JP2001070599A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001070599A
JP2001070599A JP24738899A JP24738899A JP2001070599A JP 2001070599 A JP2001070599 A JP 2001070599A JP 24738899 A JP24738899 A JP 24738899A JP 24738899 A JP24738899 A JP 24738899A JP 2001070599 A JP2001070599 A JP 2001070599A
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JP
Japan
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ball
game machine
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light
guide display
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JP24738899A
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Shoji Sato
昭治 佐藤
Junpei Kono
順平 河野
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Taiyo Elecs Co Ltd
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Taiyo Elecs Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技機においてどの入賞口に入賞させた
が遊技者にとって有利であるかが容易にはっきりと認識
可能とすることにより、初心者とベテランとを問わず、
また新機種であろうとも、誰もが興趣を持って遊技を公
平に楽しむことのできる弾球遊技機を提供すること。 【解決手段】 遊技盤5aの遊技領域5には、案内表示
装置24、25a、25b、26a、26b、27、2
8、29a、29b、30a、30bが設けられてお
り、案内表示装置24は入賞口12を、案内表示装置2
5aはゲート13aを、案内表示装置25bはゲート1
3bを、案内表示装置26a、26bは始動入賞装置1
4を、案内表示装置27、28は大入賞口16aを、案
内表示装置30aは入賞口17aを、案内表示装置30
bは入賞口17bを、それぞれ指し示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】遊技領域に撃ち込まれた遊技球が該遊技
領域にある入賞口に入賞することにより遊技者に遊技上
の価値を付与する弾球遊技機、例えばパチンコ機やアレ
ンジボール式パチンコ機がある。通常、弾球遊技機には
複数種類の入賞口が設けられており、例えば入賞に対す
る賞球の払出数が異なったり、賞球の他に何らかの特典
が与えられる特別な入賞口もある。そうした特別な入賞
口の例としては、図柄変動を開始させる図柄始動入賞
口、入賞に起因して大入賞口を開放させる第3種始動口
等が周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な特別の入賞口の役割が分かり難いことがあり、特に初
心者にはその傾向がある。また、ベテランにとっても新
機種に対しては同様である。しかも、次々と新機種が遊
技店に導入されて設置される現況では、すべての機種の
遊技ルールをわきまえることはベテランといえども容易
ではなく、どの入賞口を狙ったらよいか不明となり興趣
が高まらないこととなってしまう。
【0004】本発明は、弾球遊技機において遊技の内
容、殊に遊技の途中において遊技盤面にいくつかある入
賞口の内、どの入賞口に入賞させたが遊技者にとって有
利であるかが容易にはっきりと認識可能とすることによ
り、初心者とベテランとを問わず、また新機種であろう
とも、誰もが興趣を持って遊技を公平に楽しむことので
きる弾球遊技機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記課
題を解決するための請求項1記載の弾球遊技機は、遊技
領域に撃ち込まれた遊技球が該遊技領域にある入賞口に
入賞することにより遊技者に遊技上の価値を付与する弾
球遊技機において、遊技球の狙いところを案内表示する
案内表示装置を遊技盤面に設けたので、遊技者は案内表
示装置の表示に基づいて、遊技盤面にいくつかある入賞
口の内、どの入賞口に入賞させたが有利であるかを容易
にはっきりと認識でき、また遊技者は案内表示装置の案
内に従って入賞口を狙えばよく、初心者とベテランとを
問わず、また新機種であろうとも、誰もが興趣を持って
遊技を公平に楽しむことができる。
【0006】案内表示装置の案内表示は視覚的に認識可
能であれば形態には制限はないが、請求項2記載のよう
に、案内表示装置に複数の発光部を列状に配したランプ
列を備えると、ランプ列の方向により狙いところを案内
表示できるので遊技者に分かり易い。この際に、発光部
を順次点灯する等、発光部による光の出し方を変化させ
ることで狙いところをより明瞭に案内表示することも可
能である。
【0007】個別の入賞口を示すためには、請求項3記
載のように、ランプ列を狙いところとなる入賞口に向か
う方向に沿わせるとよい。ランプ列は、例えば直線に沿
って配してもよいし、狙いところとなる入賞口に向かう
遊技球の道筋を示すように曲線状等にしてもよい。
【0008】ランプ列を設けるための構造には特に限定
はなく、例えば発光部を遊技盤に一つずつ埋め込むよう
な構成でもよいが、請求項4記載の構成すなわち案内表
示装置にランプ列の光源となる発光体及び発光体が取り
付けられる取付基板を備えるとよい。このように構成す
れば、取付基板に発光体を取り付けて、それを例えば遊
技盤に開けられた取付用の開口の装着するだけで済むか
ら、取付作業は簡単である。
【0009】また、請求項5記載のように、発光体から
の光を透過させることにより発光部となるレンズ部を複
数有するレンズ盤を案内表示装置に備えるとよい。この
構成としてレンズ盤の表面を遊技盤面とほぼ同一面上に
して案内表示装置を遊技盤に装着すれば、遊技者には遊
技盤の一部が案内表示しているように見えるから、違和
感がなく、また案内表示装置が遊技球の経路に影響を与
えることもない。
【0010】請求項6記載の弾球遊技機は、請求項1な
いし5のいずれか記載の弾球遊技機において、前記案内
表示装置が案内表示する遊技球の狙いところには、そこ
に遊技球が入賞するか通過すると、図柄の変動表示を開
始させるか、可変入賞装置を入賞しやすい開放状態に変
化させるか、或いは一旦閉鎖状態になった可変入賞装置
を再び開放状態にさせる特定口が含まれていることを特
徴とする。
【0011】そこに遊技球が入賞するか通過すると図柄
の変動表示を開始させる特定口は始動入賞口または始動
ゲートとして知られている。そこに遊技球が入賞するか
通過すると可変入賞装置を入賞しやすい開放状態に変化
させる特定口の例としては、自身に入賞すると自身を開
放状態にするチューリップ式の入賞装置、権利発生状態
で入賞すると大入賞口を開放させる第3種始動口があ
る。そこに遊技球が入賞するか通過すると一旦閉鎖状態
になった可変入賞装置を再び開放状態にさせる特定口と
しては、大入賞口の内部に設定される特定領域が例示さ
れる。
【0012】ここに例示したような特定口は、その役割
が重要であるので、これを案内表示装置によって案内表
示することにより、遊技状態に応じた適切なタイミング
でそうした特定口を示すことができ、遊技者は案内表示
装置の案内に従って特定口を狙えばよく、初心者とベテ
ランとを問わず、また新機種であろうとも、誰もが興趣
を持って遊技を公平に楽しむことができる。光源を案内
表示装置からはなれた場所に配置し、光源から案内表示
装置へ光を光ファイバー等光を伝送する部材でとおすこ
ともできる。これは、遊技盤の裏面には各種の機器が装
着されているため、案内表示装置毎に光源をその案内表
示装置の後側に配置すると、益々、遊技盤裏面が輻輳し
てしまい、不正改造されても容易にそれを発見できなく
なるため、これを防ぐ意味で、これら光源を配置する余
地がない場合とか、遊技盤の裏面をスッキリさせる必要
がある。この場合には光源を案内表示装置から離れた場
所に配置し、光源から案内表示装置へ光を光ファイバー
等光を伝送する部材でとおすことにより、つまり請求項
7の構成を採用することによりこれらの問題も解消でき
たものである。光を伝送する部材として請求項8記載の
光ファイバーを使用すれば、光源から発光部までの経路
を自由に設定できる。また、請求項9記載のようにすれ
ば光源を少なくできる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面を参
照して説明することにより、発明の実施の形態を具体的
に説明する。
【0014】
【実施例】図1に示すように、弾球遊技機としてのパチ
ンコ機1は木製の本体枠2を備えている。本体枠2の前
面にはヒンジ9、9で軸支されて主要部がプラスチック
製の中枠3が開閉可能に取り付けられている。中枠3の
前面の上部には内面にガラス固定溝(図示しない)を有
するガラス保持枠4がヒンジ(図示しない)にて軸支さ
れ、ガラス固定溝にはガラス板がはめ込まれている。ガ
ラス保持枠4の下方には中枠3に軸支された上皿7が配
され、上皿7にはスピーカ10が取り付けられている。
【0015】また、上皿7の下方には中枠3の一部であ
る下皿8が配されており、下皿8の右側には発射ハンド
ル6が取り付けられている。なお、発射ハンドル6に
は、遊技者の接触を感知するタッチセンサ(図示しな
い)が備えられている。遊技者が発射ハンドル6に手を
添えて発射レバー6aを回すことによって発射装置(図
示しない)が稼働し、上皿7に入れられた遊技球が上皿
7の右側で整列させられながら発射装置に導かれ1球ず
つ発射される。遊技者は、発射レバー6aの回動量を調
節することで、発射装置の発射力すなわち遊技球の飛び
量を調整できる。
【0016】遊技領域5を形成する遊技盤5aは中枠3
によって保持されている。その詳細は図2に示すとおり
であり、遊技盤5aに固定された外レール20、内レー
ル21、ファウル球止22、返しゴム23により囲まれ
た領域が遊技領域5となる。遊技領域5のほぼ中央には
可変表示装置11が配され、その枠部分には入賞口1
2、普通図柄表示器18、保留ランプ19等が設けられ
ている。可変表示装置11の左右には、ゲート13a、
13bが配され、その上方には風車31a、31bが配
されている。また、可変表示装置11の下方には始動入
賞装置14が配されている。この始動入賞装置14は、
可動片14aを備えており、可動片14aを立てた通常
状態と可動片14aを倒した開放状態とに可変で、開放
状態では可動片14aが遊技球を導くので普通状態より
も格段に入賞しやすくなる。始動入賞装置14の左右に
は入賞口15a、15bが配され、下方には大入賞装置
16が配されている。大入賞装置16の中央部にはアタ
ッカーと呼ばれる形式の大入賞口16aが設けられ、そ
の左右には入賞口17a、17bが設けられている。
【0017】さらに、遊技盤5aには案内表示装置2
4、25a、25b、26a、26b、27、28、2
9a、29b、30a、30bが取り付けられている。
これらを代表させて案内表示装置24により構造を説明
する。図3に示すように、レンズ盤41には背面側が凸
のレンズ部41aが設けられ、レンズ部41a同士の間
には仕切41bが設けられている。このレンズ盤41
は、レンズ盤41の表面と遊技盤5aの表面とには段差
がなく実質上一連の平面を形成するようにして遊技盤5
aに設けられている開口5bに挿通させられる。一方、
LED保持板42には5個のLED40が保持されてお
り、各LED40がそれぞれレンズ部41aに対面する
ようにして、LED保持板42の背後側に当接され、L
ED保持板42とレンズ盤41のフランジ41cを貫通
するビス42aにて遊技盤5aの背面側に取り付けられ
ている。
【0018】なお、レンズ盤41の固定方法はこの例に
限るものではなく、例えば図4に示すように遊技盤5a
に固定したフック5cとレンズ盤41に設けた爪41c
とを係合させる構造など、適宜の構造を採用できる。図
2に示すように、それぞれの案内表示装置24、25
a、25b、26a、26b、27、28、29a、2
9b、30a、30bによりレンズ部41aの個数(L
ED40の個数)は3〜6個と異なるが、いずれも三角
形のレンズ部41aを1個備え、その三角形のレンズ部
41aと他の矩形のレンズ部41aとが直線状(例えば
案内表示装置24、25a、25b)あるいは湾曲状
(例えば案内表示装置27、28)の列をなしていて、
全体として三角形のレンズ部41aを先頭とする矢印形
となっている。直線状とするか湾曲状とするか或いは他
の形態とするかは、配置される領域及び周囲の入賞口、
障害釘、風車、その他の部材の配置との関係により適宜
選択されればよいが、列をなすレンズ部41aによって
形成される矢印の先にある入賞口が重要であることを視
認性よく訴えるには直線状の配置が好ましい。
【0019】この矢印の向きを案内表示装置24、25
a、25b、26a、26b、27、28、29a、2
9b、30a、30bの向きとすると、案内表示装置2
4は入賞口12の上方で下向きとなって入賞口12を指
し示し、案内表示装置25aはゲート13aの上方で斜
め左下向きとなってゲート13aを指し示し、案内表示
装置25bはゲート13bの上方で斜め右下向きとなっ
てゲート13bを指し示し、案内表示装置26aは始動
入賞装置14の右上方で斜め左下向きとなって始動入賞
装置14を指し示し、案内表示装置26bは始動入賞装
置14の左上方で斜め右下向きとなって始動入賞装置1
4を指し示し、案内表示装置27は始動入賞装置14の
右下方で斜め左下向きとなって大入賞口16aを指し示
し、案内表示装置28は始動入賞装置14の左下方で斜
め右下向きとなって大入賞口16aを指し示し、案内表
示装置30aは入賞口17aの上方で下向きとなって入
賞口17aを指し示し、案内表示装置30bは入賞口1
7bの上方で下向きとなって入賞口17bを指し示す。
図3、図4はレンズ盤41の近くにランプを配置してい
るが、図6に示すとおり、光源(ランプ)をレンズ盤4
1から離れた位置に配置し、レンズ盤41とランプ光源
(ランプ)40の間に光を伝送する部材、例えば光ファ
イバー43を介在させることもできる。更に、図7に示
すとおり、光を伝送する部材の途中に光中継器44を配
し、光源を単一の光源(ランプ)40とし、中継器まで
は単一組の光ファイバー43aとなし、光中継器44か
らレンズ盤41まではレンズの個数に相当する光ファイ
バー組43b、43c、43d、43e、43fを介在
させるようにしてもよい。この場合は所定の案内表示装
置に所定の態様で点灯させるために中継器制御手段(図
示せず)により光中継器44で特定の光ファイバーへの
光の通過又は遮断をさせる。また、案内表示装置1個毎
に一つの光源としてもよいが、遊技盤に配置される案内
表示装置全てを一つの光源40aから光を光ファイバー
組を介して受けるように構成してもよい。
【0020】次に、案内表示装置24、25a、25
b、26a、26b、27、28、29a、29b、3
0a、30bによる狙いところの案内表示について、具
体的な例によって説明する。なお、どの入賞口あるいは
ゲートを狙えばよいかは、弾球遊技機の機種やそのとき
の遊技の状態によって一律ではないので、以下の説明は
一例にすぎない。また、いずれの入賞口に入賞させても
遊技者に採り格段の価値の差が見られない時点では案内
表示を行わずに、入賞口によって差がある時に限って案
内表示を行う構成としてもよい。
【0021】図5に示すように、遊技者が発射レバー6
aを回動操作して遊技球を遊技領域5に撃ち込んでの遊
技が開始されると(S100:YES)、パチンコ機1
は、まず入賞口12、始動入賞装置14、入賞口15
a、15b、大入賞口16a、入賞口17a、17b、
ゲート13a、13bの内のどれを狙って遊技球を発射
したらよいかを案内するために、通常時案内として案内
表示装置24、25a、25b、26a、26b、2
7、28、29a、29b、30a、30bのいずれか
を点灯させる(S110)。
【0022】本実施例のパチンコ機1では、始動入賞装
置14への入賞に起因していわゆる大当たりの判定が行
われるので、始動入賞装置14が狙いところである。ま
た、本実施例のパチンコ機1は、遊技球がゲート13
a、13bを通過すると普通図柄抽選が行われ、それ抽
選が当たりであると普通図柄表示器18に当たり数値
(例えば7)が表示されて始動入賞装置14が開放され
るので、ゲート13a、13bも狙いところとなる。こ
のため、通常時案内(S110)としては、ゲート13
a、13bが狙いところであることを示すために案内表
示装置25a、25bを点灯させ、また始動入賞装置1
4が狙いところであることを示すために案内表示装置2
6a、26bを点灯させる。なお、遊技球が遊技ゲート
13a、13bを通過すると設定個数(本実施例では4
個)まで保留記憶され、その記憶個数に相当する個数の
保留ランプ19が点灯され、普通図柄抽選が1回行われ
る毎に点灯していた保留ランプ1個が消灯される。
【0023】次にパチンコ機1は、ゲート13a、13
bのどちらかを遊技球が通過したなら(S120:YE
S)、普通図柄の当たり外れを判定し普通図柄表示器1
8を変動表示させた後判定結果に応じた普通図柄を静止
表示させ、普通図柄が当たりなら(S122:YE
S)、始動入賞装置14を設定期間(例えば1秒間)又
は1球の入賞があるまで開放状態にさせ、その開放期間
中は始動口開放案内として案内表示装置26a、26b
を同時に点滅させる(S130)。なお、他の点灯形態
例えば案内表示装置26aと案内表示装置26bとを交
互に点滅(一方の点灯中は他方は消灯)させる等も可能
である。その点滅周期も任意であるが、例えば開放期間
が1秒程度なら、0.2秒周期程度での点滅が好まし
い。
【0024】ゲート13a、13bを通過していなけれ
ば(S120:NO)、S122及びS130をジャン
プする。次のS140では、始動入賞装置14に入賞し
たか否かを判断し、始動入賞装置14に入賞していなけ
ればS110に回帰する。始動入賞装置14に入賞して
いれば(S140:YES)、パチンコ機1は可変表示
装置11にて図柄の変動表示を開始し、周知の手法によ
り特別図柄の当たり外れを判定し、その判定結果に応じ
て当たり図柄(例えば777のように3桁揃い)又は外
れ図柄(3桁が不揃い)を可変表示装置11に静止表示
する(S150)。この静止表示された図柄が当たり図
柄であると確変判定が行われる(S164)。
【0025】本実施例のパチンコ機1はいわゆる確率変
動機であり、S150における当たり外れの判定におい
て、当たりになる確率が相対的に低い低確率(例えば1
/300程度)と相対的に高い高確率(例えば低確率よ
りも10倍程度高い確率)とがある。パチンコ機1の起
動時(初期条件)は低確率であるが、S150で当たり
が判定される毎に高確率にするか否かの確変判定が行わ
れる。そして、その確変判定において高確率にすると判
定された場合には(S164:YES)、次にS150
で当たりと判定されるまでは高確率での判定が行われ
る。高確率案内として次のような案内表示が実行される
(S166)。 [高確率案内] (1)案内表示装置26a、26bのLED40の内で
始動入賞装置14から遠い側(例えば全体の1/3〜1
/2)のLED40を点灯。 (2)設定時間(例えば0.1秒)後に(1)で点灯し
たLED40よりも始動入賞装置14に近い側(例えば
全体の1/3〜1/2)のLED40を点灯。 (3)さらに設定時間(例えば0.1秒)後にすでに点
灯しているLED40よりも始動入賞装置14に近い側
のLED40を点灯。 (4)(3)を繰り返すことにより全てのLED40を
点灯。 (5)全部のLED40が点灯したら、その状態を設定
時間(例えば0.3秒間)維持した後全てのLED40
を消灯。 (5)の後、設定時間(例えば0.1秒)後に(1)に
戻って、(1)〜(5)を繰り返す。
【0026】なお、この例では当たりと判定される可能
性すなわち次に説明する特別遊技が実行される可能性を
高確率に設定することで高めているが、例えば普通図柄
が当たりとなる確率(始動入賞装置14が開放状態にさ
れる確率)を高めたり、始動入賞装置14の開放時間を
長くする等により、S150の処理(特別図柄の判定)
が実行される可能性を高めることで、特別遊技が実行さ
れる可能性を高める手法を採用してもよい。また、これ
ら以外の手法で特別遊技が実行される可能性を高めても
よい。
【0027】高確率案内に続いて、或いは確変判定にお
いて高確率にすると判定されなかった場合には(S16
6:NO)、周知の特別遊技(いわゆる大当たり遊技)
が開始される。本実施例のパチンコ機1では、大入賞口
16aを開放し(S168)、案内表示装置27、28
を点滅させて大入賞口16aが狙いところであることを
強く案内する(S170)。なお、図示は省略している
が大入賞口16aの内部には特別領域(いわゆるV領
域)が設けられており、大入賞口16aに入賞した遊技
球のいずれかが特別領域を通過することが大入賞口16
aを継続開放させる条件となっており、特別領域は大入
賞口16a内の左側に偏った位置にある場合には、そこ
を指し示す案内表示装置28は、他の案内表示装置より
も目立つように大きな表示となっている(具体的にはレ
ンズ部41aすなわちLED40が6個ある)。特別領
域を示す案内表示装置28については、寸法や形状ばか
りでなく、点灯時の明るさを他の案内表示装置よりも明
るくしたり、点灯色を他の案内表示装置と区別できる色
(他よりも明るい色)とすると、より鮮明に示すことが
でき効果が大きくなる。
【0028】大入賞口16aの開放に続いて特定領域を
通過した遊技球(V入賞)があるか否かを判断し(S1
90)、V入賞があれば(S190:YES)大入賞口
16aが一旦閉鎖された後に再開放されることを示すた
めの継続開放案内(S195)を実行する。本例では、
継続開放案内は案内表示装置27、28を同一の点灯
色、同一の明るさで点灯させるが、例えば同一周期で点
滅させてもよい。次に、大入賞口16aを閉鎖させる条
件(閉鎖条件)が成立していれば(S196:YE
S)、大入賞口16aを閉鎖して(S198)、S16
8に回帰する。本実施例の場合、大入賞口16aの開放
から設定時間(例えば30秒)を経過するか大入賞口1
6aに設定個数(例えば10個)の遊技球が入賞すれば
閉鎖条件の成立となる。一旦閉鎖された大入賞口16a
はV入賞により再開放されるが、大入賞口16aの開放
回数には上限がある場合には(本実施例では16回)、
たとえV入賞があっても上限を超えては再開放されな
い。閉鎖条件が成立していなければ(S196:NO)
S195に回帰する。
【0029】一方、V入賞がなかったときには(S19
0:NO)、S170と同じ内容の大入賞口案内が行わ
れ(S192)、S196と同様に閉鎖条件が成立した
か否かを判断し(S200)、閉鎖条件が成立していな
ければ(S200:NO)S190に回帰し、閉鎖条件
が成立していれば(S200:YES)、大入賞口16
aを閉鎖して(S210)、S100に回帰する。
【0030】S210による大入賞口16aの閉鎖或い
は大入賞口16aの開放回数が上限まで達して閉鎖され
ると特別遊技が終了する。この特別遊技中には始動入賞
装置14に入賞しても可変表示装置11における図柄の
変動表示は行われない。また、始動入賞装置14への入
賞(始動入賞)は設定個数(本実施例では4個)まで保
留記憶され、その記憶個数に相当する個数の保留ランプ
19aが点灯される。そして、特別遊技の終了後に保留
記憶についての図柄の変動表示と静止表示が行われ(S
150に相当)、図柄の表示が1回行われる毎に保留ラ
ンプ19aが消灯され、当たりを示す特別図柄が表示さ
れた場合には(S160:YES)、S164以下の処
理が実行される。
【0031】また、特別遊技の実行中に始動入賞装置1
4に設定個数が入賞している場合には、入賞口12、1
5a、15b、17a、17bを案内する案内表示装置
24、29a、29b、30a、30bを作動させ点灯
させる。以上、実施例に従って本発明の実施の形態につ
いて説明したが、この実施例はあくまでも一例であり、
いずれの案内表示装置を点灯、点滅等させるかは遊技の
進行上、その時点で遊技者にとり最も有利或いは相対的
に有利に進行させる入賞口を遊技者に案内するものであ
り、その点灯方式も、点灯させる時点における各入賞口
の重要度により、より重要なものにはより視認性の高い
表示方式とすればよい。
【0032】また、本発明はこの実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざま
に実施できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機の正面図である。
【図2】 実施例のパチンコ機の遊技盤の正面図であ
る。
【図3】 実施例のパチンコ機に装着されている案内表
示装置の構造を説明する断面図である。
【図4】 案内表示装置を遊技盤に取り付ける構造の例
示図である。
【図5】 実施例のパチンコ機が遊技に伴って実行する
処理のフローチャートである。
【図6】 案内表示装置の変形例を説明する断面図であ
る。
【図7】 案内表示装置の他の変形例を説明する断面図
である。
【符号の説明】
1…パチンコ機(弾球遊技機)、5…遊技領域、5a…
遊技盤、12…入賞口、13a、13b…ゲート、14
…始動入賞装置(入賞口)、15a…入賞口、16…大
入賞装置、16a…大入賞口(入賞口)、17a、17
b…入賞口、24、25a、25b、26a、26b、
27、28、30a、30b…案内表示装置、40…L
ED(発光体)、41…レンズ盤、41a…レンズ部
(発光部)、42…LED保持板(取付基板)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に撃ち込まれた遊技球が該遊技
    領域にある入賞口に入賞することにより遊技者に遊技上
    の価値を付与する弾球遊技機において、 遊技球の狙いところを案内表示する案内表示装置を遊技
    盤面に設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、 前記案内表示装置は、複数の発光部を列状に配したラン
    プ列を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の弾球遊技機において、 前記ランプ列は前記狙いところとなる入賞口に向かう方
    向に沿っていることを特徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の弾球遊技機にお
    いて、 前記案内表示装置は、前記ランプ列の光源となる発光体
    と、該発光体が取り付けられる取付基板とを備えること
    を特徴とする弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の弾球遊技機において、 前記案内表示装置は、前記発光体からの光を透過させる
    ことにより前記発光部となるレンズ部を複数有するレン
    ズ盤を備えることを特徴とする弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか記載の弾球
    遊技機において、 前記案内表示装置が案内表示する遊技球の狙いところに
    は、そこに遊技球が入賞するか通過すると、図柄の変動
    表示を開始させるか、可変入賞装置を入賞しやすい開放
    状態に変化させるか、或いは一旦閉鎖状態になった可変
    入賞装置を再び開放状態にさせる特定口が含まれている
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 発光源と該発光源からの光を受け遊技者
    に視認できる発光部との間に光を伝送する部材を介在さ
    せ該発光部を案内表示装置に配したこととする請求項1
    に記載する弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 前記光を伝送する部材を光ファイバーと
    する請求項7に記載する弾球遊技機。
  9. 【請求項9】 単一の発光体を光源とし、光中継器より
    発光部側を複数の光ファイバーにより光を伝送する請求
    項7又は請求項8に記載する弾球遊技機。
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