JP2002165945A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002165945A
JP2002165945A JP2000366841A JP2000366841A JP2002165945A JP 2002165945 A JP2002165945 A JP 2002165945A JP 2000366841 A JP2000366841 A JP 2000366841A JP 2000366841 A JP2000366841 A JP 2000366841A JP 2002165945 A JP2002165945 A JP 2002165945A
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JP
Japan
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ball
lending
switch
ball lending
gaming machine
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Application number
JP2000366841A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nagata
敏 永田
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Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者が操作ハンドルの操作と球貸し指示と
を片手で同時に行うことができると共に、遊技者が操作
ハンドルを楽に持つことができて長時間遊技を続行する
ことができる遊技機を提供する。 【解決手段】 上部受け皿3の中央付近には、球貸し操
作部11である度数表示12、第1貸出スイッチ13
A、貸出スイッチLED14、及び返却スイッチ15が
配設されている。また、操作ハンドル6の前面部には、
カバー73の頂点から少し左側の位置に形成される凹部
87内に第2貸出スイッチ13Bが配設されている。そ
して、球貸操作部11の度数表示12には、カード残高
が表示される。また、貸出スイッチLED14が点灯し
ているときに、第1貸出スイッチ13Aと第2貸出スイ
ッチ13Bとの操作が可能であり、第1貸出スイッチ1
3A又は第2貸出スイッチ13Bの操作によって遊技球
の貸し出しが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技をするための
遊技球が、プリペイカード(以下、単に「カード」とい
う。)により球貸し手段を介して貸し出される遊技機に
関し、特に、この球貸し手段に所定個数の遊技球の貸し
出しを指示する球貸し指示手段には、遊技球の球貸し要
求指令を入力する複数の入力手段が設けられて、そのう
ち1の入力手段を、操作ハンドルに設けることにより、
遊技者が操作ハンドルの操作と球貸し指示とを片手で同
時に行うことができると共に、一方で、操作ハンドルの
操作を慎重に行う必要がある場合に他方の手で他の入力
手段を操作することが可能となり、操作ハンドルの操作
に影響を与えることを回避することができる遊技機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カードにより遊技球を貸し出
す球貸し手段が設けられたパチンコ機等の遊技機におい
ては、遊技球の発射勢を調整する操作ハンドルに複数の
スイッチボタンを設け、該スイッチボタンに球貸し指示
機能を持たせた遊技機が種々提案されている。
【0003】例えば、特開平11−226188号公報
に記載されたパチンコ遊技機の発射ハンドルでは、前面
枠の前面下部に固定される保持筒と、該保持筒に一体に
設けられる後握持部材と、該後握持部材の前側に固定さ
れる前握持部材と、該前握持部材と前記後握持部材との
間に介装され回動自在に設けられる回動部材とからなる
パチンコ遊技機の発射ハンドルにおいて、前記前握持部
材内に外部から1個のボタンを操作することにより作動
しかつ複数の機能から1つを選択できる機能選択スイッ
チを配設し、また前記後握持部材内には単発スイッチと
前記複数の機能を作動させるための機能動作スイッチと
を配設すると共に外部から操作することにより前記単発
スイッチまたは機能動作スイッチを作動させる1個の操
作レバーを配設した構成になっている。これにより、複
数の機能から1つを選択できる機能選択スイッチと機能
動作スイッチを設け、これらを押ボタンと操作レバーの
みで作動し得るようにしたので、諸機能を選択し得るべ
く多くの機能スイッチを設けたものに比べ、位置が判別
し易く細やかな神経を使うこともなく簡単に操作でき、
これにより遊技者の負担も軽減される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平11−226188号公報に記載されたパチン
コ遊技機の発射ハンドルにおいては、複数機能のうち手
動でパチンコ球の払い出しをする機能を選択する場合に
は、所定回数だけ機能選択スイッチを押す必要があるた
め、遊技者が慌てて該機能選択スイッチを余分に押した
場合には、再度所定回数機能選択スイッチを押す必要が
あり、操作が煩雑であるという問題がある。また、遊技
者が遊技中に発射ハンドルの前握持部材から無意識に手
のひらを浮かして、再度前握持部に手のひらを押しつけ
た場合には、機能選択スイッチが無意識のうちに操作さ
れるため、遊技者は前握持部材に常に手のひらを押しつ
けて遊技をしなければならず、長時間遊技を続けると手
や肩が痺れる等の苦痛を伴うおそれがあるという問題が
ある。更に、発射ハンドルの操作を慎重に行う必要があ
る場合に、この発射ハンドルの操作と同時に機能動作ス
イッチやボタンを操作しなければならず、発射ハンドル
の操作に影響を与えるという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、球貸し手段に所定個数
の遊技球の貸し出しを指示する球貸し指示手段には、遊
技球の球貸し要求指令を入力する複数の入力手段が設け
られ、そのうち1の入力手段が、操作ハンドルに設けら
れることにより、遊技者が操作ハンドルの操作と球貸し
指示とを片手で同時に行うことができると共に、一方
で、操作ハンドルの操作を慎重に行う必要がある場合に
他方の手で他の入力手段を操作することが可能となり、
操作ハンドルの操作に影響を与えることを回避すること
ができる遊技機を提供することを目的とする。また、1
の入力手段を、操作ハンドルの前面側の把持部材に形成
される凹部内に設けることにより、遊技者が操作ハンド
ルを楽に持つことができて長時間遊技を続行することが
できる遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る遊技機は、遊技球を貸し出す球貸し手段
に所定個数の遊技球の貸し出しを指示する球貸し指示手
段と、遊技球の発射勢を調整する発射力調整手段とを備
えた遊技機において、前記球貸し指示手段は、遊技者が
球貸し要求指令を入力する複数の入力手段を有し、前記
複数の入力手段のうちいずれか1の入力手段は、前記発
射力調整手段に設けられていることを特徴とする。
【0007】このような特徴を有する請求項1に係る遊
技機においては、遊技球を貸し出す球貸し手段に所定個
数の遊技球の貸し出しを指示する球貸し指示手段が設け
られている。また、遊技球の発射勢を調整する発射力調
整手段が設けられている。更に、この球貸し指示手段に
は、遊技者が球貸し要求指令を入力する複数の入力手段
が設けられている。そして、この複数の入力手段のうち
いずれか1の入力手段は、前記発射力調整手段に設けら
れている。これにより、発射力調整手段に球貸し要求指
令を入力する入力手段が設けられるため、片手で発射操
作と同時に球貸し操作が可能となる。一方、球貸し要求
指令を入力する入力手段が複数設けられるため、発射操
作を慎重に行う必要のある場合には、他方の手で他の入
力手段を操作して球貸し要求指令を入力することが可能
となり、発射力調整手段の操作に影響を与えることも回
避することができる。
【0008】また、請求項2に係る遊技機は、請求項1
に記載の遊技機において、前記発射力調整手段は、遊技
機の前面枠に固着される保持部材と、前記保持部材の前
面側に回動自在に支持される回動操作部材と、前記回動
操作部材の前面側に取りつけられると共に、外側方向に
開口する凹部が所定位置に形成される把持部材とを有
し、前記1の入力手段は、前記凹部内に設けられ、且つ
前記把持部材の最外周面より突き出ないように設けられ
ていることを特徴とする。
【0009】このような特徴を有する請求項2に係る遊
技機は、請求項1に記載した遊技機において、前記発射
力調整手段は、遊技機の前面枠に固着される保持部材
と、前記保持部材の前面側に回動自在に支持される回動
操作部材と、前記回動操作部材の前面側に取りつけられ
ると共に、外側方向に開口する凹部が所定位置に形成さ
れる把持部材とから構成されている。そして、前記複数
の入力手段のうちいずれか1の入力手段は、前記凹部内
に設けられ、且つ前記把持部材の最外周面より突き出な
いように設けられている。これにより、発射力調整手段
の把持部材に設けられる入力手段は、該把持部材の凹部
内に設けられ、且つ前記把持部材の最外周面より突き出
ないように設けられるため、遊技者が発射力調整手段の
回動操作部材の操作と球貸し指示とを片手で同時に行う
ことができると共に、迅速に球貸し指示を行うことがで
きる。また、遊技者は発射力調整手段の把持部材から手
のひらを離して色々持ち替えることができるため、該発
射力調整手段を楽に持つことができて長時間遊技を続行
することができる。
【0010】また、請求項3に係る遊技機は、請求項2
に記載の遊技機において、前記所定位置は、前記把持部
材の左右方向の中心線よりも左側であることを特徴とす
る。
【0011】このような特徴を有する請求項3に係る遊
技機は、請求項2に記載した遊技機において、前記所定
位置は、前記把持部材の左右方向の中心線よりも左側で
あるため、遊技者は右手の親指で容易に入力手段を操作
することができ、該操作ハンドルをより楽に持つことが
できて更に長時間遊技を続行することができる。
【0012】また、請求項4に係る遊技機は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機において、前記
球貸し手段は、所定情報が記録される記録媒体から該所
定情報を読み取る情報読み取り手段を有し、前記球貸し
指示手段は、前記情報読み取り手段を介して読み取られ
た所定情報を表示する情報表示手段を有し、前記情報表
示手段は、前記発射力調整手段以外の所定箇所に設けら
れていることを特徴とする。
【0013】このような特徴を有する請求項4に係る遊
技機は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技
機において、前記球貸し指示手段には、前記球貸し手段
の情報読み取り手段を介して読み取られた所定情報を表
示する情報表示手段が設けられている。また、この情報
表示手段は前記発射力調整手段以外の所定箇所に設けら
れている。これにより、情報表示手段は発射力調整手段
以外の所定箇所に設けられているため、該情報表示手段
が手で覆われることがなく、遊技者はこの情報表示手段
に表示される所定情報を常に確認することができる。ま
た、該情報表示手段を遊技領域の近くに配置することに
よって、遊技者はゲームへの集中力をとぎれさすことな
く、所定情報を容易に認識することができる。
【0014】更に、請求項5に係る遊技機は、請求項4
に記載の遊技機において、前記所定情報は、球貸し可能
な残高の情報を含むことを特徴とする。
【0015】このような特徴を有する請求項5に係る遊
技機は、請求項4に記載した遊技機において、前記所定
情報には、球貸し可能な残高の情報が含まれるため、遊
技者は情報表示手段を介して前記記録媒体に記録されて
いる残高を常に確認することができる。また、前記情報
表示手段を遊技領域の近くに配置することによって、遊
技者はゲームへの集中力をとぎれさすことなく、記録媒
体に記録されている残高を容易に認識することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機をカー
ド式パチンコ機について具体化した一実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るカ
ード式パチンコ機の全体構成について図1及び図2に基
づいて説明する。図1は本実施形態に係るカード式パチ
ンコ機全体を示した正面図である。図2は本実施形態に
係るカード式パチンコ機全体を示した背面図である。
【0017】図1において、カード式パチンコ機はいわ
ゆるCR機と称され、パチンコ機1とカード式球貸機2
1とによって構成され、これらは対をなして設置され
る。パチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として
払い出す、いわゆる第一種パチンコ機である。また、こ
のパチンコ機1は、入賞口、図柄表示装置、電動役物及
び、ゲート等の各種構造物が遊技盤2上に配設されてい
る。その遊技盤2の下には、不図示の樋を介して排出さ
れる賞球を受ける上部受け皿3がスピーカ3aを内蔵し
てプレート4に配設されている。そして、その上部受け
皿3の下には、下部受け皿5が配設される。また、上部
受け皿3に連通する不図示の球送り機構を介して上部受
け皿3の遊技球が、前枠16の前面にネジ等で固定され
る操作ハンドル6に連結された不図示の発射装置へ送ら
れるよう構成されている。一方、遊技盤2の両肩部に
は、賞球及び球切れ表示ランプ10、10が設けられて
いる。
【0018】また、遊技盤2の前側は、鋼板やステンレ
ス等の金属製のガラス扉9により被覆されており、該ガ
ラス扉9は、枠体の前側にヒンジ部材等を介して開閉自
在に取り付けられている前枠16に開閉自在に取り付け
られている。また、ガラス扉9には開口部を有する鋼板
やステンレス等の金属製のガラス保持枠がスポット溶接
等により固着されており、該ガラス保持枠に装着された
2枚のガラスを通して遊技領域を見ることができる。ま
た、ガラス扉9の右上部には、遊技中のエラーを表示す
るエラー表示ランプ7や「当たり」を表示する当たり表
示ランプ8、8が取り付けられている。
【0019】次に、カード式球貸機21について説明す
る。カード式球貸機21のほぼ中央にはカード挿入口2
2が配設され、上方には順にカード利用可ランプ23、
端数表示スイッチ24、連結台方向表示25、及びカー
ド挿入中ランプ26が配設されている。カード利用可ラ
ンプ23が点灯しているときに、カード挿入口22にカ
ードを挿入することができる。端数表示スイッチ24
は、100円未満の端数を表示する。連結台方向表示2
5は、左右どちらのパチンコ機にカード球貸し機が接続
されているかを表示している。カード挿入中ランプ26
は、カードがカード挿入口22に挿入されている間点灯
している。
【0020】また、上部受け皿3の中央付近には、球貸
し操作部11である度数表示12、第1貸出スイッチ1
3A、貸出スイッチLED14、及び返却スイッチ15
が配設されている。また、操作ハンドル6の前面部に
は、後述のカバー73の頂点から少し左側の位置に形成
される凹部87内に第2貸出スイッチ13Bが配設され
ている(図4参照)。そして、球貸し操作部11の度数
表示12は、カード残高を表示している。また、貸出ス
イッチLED14が点灯しているときに、第1貸出スイ
ッチ13Aと第2貸出スイッチ13Bとの操作が可能で
あり、第1貸出スイッチ13A又は第2貸出スイッチ1
3Bの操作によって遊技球の貸し出しが行われる。ま
た、パチンコ遊技を止めるときは、返却スイッチ15を
操作することによってカード挿入口22からカードの排
出が行なわれる。尚、貸し出される貸球は、後述するよ
うに、賞球を払い出す払出ソレノイド51(図3参照)
等によって上部受け皿3に払い出される。また、この球
貸し操作部11の裏側には球貸し操作基板49(図5参
照)が配設されている。この球貸し操作基板49には、
第1貸出スイッチ13Aと返却スイッチ15からの入力
信号をインタフェース基板48(図5参照)を介して球
貸機制御基板21A(図5参照)に出力し、球貸機制御
基板21Aからインタフェース基板48を介して入力さ
れる残高表示信号等を度数表示12や貸出スイッチLE
D14に出力する回路が構成されている。また、第2貸
出スイッチ13Bからの入力信号は、インタフェース基
板48を介して球貸機制御基板21Aに出力される。
【0021】次に、図2において、パチンコ機1及びパ
チンコ機1の側面(図2中、右側の側面)に取り付けら
れるカード式球貸機21の裏側の構成について説明す
る。このパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球又
は貸球として払い出すものであり、木製の外枠31に対
して木製の内枠32がヒンジ部材等を介して開閉自在に
取り付けられている。また、この内枠32のほぼ中央部
には遊技盤2が着脱自在なように鉄板等の金属製の機構
盤33が取り付けられている。そして、この機構盤33
の裏側には合成樹脂製の機構セット盤34が開閉自在に
蝶番により取り付けられている。また、パチンコ機1の
裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク35が機構
セット盤34に固定されている。賞球タンク35の直上
には補給装置36が配設され、吐出部36Aが垂直に降
りている。賞球タンク35は、傾斜した底面に不図示の
連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を
1列に整列流出し、賞球ケース38にパチンコ球を送る
通路を形成するタンクレール37が取付けられている。
【0022】また、賞球ケース38へパチンコ球を案内
する賞球案内部38A内には、タンクレール37の下流
側のパチンコ球を送る1列の賞球通路39が形成されて
いる。また、賞球ケース38内には、後述のように賞球
通路39を通過するパチンコ球を確認する球有り検出ス
イッチ52(図3参照)、パチンコ球の払い出しを調節
する払い出しソレノイド51等(図3参照)が内装され
ている。そして、これら賞球タンク35、タンクレール
37、賞球案内部38A、賞球ケース38、球有り検出
スイッチ52、及び払い出しソレノイド51等により賞
球及び貸球の払い出しシステムが構成されている。そし
て、賞球ケース38の下流側には排出部が形成され、入
賞球を排出する入賞球排出通路40及び下皿オーバーフ
ロースイッチ59(図3参照)が内装された下皿排出路
41が下端部下方に形成されている。また、この下皿排
出路41を介して上部受け皿3から溢れた賞球を受けて
下部受け皿5に案内する下部受皿ボックス42がボルト
により内枠32の裏側に取り付けられている。
【0023】また、カード式球貸機21内には、後述す
る球貸機制御基板21A(図5参照)が設けられてい
る。この球貸機制御基板21Aには、第1貸出スイッチ
13A又は第2貸出スイッチ13Bを介して入力された
貸球要求信号に対して、所定個数の貸球の払い出しを賞
球制御基板45のCPUに指令する制御等を行う制御回
路が構成されている。そして、その制御回路は、制御動
作を所定の手順で実行することができるCPU、その動
作プログラムデータを格納するROM、及びデータの書
き込み及び読み出しを行うRAM等、又は入出力回路や
クロック発生器等を含むマイクロコンピュータが装着さ
れている。そして、カード式球貸機21の背面には、こ
の球貸機制御基板21Aと外部の機器との接続を行うた
めの各種のコネクタ21B、21C、21D等が設けら
れている。
【0024】また、機構セット盤34の中央部に形成さ
れた開口部65(図3参照)には、後述するようにカバ
ー43Bに覆われた主基板43が、遊技盤2裏面を覆う
センタカバー44に装着された状態で固定されている。
この主基板43には、パチンコゲーム機1の賞球の払い
出し制御等を制御する制御回路が構成されている。そし
て、その制御回路は、制御動作を所定の手順で実行する
ことができるCPU、その動作プログラムデータを格納
するROM、及びデータの書き込み及び読み出しを行う
RAM等、又は入出力回路やクロック発生器等を含むマ
イクロコンピュータが装着されている。
【0025】また、主基板43の下側には、賞球制御基
板45がカバーに覆われて取り付けられている。この賞
球制御基板45には、後述するように、貸球や賞球を払
い出す払出ソレノイド51や入賞球排出ソレノイド57
(図3参照)等の駆動制御等を行うための制御回路が構
成されている。そして、その制御回路は、制御動作を所
定の手順で実行することができるCPU、その動作プロ
グラムデータを格納するROM、及びデータの書き込み
及び読み出しを行うRAM等、又は入出力回路やクロッ
ク発生器等を含むマイクロコンピュータが装着されてい
る。
【0026】また、賞球ケース38の下側には、インタ
ーフェース基板48がカバーに覆われて取り付けられて
いる。このインターフェース基板48とカード式球貸機
21の背面のコネクタ21Bとは、接続コード47によ
り相互に接続され、球貸機制御基板21Aがインターフ
ェース基板48に接続されている。また、このインター
フェース基板48には、後述するように、賞球制御基板
45、球貸し操作基板49、及び第2貸出スイッチ13
Bが配線により接続されている(図5参照)。そして、
インターフェース基板48は、賞球制御基板45、球貸
し操作基板49、及びカード式球貸機21からの制御信
号等を相互に接続するための接続回路を構成している。
【0027】さらに、機構セット盤34の上方角部(図
2中、右上角部)には、中継基板46が設けられてい
る。この中継基板46は、パチンコゲーム機1とホール
コンピュータをつなぐ基板である。
【0028】次に、賞球及び貸球の払い出しを行う機構
の構成、及び入賞球の排出を行う機構の構成について図
3に基づいて説明する。図3は本実施形態に係るパチン
コ機1の賞球及び貸球の払い出しに係る機構セット盤の
要部を拡大した背面図である。図3に示すように、機構
セット盤34の最上部に取り付けられている賞球タンク
35の底面外側の一端(図3中、底面の右端部外側)に
は、賞球タンク35内のパチンコ球の有無を検出するた
めの賞球タンクスイッチ50が設けられている。この賞
球タンクスイッチ50は、パチンコ球無しを検出する
と、検出信号を出力するスイッチである。そして、賞球
タンク35内のパチンコ球は、賞球及び貸球の払い出し
に伴い、一点鎖線の矢印に示されるように、タンクレー
ル37、及び賞球ケース案内部38A内の賞球通路39
を介して、賞球ケース38内に送られる。この賞球ケー
ス38内には、パチンコ球を回転することにより順次送
り出す爪車54が一方向(図3中、時計方向)回転自在
に設けられ、払出ソレノイド51のON・OFF駆動に
より所定の角度毎(本実施形態では、約60度毎)に回
転駆動される。また、爪車54に送られているパチンコ
球の有無を検出するための球有り検出スイッチ52が爪
車54の上側に設けられている。この球有り検出スイッ
チ52は、パチンコ球有りを検出すると、検出信号を出
力するスイッチである。この払出ソレノイド51、球有
り検出スイッチ52、及び爪車54等により後述する賞
球貸球払出装置が構成されている。さらに、払出ソレノ
イド51のON・OFF駆動によって順次払い出される
パチンコ球の通過の有無を検出するための払出カウント
スイッチ53が、爪車54の下側に設けられている。こ
の払出カウントスイッチ53は、パチンコ球の通過を検
出すると、検出信号を出力するスイッチである。そし
て、排出ソレノイド51のON・OFF駆動によって払
い出された賞球及び貸球は、下方に送られて賞球払出口
60を介して上部受け皿3に送られる。そして、上部受
け皿3から溢れた賞球は、下皿排出路41を介して下部
受皿ボックス42に送られる。また、この下皿排出路4
1内には、下部受け皿5内の賞球のオーバーフローを検
出するための下皿オーバーフロースイッチ59が設けら
れている。この下皿オーバーフロースイッチ59は、パ
チンコ球有りを検出すると、検出信号を出力するスイッ
チである。
【0029】また、各入賞口や始動口に入賞した入賞球
は、不図示の案内樋を介して機構セット盤34の下方の
内側に設けられた入賞球案内樋55によって二点鎖線矢
印で示されるように、一列に整列されて入賞球排出カム
58に案内される。この入賞球排出カム58は、入賞球
案内樋55側の一端縁部に入賞球が1個入る凹部が形成
されると共に、ほぼ中央部を軸により回転自在に支持さ
れている。また、入賞球排出カム58の他端縁部には、
この入賞球排出カム58を所定角度だけ回転させるため
の入賞球排出ソレノイド57が装着されると共に、通常
は入賞球排出カム58の他端縁部を下側に押し下げるた
めのバネが取り付けられている。そして、賞球制御基板
45等の制御により入賞球排出ソレノイド57のON駆
動によって、入賞球排出カム58の他端縁部が引き上げ
られて、入賞球排出カム58の一端縁部の凹部に保持さ
れていた入賞球が下方に開口されている入賞球排出路4
0に1個排出される。そして、入賞球排出ソレノイド5
7のOFF駆動によって、入賞球排出カム58の他端縁
部がバネによって押し下げられて、再度、入賞球案内樋
55側の一端縁部に形成された凹部に入賞球が1個保持
され、この繰り返しにより入賞球が1個ずつ順次排出さ
れる。また、入賞球排出カム58の遊技盤2側の側面に
は、入賞球排出カム58の凹部に保持される入賞球の有
無を検出するための入賞球検出スイッチ56が取り付け
られている。この入賞球検出スイッチ56は、パチンコ
球有りを検出すると、検出信号を出力するスイッチであ
る。そして、これら入賞球案内樋55、入賞球検出スイ
ッチ56、入賞球排出ソレノイド57、入賞球排出カム
58、及び入賞球排出通路40等により入賞球排出シス
テムが構成されている。
【0030】パチンコ機1の操作ハンドル6の概略構成
を図4に基づいて説明する。図4は本実施形態に係るパ
チンコ機1の操作ハンドル6の概略構成を示す要部拡大
断面図である。図4に示すように、操作ハンドル6は、
前枠16に固着されるハンドル本体71、該ハンドル本
体71の前面側(図4中、右側)に回動自在に支持され
る回転体72、及び該回転体72の前面側を覆うカバー
73から構成されている。このハンドル本体71、回転
体72、及びカバー73は、ABS等の合成樹脂等から
形成され、該回転体72の表面には導電性が良好な材料
によりメッキ加工が施されている。
【0031】ハンドル本体71の一側部(図4中、左
側)には円柱状の支柱部74が設けられ、該支柱部74
の中心軸上には、貫通孔75が形成されている。また、
この支柱部74の前枠16と当接する面には、前枠に取
りつけるための複数のネジ孔76が形成されている。ま
た、この貫通孔75の内周面の下端部には、第2貸出ス
イッチ13Bの出力端子に半田付けによって接続される
各信号線77、77を通すための所定深さの溝部78
が、軸方向に形成されている。他方、ハンドル本体71
の他側部(図4中、右側)、即ち回転体72に臨む部位
は、略皿状に形成されている。また、この他側部には、
カバー73を取り付けるためのネジが挿通される複数の
ネジ挿通孔79が穿設されている。
【0032】また、回転体72は 略円板状で、その中
心部に回転体72の回転角を伝える支軸81が挿着され
る取付ボス82が設けられている。この支軸81は、ハ
ンドル本体71の貫通穴75に挿通され、不図示の発射
装置に連結されている。また、回転体72の円周端縁部
には上下面から所定高さのリブが形成されている。そし
て、回転体72の円周端縁部の所定位置には、複数の回
転体指掛け部83が半径方向外側及びカバー73側に延
出して形成されている。また、回転体72には周縁部に
沿って挿通長孔84が同心円上に穿設されており、この
挿通長孔84にはカバー73の連結ボス85が挿通され
る。
【0033】また、カバー73は、前面側に突出する略
半円球状に形成されており、半円球状の軸線は回転体7
2の回動軸線上に配置されている。また、このカバー7
3のハンドル本体71の各ネジ挿通孔79に対向する位
置には、連結ボス85が設けられている。この連結ボス
85は、ハンドル本体71の各ネジ挿通孔79を通して
ネジ止めするためのものである。また、カバー73の頂
部には、商標や意匠等が描かれた装飾用の飾り部材73
Aが取り付けられる飾り孔86が形成されている。ま
た、この飾り孔に86に取り付けられる飾り部材の73
Aのカバー73の頂点(カバー73の正面側から見てほ
ぼ中心位置)から少し左側の位置には、断面略円形の所
定深さの凹部87が形成されている。そして、この凹部
87の底面部には第2貸出スイッチ13Bがナットによ
り取り付けられている。また、この第2貸出スイッチ1
3Bの上端部(図4中、右側先端部)は、該凹部87の
上端部(図4中、右側先端縁部)よりも所定寸法内側に
なるように取り付けられている。これにより、遊技者が
カバー73を握った場合においても、遊技者の手のひら
は該第2貸出スイッチ13Bに触れないように構成され
ている。そして、この第2スイッチ13Bの出力端子に
半田付などにより接続される各信号線77、77は、回
転体72の挿通長孔84とハンドル本体71の支持部7
4に形成される溝部78とを経てインターフェース基板
48に接続される。尚、第2貸出スイッチ13Bは、マ
イクロスイッチから構成される公知の機械式スイッチか
らなり、この第2貸出スイッチ13Bは、常には押しボ
タン部が突き出しており、マイクロスイッチがオフ状態
になっていて、オフ信号が出力される。そして、遊技者
が押しボタン部を親指等で押下することによって、マイ
クロスイッチがオン状態になるので、オン信号が出力さ
れる。そして、このオン・オフ信号が、球貸し要求信号
としてインターフェース基板48を介して球貸機制御基
板21Aに出力される。
【0034】次に、前記のように構成されたカード式パ
チンコ機の賞球及び貸球の払い出しに係る制御システム
の構成について図5に基づいて説明する。図5は本実施
形態に係るカード式パチンコ機の賞球及び貸球の払い出
しに係る制御システムの構成を示すブロック図である。
図5に示すように、賞球及び貸球の払い出しに係る制御
システム71は、主基板43、賞球制御基板45、入賞
球検出スイッチ56、払出カウントスイッチ53、払出
ソレノイド51、入賞球排出ソレノイド57、球貸し操
作基板49、インターフェース基板48、及び球貸機制
御基板21A等から構成されている。
【0035】また、主基板43には、遊技動作などを制
御する制御回路が構成されている。そして、その制御回
路は、制御動作を所定の手順で実行することができるC
PU、その動作プログラムデータを格納するROM、及
びデータの書き込み及び読み出しを行うRAM等、又は
入出力回路やクロック発生器等を含むマイクロコンピュ
ータが装着されている。また、賞球制御基板45は、後
述する賞球及び貸球の払い出し等の制御を行うための制
御回路が構成されている。そして、その制御回路は、制
御動作を所定の手順で実行することができるCPU、そ
の動作プログラムデータを格納するROM、及びデータ
の書き込み及び読み出しを行うRAM等、又は入出力回
路やクロック発生器等を含むマイクロコンピュータが装
着されている。
【0036】また、球貸し操作基板49は、球貸し操作
部11の第1貸出スイッチ13Aを介して入力される所
定個数の貸球の要求信号等をインターフェース基板48
を介して球貸機制御基板21Aに出力する。また、球貸
し操作基板49には、球貸機制御基板21Aからインタ
ーフェース基板48を介して入力される残高情報等を球
貸し操作部11の度数表示12に表示する回路が構成さ
れている。一方、操作ハンドル6の第2貸出スイッチ1
3Bを介して入力される所定個数の貸球の要求信号が、
インターフェース基板48を介して球貸機制御基板21
Aに出力される。
【0037】また、球貸機制御基板21Aには、カード
式球貸機21の球貸しに係る制御を行うための制御回路
が構成されている。そして、その制御回路は、制御動作
を所定の手順で実行することができるCPU、その動作
プログラムデータを格納するROM、及びデータの書き
込み及び読み出しを行うRAM等、又は入出力回路やク
ロック発生器等を含むマイクロコンピュータが装着され
ている。また、この球貸機制御基板21Aには、カード
式球貸機21内に挿入されるカード22Aの残高を読み
取ると共に、貸し球の支払いに対応して該カード22A
の残高を書き換えるカードリード・レコーダ(カードR
/W)21Bが接続されている。また、インターフェー
ス基板48には、前記賞球制御基板45、球貸し操作基
板49、及び球貸機制御基板21Aを相互に接続する接
続回路が構成されている。
【0038】そして、主基板43の入力回路には、入賞
球検出スイッチ56が配線により接続されている。ま
た、賞球制御基板45の入力回路には、主基板43の出
力回路、払出カウントスイッチ53、及びインターフェ
ース基板48の出力回路が配線により接続されている。
さらに、賞球制御基板45の出力回路には、払出ソレノ
イド51、入賞球排出ソレノイド57、及びインターフ
ェース基板48の入力回路が配線により接続されてい
る。さらに、インターフェース基板48の入出力回路に
は、球貸し操作基板49の入出力回路と球貸機制御基板
21Aの入出力回路とが配線により接続されている。
【0039】ここで、カード式球貸機21、接続コード
47、インターフェース基板48、賞球制御基板45、
払出カウントスイッチ53、及び払出ソレノイド51等
は球貸し手段を構成する。球貸し操作部11、球貸操作
基板49、第2貸出スイッチ13B、及びインターフェ
ース基板48は、球貸し指示手段を構成する。また、第
1貸出スイッチ13Aと第2貸出スイッチ13Bとは、
入力手段を構成する。また、操作ハンドル6は発射力調
整手段として機能する。また、ハンドル本体71は保持
部材として機能する。また、回転体72は回動操作部材
として機能する。また、カバー73と飾り部材の73A
とは、把持部材を構成する。また、凹部87は凹部とし
て機能する。また、球貸し操作部11の度数表示12と
球貸し操作基板49とは、情報表示手段を構成する。ま
た、カードR/W21Bは、情報読み取り手段として機
能する。
【0040】続いて、前記のように構成された制御シス
テム71において行われる賞球及び貸球の払い出し制御
処理について図6に基づいて説明する。図6は本実施形
態に係るカード式パチンコ機の賞球及び貸球の払い出し
に係る制御システム71において行われる制御処理のフ
ローチャートである。先ず、図6に示されるように、ス
テップ(以下、Sと略記する)1において、賞球制御基
板45のCPUは、球貸機制御基板21Aからインター
フェース基板48を介して所定個数の貸球の払い出しを
指令する貸球払出指令が入力回路に入力されているか否
か判定する。尚、球貸機制御基板21Aは、球貸し操作
基板49又は第2貸出スイッチ13Bからインターフェ
ース基板48を介して所定個数の貸球の要求が入力され
た場合に、賞球制御基板45にインターフェース基板4
8を介してこの貸球払出指令を出力する。また、球貸機
制御基板21Aは、要求された貸球の個数に対応してカ
ードR/W21Bを介してカード22Aの残高情報を書
き換える。そして、球貸機制御基板21Aは、カードR
/W21Bを介してカード22Aの残高情報を再度読み
出し、該残高情報をインターフェース基板48を介して
球貸し操作基板49に出力する。そして、該残高情報を
入力された球貸し操作基板49は、この残高情報を度数
表示12を介して表示する。
【0041】そして、賞球制御基板45のCPUは、貸
球払出指令が入力回路に入力されている場合には(S
1:YES)、S2において、賞球制御基板45のRO
Mに格納されている制御プログラムに従って設定貸球数
を計算してRAMに格納後、払出ソレノイド51を駆動
して、貸球として1個パチンコ球が払い出されるの払出
カウントスイッチ53から入力される検出信号により確
認する。
【0042】続いて、S3において、賞球制御基板45
のCPUは、この払出ソレノイド51により払い出され
る貸球の個数を払出カウントスイッチ53の検出信号が
入力される毎にカウントし、この払い出された貸球のカ
ウント個数が、予めRAMに格納されている設定貸球数
になったか否かを判定する処理を実行する。そして、払
い出された貸球のカウント個数が、設定貸球数になって
いない場合には(S3:NO)、再度、S2以降の処理
を実行する。また、払い出された貸球のカウント個数
が、設定貸球数になった場合には(S3:YES)、S
4において、払出ソレノイド51による貸球の払い出し
を停止し、インターフェース基板48を介して、球貸機
制御基板21Aに貸球の払い出し終了を通知して処理を
終了する。
【0043】一方、S1で賞球制御基板45のCPU
は、貸球払出指令が入力回路に入力されていない場合に
は(S1:NO)、S5において、主基板43から所定
個数の賞球の払い出しを指令する賞球払出指令が入力回
路に入力されているか否かを判定する処理を実行する。
この賞球払出指令は、入賞球検出スイッチ56から主基
板43の入力回路に入賞球検出信号が入力されると、主
基板43の出力回路から賞球制御基板45の入力回路に
出力される。そして、賞球制御基板45のCPUは、こ
の賞球払出指令が入力回路に入力されていない場合には
(S5:NO)、再度、S1以降の処理を実行する。ま
た、賞球制御基板45のCPUは、この賞球払出指令が
入力回路に入力されている場合には(S5:YES)、
S6において、ROMに格納されている制御プログラム
に従って賞球払出指令の賞球個数を設定賞球数としてR
AMに記憶後、払出ソレノイド51を駆動して、賞球と
して1個パチンコ球が払い出されるの払出カウントスイ
ッチ53により確認する。
【0044】続いて、S7において、この払出ソレノイ
ド51により払い出される賞球の個数を払出カウントス
イッチ53の検出信号が入力される毎にカウントし、こ
の払い出された賞球のカウント個数が、RAMに格納さ
れている設定賞球数になったか否かを判定する処理を実
行する。そして、払い出された賞球のカウント個数が、
設定賞球数になっていない場合には(S7:NO)、再
度、S6以降の処理を実行する。また、払い出された賞
球のカウント個数が、設定賞球数になった場合には(S
7:YES)、S8において、賞球貸球払出装置45に
よる賞球の払い出しを停止し、入賞球排出ソレノイド5
7を1回ON・OFF駆動して入賞球を1個排出後、処
理を終了する。
【0045】したがって、賞球制御基板45は、球貸機
制御基板21Aからインタフェース基板48を介して貸
球払出指令が入力された場合には、払出ソレノイド51
を駆動して所定個数の貸球を払い出す制御を行う。ま
た、賞球制御基板45は、主基板43から賞球払出指令
が入力された場合には、払出ソレノイド51を駆動して
所定個数の賞球を払い出す制御を行う。これにより、賞
球と貸球とが払出ソレノイド51等を介して払い出され
るため、遊技の中断時間がほとんど無く、遊技者は遊技
に集中することができる。
【0046】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
パチンコ機1では、上部受け皿3の中央付近には、球貸
し操作部11である度数表示12、第1貸出スイッチ1
3A、貸出スイッチLED14、及び返却スイッチ15
が配設されている。また、操作ハンドル6の前面部に
は、カバー73の頂点から少し左側の位置に形成される
凹部87内に第2貸出スイッチ13Bが配設されてい
る。そして、球貸し操作部11の度数表示12には、カ
ード残高が表示される。また、貸出スイッチLED14
が点灯しているときに、第1貸出スイッチ13Aと第2
貸出スイッチ13Bとの操作が可能であり、第1貸出ス
イッチ13A又は第2貸出スイッチ13Bの操作によっ
て遊技球の貸し出しが行われる。また、パチンコ遊技を
止めるときは、返却スイッチ15を操作することによっ
てカード挿入口22からカードの排出が行なわれる。
【0047】したがって、操作ハンドル6のカバー73
に取り付けられる飾り部材73Aの該カバー73の頂点
から少し左側(カバー73の左右方向の中心線よりも左
側)に形成される凹部87内に第2貸出スイッチ13B
が設けられ、且つ該第2貸出スイッチ13Bの上端部が
飾り部材73Aの最外周面より突き出ないように設けら
れるため、遊技者は右手の親指で容易に第2貸出スイッ
チ13Bを押下することができる。また、遊技者は操作
ハンドル6の回動操作を慎重に行う必要がある場合に
は、他方の手で第1貸出スイッチ13Aを押下して球貸
し指示をすることができ、操作ハンドル6の操作に影響
を与えることを回避することができる。また、遊技者は
操作ハンドル6の回転体72の操作と第2貸出スイッチ
13Bによる球貸し指示とを右手で同時に行うことがで
きると共に、操作ハンドル6のカバー7から手のひらを
離して色々持ち替えることができるため、該操作ハンド
ル6を楽に持つことができて長時間遊技を続行すること
ができる。更に、度数表示12は上部受け皿3の中央付
近に設けられているため、該度数表示12が手で覆われ
ることがなく、遊技者はカード22Aの残高を常に確認
することができる。また、該度数表示12が遊技領域の
近くに配置されるため、遊技者はゲームへの集中力をと
ぎれさすことなく、カード22Aの残高を容易に認識す
ることができる。
【0048】尚、本発明は前記実施形態に限定されるこ
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論である。
【0049】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の遊技機で
は、遊技球を貸し出す球貸し手段に所定個数の遊技球の
貸し出しを指示する球貸し指示手段が設けられている。
また、遊技球の発射勢を調整する発射力調整手段が設け
られている。更に、この球貸し指示手段には、遊技者が
球貸し要求指令を入力する複数の入力手段が設けられて
いる。そして、この複数の入力手段のうちいずれか1の
入力手段は、前記発射力調整手段に設けられている。こ
れにより、発射力調整手段に球貸し要求指令を入力する
入力手段が設けられるため、片手で発射操作と同時に球
貸し操作が可能な遊技機を提供することができる。一
方、球貸し要求指令を入力する入力手段が複数設けられ
るため、発射操作を慎重に行う必要のある場合には、他
方の手で他の入力手段を操作して球貸し要求指令を入力
することが可能となり、発射力調整手段の操作に影響を
与えることも回避することができる遊技機を提供するこ
とができる。
【0050】また、請求項2に係る遊技機では、請求項
1に記載した遊技機において、前記発射力調整手段は、
遊技機の前面枠に固着される保持部材と、前記保持部材
の前面側に回動自在に支持される回動操作部材と、前記
回動操作部材の前面側に取りつけられると共に、外側方
向に開口する凹部が所定位置に形成される把持部材とか
ら構成されている。そして、前記複数の入力手段のうち
いずれか1の入力手段は、前記凹部内に設けられ、且つ
前記把持部材の最外周面より突き出ないように設けられ
ている。これにより、発射力調整手段の把持部材に設け
られる入力手段は、該把持部材の凹部内に設けられ、且
つ前記把持部材の最外周面より突き出ないように設けら
れるため、遊技者が発射力調整手段の回動操作部材の操
作と球貸し指示とを片手で同時に行うことができると共
に、迅速に球貸し指示を行うことができる遊技機を提供
することができる。また、遊技者は発射力調整手段の把
持部材から手のひらを離して色々持ち替えることができ
るため、該発射力調整手段を楽に持つことができて長時
間遊技を続行することができる遊技機を提供することが
できる。
【0051】また、請求項3に係る遊技機では、請求項
2に記載した遊技機において、前記所定位置は、前記把
持部材の左右方向の中心線よりも左側であるため、遊技
者は右手の親指で容易に入力手段を操作することがで
き、該操作ハンドルをより楽に持つことができて更に長
時間遊技を続行することができる遊技機を提供すること
ができる。
【0052】また、請求項4に係る遊技機では、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機において、前
記球貸し指示手段には、前記球貸し手段の情報読み取り
手段を介して読み取られた所定情報を表示する情報表示
手段が設けられている。また、この情報表示手段は前記
発射力調整手段以外の所定箇所に設けられている。これ
により、情報表示手段は発射力調整手段以外の所定箇所
に設けられているため、該情報表示手段が手で覆われる
ことがなく、遊技者はこの情報表示手段に表示される所
定情報を常に確認することができる遊技機を提供するこ
とができる。また、該情報表示手段を遊技領域の近くに
配置することによって、遊技者はゲームへの集中力をと
ぎれさすことなく、所定情報を容易に認識することがで
きる遊技機を提供することができる。
【0053】更に、請求項5に係る遊技機では、請求項
4に記載した遊技機において、前記所定情報には、球貸
し可能な残高の情報が含まれるため、遊技者は情報表示
手段を介して前記記録媒体に記録されている残高を常に
確認することができる遊技機を提供することができる。
また、前記情報表示手段を遊技領域の近くに配置するこ
とによって、遊技者はゲームへの集中力をとぎれさすこ
となく、記録媒体に記録されている残高を容易に認識す
ることができる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るカード式パチンコ機全体を示
した正面図である。
【図2】本実施形態に係るカード式パチンコ機全体を示
した背面図である。
【図3】本実施形態に係るパチンコ機の賞球及び貸球の
払い出しに係る機構セット盤の要部を拡大した背面図で
ある。
【図4】本実施形態に係るパチンコ機の操作ハンドルの
概略構成を示す要部拡大断面図である。
【図5】本実施形態に係るカード式パチンコ機の賞球及
び貸球の払い出しに係る制御システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図6】本実施形態に係るカード式パチンコ機の賞球及
び貸球の払い出しに係る制御システムにおいて行われる
制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】 1 パチンコ機 6 操作ハンドル 11 球貸し操作部 12 度数表示 13A 第1貸出スイッチ 13B 第2貸出スイッチ 15 返却スイッチ 21 カード式球貸機 21A 球貸機制御基板 21B カードR/W 22A カード 43 主基板 45 賞球制御基板 48 インターフェース基板 49 球貸し操作基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球を貸し出す球貸し手段に所定個数
    の遊技球の貸し出しを指示する球貸し指示手段と、 遊技球の発射勢を調整する発射力調整手段とを備えた遊
    技機において、 前記球貸し指示手段は、遊技者が球貸し要求指令を入力
    する複数の入力手段を有し、 前記複数の入力手段のうちいずれか1の入力手段は、前
    記発射力調整手段に設けられていることを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 前記発射力調整手段は、遊技機の前面枠
    に固着される保持部材と、 前記保持部材の前面側に回動自在に支持される回動操作
    部材と、 前記回動操作部材の前面側に取りつけられると共に、外
    側方向に開口する凹部が所定位置に形成される把持部材
    とを有し、 前記1の入力手段は、前記凹部内に設けられ、且つ前記
    把持部材の最外周面より突き出ないように設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記所定位置は、前記把持部材の左右方
    向の中心線よりも左側であることを特徴とする請求項2
    に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記球貸し手段は、所定情報が記録され
    る記録媒体から該所定情報を読み取る情報読み取り手段
    を有し、 前記球貸し指示手段は、前記情報読み取り手段を介して
    読み取られた所定情報を表示する情報表示手段を有し、 前記情報表示手段は、前記発射力調整手段以外の所定箇
    所に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記所定情報は、球貸し可能な残高の情
    報を含むことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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