JP2008132130A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】利益状態発生許可手段の動作に関連した遊技演出の選択に供する演出テーブルを、複数の演出テーブルの中から遊技領域に発射された発射球数、更には、図柄変動回数に応じて選択するようにして、なかなか利益状態が発生しない場合でも、遊技が単調になり、面白みが喪失しかねない、という課題の解消を期待でき、遊技性且つ実用性の両面で優れた弾球遊技機を提供する。
【解決手段】遊技球の発射球数Aを累積的に計数し、図柄変動回数Bを累積的に計数し、発射球数A且つ図柄変動回数Bに応じた演出テーブルを、演出パターンの選択率の異なる複数の演出テーブルの中から選択し、その演出テーブルに基づいて、実行させる遊技演出としての演出パターンを選択する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、遊技演出の選択に供する演出テーブルを、複数の演出テーブルの中から遊技領域に発射された発射球数に応じて選択するようにした弾球遊技機に関するものである。
従来、弾球遊技機として、遊技球が発射される遊技領域に始動口と大入賞口と表示装置とを設け、遊技球が始動口を通過した場合に抽選し、表示装置に複数の図柄を変動表示させ、抽選結果が大当りの場合には、表示装置に複数の図柄を大当り図柄で停止表示させて、通常は閉じている大入賞口を長期間に亙って開放して、利益状態を発生させるように構成したパチンコ機が実用に供されている。
また、遊技領域に始動口と開閉羽根を備えた役物とを設け、遊技球が始動口を通過した場合に、通常は閉じている開閉羽根が短時間に1回又は2回開閉し、そこで、遊技球が開閉羽根に拾われて役物内に入り、役物内のVゾーンを通過した場合に、開閉羽根を長期間に亙って開放して、遊技球がVゾーンを含む入賞口を有する役物内に入り易くなるようにして、利益状態を発生させるように構成したパチンコ機が実用に供されている。
このようなパチンコ機では、通常、利益状態発生許可手段(表示装置や開閉羽根)が利益状態の発生を許可するか否か動作するが、この利益状態発生許可手段の動作(表示装置の図柄変動表示や開閉羽根の開閉)に関連して、表示、ランプ、音声等によって、遊技演出が実行される。この遊技演出として、前記抽選と図柄変動とを行うパチンコ機における代表的なものが、抽選結果に応じて表示される図柄変動と同期して図柄変動を盛り上げるように実行される図柄変動装飾演出である。
ところで、遊技者がパチンコ機で遊技する場合、発射ハンドルを握って回動操作ることで、上皿に貯留されている複数の遊技球を順次遊技領域へ発射させて、遊技球が始動口を通過すること、利益状態発生許可手段が動作することを期待し、最終的に、利益状態が発生することを期待して遊技するが、なかなか利益状態が発生しない場合も当然起こり得る。この場合、遊技が単調になり、面白みが喪失しかねない。
そこで、特許文献1には、鶏の成長を物語とする付加演出動画を、図柄を変動表示させる表示装置に表示し、遊技領域のアウト口を通過する遊技球を検出して、そのアウト球数が増加するにつれて、鶏が成長するようにした技術が開示されている。
特開2002−52199号公報
特許文献1のパチンコ機では、なかなか利益状態が発生しない場合、アウト球数は大きくなるため、鶏の進化を見て楽しむこともできるが、この鶏の成長を物語とする付加演出動画は、利益状態発生許可手段の動作(表示装置の図柄変動表示や開閉羽根の開閉)に関連したものでないため、また、基本的にはアウト球数が増加するにつれて必ず鶏が成長するため、この付加演出動画自体が単調になる虞が高く、結局、遊技が単調になり、面白みが喪失しかねない、という課題を解消できる期待は小さい。
一方、複数のパチンコ機を設置した遊技ホールでは、通常、各パチンコ機の上側に、そのパチンコ機の遊技情報(本日のトータルの図柄変動回数、本日のトータルの利益状態発生回数、前回発生した利益状態以降の図柄変動回数等)を表示した遊技情報表示装置が設置されているが、この遊技情報表示装置には、現在遊技中の遊技者が増加させた前記回数等、その遊技者だけの個人遊技情報を表示するようにはなっていない。但し、こうした個人遊技情報を遊技情報表示装置に表示させることは考えられる。
ここで、本願発明者は、遊技者が、現在遊技しているパチンコ機で、遊技開始から遊技領域に発射した発射球数、更には、遊技開始からの図柄変動回数を知りたいというニーズがあることに鑑みて、この個人遊技情報としての発射球数、図柄変動回数をパチンコ機の表示装置を介して間接的に認識できるようにする技術開発に着手した。
特許文献1のパチンコ機では、遊技領域に発射した発射球数を間接的に認識できるが、その発射球数は個人遊技情報ではないため、また、個人遊技情報としての図柄変動回数も間接的に認識できるものでないため、前記ニーズに応えることができないし、前記のように、遊技が単調になり、面白みが喪失しかねない、という問題も含めて、パチンコ機の遊技性且つ実用性の両面で課題が生じるものになる。
本発明の目的は、利益状態発生許可手段の動作に関連した遊技演出の選択に供する演出テーブルを、複数の演出テーブルの中から遊技領域に発射された発射球数、更には、図柄変動回数に応じて選択するようにして、なかなか利益状態が発生しない場合でも、遊技が単調になり、面白みが喪失しかねない、という課題の解消を期待でき、しかも、この演出テーブルの選択技術を利用して、遊技者が、現在遊技しているパチンコ機で、遊技開始から遊技領域に発射した発射球数、更には、遊技開始からの図柄変動回数を間接的に知ることができ、遊技性且つ実用性の両面で優れた弾球遊技機を提供することである。
請求項1の弾球遊技機は、遊技領域と、遊技領域に遊技球を発射する発射手段と、遊技領域に設けられた始動口及び開閉式入賞口と、開閉式入賞口を開放して利益状態を発生させる利益状態発生手段と、遊技球が始動口を通過した場合に利益状態発生手段の作動を許可するか否か動作する利益状態発生許可手段と、利益状態発生許可手段の動作に関連して遊技演出を実行する演出手段とを備えた弾球遊技機において、前記発射手段により遊技領域に発射された遊技球を検出する発射球検出手段と、前記発射球検出手段で検出された遊技球の発射球数を累積的に計数する発射球数計数手段と、前記演出手段を制御する演出制御手段とを備え、前記演出制御手段は、演出パターンの選択率が異なる複数の演出テーブルであって、各演出テーブルが複数種類の演出パターンの中から遊技演出に供する演出パターンを抽選により選択する為の複数の演出テーブルを記憶した演出テーブル記憶手段と、前記演出テーブル記憶手段に記憶された複数の演出テーブルの中から遊技演出の選択に供する演出テーブルを、前記発射球数計数手段で計数された発射球数に応じて選択する演出テーブル選択手段とを備えたことを特徴とする。
この弾球遊技機では、遊技領域に始動口と開閉式入賞口が設けられ、この遊技領域に発射手段により遊技球が発射される。遊技領域に発射された遊技球が始動口を通過した場合に利益状態発生許可手段が動作し、その利益状態発生許可手段により利益状態発生手段の作動が許可されると、利益状態発生手段により開閉式入賞口が開放されて利益状態が発生する。利益状態発生許可手段の動作に関連して演出手段により遊技演出が実行され、この演出手段が演出制御手段により制御される。尚、演出手段は、表示、ランプ、音声等のうちの少なくとも1つによって遊技演出が可能なものである。
この弾球遊技機では、発射球検出手段により、発射手段により遊技領域に発射された遊技球が検出され、発射球数計数手段により、発射球検出手段で検出された遊技球の発射球数が累積的に計数される。そして、演出制御手段は、演出テーブル記憶手段と演出テーブル選択手段とを備え、これらの手段に基づいて、演出手段で実行させる演出遊技を複数種類の演出パターンの中から決定することができる。
この場合、演出テーブル記憶手段には、演出パターンの選択率が異なる複数の演出テーブルであって、各演出テーブルが複数種類の演出パターンの中から遊技演出に供する演出パターンを抽選により選択する為の複数の演出テーブルが記憶されている。そして、演出テーブル選択手段により、演出テーブル記憶手段に記憶された複数の演出テーブルの中から遊技演出の選択に供する演出テーブルが、発射球数計数手段で計数された発射球数に応じて選択される。
請求項1の従属請求項として次の構成を採用可能である。
前記発射球数計数手段は、前記発射手段が非作動となる発射停止時間を計時する計時手段と、前記計時手段で計時された発射停止時間が設定時間以上になった場合に前記発射球数をリセットする発射球数リセット手段とを有する(請求項2)。前記発射手段に供給する複数の遊技球を貯留可能な上皿と、上皿に遊技球が貯留されているか否か検出する為の上皿球検出手段とを備え、前記発射球数リセット手段は、前記計時手段で計時された発射停止時間が設定時間以上になり、且つ、前記上皿球検出手段で遊技球が検出されなかった場合に、前記発射球数をリセットする(請求項3)。前記演出テーブル選択手段が任意の演出テーブルから他の演出テーブルへ選択切換えの契機となる設定発射球数を変更可能な設定発射球数変更手段を備える(請求項4)。
前記利益状態発生許可手段は、遊技球が始動口を通過した場合に図柄を変動表示可能な図柄表示手段を備え、この図柄表示手段に大当り図柄が停止表示された場合に、利益状態発生手段の作動を許可するように構成され、前記図柄表示手段に表示された図柄変動回数を累積的に計数する図柄変動回数計数手段を備え、前記演出テーブル選択手段は、前記発射球数計数手段で計数された発射球数、且つ、前記図柄変動回数計数手段で計数された図柄変動回数に応じて、遊技演出の選択に供する演出テーブルを選択する(請求項5)。
前記図柄変動回数計数手段は、前記発射球数リセット手段が発射球数をリセットするタイミングで、前記図柄変動回数をリセットする図柄変動回数リセット手段を有する(請求項6)。前記演出テーブル選択手段が任意の演出テーブルから他の演出テーブルへ選択切換えの契機となる設定図柄変動回数を変更可能な設定図柄変動回数変更手段を備える(請求項7)。
本発明の弾球遊技機によれば、利益状態発生許可手段の動作に関連した遊技演出の選択に供する演出テーブルを、複数の演出テーブルの中から遊技領域に発射された発射球数、更には、図柄変動回数に応じて選択するようにして、なかなか利益状態が発生しない場合でも、遊技が単調になり、面白みが喪失しかねない、という課題の解消を期待でき、しかも、この演出テーブルの選択形態を利用して、遊技者が、現在遊技しているパチンコ機で、遊技開始から遊技領域に発射した発射球数、更には、遊技開始からの図柄変動回数を間接的に知ることができ、遊技性且つ実用性の両面で優れたものになる。
本発明の弾球遊技機では、遊技領域の始動口を遊技球が通過した場合に抽選され、複数の図柄が抽選結果に応じた変動パターンで変動するとともに抽選結果に応じた停止図柄で停止するように表示装置に表示され、抽選結果が大当りの場合に、表示装置に大当り図柄が停止表示されて、遊技領域の大入賞口が開放されて利益状態が発生する。
図1、図2に示すように、パチンコ機1は、ベース枠2、ベース枠2に枢着された前枠3を有する。前枠3には、遊技盤4が裏側から臨むように取付けられ、また、遊技盤4の表側を開閉する前扉5が枢着されている。遊技盤4の表面を視認可能に、前扉5に窓5aが形成され、その窓5aにガラス板6が取付けられている。
前枠3には、前扉5の下側に上皿7を形成する上皿形成部材8が枢着され、また、上皿形成部材8の下側に下皿9を形成する下皿形成部材10が固定されている。下皿形成部材10には、下皿9の右側に発射ハンドル11が装備され、下皿9の左側に灰皿12が取付けられ、灰皿12の左側に、設定回数変更指示SW13、設定回数upSW14、設定回数downSW15が装備されている。
図2に示すように、遊技盤4の表部には略環状のレール16が取付けられ、遊技盤4と前扉5のガラス板6との間において、レール16で囲まれた部分に遊技領域17が形成されている。遊技領域17に遊技球を発射する発射SOL18a(SOLはソレノイドアクチュエータである)を有する発射機構18が設けられ、遊技者が発射ハンドル11を握って回動操作することで発射機構18が作動する。
この発射機構18により、発射機構18に上皿7から供給された遊技球が発射され、発射レール19に案内されて遊技領域17に発射導入される。上皿7には発射機構18に供給する複数の遊技球を貯留可能であり、発射機構18が連続作動することで、複数の遊技機が、一定時間間隔で順次、上皿7から発射機構18に供給され、発射機構18により遊技領域17に発射される。
案内レール19の下流端付近から下方へ分岐した戻り通路19aが形成され、発射機構18による遊技球の発射力が弱い場合等、発射機構18により打出された遊技球が、案内レール19から遊技領域17へ至らずに案内レール19を逆流した場合、その遊技球は戻り通路19aを通って下皿9へ排出される。
遊技領域17には、多数の障害釘(図示略)の他に、普通入賞口20、第1始動口21、第2始動口22、開閉式入賞口に相当する大入賞口23、アウト口24、液晶ディスプレイ25(LCD25)、第1保留ランプ26、第2保留ランプ27が設けられている。尚、第2始動口22はゲート式の始動口である。
遊技領域17に発射された遊技球が、普通入賞口20、第1始動口21、大入賞口23に入ると、相当数の遊技球が払出機構49(図3参照)により上皿7へ、上皿7が満杯の場合には下皿9へ排出され、普通入賞口20、第1始動口21、大入賞口23に入らない遊技球は全てアウト口24から排出される。
第1始動口21は開閉式始動口であり、第1始動口21には、開閉両状態で遊技球が入球可能であるが、開状態の方が閉状態よりも遊技球が入り易く、大入賞口23には、閉状態で遊技球が入球不能になり、開状態で遊技球が非常に入り易くなる。
遊技球が第1始動口21を通過すると、LCD25に複数の第1図柄Aが変動して停止するように表示され、その停止図柄が大当り図柄になると、大入賞口23が開放して利益状態が発生する。この利益状態では、大入賞口23が開となり、大入賞口23に所定数(例えば、10個)の遊技球が入賞すると、大入賞口23が閉となり、この大入賞口23の開閉回数、即ち大当りラウンド数が設定回数(2又は8又は16回)になると、利益状態が終了する。
遊技球が第2始動口22を通過すると、LCD25に複数の第2図柄Bが変動して停止するように表示され、その停止図柄が当り図柄になると、第1始動口22が開放する。第2図柄Bが変動する時間と、第1始動口21が開放する時間については、遊技状態に応じて可変である。
図3に示すように、遊技盤4の裏側に、主制御基板30、払出制御基板31、演出制御基板32、液晶制御基板33が設けられ、これら制御基板30〜33には、CPUとROMとRAMを含むコンピュータが夫々設けられている。
主制御基板30は、そのコンピュータによって、普通入賞口20のSW40、第1始動口21のSW41、第2始動口22のSW42、大入賞口23のSW43、供給球検出SW44、戻り球検出SW45、上皿球検出SW46から遊技球の検出信号を入力処理し、第1始動口7の開閉SOL47、大入賞口9の開閉SOL48を駆動制御する。
ここで、図2に示すように、供給球検出SW44は、発射手段18に供給された遊技球を検出する近接SW、戻り球検出SW45は、戻り通路19aを通過した遊技球を検出するSWであり、この供給球検出SW44と戻り球検出SW45が、発射手段18により遊技領域17に発射された遊技球を検出する発射球検出手段に相当する。また、図1に示すように、上皿球検出SW46、上皿7に遊技球が貯留されているか否か検出する為の近接SWであり、上皿7の下流側側壁部分に帯状に設けられている。
普通入賞口20、第1始動口21、大入賞口23への遊技球の入球に応じた賞球を払出す払出機構49が設けられ、払出制御基板31は、そのコンピュータによって、主制御基板30から賞球に関する信号を入力処理し、払出機構49の払出モータ49aを駆動制御し、払出機構49の払出計数SW49bから払出した遊技球の検出信号を入力処理する。
発射機構18には、遊技者が発射ハンドル11を握って回動操作するとオンする発射SW18bが設けられ、この発射SW18bがオンされると、発射制御基板34を介して発射機構18の発射SOL18aが駆動され、ここで、発射制御基板34において、払出制御基板31から発射許可信号が入力された場合だけ、発射SOL18aを駆動する。
演出制御基板32は、遊技演出を実行する為の基板であり、そのコンピュータによって、主制御基板30から遊技演出に関する信号を含む信号を入力処理し、設定回数変更指示SW13、設定回数upSW14、設定回数downSW15から信号を入力処理し、スピーカ36、装飾ランプ37、第1保留ランプ38、第2保留ランプ39を駆動制御する。装飾ランプ37として、図1に示すように、前扉5の上部に設けられたランプ37a、遊技盤4の遊技領域17外に設けられたランプ37b、遊技盤4の遊技領域17内に設けられたランプ37c、等がある。
ここで、主制御基板30からの遊技演出に関する信号の中には、供給球検出SW44、戻り球検出SW45、上皿球検出SW46から遊技球の検出信号が含まれている。但し、供給球検出SW44、戻り球検出SW45、上皿球検出SW46から遊技球の検出信号を直接入力し処理するように構成可能である。
液晶制御基板33は、遊技演出のうちの表示演出を実行する為の基板であり、そのコンピュータによって、演出制御基板32から表示演出に関する信号を入力処理し、LCD25を有するLCDユニット35を駆動制御する。尚、電源基板29は、制御基板30〜34をはじめ、各被駆動部へ電力を供給する。
図4に示すように、主制御基板30のコンピュータによって構成された主制御手段50は各種手段51〜58を備えている。抽選値抽出手段51は、複数の抽選値(例えば、1〜400)を乱数にて発生させる抽選値発生手段(図示略)を有し、第1始動口SW41からの検出信号の受信時に発生している抽選値を抽出し、その抽出された抽選値を抽選値記憶手段52に記憶する。判定手段53は、抽選値記憶手段52に記憶された抽選値を読出して、その抽選値が予め設定された大当り数値(例えば、50)の場合に大当りと判定し、大当り数値以外の数値の場合に外れと判定する。
外れ・大当り種類決定手段54は、判定手段53の判定結果に基づいて、外れ・大当りの種類を決定する為の手段であり、図5に示すように、外れ・大当りの種類が記憶された外れ・大当り種類記憶手段54aと、これら外れ・大当りの種類の何れかを抽選により選択する外れ・大当り種類選択手段54bとを有する。例えば、判定手段53の判定結果が大当りの場合、大当りの種類として、大当り1(確変16R)、大当り2(確変8R)、大当り3(確変2R)、大当り1(通常16R)・・・の何れかが選択決定される。
利益状態発生手段55は、判定手段53の判定結果が大当りの場合、LCD25に第1図柄Aが大当り図柄で停止表示された後、前記のように、大入賞口開閉SOL48を駆動制御して、大入賞口23を開放して利益状態を発生し、このとき、大当りラウンド数は、外れ・大当り種類決定手段54で決定された大当りの種類で規定された回数(例えば、大当り1の場合、16R(回))になる。
確率変動手段56は、外れ・大当り種類決定手段54で決定された大当りの種類が確率変動大当り(例えば、大当り1〜3の何れか)の場合に、次回の利益状態の発生迄の間、判定手段53が大当りと判定する確率を通常確率よりも高確率に変動させる。具体的に、大当り判定の確率は通常状態で1/400であるが、大当り数値の数を1個から10個に増やすことで1/40にする。
変動パターン決定手段57は、判定手段53の判定結果に基づいて、LCD25に表示させる第1図柄の変動パターンを決定するものであり、図6に示すように、変動パターン記憶手段57aと変動パターン選択手段57bとを有する。変動パターン記憶手段57aには、外れ変動パターン1,2・・、大当り変動パターン1,2・・・が記憶され、変動パターン選択手段57bは、判定手段53の判定結果が外れの場合、変動パターン記憶手段57aに記憶された外れ変動パターン1,2・・・の何れかを抽選により選択し、判定手段53の判定結果が大当りの場合、変動パターン記憶手段57aに記憶された大当り変動パターン1,2・・・の何れかを抽選により選択する。
主制御手段50は、そのコマンド送信手段58によって、変動パターン決定手段57で決定された変動パターンを指定する変動パターン指定コマンド、外れ・大当り種類決定手段54で決定された外れ・大当りの種類を指定する外れ・大当り種類指定コマンドを演出制御手段60へ送信し、その他、大当り終了コマンド、変動停止コマンド等を演出制御手段60へ送信する。
図7に示すように、演出制御基板32のコンピュータによって構成された副制御手段60は各種手段61〜67を備えている。停止図柄決定手段61は、判定手段53の判定結果、つまり、主制御手段50から受信した変動パターン指定コマンドと外れ・大当り種類指定コマンドに基づいて、第1図柄Aの変動停止時に表示させる停止図柄を決定する。
発射球数計数手段62は、供給球検出SW44で検出された遊技球と、戻り球検出SW45で検出された遊技球とに基づいて、遊技領域17に発射された発射球数Aを累積的に計数する。供給球検出SW44で検出された遊技球の数を発射球数Aに加算し、戻り球検出SW45で検出された遊技球の数を発射球数Aから減算することで、現在まで遊技領域17に発射された発射球数Aを正確に累積的に計数することができる。
発射球数計数手段62は、計時手段62aと発射球数リセット手段62bとを有し、計時手段62aは、発射SW18bがオフとなって、発射機構18が非作動となる発射停止時間tを計時し、発射球数リセット手段62bは、計時手段62aで計時された発射停止時間tが設定時間T(例えば、T=5分)以上になり、且つ、上皿球検出手段46で遊技球が検出されなかった場合に、発射球数Aを0にリセットする。
図柄変動回数計数手段63は、主制御手段50から受信した変動パターン指定コマンド(又は外れ・大当り種類コマンド)に基づいて、LCD25に表示された図柄変動回数Bを累積的に計数する。図柄変動回数計数手段63は、図柄変動回数リセット手段63aを有し、図柄変動回数リセット手段63aは、発射球数リセット手段62bが発射球数Aをリセットするタイミングで、図柄変動回数Bを0にリセットする。
ここで、遊技球が第1始動口21を通過した場合に利益状態発生手段55の作動を許可するか否か動作する利益状態発生許可手段として、主制御手段50の手段51〜53やLCD25が設けられ、この利益状態発生許可手段の動作に関連して遊技演出を実行する演出手段、具体的には、判定手段53の判定結果に応じてLCD25に表示される図柄変動と同期して図柄変動を盛り上げる遊技演出を実行する演出手段が、LCD25やスピーカ36や装飾ランプ37であり、これら25,36,37を演出制御手段60が制御する。
さて、図8に示すように、演出テーブル記憶手段64には、演出パターンの選択率が異なる複数の演出テーブルであって、各演出テーブルが複数種類の演出パターンの中から遊技演出に供する演出パターンを抽選により選択する為の複数の演出テーブル(演出テーブル1〜4)が記憶されている。
各演出テーブルには、主制御手段50の変動パターン決定手段57で決定され得る複数種類の変動パターン(例えば、外れ変動パターン1,2、大当り変動パターン1,2)の各々に対して、選択可能な演出パターンの種類(例えば、外れ変動パターン1の場合、外れ演出パターン1-1 、外れ演出パターン1-2 、外れ演出パターン1-3 )と、これら演出パターンの夫々の選択率(例えば、外れ変動パターン1の場合、外れ演出パターン1-1 の選択率「95/100」、外れ演出パターン1-2 の選択率「4/100」、外れ演出パターン1-3 の選択率「1/100」)が記憶されている。
例えば、複数種類の変動パターンに対して共通の演出パターン(例えば、末尾の数字が同じ演出パターン、つまり、外れ演出パターン1-1 、外れ演出パターン1-2 、大当り演出パターン1-1 、大当り演出パターン1-2 )が存在し、大当り変動パターンに対する演出パターンの選択率から、各演出パターンの大当り期待度(小、中、大)を決めることができる。図9は、外れ変動パターン1について、演出テーブル1〜4の演出パターンの選択率を比較した図であり、この図にも示すように、複数の演出テーブル1〜4は、互いに演出パターンの選択率が異なるテーブルになっている。
演出テーブル選択手段65は、演出テーブル記憶手段64に記憶された複数の演出テーブルの中から遊技演出の選択に供する演出テーブルを、発射球数計数手段62で計数された発射球数A、且つ、図柄変動回数計数手段63で計数された図柄変動回数Bに応じて選択する。図10に示すように、演出テーブル1→2→3→4の順で切換わり、演出テーブルの切換え契機となる設定発射球数(「2000」「4000」「6000」)と設定図柄変動回数(「120」「240」「360」)が予め設定されている。
本実施例の場合、発射球数Aに応じた演出テーブル(例えば、発射球数Aが3000個の場合には演出テーブル2)が仮選択され、図柄変動回数Bに応じた演出テーブル(例えば、図柄変動回数Bが250回の場合には演出テーブル3)が仮選択され、これらのうち切換わり順序が遅い方の演出テーブル(例えば、演出テーブル3)が選択される。
設定発射数変更処理手段66は、設定回数変更指示SW13、設定回数upSW14、設定回数downSW15からの信号に基づいて、演出テーブル選択手段65が任意の演出テーブルから他の演出テーブルへ選択切換えの契機となる設定発射球数を変更し、本実施例の場合、演出テーブル1から演出テーブル2へ選択切換えの契機となる設定発射球数(例えば、「2000」)を変更することができる。
設定図柄変動回数変更手段67は、設定回数変更指示SW13、設定回数upSW14、設定回数downSW15からの信号に基づいて、演出テーブル選択手段65が任意の演出テーブルから他の演出テーブルへ選択切換えの契機となる設定図柄変動回数を変更し、本実施例の場合、演出テーブル1から演出テーブル2へ選択切換えの契機となる設定図柄変動回数(例えば、「120」)を変更することができる。
尚、設定発射球数を遊技者が変更可能な設定発射球数変更手段、設定図柄変動回数を遊技者が変更可能な設定図柄変動回数変更手段が、設定回数変更指示SW13、設定回数upSW14、設定回数downSW15に相当する。
次に演出制御手段60が、図7に示す手段61〜67を構成するコンピュータによって実行する演出テーブル決定処理、設定回数変更処理について、図11〜図14のフローチャートに基づいて説明する。尚、これらの処理を実行するプログラムがコンピュータのROMに格納されている。
図11に示すように、演出テーブル決定処理は、電源投入後の初期設定の後に開始され、先ず、発射球数Aの計数処理(S1)が実行される。この発射球数Aの計数処理では、図12に示すように、供給球検出SW44から供給検球出信号が入力された場合(S10;Yes )、発射球数AがA+1にインクリメントされ(S11)、戻り球検出SW45から戻り球検出信号が入力された場合(S12;Yes )、発射球数AがA−1にディクリメントされる(S13)。
次に、発射SW18bから発射信号が入力された場合(S14;Yes )、発射停止時間tが0にリセットされ(S15)、その後、利益状態の発生が無い場合(S16;No)、リターンする。発射信号が入力された場合(S14;No)、上皿球検出SW46から上皿球検出信号が入力された場合には(S17;Yes )、S15へ移行する。
上皿球検出信号の入力が無い場合(S17;No)、発射停止時間tが計時され(S18)、次に、発射停止時間tが設定時間T(5分)未満の場合(S19;No)、リターンする。利益状態の発生が有る場合(S16;Yes )、発射停止時間tが設定時間T以上になった場合(S19;Yes )、発射球数Aが0にリセットされ(S20)、リターンする。
図11に示すように、S1の後、図柄変動回数Bの計数処理(S2)が実行される。この図柄変動回数Bの計数処理では、図13に示すように、主制御手段50から変動パターン指定信号が入力された場合(S25;Yes )、図柄変動回数BがB+1にインクリメントされ(S26)、S1において、発射球数Aが0にリセットされた場合(S27;Yes )、図柄変動回数Bが0にリセットされる(S28)。
図11に示すように、S2の後、S1で計数された発射球数Aが読込まれ(S3)、その発射球数Aに応じた演出テーブルAn(An=1〜4の何れか)が仮選択される(S4)。次に、S2で計数された図柄変動回数Bが読込まれ(S5)、その図柄変動回数Bに応じた演出テーブルBn(Bn=1〜4の何れか)が仮選択される(S6)。
その後、AnとBnが比較され(S7)、An≧Bnの場合(S7;Yes )、S4で仮選択された演出パターンAnが本採用となって選択され(S7)、遊技演出の選択に供する演出パターンとして決定され、An<Bnの場合(S7;No)、S6で仮選択された演出パターンBnが本採用となって選択され(S9)、遊技演出の選択に供する演出パターンとして決定され、リターンする。
図14に示すように、設定回数変更処理は、電源投入後の初期設定の後に開始され、先ず、図柄変動中の場合(S30;Yes )、リターンし、図柄変動中でない場合でも(S30;No)、設定回数変更指示SW13から設定回数変更指示信号の入力が無い場合(S31;No)、リターンする。設定回数変更指示信号が入力された場合(S32;Yes )、LCD25に対象設定回数指定画面(図示略)がLCD25に表示され、次に、設定回数変更指示SW13を操作して、変更したい設定回数として、設定発射球数と設定図柄変動回数の何れかを指定することができる。
次に、設定回数変更指示信号の入力が無い場合(S33;No)、図柄変動が開始されない場合には(S41;No)、S32へリターンし、図柄変動が開始された場合には(S41;Yes )、この処理が強制終了され(S40)、LCD25に表示された対象設定回数指定画面も消去され、リターンする。一方、設定回数変更指示信号が入力された場合(S33;Yes )、指定された設定発射球数と設定図柄変動回数の何れか(以下、単に設定回数という)がLCD25に表示される(S34)。
次に、設定回数upSW14から設定回数up信号が入力された場合には(S35;Yes )、設定回数がインクリメントされて変更され(S36)、設定回数downSW15から設定回数down信号が入力された場合には(S37;Yes )、設定回数がディクリメントされて変更される(S38)。ここで、図柄変動が開始されない場合(S39;No)、S34へリターンし、図柄変動が開始された場合(S39;Yes )、この処理が強制終了され(S40)、LCD25に表示された設定回数も消去され、リターンする。
以上説明したパチンコ機1によれば次の効果を奏する。
供給球検出SW44と戻り球検出SW45(発射球検出手段)、発射球数計数手段62、図柄変動回数計数手段63、演出テーブル記憶手段64、演出テーブル選択手段65を設け、演出テーブル記憶手段64に、演出パターンの選択率が異なる複数の演出テーブルであって、各演出テーブルが複数種類の演出パターンの中から遊技演出に供する演出パターンを抽選により選択する為の複数の演出テーブルを記憶させ、演出テーブル選択手段65により、演出テーブル記憶手段64に記憶された複数の演出テーブルの中から遊技演出の選択に供する演出テーブルを、発射球数計数手段62で計数された発射球数A、且つ、図柄変動回数計数手段63で計数された図柄変動回数Bに応じて選択させる。
つまり、遊技演出の選択に供する演出テーブルとして、発射球数A且つ図柄変動回数Bに応じた演出テーブルを決定し、その演出テーブルに基づいて演出パターンを選択する選択率と、他の演出テーブルに基づいて演出パターンを選択する選択率とが異なるため、発射球数A、図柄変動回数Bに応じて、実施される遊技演出の出現率を変化させることができるので、遊技演出性を高めることができ、複数の演出テーブルに共通の演出パターンについて、その選択率を演出テーブルによって大きく異ならせたり、各演出テーブルで特有の演出パターンを選択し得るようにしたりすることで、実施される遊技演出やその出現率によって、遊技者が発射球数A、図柄変動回数Bを間接的に知ることができる。
発射球数計数手段62は、発射機構18が非作動となる発射停止時間tを計時する計時手段62aと、計時手段62aで計時された発射停止時間tが設定時間T(例えば、5分)以上になった場合に発射球数Aをリセットする発射球数リセット手段62bとを有するので、設定時間T以上、発射機構18が作動しないということは、このパチンコ機1を遊技する遊技者が交代したものとして、発射球数Aをリセットし、遊技者が、現在遊技しているパチンコ機1で、遊技開始から遊技領域17に発射した発射球数Aを、発射球数計数手段62で計数することができる。従って、演出パターンの選択規則について、遊技者が交代する毎にリセットできるので、その演出パターン選択の規則性を遊技者毎に保つことができ、つまり、遊技者毎に、実施される遊技演出やその出現率によって、遊技者が発射球数A、図柄変動回数Bを間接的に知ることができる。
発射手段18に供給する複数の遊技球を貯留可能な上皿7と、上皿7に遊技球が貯留されているか否か検出する為の上皿球検出SW46(上皿球検出手段)とを備え、発射球数リセット手段62bは、計時手段62aで計時された発射停止時間tが設定時間T以上になり、且つ、上皿球検出SW46で遊技球が検出されなかった場合に、発射球数Aをリセットするので、このパチンコ機1を遊技する遊技者が確実に交代したものとして、発射球数Aをリセットすることができる。
演出テーブル選択手段65が任意の演出テーブルから他の演出テーブルへ選択切換えの契機となる設定発射球数を、遊技者が変更可能な設定回数変更指示SW13と設定回数upSW14と設定回数downSW15(設定発射球数変更手段)を備えたので、遊技者が設定発射球数を自由に設定できるようになり、例えば、遊技者が利益状態を得ることなく発射許容でき発射球数を設定発射球数に設定することで、この設定発射球数に達した場合には、実施される遊技演出やその出現率が異なるので、これにより、パチンコ機1の遊技を終了する目安等にすることができる。
図柄変動回数計数手段63は、発射球数リセット手段62bが発射球数Aをリセットするタイミングで、図柄変動回数Bをリセットする図柄変動回数リセット手段63aを有するので、発射球数Aと図柄変動回数Bを一度に確実にリセットすることができ、発射球数Aと図柄変動回数Bに基づく演出テーブルの決定に支承をきたすことを防止できる。
演出テーブル選択手段65が任意の演出テーブルから他の演出テーブルへ選択切換えの契機となる設定図柄変動回数を、遊技者が変更可能な設定回数変更指示SW13と設定回数upSW14と設定回数downSW15(設定発射球数変更手段)を備えたので、遊技者が設定図柄変動回数を自由に設定できるようになり、例えば、遊技者が利益状態を得ることなく発射許容でき図柄変動回数を設定図柄変動回数に設定することで、この設定図柄変動回数に達した場合には、実施される遊技演出やその出現率が異なるので、これにより、パチンコ機1の遊技を終了する目安等にすることができる。
つまり、このパチンコ機1によれば、利益状態発生許可手段の動作(LCD25の図柄変動)に関連した遊技演出の選択に供する演出テーブルを、複数の演出テーブルの中から遊技領域に発射された発射球数A、更には、図柄変動回数Bに応じて選択するようにして、なかなか利益状態が発生しない場合でも、遊技が単調になり、面白みが喪失しかねない、という課題の解消を期待でき、しかも、この演出テーブルの選択技術を利用して、遊技者が、現在遊技しているパチンコ機1で、遊技開始から遊技領域に発射した発射球数A、更には、遊技開始からの図柄変動回数Bを間接的に知ることができ、遊技性且つ実用性の両面で優れた弾球遊技機1を提供することができる。
このパチンコ機1おいては、次のように部分的に変更してもよい。
1]図15に示すように、演出制御手段60が実行する演出テーブル決定処理において、An≧Bnの場合(S7;Yes )、S6で仮選択された演出パターンBnが本採用となって選択され(S8A)、遊技演出の選択に供する演出パターンとして決定され、An<Bnの場合(S7;No)、S4で仮選択された演出パターンAnが本採用となって選択され(S9A)、遊技演出の選択に供する演出パターンとして決定され、リターンする。
つまり、発射球数Aに応じた演出テーブル(例えば、発射球数Aが3000個の場合には演出テーブル2)が仮選択され、図柄変動回数Bに応じた演出テーブル(例えば、図柄変動回数Bが250回の場合には演出テーブル3)が仮選択され、これらのうち切換わり順序が早い方の演出テーブル(例えば、演出テーブル2)が選択される。その他のS1〜S7は図11のものと同様である。
2]演出テーブル選択手段65は、演出テーブル記憶手段64に記憶された複数の演出テーブルの中から遊技演出の選択に供する演出テーブルを、発射球数計数手段62で計数された発射球数Aのみに応じて選択する。図柄変動回数計数63について省略することできる。この場合の演出テーブル決定処理は、図11において、S2、S5〜S9を省略したものとなり、S4の仮選択が本採用となる選択となる。
図16に示すように、演出テーブル1→2→3→4の順で切換わり、演出テーブルの切換え契機となる設定発射球数(「2000」「4000」「6000」)が予め設定されている。メインの実施例同様に、演出テーブル選択手段65が任意の演出テーブルから他の演出テーブルへ選択切換えの契機となる設定発射球数を変更することができる。
3]演出テーブル選択手段65は、演出テーブル記憶手段64に記憶された複数の演出テーブルの中から遊技演出の選択に供する演出テーブルを、図柄変動回数計数手段63で計数された図柄変動回数Bのみに応じて選択する。
4]アウト口24を通過した遊技球を検出するアウト口SWを設け、発射球数計数手段62は、このアウト口SWと、普通入賞口20のSW40、第1始動口21のSW41、大入賞口23のSW43で検出された遊技球とに基づいて、遊技領域17に発射された発射球数Aを累積的に計数する。
但し、遊技球が遊技領域17から排出されて始めて、発射球数Aとしてカウントされるため、この発射球数Aの計数がメイン実施例における発射球数計数よりも遅い。つまりは、メイン実施例の方が、発射球数Aの計数を迅速に行い、これにより、発射球数Aの変化による演出テーブル決定処理に迅速に対応することができる。
5]メイン実施例では、演出テーブル1から演出テーブル2へ選択切換えの契機となる、設定発射球数、設定図柄変動回数を変更できるが、演出テーブル2から演出テーブル3へ選択切換えの契機となる、また、演出テーブル3から演出テーブル4へ選択切換えの契機となる、設定発射球数、設定図柄変動回数を変更可能に構成できる。
6]設定発射球数変更手段、設定図柄変動回数変更手段に相当するSW(例えば、設定回数変更指示SW13と設定回数upSW14と設定回数downSW15)を、遊技盤4の裏側(例えば、演出制御基板32上)に設け、パチンコ機1を設置した遊技ホール管理者が、設定発射球数、設定図柄変動回数を変更できるようにしてもよい。この変更については、パチンコ機1の電源投入後の初期設定時に行うことができる。
7]発射球数計数手段62、図柄変動回数計数手段63を、演出制御手段60ではなく主制御手段50に設けてもよい。この場合、計数された発射球数A、図柄変動回数Bを、逐一、主制御手段50から演出制御手段60へ送信するようして対応する。
8]前記の演出テーブル決定処理について、第1図柄ではなくて第2図柄の変動表示おいて、行う遊技演出の決定に適用可能である。
9]S12において、S16を省略してもよい。
10]遊技者が操作可能なリセットSWを設け、このリセットSWをオンすることにより、発射球数A、図柄変動回数Bを0にえセットするようにしてもよい。
11]遊技領域に始動口と開閉羽根を備えた役物とを設け、遊技球が始動口を通過した場合に、通常は閉じている開閉羽根が短時間に1回又は2回開閉し、そこで、遊技球が開閉羽根に拾われて役物内に入り、役物内のVゾーンを通過した場合に、開閉羽根を長期間に亙って開放して、遊技球がVゾーンを含む入賞口を有する役物内に入り易くなるようにして、利益状態を発生させるように構成したパチンコ機に、本発明を適用可能である。
つまり、通常状態で遊技球が始動口を通過すると、開閉羽根(利益状態発生許可手段)が動作するが、この開閉羽根の動作に関連して、表示、ランプ、音声等によって、遊技演出を実行する際、遊技演出の選択に供する演出テーブルを、発射球数A、図柄変動回数Bに応じて選択するようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を付加して実施可能であり、本発明は、パチンコ機の中でも、種々の形式のパチンコ機への適用が可能であるし、パチンコ機以外の種々の弾球遊技機への適用も可能である。
パチンコ機の斜視図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 パチンコ機の制御系のブロック図である。 主制御手段の機能ブロック図である。 主制御手段の要部の機能ブロック図である。 主制御手段の要部の機能ブロック図である。 演出制御手段の機能ブロック図である。 演出制御手段の要部の機能ブロック図である。 演出パターンの選択率を比較した図である。 設定発射球数と設定図柄変動回数を示す図である。 演出テーブル決定処理のフローチャートである。 発射球数計数処理のフローチャートである。 図柄変動回数計数処理のフローチャートである。 設定回数変更処理のフローチャートである。 変更例の演出テーブル決定処理のフローチャートである。 変更例の設定発射球数を示す図である。
符号の説明
1 パチンコ機
7 上皿
13 設定回数変更指示SW
14 設定回数upSW
15 設定回数downSW
17 遊技領域
18 発射機構
21 第1始動口
23 大入賞口
25 LCD
44 供給球検出SW
45 戻り球検出SW
46 上皿球検出SW
55 利益状態発生手段
60 演出制御手段
62 発射球数計数手段
62a 計時手段
62b 発射球数リセット手段
63 図柄変動回数計数手段
63a 図柄変動回数リセット手段
64 演出テーブル記憶手段
65 演出テーブル選択手段

Claims (7)

  1. 遊技領域と、遊技領域に遊技球を発射する発射手段と、遊技領域に設けられた始動口及び開閉式入賞口と、開閉式入賞口を開放して利益状態を発生させる利益状態発生手段と、遊技球が始動口を通過した場合に利益状態発生手段の作動を許可するか否か動作する利益状態発生許可手段と、利益状態発生許可手段の動作に関連して遊技演出を実行する演出手段とを備えた弾球遊技機において、
    前記発射手段により遊技領域に発射された遊技球を検出する発射球検出手段と、
    前記発射球検出手段で検出された遊技球の発射球数を累積的に計数する発射球数計数手段と、
    前記演出手段を制御する演出制御手段とを備え、
    前記演出制御手段は、演出パターンの選択率が異なる複数の演出テーブルであって、各演出テーブルが複数種類の演出パターンの中から遊技演出に供する演出パターンを抽選により選択する為の複数の演出テーブルを記憶した演出テーブル記憶手段と、
    前記演出テーブル記憶手段に記憶された複数の演出テーブルの中から遊技演出の選択に供する演出テーブルを、前記発射球数計数手段で計数された発射球数に応じて選択する演出テーブル選択手段と、
    を備えたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記発射球数計数手段は、前記発射手段が非作動となる発射停止時間を計時する計時手段と、前記計時手段で計時された発射停止時間が設定時間以上になった場合に前記発射球数をリセットする発射球数リセット手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記発射手段に供給する複数の遊技球を貯留可能な上皿と、上皿に遊技球が貯留されているか否か検出する為の上皿球検出手段とを備え、
    前記発射球数リセット手段は、前記計時手段で計時された発射停止時間が設定時間以上になり、且つ、前記上皿球検出手段で遊技球が検出されなかった場合に、前記発射球数をリセットすることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記演出テーブル選択手段が任意の演出テーブルから他の演出テーブルへ選択切換えの契機となる設定発射球数を変更可能な設定発射球数変更手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
  5. 前記利益状態発生許可手段は、遊技球が始動口を通過した場合に図柄を変動表示可能な図柄表示手段を備え、この図柄表示手段に大当り図柄が停止表示された場合に、利益状態発生手段の作動を許可するように構成され、
    前記図柄表示手段に表示された図柄変動回数を累積的に計数する図柄変動回数計数手段を備え、
    前記演出テーブル選択手段は、前記発射球数計数手段で計数された発射球数、且つ、前記図柄変動回数計数手段で計数された図柄変動回数に応じて、遊技演出の選択に供する演出テーブルを選択することを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技機。
  6. 前記図柄変動回数計数手段は、前記発射球数リセット手段が発射球数をリセットするタイミングで、前記図柄変動回数をリセットする図柄変動回数リセット手段を有することを特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
  7. 前記演出テーブル選択手段が任意の演出テーブルから他の演出テーブルへ選択切換えの契機となる設定図柄変動回数を変更可能な設定図柄変動回数変更手段を備えたことを特徴とする請求項6に記載の弾球遊技機。
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