(実施の形態)
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる遊技機の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(遊技機の基本構成)
図1は、本発明の遊技機の一例を示す正面図である。本発明の遊技機は、遊技盤101を備えている。遊技盤101の下部位置には、発射部(図2における符号292を参照)が配置されている。発射部の駆動によって発射された遊技球は、レール102a,102b間を上昇して遊技盤101の上部位置に達した後、遊技領域103内を落下する。遊技領域103には、図示を省略する複数の釘が設けられ、遊技球を各種の方向に向けて落下させるとともに、落下途中の位置には、遊技球の落下方向を変化させる風車や、入賞口が配設されている。
遊技盤101の遊技領域103の中央部分には、表示部104が配置されている。表示部104としては、たとえば液晶表示器(LCD)が用いられる。表示部104の下方には、始動入賞させるための始動入賞口105が配設されている。表示部104の左側には、入賞ゲート106が配設されている。
入賞ゲート106は、遊技球の通過を検出し、始動入賞口105を一定時間だけ開放させる抽選をおこなうために設けられる。表示部104の側部や下方などには普通入賞口107が配設されている。普通入賞口107に遊技球が入賞すると、普通入賞時の賞球数(たとえば10個)の払い出しをおこなう。遊技領域103の最下部には、どの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収する回収口108が設けられている。
上述した表示部104は、特定の入賞口に遊技球が入賞したとき(始動入賞時)に、複数の図柄の表示の変動を開始させ、所定時間後に図柄が停止する。この停止時に特定図柄(たとえば「777」)が揃ったとき、大当たり状態となる。大当たり状態のとき、下方に位置する大入賞口109の一定の期間の開放を所定ラウンド(たとえば15ラウンド)繰り返し、入賞した遊技球に対応した数の賞球を払い出す。
遊技盤101の遊技領域103の外周部分には、枠部材110が設けられている。枠部材110は、遊技盤101の上下左右の4辺において遊技領域103の周囲を囲む形状を有している。また、枠部材110は、遊技盤101の盤面から遊技者側に突出する形状を有している。これにより、本実施の形態の遊技機を、枠部材110を備えていない他機種の遊技機よりも目立たせることができる。遊技機を目立たせることにより、遊技機の稼働率の向上を図るとともに、遊技機に対する不正行為に対する抑止力の強化を図ることができる。
枠部材110において、遊技領域103の上側および下側となる2辺には、演出ライト部111が設けられている。演出ライト部111は、それぞれ、複数のライト112を備えている。各ライト112は、遊技機の正面にいる遊技者を照射し、その照射位置が遊技者の頭上から腹部に沿って移動するように、光の照射方向を上下方向に変更することができる。各ライト112は、演出ライト部111に設けられたモータ(図2において符号272を参照)によって、光の照射方向を上下方向に変更するように駆動される。
また、各ライト112は、遊技機の周囲を照射し、その照射位置が遊技機を基準にして円をなすように、光の照射方向を回転させることができる。各ライト112は、演出ライト部111に設けられたモータ(図2において符号272を参照)によって、光の照射方向を回転させるように駆動される。各ライト112から光の照射方向を回転させるように駆動するモータは、各ライト112からの光の照射方向を上下方向に変更するモータとは別のモータである。
演出ライト部111は、各ライト112から照射される光の照射方向を、上下方向に変更しながら回転させることにより、演出ライト部111全体から照射する光の照射方向を3次元で変更することができる。
光の照射方向は、たとえば、大当たり状態となった場合に変更させる。これにより、遊技者および遊技機の周囲を順次照射して、遊技機が大当たり状態となっていることを周囲に知らしめることができ、大当たり状態となった遊技者の注目度を高めることができる。これによって、遊技者に対して、注目されていることによる高揚感を与え、本実施の形態の遊技機を継続あるいは繰り返して利用させ、遊技機の稼働率の向上を図ることができる。
また、光の照射方向は、たとえば、遊技機に対する何らかの不正行為がおこなわれた場合など、通常の遊技時とは異なる異常事態が発生した場合に異ならせるようにしてもよい。これにより、不正行為などの異常事態を迅速に発見するとともに、遊技機に対する次回以降の不正行為に対する抑止力の強化を図ることができる。
枠部材110の下部位置には、操作用ハンドル113が配置されている。操作用ハンドル113は、上記の発射部の駆動によって遊技球を発射させる際に、遊技者によって操作される。操作用ハンドル113は、上記の枠部材110と同様に、遊技盤101の盤面から遊技者側に突出する形状を有している。
操作用ハンドル113は、上記の発射部を駆動させて遊技球を発射させる発射指示部材114を備えている。発射指示部材114は、操作用ハンドル113の外周部において、遊技者から見て右回りに回転可能に設けられている。発射部は、発射指示部材114が遊技者によって直接操作されている場合に、遊技球を発射させる。公知の技術であるため説明を省略するが、操作用ハンドル113には、遊技者が発射指示部材114を直接操作していることを検出するセンサなどが設けられている。
操作用ハンドル113の内部には、発光部(図2における符号263を参照)が設けられている。発光部は、通電することにより光を発光する複数のLED(図2における符号273を参照)を備えている。発光部は、たとえば、大当たり状態となった場合にLEDに通電し、LEDを発光させる。これにより、遊技機が大当たり状態となっていることを遊技者および周囲に知らしめることができ、大当たり状態となった遊技者の注目度を高めることができる。なお、操作用ハンドル113の詳細な説明については後述する。
発光部は、LEDが発光した光を反射する反射部材と、反射部材による反射方向を変化させるように反射部材を回転させるモータ(図2における符号274を参照)と、を備えている。発光部は、反射部材を用いてLEDからの発光光を多方向に反射させることにより、発光部を発光させることによる演出効果を増大させることができる。
このように、発光部を発光させ、発光部における発光を目立たせることにより、遊技機が大当たり状態となっていることを遊技者および周囲に知らしめることができ、大当たり状態となった遊技者の注目度を高めることができる。そして、遊技者の注目度を高めることにより、大当たり状態となった遊技者に対して、注目されていることによる高揚感を与え、本実施の形態の遊技機を継続あるいは繰り返して利用させ、遊技機の稼働率の向上を図ることができる。
図柄表示部104の上側および側方(図1においては紙面右側)には、演出用の役物(以下、「演出役物」という)115,116が設けられている。本実施の形態の遊技機における演出役物115,116は、日本刀の一部(鍔の周辺)を模式的にあらわしている。演出役物115,116は、鞘から刀身を抜き、抜いた刀身を再び鞘に戻すかの如くに、演出役物115,116の長手方向に沿って移動可能に設けられている。
演出役物115は、ソレノイド(図2における符号275を参照)によって駆動され、演出役物116は、モータ(図2における符号276を参照)によって駆動される。同様の演出役物115,116を異なる種類の駆動源によって駆動することにより、演出役物115,116それぞれに独自の動きをおこなわせることができ、これによって演出効果を増大させることができる。
枠部材110において、遊技領域103の下側となる辺には、遊技者による操作を受け付けるチャンスボタン117が設けられている。チャンスボタン117の操作は、たとえば、遊技中における特定のリーチ演出に際し、チャンスボタン117の操作を促すガイダンスが表示されている間有効となる。
また、枠部材110において、チャンスボタン117の隣には、十字キー118が設けられている。チャンスボタン117および十字キー118によって、操作部(図3における符号300を参照)が構成されている。加えて、枠部材110には、音声を出力するスピーカ(図2における符号277を参照)が組み込まれている。
図2は、遊技機の制御部の内部構成を示すブロック図である。制御部200は、複数の制御部により構成されている。図示の例では、主制御部201と、演出制御部202と、賞球制御部203とを有する。主制御部201は、遊技機の遊技にかかる基本動作を制御する。演出制御部202は、遊技中の演出動作を制御する。賞球制御部203は、払い出す賞球数を制御する。
主制御部201は、ROM212に記憶されたプログラムに基づき、遊技内容の進行に伴う基本処理を実行するCPU211と、CPU211の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM213などを備えて構成される。主制御部201は、たとえば主基板によってその機能を実現する。
この主制御部201の入力側には、始動入賞口105に入賞した入賞球を検出する始動入賞口検出部221と、入賞ゲート106を通過した遊技球を検出するゲート検出部222と、普通入賞口107に入賞した遊技球を検出する普通入賞口検出部223と、大入賞口109に入賞した入賞球を検出する大入賞口検出部224と、が接続されている。
演出制御部202の入力側には、上記のチャンスボタン117が操作されたことを検出するチャンスボタン検出部220が接続されている。図示を省略するが、演出制御部202の入力側には、カーソルキーによって選択された文字や図形などを特定するとともに、特定された文字や図形を確定する「ENTER」が操作されたことを検出する検出部を、チャンスボタン検出部220に代えて、あるいは加えて設けてもよい。
上記の検出部220〜224としては、近接スイッチなどを用いて構成することができる。チャンスボタン検出部220による検出結果は、演出制御部202に入力される。始動入賞口検出部221、ゲート検出部222、普通入賞口検出部223、および大入賞口検出部224による検出結果は、主制御部201に入力される。
この主制御部201の出力側には、大入賞口開閉部231が接続され、この大入賞口開閉部231の開閉を制御する。大入賞口開閉部231は、大当たり時に大入賞口109を一定期間開放する機能であり、ソレノイドなどを用いて構成される。この大当たりは、生成した乱数に基づき所定の確率で発生するよう予めプログラムされている。
演出制御部202は、遊技中における演出制御をおこなう。この演出制御部202は、演出処理を実行するCPU241と、プログラムや背景画像、図柄画像、キャラクタ画像など各種画像データを記憶するROM242と、CPU241の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM243と、表示部104に表示させる画像データを書き込むVRAM244などを備えて構成される。
演出制御部202では、CPU241がROM242に記憶されたプログラムを読み込んで、背景画像表示処理、図柄画像表示/変動処理、キャラクタ画像表示処理など各種画像処理を実行し、必要な画像データをROM242から読み出してVRAM244に書き込む。背景画像、図柄画像、キャラクタ画像は、表示画面上において表示部104に重畳
表示される。すなわち、図柄画像やキャラクタ画像は背景画像よりも手前に見えるように表示される。
この場合、同一位置に背景画像と図柄画像が重なる場合、Zバッファ法など周知の陰面消去法により各画像データのZバッファのZ値を参照することで、図柄画像を優先してVRAM244に記憶させる。演出制御部202は、たとえば演出基板によってその機能を実現する。
この演出制御部202は、主制御部201から遊技中である各種データを受け取り、この遊技中における演出制御をおこなう。演出制御部202の出力側には、上述した図柄表示部(LCD)104と、ランプ制御部251と、第1ライト制御部252と、第2ライト制御部253と、役物制御部254と、音声制御部255と、が接続されている。
演出制御部202は、図柄表示部(LCD)104に対しては、遊技中における演出内容、たとえば、図柄の移動表示や、リーチ(3つの図柄のうち2つが揃った状態)、および大当たり時の各種表示情報を生成して出力する。演出制御部202は、ランプ制御部251に対しては、遊技盤101や台枠などに設けられている各種ランプ262に対する点灯制御などをおこなうデータを出力する。
演出制御部202は、第1ライト制御部252に対しては、上記演出ライト部111における複数のライト112に対する点灯制御などをおこなうデータ、および、各ライト112からの光の照射方向を変更するためにモータ272に対する駆動制御などをおこなうデータを出力する。
演出制御部202は、第2ライト制御部253に対しては、上記発光部263における複数のLED273に対する点灯制御などをおこなうデータ(LED点灯制御データ)、および、反射部材を回転させるモータ274に対する駆動制御などをおこなうデータ(モータ駆動制御データ)を出力する。
演出制御部202は、役物制御部254に対しては、上記の演出役物115を動作させるソレノイド275に対する駆動制御などをおこなうデータ、および、演出役物116を動作させるモータ276に対する駆動制御などをおこなうデータを出力する。
演出制御部202は、音声制御部255に対しては、スピーカ277から音声を出力させるために、当該スピーカ277が備えるコイルなどに通電する図示しない通電機構に対する駆動制御などをおこなうデータ(音声出力制御データ)を出力する。
賞球制御部203は、ROM282に記憶されたプログラムに基づき、賞球制御をおこなう。この賞球制御部203は、賞球制御の処理を実行するCPU281と、CPU281の演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAM283などを備えて構成される。賞球制御部203は、たとえば賞球基板によってその機能を実現する。
賞球制御部203は、接続される払出部291に対して入賞時の賞球数を払い出す制御をおこなう。また、発射部292に対する遊技球の発射の操作を検出し、遊技球の発射を制御する。払出部291は、遊技球の貯留部から所定数を払い出すためのモータなどからなる。賞球制御部203は、この払出部291に対して、各入賞口(始動入賞口105、普通入賞口107、大入賞口109)に入賞した遊技球に対応した賞球数を払い出す制御をおこなう。発射部292は、遊技のための遊技球を発射するものであり、遊技者による遊技操作を検出するセンサと、遊技球を発射させるソレノイドなどを備える。賞球制御部203は、発射部292のセンサにより遊技操作を検出すると、検出された遊技操作に対応してソレノイドなどを駆動させて遊技球を間欠的に発射させ、遊技盤101の遊技領域103に遊技球を送り出す。
上記構成の主制御部201と、演出制御部202と、賞球制御部203は、それぞれ異なるプリント基板(主基板、演出基板、賞球基板)に設けられる。これに限らず、たとえば、賞球制御部203は、主制御部201と同一のプリント基板上に設けることもできる。
(操作部の構成)
上記操作部の構成について説明する。図3は、操作部の構成を示す説明図である。図3において、操作部300は、チャンスボタン(図3においては「CHANCE」と表記)117と十字キー118とを備えている。本実施の形態の遊技機におけるチャンスボタン117は、凸状ボタンによって実現されている。
チャンスボタン117は、凸状ボタンの他、タッチパネル方式を採用した入力パッドなどであってもよい。十字キー118は、図柄表示部104に表示される文字や図形などを指し示す位置を変更するカーソルキー301〜304と、カーソルキー301〜304の操作によって選択された文字や図形などを確定する「ENTER」キー305と、を備えている。
(遊技機の基本動作)
上記構成による遊技機の基本動作の一例を説明する。主制御部201のCPU211により遊技中の制御がおこなわれ、各入賞口に対する遊技球の入賞状況を賞球制御部203に出力し、賞球制御部203は、入賞状況に対応した賞球数の払い出しをおこなう。
また、始動入賞口105に遊技球が入賞する毎に、対応する制御信号を演出制御部202に出力し、演出制御部202は、図柄表示部104の図柄を変動表示させ、停止させることを繰り返す。大当たり発生が決定している時には、対応する制御信号を演出制御部202に出力し、演出制御部202は、所定の図柄で揃えて停止させる。このとき同時に、大入賞口109を開放する制御をおこなう。
演出制御部202は、大当たり発生期間中、および大当たり発生までの間のリーチ時や、リーチ予告時などには、図柄表示部104に対して、図柄の変動表示に加えて各種の演出表示をおこなう。このほか、各種役物に対して特定の駆動をおこなったり、ランプ262やライト112,273の点灯状態を変更したり、モータ272,274を駆動するなどの演出をおこなう。
そして、大当たり発生時には、大入賞口109が複数回開放される。1回の開放が1ラウンドとして、たとえば15回のラウンドが繰り返し実行される。1ラウンドの期間は、遊技球がたとえば10個入賞したとき、あるいは所定期間(たとえば30秒)とされている。この際、賞球制御部203は、大入賞口109に対する遊技球1個の入賞あたり15個の賞球数で払い出しをおこなう。大当たり終了後は、この大当たり状態が解除され、通常の遊技状態に復帰する。
(操作用ハンドルの構成)
図4は、操作用ハンドル113の構成を示す分解斜視図である。図4において、操作用ハンドル113は、上記の発射指示部材114を支持する基台部401を備えている。基台部401は、遊技者側に設けられた開口部402を備える略円筒形状を有している。発射指示部材114は、略リング形状を有しており、基台部401の開口部402に突き当てた状態で、基台部401に取り付けられる。発射指示部材114は、基台部401に取り付けられた状態において、基台部401の軸心と同一軸心周りに、基台部401に対して相対的に回転可能とされている。
操作用ハンドル113において、発射指示部材114の外周面には、突起403が設けられている。突起403は、発射指示部材114の外周側に突出しており、複数設けられている。遊技者は、複数の突起403あるいは突起403間に指をかけた状態で操作用ハンドル113を把持し、発射指示部材114を回転させる。発射指示部材114に突起403を設けることにより、遊技者は発射指示部材114を容易に回転させることができる。また、発射指示部材114に突起403を設けることにより、遊技者が直接操作しているか否かの判断を精度よくおこなうことができる。
発射指示部材114において、基台部401と反対側には、ハンドルカバー(カバー部材)404が設けられている。ハンドルカバー404は、基台部401および発射指示部材114とともに、上記の発光部263を収容する空間を形成する。空間内には、モータ(駆動手段)405、白色LED基板406、支持部材407、赤色LED基板408、固定反射部材409、および回転反射部材410が設けられている。
モータ405は、固定反射部材409よりも基台部401側に設けられており、白色LED基板406、支持部材407、赤色LED基板408および回転反射部材410は、固定反射部材409よりもハンドルカバー404側に設けられている。
モータ405は、基台部401の軸心と同一軸心周りに回転することによって駆動力を発生する。モータ405には、モータ405の駆動力を伝達する駆動軸(回転軸)405aが設けられている。駆動軸405aは、モータ405から遊技盤101の前方方向(遊技者側)へ延びるように設けられている。
白色LED基板406は、モータ405の駆動軸405aを回避するような中空円板形状(ドーナツ状)を有している。白色LED基板406には、モータ405の駆動軸心周りに複数(図4においては6個)配置されたLED412(第2の光源)が実装されている。白色LED基板406に実装されたLED412は、白色光を発光する。
赤色LED基板408は、赤色光を発光するLED413(光源)を支持する。赤色LED基板408は、支持部材407によって、白色LED基板406に固定される。赤色LED基板408は、LED413が白色LED基板406よりもハンドルカバー404側に位置するように、固定反射部材409に設けられた孔部を貫通し、固定反射部材409からハンドルカバー404側へ突出した状態で支持されている。LED413は、常に駆動軸405aと略直交する所定の方向であって上方向に光を照射する。LED413が発光した光は、常に一方向に向けて照射される。
上記の第2ライト制御部253は、白色LED基板406および赤色LED基板408に対して、LED412,413が間欠的に点灯するようなLED点灯制御信号を出力する。第2ライト制御部253は、白色LED基板406および赤色LED基板408に対して、LED412とLED413とが、回転反射部材410の回転を維持したままの状態で交互に点灯するようなLED点灯制御信号を出力する。また、第2ライト制御部253は、白色LED基板406に対して、LED412の定格電流以上の電流をLED412に流すようなLED点灯制御信号を出力する。
ここで、定格電流とは、一端子に連続的に出力し得る交流最大電流の実効値を示す値であり、流し続けることによって一定の時間内にLED412が壊れる電流の値である。LED412に定格電流以上の電流を流すことにより、LED412の発光輝度の増大を図ることができる。これによって、操作用ハンドル113を目立たせ、演出効果の向上を図ることができる。LED412に対して間欠的に電流を流すことにより、LED412に定格電流以上の電流を流しながらもLED412が破損することがない。
第2ライト制御部253は、赤色LED基板408に対して、LED413の定格電流以上の電流をLED413に流すようなLED点灯制御信号を出力してもよい。なお、光源としてはLED412,413に限るものではなく、電球など公知の各種の光源を用いることができる。
固定反射部材409は、複数の反射面414を駆動軸405aを中心として放射線状に配置した多面形状の反射部材からなっており、入射した光をハンドルカバー404側に反射する。各反射面414は、中央部が遊技者から離間し、外周部ほど遊技者側へせり出している。固定反射部材409は、遊技者側へせり出した外周部において上記のLED412に対応する位置に、複数の孔415を備えている。上記LED412は、この孔415を介して固定反射部材409よりもハンドルカバー404側に臨んだ状態で、白色光を発光する。
上記のモータの駆動軸405aは、白色LED基板406、支持部材407、および固定反射部材409を介して、ハンドルカバー404側へ突出している。上記の回転反射部材410は、ハンドルカバー404側へ突出した駆動軸405aの先端部分に設けられている。回転反射部材410は、駆動軸405aの軸芯を中心として回転自在な状態で、駆動軸405aに連結されている。
回転反射部材410の回転方向は、遊技者から見て右回りであっても左回りであってもよい。本実施の形態の遊技機においては、回転反射部材410の回転方向は、遊技者から見て右回り方向とされている。この方向は、発射部292による遊技球の発射方向と同じである。
回転反射部材410は、LED413の全部(一部であってもよい)を覆った状態でLED413の周囲を回転するように駆動軸405aに設けられている。本実施の形態の遊技機における回転反射部材410は、LED413および駆動軸405aの先端を覆うフード状の形状を有している。回転反射部材410は、プラスチック材料(材質)などの軽量な材料を用いて成形されている。回転反射部材410を軽量な材料(材質)によって形成することにより、回転反射部材410が回転することによって発生する遠心力を小さくすることができ、回転反射部材410が回転することに起因する振動の発生を極力抑制することができる。
回転反射部材410の内側および外側は、LED413が発光した光を反射する鏡面とされている。回転反射部材410は、内側の鏡面(内面)416によって反射した光を、上記の固定反射部材409に向けて出射する開口部417を備えている。
LED413が発光した光は、回転反射部材410の内側の鏡面416によって反射されてから、開口部417を介して回転反射部材410の外部へ至る。回転反射部材410の外部へ至った光の一部は、ハンドルカバー404を透過して操作用ハンドル113の外部へ至り、別の一部は固定反射部材409に入射する。
回転反射部材410の内側の鏡面416によって反射される光の向きは、回転反射部材410の回転にともなって変化する(図5〜図8を参照)。これによって、固定反射部材409に入射する光の入射角度、および、固定反射部材409によって反射される光の進行方向が変化する。回転反射部材410の内側の鏡面416によって反射され、固定反射部材409によって反射された光は、ハンドルカバー404を介して操作用ハンドル113の外部に出射される。
回転反射部材410の外側も鏡面とされており、固定反射部材409によって反射された光の一部は外側の鏡面418によって反射されてからハンドルカバー404に入射し、その後、ハンドルカバー404を介して操作用ハンドル113の外部に出射される。
ハンドルカバー404は、たとえば光透過性を有するプラスチック材料などを用いて、固定反射部材409側に向けて開口する開口部を備える略半球形状に形成されている。ハンドルカバー404の内周面には、略半球形状とされた頂点部分から、開口部の周縁に向かって放射状に延びるリブ(あるいはスリット)が設けられている。リブ(あるいはスリット)は、モータ405の回転にともなって回転する開口部417の移動軌跡に交差する方向に延びている。リブ(あるいはスリット)を設けることにより、ハンドルカバー404の内部構造は、ハンドルカバー404の外側からは見えないようになっている。
ハンドルカバー404の頂点部分には、光を透過しない材料によって形成されたエンブレム419が設けられている。エンブレム419によって、遊技者からは、回転反射部材410の存在を確認できないようになっている。エンブレム419には、たとえば、遊技機に関するロゴなどを設けることができる。これにより、遊技機が遊技者に与える印象を強め、遊技機の宣伝効果の向上を図ることができる。
(操作用ハンドルの動作)
図5(図5−1、図5−2、図5−3)〜図8(図8−1、図8−2、図8−3)は、操作用ハンドルの動作を示す説明図である。図5〜図8において、枝番「−1」であらわされる図面は、操作用ハンドル113において、ハンドルカバー404周辺を断面した状態を示している。
図5(図5−1、図5−2、図5−3)〜図8(図8−1、図8−2、図8−3)において、枝番「−2」であらわされる図面は、ハンドルカバー404を取り外した状態の操作用ハンドルを、エンブレム419側から見た状態を示している。図5〜図8において、枝番「−3」であらわされる図面は、ハンドルカバー404を取り付けた状態の操作用ハンドルを、エンブレム419側から見た状態を示している。
上記のように、LEDが発光した光は、常に一方向に向けて照射される。図5〜図8において、枝番「−1」(図5−1、図6−1、図7−1、図8−1)であらわされる図面においては、LEDが発光した光は、紙面上方に向かって照射される。図5〜図8において、枝番「−2」(図5−2、図6−2、図7−2、図8−2)であらわされる図面においては、LEDが発光した光は、紙面左斜め上方に向かって照射される。
図5(図5−1、図5−2、図5−3)においては、回転反射部材410の内側の鏡面416とLEDとが対向している。この状態においては、LEDが発光した光は、回転反射部材410の内側の鏡面416によってLEDからの発光方向とは反対方向に向かって反射され、開口部を介して回転反射部材410の外部に出射されて、固定反射部材409に入射する。これにより、ハンドルカバー404を取り付けた状態においては、図5−3において符号530で示す部分が最も強く発光する。
図6(図6−1、図6−2、図6−3)においては、赤色LED基板408の一部が回転反射部材410の外部に露出している。この状態においては、LEDが発光した光は、一部が回転反射部材410の内側の鏡面416によってLEDからの発光方向とは反対方向に向かって反射され、別の一部が開口部を介して直接回転反射部材410の外部に出射される。
回転反射部材410の内側の鏡面416によってLEDからの発光方向とは反対方向に向かって反射された一部の光は、回転反射部材410の内側の鏡面416によって複数回反射されてから開口部を介して直接回転反射部材410の外部に出射される。これにより、ハンドルカバー404を取り付けた状態においては、図6−3において符号630で示す部分が最も強く発光する。
図7(図7−1、図7−2、図7−3)においては、LEDが開口部を介して回転反射部材410の外部に臨んでいる。この状態においては、LEDが発光した光は、すべて、直接回転反射部材410の外部に出射される。これにより、ハンドルカバー404を取り付けた状態においては、図7−3において符号730で示す部分が最も強く発光する。
図8(図8−1、図8−2、図8−3)においては、開口部を介してLEDを回転反射部材410の外部から視認できる状態となっている。この状態においては、LEDが発光した光は、回転反射部材410の内側の鏡面416によってLEDからの発光方向とは反対方向に向かって反射された後、開口部を介して回転反射部材410の外部に出射される。これにより、ハンドルカバー404を取り付けた状態においては、図8−3において符号830で示す部分が最も強く発光する。
図5(図5−1、図5−2、図5−3)〜図8(図8−1、図8−2、図8−3)に示したように、回転反射部材410が回転することにより、操作用ハンドル113において強く発光する箇所がエンブレム419の周囲を回るように移動する。これにより、遊技者に対して、あたかも操作用ハンドル113内部の光源が回転しているかのような印象を与えることができる。
パチンコ遊技機などの遊技機においては、操作用ハンドル113などのように遊技者が触れる箇所を振動させることが禁止されているが、本実施の形態の操作用ハンドル113によれば、プラスチック材料によって軽量化された回転反射部材410を回転させることによって、操作用ハンドル113に振動を伝えることなく、操作用ハンドル113内部の光源が回転しているかのような印象を与えることができる。
本実施の形態の遊技機においては、回転反射部材410の回転方向が、発射部292による遊技球の発射方向と同じ方向であるため、操作用ハンドル113内部の光源が発射部292による遊技球の発射方向と同じ方向に回転しているように見せることができる。これによって、遊技球の発射を促し、遊技機を継続して稼働させることができる。
上記の第2ライト制御部253は、LED412,413の発光状態(ON/OFF)に拘わらず、発光部263を発光させる状況(モード)にある間は、回転反射部材410を連続して回転させ、LED412,413をON/OFFさせる。回転反射部材410を連続して回転させることにより、回転開始時や停止のための減速時など、回転反射部材410の回転速度が変わることに起因して操作用ハンドル113が振動することを防止できる。
これにより、遊技者に対して、振動を感じさせることなく、あたかも操作用ハンドル113内部の光源が回転したり停止したりしているかのような印象を与えることができる。また、枠部材110における発光制御とは無関係に操作用ハンドル113の発光制御をおこなうことにより、操作用ハンドル113を他の部材と区別することができ、操作用ハンドル113の位置を分かり易く案内することができる。
(演出制御部の処理手順)
つぎに、演出制御部202の処理手順の内容について説明する。図9は、演出制御部202の処理手順を示すフローチャートである。図9は、演出制御部202が、第2ライト制御部253に対しておこなう処理手順を示している。
図9のフローチャートにおいて、演出制御部202は、特定の入賞口に遊技球が入賞し、大当たりが発生したか否かを判断する(ステップS901)。ステップS901においては、始動入賞口105に入賞した遊技球によって大当たりが発生した場合に、主制御部201から演出制御部202に対して出力された大当たり信号を、演出制御部202において受信したか否かを判断することによって、大当たりが発生したか否かを判断する。
ステップS901において、大当たりが発生した場合(ステップS901:Yes)には、第2ライト制御部253に対して、モータ駆動制御データを出力する(ステップS902)とともに、LED点灯制御データを出力する(ステップS903)。
ステップS902において出力するモータ駆動制御データ、および、ステップS903において出力するLED点灯制御データは、大当たり時に大当たりであることを遊技者およびその周囲に案内することを目的とした所定の動作を発光部263におこなわせるためのデータである。
図示を省略するが、ステップS902において出力するモータ駆動制御データ、およびステップS903において出力するLED点灯制御データは、第1ライト制御部252に対しても併せて出力するようにしてもよい。また、ステップS902およびステップS903における各種データの出力に併せて、音声制御部255に対して、音声出力制御データを出力するようにしてもよい。このときに出力する音声出力制御データは、大当たり時に大当たりであることを遊技者およびその周囲に案内することを目的とした所定の音声をスピーカ277から出力させるためのデータである。
また、音声データは、回転をイメージさせるような音声(たとえば、モータの回転音や、風車が回転する音など)を用いることによって、光源が回転している感覚を遊技者に与えることができて、より効果的である。
つづいて、ステップS901:Yesにおいて大当たりが発生してから、所定の演出時間が経過したか否かを判断する(ステップS904)。ここで、所定の演出時間とは、大当たり時に実行する演出制御を開始してから終了するまでに要する時間であり、予め決められた時間である。所定の演出時間が経過していない場合(ステップS904:No)には、ステップS902へ戻る。一方、所定の演出時間が経過した場合(ステップS904:Yes)には、一連の処理を終了する。
上記ステップS901において、大当たりが発生していない場合(ステップS901:No)には、遊技機に対する不正操作を検出したか否かを判断する(ステップS905)。ここで、遊技機に対する不正操作とは、たとえば、ガラス枠を開放したり、遊技機に対して過剰な振動が加えられたりすることである。
遊技機に対する不正操作を検出していない場合(ステップS905:No)には、ステップS901へ戻る。遊技機に対する不正操作を検出した場合(ステップS905:Yes)には、第2ライト制御部253に対して、モータ駆動制御データを出力する(ステップS906)とともに、LED点灯制御データを出力する(ステップS907)。
ステップS906において出力するモータ駆動制御データ、および、ステップS907において出力するLED点灯制御データは、不正検出時に不正がおこなわれたことを周囲に報知することを目的とした所定の動作を発光部263におこなわせるためのデータである。
図示を省略するが、ステップS906において出力するモータ駆動制御データ、およびステップS907において出力するLED点灯制御データは、第1ライト制御部252に対しても併せて出力するようにしてもよい。また、ステップS906およびステップS907における各種データの出力に併せて、音声制御部255に対して、音声出力制御データを出力するようにしてもよい。このときに出力する音声出力制御データは、不正検出時に不正がおこなわれたことを周囲に報知することを目的とした所定の音声をスピーカ277から出力させるためのデータである。
運用上、不正が検出された場合、遊技機を管理する管理者(店員など)は、不正の内容を確認し、不正が解消されたことを確認してから、不正検出状態を解除するものとする。このような管理者の作業によって、遊技機における演出制御部202は、不正検出状態が解除されるまで待って(ステップS908:No)、不正検出状態が解除された場合(ステップS908:Yes)には、一連の処理を終了する。
上述したように、本実施の形態の遊技機によれば、たとえば、大当たり時など特定の演出をおこなう際に、操作用ハンドル113を上記のように制御することにより、大当たり時など特定の遊技状態であることを、遊技者に対して分かり易く案内することができる。遊技機は、遊技者に対して、特定の遊技状態であることを認識させることにより高揚感を与えることができ、遊技機を継続あるいは繰り返して利用させることにより、遊技機の稼働率の向上を図ることができる。
また、本実施の形態の遊技機によれば、たとえば、不正検出時に操作用ハンドル113を上記のように制御することにより、遊技機に対する不正行為などの異常事態を迅速に発見することができる。さらに、不正行為などの異常事態が発生している遊技機を目立たせることにより、次回以降の遊技機に対する不正行為に対する抑止力の強化を図ることができる。
なお、操作用ハンドル113を発光させる制御は、上記のタイミングに限らない。たとえば、大当たり信号を受信してから大入賞口109が開くまでの間に操作用ハンドル113を発光させるようにしたり、大当たり信号を受信してから所定時間が経過したタイミングで操作用ハンドル113を発光させるようにしてよい。この場合の所定時間とは、たとえば、大当たり信号を受信してから、大当たり演出が開始されるまでの時間である。
また、操作用ハンドル113を発光させる制御は、大当たりの発生とは無関係におこなってもよい。たとえば、演出制御部202がリーチ演出をおこなう場合に操作用ハンドル113を発光させる制御をおこなってもよい。また、たとえば、確率変動が発生した場合、時短モードに突入した場合、チャンスボタン117が操作された場合、大入賞口109が開いた場合、などに操作用ハンドル113を発光させる制御をおこなってもよい。
上記のように、第2ライト制御部253は、白色LED基板406に対して、LED412の定格電流以上の電流をLED412に流すようなLED点灯制御信号を出力する。これによって、LED412を破損させることなく、LED412からの発光輝度を増大させることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、操作用ハンドル113を振動させることなく、LED413が回転しているように遊技者に思わせることができ、操作用ハンドル113を介して遊技者に与える演出効果を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、LED413が、常に駆動軸405aと略直交する所定の方向であって上方向に光を照射している。このように、上方向に向けて特に強い光を照射することにより、操作用ハンドル113における発光動作を強調して、操作用ハンドル113から発光した光を遊技者の視線に入りやすくすることができ、操作用ハンドル113を介して遊技者に与える演出効果を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、回転反射部材410から出射された光を反射する反射面414が固定反射部材409において順次移動するため、たとえば球面などのように連続する曲面を用いて反射する場合と比較して、固定反射部材409によって反射される光の移動を強調することができる。これによって、より効果的にLED413が回転しているように遊技者に思わせることができ、操作用ハンドル113を介して遊技者に与える演出効果を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、ハンドルカバー404を設けることにより、発光機能を持たない従来の操作用ハンドル(図示を省略する)と比較してグリップ性を低下させることなく、LED413から出射された光を拡散させて、ハンドルカバー404の外部からは内部の構造を見えなくすることができる。これによって、遊技球の発射操作に支障をきたすことなく、実際はLED413が回転していないことを遊技者に分からせないようにして、LED413がスムーズに回転しているように遊技者に思わせることができ、操作用ハンドル113を介して遊技者に与える演出効果を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、ハンドルカバー404の内面に、略レンズ形状となる凹凸部を形成するリブが設けられているため、入射された光をリブによって乱反射させてからハンドルカバー404の外部に出射するとともに、外部からは内部の構造を見えなくすることができる。
これによって、遊技球の発射操作に支障をきたすことなく、実際はLED413が回転していないことを遊技者に分からせないようにすることができ、LED413がスムーズに回転しているように遊技者に思わせることができる。そして、これにより、操作用ハンドル113を介して遊技者に与える演出効果を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、ハンドルカバー404の一部であって、駆動軸405aの延長上に位置する部分を含む部分にエンブレム419が設けられているため、LED413の周辺部分を遊技者の視界から隠すことができる。これによって、LED413が固定されていることを分からなくして、よりリアルに光が回転しているように遊技者に思わせることができる。
また、本実施の形態によればLED413とは異なる色の光を発光するLED412に対して、LED412の定格電流よりも大きい電流を間欠的に通電させることにより、定格電流を超過する電流を通電することによるLED412への付加を少なく抑えつつ、LED412を通常の発光輝度よりも強めの輝度で発光させることができる。これによって、操作用ハンドル113における発光動作を強調することができ、操作用ハンドル113を介して遊技者に与える演出効果を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、LED412とLED413とは、回転反射部材410の回転を維持したままの状態で交互に点灯することにより、回転反射部材410の回転を維持したまま、LED413が消灯したタイミングにおいて光の回転が留まったように見せることができる。
一方で、LED413が消灯したタイミングにおいてLED412が点灯することによって、光を回転させる演出の合間に回転とは別の演出を挿入して、光を回転させる演出をより際だたせることができる。これによって、回転反射部材410の回転速度を加減速することによる操作用ハンドル113の振動を防止しつつ、光を回転させることによる演出効果をより向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、回転反射部材410は、発射部292による遊技球の打ち出し方向と同方向に駆動軸405aを回転駆動するため、遊技領域103に対する遊技球の打ち出し方向と光の回転方向とを同一方向として、遊技球の打ち出しを促し、遊技の面白みを向上させることができる。また、本実施の形態によれば、LED412,413を用いることにより、消費電力を増大させることなく、操作用ハンドル113における演出効果を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、たとえば、大当たりが検出されてから大当たり演出を開始するまでの間、操作用ハンドル113における上記の演出をおこなうことにより、大当たり演出の開始前の遊技者の興奮を高め、遊技の面白みを向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、たとえば、大当たり演出をおこなっている間、操作用ハンドル113における上記の演出をおこなうことにより、大当たり演出中の遊技者の興奮を高め、遊技の面白みを向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、たとえば、所定のリーチ演出をおこなっている間、操作用ハンドル113における上記の演出をおこなうことにより、リーチ演出時の遊技者の興奮を高め、遊技の面白みを向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、たとえば、遊技機に対する不正操作が検出された場合に、操作用ハンドル113における上記の演出をおこなうことにより、不正操作がおこなわれたことを周囲に報知するとともに、不正操作の再発を防止することができる。