JP2004113578A - スロットマシン - Google Patents

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JP2004113578A JP2002282811A JP2002282811A JP2004113578A JP 2004113578 A JP2004113578 A JP 2004113578A JP 2002282811 A JP2002282811 A JP 2002282811A JP 2002282811 A JP2002282811 A JP 2002282811A JP 2004113578 A JP2004113578 A JP 2004113578A
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Abstract

【課題】前回のリールの回転開始から今回の始動手段の操作までの時間やリールの回転開始から回転停止までの時間に応じて、演出制御手段による演出制御を異ならせて、斬新且つ面白みのある演出制御を行って遊技性を高める。
【解決手段】スタートレバーが操作されたとき(S10;Yes )、始動制御手段からの待機信号の入力の有無、及びBBフラグ/RBフラグの設定の有無に応じて、出制御テーブル1〜4の何れかが選択され(S11〜S17)、選択された演出制御テーブルに基づいて演出制御パターン1〜5の何れかが選択され(S18)、その演出制御パターンに基づいて遊技演出が行われる(S19)。
【選択図】 図14

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスロットマシンに関し、特に、遊技者の遊技速度に応じて遊技演出の制御を異ならせるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スロットマシンには、3つのリール、スタートレバー、3つのストップボタンが設けられている。遊技者は、メダルを1〜3枚投入した状態で、スタートレバーを操作して3つのリールを回転させ、3つのストップボタンを順次操作して回転する3つのリールを順次停止させて各回のゲームを行う。各リールの外周面には複数(例えば、21個)の複数種類の図柄(例えば、「7」、「BAR」、「ベル」、「チェリー」、「R」)が印されている。
【0003】
3つのリールが回転停止したとき、表示窓に変動停止して表示される図柄のうち、メダルの投入枚数に応じて有効となる入賞ライン上に並ぶ図柄の組合せが、例えば、大当り態様(「7・7・7」)、小当り態様(「BAR・BAR・BAR」)、小役態様(「ベル・ベル・ベル」)、リプレイ態様(「R・R・R」)、外れ態様(前記図柄態様以外の図柄態様)の何れかになる。
【0004】
大当り態様と小当り態様と小役態様等の入賞態様が成立すると、その入賞態様に応じて配当の異なる枚数(1〜15枚)のメダルが付与され、更に、大当り態様が成立した場合には[ビッグボーナス]が発生して、多くのメダルの取得が可能になり、小当り態様が成立した場合には[レギュラーボーナス]が発生して、[ビッグボーナス]程ではないが多くのメダルの取得が可能になる。
【0005】
スロットマシンには、通常、遊技演出を行うために、複数のランプとスピーカが設けられており、更にディスプレイを設けたものも多い。このランプ、スピーカ、ディスプレイを用いて遊技演出を行うことにより遊技を装飾して面白くし、通常と異なる遊技演出を行うことにより、[ビッグボーナス]や[レギュラーボーナス]等の利益状態が発生するのではないか、等の期待を遊技者に抱かせることもできる。また、[ビッグボーナス]や[レギュラーボーナス]中には、通常遊技と異なる遊技演出を行って遊技を盛り上げるようにしている。
【0006】
ここで、メダルが投入された状態でスタートレバーが操作された時に内部抽選が行われ、例えば、大当り役、小当り役、小役、リプレイ役、外れ役の何れかが当選し、その抽選結果に基づいてリールの停止制御が行われて、当選役に応じた、大当り態様、小当り態様、小役態様、リプレイ態様、外れ態様の何れかが成立することが許容され、この内部抽選の結果に基づく内容の遊技演出が行われる。
【0007】
例えば、大当り役が当選している場合と当選していない場合とで演出制御を異ならせ、大当り役が当選している場合には、特定の遊技演出を行う割合を高くしたり、大当り役が当選していない場合には行われない内容の遊技演出を行ったりする。尚、以上の技術は一般にスロットマシンに適用される技術である。
【0008】
ところで、リールの回転開始時からストップボタンが操作されるまでの時間を計測し、その計測時間が所定時間経過したか否か判断し、その判断結果に基づいてリールの停止制御を切換え、その停止制御の種類に応じて異なる内容の遊技演出を行うようにしたスロットマシンが公知である(例えば、特許文献1参照)。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−153596号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般的なスロットマシンの遊技演出の制御技術では、前述のように、例えば、大当り役が当選している場合と当選していない場合とでその演出制御を異ならせ、大当り役が当選している場合に、特定の遊技演出を行う割合を高くしたり、大当り役が当選していない場合には行われない内容の遊技演出を行ったりはするが、このような演出制御では斬新さはなく面白みに欠け、遊技性に乏しい面がある。
【0011】
特許文献1のスロットマシンのように、リールの回転開始時からストップボタンが操作されるまでの時間を計測し、その計測時間が所定時間経過したか否か判断し、その判断結果に基づいてリールの停止制御を切換え、演出内容も異ならせるように構成したものでは、結局のところ、各ゲームのみにおける遊技者の遊技速度の違いによって演出内容を異ならせるようにしたものである。
【0012】
それ故、前回のゲームの遊技速度が遅い場合、また、前回のゲーム終了から今回のゲーム開始までの時間が比較的長い場合でも、今回のゲームの遊技速度が早い場合は演出内容を異ならせるし、前回のゲームの遊技速度が早い場合、また、前回のゲーム終了から今回のゲーム開始までの時間が比較的短い場合でも、今回のゲームの遊技速度が遅い場合は演出内容を異ならせない。つまりは、複数ゲーム(例えば、2ゲーム、5ゲーム等)に亙っての遊技者の遊技速度に応じて演出制御を変更するものにはなっていない。
【0013】
更に、特許文献1のようなスロットマシンでは、リールの停止制御が異なって始めて、演出内容も異なるようになっており、演出内容の変更の実現はリールの停止制御が変更されることが前提となる大きな制限がある。
【0014】
また、一般的なスロットマシンでは所定規則に基づくリールの始動制御がなされるが、その始動制御に関する記載は特許文献1にはない。この始動制御を行うために時間を計時するタイマが設けられているが、特許文献1のスロットマシンのように、停止制御を異ならせるために計時するタイマが別途必要になると、制御系の構成が複雑化し制御処理も複雑になる虞がある。
【0015】
本発明の目的は、スロットマシンにおいて、リールの回転を開始させる始動制御手段の計時手段を有効に活用して、前回のリールの回転開始から今回の始動手段の操作までの時間(複数ゲームに亙っての遊技者の遊技速度)やリールの回転開始から回転停止までの時間に応じて、演出制御手段による演出制御を異ならせて、斬新且つ面白みのある演出制御を行って遊技性を高めることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願のスロットマシンは、複数種類の図柄が夫々印された複数のリールを含む可変表示手段と、これらリールの回転を開始させる為に操作する始動手段と、各リールの回転を停止させる為に操作する停止手段と、複数のリールが回転停止して表示された図柄の組合せが特別態様になった場合に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段とを備えたものである。
【0017】
このスロットマシンの特徴部分は、各ゲームにおけるリールの回転開始時から計時開始する計時手段を有すると共に、今回のゲームにおいて始動手段を操作した場合に、前記計時手段で計時された前回のリールの回転開始から今回の始動手段の操作までの時間が所定時間未満の場合には、所定時間以上になるまで待機してから複数のリールの回転を開始させるように可変表示手段を制御する始動制御手段と、ディスプレイとランプと音声発生器と機械的可動装置の少なくとも1つを用いて遊技演出を行う演出手段と、この演出手段を制御する演出制御手段とを備え、前記始動制御手段の計時手段で計時した前回のリールの回転開始から今回の始動手段の操作までの時間に応じて、演出制御手段による演出制御を異ならせるように構成したことである。
【0018】
この場合、前記始動制御手段が複数のリールの回転を待機させる際に出力する待機信号の有無によって、演出制御手段による演出制御を異ならせるようにしてもよい。また、前記所定時間以上になるまで待機してから複数のリールが回転を開始したゲームが複数ゲーム連続して行われた場合に、演出制御手段による演出制御を異ならせるようにしてもよい。
【0019】
尚、前記所定時間以上になるまで待機してから複数のリールが回転を開始した場合と、待機せずに複数のリールが回転を開始した場合とで、演出制御手段による演出制御を異ならせるようにしてもよいし、前記所定時間以上になるまで待機してから複数のリールが回転を開始した場合の待機時間を複数ゲームに亙って累積的に加算し、その加算値に応じて演出制御手段による演出制御を異ならせるようにしてもよい。
【0020】
また、本願のスロットマシンは、各ゲームにおけるリールの回転開始時から計時開始する計時手段を有すると共に、今回のゲームにおいて始動手段を操作した場合に、前記計時手段で計時された前回のリールの回転開始から今回の始動手段の操作までの時間が所定時間未満の場合には、所定時間以上になるまで待機してから複数のリールの回転を開始させるように可変表示手段を制御する始動制御手段と、ディスプレイとランプと音声発生器と機械的可動装置の少なくとも1つを用いて遊技演出を行う演出手段と、この演出手段を制御する演出制御手段とを備え、前記始動制御手段の計時手段で計時したリールの回転開始から回転停止までの時間に応じて、演出制御手段による演出制御を異ならせるように構成したものである。
【0021】
尚、複数ゲームに亙って前記リールの回転開始から回転停止までの時間の平均値を算出し、その平均値に応じて演出制御手段による演出制御を異ならせるようにしてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施形態は、遊技者が遊技媒体であるメダルを1〜3枚投入した状態で、スタートレバーを操作して3つのリールを回転させ、3つのストップボタンを順次操作して回転する3つのリールを順次停止させて各回のゲームを行うスロットマシンに、本発明を適用した場合の一例である。
【0023】
図1、図2に示すように、スロットマシン1は収容ケース2を備え、この収容ケース2の内部に3つの(左、中、右)リール3〜5が設けられている。各リール3〜5の外周面には複数(例えば、21個)の複数種類の遊技図柄(例えば、図5に示すように、「7(赤)」、「7(白)」、「BAR」、「ベル」、「R」等)が印されている。
【0024】
収容ケース2は、前方開放状のケース本体6と、ケース本体6に枢支されてケース本体6の前側を開閉可能な開閉ドア7とを有する。図1に示すように、開閉ドア7の上部に上部ランプ10,11と演出表示器12が設けられ、中段部分に前方へ張出す中段フレーム13が設けられ、演出表示器12と中段フレーム13との間に表示パネル14が設けられている。この表示パネル14に3つのリール3〜5の複数の遊技図柄を表示する為の3つの表示窓15が形成されている。
【0025】
表示パネル14には、表示窓15の左側に5つの投入枚数ランプ16〜20とSTARTランプ21が設けられ、表示窓15の右側に、BIGランプ22、REGランプ23、REPLAYランプ24、WAITランプ25、INSERTランプ26が設けられている。表示パネル14の表示窓15の下側に、発光ダイオードディスプレイからなる貯留枚数表示器27と特別遊技表示器28と付与枚数表示器29が設けられている。
【0026】
中段フレーム13の上面部側には、メダル精算ボタン30、1枚投入用のメダル投入1ボタン31、MAX(3枚)投入用のメダル投入2ボタン32、メダル投入口33が設けられ、中段フレーム13の前面部側には、スタートレバー35、3つのストップボタン36〜38が設けられている。開閉ドア7の下部にはスピーカ41とメダル払出口42が設けられ、メダル払出口42の下側にメダル受け皿43が設けられている。
【0027】
図2に示すように、ケース本体2の内部には、上半部に、主制御基板50、副制御基板51、外部集中端子基板52、リールユニット53等が設けられ、下半部に、メダル払出装置57、電源ユニット58等が設けられている。尚、電源ユニット58には、電源SW58a、設定キーSW58b、リセットSW58cが設けられている。
【0028】
図2、図3、図8に示すように、リールユニット53は、リール3〜5と、リール3〜5を夫々回転させる電動モータ3a〜5aと、電動モータ3a〜5aを駆動するモータ駆動回路55と、リール3〜5の回転位置を夫々検出する位置検出センサ3b〜5bと、リール3〜5の内側に設けられた9つのバックランプ56を備えている。尚、リールユニット53が可変表示手段に相当する。
【0029】
図3に示すように、主制御基板50にはCPU50aROM50bとRAM50cを有するマイクロコンピュータが設けられ、副制御基板51にもCPU51aとROM51bとRAM51cを有するマイクロコンピュータが設けられている。これら主制御基板50と副制御基板51は複数の電気信号線を介して接続され、これら制御基板50,51には電源ユニット58から電力が供給される。
【0030】
主制御基板50には、精算ボタン30の操作で作動する精算SW30a、メダル投入1ボタン31の操作で作動する投入1SW31a、メダル投入2ボタン32の操作で作動する投入2SW32a、メダル投入口33へのメダルの投入で作動する投入口SW33a、スタートレバー35の操作で作動するスタートSW35a、ストップボタン36〜38の操作で作動するストップSW36a〜38aが接続されている。
【0031】
また、主制御基板50には、外部集中端子基板52、リールユニット53のモータ駆動回路55と位置検出センサ3b〜5b、メダル払出装置57、貯留枚数表示器27、特別遊技表示器28、付与枚数表示器29が接続されている。
副制御基板51には、リールユニット53の複数のバックランプ56、演出表示器12、上部ランプ10,11、ランプ群16〜26、スピーカ41が接続されている。
【0032】
次に、このスロットマシン1の基本的な遊技説明を行う。
ゲームの開始にあたって、遊技者は1〜3枚のメダルをメダル投入口33から直接投入するか、メダルの貯留がある場合は、メダル投入1又は2ボタン31又は32を操作して、その貯留枚数の中から1枚又は3枚のメダルを投入する。
【0033】
図4に示すように、3つの表示窓15に亙って5本の入賞ライン59a〜59eが設定され、投入されたメダルが1枚の場合は1本の入賞ライン59aが有効化され、2枚の場合は3本の入賞ライン59a〜59cが有効化され、3枚の場合は5本全ての入賞ライン59a〜59eが有効化される。
【0034】
少なくとも1本の入賞ラインが有効化された状態で、遊技者がスタートレバー35を操作すると、リール3〜5が回転を開始する。ここで、前回のゲームにおけるリール3〜5の回転開始から今回のゲームにおけるスタートレバー35の操作までの時間Tが、所定時間Tc(例えば、Tc=4.1秒)以上の場合はリール3〜5が直ちに回転を開始し、所定時間Tc未満の場合は所定時間Tc以上になるまで待機してから、リール3〜5が回転を開始する。
【0035】
尚、全てのリール3〜5が回転を開始した時を、リール3〜5の回転開始時としている。但し、前回のゲームのリール3〜5の回転開始から今回のゲームのリール3〜5の回転開始までの時間を、例えば4.1秒以上にする必要があるとした場合、これを実現するために、スタートレバー35の操作時からリール3〜5の回転開始時までのタイムラグを考慮して前記所定時間Tcが設定される。
【0036】
リール3〜5が回転を開始した後、ストップボタン36〜38を操作すると、操作したストップボタン36〜38に対応するリール3〜5が停止する。ストップボタン36〜38が操作されなかった場合でも、スタートレバー35の操作時から所定時間(例えば、30秒)経過すると、回転するリール3〜5は自動的に停止するようになっている。
【0037】
全リール3〜5が回転停止したとき、表示窓15に変動停止して表示される3行3列計9つの遊技図柄のうち、有効化した入賞ライン上に並ぶ3つの遊技図柄の組合せが有効となり、その組合せが、図6に示す、大当り態様、小当り態様、小役態様1、小役態様2、リプレイ態様、外れ態様の何れになる。尚、大当り態様と小当り態様が特別態様に相当する。
【0038】
図6に示すように、大当り態様「7(赤)・7(赤)・7(赤)」又は「7(白)・7(白)・7(白)」と小当り態様「BAR・BAR・BAR」が成立した場合は夫々15枚のメダルが付与され、小役態様1「ベル・ベル・ベル」が成立した場合は12枚のメダルが付与され、小役態様2「チェリー・−・−」が成立した場合は2枚のメダルが付与される。リプレイ態様「R・R・R」が成立した場合は、メダルを投入することなく、リプレイ態様が成立した今回のゲームと同じ枚数のメダルが投入されたものとして次ゲームが再遊技可能になる。
【0039】
大当り態様が成立した場合には、15枚のメダル付与に加えて、複数ゲームに亙って遊技者に有利な[ビッグボーナス]となる利益状態が発生し、図7に示すように、特別ゲームを最大で30ゲーム実行可能となり、実行された特別ゲームにおいて、 JAC IN 態様(例えば、通常状態におけるリプレイ態様)が成立すると、特別ゲームとは別に「ボーナス」が開始される。1回の[ビッグボーナス]では「ボーナス」を最大で3回実行可能になる。
【0040】
各「ボーナス」ではボーナスゲームを最大で12ゲーム実行可能となり、ボーナスゲームを12ゲーム消化するか、特別小役態様(例えば、通常状態におけるリプレイ態様)が成立したボーナスゲームを8ゲーム消化すると、「ボーナス」は終了する。そして、特別ゲームを30ゲーム消化するか、又は、「ボーナス」を3回消化すると、[ビッグボーナス]は終了する。
【0041】
小当り態様が成立した場合には、15枚のメダル付与に加えて遊技者に有利な[レギュラーボーナス]が発生して、[ビッグボーナス]中の「ボーナス」に相当する状態となり、ボーナスゲームを最大で12ゲーム実行可能となる。そして、ボーナスゲームを12ゲーム消化するか、又は、特別小役態様が成立したボーナスゲームを8ゲーム消化すると、[レギュラーボーナス]は終了する。
【0042】
次に、上記の基本的な遊技と、本願特有の遊技演出を実現するために、主制御基板50、副制御基板51等が実行する機能について、図8の機能ブロック図に基づいて説明する。尚、これら制御基板50,51には、マイクロコンピュータと複数の電気部品等を含む電気回路が夫々構成され、マイクロコンピュータのROMに格納された制御プログラム等により、以下説明する機能が達成される。
【0043】
主制御基板50には、メダル投入処理手段60、ゲーム開始手段61、抽選手段62、フラグ設定手段63、リール制御手段64、停止図柄判定手段65、メダル付与手段66、貯留枚数記憶手段67、再遊技手段68、利益状態発生手段69が備えられている。
【0044】
メダル投入処理手段60は、投入1SW31aや投入2SW32aや投入口SW33aからのスイッチ信号に基づいて、ゲームを開始させるために投入されるメダルの投入処理を行い、そのメダル投入枚数が計数される。
ゲーム開始手段61は、スタートスイッチ35aからのスイッチ信号に基づいて、メダル枚数計数手段60で計数されたメダル枚数が1〜3枚の場合にゲーム開始の制御を行う。
【0045】
抽選手段62は、遊技開始手段61からゲームの開始命令を受けたときに、リールユニット53のリール3〜5が回転停止して表示される図柄の組合せが、図6に示す複数種類の態様(大当り態様、小当り態様、小役態様1、小役態様2、リプレイ態様、外れ態様)の何れかになることを許容するか否か乱数抽選して(多数の乱数値の中から1つの乱数値を抽出すると共に、その乱数値と役判定テーブルとを用いて役の判定を行い)、複数種類の役(大当り役、小当り役、小役1、小役2、リプレイ役、外れ役)の何れかを決定する。
【0046】
フラグ設定手段63はフラグ記憶部63aを有し、抽選手段62による抽選で当選した役に応じたフラグ(大当り役→BBフラグ、小当り役→RBフラグ、小役1→小役1フラグ、小役2→小役2フラグ、リプレイ役→リプレイフラグ、外れ役→外れフラグ)をフラグ記憶部63aに記憶して設定する。
【0047】
リール制御手段64は、図9に示すように、計時手段70aを有する始動制御手段70と停止制御手段81とを備え、始動制御手段70が遊技開始手段61から遊技の開始命令を受けてリール3〜5の回転を開始させ、その後、停止制御手段81が操作されたストップボタン36〜38に対応するリール3〜5の回転を停止させるように、リールユニット53のモータ駆動回路55を介して電動モータ3a〜5aを駆動制御する。
【0048】
ここで、始動制御手段70が実行する始動制御は図10のフローチャート(フローチャート中のSi(i=1、2、3・・・)は各ステップを示す)の通りである。尚、計時手段70aは、各ゲームにおけるリール3〜5の回転開始時からタイマ値Tを0からカウントアップしていくように計時を開始する。
【0049】
図10に示すように、この始動制御においては、メダルが投入されている状態で、スタートレバー35がONされたとき(S1;Yes )、計時手段70aによりタイマ値Tが計時中の場合に(S2;Yes )、現時点のタイマ値Tが読み込まれ(S3)、そのタイマ値Tが所定時間Tc(例えば、Tc=4.1秒)以上であるか否か判定される(S4)。読み込まれたタイマ値Tが所定時間Tc以上の場合には(S4;Yes )、直ちにリール3〜5の回転開始処理(S5)が行われてリール3〜5が回転を開始する。
【0050】
そして、全リール3〜5が回転を開始すると(S6;Yes )、計時手段70aにより計時されているタイマ値Tが0にリセットされると共に再び計時開始し(S7)リターンする。一方、読み込まれたタイマ値Tが所定時間Tc未満の場合には(S4;No)、コマンド信号である待機信号が副制御基板71に出力されて(S8)S3へリターンし、S3、S4が繰り返し実行され、所定時間Tc以上になると前記同様にS5以降が実行される。
【0051】
このように、始動制御手段70は、図11に示すように、今回のゲームにおいてスタートレバー35を操作した場合に、計時手段70aで計時された前回のリール3〜5の回転開始から今回のスタートレバー35の操作までの時間Tが所定時間Tc以上の場合には、複数のリール3〜5の回転を直ちに開始させ、また、図12に示すように、所定時間Tc未満の場合には、所定時間Tc以上になるまでTw(=Tc−T)だけ待機してから複数のリール3〜5の回転を開始させるように、リールユニット53を制御する。
【0052】
停止制御手段81は、フラグ記憶部63aに記憶されたフラグとストップスイッチ36a〜38aからのスイッチ信号とに基づいて、遊技者がストップボタン36〜38を操作する操作タイミングや順序等が適当であれば、フラグ記憶部63aに記憶されたフラグに対応する図柄態様が有効化した入賞ライン上に成立可能にリールユニット53を制御してリール3〜5の回転を停止させる。
【0053】
図8に示すように、停止図柄判定手段65は、全リール3〜5が停止したときに、有効化した入賞ライン上に成立する図柄態様の種類(大当り態様、小当り態様、小役態様1、小役態様2、リプレイ態様、外れ態様の何れか)を判定する。メダル付与手段66は、停止図柄判定手段65からの判定結果を受けて、大当り態様又は小当り態様又は小役態様1又は小役態様2が成立した場合に、その態様に応じた枚数のメダル(図6参照)を遊技者に付与する。
【0054】
メダルを付与する際、貯留モードが設定されている場合、貯留枚数が所定枚数(50枚)未満の場合には付与するメダルを累積的に貯留して、その貯留枚数を貯留枚数記憶手段67に記憶し、その貯留枚数が所定枚数(50枚)に達すると、付与するメダルをメダル払出装置57により払出させ、また、非貯留モードが設定されているときには、付与する全てのメダルをメダル払出装置57により払出させる。
【0055】
再遊技手段68は、停止図柄判定手段65からの判定結果を受けて、リプレイ態様が成立した場合に、メダルを投入することなく、リプレイ態様が成立した今回のゲームと同じ枚数(1〜3枚)のメダルが投入されたものとして次ゲームを実行可能にする。
利益状態発生手段69は、停止図柄判定手段65からの判定結果を受けて、大当り態様/小当り態様が成立した場合に、前述のように、遊技者に有利な利益状態となる[ビッグボーナス]/[レギュラーボーナス]を発生させる。
【0056】
副制御基板51には、表示制御手段80、ランプ制御手段81、音声制御手段82、演出制御パターン選択手段83が備えられている。
表示制御手段80は演出表示部12を制御し、ランプ制御手段81は、上部ランプ10,11と、ランプ群16〜26と、バックランプ56を制御し、音声制御手段82はスピーカ41を制御する。
【0057】
ところで、ディスプレイからなる演出表示器12、上部ランプ10,11、ランプ群16〜26、バックランプ56、音声発生器であるスピーカ41は、遊技演出を行う演出手段85に含まれるものであり、この演出手段85を制御する表示制御手段80、ランプ制御手段81、音声制御手段82が演出制御手段86に相当する。
【0058】
本実施形態の場合、図13に示すように、演出制御手段86が実行する演出制御パターンは演出制御パターン1〜5の5種類設定されている。ここで、演出制御手段86は、表示制御手段80とランプ制御手段81と音声制御手段82の複数の制御手段を有するものであるが、各演出制御パターン1〜5は、これら制御手段81〜83が協働して演出制御を行う場合と独立して行う場合の両方を実行可能とする演出制御パターンであるものとする。
【0059】
各ゲームにおいて、演出制御手段85が何れの演出制御パターン1〜5に基づいて演出制御するかについて、スタートレバー35が操作されたときに、演出制御パターン選択手段83が、フラグ記憶部63aに記憶されているBBフラグ/RBフラグの有無と遊技速度の高低によって、図13(a)〜(d)の4つの演出制御テーブル1〜4の中の1つの演出制御テーブルを選択すると共に、選択された演出制御テーブルの選択率によって、採用する演出制御パターンを演出制御パターン1〜5の中から選択する。
【0060】
前記遊技速度は、始動制御手段70の計時手段70aで計時した前回のリール3〜5の回転から今回のスタートレバー35の操作までの時間Tによるものであり、この時間Tに応じて、選択される演出制御テーブルが異なり、採用される演出制御パターンの選択率も異なるから、演出制御手段86による演出制御を異ならせるように構成されている。
【0061】
具体的に、演出制御パターン選択手段83と演出制御手段85が行う制御は、図14のフローチャート(フローチャート中のSi(i=10、11、12・・・)は各ステップを示す)の通りである。先ず、スタートレバー35が操作されたとき(S10;Yes )、待機信号の入力の有無が判定される(S11)。この待機信号については、図10に示す始動制御で説明したように、スタートレバー35が操作されたときに、始動制御手段70が複数のリール3〜5の回転を待機させる際に副制御基板71に出力される。
【0062】
この待機信号の入力が無い場合(S11;No)、BBフラグ/RBフラグの設定が無い場合には(S12;No)、演出制御テーブル1が選択され(S13)、BBフラグ/RBフラグの設定が有る場合には(S12;Yes )、演出制御テーブル2が選択される(S14)。また、待機信号の入力が有る場合(S11;Yes )、BBフラグ/RBフラグの設定が無い場合には(S15;No)、演出制御テーブル3が選択され(S16)、BBフラグ/RBフラグの設定が有る場合には(S15;Yes )、演出制御テーブル4が選択される(S17)。
【0063】
そして、選択された演出制御テーブルの選択率によって演出制御パターン1〜5の何れかが選択され(S18)、そこで選択された演出制御パターンに基づいて遊技演出が行われ(S19)リターンする。
【0064】
以上のように、このスロットマシン1によれば、リール3〜5の回転開始制御を行う始動制御手段70の計時手段70aで計時したリール3〜5の回転開始から今回のスタートレバー35の操作までの2ゲームに亙っての時間Tに応じて、演出制御手段86による演出制御を異ならせるように構成したので、斬新且つ面白みのある演出制御を行って遊技性を高めることが可能になる。
【0065】
つまり、2ゲームに亙っての遊技者の遊技速度が早い場合と遅い場合とで演出制御手段86による演出制御を異ならせ、例えば、BBフラグ/RBフラグが設定されている場合にのみ行われる遊技演出制御パターン5による特定の遊技演出(例えば、大当り/小当りを確定付ける派手な演出)について、遊技速度が遅い場合よりも早い場合の方(或いは、遊技速度が早い場合よりも遅い場合の方)が実行され易くして差を出すことができ、遊技者もこうした演出制御の変更がわかっているものとして、遊技速度を故意に早めてBBフラグ/RBフラグが設定されているか否かの確認に役立たせることもできる。そして、遊技速度を早めることにより、一定時間内でのメダルの投入(消費)枚数が増えて稼働率も上がる。
【0066】
また、例えば、演出制御パターン2〜5が選択され場合、BBフラグ/RBフラグが設定されているときに、BIGランプ22/REGランプ23を点灯させて遊技者に完全に告知するようにした場合、BBフラグ/RBフラグが設定されている(当選している)場合に遊技速度を遅くすると、図13(b)の演出制御テーブル2が選択され、演出制御パターン2〜5の何れかに確実になるため、BIG/REGの当選が完全に告知されるようになる。
【0067】
一方、BBフラグ/RBフラグが設定されている(当選している)場合に遊技速度を早くすると、図13(d)の演出制御テーブル4が選択され、演出制御パターン1、4、5の何れかになり、完全告知はしない演出制御パターンが選択される可能性があるため、BIG/REGの当選の告知が行われたり、行われなかったりする。
【0068】
また、始動制御手段70の計時手段70aを有効活用して、始動制御手段70が複数のリール3〜5の回転を待機させる際に出力する待機信号の有無によって、演出制御手段86による演出制御を異ならせるようにしているため、制御装置の構造が簡単化し、実行する制御処理も簡単にすることができ、制御装置の製作コスト面でも有利になる可能性がある。
【0069】
次に、前記実施形態の変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同じものには同一符号を付して説明する。
1]前記所定時間Tc以上になるまで待機してから複数のリール3〜5が回転を開始したゲームが複数ゲーム(例えば、5ゲーム)連続して行われた場合に、演出制御手段86による演出制御を異ならせるようにしてもよい。
【0070】
この場合に演出制御パターン選択手段83と演出制御手段85が行う制御は、図14のフローチャートにおいて、図15のフローチャート(フローチャート中のSi(i=20、21、22・・・)は各ステップを示す)を追加したものになる。つまり、図14のS11において待機信号の入力が有る場合に、先ず、前回のゲームで待機信号の入力が有ったか否か判定される(S20)。前回のゲームで待機信号の入力が無かった場合には(S20;No)、待機回数Cwに1(回)がセットされて(S21)、図14のS12へ移行して演出制御テーブル1又は2が選択される。
【0071】
前回のゲームで待機信号の入力が有った場合には(S20;Yes )、待機回数CwがCw+1にインクリメントされ(S22)、その待機回数Cwが5(回)以上になっているか否か判定される(S23)。待機回数Cwが5(回)以上になっていない場合(S23;No)、図14のS12へ移行して演出制御テーブル1又は2が選択され、待機回数Cwが5(回)以上になっている場合(S23;Yes )、図14のS15へ移行して演出制御テーブル3又は4が選択される。
【0072】
2]始動制御手段70の計時手段70aで計時したリール3〜5の回転開始から回転停止までの時間TSに応じて、演出制御手段86による演出制御を異ならせるように構成してもよい。リール3〜5の回転開始から回転停止までの時間TSとは、全てのリール3〜5が回転を開始したときから、全てのリール3〜5が回転を停止したときまでの時間である。
【0073】
リール3〜5の回転開始から回転停止までの平均的な時間に近い設定時間TSc(例えば、TSc=4秒)を予め設定しておいて、図16に示すように、計時手段70aで計時した時間TSが設定時間TSc以上になる場合と、図17に示すように、計時手段70aで計時した時間TSが設定時間TSc未満になる場合で、選択する選択制御テーブルを異ならせ、演出制御パターンの選択率を異ならせることにより、演出制御手段86による演出制御を異ならせてもよい。但し、選択された演出制御パターンは、その選択が行われた次のゲームで採用される。
【0074】
3]遊技速度を早くして大当り態様/小当り態様を成立させた場合、[ビッグボーナ]/[レギュラーボーナス]中に行う遊技演出が、通常行う[ビッグボーナ]/[レギュラーボーナス]中の遊技演出と異なるように、演出制御手段86による演出制御を異ならせるように構成してもよい。
【0075】
4]待機信号の入力の有無を判定する他に、実際に計時手段70により計時されているタイマ値Tを読み込んで、そのタイマ値Tが所定時間Tc以上か否か判定することにより、その判定結果に基づいて演出制御手段86による演出制御を異ならせるように構成してもよい。
【0076】
5]スタートレバー35を操作したときに、リール3〜5の回転を待機させる際に出力する待機信号を演出制御手段86が受けた場合(つまり、リール3〜5が直ぐには回転を開始せずに暫く待機してから回転を開始する場合)にのみに、または、リール3〜5の回転開始から回転停止までの時間が比較的短い所定時間よりも小さな場合にのみに、特別な遊技演出を実行させるようにしてもよい。これにより、特別な遊技演出を出現させたい場合に遊技者は遊技速度を早めることになるため稼働率も高まる。
【0077】
6]演出表示器12、ランプ10,11,16〜26,56、スピーカ41と、更に機械的可動装置の少なくとも1つを用いて遊技演出を行うように演出手段85を構成してもよい。機械的可動装置は、リール3〜5とは別の第4リールや人形等の可動体を可動させることにより、遊技演出を行う装置である。更に、このスロットマシンに弾球遊技機を内蔵した場合、機械的可動装置を、弾球遊技機に付属の可動体を可動させる装置としてもよい。
【0078】
7]本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更形態をも包含するものである。
【0079】
【発明の効果】本願のスロットマシンによれば、リールの回転を開始させる始動制御手段の計時手段を有効活用して、前回のリールの回転開始から今回の始動手段の操作までの時間(複数ゲームに亙っての遊技者の遊技速度)やリールの回転開始から回転停止までの時間に応じて、演出制御手段による演出制御を異ならせ、斬新且つ面白みのある演出制御を行って遊技性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスロットマシンの正面図である。
【図2】スロットマシンの内部の正面図である。
【図3】スロットマシンの制御系のブロック図である。
【図4】スロットマシンの要部の正面図である。
【図5】リールに印された複数の遊技図柄の配置等を示す図表である。
【図6】複数種類の組合せ態様と成立時の利益等を示す図表である。
【図7】ビッグボーナスのゲーム内容を示す図である。
【図8】スロットマシンの制御系の機能ブロック図である。
【図9】図8の機能ブロック図の要部の図である。
【図10】始動制御のフローチャートである。
【図11】遊技速度が早いときのタイムチャートである。
【図12】遊技速度が遅いときのタイムチャートである。
【図13】演出制御テーブルの図表であり(a)〜(d)は大当役/小当り役の当選の有無と遊技速度の高低に異なる演出制御テーブルである。
【図14】演出制御の選択を含む制御のフローチャートである。
【図15】変更形態に係る演出制御の選択を含む制御のフローチャートである。
【図16】変更形態に係る遊技速度が早いときのタイムチャートである。
【図17】変更形態に係る遊技速度が遅いときのタイムチャートである。
【符号の説明】
1        スロットマシン
3,4,5    リール
10,11    上部ランプ
12       演出表示器
16〜26    ランプ群
35       スタートレバー
36,37,38 ストップボタン
53       リールユニット
56       バックランプ
69       利益状態発生手段
70       始動制御手段
70a      計時手段
85       演出手段
86       演出制御手段

Claims (4)

  1. 複数種類の図柄が夫々印された複数のリール(3,4,5) を含む可変表示手段(53)と、これらリール(3,4,5) の回転を開始させる為に操作する始動手段(35)と、各リール(3,4,5) の回転を停止させる為に操作する停止手段(36,37,38)と、複数のリール(3,4,5) が回転停止して表示された図柄の組合せが特別態様になった場合に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段(69)とを備えたスロットマシンにおいて、
    各ゲームにおけるリール(3,4,5) の回転開始時から計時開始する計時手段(80a) を有すると共に、今回のゲームにおいて始動手段(35)を操作した場合に、前記計時手段(80a) で計時された前回のリール(3,4,5) の回転開始から今回の始動手段(35)の操作までの時間が所定時間未満の場合には、所定時間以上になるまで待機してから複数のリール(3,4,5) の回転を開始させるように可変表示手段(35)を制御する始動制御手段(70)と、
    ディスプレイ(12)とランプ(10,11,16 〜26,56)と音声発生器(41)と機械的可動装置の少なくとも1つを用いて遊技演出を行う演出手段(85)と、
    この演出手段(85)を制御する演出制御手段(86)とを備え、
    前記始動制御手段(70)の計時手段(70a) で計時した前回のリール(3,4,5) の回転開始から今回の始動手段(35)の操作までの時間に応じて、演出制御手段(86)による演出制御を異ならせるように構成したことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記始動制御手段(70)が複数のリール(3,4,5) の回転を待機させる際に出力する待機信号の有無によって、演出制御手段(86)による演出制御を異ならせることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記所定時間以上になるまで待機してから複数のリール(3,4,5) が回転を開始したゲームが複数ゲーム連続して行われた場合に、演出制御手段(86)による演出制御を異ならせることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。
  4. 複数種類の図柄が夫々印された複数のリール(3,4,5) を含む可変表示手段(53)と、これらリール(3,4,5) の回転を開始させる為に操作する始動手段(35)と、各リール(3,4,5) の回転を停止させる為に操作する停止手段(36,37,38)と、複数のリール(3,4,5) が回転停止して表示された図柄の組合せが特別態様になった場合に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手段(69)とを備えたスロットマシンにおいて、
    各ゲームにおけるリール(3,4,5) の回転開始時から計時開始する計時手段(70a) を有すると共に、今回のゲームにおいて始動手段(35)を操作した場合に、前記計時手段(70a) で計時された前回のリール(3,4,5) の回転開始から今回の始動手段(35)の操作までの時間が所定時間未満の場合には、所定時間以上になるまで待機してから複数のリール(3,4,5) の回転を開始させるように可変表示手段(35)を制御する始動制御手段(70)と、
    ディスプレイ(12)とランプ(10,11,16 〜26,56)と音声発生器(41)と機械的可動装置の少なくとも1つを用いて遊技演出を行う演出手段(85)と、
    この演出手段(85)を制御する演出制御手段(86)とを備え、
    前記始動制御手段(70)の計時手段(70a) で計時したリール(3,4,5) の回転開始から回転停止までの時間に応じて、演出制御手段(86)による演出制御を異ならせるように構成したことを特徴とするスロットマシン。
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