JP2000051446A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2000051446A
JP2000051446A JP10220580A JP22058098A JP2000051446A JP 2000051446 A JP2000051446 A JP 2000051446A JP 10220580 A JP10220580 A JP 10220580A JP 22058098 A JP22058098 A JP 22058098A JP 2000051446 A JP2000051446 A JP 2000051446A
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高明 市原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機に形成された遮蔽されたワープ経
路における遊技球の通行状況を遊技者が把握することの
できるパチンコ機を提供すること。 【解決手段】 上記課題を解決する本発明のパチンコ機
は、遊技盤1の正面側からみて少なくとも一部が遮蔽さ
れているワープ経路に相当する球誘導路62を備えてお
り、その球誘導路62は、遊技盤1面上に射出された遊
技球Bを該誘導路62の一端に設けられた導入口60b
から受け入れ、該受け入れた遊技球Bを該誘導路62の
他端に設けられた放出口56bまで誘導し、該誘導され
た遊技球Bを該放出口62bから再び遊技盤1面上に解
放するように形成されており、ここで、該球誘導路62
を通行している遊技球Bが該放出口56bから解放され
るまでの間に、該遊技球Bの存在を遊技者が感知し得る
ように構成された遊技球把握手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるパチンコ
機に関し、詳しくは、遊技球のワープ経路を備えたパチ
ンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パチンコ機におけるパチンコ遊技
の高度化・多様化に伴い、遊技盤面に配置される遊技装
置も大型化してきている。例えば、センター役物といわ
れる遊技盤面のほぼ中央に配置される遊技装置は、種々
の図柄を表示するための比較的大型の液晶ディスプレイ
を装備すると共にその周囲には遊技内容にマッチしたデ
ザインが施された合成樹脂製装飾部材等によって高度に
装飾化されてきており、大型化の傾向が著しい。その一
方で、パチンコ遊技の高度化により、種々の特定入賞口
(例えば所定の特別遊技状況を開始させる始動口)を遊
技盤面上に設ける必要も生じている。この種の入賞口
は、通常、センター役物の下方に相当する遊技領域に配
置される場合が多い。しかしながら、上述のようにセン
ター役物が大型化した結果、パチンコ機の発射装置より
遊技盤面上に射出されたパチンコ球(以下「遊技球」と
いう。)を当該センター役物を迂回させつつ上記領域に
ある入賞口に入賞させることは困難である。このため、
上記遊技領域に配置した入賞口に遊技球をある頻度で入
賞させるためには、センター役物の直下方向等に当該遊
技球を効率よく誘導し得る誘導手段を設ける必要があ
る。
【0003】ところで、上記目的のための誘導手段の一
つとして、いわゆるワープ経路といわれる球誘導路があ
る。このワープ経路は、遊技盤面上のある地点を流下す
る遊技球を専用の球誘導路を介して遊技盤面上の他の地
点に強制的に誘導するための機構である。すなわち、従
来のワープ経路は、大まかにいって、遊技盤面上に射出
された遊技球を上記球誘導路に導入するワープ入口と、
当該ワープ入口から受け入れられた遊技球を当該入口か
ら異なる所定の解放位置まで誘導する球誘導路と、当該
入口から解放位置まで誘導された遊技球を遊技盤面上に
再び解放するワープ出口とから構成されている。このよ
うなワープ経路を設けることによって、上記センター役
物のような大型の遊技装置に阻まれることなく、当該セ
ンター役物の直下方向に遊技球を誘導することが可能と
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のワープ経路を構成する球誘導路は、遊技
盤やセンター役物等の遊技装置の背面側に遮蔽された状
態で設けられており、当該遮蔽された球誘導路における
遊技球の通行状況を遊技者はリアルタイムに確認するこ
とができなかった。このため、遊技球がワープ入口に入
って遊技者の視界から一旦消失してしまうと遊技者には
当該遊技球の行方が判らなくなり、はたして当該遊技球
が所定のワープ出口に誘導されているのか否かが確認で
きなくなりがちである。すなわち、ワープ入口に入った
遊技球が、ワープ出口から全球放出されているのか否か
判別し難くなる。このことは球誘導路が長くワープ出口
に到達するまでに比較的長い時間を要するワープ経路に
おいて特に顕著である。然るに、このような遮蔽された
球誘導路における遊技球の通行状況の非確認状態は、当
該遊技者に遊技球の行方が判らないことに起因するパチ
ンコ遊技に対する不信感や焦燥感(苛立ち)を生じさせ
ることになるため好ましくない。
【0005】本発明は従来のパチンコ機に設けられたワ
ープ経路に関する上記従来の問題点を解決するものであ
り、その目的とするところは、いわゆるワープ経路を構
成する上記球誘導路における遊技球の存在あるいはその
通行状況を遊技者が把握し得る手段が備えられたパチン
コ機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、遊技盤の正面側からみて少なく
とも一部が遮蔽されている球誘導路を備えたパチンコ機
であって、その球誘導路は、遊技盤面上に射出された遊
技球を当該誘導路の一端に設けられた導入口から受け入
れ、当該受け入れた遊技球を当該誘導路の他端に設けら
れた放出口まで誘導し、当該誘導された遊技球を当該放
出口から再び遊技盤面上に解放するように形成されてお
り、当該球誘導路を通行している遊技球が当該放出口か
ら解放されるまでの間に、当該遊技球の存在を遊技者が
感知し得るように構成された遊技球把握手段を備えてい
るパチンコ機(以下「本発明の第一のパチンコ機」とい
う。)を提供する。
【0007】なお、本明細書において「パチンコ機」
は、いわゆるパチンコ遊技を行なうための弾球遊技機の
総称であり、特定の遊技によって限定されることを意図
したものではない。従って、一般的なパチンコ遊技(典
型的には、鋼球を遊技盤上の所定の入賞口に入れて所定
の賞品球を獲得する遊技)の他、一定数の鋼球(遊技
球)を遊技盤面上に射出して所定の当たり状態の成立を
目的とする所謂アレンジボール遊技等を行なう弾球遊技
機も、本明細書における「パチンコ機」に包含される。
【0008】本発明の第一のパチンコ機では、球誘導路
に受け入れられた遊技球を当該球誘導路を通行している
間に外部から感知することが可能となり、遊技者は遊技
盤の正面側(即ちパチンコ機の正面側)から遮蔽されて
いる上記球誘導路における遊技球の存在を把握すること
ができる。このため、遊技者は当該遊技球が遊技盤面上
(遊技盤面上に配置されている各種遊技装置の遊技盤面
側露出部分を含む。)に再び解放されることを把握(予
見)しつつパチンコ遊技を行うことができる。従って、
本発明の第一のパチンコ機によれば、球誘導路に受け入
れられた遊技球の行方が判らなくなることに起因するパ
チンコ遊技に対する不信感や焦燥感(苛立ち)が遊技者
に生じるのを抑止することができる。
【0009】また、本発明は、上記本発明の第一のパチ
ンコ機において、上記遊技球把握手段は、上記球誘導路
を通行している遊技球の移動に対応して当該遊技球のそ
のときの存在位置が外部から即時に把握されるように構
成されているパチンコ機(以下「本発明の第二のパチン
コ機」という。)を提供する。なお、ここで遊技球に関
して存在位置が把握されるとは、球誘導路上を転動する
遊技球の大まかな存在位置が外部から理解し得ることを
示す用語である。このようなパチンコ機によれば、球誘
導路上の遊技球の存在に加えて、当該遊技球の存在する
位置をリアルタイムに把握することができる。このた
め、遊技者は上記球誘導路における遊技球の通行状況を
さらに明確に把握することが可能となり、遊技者がパチ
ンコ遊技に対する不信感や焦燥感(苛立ち)を感ずるの
をさらに効果的に抑止することができる。
【0010】また、上記課題を解決する好ましい本発明
のパチンコ機として、上記本発明の第一のパチンコ機に
おいて、上記遊技球把握手段は、球誘導路を通行してい
る遊技球のミラーイメージを表示するように構成されて
いるパチンコ機(以下「本発明の第三のパチンコ機」と
いう。)を提供する。本発明の第三のパチンコ機では、
球誘導路を通行している遊技球をミラーイメージ(鏡
像)によって視認し得る。このため、遊技者は当該遊技
球の存在および通行状況を映像的に直接確認することが
可能となり、遊技者がパチンコ遊技に対する不信感や焦
燥感(苛立ち)を感ずるのをさらに効果的に抑止するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は典型的には以下のように
実施され得る。
【0012】上記遊技球把握手段は遊技球が該放出口か
ら解放されるまでの間に当該遊技球の存在を遊技者が感
知し得るように構成された機構であり、そのような目的
に合致するものとしては後述するように種々の形態が挙
げられるが、上記遊技球把握手段として、上記球誘導路
を通行している遊技球が上記放出口から解放される直前
に当該解放されようとしている遊技球の存在を遊技者が
感知し得るように構成された排球表示部、および/また
は、上記導入口から上記球誘導路に遊技球が受け入れら
れた直後に当該受け入れられた遊技球の存在を遊技者が
感知し得るように構成された入球表示部が形成されてい
るパチンコ機が上記本発明の第一、第二または第三のパ
チンコ機として好ましい。すなわち、本発明の遊技球把
握手段として上記排球表示部を備えることによって、球
誘導路に受け入れられ当該球誘導路を通行してきた遊技
球がもうすぐ遊技盤面上(遊技盤面上に配置されている
各種遊技装置の遊技盤面側露出部分を含む。)に再び解
放されることを遊技者は外部から知ることができる。他
方、本発明の遊技球把握手段として上記入球表示部を備
えることによって、球誘導路に入った直後の遊技球の存
在についても外部から容易に把握することができる。従
って、本発明の遊技球把握手段として上記排球表示部と
入球表示部とを両方備えたパチンコ機が特に好ましい。
このようなパチンコ機によれば、遊技者は上記球誘導路
における遊技球の通行状況を球誘導路に入ったときと球
誘導路から放出されるときの両側面から把握することが
できる。
【0013】また、上記課題を解決するパチンコ機とし
て、本発明の第一、第二または第三のパチンコ機におい
て、上記排球表示部が上記遊技球の放出口の近傍に設け
られており、当該放出口と当該排球表示部を同じ視野内
で視認することができるパチンコ機、および/または、
上記入球表示部が上記遊技球の導入口の近傍に設けられ
ており、当該導入口と当該入球表示部を同じ視野内で視
認することができるパチンコ機が特に好ましい。このよ
うなパチンコ機によれば、球誘導路を通行してきた遊技
球とその遊技球が上記放出口から放出される状態を視野
を変えずに即座に把握することができるとともに、遊技
盤における放出口の位置(即ちどこから遊技球が放出さ
れるのか)を即時に認識することができる。また、上記
導入口に入っていく遊技球とその遊技球の球誘導路にお
ける通行状況を視野を変えずに即座に把握することがで
きるとともに、当該遊技球が球誘導路に受け入れられた
ことを即時に把握することができる。
【0014】また、本発明の第三のパチンコ機として好
ましいものは、上記排球表示部および/または入球表示
部が球誘導路を通行している遊技球のミラーイメージを
表示するように構成されているパチンコ機である。この
ようなパチンコ機では、上記排球表示部および/または
入球表示部において、球誘導路を通行している遊技球を
ミラーイメージ(鏡像)によって視認し得るため、遊技
者は当該遊技球の存在および通行状況を映像的に直接確
認することが可能となり、遊技者がパチンコ遊技に対す
る不信感や焦燥感(苛立ち)を感ずるのをさらに効果的
に抑止することができる。
【0015】また、ミラーイメージを表示し得る排球表
示部および/または入球表示部がそれぞれ上記遊技球の
放出口および/または導入口の近傍に設けられており、
当該放出口と排球表示部および/または当該導入口と入
球表示部を同じ視野内で視認することができるパチンコ
機が特に好ましい。このようなパチンコ機では、球誘導
路に受け入れられる直前まで肉眼で直接確認(追跡)し
ていた遊技球が当該球誘導路に受け入れられたことをミ
ラーイメージによって目を離さずに連続的に確認するこ
とができる。あるいは、球誘導路から放出される直前の
遊技球をミラーイメージによって把握し得るとともに視
点を変えることなくそのまま当該球誘導路から放出され
た当該遊技球を肉眼で直接確認(追跡)することができ
る。このため、このような態様のパチンコ機によれば、
球誘導路に遊技球がまさに受け入れられたことおよびそ
のときの通行状況、および/または、球誘導路から遊技
球が放出されようとしていることおよびそのときの通行
状況を、当該遊技球を見失うことなくダイレクトに確実
に認識することができる。従って、このような態様のパ
チンコ機によれば、遊技者がパチンコ遊技に対する不信
感や焦燥感(苛立ち)を感ずるのをさらに効果的に抑止
することができる。
【0016】以下、本発明によって提供される本発明の
パチンコ機(上記本発明の第一、第二および第三のパチ
ンコ機を包含する。)の好適な実施形態を説明する。な
お、図1は、本実施形態に係る本発明のパチンコ機に装
備される遊技盤1を示す正面図である。なお、本発明の
パチンコ機においては、後述する本発明を特定するもの
以外の部分(金枠形状、遊技球発射装置、賞球払出装
置、等)は、従来のパチンコ機におけるものと同様であ
ればよく、なんら本発明を特徴付けるものではないた
め、これらについての詳細な説明および図示は省略す
る。
【0017】図1に示すように、本パチンコ機に装着さ
れた遊技盤1は、従来のパチンコ機に使用されるものと
同様、平板状のパネル部材1aと当該パネル部材1a上
に装着された後述する種々の遊技用構造物・装置類とか
ら構成されている。このパネル部材1aの表面には、パ
チンコ機の発射装置(図示せず)から発射されたパチン
コ球を遊技盤1上部に誘導するための誘導レール2が円
形渦巻き状に装着されている。そして、この誘導レール
2によって包囲された内側の領域が本遊技盤1における
遊技領域である。この遊技領域のほぼ中央部分には、本
実施形態に係る遊技球把握手段(詳細は後述)を備えた
大型遊技装置すなわちセンター役物20が組み込まれて
いる。このセンター役物20は後述する特別図柄を表示
するための装置であってその中央部分には液晶ディスプ
レイ21が備えられている。
【0018】一方、このセンター役物20の周囲には、
本パチンコ機におけるパチンコ遊技のための種々の遊技
用構造物が配置されている。すなわち、遊技盤1上に射
出された遊技球の落下速度や方向を調節するための多数
の遊技釘(図示せず)や風車3a,3bとともに一般入
賞口4a,4bが設けられている。また、センター役物
20の下方には、可動片7を備えるとともに第1種始動
口6aを構成する変動入賞装置6が備えられている。そ
の入賞装置6の両サイドには遊技球通過ゲート5a,5
bが備えられている。さらに当該入賞装置6の下方に
は、大当たり時に開放する大入賞口11を構成する特別
入賞装置10(アタッカー)が備えられている。この特
別入賞装置10は本発明に係る図柄表示装置としても機
能し得る装置である。すなわち、図1に示すように、大
入賞口11の下には7セグメントLEDからなる普通図
柄表示部12が装備されている。一方、この特別入賞装
置10の下方(即ち遊技領域の最下部)にはいずれの入
賞口にも入賞しなかった遊技球を回収するためのアウト
口8が設けられている。
【0019】次に、上記構成からなる遊技盤1を備えた
パチンコ機において実施されるパチンコ遊技について説
明する。本実施形態にかかる遊技盤1は、いわゆる第1
種パチンコ遊技を実施するためのものであり、上述の各
種遊技装置の動作は、パチンコ機本体(典型的には遊技
盤1の裏面側)に設けられた制御部によって遊技内容お
よびその進行状況に応じて制御されている。すなわち、
本遊技盤1に射出された遊技球が遊技球通過ゲート5
a,5bを通行すると上記特別入賞装置10の普通図柄
表示部12において図柄(ここでは7セグメントLED
による0〜9の数字)が変動する。なお、この普通図柄
変動時にさらに遊技球が上記ゲート5a,5bを通行し
た場合、4回まで変動機会が保留される。従って、普通
図柄変動時にさらに遊技球が上記ゲート5a,5bを4
回通行した場合、いわゆる普通図柄変動についての保留
満タン状態となり、それ以上の通行は無視される。な
お、保留されている回数は、当該普通図柄表示部12に
併設された計4個の保留表示ランプ13のうちの対応す
る数だけの点灯によって遊技者に認知される。而して、
普通図柄表示部12において普通図柄が所定時間(例え
ば20秒間)変動した後に所定の当たり図柄(例えば
7)が表示された場合、上記変動入賞装置6の可動片7
が開いて第1種始動口6aが所定時間(ここでは1秒
間)大きく開放される。
【0020】第1種始動口6aに遊技球が入球(通行)
すると上記センター役物20の液晶ディスプレイ21に
おいて特別図柄が変動する。なお、この特別図柄変動時
にさらに遊技球が第1種始動口を通行した場合、4回ま
で変動機会が保留される。従って、特別図柄変動時にさ
らに遊技球が第1種始動口6aを4回通行した場合、い
わゆる特別図柄変動についての保留満タン状態となり、
それ以上の通行(入球)は無視される。なお、保留され
ている回数は、液晶ディスプレイ21の上方に設けられ
た計4個の保留表示ランプ23のうちの対応する数だけ
の点灯によって遊技者に認知される。而して、液晶ディ
スプレイ21に所定の当たり図柄(ここでは777)が
表示された場合には、特別入賞装置10における大入賞
口11が、所定の時間(典型的には30秒間若しくは1
0個の遊技球が入賞するまでの間)開放する。そして、
当該大入賞口11より入賞した遊技球が当該大入賞口1
1の内部(好ましくは、遊技盤1裏面側に設けられた球
通路の一部)にある特別入賞区域(以下「Vゾーン」と
いう。)を通過した場合には、一旦閉じた大入賞口11
が再び所定時間開放することとなる。この反復動作は典
型的には最大16回継続される。
【0021】次に本発明を特徴付ける上記センター役物
20の詳細について説明する。上述のとおり、本パチン
コ機における遊技ではセンター役物20の下方に配置さ
れている第1種始動口6aに遊技球を効率的に誘導する
必要がある。而して、このことを実現するため、本セン
ター役物20には後述するワープ経路が備えられてい
る。以下、詳述する。図2に示すように、本センター役
物20は、液晶ディスプレイ21を組み込んだ枠状に成
形された合成樹脂製の本体部20aを主要構成部材とし
ており、遊技盤1の中央部に設けられた取付け開口部
(図示せず)にビスvによって取り付けられている。こ
の本体部20aの液晶ディスプレイ21の上方から側方
にかけて本体部20aの表面材によって遮蔽された状態
で本パチンコ機におけるワープ経路に相当する球誘導路
25a,25bが左右対称に形成されている。而して、
図2に示すように、液晶ディスプレイ21の上方のほぼ
中央部には、上記球誘導路25a,25bに連通するワ
ープ入口すなわち導入口24が形成されている。図2の
III −III 線断面図である図3に示すように、液晶ディ
スプレイ21の上方であってひさし状に遊技盤1前方に
突出した部分の中央付近には、上記導入口24方向へ下
がり傾斜が形成された誘導部24aが設けられており、
そこに当たった遊技球Bを導入口24内に誘導すること
ができる。導入口24内方の奥壁部は三角柱状に出っ張
っており(図3参照)、当該導入口24に入った遊技球
Bを左右いずれかの球誘導路25a,25bに振り分け
る。なお、本センター役物20では当該三角柱状出っ張
り部分に本発明の遊技球把握手段として入球表示部が形
成されている。このことについては後述する。
【0022】一方、図2に示すように、当該球誘導路2
5a,25bは、中央から両端に向かって下がり傾斜が
設けられており、当該傾斜に沿って遊技球Bは転動す
る。而して、図2におけるIV−IV線断面図である図4に
示すように、球誘導路25a,25bはその両端から垂
直方向に形成されている。このため、その両端に至った
遊技球Bは当該垂直方向部分を落下し、球誘導路25
a,25b末端部に設けられたワープ出口すなわち放出
口26a,26bから液晶ディスプレイ21の前方に設
けられた棚板部29上に落下する。なお、放出口26
a,26bの下方には隆起部分25cが形成されてい
る。この部分には本発明の遊技球把握手段として排球表
示部が形成されている。このことについては後述する。
【0023】この棚板部29は両端部から中央部に向か
って下がり傾斜が形成されており、落下した遊技球B
は、棚板部29を中央方向に転動する。なお、棚板部2
9には遊技球誘導フェンス29a,29bが設けられて
おり、落下した遊技球Bはその落下した位置が微妙に異
なることに関わらず当該フェンスに誘導されて同じ経路
をたどって棚板部29の中央寄りに導かれる(図6参
照)。なお、この棚板部29は遊技盤前方に向かってや
や下がり傾斜が設けられているため、棚板部29の中央
寄りに導かれた遊技球Bはそこから遊技盤面上に放出さ
れる。このように、本ワープ経路を設けたことによっ
て、センター役物20の外形に阻まれることなく、遊技
球Bをセンター役物20の下方に誘導することができ
る。
【0024】また、図2に示すように、この棚板部29
の中央付近には、左右一対の同形状の回転ローラ30
a,30bが備えられており、当該部分に転動してきた
遊技球Bを当該ローラ30a,30bの回転方向に沿っ
て誘導することができる。図2におけるV −V 線断面図
である図5に示すように、センター役物20の背面側に
はモータ32が備えられており、その回転軸32aには
駆動歯車33が装着されている。この駆動歯車33には
さらに第一歯車34bが噛合されて装着されている。図
5に示すように、この第一歯車34bには取付け軸34
cが突設されており、その先端部は棚板部29の上方に
露出している。而して、その部分には回転ローラ30b
が回転可能に設置されている。一方、図6に示すよう
に、第一歯車34bにはさらに第二歯車35が噛合され
て装着されている。第二歯車35には当該第二歯車35
と同形状の第三歯車36が噛合されて装着されており、
さらにその第三歯車36には、上記第一歯車34bと同
形状の第四歯車34aが噛合されて装着されている。而
して、第四歯車34aには上記取付け軸34cと同じ形
状の取付け軸(図示せず)が突設されており、同様に回
転ローラ30aが棚板部29上に回転可能に設置されて
いる。なお、図6に示すように、この回転ローラ30
a,30bは、上から見て4つの湾曲辺を有する方形状
に形成されており、当該湾曲辺には遊技球Bが一時的に
停留し得る程度の窪みが形成されている。
【0025】このようにして左右一対の回転ローラ30
a,30bが設けられた結果、上記モータ32を作動さ
せて駆動歯車33を回転させることにより、それに対応
して当該一対の回転ローラ30a,30bが相互に反対
方向に同速度で回転することとなる(図6の矢印参
照)。なお、この二つの回転ローラ30a,30bの間
に位置する棚板部29の一部分には、当該棚板部29の
他の部分よりも若干低く段差を設け且つ前方方向に下が
り傾斜が設けられた放出部31が形成されている。この
ため、放出部31に到達した遊技球Bはそこから遊技盤
1の下方に向けて流下する。
【0026】以上のように構成した結果、回転ローラ3
0a,30bの回転方向を調整することによって、上記
球誘導路25a,25bから棚板部29に落下してきた
遊技球Bの遊技盤面上への流下方向を適宜変更すること
ができる。すなわち、モータ32を正方向に回転駆動さ
せて二つの回転ローラ30a,30bを図6に示す矢印
方向に回転させた場合において、棚板部29に落下した
遊技球Bは回転ローラ30a,30bに接触した後に当
該回転ローラ30a,30bの回転方向に沿って外側寄
りに誘導される(図中の矢印参照)。従って、二つの回
転ローラ30a,30bを図6に示す矢印方向に回転さ
せた場合では、遊技球Bは上記放出部31に誘導され難
い状態となっている。一方、モータ32を逆方向に回転
駆動させて二つの回転ローラ30a,30bを図7に示
す矢印方向に回転させた場合において、棚板部29に落
下した遊技球Bは回転ローラ30a,30bに接触した
後に当該回転ローラ30a,30bの回転方向に沿って
一旦内側寄りに誘導される(図中の矢印参照)。従っ
て、二つの回転ローラ30a,30bを図7に示す矢印
方向に回転させた場合、遊技球Bは上記放出部31に誘
導され易い。この結果、遊技球Bは当該放出部31から
遊技盤1面上に流下していくため、上記第1種始動口6
aへの遊技球の通行率(即ち入球率)が向上する。而し
て、本センター役物20によれば、パチンコ遊技状況に
応じて回転ローラ30a,30bの回転方向を適宜異な
らせることによって、上記ワープ経路(球誘導路25
a,25b)を誘導されてきた遊技球Bの第1種始動口
6aへの入球率を異ならせることができる。このため、
パチンコ遊技を多様化させることができる。
【0027】次に、本実施形態に係る上記遊技球把握手
段について説明する。図3に示すように、上記三角柱出
っ張り部分の表面には鏡面処理が施されており、良好な
光反射性が付与された鏡面部27a,27bが本発明に
おける遊技球把握手段(ここでは入球表示部)を具現化
するものとして形成されている。このような鏡面部27
a,27bは、合成樹脂表面をクロムメッキ処理等する
ことによって得られる。あるいは、光反射性のよい鏡面
加工されたシール(ここでは鏡面シールと呼ぶ)を当該
部分に貼り付けてもよい。このように上記三角柱出っ張
り部分の表面に鏡面部27a,27bを設けたことによ
って、遊技者は、球誘導路25a,25bに入った遊技
球Bを当該鏡面部27a,27bに映った鏡像によって
導入口24前方から感知することができる(図3)。す
なわち、遊技者は、導入口24から球誘導路25a,2
5bに受け入れられた遊技球Bが確かに当該球誘導路2
5a,25bを通行していることを映像(ここではミラ
ーイメージ)によって直接的に確認することができる。
このとき、導入口24と鏡面部27a,27bが近接し
て設けられている結果、遊技者は同じ視野の中で即座に
遊技球の存在およびその通行状況を把握することができ
る。また、ミラーイメージの状態(例えば像が大きいか
小さいか)によって、球誘導路25a,25b上を転動
する遊技球Bの大まかな存在位置をリアルタイムに把握
することができる。
【0028】一方、図4に示すように、上記隆起部分2
5cの表面は鏡面処理が施されており、良好な光反射性
が付与された鏡面部28が形成されている。この鏡面部
28は、上記鏡面部27a,27bと同様、樹脂表面を
クロムメッキ処理したり、鏡面シールを貼り付けること
によって得られる。而して、図4に示すように、球誘導
路25a,25bに入った遊技球Bは、当該鏡面部28
に映った鏡像によってセンター役物20の前方から確認
することができる。すなわち、遊技者は、球誘導路25
a,25bを通行(ここでは落下)してきた遊技球Bが
もうすぐ遊技盤面側露出部分(ここでは棚板部29)に
再び解放されるところであることを映像(ここではミラ
ーイメージ)によって直接的に確認することができる。
このとき、放出口26a,26bと鏡面部28が近接し
て設けられている結果、遊技者は同じ視野の中で即座に
遊技球の存在およびその通行状況を把握することができ
る。また、ミラーイメージの状態(例えば像が大きいか
小さいか)によって、球誘導路25a,25b上を落下
する遊技球Bの大まかな存在位置をリアルタイムに把握
することができる。
【0029】以上のとおり、本実施形態に係る入球表示
部および排球表示部からなる遊技球把握手段によれば、
球誘導路25a,25bの全域において遊技球Bの存在
および通行状況さらには遊技球の大まかな存在位置を即
時に把握することができる。このため、本パチンコ機に
よれば、球誘導路25a,25bに受け入れられた遊技
球Bの行方が判らなくなることに起因するパチンコ遊技
に対する不信感や焦燥感(苛立ち)が遊技者に生じるの
を効果的に抑止することができる。
【0030】なお、特に限定するものではないが、上記
球誘導路25a,25b内が暗い場合には球誘導路25
a,25bを包囲している壁面あるいは当該壁面越し
に、当該球誘導路25a,25b内を照らすためのラン
プを装備することが好ましい。これにより、鏡面部27
a,27b,28に写される遊技球Bのミラーイメージ
がより明瞭となり、遊技者はさらに明確に球誘導路25
a,25b内における遊技球Bの存在およびその通行状
況を視認することができる。
【0031】以上、本発明のパチンコ機の好適な一実施
形態を説明したが、本発明をこの実施形態に限定するこ
とを意図したものではない。以下、本発明のパチンコ機
として好適な第二の実施形態を説明する。図8に示すよ
うに、本実施形態に係るパチンコ機の遊技盤1には、大
型のセンター役物50と、チャッカータイプの導入口6
0a,60bと、その導入口60a,60bと当該セン
ター役物50に設けられた放出口56a,56bとを連
通するために遊技盤1パネル部材1aの裏側に設けられ
た球誘導路62とが備えられている。なお、本実施形態
では上記構成に係るもの以外は、上記第一の実施形態に
係るパチンコ機と異なるところがなく、重複した説明は
省略する。以下、本実施形態に係るワープ経路および遊
技球把握手段について説明する。
【0032】図8に示すように、本実施形態に係るセン
ター役物50は、上記第一実施形態におけるのと同様、
種々の図柄を表示・変動し得る液晶ディスプレイ51を
備えており、その液晶ディスプレイ51を包囲するよう
に形成された本体部50aは所定の形状に予め成形され
た合成樹脂製であり、遊技盤1パネル部材1aの中央部
に設けられた取付け開口部(図示せず)にビスvによっ
て取り付けられている。この本体部50aの液晶ディス
プレイ51の上方の頂端部には普通入賞口52が形成さ
れると共にその周辺部には複数の光源53を内蔵した装
飾部材54が装着されている。これら光源53は図示し
ない制御部によってパチンコ遊技状況に応じて点灯制御
されている。
【0033】このセンター役物50の両側方には、チャ
ッカータイプの導入口60a,60bが形成されてお
り、図8のIX−IX線断面図である図9に示すように、遊
技盤1(パネル部材1a)の裏面側には、当該導入口6
0a,60bに連なる球誘導路62が設けられている。
一方、このセンター役物50における液晶ディスプレイ
51の両側方の下部には本実施形態に係るワープ出口す
なわち放出口56a,56bが設けられている。而し
て、上記球誘導路62の一端はこの放出口56a,56
bに接続している(図9)。これにより、図9に示すよ
うに、上記導入口60a,60bに入球した遊技球B
は、遊技盤1裏側の球誘導路62を通ってセンター役物
50(すなわち放出口56a,56b)に運ばれる。
【0034】一方、液晶ディスプレイ51の下方であっ
て上記放出口56a,56bの下方には、上記第一実施
形態に係るセンター役物20と同様、上記放出口56
a,56bから解放された遊技球Bを受け止める棚板部
57が形成されており、両端から中央に向けて下がり傾
斜が形成されている。これにより、上記球誘導路62を
通ってセンター役物50に運ばれて上記放出口56a,
56bから出た遊技球Bは、そのまま棚板部57上を転
動し、その中央部に設けられた放出部58から第1種始
動口6a方向(図1参照)に流下される。このように、
本実施形態にかかるワープ経路によっても、センター役
物50の下方に効果的に遊技球Bを誘導し得る。
【0035】次に、本実施形態に係る遊技球把握手段に
ついて説明する。図8に示すように、液晶ディスプレイ
51の側方であって、放出口56a,56bのほぼ真横
に相当する部位には本実施形態に係る排球表示部に相当
する半球面形状に隆起した鏡面部59a,59bが形成
されている。この鏡面部59a,59bは、上記第一実
施形態と同様、隆起部分の表面を鏡面処理(クロムメッ
キ処理)することによって形成されている。なお、鏡面
部59a,59bの半球面形状は、山岳道路に設置され
ているカーブミラーのように、センター役物50の正面
方向からみた場合に球誘導路上にある遊技球Bのミラー
イメージがちょうど当該鏡面部59a,59bに映るよ
うに形成されている。
【0036】このように排球表示部を設けることによっ
て、従来はパチンコ機を開放して遊技盤1の裏面側から
確認せざるを得なかったような、遊技盤1裏面に設けら
れた球誘導路62上に存在する遊技球Bを、遊技者は当
該鏡面部59a,59bに映った鏡像によってセンター
役物50の前方(即ちパチンコ機の正面側)から感知す
ることができる(図9)。すなわち、遊技者は、球誘導
路62を通行してきた遊技球Bがもうすぐ遊技盤面側露
出部分(ここでは棚板部57)に再び解放されるところ
であることを映像(ミラーイメージ)によって直接的に
即座に確認することができる。このとき、放出口56
a,56bと鏡面部59a,59bが相互に近接して設
けられている結果、遊技者は同じ視野の中で即座に遊技
球の存在およびその通行状況を把握することができる。
また、ミラーイメージの状態(例えば像が大きいか小さ
いか)によって、球誘導路62上を移動する遊技球Bの
大まかな存在位置をリアルタイムに把握することができ
る。なお、本実施形態においては、鏡面部59a,59
bの形状を半球面形(図9)としたがこれに限らず、ミ
ラーイメージを映し得るのに適切な角度を設けた平面形
の鏡面部としてもよい。以上のとおり、本実施形態にお
ける排球表示部からなる遊技球把握手段によれば、球誘
導路62のほぼ全域において遊技球Bの存在および通行
状況を把握することができる。このため、本パチンコ機
によれば、球誘導路62に受け入れられた遊技球Bの行
方が判らなくなることに起因するパチンコ遊技に対する
不信感や焦燥感(苛立ち)が遊技者に生じるのを効果的
に抑止することができる。
【0037】さらに、本実施形態においては、球誘導路
62の周囲にランプ65a,65b,65cを配置して
おり、鏡面部59a,59bに映る遊技球Bのイメージ
が明瞭である。すなわち、図9に示すように、本実施形
態においては、球誘導路62の側壁部62aが透明(若
しくは光透過性のよい半透明)な樹脂で形成されてお
り、その外側において、ランプ65a,65b,65c
を備えたランプ基板66a,66bが装備されている。
これにより、球誘導路62内を明るく照らすことができ
る。従って、鏡面部59a,59bに映される遊技球B
のミラーイメージがより明瞭となり、遊技者はさらに明
確に球誘導路62内における遊技球Bの存在およびその
通行状況を視認することができる。
【0038】また、このようにランプ65a,65b,
65cを設けた結果、遊技球Bの通行状況によって鏡面
部59a,59bの輝度が変動する。このため、鏡面部
59a,59bに映る遊技球Bのミラーイメージを把握
することなく鏡面部59a,59bの明暗を感知するこ
とによって遊技球Bの存在および大まかな存在位置を把
握することができる。すなわち、図9に示すように、計
三個のランプ65a,65b,65cが球誘導路62を
照らしている場合、その光が鏡面部59a,59bに到
達するために鏡面部59a,59bは比較的明るい。そ
して、球誘導路に遊技球が入ったとき(図9の状態)、
まず球誘導路62の端部に配置されたランプ65cの鏡
面部59a,59bへの光路が遮られることとなり、そ
のぶんだけ鏡面部59a,59bは暗くなる。そして、
球誘導路62を遊技球Bが転動し、さらにもう一つのラ
ンプ65bの鏡面部59a,59bへの光路も遮られる
と当該鏡面部59a,59bはさらにそのぶんだけ暗く
なる。而して、遊技球Bが放出口56a,56bの直前
まで転動したときには、上記三つのランプ65a,65
b,65c全ての鏡面部59a,59bへの光路が遮ら
れ、結果、当該鏡面部59a,59bは最も暗くなる。
このように、鏡面部59a,59bにおける輝度の差異
によっても、ミラーイメージを直視するのと同様、球誘
導路62内における遊技球Bの存在およびその通行状況
さらには大まかな存在位置を即時に把握することができ
る。
【0039】次に、本発明のパチンコ機として好適な第
三の実施形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態
に係るパチンコ機は、遊技盤1に装備されるセンター役
物70の形態が異なる他は、上記第一の実施形態で説明
したものと同様である。以下、本実施形態に係るセンタ
ー役物70について詳述する。
【0040】図10に示すように、本センター役物70
は、上述の第一の実施形態に係るセンター役物20とほ
ぼ同様の外観形状を有している。すなわち、液晶ディス
プレイ71を組み込んだ枠状に成形された合成樹脂製の
本体部70aを主要構成部材としており、遊技盤1(図
1)の中央部に設けられた取付け開口部(図示せず)に
ビスvによって取り付けられている。この本体部70a
の液晶ディスプレイ71の上方から側方にかけて、本体
部70aの表面材によって一部遮蔽された状態で本パチ
ンコ機におけるワープ経路に相当する球誘導路75a,
75bが左右対称に形成されている。而して、図10に
示すように、液晶ディスプレイ71の上方のほぼ中央部
には、上記球誘導路75a,75bに連通するワープ入
口すなわち導入口74が形成されている。而して、上記
第一実施形態と同様、液晶ディスプレイ71の上方であ
ってひさし状に遊技盤1前方に突出した部分の中央付近
には、上記導入口74方向へ下がり傾斜が形成された誘
導部が設けられており、そこに当たった遊技球Bを導入
口74内に誘導することができる。また、上記第一実施
形態と同様、導入口74内方の奥壁部は三角柱状に出っ
張っており、当該導入口74に入った遊技球Bを左右い
ずれかの球誘導路75a,75bに振り分けることがで
きる。
【0041】図10に示すように、球誘導路75a,7
5bは中央から両端に向かって下がり傾斜が設けられて
おり、当該傾斜に沿って遊技球Bは転動する。而して、
図10におけるXI−XI線断面図である図11に示すよう
に、球誘導路75a,75bはその両端から垂直方向に
形成されている。このため、球誘導路75a,75bの
両端に至った遊技球Bは、当該垂直方向部分を落下して
いき、ワープ出口すなわち球誘導路75a,75b末端
に設けられた放出口76a,76bから液晶ディスプレ
イ71の前方に設けられた棚板部79上に落下する。上
記センター役物20と同様、この棚板部79は両端部か
ら中央部に向かって下がり傾斜が形成されており、落下
した遊技球Bは、棚板部79を中央方向に転動する。こ
の棚板部79は遊技盤前方に向かってやや下がり傾斜が
設けられているため、棚板部79の中央寄りに導かれた
遊技球Bはそこから遊技盤1面上に放出される。
【0042】次に、本実施形態に係る遊技球把握手段に
ついて説明する。図10に示すように、上記導入口74
の両側方において、上記球誘導路75a,75bを遮蔽
する本体部70a表面の一部にスリット(切り欠き部)
73a,73bが形成されている。これにより、当該球
誘導路75a,75b(即ち導入口74から上記垂直方
向部分に至る部分)を転動する遊技球Bを直接視認する
ことができる。
【0043】次に、本実施形態に係る排球表示部につい
て説明する。図10に示すように、球誘導路75a,7
5bの上記垂直方向部分を構成する誘導路前面部77に
は、複数箇所(ここでは左右各6箇所)の開口部77a
が設けてある。而して、図11に示すように、この開口
部77aには、それぞれ、報知板78が装着されてい
る。すなわち、図11に示すように、これら報知板78
は、その一方の端部が外部に露出し他方の端部が球誘導
路75a,75b内に突き出された状態で、さらにシー
ソー状に両端部が上下に揺動可能な状態で、当該開口部
77aに設けられた取付け軸(図示せず)に取付けられ
ている。このとき、報知板78の外部露出部分のほうが
球誘導路内部分よりも重たくなるように取付けられてお
り、さらに自然状態時においてほぼ水平となる(即ち非
加重時においても重い外部露出側が下がり状態とならな
い)ように装備されている(図11参照)。このように
して報知板78を開口部77aに設けることによって本
実施形態における排球表示部が構成されている。而し
て、この排球表示部を設けた結果、遊技者は、球誘導路
75a,75bを通行(ここでは落下)している遊技球
Bが放出口76a,76bを介してもうすぐ遊技盤面側
露出部分(ここでは棚板部79)に再び解放されるとこ
ろであることならびにその存在位置を大まかに把握する
ことができる。以下、このことを説明する。
【0044】図11に示すように、遊技球Bが球誘導路
75a,75bを落下してくると、先ず最上部の報知板
78の球誘導路内部分に接触する。すると、当該報知板
78の荷重バランスが崩れ、報知板78の外部露出部分
が一度持ち上がる。そして、遊技球Bとの接触が終われ
ばまた水平状態に戻る。而して、この報知板78の動き
が最上部の報知板78から最下部の報知板78にかけて
次々と時間をずらして(即ち遊技球Bの落下に合わせ
て)生じることとなる。これにより、センター役物70
正面側にいる遊技者には、当該複数の報知板78の一連
の動き(上下方向の揺動)によって、球誘導路75a,
75b垂直方向部分に遊技球Bが存在していることを感
知し得、さらに球誘導路75a,75b垂直方向部分の
どこにその遊技球Bが存在しているかをリアルタイムに
把握することができる。なお、図11に示すように、本
実施形態において、球誘導路75a,75b垂直方向部
分を構成する本体部70aの内壁面には突起部80が適
当数設けられており、遊技球Bの落下速度を適度に保つ
ことができる。これにより、上記複数の報知板78の一
連の動きが適度なスピードで行われることとなり、結
果、遊技者は遊技球Bの存在を感知し易くなり、そのと
きの遊技球の存在位置を即時に把握することが容易とな
る。
【0045】以上のとおり、本実施形態に係る排球表示
部からなる遊技球把握手段によれば、上記各実施形態に
おけるような遊技球Bのミラーイメージを視認すること
なく、球誘導路75a,75b内における遊技球Bの存
在および通行状況ならびにその大まかな存在位置を把握
することができる。なお、本実施形態においては、上記
報知板78を球誘導路75a,75b垂直方向部分に設
けてあるが、これに限らず、例えば球誘導路75a,7
5bの導入口74から垂直方向部分に至る部分に設けて
もよい。そのことによって、当該部分を転動する遊技球
Bの大まかな存在位置をリアルタイムに把握することが
できる入球表示部が構成される。而して、これら入球表
示部と排球表示部とを組み合わせて成る遊技球把握手段
によって、導入口74から放出口76a,76bに至る
球誘導路75a,75bの全域にわたってそこを通行す
る遊技球の存在、通行状況およびそのときの存在位置を
外部から即時に把握することができる。
【0046】以上、本発明のパチンコ機として好適ない
くつかの実施形態を説明したが本発明はこれらに限定さ
れるものではない。例えば、他の実施形態として、上記
第一の実施形態に係るセンター役物20において、球誘
導路25a,25b垂直方向部分を構成する壁部であっ
て液晶ディスプレイ21側を向いている内方側壁部分
(即ちセンター役物20正面側からはみえない部分)の
一部または全部を透明または半透明に形成することによ
って遊技球把握手段を構成してもよい。この場合、遊技
者が角度を変えて当該部分を視認することによってその
中を通行している遊技球の存在および通行状況を把握す
ることができる。また、上記各実施形態は、物理的(機
械的)あるいは光学的手段によって上記遊技球把握手段
(典型的には排球表示部および/または入球表示部)を
構成しているが、これに変えて電気的報知手段によって
もよい。例えば、導入口に隣接する球誘導路および放出
口に隣接する球誘導路に近接スイッチ等の球検出スイッ
チを設けておき、遊技球がそこを通過すると遊技盤面上
の所定の位置に設けた報知部が作動するようにしてもよ
い。例えば、そのような報知部としてスピーカ(または
ランプ)を備えておき、導入口に遊技球が受け入れられ
た際にその旨を報知する音を発生(またはランプを点
灯)させ、そして当該遊技球が放出口を通過した際には
その旨が報知されるように上記音を停止(またはランプ
を消灯)するとよい。このような電気的手段によって遊
技球把握手段を構成しても、遊技者は、球誘導路内にお
ける遊技球の存在を感知し、その通行状況を把握するこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、遮蔽されたワープ経路
における遊技球の通行状況を遊技者が把握することので
きるパチンコ機が提供される。すなわち、本発明のパチ
ンコ機によれば、遊技者は遊技盤の正面側(即ちパチン
コ機の正面側)から遮蔽されている上記球誘導路におけ
る遊技球の存在を感知し、当該遊技球の通行状況を把握
することができる。従って、本発明によれば、球誘導路
に受け入れられた遊技球の行方が判らなくなることに起
因するパチンコ遊技に対する不信感や焦燥感(苛立ち)
が遊技者に生じるのを効果的に抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る本発明のパチンコ機に装着さ
れる遊技盤の表面構成を示す正面図である。
【図2】一実施形態に係る本発明のセンター役物の表面
構成を示す正面図である。
【図3】図2におけるIII −III 線断面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】図2におけるV −V 線断面図である。
【図6】図2におけるVI−VI線断面図であって、回転ロ
ーラの一作動状態を説明する図である。
【図7】図2におけるVI−VI線断面図であって、回転ロ
ーラの一作動状態を説明する図である。
【図8】一実施形態に係る本発明のセンター役物および
導入口の表面構成を示す正面図である。
【図9】図8におけるIX−IX線断面図である。
【図10】一実施形態に係る本発明のセンター役物の表
面構成を示す正面図である。
【図11】図10におけるXI−XI線断面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 1a パネル部材 6a 第1種始動口 20,50,70 センター役物 24,60a,60b,74 導入口 25a,25b,62,75a,75b 球誘導路 26a,26b,56a,56b,76a,76b 放
出口 27a,27b,28,59a,59b 鏡面部 29,57,79 棚板部 65a,65b,65c ランプ 78 報知板 B 遊技球

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の正面側からみて少なくとも一部
    が遮蔽されている球誘導路を備えたパチンコ機であっ
    て、 その球誘導路は、遊技盤面上に射出された遊技球を該誘
    導路の一端に設けられた導入口から受け入れ、該受け入
    れた遊技球を該誘導路の他端に設けられた放出口まで誘
    導し、該誘導された遊技球を該放出口から再び遊技盤面
    上に解放するように形成されており、 該球誘導路を通行している遊技球が該放出口から解放さ
    れるまでの間に、該遊技球の存在を遊技者が感知し得る
    ように構成された遊技球把握手段を備えているパチンコ
    機。
  2. 【請求項2】 前記遊技球把握手段は、前記球誘導路を
    通行している遊技球の移動に対応して該遊技球のそのと
    きの存在位置が外部から即時に把握されるように構成さ
    れている請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記遊技球把握手段は、球誘導路を通行
    している遊技球のミラーイメージを表示するように構成
    されている請求項1に記載のパチンコ機。
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