JP5026707B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、通常遊技状態に遊技盤上に予め定められた特定の始動領域への遊技球の通過を契機として第1の抽選を実行し、当該第1の抽選の結果を所定の図柄変動パターン演出によって報知すると共に、報知後に前記第1の抽選の結果に基づいて遊技状態を、予め定められた通常遊技状態よりも遊技球が入賞し易い特別遊技状態に変更し、特別遊技状態の終了に基づいて通常遊技状態に変更する遊技機に関するものである。
従来、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口に遊技球が入賞すると、制御上、内部的に抽選(以下、「第1の抽選」という)が実行され、この第1の抽選に当選した場合には、通常遊技状態では常に閉止状態の特別入賞口(「アタッカー」、「大入賞口」と称する場合がある)を開放し、遊技者に有利な遊技状態(以下、「特別遊技状態」という)を付与することがなされている。
特別入賞口は、一般には、30秒間開放し、その後一旦閉止する動作を15ラウンド程度実行し、開放中に10個の遊技球が入賞することで、30秒を待たずに閉止して、次ラウンドへ移行するようになっており、結果として、特別遊技状態では、短期間に150個前後の入賞が期待できる。
上記特別遊技状態とは別に、付加的な特典として、確変モードと時短モードが設定されている。
確変モードとは、前記特別遊技状態が終了し、通常遊技状態に復帰した後の第1の抽選の確率を高確率とするものであり、前記第1の抽選が当選後に確変のための抽選(以下、「第2の抽選」という)が実行され、この第2の抽選に当選した時点で実行される。当選確率が上がった分、次の当選までの期間が短縮される。
一方、時短モードとは、抽選の結果を報知するための図柄変動パターン時間を短縮するものであり、時間が短縮される分、単位時間当たりの抽選回数が増えることになる。
さらに、従来から前記始動入賞口の開口部には電動チューリップが設けられ、前記抽選とは別の抽選(以下、「普通図柄抽選」という)が実行され、この普通図柄抽選に当選すると電動チューリップが所定時間開放し、始動入賞口への入賞率が高まるといった特典もある。
上記特典は、組み合わされて実行され、遊技のバリエーションを増やし、趣向性を高めている。
ここで、近年では、「突然確変」と称される前記特典を主体とした遊技状態を形成することが提案されている。この「突然確変」とは、前記抽選の結果を当たりとするが、特別入賞口の開放時間を極めて短くし、かつ開放回数も極めて少なくすることで、特別遊技状態での遊技者への有利度合いを事実上無くし、その後の確変抽選のみを有効とするものである。
このような突然確変が成立した場合、遊技者は遊技状態が確変モードになったことを認識することができない。直接的にこの確変モードを報知すると、確変モードになったか否かを、遊技者自身が類推する遊技性が失われるため、次の大当たりまでの遊技が単調となる。
このため、例えば、図柄変動パターン演出におけるリーチ確率を変更したり(特許文献1参照)、リーチを強制的に発生させる(特許文献2参照)といった、変化に富んだ遊技(演出)を行うことを利用して、間接的に報知することが考えられる。
特開2004−242825公報 特開平11−226195号公報
しかしながら、上記特許文献1又は特許文献2の技術では、複数の遊技に亘って期待感を持続するには不十分であり、期待感の域を出ることができず、正確な結果の報知を行うことができない。
また、逆に正確な結果の報知が行われてしまうと、その後の遊技が単調になり、遊技の趣向性が低下することになる。
本発明は上記事実を考慮し、突然確変により第1の抽選の確率が高確率になったことを、複数の遊技に亘って報知することで、遊技者に対して期待感を持続させることができ、次回の第1の抽選の当選までの遊技の趣向性を向上することができる遊技機を得ることが目的である。
本発明は、通常遊技状態に遊技盤上に予め定められた特定の始動領域への遊技球の通過を契機として第1の抽選を実行し、当該第1の抽選の結果を所定の図柄変動パターン演出によって報知すると共に、報知後に前記第1の抽選の結果に基づいて遊技状態を、予め定められた通常遊技状態よりも遊技球が入賞し易い遊技者に有利な特別遊技状態に変更し、特別遊技状態の終了に基づいて通常遊技状態に変更する遊技機であって、第1の抽選の結果が大当たり当選の場合に、前記予め定められた通常遊技状態からこの通常遊技状態よりも遊技者に有利な遊技状態となる特別遊技状態へ移行し、前記第1の抽選の大当たり当選を条件として実行される第2の抽選の結果が当たりの場合に、前記特別遊技状態が終了した後の前記通常遊技状態の下での前記第1の抽選の大当たり当選確率を高確率に変更する大当たり遊技制御手段と、第1の抽選の結果が小当たり当選の場合に、前記遊技者にとっての有利度合いを事実上無くした見掛け上の特別遊技状態を経て、前記第2の抽選を実行する小当たり遊技制御手段とを有し、前記小当たり遊技制御手段が、前記通常遊技状態への復帰後にN回の時短遊技を含む特典遊技を継続すると共に、前記第2の抽選の結果が当選の場合第1のモードとし、前記第2の抽選の結果が不当選の場合第2のモードとした場合に、前記第1のモードの時短回数であるN値を、前記第2のモードの時短回数であるN値よりも多く設定するモード設定手段と、前記モード設定手段で設定されたモードに基づいて、遊技を進行させる設定モード遊技進行制御手段と、を有している。
本発明によれば、第1の抽選(主抽選)が小当たりになると、見掛け上の特別遊技となる。これは、大当たりと小当たりとの遊技仕様の違いを解消するためのものであり、この見掛け上の特別遊技を実行することで、遊技仕様としては、大当たりも小当たりも、事実上、特別遊技が実行される。
小当たり遊技制御手段では、この見掛け上の特別遊技状態を経て、第2の抽選(確変抽選)を実行する。この第2の抽選に当選すると、特典遊技を実行することになる。
この特典遊技のモードとして、第1のモードと第2のモードを設定し、何れかのモードが設定され実行される(設定モード遊技進行制御手段)。
第1のモードは、第2の抽選が当選した場合に実行され、通常遊技状態への復帰後に前記第1の抽選が当選するまで特典遊技を継続する。すなわち、比較的短期間で、次回の第1の抽選の当選が期待できるモードである。
一方、第2のモードは、第2の抽選が不当選の場合に実行され、通常遊技状態への復帰後にN回の特典遊技を継続する。すなわち、特典遊技が実行されるが、この特典遊技の実行回数が制限(N回)されることで、このN回の終了までは、第2の抽選に当選しているか否かの判別がつかず、遊技者に対して複数の遊技(N回の遊技)に亘り、期待感を持続することができる。
言い換えれば、N+1回目以降の遊技が、特典遊技か否かによって第2の抽選の結果が判別できることになる。
このように、第2の抽選の結果を全く報知しない、あるいはすぐに報知する、の何れでもなく、複数の遊技(N回の遊技)に亘り、期待感を持続させることができるため、第2の抽選後の遊技の趣向性を向上し、次回の第1の抽選の当選まで維持することができる。
本発明において、前記特別遊技状態が、前記通常遊技状態では閉止されている特別入賞口を所定時間開放する動作を所定回数実行する特別入賞口開閉動作であり、前記遊技者にとってほとんど有利とならない特別遊技状態が、前記特別入賞口の開閉動作を実行するも、遊技球の入賞が期待できない程度であり、好ましくは前記開放時間として最大0.5秒、最高2回の開放回数として設定された遊技状態であることを特徴としている。
見掛け上の特別遊技状態が、特別入賞口を動作させる特別遊技状態と同様の動作を実行させる。しかし、遊技球の入賞が期待できない程度の前記開放時間、開放回数に設定することで、本来の特別遊技状態との違いを持たせる。
本発明において、前記特典遊技が、前記第1の抽選の結果を報知する所定の図柄変動パターン演出時間の短縮であることを特徴としている。
図柄変動パターン演出時間の短縮は、当該短縮によって、単位時間当たりの第1の抽選結果報知回数(すなわち、第1の抽選の消化)を増やすことになり、その分、抽選の機会が増えた分だけ単位時間当たりの当選回数が増加する可能性を生じさせる。
本発明において、前記第2のモードには、前記特典遊技回数の連続実行数N値が異なる複数のサブモードが設定され、前記サブモードが、第2の抽選の結果の当選種、並びに第2の抽選の結果が当選した場合にさらに実行される第3の抽選の結果に基づいて選択され、前記特典遊技の連続実行数N値が多ければ多いほど、前記第1の抽選の当選確率が高いことを予測させることを特徴としている。
第2のモードの特典遊技回数であるN値を、異なる値として複数のサブモードを設定しておき、何れかを選択することで、N値の特定が不明瞭となり、遊技の趣向性を高めることができる。
サブモードの設定として、第3の抽選を実行することで、設定の偏りを回避することができる。
前記小当たり当選の場合に実行される小当たり遊技中は、期待値が比較的高い、同一の前記図柄変動パターン演出が、継続して実行されることを特徴としている。
小当たりに当選した場合、遊技盤面を集中して注目していれば、当該小当たり当選を認識することができるが、これを見逃した場合、特典遊技の意味が薄れるため、小当たり当選による小当たり遊技中は、期待値が比較的高い、同一の図柄変動パターン演出を継続して実行する。これにより、図柄変動パターンから何らかの変化を感じとることができる。
前記期待値が比較的高い図柄変動パターン演出が、複数の図柄変動列の内、最終停止列以外の図柄が第1の抽選に当選する可能性ある図柄で停止するリーチ演出であることを特徴としている。
期待値が比較的高い、同一の図柄変動パターン演出としては、リーチ演出が最適である。
本発明において、前記第2のモードには、複数のサブモードが設定され、当該サブモードの中には、前記第1の抽選の当選確率を前記高確率に設定する確率変動状態が組み合わされると共に、前記特典遊技回数が連続実行数N値が最も多いサブモードが含まれることを特徴としている。
本発明において、前記第2のモードに設定されるサブモードの種類を、図柄変動パターン演出後に停止される図柄配列として予め定められた各サブモードを特定し得るチャンス目で停止させることを特徴としている。
予め遊技盤に配列された始動領域を遊技球が通過したときに遊技者にとって有利な権利を抽選し(図4の符号200,206,210に対応)、所定条件が満足されたときに図柄変動時間が通常遊技状態よりも短縮する変動時間短縮モードに移行させる遊技制御手段を設け(図4の符号218,222に対応)、前記変動時間短縮モードは、遊技者が前記権利の当選確率値が通常遊技状態よりも大きくなる確変時短モード(図4のA−1に対応)と、前記権利の当選確率値が通常遊技状態のままである非確変時短モード(図4のA−2に対応)とからなり、図柄の変動回数が前記変動時間短縮モードに移行してから予め定められた回数の上限値に達したときに当該変動時間短縮モードを終了させると共に、この上限値は、前記確変時短モード(A−1)に割り当てられた回数を前記非確変時短モード(A−2)よりも多く定める終了条件制御手段と(図4の符号220に対応)、前記変動時間短縮モードに移行中にリーチを通常遊技状態よりも頻出させるリーチ頻出手段と(図4の符号208に対応)、を備えることを特徴としている
所定条件が満足されたときに図柄変動時間が通常遊技状態よりも短縮する変動時間短縮モードに移行させる。このとき、遊技者が前記権利の当選確率値が通常遊技状態よりも大きくなる確変時短モード(A−1)と、前記権利の当選確率値が通常遊技状態のままである非確変時短モード(A−2)とを設定しておき、図柄の変動回数が前記変動時間短縮モードに移行してから予め定められた回数の上限値に達したときに当該変動時間短縮モードを終了させる。
さらに、上限値は、前記確変時短モード(A−1)に割り当てられた回数を前記非確変時短モード(A−2)よりも多く定めることで、両者の比較を可能とする。
また、変動時間短縮モードに移行中にリーチを通常遊技状態よりも頻出させることで、遊技者の注意をひくことができる。
以上説明した如く本発明では、突然確変により第1の抽選の確率が高確率になったことを、複数の遊技に亘って報知することで、遊技者に対して期待感を持続させることができ、次回の第1の抽選の当選までの遊技の趣向性を向上することができるという優れた効果を有する。
図1に示されるように、パチンコ機10は、パチンコ機10の外郭を構成するとともにホールの島設備に設置される矩形状の外枠12を備えている。外枠12の前面には矩形額縁状の内枠14が配置されており(図2参照)、内枠14は、外枠12に設けられた一対のヒンジ部16、18に左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。また外枠12の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り20が取り付けられている。
内枠14の前面上部には、ガラス板22を装着したガラス枠26が配置されており、ガラス枠26は左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられている。また、ガラスフレーム24に装着されたガラス板22は、図1の紙面奥行き方向に所定の間隔で互いに平行に配置された一対のガラス板からなる二重構造となっている。このガラス枠26の裏面側には、交換可能とされた遊技盤100(図2参照)がセットされており、遊技盤100は、ガラス枠26を内枠14に閉塞した状態でガラス枠26(ガラス板22)に覆われるようになっている。
ガラス枠26の前面には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の表示灯142がガラス板22を取り囲むように配置されており、さらに左上隅及び右上隅には、賞球払出エラー及び払出状態エラー等の各種エラーを報知するエラー用の表示灯144が配置されている。また、各エラー用の表示灯144の内側には、遊技の効果音をステレオ出力するスピーカ146L、146Rが配設されている。
内枠14の前面下部には、一般的な上皿及び下皿の機能を兼ね備える打球供給皿としての一体皿30が配置されている。一体皿30は、パネル部材32の左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられており、パネル部材32の前面には、上部に遊技球PBを貯える球皿部34が形成された球皿本体36が突設されている。
図示を省略するが、球皿部34の底面は双方向に傾斜しており、一方は図1の正面視にて左側から右側に下る傾斜を手前側に配置し、他方は右側から左側に下る傾斜を奥側に配置し、両傾斜は正面視にて右側で円滑に連続形成されている。
手前側の傾斜はパチンコ機10間に設けられた現金用遊技球貸出機(図示省略)を球皿部34の正面視、左側から受け入れて、右側に転動案内する一方、奥側の傾斜は球皿部34に受け入れた遊技球PB、後述する賞品球、あるいはカード式貸出機を介した貸出球などを球排出口46から受け入れて正面視、右側から左側に向かって転動案内する。
この奥側の傾斜は、当該傾斜の下位方向に沿って遊技球転動流路の幅寸法を漸次、狭く形成されており、これにより、球皿部34にある遊技球PBがパネル部材32の裏面に配置された球送り装置(図示省略)に一列に整列させながら送り込まれる。
パネル部材32の前面の右側上部には、パチンコ機10内に設けられた払出装置160(図3参照)から払い出された賞球が排出される球排出口46が形成されている。
また、パネル部材32の前面における左側下部には灰皿38が設けられ、右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するための発射ハンドル39が取り付けられている。
(遊技盤の構成)
図2に示される遊技盤100は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面100Aとなっており、盤面100Aの外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。これらの外レール102及び内レール104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置40(図3参照)から発射されて打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域101とされている。
遊技盤100の遊技領域101におけるほぼ中央には、大型で中央部が矩形状に開口されたセンター役物105が配置されている。その開口内には、表示画面に特別図柄の抽選(変動及び停止)や各種演出等の映像を表示する液晶表示器106が設けられている。以下、必要に応じてLCD106という。
センター役物105の図2の左右側には、普通図柄始動入賞口としての通過ゲート(スルー・チャッカー)118が配置されている。また、センター役物105の真下には、特別図柄始動入賞口(スタート・チャッカー)108が配設され、その開口部の直下位置には、電動チューリップ110が取り付けられている。この特別図柄始動入賞口108のさらにその下方には、遊技領域101の下端部付近に位置して大入賞口としてのアタッカー112が配置されている。
アタッカー112には、開閉扉116が開放又は閉塞することによって開口又は閉口するようになっており、開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球PBが開閉扉116に案内されてアタッカー112へ入賞する。
また、遊技領域101には、風車122や、遊技領域101内を自重落下する遊技球PBを所定の経路に誘導する多数の遊技釘(図示省略)が設けられており、最下位置に、外れ球を遊技盤100の裏側へ排出するアウト口124が設けられている。さらに、この遊技領域101に設けられたセンター役物105や盤面周縁には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子126(図3参照)が多数設けられている。
(制御系の構成)
次に、図3を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。図3に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150には、特別図柄始動入賞口108への入賞球を検出する始動入賞センサ180、普通図柄始動口である通過ゲート118への入賞球を検出する通過ゲート入賞センサ184、特別遊技状態の際に開放するアタッカー112への入賞球を検出する大入賞センサ186がそれぞれ接続されており、これらの各センサは、入賞球の検出時にその検出信号を主制御部150へ出力する。なお、必要に応じて、アタッカー112内には、大当たり処理のラウンドを継続するきっかけとなるVゾーンが設けられている場合には、このVゾーンを通過したことを検出するVゾーンセンサ228が配設される。
さらに、主制御部150には、電動チューリップを作動させる普通電動役物ソレノイド174、アタッカー112の開閉扉116を開放/閉塞させるソレノイド175、保留ランプ176、及び普通図柄表示装置107がそれぞれ接続されている。
ここで、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、これを通過ゲート入賞センサ184で検出することで普通図柄の当たり/外れの抽選(以下、「普図抽選」という)が主制御部150にて実行され、その抽選結果が当たりとなった場合は、主制御部150が普通電動役物ソレノイド174を駆動制御して電動チューリップ110を所定時間開放する。
また、遊技球PBが特別図柄始動入賞口108に入賞すると、これを始動入賞センサ180で検出することで特別図柄の当たり/外れの第1の抽選(以下「特図抽選」と呼ぶ)が主制御部150にて実行され、この特図抽選の結果が当たりとなった場合は、通常遊技状態から特別遊技状態へ遊技状態が移行するように主制御部150にて制御する。
特別遊技状態とは、前記アタッカー112が所定時間(一般には30秒)開放し、その後閉止する動作を1ラウンドとした場合に、複数ラウンド(一般には15ラウンド)繰り返される遊技状態を言い、この結果、多くの遊技球PBがアタッカー112へ入賞し、多くの入賞が期待できる。なお、通常は、1ラウンド中の最大入賞数が10個と制限されている。
なお、この特図抽選の当たりを契機として、確変(時短)抽選が実行され、この確変(時短)抽選に当選すると、前述した特別遊技状態の終了後に、次の当たり確率がアップする確変モード、或いは図柄変動パターン時間を短縮する時短モードが付加される(特典遊技の付与)。なお、特典遊技は、通常遊技状態の下で実行されるものであり、特別遊技状態とは異なる。
さらに、本実施の形態では、当たりとして、大当たりと小当たりとがあり、小当たりは、後述する突然確変を導出するためのきっかけとして適用される。この小当たり(及び突然確変)については、後述する。
主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータへ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
さらに、主制御部150には、演出制御部152と、払出制御部154とがそれぞれ接続されており、これらの制御部は、主制御部150からのコマンド送信により制御される。
演出制御部152には、図柄制御部156を介してLCD106が接続されている。また、演出制御部152は、遊技盤100の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子126、並びに、ガラス枠26に設けられた照明演出用の表示灯142及びエラー用の表示灯144の点灯、消灯、及び点滅を制御し、さらに、ガラス枠26前面に設けられたスピーカ146L、146Rを作動させて効果音等の出力を制御する。
この演出制御部152に制御されるLCD106には、特図抽選の結果を報知するための図柄変動パターンの演出映像が表示され、スピーカ146L、146Rからはその図柄変動パターン演出時のBGMが出力される。これにより、遊技者は、視覚及び聴覚を通じて、特図抽選の結果に対応した演出図柄による演出を楽しむことができる。なお、普通図柄表示装置107や保留ランプ176による表示内容は、このLCD106で表示するようにしてもよい。
図柄変動パターンには、特別図柄変動パターン及び演出図柄変動パターンがあり、双方共に特図抽選の結果を報知するものであるが、特別図柄変動パターンは予め定められた変動及び停止を行い特図抽選の結果を所定時間経過後に正式に報知する性質のものであるのに対し、演出図柄変動パターンはその特図抽選の結果を報知するまでの過程に演出を加味し、当たり/外れかに一喜一憂させながら報知する性質のものである。
本実施形態のパチンコ機10では、LCD106の表示画面の大部分において、演出図柄変動パターンを表示し、表示画面における極めて小さい領域に特別図柄変動パターンを表示するようにしている。なお、特別図柄変動パターンは、別途独立した表示装置で表示するようにしてもよい。
ここで、特図抽選の結果が「大当たり」となり、LCD106における図柄変動パターン演出並びにスピーカ146L、146RからのBGM出力によって、そのことを報知し終えると、前述した特別遊技状態(大当たり処理)が実行される。
また、前述したように、LCD106において、図柄変動パターン演出を実行中に新たに特別図柄始動入賞口108に入賞した場合、並びに大当たり処理中に特別図柄始動入賞口108に入賞した場合、保留ランプ176の点灯数がその入賞数に応じて最大4個まで増える。
一方、前回の図柄変動パターン演出が終了する、或いは大当たり処理が終了すると、LCD106では、保留分の特図抽選結果を報知するために、新たな図柄変動パターン演出が開始される。これに伴い、保留ランプ176が1個消灯し、保留分の消化を遊技者に報知する。
また、払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置40が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者による発射ハンドル39(図1参照)の操作により発射装置40を作動させて、遊技球PBの発射開始、及び、発射ハンドル39の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータへ送信するようになっている。
ここで、本実施の形態におけるパチンコ機10では、突然確変機能を備えている。
確変は、通常は特別遊技状態の終了を契機として実行されるものであるが、この突然確変機能とは、見掛け上、通常遊技状態で突然確変状態に移行することを言う。
しかし、通常遊技状態から突然確変状態に移行する遊技仕様は、第1の抽選の当たりを経るという現状の遊技仕様に対して全く異なるものとなるため、本実施の形態では、第1の抽選を経た上で確変状態に移行するという、現状の遊技仕様に則して、突然確変を確立している。
より具体的には、第1の抽選において、大当たりの他に小当たりを設定する。この小当たりに当選した場合、前記アタッカー112の動作として、開放時間0.5秒、ラウンド数を2回とする(ちなみに、通常の動作は、開放時間30秒、ラウンド数15回)。
このアタッカー112の動作では、アタッカー112への入賞はほとんど期待できず、かつ、短時間で終了してしまう、見掛け上の特別遊技状態となる。
この見掛け上の特別遊技状態を経た上で、確変抽選を行い当選すると、遊技を進行している遊技者から見ると、突然に確変状態に移行したと感じられる。
このように、遊技者が感覚的に突然に確変状態となったと感じさせる動作を、遊技仕様を変えずに実行可能とした。
ところで、この突然確変状態になった場合、遊技者はなんらかの形で突然確変状態になっていることを認識すると、その時点では期待感を持って遊技を進行するが、次回の第1の抽選の当選まで、単調な遊技が継続されることになり、次第に趣向性が失われることがあった。
そこで、本実施の形態では、突然確変状態になったか否かを、図柄変動パターン演出によって報知すると共に、この報知に複数のモードを設定し、遊技の進行していく上で、徐々に何れかのモードかを絞り込むことができる演出を実行するようにした。
この結果、確変状態か否かの判断が複数の遊技に亘って行われるため、遊技の趣向性を持続することが可能となる。
図4は、主制御部150における、上記第1の抽選、第2の抽選、突然確変の有無に基づく遊技の進行モードの設定制御を機能的に示したブロック図である。
主制御部150には、遊技の進行全般を司る遊技実行制御部200が設けられ、始動入賞センサ180が接続されている。
また、遊技実行制御部200には、アタッカー動作制御部202が接続されている。このアタッカー動作制御部202は、遊技実行制御部200からの指示信号に基づいて、特別遊技の実行の際にアタッカー動作制御を行う。すなわち、ソレノイドドライバ204を介してソレノイド175を通電・非通電し、アタッカー112の開閉動作を行う。
なお、この特別遊技におけるアタッカー開閉制御は、第1の抽選の結果に応じて、大当たり用(30秒開放、15ラウンド)と、小当たり用(0.5秒開放、2ラウンド)との何れかが実行される。
遊技実行制御部200では、遊技状態(通常遊技/特別遊技)、始動入賞の保留状態、図柄変動パターン演出状態等から、第1の抽選を実行する時期を判別し、第1の抽選の時期になった時点で、第1の抽選部206に対して抽選指示信号を送出する。
第1の抽選部206では、特図抽選が実行される。この特図抽選は、通常確率の下では約1/300〜350の当選確率、高確率の下では約1/50程度の当選確率で抽選が実行される。
第1の抽選部206には、図柄変動パターン選択処理実行制御部208、第2の抽選部210、大/小当たり判別部212が接続されている。第1の抽選部206において、抽選の結果が外れの場合は外れ信号が図柄変動パターン選択処理実行制御部200へ送出される。また、第1の抽選部206において、抽選の結果が当たりの場合は、第2の抽選部210、大/小当たり判別部212のそれぞれに当たり信号が送出される。
図柄変動パターン選択処理実行制御部208は、前記遊技実行制御部200に接続され、リアルタイムに図柄変動パターンの実行開始時期、終了時期等の演出時間情報を送出している。また、図柄変動パターン選択処理実行制御部208は、図柄変動パターン決定部214に接続され、図柄変動パターン種を決定する。決定された図柄変動パターン種データは、出力部216を介して演出制御部152へ送出される。演出制御部152では、別途主制御部150から出力される変動開始コマンド、変動終了コマンド等に基づいて、指定された図柄変動パターン種を演出実行するように図柄制御部156を制御する。
一方、第1の抽選の結果が当たりの場合、第2の抽選部210では、確変抽選が実行され、その結果を当たり種別特定部218へ送出する。
大/小当たり判別部212では、当たりが大当たりか小当たりかを判別し、その結果を当たり種別特定部218へ送出する。
当たり種別特定部218では、前記第2の抽選部210及び大/小当たり判別部212からのそれぞれのデータに基づいて、以下の4種類の当たり種別を特定する。
(1) 大当たり確変有
(2) 大当たり確変無
(3) 小当たり確変有
(4) 小当たり確変無
この当たり種別特定部218により大当たり(上記(1)又は(2))が特定された場合は、前記図柄変動パターン選択処理実行制御部208へ、その旨の信号(大当たり確変有信号、大当たり確変無信号)が送出され、この信号に応じて図柄変動パターンの演出時間が選択される。
また、当たり種別特定部218により小当たり確変無(上記(3))が特定された場合は、モードプログラム読出部220へその旨の信号(小当たり確変有信号)が送出され、小当たり確変無(上記(4))が特定された場合は、モード選択部222へその旨の信号(小当たり確変無信号)が送出される。
モード選択部222は、小当たり確変無し用に準備された2種類のモードプログラムを選択するための第3の抽選が実行され、その結果がモードプログラム読出部220へ送出される。なお、小当たり確変有の場合は、1種類である。
モードプログラム読出部220には、モードプログラムメモリ224が接続されている。
このため、モードプログラム読出部220では、小当たり確変有の場合は突確当選モードプログラム(A−1)が読み出され、小当たり確変無の場合は、第3の抽選の結果に基づいて、突確不当選モードプログラム(A−2−1)又は突確不当選モードプログラム(A−2−2)が読み出され、モード変更指示部226へ送出される。
本実施形態における前記モードプログラムの違いは、図柄変動パターンの時短回数N値の違いであり、以下に示すような時短回数Nに設定されている。また、小当たりの場合には、図柄変動パターン種が、同一の外れノーマルリーチ演出とされる。ノーマルリーチとは、3列の図柄列の内2列が当たり図柄(同一図柄が揃う)で停止し、最終停止図柄が外れ図柄で停止する演出を言う。
(A−1) 時短8回(+確変8回)
(A−2−1) 5回
(A−2−2) 3回
モード変更指示部226は、前記図柄変動パターン選択処理実行制御部208に接続され、前記大当たりの場合のパターン選択のためのプログラムの変更を指示する。
上記モードに基づいて、小当たりによる(見掛け上の)特別遊技が終了した後、3回の遊技までは何れのモードかわからない状態となり(確変成立の確率が1/3)、4回目以降になると、モードがA−1かA−2−1かの何れかのモードに特定され(確変成立の確率が1/2)、6回を過ぎても時短が継続されている場合は、モードがA−1であると特定でき(確変成立の確率が1/1)、遊技者から見て、徐々に期待感が高まることになる。
本実施の形態では、特別遊技状態とはアタッカー112が開放すること、特別遊技状態終了後の通常遊技状態に付与される特典が確率変動、この特典が付与されたか否かを報知する演出として適用されるのが、図柄変動パターン時間の短縮(の回数)、並びに外れノーマルリーチとなる。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(パチンコ機10の遊技の流れ)
パチンコ機10による遊技では、遊技者が発射ハンドル39を操作すると、一体皿30の球皿部34に貯えられている遊技球PBは球送り装置により一球づつ発射装置40に供給され、発射装置40によって上方へ発射される。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤100の遊技領域101に打ち込まれ、遊技釘に当たり方向を変えながら遊技領域101内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域101の下端部に至った遊技球PBはアウト口124からパチンコ機10内に回収される。
また、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、主制御部150において普通図柄の当たり/外れの抽選処理(普図抽選)が実行され、その普図抽選結果は、普通図柄表示装置107に、2桁の普通図柄が変動されその変動後に停止図柄の組み合わせによって表示される。
この普図抽選の結果が「当たり」となった場合は、電動チューリップ110が所定時間開放され、遊技球PBが特別図柄始動入賞口108に入賞しやすい状態となる。
また、特別図柄始動入賞口108へ入賞すると、主制御部150において特別図柄の当たり/外れの特図抽選処理(第1の抽選)が実行され、その特図抽選結果は、LCD106の下部の一部の領域(あるいは、独立した別の領域)では、2個の特別図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経た停止図柄の組み合わせによって表示される。また、この表示に伴い、LCD106のほぼ全域では、演出図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経て停止表示される。この演出図柄変動パターンの演出映像には、例えば、リーチを経た当たり図柄の表示又は外れ図柄の表示、あるいはリーチなしの外れ図柄表示など、様々な演出や趣向を加味した数多くのパターンが用意されており、遊技者は、それらの演出を受け特別図柄の抽選結果を期待感も持って観察する。
特図抽選結果には、大当たり、小当たり、外れがある。
(大当たり処理)
LCD106の表示画面に、例えば「444」や「777」等の予め定められた所定の大当たり図柄の組み合わせが表示されるとともに、照明演出用の表示灯142の点滅やスピーカ146L、146Rからの効果音出力などによる演出を加えて、大当たりが発生したことを遊技者に報知し、所定の大当たり処理を実行する。
大当たり処理としては、開閉扉116の開閉動作によってアタッカー112が例えば10カウント(入賞個数)又は最大30秒間(1回の開放時間)/最高15ラウンド(継続回数)開放される。
なお、アタッカー112内にVゾーンを設けた遊技仕様の場合には、1回のアタッカー112開放時にVゾーンへの入賞を果たすことで次ラウンドを継続するといった動作が行われる。
これにより、遊技者は、発射した遊技球PBをアタッカー112へ容易に入賞させ、例えば入賞1個当たり15個の払い出しを受けるなどして、大量の賞球を獲得できるようになる。またこのときは、払出装置160が作動して所定数の賞球を払い出し、その払い出された賞球は、球排出口46から一体皿30の球皿部34に排出される。
また、当たり図柄が、例えば「777」等の予め定められた所定の図柄であり、かつここでは、当該所定の図柄が奇数の組み合わせとなった場合には、上述した大当たり処理(特別遊技状態)の終了後に、次の大当たり確率がアップする「確率変動機能」、並びに、普通図柄表示装置107の変動時間が短縮され、始動口108が開放し易くなって球持ちをよくする「時短機能」といった付加機能が作動して、遊技者にとって有利な遊技状態が展開される。
(小当たり処理)
LCD106の表示画面に、例えば「234」や「567」等何らかの規則性のある図柄列、あるいは別途新規に設けた図柄列等の予め定められた所定の小当たり図柄(チャンス目)の組み合わせが表示され、その後、小当たり処理を実行する。
小当たり処理としては、開閉扉116の開閉動作によってアタッカー112が最大0.5秒間(1回の開放時間)/最高2ラウンド開放される。
この場合、遊技者は、アタッカー112への入賞は、ほとんど期待できない。言い換えれば、この小当たりの特別遊技状態は、見掛け上のものであり、その後に抽選の結果、実行される確変が主体となる。
すなわち、小当たりの場合、見掛け上の遊技状態の終了後に、次の第1の抽選の確率がアップする「確率変動機能」を第3の抽選によって実行する。この第3の抽選に当選すると、通常遊技状態から、ごく短い時間の特別遊技状態を経て、高確率状態の通常遊技状態となる(突然確変)。
遊技者から見れば、通常の確率での遊技状態から突然に高確率に変位したと感じ、遊技意欲を増大することができる。
しかし、その後の遊技は、次回の第1の抽選の当選まで単調となるため、遊技が進行するに従い、徐々に期待感が低下することになる。
そこで、本実施の形態では、この期待感を持続するべく、確変状態になっているか否かの報知を複数の遊技に亘る図柄変動パターン演出によって報知するようにした。
図5は、小当たり時の図柄変動パターンによる演出制御の流れを示している。
ステップ250では、第2の抽選の結果、確変有りか否かが判断され、有り(肯定判定)と判定されると、ステップ252へ移行してノーマルリーチ外れの図柄変動パターン演出を実行し、ステップ254へ移行する。
ステップ254では、見掛け上の特別遊技状態を設定する。これにより、突然確変を通常の遊技仕様と同等の形態で実現することができる。なお、この見掛け上の特別遊技状態では、アタッカー112を0.5秒間開放することを2ラウンド実行する。結果として、この間のアタッカー112への入賞は、ほとんど期待できない。
次のステップ256では、図柄変動パターンとして、ノーマルリーチ外れに固定し、次いでステップ258へ移行して、特別遊技を実行する。
ステップ260で、特定遊技状態の終了を確認すると、次のステップ262でA−1モードでの特図演出を実行する。すなわち、連続する8回の遊技の下で時短モードで図柄変動パターン演出を実行し、かつその間の確率を高確率状態とする。
この8回の遊技が終了した時点で、ステップ264において通常遊技(通常確率)に移行する。
一方、前記ステップ250で、第2の抽選の結果、確変無し(否定判定)と判定されると、ステップ266へ移行する。
ステップ266では、第3の抽選が実行され、次いでステップ268で当該第3の抽選により決定したモードを判定する。
ステップ268でA−2−1モードと判定された場合はステップ270へ移行する。
ステップ270では、ノーマルリーチ外れの図柄変動パターン演出を実行し、ステップ272へ移行する。
ステップ272では、見掛け上の特別遊技状態を設定する。これにより、突然確変を通常の遊技仕様と同等の形態で実現することができる。なお、この見掛け上の特別遊技状態では、アタッカー112を0.5秒間開放することを2ラウンド実行する。結果として、この間のアタッカー112への入賞は、ほとんど期待できない。
次のステップ274では、図柄変動パターンとして、ノーマルリーチ外れに固定し、次いでステップ276へ移行して、特別遊技を実行する。
ステップ278で、特定遊技状態の終了を確認すると、次のステップ280でA−2−1モードでの特図演出を実行する。すなわち、連続する5回の遊技の下で時短モードで図柄変動パターン演出を実行する。
この5回の遊技が終了した時点で、ステップ282において通常遊技(通常確率)に移行する。
また、ステップ268でA−2−2と判定された場合はステップ284へ移行する。
ステップ284では、ノーマルリーチ外れの図柄変動パターン演出を実行し、ステップ286へ移行する。
ステップ286では、見掛け上の特別遊技状態を設定する。これにより、突然確変を通常の遊技仕様と同等の形態で実現することができる。なお、この見掛け上の特別遊技状態では、アタッカー112を0.5秒間開放することを2ラウンド実行する。結果として、この間のアタッカー112への入賞は、ほとんど期待できない。
次のステップ288では、図柄変動パターンとして、ノーマルリーチ外れに固定し、次いでステップ290へ移行して、特別遊技を実行する。
ステップ292で、特定遊技状態の終了を確認すると、次のステップ294でA−2−1モードでの特図演出を実行する。すなわち、連続する3回の遊技の下で時短モードで図柄変動パターン演出を実行する。
この3回の遊技が終了した時点で、ステップ296において通常遊技(通常確率)に移行する。
以上説明したように本実施の形態では、小当たりに当選し、見掛け上の特別遊技状態が終了した後から3回又は5回又は8回の遊技に亘り、連続して時短モードで処理が実行される。
このため、図6に示される如く、遊技者は最初の3回の遊技では、1/3の確率で確変が成立していると予測し、期待感を持って遊技を進行する。その後、4回目になっても依然として時短モードが継続されていると、1/2の確率で確変が成立していると予測し、期待感が高まって遊技を進行する。さらに、6回目になっても依然として時短モードが継続されていると、1/1の確率で確変が成立していると予測し、期待感がさらに高まって遊技を進行する。
このように、遊技を進行していく上で、徐々に期待感を高めるようにしたため、単調な遊技ではなくなり、遊技者は期待感を継続して遊技を進行させることができる。
なお、本実施の形態では、A−1モードを時短8回+確変8回、A−2−1モードを時短5回、A−2−2モードを時短3回に設定したが、この数値は限定されるものではない。また、本実施の形態では、図柄変動パターンを対象として期待感を持続する演出を行ったが、普通図柄の時短モードを用いて期待感を持続する演出を行ってもよい。
図6は、普通図柄の時短モードの演出パターンを用いた小当たり当選時制御ルーチンである。
ステップ300では、第2の抽選の結果、確変有りか否かが判断され、有り(肯定判定)と判定されると、ステップ302へ移行してチャンス目で停止する図柄変動パターン演出を実行し、ステップ304へ移行する。
ステップ304では、見掛け上の特別遊技状態を設定する。これにより、突然確変を通常の遊技仕様と同等の形態で実現することができる。なお、この見掛け上の特別遊技状態では、アタッカー112を0.5秒間開放することを2ラウンド実行する。結果として、この間のアタッカー112への入賞は、ほとんど期待できない。
次のステップ306では、図柄変動パターンとして、ノーマルリーチ外れに固定し、次いでステップ308へ移行して、特別遊技を実行する。
ステップ310で、特定遊技状態の終了を確認すると、次のステップ312でA−1モードでの特図演出を実行する。すなわち、連続する10000回の遊技の下で普通図柄を時短モードで実行し、かつその間(10000回)の確率を高確率状態とする。
この10000回の遊技が終了した時点で、ステップ314において通常遊技(通常確率)に移行する。
一方、前記ステップ300で、第2の抽選の結果、確変無し(否定判定)と判定されると、ステップ316へ移行する。
ステップ316では、第3の抽選が実行され、次いでステップ318で当該第3の抽選により決定したモードを判定する。
ステップ318でA−2−1モードと判定された場合はステップ320へ移行する。
ステップ320では、チャンス目で停止する図柄変動パターン演出を実行し、ステップ322へ移行する。
ステップ322では、見掛け上の特別遊技状態を設定する。これにより、突然確変を通常の遊技仕様と同等の形態で実現することができる。なお、この見掛け上の特別遊技状態では、アタッカー112を0.5秒間開放することを2ラウンド実行する。結果として、この間のアタッカー112への入賞は、ほとんど期待できない。
次のステップ324では、図柄変動パターンとして、ノーマルリーチ外れに固定し、次いでステップ326へ移行して、特別遊技を実行する。
ステップ328で、特定遊技状態の終了を確認すると、次のステップ330でA−2−1モードでの特図演出を実行する。すなわち、連続する20回の遊技の下で普通図柄を時短モードで実行する。
この20回の遊技が終了した時点で、ステップ332において通常遊技(通常確率)に移行する。
また、ステップ318でA−2−2と判定された場合はステップ334へ移行する。
ステップ334では、チャンス目で停止する図柄変動パターン演出を実行し、ステップ336へ移行する。
ステップ336では、見掛け上の特別遊技状態を設定する。これにより、突然確変を通常の遊技仕様と同等の形態で実現することができる。なお、この見掛け上の特別遊技状態では、アタッカー112を0.5秒間開放することを2ラウンド実行する。結果として、この間のアタッカー112への入賞は、ほとんど期待できない。
次のステップ338では、図柄変動パターンとして、ノーマルリーチ外れに固定し、次いでステップ340へ移行して、特別遊技を実行する。
ステップ342で、特定遊技状態の終了を確認すると、次のステップ344でA−2−1モードでの特図演出を実行する。すなわち、連続する10回の遊技の下で普通図柄を時短モードで実行する。
この10回の遊技が終了した時点で、ステップ346において通常遊技(通常確率)に移行する。
本実施の形態に係るパチンコ機を示す正面図である。 本実施の形態に係る遊技盤を示す正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ機の制御系の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る主制御部における、第1の抽選、第2の抽選、突然確変の有無に基づく遊技の進行モードの設定制御を機能的に示したブロック図である。 本実施の形態に係る小当たり時の図柄変動パターンによる演出制御の流れを示すフローチャートである。 遊技の進行に応じた演出の状態を示すタイミングチャートである。 変形例に係る小当たり時の図柄変動パターンによる演出制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
PB 遊技球
10 パチンコ機(遊技機)
100 遊技盤
106 LCD
112 アタッカー(特別入賞口)
150 主制御部(遊技制御手段)
152 演出制御部
156 図柄制御部
175 ソレノイド
180 始動入賞センサ
200 遊技実行制御部(大当たり遊技制御手段、小当たり遊技制御手段)
202 アタッカー動作制御部
204 ソレノイドドライバ
206 第1の抽選部(大当たり遊技制御手段)
208 図柄変動パターン選択処理実行制御部
210 第2の抽選部(小当たり遊技制御手段)
212 大/小当たり判別部
214 図柄変動パターン決定部
216 出力部
218 当たり種別特定部
220 モードプログラム読出部
222 モード選択部(モード設定手段)
224 モードプログラムメモリ(設定モード遊技進行制御手段)
226 モード変更指示部(設定モード遊技進行制御手段)

Claims (4)

  1. 通常遊技状態に遊技盤上に予め定められた特定の始動領域への遊技球の通過を契機として第1の抽選を実行し、当該第1の抽選の結果を所定の図柄変動パターン演出によって報知すると共に、報知後に前記第1の抽選の結果に基づいて遊技状態を、予め定められた通常遊技状態よりも遊技球が入賞し易い遊技者に有利な特別遊技状態に変更し、特別遊技状態の終了に基づいて通常遊技状態に変更する遊技機であって、
    第1の抽選の結果が大当たり当選の場合に、前記予め定められた通常遊技状態からこの通常遊技状態よりも遊技者に有利な遊技状態となる特別遊技状態へ移行し、前記第1の抽選の大当たり当選を条件として実行される第2の抽選の結果が当たりの場合に、前記特別遊技状態が終了した後の前記通常遊技状態の下での前記第1の抽選の大当たり当選確率を高確率に変更する大当たり遊技制御手段と、
    第1の抽選の結果が小当たり当選の場合に、前記遊技者にとっての有利度合いを事実上無くした見掛け上の特別遊技状態を経て、前記第2の抽選を実行する小当たり遊技制御手段とを有し、
    前記小当たり遊技制御手段が、
    前記通常遊技状態への復帰後にN回の時短遊技を含む特典遊技を継続すると共に、前記第2の抽選の結果が当選の場合第1のモードとし、前記第2の抽選の結果が不当選の場合第2のモードとした場合に、前記第1のモードの時短回数であるN値を、前記第2のモードの時短回数であるN値よりも多く設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段で設定されたモードに基づいて、遊技を進行させる設定モード遊技進行制御手段と、
    を有する遊技機。
  2. 前記特別遊技状態が、前記通常遊技状態では閉止されている特別入賞口を所定時間開放する動作を所定回数実行する特別入賞口開閉動作であり、
    前記遊技者にとってほとんど有利とならない特別遊技状態が、前記特別入賞口の開閉動作を実行するも、遊技球の入賞が期待できない程度であり、好ましくは前記開放時間として最大0.5秒、最高2回の開放回数として設定された遊技状態であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記特典遊技が、前記第1の抽選の結果を報知する所定の図柄変動パターン演出時間の短縮であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 前記第2のモードには、互いに前記時短回数であるN値が異なる複数のサブモードが含まれることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の遊技機。
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