JP2009219942A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワープ通路を遊技球が通過することを報知する。
【解決手段】
遊技球3を利用した遊技を提供する遊技盤と、
上記遊技盤上を落下する遊技球3を、該遊技盤上のセンター役物1のワープ通路入口9Aから受け入れて通すワープ通路9と、
上記ワープ通路9を通る遊技球3を検出するワープ通路風車21と、
上記ワープ通路風車21が遊技球3を検出した場合に、風車65を回転させる羽根63とを備える遊技機。
【選択図】図2

Description

本発明は、パチンコ機などの遊技球によって遊技を行う遊技機の遊技盤の構造に関する。
従来、遊技盤には、遊技者に意外性を提供したり、特定の遊技特性を持たせたりするために、遊技盤上を落下する遊技球を、途中から取り込んで、遊技盤上から一瞬隠したり(特許文献1参照)、特別図柄表示装置を迂回させたり(特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)、特定の入賞口を迂回させたり、或いは特定の入賞口の近傍にまで移動させる遊技球通路(特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)、いわゆるワープ通路が設けられることがある。
特に最近は、特別図柄表示装置を迂回すると共に、迂回後の遊技球を始動口の近傍に誘導する構造の遊技球通路が多用される傾向がある。
又、特別図柄表示装置を収容するセンター役物にキャラクターや電飾等を布設して(特許文献4参照)、遊技盤の特徴を強調する遊技機も提供されている。
この様な遊技機では、キャラクターや電飾等にワープ通路が隠されて、ワープ通路に入った遊技球の行方と、その他の経路からの遊技球の行方とが同じように見える構造のものがある。
特開平6−238037号公報(図1) 特開平9−192304号公報(図4) 特開平10−277219号公報(図4) 特開2002−153616号公報(図3)
しかしながら、この様な従来の遊技機では、以下に示すような理由で、遊技者が不満を感じることがあり、遊技性を低下する虞があった。
例えば、特別図柄表示装置を備えたセンター役物を迂回すると共に、迂回後の遊技球を始動口の近傍に誘導するワープ通路を備えた構造のものでは、ワープ通路を通ることが始動口への入賞に繋がり、このワープ通路に入るか否かが重要な意味を有する。ところが、このワープ通路の近傍がキャラクターや電飾等に覆われていると、遊技球がワープ通路に入ったか否かや、ワープ通路から出てきたか否かが分からないことがあり、始動口への入賞率の向上を図ろうとした場合に、不満を感じる場合がある。
又、センター役物の左右にワープ通路を備えている場合に、何れのワープ通路を狙った方が始動口への入賞率アップに結び付くかを実際に遊技球の発射をしながら試す楽しみがあるが、これもワープ通路の近傍がキャラクターや電飾等に覆われていると、遊技球が何れのワープ通路を通ったのか分からず、何れのワープ通路を狙った方が良いのか試せなかった。これにより、不満を感じ、遊技性の低下を招く虞があった。
その上、ワープ通路内を通過する遊技球の観測ができないため、仮にワープ通路内で遊技球が詰まっていても気付き難く、不利益を被る虞があった。
そこで、本発明では、遊技球がいわゆるワープ通路と呼ばれている遊技球通路を通過した場合に、これを報知することができる遊技機の提供を目的とする。又、これによって、遊技球がワープ通路となる遊技球通路を通過したことが不明のために生じる不具合の発生を防止して、遊技性の低下の防止や不利益を被ることの防止を図り、顧客満足度の高い遊技機の提供を目的とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1の発明の遊技機は、遊技球を利用した遊技を提供する遊技盤と、上記遊技盤上を落下する遊技球を、該遊技盤上から受け入れて通し、再び該遊技盤上に送り出す遊技球通路と、上記遊技球通路を通る遊技球を検出する遊技球検出手段と、上記遊技球検出手段が遊技球を検出した場合に、報知を行う遊技球通過報知手段とを備えることを要旨とする。
これにより、遊技盤上を落下する遊技球が遊技球通路に入って、通ると、遊技球検出手段がその遊技球を検出し、遊技球通過報知手段が報知を行う。
この結果、遊技球が遊技球通路を通ると、報知が行われるため、遊技球がいわゆるワープ通路と呼ばれる遊技球通路を通過したことが不明のために生じる不具合や不利益の発生が防止されるとともに、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
例えば、遊技球がワープ通路を通過した場合に電気信号を出力する遊技球通過報知手段や回転したり揺動したり或いは移動したりする部材を備えた遊技球検出手段によって、遊技球の通過を検出し、発光や色の変化、回転、揺動、移動等の状態の変化を呈する遊技球通過報知手段によって、遊技球の通過を報知する。
請求項2の発明の遊技機は、上記遊技球検出手段が遊技球センサであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機を要旨とする。
これにより、遊技球が遊技球通路を通ると、遊技球センサがその遊技球を検出し、遊技球通過報知手段が報知を行う。
この結果、例えば、遊技球が遊技球通路を通ると、遊技球センサから遊技球の検出を示す信号が出力され、その信号によって、ランプの駆動回路やアクチュエータの駆動回路、或いはモーターの駆動回路が作動して、表示ランプの点灯や、具象物の動作、風車の回転などによる報知が行われるため、遊技球がワープ通路と言われる遊技球通路を通過したことが報知され、遊技球の通過が不明のために生じる不具合の発生や不利益の発生が防止されるとともに、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
又、電気信号によって処理が行われるようになるため、遊技球の通過の検出箇所と、報知の実行箇所との位置関係の制約がなくなり(離れた箇所で報知が可能になる)、設計の自由度が高くなると言う効果を奏する。しかも、報知の有無の選択や制御がし易くなる。例えば、遊技球の通過を検出してから、報知を開始するまでの時間を即刻にするか、数秒後にするかの選択や報知の継続時間の制御を行うことが可能になる。
請求項3の発明の遊技機は、上記遊技球通過報知手段が、光学、視覚、音響、振動、触感又はアナウンスによって遊技球の通過の報知を行うことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の遊技機を要旨とする。
これにより、遊技球通路を通過する遊技球を遊技球検出手段が検出した場合に、遊技球通過報知手段が光学、視覚、音響、振動、触感又はアナウンスによって遊技球の通過の報知を行う。
例えば、光学による報知は、発光素子やランプ、発光表示板、液晶板、表示板、風車等によって光を発することにより行う。視覚による報知は、発光素子やランプ、発光表示板、液晶板、表示板、風車等の羽根車によって見える図柄や画像、色を変化することにより行う。音響による報知は、スピーカ、ベル、ブザー、チャイムなどによって、音を発することにより行う。振動による報知は、バイブレータやアクチュエータによって振動や衝撃波を発生させることにより行う。触感による報知は、電位で硬度等が変化する樹脂で作った発射ハンドルの握り部分を堅くする等により行う。アナウンスは、スピーカなどによって、メッセージを発することによって行う。
この結果、遊技球が遊技球通路を通過したことが、外部から知覚でき、遊技球の通過が不明のために生じる不具合や不利益の発生が防止されると共に、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
請求項4の発明の遊技機は、上記遊技球検出手段が、上記遊技球通路を通る遊技球によって押されて移動する被作動部材であり、上記遊技球通過報知手段が、上記被作動部材の移動に伴って移動することで、外部に報知を行う報知部材であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機を要旨とする。
これにより、遊技球が遊技球通路を通ると、被作動部材がその遊技球に押されて移動し、報知部材がその移動に伴って移動することで、外部への報知が行われる。例えば、被作動部材が遊技球の移動を回転運動に変換する羽根車であれば、回転運動が報知部材に伝達される。又、報知部材が風車であれば、遊技球の通過によって風車が回転し、視覚的に認識可能になると共に、送風が行われる。しかも、風車の前方に吹き流し状の報知部材を配置しておくことにより、遊技球が通過すると吹き流しが揺れ、視覚的に容易に認識可能になる。尚、報知部材が回転板であれば、回転板の回転状態が視覚的に認識可能になる。
又、被作動部材が遊技球の通過によって揺動したり直線的に移動したりする部材の場合には、被作動部材と共に、揺動したり直線方向に移動したりする表示板を取り付けることで、遊技球の通過の報知を表示板で行うことが可能になる。
この結果、遊技球が遊技球通路を通ると、視覚的に認識可能な報知が行われるため、遊技球が遊技球通路を通過したことが不明のために生じる不具合や不利益の発生が防止されると共に、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
請求項5の発明の遊技機は、上記被作動部材が、遊技球が当接する羽根を備え、該遊技球によって該羽根が押されることで回転する羽根車であることを特徴とする請求項4に記載の遊技機を要旨とする。
これにより、遊技球が遊技球通路を通ると、羽根車の羽根がその遊技球に押されて回転して、報知部材がその回転に伴って回転、又は移動する。
この結果、遊技球が遊技球通路を通ると、回転や移動などの視覚的に認識可能な報知が行われるため、遊技球が遊技球通路を通過したことが不明のために生じる不具合や不利益の発生が防止されると共に、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
請求項6の発明の遊技機は、上記報知部材が上記被作動部材によって回転駆動される羽根車であることを特徴とする請求項4、又は請求項5に記載の遊技機を要旨とする。
これにより、遊技球が遊技球通路を通ると、被作動部材が移動し、羽根車がその移動に伴って回転駆動される。
この結果、遊技球が遊技球通路を通ると、羽根車が回転するため、これを見ることで、遊技球が遊技球通路を通過したことが分かり、遊技球が遊技球通路を通過したことが不明のために生じる不具合や不利益の発生が防止されると共に、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
請求項7の発明の遊技機は、上記被作動部材の羽根車の軸と、上記報知部材の羽根車の軸とが、共通であることを特徴とする請求項6に記載の遊技機を要旨とする。
軸が回転する構造の場合:
これにより、遊技球の通過によって被作動部材の羽根車に固定されている軸が回転すると、報知部材の羽根車の軸も共に回転し、この軸に固定されている報知部材の羽根車が被作動部材の羽根車と共に回転することになる。
この結果、遊技球が遊技球通路を通ると、報知部材の羽根車の回転によって視覚的に認識可能な報知が行われるため、遊技球通路を遊技球が通過したことを知ることが可能になり、遊技球が遊技球通路を通過したことが不明のために生じる不具合や不利益の発生が防止されると共に、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
しかも、被作動部材の羽根車の軸と、報知部材の羽根車の軸とが共通であることから、回転力の伝達ロスが発生せず、報知部材の羽根車による報知を長い時間継続することが可能になり、遊技者が認識漏れを起こすことが防止されると言う優れた効果を奏する。
軸が回転しない構造の場合:
被作動部材の羽根車と、報知部材の羽根車とを連結したり、一体にしておくと、遊技球の通過によって被作動部材の羽根車が軸の回りを回転すると、報知部材の羽根車も軸の回りを回転する構成となる。
従って、被作動部材と報知部材との間の構造が単純になり、且つ力の伝達ロスの発生もない。この結果、省資源化、及び報知部材の羽根車による報知を長い時間継続することが可能になり、遊技者が認識漏れを起こすことが防止されると言う優れた効果を奏する。
請求項8の発明の遊技機は、上記被作動部材の羽根車の軸受けと、上記報知部材の羽根車の軸受けとが、共通であることを特徴とする請求項6、又は請求項7に記載の遊技機を要旨とする。
これにより、遊技球の通過によって被作動部材の羽根車の軸受けが軸の回りを回転すると、報知部材の羽根車の軸受けも軸の回りを共に回転し、報知部材の羽根車と、被作動部材の羽根車とが共に回転することになる。
この結果、遊技球が遊技球通路を通ると、報知部材の羽根車が回転して、遊技球が遊技球通路を通過したことを認識することができるため、遊技球がワープ通路となる遊技球通路を通過したことが不明のために生じる不具合や不利益の発生が防止されると共に、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
しかも、被作動部材の羽根車の軸受けと、報知部材の羽根車の軸受けとが共通であることから、省資源化、及び回転力の伝達ロスが発生せず、報知部材の羽根車による報知を長い時間継続することが可能になり、遊技者が認識漏れを起こすことが防止されると言う優れた効果を奏する。
請求項9の発明の遊技機は、上記報知部材の羽根車が風車であることを特徴とする請求項6ないし請求項8の何れかに記載の遊技機を要旨とする。
これにより、遊技球が遊技球通路を通ると、被作動部材が移動し、風車がその移動に伴って回転駆動される。従って、風車の回転を見ることで、遊技球が遊技球通路を通ったことを知ることが可能になる。
又、風車の回転によって発生した風が風車の前面に送風される。従って、例えば、風車の前に吹き流しを取り付けておくと、吹き流しが揺れる。
或いは、風車の前方に自由回転の風車を取り付けておくと、空中の風車が回転される。
この結果、遊技球が遊技球通路を通ると、風車の回転や吹き流しの揺れなどを見ることができ、遊技球が遊技球通路を通過したことを知ることができて、遊技球が遊技球通路を通過したことが不明のために生じる不具合や不利益の発生が防止されると共に、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
請求項10の発明の遊技機は、上記風車が発生する風によって移動する飾り部材を備えることを特徴とする請求項9に記載の遊技機を要旨とする。
これにより、遊技球が遊技球通路を通ると、吹き流し等の飾り部材が揺れるなどの現象が見られ、遊技球が遊技球通路を通過したことを知ることができ、遊技球が遊技球通路を通過したことが不明のために生じる不具合や不利益の発生が防止されると共に、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
請求項11の発明の遊技機は、上記被作動部材の羽根車の径は、上記報知部材の羽根車の径より小さいことを特徴とする請求項6ないし請求項10の何れかに記載の遊技機を要旨とする。
これにより、遊技球が遊技球通路を通ると、被作動部材の羽根車の羽根に当接して移動させ、報知部材の羽根車がその移動に伴って回転駆動される。
この結果、報知部材の羽根車が遊技球を押したり具象物を移動させたりするなどの重い負荷が加えられることがない構成の場合は、被作動部材の羽根車による駆動力に比べて充分に小さい駆動力で回転することになり、被作動部材の羽根車の径に比べて大きな径の報知部材の羽根車でも回転する。
従って、大きな径の羽根車で遊技球の通過の報知が可能になり、視覚的に容易に認識可能な報知が行われ、遊技球が遊技球通路を通過したことを見逃すことなく知ることができて、遊技球が遊技球通路を通過したことが不明のために生じる不具合や不利益の発生が防止されると共に、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
請求項12の発明の遊技機は、上記被作動部材の羽根車と、上記報知部材の羽根車との間に、壁部材を配設したことを特徴とする請求項6ないし請求項11の何れかに記載の遊技機を要旨とする。
これにより、遊技球が遊技球通路を通ると、被作動部材の羽根車が回転し、壁部材を介して隔てられている報知部材の羽根車がその回転に伴って回転駆動される。従って、遊技球が壁部材で遮蔽された状態で、羽根車を回転駆動し、羽根車の回転が外部から視覚的に認識可能になる。
この結果、遊技球が遊技球通路を通ると、遊技球が遊技球通路を通ったことを知ることができ、遊技球が遊技球通路を通過したことが不明のために生じる不具合や不利益の発生が防止されると共に、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
又、報知部材の羽根車を透して被作動部材や、被作動部材の羽根車を駆動する遊技球を見えなくすることが可能になり、報知部材の外観の設計の自由度が向上する。つまり、美観を重要視した設計が可能になる。
しかも、壁部材で被作動部材の羽根車の収容室を作ることが可能になり、複数の被作動部材の羽根車の収容室を利用しても、この羽根車に流れる遊技球が混在してしまうことの防止が可能になる。つまり、複数の遊技球通路を通る遊技球を分別したままで、それらの遊技球の通過を一括して、検出して、報知することが可能になる。
請求項13の発明の遊技機は、上記被作動部材の羽根車の軸が取り付けられると共に、上記遊技球通路を構成する取付部材と、上記取付部材から該遊技球通路側に突設された軸取付部材とを備え、上記軸取付部材に上記被作動部材の羽根車の軸が取り付けられていることを特徴とする請求項5ないし請求項12の何れかに記載の遊技機を要旨とする。
これにより、遊技球通路を構成する取付部材から遊技球通路側に入り込んだ箇所まで軸取付部材が構成され、この軸取付部材に被作動部材の羽根車の軸が取り付けられる。
被作動部材の軸が取付部材から遊技球通路側に突設された軸取付部材に取り付けられていることから、この遊技球通路を通過する遊技球に押されることになる羽根車の軸の長さを、この突出分だけ短縮することができ、この軸が受ける曲げ応力の一部を、この軸取付部材に負担させることが可能になる。又、被作動部材の軸が取付部材に取り付く箇所が軸取付部材になることから、この軸と、取付部材との間の強度を高くすることができる。例えば、ボス状の軸取付部材とし、この軸取付部材を介して、軸を取付部材に取り付ける構造にすると、軸が強固に取付部材に固定されることになる。
この結果、軸が曲がったり、折れたりし難くなって、被作動部材(羽根車、軸)の耐久性が向上すると共に、羽根車を支える軸が振れ難くなって、羽根車の回転状態がスムースになり、報知部材による報知の継続時間が長くなることで、遊技者が報知を見逃すことを防止することができるという極めて優れた効果を奏する。
請求項14の発明の遊技機は、上記軸取付部材に保持された軸の軸長は、該軸に取り付けられた羽根車の軸受長より長く構成されていることを特徴とする請求項13に記載の遊技機を要旨とする。
これにより、羽根車が回転する軸の軸受長より、この部分を保持する軸の軸長の方が長いことにより、軸に加えられた付勢力によって軸が曲がる度合いが小さくて済むようになり、軸の振れが低減される。従って、羽根車の回転がスムースになり、報知部材による報知の継続時間が長くなることで、遊技者が報知を見逃すことを防止することができるという極めて優れた効果を奏する。
図示しないパチンコ遊技機のセンター役物1の正面図である。 センター役物1のA−A断面図である。 センター役物1の要部の分解斜視図である。 センター役物1の要部の分解斜視図である。 センター役物1の斜視図である。 センター役物1の斜視図である。 センター役物1の要部の説明図である。 センター役物1を裏側から見た分解斜視図である。 センター役物1を表側から見た分解斜視図である。 ワープ通路風車21の部分を抜き出して示す分解斜視図である。 2段羽根車部材61の分解斜視図である。 センター役物101のワープ通路風車102の説明図である。 センター役物201のワープ通路風車202の説明図である。 ワープ通路風車202の正面図である。 表示装置205のブロック図である。 制御装置221の動作を説明するためのタイミングチャートである。 その他の態様の説明図である。 その他の態様のブロック図である。 その他の態様のタイミングチャートである。
次に発明の実施の形態を説明する。
図1は、図示しないパチンコ遊技機のセンター役物1の正面図、図2は、センター役物1のA−A断面図、図3、図4は、センター役物1の要部の分解斜視図、図5、図6は、センター役物1の斜視図、図7は、センター役物1の要部の説明図、図8は、センター役物1を裏側から見た分解斜視図、図9は、センター役物1を表側から見た分解斜視図である。
センター役物1は、遊技球3を利用したパチンコ遊技機に用いられるもので、パチンコ遊技機の図示しない遊技盤のほぼ中央に設置されて、遊技者に興趣のある遊技画像や大当り画像を特別図柄表示装置7によって提供すると共に、遊技球3を図1に点線で示す第1種遊技機の始動口5の近傍に案内する。
この始動口5の近傍に遊技球3を案内する構成として、センター役物1は、遊技球3のワープ通路9と、始動口5上のステージ11と、始動口5への誘導スロープ13と、始動口5への誘導溝15と、始動口5への誘導壁17と、始動口5への案内レール19とを備えている。ワープ通路9は、センター役物1の頂部に、遊技球3を受け入れる(入る)ワープ通路入口9Aと、センター役物1の下部に、遊技球3をステージ11上へ送り出すワープ通路出口9Bとを備えている。
この構成により、図1に示すように、遊技球3は、ワープ通路入口9Aからワープ通路9に入ると、ワープ通路出口9Bからステージ11上に送り出され、誘導スロープ13から矢印YA、矢印YB方向へ案内されて始動口5の近傍へ、或いは誘導溝15から矢印YC方向に案内されて誘導壁17内の案内レール19を経由して、始動口5の近傍へ案内される。
従って、先ず、ワープ通路9に入れることが始動口5への入賞の切っ掛けになる場合が多く、遊技者は、このワープ通路9を遊技球3が通ったか否かを知る必要がある。
次に、このワープ通路9を遊技球3が通ったことを報知するワープ通路風車21を説明する。
このワープ通路風車21は、ワープ通路9中に介装されるもので、このワープ通路9は、図3や図4などに示すように、センター役物1を構成する裏支持部材31、中枠部材33や図4に示す通路飾り部材35などによって構成され、遊技球3が遊技者から見えない状態で、センター役物1内を通過させる構造を有している。
又、センター役物1の裏支持部材31には、図8、図9に示すように、ワープ通路9の蓋部材41が取り付けられ、この蓋部材41は、ワープ通路入口9Aから入った遊技球3がワープ通路9から落ちないように風車入口9Cまで案内する。風車入口9Cに入った遊技球3は、詳細を後述するワープ通路風車21を経由して、図1に示すように、更にワープ通路9を落下していき、ワープ通路出口9Bに達する。
このワープ通路9のワープ通路出口9Bから遊技球3が送り出される既述したステージ11は、図8、図9に示すように、主に、ステージ部材43によって構成される。このステージ部材43は、裏支持部材31と、中枠部材33とに取り付けられ、既述したように遊技球3を案内する。
又、センター役物1には、特別図柄表示装置7のサイドを飾る枠飾り部材45、47と、マスコット飾りを構成するマスコット部材49と、保留ランプ部材51とが取り付けられている。
この様に様々な部材が取り付けられて、所望の美観と所望の機能(ワープ通路9の提供、特別図柄表示装置7の保持、保留ランプ部材51の保持など)を提供するセンター役物1が構成されている。
図10は、ワープ通路風車21の部分を抜き出して示す分解斜視図である。
この様に構成されるセンター役物1のワープ通路9に介装され、遊技球3が通過するワープ通路風車21は、図10に示すように、裏支持部材31に形成された風車入口9Cと、裏支持部材31にボス状に突設された軸取付部材53と、中枠部材33に形成された円筒状の風洞部材55と、この風洞部材55の中仕切り状に形成された壁部材57と、風洞部材55を覆う形状に形成された飾り風洞部材59と、遊技球3用の羽根63と、風車65とが一体に(軸受69が共通状態)成型された2段羽根車部材61と、この2段羽根車部材61を軸取付部材53に取り付ける軸部材67とを備えている。
この様に複数の部品(個々の詳細は後述する。)からなるワープ通路風車21は、裏支持部材31に中枠部材33を合わせ、風洞部材55に飾り風洞部材59を被せた状態で、2段羽根車部材61の軸受69の入口69Aから軸部材67を、先端67Aから挿入後、更にその先端67Aを軸取付部材53の入口53Aから挿入することで、組み立てられる。この挿入された先端67Aは、Eリング溝加工、又は雄ねじ加工されている。
組み立て後の状態を図2に示す。この組み立てられた状態で、軸部材67の先端67AのEリング溝加工に、Eリングで出来た先端止め部材71がはめ込まれ、(又は雌ねじが形成された先端止め部材71が取り付けられ(螺合され)、)この軸部材67が軸取付部材53から抜け落ちることを防止する。
次にワープ通路風車21の個々の構成を説明する。
2段羽根車部材61は、図11に示すように、円筒状の軸受69の周囲に、遊技球3が軸受69と交差する方向から流れてきた場合に、その遊技球3によって押される位置に、遊技球3の流れを鉛直方向から受ける横長羽根形状の羽根63が5枚設けられている。この羽根63は、図10に示す壁部材57の穴57Aの穴径CAより少し小さい回転径DAに成型され、この羽根63は、壁部材57の穴57Aの中で、壁部材57から抵抗を受けることなく回転可能に構成されている。又、羽根63は、図11に示すように、軸受69の外周に位置する羽根央部63Aと、軸受69の外周部から軸取付部材53側にオーバーハング状態に拡張された羽根拡張部63Bとを有し、この羽根拡張部63Bは、軸取付部材53の外周位置で、回転する。
従って、羽根拡張部63Bに遊技球3から加わった押圧力は、軸受69の軸取付部材側69Aに多くが加えられる。つまり、この軸取付部材側69Aは、軸取付部材53の近傍に位置し、この軸受69の軸取付部材側69Aから軸部材67に加わった付勢力は、近傍の軸取付部材53によって、支持される。従って、軸部材67に加わる付勢力の位置と、軸部材67を支持する軸取付部材53との距離が極めて近く、軸部材67が振れる量が小さくなると共に、軸部材67が撓む量も小さくなる。この結果、羽根63の羽根拡張部63Bを遊技球3が押す構造を有することで、羽根63の羽根央部63Aを遊技球3が押す構造より、2段羽根車部材61が滑らかに回転することになる。しかも、耐久性が向上される。
この羽根63と、軸受69とは、図2、図11に示すように、風車65に連結されている。風車65は、図11に示すように、5枚羽根を有し、羽根63が遊技球3に押されて矢印YD方向(時計回り)に回転すると、矢印YE方向(前方)に送風を行う形状に形成されている。この風車65の回転径DBは、図10に示すように、風洞部材55の内径CBより少し小さくされ、風車65が風洞部材55から抵抗を受けることなく、回転可能に構成されている。又、飾り風洞部材59からも抵抗を受けることなく回転可能に構成されている。
これにより、風車65は、飾り風洞部材59内で回転して、前方に送風を行う。又、風車65の回転模様(渦巻きや同心円模様)を提供する。
この様に回転する羽根63の外周63Cには、図7に示すように、風洞部材55の内径側55Aに円弧状の遊技球通路55B(円弧状の矢印線で示す。)が上部の開始端55Cから下部の終了端55Dまで構成され、遊技球3が、自重によってこの遊技球通路55Bを落下する場合の経路を提供する。これにより、遊技球3がこの遊技球通路55Bを落下しながら通過する場合に、羽根63の羽根拡張部63Bを押しながら移動し、終了端55Dからワープ通路9に送出される。従って、この遊技球3の通過により、羽根63が矢印YF方向に回転駆動される。
この様に構成された2段羽根車部材61は、図2に示すように、風車入口9Cから裏支持部材31と壁部材57との間の空間73に入った遊技球3が羽根63の羽根拡張部63Bに当たる位置に案内され、図7に示すように、遊技球通路55Bを通過しながら羽根拡張部63Bを押して、終了端55Dまで移動し、ワープ通路9に送り出される過程で、回転駆動される。つまり、遊技球3は、裏支持部材31と壁部材57との間の空間73を移動する過程で、2段羽根車部材61を回転駆動する。
この様に遊技球3の流れを仕切る壁部材57は、図10に示すように矢印状のスリット57B(開口)を有している。このスリット57Bは、風車65の回転方向を示唆する。又、風車65の回転をイメージさせる文様を提供する。
又、遊技球通路55Bを通過する遊技球3の様子が見えるようにし、玉詰まりを気付かせる作用を有する。
遊技球3が通過する風洞部材55を覆う飾り風洞部材59は、文様やキャラクターなどが形成され、美観を向上させる機能を有する。
図9に示すように、特別図柄表示装置7のサイドを飾る枠飾り部材45、47と、マスコット飾りを構成するマスコット部材49とは、文様やキャラクターなどが形成され、美観を向上させる機能を有する。
保留ランプ部材51は、保留数を表示する。
以上に説明したセンター役物1は、ワープ通路9を遊技球3が通過する場合に、飾り風洞部材59の中に見える風車65が回転して、現在、ワープ通路9内を遊技球3が通過していることが報知される。
従って、遊技者はこの風車65が回転していることを確認することにより、ステージ11上に転がり出てきた、或いはステージ11上を転がっている遊技球3がワープ通路9を経由してきたものであることを知ることが可能になる。この結果、遊技球3が始動口5に入る確率を向上させることを狙った遊技法の参考にすることができるという極めて優れた効果を奏する。
以下に、センター役物1の変形例を説明する。
図12は、センター役物101のワープ通路風車102の説明図である。
センター役物101は、センター役物1とほぼ同一構成のセンター役物本体103と、吹き流し105、107とから構成される。
センター役物本体103は、センター役物1のワープ通路風車21の風車65とほぼ同一の構造と働きを有するワープ通路風車102の風車109を備えている。これにより、センター役物本体103は、遊技球3がワープ通路9を通過すると風車109が回転して、風車109の前方である矢印YG方向に、送風を行う。
吹き流し105、107は、風車109の送風位置にぶら下げられている。
これにより、吹き流し105、107は、風車109が回転して、送風を行うと一点鎖線111で示すように、揺れて、遊技者に風車109が回転していることを知らせる機能を発揮する。尚、吹き流し105、107は、形状や材質数量などは、どの様なものであっても良い。例えば、キャラクター、図柄、文様、文字、動物、植物、創造物を形取ったものにしても良い。
この結果、センター役物101は、センター役物101と同様の効果に加えて、ワープ通路9を遊技球3が通過したことを報知する機能が向上するという効果を奏する。
図13は、センター役物201のワープ通路風車202の説明図である。
センター役物201は、センター役物1とほぼ同一構成のセンター役物本体203と、表示装置205とから構成される。
センター役物本体203は、センター役物1のワープ通路風車21の風車65とほぼ同一の構造と働きを有するワープ通路風車202の風車209を備えている。これにより、センター役物本体203は、遊技球3がワープ通路9を通過すると風車209が回転して、風車209の前方に、送風を行う。
図14は、ワープ通路風車202の正面図である。
この風車209の裏側209Aには、図13、図14に示すように、磁気標識部材211が取り付けられており、風洞部材213の内側213Aには、磁気標識部材211の接近を検出する磁気センサ215が取り付けられている。又、風洞部材213を覆う飾り風洞部材217の前面枠面217Aには、発光素子219が12個取り付けられている。
図15は、表示装置205のブロック図である。
表示装置205は、磁気センサ215によって検出した風車209の回転を反映した風車回転信号を入力する制御装置221を備えている。又、制御装置221は、4個宛接続された4系統(A、B、C、D)の発光素子219に接続されている。
これにより、この制御装置221は、風車回転信号の入力がある毎に、発光させる発光素子のグループをA系統から順にB系統、C系統、D系統、A系統・・・というように、順次変更させる制御を行う。
図16は、制御装置221の動作を説明するためのタイミングチャートである。ここでは、ランプ番号(図14に各発光素子の近傍にカッコ内に示す番号)が1、5、9がA系統、ランプ番号2、6、10がB系統、ランプ番号3、7、11がC系統、ランプ番号4、8、12がD系統である。
この様に各グループに分けられた発光素子219を磁気センサ215が磁気標識部材211を検出する毎に、切り替える点灯タイミングで点灯させることで、図14に示すように円弧状に配置された12個の発光素子219の点灯が時計回りに移動される。
この結果、センター役物201は、センター役物101と同様の効果に加えて、ワープ通路9を遊技球3が通過することで風車209が回転すると、その回転に伴って、発光素子219が回転し、遊技球3がワープ通路9を通過したことを移動する発光という表示形態で報知することができる。従って、極めて高い報知機能が得られると言う極めて優れた効果を奏する。
又、制御装置221が図示しないパチンコ遊技機の主基板や副制御基板等から始動保留状態の特別図柄遊技に大当りが入っていることを示す信号を入力する構成を付加し、その大当りが入ったことを示す信号を入力したときに、A系統、B系統、C系統、及びD系統の発光素子219の発光色を変更する構成を付加しても良い。例えば、大当りが入ったことを示す信号を入力した場合には、発光素子219を青色点灯し、それ以外の場合には赤色点灯を行うようにしても良い。又、発光素子219がフルカラーの表示が可能な3原色発光型の場合には、大当りが入ったことを示す信号を入力した場合には、虹色に変化するように発光するようにしても良い。
又、大当りが入ったことを示す信号を入力した場合に、ランプの発光順をA系統→D系統→C系統→B系統のように順に点灯する様にしても良い。つまり発光順を変更する様にしても良い。
このように、大当りが入ったことを示す信号を入力した場合に、発光素子219の発光色や発光順を変更するように構成することで、保留遊技内の大当りの予告を行うことが可能なり、新たな遊技性を提供することが可能になって、遊技の興趣が向上されると言う極めて優れた効果を奏する。
又、この様な大当りの予告がワープ通路9を遊技球3が通過した場合だけ行われるため、ランダムな予告の実行となり、予告に意外性を提供することが可能になるという効果を奏する。
更に、遊技者がワープ通路9に遊技球3を通過させることで、大当り予告の入手が可能とすることになるので、遊技者のワープ通路9に通過させる技量により、得られる情報量が異なり、遊技者による技術介入が出来ることになって、遊技を面白くすることが出来るという優れた効果を奏する。
図17は、その他の態様の説明図である。
図17の(A)に示すように、ワープ通路9の途中に遊技球3を検出する遊技球センサ301を取り付け、図17の(B)に示すように、ワープ通路9の近傍に表示板303を取り付けて、その表示板303に発光素子305を円弧状に多数(複数)配置し、遊技球センサ301がワープ通路9を通る遊技球3を検出する毎に、表示板303の発光素子305を数回回転させる構成とする。
又、この様に動作させるために、図18に示すように、制御装置307を設け、遊技球センサ301からの検出信号を入力して、発光素子305を発光駆動できる構成を設ける。
又、この制御装置307では、図19に示すように、発光素子305の番号1から順に番号21まで点灯させることを数回実行する。
この様にすることで、ワープ通路9を遊技球3が通過したことを検出して、発光表示することができ、視認性の高い表示による遊技球3の通過の報知が可能になると言う効果を奏する。
尚、報知を表示装置205や表示板303による光の発光による方法に替えて、或いは加えてアクチュエータやモーターを駆動して、具象物の動作や風車の回転を行う構成にしても良い。又、音声合成回路を利用して、アナウンスを流す構成や制御回路によって、ブザーを駆動したり、スピーカを鳴らしたりしても良い。
又、複数のワープ通路9を壁部材57で区画して、1つのワープ通路風車21で複数のワープ通路9の報知を行うようにしても良い。
又、二段羽根車部材61の材質は、硬質樹脂や軟質樹脂など、どの様な物でも良い。
尚、本発明は、上記実施例に限定される物ではなく、様々な態様の実施が可能である。例えば、パチンコ遊技機に限定される物ではなく、遊技球を用いた遊技機であればどの様な態様の物であっても良い。又、報知方法も遊技者に知らせることができる構成であればどの様な物でも良い。或いは、遊技球を検出する方法もどの様な物であっても良い。
以上に説明したパチンコ遊技機は、遊技球3がワープ通路9を通ると、風車65の回転による報知、吹き流し105の揺れによる報知、表示装置205の発光素子219が回転発光することによる報知、或いは表示板303の発光素子305が回転することによる報知が行われるため、遊技球3がワープ通路9を通過したことが不明のために生じる不具合の発生、例えば始動口5への入賞率を高めるために、遊技球3をワープ通路9に通した方が良いのか否かを判断することができないことによる不具合の発生やそのために遊技球3の発射強度を調整することが難しくなる不具合の発生が防止され、遊技者が思うままに遊技を進行させることができるため、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
又、遊技球3がワープ通路9を通ると、磁気センサ215や遊技球センサ301から遊技球3の通過や遊技球3の検出を示す信号が出力され、その信号によって、ランプの駆動回路やアクチュエータの駆動回路、ディスプレイの駆動回路、或いはモーターの駆動回路が作動して、表示ランプの点灯やディスプレイによる表示、具象物の動作、風車の回転などによる報知が行われるため、遊技球3がワープ通路9を通過したことを知ることができ、遊技球3の通過が不明のために生じる不具合の発生が防止されて、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
しかも、電気信号によって処理が行われるようになるため、遊技球3の通過の検出箇所と、報知の実行箇所との位置関係の制約がなくなり(離れた箇所で報知が可能になる)、設計の自由度が高くなると言う効果を奏する。しかも、報知の有無の選択や制御がし易くなる。例えば、遊技球3の通過を検出してから、報知を開始するまでの時間を即刻にするか、数秒後にするかの選択や報知の継続時間の制御を行うことが可能になる。
その上、アナウンスによる報知が可能であることにより、報知の意味が遊技者に伝えられ、遊技者は、遊技機の攻略にこの報知を活用して、思うままの遊技機の攻略法を試すことができて、顧客満足度が向上されるという効果を奏する。
或いは、ブザーやベル、スピーカ、チャイムによる音響を利用した報知が可能であり、遊技者に聴感を利用した報知が可能になって、脇見をしながらでもワープ通路9を狙った遊技法を試したり、ワープ通路9を通ったことの確認が可能になる。
しかも、大きな径の風車65で遊技球3の通過の報知が可能になり、視覚的に容易に認識可能な報知が行われるため、遊技球3がワープ通路9を通過したことが不明のために生じる不具合の発生が防止され、遊技性の低下の防止が図られ、顧客満足度の高い遊技機の提供が可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
その上、壁部材57で羽根63の収容室を作ることが可能になり、複数の羽根63の収容室を利用しても、この羽根63に流れる遊技球3の混在を防止することができる。
又、複数のワープ通路9を通る遊技球3の通過を検出して、報知することが可能になる。
又、ボス状の軸取付部材53に挿入されている軸部材67に二段羽根車部材61が取り付けられることにより、軸部材67が強固に軸取付部材53に固定されることになる。
この結果、軸部材67が曲がったり、折れたりし難くなって、二段羽根車部材61の耐久性が向上すると共に、振れ難くなって、羽根車の回転状態がスムースになり、報知部材による報知の継続時間が長くなることで、遊技者が報知を見逃すことを防止することができるという極めて優れた効果を奏する。
又、軸受69の長さより、軸取付部材53方が長いことにより、軸部材67に加えられた付勢力によって軸部材67が曲がる度合いが小さくて済むようになり、軸部材67の振れが低減される。従って、二段羽根車部材61の回転がスムースになり、報知部材による報知の継続時間が長くなることで、遊技者が報知を見逃すことを防止することができるという極めて優れた効果を奏する。
尚、大当りの予告を発光素子305の発光色の変更を行うことで実行する構成を付加しても良く、発光素子305の点灯順序を変更することで行う様に構成しても良い。これにより、ワープ通路9を遊技球3が通過したときに、保留遊技中に大当りが入っていれば、発光素子305の点灯状態によって、大当りの予告が行われるようになり、今までにない新鮮な大当りの予告態様の提供が可能になる。
次に特許請求の範囲の構成と、発明の実施の形態との対応を説明する。
請求項1の遊技盤は図示を省略するが、慣用されている遊技機の遊技盤が対応する。遊技球は、遊技球3、遊技球通路は、ワープ通路入口9Aを有するワープ通路9、遊技球検出手段は、羽根63、磁気標識部材211と、磁気センサ215、遊技球センサ301、遊技球通過報知手段は、風車65、吹き流し105、風車109、209、発光素子219、305が対応する。
請求項2の遊技球センサは、遊技球センサ301が対応する。又、磁気標識部材211と、磁気センサ215も対応する。
請求項3は、尚書きの内容が対応する。
請求項4の被作動部材は、羽根63、報知部材は、風車65、109、209が対応する。
請求項5の羽根車は、羽根63が対応する。
請求項6の羽根車は、風車65、109、209が対応する。
請求項7は、羽根63と、風車65とが共に、軸受69に連結されていることが対応する。
請求項8は、羽根63と、風車65とが共に、軸受69に連結されていることが対応する。
請求項9の風車は、風車65、109、209が対応する。
請求項10の飾り部材は、吹き流し105が対応する。
請求項11は、羽根63の径DAが風車65の径DBより小さくても済むことが対応する。
請求項12の壁部材は、壁部材57が対応する。
請求項13の取付部材は、裏支持部材31が対応し、軸取付部材は、軸取付部材53が対応し、羽根車の軸は、軸部材67が対応する。
請求項14は、軸取付部材53が支持する軸部材67の長さが軸受69部分の軸部材67の長さより長いことが対応する。
1…センター役物、3…遊技球、5…始動口、
7…特別図柄表示装置、9…ワープ通路、9A…ワープ通路入口、
9B…ワープ通路出口、9C…風車入口、
11…ステージ、13…誘導スロープ、15…誘導溝、
17…誘導壁、19…案内レール、21…ワープ通路風車、
31…裏支持部材、33…中枠部材、35…通路飾り部材、
41…蓋部材、43…ステージ部材、45…枠飾り部材、
49…マスコット部材、51…保留ランプ部材、53…軸取付部材、
53A…入口、55…風洞部材、55A…内径側、
55B…遊技球通路、55C…開始端、55D…終了端、
57…壁部材、57A…穴、57B…スリット、
59…飾り風洞部材、61…二段羽根車部材、63…羽根、
63A…羽根央部、63B…羽根拡張部、63C…外周、
65…風車、67…軸部材、67A…先端、69…軸受、
69A…軸取付部材側、69A…入口、71…先端止め部材、
73…空間、101…センター役物、102…ワープ通路風車、
103…センター役物本体、105…吹き流し、109…風車、
201…センター役物、202…ワープ通路風車、203…センター役物本体、
205…表示装置、209…風車、209A…裏側、
211…磁気標識部材、213…風洞部材、213A…内側、
215…磁気センサ、217…飾り風洞部材、217A…前面枠面、
219、305…発光素子、221、307…制御装置、
301…遊技球センサ、303…表示板

Claims (14)

  1. 遊技球を利用した遊技を提供する遊技盤と、
    上記遊技盤上を落下する遊技球を、該遊技盤上から受け入れて通し、再び該遊技盤上に送り出す遊技球通路と、
    上記遊技球通路を通る遊技球を検出する遊技球検出手段と、
    上記遊技球検出手段が遊技球を検出した場合に、報知を行う遊技球通過報知手段と
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 上記遊技球検出手段が遊技球センサであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 上記遊技球通過報知手段が、光学、視覚、音響、震動、触感又はアナウンスによって遊技球の通過の報知を行うことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 上記遊技球検出手段が、上記遊技球通路を通る遊技球によって押されて移動する被作動部材であり、
    上記遊技球通過報知手段が、上記被作動部材の移動に伴って移動することで、外部に報知を行う報知部材であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  5. 上記被作動部材が、遊技球が当接する羽根を備え、該遊技球によって該羽根が押されることで回転する羽根車であることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 上記報知部材が上記被作動部材によって回転駆動される羽根車であることを特徴とする請求項4、又は請求項5に記載の遊技機。
  7. 上記被作動部材の羽根車の軸と、上記報知部材の羽根車の軸とが、共通であることを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 上記被作動部材の羽根車の軸受けと、上記報知部材の羽根車の軸受けとが、共通であることを特徴とする請求項6、又は請求項7に記載の遊技機。
  9. 上記報知部材の羽根車が風車であることを特徴とする請求項6ないし請求項8の何れかに記載の遊技機。
  10. 上記風車が発生する風によって移動する飾り部材を備えることを特徴とする請求項9に記載の遊技機。
  11. 上記被作動部材の羽根車の径は、上記報知部材の羽根車の径より小さいことを特徴とする請求項6ないし請求項10の何れかに記載の遊技機。
  12. 上記被作動部材の羽根車と、上記報知部材の羽根車との間に、壁部材を配設したことを特徴とする請求項6ないし請求項11の何れかに記載の遊技機。
  13. 上記被作動部材の羽根車の軸が取り付けられると共に、上記遊技球通路を構成する取付部材と、
    上記取付部材から該遊技球通路側に突設された軸取付部材とを備え、
    上記軸取付部材に上記被作動部材の羽根車の軸が取り付けられていることを特徴とする請求項5ないし請求項12の何れかに記載の遊技機。
  14. 上記軸取付部材に保持された軸の軸長は、該軸に取り付けられた羽根車の軸受長より長く構成されていることを特徴とする請求項13に記載の遊技機。
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