JP2009284938A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】振分装置により遊技球の振り分けを行った場合に振り分け結果を遊技者に分かり易く報知することができるパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】遊技球が入球可能な入球口を通過した遊技球を検知する入球検知SWと、入球検知SWを通過した遊技球を始動領域又はハズレ領域の何れかに振り分ける振分手段と、遊技盤面の略中央に配置された画像表示器と、始動入球装置の入球口と画像表示器との間に配設される連結表示器と、画像表示器の表示を制御する画像表示制御手段82と、連結表示器22の表示を制御する連結表示制御手段81と、を備え、連結表示制御手段81は、入球検知SWにより遊技球を検知したときに連結表示器22に初期演出表示を行う初期演出表示制御手段83を有し、画像表示制御手段82は、画像表示器21に判定演出表示を行う判定演出表示制御手段84を有するようにした。
【選択図】図8
【解決手段】遊技球が入球可能な入球口を通過した遊技球を検知する入球検知SWと、入球検知SWを通過した遊技球を始動領域又はハズレ領域の何れかに振り分ける振分手段と、遊技盤面の略中央に配置された画像表示器と、始動入球装置の入球口と画像表示器との間に配設される連結表示器と、画像表示器の表示を制御する画像表示制御手段82と、連結表示器22の表示を制御する連結表示制御手段81と、を備え、連結表示制御手段81は、入球検知SWにより遊技球を検知したときに連結表示器22に初期演出表示を行う初期演出表示制御手段83を有し、画像表示制御手段82は、画像表示器21に判定演出表示を行う判定演出表示制御手段84を有するようにした。
【選択図】図8
Description
本発明は、入球口に入球した遊技球を始動領域又は非始動領域の何れかに振り分ける振分機能を備えたパチンコ遊技機に関するものである。
昨今のパチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞するという始動条件の成立に伴って特別図柄が変動を開始し、特定の図柄(例えば「777」など三つ揃い図柄)にて停止することで、特別遊技状態である大当たり状態に移行するように構成されている。
大当たり状態においては、ソレノイドの作動により大入賞口が所定期間開放されるか、所定期間に規定数の遊技球の入賞が検出されるまで継続的に開閉することで第1ラウンドとして動作する。以下同様のラウンド動作が所定ラウンド数(当選した大当たりの内容に応じて、最高16ラウンド)繰り返され、このような大当たり状態の期間中に多数の遊技球を獲得できるようにしたものである。大当たり遊技時のラウンド回数は、始動口の入賞を契機に内部的に抽選を行って決定するようにしている。
大当たり状態においては、ソレノイドの作動により大入賞口が所定期間開放されるか、所定期間に規定数の遊技球の入賞が検出されるまで継続的に開閉することで第1ラウンドとして動作する。以下同様のラウンド動作が所定ラウンド数(当選した大当たりの内容に応じて、最高16ラウンド)繰り返され、このような大当たり状態の期間中に多数の遊技球を獲得できるようにしたものである。大当たり遊技時のラウンド回数は、始動口の入賞を契機に内部的に抽選を行って決定するようにしている。
ところで、従来のパチンコ遊技機の中には、入球した遊技球を当りルートと外れルートのいずれか一方へと振り分ける振分装置を備えたものがある。
例えば、特許文献1には、遊技盤面上を転動した遊技球が振分装置に入球すると、この遊技球を最後部の揺動誘導面部(第1段目の揺動誘導面部)まで案内し、この揺動誘導面部上で遊技球を揺動させ、遊技球の揺動が終息すると遊技球を前後方向中央部の揺動誘導面部(第2段目の揺動誘導面部)に誘導する。第2段目の揺動誘導面部は、この揺動誘導面部上で遊技球を揺動させ、遊技球の揺動が終息すると遊技球を最前部の揺動誘導面部(第3段目の揺動誘導面部)に誘動する。第3段目の揺動誘導面部は、この揺動誘導面部の上で遊技球を揺動させ、揺動が終息したとき、遊技球が始動入賞口の真上に位置する場合には、遊技球は当りルートへ振り分けられたこととなり、始動入賞口への遊技球の入賞の確率を高くし、他方、揺動が終息したとき、遊技球が始動入賞口の真上以外に位置する場合には、遊技球は外れルートへ振り分けられたこととなり、始動入賞口への遊技球の入賞を低くするようにしたパチンコ遊技機の振分装置が開示されている。
また特許文献2には、始動領域である特別図柄始動入賞口と、始動領域ではない一般入賞口と、入賞した遊技球を特別図柄始動入賞口または一般入賞口に択一的に振り分ける振り分け手段とを有する振分入賞装置を備え、図柄の平均変動時間を伸長するようにしたパチンコ遊技機が開示されている。
特開2001−334031公報
特開2003−144651公報
例えば、特許文献1には、遊技盤面上を転動した遊技球が振分装置に入球すると、この遊技球を最後部の揺動誘導面部(第1段目の揺動誘導面部)まで案内し、この揺動誘導面部上で遊技球を揺動させ、遊技球の揺動が終息すると遊技球を前後方向中央部の揺動誘導面部(第2段目の揺動誘導面部)に誘導する。第2段目の揺動誘導面部は、この揺動誘導面部上で遊技球を揺動させ、遊技球の揺動が終息すると遊技球を最前部の揺動誘導面部(第3段目の揺動誘導面部)に誘動する。第3段目の揺動誘導面部は、この揺動誘導面部の上で遊技球を揺動させ、揺動が終息したとき、遊技球が始動入賞口の真上に位置する場合には、遊技球は当りルートへ振り分けられたこととなり、始動入賞口への遊技球の入賞の確率を高くし、他方、揺動が終息したとき、遊技球が始動入賞口の真上以外に位置する場合には、遊技球は外れルートへ振り分けられたこととなり、始動入賞口への遊技球の入賞を低くするようにしたパチンコ遊技機の振分装置が開示されている。
また特許文献2には、始動領域である特別図柄始動入賞口と、始動領域ではない一般入賞口と、入賞した遊技球を特別図柄始動入賞口または一般入賞口に択一的に振り分ける振り分け手段とを有する振分入賞装置を備え、図柄の平均変動時間を伸長するようにしたパチンコ遊技機が開示されている。
しかしながら、上記したような振分装置を備えたパチンコ遊技機は、振分装置における遊技球の振り分け結果が遊技者に分かり難いといった問題点があった。
本発明は、上記したような点を鑑みてなされたものであり、振分装置により遊技球の振り分けを行った場合に振り分け結果を遊技者に分かり易く報知することができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上記したような点を鑑みてなされたものであり、振分装置により遊技球の振り分けを行った場合に振り分け結果を遊技者に分かり易く報知することができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態により実現することが可能である。
即ち、本発明の第1の形態は、遊技球が入球可能な入球口と、前記入球口の近傍に配置され、前記入球口を通過した遊技球を検知する入球検知手段と、前記入球検知手段を通過した遊技球を始動領域又は非始動領域の何れかに振り分ける振分手段と、前記始動領域に振り分けられた遊技球を検知する始動検知手段と、遊技盤面の略中央に配置された画像表示手段と、前記入球口と前記画像表示手段との間の領域に配設される連結表示手段と、前記画像表示手段の表示を制御する画像表示制御手段と、前記連結表示手段の表示を制御する連結表示制御手段と、を備え、前記連結表示制御手段は、前記入球検知手段により遊技球を検知したときに前記連結表示手段に初期演出表示を行う初期演出表示制御手段を有し、前記画像表示制御手段は、前記画像表示手段に判定演出表示を行う判定演出表示制御手段を有することを特徴とする。
即ち、本発明の第1の形態は、遊技球が入球可能な入球口と、前記入球口の近傍に配置され、前記入球口を通過した遊技球を検知する入球検知手段と、前記入球検知手段を通過した遊技球を始動領域又は非始動領域の何れかに振り分ける振分手段と、前記始動領域に振り分けられた遊技球を検知する始動検知手段と、遊技盤面の略中央に配置された画像表示手段と、前記入球口と前記画像表示手段との間の領域に配設される連結表示手段と、前記画像表示手段の表示を制御する画像表示制御手段と、前記連結表示手段の表示を制御する連結表示制御手段と、を備え、前記連結表示制御手段は、前記入球検知手段により遊技球を検知したときに前記連結表示手段に初期演出表示を行う初期演出表示制御手段を有し、前記画像表示制御手段は、前記画像表示手段に判定演出表示を行う判定演出表示制御手段を有することを特徴とする。
また、本発明の第2の形態は、前記判定演出表示制御手段は、前記連結表示手段に初期演出画像が表示された後に、前記画像表示手段に判定演出画像を表示する表示制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の第3の形態は、前記入球検知手段により遊技球を検知したときに検知時点からの時間を計測する計測手段を備え、前記判定演出表示制御手段は、前記画像表示手段に判定演出画像が表示されている状態で、前記始動検知手段により遊技球が検知されたときに前記画像表示手段に判定結果演出画像を表示する判定結果演出表示制御手段と、前記計測手段による計測時間が所定時間に達したときに前記画像表示手段にハズレ演出画像を表示するハズレ演出表示制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の第4の形態は、特別図柄を表示する特別図柄表示手段と、前記始動検知手段により遊技球が検知されたときに特別図柄の変動表示を制御する図柄表示制御手段と、遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な変動入賞装置と、前記特別図柄表示手段に所定図柄が停止表示されることにより、前記変動入賞装置を所定時間開状態に変化させる開閉制御手段と、所定の大当たりゲームを実行する大当たりゲーム制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の第5の形態は、前記振分手段は、前記入球口に入球した遊技球を後方へ誘導する誘導通路と、前記誘導通路により誘導され遊技球を左右方向へ揺動させる第1揺動誘導面部と、前記第1揺動誘導面部により前方へ誘導された遊技球を左右方向へ揺動させて前記始動領域又は前記非始動領域のいずれか一方へ誘導する第2揺動誘導面部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の第3の形態は、前記入球検知手段により遊技球を検知したときに検知時点からの時間を計測する計測手段を備え、前記判定演出表示制御手段は、前記画像表示手段に判定演出画像が表示されている状態で、前記始動検知手段により遊技球が検知されたときに前記画像表示手段に判定結果演出画像を表示する判定結果演出表示制御手段と、前記計測手段による計測時間が所定時間に達したときに前記画像表示手段にハズレ演出画像を表示するハズレ演出表示制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の第4の形態は、特別図柄を表示する特別図柄表示手段と、前記始動検知手段により遊技球が検知されたときに特別図柄の変動表示を制御する図柄表示制御手段と、遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な変動入賞装置と、前記特別図柄表示手段に所定図柄が停止表示されることにより、前記変動入賞装置を所定時間開状態に変化させる開閉制御手段と、所定の大当たりゲームを実行する大当たりゲーム制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の第5の形態は、前記振分手段は、前記入球口に入球した遊技球を後方へ誘導する誘導通路と、前記誘導通路により誘導され遊技球を左右方向へ揺動させる第1揺動誘導面部と、前記第1揺動誘導面部により前方へ誘導された遊技球を左右方向へ揺動させて前記始動領域又は前記非始動領域のいずれか一方へ誘導する第2揺動誘導面部と、を備えることを特徴とする。
本発明のパチンコ遊技機では、入球口と画像表示手段との間の領域に連結表示手段を設け、入球検知手段により遊技球を検知したときは、連結表示制御手段により連結表示手段に遊技球が入球した旨を示す初期演出画像を表示する表示制御を実行させると共に、画像表示制御手段により画像表示手段に判定演出画像を表示する表示制御を実行させることで、振分手段による遊技球の振り分け結果を遊技者に分かり易く報知することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
この図1に示すパチンコ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤1が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤1の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤1の下部には遊技球を貯留する受け皿部102と、この受け皿部102の遊技球を発射する発射レバー103等が設けられている。
受け皿部102の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン104が設けられている。また、図示しないが受け皿部102の上面には遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部102内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
図1は本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の全体正面図である。
この図1に示すパチンコ遊技機100は、矩形形状の枠101を有し、この枠101の窓孔に対して遊技盤1が着脱可能に取り付けられている。
遊技盤1の前面側には、図示しないガラス枠が開閉可能に取り付けられている。また遊技盤1の下部には遊技球を貯留する受け皿部102と、この受け皿部102の遊技球を発射する発射レバー103等が設けられている。
受け皿部102の上面には、例えば遊技者自身に操作を行わせて遊技に対する参加感を演出する演出ボタン104が設けられている。また、図示しないが受け皿部102の上面には遊技球の購入ボタン、購入取り消しボタン、受け皿部102内の遊技球を下方から外部に抜くための球抜きボタン等が設けられている。
遊技盤1の裏面には、液晶画面、主制御基板とサブ制御基板等、遊技の進行、演出に関わる裏部品を組み付けた合成樹脂製の機構板(何れも図示せず)が開閉自在に装着されている。遊技盤1における遊技領域2の周囲には、発射レバー103を操作することにより発射装置から発射された遊技球を遊技領域2の上部に案内したり、アウト口20に案内したりする外レールR1及び内レールR2が設けられている。
遊技盤1のほぼ中央には、画像表示器(画像表示手段)21が配置されている。画像表示器21は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、通常動作状態の時は、特別図柄に応じた画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。
遊技盤1の右側下方の遊技領域外には、第1特別図柄の変動と表示を行う第1特図表示器(特別図柄表示手段)10と、普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器11と、第2特別図柄の変動と表示を行う第2特図表示器12が設けられている。特別図柄変動中に後述する第1始動口スイッチ又は第2始動口スイッチによって遊技球の入賞が検知されると、当該入球によって得られる特別図柄の変動表示の権利、いわゆる保留球が保留される。この保留された保留球の数は、第1特別図柄保留表示器18及び第2特別図柄保留表示器19に表示される。
画像表示器21の下方には、第1特図表示器10に表示される第1特別図柄を作動させるための始動入球装置30が設けられている。なお、始動入球装置30の詳細は後述する。
画像表示器21の右側領域には、普通図柄表示器11に表示される普通図柄を作動させるためのゲート14が設けられている。ゲート14の内部にはゲートスイッチ14aが設けられており、遊技球がゲートスイッチ(SW)14aを通過したときに普通図柄表示器11の普通図柄を変動表示する。
遊技盤1のほぼ中央には、画像表示器(画像表示手段)21が配置されている。画像表示器21は、例えば、液晶表示装置等の液晶表示パネルにより構成され、通常動作状態の時は、特別図柄に応じた画像が表示される。また、所謂リーチ状態や特別遊技状態の時は、それぞれの遊技状態であることを示す演出画像等が表示される。
遊技盤1の右側下方の遊技領域外には、第1特別図柄の変動と表示を行う第1特図表示器(特別図柄表示手段)10と、普通図柄の変動と表示を行う普通図柄表示器11と、第2特別図柄の変動と表示を行う第2特図表示器12が設けられている。特別図柄変動中に後述する第1始動口スイッチ又は第2始動口スイッチによって遊技球の入賞が検知されると、当該入球によって得られる特別図柄の変動表示の権利、いわゆる保留球が保留される。この保留された保留球の数は、第1特別図柄保留表示器18及び第2特別図柄保留表示器19に表示される。
画像表示器21の下方には、第1特図表示器10に表示される第1特別図柄を作動させるための始動入球装置30が設けられている。なお、始動入球装置30の詳細は後述する。
画像表示器21の右側領域には、普通図柄表示器11に表示される普通図柄を作動させるためのゲート14が設けられている。ゲート14の内部にはゲートスイッチ14aが設けられており、遊技球がゲートスイッチ(SW)14aを通過したときに普通図柄表示器11の普通図柄を変動表示する。
ゲート14の下方には、第2特図表示器12に表示される第2特別図柄を作動させるための第2始動口として機能する電動式チューリップ15が設けられている。電動式チューリップ15の内部には、第2始動口スイッチ(始動検知手段)15aが設けられており、遊技球が第2始動口スイッチ(SW)15aを通過したときに第2特図表示器12の第2特別図柄を変動表示する。
電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)15は、普通図柄表示器11が所定形態にて停止した場合に遊技球の入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態になる。なお、本実施形態では、電チューを例に挙げて説明したが、あくまでも一例であり、遊技球の入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な構造のものであれば良い。
電チュー15の下方には、大入賞口16が設けられている。大入賞口16は、特別遊技状態である大当たり状態のときに開放状態になる開閉扉17を有しており、その内部には大入賞口スイッチ(SW)16aが設けられている。なお、本実施形態では、大入賞口16が遊技盤1の右側領域に配置されているが、これはあくまでも一例であり、遊技盤1の遊技領域2内であれば任意の位置に配置可能である。
電動式チューリップ(以下、「電チュー」と称する)15は、普通図柄表示器11が所定形態にて停止した場合に遊技球の入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態になる。なお、本実施形態では、電チューを例に挙げて説明したが、あくまでも一例であり、遊技球の入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な構造のものであれば良い。
電チュー15の下方には、大入賞口16が設けられている。大入賞口16は、特別遊技状態である大当たり状態のときに開放状態になる開閉扉17を有しており、その内部には大入賞口スイッチ(SW)16aが設けられている。なお、本実施形態では、大入賞口16が遊技盤1の右側領域に配置されているが、これはあくまでも一例であり、遊技盤1の遊技領域2内であれば任意の位置に配置可能である。
更に、本実施形態のパチンコ遊技機では、遊技盤面の略中央に配置された画像表示器21と、始動入球装置30の入球口39との間の領域に、画像表示器21と始動入球装置30とを連結する連結表示器(連結表示手段)22が配設されている。
連結表示器22は、例えば遊技盤面を透光性のアクリル板等により形成し、その背後にLED等の発光ダイオードを配置することによって構成される。
なお、本実施形態では、始動入球装置30の入球口39と画像表示器21との間の領域にのみ連結表示器22を配設するようにしているが、これはあくまでも一例であり、例えば始動入球装置30と画像表示器21との間の領域全体に連結表示器22を設けたり、或いは始動入球装置30と画像表示器21との間の領域に複数の連結表示器22を設けることも勿論可能である。
連結表示器22は、例えば遊技盤面を透光性のアクリル板等により形成し、その背後にLED等の発光ダイオードを配置することによって構成される。
なお、本実施形態では、始動入球装置30の入球口39と画像表示器21との間の領域にのみ連結表示器22を配設するようにしているが、これはあくまでも一例であり、例えば始動入球装置30と画像表示器21との間の領域全体に連結表示器22を設けたり、或いは始動入球装置30と画像表示器21との間の領域に複数の連結表示器22を設けることも勿論可能である。
図2は本実施形態のパチンコ遊技機に備えられている始動入球装置の斜視図、図3は始動入球装置の分解斜視図、図4は始動入球装置から正面カバー体を取り外した後の始動入球装置の斜視図、図5は遊技盤に取り付けられた始動入球装置の要部断面図、図6は前側揺動誘導部材の背面図をそれぞれ示す。
図2〜図6において、始動入球装置30は、遊技盤面(遊技盤の正面)1aにねじで固定されるベースプレート31を備える。
ベースプレート31は、ほぼ四角形状の窓孔32を有する。窓孔32の上端中央部には半円状の切欠部33が形成されており、この切欠部33の周縁部から後方に、ほぼ遊技球1個分の長さだけ、ほぼ半円筒状のフード部34が延設されている。また、窓孔32の下端部の後方に、後述する後側揺動誘導部材49を支持する支持部35が延設されている。
ベースプレート31の表面(前面)には、表面カバー体36が固着される。
表面カバー体36は、多角形の枠形状に形成されており、ほぼ遊技球1個分の厚さを有する。表面カバー体36は、前面に窓孔37を有し、この窓孔37は透明樹脂板38で塞がれ、表面カバー体36の内部は視認することができる。
図2〜図6において、始動入球装置30は、遊技盤面(遊技盤の正面)1aにねじで固定されるベースプレート31を備える。
ベースプレート31は、ほぼ四角形状の窓孔32を有する。窓孔32の上端中央部には半円状の切欠部33が形成されており、この切欠部33の周縁部から後方に、ほぼ遊技球1個分の長さだけ、ほぼ半円筒状のフード部34が延設されている。また、窓孔32の下端部の後方に、後述する後側揺動誘導部材49を支持する支持部35が延設されている。
ベースプレート31の表面(前面)には、表面カバー体36が固着される。
表面カバー体36は、多角形の枠形状に形成されており、ほぼ遊技球1個分の厚さを有する。表面カバー体36は、前面に窓孔37を有し、この窓孔37は透明樹脂板38で塞がれ、表面カバー体36の内部は視認することができる。
表面カバー体36の上端中央部には、入球口39及び誘導通路40が形成されている。入球口39は、上方へ開口しており、遊技盤面1a上を転動している遊技球が入球可能である。誘導通路40は、入球口39の下方に位置し、入球口39に入球した遊技球を受止め、ほぼ遊技球1個分だけ後方へ誘導する後下がりの傾斜部41を有する。誘導通路40の前面開口部42は、小カバー体43で塞がれる。
表面カバー体36の下端部の収容凹部44には、後方から前側揺動誘導部材45が挿入、収容される。
前側揺動誘導部材45の上面は、前側揺動誘導面部(第2揺動誘導面部)46を構成する。前側揺動誘導面部46は、左右方向に3つの谷部47を有し、互いに隣り合う谷部47の間に山部48が形成されている。各谷部47は、図6に示すように、後下がりの傾斜面によって形成されている。前側揺動誘導面部46は、後述する後側揺動誘導面部(第1揺動誘導面部)53の前端から落下してくる遊技球を山部48で受止め、左右方向へ揺動させた後、遊技球を、後方の後述する始動領域ルート58又はハズレ領域ルート(非始動領域ルート)59のいずれかのルートに振り分ける。ベースプレート31の窓孔32の後面には後側揺動誘導部材49が配される。
表面カバー体36の下端部の収容凹部44には、後方から前側揺動誘導部材45が挿入、収容される。
前側揺動誘導部材45の上面は、前側揺動誘導面部(第2揺動誘導面部)46を構成する。前側揺動誘導面部46は、左右方向に3つの谷部47を有し、互いに隣り合う谷部47の間に山部48が形成されている。各谷部47は、図6に示すように、後下がりの傾斜面によって形成されている。前側揺動誘導面部46は、後述する後側揺動誘導面部(第1揺動誘導面部)53の前端から落下してくる遊技球を山部48で受止め、左右方向へ揺動させた後、遊技球を、後方の後述する始動領域ルート58又はハズレ領域ルート(非始動領域ルート)59のいずれかのルートに振り分ける。ベースプレート31の窓孔32の後面には後側揺動誘導部材49が配される。
後側揺動誘導部材49は、入球口39の近傍である上端中央部に上下方向の貫通孔50を有する入球検知スイッチ52と、後壁部51とを有する。貫通孔50は、ベースプレート31のフード部34の真下に位置し、表面カバー体36の誘導通路40によって後方へ誘導されてきた遊技球を下方へ誘導する。また、後壁部51は、フード部34の後端開口部を塞ぎ、誘導通路40によって後方へ誘導されてきた遊技球を受け止め貫通孔50へ誘導する。
貫通孔50の下方に、後側揺動誘導面部53が配置される。後側揺動誘導面部53は、左右方向に2つの谷部54を有し、互いに隣り合う谷部54の間に山部55が形成されている。各谷部54は、前下がりの傾斜面によって形成されている。後側揺動誘導面部53は、貫通孔50から落下してきた遊技球を受止め、左右方向へ揺動させた後、ほぼ遊技球1個分だけ遊技球を前方へ誘導し、前端から前側揺動誘導面部46へ誘導する。
後側揺動誘導部材49の前面部の下端部に、開口部56が3つ左右方向に並んで設けられている。3つの開口部56は、後側揺動誘導面部53の下方に位置すると共に前側揺動誘導部材45の3つの谷部47に対向し、前側揺動誘導部材45の谷部47の上の遊技球を通過させて後方の始動領域ルート58又はハズレ領域ルート59へ案内する。
前側揺動誘導部材45の開口部56の後面に、ルート形成部材57が配置される。ルート形成部材57は、左右方向の中央部に位置する1つの始動領域ルート58と、始動領域ルート58の左側及び右側に位置する2つのハズレ領域ルート59を形成する。各ルート58、59は、後側揺動誘導部材49の開口部56から後方へ延びる水平通路部60と、水平通路部60の後端から下方へ垂直に延びる垂直通路部61とによって構成される。始動領域ルート58の垂直通路部61には、始動領域ルート58を通過する遊技球を検知するための第1始動口スイッチ(始動検知手段)62が配設される。始動入球装置30は、図5に示すように、遊技盤1の貫通した取付孔1bに挿入され、ねじ等で固定されている。
貫通孔50の下方に、後側揺動誘導面部53が配置される。後側揺動誘導面部53は、左右方向に2つの谷部54を有し、互いに隣り合う谷部54の間に山部55が形成されている。各谷部54は、前下がりの傾斜面によって形成されている。後側揺動誘導面部53は、貫通孔50から落下してきた遊技球を受止め、左右方向へ揺動させた後、ほぼ遊技球1個分だけ遊技球を前方へ誘導し、前端から前側揺動誘導面部46へ誘導する。
後側揺動誘導部材49の前面部の下端部に、開口部56が3つ左右方向に並んで設けられている。3つの開口部56は、後側揺動誘導面部53の下方に位置すると共に前側揺動誘導部材45の3つの谷部47に対向し、前側揺動誘導部材45の谷部47の上の遊技球を通過させて後方の始動領域ルート58又はハズレ領域ルート59へ案内する。
前側揺動誘導部材45の開口部56の後面に、ルート形成部材57が配置される。ルート形成部材57は、左右方向の中央部に位置する1つの始動領域ルート58と、始動領域ルート58の左側及び右側に位置する2つのハズレ領域ルート59を形成する。各ルート58、59は、後側揺動誘導部材49の開口部56から後方へ延びる水平通路部60と、水平通路部60の後端から下方へ垂直に延びる垂直通路部61とによって構成される。始動領域ルート58の垂直通路部61には、始動領域ルート58を通過する遊技球を検知するための第1始動口スイッチ(始動検知手段)62が配設される。始動入球装置30は、図5に示すように、遊技盤1の貫通した取付孔1bに挿入され、ねじ等で固定されている。
次に、上記のように構成される始動入球装置30の動作を説明する。
遊技盤面1a上を転動している遊技球が始動入球装置30の入球口39に上方から入球すると、遊技球は誘導通路40の傾斜部41によって後方へ誘導され、入球検知スイッチ52の貫通孔50を通過して後側揺動誘導面部53の山部55の上に落下する。遊技球が貫通孔50を通過すると入球検知スイッチ52がオンになり、後述する遊技制御基板111において、始動入球装置30の入球口39に遊技球が入球したことを検知し、遊技制御基板111は賞球払出装置に対して所定個数の賞球の払出を指示する。
後側揺動誘導面部53の山部55の上に落下した遊技球は、後側揺動誘導面部53において左右方向へ揺動し、揺動が終息して2つの谷部54のうちのいずれか一方の谷部54に落ち着くと、この谷部54の前下がりの傾斜面によりより前方へ移動し、谷部54の前端から前側揺動誘導面部46の対応する山部48の上に落下する。
前側揺動誘導面部46の山部48の上に落下した遊技球は、前側揺動誘導面部46において左右方向へ揺動し、揺動が終息して3つの谷部47のうちのいずれかの谷部47に落ち着くと、この谷部47の後下がりの傾斜面により後方へ移動し、後側揺動誘導部材49の対応する開口部56を通過して、ルート形成部材57の当りルート59又は2つのハズレ領域ルート59、59の何れかに振り分けられる。
遊技球が始動領域ルート58に振り分けられた場合、遊技球が垂直通路部61を通過するときに第1始動口スイッチ62がオンになり、遊技制御基板111において、始動領域への入賞が検知される。
他方、遊技球がハズレ領域ルート59に振り分けられた場合、遊技球は水平通路部60と垂直通路部61を通過してパチンコ遊技機の外へ排出される。
遊技盤面1a上を転動している遊技球が始動入球装置30の入球口39に上方から入球すると、遊技球は誘導通路40の傾斜部41によって後方へ誘導され、入球検知スイッチ52の貫通孔50を通過して後側揺動誘導面部53の山部55の上に落下する。遊技球が貫通孔50を通過すると入球検知スイッチ52がオンになり、後述する遊技制御基板111において、始動入球装置30の入球口39に遊技球が入球したことを検知し、遊技制御基板111は賞球払出装置に対して所定個数の賞球の払出を指示する。
後側揺動誘導面部53の山部55の上に落下した遊技球は、後側揺動誘導面部53において左右方向へ揺動し、揺動が終息して2つの谷部54のうちのいずれか一方の谷部54に落ち着くと、この谷部54の前下がりの傾斜面によりより前方へ移動し、谷部54の前端から前側揺動誘導面部46の対応する山部48の上に落下する。
前側揺動誘導面部46の山部48の上に落下した遊技球は、前側揺動誘導面部46において左右方向へ揺動し、揺動が終息して3つの谷部47のうちのいずれかの谷部47に落ち着くと、この谷部47の後下がりの傾斜面により後方へ移動し、後側揺動誘導部材49の対応する開口部56を通過して、ルート形成部材57の当りルート59又は2つのハズレ領域ルート59、59の何れかに振り分けられる。
遊技球が始動領域ルート58に振り分けられた場合、遊技球が垂直通路部61を通過するときに第1始動口スイッチ62がオンになり、遊技制御基板111において、始動領域への入賞が検知される。
他方、遊技球がハズレ領域ルート59に振り分けられた場合、遊技球は水平通路部60と垂直通路部61を通過してパチンコ遊技機の外へ排出される。
このように構成される始動入球装置30は、遊技盤面1a上を転動し、入球口39に入球した遊技球は、振分手段を構成している誘導通路40によってほぼ遊技球1個分だけ後方へ誘導され、落下して後側揺動誘導面部53に受止められ、この後側揺動誘導面部53の上で揺動した後、ほぼ遊技球1個分だけ前方へ誘導され、落下して前側揺動誘導面部46に受止められ、この前側揺動誘導面部46の上で揺動した後、後方の始動領域ルート58又はハズレ領域ルート59のいずれか一方へと誘導される。
このため、入球口39及び前側揺動誘導面部46は、遊技盤面1aから突出した位置に配されるとともに、後側揺動誘導面部53の少なくとも一部は、遊技盤1の取付孔1bの内側に位置することになり、始動入球装置30の前後方向の寸法が縮小化され、装置の小型化を図ることができる。また、始動入球装置30を遊技盤1に取り付けた際、遊技盤1の裏面から後方へ突出する長さが縮小し、設計の自由度の向上などを図ることができる。
このため、入球口39及び前側揺動誘導面部46は、遊技盤面1aから突出した位置に配されるとともに、後側揺動誘導面部53の少なくとも一部は、遊技盤1の取付孔1bの内側に位置することになり、始動入球装置30の前後方向の寸法が縮小化され、装置の小型化を図ることができる。また、始動入球装置30を遊技盤1に取り付けた際、遊技盤1の裏面から後方へ突出する長さが縮小し、設計の自由度の向上などを図ることができる。
図7は、本実施形態のパチンコ遊技機全体の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図7に示す遊技制御装置には、主(メイン)制御基板として、遊技の進行を制御する遊技制御基板111が設けられている、また副(サブ)制御基板として、遊技演出を制御する演出制御基板120、ランプ制御基板141、賞球の払い出しを制御する払出制御基板151等が設けられている。
遊技制御基板111は、メインCPU112、ROM113、RAM114、及び入出力インターフェース(以下、「I/O」と称する)115、116を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
I/O115には、始動入球装置30の入球口39の近傍に配置された入球検知スイッチ(SW)52、始動入球装置30の始動領域ルート58に配置された第1始動口スイッチ(SW)62、電チュー15に設けられた第2始動口SW15a、電チュー15を開閉動作させるための電チューソレノイド15b、ゲート14に設けられたゲートSW14a、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16aが接続されている。また大入賞口16の開閉扉17を開閉動作させるための大入賞口ソレノイド16b、普通図柄表示器11、第1特図表示器10、第2特図表示器12等が接続されている。
一方、I/O116は、演出制御基板120の演出制御部121に設けられているI/O125、払出制御基板151のI/O155、及び遊技制御基板111で生成された遊技情報を外部に出力可能な盤用外部情報端子基板160が接続されている。
この図7に示す遊技制御装置には、主(メイン)制御基板として、遊技の進行を制御する遊技制御基板111が設けられている、また副(サブ)制御基板として、遊技演出を制御する演出制御基板120、ランプ制御基板141、賞球の払い出しを制御する払出制御基板151等が設けられている。
遊技制御基板111は、メインCPU112、ROM113、RAM114、及び入出力インターフェース(以下、「I/O」と称する)115、116を有し、当該パチンコ遊技機の主たる制御を行う。
I/O115には、始動入球装置30の入球口39の近傍に配置された入球検知スイッチ(SW)52、始動入球装置30の始動領域ルート58に配置された第1始動口スイッチ(SW)62、電チュー15に設けられた第2始動口SW15a、電チュー15を開閉動作させるための電チューソレノイド15b、ゲート14に設けられたゲートSW14a、大入賞口16に入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16aが接続されている。また大入賞口16の開閉扉17を開閉動作させるための大入賞口ソレノイド16b、普通図柄表示器11、第1特図表示器10、第2特図表示器12等が接続されている。
一方、I/O116は、演出制御基板120の演出制御部121に設けられているI/O125、払出制御基板151のI/O155、及び遊技制御基板111で生成された遊技情報を外部に出力可能な盤用外部情報端子基板160が接続されている。
演出制御基板120は、演出制御部121、及び画像・音声制御部131から構成される。演出制御部121は、CPU122、ROM123、RAM124、I/O125、126、127を有し、遊技演出全体の制御を行う。
I/O125には、遊技制御基板111のI/O116と演出ボタン104とが接続されている。I/O126は、画像・音声制御部131のI/O135と接続され、I/O127はランプ制御基板141のI/O145と接続される。
画像・音声制御部131は、CPU132、ROM133、RAM134、I/O135、136を有し、演出制御部121の指示に基づいて画像及び音声の制御を行う。I/O136にはスピーカ105及び演出用の画像表示器21が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144、I/O145、146を有し、I/O146に接続されている連結表示器22や、各種ランプ、例えば盤ランプ147や枠ランプ148、可動役物149等の制御を行う。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154、I/O155、156を有し、I/O156に接続されている遊技球を払い出す払出装置157の払出駆動モータ等の駆動制御を行う。
また、I/O156には定位置検出SW158aや、払出球検出SW158b、球有り検出SW158c、満タン検出SW158d等が接続されている。また、I/O155には、枠用外部情報端子基板170等が接続されている。
I/O125には、遊技制御基板111のI/O116と演出ボタン104とが接続されている。I/O126は、画像・音声制御部131のI/O135と接続され、I/O127はランプ制御基板141のI/O145と接続される。
画像・音声制御部131は、CPU132、ROM133、RAM134、I/O135、136を有し、演出制御部121の指示に基づいて画像及び音声の制御を行う。I/O136にはスピーカ105及び演出用の画像表示器21が接続されている。
ランプ制御基板141は、CPU142、ROM143、RAM144、I/O145、146を有し、I/O146に接続されている連結表示器22や、各種ランプ、例えば盤ランプ147や枠ランプ148、可動役物149等の制御を行う。
払出制御基板151は、CPU152、ROM153、RAM154、I/O155、156を有し、I/O156に接続されている遊技球を払い出す払出装置157の払出駆動モータ等の駆動制御を行う。
また、I/O156には定位置検出SW158aや、払出球検出SW158b、球有り検出SW158c、満タン検出SW158d等が接続されている。また、I/O155には、枠用外部情報端子基板170等が接続されている。
図8は、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技制御基板に設けられている特徴的な機能ブロックを示した図である。
遊技制御基板111のROM113は、開閉制御手段71、図柄表示制御手段72、大当たりゲーム制御手段73、及び計測手段74を備えている。
開閉制御手段71は、特図表示器10、12に所定図柄が停止表示されたときに大入賞口16の開閉扉17を所定時間開状態に変化させる開閉制御を行う。
図柄表示制御手段72は、第1始動口SW62又は第2始動口SW15aにより遊技球が検知されることにより特図表示器10又は特図表示器12に特別図柄の変動表示の制御を行う。
大当たりゲーム制御手段73は、特図表示器10又は特図表示器12に所定図柄が表示されたときに所定の大当たりゲームを実行する。大当たりゲームとしては、例えば一定期間、大入賞口16が開放状態となるか、もしくは大入賞口16に遊技球が規定数入賞されるまでを一回の開放動作(この一回の開放動作を1ラウンドという)としたきに、15ラウンド(15R)の開放動作を繰り返す15ラウンド大当たりゲームや、7ラウンド(7R)の開放動作を繰り返す7ラウンド大当たりがある。また上記した大当たりの他に大入賞口16の開成時間が、例えば0.4秒と極めて短く且つ大入賞口の開放回数が2回の2ラウンド(2R)大当たりがある。
計測手段74は、入球検知SW52により遊技球を検知したときに、検知した時点からの時間を計測する。なお、計測手段74は、計測を行っている途中で入球検知SW52により新たな遊技球の入球を検知したときは計測をやり直すようにする。
遊技制御基板111のROM113は、開閉制御手段71、図柄表示制御手段72、大当たりゲーム制御手段73、及び計測手段74を備えている。
開閉制御手段71は、特図表示器10、12に所定図柄が停止表示されたときに大入賞口16の開閉扉17を所定時間開状態に変化させる開閉制御を行う。
図柄表示制御手段72は、第1始動口SW62又は第2始動口SW15aにより遊技球が検知されることにより特図表示器10又は特図表示器12に特別図柄の変動表示の制御を行う。
大当たりゲーム制御手段73は、特図表示器10又は特図表示器12に所定図柄が表示されたときに所定の大当たりゲームを実行する。大当たりゲームとしては、例えば一定期間、大入賞口16が開放状態となるか、もしくは大入賞口16に遊技球が規定数入賞されるまでを一回の開放動作(この一回の開放動作を1ラウンドという)としたきに、15ラウンド(15R)の開放動作を繰り返す15ラウンド大当たりゲームや、7ラウンド(7R)の開放動作を繰り返す7ラウンド大当たりがある。また上記した大当たりの他に大入賞口16の開成時間が、例えば0.4秒と極めて短く且つ大入賞口の開放回数が2回の2ラウンド(2R)大当たりがある。
計測手段74は、入球検知SW52により遊技球を検知したときに、検知した時点からの時間を計測する。なお、計測手段74は、計測を行っている途中で入球検知SW52により新たな遊技球の入球を検知したときは計測をやり直すようにする。
図9は、本実施形態のパチンコ遊技機の演出制御基板120に設けられている特徴的な機能ブロックを示した図である。
演出制御基板120のROM123は、連結表示制御手段81と画像表示制御手段82とを備えている。また、連結表示制御手段81は、初期演出表示制御手段83を有し、画像表示制御手段82は、判定演出表示制御手段84を有している。
連結表示制御手段81は、連結表示器22の表示制御を行う。このため、連結表示制御手段81は、初期演出表示制御手段83を有し、始動入球装置30の入球口39の近傍に配置されている入球検知SW52による遊技球検知に基づいて連結表示器22により初期演出表示を行う。初期演出表示とは、大当たりが発生するための最初のステップである始動入球装置30の入球口39に入球したことを遊技者に報知する演出表示であり、従って、始動入球装置30において入球した遊技球の振り分けが行われていることを遊技者に報知するための演出表示でもある。
演出制御基板120のROM123は、連結表示制御手段81と画像表示制御手段82とを備えている。また、連結表示制御手段81は、初期演出表示制御手段83を有し、画像表示制御手段82は、判定演出表示制御手段84を有している。
連結表示制御手段81は、連結表示器22の表示制御を行う。このため、連結表示制御手段81は、初期演出表示制御手段83を有し、始動入球装置30の入球口39の近傍に配置されている入球検知SW52による遊技球検知に基づいて連結表示器22により初期演出表示を行う。初期演出表示とは、大当たりが発生するための最初のステップである始動入球装置30の入球口39に入球したことを遊技者に報知する演出表示であり、従って、始動入球装置30において入球した遊技球の振り分けが行われていることを遊技者に報知するための演出表示でもある。
画像表示制御手段82は、画像表示器21の表示制御を行う。このため、画像表示制御手段82は、判定演出表示制御手段84を有し、判定演出表示制御手段84において、画像表示器21に始動入球装置30内に入球した遊技球が始動領域を通過したか否かの判定演出表示を行う。判定演出表示制御手段84による判定演出表示は、初期演出表示制御手段83による初期演出表示後に行うようにしている。
また判定演出表示制御手段84は、判定結果演出表示制御手段85と、ハズレ演出表示制御手段86とを有している。
判定結果演出表示制御手段85は、画像表示器21に判定演出画像が表示されている状態で、第1始動口SW62により遊技球が検知されたときに、画像表示器21に判定結果演出画像を表示する表示制御を行う。また、ハズレ演出表示制御手段86は、画像表示器21に判定演出画像が表示されている状態で、計測手段74による計測時間が所定時間に達したときに画像表示器21にハズレ演出画像を表示する表示制御を行う。
なお、本実施形態では、計測手段74により計測される計測時間が所定時間に達した場合、即ち入球検知SW52により遊技球の入球が検知されてから所定時間経過しても第1始動口SW62で遊技球を検知できなかった場合、遊技球はハズレ領域(非始動領域)に振り分けられたものとしてハズレ演出画像を表示するようにしたが、これはあくまでも一例であり、例えば、ハズレ領域に非始動検知スイッチを設け、この非始動検知スイッチで遊技球を検知したときにハズレ演出画像を表示するようにしてもよい。
また判定演出表示制御手段84は、判定結果演出表示制御手段85と、ハズレ演出表示制御手段86とを有している。
判定結果演出表示制御手段85は、画像表示器21に判定演出画像が表示されている状態で、第1始動口SW62により遊技球が検知されたときに、画像表示器21に判定結果演出画像を表示する表示制御を行う。また、ハズレ演出表示制御手段86は、画像表示器21に判定演出画像が表示されている状態で、計測手段74による計測時間が所定時間に達したときに画像表示器21にハズレ演出画像を表示する表示制御を行う。
なお、本実施形態では、計測手段74により計測される計測時間が所定時間に達した場合、即ち入球検知SW52により遊技球の入球が検知されてから所定時間経過しても第1始動口SW62で遊技球を検知できなかった場合、遊技球はハズレ領域(非始動領域)に振り分けられたものとしてハズレ演出画像を表示するようにしたが、これはあくまでも一例であり、例えば、ハズレ領域に非始動検知スイッチを設け、この非始動検知スイッチで遊技球を検知したときにハズレ演出画像を表示するようにしてもよい。
図10は、本実施形態のパチンコ遊技機の画像表示器と連結表示器の表示態様の一例を示した図である。
本実施形態のパチンコ遊技機では、始動入球装置30の入球口39に遊技球が入球すると、連結表示制御手段81は、始動入球装置30に遊技球が入球したことを遊技者に報知するための初期演出画像として、例えば、図10(a)に示すような画像を連結表示器22に表示する制御を行う。このとき、画像表示器21にも連結表示器22に表示した画像と同じ画像を表示するようにしても良い。
次に、画像表示制御手段82は、画像表示器21に始動入球装置30内に入球した遊技球が始動領域を通過したか否かの判定演出画像として、例えば図10(b)に示すような爆弾画像を画像表示器22に表示する制御を行う。
そして、図10(b)に示すような判定演出画像の表示を行っている状態で、始動入球装置30の第1始動口SW62において遊技球を検知された場合は、図10(c)に示すように、画像表示器21に判定結果画像を表示して第1始動口SW62の入賞に伴う変動図柄の表示制御を行う。一方、図10(b)に示すような判定演出表示を行っている状態で、始動入球装置30の第1始動口SW62において遊技球が検出されることなく、計測手段74の計測時間が所定時間に達した場合は、図10(d)に示すようなハズレ演出画像を表示する表示制御を行うようにした。
なお、図10に示したような振り分け判定演出を行っているときに、新たな遊技球が始動入球装置30に入球した場合は、振り分け判定演出を再度始めから行うようにしてもよいし、始動入球装置30内において複数の遊技球の振り分けが行われていることが分かるような振り分け判定演出を行うようにしてもよい。例えば、図10に示すような判定演出画像であれば、新たに遊技球が入球した場合は、爆弾画像を新たに追加して、遊技球ごとに振り分け判定演出を行うようにすることが考えられる。
本実施形態のパチンコ遊技機では、始動入球装置30の入球口39に遊技球が入球すると、連結表示制御手段81は、始動入球装置30に遊技球が入球したことを遊技者に報知するための初期演出画像として、例えば、図10(a)に示すような画像を連結表示器22に表示する制御を行う。このとき、画像表示器21にも連結表示器22に表示した画像と同じ画像を表示するようにしても良い。
次に、画像表示制御手段82は、画像表示器21に始動入球装置30内に入球した遊技球が始動領域を通過したか否かの判定演出画像として、例えば図10(b)に示すような爆弾画像を画像表示器22に表示する制御を行う。
そして、図10(b)に示すような判定演出画像の表示を行っている状態で、始動入球装置30の第1始動口SW62において遊技球を検知された場合は、図10(c)に示すように、画像表示器21に判定結果画像を表示して第1始動口SW62の入賞に伴う変動図柄の表示制御を行う。一方、図10(b)に示すような判定演出表示を行っている状態で、始動入球装置30の第1始動口SW62において遊技球が検出されることなく、計測手段74の計測時間が所定時間に達した場合は、図10(d)に示すようなハズレ演出画像を表示する表示制御を行うようにした。
なお、図10に示したような振り分け判定演出を行っているときに、新たな遊技球が始動入球装置30に入球した場合は、振り分け判定演出を再度始めから行うようにしてもよいし、始動入球装置30内において複数の遊技球の振り分けが行われていることが分かるような振り分け判定演出を行うようにしてもよい。例えば、図10に示すような判定演出画像であれば、新たに遊技球が入球した場合は、爆弾画像を新たに追加して、遊技球ごとに振り分け判定演出を行うようにすることが考えられる。
このように本実施形態のパチンコ遊技機では、画像表示器21と始動入球装置30との間に連結表示器22を設け、遊技球の振り分けが行われる始動入球装置30の入球口39に遊技球が入球したことを検知したときは、連結表示制御手段81により連結表示器22に遊技球が入球した旨を示す初期演出画像を表示する表示制御を行うと共に、画像表示制御手段82により画像表示器21に判定演出画像を表示する表示制御を行うことで、始動入球装置30における遊技球の振り分け結果を遊技者に分かり易く報知することができる。
また本実施形態では、連結表示器22に初期演出画像を表示した後に、画像表示器21により始動入球装置30に入球した遊技球が第1始動口SW62を通過したか否かの判定演出画像を表示することで、連結表示器22の初期演出画像と画像表示器21の判定演出画像とが連続した演出画像にすることができ、遊技者に面白みのある報知演出を提供することができる。
また本実施形態では、連結表示器22に初期演出画像を表示した後に、画像表示器21により始動入球装置30に入球した遊技球が第1始動口SW62を通過したか否かの判定演出画像を表示することで、連結表示器22の初期演出画像と画像表示器21の判定演出画像とが連続した演出画像にすることができ、遊技者に面白みのある報知演出を提供することができる。
以下、これまで説明した本実施の形態のパチンコ遊技機の動作を実現するために遊技制御装置の遊技制御基板111又は演出制御基板121が実行する処理の一例について説明する。なお、図11〜図15に示す処理は、遊技制御基板111のメインCPU112がROM113に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。また、図16、図17に示す処理は演出制御基板121のCPU122がROM123に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。
[メイン処理]
図11は、メインCPU112が実行するメイン処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、例えば1000msの時間待機した後(S1)、RAM114のアクセスを許可する(S2)。次に、RAMクリアスイッチがONであるか否かの判定を行い(S3)、ONであると判定した場合は(S3:Yes)、RAM114をクリアする(S4)。次いで、クリア時の作業領域を設定し(S5)、演出制御基板やランプ制御基板、払出制御基板などの各種サブ基板の設定を行う(S6)。
一方、ステップS3において、RAMクリアスイッチがONでないと判定した場合は(S3:No)、バックアップフラグがONであるか否かの判定を行う(S7)。バックフラグがONであると判定した場合は(S7:Yes)、チェックサムが正常であるか否かの判定を行う(S8)。チェックサムが正常であると判定した場合は(S8:Yes)、復旧処理を実行する(S9)。また、バックアップフラグがONでないと判定した場合(S7:No)、又はチェックサムが正常でないと判定した場合(S8:No)、ステップS4に進み、RAM114をクリアする。
次に、メインCPU112は、内蔵されているCTC(タイマカウンタ)の周期(例えば、4ms)を設定し(S10)、次いで、電源断監視処理を実行する(S11)。次に、変動パターン乱数を更新し(S12)、割込を禁止する(S13)。次に、初期値乱数を更新し(S14)、割込を許可する(S15)。以降、ステップS11からステップS15の処理を繰り返し実行する。
[メイン処理]
図11は、メインCPU112が実行するメイン処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、例えば1000msの時間待機した後(S1)、RAM114のアクセスを許可する(S2)。次に、RAMクリアスイッチがONであるか否かの判定を行い(S3)、ONであると判定した場合は(S3:Yes)、RAM114をクリアする(S4)。次いで、クリア時の作業領域を設定し(S5)、演出制御基板やランプ制御基板、払出制御基板などの各種サブ基板の設定を行う(S6)。
一方、ステップS3において、RAMクリアスイッチがONでないと判定した場合は(S3:No)、バックアップフラグがONであるか否かの判定を行う(S7)。バックフラグがONであると判定した場合は(S7:Yes)、チェックサムが正常であるか否かの判定を行う(S8)。チェックサムが正常であると判定した場合は(S8:Yes)、復旧処理を実行する(S9)。また、バックアップフラグがONでないと判定した場合(S7:No)、又はチェックサムが正常でないと判定した場合(S8:No)、ステップS4に進み、RAM114をクリアする。
次に、メインCPU112は、内蔵されているCTC(タイマカウンタ)の周期(例えば、4ms)を設定し(S10)、次いで、電源断監視処理を実行する(S11)。次に、変動パターン乱数を更新し(S12)、割込を禁止する(S13)。次に、初期値乱数を更新し(S14)、割込を許可する(S15)。以降、ステップS11からステップS15の処理を繰り返し実行する。
[タイマ割込処理]
図12は、メインCPU112が実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、割込処理として、乱数更新処理(S21)、スイッチ処理(S22)、大入賞口処理(S23)、図柄処理(S24)、賞球処理(S25)、出力処理(S26)を実行してメイン処理に戻る。
図12は、メインCPU112が実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、割込処理として、乱数更新処理(S21)、スイッチ処理(S22)、大入賞口処理(S23)、図柄処理(S24)、賞球処理(S25)、出力処理(S26)を実行してメイン処理に戻る。
次に、メインCPU112がタイマ割込処理において実行する各種処理について説明する。
[入球検知SW処理]
図13はメインCPUが実行する入球検知SW処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、入球口39の入球検知SW52がONであるか否かの判定を行い(S31)、入球検知SW52がONであると判定した場合は(S31:Yes)、RAM114に入球検知情報を記憶する(S32)。
次に、CPU112は、図柄変動中であるか否かの判定を行い(S33)、図柄変動中でないと判定した場合は(S33:No)、次に大当たり中であるか否かの判定を行う(S34)。大当たり中でないと判定した場合は(S34:No)、初期演出表示コマンド及び判定演出表示コマンドをセットして(S35)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS31において、入球検知SW52がONでないと判定した場合(S31:No)、ステップS33において、図柄変動中であると判定した場合は(S33:Yes)、ステップS34において、大当たり中であると判定した場合は(S34:Yes)、そのままメイン処理に戻る。
[入球検知SW処理]
図13はメインCPUが実行する入球検知SW処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、入球口39の入球検知SW52がONであるか否かの判定を行い(S31)、入球検知SW52がONであると判定した場合は(S31:Yes)、RAM114に入球検知情報を記憶する(S32)。
次に、CPU112は、図柄変動中であるか否かの判定を行い(S33)、図柄変動中でないと判定した場合は(S33:No)、次に大当たり中であるか否かの判定を行う(S34)。大当たり中でないと判定した場合は(S34:No)、初期演出表示コマンド及び判定演出表示コマンドをセットして(S35)、メイン処理に戻る。
なお、ステップS31において、入球検知SW52がONでないと判定した場合(S31:No)、ステップS33において、図柄変動中であると判定した場合は(S33:Yes)、ステップS34において、大当たり中であると判定した場合は(S34:Yes)、そのままメイン処理に戻る。
[第1始動口SW処理]
図14はメインCPUが実行する第1始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、第1始動口SW62がONであるか否かの判定を行い(S41)、第1始動口SW62がONであると判定した場合は(S41:Yes)、第1始動口SW62の検知回数をカウントした第1始動口検知カウンタのカウント値U1が、U1<4であるか否かの判定を行う(S42)。カウント値U1が「4」より小さい場合は(S42:Yes)、カウント値U1に「1」を加算し(S43)、乱数を取得してRAM114に格納する(S44)。この後、RAM114に始動検知情報を記憶する(S45)。次に、画像表示器21に判定演出表示中であるか否かの判定を行い(S46)、判定演出表示中であると判定した場合は(S46:Yes)、判定結果演出表示コマンドをセットして(S47)、メイン処理に戻る。
一方、ステップS42において、カウント値U1が「4」であると判定した場合は(S42:No)、ステップS45に移行して、RAM114に始動検知情報を記憶する(S45)。この後、判定演出表示中であるか否かの判定を行い(S46)、判定演出表示中であると判定した場合は(S46:Yes)、判定結果演出表示コマンドをセットして(S47)、メイン処理に戻る。なお、ステップS41において、第1始動口SW62がONでないと判定した場合(S41:No)、或いはステップS46において、判定演出表示中でないと判定した場合は(S46:No)、そのままメイン処理に戻る。
図14はメインCPUが実行する第1始動口SW処理の一例を示したフローチャートである。
メインCPU112は、第1始動口SW62がONであるか否かの判定を行い(S41)、第1始動口SW62がONであると判定した場合は(S41:Yes)、第1始動口SW62の検知回数をカウントした第1始動口検知カウンタのカウント値U1が、U1<4であるか否かの判定を行う(S42)。カウント値U1が「4」より小さい場合は(S42:Yes)、カウント値U1に「1」を加算し(S43)、乱数を取得してRAM114に格納する(S44)。この後、RAM114に始動検知情報を記憶する(S45)。次に、画像表示器21に判定演出表示中であるか否かの判定を行い(S46)、判定演出表示中であると判定した場合は(S46:Yes)、判定結果演出表示コマンドをセットして(S47)、メイン処理に戻る。
一方、ステップS42において、カウント値U1が「4」であると判定した場合は(S42:No)、ステップS45に移行して、RAM114に始動検知情報を記憶する(S45)。この後、判定演出表示中であるか否かの判定を行い(S46)、判定演出表示中であると判定した場合は(S46:Yes)、判定結果演出表示コマンドをセットして(S47)、メイン処理に戻る。なお、ステップS41において、第1始動口SW62がONでないと判定した場合(S41:No)、或いはステップS46において、判定演出表示中でないと判定した場合は(S46:No)、そのままメイン処理に戻る。
[計測処理]
図15はメインCPUが実行する計測処理の一例を示したフローチャートである。なお、計測処理はタイマ割込処理のスイッチ処理において実行される。
メインCPU112は、入球口39の入球検知SW52がONであるか否かの判定を行い(S51)、入球検知SW52がONであると判定した場合は(S51:Yes)、計測手段74に計測を開始して(S52)、メイン処理に戻る。
一方、入球検知SW52がONでないと判定した場合は(S51:No)、次に計測中であるか否かの判定を行い(S53)、計測中であると判定した場合は(S51:Yes)、次に第1始動口スイッチがオンであるか否かの判定を行う(S54)。ステップS54において、第1始動口SW62がONでないと判定した場合は(S54:No)、次に計測時間が所定時間を経過したか否かの判定を行い(S55)、所定時間経過した場合は(S55:Yes)、ハズレ演出表示コマンドをセットする(S56)。この後、計測手段74による計測を終了して(S57)、メイン処理に戻る。
また、ステップS54において、第1始動口SW62がONであると判定した場合は(S54:Yes)、ステップS57に進み、計測手段74による計測を終了して(S57)、メイン処理に戻る。なお、ステップS53において、計測中でないと判定した場合(S53:No)、ステップS55において、所定時間経過していないと判定した場合は(S55:No)、そのままメイン処理に戻る。
図15はメインCPUが実行する計測処理の一例を示したフローチャートである。なお、計測処理はタイマ割込処理のスイッチ処理において実行される。
メインCPU112は、入球口39の入球検知SW52がONであるか否かの判定を行い(S51)、入球検知SW52がONであると判定した場合は(S51:Yes)、計測手段74に計測を開始して(S52)、メイン処理に戻る。
一方、入球検知SW52がONでないと判定した場合は(S51:No)、次に計測中であるか否かの判定を行い(S53)、計測中であると判定した場合は(S51:Yes)、次に第1始動口スイッチがオンであるか否かの判定を行う(S54)。ステップS54において、第1始動口SW62がONでないと判定した場合は(S54:No)、次に計測時間が所定時間を経過したか否かの判定を行い(S55)、所定時間経過した場合は(S55:Yes)、ハズレ演出表示コマンドをセットする(S56)。この後、計測手段74による計測を終了して(S57)、メイン処理に戻る。
また、ステップS54において、第1始動口SW62がONであると判定した場合は(S54:Yes)、ステップS57に進み、計測手段74による計測を終了して(S57)、メイン処理に戻る。なお、ステップS53において、計測中でないと判定した場合(S53:No)、ステップS55において、所定時間経過していないと判定した場合は(S55:No)、そのままメイン処理に戻る。
次に、演出制御基板121において実行される特徴的な処理について説明する。
[初期演出表示制御処理]
図16は、CPU122が実行する初期演出表示制御処理の一例を示したフローチャートである。
CPU122は、連結表示器22に初期演出表示中と表示しているか否かの判定を行い(S61)、初期演出表示中でないと判定した場合は(S61:No)、次に遊技制御基板111から初期演出表示コマンドを受信したか否かの判定を行う(S62)。初期演出表示コマンドを受信したと判定したときは(S62:Yes)、初期演出表示を開始して(S63)、メイン処理に戻る。一方、初期演出表示コマンドを受信できないと判定したときは(S62:No)、初期演出表示を開始することなくメイン処理に戻る。
また、ステップS61において、初期演出表示中であると判定した場合は(S61:Yes)、そのままメイン処理に戻る。
[初期演出表示制御処理]
図16は、CPU122が実行する初期演出表示制御処理の一例を示したフローチャートである。
CPU122は、連結表示器22に初期演出表示中と表示しているか否かの判定を行い(S61)、初期演出表示中でないと判定した場合は(S61:No)、次に遊技制御基板111から初期演出表示コマンドを受信したか否かの判定を行う(S62)。初期演出表示コマンドを受信したと判定したときは(S62:Yes)、初期演出表示を開始して(S63)、メイン処理に戻る。一方、初期演出表示コマンドを受信できないと判定したときは(S62:No)、初期演出表示を開始することなくメイン処理に戻る。
また、ステップS61において、初期演出表示中であると判定した場合は(S61:Yes)、そのままメイン処理に戻る。
[画像演出表示制御処理]
図17は、CPU122が実行する画像演出表示制御処理の一例を示したフローチャートである。
CPU122は、先ず画像表示器21に判定演出画像を表示中であるか否かの判定を行い(S71)、判定演出画像を表示中でないと判定した場合は(S71:No)、遊技制御基板111から判定演出表示コマンドを受信したか否かの判定を行う(S72)。判定演出表示コマンドを受信したと判定した場合は(S72:Yes)、次に連結表示器22の初期演出表示が終了したか否かの判定を行い(S73)、初期演出表示が終了していると判定した場合は(S73:Yes)、判定演出表示を開始して(S74)、メイン処理に戻る。一方、初期演出表示が終了していないと判定した場合は(S73:No)、判定演出表示を開始することなくメイン処理に戻る。
また、ステップS71において、画像表示器21に判定演出画像を表示中であると判定した場合は(S71:Yes)、次に判定結果演出表示コマンドを受信したか否かの判定を行う(S72)。ここで、判定結果演出表示コマンドを受信したと判定した場合は(S75:Yes)、画像表示器21に判定結果演出画像を表示して(S76)、メイン処理に戻る。一方、判定結果演出表示コマンドを受信していないと判定した場合は(S75:No)、次にハズレ演出表示コマンドを受信したか否かの判定を行い(S77)、ハズレ演出表示コマンドを受信したと判定した場合は(S77:Yes)、画像表示器21にハズレ演出画像を表示して(S78)、メイン処理に戻る。また、ハズレ演出表示コマンドを受信しない場合は(S77:No)、ハズレ演出画像の表示を行うことなく、メイン処理に戻る。
図17は、CPU122が実行する画像演出表示制御処理の一例を示したフローチャートである。
CPU122は、先ず画像表示器21に判定演出画像を表示中であるか否かの判定を行い(S71)、判定演出画像を表示中でないと判定した場合は(S71:No)、遊技制御基板111から判定演出表示コマンドを受信したか否かの判定を行う(S72)。判定演出表示コマンドを受信したと判定した場合は(S72:Yes)、次に連結表示器22の初期演出表示が終了したか否かの判定を行い(S73)、初期演出表示が終了していると判定した場合は(S73:Yes)、判定演出表示を開始して(S74)、メイン処理に戻る。一方、初期演出表示が終了していないと判定した場合は(S73:No)、判定演出表示を開始することなくメイン処理に戻る。
また、ステップS71において、画像表示器21に判定演出画像を表示中であると判定した場合は(S71:Yes)、次に判定結果演出表示コマンドを受信したか否かの判定を行う(S72)。ここで、判定結果演出表示コマンドを受信したと判定した場合は(S75:Yes)、画像表示器21に判定結果演出画像を表示して(S76)、メイン処理に戻る。一方、判定結果演出表示コマンドを受信していないと判定した場合は(S75:No)、次にハズレ演出表示コマンドを受信したか否かの判定を行い(S77)、ハズレ演出表示コマンドを受信したと判定した場合は(S77:Yes)、画像表示器21にハズレ演出画像を表示して(S78)、メイン処理に戻る。また、ハズレ演出表示コマンドを受信しない場合は(S77:No)、ハズレ演出画像の表示を行うことなく、メイン処理に戻る。
このような処理を遊技制御装置が実行することにより、上述した本実施形態のパチンコ遊技機の動作を実現することができる。
なお、これまで説明した本実施形態のパチンコ遊技機の構成はあくまでも一例であり、本発明は、1種2種混合タイプ、或いは2種タイプといった全てのパチンコ遊技機に適用可能である。また、始動入球装置30の構成はあくまでも一例であり、入球した遊技球を始動領域と非始動領域に振り分ける機能を有する装置であれば他の構造でも良い。
なお、これまで説明した本実施形態のパチンコ遊技機の構成はあくまでも一例であり、本発明は、1種2種混合タイプ、或いは2種タイプといった全てのパチンコ遊技機に適用可能である。また、始動入球装置30の構成はあくまでも一例であり、入球した遊技球を始動領域と非始動領域に振り分ける機能を有する装置であれば他の構造でも良い。
1…遊技盤、1a…遊技盤面、1b…取付孔、2…遊技領域、10…特図表示器、11…普通図柄表示器、12…特図表示器、14…ゲート、14a…ゲートスイッチ(SW)、15…電動式チューリップ(電チュー)、15a…第2始動口スイッチ(SW)、15b…電チューソレノイド、16…大入賞口、16b…大入賞口ソレノイド、17…開閉扉、18…第1特別図柄保留表示器、19…第2特別図柄保留表示器、20…アウト口、21…画像表示器、22…連結表示器、30…始動入球装置、31…ベースプレート、32…窓孔、33…切欠部、34…フード部、35…支持部、36…表面カバー体、37…窓孔、38…透明樹脂板、39…入球口、40…誘導通路、41…傾斜部、42…前面開口部、43…小カバー体、44…収容凹部、45…前側揺動誘導部材、46…前側揺動誘導面部、47…谷部、48…山部、49…後側揺動誘導部材、50…貫通孔、51…後壁部、52…入球検知スイッチ(SW)、53…後側揺動誘導面部、54…谷部、55…山部、56…開口部、57…ルート形成部材、58…始動領域ルート、59…ハズレ領域ルート、60…水平通路部、61…垂直通路部、62…第1始動口スイッチ(SW)、71…開閉制御手段、72…図柄表示制御手段、73…大当たりゲーム制御手段、74…計測手段、81…連結表示制御手段、82…画像表示制御手段、83…初期演出表示制御手段、84…判定演出表示制御手段、85…判定結果演出表示制御手段、86…ハズレ演出表示制御手段、100…パチンコ遊技機、101…枠、102…皿部、103…発射レバー、104…演出ボタン、105…スピーカ、111…遊技制御基板、112…メインCPU、113…ROM、114…RAM、120…演出制御基板、121…演出制御基板、121…演出制御部、122…CPU、123…ROM、124…RAM
Claims (5)
- 遊技球が入球可能な入球口と、
前記入球口の近傍に配置され、前記入球口を通過した遊技球を検知する入球検知手段と、
前記入球検知手段を通過した遊技球を始動領域又は非始動領域の何れかに振り分ける振分手段と、
前記始動領域に振り分けられた遊技球を検知する始動検知手段と、
遊技盤面の略中央に配置された画像表示手段と、
前記入球口と前記画像表示手段との間の領域に配設される連結表示手段と、
前記画像表示手段の表示を制御する画像表示制御手段と、
前記連結表示手段の表示を制御する連結表示制御手段と、を備え、
前記連結表示制御手段は、前記入球検知手段により遊技球を検知したときに前記連結表示手段に初期演出表示を行う初期演出表示制御手段を有し、
前記画像表示制御手段は、前記画像表示手段に判定演出表示を行う判定演出表示制御手段を有することを特徴とするパチンコ遊技機。 - 前記判定演出表示制御手段は、前記連結表示手段に初期演出画像が表示された後に、前記画像表示手段に判定演出画像を表示する表示制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
- 前記入球検知手段により遊技球を検知したときに検知時点からの時間を計測する計測手段を備え、
前記判定演出表示制御手段は、前記画像表示手段に判定演出画像が表示されている状態で、前記始動検知手段により遊技球が検知されたときに前記画像表示手段に判定結果演出画像を表示する判定結果演出表示制御手段と、前記計測手段による計測時間が所定時間に達したときに前記画像表示手段にハズレ演出画像を表示するハズレ演出表示制御手段と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機。 - 特別図柄を表示する特別図柄表示手段と、
前記始動検知手段により遊技球が検知されたときに特別図柄の変動表示を制御する図柄表示制御手段と、
遊技球が入賞し難い閉状態から入賞し易い開状態に変化可能な変動入賞装置と、
前記特別図柄表示手段に所定図柄が停止表示されることにより、前記変動入賞装置を所定時間開状態に変化させる開閉制御手段と、
所定の大当たりゲームを実行する大当たりゲーム制御手段と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のパチンコ遊技機。 - 前記振分手段は、
前記入球口に入球した遊技球を後方へ誘導する誘導通路と、
前記誘導通路により誘導され遊技球を左右方向へ揺動させる第1揺動誘導面部と、
前記第1揺動誘導面部により前方へ誘導された遊技球を左右方向へ揺動させて前記始動領域又は前記非始動領域のいずれか一方へ誘導する第2揺動誘導面部と、
を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のパチンコ遊技機。
Priority Applications (1)
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JP2008137856A JP2009284938A (ja) | 2008-05-27 | 2008-05-27 | パチンコ遊技機 |
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Publication Number | Publication Date |
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