JP2007021111A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別電動役物に入るべき遊技球が普通電動役物に入球してしまうことを阻止して、遊技者の興趣を損なうことを防止するととともに、大当り遊技を円滑に進行させることができる遊技機を提供する。
【解決手段】大当りが発生した場合には、7セグ表示基板88の当選確率が通常遊技時における当選確率よりも低くなるようにCPU120Aにより制御されるため、始動口76が開放する回数(確率)を低減させることができる。これにより、始動口76の下方の位置に大入賞口108が配置されたパチンコ機10においても、大当りが発生した場合に始動口76に入球する遊技球の数を低減でき、逆にその分だけ遊技球を大入賞口108に入球させ易くすることができる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、いわゆるセブン機、羽根物、権利物又はアレンジボール等の弾球遊技機や、スロットマシン等の回胴式遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機の中には、普通電動役物(始動口)と、その略下方に配置された特別電動役物(大入賞口)と、が設けられたものがある。かかる構成の遊技機において、通常の遊技状態では大入賞口は開口しておらず、従ってこの大入賞口に遊技球を入球させることはできない。この大入賞口を開口させるためには、大入賞口の上方に設けられた始動口に遊技球を入球させて抽選を行い、当りの抽選結果を得る必要がある。抽選で当り判定が得られれば、抽選に伴う所定の演出表示の後、所定の期間だけ大入賞口を開口させることができる。
特開2003−245432号公報
ところで、始動口は、大入賞口の開口中(例えば、いわゆる大当り遊技中)も、所定の条件が成立しさえすれば大開口状態となり、しかも、上述したように始動口は大入賞口の上方に設けられているために、大入賞口に入るべき遊技球が始動口に入球してしまうことがある。始動口は、入球しても払い出される遊技球の個数が大入賞口の場合よりも少なく、加えて、大入賞口が開口している期間は限られていることから、大入賞口に入球すべき遊技球が始動口に入球したのでは、遊技者の興趣を大きく損なってしまうという問題がある。
また、大当り遊技中においても、遊技球が始動口の普通図柄作動ゲートを通過することにより、普通図柄が変動し、普通図柄が予め定められた所定の態様(組合せ)になった場合に、通常遊技中と同様に、始動口が開放する。このため、大当り遊技中に、大入賞口を狙って遊技球を発射している遊技者にとっては、大入賞口に入るべき遊技球が始動口に入球してしまうと、その分だけ大当り遊技が遅延してしまうという結果になる。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、特別電動役物に入るべき遊技球が普通電動役物に入球してしまうことを阻止して、遊技者の興趣を損なうことを防止するととともに、大当り遊技を円滑に進行させることができる遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、遊技球が遊技球通過ゲートを通過したことにより抽選を行う第1抽選手段と、前記第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、遊技球の入球容易な開放状態となる普通電動役物と、前記普通電動役物への入球を受けて抽選を行う第2抽選手段と、前記普通電動役物の略下方の位置に配置されるとともに、前記第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、大大当りが発生した場合に、前記第1抽選手段の当選確率を通常遊技時における当選確率よりも低くなるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、遊技球が遊技球通過ゲートを通過すると第1抽選手段により抽選が行われ、第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、普通電動役物が遊技球の入球容易な開放状態となる。遊技球が普通電動役物に入球すると第2抽選手段により抽選が行われ、第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に大当りが発生し、特別電動役物が遊技球の入球容易な開放状態となる。ここで、大当りが発生した場合には、第1抽選手段の当選確率が通常遊技時における当選確率よりも低くなるように制御手段により制御されるため、普通電動役物が開放する回数(確率)を低減させることができる。これにより、普通電動役物の略下方の位置に特別電動役物が配置された構成の遊技機においても、大当りが発生した場合に、普通電動役物に入球する遊技球の数を低減でき、逆にその分だけ遊技球を特別電動役物に入球させ易くすることができる。この結果、遊技者の遊技興趣を損なうことを防止できる。また、大当りが発生した場合に、普通電動役物に入球する遊技球の数を低減でき、逆にその分だけ遊技球を特別電動役物に入球させ易くすることにより、大当り遊技を円滑に進行させることができる。
なお、本明細書において、「大当り」とは、確変大当り及び通常大当りを意味する。また、「通常遊技時」とは、「大当り」、「確率変動状態」、「時短遊技状態」以外の遊技状態を意味する。
請求項2に記載の発明は、遊技球が遊技球通過ゲートを通過したことにより抽選を行う第1抽選手段と、前記第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、所定の時間だけ遊技球の入球容易な開放状態となる普通電動役物と、前記普通電動役物への入球を受けて抽選を行う第2抽選手段と、前記普通電動役物の略下方の位置に配置されるとともに、前記第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、大当りが発生し、遊技球の入球容易な開放状態となる特別電動役物と、大当りが発生した場合に、前記普通電動役物の開放時間を通常遊技時における前記普通電動役物の開放時間よりも短縮するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、遊技球が遊技球通過ゲートを通過すると第1抽選手段により抽選が行われ、第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、普通電動役物が所定の時間だけ遊技球の入球容易な開放状態となる。遊技球が普通電動役物に入球すると第2抽選手段により抽選が行われ、第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に大当りが発生し、特別電動役物が遊技球の入球容易な開放状態となる。ここで、大当りが発生した場合には、普通電動役物の開放時間が通常遊技時における普通電動役物の開放時間よりも短縮するように制御手段により制御されるため、普通電動役物の略下方の位置に特別電動役物が配置された構成の遊技機においても、大当りが発生した場合に、普通電動役物に入球する遊技球の数を低減でき、逆にその分だけ遊技球を特別電動役物に入球させ易くすることができる。この結果、遊技者の遊技興趣を損なうことを防止することができる。また、大当りが発生した場合に、普通電動役物に入球する遊技球の数を低減でき、逆にその分だけ遊技球を特別電動役物に入球させ易くすることにより、大当り遊技を円滑に進行させることができる。
請求項3に記載の発明は、遊技球が遊技球通過ゲートを通過したことにより抽選を行う第1抽選手段と、前記第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、遊技球の入球容易な開放状態となる普通電動役物と、前記普通電動役物への入球を受けて抽選を行う第2抽選手段と、前記普通電動役物への入球数を保留数として計数する保留数計数手段と、前記普通電動役物の略下方の位置に配置されるとともに、前記第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、大当りが発生し、遊技球の入球容易な開放状態となる特別電動役物と、大当りが発生しかつ前記保留数が所定数以上となった場合に、前記第1抽選手段の当選確率を通常遊技時における当選確率よりも低くなるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、遊技球が遊技球通過ゲートを通過すると第1抽選手段により抽選が行われ、第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、普通電動役物が遊技球の入球容易な開放状態となる。遊技球が普通電動役物に入球すると第2抽選手段により抽選が行われ、第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に大当りが発生し、特別電動役物が遊技球の入球容易な開放状態となる。ここで、大当りが発生しかつ保留数計数手段により計数された保留数が所定数以上となった場合には、第1抽選手段の当選確率が通常遊技時における当選確率よりも低くなるように制御手段により制御されるため、普通電動役物が開放する回数(確率)を低減させることができる。このため、普通電動役物の略下方の位置に特別電動役物が配置された構成の遊技機においても、大当りが発生した場合に、普通電動役物に入球する遊技球の数を低減でき、逆にその分だけ遊技球を特別電動役物に入球させ易くすることができる。この結果、遊技者の遊技興趣を損なうことを防止することができる。また、大当りが発生した場合に、普通電動役物に入球する遊技球の数を低減でき、逆にその分だけ遊技球を特別電動役物に入球させ易くすることにより、大当り遊技を円滑に進行させることができる。
請求項4に記載の発明は、遊技球が遊技球通過ゲートを通過したことにより抽選を行う第1抽選手段と、前記第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、遊技球の入球容易な開放状態となる普通電動役物と、前記普通電動役物への入球を受けて抽選を行う第2抽選手段と、前記普通電動役物の略下方の位置に配置されるとともに、前記第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、大当りが発生し、所定の時間だけ遊技球の入球容易な開放状態となる特別電動役物と、大当りが発生し少なくとも1つのラウンドにおける前記特別電動役物の開放時間が一定時間以上となった場合に、前記第1抽選手段の当選確率を通常遊技時における当選確率よりも低くなるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、遊技球が遊技球通過ゲートを通過すると第1抽選手段により抽選が行われ、第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、普通電動役物が遊技球の入球容易な開放状態となる。遊技球が普通電動役物に入球すると第2抽選手段により抽選が行われ、第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に大当りが発生し、特別電動役物が所定の時間だけ遊技球の入球容易な開放状態となる。ここで、大当りが発生し少なくとも1つのラウンドにおける特別電動役物の開放時間が一定時間以上となった場合には、第1抽選手段の当選確率が通常遊技時における当選確率よりも低くなるように制御手段により制御される。これにより、普通電動役物の略下方の位置に特別電動役物が配置された構成の遊技機においても、大当りが発生し少なくとも1つのラウンドにおける特別電動役物の開放時間が一定時間以上となった場合に、普通電動役物に入球する遊技球の数を低減でき、逆にその分だけ遊技球を特別電動役物に入球させ易くすることができる。この結果、遊技者の遊技興趣を損なうことを防止することができる。また、大当りが発生した場合に、普通電動役物に入球する遊技球の数を低減でき、逆にその分だけ遊技球を特別電動役物に入球させ易くすることにより、大当り遊技を円滑に進行させることができる。
請求項5に記載の発明は、遊技球が遊技球通過ゲートを通過したことにより抽選を行う第1抽選手段と、前記第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、遊技球の入球容易な開放状態となる普通電動役物と、前記普通電動役物への入球を受けて抽選を行う第2抽選手段と、前記普通電動役物の略下方の位置に配置されるとともに、前記第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、大当りが発生し、所定の時間だけ遊技球の入球容易な開放状態となる特別電動役物と、大当りが発生して前記第1抽選手段の当選確率が通常遊技時における当選確率よりも低くなり、かつ前記特別電動役物の開放時間が一定時間以下となる場合に、前記第1抽選手段の当選確率を通常遊技時における当選確率となるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、大当りが発生して第1抽選手段の当選確率が通常遊技時における当選確率よりも低くなり、かつ特別電動役物の開放時間が一定時間以下となる場合には、第1抽選手段の当選確率が通常遊技時における当選確率となるように制御手段により制御される。これにより、大当りが発生したにもかかわらず、第1抽選手段の当選確率が通常遊技時における当選確率よりも低くなり、かつ特別電動役物の開放時間が一定時間以下となる遊技者に有利な状況となった場合には、第1抽選手段の当選確率を通常遊技時並みに上げることができ、普通電動役物が開放する回数(確率)も上げることができる。この結果、遊技者の利益とホール側の利益とのバランスを調整することができる。
本発明によれば、特別電動役物に入るべき遊技球が普通電動役物に入球してしまうことを阻止して、遊技者の興趣を損なうことを防止するととともに、大当り遊技を円滑に進行させることができる。
次に、本発明の第1実施形態に係る遊技機について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では本発明を弾球遊技機の一例であるパチンコ機に適用した構成を説明するが、弾球遊技機に限られるものではなく、回胴式遊技機に対しても本発明を容易に適用することができる。
図1に示すように、第1実施形態に係る遊技機であるパチンコ機10の前面部は、主として外枠12と、中枠14と、前面枠16と、上皿部18と、下皿部20と、施錠装置22と、から構成されている。
外枠12は、木製の板状体を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。中枠14は、全体がブラスチック製で、外枠12に対して開閉可能に軸支されている。中枠14の右端中央には施錠装置22が設けられている。この施錠装置22は、前面枠16を閉鎖した場合に施錠するためのものである。
前面枠16は全体がプラスチック製であり、前面枠16には遊技盤24(図2参照)を前方から視認するべく、遊技盤24に形成された遊技領域26(図2参照)の形状に対応して略円形に形成された開口部28形成されている。また、前面枠16の裏面には、ガラス板30がガラス枠(図示省略)によって取り付けられている。そして、遊技者を基準とすれば、遊技盤24に形成された遊技領域26はガラス板30の後方に位置するようになっている。なお、本実施形態では、ガラス板30を前面枠16の裏面側に取り付けた構成を例にとり説明したが、例えば、前面枠16の前面側にガラス枠により取り付けてもよい。また、ガラス板30に替えて、透明な樹脂板を前面枠16に取り付けることができる。
また、この前面枠16は、パチンコ機(遊技機)10の前面部全体の約2/3のサイズを占め、中枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。また、前面枠16の上端部中央には、2個の第1枠用LED32A、32Bがそれぞれ取り付けられている。この第1枠用LED32A、32Bの内側(間)には、2個のエラーLED34A、34Bがそれぞれ取り付けられている。また、前面枠16の上方右側には、枠用右LED36が取り付けられている。また、また、前面枠16の上方左側には、枠用左LED38が取り付けられている。さらに、開口部28の周囲には、複数の第2枠用LED40がそれぞれ取り付けられている。
また、上皿部18は、前面枠16の下側で、かつ中枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。
また、上皿部18の表面中央部には、所定の効果音を出力するスピーカ52が設けられている。また、上皿部18の表面左側方部には、後述の演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82に表示される疑似特別画像(疑似図柄)、各LED32A、32B、36、38、40の発光パターン及びスピーカ)52から出力される効果音をそれぞれ変化させるためのスイッチ操作ボタン(αスイッチ、βスイッチ)54が設けられている。
また、上皿部18の下側には、下皿部20が設けられている。この下皿部20の略中央には、パチンコ機(遊技機)10の内部から遊技球を排出するための排出口56が形成されている。また、下皿部20の左表面及び右表面には、スピーカ58がそれぞれ設けられている。また、下皿部20の右側には、発射装置ユニット(図示省略)を操作するための発射ハンドル60が設けられている。この発射ハンドル60には、発射レバー62と、遊技球の発射停止を一時的に指令する発射停止スイッチ64が設けられている。さらに、下皿部20の左側には、灰皿66が設けられている。
次に、遊技盤24の表面構造について図2を参照して説明する。
遊技盤24は、中枠14に保持されるとともに、裏機構盤(図示省略)よりその背面側が覆われている。遊技盤24には、遊技盤24の表面に設けられた外レール70と内レール72とにより略円形状の遊技領域26が形成されている。遊技領域26の内部には、中央装置74と、始動口(普通電動役物)76と、ワープ入球口78と、多数の障害釘80と、風車(可動物)83等と、がそれぞれ配設されている。
中央装置74は、遊技領域26の略中央部に配置されており、演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82と、センター役物84と、ランプ装置86と、を備えている。
演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82は、サブ制御基板124の制御信号に基づいて表示制御されており、略長方形状の映像画面を有している。この映像画面上には、疑似特別図柄(疑似図柄)が表示される。また、演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82の映像画面上には、1又は複数の疑似特別図柄(疑似図柄)を所定の方向に次々と変動させながら表示した後、停止表示する疑似特別図柄表示領域が形成されている。すなわち、左疑似特別図柄を表示する左疑似特別図柄表示領域、中央疑似特別図柄を表示する中央疑似特別図柄表示領域、及び右疑似特別図柄を表示する右疑似特別図柄表示領域が、略横一列となる配置方向に沿って並んで形成されている(それぞれ図示省略)。各疑似特別図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する方向(上下方向)に図柄変動方向が設定されており、その方向に複数の疑似特別図柄(疑似図柄)が順次表示されていく。
演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82は、遊技球が始動口(普通電動役物)76に入球することにより、その映像画面の表示領域に表示される各疑似特別図柄(疑似図柄)をそれぞれ変動させて停止表示させるものである。そして、例えば、疑似特別図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、後述の変動入賞装置102に配設された後述の大入賞装置106の大入賞口(特別電動役物)108が開放される。本実施形態のパチンコ機(遊技機)10は、大入賞口(特別電動役物)108に遊技球が入球すると、各疑似特別図柄がそれぞれ変動され、疑似特別図柄(疑似図柄)が3桁同一図柄で揃うことにより、「大当り」という特定価値を付与するものである。
ここで、本実施形態のパチンコ機10では、大当りとして2種類のものが予め設定されている。具体的には、「7、7、7」などの同一の奇数数字の疑似特別図柄(疑似図柄)が3桁揃うことにより成立する確変大当りがある。また、「8、8、8」などの同一の偶数数字の疑似特別図柄(疑似図柄)が3桁揃うことにより成立する通常大当りがある。
確変大当り及び通常大当りは、比較的多くのラウンド数(例えば15ラウンド)を有し、大入賞口(特別電動役物)108の開放時間が所定の時間以上である大当りである。このため、賞球数が比較的多くなる。
また、確変大当りの遊技状態の後は、大当り(確変大当り、通常大当り)に移行する確率が予め定められた高確率となる確率変動状態になる。また、通常大当りの遊技状態の後は、大当り(確変大当り、通常大当り)に移行する確率が予め定められた低確率状態となるとともに、規定回数(例えば、100回)だけ特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ普通電動役物の開放延長機能が作動する時短遊技状態となる。
センター役物84は、演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82の前面周辺部に突設して装着されている。センター役物84は、可動する一対の翼片部84Aを有している。この翼片部84Aの可動によりワープ入球口78の開口面積が変化する。
また、遊技領域の左下方側には、主制御基板120からの制御信号に基づいて本特別図柄(本図柄)を表示制御する7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88が配置されている。この7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88は、特別図柄の本図柄を表示する7セグメント表示器(第2抽選手段)90と、4個の普通図柄保留表示LED92と、4個の特別図柄保留表示LED94と、普通図柄の本図柄を表示する2個の普通図柄表示LED(第1抽選手段)96と、を有している。7セグメント表示器90は、1〜9の間の数字を変動表示させるもので、後述の普通図柄作動ゲート(遊技球通過ゲート)100を遊技球が通過することにより変動して、所定の時間経過後に1種類の数字が停止表示される。そして、所定の数字で停止表示すると、始動口(普通電動役物)76が所定時間だけ開放される。なお、7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88は、後述するサイドランプ112Aに組み付けられている。
また、演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82の左側には、普通図柄作動ゲート(遊技球通過ゲート)100が配置されている。この普通図柄作動ゲート(遊技球通過ゲート)100の内部には、ゲートスイッチ134(図3参照)が配設されている。これにより、遊技球がゲートスイッチ134を通過すると、7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88の普通図柄表示LED(第1抽選手段)96が変動表示される。
各普通図柄保留表示LED92及び各特別図柄保留表示LED94は、4個の丸形の赤色LEDで構成されており、7セグメント表示器90の左右両側に近接して配置されている。これは、普通図柄作動ゲート(遊技球通過ゲート)100を通過した遊技球の数を4個まで普通図柄の保留とし、通過ごとに順次点灯しシフト表示するものである。また、始動口76に入球した遊技球の数も4個まで特別図柄の保留とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものである。7セグメント表示器90の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の特別図柄保留表示LED94は消灯される。また、普通図柄も普通図柄表示LED(第1抽選手段)96の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の普通図柄保留表示LED92が消灯される。
始動口(普通電動役物)76は、後述する変動入賞装置102と一体化されたものであり、演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82の下方に離れて配置されている。始動口(普通電動役物)76は、いわゆるチューリップ式で一対の翼片部76Aが開閉するように形成されている。その内部には、遊技球の通過を検知する始動口スイッチ130(図3参照)と、翼片部を作動させるための普通電動役物ソレノイド140(図3参照)と、がそれぞれ備えられている。この一対の翼片部76Aが左右に開くと遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部が閉じその離間距離が小さくなると遊技球の入球の可能性が小さくなる通常状態となる。
変動入賞装置102は、上記始動口(普通電動役物)76の下方に配置されており、基板104と、大入賞装置106と、を備えている。ここで、大入賞装置106は、略中央に配置されており、帯状に開口された大入賞口(特別電動役物)108と、この大入賞口(特別電動役物)108を開放又は閉鎖する開閉板(110と、この開閉板110を開閉するための大入賞口ソレノイド142(図3参照)と、入賞球を検知するカウントスイッチ136(図3参照)と、を備えている。
また、中央装置74の左側下方部には、風車(可動物)83が配置されている。さらに、遊技領域の左側下方部及び右側下方には、一対のサイドランプ112A、112Bがそれぞれ配置されている。
また、遊技盤24の下方にはアウト口114が設けられており、このアウト口114の下部にはバック球防止部材116が設けられている。このバック球防止部材116は、遊技領域26に到達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止している。また、内レール72の先端部には、ファール球防止部材118が取り付けられている。
次に、パチンコ機10を構成する電子制御装置118について説明する。
図3乃至図5に示すように、電子制御装置118は、主制御基板120と、払出制御基板122と、サブ制御基板124と、発射制御基板126と、を備えている。主制御基板120は、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120AとROM120Bとを備えており、中継端子板128を介して、始動口スイッチ130と、大入賞口スイッチ132と、ゲートスイッチ134と、カウントスイッチ136と、にそれぞれ電気的に接続されている。
また、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aは、ROM120Bに記憶されたデータに基づいて、後述の普通電動役物ソレノイド140、後述の大入賞口ソレノイド142、後述の図柄表示装置144及びサブ制御基板124をそれぞれ制御する。また、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aは、ROM120Bに記憶された特別図柄の保留数と普通図柄の当選確率との関係を示すテーブルやデータに基づいて、普通図柄の当選確率を切り替え制御する。
また、ROM120Bには、特別図柄の保留数と普通図柄の当選確率との関係を示したテーブルが記憶されている。具体的には、特別図柄の保留数が0から3のときには普通図柄の当選確率は通常遊技時における当選確率である88/91(約96.7%、通常確率)に設定され、かつ特別図柄の保留数が4のときには普通図柄の当選確率は0.88/91(0.967%、低確率)に設定されるデータがROM120Bに記憶されている。これを表に示すと、以下の表1になる。
Figure 2007021111
また、ROM120Bには、大当りが発生した場合に普通図柄の当選確率が通常遊技時における当選確率である88/91(約96.7%、通常確率)から0.88/91(0.967%、低確率)に変更するためのデータが記憶されている。
また、ROM120Bには、大当りが発生した場合に始動口(普通電動役物)76の開放時間が通常遊技時における開放時間(例えば1秒)よりも短縮するためのデータが記憶されている。具体的には、大当りが発生した場合に始動口(普通電動役物)76の開放時間は、0.2秒になるデータが記憶されている。
また、主制御基板120は、中継端子板138を介して、普通電動役物ソレノイド140と、大入賞口ソレノイド142と、図柄表示装置144と、にそれぞれ電気的に接続されている。
払出制御基板122は、中継端子板146を介して、ガラス枠スイッチ148と、外部タンクスイッチ150と、タンクスイッチ152と、にそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板122は、中継端子板154を介して、エラーLED34A、34Bに電気的に接続されている。また、払出制御基板122は、下皿満タンスイッチ156に電気的に接続されている。また、払出制御基板122は、中継端子板157を介して、玉貸表示基板158と、玉貸装置160と、にそれぞれ電気的に接続されている。なお、玉貸表示基板158には、玉貸スイッチ162と、返却スイッチ164とがそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板122は、中継端子板166を介して、払出モータ168と、払出スイッチ170と、にそれぞれ電気的に接続されている。さらに、払出制御基板122は、主制御基板120と発射制御基板126とにそれぞれ電気的に接続されている。
図4に示すように、サブ制御基板124は、演出表示基板172と、アンプ基板174と、装飾駆動基板176と、演出ボタン基板178と、にそれぞれ電気的に接続されている。ここで、演出表示基板172には、演出表示装置180と、演出表示ROM182と、がそれぞれ電気的に接続されている。また、アンプ基板174には、所定の効果音を出力する各種スピーカ184(52)、がそれぞれ電気的に接続されている。また、装飾駆動基板176には、各種LED・ランプ188が電気的に接続されている。また、演出ボタン基板178には、操作スイッチ190が電気的に接続されている。なお、サブ制御基板124は、主制御基板120が電気的に接続されている。
また、サブ制御基板124は、ROM124Aを有している。このROM124Aには、演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82に表示される疑似特別図柄(疑似図柄)の他に、各種スピーカ184から出力される特殊演出モード及び通常演出モードの効果音、特殊演出モード時及び通常演出モード時の各LED・ランプ188からの発光パターンがデータとしてそれぞれ記憶されている。
また、図5に示すように、発射制御基板126には、発射駆動基板192を介して、発射モータ194と、発射停止スイッチ196と、タッチスイッチ198とがそれぞれ電気的に接続されている。また、発射制御基板126には、球送りソレノイド200が電気的に接続されている。
ここで、主制御基板120によって実行される遊技全体の進行を制御する根幹をなす主制御部メインジョブについて説明する。この主制御部メインジョブは、パチンコ機10の電源が投入され、あるいはリセットスイッチが押された時に、主制御基板120のROM120Bに記憶されているプログラムを読み出すことによって、自動的に開始される。以下、図6のフローチャートに従って、主制御部メインジョブについて説明する。
図6に示すように、主制御部メインジョブ(S01)を開始すると、先ず初めに初期化ジョブを実施する(S10)。図6は初期化ジョブの流れを示したフローチャートである。初期化ジョブでは、電源投入時に行われる所定の各種処理を行った後、アンプ基板174、装飾駆動基板176に向かって初期図柄指定コマンドを出力する処理を行う。ここで、電源投入時に行われる各種処理とは、例えばCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aの動作チェックを行ったり、アンプ基板174、装飾駆動基板176、払出制御基板122、演出表示基板172などの初期化する処理である。初期化ジョブが終了すると、デモ表示ジョブを開始する(S20)。このデモ表示ジョブとは、パチンコ機10がいわゆる客待ち状態の時に、遊技客の注意を引き付けるために、擬似特別図柄で特別に行われる演出の表示をいう。次に、普通図柄作動ゲート(遊技球通過ゲート)100を遊技球が通過したか否かをCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aで判断する(S30)。遊技球が普通図柄作動ゲート(遊技球通過ゲート)100を通過した場合には、7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88における演出を制御するためのジョブ(普通図柄制御ジョブ)を開始する(S40)。次いで、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aは、パチンコ機10に複数設けられた入賞口のいずれかに遊技球が入球したか否かを判断する(S50)。入賞口に遊技球が入球した場合には、入球のあった入賞口に応じて所定数の遊技球を払い出す旨の賞球コマンドがCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aから払出制御基板122に対して出力される(S60)。続いて、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aは、遊技球の入球した入賞口が始動口(普通電動役物)76か否かを判断する(S70)。入球した入賞口が始動口(普通電動役物)76である場合には、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aは、ROM120B内の特別図柄保留数メモリ(保留数計数手段)に記憶されている保留数が4以上か否かを判断し(S80)、その保留数が4に達していなければ(S80:NO)、その保留数を1加算する(S90)。次に、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aは、特別図柄当否判定乱数を発生し、その判定乱数値をROM120Bに内蔵されていると特別図柄判定乱数メモリに記憶する(S100)。この後、7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88の動作を制御するための特別図柄制御ジョブ110、更には、特別遊技状態時の動作を制御するための特別遊技関連ジョブ120を実施する。一方、ステップS80おいて、保留数が4に達している場合(S80:YES)は、保留数を加算する処理をスキップする。また、ステップS70において、入球した入賞口が始動口(普通電動役物)76でない場合(S70:NO)には、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120AはROM120B内の特別図柄保留数メモリ(保留数計数手段)に記憶されている保留数が0か否かを判断し(S130)、0でない場合(S130:NO)には、特別図柄制御ジョブ110及び特別遊技関連ジョブ120を実施する。一方、保留数が0の場合(S130:YES)は、特別図柄制御ジョブ110及び特別遊技関連ジョブ120を行わない。以上の処理を行えば、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aはパチンコ機10の電源がOFFとされたか否かを判断(S140)し、電源がONであると判断された場合(S140:NO)には再度S20のデモ表示ジョブに戻って続く一連の処理を行う。これに対して、パチンコ機10の電源がOFFであると判断された場合(S140:YES)には、主制御部メインジョブを終了する。こうして、主制御部メインジョブが終了すると、遊技の進行が停止しパチンコ機10の遊技状態が終了する。
次に、普通図柄制御ジョブについて説明する。図7は、普通図柄制御ジョブの流れを示すフローチャートである。この処理は、遊技球が普通図柄作動ゲート(遊技球通過ゲート)100を通過すると、図6に示した主制御部メインジョブから呼び出されて開始されるジョブである。この処理は、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aによって開始される処理である。
図7に示すように、普通図柄制御ジョブ(S200)を開始すると、先ず初めに普通図柄の当否判定を行い(S210)、続いて当否の結果に応じた変動パターンと停止図柄を決定する(S220)。当否判定及びこれらを決定する手法としては種々の方法を用いることができるが、本実施形態のパチンコ機10では、乱数を利用した抽選を行うことによって、これらを決定する。この処理は、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aによって開始される処理である。故に、このCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aが、本発明における第1抽選手段の一態様を構成している。また、ここでは変動パターンとして、普通図柄を変動表示させる時間を決定している。普通図柄の当否と、当否に応じた変動パターン及び呈する図柄とを決定したら、この決定内容に従って、普通図柄関連コマンドをアンプ基板174、装飾駆動基板176に向かって出力する処理を行う(S230)。普通図柄関連コマンドとは、普通図柄制御のためにCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aから出力される各種のコマンドであり、具体的には、普通図柄の変動パターンを指定するコマンド(普通図柄変動パターン指定コマンド)や、変動後に停止する普通図柄を指定するコマンド(普通図柄指定コマンド)、普通図柄の変動を停止させるコマンド(普通図柄停止コマンド)をいう。
次に、図8のステップS110の特別図柄制御ジョブの内容について説明する。図8は、特別図柄制御ジョブの流れを示すフローチャートである。この処理は、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aによって開始される処理である。
特別図柄制御ジョブでは、先ず、特別遊技状態であるか否かを判断し(S300)、特別遊技状態でない場合(S300:NO)には、特別図柄の当否判定を行い(S310)、続いて当否に応じた変動パターンと変動後に停止させる特別図柄とを決定する処理を行う(S320)。ステップS310の特別図柄の当否判定処理は、遊技者にとって有利な特別遊技状態を成立させるか否かの抽選処理であり、主制御基板120のROM120Bに格納されたプログラムによって構成される特別図柄抽選手段によって行われる。このステップS310の処理は、図6のステップS100で記憶されている最も古い先頭の特別図柄当否判定乱数を読み出して、その読み出した判定乱数値と、ROM120B内の大当り乱数メモリに記憶されている大当り乱数値との比較を行うものであり、両者が一致すれば当り判定となって遊技者にとって有利な特別遊技状態が成立し、一致しなければ外れ判定となって通常の遊技状態が維持される。この処理は、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aによって開始される処理である。故に、このCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aが、本発明における第2抽選手段の一態様を構成している。
なお、本実施形態のパチンコ機10では、特別図柄に関する当否判定と普通図柄に関する当否判定とは、異なる乱数値を用いた別個の処理によって実施されている。こうすれば、特別図柄で更に複雑な演出を行う必要が生じた場合でも、容易に対応することが可能である。もちろん、特別図柄の当否判定処理を利用して普通図柄の当否判定を行うことも可能である。また、特別図柄制御ジョブにおいても普通図柄制御ジョブと同様に、変動パターンとしては、特別図柄を変動表示させる時間を決定している。
特別図柄の変動パターンと停止図柄とを決定したら、この決定内容に従って、特別図柄関連コマンドをアンプ基板174、装飾駆動基板176に向かって出力する処理を行う(S330)。特別図柄関連コマンドとは、特別図柄制御のために主制御基板120のCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aから出力される各種のコマンドであり、ROM120Bに予め記憶されている。特別図柄関連コマンドとしては、特別図柄の変動パターンを指定するコマンド(特別図柄変動パターン指定コマンド)、変動後に停止する特別図柄を指定するコマンド(特別図柄指定コマンド)、特別図柄の変動を停止させるコマンド(特別図柄停止コマンド)、更には、大当り時にスピーカ52から出力する効果音を指定する(大当り効果音指定コマンド)、大当り時に行われる特別遊技に関する各種コマンド(大当りラウンド指定コマンド、大入賞口カウント指定コマンド)などが設定されている。また、前記したステップS300において、特別遊技状態である場合(S300:YES)には、前記したステップS310からステップS330の処理を行わず、ROM120B内の特別図柄保留数メモリに記憶されている特別図柄の保留数が4以上か否かを判断し(S340)、その保留数が4以上の場合(S340:YES)には、始動口特別制御コマンドを出力する(S350)。この始動口特別制御コマンドとは、特別遊技中に大入賞口(特別電動役物)108に入賞すべき遊技球が始動口(普通電動役物)76に入賞してしまうことを避けるために、始動口(普通電動役物)76の状態を特別に制御するためのコマンドである。なお、始動口(普通電動役物)76に対する特別制御に関する内容については、後程詳しく説明する。一方、特別図柄の保留数が4に達していない場合(S340:NO)は、始動口特別制御コマンドを出力することなく、図8に示した特別図柄制御ジョブ(S110)を終了する。
主制御基板120のCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aは、以上のようにして特別図柄制御ジョブ(S110)を終了すると、続いて特別遊技関連ジョブ(S120)を開始する。図9は、特別遊技関連ジョブの流れを示したフローチャートである。
図9に示すように、特別遊技関連ジョブ(S120)を開始すると、先ず初めに、特別遊技状態(大当り状態)か否かを判断する(S400)。すなわち、特別遊技状態(大当り状態)は、特別図柄の当否判定において当り判定となったときに発生することから、先ず初めに特別遊技状態(大当り状態)か否かを確認するのである。特別遊技状態(大当り状態)でない場合(S400:NO)には、後述する特別遊技(大当り)を行うことなくそのまま特別遊技関連ジョブ(S120)を終了する。
一方、特別遊技状態(大当り状態)であることが確認されたら(S400:YES)、大入賞口(特別電動役物)108が開口中か否かを判断する(S420)。大入賞口(特別電動役物)108は、通常遊技状態では閉鎖されており、従って、特別遊技(大当り)の開始直後は、大入賞口108は閉鎖状態となっている。そこで、大入賞口(特別電動役物)108は開口中でないと判断して(S420:NO)、特別電動役物(大入賞口108)の連続作動回数が所定回数に達したか否かを判断する(S425)。本実施形態においては、特別電動役物(大入賞口108)の連続作動回数は15回に設定されている。また、特別電動役物とは、大入賞口108を開口させる装置であり、特別遊技状態(大当り状態)が発生すると特別電動役物(大入賞口108)が所定回数だけ作動して、所定回数のラウンドが繰り返されることとなっている。このことに対応して、大入賞口(特別電動役物)108が閉鎖されている場合は(S420:NO)、特別電動役物(大入賞口108)の作動回数が所定回数に達したか否か、換言すれば、所定回数のラウンドが終了したか否かを判断するのである(S425)。当然のことながら、特別遊技(大当り)が開始された直後は、特別電動役物(大入賞口108)の作動回数が所定回数に達していないから(S425:NO)、大入賞口(特別電動役物)108の閉鎖時間が経過したか否かを判断する(S445)。大入賞口(特別電動役物)108の閉鎖時間とは、ラウンドとラウンドとの間で大入賞口(特別電動役物)108が閉鎖状態となっている時間である。特別遊技(大当り)が開始された直後は、大入賞口(特別電動役物)108は閉鎖状態となっているから、当然、大入賞口(特別電動役物)108の閉鎖時間が経過していると判断され(S445:YES)、大入賞口(特別電動役物)108が開口させた後(S455)、図9に示した特別遊技関連ジョブ(S102)を一旦終了する。
一方、大入賞口(特別電動役物)108が開口中であると判断して(S420:YES)、大入賞口(特別電動役物)108を開口させると、大入賞口(特別電動役物)108の開口時間が所定時間に達したか否かを判断し(S430)する。大入賞口(特別電動役物)108の開口時間が所定時間に達していない場合には、遊技球の入賞数が所定数に達したか否かを判断する(S440)。大入賞口(特別電動役物)108の開口時間はROM120Bに内蔵されたタイマを用いて計測する。また、遊技球の入球は、大入賞口スイッチ(図3参照)132によって検出することができる。入賞数が所定数に達していない場合(S440:NO)には再度S430に戻って、大入賞口(特別電動役物)108の開口時間が所定時間に達したか否かを判断する。こうした操作を何度も繰り返して、大入賞口(特別電動役物)108の開口時間が所定時間に達するか(S430:YES)、あるいは遊技球の入賞数が所定数に達したことが確認されたら(S440:YES)、大入賞口(特別電動役物)108を一端閉鎖する(S450)。このように、大入賞口(特別電動役物)108が開口してから閉鎖するまでが1つのラウンドとなる。一方、S425において、所定回数のラウンドが終了したと判断された場合は(S425:YES)、特別遊技を終了させるべく、条件装置および連続作動装置の作動を停止させる(S435)。こうして特別遊技(大当り)が終了して、図6の主制御部メインジョブ(S01)に復帰する。
次に、第1実施形態の遊技機の制御方法である始動口特別制御コマンドの内容について説明する。
図10に示すように、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88による抽選結果が当りか否かが判断される(S500)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88による抽選結果が当りと判断されると(S500:YES)、始動口(普通電動役物)76が所定時間だけ開放する(S510)。次に、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより始動口(普通電動役物)76へ遊技球の入球の有無が判断される(S520)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより始動口(普通電動役物)76への遊技球の入球があったとされると(S520:YES)、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82による抽選結果が当り(大当り)か否かが判断される(S530)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより大当りであると判断されると(S530:YES)、普通図柄の当選確率が通常確率(88/91)から低確率(0.88/91)に変更される(S540)。一方、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより遊技状態が大当りでないと判断された場合(S530:NO)には、普通図柄の当選確率が通常確率(88/91)から低確率(0.88/91)に変更されない。
以上のように、大当りが発生した場合には、普通図柄の当選確率が通常遊技時における普通図柄の当選確率よりも低くなるようにCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより制御されるため、始動口(普通電動役物)76が開放する回数(確率)を低減させることができる。これにより、始動口(普通電動役物)76の下方の位置に大入賞口(特別電動役物)108が配置された構成のパチンコ機10においても、大当りが発生した場合に、始動口(普通電動役物)76に入球する遊技球の数を低減でき、逆にその分だけ遊技球を大入賞口(特別電動役物)108に入球させ易くすることができる。この結果、遊技者の遊技興趣を損なうことを防止できる。また、大当りが発生した場合に、始動口(普通電動役物)76に入球する遊技球の数を低減でき、逆にその分だけ遊技球を大入賞口(特別電動役物)108に入球させ易くすることにより、大当り遊技を円滑に進行させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る遊技機の制御方法である始動口特別制御コマンドの内容について説明する。
図11に示すように、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88による抽選結果が当りか否かが判断される(S600)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88による抽選結果が当りと判断されると(S600:YES)、始動口(普通電動役物)76が所定時間だけ開放する(S610)。次に、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより始動口(普通電動役物)76へ遊技球の入球の有無が判断される(S620)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより始動口(普通電動役物)76への遊技球の入球があったとされると(S620:YES)、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82による抽選結果が当り(大当り)か否かが判断される(S630)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより大当りであると判断されると(S630:YES)、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより始動口(普通電動役物)76の開放(開口)時間が通常遊技機時の開放(開口)時間よりも短縮(例えば、0.2秒)される(S640)。一方、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより遊技状態が大当りでないと判断された場合(S630:NO)には、始動口(普通電動役物)76の開放(開口)時間は変更されない。
大当りが発生した場合には、始動口(普通電動役物)76の開放(開口)時間が通常遊技機時の開放(開口)時間よりも短縮されるようにCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより制御されることにより、始動口(普通電動役物)76の略下方の位置に大入賞口(特別電動役物)108が配置された構成のパチンコ機10においても、始動口(普通電動役物)76に入球する遊技球の数(確率)を低減でき、逆にその分だけ遊技球を大入賞口(特別電動役物)108に入球させ易くすることができる。この結果、大入賞口に入球するはずの遊技球が始動口に入球してしまうことにより、遊技者の遊技興趣を損なうことを防止できる。また、大当りが発生した場合に、始動口(普通電動役物)76に入球する遊技球の数を低減でき、逆にその分だけ遊技球を大入賞口(特別電動役物)108に入球させ易くすることにより、大当り遊技を円滑に進行させることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る遊技機の制御方法である始動口特別制御コマンドの内容について説明する。
図12に示すように、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88による抽選結果が当りか否かが判断される(S700)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88による抽選結果が当りと判断されると(S700:YES)、始動口(普通電動役物)76が所定時間だけ開放する(S710)。次に、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより始動口(普通電動役物)76へ遊技球の入球の有無が判断される(S720)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより始動口(普通電動役物)76への遊技球の入球があったとされると(S720:YES)、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82による抽選結果が当り(大当り)か否かが判断される(S730)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより大当りであると判断されると(S730:YES)、ROM120B内の特別図柄保留数メモリ(保留数計数手段)により計数された特別図柄の保留数が4以上か否かがCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより判断される(S740)。特別図柄の保留数が4以上であるとCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより判断されると(S740:YES)、普通図柄の当選確率が通常確率(88/91)から低確率(0.88/91)に変更される(S750)。一方、特別図柄の保留数が4未満であるとCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより判断された場合には(S740:NO)、普通図柄の当選確率が通常確率(88/91)から低確率(0.88/91)に変更されない。
なお、本実施形態では、特別図柄の保留数が4以上で普通図柄の当選確率を低確率に変更させる構成を説明したが、これに限られるものではなく、例えば特別図柄の保留数が2や3以上で普通図柄の当選確率を低確率に変更させてもよく、さらには、特別図柄の保留数が増加するに伴って所定の確率だけ普通図柄の当選確率が順次に低くなっていくようにしてもよい。
次に、本発明の第4実施形態に係る遊技機の制御方法である始動口特別制御コマンドの内容について説明する。
本実施形態のパチンコ機10では、ROM120Bに、大入賞口(特別電動役物)108の開放時間と普通図柄の当選確率との関係を示すテーブルが記憶されている。具体的には、大当り中の複数ラウンドのうち1ラウンドでも大入賞口(特別電動役物)108の開放時間が所定時間(例えば20秒)以上となった場合には普通図柄の当選確率が0.88/91(0.967%、低確率)となるように設定されるデータがROM120Bに記憶されている。
図13に示すように、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88による抽選結果が当りか否かが判断される(S800)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88による抽選結果が当りと判断されると(S800:YES)、始動口(普通電動役物)76が所定時間だけ開放する(S810)。次に、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより始動口(普通電動役物)76へ遊技球の入球の有無が判断される(S820)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより始動口(普通電動役物)76への遊技球の入球があったとされると(S820:YES)、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82による抽選結果が当り(大当り)か否かが判断される(S830)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより大当りであると判断されると(S830:YES)、大当り中の複数ラウンドのうち1ラウンドでも大入賞口(特別電動役物)108の開放時間が所定時間(例えば20秒)以上となったか否かがCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより判断される(S840)。大当り中の複数ラウンドのうち1ラウンドでも大入賞口(特別電動役物)108の開放時間が所定時間(例えば20秒)以上となったと判断されると(S840:YES)、普通図柄の当選確率が通常確率(88/91)から低確率(0.88/91)に変更される(S850)。一方、大当り中の複数ラウンドのうち1ラウンドでも大入賞口(特別電動役物)108の開放時間が所定時間(例えば20秒)未満であると判断されると(S840:NO)、普通図柄の当選確率が通常確率(88/91)から低確率(0.88/91)に変更されない。
以上のように、大当りが発生し少なくとも1つのラウンドにおける大入賞口(特別電動役物)108の開放時間が所定時間以上となった場合には、普通図柄の当選確率が通常遊技時における普通図柄の当選確率よりも低くなるようにCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより制御されることにより、始動口(普通電動役物)76の略下方の位置に大入賞口(特別電動役物)108が配置された構成のパチンコ機10においても、始動口(普通電動役物)76に入球する遊技球の数(確率)を低減でき、逆にその分だけ遊技球を大入賞口(特別電動役物)108に入球させ易くすることができる。この結果、遊技者の遊技興趣を損なうことを防止できる。また、大当りが発生した場合に、始動口(普通電動役物)76に入球する遊技球の数を低減でき、逆にその分だけ遊技球を大入賞口(特別電動役物)108に入球させ易くすることにより、大当り遊技を円滑に進行させることができる。
次に、本発明の第5実施形態に係る遊技機の制御方法である始動口特別制御コマンドの内容について説明する。
本実施形態のパチンコ機10では、大当り中で普通図柄の当選確率が低確率(0.88/91)であり、かつ大入賞口(特別電動役物)108の開放時間が所定時間(例えば10秒)以下となった場合には、普通図柄の当選確率が通常遊技時における当選確率である88/91(約96.7%、通常確率)となるように設定されるデータがROM120Bに記憶されている。
すなわち、図14に示すように、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88による抽選結果が当りか否かが判断される(S900)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)88による抽選結果が当りと判断されると(S900:YES)、始動口(普通電動役物)76が所定時間だけ開放する(S910)。次に、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより始動口(普通電動役物)76へ遊技球の入球の有無が判断される(S920)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより始動口(普通電動役物)76への遊技球の入球があったとされると(S920:YES)、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)82による抽選結果が当り(大当り)か否かが判断される(S930)。CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより大当りであると判断されると(S930:YES)、普通図柄の当選確率が通常遊技時における普通図柄の当選確率(88/91)よりも低確率(0.88/91)か否かが判断される(S940)。普通図柄の当選確率が通常遊技時における普通図柄の当選確率(88/91)よりも低確率(0.88/91)であると判断されると(S940:YES)、大入賞口(特別電動役物)108の開放時間が所定時間(例えば10秒)以下であるか否かがCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより判断される(S950)。大入賞口(特別電動役物)108の開放時間が所定時間(例えば10秒)以下であるとCPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより判断されると(S950:YES)、CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)120Aにより普通図柄の当選確率が通常遊技時における当選確率である通常確率(88/91)に戻される(S960)。
以上のように、大当りが発生したにもかかわらず、普通図柄の当選確率が低確率(0.88/91)であり、かつ大入賞口(特別電動役物)108の開放時間が所定時間(例えば10秒)以下となるような遊技者に有利な状況となった場合には、普通図柄の当選確率を通常遊技時並みの通常確率(88/91)に上げることにより、始動口(普通電動役物)76が開放する回数(確率)を上げることができる。この結果、遊技者の利益とホール側の利益とのバランスを調整することができる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置の一部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成するサブ制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成する発射制御基板を説明するための説明図である。 本発明の遊技機における主制御部メインジョブの流れを示すフローチャートである。 本発明の遊技機における普通図柄制御ジョブの流れを示すフローチャートである。 本発明の遊技機における特別図柄制御ジョブの流れを示すフローチャートである。 本発明の遊技機における特別遊技関連ジョブの流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る遊技機の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る遊技機の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る遊技機の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第5実施形態に係る遊技機の制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
76 始動口(普通電動役物)
82 演出図柄表示装置(演出表示装置、第2抽選手段)
88 7セグ表示基板(図柄表示装置、第1抽選手段、第2抽選手段)
90 7セグメント表示器(第2抽選手段)
96 普通図柄表示LED(第1抽選手段)
100 普通図柄作動ゲート(遊技球通過ゲート)
108 大入賞口(特別電動役物)
120A CPU(制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段)

Claims (5)

  1. 遊技球が遊技球通過ゲートを通過したことにより抽選を行う第1抽選手段と、
    前記第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、遊技球の入球容易な開放状態となる普通電動役物と、
    前記普通電動役物への入球を受けて抽選を行う第2抽選手段と、
    前記普通電動役物の略下方の位置に配置されるとともに、前記第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、大当りが発生し、遊技球の入球容易な開放状態となる特別電動役物と、
    大当りが発生した場合に、前記第1抽選手段の当選確率を通常遊技時における当選確率よりも低くなるように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 遊技球が遊技球通過ゲートを通過したことにより抽選を行う第1抽選手段と、
    前記第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、所定の時間だけ遊技球の入球容易な開放状態となる普通電動役物と、
    前記普通電動役物への入球を受けて抽選を行う第2抽選手段と、
    前記普通電動役物の略下方の位置に配置されるとともに、前記第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、大当りが発生し、遊技球の入球容易な開放状態となる特別電動役物と、
    大当りが発生した場合に、前記普通電動役物の開放時間を通常遊技時における前記普通電動役物の開放時間よりも短縮するように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  3. 遊技球が遊技球通過ゲートを通過したことにより抽選を行う第1抽選手段と、
    前記第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、遊技球の入球容易な開放状態となる普通電動役物と、
    前記普通電動役物への入球を受けて抽選を行う第2抽選手段と、
    前記普通電動役物への入球数を保留数として計数する保留数計数手段と、
    前記普通電動役物の略下方の位置に配置されるとともに、前記第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、大当りが発生し、遊技球の入球容易な開放状態となる特別電動役物と、
    大当りが発生しかつ前記保留数が所定数以上となった場合に、前記第1抽選手段の当選確率を通常遊技時における当選確率よりも低くなるように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  4. 遊技球が遊技球通過ゲートを通過したことにより抽選を行う第1抽選手段と、
    前記第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、遊技球の入球容易な開放状態となる普通電動役物と、
    前記普通電動役物への入球を受けて抽選を行う第2抽選手段と、
    前記普通電動役物の略下方の位置に配置されるとともに、前記第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、大当りが発生し、所定の時間だけ遊技球の入球容易な開放状態となる特別電動役物と、
    大当りが発生し少なくとも1回のラウンドにおける前記特別電動役物の開放時間が一定時間以上となった場合に、前記第1抽選手段の当選確率を通常遊技時における当選確率よりも低くなるように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  5. 遊技球が遊技球通過ゲートを通過したことにより抽選を行う第1抽選手段と、
    前記第1抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、遊技球の入球容易な開放状態となる普通電動役物と、
    前記普通電動役物への入球を受けて抽選を行う第2抽選手段と、
    前記普通電動役物の略下方の位置に配置されるとともに、前記第2抽選手段による抽選結果が当りとなった場合に、大当りが発生し、所定の時間だけ遊技球の入球容易な開放状態となる特別電動役物と、
    大当りが発生して前記第1抽選手段の当選確率が通常遊技時における当選確率よりも低くなり、かつ前記特別電動役物の開放時間が一定時間以下となる場合に、前記第1抽選手段の当選確率を通常遊技時における当選確率となるように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013215300A (ja) * 2012-04-05 2013-10-24 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2018000507A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022009546A (ja) * 2016-12-31 2022-01-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022066332A (ja) * 2021-03-05 2022-04-28 株式会社三洋物産 遊技機

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