JP2003334347A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003334347A
JP2003334347A JP2002144316A JP2002144316A JP2003334347A JP 2003334347 A JP2003334347 A JP 2003334347A JP 2002144316 A JP2002144316 A JP 2002144316A JP 2002144316 A JP2002144316 A JP 2002144316A JP 2003334347 A JP2003334347 A JP 2003334347A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤上で球が流下可能な領域を狭めること
なく、遊技盤全面において変動表示遊技を行うことがで
きる遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技盤6に設けられ表示内容が変化可能
な表示装置と、始動条件の成立に基づき該表示装置に複
数の識別図柄を変動表示させる変動表示ゲームを制御す
ると共に、大当たりの場合に該変動表示ゲームの表示結
果として大当たり結果態様を表示させる表示制御手段
と、を備え、前記大当たりの場合に特定の遊技価値を付
与可能な遊技機において、前記表示装置は、前記遊技領
域の略中央部に設けられ表示内容が変化可能な中央表示
装置4と、該中央表示装置と隔離した状態で、前記ガー
ドレールの内側所要範囲に亘って設けられ表示内容が変
化可能な側部表示装置35a、35bと、を含み、前記
表示制御手段は、該識別図柄を中央表示装置とともに、
側部表示装置に表示するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は遊技機に関し、特
に、表示装置に識別図柄(識別情報)を変動表示する変
動表示ゲームを行う遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機として、遊技盤上に、複数
の識別情報(識別図柄)を変動表示可能な変動表示装置
を遊技盤の略中央部に設け、遊技盤上に設けられた始動
入賞口への遊技球の入賞に基づき、変動表示装置におい
て複数の識別情報を変動表示させる変動表示ゲームを行
うパチンコ遊技機が知られている。
【0003】この変動表示ゲームは、複数の識別情報か
ら構成される図柄列を、変動表示装置に形成された、例
えば、左、中、右の各変動表示領域において、各識別情
報が上から下に移動するように変動表示させることで行
われ、変動表示ゲームの開始から所定時間経過した時点
で、各変動表示領域の変動表示を、例えば、左、右、中
の順に停止させて、各変動表示領域に識別情報を停止表
示することで、変動表示ゲームの停止結果態様を導出す
るようにしている。なお、この停止結果態様は、例え
ば、変動表示ゲームの開始時に決定されていて、複数の
変動表示領域の変動表示は、この既に決定されている停
止結果態様となるように各識別情報が停止制御されるよ
うになっている。
【0004】そして、変動表示ゲームが終了した際に複
数の変動表示領域の各々に停止表示された各識別情報
が、予め定められた特別結果態様(例えば、「1、1、
1」、「2、2、2」・・・等の3個の識別情報が何れ
かの識別情報で揃った状態)を形成した場合に、遊技者
への遊技価値の付与として特別遊技状態が発生し、例え
ば、遊技盤に設けられている変動入賞装置を開状態に変
換することで、遊技者が多量の遊技球を獲得可能な遊技
者に有利な状態となる。
【0005】また、変動表示ゲームが終了する間際、例
えば、左変動表示領域と右変動表示領域の変動表示が停
止して、中変動表示領域の変動表示のみが行われている
とき(例えば、「2、−、2」(−は変動状態)のよう
に、左と右に停止表示された識別情報が何れかの識別情
報で揃った状態となるリーチ表示態様を形成したリーチ
時)に、遊技者に特別遊技状態の発生に対する期待感を
高めるために、中変動表示領域における変動表示の速度
を低速にするとともに、その変動表示時間を通常よりも
長くするようなリーチ変動表示を行うものも提案されて
いる。
【0006】このような遊技機では、遊技領域の左右側
部にサイドランプを設け、変動表示ゲームの進行に応じ
てサイドランプを点滅させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した遊技機に
おいては、遊技盤の略中央部に設けられた変動表示装置
によって識別情報の変動表示を行っているので、遊技盤
の遊技領域の中央部分のみで識別情報が変動表示されて
いた。また、遊技者の主な関心事は変動表示遊技にある
ことから、この変動表示遊技を大きく見せるために、遊
技盤中央部の変動表示装置の表示画面を大きくするもの
もあった。
【0008】しかし、遊技領域は予め定められているた
め表示画面を大きくするにも限界がある。また、遊技領
域には表示装置が配設されるだけでなく、遊技釘が植設
されたり、またその釘の間を球が流下するので、遊技領
域内で変動表示遊技を大きく表示しようとすることがで
きなかった。
【0009】よって、変動表示遊技を大きな表示演出に
て行うと共に、球の流下スペースや遊技釘の植設スペー
スを確保する必要があった。
【0010】本発明は、遊技盤上で球が流下可能な領域
を狭めることなく、遊技盤全面において変動表示遊技を
行うことができる遊技機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ガイドレ
ールに囲まれた遊技領域を前面に形成した遊技盤と、該
遊技盤に設けられ表示内容が変化可能な表示装置と、始
動条件の成立に基づき該表示装置に複数の識別図柄を変
動表示させる変動表示ゲームを制御すると共に、大当た
りの場合に該変動表示ゲームの表示結果として大当たり
結果態様を表示させる表示制御手段と、を備え、前記大
当たりの場合に特定の遊技価値を付与可能な遊技機にお
いて、前記表示装置は、前記遊技領域の略中央部に設け
られ表示内容が変化可能な中央表示装置と、該中央表示
装置と隔離した状態で、前記ガードレールの内側所要範
囲に亘って設けられ表示内容が変化可能な側部表示装置
と、を含み、前記表示制御手段は、前記中央表示装置に
表示された識別図柄を消去するとともに、該識別図柄を
前記側部表示装置に表示する、又は前記側部表示装置に
表示された表示内容が消去されるとともに、該識別図柄
を前記中央表示装置に表示することにより識別図柄が移
動するように表示制御することを特徴とする。
【0012】第2の発明は、第1の発明において、前記
表示装置は、前記中央表示装置と前記側部表示装置との
間に備えられ表示内容が変化可能な連結表示装置を含
み、前記連結表示装置は、前記中央表示装置と前記側部
表示装置との間で識別図柄が移動する際に、該識別図柄
の移動過程が表示されることを特徴とする。
【0013】第3の発明は、第2の発明において、前記
連結表示装置は、前記遊技盤面の略同一平面となるよう
に取り付けられたベース部材と、前記ベース部材の一部
に形成された開口と、該開口の後方に設けられる表示素
子と、前記開口に嵌合され、前記ベース部材と略同一平
面となって前記開口を塞ぐとともに、前記表示素子の発
光を透過可能なレンズ部材と、を備えることを特徴とす
る。
【0014】第4の発明は、第2又は第3の発明におい
て、前記表示制御手段は、前記側部表示装置の表示領域
において、前記変動表示ゲームの実行権利一つに対し
て、一つの始動記憶表示を行い、前記側部表示装置に表
示された一つの始動記憶表示が消去されるとともに、該
始動記憶表示が前記側部表示装置から前記連結表示装置
に移動するように表示制御し、前記連結表示装置に表示
された始動記憶表示が消去されるとともに、該始動記憶
表示が前記連結表示装置から前記中央表示装置に移動す
るように表示制御する始動記憶表示手段と、前記中央表
示装置に始動記憶表示が移動した後に、前記識別図柄の
変動表示を制御する変動表示手段と、を備えることを特
徴とする。
【0015】第5の発明は、第1〜第4の発明におい
て、機枠に対して回動可能に軸支され、前記遊技盤を備
えた前面枠と、該遊技盤の遊技領域を透過可能な透過部
材と、前記前面枠の一側方に回動可能に軸支された前面
カバー部材と、を備え、前記前面カバー部材は、前記透
過部材の外側所要範囲に亘って形成され、表示内容が変
化可能な外側表示装置を備え、前記表示制御手段は、前
記側部表示装置及び前記中央表示装置とともに外側表示
装置にも識別図柄を表示するように、識別図柄の変動表
示を制御することを特徴とする。
【0016】第6の発明は、第1〜第5の発明におい
て、前記表示制御手段は、前記中央表示装置、前記側部
表示装置、前記連結表示装置及び前記外側表示装置の各
表示画面全体で一つの識別図柄を表示するように制御す
ることを特徴とする。
【0017】第7の発明は、第1〜第6の発明におい
て、前記表示制御手段は、前記側部表示装置で遊技領域
に向けて発射された球の発射タイミングに関連して、該
球が移動する様子を表示する発射球移動表示(例えば、
球の横に表示された図形が球の移動に伴い移動していく
表示)を制御することを特徴とする。
【0018】
【発明の作用および効果】第1の発明では、ガイドレー
ルに囲まれた遊技領域を前面に形成した遊技盤と、該遊
技盤に設けられ表示内容が変化可能な表示装置と、始動
条件の成立に基づき該表示装置に複数の識別図柄を変動
表示させる変動表示ゲームを制御すると共に、大当たり
の場合に該変動表示ゲームの表示結果として大当たり結
果態様を表示させる表示制御手段と、を備え、前記大当
たりの場合に特定の遊技価値を付与可能な遊技機におい
て、前記表示装置は、前記遊技領域の略中央部に設けら
れ表示内容が変化可能な中央表示装置と、該中央表示装
置と隔離した状態で、前記ガードレールの内側所要範囲
に亘って設けられ表示内容が変化可能な側部表示装置
と、を含み、前記表示制御手段は、前記中央表示装置に
表示された識別図柄を消去するとともに、該識別図柄を
前記側部表示装置に表示する、又は前記側部表示装置に
表示された表示内容が消去されるとともに、該識別図柄
を前記中央表示装置に表示することにより識別図柄が移
動するように表示制御する。すなわち、側部表示装置を
識別情報が表示可能なように(例えば、発光LEDによ
るドットマトリクスで)構成し、側部表示装置に識別情
報を表示するので、中央表示装置の表示画面を大きくす
ることなく、遊技機面の多くの領域を用いて識別情報の
変動表示を行うことができ、遊技の興趣を高めることが
できる。
【0019】第2の発明では、前記表示装置は、前記中
央表示装置と前記側部表示装置との間に備えられ表示内
容が変化可能な連結表示装置を含み、前記連結表示装置
は、前記中央表示装置と前記側部表示装置との間で識別
図柄が移動する際に、該識別図柄の移動過程が表示され
るので、連続して配置された表示部を用いて、遊技盤面
の多くの領域を用いて識別情報の変動表示を行うことが
でき、識別情報の変動表示を分かりやすく表示すること
ができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0020】第3の発明では、前記連結表示装置は、前
記遊技盤面の略同一平面となるように取り付けられたベ
ース部材と、前記ベース部材の一部に形成された開口
と、該開口の後方に設けられる表示素子と、前記開口に
嵌合され、前記ベース部材と略同一平面となって前記開
口を塞ぐとともに、前記表示素子の発光を透過可能なレ
ンズ部材と、を備えるので、連結表示装置の前面を球が
通過可能な位置(例えば、遊技盤表面から突出すること
なく、又は、前記連結表示装置の表面に球が乗り上げる
こと可能な高さで遊技盤表面から突出して)に取り付け
られているので、連結表示装置を設けても遊技球の流下
を邪魔することがなく、連結表示装置の前を球が通過す
ることで装飾効果を高めることができる。
【0021】第4の発明では、前記表示制御手段は、前
記側部表示装置の表示領域において、前記変動表示ゲー
ムの実行権利一つに対して、一つの始動記憶表示を行
い、前記側部表示装置に表示された一つの始動記憶表示
が消去されるとともに、該始動記憶表示が前記側部表示
装置から前記連結表示装置に移動するように表示制御
し、前記連結表示装置に表示された始動記憶表示が消去
されるとともに、該始動記憶表示が前記連結表示装置か
ら前記中央表示装置に移動するように表示制御する始動
記憶表示手段と、前記中央表示装置に始動記憶表示が移
動した後に、前記識別図柄の変動表示を制御する変動表
示手段と、を備えるので、始動記憶表示から変動表示が
開始することで始動記憶と変動表示の関係を分かりやす
く表示することができ、斬新な表示演出により遊技の興
趣を高めることができる。
【0022】第5の発明では、機枠に対して回動可能に
軸支され、前記遊技盤を備えた前面枠と、該遊技盤の遊
技領域を透過可能な透過部材と、前記前面枠の一側方に
回動可能に軸支された前面カバー部材と、を備え、前記
前面カバー部材は、前記透過部材の外側所要範囲に亘っ
て形成され、表示内容が変化可能な外側表示装置を備
え、前記表示制御手段は、前記側部表示装置及び前記中
央表示装置とともに外側表示装置にも識別図柄を表示す
るように、識別図柄の変動表示を制御するので、遊技盤
面より大きな領域を用いて識別情報の変動表示を行うこ
とができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0023】第6の発明では、前記表示制御手段は、前
記中央表示装置、前記側部表示装置、前記連結表示装置
及び前記外側表示装置の各表示画面全体で一つの識別図
柄を表示するように制御するので、遊技盤面より大きな
領域を用いて識別情報を表示でき、斬新な表示演出によ
り遊技の興趣を高めることができる。
【0024】第7の発明では、前記表示制御手段は、前
記側部表示装置で遊技領域に向けて発射された球の発射
タイミングに関連して、該球が移動する様子を表示する
発射球移動表示を制御するので、球の発射状況が容易に
把握できると共に、斬新な表示演出により遊技の興趣を
高めることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。
【0026】図1は、本発明の実施の形態の遊技機(カ
ード球貸ユニットを併設したCR機)全体の構成を示す
正面図である。
【0027】遊技機1の前面枠3は本体枠(外枠)にヒ
ンジを介して開閉回動可能に組み付けられ、遊技盤6は
前面枠3の裏面に取り付けられた収納フレームに収納さ
れる。遊技盤61の表面にはガイドレール8a、8bに
囲まれた遊技領域が形成され、遊技領域のほぼ中央には
中央表示装置としての変動表示装置4が配置され、遊技
領域の下方には大入賞口として機能する特別変動入賞装
置5が配設されている。
【0028】前面カバー部材としての前面枠3には遊技
盤61の前面を覆う透過部材としてのカバーガラス18
が取り付けられている。カバーガラス18の内側の遊技
盤6の上部には、点灯により球の排出の異常等の状態を
報知する賞球異常報知ランプ31、賞球排出報知ランプ
32が設けられている。また、報知ランプ31、32の
両側には、音出力装置(スピーカ)19が設けられてい
る。また、カバーガラス18の内側の遊技盤6の左右に
は、変動表示装置4における変動表示時に、変動表示装
置4と共に識別情報を表示する透過部サイド表示装置
(枠ランプ)37a、37bが設けられている。この透
過部サイド表示装置37a、37bは、複数の発光素子
(発光ダイオード等)がドットマトリクス状に集合して
構成されており、外側表示装置として機能する。なお、
透過部サイド表示装置37a、37bを発光素子による
ドットマトリクスではなく、液晶表示装置で構成しても
よい。
【0029】変動表示装置4は、例えば、LCD(液晶
表示器)、CRT(ブラウン管)等で表示画面部分が構
成されている。表示画面(表示領域)には、複数の変動
表示領域が設けられており、各変動表示領域に識別情報
(図柄)が表示される。すなわち、左、中、右に設けら
れた三つの変動表示領域には、識別情報として割り当て
られた図柄(例えば、「0」〜「9」までの数字)が変
動表示して変動表示ゲームが行われる。その他、表示画
面には、一定のストーリー性を持って遊技を進行させる
ためのキャラクタや背景等の画面が遊技の進行に伴って
表示される。
【0030】特別変動入賞装置5の上方には、普通変動
入賞装置(普通電動役物)を有する始動口7が、遊技領
域の左右の所定の位置には、普通図柄始動ゲート10が
配設される。
【0031】始動口7へ遊技球の入賞があると、変動表
示装置4では、前述した識別情報が順に変動表示する変
動表示ゲームが開始し、変動表示ゲームに関する画像が
表示される。始動口7への入賞が所定のタイミングでな
されたとき(具体的には、入賞検出時の特別図柄乱数カ
ウンタ値が当たり値であるとき)には、大当り状態とな
り、三つの図柄が揃った状態(大当たり図柄)で停止す
る。このとき、特別変動入賞装置5は、大入賞口ソレノ
イド5A(図2参照)への通電によって、大入賞口を所
定の時間(例えば30秒)だけ大きく開き、遊技者は多
くの遊技球を獲得することができる。すなわち、特別変
動入賞装置5は、遊技球を受け入れない閉状態(遊技者
に不利な状態)から遊技球を受け入れやすい開状態(遊
技者に有利な状態)に変換される。
【0032】この始動口7への遊技球の入賞は、特別図
柄始動センサ52で検出される。この遊技球の通過タイ
ミングによって抽出された入賞検出時点での遊技制御装
置100内に備えられた特別図柄乱数カウンタの値は、
特別図柄入賞記憶として、遊技制御装置100内の所定
の記憶領域(特別図柄乱数記憶領域)に、所定回数(例
えば、最大で連続した4回分)を限度に記憶される。こ
の特別図柄入賞記憶の記憶数は、変動表示装置4の下側
に設けられた4つのLEDからなる特別図柄記憶状態表
示器18又は透過部サイド表示装置37a、37bに表
示される。遊技制御装置100は、特別図柄入賞記憶に
基づいて、変動表示装置4にて可変表示ゲームを行う。
【0033】特別変動入賞装置5への遊技球の入賞は、
カウントセンサ54、継続センサ55(図2参照)によ
り検出される。
【0034】普通図柄始動ゲート10へ遊技球の入賞が
あると、普通図柄表示器17では、普通図柄(例えば、
一桁の数字からなる図柄)の変動表示を始める。普通図
柄始動ゲート10への入賞が所定のタイミングでなされ
たとき(具体的には、入賞検出時の普通図柄乱数カウン
タ値が当たり値であるとき)には、普通図柄に関する当
たり状態となり、普通図柄が当たり図柄(当たり番号)
で停止する。このとき、始動口7の手前に設けられた普
通変動入賞装置は、普通電動役物ソレノイド7A(図2
参照)への通電により、始動口7への入口を所定の時間
(例えば、0.5秒)だけ拡開するように変換され、遊
技球の始動口7への入賞可能性が高められる。
【0035】普通図柄始動ゲート10への遊技球の通過
は、普通図柄始動センサ53で検知される。この遊技球
の通過タイミングによって抽出された通過検出時点での
遊技制御装置100内に備えられた普通図柄乱数カウン
タの値は、普通図柄入賞記憶として、遊技制御装置10
0内の所定の記憶領域(普通図柄乱数記憶領域)に、所
定回数(例えば、最大で連続した4回分)を限度に記憶
される。この普通図柄入賞記憶の記憶数は特別変動入賞
装置5の右側に設けられた4つのLEDからなる普通図
柄記憶状態表示器16に表示される。遊技制御装置10
0は普通図柄入賞記憶に基づいて、普通図柄に関する当
たりの抽選を行う。
【0036】遊技領域の左右には、変動表示装置4にお
ける変動表示時に、変動表示装置4と共に識別情報を表
示する、側部表示装置として機能するサイド表示装置3
5a、35bが設けられている。
【0037】また、変動表示装置4とサイド表示装置3
5aの間には連結表示装置36aが設けられており、変
動表示装置4とサイド表示装置35bの間には連結表示
装置36bが設けられている。この連結表示装置36
a、36bは、変動表示装置4とサイド表示装置35
a、35bとの間で表示内容が相互に移動する際に、該
移動する表示内容が連結表示装置36a、36bに表示
されて、連結表示装置36a、36b内を左又は右に移
動するように表示することによって、変動表示装置4と
サイド表示装置35a、35bとの間の表示内容の移動
を表現する。
【0038】これらのサイド表示装置35a、35b及
び連結表示装置36a、36bは、複数の発光素子(発
光ダイオード等)がドットマトリクス状に集合して構成
されている。なお、サイド表示装置35a、35bを発
光素子によるドットマトリクスではなく、液晶表示装置
で構成してもよい。
【0039】遊技領域の最下端には、遊技球を排出する
アウト口が設けられる。
【0040】遊技機の要所には、装飾用ランプ、LED
等の装飾発光装置が設けられる。
【0041】前面枠3の下部の開閉パネル20には球を
打球発射装置に供給する上皿21が、固定パネル22に
は下皿23及び打球発射装置の発射ハンドル24等が配
設される。上皿21には打球発射装置に供給される球が
流下する金属製のレールが設けられており、このレール
の近傍には、レールを流下して打球発射装置に供給され
る球を検出する送り球検出センサが設けられている。
【0042】カード球貸ユニット2には、前面のカード
挿入部25に挿入されたカード(プリペイドカード等)
のデータの読込、書込等を行うカードリーダライタと球
貸制御装置が内蔵され、カード球貸ユニット用の操作パ
ネル26は遊技機1の上皿21の外面に形成される。カ
ード球貸ユニット用の操作パネル26には、カードの残
高を表示するカード残高表示部27、球貸しを指令する
球貸しスイッチ28と、カードの返却を指令するカード
返却スイッチ30等が設けられている。
【0043】図2は、遊技制御装置100を中心とする
遊技機1の制御系の一部を示すブロック図である。
【0044】遊技制御装置100は、遊技を統括的に制
御する主制御装置であり、遊技制御を司るCPU、遊技
制御のための不変の情報を記憶しているROM及び遊技
制御時にワークエリアとして利用されるRAMを内蔵し
た遊技用マイクロコンピュータ101、入力インターフ
ェース102、出力インターフェース103、発振器1
04等から構成される。
【0045】遊技用マイクロコンピュータ101は、入
力インターフェース102を介しての各種検出装置(一
般入賞口センサ51A〜51N、特別図柄始動センサ5
2、普通図柄始動センサ53、カウントセンサ54、継
続センサ55)からの検出信号を受けて、大当り抽選
等、種々の処理を行う。そして、出力インターフェース
103を介して、各種制御装置(表示制御装置150、
排出制御装置200、装飾制御装置250、音制御装置
300)、大入賞口ソレノイド5A、普通電動役物ソレ
ノイド7A、普通図柄表示器17等に指令信号を送信し
て、遊技を統括的に制御する。
【0046】排出制御装置200は、遊技制御装置10
0からの賞球指令信号に基づいて、払出ユニット(図示
省略)の動作を制御し賞球を排出させる。また、カード
球貸ユニットからの貸球要求に基づいて、払出ユニット
の動作を制御し貸球を排出させる。
【0047】装飾制御装置250は、遊技制御装置10
0からの装飾指令信号に基づいて、装飾用ランプ、LE
D等の装飾発光装置を制御すると共に、特別図柄始動記
憶表示器18、普通図柄始動記憶表示器22の表示を制
御する。特に、本発明においては、装飾制御装置250
は、変動表示装置4における変動表示時に、変動表示装
置4と共に識別情報を表示するサイド表示装置35a、
35b、連結表示装置36a、36b及び透過部サイド
表示装置37a、37bの表示動作を制御する。
【0048】音制御装置300は、スピーカ19からの
効果音の出力を制御する。
【0049】なお、遊技制御装置100から、各種従属
制御装置(表示制御装置150、排出制御装置200、
装飾制御装置250、音制御装置300)への通信は、
遊技制御装置100から従属制御装置に向かう単方向通
信のみが許容されるようになっている。これにより、遊
技制御装置100に従属制御装置側から不正な信号が入
力されることを防止することができる。
【0050】発射制御装置(図示省略)は、発射ハンド
ル24に設けられた発射スイッチ、タッチスイッチの操
作を検出して、発射制御装置内のモータ駆動回路を作動
させて、打球発射装置を駆動して打球を発射する。
【0051】この発射スイッチは、発射ハンドル24の
回転操作を検出する発射起動スイッチと、発射モータを
停止させるストップスイッチとで構成されている。遊技
者が発射ハンドル24を回転操作し、さらにストップス
イッチが操作されていないときに、発射スイッチは、出
力をハイレベルとし、発射指令信号を出力する。また、
発射ハンドル24にはタッチスイッチが設けられてお
り、遊技者が発射ハンドル24に触れているときに出力
をハイレベルとし、タッチ維持検出信号を出力する。こ
のような構成により、遊技者が発射ハンドル24に触れ
ながら、これを回転させることにより、遊技球を発射す
ることができる。このとき、遊技球の発射の勢いは、発
射ハンドル24の回転量によって調整することができ
る。
【0052】発射指令信号、タッチ維持検出信号、発射
許可信号は判定回路に入力される。判定回路はANDゲ
ートで構成されており、上述した3つの信号の全てが球
発射状態(ハイレベル)となったときに、モータ駆動回
路を動作させ、発射制御装置の球発射モータを駆動す
る。
【0053】また、発射制御装置からは、サイド表示装
置35aにおける発射球位置表示のために用いられる、
発射タイミング信号が出力される。すなわち、発射制御
装置からは、打球発射装置に供給される発射パルス信号
が出力されており、この発射パルス信号は装飾制御装置
250(又は、遊技制御装置100)に入力される。
【0054】打球発射装置(図示省略)は、発射制御装
置のモータ駆動回路により駆動される球発射モータを有
する。球発射モータは回転駆動されるカム部材に連結さ
れている。このカム部材は、回転によりバネで付勢され
た発射杆をバネ手段に抗する方向に回転させる。さらに
カム部材が回転すると、発射杆はバネ手段に対抗する支
えを失って、バネ手段による付勢方向、すなわち遊技球
を打ち出す方向に回転する。これによって遊技球が打ち
出される。
【0055】遊技機の電源装置(図示省略)は、電源回
路のほかに、バックアップ電源部と停電監視回路とを備
えている。停電監視回路は、電源装置の所定の電圧降下
を検出すると、遊技制御装置100等に対して停電検出
信号とリセット信号とを順に出力する。遊技制御装置1
00は、停電検出信号を受けると所定の停電処理を行
い、リセット信号を受けるとCPUの動作を停止する。
バックアップ電源部は、遊技制御装置100等のRAM
にバックアップ電源を供給して、遊技データ(遊技情
報、遊技制御情報:変動表示ゲーム情報を含む)等をバ
ックアップする。
【0056】表示制御装置150は、CPU151、R
OM152、RAM153、DMAC(ダイレクト・メ
モリ・アクセス・コントローラ)154、インターフェ
ース155、VDC(ビデオ・ディスプレイ・コントロ
ーラ)156、画像データ(図柄データ、背景画デー
タ、動画キャラクタデータ等)を格納したフォントRO
M157、発振器158、γ補正回路159等から構成
される。
【0057】CPU151は、遊技制御装置100から
の表示指令信号に基づいて、画面情報(図柄表示情報、
背景画面情報、動画キャラクタ画面情報等)を作成し
て、RAM153に記憶する。この画面情報は、VDC
156の垂直同期割込のタイミングで、転送指令を受け
たDMAC154により、VDC156に転送される。
VDC156は、この画像情報に基づき、フォントRO
M157の該当画像データを取り込み、変動表示装置4
の画面に水平走査、垂直走査を行って、所定の画像表示
(描画)を行う。
【0058】フォントROM157には、変動表示ゲー
ムに用いる各図柄のデータや、背景、キャラクタ等の演
出表示のデータを格納してある。すなわち、フォントR
OM157には、変動表示パターン毎に変動表示の手順
に関する変動表示手順情報が記憶されており、遊技制御
装置100において変動パターン決定用乱数に基づいて
選択された、表示制御装置150に送られた表示制御コ
マンドによって、変動表示手順情報がフォントROM1
57から読み出され、変動表示手順情報に基づいた画像
が変動表示装置4に表示される。
【0059】γ補正回路159は、変動表示装置4の信
号電圧に対する照度の非線形特性を補正して、変動表示
装置4の表示照度を調整するものである。
【0060】インターフェース155の手前には、信号
伝達方向規制手段であるバッファ回路160が設けら
れ、遊技制御装置100から表示制御装置150への信
号入力のみが許容され、表示制御装置150から遊技制
御装置100への信号出力を禁止している。なお、遊技
制御装置100と表示制御装置150との間で双方向通
信を行う場合には、バッファ回路160には双方向バッ
ファを用いることもできる。
【0061】遊技制御装置100から表示制御装置15
0に送信される信号には、停止図柄、変動過程を指示す
る表示制御コマンドが含まれている。表示制御装置15
0は、遊技制御装置100からの表示制御コマンドによ
って、遊技制御装置100で抽出された乱数に対応する
変動パターンで、変動表示される出現図柄、仮停止図柄
を選択して、変動表示装置4に表示する。そして、最終
的に本停止図柄として、遊技制御装置100から送信さ
れてきた大当り図柄を導出して表示する。すなわち、表
示制御装置150が、上記変動パターン決定用乱数によ
って複数種類の変動表示手順のうちのいずれかを選択的
に実行可能としている。この複数種類の変動表示手順
は、遊技者に有利な状態を導出する特定の結果態様を含
む変動表示手順や、遊技者に有利な状態を導出しない結
果態様を含む変動表示手順が選択対象として準備されて
いる。また、遊技制御装置100から装飾制御装置25
0に送信される信号である装飾制御指令信号によって、
表示制御装置150による識別情報の表示に伴い、サイ
ド表示装置35a、35b及び透過部サイド表示装置3
7a、37bに識別情報が表示される。
【0062】以上のように、遊技制御装置100と表示
制御装置150と装飾制御装置250とが表示制御手段
として機能する。
【0063】図3は、本発明の実施の形態の遊技機の状
態遷移図である。この状態遷移図に従って、遊技の概要
について説明する。以下の説明では、変動表示装置4の
変動表示ゲームの変動表示領域を左、中、右の変動表示
領域として説明する。
【0064】まず、遊技開始当初(あるいは遊技開始
前)の時点では、客待ち状態となっており、客待ち画面
の表示を指令する表示制御指令信号が遊技制御装置10
0から表示制御装置150に送信され、変動表示装置8
の表示画面には、動画又は静止画である客待ち画面が表
示される。
【0065】そして、遊技領域3に打ち出された遊技球
が始動口7に入賞すると、遊技制御装置100によっ
て、所定の乱数が抽出され、変動表示ゲームの大当りの
抽選が行われ、その入賞が特別図柄始動記憶として記憶
される。そして、遊技制御装置100から表示制御装置
150に変動表示を指令する表示指令信号が送信され、
変動表示装置4の画面の左、中、右の変動表示領域に複
数の図柄の変動表示が開始される。
【0066】この変動表示の開始後、所定の時間が経過
すると、変動表示が左、右、中の順に仮停止する。この
仮停止状態とは遊技者が図柄を認識可能な略停止状態と
して、最終的な停止図柄が確定しない状態である。具体
的には、停止位置にて図柄を微少に変動させることの他
に、図柄を回転させたり、図柄を拡大縮小したり、図柄
の色を変化させたり、図柄の形状を変化させる等の態様
がある。
【0067】変動表示の過程でリーチ状態(例えば、左
の図柄と右の図柄が大当りの組合せを発生する可能性の
ある状態や、全ての図柄が揃って回転する全回転リーチ
状態)が発生すると、所定のリーチ遊技が行われる。こ
のリーチ遊技では、例えば中の図柄を極めて低速で変動
表示させたり、高速変動させたり、変動表示を逆転した
りする。また、リーチ遊技に合わせた背景表示、キャラ
クタ表示が行われる。
【0068】そして、当り図柄の抽選の結果が大当りで
あれば、最終的に左、中、右の図柄が所定の大当りの組
合せで停止され、大当りが発生する。
【0069】この大当りが発生すると、特別変動入賞装
置5が所定期間にわたって開かれる特別遊技(大当たり
遊技)が行われる。この特別遊技は特別変動入賞装置5
への遊技球の所定数(例えば、10個)の入賞又は所定
時間の経過(例えば、30秒)を1単位(1ラウンド)
として実行され、特別変動入賞装置5内の継続入賞口へ
の入賞(継続センサ16による入賞球の検出)を条件
に、規定ラウンド(例えば、16ラウンド)繰り返され
る。また、大当り遊技が発生すると、大当りのファンフ
ァーレ表示、ラウンド数表示、大当りの演出表示等、遊
技制御装置100から表示制御装置150に大当り遊技
に関する表示を指令する信号が送信され、変動表示装置
の画面に大当り遊技の表示が行われる。
【0070】この場合、大当りが特定の大当りであれ
ば、大当り遊技後に特定遊技状態が発生され、次回の大
当りの発生確率を高確率(確変状態)にしたり、普通図
柄表示器23における変動表示ゲームの変動表示時間の
短縮(時短)等が行われ、遊技者により有利な状態とな
る。
【0071】そして、変動表示ゲームが終了したとき
(ハズレのとき)にあるいは大当り遊技が終了したとき
に、特別図柄始動記憶があれば、その特別図柄始動記憶
に基づき新たな変動表示ゲームが繰り返される。また、
変動表示ゲームが終了したとき(ハズレのとき)に、特
別図柄始動記憶がなければ、客待ち状態に戻される。
【0072】なお、普通図柄始動ゲート20を遊技球が
通過すると、その通過又は普通図柄始動記憶に基づき、
普通図柄に関する乱数が抽出され、乱数が当たりであれ
ば、普通図柄表示器23に当たり表示が行われて、始動
口7の普通変動入賞装置8が所定時間(例えば、0.5
秒)にわたって拡開され、始動口7への入賞が容易にさ
れる。
【0073】図4は、本発明の第1の実施の形態の遊技
機における識別情報の表示態様を説明する図である。
【0074】本図に示す実施の形態では、左・中・右の
識別情報は、中の識別情報が変動表示装置4に、左の識
別情報が左側のサイド表示装置35aに、右の識別情報
が右側のサイド表示装置35bに表示されている。変動
表示装置4とサイド表示装置35a、35bの間に設け
られた連結表示装置36a、36bには何も表示されて
いない。なお、本図において、サイド表示装置35a、
35b及び連結表示装置36a、36bは黒色が消灯状
態を、白色が点灯状態を示す。
【0075】図4に示す状態では、左・中・右の識別情
報共に「7」が表示されており、各識別情報が同じ識別
情報を表示して揃った状態となって、大当たりとなって
いる。そして、遊技領域の両側のサイド表示装置35
a、35bに表示される図柄には、上方から花びらが降
ってくるような装飾表示がされている。なお、連結表示
装置36a、36bに識別情報の変動表示に伴う演出情
報を表示してもよい。
【0076】図5は、本発明の第1の実施の形態の遊技
機における識別情報の別の表示態様を説明する図であ
る。本図に示す識別情報の表示態様では、左・中・右の
識別情報は変動表示装置4において変動表示する。な
お、遊技盤面の左側約3分の1は省略した。
【0077】図5(a)は、変動表示装置4に、変動表
示中の識別情報が表示されている状態を示す。変動表示
装置4の左・中・右の各変動表示領域には各々「6」の
識別情報が表示されている。このとき、透過部サイド表
示装置37bには次の識別情報(右の識別情報)である
「7」が表示されている。
【0078】図5(b)は、次に表示される識別情報の
一部が、変動表示装置4に現れた状態を示す。すなわ
ち、図5(a)に示す状態で表示されていた識別情報
「6」が上方に移動して、中の変動表示領域に次に表示
される識別情報「7」が変動表示領域の下方から現れて
きている。そして、図5(a)に示す状態で透過部サイ
ド表示装置37bに表示されていた次の識別情報「7」
はサイド表示装置35bに移動している。
【0079】図5(c)は、次に表示される識別情報の
大半が、変動表示装置4に現れた状態を示す。すなわ
ち、図5(b)に示す状態で表示されていた識別情報
「6」がさらに上方に移動して、変動表示領域の上方に
消え去ろうとしており、識別情報「6」の一部が残存し
た状態となっている。中の変動表示領域に次に表示され
る識別情報「7」の大半が変動表示領域の下方に表示さ
れている。そして、図8(b)に示す状態でサイド表示
装置35bに表示されていた次の識別情報「7」は連結
表示装置36bに移動している。
【0080】図5(d)は、透過部サイド表示装置37
bから出現した識別情報が、サイド表示装置35b、連
結表示装置36bを経由して、変動表示装置4に至った
状態を示す。
【0081】変動表示装置4の右の変動表示領域には、
透過部サイド表示装置37bから出現して、サイド表示
装置35b及び連結表示装置36bを経由して移動して
きた識別情報「7」が表示されている。同様に、変動表
示装置4の左の変動表示領域には、透過部サイド表示装
置37aから出現して、サイド表示装置35a及び連結
表示装置36aを経由して移動してきた識別情報「7」
が表示されている。また、中の変動表示領域には、変動
表示装置4の下方から出現した識別情報「7」が表示さ
れている。また、この状態で、サイド表示装置35bに
は、変動表示装置4の変動表示領域に次に表示されるか
ら識別情報「8」が出現している。
【0082】このように第1の実施の形態では、ガイド
レール8a、8bに囲まれた遊技領域を前面に形成した
遊技盤6と、遊技盤6に設けられ表示内容が変化可能な
表示装置(4、35a、35b、36a、36b)と、
始動条件の成立に基づき該表示装置に複数の識別情報を
変動表示させる変動表示ゲームを制御すると共に、大当
たりの場合に該変動表示ゲームの表示結果として大当た
り結果態様を表示させる制御手段(遊技制御装置10
0、表示制御装置150、装飾制御装置250等)と、
を備え、前記大当たりの場合に特定の遊技価値を付与可
能な遊技機において、前記表示装置は、前記遊技領域の
略中央部に設けられ表示内容が変化可能な変動表示装置
(中央表示装置)4と、変動表示装置4と隔離した状態
で、ガードレール8bの内側所要範囲に亘って設けられ
表示内容が変化可能なサイド表示装置(側部表示装置)
35a、35bと、変動表示装置4と前記側部表示装置
との間に備えられ表示内容が変化可能な連結表示装置3
6a、36bとを含み、前記制御手段は、変動表示装置
4及びサイド表示装置35a、35bに識別情報を変動
表示するように制御するので、変動表示装置4の表示画
面を大きくすることなく、遊技機面の多くの領域を用い
て識別情報の変動表示を行うことができ、遊技の興趣を
高めることができる。
【0083】特に、図5に示す実施の形態では、前記制
御手段は、変動表示装置4に表示された識別情報を消去
するとともに、該識別情報をサイド表示装置35a、3
5bに表示する、又は、サイド表示装置35a、35b
に表示された表示内容が消去されるとともに、該識別情
報を変動表示装置4に表示して識別情報が移動するよう
に表示制御し、連結表示装置36a、36bには、前記
変動表示装置4と前記サイド表示装置35a、35bと
の間で識別情報が移動する際に、該識別情報の移動過程
が表示されるので、連続して配置された表示部を用い
て、遊技盤面の多くの領域を用いて識別情報の変動表示
を行うことができ、識別情報の変動表示を分かりやすく
表示することができ、遊技の興趣を高めることができ
る。
【0084】また、遊技盤6に設けられた表示装置
(4、35a、35b、36a、36b)の他に、該遊
技盤の遊技領域が視認可能なように覆う透過部材の外側
所要範囲に亘って形成され表示内容が変化可能な透過部
サイド表示装置37a、37bを備え、前記制御手段
は、変動表示装置4、連結表示装置36a、36b及び
サイド表示装置35a、35bとともに、透過部サイド
表示装置37a、37bにも識別情報を表示するよう
に、識別情報の変動表示を制御するので、遊技盤面より
大きな領域を用いて識別情報の変動表示を行うことがで
き、遊技の興趣を高めることができる。すなわち、遊技
盤の外側の表示装置を使用して識別情報の変動表示が行
えるため、今までにない斬新な変動表示遊技を行うこと
ができる。
【0085】図6は、本発明の第2の実施の形態の遊技
機における表示態様を説明する図である。
【0086】図6に示す第2の実施の形態では、識別情
報の変動表示は変動表示装置4によってのみ行われ、サ
イド表示装置35a、35bには特別図柄の始動記憶が
表示される。すなわち、左右のサイド表示装置35a、
35bが各々、上側の領域と下側の領域とに分割され、
左右上下合わせて4つの表示領域が形成される。そし
て、各表示領域の点灯/消灯によって、始動記憶の有無
(始動記憶の記憶数)が表示される。
【0087】図6(a)は、変動表示装置4には識別情
報が表示されておらず、識別情報の変動表示が行われて
いない状態を示す。また、サイド表示装置35a、35
bの4つの領域は点灯状態(サイド表示装置35a、3
5bは白色が点灯状態を示す)にあり、遊技制御装置1
00に4つの特別図柄始動記憶が記憶されている状態を
示す。なお、この状態では連結表示装置36a、36b
には何も表示されていない(連結表示装置36a、36
bは黒色が消灯状態を示す)。
【0088】図6(b)は、右側のサイド表示装置35
bから、右側の連結表示装置36bを経由して、変動表
示装置4に始動記憶が移動している途中の状態を示す。
すなわち、右側のサイド表示装置35bの上部に表示さ
れた始動記憶が連結表示装置36bに移動し、サイド表
示装置35bの下部に表示された始動記憶がサイド表示
装置35bの上部に移動している。
【0089】図6(c)は、図6(b)に示す状態か
ら、さらに始動記憶が移動し、変動表示が開始される前
の状態を示す。すなわち、図6(b)の状態で、右側の
連結表示装置36bに表示されていた特別図柄始動記憶
は、変動表示装置4に表示される。そして、始動記憶表
示を受け入れた変動表示装置4では、表示画面に上方か
ら花びらが降ってくるような装飾表示をする。すなわ
ち、変動表示装置4では、サイド表示装置35a、35
b(連結表示装置36a、36b)から移動してきた始
動記憶表示を散らすような装飾表示をする。
【0090】図6(d)は、変動表示が開始された状態
を示す。始動記憶は3つとなり、左側サイド表示装置3
5aの上下領域、右側サイド表示装置35bの上側領域
の合計3つの領域が点灯状態(図面においては白色)と
なり、3つに始動記憶が記憶されていることが表示され
ている。
【0091】図7は、本発明の第2の実施の形態の遊技
機における識別情報の変動表示の別な態様を説明する図
である。
【0092】図7に示す遊技盤6の表示装置では、図6
に示す例と異なり、変動表示装置4と、サイド表示装置
35a、35bと、連結表示装置36a、36bとに識
別情報を表示し、これらの表示装置4、35a、35
b、36a、36bによって識別情報の変動表示をす
る。
【0093】図7(a)は、変動表示装置4にのみ識別
情報が表示されている状態を示す。変動表示装置4の左
・中・右の各変動表示領域には各々「6」、「7」、
「9」の識別情報が表示されている。また、サイド表示
装置35a、35bと、連結表示装置36a、36bに
は識別情報が表示されていない消灯状態(黒色が消灯状
態を示す)にある。
【0094】図7(b)は、変動表示装置4に次に表示
される識別情報の一部が変動表示領域の上方から現れた
状態を示す。すなわち、図7(a)に示す状態で表示さ
れていた識別情報「6」、「7」、「9」の次の識別情
報「7」、「8」、「0」が変動表示領域の上方から現
れてきている。そして、中の識別情報「7」は、変動表
示装置4の表示画面の下方に移動し、変動表示領域の下
方に消え去ろうとしており、識別情報の一部が残存して
表示された状態となっている。また、左右の識別情報
は、横方向に移動し、連結表示装置36a、36bに表
示されている。すなわち、左の識別情報「6」は、次の
識別情報「7」が上方から出現すると共に、変動表示装
置4の外に左方向に移動して連結表示装置36aに表示
されている。また、右の識別情報「9」は、次の識別情
報「0」が上方から出現すると共に、変動表示装置4の
外に左方向に移動して連結表示装置36bに表示されて
いる。
【0095】図7(c)は、図7(b)に示す状態か
ら、さらに識別情報が移動した状態を示す。図7(b)
に示す状態で、左の連結表示装置36aに表示されてい
た識別情報「6」は、連結表示装置36a内をさらに横
方向(左方向)に移動してサイド表示装置35aに至
り、サイド表示装置35a内を下方に移動する。そし
て、サイド表示装置35aの下端において、サイド表示
装置35aから消え、遊技盤6面から識別情報「6」の
表示が消滅する。
【0096】また、図7(b)に示す状態で、左の連結
表示装置36aに表示されていた識別情報「9」は、連
結表示装置36b内をさらに横方向(右方向)に移動し
てサイド表示装置35bに至り、サイド表示装置35b
内を下方に移動する。そして、サイド表示装置35bの
下端において、サイド表示装置35bから消え、遊技盤
6面から識別情報「9」の表示が消滅する。
【0097】図8は、本発明の第2の実施の形態の遊技
機における識別情報の変動表示の別な態様を説明する図
である。
【0098】図8に示す遊技盤6の表示装置でも、図7
に示す遊技盤6と同様に、変動表示装置4と、サイド表
示装置35a、35bと、連結表示装置36a、36b
とに識別情報を表示し、これらの表示装置4、35a、
35b、36a、36bによって識別情報の変動表示を
する。
【0099】図8(a)は、変動表示装置4にのみ識別
情報が表示されている状態を示す。変動表示装置4の左
・中・右の各変動表示領域には各々「6」、「7」、
「9」の識別情報が表示されている。また、サイド表示
装置35a、35bと、連結表示装置36a、36bに
は識別情報が表示されていない消灯状態(黒色が消灯状
態を示す)にある。
【0100】図8(b)は、変動表示装置4に次に表示
される識別情報の一部が現れた状態を示す。すなわち、
図8(a)に示す状態で表示されていた中の識別情報
「6」、「7」、「9」が上方に移動し、変動表示領域
の上方に消え去ろうとしており、識別情報の一部が残存
した状態となっている。そして、中の変動表示領域に次
に表示される識別情報「8」が変動表示領域の下方から
現れてきている。
【0101】また、左右の変動表示領域に次に表示され
る識別情報がサイド表示装置35a、35bに表示され
ている。すなわち、左の変動表示領域に次に表示される
識別情報「7」はサイド表示装置35aの下端から出現
して、サイド表示装置35aを上方に移動する。そし
て、サイド表示装置35aの上端において移動方向を変
え、連結表示装置36aに至る。そして、連結表示装置
36a内を横方向(右方向)に移動し、変動表示装置4
に至る(図8(c))。
【0102】また、右の変動表示領域に次に表示される
識別情報「0」はサイド表示装置35bの下端から出現
して、サイド表示装置35bを上方に移動する。そし
て、サイド表示装置35bの上端において移動方向を変
え、連結表示装置36bに至る。そして、連結表示装置
36b内を横方向(右方向)に移動し、変動表示装置4
に至る(図8(c))。
【0103】図8(c)は、サイド表示装置35a、3
5bから出現した識別情報が、連結表示装置36a、3
6b内を経由して、変動表示装置4に至った状態を示
す。
【0104】左の変動表示領域には、サイド表示装置3
5aから出現して、サイド表示装置35a及び連結表示
装置36aを移動してきた識別情報「7」が表示されて
いる。また、中の変動表示領域には、変動表示装置4の
下方から出現した識別情報「8」が表示されている。ま
た、右の変動表示領域には、サイド表示装置35bから
出現して、サイド表示装置35b及び連結表示装置36
bを移動してきた識別情報「0」が表示されている。
【0105】この状態で、左右のサイド表示装置35
a、35bの下端には、変動表示装置4の変動表示領域
に次に表示されるから識別情報が出現している。すなわ
ち、左のサイド表示装置35aの下端には、左の変動表
示領域に次に表示されるから識別情報「8」が出現して
おり、右のサイド表示装置35aの下端には、右の変動
表示領域に次に表示されるから識別情報「1」が出現し
ている。
【0106】このように第2のに示す実施の形態(図
6)では、ガイドレール8a、8bに囲まれた遊技領域
を前面に形成した遊技盤6と、遊技盤6に設けられ表示
内容が変化可能な表示装置(4、35a、35b、36
a、36b)と、始動条件の成立に基づき該表示装置に
複数の識別情報を変動表示させる変動表示ゲームを制御
すると共に、大当たりの場合に該変動表示ゲームの表示
結果として大当たり結果態様を表示させる制御手段(遊
技制御装置100、表示制御装置150、装飾制御装置
250等)と、を備え、前記大当たりの場合に特定の遊
技価値を付与可能な遊技機において、前記表示装置は、
前記遊技領域の略中央部に設けられ表示内容が変化可能
な変動表示装置(中央表示装置)4と、変動表示装置4
と隔離した状態で、ガードレール8bの内側所要範囲に
亘って設けられ表示内容が変化可能なサイド表示装置
(側部表示装置)35a、35bと、変動表示装置4と
前記側部表示装置との間に備えられ表示内容が変化可能
な連結表示装置36a、36bとを含み、前記制御手段
は、サイド表示装置35a、35bの表示領域におい
て、前記変動表示ゲームの実行権利一つに対して、一つ
の始動記憶表示を行い、サイド表示装置35a、35b
に表示された一つの始動記憶表示が消去されるととも
に、該始動記憶表示がサイド表示装置35a、35bか
ら連結表示装置36a、36bに移動するように表示制
御し、連結表示装置36a、36bに表示された始動記
憶表示が消去されるとともに、該始動記憶表示が連結表
示装置36a、36bから変動表示装置4に移動するよ
うに表示制御する始動記憶表示手段と、前記変動表示装
置4に始動記憶表示が移動した後に、前記識別情報の変
動表示を制御する変動表示手段と、を備えるので、始動
記憶表示から変動表示が開始することで始動記憶と変動
表示の関係を分かりやすく表示することができ、斬新な
表示演出により遊技の興趣を高めることができる。
【0107】また、前記制御手段は、変動表示装置4の
表示画面に、サイド表示装置35a、35bから移動し
てきた始動記憶表示を散らして、花びら状の散点模様の
表示がされるように制御するので、斬新な表示演出によ
り遊技の興趣を高めることができる。
【0108】また、第2の実施の形態(図7、図8)で
は、ガイドレール8a、8bに囲まれた遊技領域を前面
に形成した遊技盤6と、遊技盤6に設けられ表示内容が
変化可能な表示装置(4、35a、35b、36a、3
6b)と、始動条件の成立に基づき該表示装置に複数の
識別情報を変動表示させる変動表示ゲームを制御すると
共に、大当たりの場合に該変動表示ゲームの表示結果と
して大当たり結果態様を表示させる制御手段(遊技制御
装置100、表示制御装置150、装飾制御装置250
等)と、を備え、前記大当たりの場合に特定の遊技価値
を付与可能な遊技機において、前記表示装置は、前記遊
技領域の略中央部に設けられ表示内容が変化可能な変動
表示装置(中央表示装置)4と、変動表示装置4と隔離
した状態で、ガードレール8bの内側所要範囲に亘って
設けられ表示内容が変化可能なサイド表示装置(側部表
示装置)35a、35bと、変動表示装置4と前記側部
表示装置との間に備えられ表示内容が変化可能な連結表
示装置36a、36bとを含み、前記制御手段は、変動
表示装置4に表示された識別情報を消去するとともに、
該識別情報をサイド表示装置35a、35bに表示す
る、又は、サイド表示装置35a、35bに表示された
表示内容が消去されるとともに、該識別情報を変動表示
装置4に表示して識別情報が移動するように表示制御
し、連結表示装置36a、36bには、前記変動表示装
置4と前記サイド表示装置35a、35bとの間で識別
情報が移動する際に、該識別情報の移動過程が表示され
る。
【0109】すなわち、図7に示す実施の形態では、制
御手段(遊技制御装置100、表示制御手段150、装
飾制御手段250等)が、変動表示装置4に表示された
識別情報を消去して、連結表示装置36a又は連結表示
装置36bの表示画面に識別情報が移動するように表示
し、さらに、連結表示装置36a又は連結表示装置36
bに表示された識別情報を消去して、各々サイド表示装
置35a又はサイド表示装置35bの表示画面に識別情
報が移動するように表示制御する。すなわち、識別情報
が、変動表示装置4、連結表示装置36a、サイド表示
装置35aの順に、又は、変動表示装置4、連結表示装
置36b、サイド表示装置35bの順に、遊技盤6中央
部から左右下方に流れるように制御される。
【0110】また、図8に示す実施の形態では、制御手
段(遊技制御装置100、表示制御手段150、装飾制
御手段250等)が、サイド表示装置35a及びサイド
表示装置35bに表示された識別情報を消去して、各々
連結表示装置36a及び連結表示装置36bの表示画面
に識別情報が移動するように表示し、さらに、連結表示
装置36a及び連結表示装置36bに表示された識別情
報を消去して、変動表示装置4の表示画面に識別情報が
移動するように表示制御する。すなわち、識別情報が、
サイド表示装置35a、連結表示装置36a、変動表示
装置4の順に、又は、サイド表示装置35b、連結表示
装置36b、変動表示装置4の順に、左右下方から中央
方向に流れるように制御される。
【0111】よって、連続して配置された表示部を用い
て、遊技盤面の多くの領域を用いて識別情報の変動表示
を行うことができ、識別情報の変動表示を分かりやすく
表示することができ、遊技の興趣を高めることができ
る。
【0112】図9は、本発明の実施の形態の遊技機にお
ける変動表示装置4の取付構造を示す断面図である。
【0113】変動表示装置4は表示画面を有する表示ユ
ニット4aと、表示ユニットを保持する枠4bと、変動
表示装置4の上部に設けられた飾り4cとによって構成
されている。表示ユニット4aは遊技盤6より奥まった
位置に取り付けられており、枠4bは遊技盤6の表面に
取り付けられている。すなわち、表示ユニット4aと枠
4bとは遊技球の流下を阻害するほど遊技盤6の表面か
ら突出しないように遊技盤6に取り付けられているの
で、表示ユニット4a及び枠4bの前面は遊技球が流下
することができる。また、飾り4cは遊技盤6から突出
した位置に取り付けられており、遊技盤6上を流下して
くる遊技球が表示ユニットに直接ぶつからないようにし
ている。
【0114】図10は、本発明の実施の形態の遊技機に
おける連結表示装置36aの取付構造を示す断面図であ
る。
【0115】連結表示装置36aは、遊技球の流下を阻
害するほど遊技盤6の表面から突出しないように遊技盤
6に取り付けられている。よって、連結表示装置36a
の前面は遊技球が流下することができる。すなわち、変
動表示装置4とサイド表示装置35aの間を遊技球が流
下することができるようになっている。
【0116】すなわち、連結表示装置36aはベース部
材361と、透光性を有するレンズ部材362と、ベー
ス部材361内部に収容された表示素子363とで構成
されている。ベース部材361は、連結表示装置36a
の筐体となるもので、遊技盤6に取り付けられている。
そして、遊技者から視認しうる箇所に開口部を有してい
る。この開口部には、開口部を塞ぐように透光性を有す
るレンズ部材が取り付けられており、ベース部材361
内部に収容された表示素子363による光を外部に透過
して、表示素子363による表示された識別情報や始動
記憶情報を、遊技者が視認できるように構成されてい
る。
【0117】なお、連結表示装置36bも、連結表示装
置36aと同様に、前面を遊技球が流下することができ
るように取り付けられている。
【0118】このように図10に示す実施の形態の連結
表示装置36a、36bは、遊技盤面に取り付けられ、
遊技盤面の略同一平面となるベース部材361と、ベー
ス部材361の一部に形成された開口と、該開口の後方
に設けられる表示素子363と、前記開口に嵌合され、
前記ベース部材と略同一平面となって前記開口を塞ぐと
ともに、前記表示素子の発光を透過可能なレンズ部材
と、を備えるので、連結表示装置36a、36bの前面
を球が通過可能なように、遊技盤6表面からの連結表示
装置36a、36bの突出高を、連結表示装置36a、
36bの表面に球が乗り上げることが可能な高さで遊技
盤6に取り付けられているので、連結表示装置36a、
36bを設けても遊技球の流下を邪魔することがなく、
連結表示装置36a、36bの前を球が通過することで
装飾効果を高めることができる。
【0119】図11は、本発明の実施の形態の遊技機に
おけるサイド表示装置35aの取付構造を示す断面図で
ある。
【0120】サイド表示装置35aの取付構造を示す断
面図である。サイド表示装置35aは、遊技盤6上にそ
の表面から突出するように取り付けられている。よっ
て、サイド表示装置35aが設定されている部分は、遊
技盤6上を遊技球が流下することはできない。すなわ
ち、サイド表示装置35aは、その前面を遊技球が流下
することはできない位置に、遊技盤6面から突出して取
り付けられている。
【0121】なお、サイド表示装置35bも、サイド表
示装置35aと同様に、遊技盤6から突出して取り付け
られている。
【0122】図12は、本発明の実施の形態の遊技機1
の表示装置の周辺の制御系の一部を示す、図2に示すも
のとは異なるブロック図である。なお、図12に示す実
施の形態において、表示制御装置150の構成は、図2
に示すものとほぼ同一であるが、図12に示す表示制御
装置150では各表示装置に対する出力回路(VDC1
56、γ補正回路159)が複数設けられている点が異
なる。
【0123】図12に示すブロック図は、サイド表示装
置35a、35b、連結表示装置36a、36b及び透
過部サイド表示装置37a、37bを発光素子によるド
ットマトリクスではなく、液晶表示装置で構成した場合
の接続を示す。
【0124】表示装置を構成する変動表示装置4の他、
サイド表示装置35a、35b、連結表示装置36a、
36b及び透過部サイド表示装置37a、37bは表示
制御装置150に接続されている。そして、表示制御装
置150のCPU151は、遊技制御装置100からの
表示指令信号に基づいて作成した画面情報(図柄表示情
報、背景画面情報、動画キャラクタ画面情報等)に基づ
き、フォントROM157の該当画像データを取り込
み、サイド表示装置35a、35b、連結表示装置36
a、36b及び透過部サイド表示装置37a、37bの
表示画面に水平走査、垂直走査を行って、所定の画像表
示(描画)を行う。
【0125】すなわち、表示制御装置150のフォント
ROM157には、変動表示装置4に表示される各図柄
のデータの他、サイド表示装置35a、35b、連結表
示装置36a、36b及び透過部サイド表示装置37
a、37bに表示される各図柄のデータや、背景、キャ
ラクタ等の演出表示のデータが格納されている。
【0126】図13は、本発明の実施の形態の遊技機1
の表示装置の周辺の制御系の一部を示す、図2、図12
に示すものとは異なるブロック図である。なお、図13
に示す実施の形態において、表示制御装置150の構成
は、図2に示すものとほぼ同一であるが、図13に示す
表示制御装置150では各表示装置に対する出力回路
(VDC156、γ補正回路159)が複数設けられて
いる点、及び、装飾制御装置250に対する出力回路が
設けられている点で異なる。
【0127】図13に示すブロック図は、サイド表示装
置35a、35b及び連結表示装置36a、36bを液
晶表示装置で構成し、透過部サイド表示装置37a、3
7bを発光素子によるドットマトリクスでで構成した場
合の接続を示す。
【0128】装飾制御装置250は表示制御装置150
に接続されており、表示制御装置150を介して遊技制
御装置100からの制御信号を受信する。すなわち、遊
技制御装置100から表示制御装置150へは変動表示
に関する表示制御指令信号が送信される。表示制御装置
150では、遊技制御装置100からの表示制御指令信
号を解析して、透過部サイド表示装置37a、37bを
駆動すべきときには、装飾制御装置250に装飾制御指
令信号を送信して、透過部サイド表示装置37a、37
bに所定の画像データを表示する。
【0129】表示装置を構成する変動表示装置4の他、
サイド表示装置35a、35b、連結表示装置36a、
36bは表示制御装置150に接続されている。また、
透過部サイド表示装置37a、37bは装飾制御装置2
50に接続されている。そして、表示制御装置150の
CPU151は、遊技制御装置100からの表示指令信
号に基づいて作成した画面情報(図柄表示情報、背景画
面情報、動画キャラクタ画面情報等)に基づき、フォン
トROM157の該当画像データを取り込み、サイド表
示装置35a、35b及び連結表示装置36a、36b
の表示画面に水平走査、垂直走査を行って、所定の画像
表示(描画)を行う。
【0130】すなわち、表示制御装置150のフォント
ROM157には、変動表示装置4に表示される各図柄
のデータの他、サイド表示装置35a、35b及び連結
表示装置36a、36bに表示される各図柄のデータ
や、背景、キャラクタ等の演出表示のデータが格納され
ている。
【0131】図14は、本発明の第3の実施の形態の遊
技機におけるサイド表示装置35aの別な表示の態様を
説明する図である。図中Aは遊技球であり、打球発射装
置(図示省略)から発射されガイドレール8a、8bに
沿って(外側ガイドレール8aと内側ガイドレール8b
との間の球通路を)上方(図中矢印方向)に移動する。
この内側ガイドレール8bの内側には左側のサイド表示
装置35aが設けられている。
【0132】図15は、本発明の第3の実施の形態の遊
技機におけるサイド表示装置35aの別な表示の態様を
説明する図であり、打球発射装置から発射された遊技球
がガイドレール8a、8bに沿ってさらに上昇し、サイ
ド表示装置35aの横に至った状態を示す。
【0133】このとき、サイド表示装置35aには、遊
技球の球の動きにあわせた発射球位置表示Bがされる。
この発射球の位置は、発射制御装置500から送信され
る発射パルス信号のタイミングと、予め定められた平均
的な打球速度とによって算出され、装飾制御装置250
が発射パルス信号を受信して所定時間後に、サイド表示
装置35aの表示素子を点灯させて、発射球位置表示B
がされるように制御する。なお、発射制御装置500が
生成する発射パルス信号のタイミングではなく、送り球
検出センサが検出した上皿21から打球発射装置に供給
される球の検出タイミングによって発射球位置表示Bの
表示タイミングを制御するように構成してもよい。
【0134】そして、遊技球の移動速度に合わせて、移
動する遊技球に対応する位置のサイド表示装置35aの
発光素子を点灯させ。遊技球の移動に合わせてサイド表
示装置35aの発射球位置表示Bが順次移動するように
制御する。
【0135】図16は、本発明の第3の実施の形態の遊
技機におけるサイド表示装置35aの別な表示の態様を
説明する図であり、打球発射装置から発射された遊技球
がガイドレール8a、8bに沿ってさらに上昇し、サイ
ド表示装置35aの上端に至った状態を示す。
【0136】この遊技球の発射から所定時間が経過し
て、遊技球が図16に示す位置に至ったと推定される
と、サイド表示装置35aの表示素子を点灯を終了さ
せ、発射球位置表示Bを終了する。
【0137】図17は、本発明の実施の形態の遊技機に
おけるサイド表示装置35aの構造を示す図である。
【0138】打球発射装置から発射された遊技球は、外
側ガイドレール8aと内側ガイドレール8bとの間の球
通路を上昇していくが、サイド表示装置35aの外側面
(左側面)を内側ガイドレール8bとして用い、内側ガ
イドレール8bをサイド表示装置35aと重なる部位に
設けていない。すなわち、遊技盤6の外周を下方から延
伸してきた内側ガイドレール8bは、サイド表示装置3
5aと当接する点Cで終了して、この点Cより上方の球
通路は外側ガイドレール8aとサイド表示装置35aの
側面とで構成される。また、サイド表示装置35aの上
部には、バネ性を有する切片による球戻り防止装置8c
が設けられている。
【0139】なお、内側ガイドレールには球が当たりに
くいので外側ガイドレールほど強度を必要としないが、
サイド表示装置35aの内側ガイドレール8bとして機
能する外側面は、金属薄板等の金属材料で構成し、遊技
球が当たっても摩耗、変形し難いようにするとよい。
【0140】図18は、第3の実施の形態の遊技機1の
表示装置の周辺の制御系の一部を示すブロック図であ
る。
【0141】図18に示すブロック図は、サイド表示装
置35aが装飾制御装置250に接続されており、装飾
制御装置250は発射制御装置500に接続されてい
る。すなわち、発射制御装置500からは、打球発射装
置の動作タイミングを規定する発射パルス信号が出力さ
れており、この発射パルス信号が装飾制御装置250に
も入力されている。そして前述したように、発射パルス
信号のタイミングと、予め定められた平均的な打球速度
とによって、サイド表示装置35aの表示素子を点灯さ
せて、発射球位置表示をする。
【0142】このように第3の実施の形態(図14〜図
16)では、ガイドレール8a、8bに囲まれた遊技領
域を前面に形成した遊技盤6と、遊技盤6に設けられ表
示内容が変化可能な変動表示装置4と、変動表示装置4
と隔離した状態で、ガードレール8bの内側所要範囲に
亘って設けられ表示内容が変化可能なサイド表示装置
(側部表示装置)35aと、を設け、変動表示装置4及
びサイド表示装置35aの表示を制御する制御手段(遊
技制御装置100、表示制御装置150、装飾制御装置
250等)と、を備える遊技機において、前記制御手段
は、サイド表示装置35aで遊技領域に向けて発射され
た球の発射タイミングに関連して、該球が移動する様子
を表示が、球の移動に伴い該球の横に表示された図形が
移動していくように表示する発射球移動表示を制御する
ので、球の発射状況が容易に把握できると共に、斬新な
表示演出により遊技の興趣を高めることができる。
【0143】また、遊技領域の左側部に設けられたサイ
ド表示装置35aは、その左側面によって遊技球を遊技
領域に導く通路(外レールと遊技領域の左側の境界を形
成する内レールとに囲まれた発射球通路)を形成してい
るので、サイド表示装置35aと内レールとの部品を共
通化することによって部品点数が削減され、遊技機の製
造原価を低減することができる。
【0144】また、サイド表示装置35aにより形成さ
れた内レールの端部のサイド表示装置35aに球戻り防
止装置8cを設けたので、さらに部品を共通化すること
ができる。
【0145】図19は、本発明の第4の実施の形態の遊
技機における識別情報の変動表示の態様を説明する図で
ある。
【0146】本実施の形態の遊技機では、サイド表示装
置35、透過部サイド表示装置37が設けられている。
このサイド表示装置35は、前述した左側サイド表示装
置35aと右側サイド表示装置35bとが遊技盤6の上
部にまで延伸して、両サイド表示装置35a、35bが
一体に結合するように構成されたものである。また、透
過部サイド表示装置37は、左側透過部サイド表示装置
37aと右側透過部サイド表示装置37bとが前面枠3
の上部まで延伸して、両透過部サイド表示装置37a、
37bが一体に結合するように構成されたものである。
【0147】本実施の形態では、変動表示装置4、サイ
ド表示装置35、連結表示装置36a、36b及び透過
部サイド表示装置37によって一つの識別情報が表示さ
れるように、各表示装置が制御されている。図19に示
す状態では、識別情報「7」が表示されている。
【0148】このように第4の実施の形態(図19)で
は、ガイドレール8a、8bに囲まれた遊技領域を前面
に形成した遊技盤6と、遊技盤6に設けられ表示内容が
変化可能な表示装置(4、35、36a、36b)と、
始動条件の成立に基づき該表示装置に複数の識別情報を
変動表示させる変動表示ゲームを制御すると共に、大当
たりの場合に該変動表示ゲームの表示結果として大当た
り結果態様を表示させる制御手段(遊技制御装置10
0、表示制御装置150、装飾制御装置250等)と、
を備え、前記大当たりの場合に特定の遊技価値を付与可
能な遊技機において、前記表示装置は、前記遊技領域の
略中央部に設けられ表示内容が変化可能な変動表示装置
(中央表示装置)4と、変動表示装置4と隔離した状態
で、ガードレール8bの内側所要範囲に亘って設けられ
表示内容が変化可能なサイド表示装置(側部表示装置)
35と、変動表示装置4と前記側部表示装置との間に備
えられ表示内容が変化可能な連結表示装置36a、36
bとを含み、さらに、該遊技盤の遊技領域が視認可能な
ように覆う透過部材の外側所要範囲に亘って形成され表
示内容が変化可能な透過部サイド表示装置37を備え、
前記制御手段は、変動表示装置4、サイド表示装置3
5、連結表示装置36a、36b及び透過部サイド表示
装置37の各表示画面全体で一つの識別図柄を表示する
ように制御するので、遊技盤面より大きな領域を用いて
識別情報を表示でき、斬新な表示演出により遊技の興趣
を高めることができる。
【0149】今回開示した実施の形態は、全ての点で例
示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上述
した発明の実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲
によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容
の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の遊技機の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態の遊技機の制御系の一部を
示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の遊技機の状態遷移図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態の識別情報の表示態
様の説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の識別情報の別の表
示態様の説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の表示態様の説明図
である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の識別情報の別の表
示態様の説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の識別情報の別の表
示態様の説明図である。
【図9】本発明の実施の形態の変動表示装置の周辺の断
面図である。
【図10】本発明の実施の形態の透過部サイド表示装置
の周辺の断面図である。
【図11】本発明の実施の形態のサイド表示装置の周辺
の断面図である。
【図12】本発明の実施の形態の遊技機の制御系の一部
を示すブロック図である。
【図13】本発明の実施の形態の遊技機の制御系の一部
を示すブロック図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態のサイド表示装置
の表示態様の説明図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態のサイド表示装置
の表示態様の説明図である。
【図16】本発明の第3の実施の形態のサイド表示装置
の表示態様の説明図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態のサイド表示装置
の表示態様の説明図である。
【図18】本発明の第3の実施の形態の遊技機の制御系
の一部を示すブロック図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態の遊技機の識別情
報の表示態様の説明図である。
【符号の説明】
1 遊技機 4 変動表示装置 3 前面枠 6 遊技盤 8a 外側ガイドレール 8b 内側ガイドレール 8c 球戻り防止装置 35 サイド表示装置 35a 左側サイド表示装置 35b 右側サイド表示装置 36a 左側連結表示装置 36b 右側連結表示装置 37 透過部サイド表示装置 37a 左側透過部サイド表示装置 37b 右側透過部サイド表示装置 100 遊技制御装置 150 表示制御装置 250 装飾制御装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドレールに囲まれた遊技領域を前面に
    形成した遊技盤と、該遊技盤に設けられ表示内容が変化
    可能な表示装置と、始動条件の成立に基づき該表示装置
    に複数の識別図柄を変動表示させる変動表示ゲームを制
    御すると共に、大当たりの場合に該変動表示ゲームの表
    示結果として大当たり結果態様を表示させる表示制御手
    段と、を備え、 前記大当たりの場合に特定の遊技価値を付与可能な遊技
    機において、 前記表示装置は、前記遊技領域の略中央部に設けられ表
    示内容が変化可能な中央表示装置と、該中央表示装置と
    隔離した状態で、前記ガードレールの内側所要範囲に亘
    って設けられ表示内容が変化可能な側部表示装置と、を
    含み、 前記表示制御手段は、前記中央表示装置に表示された識
    別図柄を消去するとともに、該識別図柄を前記側部表示
    装置に表示する、又は前記側部表示装置に表示された表
    示内容が消去されるとともに、該識別図柄を前記中央表
    示装置に表示することにより識別図柄が移動するように
    表示制御することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】前記表示装置は、前記中央表示装置と前記
    側部表示装置との間に備えられ表示内容が変化可能な連
    結表示装置を含み、 前記連結表示装置は、前記中央表示装置と前記側部表示
    装置との間で識別図柄が移動する際に、該識別図柄の移
    動過程が表示されることを特徴とする請求項1に記載の
    遊技機。
  3. 【請求項3】前記連結表示装置は、 前記遊技盤面の略同一平面となるように取り付けられた
    ベース部材と、 前記ベース部材の一部に形成された開口と、 該開口の後方に設けられる表示素子と、 前記開口に嵌合され、前記ベース部材と略同一平面とな
    って前記開口を塞ぐとともに、前記表示素子の発光を透
    過可能なレンズ部材と、を備えることを特徴とする請求
    項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】前記表示制御手段は、 前記側部表示装置の表示領域において、前記変動表示ゲ
    ームの実行権利一つに対して、一つの始動記憶表示を行
    い、前記側部表示装置に表示された一つの始動記憶表示
    が消去されるとともに、該始動記憶表示が前記側部表示
    装置から前記連結表示装置に移動するように表示制御
    し、前記連結表示装置に表示された始動記憶表示が消去
    されるとともに、該始動記憶表示が前記連結表示装置か
    ら前記中央表示装置に移動するように表示制御する始動
    記憶表示手段と、 前記中央表示装置に始動記憶表示が移動した後に、前記
    識別図柄の変動表示を制御する変動表示手段と、を備え
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】機枠に対して回動可能に軸支され、前記遊
    技盤を備えた前面枠と、 該遊技盤の遊技領域を透過可能な透過部材と、 前記前面枠の一側方に回動可能に軸支された前面カバー
    部材と、を備え、 前記前面カバー部材は、前記透過部材の外側所要範囲に
    亘って形成され、表示内容が変化可能な外側表示装置を
    備え、 前記表示制御手段は、前記側部表示装置及び前記中央表
    示装置とともに外側表示装置にも識別図柄を表示するよ
    うに、識別図柄の変動表示を制御することを特徴とする
    請求項1から4のいずれか一つに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記表示制御手段は、前記中央表示装置、
    前記側部表示装置、前記連結表示装置及び前記外側表示
    装置の各表示画面全体で一つの識別図柄を表示するよう
    に制御することを特徴とする請求項1から5のいずれか
    一つに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記表示制御手段は、前記側部表示装置で
    遊技領域に向けて発射された球の発射タイミングに関連
    して、該球が移動する様子を表示する発射球移動表示を
    制御することを特徴とする請求項1から6のいずれか一
    つに記載の遊技機。
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