JP5215530B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤上の特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選を実行する遊技機に関するものである。
従来、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口に遊技球が入賞すると、制御上、内部的に抽選が実行され、この抽選に当選した場合には、通常遊技状態では常に閉止状態の特別入賞口(「アタッカー」、「大入賞口」と称する場合がある)を開放し、遊技者に有利な遊技状態(以下、「特別遊技状態」という)を付与することがなされている。
特別入賞口は、一般には、N秒(=30秒)間開放し、その後一旦閉止する動作を15ラウンド程度実行し、開放中に10個の遊技球が入賞することで、30秒を待たずに閉止して、次ラウンドへ移行するようになっており、結果として、特別遊技状態では、短期間に150個前後の入賞が期待できる。
また、上記特別遊技状態とは別に、付加的な特典として、特別遊技状態が終了した後に、確変モードと時短モードとする場合がある(これらを総称する場合、「特典」という)。
確変モードとは、前記特別遊技状態が終了し、通常遊技状態に復帰した後の抽選の確率を高確率とするものであり、当選確率が上がった分、次の当選までの期間が短縮されうる。
一方、時短モードとは、前記特別遊技状態が終了し、通常遊技状態に復帰した後、抽選の結果を報知するための図柄変動パターン時間を短縮するものであり、時間が短縮される分、単位時間当たりの抽選回数が増えることになる。
さらに、従来から前記始動入賞口の開口部には電動チューリップが設けられ、前記抽選とは別の抽選が実行され、これに当選すると電動チューリップが所定時間開放し、始動入賞口への入賞率が高まるといった特典もある。
上記特典は、組み合わされて実行され、遊技のバリエーションを増やし、趣向性を高めている。
ここで、近年では、「突然確変」と称される前記特典を主体とした遊技状態を形成することが提案されている(チャンス当選)。このチャンス当選(「突然確変」)とは、前記抽選の結果を当たりとするが、特別入賞口の開放時間を極めて短くし、かつ開放回数も極めて少なくすることで、特別遊技状態での遊技者への有利度合いを事実上無くし、その後の確変抽選のみを有効とするものである(一例として、特許文献1参照)。この場合、「突然確変」に突入したことを報知するのが一般的である。
特開2004−229955公報
しかしながら、上記突然確変の認知度が高くなるにつれて、突然確変が大当たりの一部(制御的には、当たりのフラグを引き当てる)と認識され、かえって不快感を持つ遊技者が出る可能性がある。すなわち、突然確変は、大当たり当選になるチャンスが増大するという感覚を持たせることが目的であるのに、大当たりが遅れるという感覚にとられる。
このような不快感を是正するため、突然確変の当選の割合を少なくすると、すでに確変中の突然確変当選の発生率を少なくすることができるが、逆に非確変の通常遊技状態で発生率が低くなる。
一方、突然確変の当選の割合を多くすると、非確変の通常遊技状態で発生率が高くなるが、逆に確変中の突然確変当選の発生率が多くなる。
従って、非確変の通常遊技状態での突然確変は遊技者にとって有利となるが、確変中は突然確変は利点がない。
本発明は上記事実を考慮し、大当たり当選とチャンス当選とが複合された動作を加味することで、遊技の変化のバリエーションを持たせ、チャンス当選の有利さを増大させ、かつチャンス当選による不快感を低減することができる遊技機を得ることが目的である。
本発明は、遊技盤上の特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選を実行する遊技機であって、前記抽選の結果が大当たり当選の場合に、前記遊技盤上に設けられ前記始動領域の流入幅よりも開口幅が広い入賞開口を持つアタッカーを第1の所定時間開放するラウンド動作をNラウンド実行する大当たり動作制御手段と、前記抽選の結果が大当たり当選であり、さらに所定の条件が成立している場合に、前記ラウンド動作の終了後における通常遊技状態で、前記抽選の当選高確率化、図柄変動パターン演出の時間短縮化、前記始動領域への流入容易化の少なくとも1つ又は2以上の組み合わせである特典を付与する特典付与手段と、前記抽選の結果が大当たり当選とは異なるチャンス当選の場合に、前記アタッカーを前記第1の所定時間よりも短く、かつ前記遊技球が少なくとも1個入賞するために必要な第2の所定時間以上開放するラウンド動作を前記Nラウンドよりも少ないMラウンド実行すると共に、アタッカー開閉動作終了後における通常遊技状態で前記特典を付与するチャンス動作制御手段と、前記抽選の結果を図柄変動パターン演出によって報知する表示制御手段とを有し、前記大当たり当選時のラウンド数の初回の開閉動作を、前記M回に分割して開閉させると共に、前記抽選の結果が大当たり当選又はチャンス当選の何れの場合であっても、少なくともチャンス当選報知用の同一の図柄配列で仮報知し、前記大当たり当選時の初回ラウンドの動作、或いはチャンス当選前記Mラウンド動作が終了した後、前記抽選の結果が大当たり当選の場合に再変動することで、大当たり当選かチャンス当選かの判別結果の確定報知を遅延させることを特徴としている。
本発明によれば、抽選の結果が大当たり当選の場合に、アタッカーを第1の所定時間開放するラウンド動作をNラウンド実行し、所定の条件が成立すれば、大当たり動作終了後の通常遊技の際に特典が付与される。
一方、チャンス当選の場合、第2の所定時間以上開放するラウンド動作をMラウンド実行すると共に、必ず特典を付与する。
この大当たり当選時とチャンス当選時とで、アタッカーの動作が異なるため、遊技者はその時点で大当たり当選かチャンス当選かの判別ができた。しかし、本実施の形態では、大当たり当選時における、ラウンド数の初回の開閉動作を、前記M回に分割して開閉させるようにしたため、判別がつきにくくなる。また、見掛け上、チャンス当選後に直ちに大当たり当選したかのような動作になるため、遊技者は優越感を持つことになる。
図柄変動パターン演出による報知において、仮停止状態では、大当たり当選かチャンス当選かの判別がつかないようにし(仮報知)、大当たり当選時の初回ラウンドの動作、或いはチャンス当選のラウンド動作が終了するまで、前記抽選の結果が大当たり当選かチャンス当選かの判別結果の確定報知を遅延させることで、遊技者の期待間を持続させることができる。
また、遊技盤上の特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選を実行する遊技機であって、前記抽選の結果が大当たり当選の場合に、前記遊技盤上に設けられ前記始動領域の流入幅よりも開口幅が広い入賞開口を持つアタッカーを第1の所定時間開放するラウンド動作をNラウンド実行する大当たり動作制御手段と、前記抽選の結果が大当たり当選であり、さらに所定の条件が成立している場合に、前記ラウンド動作の終了後における通常遊技状態で、前記抽選の当選高確率化、図柄変動パターン演出の時間短縮化、前記始動領域への流入容易化の少なくとも1つ又は2以上の組み合わせである特典を付与する特典付与手段と、前記抽選の結果が大当たり当選とは異なるチャンス当選の場合に、前記アタッカーを前記第1の所定時間よりも短く、かつ前記遊技球が少なくとも1個入賞するために必要な第2の所定時間以上開放するラウンド動作を前記Nラウンドよりも少ないMラウンド実行すると共に、アタッカー開閉動作終了後における通常遊技状態で前記特典を付与するチャンス動作制御手段と、前記抽選の結果を図柄変動パターン演出によって報知する表示制御手段とを有し、前記大当たり当選時のラウンド数の初回の開閉動作を、前記M回に分割し、かつ、分割した1回毎の開放時間を、前記チャンス当選時の開放時間に合わせることで前記チャンス当選を模倣するように開閉させると共に、前記抽選の結果が大当たり当選又はチャンス当選の何れの場合であっても、少なくともチャンス当選報知用の同一の図柄配列で仮報知し、前記大当たり当選時の初回ラウンドの動作、或いはチャンス当選前記Mラウンド動作が終了した後、前記抽選の結果が大当たり当選の場合に再変動することで、大当たり当選かチャンス当選かの判別結果の確定報知を遅延させることを特徴としている。
以上説明した如く本発明では、大当たり当選とチャンス当選とが複合された動作を加味することで、遊技の変化のバリエーションを持たせ、チャンス当選の有利さを増大させ、かつチャンス当選による不快感を低減することができるという優れた効果を有する。
図1に示されるように、パチンコ機10は、パチンコ機10の外郭を構成するとともにホールの島設備に設置される矩形状の外枠12を備えている。外枠12の前面には矩形額縁状の内枠14が配置されており、内枠14は、外枠12に設けられた一対のヒンジ部16、18に左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。また外枠12の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り20が取り付けられている。
内枠14の前面上部には、ガラス板22を装着したガラス枠26が配置されており、ガラス枠26は左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられている。また、ガラスフレーム(図示省略)に装着されたガラス板22は、図1の紙面奥行き方向に所定の間隔で互いに平行に配置された一対のガラス板からなる二重構造となっている。このガラス枠26の裏面側には、交換可能とされた遊技盤100(図2参照)がセットされており、遊技盤100は、ガラス枠26を内枠14に閉塞した状態でガラス枠26(ガラス板22)に覆われるようになっている。
ガラス枠26の前面には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の表示灯142がガラス板22を取り囲むように配置されており、さらに左上隅及び右上隅には、賞球払出エラー及び払出状態エラー等の各種エラーを報知するエラー用の表示灯144が配置されている。また、各エラー用の表示灯144の内側には、遊技の効果音をステレオ出力するスピーカ146L、146Rが配設されている。
内枠14の前面下部には、一般的な上皿及び下皿の機能を兼ね備える打球供給皿としての一体皿30が配置されている。一体皿30は、パネル部材32の左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられており、パネル部材32の前面には、上部に遊技球PBを貯える球皿部34が形成された球皿本体36が突設されている。
図示を省略するが、球皿部34の底面は双方向に傾斜しており、一方は図1の正面視にて左側から右側に下る傾斜を手前側に配置し、他方は右側から左側に下る傾斜を奥側に配置し、両傾斜は正面視にて右側で円滑に連続形成されている。
手前側の傾斜はパチンコ機10間に設けられた現金用遊技球貸出機(図示省略)を球皿部34の正面視、左側から受け入れて、右側に転動案内する一方、奥側の傾斜は球皿部34に受け入れた遊技球PB、後述する賞品球、あるいはカード式貸出機を介した貸出球などを球排出口46から受け入れて正面視、右側から左側に向かって転動案内する。
この奥側の傾斜は、当該傾斜の下位方向に沿って遊技球転動流路の幅寸法を漸次、狭く形成されており、これにより、球皿部34にある遊技球PBがパネル部材32の裏面に配置された球送り装置(図示省略)に一列に整列させながら送り込まれる。
パネル部材32の前面の右側上部には、パチンコ機10内に設けられた払出装置160(図3参照)から払い出された賞球が排出される球排出口46が形成されている。
また、パネル部材32の前面における左側下部には灰皿38が設けられ、右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するための発射ハンドル39が取り付けられている。
(遊技盤の構成)
図2に示される遊技盤100は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面100Aとなっており、盤面100Aの外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。これらの外レール102及び内レール104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置40(図3参照)から発射されて打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域101とされている。
遊技盤100の遊技領域101におけるほぼ中央には、大型で中央部が矩形状に開口されたセンター役物105が配置されている。その開口内には、表示画面に特別図柄の抽選(変動及び停止)や各種演出等の映像を表示する液晶表示器106が設けられている。以下、必要に応じてLCD106という。
センター役物105の図2の左右側には、普通図柄始動入賞口としての通過ゲート(スルー・チャッカー)118が配置されている。また、センター役物105の真下には、特別図柄始動入賞口(スタート・チャッカー)108が配設され、その開口部の直下位置には、電動チューリップ110が取り付けられている。この特別図柄始動入賞口108のさらにその下方には、遊技領域101の下端部付近に位置して大入賞口としてのアタッカー112が配置されている。
アタッカー112には、開閉扉116が開放又は閉塞することによって開口又は閉口するようになっており、開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球PBが開閉扉116に案内されてアタッカー112へ入賞する。
また、遊技領域101には、風車122や、遊技領域101内を自重落下する遊技球PBを所定の経路に誘導する多数の遊技釘(図示省略)が設けられており、最下位置に、外れ球を遊技盤100の裏側へ排出するアウト口124が設けられている。さらに、この遊技領域101に設けられたセンター役物105や盤面周縁には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子126(図3参照)が多数設けられている。
(制御系の構成)
次に、図3を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。図3に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150には、特別図柄始動入賞口108への入賞球を検出する始動入賞センサ180、普通図柄始動口である通過ゲート118への入賞球を検出する通過ゲート入賞センサ184、特別遊技状態の際に開放するアタッカー112への入賞球を検出する大入賞センサ186がそれぞれ接続されており、これらの各センサは、入賞球の検出時にその検出信号を主制御部150へ出力する。なお、必要に応じて、アタッカー112内には、大当たり処理のラウンドを継続するきっかけとなるVゾーンが設けられている場合には、このVゾーンを通過したことを検出するVゾーンセンサ228が配設される。
さらに、主制御部150には、電動チューリップを作動させる普通電動役物ソレノイド174、アタッカー112の開閉扉116を開放/閉塞させるソレノイド175、保留ランプ176、及び普通図柄表示装置107がそれぞれ接続されている。
ここで、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、これを通過ゲート入賞センサ184で検出することで普通図柄の当たり/外れの抽選(以下、「普図抽選」という)が主制御部150にて実行され、その抽選結果が当たりとなった場合は、主制御部150が普通電動役物ソレノイド174を駆動制御して電動チューリップ110を所定時間開放する。
また、遊技球PBが特別図柄始動入賞口108に入賞すると、これを始動入賞センサ180で検出することで特別図柄の当たり/外れの特図抽選が主制御部150にて実行され、この特図抽選の結果が当たりとなった場合は、通常遊技状態から特別遊技状態へ遊技状態が移行するように主制御部150にて制御する。
特別遊技状態(大当たり処理ともいう)とは、前記アタッカー112が所定時間(一般には30秒)開放し、その後閉止する動作を1ラウンドとした場合に、複数ラウンド(本実施の形態では、16ラウンド)繰り返される遊技状態を言い、この結果、多くの遊技球PBがアタッカー112へ入賞し、多くの入賞が期待できる。なお、通常は、1ラウンド中の最大入賞数が10個と制限されている。また、本実施の形態では、初回のラウンドは特殊な動作(後述する突然確変と同一の動作)を行うため、実質的に15ラウンドが特別遊技となる。
なお、この特図抽選の当たりを契機として、確変(時短)抽選が実行され(特図抽選と確変(時短)抽選は同時の場合もある)、この確変(時短)抽選に当選すると、前述した特別遊技状態の終了後に、次の当たり確率がアップする「確変」、或いは図柄変動パターン時間を短縮する「時短」が付加される(特典遊技の付与)。なお、特典遊技は、通常遊技状態の下で実行されるものであり、特別遊技とは異なる。
本実施の形態では、特典として確変を付与しているが、例えば、確変にならなかった場合に、所定回数(例えば、100回)の時短を特典として付与するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、大当たり当選、並びに落選とは別に、チャンス当選を設定している。チャンス当選は、後述する突然確変を導出するためのきっかけとして適用される。
主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータへ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
さらに、主制御部150には、演出制御部152と、払出制御部154とがそれぞれ接続されており、これらの制御部は、主制御部150からのコマンド送信により制御される。
演出制御部152には、図柄制御部156を介してLCD106が接続されている。また、演出制御部152は、遊技盤100の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子126、並びに、ガラス枠26に設けられた照明演出用の表示灯142及びエラー用の表示灯144の点灯、消灯、及び点滅を制御し、さらに、ガラス枠26前面に設けられたスピーカ146L、146Rを作動させて効果音等の出力を制御する。
この演出制御部152に制御されるLCD106には、特図抽選の結果を報知するための図柄変動パターンの演出映像が表示され、スピーカ146L、146Rからはその図柄変動パターン演出時のBGMが出力される。これにより、遊技者は、視覚及び聴覚を通じて、特図抽選の結果に対応した演出図柄による演出を楽しむことができる。なお、普通図柄表示装置107や保留ランプ176による表示内容は、このLCD106で表示するようにしてもよい。
図柄変動パターンには、特別図柄変動パターン及び演出図柄変動パターンがあり、双方共に特図抽選の結果を報知するものであるが、特別図柄変動パターンは予め定められた変動及び停止を行い特図抽選の結果を所定時間経過後に正式に報知する性質のものであるのに対し、演出図柄変動パターンはその特図抽選の結果を報知するまでの過程に演出を加味し、当たり/外れかに一喜一憂させながら報知する性質のものである。
本実施形態のパチンコ機10では、LCD106の表示画面の大部分において、演出図柄変動パターンを表示し、表示画面における極めて小さい領域に特別図柄変動パターンを表示するようにしている。なお、特別図柄変動パターンは、別途独立した表示装置で表示するようにしてもよい。
ここで、特図抽選の結果が「大当たり当選」となり、LCD106における図柄変動パターン演出並びにスピーカ146L、146RからのBGM出力によって、そのことを報知し終えると、前述した特別遊技状態(大当たり処理)が実行される。
また、前述したように、LCD106において、図柄変動パターン演出を実行中に新たに特別図柄始動入賞口108に入賞した場合、並びに大当たり処理中に特別図柄始動入賞口108に入賞した場合、保留ランプ176の点灯数がその入賞数に応じて最大4個まで増える。
一方、前回の図柄変動パターン演出が終了する、或いは大当たり処理が終了すると、LCD106では、保留分の特図抽選結果を報知するために、新たな図柄変動パターン演出が開始される。これに伴い、保留ランプ176が1個消灯し、保留分の消化を遊技者に報知する。
また、払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置40が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者による発射ハンドル39(図1参照)の操作により発射装置40を作動させて、遊技球PBの発射開始、及び、発射ハンドル39の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータへ送信するようになっている。
ここで、本実施の形態におけるパチンコ機10では、突然確変機能を備えている。
確変は、通常は特別遊技状態の終了を契機として実行されるものであるが、この突然確変機能とは、見掛け上、通常遊技状態で突然に確変状態に移行することを言う。
しかし、通常遊技状態から突然確変状態に移行する遊技仕様は、特図抽選の大当たり当選を経るという現状の遊技仕様に対して全く異なるものとなるため、本実施の形態では、特図抽選を経た上で確変状態に移行するという、現状の遊技仕様に則して、突然確変を確立している。
より具体的には、特図抽選において、大当たり当選の他に突然確変当選を設定する。この突然確変当選の場合、前記アタッカー112の動作として、開放時間0.5秒、ラウンド数を2回とする(ちなみに、通常の動作、すなわち「大当たり状態」になった場合のアタッカ開放時間およびラウンド数(ラウンド動作)の仕様は、開放時間30秒、ラウンド数16回)。
このアタッカー112の動作では、アタッカー112への入賞はほとんど期待できず、かつ、短時間で終了してしまう、見掛け上の特別遊技状態となる。
この見掛け上の特別遊技状態を経ることで、通常遊技状態の下で遊技を進行している遊技者から見ると、突然に確変状態に移行したと感じられる。
このように、遊技者が感覚的に突然に確変状態となったと感じさせる動作を、遊技仕様を変えずに実行可能とした。
また、本実施の形態では、この突然確変の契機となるチャンス当選になったとき、大当たり当選と見分けがつかない工夫を施している。
すなわち、大当たり当選時の初回のラウンドのアタッカー112の動作を、突然確変と同一の動作(すなわち、開放時間0.5秒で2回実行)を行なっている。
この動作によって、遊技者からみると、最初はチャンス当選であるか、大当たり当選であるかの判断がつきにくくなると共に、大当たり当選の場合は、チャンス当選直後に大当たり当選になったような錯覚を持たせることが可能となる。
図4は、主制御部150における、上記特図抽選に基づく遊技の進行モードの設定制御を機能的に示したブロック図である。
主制御部150には、遊技の進行全般を司る遊技実行制御部200が設けられ、始動入賞センサ180が接続されている。
また、遊技実行制御部200には、アタッカー動作制御部202が接続されている。このアタッカー動作制御部202は、遊技実行制御部200からの指示信号に基づいて、特別遊技の実行の際にアタッカー動作制御を行う。すなわち、ソレノイドドライバ204を介してソレノイド175を通電・非通電し、アタッカー112(図2参照)の開閉動作を行う。
なお、この特別遊技におけるアタッカー開閉制御は、特図抽選の結果に応じて、大当たり当選用と、突然確変用との何れかが実行されるが、このアタッカー112の開閉動作については、後述する(図6参照)。
遊技実行制御部200では、遊技状態(通常遊技/特別遊技)、始動入賞の保留状態、図柄変動パターン演出状態等から、特図抽選を実行する時期を判別し、特図抽選の時期になった時点で、特図抽選部206に対して抽選指示信号を送出する。なお、この遊技実行制御部200からは特図抽選部206に対して、当選確率情報も出力される。
特図抽選部206では、設定された特選確率に基づいて、特図抽選が実行される。この特図抽選は、通常確率の下では約1/300〜350の当選確率、確変時の高確率の下では約1/50程度の当選確率で抽選が実行される。
特図抽選部206には、図柄変動パターンモード選択処理指示部208、大当たり/チャンス遊技状態選択部210が接続されている。特図抽選部206において、抽選の結果が外れの場合は外れ信号が図柄変動パターンモード選択指示部208へ送出される。また、特図抽選部206において、抽選の結果が大当たり当選又はチャンス当選の場合は、大当たり/チャンス遊技状態選択部210に当選信号が送出される。
図柄変動パターンモード選択処理指示部208は、特図抽選部206からの落選情報、或いは大当たり/チャンス遊技状態選択部210からの当選情報(大当たり当選/チャンス当選)情報に基づいて、図柄変動パターンモードを選択し、選択結果を遊技実行制御部200へ送出すると共に、図柄変動パターン種指示部214へ送出する。
図柄変動パターン種指示部214では、それぞれの図柄変動パターンモードにおける変動パターン種を決定し、遊技実行制御部200へ送出すると共に、出力部216を介して前記図柄変動パターンモード種と共にこの図柄変動パターン種を演出制御部152へ送出される。
ここで、前記大当たり/チャンス遊技状態選択部210では、当選情報をアタッカー動作プログラム読出部212へ送出している。
このアタッカー動作プログラム読出部212には、動作モードプログラムメモリ218が接続されている。
動作モードプログラムメモリ218には、大当たり当選動作プログラム218Aと、チャンス当選動作プログラム218Bとが記憶されている。
大当たり当選動作プログラム218Aの仕様は、1R(ラウンド)目にアタッカー112を第2の所定時間(本実施の形態では、0.5秒間)開放することを2回実行し、その後の2R〜16R目にアタッカー112を第1の所定時間(本実施の形態では、30秒間)開放することを1回ずつ実行する(なお、30秒間に10個の入賞があった場合その時点で閉止)。すなわち、合計のラウンド数Nは、「16」である。
一方、チャンス当選動作プログラム218Bの仕様は、1R〜2R目にアタッカー112を第2の所定時間(本実施の形態では、0.5秒間)開放することを1回ずつ実行する。すなわち、合計のラウンド数は、「2」である。
上記を比較すると、大当たり当選時の1R目と、チャンス当選の1R〜2R目の動作が同一となっている。すなわち、何れの当選であっても、最初のアタッカー112の動作状態が同一であるため、遊技者はこの時点では、大当たり当選であるかチャンス当選であるかの判別がつかないことになる。
前記アタッカー動作プログラム読出部212では、大当たり/チャンス遊技状態選択部210からの当選情報に基づいて、前記モードプログラムメモリ218から、大当たり当選動作プログラム218A又はチャンス当選動作プログラム218Bを読み出し、アタッカー動作モード変更指示部220を介して、アタッカー動作制御部202へ当該読み出したプログラムを送出する。これにより、アタッカー動作制御部202では、当該プログラムに基づいて実行する。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(パチンコ機10の遊技の流れ)
パチンコ機10による遊技では、遊技者が発射ハンドル39を操作すると、一体皿30の球皿部34に貯えられている遊技球PBは球送り装置により一球づつ発射装置40に供給され、発射装置40によって上方へ発射される。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤100の遊技領域101に打ち込まれ、遊技釘に当たり方向を変えながら遊技領域101内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域101の下端部に至った遊技球PBはアウト口124からパチンコ機10内に回収される。
また、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、主制御部150において普通図柄の当たり/外れの抽選処理(普図抽選)が実行され、その普図抽選結果は、普通図柄表示装置107に、2桁の普通図柄が変動されその変動後に停止図柄の組み合わせによって表示される。
この普図抽選の結果が「当たり」となった場合は、電動チューリップ110が所定時間開放され、遊技球PBが特別図柄始動入賞口108に入賞しやすい状態となる。
また、特別図柄始動入賞口108へ入賞すると、主制御部150において特別図柄の当たり/外れの特図抽選処理(第1の抽選)が実行され、その特図抽選結果は、LCD106の下部の一部の領域(あるいは、独立した別の領域)では、2個の特別図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経た停止図柄の組み合わせによって表示される。また、この表示に伴い、LCD106のほぼ全域では、演出図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経て停止表示される。この演出図柄変動パターンの演出映像には、例えば、リーチを経た当たり図柄の表示又は外れ図柄の表示、あるいはリーチなしの外れ図柄表示など、様々な演出や趣向を加味した数多くのパターンが用意されており、遊技者は、それらの演出を受け特別図柄の抽選結果を期待感も持って観察する。
(大当たり処理)
LCD106の表示画面に、例えば「444」や「777」等の予め定められた所定の大当たり図柄の組み合わせが表示されるとともに、照明演出用の表示灯142の点滅やスピーカ146L、146Rからの効果音出力などによる演出を加えて、大当たりが発生したことを遊技者に報知し、所定の大当たり処理を実行する。
大当たり処理としては、開閉扉116の開閉動作によってアタッカー112が例えば10カウント(入賞個数)又は最大30秒間(1回の開放時間)/最高16ラウンド(継続回数)開放される。本実施の形態では、この16ラウンドの内の、初回のラウンドは、アタッカー112が、極めて短い時間(開放時間が0.5秒間)で2回の動作を行うようになっており、実質的には15ラウンドの大当たり処理となる。この初回のラウンドは、後述する突然確変と密接な関係を持っており、これについては後述する。
なお、アタッカー112内にVゾーンを設けた遊技仕様の場合には、1回のアタッカー112開放時にVゾーンへの入賞を果たすことで次ラウンドを継続するといった動作が行われる。
これにより、遊技者は、発射した遊技球PBをアタッカー112へ容易に入賞させ、例えば入賞1個当たり15個の払い出しを受けるなどして、大量の賞球を獲得できるようになる。またこのときは、払出装置160が作動して所定数の賞球を払い出し、その払い出された賞球は、球排出口46から一体皿30の球皿部34に排出される。
また、当たり図柄が、例えば「777」等の予め定められた所定の図柄であり、かつここでは、当該所定の図柄が奇数の組み合わせとなった場合には、上述した大当たり処理(特別遊技状態)の終了後に、次の大当たり確率がアップする「確率変動機能」、並びに、普通図柄表示装置107の変動時間が短縮され、始動口108が開放し易くなって球持ちをよくする「時短機能」といった付加機能が作動して、遊技者にとって有利な遊技状態が展開される。
(突然確変処理)
LCD106の表示画面に、予め定められた図柄列の組み合わせが表示されると、その後、突然確変処理を実行する。
突然確変処理としては、開閉扉116の開閉動作によってアタッカー112が最大0.5秒間(1回の開放時間)/最高2ラウンド開放される。
この場合、遊技者は、アタッカー112への入賞は、ほとんど期待できない。言い換えれば、この突然確変処理の遊技状態は、見掛け上の特別遊技であり、その後に実行される確変の有無が主体となる。
すなわち、突然確変の場合、見掛け上の特別遊技状態の終了後に、次の特図抽選の確率がアップする「確率変動機能」を実行する。
ここで、本実施の形態では、この突然確変の契機となるチャンス当選となった場合、遊技者が大当たり当選ではないことで不快感を持つ場合がある。これは、設計者側からすると、非確変の通常遊技から突然確変状態になることで期待感を持たせるという目的に反する。
このため、本実施の形態では、チャンス当選か大当たり当選かを判別しにくくする動作をアタッカー112に施した。すなわち、チャンス当選のアタッカー112の動作と、大当たり当選の初回のラウンド時のアタッカー112の動作とを同一とした。
以下、図5及び図6のフローチャートに従い、大当たり当選時、チャンス当選時におけるアタッカー112の動作制御を含む制御の流れを示す。なお、前述した遊技の流れと重複する部分がある。
図5は、主制御部150における抽選時の制御の流れを示すフローチャートである。
ステップ250では、有効始動入賞があったか否かが判断される。この有効始動入賞とは、保留が満杯であり、入賞しても抽選のチャンスが与えられない場合があるため、この抽選のチャンスがない入賞を除外した入賞を言う。
このステップ250で否定判定されると、ステップ252へ移行して保留があるか否かが判断される。ステップ252において、否定判定されると、抽選の機会自体が存在しないため、このルーチンは終了する。
また、前記ステップ250で肯定判定、或いはステップ252で肯定判定されると、抽選のチャンスがあると判断され、ステップ254へ移行する。ステップ254では、大当たり処理中か否かが判断され、大当たり処理中の場合には、抽選が実行できないため、保留限度分は保留として、このルーチンは終了する。
また、ステップ254で否定判定されると、ステップ256へ移行して抽選が実行される。
ステップ256での抽選の結果は、ステップ258で判断される。すなわち、ステップ258で抽選結果が外れと判断された場合には、ステップ260へ移行して外れ変動用パターンが選択され、次いでステップ262へ移行して演出制御部152へコマンドを送信し、このルーチンは終了する。
また、ステップ258でチャンス当選と判断された場合には、ステップ264へ移行してチャンス当選用の変動パターンが選択され、次いでステップ266へ移行して演出制御部152へコマンドを送信し、ステップ268へ移行する。
ステップ268では、チャンス当選時のアタッカー動作プログラムを読み出し、ステップ276へ移行する。
前記ステップ258において、大当たり当選と判断された場合には、ステップ270へ移行して大当たり当選用の変動パターンが選択され、次いでステップ272へ移行して演出制御部152へコマンドを送信し、ステップ274へ移行する。
ステップ274では、大当たり当選時のアタッカー動作プログラムを読み出し、ステップ276へ移行する。
ステップ276では、変動パターン終了時期か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ278へ移行して、前記ステップ268又はステップ274で読み出したアタッカー動作プログラムに基づき、アタッカー112を動作制御する。
図6は、このステップ278におけるアタッカー112の動作制御の詳細を示している。
まず、ステップ300では、当選種を判別する。ステップ300でチャンス当選と判別された場合には、ステップ302へ移行してアタッカー112を開放する。次いでステップ304へ移行して0.5秒経過したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ306へ移行してアタッカー112を閉止する(1R目終了)。
次のステップ308でインタバル時間が経過したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ310へ移行する。
ステップ310では、アタッカー112を開放する。次いでステップ312へ移行して0.5秒経過したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ314へ移行してアタッカー112を閉止する(2R目終了)。
次のステップ316では、通常遊技状態に戻るが、このとき、特典である確変が付与される。
一方、ステップ300において、当選種が大当たり当選と判別された場合には、ステップ318へ移行してアタッカー112を開放する。次いでステップ320へ移行して、0.5秒経過したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ322へ移行してアタッカー112を閉止する。次のステップ324でインタバル時間が経過したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ326へ移行する。ステップ326では、アタッカー112を開放する。次いでステップ328へ移行して0.5秒経過したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ330へ移行してアタッカー112を閉止する(1R目終了)。
次のステップ332では、インタバル時間が経過したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ334へ移行する。
ステップ334では、アタッカー112を開放する。次いでステップ336へ移行して30秒経過したか否か(或いは、10個の入賞があったか否か)が判断され、肯定判定されると、ステップ338へ移行してアタッカー112を閉止し、ステップ340へ移行する。
ステップ340では、16R終了したか否かが判断され、否定判定されると、ステップ334へ戻り、上記肯定を繰り返す(2R目〜16R目)。
また、ステップ340で肯定判定されると、16Rの大当たり処理が終了したと判断され、ステップ342へ移行して確変有りか否かが判断される。この確変の有無は、抽選の際に確定している。
ステップ342で肯定判定されると、ステップ344へ移行して通常遊技状態に戻ったとき、確変とする。また、ステップ342で否定判定されると、ステップ346へ移行して通常状態に戻ったとき、非確変とする。
このように、本実施の形態の大当たり処理は、16Rあるが、実質的には、従前どおりの15Rであり、初回のラウンドは、チャンス当選の動作を模倣した、擬似チャンス当選動作を実行したものである。この擬似チャンス当選動作を伴わせることで、本来のチャンス当選と大当たり当選との区別がつきにくくなる。
ところで、本実施の形態では、最初に当選(大当たり当選又はチャンス当選)したときの図柄変動パターン演出による報知を仮報知とし、大当たり当選時の1Rの動作終了後、或いはチャンス当選時の2Rの動作終了後に、確定報知をするようにしている。
すなわち、例えば、図柄として数字図柄が適用されている場合、図7(A)に示される如く、演出図柄変動パターン演出が開始され、抽選の結果が当選していると、その後、各図柄列が停止する。
この状態では、図7(B)に示される如く、チャンス当選報知用の図柄(数字図柄が昇順に並んでいる状態)で停止させる(仮報知)。この状態では、遊技者は、チャンス当選になったと判断する。
その後、大当たり当選時には、アタッカー112の動作として、当該大当たり当選時の1Rの動作終了後に再変動して(図7(C)参照)、予め定められた大当たり図柄(同一図柄が揃う状態)で停止させる(図7(D)参照)。この状態が、確定報知となり、遊技者は、チャンス当選(突然確変)直後に大当たり当選になったと錯覚する。
以上説明したように本実施の形態では、アタッカー112の動作により、大当たり当選かチャンス当選かの判別を遅らせ、この結果、見掛け上、チャンス当選(突然確変)の直後に大当たり当選するという状況を構築することができ、チャンス当選の有用性を増大させ、かつ、チャンス当選による不快感を軽減することができる。
本実施の形態に係るパチンコ機の正面図である。 本実施の形態に係る遊技盤の正面図である。 本実施の形態に係る制御系の概略を示すブロック図である。 主制御部における特図抽選に基づく遊技の進行モードの設定制御を機能的に示したブロック図である。 主制御部における抽選時の制御の流れを示すフローチャートである。 図5のステップ278であるアタッカー動作制御の詳細を示すフローチャートである。 大当たり当選又はチャンス当選の場合の図柄変動パターン演出の流れを示すLCDの正面図である。
符号の説明
PB 遊技球
10 パチンコ機(遊技機)
100 遊技盤
106 LCD(表示装置)
112 アタッカー
150 主制御部(特典付与手段)
152 演出制御部
156 図柄制御部
175 ソレノイド
180 始動入賞センサ
200 遊技実行制御部
202 アタッカー動作制御部
204 ソレノイドドライバ
206 特図抽選部
208 図柄変動パターンモード選択処理指示部
210 大当たり/チャンス遊技状態選択部
214 図柄変動パターン種指示部
216 出力部
218 動作モードプログラムメモリ
218A 大当たり当選動作プログラム(大当たり動作制御手段)
218B チャンス当選動作プログラム(チャンス動作制御手段)
220 アタッカー動作モード変更指示部

Claims (2)

  1. 遊技盤上の特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選を実行する遊技機であって、
    前記抽選の結果が大当たり当選の場合に、前記遊技盤上に設けられ前記始動領域の流入幅よりも開口幅が広い入賞開口を持つアタッカーを第1の所定時間開放するラウンド動作をNラウンド実行する大当たり動作制御手段と、
    前記抽選の結果が大当たり当選であり、さらに所定の条件が成立している場合に、前記ラウンド動作の終了後における通常遊技状態で、前記抽選の当選高確率化、図柄変動パターン演出の時間短縮化、前記始動領域への流入容易化の少なくとも1つ又は2以上の組み合わせである特典を付与する特典付与手段と、
    前記抽選の結果が大当たり当選とは異なるチャンス当選の場合に、前記アタッカーを前記第1の所定時間よりも短く、かつ前記遊技球が少なくとも1個入賞するために必要な第2の所定時間以上開放するラウンド動作を前記Nラウンドよりも少ないMラウンド実行すると共に、アタッカー開閉動作終了後における通常遊技状態で前記特典を付与するチャンス動作制御手段と、
    前記抽選の結果を図柄変動パターン演出によって報知する表示制御手段とを有し、
    前記大当たり当選時のラウンド数の初回の開閉動作を、前記M回に分割して開閉させると共に、
    前記抽選の結果が大当たり当選又はチャンス当選の何れの場合であっても、少なくともチャンス当選報知用の同一の図柄配列で仮報知し、前記大当たり当選時の初回ラウンドの動作、或いはチャンス当選前記Mラウンド動作が終了した後、前記抽選の結果が大当たり当選の場合に再変動することで、大当たり当選かチャンス当選かの判別結果の確定報知を遅延させることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技盤上の特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選を実行する遊技機であって、
    前記抽選の結果が大当たり当選の場合に、前記遊技盤上に設けられ前記始動領域の流入幅よりも開口幅が広い入賞開口を持つアタッカーを第1の所定時間開放するラウンド動作をNラウンド実行する大当たり動作制御手段と、
    前記抽選の結果が大当たり当選であり、さらに所定の条件が成立している場合に、前記ラウンド動作の終了後における通常遊技状態で、前記抽選の当選高確率化、図柄変動パターン演出の時間短縮化、前記始動領域への流入容易化の少なくとも1つ又は2以上の組み合わせである特典を付与する特典付与手段と、
    前記抽選の結果が大当たり当選とは異なるチャンス当選の場合に、前記アタッカーを前記第1の所定時間よりも短く、かつ前記遊技球が少なくとも1個入賞するために必要な第2の所定時間以上開放するラウンド動作を前記Nラウンドよりも少ないMラウンド実行すると共に、アタッカー開閉動作終了後における通常遊技状態で前記特典を付与するチャンス動作制御手段と、
    前記抽選の結果を図柄変動パターン演出によって報知する表示制御手段とを有し、
    前記大当たり当選時のラウンド数の初回の開閉動作を、前記M回に分割し、かつ、分割した1回毎の開放時間を、前記チャンス当選時の開放時間に合わせることで前記チャンス当選を模倣するように開閉させると共に、
    前記抽選の結果が大当たり当選又はチャンス当選の何れの場合であっても、少なくともチャンス当選報知用の同一の図柄配列で仮報知し、前記大当たり当選時の初回ラウンドの動作、或いはチャンス当選前記Mラウンド動作が終了した後、前記抽選の結果が大当たり当選の場合に再変動することで、大当たり当選かチャンス当選かの判別結果の確定報知を遅延させることを特徴とする遊技機。
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