JP4531460B2 - 入賞装置 - Google Patents
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Description
そして、この大入賞口となる入賞装置においては、更に開口部が横に広がるのに併せて上記底板も横長に形成し、この底板に受けた入賞球を前記セーフ球室に導く通路に誘導するため底板の上面を後方に傾斜させ、更にこの誘導通路の入口に向けて勾配を付して整列した状態で誘導できるように設定している。
周知のように、開閉扉は横長の板状をなす扉本体の左右の端部、更に詳しくは扉が起立した状態に閉塞したときに下方になる端部を、開口部の左右の下端部に支軸を介して回動自由に枢着することになるが、このとき軸芯を横向き(左右方向)にする支軸を開口部と開閉扉の間に介挿して枢着するのは、構造上簡単ではなく、またときにはこの枢着部が露出し外観を損ねることがあった。
勿論、当該特許文献に係る入賞装置ユニット26は、開閉板36,38(開閉扉)の取付けに関する提案ではないので、これに関する詳細な説明を欠くものとなっているが、現在実用化されているこの種入賞装置の開閉扉の支軸に関して見る限り、大なり小なり先の特許文献に類したものとなっており、上下の開閉扉にあっては上下個別に軸承する構造になっている。
以下、本発明を実施の形態に基づき具体的に説明すると共に、その他の発明につき併せて詳述することにする。
そして、図5は本発明入賞装置の一部を分解して示した前面側からの斜視図で、図6は同じく本発明の入賞装置の一部を分解して示した背面側から見た斜視図であり、図7は本体枠を中心とした中枢機構部分の前面側から見た分解斜視図である。
この板受部17,18及び19,20は、筺形をなす前記本体枠1の内部である球飛入空間21に入賞球を受ける球誘導板22,23を設置するための取付部であり、前方の切欠き口から上記球誘導板22,23の各左右の端部に設ける嵌合片24,25を嵌め入れることによって設置できるようにしてある。
尚、上記球誘導板22,23のうち、上段の球誘導板22は球飛入空間21内に設置されることによってこの空間を上下に2分し、実質的に本体枠1の内部に2つの独立した空間、即ち入賞室26,27を形成することになる。
この側枠28,29は、内部を中空にした縦長のブロック状に形成してあり、前面の板部には前記上下の球誘導板22,23に対応させた位置に、内向きに開口する軸受孔を備えた軸受部34,35及び36,37を一体に備えている。
尚、各開閉扉30,31には左右の端部の後部に開閉時に開閉範囲を規制するストッパー42,43を各突設してあり、このうち上方の開閉扉30の左方のストッパー42と下方の開閉扉31の右方のストッパー43にはそれぞれ後述するソレノイドによる開閉動作を受ける連動ピン44,45を設けてある。
左右の側枠28,29は本体枠1の側板11,12に向けて寄り添わせることで、上下の係止受部48,49に前記係止片46,47を受け入れ、完全に嵌ったところで先端の爪50,51を上記係止受部に設ける凹部52,53に掛け止め、一体に組付けられるようにしてある。
尚、球飛入空間21内に装着された球誘導板22,23は左右の側枠28,29が本体枠1に組付けられたとき、各側枠の前縁部に突設する抜止め片54,55によって前方への移動が拘束され、安定的に取付くことになる。
各ソレノイド56,57は同一の構造に係るもので、それぞれはコアにコイルを巻装した励磁体58と、プランジャ59、プランジャ59を常時伸長させ、開閉扉を閉塞した状態に付勢する巻ばね60と、上記プランジャ59の前後の伸縮動を揺動運動に変え、前記開閉扉30,31の連動ピン44,45に伝えるL字形の揺動腕61と、更にこれらの部材を収める合成樹脂製のケース62から構成されている。
上記係止片68,69は先端に爪70,71を備え、前記控部67と係止片68,69間にソレノイド56,57を挟み込ませたとき、前記ケース62の前部の外側面部に形成する切欠き部72に前記爪70,71を掛け止め固定するようにしてある。
そして、この固定によって揺動腕61の受部65を前方の側枠28,29の内部に突き出し、この内部に臨む開閉扉30,31の各連結ピン44,45に滑合して連結されることになる。図8と図9はこのソレノイド56,57と上下の開閉扉30,31との連結関係を示したものである。
裏カバー7は、ランプ基板3を装着するランプ基板ホルダー4と、中継基板5,6を装着するようになっており、ランプ基板ホルダー4は図示するように矩形の箱形に形成され中央部に貫通孔73を穿ち、上縁部には前方に向け突き出す2本の係止片74,74を備えている。そして、背面の縁部には内向きに爪を備えた複数の係止片75を後向きに突き出している。
尚、この2つの通路84,85は、本発明の入賞装置の中の空間部分を利用して本装置の上方に設置される入賞装置(例えば前記始動用入賞口)からの球の誘導を円滑に行うもので、構造的にやや大型化する装置の不要部分を逆に利用したものとなっている。
尚、飾り部材88a,88bの縞模様の前面部92a,92bは着色半透明にして図示しないLED‥‥の光を透し、装飾するようにしてある。また前記ランプ基板3の前面に備えるLED93‥‥の光により球入賞空間21を装飾するようにしてある。
この組立に当って、先に裏カバー7を本体枠1の背後に添わせ、前記ランプ基板ホルダ4の貫通孔73に通した軸76を裏カバー7の前面に設ける筒形のねじ受部94に受け止め、このねじ受部94の背後から通すねじ(図示せず)を前記軸76の軸端にねじ付けることによってこの裏カバー7と本体枠1とが仮係止されるようにしてある。
この結合によって、裏カバー7は軸76を解して本体枠1に連結し、取付基板2は上記ねじ受け透孔96とねじ受部97の連結を介して裏カバー7に結合し、本体枠1に結合することになる。従って、それぞれ個別に部品類を組付けた本体枠1と、取付基板2と、裏カバー7とが一体に組合い本発明の入賞装置を完成させることになる。
勿論この場合、上の開閉扉30が不要となることに伴って左方のソレノイド56も不要になり、このソレノイドを操作する中継基板6も不要となることは言うまでもない。
2 取付基板
3 ランプ基板
4 ランプ基板ホルダ
5,6 中継基板
7 裏カバー
8 背板
9 天板
10 底板
11,12 側板
17,18,19,20 板受部
21 球飛入空間
22,23 球誘導板
26,27 入賞室
28,29 側枠
30,31 開閉扉
34,35,36,37 軸受部
38,39 軸受孔
40,41 支軸
46,47 係止片
48,49 係止受部
56,57 ソレノイド
Claims (2)
- 背板の前方に天板と底板及び左右の側板を延設して前面が開放する球飛入空間を形成する本体枠と、該本体枠の前記左右の側板に添わせることで互いに向い合わせになる左右の側枠と、前記本体枠の球飛入空間内に棚設される球誘導板と、前記本体枠の前面開口部に開閉自由に枢着される開閉扉とを有してなる入賞装置にあって、前記本体枠は前記左右の側板の内面に前後方向に水平な板受部を形成して開口部前方から差し入れる前記球誘導板の両端を受け止め前記球飛入空間内に水平に支持せしめる一方、前記左右の側枠には相対向する面に前記板受部に近接させてそれぞれ軸受孔を形成し、該左右の側枠を前記本体枠を挟むようにして左右の側板に添わせて係止固定する際に上記それぞれの軸受孔に対して前記開閉扉の両側面から突き出す支軸を各嵌合させ軸承せしめて前記球飛入空間の前面開口部に上記開閉扉を開閉自由に枢着支持するようにしたことを特徴とする入賞装置。
- 背板の前方に天板と底板及び左右の側板を延設して前面が開放する球飛入空間を形成する本体枠と、該本体枠の前記左右の側板に添わせることで互いに向い合わせになる左右の側枠と、前記本体枠の球飛入空間内に棚設される球誘導板と、前記本体枠の前面開口部に開閉自由に枢着される開閉扉とを有してなる入賞装置にあって、前記本体枠は前記左右の側板の内面に上下二段に間隔を置いて前後方向に水平な板受部を形成し、該上下の板受部にそれぞれ開口部前方から差し入れる前記球誘導板の両端を受け止めて二段に渡し、上の球誘導板により前記球飛入空間を上下に2分して上下2つの入賞室とそれぞれの開口部を形成する一方、前記左右の側枠には相対向する面に前記上下の板受部に近接させて上下の軸受孔を左右向い合せに形成し、該左右の側枠を前記本体枠を挟むようにして左右の側板に添わせて係止固定する際に上記それぞれの軸受孔に対して上下の開閉扉の各側部に突設する支軸を嵌合させ、軸承せしめて前記2つの入賞室の各前面開口部にそれぞれ上記開閉扉を開閉自由に枢着支持するようにしたことを特徴とする入賞装置。
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