JPH07308445A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH07308445A
JPH07308445A JP28392894A JP28392894A JPH07308445A JP H07308445 A JPH07308445 A JP H07308445A JP 28392894 A JP28392894 A JP 28392894A JP 28392894 A JP28392894 A JP 28392894A JP H07308445 A JPH07308445 A JP H07308445A
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JP
Japan
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game
player
ball lending
operation button
gaming machine
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Withdrawn
Application number
JP28392894A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不特定多数の遊技者が触れても雑菌の繁殖を
抑制して衛生的にする。 【構成】 遊技球を投入する上皿18、遊技者が操作す
る発射ハンドル8、賞球が排出される下皿24をそれぞ
れ前面に有し、発射ハンドルを操作すると上皿内の遊技
球が取り込まれて弾発されて、この弾発球が入賞すると
賞球が排出されるパチンコ遊技機において、チオスルフ
ァト銀錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリカ
で覆った無機系抗菌材を混入したプラスチックにより上
記上皿、発射ハンドル、及び下皿を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機、アレ
ンジボール遊技機、雀球遊技機、パチスロ遊技機、スロ
ットマシン、映像式遊技機など遊技店に設置される遊技
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチックの成型技術の進歩に
伴って複雑な形状を容易に成形でき、緩やかに微妙に変
化する曲面も奇麗に成形できるようになっており、ま
た、プラスチックの着色自体も微妙な色彩の変化まで出
せるようになっている。このため、近年の遊技機の外観
は微妙な曲面を含んだデザインとなり、また、色彩も多
様化してきており、遊技者の視覚を通して楽しく明るい
感覚を与えるとともに、遊技の興奮を与えるように工夫
されている。そして、この様な遊技機を設置した遊技店
では開店前に全ての遊技機を清掃し、美観だけでなく清
潔感も与えられるように努めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、店内に
設置された遊技機は不特定の遊技者が遊技操作部を手で
操作して遊技するものであるから、肉眼では発見し難い
が、実際には雑菌やカビが付着しており、非衛生的であ
る。特に、遊技に熱中して興奮してくると手に汗をかく
ので、この汗が遊技機の遊技操作部などに付着し、この
汗による湿り気が雑菌やカビの繁殖を助長する。したが
って、例えばパチンコ遊技機では遊技者が遊技球の発射
操作を行う発射操作ハンドル表面に汗と雑菌とによるヌ
メリが発生していることがある。
【0004】また、玉貸し機能を備えたパチンコ遊技機
では、遊技者が玉貸し操作を行なう玉貸し操作用釦や返
却操作用釦などの玉貸し関連操作部も、汗と雑菌とによ
るヌメリが付着することがある。そして、この玉貸し関
連操作部は、遊技の途中で遊技球の不足が発生した場
合、弾発した遊技球の行方を目で確認しながら操作する
ことが多いので、手の感触で玉貸し操作用釦であるか返
却操作用釦であるかを識別できる構成にすることが望ま
れている。
【0005】そこで、本発明は、不特定多数の遊技者が
触れても雑菌の繁殖を抑制することができる衛生的な遊
技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、遊技者が操作する遊技操作部を前面に有し、遊技操
作部を操作して行った遊技で賞態様が形成されると遊技
者に特典が付与される遊技機において、遊技者に対向す
る前面に配設されて遊技者が接する部材をプラスチック
によって形成し、該プラスチックには抗菌材を混入した
ものである。
【0007】請求項2に記載のものは、遊技者が操作す
る遊技操作部を前面に有し、遊技操作部を操作して行っ
た遊技で賞態様が形成されると遊技者に特典が付与され
る遊技機において、遊技者に対向する前面に配設されて
遊技者が接する部材をプラスチックによって形成し、該
プラスチック製部材の表面に抗菌材を塗布したものであ
る。
【0008】請求項3に記載のものは、遊技者が操作す
る遊技操作部を前面に有し、遊技操作部を操作して行っ
た遊技で賞態様が形成されると遊技者に特典が付与され
る遊技機において、上記遊技操作部は、チオスルファト
銀錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリカで覆
った無機系抗菌材を混入したプラスチックにより構成し
たものである。
【0009】請求項4に記載のものは、遊技球を投入す
る上皿、遊技者が操作する遊技操作部、賞球が排出され
る下皿をそれぞれ前面に有し、遊技操作部を操作すると
上皿内の遊技球が取り込まれて遊技を行い、この遊技で
賞態様が形成されると賞球が下皿に排出される遊技機に
おいて、チオスルファト銀錯塩をシリカゲルに担持さ
せ、その表面をシリカで覆った無機系抗菌材を混入した
プラスチックにより上記上皿、遊技操作部、及び下皿を
構成したものである。
【0010】請求項5に記載のものは、額縁状の前面枠
を開閉可能に設け、該前面枠の窓部を裏側から遊技盤で
塞いだ遊技機において、チオスルファト銀錯塩をシリカ
ゲルに担持させ、その表面をシリカで覆った無機系抗菌
材を混入したプラスチックのシートを上記前面枠の表面
に貼着したものである。
【0011】請求項6に記載のものは、額縁状の前面枠
を開閉可能に設け、該前面枠の窓部を裏側から遊技盤で
塞いだ遊技機において、上記前面枠を、チオスルファト
銀錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリカで覆
った無機系抗菌材を混入したプラスチックにより成形し
たものである。
【0012】請求項7に記載のものは、遊技者が操作す
る玉貸し関連操作部と遊技操作部を前面に有し、玉貸し
関連操作部を操作して上皿に遊技球が貸し出され、遊技
操作部の操作により遊技球を弾発して行った遊技で賞態
様が形成されると遊技者に特典が付与される遊技機にお
いて、遊技者に対向する遊技機前面に配設される上記玉
貸し関連操作部をプラスチックによって成形し、該プラ
スチックには抗菌材を混入したものである。
【0013】請求項8に記載のものは、遊技者が操作す
る玉貸し関連操作部と遊技操作部を前面に有し、玉貸し
関連操作部を操作して上皿に遊技球が貸し出され、遊技
操作部の操作により遊技球を弾発して行った遊技で賞態
様が形成されると遊技者に特典が付与される遊技機にお
いて、遊技者に対向する遊技機前面に配設される上記玉
貸し関連操作部をプラスチックによって成形し、該プラ
スチック製部材の表面に抗菌材を塗布したものである。
【0014】請求項9に記載のものは、上記玉貸し関連
操作部は、玉貸し操作用釦と返却操作用釦とからなり、
玉貸し操作用釦の表面に、遊技者の皮膚感覚によって玉
貸し操作用釦であることを識別可能な玉貸し用感触識別
部を一体成形し、返却操作用釦の表面に、遊技者の皮膚
感覚によって返却操作用釦であることを識別可能な返却
用感触識別部を形成したものである。
【0015】請求項10に記載のものは、上記玉貸し関
連操作部は玉貸し操作用釦と返却操作用釦とからなり、
玉貸し操作用釦および返却操作用釦の周囲に設けた操作
パネルを抗菌材混入プラスチックによって成形し、該操
作パネルの表面に、遊技者の皮膚感覚によって玉貸し操
作用釦と返却操作用釦とを識別可能な感触識別部を形成
したものである。
【0016】請求項11に記載のものは、玉貸し操作用
釦と返却操作用釦の形状を異ならせたものである。
【0017】請求項12に記載のものは、操作パネルの
表面に臨む玉貸し操作用釦と返却操作用釦の大きさを異
ならせたものである。
【0018】請求項13に記載のものは、玉貸し関連操
作部は、チオスルファト銀錯塩をシリカゲルに担持さ
せ、その表面をシリカで覆った無機系抗菌材を混入した
プラスチックにより構成したものである。
【0019】請求項14に記載のものは、チオスルファ
ト銀錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリカで
覆った無機系抗菌材を混入したプラスチックにより上記
操作パネルを成形したものである。
【0020】
【作用】請求項1に記載の遊技機では、遊技者が接する
部分が抗菌材混入プラスチック製なので、この部分に遊
技者が接して汚しても、プラスチックに混入してある抗
菌材が滅菌して細菌の繁殖を阻止する。
【0021】請求項2に記載のものは、遊技者が接する
部材がプラスチック製であって、表面に抗菌材が塗布さ
れているので、遊技者がこの部分に接して汚しても、プ
ラスチック表面の抗菌材が滅菌して細菌の繁殖を阻止す
る。
【0022】請求項3に記載のものは、遊技者が操作す
る遊技操作部が、チオスルファト銀錯塩をシリカゲルに
担持させ、その表面をシリカで覆った無機系抗菌材を混
入したプラスチックにより構成されているので、遊技者
の手の汗は上記無機系抗菌材の吸湿性により吸いとられ
る。したがって、遊技操作部が汗でべとつくことがな
い。また、遊技操作部に付着した細菌等は、プラスチッ
クに混入した無機系抗菌材の滅菌作用により繁殖が阻止
される。したがって、黒ずんだり、ヌメリや悪臭の発生
を防止できる。
【0023】請求項4に記載のものは、遊技球を投入す
る上皿、遊技者が操作する遊技操作部、賞球が排出され
る下皿がそれぞれプラスチック製であり、このプラスチ
ックには、チオスルファト銀錯塩をシリカゲルに担持さ
せ、その表面をシリカで覆った無機系抗菌材を混入して
あるので、遊技者の手が触れて手の掌の汗が上皿、遊技
操作部、下皿などに付着しても、上記無機系抗菌材の吸
湿性により吸収され、べとつくことを防止できる。ま
た、上皿、遊技操作部、下皿を構成するプラスチックの
無機系抗菌材が細菌の繁殖を阻止するので、これらが黒
ずんだり、ヌメリや悪臭を発生することを防止できる。
【0024】請求項5に記載のものは、額縁状の前面枠
の表面に、チオスルファト銀錯塩をシリカゲルに担持さ
せ、その表面をシリカで覆った無機系抗菌材を混入した
プラスチックのシートを貼着したので、このシートが前
面枠の継目を覆い隠すばかりでなく、遊技者が触って付
着した細菌等の繁殖を防止することができる。したがっ
て、前面枠の表面が黒ずんだり、ヌメリを発生すること
などを防止することができる。
【0025】請求項6に記載のものは、チオスルファト
銀錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリカで覆
った無機系抗菌材を混入したプラスチックにより前面枠
を形成したので、遊技者が前面枠に触っても、表面に付
着した細菌等の繁殖を防止することができる。したがっ
て、前面枠の表面が黒ずんだり、ヌメリを発生すること
などを防止することができる。
【0026】請求項7に記載の遊技機では、遊技球を借
りる際に遊技者が操作する玉貸し関連操作部が抗菌材混
入プラスチック製なので、この部分に遊技者が接して汚
しても、プラスチックに混入してある抗菌材が滅菌して
細菌の繁殖を阻止する。
【0027】請求項8に記載の遊技機では、遊技球を借
りる際に遊技者が操作する玉貸し関連操作部の表面に抗
菌材が塗布されているので、この部分に遊技者が接して
汚しても、プラスチック表面の抗菌材が滅菌して細菌の
繁殖を阻止する。
【0028】請求項9に記載の遊技機では、遊技者が手
で触れると、玉貸し操作用釦の表面には玉貸し用感触識
別部が、返却操作用釦の表面には返却用感触識別部がそ
れぞれ識別可能に形成されているので、これに接するだ
けで玉貸し操作用釦であるか、或は返却操作用釦である
かを区別することができる。したがって、その都度目で
確認することなく確実に操作することができる。
【0029】請求項10に記載の遊技機では、操作パネ
ルに感触識別部が形成されているので、遊技者がこれに
手で触れれば玉貸し操作用釦であるか或は返却操作用釦
であるかを識別でき、これによりその都度目で確認する
ことなく確実に玉貸しに関連する操作を行なうことがで
きる。そして、操作パネルには抗菌材が混入されている
ので、遊技者が接して汚しても、プラスチックに混入し
てある抗菌材が滅菌して細菌の繁殖を阻止する。
【0030】請求項11に記載の遊技機では、玉貸し操
作用釦と返却操作用釦の形状を異ならせたので、遊技者
が手で触れるだけでいずれの釦であるかを手の感触で識
別することができる。したがって、その都度目で確認し
ないでも確実に操作することができる。
【0031】請求項12に記載の遊技機では、操作パネ
ルの表面に臨む玉貸し操作用釦と返却操作用釦の大きさ
を異ならせたので、遊技者が手で触れるだけで、その大
きさから、いずれの釦であるかを識別することができ
る。したがって、その都度目で確認しないでも確実に操
作することができる。
【0032】請求項13に記載の遊技機では、チオスル
ファト銀錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリ
カで覆った無機系抗菌材を混入したプラスチックにより
玉貸し関連操作部を成形したので、遊技者が玉貸し関連
操作部に触っても、表面に付着した細菌等の繁殖を防止
することができる。したがって、玉貸し関連操作部の表
面が黒ずんだり、ヌメリを発生することなどを防止する
ことができる。
【0033】請求項14に記載の遊技機では、チオスル
ファト銀錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリ
カで覆った無機系抗菌材を混入したプラスチックにより
操作パネルを成形したので、遊技者が操作パネルに触っ
ても、表面に付着した細菌等の繁殖を防止することがで
きる。したがって、操作パネルの表面が黒ずんだり、ヌ
メリを発生することなどを防止することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は代表的な遊技機であるパチンコ遊技機1
の斜視図であり、図2はパチンコ遊技機1の背面図であ
る。このパチンコ遊技機1は、額縁状前面枠2を機枠3
の一側に蝶番4,4により開閉可能に軸着し、該前面枠
2の窓部を裏側から遊技盤5で塞ぐとともに、窓部の前
面側にはガラス枠6と開閉パネル7をそれぞれ開閉可能
に軸着し、前面枠2の表側一側下部に遊技操作部の一部
を構成する発射ハンドル8を設け、該発射ハンドル8の
基端の周囲を覆う装飾部材9に遊技操作部の一部を構成
する押しボタン式の第1飛距離選択操作部11、第2飛
距離選択操作部12、デジタル表示式の飛距離表示器1
3、押しボタン式の飛距離保持操作部14、飛距離保持
解除操作部15などを設け、発射ハンドル8の先端に押
しボタン式の第3飛距離選択操作部16を設ける。ま
た、前面枠2の裏側下方には打球発射装置17を設け、
遊技者が発射ハンドル8を操作すると開閉パネル7の表
側に設けた上皿18内の遊技球を開閉パネル7裏側に設
けた球送り装置により1個宛発射レール19の発射位置
20に送り、この遊技球を打球発射装置17の作動によ
り遊技盤5の遊技領域21内に弾発して遊技を行ない、
遊技領域21を流下する遊技球が入賞具22に入賞する
などして賞態様が形成されると、球排出装置23が作動
して上皿18又は前面枠2の表側下部に設けた下皿24
内に所定数の遊技球を賞球として排出するように構成し
てある。
【0035】前面枠2は、厚いベニヤ合板に窓部を開設
した額縁状の枠であり、遊技者に対向する表面の全域に
プラスチック製シート25を貼着してある。このプラス
チック製シート25は、前面枠2を構成しているベニヤ
合板の木目や継目を被覆して装飾効果を高めばかりでな
く、本発明ではこれに加えて抗菌機能をもたせてある。
例えば、ABS樹脂に無機系抗菌材を混練したものを熱
塑性加工してシート状に形成し、このシート25を所定
の大きさに切断してから接着剤によってベニヤ合板の表
面に貼着する。
【0036】無機系抗菌材としては、チオスルファト銀
錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリカで覆っ
た抗菌材であることが好ましい。この抗菌材は、抗菌効
果をもつ銀錯塩を微量ずつ浸み出すように調整してある
ので、殺菌、抗菌性能が長時間持続でき、大腸菌、黄色
ブドウ状球菌、緑膿菌などの細菌やカビに効く。また、
この抗菌材は、多孔性なので吸着性に優れ、また、吸湿
性がある。さらに、樹脂と同程度の透明性があるので、
混練したプラスチックの着色に悪影響を及ぼすことがな
いし、120°Cまでは変質することがなく、180°
Cから徐々に変色する程度なので、ABS樹脂などの成
型性能に悪影響はない。
【0037】したがって、上記無機系抗菌材を混練した
プラスチック製シート25を貼着した前面枠2は、遊技
者が万一汚れた手で触れても、抗菌材の抗菌作用により
黒ずみ、ヌメリ、悪臭を防止することができる。また、
遊技者が汗で濡れた手で触れた場合、吸湿性があるの
で、前面枠2の表面が汗でべとつくこともない。
【0038】上皿18は、開閉パネル7の表側を覆う装
飾面部材26と一体成形成した前部装飾部材27と該前
部装飾部材27の上面開口部内に嵌合した皿本体28な
どからなり、皿本体28は傾斜底面の傾斜下端側に遊技
球を一列に整列する整列樋部29を形成し、傾斜底面の
傾斜上端側が球排出口30に臨むように配置されてい
る。したがって、この様な上皿18内に遊技球を投入す
ると、或は球排出口30から賞球として遊技球が排出さ
れると、これらの遊技球は皿本体28内に貯留され、貯
留された遊技球は皿本体28の整列樋部29を流下する
途中で最先の遊技球から順次一列一段に整列させられ
る。そして、この整列状態で開閉パネル7の球通過口
(図示せず)を通って開閉パネル7の裏側に導入されて
球供給装置の作動により球発射位置に一個宛供給され
る。
【0039】上記した上皿18を構成する前部装飾部材
27及び皿本体28は何れもプラスチック製である。そ
して、本発明ではこのプラスチック製上皿18に抗菌機
能をもたせてある。例えば、ABS樹脂に無機系抗菌材
を混練したものを射出成形により前部装飾部材27およ
び皿本体28を別個に形成し、その後に開閉パネル7の
表側に装着して上皿18に組み立ててある。
【0040】無機系抗菌材としては、チオスルファト銀
錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリカで覆っ
た抗菌材であることが好ましい。この抗菌材は、抗菌効
果をもつ銀錯塩を微量ずつ浸み出すように調整してある
ので、抗菌性能が長時間持続でき、大腸菌、黄色ブドウ
状球菌、緑膿菌などの細菌やカビに効く。また、この抗
菌材は、多孔性なので吸着性に優れ、また、吸湿性があ
る。
【0041】したがって、上記無機系抗菌材を混練した
プラスチック製上皿18は、遊技者が万一汚れた手で前
部装飾部材27に触れても、抗菌材の抗菌作用により前
部装飾部材27が黒ずんだり、ヌメリや悪臭を発生する
ことを防止することができる。また、汚れた遊技球が賞
球として排出されたり、或は遊技者が汚れた遊技球を上
皿18内に投入しても、抗菌材の抗菌作用により皿本体
28の底部に細菌による黒ずみ、ヌメリ、悪臭が発生す
ることを防止できる。また、遊技者が汗で濡れた手で上
皿18に触れた場合、抗菌材に吸湿性があるので、上皿
18の前部装飾部材27の表面等が汗でべとつくことも
ない。
【0042】なお、図中31は上皿18内の遊技球を下
皿24に流下させる球抜き操作部であるが、この球抜き
操作部31も上皿18と同様に抗菌材を混入したプラス
チック製にすることが望ましい。この球抜き操作部31
も抗菌作用を持たせると、上皿18と同様に黒ずみ、ヌ
メリ、悪臭など細菌の繁殖に起因する不都合を解消する
ことができるので、遊技者は安心して球抜き操作を行う
ことができる。
【0043】下皿24は前面枠2の下部に灰皿32と並
んで前方に突出する状態で固定されているが、この下皿
24も抗菌機能を持ったプラスチック製である。例え
ば、ABS樹脂に無機系抗菌材を混練したものを射出成
形により下皿24を成形すると共に、灰皿収納空部と左
側装飾部材33と下皿24の周囲の装飾部材34を一体
形成する。そして、別途成形した灰皿32を上記灰皿収
納空部内に装着する。
【0044】無機系抗菌材としては、チオスルファト銀
錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリカで覆っ
た抗菌材であることが好ましい。この抗菌材は、抗菌効
果をもつ銀錯塩を微量ずつ浸み出すように調整してある
ので、抗菌性能が長時間持続でき、大腸菌、黄色ブドウ
状球菌、緑膿菌などの細菌やカビに効く。また、この抗
菌材は、多孔性なので吸着性に優れ、また、吸湿性があ
る。
【0045】したがって、上記無機系抗菌材を混練した
プラスチック製の下皿24は、遊技者が汚れた手で触れ
ても、抗菌材の抗菌作用により黒ずんだり、ヌメリや悪
臭を発生することを防止することができる。また、汚れ
た遊技球が上皿18から流下しても、或は遊技者が汚れ
た遊技球を投入しても、抗菌材の抗菌作用により下皿2
4の底部に細菌による黒ずみ、ヌメリ、悪臭が発生する
ことを防止できる。また、遊技者が汗で濡れた手を下皿
24の縁に掛けた場合、抗菌材に吸湿性があるので、下
皿24の縁などが汗でべとつくこともない。
【0046】発射ハンドル8は、遊技者が回動操作する
ことにより遊技球の発射を開始するとともに発射される
遊技球の飛距離を調整するもの、即ち遊技者が遊技にお
いて自己の遊技技術を介入させる操作部であり、本実施
例では基端を装飾部材9に固定した後方把持部35と、
略々椀状の前方把持部36と、該前方把持部36と後方
把持部35との間に回動可能な状態で設けた回動ハンド
ル37などから構成してあり、回動ハンドル37の軸を
後方把持部35内に挿通して装飾部材9の裏側に突出さ
せ、この突出した先端に可変抵抗器38を接続するとと
もに、レバー39を介して起動スイッチ40に作用する
作用子41を取り付けてある。なお、回動ハンドル37
は、スプリングにより一方向に付勢されている。
【0047】回動ハンドル37は、指掛け42を突設す
るなどして遊技者が操作し易い形状に成形したプラスチ
ック製のハンドルであり、その表面をメッキするなどし
て導体とし、この導体部分をタッチスイッチ回路に接続
してある。したがって、遊技者が発射ハンドル8を手で
握って回動ハンドル37に触れると、タッチスイッチ回
路がオンになり、回動ハンドル37を少し時計方向に回
動すると起動スイッチ40がオンになって打球発射装置
17が起動して球を弾発し始める。そして、回動ハンド
ル37の回動量を調整すると、この回動調整により可変
抵抗器38の抵抗値が変化し、この抵抗値に応じて打球
発射操作が打球の弾発強さを調整する。したがって、遊
技者が回動ハンドル37を大きく回動すると弾発された
打球の飛距離が長くなり、回動ハンドル37の回動を減
らすと打球の飛距離も短くなり、遊技者が所望する飛距
離に調整することができる。
【0048】一方、前方把持部36および後方把持部3
5は、遊技者が手の平で握り易い形状に成形したプラス
チック製の部材であり、本実施例ではいずれも抗菌機能
をもたせてある。例えば、ABS樹脂に無機系抗菌材を
混練したものを射出成形により前方把持部36および後
方把持部35を別個に成形し、別途成形した回動ハンド
ル37と組み合せることにより発射ハンドル8としてあ
る。
【0049】無機系抗菌材としては、チオスルファト銀
錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリカで覆っ
た抗菌材であることが好ましい。この抗菌材は、抗菌効
果をもつ銀錯塩を微量ずつ浸み出すように調整してある
ので、抗菌性能が長時間持続でき、大腸菌、黄色ブドウ
状球菌、緑膿菌などの細菌やカビに効く。また、この抗
菌材は、多孔性なので吸着性に優れ、また、吸湿性があ
る。
【0050】遊技者が発射ハンドル8を手で握りながら
回動ハンドル37を回動して遊技を行う場合、遊技者の
手の掌は前方把持部36に接触し、指の途中が回動ハン
ドル37の指掛け42に当り、指先が後方把持部35に
接触する。この状態で遊技を継続して熱中してくると手
に汗をかくが、上記無機系抗菌材を混練したプラスチッ
ク製の前方把持部36及び後方把持部35は、吸湿性が
あるのでべとつくことはない。また、前方把持部36及
び後方把持部35は、遊技者の手が汚れていても、抗菌
材の抗菌作用により黒ずんだり、ヌメリや悪臭を発生す
ることを防止することができる。
【0051】なお、回動ハンドル37はメッキしてある
ので、表面に汚れが付着し難いし、また、遊技者が指を
掛けるだけなので細菌等の付着も極めて少なく、黒ずん
だり、ヌメリを発生することもない。
【0052】また、本実施例では回動ハンドル37に触
れてタッチスイッチ回路をオンにしていれば、回動ハン
ドル37を回動しなくても第1飛距離選択操作部11、
第2飛距離選択操作部12、第3飛距離選択操作部16
を選択操作することにより予め設定してある飛距離で発
射することができ、このときの飛距離がデジタル表示式
の飛距離表示器13に可視表示される。そして、これら
第1,第2,第3飛距離選択操作部11,12,16な
どの操作部も前述した無機系抗菌材を混入したプラスチ
ックにより構成してある。したがって、これらの操作部
も汗や細菌の繁殖により黒ずんだり、ヌメリを発生する
こともない。
【0053】なお、前述した実施例では前面枠2の表
面、上皿18、下皿24、発射ハンドル8、装飾部材9
などを抗菌性プラスチックで成形したが、本発明はこれ
らに限定されるものではなく、遊技者に対向して遊技者
が触れる可能性のある部材を抗菌材混入プラスチックで
構成することができる。例えば、ガラス枠6を抗菌材混
入プラスチック製にしてもよい。
【0054】さらに、前述したパチンコ遊技機1は、前
面枠2をベニヤ合板で構成し、表面に抗菌材混入プラス
チックシート25を貼着したが、前面枠2自体をプラス
チック製として、このプラスチックに無機系抗菌材を混
練してもよい。
【0055】また、抗菌材は、前記無機系抗菌材に限ら
ず、抗菌機能があり人体への安全性が確保できればどの
ような種類でもよい。さらに、この抗菌材は、プラスチ
ックに混練することに限らず、表面に塗布してもよい
が、耐久性を考慮すると混入することが望ましい。
【0056】また、前述した実施例は遊技球を上皿18
内に投入し、発射ハンドル8を操作すると上皿18内の
遊技球が導入されて発射され、賞態様が形成されると特
典付与の一形態として、所定数の遊技球が上皿18また
は下皿24に賞球として排出されるパチンコ遊技機1で
あるが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチ
ンコ遊技機1内に所定数の遊技球を封入しておき、挿入
されたカード等の記録媒体に記憶してある価値分だけ上
記封入遊技球を弾発して遊技を行い、この遊技で賞態様
が形成されると特典として遊技球が排出されたり、或は
賞態様に応じた価値だけ記録媒体の記憶内容が特典とし
て付加されるパチンコ遊技機1であってもよい。また、
本発明はパチンコ遊技機1に限らず、アレンジボール遊
技機、雀球遊技機、パチスロ遊技機、スロットマシン、
映像式遊技機などどのような種類の遊技機でもよい。そ
して、賞態様の形成により付与される特典は遊技者に利
益となればどのような形態であってもよい。
【0057】なお、スロットマシンにおいては、本発明
における遊技操作部はスタートレバー、ストップスイッ
チ等に該当し、これらを抗菌材により構成することがで
きる。
【0058】次に、玉貸し機能を備えたパチンコ遊技機
51について説明する。なお、前記したパチンコ遊技機
1の部材と同じ部材については同じ符号を附して説明を
省略する。このパチンコ遊技機51は、図7に示すよう
に、前記パチンコ遊技機1とは異なり、上皿18に玉貸
し関連操作部52を設け、内部には上タンク内に貯留し
た遊技球を所定数だけ上皿18に排出する球排出装置
(図示せず)を備え、また、一側に設置したボックス5
3内には、カード挿入口54′から挿入されたプリペイ
ドカードの記録内容を読み取って必要に応じて書き換え
るリーダー・ライター54を備えている。したがって、
カード挿入口54′からカードを挿入すると、カード残
高が上皿の表示部に表示され、玉貸し関連操作部52を
操作すると、所望する数量の遊技球を上皿に排出させ
る、即ち借り出したり、借り出した遊技球の数量に応じ
て記憶内容を書き換えたカードを返却させたりすること
ができる。なお、玉貸し関連操作部52を設ける位置
は、遊技者に対向する遊技機前面であればよく、本実施
例では操作性を向上させるために上皿18の一側に配設
してある。
【0059】本実施例では上皿18に玉貸し関連操作部
52を設けるために、前部装飾部材27の右側寄りに横
長な開口部を開設し、該開口部を操作パネル55で塞
ぎ、この操作パネル55に裏側からセグメント或は液晶
表示器などの表示器から構成されたカード残高表示器5
6を取り付けて表示面を操作パネル55の表示窓に臨ま
せ、また、操作パネル55の裏側に玉貸しスイッチ、返
却スイッチ、玉貸しパイロットランプ57を取り付け、
玉貸しスイッチの玉貸し操作用釦58と返却スイッチの
返却操作用釦59を玉貸し関連操作部52として夫々操
作パネル55の穴内から外部に臨ませる。なお、玉貸し
パイロットランプ57の頭部を操作パネル55から突出
させ、この玉貸しパイロットランプ57の左側に玉貸し
操作用釦58を、右側に返却操作用釦59を配置し、遊
技者が玉貸しパイロットランプ57に手を触れれば、そ
の左側の釦が玉貸し操作用釦58であり、右側が返却操
作用釦59であることを手の感触で認識できる様に構成
してある。
【0060】図8に示す実施例は、玉貸し操作用釦58
と返却操作用釦59を同じ大きさの丸い押し釦で構成
し、玉貸し操作用釦58の表面には、遊技者の皮膚感覚
によって玉貸し操作用釦58であることを識別可能な玉
貸し用感触識別部として、中心部分に小さな突起(ダ
ボ)60を1つ一体成形し、返却操作用釦59の表面に
は、遊技者の皮膚感覚によって返却操作用釦59である
ことを識別可能な返却用感触識別部として、中心部分に
小さな突起61,61を2つ一体成形してある。
【0061】したがって、遊技者は、一方の手(一般的
には右手)で発射ハンドル8の操作を継続しながら、上
皿18内の遊技球が不足した場合には、他方の手で玉貸
し操作用釦58を押して上皿18内に遊技球を補給する
ことができる。この際、遊技者は玉貸し操作用釦58を
目で見て位置を確認しなくても、手の感触で釦の突起の
数を感知して玉貸し操作用釦58であるか返却操作用釦
59であるか否かを識別することができるので、打球の
行方を目で追いながら玉貸し操作用釦58を確実に探し
当てて操作することができ、これにより上皿18に遊技
球を補給することができる。このため、遊技を中断する
必要が無くなるし、大当りの途中で遊技球が不足して不
利益を被るなどの不都合を解消することができる。
【0062】なお、玉貸し操作用釦58および返却操作
用釦59の表面に形成する感触識別部は、遊技者が手で
触れて(皮膚感覚で)玉貸し操作用釦58であるか或は
返却操作用釦59であるかを識別することができればど
のような形態でもよい。例えば、上記実施例の様に、小
さな突起60,61の数を異ならせたり、突起の大きさ
を異ならせたり、小さな凹部と突起を形成したり、凹部
の数を異ならせたりしてもよい。また、感触識別部は玉
貸し関連操作部52自体に形成することに限らず、操作
パネル55に形成してもよい。
【0063】図9に示す実施例は、玉貸し操作用釦58
と返却操作用釦59を同じ大きさの丸い押し釦で構成
し、玉貸し操作用釦58の周囲の操作パネル55の表面
に、遊技者の皮膚感覚によって玉貸し操作用釦58であ
ることを識別可能な玉貸し用感触識別部として、玉貸し
操作用釦58を挟んで1本の突条62を操作パネル55
と一体成形し、返却操作用釦59の周囲の操作パネル5
5の表面には、遊技者の皮膚感覚によって返却操作用釦
59であることを識別可能な返却用感触識別部として、
返却操作用釦59を挟んで一対(平行する2本)の突条
63,63を操作パネル55と一体成形してある。
【0064】したがって、遊技者は、右手で発射ハンド
ル8の操作を継続しながら、上皿18内の遊技球が不足
した場合には、左手で玉貸し操作用釦58を押して上皿
18内に遊技球を補給することができる。この際、遊技
者は玉貸し操作用釦58を目で見て位置を確認しなくて
も、手の感触で釦の周囲の突条62,63の数を感知し
て玉貸し操作用釦58であるか返却操作用釦59である
か否かを識別することができる。
【0065】なお、操作パネル55の表面に形成する感
触識別部は、遊技者が手で触れて(皮膚感覚で)玉貸し
操作用釦58であるか或は返却操作用釦59であるかを
識別することができればどのような形態でもよい。例え
ば、誤操作防止機能を兼ねて、一方の釦(玉貸し操作用
釦58)の周囲を当該釦の突出高さよりも高い突条で囲
み、他方の釦(返却操作用釦59)の周囲には突条を形
成しないで、突条で囲まれているか否かで両釦を識別で
きるように構成してもよい。また、感触識別部は玉貸し
操作用釦58と返却操作用釦59の形状や大きさを異な
らせることによって識別できるようにしてもよい。
【0066】例えば、図10に示す実施例は、左側の玉
貸し操作用釦58を丸い大きな釦とし、右側の返却操作
用釦59を丸い小さな釦として、同じ形状であっても大
きさを異ならせてある。したがって、遊技者は、手で玉
貸し操作用釦58か返却操作用釦59のいずれかに触れ
れば、その大きさによっていずれの釦であるかを識別す
ることができ、目で見て確認しなくても、上皿18内の
遊技球が不足した場合には、手の感触で玉貸し操作用釦
58を探し当てて上皿18内に遊技球を補給することが
できる。
【0067】また、玉貸し操作用釦58を円形、返却操
作用釦59を正方形にするなどして、釦の形状自体を異
ならせることによっても、手の感触で識別できる。
【0068】前述した操作パネル55、玉貸し操作用釦
58、返却操作用釦59は感触識別部を形成して表面に
凹凸があるので、日常の拭き掃除を丁寧に行なっても汚
れが残り易く、衛生管理上、好ましくない。そこで、本
発明では、操作パネル55、玉貸し操作用釦58、返却
操作用釦59をいずれもプラスチック製とし、しかも抗
菌機能をもたせてある。例えば、ABS樹脂に無機系抗
菌材を混練して射出成型或は熱塑性加工してパネル55
にしたり、釦58,59にする。
【0069】無機系抗菌材としては、チオスルファト銀
錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリカで覆っ
た抗菌材であることが好ましい。この抗菌材は、抗菌効
果をもつ銀錯塩を微量ずつ浸み出すように調整してある
ので、抗菌性能が長時間持続でき、大腸菌、黄色ブドウ
状球菌、緑膿菌などの細菌やカビに効く。また、この抗
菌材は、多孔性なので吸着性に優れ、また、吸湿性があ
る。さらに、樹脂と同程度の透明性があるので、混練し
たプラスチックの着色に悪影響を及ぼすことがなく、操
作パネル55の様に装飾性を重視する部分に使用しても
何等支障がない。
【0070】したがって、上記無機系抗菌材を混練した
プラスチック製操作パネル55、玉貸し操作用釦58、
返却操作用釦59は、感触識別部の凹凸があって日常の
清掃で汚れを除去しきれない場合であっても、遊技者が
万一汚れた手で触れても、抗菌材の抗菌作用により操作
パネル55や玉貸し関連操作部52が黒ずんだり、ヌメ
リや悪臭を発生することを防止することができる。ま
た、遊技者が汗で濡れた手で触れた場合、抗菌材に吸湿
性があるので、表面が汗でべとつくこともない。
【0071】また、操作パネル55、玉貸し操作用釦5
8、及び返却操作用釦59は、抗菌材を混入したプラス
チック製とすることが耐久性の観点から望ましいが、プ
ラスチックで成形した後に、表面に抗菌材を塗布するこ
とにより抗菌機能をもたせてもよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下に述べる効果を奏する。請求項1に記載の遊技機で
は、遊技者が接する部分が抗菌材混入プラスチック製な
ので、この部分に不特定の遊技者が接しても、プラスチ
ックに混入してある抗菌材が付着した細菌の繁殖を阻止
し、滅菌する。したがって、滅菌機能のない従来の遊技
機に比較して遥かに衛生的である。
【0073】請求項2に記載のものは、遊技者が接する
部材がプラスチック製であって、この表面には抗菌材が
塗布されているので、不特定の遊技者がこの部分に接し
ても、プラスチック表面の抗菌材が滅菌して細菌の繁殖
を阻止する。したがって、滅菌機能のない従来の遊技機
に比較して遥かに衛生的である。
【0074】請求項3に記載のものは、遊技者が操作す
る遊技操作部が、チオスルファト銀錯塩をシリカゲルに
担持させ、その表面をシリカで覆った無機系抗菌材を混
入したプラスチックにより構成されているので、遊技者
が遊技に熱中して手に汗をかいても、この汗は上記無機
系抗菌材の吸湿性により吸いとられる。したがって、遊
技操作部が汗でべとつくことがない。また、遊技操作部
に付着した細菌等は、プラスチックに混入した無機系抗
菌材の滅菌作用により繁殖が阻止される。したがって、
不特定の遊技者が繰り返し接触する遊技操作部であって
も、黒ずんだり、ヌメリや悪臭が発生することを防止で
き、常に清潔に保つことができて衛生的である。
【0075】請求項4に記載のものは、遊技球を投入す
る上皿18、遊技者が操作する遊技操作部、賞球が排出
される下皿がそれぞれプラスチック製とし、このプラス
チックには、チオスルファト銀錯塩をシリカゲルに担持
させ、その表面をシリカで覆った無機系抗菌材を混入し
てあるので、遊技者の手が触れて手の掌の汗が上皿1
8、遊技操作部、下皿などに付着しても、上記無機系抗
菌材の吸湿性により吸収することができ、汗によるべと
つきを解消することができる。また、上皿18、遊技操
作部、下皿を構成するプラスチックの無機系抗菌材が細
菌の繁殖を阻止するので、これらが黒ずんだり、ヌメリ
や悪臭を発生することを防止でき、衛生的である。
【0076】請求項5に記載のものは、額縁状の前面枠
の表面に、チオスルファト銀錯塩をシリカゲルに担持さ
せ、その表面をシリカで覆った無機系抗菌材を混入した
プラスチックのシートを貼着したので、このシートが前
面枠の継目を覆い隠すばかりでなく、遊技者が触って付
着した細菌等の繁殖を防止することができる。したがっ
て、前面枠の表面が黒ずんだり、ヌメリを発生すること
などを防止することができる。
【0077】請求項6に記載のものは、チオスルファト
銀錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリカで覆
った無機系抗菌材を混入したプラスチックにより前面枠
を形成したので、遊技者が前面枠に触っても、表面に付
着した細菌等の繁殖を防止することができる。したがっ
て、前面枠の表面が黒ずんだり、ヌメリを発生すること
などを防止することができる。
【0078】請求項7に記載のものは、遊技者が玉貸し
の際に操作する玉貸し関連操作部が抗菌材混入プラスチ
ック製なので、この部分に不特定の遊技者が接しても、
プラスチックに混入してある抗菌材が付着した細菌の繁
殖を阻止し、滅菌する。したがって、滅菌機能のない従
来の遊技機に比較して遥かに衛生的である。
【0079】請求項8に記載のものは、遊技者が接する
玉貸し関連操作部の表面に抗菌材を塗布したので、この
部分に不特定の遊技者が接しても、プラスチック表面の
抗菌材が付着した細菌の繁殖を阻止し、滅菌する。した
がって、滅菌機能のない従来の遊技機に比較して遥かに
衛生的である。
【0080】請求項9に記載のものは、玉貸し操作用釦
の表面に、遊技者の皮膚感覚によって玉貸し操作用釦で
あることを識別可能な玉貸し用感触識別部を一体成形
し、返却操作用釦の表面に、遊技者の皮膚感覚によって
返却操作用釦であることを識別可能な返却用感触識別部
を形成したので、遊技者は、手で触れるだけで玉貸し操
作用釦であるか返却操作用釦であるかを識別することが
できる。したがって、遊技中に、その都度目で確認する
必要がなく、遊技に集中した状態で玉貸し操作を確実に
行なうことができる。そして、玉貸し操作用釦及び返却
操作用釦の表面に感触識別部を形成することにより凹凸
が生じ、この凹凸があって日常の清掃で汚れを除去しき
れない場合であって、遊技者が万一汚れた手で触れて
も、抗菌材の抗菌作用により玉貸し関連操作部が黒ずん
だり、ヌメリや悪臭を発生することを防止することがで
きる。また、遊技者が汗で濡れた手で触れた場合、抗菌
材に吸湿性があるので、表面が汗でべとつくこともな
い。
【0081】請求項10に記載のものは、操作パネルを
抗菌材混入プラスチックによって成形し、該操作パネル
の表面に、遊技者の皮膚感覚によって玉貸し操作用釦と
返却操作用釦とを識別可能な感触識別部を形成したの
で、不特定の遊技者が接しても、抗菌材が付着した細菌
の繁殖を阻止し、滅菌する。したがって、滅菌機能のな
い従来の遊技機に比較して遥かに衛生的である。また、
操作パネルに形成した感触識別部に触れるだけで、玉貸
し操作用釦と返却操作用釦とを区別することができる。
したがって、遊技中に、その都度目で確認する必要がな
く、遊技に集中した状態で玉貸し操作を確実に行なうこ
とができる。
【0082】請求項11に記載のものは、玉貸し操作用
釦と返却操作用釦の形状を異ならせたので、遊技者が手
で触れるだけで玉貸し操作用釦と返却操作用釦とを区別
することができる。
【0083】請求項12に記載のものは、操作パネルの
表面に臨む玉貸し操作用釦と返却操作用釦の大きさを異
ならせたので、遊技者が手を触れるだけで玉貸し操作用
釦と返却操作用釦とを区別することができる。
【0084】請求項13に記載のものは、玉貸し関連操
作部は、チオスルファト銀錯塩をシリカゲルに担持さ
せ、その表面をシリカで覆った無機系抗菌材を混入した
プラスチックにより構成したもので、遊技者が玉貸し関
連操作部に触っても、表面に付着した細菌等の繁殖を防
止することができる。したがって、玉貸し関連操作部の
表面が黒ずんだり、ヌメリを発生することなどを防止す
ることができる。
【0085】請求項14に記載のものは、チオスルファ
ト銀錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリカで
覆った無機系抗菌材を混入したプラスチックにより上記
操作パネルを成形したので、遊技者が操作パネルに触っ
ても、表面に付着した細菌等の繁殖を防止することがで
きる。したがって、操作パネルの表面が黒ずんだり、ヌ
メリを発生することなどを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前面枠を開いた状態におけるパチンコ遊技機の
斜視図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】遊技盤の正面図である。
【図4】前面枠の下部の側面図である。
【図5】発射ハンドルの表側から見た斜視図である。
【図6】発射ハンドルの裏側から見た斜視図である。
【図7】玉貸し機能を備えたパチンコ遊技機の斜視図で
ある。
【図8】玉貸し関連操作部を配設した操作パネルの第1
実施例の平面図である。
【図9】玉貸し関連操作部を配設した操作パネルの第2
実施例の平面図である。
【図10】玉貸し関連操作部を配設した操作パネルの第
3実施例の平面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 2 前面枠 5 遊技盤 6 ガラス枠 8 遊技操作部としての発射ハンドル 18 上皿 22 入賞具 24 下皿 25 プラスチック製シート 27 上皿の前部装飾部材 28 上皿の皿本体 35 後方把持部 36 前方把持部 37 回動ハンドル 38 可変抵抗器 40 起動スイッチ 51 玉貸し機能を備えたパチンコ遊技機 52 玉貸し関連操作部 55 操作パネル 56 カード残高表示器 57 玉貸しパイロットランプ 58 玉貸し操作用釦 59 返却操作用釦 60 玉貸し用感触識別部としての突起 61 返却用感触識別部としての突起 62 玉貸し用感触識別部としての突条 63 返却用感触識別部としての突条

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者が操作する遊技操作部を前面に有
    し、遊技操作部を操作して行った遊技で賞態様が形成さ
    れると遊技者に特典が付与される遊技機において、 遊技者に対向する前面に配設されて遊技者が接する部材
    をプラスチックによって成形し、該プラスチックには抗
    菌材を混入したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技者が操作する遊技操作部を前面に有
    し、遊技操作部を操作して行った遊技で賞態様が形成さ
    れると遊技者に特典が付与される遊技機において、 遊技者に対向する前面に配設されて遊技者が接する部材
    をプラスチックによって成形し、該プラスチック製部材
    の表面に抗菌材を塗布したことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技者が操作する遊技操作部を前面に有
    し、遊技操作部を操作して行った遊技で賞態様が形成さ
    れると遊技者に特典が付与される遊技機において、 上記遊技操作部は、チオスルファト銀錯塩をシリカゲル
    に担持させ、その表面をシリカで覆った無機系抗菌材を
    混入したプラスチックにより構成したことを特徴とする
    遊技機。
  4. 【請求項4】 遊技球を投入する上皿、遊技者が操作す
    る遊技操作部、賞球が排出される下皿をそれぞれ前面に
    有し、遊技操作部を操作すると上皿内の遊技球が取り込
    まれて遊技を行い、この遊技で賞態様が形成されると賞
    球が排出される遊技機において、 チオスルファト銀錯塩をシリカゲルに担持させ、その表
    面をシリカで覆った無機系抗菌材を混入したプラスチッ
    クにより上記上皿、遊技操作部、及び下皿を構成したこ
    とを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 額縁状の前面枠を開閉可能に設け、該前
    面枠の窓部を裏側から遊技盤で塞いだ遊技機において、 チオスルファト銀錯塩をシリカゲルに担持させ、その表
    面をシリカで覆った無機系抗菌材を混入したプラスチッ
    クのシートを上記前面枠の表面に貼着したことを特徴と
    する遊技機。
  6. 【請求項6】 額縁状の前面枠を開閉可能に設け、該前
    面枠の窓部を裏側から遊技盤で塞いだ遊技機において、 上記前面枠を、チオスルファト銀錯塩をシリカゲルに担
    持させ、その表面をシリカで覆った無機系抗菌材を混入
    したプラスチックにより成形したことを特徴とする遊技
    機。
  7. 【請求項7】 遊技者が操作する玉貸し関連操作部と遊
    技操作部を前面に有し、玉貸し関連操作部を操作して上
    皿に遊技球が貸し出され、遊技操作部の操作により遊技
    球を弾発して行った遊技で賞態様が形成されると遊技者
    に特典が付与される遊技機において、 遊技者に対向する遊技機前面に配設される上記玉貸し関
    連操作部をプラスチックによって成形し、該プラスチッ
    クには抗菌材を混入したことを特徴とする遊技機。
  8. 【請求項8】 遊技者が操作する玉貸し関連操作部と遊
    技操作部を前面に有し、玉貸し関連操作部を操作して上
    皿に遊技球が貸し出され、遊技操作部の操作により遊技
    球を弾発して行った遊技で賞態様が形成されると遊技者
    に特典が付与される遊技機において、 遊技者に対向する遊技機前面に配設される上記玉貸し関
    連操作部をプラスチックによって成形し、該プラスチッ
    ク製部材の表面に抗菌材を塗布したことを特徴とする遊
    技機。
  9. 【請求項9】 上記玉貸し関連操作部は、玉貸し操作用
    釦と返却操作用釦とからなり、 玉貸し操作用釦の表面に、遊技者の皮膚感覚によって玉
    貸し操作用釦であることを識別可能な玉貸し用感触識別
    部を一体成形し、 返却操作用釦の表面に、遊技者の皮膚感覚によって返却
    操作用釦であることを識別可能な返却用感触識別部を形
    成したことを特徴とする請求項7または請求項8に記載
    の遊技機。
  10. 【請求項10】 上記玉貸し関連操作部は玉貸し操作用
    釦と返却操作用釦とからなり、 玉貸し操作用釦および返却操作用釦の周囲に設けた操作
    パネルを抗菌材混入プラスチックによって成形し、該操
    作パネルの表面に、遊技者の皮膚感覚によって玉貸し操
    作用釦と返却操作用釦とを識別可能な感触識別部を形成
    したことを特徴とする請求項7乃至請求項8のいずれか
    に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 玉貸し操作用釦と返却操作用釦の形状
    を異ならせたことを特徴とする請求項7乃至請求項10
    のいずれかに記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 操作パネルの表面に臨む玉貸し操作用
    釦と返却操作用釦の大きさを異ならせたことを特徴とす
    る請求項7乃至請求項11のいずれかに記載の遊技機。
  13. 【請求項13】 玉貸し関連操作部は、チオスルファト
    銀錯塩をシリカゲルに担持させ、その表面をシリカで覆
    った無機系抗菌材を混入したプラスチックにより構成し
    たことを特徴とする請求項7乃至請求項12のいずれか
    に記載の遊技機。
  14. 【請求項14】 チオスルファト銀錯塩をシリカゲルに
    担持させ、その表面をシリカで覆った無機系抗菌材を混
    入したプラスチックにより上記操作パネルを成形したこ
    とを特徴とする請求項10に記載の遊技機。
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