JP2011004964A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】大当たり抽選における大当たり当選確率が通常確率である通常遊技状態と高確率である高確率遊技状態とを含む遊技状態を制御する遊技制御部200と、遊技状態に応じて演出を行う演出制御部300とを備える。遊技制御部200は、高確率遊技状態で用いられる遊技球の数を計数する発射球計数部230または排出球計数部と、発射球計数部230または排出球計数部による計数値を演出制御部300に出力する出力制御部241とを備える。演出制御部300は、遊技制御部200から取得した計数値に基づく報知条件を満足する場合に、高確率遊技状態であることを報知する報知演出を行う。
【選択図】図22
Description
または、遊技制御部200は、遊技盤の排出口から排出された遊技球を検出する排出球検出スイッチに接続される。そして、計数部243は、排出球検出スイッチにより検出された遊技球の数を計数する。
または、演出制御部300は、遊技制御部200から取得した計数値が予め設定された条件値に達した場合に報知演出を行うか否かを決定するための報知抽選を行い、報知抽選に当選した場合に報知演出を行う。
さらに好ましくは、条件値は複数設定される。そして、当該条件値ごとに前記報知演出における当選確率が個別に設定される。
また、遊技制御部200の出力制御部241は、計数部230、243による計数値が一定個数に達するごとに、計数値を演出制御部300に出力する。そして、演出制御部300は、遊技制御部200から取得した計数値を累積し、累積値が所定値に達した場合に報知演出を行うか否かを決定するための報知抽選を行い、報知抽選に当選した場合に報知演出を行う。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150と、を備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
本実施形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に図柄により報知したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による予告演出を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、演出を行う演出部材としての可動役物115を備えている。
なお、本実施形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例や他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図2は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
さらにまた、遊技制御部200は、発射装置により発射された遊技球の数(発射球数)を計数する。そして、一定の送信条件を満足した場合に、発射球数の計数値を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、が接続されている。
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン等を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
本実施形態においては、演出制御部300は、さらに、遊技制御部200から送られる発射球数の計数値を受けて、パチンコ遊技機100の遊技状態の報知を行うか否かを決定するための抽選を行う。そして、この抽選結果に応じて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157での発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
続いて、遊技制御部200の機能構成を説明する。
図3は、遊技制御部200の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、遊技制御部200は、発射球数を計数する機能部として発射球計数部230を備えている。
また、遊技制御部200は、各種抽選処理を実行する機能部として、特別図柄抽選部231と、普通図柄抽選部232と、特別図柄変動制御部233と、特別図柄抽選結果判定部234と、普通図柄制御部237と、を備えている。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動に伴う処理を実行する機能部として、変動パターン選択部235と、遊技進行制御部236と、を備えている。
さらに、遊技制御部200は、各種役物の動作制御や賞球等に関するデータ処理を実行する機能部として、大入賞口動作制御部238と、電動チューリップ動作制御部239と、賞球処理部240と、出力制御部241と、乱数制御部242と、を備えている。
特別図柄抽選部231は、第1始動口121や第2始動口122に遊技球が入賞した場合に、特別図柄の抽選を行う。
普通図柄抽選部232は、ゲート124を遊技球が通過した場合に、普通図柄抽選を行う。
特別図柄変動制御部233は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果に応じて特別図柄の変動を制御する。
ここで、「大当たり」の種類には、大当たり遊技の時間が長く多量の遊技球の払い出しが期待できる「長当たり」と、大当たり遊技の時間が短い「短当たり」とがある。例えば、「長当たり」では、大入賞口125の開状態が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで維持されるラウンドが所定回数繰り返される。また、「短当たり」では、大入賞口125でのラウンドが所定回数繰り返される。
また、「はずれ」では、「大当たり」でも「小当たり」でもなく、遊技者に有利となる上記の遊技状態の何れも設定されない(後段の「はずれ図柄」の設定)。
遊技進行制御部236は、各遊技状態において遊技の進行を制御する。
「当選」と判定された場合には、電動チューリップ123を規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開放し、第2始動口122への遊技球の入賞確率が高まる状態を発生させる。また、「はずれ」と判定された場合には、電動チューリップ123のこのような開放状態は発生されない。
電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123の開放動作を制御する。
賞球処理部240は、入賞や抽選に関する種々の役物への入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しを制御する。
出力制御部241は、遊技制御部200から演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドの出力を制御する。
乱数制御部242は、メイン制御手段やサブ制御手段による処理で用いられる各種の乱数値の更新を制御する。
次に、上記のように構成されたパチンコ遊技機100の基本動作を説明する。
パチンコ遊技機100の基本的な動作は、メイン制御手段である遊技制御部200により行われる。そして、この遊技制御部200の制御の下、サブ制御手段である演出制御部300により遊技上の演出の制御が行われ、払出制御部400により賞球の払い出しの制御が行われる。
遊技制御部200は、電源投入時や電源断時等の特殊な場合を除く通常の動作時において、図4に示す各処理を一定時間(例えば4ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。図4を参照すると、乱数更新処理、スイッチ処理、図柄処理、電動役物処理、賞球処理、出力処理が順次実行される(ステップ501〜506)。
スイッチ処理(ステップ502)としては、発射球検出スイッチ処理、始動口スイッチ処理、ゲートスイッチ処理が行われる。
発射球検出スイッチ処理では、遊技制御部200の発射球計数部230は、一定条件下で図2の発射球検出スイッチ161の状態を監視し、スイッチがONとなった回数を計数する。
ゲートスイッチ処理では、遊技制御部200の普通図柄抽選部232は、図2のゲートスイッチ214の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、普通図柄抽選のための処理を実行する。
これらのスイッチ処理の詳細な内容については後述する。
特別図柄処理では、遊技制御部200の特別図柄変動制御部233、特別図柄抽選結果判定部234、変動パターン選択部235、および遊技進行制御部236により、特別図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理が行われる。
普通図柄処理では、遊技制御部200の普通図柄制御部237により、普通図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理が行われる。
これらの図柄処理の詳細な内容については後述する。
大入賞口処理では、遊技制御部200の大入賞口動作制御部238は、所定の条件に基づいて大入賞口125の開放動作を制御する。
電動チューリップ処理では、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部239は、所定の条件に基づいて電動チューリップ123の開放動作を制御する。
これらの電動役物処理の詳細な内容については後述する。
出力処理(ステップ506)では、遊技制御部200の出力制御部241は、演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドを出力する。制御用コマンドは、ステップ505までの各処理において生成され、RAM203にセットされており、この出力処理で出力される。
図5は、発射球検出スイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
この発射球検出スイッチ処理において、遊技制御部200の発射球計数部230は、パチンコ遊技機100が潜伏確変遊技状態となった後の発射球数を計数する。すなわち、図5に示すように、発射球計数部230は、まず発射球検出スイッチ161がONとなったか否かを判断する(ステップ511)、発射球検出スイッチ161がONとなったならば、次に発射球計数部230は、パチンコ遊技機100が潜伏確変遊技状態か否かを判断する(ステップ512)。潜伏確変遊技状態であるならば、発射球計数部230は、発射球数Dの計数値を1加算する(ステップ513)。次に、発射球計数部230は、発射球数Dが予め設定された条件値に達したか否かを判断する(ステップ514)。図5に示す例では、条件値を1000としている。通常、パチンコ遊技機100では、1分間に100個の遊技球が発射されるので、パチンコ遊技機100が潜伏確変遊技状態に移行した後、遊技者が遊技を続ければ、約10分で発射球数が条件値に達する。
発射球数Dが条件値に達したならば、発射球計数部230は、発射球数Dの計数値をRAM203に格納する(ステップ515)。格納された発射球数Dの計数値は、図4のステップ506に示した出力処理で、報知コマンドとして演出制御部300へ送信される。
図6は、始動口スイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
この始動口スイッチ処理において、遊技制御部200の特別図柄抽選部231は、まず、始動口121、122に遊技球が入賞して始動口スイッチ211、212がONとなったか否かを判断する(ステップ601)。始動口スイッチ211、212がONとなったならば、次に特別図柄抽選部231は、未抽選分の保留数Uが上限値未満か否かを判断する(ステップ602)。図6に示す例では、上限値を4個としている。保留数Uが上限値に達している場合は(ステップ602でNo)、それ以上未抽選分の入賞を保留することができないので、始動口スイッチ処理を終了する。
図7は、ゲートスイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
このゲートスイッチ処理において、遊技制御部200の普通図柄抽選部232は、まず、ゲート124を遊技球が通過してゲートスイッチ214がONとなったか否かを判断する(ステップ701)。ゲートスイッチ214がONとなったならば、次に普通図柄抽選部232は、未抽選分の保留数Gが上限値未満か否かを判断する(ステップ702)。図7に示す例では、上限値を4個としている。保留数Gが上限値に達している場合は(ステップ702でNo)、それ以上未抽選分の入賞を保留することができないので、ゲートスイッチ処理を終了する。
図8は、特別図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この特別図柄処理において、遊技制御部200の特別図柄変動制御部233は、まず、RAM203の遊技状態の設定において当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ801)。ここで、当たり遊技フラグは、特別図柄抽選の結果が大当たりまたは小当たりである場合に、これらの当たりに応じた遊技状態であることを識別するためにセットされるフラグである。当たりの種類に応じて、長当たり遊技フラグ、短当たり遊技フラグ、小当たり遊技フラグのいずれかがセットされる。本実施形態では、これらを総称して当たり遊技フラグと呼ぶ。
図9は、大当たり判定処理(図8のステップ806)の内容を示すフローチャートである。
この大当たり判定処理において、遊技制御部200の特別図柄抽選結果判定部234は、まず、今回の特別図柄抽選における大当たり乱数の判定を行い(ステップ901)、大当たりしたか否かを判断する(ステップ902)。大当たりしたか否かは、図6のステップ604で取得した大当たり乱数の値が大当たりの当選値として設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される。
確率変動する場合(ステップ904でYes)、次に特別図柄抽選結果判定部234は、図柄の変動時間を短縮(時間短縮、時短)するか否かを判断する(ステップ905)。時間短縮するか否かは、確率変動の判断と同様に、図6のステップ604で取得した大当たり図柄乱数の値が予め設定された値と一致したか否かを判断することによって決定される。
特別図柄抽選結果判定部234は、小当たりである場合(ステップ909でYes)は、確率変動も時間短縮も伴わない当たりであることを表す図柄(以下、小当たり図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(ステップ910)。小当たりでない場合(ステップ909でNo)は、抽選にはずれたことを表す図柄(以下、はずれ図柄)を設定情報としてRAM203にセットする(ステップ911)。
図10は、変動パターン選択処理(図8のステップ807)の内容を示すフローチャートである。
この変動パターン選択処理において、遊技制御部200の変動パターン選択部235は、まず、今回の特別図柄抽選で大当たりしたか否かを判断する(ステップ1001)。この判断は、大当たり判定処理(図9)のステップ901と同様である(ステップ901の判断結果を用いても良い)。そして、大当たりだった場合(ステップ1001でYes)、変動パターン選択部235は、大当たり用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(ステップ1002)。
乱数を用いた判定の結果、リーチ演出を行う場合(ステップ1004でYes)、変動パターン選択部235は、リーチ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(ステップ1005)。また、リーチ演出を行わない場合(ステップ1004でNo)、変動パターン選択部235は、はずれ用の変動パターンテーブルをROM202から読み出してRAM203にセットする(ステップ1006)。
ここで、変動パターンテーブルとは、予め用意されている複数の変動パターン(変動時間10秒、30秒、60秒、90秒など)と変動パターン乱数の値とを対応付けたテーブルである。
図11は、停止中処理(図8のステップ813)の内容を示すフローチャートである。
この停止中処理において、遊技制御部200の遊技進行制御部236は、まず、RAM203の遊技状態の設定において時短遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1101)。時短遊技フラグとは、パチンコ遊技機100の遊技状態が時短遊技であることを識別するためのフラグである。時短遊技フラグがONである場合(ステップ1101でYes)、遊技進行制御部236は、後述する時短遊技状態での抽選回数(変動回数)Jの値を1減算し(ステップ1102)、抽選回数Jが0になったか否かを調べる(ステップ1103)。そして、抽選回数J=0であれば(ステップ1103でYes)、時短遊技フラグをOFFにする(ステップ1104)。なお、時短遊技フラグをONにする操作と、抽選回数Jの初期値の設定は、後述の大入賞口処理(図14)における遊技状態設定処理(図15)で行われる。
一方、小当たりであった場合(ステップ1115でYes)、遊技進行制御部236は、小当たり遊技フラグをONにする(ステップ1117)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が小当たり遊技状態となる。
この後、遊技進行制御部236は、演出制御部300において当たり遊技フラグに応じたオープニング動作における演出を行うためのオープニングコマンドをRAM203にセットして(ステップ1118)、停止中処理を終了する。このオープニングコマンドは、図4のステップ506に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
図12は、客待ち設定処理(図8のステップ814)の内容を示すフローチャートである。
この客待ち設定処理において、遊技制御部200の遊技進行制御部236は、まず、RAM203の遊技状態の設定において客待ちフラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1121)。ここで、客待ちフラグは、パチンコ遊技機100が客待ち状態であることを識別するためにセットされるフラグである。
図13は、普通図柄処理の内容を示すフローチャートである。
この普通図柄処理において、遊技制御部200の普通図柄制御部237は、まず、RAM203の遊技状態の設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1201)。ここで、補助遊技フラグは、普通図柄抽選で当選した場合に、これに応じた遊技状態であることを識別するためにセットされるフラグである。
この後、普通図柄制御部237は、ステップ1207の設定内容に基づき、図2に示す普通図柄表示器223における普通図柄の変動を開始する(ステップ1208)。
図14、15は、大入賞口処理の内容を示すフローチャートである。
この大入賞口処理において、遊技制御部200の大入賞口動作制御部238は、まず、RAM203の遊技状態の設定において当たり遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1301)。当たり遊技フラグがOFFである場合、大入賞口125への入賞はないので、大入賞口処理を終了する(ステップ1301でNo)。一方、当たり遊技フラグがONである場合(ステップ1301でYes)、次に大入賞口動作制御部238は、パチンコ遊技機100が停止中処理(図11)で開始された大当たり時の動作制御におけるオープニング動作の最中か否かを判断する(ステップ1302)。
この後、大入賞口動作制御部238は、演出制御部300において当たり遊技フラグに応じたエンディング動作における演出を行うためのエンディングコマンドをRAM203にセットする(ステップ1312)。このオープニングコマンドは、図4のステップ506に示した出力処理で演出制御部300へ送信される。
エンディング時間が経過した場合(ステップ1316でYes)に実行される遊技状態設定処理(ステップ1317)の内容を図15に示す。
図15に示すように、大入賞口動作制御部238は、まず、図14のステップ1301で当たり遊技フラグがONとなっているので、その当たりの種類を判断する(ステップ1321、1322、1325)。これらの判断は、例えば大当たり判定処理(図9)で設定情報にセットされた図柄の種類に基づいて判断することができる。特定図柄Aの場合は確変大当たり、通常図柄の場合は通常当たり、特定図柄Bの場合は短当たりである。また、小当たり図柄がセットされているならば、小当たりである。なお、これらの判断は大当たり判定処理(図9)のステップ902、904、905と概ね同様であるので、ステップ902、904、905の判断結果を用いても良い。
当たりの種類が通常大当たりである場合(ステップ1321でNo、ステップ1322でYes)、大入賞口動作制御部238は、時短遊技フラグをONにする(ステップ1323)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が時短遊技状態となる。また、大入賞口動作制御部238は、抽選回数Jの初期値を設定し(ステップ1324)、遊技状態設定処理を終了する。抽選回数Jの初期値は、図示の例では100回である。したがって、時短遊技状態における抽選が100回行われたならば、時短遊技状態が終了する。
当たりの種類が短当たりである場合(ステップ1321、1322、1325でNo)、大入賞口動作制御部238は、潜伏確変遊技フラグをONにする(ステップ1327)。これにより、RAM203の遊技状態の設定が確変遊技状態(時短遊技状態を伴わない)となる。
大入賞口動作制御部238は、確変遊技フラグまたは潜伏確変遊技フラグをONとした後、抽選回数Xの初期値を設定し(ステップ1328)、遊技状態設定処理を終了する。抽選回数Xの初期値は、図示の例では10000回である。したがって、確変遊技状態(または確変遊技状態+時短遊技状態)における抽選が10000回行われたならば、確変遊技状態(または確変遊技状態+時短遊技状態)が終了する。
図16は、電動チューリップ処理の内容を示すフローチャートである。
電動チューリップ処理において、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部239は、まず、RAM203の遊技状態の設定において補助遊技フラグがONになっているか否かを調べる(ステップ1401)。補助遊技フラグがOFFである場合、電動チューリップ123は開放しないため、電動チューリップ処理を終了する(ステップ1401でNo)。一方、補助遊技フラグがONである場合(ステップ1401でYes)、次に電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123が作動中か否かを判断する(ステップ1402)。
ここで、大当たり判定処理(図9)、変動パターン選択処理(図10)、普通図柄処理(図13)等で行われる、乱数による判定の手法について詳細に説明する。
図17は、本実施形態で用いられる乱数の構成例を示す図である。
図17(a)には大当たり乱数の構成例、図17(b)には大当たり図柄乱数の構成例、図17(c)にはリーチ乱数の構成例、図17(d)には当たり乱数の構成例が、それぞれ示されている。
次に、演出制御部300の動作を説明する。
図18は、遊技制御部200からコマンドを受信した際の演出制御部300の動作を示すフローチャートである。
演出制御部300の動作は、図18(a)に示すメイン処理と、図18(b)に示す割り込み処理とからなる。図18(a)を参照すると、演出制御部300は、まず起動時に初期設定を行い(ステップ1601)、CTC(Counter/Timer Circuit)の周期設定を行った後(ステップ1602)、設定された周期にしたがって、演出制御において用いられる乱数を更新しながら(ステップ1603)、割り込み処理を受け付ける。
このコマンド受信処理において、演出制御部300は、まず、受信したコマンドが変動開始コマンドか否かを判断する(ステップ1701)。変動開始コマンドであった場合(ステップ1701でYes)、演出制御部300は、演出選択処理を実行する(ステップ1702)。演出選択処理の詳細については後述する。
この演出選択処理において、演出制御部300は、まず受信した変動開始コマンドを解析する(ステップ1801)。また、RAM303の設定からパチンコ遊技機100の現在の動作モードを参照する(ステップ1802)。そして、演出制御部300は、変動開始コマンドの解析結果および動作モードの情報に基づき、その動作モードで画像表示部114に表示する画像による図柄演出の演出パターン(図柄演出パターン)を選択する(ステップ1803)。最後に、演出制御部300は、選択した演出パターンによる演出に用いられる画像データや音響データをROM302から読み出し、これらのデータと共に、選択した演出を指示する図柄演出コマンドをRAM303にセットして、演出選択処理を終了する(ステップ1804)。
この演出選択処理において、演出制御部300は、まず受信したオープニングコマンドを解析し(ステップ1901)、オープニングコマンドに含まれる情報に基づいてパチンコ遊技機100の動作モードを再設定する(ステップ1902)。そして、演出制御部300は、オープニングコマンドから得られた情報に基づき、新たな動作モードにおける大当たり演出の演出パターン(当たり演出パターン)を選択する(ステップ1903)。最後に、演出制御部300は、選択した演出パターンによる演出に用いられる画像データや音響データをROM302から読み出し、これらのデータと共に、選択した演出を指示する当たり演出コマンドをRAM303にセットして、演出選択処理を終了する(ステップ1904)。
以上の説明を踏まえ、本実施形態に係るパチンコ遊技機100での潜伏モードについて説明する。
パチンコ遊技機100の内部状態は、遊技制御部200によって制御される。一方、画像表示部114等を用いて行われる演出は、演出制御部300によって制御される。パチンコ遊技機100の内部状態は、大当たり当選確率が相異なる第1状態と第2状態とを含み、例えば第1状態の一例として大当たり当選確率が高確率に変動した状態である確変遊技状態と、第2状態の一例として大当たり当選確率が高確率に変動していない状態である通常遊技状態とがある。
潜伏モードが開始される具体的な例として、特別図柄抽選で決定された特別図柄が特定図柄Bの場合と小当たり図柄の場合がある。
特定図柄Bは、時短遊技状態を発生させない大当たりである「短当たり」を表す図柄である。大当たりの際には、大入賞口125を2ラウンド以上連続作動させなければならないことが法令により定められている。そこで、特定図柄Bが当選した場合の短当たりでは、2ラウンド以上の所定ラウンド数の連続作動による大入賞口125の開放の後、パチンコ遊技機100の内部状態が、潜伏確変遊技状態(時短遊技状態を伴わない確変遊技状態)となる。
上記のように、潜伏モードの遊技状態は、短当たりの後の遊技状態である潜伏確変遊技状態と、確率変動していない通常遊技状態がある。そして、この潜伏モードでは、パチンコ遊技機100の内部状態に関わらず確変潜伏演出が行われ、パチンコ遊技機100が確変遊技状態であるか否かを、遊技者が判断できなくなる。確変潜伏演出は、パチンコ遊技機100の内部状態を遊技者に知らせないことにより、遊技における興趣性を高めようとするものであるが、遊技者がこの状態に慣れてしまうと、この確変潜伏演出が行われていても、遊技者の遊技に対する集中力や興味が低下することが考えられる。このような事態を防止するため、本実施の形態では、潜伏モードでの動作時にも、一定の条件を満足した場合にはパチンコ遊技機100の内部状態を遊技者に報知する演出制御を行う。これにより、潜伏モードにおいて遊技者が、パチンコ遊技機100の内部状態が報知される条件を満足するために、遊技に積極的に参加することが期待される。
図22は、潜伏モードで内部状態を報知するための演出制御部300の機能構成を示すブロック図である。
図22に示すように、演出制御部300は、演出処理部331と、報知決定部332とを備える。これらの機能は、例えば図2に示す演出制御部300のROM302に記憶されたプログラムをCPU301が読み込んで実行することにより実現される。
図23は、発射球数が一定個数に達したときに報知抽選を行う場合の報知決定部332の動作例を示すフローチャートである。
図23に示すように、報知決定部332は、遊技制御部200から報知コマンドを受信すると(ステップ2301)、報知コマンドから得られる発射球数の計数値に基づき、潜伏確変遊技状態となってからの発射球数の累積値Pを計算する(ステップ2302)。そして、発射球数の累積値Pが予め設定された条件値Qに達したならば、報知決定部332は、報知抽選を行う(ステップ2303、2304)。
図24に示す例では、上記の3種類の条件値Q1、Q2、Q3が設定されている。そして、各条件値に対して乱数値が割り当てられている。具体的には、乱数の値の範囲を0〜9の12個とし、条件値Q1における乱数値の割り当てとして、3個の値を「当選」に割り当てている。また、条件値Q2における乱数値の割り当てとして、6個の値を「当選」に割り当てている。また、条件値Q3における乱数値の割り当てとして、9個の値を「当選」に割り当てている。
本実施形態は、内部状態の報知を行う条件として、遊技に用いられた遊技球の数や遊技時間を用いることとした。そして、上記の実施形態では、遊技に用いられた遊技球の数として、発射球数を用いた。これに対し、遊技に用いられた遊技球の数として、発射された遊技球のうち第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126(以下、これらを総称して入賞口と呼ぶ)に入賞せずに排出口117から排出される遊技球の数(排出球数)を用いても良い。
この場合、パチンコ遊技機100の遊技盤110の排出口117に、排出口117から排出される遊技球を検出するための排出球検出スイッチ163が設けられ、遊技制御部200に接続されている。そして、遊技制御部200は、排出球検出スイッチ163により検出された遊技球(排出球)の数を計数する。すなわち、遊技制御部200および排出球検出スイッチ163は、排出口117から排出された排出球の数(発射球数)を計数する計数手段として機能する。
また、図25において、演出制御部300は、遊技制御部200から送られる排出球数の計数値を受けて、パチンコ遊技機100の遊技状態の報知を行うか否かを決定するための報知抽選を行う。そして、この抽選結果に応じて演出内容を設定する。
図26を参照すると、遊技制御部200は、排出球数を計数する機能部として排出球計数部243を備えている。なお、図26において、特別図柄抽選部231、普通図柄抽選部232、特別図柄変動制御部233、特別図柄抽選結果判定部234、変動パターン選択部235、遊技進行制御部236、普通図柄制御部237、大入賞口動作制御部238、電動チューリップ動作制御部239、賞球処理部240、出力制御部241、乱数制御部242は、図3に示した各機能部と同様であるため、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図27は、排出球検出スイッチ処理の内容を示すフローチャートである。
この排出球検出スイッチ処理において、遊技制御部200の排出球計数部243は、パチンコ遊技機100が潜伏確変遊技状態となった後の排出球数を計数する。すなわち、図27に示すように、排出球計数部243は、まず排出球検出スイッチ163がONとなったか否かを判断する(ステップ2701)、排出球検出スイッチ163がONとなったならば、次に排出球計数部243は、パチンコ遊技機100が潜伏確変遊技状態か否かを判断する(ステップ2702)。潜伏確変遊技状態であるならば、排出球計数部243は、排出球数Eの計数値を1加算する(ステップ2703)。次に、排出球計数部243は、排出球数Eが予め設定された条件値に達したか否かを判断する(ステップ2704)。図27に示す例では、条件値を1000としている。
排出球数Eが条件値に達したならば、排出球計数部243は、排出球数Eの計数値をRAM203に格納する(ステップ2705)。RAM203に格納された排出球数Eの計数値は、図4のステップ506に示した出力処理で、報知コマンドとして演出制御部300へ送信される。すなわち、本実施形態では、上記実施形態における発射球数の計数値に代えて、排出球数の計数値が報知コマンドに含まれて送信される。
なお、本実施形態では、遊技に用いられた遊技球の数を表す値として、発射球数に代えて排出球数を用いることとしたが、発射球数と排出球数とを組み合わせて用いても良い。
Claims (7)
- 大当たり抽選における大当たり当選確率が通常確率である通常遊技状態と当該大当たり当選確率が高確率である高確率遊技状態とを含む遊技状態を制御する遊技制御部と、
前記遊技状態に応じて演出を行う演出制御部とを備え、
前記遊技制御部は、
前記高確率遊技状態で用いられる遊技球の数を計数する計数部と、
前記計数部による計数値を前記演出制御部に出力する出力制御部とを備え、
前記演出制御部は、前記遊技制御部から取得した前記計数値に基づく報知条件を満足する場合に、前記高確率遊技状態であることを報知する報知演出を行うことを特徴とする遊技機。 - 前記遊技制御部は、発射されて遊技領域に送り込まれた遊技球を検出する発射球検出スイッチに接続され、
前記計数部は、前記発射球検出スイッチにより検出された遊技球の数を計数することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記遊技制御部は、遊技盤の排出口から排出された遊技球を検出する排出球検出スイッチに接続され、
前記計数部は、前記排出球検出スイッチにより検出された遊技球の数を計数することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記遊技制御部の前記出力制御部は、前記計数部による前記計数値が一定個数に達するごとに、当該計数値を前記演出制御部に出力し、
前記演出制御部は、前記遊技制御部から取得した前記計数値を累積し、当該累積値が所定値に達した場合に、前記報知演出を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。 - 前記演出制御部は、前記遊技制御部から取得した前記計数値が予め設定された条件値に達した場合に前記報知演出を行うか否かを決定するための報知抽選を行い、当該報知抽選に当選した場合に当該報知演出を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
- 前記条件値が複数設定されており、当該条件値ごとに前記報知演出における当選確率が個別に設定されていることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
- 前記遊技制御部の前記出力制御部は、前記計数部による前記計数値が一定個数に達するごとに、当該計数値を前記演出制御部に出力し、
前記演出制御部は、前記遊技制御部から取得した前記計数値を累積し、当該累積値が所定値に達した場合に前記報知演出を行うか否かを決定するための報知抽選を行い、当該報知抽選に当選した場合に当該報知演出を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
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