JPH11128461A - パチンコ機の遊技盤 - Google Patents

パチンコ機の遊技盤

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JPH11128461A
JPH11128461A JP29911697A JP29911697A JPH11128461A JP H11128461 A JPH11128461 A JP H11128461A JP 29911697 A JP29911697 A JP 29911697A JP 29911697 A JP29911697 A JP 29911697A JP H11128461 A JPH11128461 A JP H11128461A
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Osamu Nagasaka
修 長坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入賞装置の配置箇所および入賞球誘導路の形
成部位を制限することなく入賞球検知手段を備えたパチ
ンコ機用遊技盤を提供すること。 【解決手段】 本発明のパチンコ機用遊技盤8は、パチ
ンコ球の入賞口13c,13d,17aを一又は二以上
備えた入賞装置10,13a,13bを複数装着し、遊
技盤8の裏面側には各入賞口13c,13d,17aか
らの入賞球を遊技盤8外に誘導する入賞球誘導路が形成
され、それら入賞装置10,13a,13bのうちの少
なくとも一つの入賞装置10の裏面には前記入賞球誘導
路の一部を構成する球通路56,62,65,66,6
7,68が形成されており、その球通路56,62,6
5,66,67,68の一部には該球通路56,62,
65,66,67,68が形成された入賞装置10また
は他の入賞装置17に備えられた入賞口17aからの入
賞球を検出する検知器71,72,73,74が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ機に関し、
詳しくは、パチンコ機に装備される遊技盤および当該遊
技盤に装着される入賞装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるパチンコ機の遊技盤には、近年
のパチンコ遊技の多様化および複雑化に伴って、大型の
図柄表示装置や装飾部材とともに種々の形状の入賞装置
が多数装着されている。これら入賞装置には入賞口が形
成されており、遊技盤上に射出されたパチンコ球(以下
「遊技球」という。)は当該入賞口に入賞すると当該入
賞装置を介して遊技盤の裏面側に送出される。而して、
遊技盤には、各個に機能・役割の異なる種々の入賞装置
(即ち役物)が装着されている。例えば、いわゆる第1
種パチンコ遊技を行うためのパチンコ機の遊技盤上に
は、当該遊技盤上に射出されたパチンコ球が入賞するこ
とによって特別図柄表示装置を作動させる機能を有する
第1種始動口といわれる入賞口を形成する入賞装置や当
該特別図柄表示装置において特定の図柄が表示された場
合に開放される大入賞口(変動入賞口)を形成する入賞
装置等が装着されている。
【0003】そして、これら入賞装置を遊技盤に配置す
ることに伴い、遊技盤の裏面側(即ちパチンコ機本体に
装着した際に当該パチンコ機本体に対向する側。以下同
じ。)においては、各入賞装置に形成された入賞口から
入賞したパチンコ球(以下「入賞球」という。)を遊技
盤外の所定の場所(典型的にはパチンコ機本体に設けら
れた球送り通路や入賞球回収ケース(以下「球送り機
構」という。))に誘導するための入賞球誘導路が形成
されている。すなわち、図10および図11に示すよう
に、遊技盤108の本体を構成するパネル部材108a
には、普通入賞口116aを形成する普通入賞装置11
6の他に上記第1種始動口のような特別入賞口117a
を形成する入賞装置117や大入賞口を形成する大型の
入賞装置(アタッカーとも呼ばれる)110が装着され
ており、上記特別入賞口117aを形成する入賞装置1
17について図示するように、遊技盤108の裏面側に
は上記入賞球誘導路を構成する裏誘導路121が典型的
には入賞口117aごとに設けられており、入賞球は当
該裏誘導路121を介して遊技盤108外の上記球送り
機構に送出される。
【0004】ところで、このような従来の遊技盤108
においては、上述のような機能・役割の異なる入賞装置
(役物ともいわれる)の配置の自由度を大きくするた
め、各種入賞口に入賞した入賞球を検出する検知器12
8(典型的には近接スイッチ等の検知スイッチ)は、図
10に示すように遊技盤108の表面側(即ちパチンコ
機本体に装着した際に当該パチンコ機本体の正面方向に
向く側。以下同じ。)における第1種始動口等の入賞口
117a形成部分に設置されるか、あるいは、図11に
示すように裏誘導路121の一部分に設置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような遊技盤表面の入賞口形成部分に入賞球検知器を設
置する手段(図10参照)によっては、当該入賞口の形
状が大きくなり、結果、当該入賞口を形成する入賞装置
の大型化を招くこととなる。然るにこのことは、遊技盤
表面における当該入賞装置の専有スペースを増大させる
こととなり、延いては、限られたスペースに他の多くの
入賞装置や図柄表示装置(ディスプレー)等の遊技装置
類を装着しなければならない遊技盤上において当該入賞
装置自体あるいは他の遊技装置類の配置箇所を制限する
一因となるために好ましいことではない。また、このよ
うな入賞口形成部分に入賞球検知器を設置する手段によ
っては、例えば当該入賞口(典型的には始動口)に金属
棒を出し入れすること等によって実際には入賞していな
いのに賞球が払い出される(ホール店員が特定の者にサ
ービスをする)等の不正が行われ易い。また、入賞球検
知器が電磁式近接検知スイッチの場合、磁石や電波等に
よって誤動作を発生させるという不正行為が起こり得
る。
【0006】他方、上述のような遊技盤裏面の裏誘導路
に入賞球検知器を設置する手段(図11参照)によって
は、当該裏誘導路途上に入賞球検知器の装着スペースを
確保する必要上、入賞装置の配置場所に応じてそれに付
随する裏誘導路の設置場所がほぼ一義的に決定されがち
である。然るにこのことは、当該裏誘導路の設置場所を
避けて他の遊技装置(遊技盤裏面に一部を露出させる入
賞装置や図柄表示装置を含む)を配置すること、すなわ
ち当該裏誘導路の設置場所に応じて他の遊技装置類や別
の球誘導路の配置箇所を決定せざるを得ないことを意味
し、これら遊技装置の遊技盤上での配置箇所に関する自
由度を奪うものであるため好ましいことではない。ま
た、このことは遊技装置類の遊技盤裏面側露出部分を避
けるようにして裏誘導路を設けざるを得ないことを意味
しており(図10、図11参照)、裏誘導路の垂直部分
(即ち入賞球落下部分)に設けた入賞球検知器と入賞口
との間の距離が長くなる結果、入賞球を検出する時間が
遅くなるという不都合を生じさせ得る。
【0007】本発明は、このような従来のパチンコ機用
遊技盤における問題点を解決するものであり、その目的
とするところは、入賞装置の配置箇所および入賞球誘導
路の形成部位を制限することなく入賞球検知手段を備え
たパチンコ機用遊技盤を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、パチンコ球の入賞口を一又は二
以上備えた入賞装置を複数装着したパチンコ機の遊技盤
であって、その遊技盤の裏面側には各入賞口から入賞し
たパチンコ球を遊技盤外に誘導する入賞球誘導路が形成
されており、それら入賞装置のうちの少なくとも一つの
入賞装置には、パチンコ機の遊技盤に装着された際に当
該遊技盤の裏面側において上記入賞球誘導路の一部を構
成する球通路が形成されており、その球通路の一部に
は、当該球通路が形成された入賞装置または他の入賞装
置に備えられた入賞口から入賞したパチンコ球であって
当該球通路を通過するパチンコ球を検出する検知器が設
けられていることを特徴とするパチンコ機の遊技盤(以
下「本発明の遊技盤」という。)を提供する。
【0009】本発明の遊技盤では、当該遊技盤に装着さ
れる少なくとも一つの入賞装置の裏面(即ち遊技盤の裏
面に露出する部位)に上記球通路を設けるとともに、そ
れを構成部分として包含するようにして上記入賞球誘導
路が形成される。すなわち、本発明の遊技盤では、装着
される入賞装置の裏面を上記入賞球誘導路の形成部位と
して利用する。そして、当該入賞装置に形成された上記
球通路の一部において、当該入賞装置の入賞口または当
該入賞装置以外の入賞装置の入賞口から入賞した後に当
該球通路を通過する入賞球を検知する検知器が備えられ
ている。このように入賞装置の裏面を利用して上記検知
器を装備することにより、本発明の遊技盤では、上記従
来のパチンコ機遊技盤におけるような上記検知器を設置
したことに起因する他の入賞装置の配置箇所や入賞球誘
導路の形成部位に関する制限を解消し得る。本発明の遊
技盤では、上記検知器の設置に阻まれることなく種々の
入賞装置その他の遊技装置類を遊技盤上に適宜配置する
ことができる。
【0010】特に好ましい本発明の遊技盤では、上記少
なくとも一つの入賞装置の裏面側には上記球通路が複数
形成されており、当該複数の球通路は、各入賞口から入
賞したパチンコ球が入賞口に応じて別個に通過するよう
に相互に隔てられて構成されており、ここで当該複数の
球通路のうちの二またはそれ以上の球通路には、上記検
知器が各々設けられていることを特徴とする。本様式の
パチンコ機遊技盤では、当該遊技盤に装着される一の入
賞装置裏面に上記球通路が複数の入賞口に各々別個に連
通して複数形成されており、且つ、当該複数の球通路の
うちの二またはそれ以上には上記検知器がそれぞれ設置
される。このように検知器を一の入賞装置に集約して設
置することによって、当該一の入賞装置を取り外すこと
によって上記複数の検知器の交換その他のメンテナンス
を一括して効率よく行うことができる。また、検知器が
集約されて配置される結果、当該複数の検知器に関して
の遊技盤裏面における配線処理を簡便に行うことができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技盤の好適な一
実施形態について図面に基づいて説明する。なお、図1
は本実施形態に係る本発明の遊技盤8を装着したパチン
コ機1の外観を示した正面図である。
【0012】図1に示すように、このパチンコ機1は、
従来の一般的なパチンコ機と同様、長方形枠状に成形さ
れた木枠2の前面に額縁状に成形された前枠3が装着さ
れている。この前枠3の上部には、後述する本実施形態
に係る本発明の遊技盤8を透視し得るガラス板を嵌め込
み装着した金枠4が開閉可能に軸着されている。一方、
前枠3の下部には、上記金枠4に隣接して前板5が開閉
可能に軸着されている。この前板5の表面にはパチンコ
球の受け皿である上皿5aが取り付けられている。この
前板5の下方には、パチンコ球の受け皿の一つである下
皿6やパチンコ球を遊技盤上に発射するための発射装置
(図示せず)に連通するハンドル7等が装着されてい
る。なお、上述の各構造物は、一般的なパチンコ機に装
備されているものと同様のものであり、本発明を何ら特
徴付けるものではないので、これらに関する詳細な説明
は省略する。而して、この金枠4の裏面側には、本パチ
ンコ機1においてパチンコ遊技(第1種パチンコ遊技)
を実施するために必要な種々の遊技装置類を備えた本実
施形態に係る本発明の遊技盤8(以下「本遊技盤8」と
略称する。)が着脱可能に装着されている。以下、本遊
技盤8の構成について説明する。
【0013】図2は、パチンコ機1に装着された本遊技
盤8の表面側の要部を示す正面図である。この図に示す
ように、本遊技盤8は、従来のものと同様、平板状のパ
ネル部材8aと当該パネル部材8a上に装着された後述
する種々の遊技装置類とから構成されている。このパネ
ル部材8aの表面には、パチンコ機1の発射装置(図示
せず)から発射されたパチンコ球を遊技盤8上部に誘導
するための誘導レール9が円形渦巻き状に装着されてい
る。そして、この誘導レール9によって包囲された内側
の領域が本遊技盤8における遊技領域である。この遊技
領域の中央部には、日本古来の社の形状に装飾された大
型の中央表示装置12が組み込まれている。この中央表
示装置12の中央部分には、特別図柄を表示するための
液晶ディスプレイ12aが備えられている。さらに、液
晶ディスプレイ12aの上方には、7セグメントLED
(図示せず)を備えた普通図柄表示部12bが設けられ
ている。而して、この中央表示装置12の下方には、第
1種始動口に相当する特別入賞口17aを備えた中央入
賞装置17や後述する大入賞口35および第1種始動口
に相当する中央下入賞口38a等の入賞口を複数備えた
入賞装置10(以下「本入賞装置10」と略称する。)
が装着されている。なお、本入賞装置10は本発明を特
徴付けるものであり、その詳細については後述する。
【0014】図2に示すように、中央表示装置12の周
囲には、本入賞装置10の他、本遊技盤8におけるパチ
ンコ遊技内容を決定する種々の遊技装置類が配置されて
いる。すなわち、本遊技盤8上に射出された遊技球の落
下速度や方向を調節するための多数の遊技釘11や風車
14,15とともに、液晶ディスプレイ12aの両側に
は遊技球の通過によって上記中央表示装置12の普通図
柄表示部12bにおいて普通図柄変動(例えば7セグメ
ントLEDによる数字の変動)を開始させるゲート16
が設けられており、また、遊技者の目を楽しませつつ本
遊技盤8の美観を向上させるための装飾灯18,19が
遊技領域の内外に複数配備されている。この他、上記中
央入賞装置17の側方には、いわゆる普通入賞口を形成
する普通入賞装置13a,13bが左右一対装着されて
いる。また、本遊技盤8の遊技領域下端部中央には、い
ずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収するため
のアウト口20が設けられている。
【0015】ところで、本遊技盤8は、いわゆる第1種
パチンコ遊技を実施するために構築されたものであり、
上述の各種遊技装置(本入賞装置10を含む)の動作
は、パチンコ機1本体側に設けられた制御装置(図示せ
ず)によって遊技内容に応じて制御されている。以下、
本遊技盤8の表面構成に基づいて第1種パチンコ遊技内
容の概略を記す。本遊技盤8に射出された遊技球が第1
種始動口を構成する上述の中央入賞装置17若しくは本
入賞装置10の中央下入賞口38aに入賞した場合、上
記中央表示装置12の液晶ディスプレイ12aに表示さ
れる特別図柄が変動する。このとき、液晶ディスプレイ
12aに所定の特定図柄(当たり図柄)が表示された場
合には、本入賞装置10における大入賞口35が、所定
の時間(典型的には30秒間若しくは10個の遊技球が
入賞するまでの間)開放する(図2参照)。そして、当
該大入賞口35より入賞した遊技球が本入賞装置10の
一部(典型的にはベース板30裏面側)に設けられた特
別入賞区域(以下「Vゾーン」という。)を通過した場
合には、大入賞口35の開放が反復される。但し、一度
に反復できる回数には上限が設けてある(典型的には最
大16回の反復継続)。なお、本入賞装置10における
中央下入賞口38aは、通常は後述する扉部材40によ
って閉鎖されており、上記中央表示装置12の普通図柄
表示部12bにおいて所定の図柄が表示された場合に限
って開放するように制御されている。すなわち、遊技球
が上記普通図柄作動用のゲート16を通った場合に上記
中央表示装置12の普通図柄表示部12bにおいて図柄
(ここでは7セグメントLEDによる数字の変動)が変
動し、所定の図柄(例えば3または7)が表示された場
合には本入賞装置10の中央下入賞口38aが第1種始
動口として所定時間(例えば1秒間)開放する。
【0016】次に、本遊技盤8の下部に装着された本入
賞装置10について説明する。なお、図4および図5は
本入賞装置10の外観を示す斜視図であり、図6は本入
賞装置10の正面図である。図1および図2に示すよう
に、本入賞装置10は、遊技盤8の下部において当該遊
技盤8の横方向ほぼ一杯を占有するようにして装着され
る比較的大型の入賞装置である。而して、図4〜図6に
示すように、本入賞装置10は、後述する種々の構造物
を装備した台座に相当する平板状に成形された合成樹脂
若しくは金属製のベース板30を備えている。このベー
ス板30の周縁部にはビス取付け用の穴50が適当数設
けてあり、本入賞装置10を取り付けるためにパネル部
材8aに予め設けられている開口部からベース板30背
面側の付属物が遊技盤8(パネル部材8a)裏面側に露
出するようにして当該パネル部材8a表面にビス着され
ている(図1および図2参照)。
【0017】以下、本入賞装置10の構成をさらに詳細
に説明するとともに、本入賞装置10に備えられた種々
の入賞口について説明する。ベース板30の表面中央に
は、周囲が長方形枠状の大入賞口35が形成されてお
り、その開口部には当該大入賞口35を塞ぎ得る長方形
平板状のプレート部材32が開閉可能に軸着されてい
る。なお、このプレート部材32の開閉動作は本入賞装
置10裏面側に装着されているソレノイド63によって
制御されており、当該ソレノイド63の駆動に応じてプ
レート部材32の上部が手前に開く(迫り出す)ことに
よって、大入賞口35が所定時間開放される。すなわ
ち、図5に示すように、このプレート部材32の下端部
は、ベース板30に開閉可能に軸着されているととも
に、当該プレート部材32裏面側のパチンコ機1正面か
らみて右側の軸着部分には連結片32aが突設されてい
る。一方、当該連結片32aに近接する位置には、上記
ソレノイド63が装着されている。このソレノイド63
に装備されたプランジャ63aには上記連結片32aと
係合し得る連結部63bが形成されている。而して、図
5に示すように、上記連結片32aと連結部63bとを
係合することによって、ソレノイド63の駆動(即ちプ
ランジャ63aの往復運動)に応じて上記プレート部材
32の開閉が行われる。なお、大入賞口35の開放時に
は、上記プレート部材32が遊技球の球受け部材とな
り、開放と同時に本遊技盤8表面上に迫り出した当該プ
レート部材32の裏面に当たった遊技球をそのまま大入
賞口35内に誘導する。
【0018】図5に示すように、この大入賞口35の内
部には通路53を挟んで異なる二つの内部入賞口58,
59が形成されている。すなわち、パチンコ機1正面か
らみて左側の内部入賞口58を通過する入賞球の経路が
上記Vゾーンに相当し、他方、右側の内部入賞口59を
通過する入賞球の経路は、いわゆる一般入賞区域(所定
数の賞球を払い戻すことが決定される入賞球通過経路)
である。ここで、上記通路53は上記右側内部入賞口5
9に向かって傾斜しており、この通路53上の入賞球は
全て当該内部入賞口59に向かうこととなる。
【0019】一方、図4に示すように、Vゾーンに連な
る上記左側内部入賞口58の正面に相当するプレート部
材32の裏面には、1個の入賞球Bを停留させ得る一対
のホールド片55a,55bからなる停留部55が形成
されている。而して、プレート部材32が開放された際
には、上記一対のホールド片55a,55bに挟持され
るようにして上記停留部55に1個の入賞球Bが停留さ
れ得る。これにより、1個の入賞球Bが当該停留部55
に停留された後に当該停留部55付近に入賞した入賞球
は、当該停留球Bに阻まれるため、上記Vゾーンに向か
う左側内部入賞口58に送り込まれることがない。而し
て、所定時間経過後にプレート部材32が閉鎖される際
には、当該プレート部材32の回動とともに一対のホー
ルド片55a,55bの開放された上部が上記左側の内
部入賞口58に向かって傾いてゆき、ついには当該部分
から停留球Bが転がり落ちて当該内部入賞口58に放出
される。以上のとおり、本入賞装置10に形成された大
入賞口35においては、上記停留部55を設けた結果、
大入賞口35の一度の開放につき1個の入賞球Bのみを
Vゾーンに導くことができる。而して、プレート部材3
2開放時には、上記停留部55に入賞球Bが停留してい
るのを外部から観察することができるため、遊技者のパ
チンコ遊技に対する歓心を高めることができる。なお、
上記左側内部入賞口58および右側内部入賞口59は、
各々独立してベース板30裏面側に設けられた後述する
球通路67,65(図3参照)に連通している。
【0020】一方、図4および図6に示すように、大入
賞口35を挟むようにしてその左側および右側には、各
々、レンズカット加工が施された半透明合成樹脂製の左
装飾カバー部材31および右装飾カバー部材48が装着
されている。而して、これら装飾カバー部材31,48
の内側には図示しない装飾用ランプ(図示せず)が本入
賞装置10の裏面に配置されたランプ基板に電気的に接
続された状態で配置されている。また、図4および図6
に示すように、上記左装飾カバー部材31および右装飾
カバー部材48の上面部には普通入賞口57,52が形
成されており、これら普通入賞口57,52の内部に
は、各々、入賞球を検出する検知器78,79(ここで
は機械式接触スイッチ)が備えられている。なお、これ
ら普通入賞口57,52は、各々独立してベース板30
裏面側に設けられた後述する球通路68,62(図3参
照)に連通している。また、図4に示すように、上記右
装飾カバー部材48の内側下寄りは、本入賞装置10の
内側に張り出すようにして湾曲形成されるとともに当該
湾曲部分の上面部は平坦に成形されており、当該部分に
当たった遊技球をそのまま本入賞装置10の中央方向に
誘導し得るガイド部44を形成している。而して、図4
に示すように、左右二つの上記装飾カバー部材31,4
8の表面下部には、樹脂製のプレートからなる連絡部材
46が架設されている。
【0021】一方、大入賞口35の下方中央には、上記
第1種始動口に相当する中央下入賞口38aが形成され
ている。この中央下入賞口38aは、上述の大入賞口3
5と同様、その開口部には当該中央下入賞口38aを塞
ぎ得るプレート状の扉部材40が開閉可能に軸着されて
いる。この扉部材40の開閉動作は本入賞装置10裏面
側に装着されている図示しないソレノイドによって制御
されており、当該ソレノイドの駆動に応じて扉部材40
の上部が手前に開く(迫り出す)ことによって、中央下
入賞口38aが開放される。なお、上記大入賞口35の
場合と同様、中央下入賞口38aの開放時には、上記扉
部材40が遊技球の球受け部材となり、開放と同時に遊
技盤8上に迫り出した当該扉部材40の裏面に当たった
遊技球をそのまま中央下入賞口38a内に誘導する。な
お、この中央下入賞口38aは、ベース板30裏面側に
設けられた後述する球通路66に連通している。
【0022】次に、上記中央下入賞口38aの側方に備
えられた誘導片36、42について簡単に説明する。図
4および図6に示すように、この中央下入賞口38aの
左右両側方であって、上記ベース板30と連絡部材46
との間には、所望する形状に成型された好ましくは合成
樹脂からなる誘導片36,42が左右非対称に固定状態
で装着されている。これら二つの誘導片36,42は上
記ベース板30と連絡部材46との隙間を埋めるように
して中央下入賞口38aの左右に設けられている。これ
ら誘導片36,42の上面部分(球受け部分)は平坦に
成形されており、この部分に当たった遊技球Bを中央下
入賞口38aに効率よく誘導することができる。このよ
うに二つの誘導片36,42を設けた結果、上記左装飾
カバー部材31と中央下入賞口38aのパチンコ機1正
面からみて左側に備えられた誘導片36(以下「左側誘
導片36」という。)との間には、当該左側誘導片36
に捕捉されなかった遊技球を下方のアウト口20へ向か
わせる通し孔34が形成されている。また、上記右装飾
カバー部材48と中央下入賞口38aのパチンコ機1正
面からみて右側に備えられた誘導片42(以下「右側誘
導片42」という。)との間には、上記ガイド部44に
沿って誘導された遊技球を当該右側誘導片42に捕捉さ
せることなくアウト口20へ向かわせるための通し孔4
3が形成されている。また、上記二つの誘導片36,4
2の間は、上記扉部材40が閉じている場合(すなわち
中央下入賞口38aが開放されていない場合)には通し
孔38bとなっており、扉部材40が閉じている場合に
おいて当該二つの誘導片36,42に誘導された遊技球
は、当該通し孔38bよりアウト口20に向けて落下す
ることとなる。
【0023】ところで、本実施形態においては、左側誘
導片36と右側誘導片42との形状が大きく異なってい
る。すなわち、図4および図6から明らかなように、本
実施形態において、左側誘導片36の中央下入賞口38
aから当該誘導片36先端に至るまでの距離(典型的に
は30mm又はそれ以上)が、右側誘導片42の中央下
入賞口38aから当該誘導片42先端に至るまでの距離
(典型的には5〜6mm又はそれ以下)よりも長くなる
ように形成されている。これにより、本入賞装置10に
おいては、パチンコ機1全体のデザイン(美観)その他
の観点から上記中央下入賞口38aを遊技盤8のほぼ中
央に配置したにも関わらず、一般的に遊技球Bが高頻度
に通行する領域である遊技盤8の向かって左側方向から
意図的に遊技球Bを高頻度に数多く捕捉しつつ中央下入
賞口38aに誘導することができる。他方、遊技球Bが
通常は高頻度に通行しない領域である遊技盤8の向かっ
て右方向からは元々多くの遊技球の入賞が期待できな
い。このことから、中央下入賞口38aの右側方には、
当該中央下入賞口38aからの距離(即ち遊技球を捕捉
し得る範囲)が僅かしかない小さな右側誘導片42を配
置し、入賞頻度の観点からみて効果のない長大な誘導片
を配置することによる遊技盤8上の貴重なスペースの無
意味な占有を回避している。従って、左右非対称の上記
誘導片36,42を設けた本入賞装置10によれば、第
1種始動口に相当する中央下入賞口38aに数多くの遊
技球Bが入賞することを望む遊技者の期待に応えて当該
パチンコ遊技に対する遊技者の歓心を高めることができ
る。
【0024】さらに、本入賞装置10における左側誘導
片36と右側誘導片42とは、それらの上面部(即ち球
受け部分)の傾斜および高度が異なるようにして装備さ
れている。すなわち、左側誘導片36の上面における中
央下入賞口38aへの傾斜角が右側誘導片42の上面に
おける中央下入賞口38aへの傾斜角よりも緩やかとな
り、且つ、左側誘導片36の上面の中央下入賞口38a
に隣接する部位の高度が右側誘導片42の上面の中央下
入賞口38aに隣接する部位の高度よりも低くなるよう
に形成されている。このことによって、本入賞装置10
においては、左側誘導片36の上面を通って中央下入賞
口38aに入賞しようとする遊技球と右側誘導片42の
上面を通って中央下入賞口38aに入賞しようとする遊
技球との間で遊技球の転がり速度ならびに当該中央下入
賞口38aへ侵入する際の高さを異ならせることが可能
となり、従来の入賞装置におけるような入賞口へ左右両
方向から同じ条件(即ち誘導片36,42から中央下入
賞口38aへ落下する際の転がり速度または位置(高
さ))で同時に遊技球が入賞することがあり得ず、結
果、当該中央下入賞口38aの前方においての遊技球同
士の接触に因る球詰まりを回避することができる。
【0025】次に、本発明を特徴付ける本遊技盤8の裏
面側の構成について説明する。図3に示すように、本遊
技盤8のパネル部材8aには、中央表示装置12を当該
パネル部材8aに組み付けるための中央大開口部21な
らびに装飾灯19および風車14を装着するための取付
け穴22,23が設けられており、さらに上述の各入賞
装置17,13a,13b,10を装着するための開口
部が設けられている。而して、これら開口部分には、各
入賞装置すなわち中央入賞装置17、左右一対の普通入
賞装置13a,13bおよび本入賞装置10がそれぞれ
装着されている。なお、中央入賞装置17、左右一対の
普通入賞装置13a,13bについても本入賞装置10
と同様、本遊技盤8の表面側においてパネル部材8aに
ビス着されている。
【0026】次に、本実施形態に係る入賞球誘導路につ
いて説明する。図3に示すように、本遊技盤8の裏面側
に形成されている入賞球誘導路は、大まかにいって、上
記左右一対の普通入賞装置13a,13bにおける入賞
口13c,13dに対応してそれぞれ設けられた左右一
対の裏誘導路28,29と、上記中央入賞装置17にお
ける特別入賞口(ここでは第1種始動口)17aに対応
して設けられた裏誘導路24と、本入賞装置10裏面に
備えられた複数の球通路56,62,65,66,6
7,68とから構成されている。以下、詳細に説明す
る。
【0027】図3に示すように、パネル部材8aの裏面
には、上記中央入賞装置17における特別入賞口17a
および各普通入賞装置13a,13bにおける普通入賞
口13c,13dに対応して裏誘導路24,28,29
が当該入賞口を各々包囲するようにして装着されてい
る。これら裏誘導路24,28,29は入賞球誘導路の
構成部分として相互に独立して形成されており、上述の
各入賞口17a,13c,13dを介して遊技盤8の表
面側から裏面側に誘導された入賞球をパチンコ機1本体
に設けられた図示しない球送り機構に送出するための筒
状の誘導通路(図3中の矢印参照)である。このうち、
上記左右一対の普通入賞装置13a,13bに関する裏
誘導路28,29は、本入賞装置10の裏面を介するこ
となく、本遊技盤8がパチンコ機1本体に装着された際
には当該パチンコ機1本体側の球送り通路(図示せず)
に連結される。
【0028】他方、上記中央入賞装置17に関する裏誘
導路24は、本入賞装置10の裏面に設けられた後述す
る球通路56に連結されている。以下、このことを本入
賞装置10の裏面の構成とともに詳細に説明する。図3
に示すように、本入賞装置10の裏面側には、パネル部
材8aの開口部周縁の形状に合致する枠部材60が設け
られている。而して、本入賞装置10を遊技盤8に装着
する際には、この枠部材60は遊技盤8パネル部材8a
に形成された上記開口部周縁に密着するようにして当該
パネル部材8aに嵌装される。なお、上述の大入賞口3
5内の通路53や上記装飾用ランプのためのランプ基板
ならびに上記扉部材40の開閉動作に関するソレノイド
等の装置は、当該枠部材60に囲まれた内側に配置され
ている。
【0029】さらに、この枠部材60の上面(即ちパネ
ル部材8aに装着された際にパチンコ機1本体と向き合
う面)には、図3に示すように、典型的には合成樹脂製
の球通路形成ブロック61がビス着されている。図3、
ならびに、図6におけるA−A線矢視断面図およびB−
B線矢視断面図である図7および図8に示すように、こ
の球通路形成ブロック61には本入賞装置10に備えら
れている上記各入賞口38a,52,57および内部入
賞口58,59から入賞した入賞球ならびに上記中央入
賞装置17における特別入賞口17aから入賞した入賞
球を各々別個に通過させ得る複数の管状中空が本発明に
おける上記球通路として形成されている。すなわち、図
3に示すように、本実施形態に係る球通路形成ブロック
61には、本入賞装置10に形成された大入賞口35に
おける上記左側内部入賞口58から入賞した入賞球が通
行する球通路67、上記右側内部入賞口59から入賞し
た入賞球が通行する球通路65、上記左右一対の普通入
賞口57,52から入賞した入賞球が各々通行する球通
路68,62、上記中央下入賞口38aから入賞した入
賞球が通行する球通路66、ならびに、上記中央入賞装
置17における特別入賞口17aから入賞した入賞球が
通行する球通路56が形成されている。
【0030】而して、上記中央入賞装置17における特
別入賞口17aから入賞した入賞球が通行する球通路5
6(以下「中央入賞球通路56」という。)の上端は、
上記裏誘導路24に連結されている。このように、従来
の遊技盤におけるような各入賞口に各々対応した裏誘導
路が相互に独立して散在配置されて成る入賞球誘導路と
は異なり、本遊技盤8裏面における入賞球誘導路は本入
賞装置10の裏面を一部利用して形成されているためコ
ンパクトである。このため、遊技盤8裏面において入賞
球誘導路が占有する面積が小さくなり、結果、他の遊技
装置類の配置や電装品の配置に関する自由度を高めるこ
とができる。なお、上記各球通路56,62,65,6
6,67,68の下端部は、上記普通入賞装置13a,
13bのための裏誘導路28,29と同様、パチンコ機
1本体側の球送り通路(図示せず)にそれぞれ連結され
る。
【0031】次に、上記各入賞口17a,38aおよび
内部入賞口58,59から入賞した入賞球を検出するた
めの検知器およびそれらの装着部位について説明する。
図3に示すように、本入賞装置10の裏側に設けられた
各球通路56,62,65,66,67,68のうち、
上記左右一対の普通入賞口52,57に係るもの以外の
球通路65,66,67,56の一部には、各入賞口1
7a,38aおよび内部入賞口58,59から入賞した
入賞球を検出するための検知器71,72,73,74
が設置されている。すなわち、上記左側内部入賞口58
から入賞した入賞球Bが通過する球通路67について示
す図7、ならびに上記中央入賞球通路56について示す
図8および図9からも明らかなように、本実施形態にお
いては従来のパチンコ機においても広く使用されている
近接スイッチタイプの検知器71,72,73,74が
各球通路65,66,67,56の一部に装備されてい
る。なお、これら検知器71,72,73,74は図示
しないパチンコ機1本体の制御装置と電気的に接続され
ている。このように構成することにより、各入賞口から
入賞した入賞球Bは、各球通路65,66,67,56
を通過する際に同時に検知器71,72,73,74
(ここでは近接スイッチ)を通過することとなり、結
果、当該入賞球Bの存在が検出される。
【0032】また、図3から明らかなように、本遊技盤
8においては中央入賞装置17の特別入賞口17aから
の入賞球Bを検出するための検知器74を当該中央入賞
装置17から離隔した位置にある本入賞装置10の裏面
上に備えたため、中央入賞装置17自体のサイズあるい
は当該入賞装置17が構成する特別入賞口17aの形状
をコンパクトにすることができる。さらに、中央入賞装
置17裏面に設けた裏誘導路24に検知器を装備するた
めのスペースを確保する必要もないため、当該裏誘導路
24自体の形状もコンパクトなものにすることが可能と
なり、結果、中央入賞装置17と本入賞装置10とを近
接させた状態で遊技盤8パネル部材8aに縦列に装着す
ることができる。
【0033】また、上述のように本入賞装置10に形成
された各球通路65,66,67,56に検知器71,
72,73,74を集約して設けた結果、当該検知器7
1,72,73,74からパチンコ機本体1側の制御装
置(図示せず)への配線処理をひとまとめに行うことが
できる。さらに、本入賞装置10を遊技盤8から取り外
すことによってこれら検知器71,72,73,74お
よびそれに付随する電子部品(コード類等)の交換その
他のメンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0034】以上、本発明の遊技盤の好適な実施形態を
図面を参照しつつ説明したが、本発明は上述の実施形態
に限定されるものではない。例えば、上記実施形態に係
る遊技盤8では上記左右一対の普通入賞装置13a,1
3bのための裏誘導路28,29が本入賞装置10裏面
に形成された各球通路56,62,65,66,67,
68とは別個独立して設けられているが、このような様
式に代えて、当該裏誘導路28,29の下端部を本入賞
装置10における上記左右一対の普通入賞口52,57
のための球通路62,68に連通させてもよい。この場
合において、当該球通路62,68途上に近接スイッチ
等の検知器を設けることによって、普通入賞装置13
a,13bにおける入賞口13c,13dおよび本入賞
装置10における普通入賞口52,57から入賞した入
賞球を検出するようにしてもよい。このことによって、
当該普通入賞装置13a,13bにおける入賞口13
c,13dおよび本入賞装置10における普通入賞口5
2,57の周縁部に検知器を別途装備する必要がなくな
り、当該入賞口13c,13d,52,57あるいは普
通入賞装置13a,13b自体の形状をさらにコンパク
トにすることが可能となる。また、このことによって、
上記遊技盤8における各入賞口に関する入賞球検知器を
すべて一つの入賞装置10の裏面に集約することができ
るため、当該検知器のメンテナンス処理或いは当該検知
器に係る配線処理をさらに効率よく行うことができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、種々の入賞装置を配置
する場所および遊技盤裏面における入賞球誘導路の形成
部位が入賞球検知器を装備することによって制限されな
いパチンコ機用遊技盤を提供することができる。
【0036】すなわち、本発明の遊技盤では、遊技盤に
装着される入賞装置の裏面を上記入賞球誘導路の形成部
位として利用し、当該入賞装置の裏面に上記球通路を設
けている。そして、当該球通路には、当該球通路の形成
された入賞装置の入賞口または他の入賞装置の入賞口か
ら入賞した入賞球を検知する検知器が備えられている。
このため、本発明の遊技盤によれば、上記検知器を設置
したことに起因する他の入賞装置の配置箇所や入賞球誘
導路の形成部位に関する制限がなく、上記検知器の設置
に阻まれることなく遊技装置類を遊技盤上に適宜配置す
ることができる。
【0037】また、本発明の遊技盤において、異なる入
賞口から入賞したパチンコ球が各々別個に通過するよう
に相互に隔てられた複数の球通路を一の入賞装置に形成
するとともに当該複数の球通路に検知器を各々備えるこ
とによって、複数の検知器の集約配置が実現される。こ
れにより、当該複数の検知器の交換その他のメンテナン
ス処理が効率よく行えるとともに遊技盤裏面における上
記検知器に関しての配線処理が簡便になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る本発明の遊技盤を装着したパ
チンコ機の外観を示す正面図である。
【図2】一実施形態に係る本発明の遊技盤の表面構成を
示す遊技盤正面図である。
【図3】一実施形態に係る本発明の遊技盤の裏面構成を
模式的に示す遊技盤背面図である。
【図4】一実施形態に係る本発明の遊技盤に装着される
入賞装置を示す斜視図である。
【図5】一実施形態に係る本発明の遊技盤に装着される
入賞装置を示す斜視図である。
【図6】一実施形態に係る本発明の遊技盤に装着される
入賞装置を示す正面図である。
【図7】図6におけるA−A線矢視断面図である。
【図8】図6におけるB−B線矢視断面図である。
【図9】一実施形態に係る本発明の遊技盤に装着される
入賞装置の構造を一部透過した状態で示す斜視図であ
る。
【図10】従来のパチンコ機用遊技盤の裏面構成を模式
的に示す遊技盤背面図である。
【図11】従来のパチンコ機用遊技盤の裏面構成を模式
的に示す遊技盤背面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 8 本遊技盤 10 本入賞装置 13a,13b 普通入賞装置 13c,13d,52,57 普通入賞口 17 中央入賞装置 17a 特別入賞口 24,28,29 裏誘導路 35 大入賞口 38a 中央下入賞口 56,62,65,66,67,68 球通路 58,59 内部入賞口 71,72,73,74,78,79 検知器 B 球

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ球の入賞口を一又は二以上備え
    た入賞装置を複数装着したパチンコ機の遊技盤であっ
    て、 その遊技盤の裏面側には各入賞口から入賞したパチンコ
    球を遊技盤外に誘導する入賞球誘導路が形成されてお
    り、 それら入賞装置のうちの少なくとも一つの入賞装置に
    は、パチンコ機の遊技盤に装着された際に該遊技盤の裏
    面側において前記入賞球誘導路の一部を構成する球通路
    が形成されており、 その球通路の一部には、該球通路が形成された入賞装置
    または他の入賞装置に備えられた入賞口から入賞したパ
    チンコ球であって該球通路を通過するパチンコ球を検出
    する検知器が設けられていることを特徴とするパチンコ
    機の遊技盤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパチンコ機の遊技盤に
    おいて、 前記少なくとも一つの入賞装置の裏面側には、前記球通
    路が複数形成されており、 該複数の球通路は、各入賞口から入賞したパチンコ球が
    入賞口に応じて別個に通過するように相互に隔てられて
    構成されており、 ここで該複数の球通路のうちの二またはそれ以上の球通
    路には、前記検知器が各々設けられていることを特徴と
    するパチンコ機の遊技盤。
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