JP5544560B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(第1の発明)すなわち第1の発明は、特定遊技に移行した遊技における、特定遊技とは異なる利益が得られる役に入賞する権利の成立の有無によって、特定遊技の有利さに変化を与えることで、この役に入賞する権利の成立に対する緊張感を与えることができるとともに、この役に入賞する権利の成立を察知した場合は、目押しが可能な中級者以上ならば、その遊技で特定遊技への移行をさせるか否かを遊技者自身が決定できるという遊技性の向上および、初心者に対しての遊技技量の向上を喚起させることのできる遊技機を提供することを目的とする。
(第2の発明)すなわち第2の発明は、特定遊技とは異なる利益が得られる役に入賞する権利の種類によっても特定遊技の有利さに変化を与えることで、より複雑な遊技の変化を与えることが可能な、より遊技性に富んだ遊技機を提供することを目的とする。
(第3の発明)第3の発明は、上記した第1又は第2の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち第3の発明は、特定遊技に移行する権利のみを次回以降の遊技に持ち越し可能とする事で、遊技者自身が特定遊技に移行するタイミングを決定し得ることから、より遊技性に富んだ遊技機を提供することを目的とする。
(特徴点)第1の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、通常遊技時と、この通常遊技時に比べて得られる利益が大きく設定された特定遊技時とを有する遊技機であって、
通常遊技時では、特定遊技に移行する権利と特定遊技とは異なる利益が得られる役に入賞する権利とが同時に成立可能となっており、
通常遊技時に特定遊技に移行した遊技における、特定遊技とは異なる利益が得られる役に入賞する権利の成立の有無によって、特定遊技の有利さに変化を与えたことを特徴とする。
(第2の発明)
(特徴点)第2の発明は、次の点を特徴とする。
通常遊技時では、特定遊技に移行する権利と特定遊技とは異なる利益が得られる役に入賞する権利とが同時に成立可能となっており、
通常遊技時に特定遊技に移行した遊技において同時に成立している特定遊技とは異なる利益が得られる役に入賞する権利の種類によって、特定遊技の有利さに変化を与えたことを特徴とする。
(第3の発明)第3の発明は、第1又は第2の発明の構成に加えて、次の点を特徴とする。
(第1の発明) 第1の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、特定遊技に移行した遊技における、特定遊技とは異なる利益が得られる役に入賞する権利の成立の有無によって、特定遊技の有利さに変化を与えることで、この役に入賞する権利の成立に対する緊張感を与えることができるとともに、この役に入賞する権利の成立を察知した場合は、目押しが可能な中級者以上ならば、その遊技で特定遊技への移行をさせるか否かを遊技者自身が決定できるという遊技性の向上および、初心者に対しての遊技技量の向上を喚起させることのできる遊技機を提供することができる。
(第3の発明) 第3の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、特定遊技に移行する権利のみを次回以降の遊技に持ち越し可能とする事で、遊技者自身が特定遊技に移行するタイミングを決定し得ることから、より遊技性に富んだ遊技機を提供することができる。
(図の説明) 図1乃至図9は、本発明の第1の形態を示すものである。図1は遊技機の外観正面図、図2は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図3は遊技制御手段のブロック図、図4は当選抽選手段のブロック図、図5は当選判定テーブルの概念図、図7はリールの図柄配列を説明する図、図8は役と入賞態様となる図柄組み合せを説明する図、図9と図10は遊技機の動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
(遊技機10) 遊技機10は、正面に向かって開口する正面開口部を有する四角箱状の筐体11を有する。この筐体11の正面開口部の向かって左縁側には、筐体11の正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉14がヒンジにより軸支されている。前記前扉14の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61、いわゆる停止図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、前扉14の下部には、入賞した場合に、賞品としての遊技媒体が払い出される払い出し口32が形成されている。そして、この払い出し口32の下方には、払い出し口32から払い出された遊技媒体を貯留するための上方に向かって開口する皿状の払い出し皿33が形成されている。
遊技機10の内部には、図示していないが、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1参照)が内蔵されている。
また、「背面」や「後方向」や「奥方向」とは、作業者(或いは遊技者)が、遊技機Sの正面側に遊技機Sの方を向いて位置しているような場合のかかる作業者(或いは遊技者)から見たときの手前から奥への方向を意味する。したがって、後方向とは、遊技機Sの正面から奥(後ろ)へ向かう方向を意味する。また、本明細書における「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかる遊技機Sの前面の方を向いて位置している者から見た場合の右方向や、左方向を意味する。
(制御装置20) 前記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、次の(1)遊技制御装置21及び(2)演出制御装置22の装置を有するものである。
(遊技制御装置21) 前記遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50の遊技者による操作により、回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。この遊技制御装置21は、次の手段として機能する。
(2)当選抽選手段110
また、遊技制御装置21としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
(演出制御装置22) 前記演出制御装置22は、主として演出データに関するものであって、報知ランプ69やスピーカー67等の報知手段66を制御するためのものである。そして、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するため、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号のやりとりは、一方通行となるように設定されている。すなわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないように設定されている。これにより、当選率等の抽選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易なものにすることができる。
(1)演出データ記憶手段25
(2)演出制御手段26
また、演出制御装置22としては、上記した手段に限定されるものではなく、他の手段を含んでいても良い。
前記制御装置20の入力側には、主として制御装置20に信号を送る入力手段が配置され、前記制御装置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30(変動表示移行手段31)
(5)ストップスイッチ50(停止表示移行手段51)
なお、入力手段としては、上記した(1)乃至(5)のパーツに限定されるものではない。
(1)払い出し装置65
(2)リールユニット60
(3)報知手段66(報知ランプ69、スピーカー67及び表示装置68)
なお、出力手段としては、上記した(1)乃至(3)のパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15) 前記投入スイッチ15は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(精算スイッチ17) 前記精算スイッチ17は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30) 前記スタートスイッチ30は、回転リール40の回転停止表示を回転変動表示へ移行させるために遊技者により変動開始操作が可能な変動表示移行手段31である。このスタートスイッチ30は、図4に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
(ストップスイッチ50) 前記ストップスイッチ50は、前記図柄表示手段41の回転変動表示を回転停止表示へ移行させるために遊技者により複数個の前記図柄表示手段41を別個独立に停止操作が可能な停止表示移行手段51であって、リールユニット60の駆動モーターの回転を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図4に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。遊技者が回転リール40に対応したストップスイッチ50を指で押す又は触れる等の停止操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(リールユニット60(モータードライバ62、駆動モーター63)) 前記リールユニット60は、複数の配列された図柄を回転変動表示又は回転停止表示するための複数個の図柄表示手段41を備えているものである。この図柄表示手段41は、21個の図柄を周囲に均等に配列した筒状の回転リール40を有している。すなわち、リールユニット60には、3個の駆動モーター63が、基体としての枠体に固定或いは支持されている。そして、各々の駆動モーター63の回転駆動軸には、三個の回転リール40の回転中心軸が固定されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(21個)の図柄61が表示されている。そして、回転リール40の一部に、突出している突出片状のいわゆるスタートインデックスが形成してある。そして、駆動モーター63による回転を開始した後、前記スタートインデックスを光センサー等により検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。この光センサーは、全体形状が、略コ字状であって、一端に発光素子(LED)が配置され、他端に受光素子(フォトトランジスタ)が配置され、そのコ字状の内部を、突出片状のスタートインデックスが移動することにより、発光素子からの光が遮断され、スタートインデックスの位置を検知可能なものである。
(払い出し装置65) 前記払い出し装置65は、いわゆるホッパーユニットであって、図示しないが、投入された遊技媒体を貯留することができるとともに、入賞した場合に、遊技者に向かって所定数の遊技媒体としての遊技メダルを払い出すためのものである。
(通常遊技制御手段70) 前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
そして、当選には、入賞した場合、遊技メダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役の当選(この小役当選が入賞した場合は小役入賞となる)と、入賞した場合、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特定役(ビッグボーナス役)の当選(この特定役の当選が入賞した場合は特定役の入賞となる)や、入賞した場合、遊技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができるリプレイ役の当選(このリプレイ役の当選が入賞した場合はリプレイ役の入賞となる)とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの当選となった場合(内部成立とも言う。)、その当選に対応した当選フラグが成立する。
なお、「当選役」とは、各回転リール40で予め定めた入賞図柄の組み合わせを意味するものであって、入賞となる入賞態様の総称を意味するものである。具体的には、当選役とは、左、中、右の回転リール40の所定の入賞有効ライン上の停止図柄が、それぞれ赤7、赤7、赤7となることにより、入賞となるような入賞図柄の組み合わせ(入賞態様)を意味するものである。
また、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場合、ストップスイッチ50のタイミングによるものである。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、190ms以内に回転リール40が停止するように設定されているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのまま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止位置の図柄の上の図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち停止位置の図柄も含めて全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれているような場合には、停止するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止する。一方、停止位置の図柄及びかかる4個の引き込み可能図柄61の中、すなわち全部で5個の図柄中に、対応する当選図柄61が含まれていないような場合には、入賞有効ライン上にその当選図柄61を引き込んで停止することができない。また、いずれの当選フラグも成立していない場合には、入賞図柄の入賞確定は不可能となるように設定されている。すなわち、いずれの当選フラグも成立していない場合には、蹴飛ばし設定により、入賞図柄が、所定の入賞有効ライン上に揃わないような位置に停止する、いわゆる蹴飛ばされる。
本形態では、停止制御として、上述したような条件判断停止制御を使用しているが、特にこれに限定されるものではなく、停止制御として、停止テーブルを使用しても良い。これは、いずれかの当選フラグが成立中に、対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、選択した停止テーブル上に予め記載されている21個の図柄に対応する各停止操作位置(No0〜No20)でのすべりコマ数により決定されるものである。例えば、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の入賞有効ライン上の図柄が順に赤7、赤7、赤7と停止することにより、特定役(ビッグボーナス役)に入賞するように設定されている。そして、かかる特定役(ビッグボーナス役)の当選フラグが成立している場合に、右側回転リール45での基準位置での停止操作位置がNo6であるとき、選択された停止テーブルのNo6の位置から3コマ後に赤7が位置して、そのNo6の位置のすべりコマ数には3が予め設定されているとする。かかる場合、その基準位置には、No6の図柄から3コマだけ回転移動して赤7の当選図柄が停止することとなるものである。このように、停止テーブルには、各停止操作位置でのすべりコマ数が予め設定されている。そして、特定役(ビッグボーナス役)の当選の場合の停止テーブルのように、各当選役が当選しているときの停止テーブルや、ハズレの場合の停止テーブルが予め用意されてあり、当選抽選手段110の抽選結果によって、所定の停止テーブルが選択されるものである。
具体的には、ビッグボーナス遊技に移行すると、通常遊技と同様に、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、スタートスイッチ30を操作することで開始され、三個の回転リール40の回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。したがって、ビッグボーナス遊技では、通常遊技と同様に抽選が毎回行われるものである。
また、特定遊技としてのビッグボーナス遊技は、同一の遊技回数を基準とした遊技期間で比較した場合に通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能なものであり、当選判定テーブル選択手段115によって通常遊技の時よりも遊技者にとって有利な当選判定テーブルが選択される遊技である。
具体的には、通常遊技においては抽選を行う際に、当選判定テーブル選択手段115によって当選判定テーブルAが選択され、また通常遊技であり、かつ内部成立状態の場合には当選判定テーブルBが選択されて抽選を行うが、ビッグボーナス遊技においては、当選判定テーブル選択手段115が同時成立フラグ記憶手段に記憶された内容をもとにして、当選判定テーブルA、Bよりも、小役の当選範囲が広く、かつハズレの範囲が狭いことから遊技者にとって有利となる当選判定テーブルC、D、Eの内から1つを選択して抽選を行う。
(当選抽選手段110) 前記当選抽選手段110は、予め定めた当選率に基づいて当選か否かの当選判定の抽選(内部抽選とも言う。)を行うものである。そして、当選抽選手段110による抽選結果が当選である場合(内部成立とも言う。)に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特定遊技等の利益が付与されるように設定されている。
(1)当選乱数発生手段111
(2)当選乱数抽出手段112
(3)当選判定テーブル記憶手段113
(4)当選判定手段114
(5)当選判定テーブル選択手段 115
なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至(6)に限定されるものではない。
(当選乱数抽出手段112) 前記当選乱数抽出手段112は、当選乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
具体的には、通常遊技中の当選判定テーブルは、図5に示されている当選判定テーブルAのようなものである。当選乱数発生手段111により発生させる乱数の発生範囲が0から65535の範囲に設定されている。そして、当選判定テーブルは、図5に示すように、その乱数発生範囲を各当選領域に分割しているものである。
そして、当選判定テーブルには、スイカ役の当選領域であるスイカ当選領域と、チェリー役の当選領域であるチェリー当選領域と、特定役(ビッグボーナス役)の当選領域である特定役当選領域(いわゆるビッグボーナス当選領域)とを備えている。
つまり、当選判定テーブル記憶手段113に記憶した当選判定テーブルAの当選領域における特定役(ビッグボーナス役)の当選領域は、特定役(ビッグボーナス役)のみ当選する領域と、スイカ役及び特定役(ビッグボーナス役)が重複して当選する領域と、チェリー役及び特定役(ビッグボーナス役)が重複して当選する領域とを備えている。
そして、かかる特定役(ビッグボーナス役)及びスイカ役の当選領域が重複する当選領域の範囲に、当選乱数抽出手段112が抽出した乱数が含まれる場合、当選判定手段114は、特定遊技役及びスイカ役の両方を当選として決定するものである。
なお、ここで、図5に示す当選判定テーブルAは、スイカ当選領域やチェリー当選領域や特定役(ビッグボーナス役)当選領域に加えて、ベル当選領域と、リプレイ当選領域と、ハズレ領域を備えているものである。
また、ここで、図5に示す当選判定テーブルAは、スイカ役と特定役(ビッグボーナス役)が重複して当選する領域とチェリー役と特定役(ビッグボーナス役)が重複して当選する領域とが存在しているが、特にこれに限定されるものではなく、具体的には、例えば、リプレイ役と特定役(ビッグボーナス役)が重複して当選する領域や、ベル役と特定役(ビッグボーナス役)が重複して当選する領域を形成してもよいものである。
(当選判定テーブル選択手段115) 前記当選判定テーブル選択手段115は、当選判定テーブル記憶手段113に形成された複数の当選判定テーブルの中から、当選判定手段114が当選を決定する際に用いる当選判定テーブルを遊技状態に応じて決定するものである。
具体的には、遊技状態が通常遊技の場合は当選判定テーブルAを選択する。通常遊技であり、かつ内部成立状態の場合には当選判定テーブルBを選択する。そして、遊技状態がビッグボーナス遊技の場合には、当選判定テーブルC、D、Eのうちいずれか1つを選択する。
また、通常遊技時に特定役(ビッグボーナス役)のフラグが成立しているものの、他の役のフラグが成立していない場合は、同時成立フラグ記憶手段に同時成立した役は無しという内容が一時記憶領域に記憶される。このとき、特定役に入賞すると、ビッグボーナス遊技時において当選判定テーブル選択手段115が当選判定テーブルを選択する際に、一時記憶領域の記憶内容を基に当選判定テーブルEを選択する。
もちろん、記憶する演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の報知手段によるものでも良いものである。
(演出制御手段26) 前記演出制御手段26は、演出データ記憶手段25からの各演出データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報知手段66に出力し、かかる装置を制御するためのものである。
(遊技の流れ) 次に、本形態の遊技機で採用されている制御手法および遊技の流れについて具体的に説明する。
本形態では、特定役(ビッグボーナス役)の入賞時における同時成立している他の役のフラグの有無およびフラグが成立している他の役の種類に応じて、ビッグボーナス遊技中に用いる当選判定テーブルを設定する手法を用いている。以下では、図8および図9に示すフローチャートを参照しながら、具体的に説明する。
図8に示すステップ300において、特定役(ビッグボーナス役)が内部成立しているか否かの判定が行われる。そして、特定役(ビッグボーナス役)が内部成立していると判定された場合、次のステップ301に進み、内部成立していないと判定された場合はステップ302に進む。
ステップ301において、当選抽選手段110によって内部抽選が行われる。この際、当選判定テーブル選択手段115は当選判定テーブルBを選択し、当選判定テーブルBの当選率データを基に当選役が決定される。そして、ステップ303に進む。
ステップ303において、特定役(ビッグボーナス役)が入賞したか否かが判定される。そして、特定役(ビッグボーナス役)が入賞したと判定された場合は、ステップ304に進む。
もちろん、特定役以外の役が入賞したか否かも判定されるし、いずれかの役に入賞したら所定枚数のメダル払い出し等もあるが、このフローチャートでは、詳細な説明を省略している。
ステップ305において、一時記憶領域に同時に当選した小役の種類(例えばスイカ役)に関する成立フラグ情報を記憶させる。そして、ステップ307に進む。
ステップ306においては、一時記憶領域に同時に当選した小役は無かったという内容の情報を記憶させる。そして、ステップ307に進む。
ステップ307において、遊技状態をビッグボーナス遊技に移行させる。そして、通常遊技からの遊技の流れが終了する。
図9に示すステップ200において、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ201に進む。
ステップ201において、当選判定テーブル選択手段115が一時記憶領域に記憶された成立フラグ情報を参照して、内部抽選に用いる当選判定テーブルを選択する。例えば、スイカ役が当選していたとする成立フラグ情報が記憶されている場合には、当選判定テーブルDを選択し、チェリー役が当選していたとする成立フラグ情報が記憶されている場合には、当選判定テーブルCを選択する。また、当選した小役が無かったとする成立フラグ情報が記憶されている場合には、当選判定テーブルEを選択する。そして、ステップ202に進む。
ステップ203において、当選抽選手段110によって内部抽選が行われる。この際、当選判定テーブル選択手段115が選択をした当選判定テーブルの当選率データを基に、当選役が決定される。そして、ステップ204に進む。
ステップ204において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ205に進む。
ステップ205において、ストップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そして、次のステップ206に進む。
ステップ207において、内部抽選によって当選したフラグに対応する当選図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ208に移行する。
ステップ208において、当選図柄に相当する予め定めた特定の枚数の遊技メダルが払い出される。そして、ステップ209に進む。
ステップ210において、ビッグボーナス遊技を終了させて、通常遊技に移行させる。そして、ビッグボーナス遊技処理が終了する。
前記ステップ206において、全ての回転リール40が停止をしていないと判定された場合は、ステップ205の前に戻る。
前記ステップ209において、総払出し枚数が所定枚数を超えていないと判定された場合は、ステップ200の前に戻る。
(作用) 通常遊技中に、当選抽選手段110によって当選判定テーブルAもしくは当選判定テーブルBの当選率データを用いて内部抽選を行い、当該遊技において特定役(ビッグボーナス役)に入賞をした場合に、当該遊技における内部抽選で他の役のフラグを有していたかか否か、およびフラグを有している場合にはフラグの種類を一時記憶手段に成立フラグ情報として記憶させる。そして、ビッグボーナス遊技に移行する。
このため、特定役(ビッグボーナス役)の入賞時に成立していた他の役という、特定役(ビッグボーナス役)以外の他の要因によって、特定遊技中(ビッグボーナス遊技中)役の当選確率が変更されることで、特定遊技中(ビッグボーナス中)のメダル獲得状況に起伏を与えるという斬新な遊技仕様を実現することができ、それに伴い遊技者の期待感の変化を与えることが出来る。また本形態では、ビッグボーナス遊技の種類を増やすことなく、当選判定テーブルを変更するだけで、遊技者がメダルを獲得しやすいビッグボーナス遊技と、遊技者がメダルを獲得しにくいビッグボーナス遊技とを実現することができる。
また、他の役のフラグ成立を報知した場合は、目押しが可能な中級者以上ならば、その遊技で特定遊技状態への入賞をさせるか否かを遊技者自身が決定できるという遊技性の向上および、初心者に対しての遊技技量の向上を喚起させることができる。
12 表示窓 13 図柄表示窓
14 前扉 15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ 17 精算スイッチ
18 メダル投入口 20 制御装置
21 遊技制御装置 22 演出制御装置
25 演出データ記憶手段 26 演出制御手段
27 遊技制御手段 30 スタートスイッチ
31 変動表示移行手段 40 回転リール
41 図柄表示手段 42 リールテープ
43 左側回転リール 44 中央回転リール
45 右側回転リール 50 ストップスイッチ
51 停止表示移行手段 60 リールユニット
61 図柄 62 モータードライバ
63 駆動モーター 64 ステッピングモーター
65 払い出し装置 66 報知手段
67 スピーカー 68 表示装置
69 報知ランプ 70 通常遊技制御手段
80 特定遊技制御手段 81 ビッグボーナス遊技制御手段
110 当選抽選手段 111 当選乱数発生手段
112 当選乱数抽出手段 113 当選判定テーブル記憶手段
114 当選判定手段 115 当選判定テーブル選択手段
Claims (3)
- 通常遊技時と、この通常遊技時に比べて得られる利益が大きく設定された特定遊技時とを有する遊技機であって、
通常遊技時では、特定遊技に移行する権利と特定遊技とは異なる利益が得られる役に入賞する権利とが同時に成立可能となっており、
通常遊技時に特定遊技に移行した遊技における、特定遊技とは異なる利益が得られる役に入賞する権利の成立の有無によって、特定遊技の有利さに変化を与えたことを特徴とする遊技機。 - 通常遊技時と、この通常遊技時に比べて得られる利益が大きく設定された特定遊技時とを有する遊技機であって、
通常遊技時では、特定遊技に移行する権利と特定遊技とは異なる利益が得られる役に入賞する権利とが同時に成立可能となっており、
通常遊技時に特定遊技に移行した遊技において同時に成立している特定遊技とは異なる利益が得られる役に入賞する権利の種類によって、特定遊技の有利さに変化を与えたことを特徴とする遊技機。 - 特定遊技に移行する権利と特定遊技とは異なる利益が得られる役に入賞する権利とが同時に成立している遊技において、特定遊技に移行しなかったあるいはいずれかの役のいずれにも入賞しなかったときには、特定遊技に移行する権利に限って次回以降の遊技に持ち越すことが可能であることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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