JP4531460B2 - 入賞装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機の入賞装置に関する。
パチンコ遊技機の遊技盤面には打球を受け入れ入賞球とする入賞装置が設備されるが、本発明はこの入賞装置の中で、特に入賞球を受け入れる開口部に開閉自由に蝶着される開閉扉を有してなる所謂大入賞口或いはアタッカーと称される入賞装置(以下、単に「入賞装置」という。)に関するものである。
上記入賞装置は、複数個の入賞球を受け入れられるように横幅を広くしてあり、1個づつの球を受けるタイプの入賞口に比較して大型に形成され、この中に開閉扉を開閉作動させるためのソレノイドや、ソレノイドの動作を開閉扉に伝達する連動手段、開閉扉の開放時に点灯し、或いは装飾するランプ、そしてこのランプや上記ソレノイドを作動制御するための電源や信号を送る中継基板等多くの部品類を組込み備えると共に、前記開閉扉の背後にはこの開閉扉を介して飛入する多くの入賞球を受け入れるための部屋、つまり球の飛入空間を設備するものとなっている。
上記球飛入空間は、周知の通り単なる空間ではなく、飛入した入賞球を遊技盤の背後に設けるセーフ球室(入賞球集合室)に速やかに誘導するため、底板を前記開閉扉を備える前面の開口部に対して後方に向けて下り勾配に形成している。
そして、この大入賞口となる入賞装置においては、更に開口部が横に広がるのに併せて上記底板も横長に形成し、この底板に受けた入賞球を前記セーフ球室に導く通路に誘導するため底板の上面を後方に傾斜させ、更にこの誘導通路の入口に向けて勾配を付して整列した状態で誘導できるように設定している。
この様に、開閉扉を備えた大型の入賞装置は、複雑に構成されることに加え、前記底板の如く上面を後傾斜に形成する必要があることから単純に成形することができず、前方に開放する開口部を有しながら成形時には後方を開放した状態で入賞装置の本体部を形成し、これを組立る際には遊技盤に取付けるため用意される取付基板に対しビス止め等によって固定しなければならないものとなっている。
更に厄介なことは、この入賞装置の開口部に開閉扉を組み付けることである。
周知のように、開閉扉は横長の板状をなす扉本体の左右の端部、更に詳しくは扉が起立した状態に閉塞したときに下方になる端部を、開口部の左右の下端部に支軸を介して回動自由に枢着することになるが、このとき軸芯を横向き(左右方向)にする支軸を開口部と開閉扉の間に介挿して枢着するのは、構造上簡単ではなく、またときにはこの枢着部が露出し外観を損ねることがあった。
更に加えて、この入賞装置において、入賞球の飛入口、つまり開口部を上下二段に設定すべく構成した場合、前記入賞球を誘導する底板を二段に設定することにおいて、また各飛入口に対し、それぞれ開閉扉を備える上で構造が更に複雑化してこれら上下の開口部を近接させた状態で設定できない問題があった。
従来、この種大型の入賞装置であって、且つ飛入口を上下二段に備えた入賞装置については例えば特許文献によって公知となっている。
特開2000−79212公報。明細書の段落0010〜0012及び0018、0019。図面の図1、図2、図4、図5、図7。 上記特許文献に開示される入賞装置ユニット26は、取付基板25に大入賞口21と小入賞口23を上下に開設し、各入賞口に大開閉板36と小開閉板38を備え、大入賞口用ソレノイド39と小入賞口用ソレノイド69により開閉自由にした構造となっている。そして、この装置においては取付基板25を共通にして、各入賞口から飛入した入賞球を受ける部屋を別々に形成し、しかもこの大小の入賞口21,23の間に横の桟を設けて上下の入賞口を間隔を設けて開設するものとしている。
また、上記各入賞口21,23に備えられる大小の開閉板36,38は、それぞれ支軸40,70によって回動自由に軸承するものとしているが、取付基板25の背面に固定される軸受に対しては、どの様な関係で軸承するのかについては示されていない。
勿論、当該特許文献に係る入賞装置ユニット26は、開閉板36,38(開閉扉)の取付けに関する提案ではないので、これに関する詳細な説明を欠くものとなっているが、現在実用化されているこの種入賞装置の開閉扉の支軸に関して見る限り、大なり小なり先の特許文献に類したものとなっており、上下の開閉扉にあっては上下個別に軸承する構造になっている。
本発明は、上述した従来の実情に鑑み、開閉する扉を有する可変型の大入賞口、乃至アタッカーと称される大型の入賞装置、中でも上下二段に飛入球を受け入れる開閉扉付きの入賞口を有してなる入賞装置等、内部構造が複雑で組立が困難であり、しかも構造の複雑さから小型化が難しくなっている入賞装置を改善し、製造性を向上させると共に、遊技盤の設置空間を考慮して狭い空間にも取付けが可能である小型化された入賞装置を提供することにある。
本発明は、上述の目的を達成するため、背板の前方に天板と底板並びに左右の側板を延設し、前面が開放する球飛入空間を形成する本体枠と、この本体枠の前記左右の側板に添わせて相対向する左右の側枠と、前記本体枠の球飛入空間内に棚設される球誘導板と、前記本体枠の開口部に支軸を介して開閉自由に枢着される開閉扉とを有してなる入賞装置を提供することにある。
本願発明を更に詳述すれば、背板の前方に天板と底板及び左右の側板を延設して前面が開放する球飛入空間を形成する本体枠と、該本体枠の前記左右の側板に添わせることで互いに向い合わせになる左右の側枠と、前記本体枠の球飛入空間内に棚設される球誘導板と、前記本体枠の前面開口部に開閉自由に枢着される開閉扉とを有してなる入賞装置あって、前記本体枠は前記左右の側板内面に前後方向に水平な板受部を形成して開口部前方から差し入れる前記球誘導板の両端を受け止め前記球飛入空間内に水平に支持せしめる一方、前記左右の側枠には相対向する前記板受部に近接させてそれぞれ軸受孔を形成し、該左右の側枠を前記本体枠を挟むようにして左右の側板に添わせて係止固定する際に上記それぞれの軸受孔に対して前記開閉扉の側面から突き出す支軸を嵌合させ軸承せしめて前記球飛入空間の前面開口部に上記開閉扉を開閉自由に枢着支持するようにしたことを特徴とする入賞装置を提供することにある。
また本発明は、背板の前方に天板と底板及び左右の側板を延設して前面が開放する球飛入空間を形成する本体枠と、本体枠の前記左右の側板に添わせることで互いに向い合わせになる左右の側枠と、前記本体枠の球飛入空間内に棚設される球誘導板と、前記本体枠の前面開口部に開閉自由に枢着される開閉扉とを有してなる入賞装置あって、前記本体枠は前記左右の側板内面上下二段に間隔を置いて前後方向に水平な板受部を形成し、該上下の板受部にそれぞれ開口部前方から差し入れる前記球誘導板の両端を受け止めて二段に渡し上の球誘導板により前記球飛入空間を上下に2分し上下2つの入賞室とそれぞれの開口部を形成する一方、前記左右の側枠には相対向する前記上下の板受部に近接させて上下の軸受孔を左右向い合せに形成し、該左右の側枠を前記本体枠を挟むようにして左右の側板に添わせて係止固定する際に上記それぞれの軸受孔に対して上下の開閉扉の側部に突設する支軸を嵌合させ、軸承せしめて前記2つの入賞室の各前面開口部にそれぞれ上記開閉扉を開閉自由に枢着支持するようにしたことを特徴とする入賞装置を提供することにある。










本発明は、開口部を塞ぐ開閉扉の枢着支持に当って左右の側枠の本体枠に対する取付けを利用して簡単に行うことができ、また本体枠の球飛入空間内に形成される入賞室の後方に向けて勾配を付す底板は球誘導板として別体に形成し、組込む構造にしたことから球飛入空間の成形、ひいては本体枠の成形が容易となり、入賞装置の製造性を高めることになる。
また、本発明は本体枠を中心とした中枢の機構部の組立と、裏カバーの組立と、取付基板を中心とした組立とを個別にして、本体枠を中間に配置し、前後から取付基板と裏カバーを添わせ、この取付基板と裏カバーとを連結することを通して本体枠を含む全体の組立を完成させる構造にしたことから、複雑な構造に係るにもかゝわらず極めて簡潔に、しかも高い精度を以て組立製造ができる利点がある。
更に本発明は、本体枠の高さを設定し、球飛入空間を定めたところで側板に形成する板受部に中段の球誘導板を支持させ、これによりこの球飛入空間内部を2つの入賞室に区分でき、またこの板受部及び下方の板受部に合せて側枠に軸受部を形成することから上下の入賞室の各開口部に対して上下の開閉扉を枢着支持することができ、従って、容易に上下2つの入賞口を備えた入賞装置を製造することができることになる。しかも、この上下の入賞口は一つの球飛入空間の中に隣接して設置できるため入賞装置全体の高さを低く設定することができ、これに伴って小型化が可能であり、設置空間の狭い遊技盤面上において極めて有利である。
以下、本発明を実施の形態に基づき具体的に説明すると共に、その他の発明につき併せて詳述することにする。
図面は、本発明に係る入賞装置を上下二段の入賞室と、それぞれの入賞室に入賞球を受け入れる開口部を一体に設けるようにした一実施の形態につき示したもので、図1は完成した本発明の入賞装置の前面側から見た開閉扉を閉塞した状態の斜視図、図2はその平面図、図3は背面図、図4は正面図である。
そして、図5は本発明入賞装置の一部を分解して示した前面側からの斜視図で、図6は同じく本発明の入賞装置の一部を分解して示した背面側から見た斜視図であり、図7は本体枠を中心とした中枢機構部分の前面側から見た分解斜視図である。
また、図10から図14は本発明入賞装置の中枢の機構部となる本体枠を中心に部分を組立てた斜視図であり、断面図である。そして、図15は裏カバーを中心とした前面側から見た分解斜視図であり、また図16は取付基板を背面側から見た分解斜視図である。
ここに示す本発明入賞装置は、大別して本体枠1を中心にした中枢の機構部分と、入賞装置の前面を飾る取付基板2を中心とした取付装飾部分と、照明ランプ基板3を取付けるランプ基板ホルダ4と電源と制御信号を中継する中継基板5,6を装着し、前記本体枠1の背面を覆う裏カバー7の3部分から構成されている。以下、これらの部分ごとに説明し、装置の全体を明らかにすることにする。
前記中枢機構部分とする本体枠1を中心とした部分につき、図5、図7を中心に説明すると、この本体枠1は起立する横長長方形状の背板8を基準にして上面に天板9を、下面に底板10を延設し、更に両端部に左右の側板11,12を各延設して前方を開放した浅い筺体に形成してあり、前記背板8の中段左隅部と下段右隅部には入賞球を背後の入賞球通路13,14に送る通路口15,16を開設している。
また左右において対面する前記側板11,12には高さの中間部と、最下段であって前記底板10の上面に沿った2ヶ所に前方から後方に向けて水平に切込む板受部17,18及び19,20をそれぞれ並行するように形成してある。
この板受部17,18及び19,20は、筺形をなす前記本体枠1の内部である球飛入空間21に入賞球を受ける球誘導板22,23を設置するための取付部であり、前方の切欠き口から上記球誘導板22,23の各左右の端部に設ける嵌合片24,25を嵌め入れることによって設置できるようにしてある。
上記2つの球誘導板22,23は上面22a,23aを後下りの勾配を付してあり、このうち上の球誘導板22は前記通路口15に向けて左下りの勾配が付してあり、また下の球誘導板23には通路口16に向けて中央部分が低く、そして左右両端が高くなるよう内向きの勾配が付してある。これによってそれぞれの球誘導板22,23の上面に入賞球が入ったとき、それぞれの通路口15,16に向けて速やかに誘導されるようになっている。
尚、上記球誘導板22,23のうち、上段の球誘導板22は球飛入空間21内に設置されることによってこの空間を上下に2分し、実質的に本体枠1の内部に2つの独立した空間、即ち入賞室26,27を形成することになる。
図中、28,29は前記本体枠1の両側部に組付けることによって上下2つの開閉扉30,31を前記上段の球誘導板22によって仕切られる上下の開口部32,33に装着する側枠である。
この側枠28,29は、内部を中空にした縦長のブロック状に形成してあり、前面の板部には前記上下の球誘導板22,23に対応させた位置に、内向きに開口する軸受孔を備えた軸受部34,35及び36,37を一体に備えている。
一方、この軸受部34,35及び36,37に支持される前記開閉扉30,31にはそれぞれの左右の側部に軸受孔38,39を開設し、これに独立して形成する合成樹脂製の支軸40,41を受け入れ、止め付けられるようにしてある。
尚、各開閉扉30,31には左右の端部の後部に開閉時に開閉範囲を規制するストッパー42,43を各突設してあり、このうち上方の開閉扉30の左方のストッパー42と下方の開閉扉31の右方のストッパー43にはそれぞれ後述するソレノイドによる開閉動作を受ける連動ピン44,45を設けてある。
図中46,47は、前記本体枠1の天板9と底板10の各両側から外に向けて延設した弾性を有した係止片であり、48,49は前記左右の側枠28,29の上下の面に前記係止片46,47を受けるため溝形に形成した係止受部である。
左右の側枠28,29は本体枠1の側板11,12に向けて寄り添わせることで、上下の係止受部48,49に前記係止片46,47を受け入れ、完全に嵌ったところで先端の爪50,51を上記係止受部に設ける凹部52,53に掛け止め、一体に組付けられるようにしてある。
左右の側枠28,29の上記組付けは、前記球誘導板22,23を本体枠1に組込んだのち行われることになるが、ここでは左右のいずれかの側枠28(又は29)を本体枠1に組付けたところで、この組付けを完了した側枠の軸受部、例えば左方の側枠28を組付けた場合にはこの軸受部34,35に上下の開閉扉30,31の左端部を臨ませ、これに開設する軸受孔38,39に嵌め付けた前記支軸40,41の他端部を嵌め入れ、上記一方の側枠28と上記上下の開閉扉30,31とを先ず組付け、これにより位置合せをしたところで、次に、上記同様の方法で他方の側枠29を本体枠に組付け、この組付けを介して上下の開閉扉30,31の右端部と右方の側枠29との間に支軸40,41を同様に介挿する。この2つの組付け工程を通して2つの側枠28,29の間に上下の開閉扉30,31をそれぞれ開閉自由に軸承するのである。
従って、左右両端から側方に向けて支軸40,41を突き出す上下の開閉扉30,31は、本体枠1を間にして左右から寄り合せる側枠28,29間に挟まれることを通してこれら左右の側枠28,29に形成する軸受部34,35,36,37に上記支軸40,41を嵌合させることになり、軸承されることになる。そして同時に、上記寄り合う左右の側枠28,29が係止片46,47によって本体枠1に組付け固定されることから上記支軸40,41による上下の開閉扉30,31は安定した状態で軸承され、且つ本体枠前面の開口部32,33に装着されることになる。
尚、球飛入空間21内に装着された球誘導板22,23は左右の側枠28,29が本体枠1に組付けられたとき、各側枠の前縁部に突設する抜止め片54,55によって前方への移動が拘束され、安定的に取付くことになる。
図中、56及び57は、前記上下の開閉扉30,31を開閉作動させるためのソレノイドである。
各ソレノイド56,57は同一の構造に係るもので、それぞれはコアにコイルを巻装した励磁体58と、プランジャ59、プランジャ59を常時伸長させ、開閉扉を閉塞した状態に付勢する巻ばね60と、上記プランジャ59の前後の伸縮動を揺動運動に変え、前記開閉扉30,31の連動ピン44,45に伝えるL字形の揺動腕61と、更にこれらの部材を収める合成樹脂製のケース62から構成されている。
励磁体58は、ケース62の後部に収めてプランジャ59と揺動腕61を前半部に収め、揺動腕61の支軸63をこのケースの前半部に軸着して揺動できるようにしてある。プランジャ59の前後の動きはピン64を介して揺動腕61に伝えられ、他端のC字形の受部65が上下して前記連結ピン44,45を上下させることになり、これにより前記開閉扉30,31が支軸40,41を支点にして開閉することになっている。
この2つのソレノイド56,57は、前記左右の側枠28,29の背面に別々に取付けられる。そして、ここでは本体枠1の後方に突き出す控部67と前記側枠28,29のそれぞれから後方に向けて延設する係止片68,69の間で狭持し、掛け止めることで本体枠1に組込むようにしてある。
上記係止片68,69は先端に爪70,71を備え、前記控部67と係止片68,69間にソレノイド56,57を挟み込ませたとき、前記ケース62の前部の外側面部に形成する切欠き部72に前記爪70,71を掛け止め固定するようにしてある。
そして、この固定によって揺動腕61の受部65を前方の側枠28,29の内部に突き出し、この内部に臨む開閉扉30,31の各連結ピン44,45に滑合して連結されることになる。図8と図9はこのソレノイド56,57と上下の開閉扉30,31との連結関係を示したものである。
図10乃至図14は、上記本体枠1を中心とした中枢機構部を構成する各部を組合せた状態を示す図であり、この様にして組立られる本体枠1の背後に前記裏カバー7が取付けられる。
裏カバー7は、ランプ基板3を装着するランプ基板ホルダー4と、中継基板5,6を装着するようになっており、ランプ基板ホルダー4は図示するように矩形の箱形に形成され中央部に貫通孔73を穿ち、上縁部には前方に向け突き出す2本の係止片74,74を備えている。そして、背面の縁部には内向きに爪を備えた複数の係止片75を後向きに突き出している。
このランプ基板ホルダー4は上記貫通孔73に本体枠1の控部67に後向きに突出する軸76を嵌合し、更に上縁の2本の係止片74,74を本体枠1の天板後部に形成する係止部77,77に掛け止めることによってこの本体枠1に組付けられる。そして、ランプ基板3はこの基板ホルダー4の背後から押付け、縁部に係止片75を掛け止めることによって止着され、組付けられることになる。
一方、裏カバー7は上記ランプ基板ホルダー4を覆う大きさの箱形に形成して左右には前記ソレノイド56,57の後部を受け入れる空間78,79を形成し、背面には2組の係止爪80,80及び81,81を立設し、この係止爪によって前記中継基板5,6の縁部を掛け止め止着するようにしてある。
図中82,83は前記本体枠の上下の入賞室26,27に飛入した入賞球をその通路13,14を流下する途中で検出するための検出スイッチであり、84aは図示しない他の始動用入賞口に飛入した入賞球を誘導するため前記裏カバー7の背面に形成する通路84を被うカバーであり、また、85は同じく他の始動用入賞口からの球を誘導するため設けた誘導通路である。
尚、この2つの通路84,85は、本発明の入賞装置の中の空間部分を利用して本装置の上方に設置される入賞装置(例えば前記始動用入賞口)からの球の誘導を円滑に行うもので、構造的にやや大型化する装置の不要部分を逆に利用したものとなっている。
前記取付基板2は、本体枠1の前面を被って装飾すると共に、本発明入賞装置を遊技盤(図示せず)に取付けるためのものであり、この基板2の背面には本体枠1を中心にした機構部を組立てた状態(図14に示す組立状態を参照。)において本体枠1と左右の側枠28,29を抱え込める枠部86を備え、この枠部に囲まれる中央部分に上下の開口部26,27と、これらの開口部を閉ざす開閉扉30,31とを臨ませる大型の窓87を開設する。
上記窓87は、左右側縁部に側方に向けて拡張する切欠き部87a,87bを設け、後方から基板2の背面に臨む側枠28,29の前面の一部が覗くようにしてあり、更にこの切欠き部87a,87bには前面側から飾り部材88a,88bを当接し、基板2の背後から筒状の支持部89,89を通してねじ受け90,90にねじ付けるねじ(図示せず)により一体に止め付けるようにしてあり、これにより塞ぐと共に、この飾り部材88a,88bを基板の前面から突き出すように取付けるようにしてある。
上記飾り部材88a,88bは、取付基板2に取付くことによって前記窓87に臨む下方の開口部27の左右の縁に臨むことになる。このため取付基板2の前面に沿ってこの飾り部材上に打球が落下したとき内向きに傾斜する上面91a,91bで開放する開閉扉31に向けて誘導できるようになっており、従って、下方の開口部27が開放したとき一層打球が飛入し易い状態になっている。
尚、飾り部材88a,88bの縞模様の前面部92a,92bは着色半透明にして図示しないLED‥‥の光を透し、装飾するようにしてある。また前記ランプ基板3の前面に備えるLED93‥‥の光により球入賞空間21を装飾するようにしてある。
上記取付基板2と前記裏カバー7とは、それぞれの部品を前述説明のように組付けたのち、前記本体枠1を中心とした中枢機構部分の前後から添わせ、両者の抱き合せによってこの機構部分に組付け、本発明入賞装置を完成させることになる。
この組立に当って、先に裏カバー7を本体枠1の背後に添わせ、前記ランプ基板ホルダ4の貫通孔73に通した軸76を裏カバー7の前面に設ける筒形のねじ受部94に受け止め、このねじ受部94の背後から通すねじ(図示せず)を前記軸76の軸端にねじ付けることによってこの裏カバー7と本体枠1とが仮係止されるようにしてある。
その後、本体枠1の前面側から取付基板2を添わせ、裏カバー7の左右の縁部95に形成するねじ受け透孔96,96に取付基板2の枠部86の左右の枠部分に後向きに設けるねじ受部97,97を当接し、上記ねじ受け透孔96,96を通して揉み込むねじで、このねじ受部97,97とを連結し、取付基板2と裏カバー7の結合を行う。
この結合によって、裏カバー7は軸76を解して本体枠1に連結し、取付基板2は上記ねじ受け透孔96とねじ受部97の連結を介して裏カバー7に結合し、本体枠1に結合することになる。従って、それぞれ個別に部品類を組付けた本体枠1と、取付基板2と、裏カバー7とが一体に組合い本発明の入賞装置を完成させることになる。
尚、本発明に係る入賞装置を製造するに当っては、ソレノイド56,57の励磁体58とプランジャ59、巻ばね60と、ランプ基板3、中継基板5,6を除く略全般に亘る部品につき合成樹脂を材料に成形することになる。そして、部品相互を組付ける各種の前記係止片46,47,69,74,75,80,81等は全て材料が有する弾性を利用して掛け止めることになる。
ところで、この合成樹脂による成形に当って最も構造が複雑となる本体枠1は、前述した如く、球誘導板30,31を別体に形成し、球飛入空間21を前方に開放した単なる筺形に形成することから射出成形によって製造する場合、前後に割る2つの金型で製造することができるものとなる。
また、上記説明の実施の形態では、入賞口を上下に揃えて並設し、この各入賞口に上下の開閉扉を枢着する構造の入賞装置につき説明したが、本体枠1の高さを2分の1にして、高さの途中に水平に渡す球誘導板22と左右の側板11,12に形成する板受部17,19を省略すると、本発明の入賞装置を一つの開口部と一つの開閉扉を備えた大入賞装置とすることができる。
勿論この場合、上の開閉扉30が不要となることに伴って左方のソレノイド56も不要になり、このソレノイドを操作する中継基板6も不要となることは言うまでもない。
本発明は、上記の如く構成されることから、開口部を塞ぐ開閉扉30,31の枢着支持に当って左右の側枠28,29の本体枠1に対する取付けを利用して簡単に行うことができ、また本体枠1の球飛入空間内に形成される入賞室の後方に向けて勾配を付す底板は球誘導板22,23として別体に形成し、組込む構造にしたことから球飛入空間の成形、ひいては本体枠の成形が容易となり、入賞装置の製造性を高めることになる。
また、本発明は本体枠1を中心とした中枢の機構部の組立と、裏カバー7の組立と、取付基板2を中心とした組立とを個別にして、本体枠1を中間に配置し、前後から取付基板2と裏カバー7を添わせ、この取付基板2と裏カバー7とを連結することを通して本体枠1を含む全体の組立を完成させる構造にしたことから、複雑な構造に係るにもかゝわらず極めて簡潔に、しかも高い精度を以て組立製造ができる利点がある。
更に本発明は、本体枠1の高さを設定し、球飛入空間を定めたところで側板11,12に形成する板受部17,19に中段の球誘導板22を支持させ、これによりこの球飛入空間内部を2つの入賞室に区分でき、またこの板受部17,19及び下方の板受部18,20に合せて側枠28,29に軸受部34,36及び35,37を形成することから上下の入賞室の各開口部26,27に対して上下の開閉扉30,31を枢着支持することができ、従って、容易に上下2つの入賞口を備えた入賞装置を製造することができることになる。しかも、この上下の入賞口は一つの球飛入空間の中に隣接して設置できるため入賞装置全体の高さを低く設定することができ、これに伴って小型化が可能であり、設置空間の狭い遊技盤面上において極めて有利である。
本発明に係る入賞装置の斜視図。 平面図。 背面図。 正面図。 入賞装置の部分の分解斜視図。 本体枠及び裏カバーを中心とした斜視図。 本体枠を中心とした斜視図。 図(A)は上開閉扉とソレノイドの関係を示す斜視図。 図(B)は図(A)の左側面図。 下開閉扉とソレノイドの関係を説明する図で、図(A)は開閉扉を開放した状態の斜視図、図(B)は図(A)の右側面図、図(C)は開閉扉を閉じた状態の斜視図、図(D)は図(C)の右側面図。 開閉扉を閉じた状態の本体枠と側枠を中心とした組立状態の斜視図。 図10における開閉扉を開放した状態の斜視図。 図10の中央縦断右側面図。 図11の中央縦断右側面図。 開閉扉を開放した状態における本体枠と側枠を中心とした組立状態の斜視図。 裏カバーを中心とした入賞装置の部分の分解斜視図。 取付基板の分解斜視図である。
符号の説明
1 本体枠
2 取付基板
3 ランプ基板
4 ランプ基板ホルダ
5,6 中継基板
7 裏カバー
8 背板
9 天板
10 底板
11,12 側板
17,18,19,20 板受部
21 球飛入空間
22,23 球誘導板
26,27 入賞室
28,29 側枠
30,31 開閉扉
34,35,36,37 軸受部
38,39 軸受孔
40,41 支軸
46,47 係止片
48,49 係止受部
56,57 ソレノイド

Claims (2)

  1. 背板の前方に天板と底板及び左右の側板を延設して前面が開放する球飛入空間を形成する本体枠と、該本体枠の前記左右の側板に添わせることで互いに向い合わせになる左右の側枠と、前記本体枠の球飛入空間内に棚設される球誘導板と、前記本体枠の前面開口部に開閉自由に枢着される開閉扉とを有してなる入賞装置あって、前記本体枠は前記左右の側板内面に前後方向に水平な板受部を形成して開口部前方から差し入れる前記球誘導板の両端を受け止め前記球飛入空間内に水平に支持せしめる一方、前記左右の側枠には相対向する前記板受部に近接させてそれぞれ軸受孔を形成し、該左右の側枠を前記本体枠を挟むようにして左右の側板に添わせて係止固定する際に上記それぞれの軸受孔に対して前記開閉扉の側面から突き出す支軸を嵌合させ軸承せしめて前記球飛入空間の前面開口部に上記開閉扉を開閉自由に枢着支持するようにしたことを特徴とする入賞装置。
  2. 背板の前方に天板と底板及び左右の側板を延設して前面が開放する球飛入空間を形成する本体枠と、本体枠の前記左右の側板に添わせることで互いに向い合わせになる左右の側枠と、前記本体枠の球飛入空間内に棚設される球誘導板と、前記本体枠の前面開口部に開閉自由に枢着される開閉扉とを有してなる入賞装置あって、前記本体枠は前記左右の側板内面上下二段に間隔を置いて前後方向に水平な板受部を形成し、該上下の板受部にそれぞれ開口部前方から差し入れる前記球誘導板の両端を受け止めて二段に渡し上の球誘導板により前記球飛入空間を上下に2分し上下2つの入賞室とそれぞれの開口部を形成する一方、前記左右の側枠には相対向する前記上下の板受部に近接させて上下の軸受孔を左右向い合せに形成し、該左右の側枠を前記本体枠を挟むようにして左右の側板に添わせて係止固定する際に上記それぞれの軸受孔に対して上下の開閉扉の側部に突設する支軸を嵌合させ、軸承せしめて前記2つの入賞室の各前面開口部にそれぞれ上記開閉扉を開閉自由に枢着支持するようにしたことを特徴とする入賞装置。
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