回数を基準とした遊技期間で比較した場合に前記通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技を制御するための特別遊技制御手段と、
前記図柄の組み合わせにより構成される当選役を抽選により決定するための当選抽選手段と、
前記回転検知装置による前記スタートインデックスの検知に基づいて前記各回転リールの回転位置及び停止位置を特定するための位置特定手段と、
前記各ストップスイッチが停止信号の出力を開始したことを契機に前記位置特定手段により特定された前記各回転リールの回転位置に基づいて前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を前記各回転リールに対して行うための停止制御手段と、
前記位置特定手段により特定された前記各回転リールの停止位置に基づいて、所定の当選役に入賞したか又は入賞なしかを判定するための入賞判定手段と、を備え、
前記計時手段は、一の遊技において前記全てのストップスイッチのうち最終の押下操作に係るストップスイッチ(以下、「最終操作ストップスイッチ」とする。)が停止信号の出力を開始したことを契機に計時を開始するように形成され、
前記演出選択手段は、前記停止制御手段により前記全ての回転リールの回転が停止したときに前記位置特定手段により特定された前記回転リールの停止位置を取得し前記回転リールの停止位置に基づいて前記演出装置が実行する前記演出を複数の演出のうちから選択するように形成され、
前記演出開始手段は、前記最終操作ストップスイッチが停止信号を出力していること及び前記計時手段により計時される時間が所定時間に達したことを条件に前記演出選択手段により選択された前記演出を開始するように形成され、
前記演出制御手段は、
前記最終操作ストップスイッチが停止信号の出力を終了したことを契機に前記演出開始手段により開始した前記演出を終了するための演出終了手段と、
前記最終操作ストップスイッチが停止信号の出力を終了したこと、及び、前記入賞判定手段により前記特別遊技を開始可能な特別役に入賞したと判定されたことを条件として、前記演出とは異なる内容である特別入賞時演出を実行するための特別入賞時演出実行手段と、を備えていることを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008204527A JP2010035929A (ja) | 2008-08-07 | 2008-08-07 | スロットマシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008204527A JP2010035929A (ja) | 2008-08-07 | 2008-08-07 | スロットマシン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010035929A true JP2010035929A (ja) | 2010-02-18 |
Family
ID=42009054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008204527A Pending JP2010035929A (ja) | 2008-08-07 | 2008-08-07 | スロットマシン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2010035929A (ja) |
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- 2008-08-07 JP JP2008204527A patent/JP2010035929A/ja active Pending
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