JP2004147860A - 弾球遊技機 - Google Patents

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JP2004147860A
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Yasuhiro Hirano
泰弘 平野
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Sansei R&D Co Ltd
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Abstract

【課題】装飾部材による光演出を効果的に行うことが可能な弾球遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】本発明に係るパチンコ遊技機では、装飾部材としてのサイドランプ22内に進入した遊技球は、発光体としてのLED62より後方側を通過するので、LED62の光が、サイドランプ22内を通過する遊技球によって妨げられることがない。これにより、サイドランプ22,22による光演出をより効果的に行うことができる。しかも、遊技球が遊技盤11上を下方向に流下するだけでなく遊技盤11の前後方向にも転動されるので、前後方向に転動した分だけ、遊技球が通過樋80から排出されるまでに時間を要し、流下態様に変化をもたせることができる。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に代表される弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
弾球遊技機には、発光体を内蔵した装飾部材を遊技領域内に備えたものがある。このような発光体内蔵の装飾部材は、一般には遊技盤から膨出して設けられるため、遊技領域のうち装飾部材を設けた部分を遊技球が流下することができなくなる。これに対し、従来の弾球遊技機として、装飾部材の前側に遊技球が通過可能な通路を設けたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2773035号公報(段落[0009]、第5図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の弾球遊技機では、遊技球の通路が発光体より前側に設けられているので、遊技球の通過によって発光体の光が遮られ、装飾部材による光演出を効果的に行うことができなかった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、装飾部材による光演出を効果的に行うことが可能な弾球遊技機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る弾球遊技機は、遊技球が打ち出される遊技領域が形成された遊技盤と、遊技領域に設けられて、内部に発光体を収容した装飾部材とを備えた弾球遊技機において、装飾部材には、遊技領域から発光体の後方側へ遊技球を誘導する入球部と、発光体の後方側に設けられて遊技球が通過する通過樋と、通過樋を通過した遊技球を遊技領域に排出する出球部とからなる遊技球通過領域が設けられたところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機において、装飾部材は、遊技盤に装飾部材を取り付けるための取付体と、取付体に組み付けられて発光体の前方側を覆うと共に光を透過するカバー体と、取付体の前側でかつ発光体の後方側に配設された板部材とを備えたところに特徴を有する。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載の弾球遊技機において、通過樋は、板部材と取付体との間に形成されたところに特徴を有する。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の弾球遊技機において、通過樋は、保護部材と取付体とから構成されたところに特徴を有する。
【0010】
請求項5の発明は、請求項2乃至4の何れかに記載の弾球遊技機において、板部材は、発光体の後方側を覆い、発光体を保護する保護部材であるところに特徴を有する。
【0011】
請求項6の発明は、請求項2乃至5の何れかに記載の弾球遊技機において、取付体には、発光体から延びた導電部材を挿通可能な貫通孔が形成されたところに特徴を有する。
【0012】
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の弾球遊技機において、装飾部材は、遊技領域の側端部に配置されたところに特徴を有する。
【0013】
請求項8の発明は、請求項7に記載の弾球遊技機において、遊技盤には、遊技領域と内側と外側とを区画するガイドレールが設けられ、装飾部材は、ガイドレールに沿った縦長の円弧状でありかつ前記発光体はその長手方向に沿って複数設けられたところに特徴を有する。
【0014】
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れかに記載の弾球遊技機において、入球部は、装飾部材における上端部に配置される一方、出球部は、装飾部材における下端部に配置されたところに特徴を有する。
【0015】
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかに記載の弾球遊技機において、入球部には、遊技領域を流下した遊技球が衝突して受け止められる受壁を設けたところに特徴を有する。
【0016】
請求項11の発明は、請求項1乃至10の何れかに記載の弾球遊技機において、遊技盤のうち装飾部材が取り付けられる部位には、装飾部材取付孔が形成され、通過樋の少なくとも一部を、遊技盤の前面より装飾部材取付孔の奥側に配置したところに特徴を有する。
【0017】
請求項12の発明は、部請求項1乃至11の何れかに記載の弾球遊技機において、装飾部材の前面には、遊技球の通過を防ぐ前面突出部が突出形成されたところに特徴を有する。
【0018】
【発明の作用及び効果】
<請求項1,2,7及び8の発明>
請求項1の弾球遊技機では、装飾部材に遊技球が通過する通過樋が形成されたので、遊技領域のうち、装飾部材を設けた部分を遊技球が通過することができる。しかも、通過樋は発光体の後方側に形成されたので、通過樋を通過する遊技球によって発光体の光が遮られることがない。これにより、装飾部材による光演出を効果的に行うことができる。
【0019】
また、装飾部材は、遊技盤に装飾部材を取り付けるための取付体と、取付体に組み付けられて発光体の前方側を覆うと共に光を透過するカバー体と、取付体の前側でかつ発光体の後方側に配設された板部材とを備えた構成としてもよい(請求項2の発明)。ここで、装飾部材は、遊技領域の側端部に配置してもよい(請求項7の発明)。この場合、装飾部材をガイドレールに沿った縦長の円弧状とし、その長手方向に沿って発光体を複数設けることができる(請求項8の発明)。
【0020】
<請求項3の発明>
請求項3の弾球遊技機では、通過樋を板部材と取付体との間に形成することで、板部材と取付体との間の有効利用が図られる。なお、板部材と取付体との間には通過樋を複数設けた構成とすることも可能である。
【0021】
<請求項4の発明>
請求項4の弾球遊技機では、通過樋を板部材と取付体とから構成したので、板部材が、通過樋の一部となり、通過樋と別に板部材を設けた場合に比べて部材数を減らすことができる。
【0022】
<請求項5の発明>
請求項5の弾球遊技機では、発光体は後方側を保護部材で覆われているので、遊技球が発光体に接触することを防ぐことができる。
<請求項6の発明>
請求項6の弾球遊技機では、発光体から延びた導電部材を取付体に形成した貫通孔を通して、容易に弾球遊技機の本体に備えた回路に接続することができる。
【0023】
<請求項9の発明>
請求項9の弾球遊技機では、装飾部材の上端部に入球部が配置され、下端部に出球部が配置されたので、装飾部材の上端部で遊技球を遊技領域から通過樋内部に取り込み、装飾部材の下端部で遊技球を通過樋から遊技領域に排出することができる。
【0024】
<請求項10の発明>
請求項10の弾球遊技機では、入球部には、遊技領域を流下した遊技球が衝突して受け止められる受壁が形成されたので、通過樋に入球する前に遊技球の勢いを落とすことができる。
【0025】
<請求項11の発明>
請求項11の弾球遊技機では、遊技盤に装飾部材取付孔を形成し、通過樋の少なくとも一部を遊技盤の前面より装飾部材取付孔の奥側に配置したので、遊技球を遊技盤に対して前後方向に転動させることができる。このとき、前後方向に転動した分だけ、遊技球が出球部に到達するまでに時間を要し、流下態様に変化をもたせることができる。
【0026】
<請求項12の発明>
請求項12の弾球遊技機では、装飾部材の前面に前面突出部を突出形成して遊技球の通過を防いだので、装飾部材の前方側を遊技球が通過して発光体の光が遮ることを確実に防ぐことができる。これにより、装飾部材の光演出をより一層効果的に行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機に係る一実施形態を、図1〜図9に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技盤11には、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技領域R1が形成され、遊技領域R1の中央部に、表示装置13が備えられている。遊技領域R1のうち表示装置13の下方には、始動入賞口14、大入賞口15及び外れ球受け入れ口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。また、遊技領域R1のうち表示装置13等を挟んだ左右の両側には、上から順に、ランプ風車17、始動ゲート18、風車19、一般入賞口20,21が設けられ、遊技領域R1全体に亘って、図示しない複数の障害釘が起立している。さらに、ガイドレール12に沿った両側端部には、本発明の「装飾部材」に相当するサイドランプ22,22が設けられている。
【0028】
パチンコ遊技機のうち遊技盤11より下方には、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられている。そして、下皿27Bの右端部に設けた操作ノブ28を操作することで、上皿27Aに収容された遊技球が遊技盤11に向けて弾き出される。また、上皿27Aに設けたボタン29を押せば、上皿27Aから下皿27Bに遊技球が移動して収容される。さらに、上皿27Aを挟んだ両側には、スピーカ59Sが備えられている。
【0029】
次に所要の各部位についてさらに詳説する。
始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなし、通過した遊技球は、その始動ゲート18に内蔵した普通図柄始動スイッチ30(図3参照)によって検出される。そして、その検出信号に基づいて、後述する普通図柄表示領域24の図柄が変動表示される。
【0030】
始動入賞口14は、所謂、ポケット構造をなして上方に向かって開口しており、その開口の両側部には可動翼片14C,14Cが備えられている。これら両可動翼片14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼片14C,14Cに挟まれた始動入賞口14の開口幅は、遊技球が約1つ入る大きさになっている。そして、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動されると、可動翼片14C,14Cが横に倒され、遊技球が可動翼片14Cに案内されて始動入賞口14に入り得る状態になる。
【0031】
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、始動入賞口14内に設けた特別図柄始動スイッチ31(図3参照)が遊技球を検出し、その検出信号に基づいて表示装置13が後述するように図柄を変動表示する。なお、表示装置13が図柄を変動表示している間に、始動入賞口14に入賞した入賞球は、4個まで保留記憶される。
【0032】
大入賞口15は、横長に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、後述する所定条件の成立によって、パチンコ遊技機が「大当たり状態」になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイド15S(図3参照)が駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れる。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能になる。ここで、可動扉15Tが、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が29秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。
【0033】
大入賞口15の内部には、継続入賞口と計数入賞口とが設けられており、これら継続入賞口及び計数入賞口が開放される。より詳細には、可動扉15Tが開いたときには、継続入賞口は開放しており、継続入賞口に入賞後、ソレノイド15Sが駆動されて、継続入賞口が閉鎖される一方、計数入賞口は開放されたままとなる。そして、継続入賞口内に設けた大当たり状態継続スイッチ32(図3を参照)が遊技球の入賞を検出すると、前述した終了条件を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行される。また、計数入賞口内に設けた入賞球数カウントスイッチ33(図3参照)が遊技球の入賞を検出すると、前記継続入賞口への入賞球と合わせて、大入賞口15への入賞球がカウントされ、これらが前記したように計10個に達したか否かがチェックされる。
【0034】
表示装置13は、全体として枠形構造をなした表示枠体23の後端面に、図示しない液晶モジュール(詳細には、TFT−LCDモジュール)を組み付けてなる。液晶モジュールのうち表示枠体23によって取り囲まれた前面部分は、表示部34となっており、遊技者は、表示枠体23を通して表示部34に表示された画像を見ることができる。
【0035】
表示部34には、図1に示すように、通常は、3つの左、中、右の特別図柄13A,13B,13Cが、横並びに表示されている。これら各特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが、表示部34に確定表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに当否判定し、各特別図柄13A,13B,13Cが、上下方向にスクロールして変動表示され、所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。このとき、例えば、当否判定の結果が当たりで全ての特別図柄13A,13B,13Cが同じ図柄、即ち、ぞろ目になった場合に、遊技が「大当たり状態」になり、可動扉15Tが開かれる。
【0036】
表示部34のうち、特別図柄13A,13B,13Cの表示領域の左下隅には、普通図柄表示領域24が設けられている。この普通図柄表示領域24は、始動ゲート18内に設けた普通図柄始動スイッチ30(図3参照)が遊技球の通過を検出したときに当否判定して、例えば、「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が、例えば、奇数の場合に、前記始動入賞口14に設けた前記可動翼片14C,14Cが所定期間(例えば、0.4秒)に亘って横に倒される。
なお、普通図柄表示領域24で表示する図柄は、数字に限るものではなく、アルファベットや記号等でもよい。
【0037】
図2に示すように、パチンコ遊技機の後面中央には、主制御基板50が設けられ、この主制御基板50に重なるようにして、ランプ制御基板55、音声制御基板56及び図柄制御基板57が設けられている。また、これら各基板50,55,56,57の下方には、電源基板、払出制御基板、発射制御基板等の種々の制御基板が設けられている。
【0038】
さて、サイドランプ22,22は、図1に示すようにガイドレール12に沿った縦長の円弧状をなし、図6に示すように遊技盤11に形成された凹所90(本発明の「装飾部材取付孔」に相当する)に組み付けられている。凹所90は縦長の溝状をなし、奥壁91にて奥側が閉塞されており、その奥壁91における長手方向の中間部分には、図7の左寄り(ガイドレール12寄り)の側部に電線挿通孔92が貫通形成されている。
【0039】
サイドランプ22は、図5に示すように、取付体60の前側にカバー体61を備え、それらカバー体61と取付体60との間の空間に板部材63及びLED基板64が収容してなる。
【0040】
取付体60は、前面が開放した溝体65の開口縁から側方にフランジ部66を張り出してなる。そして、図6及び図7に示すように、溝体65を後面側から前記凹所90に嵌合してフランジ部66が凹所90の開口縁に敷設され、そのフランジ部66の上下の両端部に形成した取付孔84,84(図5参照)に螺子を通して、遊技盤11にねじ止めされている。
【0041】
より詳細には、取付体60の溝体65は、縦長の円弧状をなし(図5参照)、断面が「コ」の字状になっている(図7参照)。また、図5に示すように、溝体65の上端壁65B及び下端壁65Cは共に幅方向で湾曲しており、さらに、下端壁65Cは、図6に示すように、奥部から前方に向かうに従って下るように傾斜している。
【0042】
取付体60のフランジ66には、図5に示すように溝体65を挟んで左右両側に、板部材63を取り付けるための1対の係止孔67が形成されている。また、外寄り(ガイドレール12寄り)の係止孔67の上方には、縦長の電線挿通孔78(本発明の「貫通孔」に相当する)が貫通形成され、ここに後述するLED基板64から延びた電線75(本発明の「導電部材」に相当する)が通される(図7を参照)。さらに、フランジ部66のうち外寄り(ガイドレール12寄り)の外縁部の上下の2箇所にはカバー取付孔83,83が貫通形成されている。
【0043】
板部材63は、図5に示すように、前記溝体65の開放口に対応した円弧状の帯板部63Cを備え、帯板部63Cのうち上下の両端部からは、前方に向かって上側起立壁63A及び下側起立壁63Bが突出している
【0044】
上側起立壁63Aは、図6に示すように帯板部63Cから離れるに従って上方へ向かうように傾斜する一方、下側起立壁63Bは水平に延びている。なお、上側起立壁63Aは、下側起立壁63Bよりも前側に張り出している。
【0045】
図5に示すように、板部材63のうち帯板部63Cの長手方向の中間部分の両側部には、1対の係止突片68,68が設けられている。各係止突片68は、基端部が帯板部63Cの前面から前方に突出して側方に張り出し、先端側が後方に直角曲げされている。これら係止突片68,68を取付体60に設けた前記係止孔67,67に差し込んで、板部材63全体を取付体60に押し付けると、帯板部63Cが溝体65の開口部65Aに嵌め込まれ、その開口部65Aのうち長手方向の両端部を除く全体が閉塞される(図9参照)。そして、この板部材63と溝体65とによって四方を囲まれて本発明に係る通過樋80(図7参照)が構成される。ここで、通過樋80の断面は、図7に示されており、遊技球が1つ通過可能な大きさをなしている。また、図4に示すように、溝体65の開口部65Aのうち、上側起立壁63Aより上側の部分は、遊技球の通過樋80への球入口76となり、下側起立壁63Bより下側の部分は、通過樋80からの球出口77となる。
【0046】
板部材63のうち上側起立壁63A及び下側起立壁63Bに挟まれた帯板部63Cの前面には、LED基板64が取り付けられる。これにより、板部材63は、通過樋80を構成すると共に、LED基板64に備えられたLED62が遊技球と接触するのを防止する保護部材を構成している。LED基板64は、図5に示すように、縦長の板状をなし、その長手方向に沿ってLED62が一列に取り付けられている。また、LED基板64の長手方向の中間位置には、位置決め孔70が形成され、板部材63から突出した支柱69がこの位置決め孔70に差し込まれ、LED基板64の前面側から位置決め孔70に通した螺子を支柱69にねじ込んで、LED基板64が板部材63に固定されている。ここで、位置決め孔70は帯板部63Cの厚さ方向に対して斜めに貫通しており、これにより、板部材63に組み付けられたLED基板64は、図7に示すように、板部材63の前面に対して斜めとなって固定されている。これにより、LED62が遊技領域R1の中心方向を向き、LED62の光が、遊技領域R1の中心部分に照射される。さらに、LED基板64の後面からは電線75が延びており、この配線が前述した電線挿通孔78に通されて、遊技盤11の裏側に備えたランプ制御基板55(図2を参照)に接続されている。
【0047】
カバー体61は、図4及び図8に示すように、板部材63及びLED基板64の全体を覆いかつ取付体60の溝体65のうち長手方向の両端部を除いた長手方向のほぼ全体を覆うようにして取り付けられている。
【0048】
より詳細には、カバー体61は、例えば光透過性を有する樹脂部材で構成されており、図5に示すように全体として縦長の袋構造をなしている。そして、このカバー体61により、電線挿通孔78及び電線挿通孔78を通された電線75(図7を参照)が隠されて、見栄えがよくなっている。
【0049】
また、カバー61は、フランジ部66から前方に突出している。ここで、カバー体61は、本発明の「前面突出部」にも相当し、遊技盤11の前面を覆う図示しないガラス板とカバー体61との隙間が、遊技球より小さくなっている。これにより、カバー体61の前方に、遊技球が通過することできないようになっている。なお、カバー体61は、フランジ部66の各カバー取付孔83,83に裏面側から通した皿螺子にて取付体60に固定されている。
【0050】
図4に示すように、カバー体61の上端面には、遊技球が通過可能な上端開口82が形成され、その上端開口82を通して板部材63の上側起立壁63Aが上方に臨んでいる。そして、これら上端開口82と板部材63の上側起立壁63Aとにより本発明に係る入球部81が構成されると共に、上側起立壁63Aが入球部81における本発明の「受壁」を構成している。また、カバー体61の下端面には、遊技球が通過可能な下端開口73が形成され、これにより球出口77が広くなっている。そして、下端開口73と取付体60の下端壁65Cとにより本発明に係る出球部83が構成され、これら出球部83と入球部81と前記通過樋80とから本発明に係る「遊技球通過領域」が構成されている。
【0051】
ここで、カバー体61と板部材63との組み付けをより詳細に説明すると以下のようになっている。図6に示すように、板部材63の上側起立壁63Aは、カバー体61の上端開口82の略真下に配置され、さらに上側起立壁63Aの先端部が、カバー体61の裏面に突き当てられている。これにより、上端開口82に入球した遊技球が、カバー体61とLED基板64との間に進入しないようになっている。
【0052】
板部材63の下側起立壁63Bは、カバー体61の下端開口73の上方に配置されている。下側起立壁63Bの先端部とカバー体61の裏面との間には隙間85が形成されており、LED62の光がこの隙間85から下端開口73を通して下方にも照射されるようになっている。また、下側起立壁63Bによって、通過樋80を通過した遊技球が下端壁65Cで弾かれた場合に、その遊技球がLED基板64に衝突するのを防止することができる。
【0053】
次に、上記構成からなるパチンコ遊技機の作用・効果を説明する。
操作ノブ28を操作することで、遊技球が連続的に遊技盤11の遊技領域R1における上方部分に弾き出されると、それら遊技球は、障害釘、ランプ風車17,風車19等に当たって向きを変えられ、ランダムな経路を通って遊技領域R1の下方に向かう。そして、遊技領域R1の下方に向かう途中で、ガイドレール12の両側部側に流下した遊技球のうち、幾つかが、サイドランプ22の上部に形成された入球部81に入球する。
【0054】
入球部81に入球した遊技球は、上端開口82を通って板部材63の上側起立壁63Aの上面に衝突して勢いが落とされる。その後上側起立壁63Aの傾斜によって、LED基板64の後方側、即ち、通過樋80側に向かって転がり、球入口76から通過樋80の内部に進入する。そして、通過樋80内を落下し、出球部83における下端壁65Cに衝突する。
【0055】
下端壁65Cに衝突した遊技球は、ここで再び勢いを落とされる。そして、下端壁65Cの傾斜によって遊技盤11の奥側から遊技盤11の前方に向かって転がり、球出口77から、再び遊技領域R1に排出される。
【0056】
このように、本実施形態によれば、サイドランプ22内に進入した遊技球は、LED62より後方側を通過するので、LED62の光が、サイドランプ22内を通過する遊技球によって妨げられることがない。これにより、サイドランプ22,22による光演出をより効果的に行うことができる。しかも、遊技球が遊技盤11上を下方向に流下するだけでなく遊技盤11の前後方向にも転動されるので、前後方向に転動した分だけ、遊技球が通過樋80から排出されるまでに時間を要し、流下態様に変化をもたせることができる。
【0057】
また、LED基板64は、前側をカバー体61によって、後側を板部材63によって覆われると共に、上方を上側起立壁63Aによって覆われているので、上端開口82に進入した遊技球がLED62に衝突することを防止できる。
【0058】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、LED基板64を板部材63に対して斜めに取り付けて、LED62の光を遊技領域R1の中央部分に集光するように構成されていたが、LED基板64を板部材63と平行に取り付けて、LED62の光を前方に向けて真っ直ぐ照射するようにしてもよい。
【0059】
(2)また、図10に示すように、カバー体61の内側で、LED62の照射方向の前側に、LED62の光のみを通すハーフミラー部材100を備えた構成としてもよい。このようにすれば、LED基板64の回路基板を遊技者側から隠すことができ、サイドランプ22の見栄えがよくなる。
【0060】
(3)上記実施形態では、サイドランプ22に本発明を適用していたが、発光体を備え遊技領域に配設された他の装飾部材に適用してもよい。
【0061】
(4)上記実施形態では、溝体65が遊技盤11の前面より後側に設けられていたが、LED62より後側であれば、遊技盤11の前面に設けてもよい。
【0062】
(5)上記実施形態では、遊技球を受け止める上側起立壁63Aを板部材63で構成していたが、カバー体61で構成してもよい。
【0063】
(6)上記実施形態では、サイドランプ22内に、通過樋80を1つ備えた構成であったが、複数備えた構成としてもよい。具体的には、図11に示すように、板部材63と取付体60との間に区画壁110を設けて、板部材63と区画壁110とで形成された第1の通過樋111と、区画壁110と取付体とで形成された第2の通過樋112とを備えた構成としてもよい。さらに、通過樋111,112の球入口及び球出口は、各通過樋111,112に共通な構成としてもよいし、図11に示すように、球入口76及び球出口77の少なくとも何れか一方を、通過樋111,112ごとに別々に設けた構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図
【図2】パチンコ遊技機の背面図
【図3】パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図
【図4】サイドランプの斜視図
【図5】サイドランプの分解斜視図
【図6】サイドランプの側断面図
【図7】サイドランプの平断面図
【図8】サイドランプの正面図
【図9】保護部材を組み付けた状態の取付体の斜視図
【図10】他の実施形態(2)におけるサイドランプの平断面図
【図11】他の実施形態(6)におけるサイドランプの側断面図
【符号の説明】
11…遊技盤
12…ガイドレール
22…サイドランプ(装飾部材)
60…取付体
61…カバー体(前面突出部)
62…LED(発光体)
63…板部材(保護部材)
63A…上側起立壁(受壁)
75…電線(導電部材)
78…電線挿通孔(貫通孔)
80…通過樋
81…入球部
83…出球部
90…凹所(装飾部材取付孔)

Claims (12)

  1. 遊技球が打ち出される遊技領域が形成された遊技盤と、
    前記遊技領域に設けられて、内部に発光体を収容した装飾部材とを備えた弾球遊技機において、
    前記装飾部材には、前記遊技領域から前記発光体の後方側へ遊技球を誘導する入球部と、前記発光体の後方側に設けられて遊技球が通過する通過樋と、前記通過樋を通過した遊技球を前記遊技領域に排出する出球部とからなる遊技球通過領域が設けられたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記装飾部材は、前記遊技盤に前記装飾部材を取り付けるための取付体と、前記取付体に組み付けられて前記発光体の前方側を覆うと共に光を透過するカバー体と、前記取付体の前側でかつ前記発光体の後方側に配設された板部材とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記通過樋は、前記保護部材と前記取付体との間に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記通過樋は、前記保護部材と前記取付体とから構成されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の弾球遊技機。
  5. 前記板部材は、前記発光体の後方側を覆い、前記発光体を保護する保護部材であることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 前記取付体には、前記発光体から延びた導電部材を挿通可能な貫通孔が形成されたことを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の弾球遊技機。
  7. 前記装飾部材は、前記遊技領域の側端部に配置されたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の弾球遊技機。
  8. 前記遊技盤には、前記遊技領域と内側と外側とを区画するガイドレールが設けられ、
    前記装飾部材は、前記ガイドレールに沿った縦長の円弧状でありかつ前記発光体はその長手方向に沿って複数設けられたことを特徴とする請求項7に記載の弾球遊技機。
  9. 前記入球部は、前記装飾部材における上端部に配置される一方、前記出球部は、前記装飾部材における下端部に配置されたことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の弾球遊技機。
  10. 前記入球部には、前記遊技領域を流下した遊技球が衝突して受け止められる受壁を設けたことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の弾球遊技機。
  11. 前記遊技盤のうち前記装飾部材が取り付けられる部位には、装飾部材取付孔が形成され、
    前記通過樋の少なくとも一部を、前記遊技盤の前面より前記装飾部材取付孔の奥側に配置したことを特徴とする請求項1乃至10に記載の弾球遊技機。
  12. 前記装飾部材の前面には、遊技球の通過を防ぐ前面突出部が突出形成されたことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の弾球遊技機。
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