JP4456908B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
従来より、遊技球を第1姿勢で受入れ、その遊技球を保持した状態で第2姿勢となるまで回動し、第2姿勢となると遊技球を排出して、第1姿勢に戻される回動部材を備えた遊技機があった(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−239099号公報(段落[0014]、[0015]、図6)
ところで、上述した従来の遊技機に備えられた回動部材を、遊技者から視認可能な位置に配置して、遊技の演出に利用することが考えられる。しかしながら、上述した回動部材は、第2姿勢となると直ちに遊技球を排出して第1姿勢に戻されるため、回動部材が第2姿勢になったことが遊技者から分かり難く、回動部材の動作による演出効果が低かった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、回動部材の動作による演出効果を向上させることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る遊技機は、遊技球が流下する遊技領域を前面に備えた遊技盤に取付窓を貫通形成して、前記取付窓に嵌め込んだ装飾枠の上辺と両側辺を遊技領域内で遊技盤の前面から突出させると共に、その装飾枠の一側辺に、遊技球を受け入れ可能な入球口から装飾枠の下辺部分に案内するワープ流下路を設け、さらに、装飾枠の下辺部分に、遊技球を遊転させて下方に排出するステージを備えた遊技機において、ワープ流下路は、入球口を通って受け入れた遊技球を装飾枠の下方側に案内する樋状壁部を有し、ワープ流下路の上端側に備えられ、遊技盤に直交するように配置された回動軸によって回動可能に配置された回動部材を有し、回動部材には、ワープ流下路に入球した遊技球を受け入れる遊技球受入部と、通常時には第一位置に付勢され、遊技球受入部に遊技球が受け入れられたときには、その遊技球の自重によって回動部材が軸部を中心として回動することで第二位置に移動する可動部と、遊技球受入部から回動軸の軸方向に延び、遊技球の直径よりも幅狭な軸状の遊技球誘導部が設けられ、ワープ流下路内に、遊技球誘導部の側方と遊技球受入部の前端部と樋状壁部の間で構成された排出部を設け、可動部は、回動部材が第一位置のときには樋状壁部の後側に配置されることで隠蔽される一方、回動部材が第二位置に移動したときには、樋状壁部からずれて隠蔽されていた可動部が遊技者から視認可能な位置に出現するように構成され、入球口からワープ流下路に入球した遊技球が遊技球受入部で受け止められ、遊技球受入部が遊技球の自重を受けることで可動部が第一位置から第二位置に回動し、その回動動作に伴って可動部を遊技者から視認可能な位置に出現させると共に、遊技球受入部に受け入れた遊技球を遊技球誘導部側に誘導し、遊技球誘導部が遊技球の自重を受けている間は、その遊技球の自重によって可動部を樋状壁部から出現した第二位置を保持し、遊技球が遊技球誘導部へ誘導された後に排出部から遊技球が落下するように構成したことを特徴とする遊技機。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、可動部が第一位置のときには、遊技球受入部に受け入れた遊技球が遊技球誘導部側に移動することを規制すると共に、可動部が第一位置から第二位置に移動したときには、規制を解除する移動規制手段を備えたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、可動部が第一位置と第二位置との間のときに、遊技球誘導部側に移動した遊技球が排出部から落下することを規制すると共に、可動部が第二位置のときには、排出部から遊技球が落下することを許容する落下規制手段を備えたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機において、遊技球受入部には、遊技球誘導部に向かって遊技球を誘導する傾斜が設けられたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機において、可動部が第一位置のときには、可動部を遊技者から視認不可能とすると共に、可動部が第二位置のときには、可動部を遊技者から視認可能とする隠蔽部材を備えたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機において、遊技の進行を表示する表示部を備え、可動部は、第二位置のときに表示部の一部を覆うところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、遊技球受入部に遊技球が受入れられると、遊技球の自重によって回動部材が回動し、回動部材に備えた可動部が第一位置から第二位置まで移動する。ここで、遊技球受入部に受入れられた遊技球は、可動部が第二位置に達すると遊技球受入部に延設された遊技球誘導部に誘導されて排出部まで移動するので、遊技球受入部は、第二位置において、従来よりも長い時間に亘って遊技球の自重を受けることになる。つまり、可動部が第二位置になっても、遊技球は直ちに再流下されることがなく、排出部に達するまでの暫くの間、遊技球受入部に延設された遊技球誘導部上を転動するので、可動部が第二位置となっている時間を従来の遊技機よりも長くすることができる。これにより、可動部が第二位置になっていることが分かり易くなり、回動部材の動作による演出効果を向上させることができる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、可動部が第一位置のときに、遊技球受入部に受け入れられた遊技球が落下することが防がれる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、可動部が第一位置から第二位置へ移動している途中で、遊技球受入部から遊技球が落下することが防止され、可動部が第二位置のときに遊技球受入部から遊技球を落下させることができる。これにより、可動部を確実に第一位置と第二位置との間で移動させることができる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、遊技球受入部に受入れられた遊技球をスムーズに遊技球誘導部側へ誘導することができる。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、遊技球受入部に遊技球が受入れられると、可動部が隠蔽部材から出没するので、可動部の動きによって遊技の趣向性を向上させることができる。
[請求項6の発明]
請求項6の発明によれば、可動部は、第二位置のときに表示部の一部を覆うので、可動部の動きが遊技者から視認し易くなる。
[第1実施形態]
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機に係る第1実施形態を、図1〜図13に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態のパチンコ遊技機の遊技盤11には、ガイドレール12で囲まれたほぼ円形の遊技領域R1が形成され、この遊技領域R1内に表示装置13が備えられている。
表示装置13は、遊技領域R1において向かって右寄りに偏在され、表示装置13の左側辺とガイドレール12との間には、風車17が設けられている。表示装置13の下方には、始動入賞口14、大入賞口15及び外れ球受け入れ口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。遊技領域R1のうち始動入賞口14の左右両側には、始動ゲート18,18が設けられ、これら始動ゲート18の側方には、ガイドレール12に沿って円弧状に湾曲したサイドランプ22,22が設けられている。さらに、遊技領域R1全体に亘って、図示しない複数の障害釘が起立している。
パチンコ遊技機のうち、遊技盤11の上方と両側方には、遊技盤11の前面側(遊技者側)に張り出した装飾ランプ30が設けられている。また、遊技盤11より下方には、上皿27A及び下皿27Bが上下2段にして設けられている。そして、下皿27Bの右端部に設けた操作ノブ28を操作することで、上皿27Aに収容された遊技球が遊技盤11に向けて弾き出される。また、上皿27Aの上面には、上皿27Aから下皿27Bに遊技球を移動するためのボタン29が設けられ、上皿27Aの両側部には、スピーカ59S,59Sが備えられている。
次に所要の各部位について詳説する。
始動ゲート18は、門形構造をなしかつ検出スイッチを内蔵し、始動ゲート18を通過した遊技球が検出スイッチにて検出される。そして、その検出信号に基づいて、後述する普通図柄表示領域24の図柄が変動表示される。
始動入賞口14は、所謂、ポケット構造をなして上方に向かって開口しており、その開口の両側部には可動翼片14C,14Cが備えられている。これら両可動翼片14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼片14C,14Cに挟まれた始動入賞口14の開口幅は、遊技球が約1つ入る大きさになっている。そして、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動されると、可動翼片14C,14Cが横に倒され(図1の状態)、遊技球が可動翼片14Cに案内されて始動入賞口14に入り得る状態になる。
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、始動入賞口14内に設けた検出スイッチが遊技球を検出し、その検出信号に基づいて表示装置13が後述するように図柄を変動表示する。なお、表示装置13が図柄を変動表示している間に、始動入賞口14に入賞した入賞球は、例えば、4個まで累積カウントされる。
大入賞口15は、横長に形成されて、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、後述する所定条件が成立するとによって、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れ、大当たり遊技が開始される(図1の状態)。これにより、大入賞口15が開放され、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能になる。ここで、可動扉15Tが、開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が30秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの条件が先に満たされた場合に終了する。なお、本実施形態では、1回の「大当たり遊技」は、最大で15ラウンドまで継続して行われる。また、本実施形態では、実行可能な残りのラウンド数は、後述する表示装置13に備えられたラウンド数表示部19にて表示される。なお、残りのラウンド数は、表示装置13の表示部34にて表示するようにしてもよい。
大入賞口15の内部には、継続入賞口と計数入賞口とが設けられており、大当たり遊技中にこれら継続入賞口及び計数入賞口が開放される。より詳細には、可動扉15Tが開いたときには、継続入賞口は開放しており、継続入賞口に入賞後、ソレノイドが駆動されて、継続入賞口が閉鎖される一方、計数入賞口は開放されたままとなる。そして、継続入賞口内に設けた検出スイッチが遊技球の入賞を検出すると、前述した終了条件を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行される。また、計数入賞口内に設けた検出スイッチが遊技球の入賞を検出すると、継続入賞口への入賞球と合わせて、大入賞口15への入賞球がカウントされ、これらが前記したように計10個に達したか否かがチェックされる。
表示装置13は、図2に示すように、全体として枠形構造をなした装飾枠23の後端面に、図示しない液晶モジュール(詳細には、TFT−LCDモジュール)を組み付けてなる。液晶モジュールのうち、装飾枠23に形成された横長の表示窓23Wで取り囲まれた前面部分は、表示部34となっており、遊技者は、装飾枠23の表示窓23Wを通して表示部34に表示された画像を見ることができる。
表示部34には、図1に示すように、通常は、左、中、右の3つの特別図柄13A,13B,13Cが、横並びに表示されている。これら各特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」〜「11」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごとに、所定の種類のものが、表示部34に確定表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに、各特別図柄13A,13B,13Cが、上下方向にスクロールして変動表示され、所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。このとき、例えば、全ての特別図柄13A,13B,13Cが同じ図柄、即ち、ぞろ目になった場合に、「大当たり遊技」が開始され、可動扉15Tが開かれる。
表示部34のうち、特別図柄13A,13B,13Cの表示領域の左下隅には、普通図柄表示領域24が設けられている。この普通図柄表示領域24は、始動ゲート18内に設けた検出スイッチが遊技球の通過を検出したときに、例えば、「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が、例えば、奇数の場合に、前記始動入賞口14に設けた前記可動翼片14C,14Cが所定期間(例えば、0.4秒)に亘って横に倒される。また、普通図柄表示領域24が変動表示している間に始動ゲート18を通過した遊技球は、例えば、4つまで累積カウントされ、例えば、図示しないLEDの点灯数で表示される。
一方、図2に示すように、表示装置13の装飾枠23は、遊技盤11に形成された図示しない取付窓に嵌め込まれて、周縁部から張り出した複数のフランジ部49を遊技盤11面に突き当てて固定されている。装飾枠23の上辺と両側辺は、遊技盤11から前方(図1における紙面手前側)に突出している。
図2及び図3に示すように、装飾枠23の上辺部分には、円弧状をなした上部ランプ31と、図示しない演出部品(例えば、ぬいぐるみ)を配置するための凹所32とが設けられている。
装飾枠23の右側部には、ラウンド数表示部19が備えられている。ラウンド数表示部19は、有色の透光性樹脂の後面側に複数のLED(図示せず)を備えた構成をなし、点灯したLEDの組み合わせによって、ラウンド数表示部19において、例えば「00」〜「99」の数字が表示されるようになっている。
装飾枠23の下辺部分には、遊技球が遊転可能な前側ステージ25Fと後側ステージ25Bとが前後に平行に並べて設けられている。後側ステージ25Bは、装飾枠23の左右両側辺を繋ぐように形成されており、左右両端部から中央部に向かって下方に傾斜する一方、中央部には、山形に隆起した隆起部83が形成されている(図4の(A)を参照)。後側ステージ25Bの上面のうち、隆起部83の両端部分には、緩斜面84,84が形成されている。緩斜面84,84は、凹形状に湾曲すると共に後側ステージ25Bの奥側から前端縁に向かうに従って下方に傾斜している。さらに、後側ステージ25Bの両端部と隆起部83との前端縁には、落下防止壁85が起立している。これにより、後側ステージ25B上を転動する遊技球が、後側ステージ25Bの緩斜面84,84から後述する前側ステージ25F上に落下するようになっている。
前側ステージ25Fは、後側ステージ25Bの前側(遊技者側)に設けられ、段付き状に後側ステージ25Bよりも低くなっている。前側ステージ25Fも後側ステージ25Bと同様に、装飾枠23の左右両側辺を繋ぐように延びており、左右の両端部から中央部に向かって下るように傾斜している。前側ステージ25Fの途中部分、より詳細には、後側ステージ25Bの緩斜面84,84の前側部分には、段差部40,40が形成されており、これら段差部40,40で挟まれた部分は、両側部から中央部分に向かって下るように緩やかな円弧形状をなしている。前側ステージ25Fの中央部には、前側ステージ25Fの奥側から前方に向かって若干下方に傾斜した緩斜面80が形成されている。また、図4の(A)に示すように、前側ステージ25Fの段差部40,40が形成された部分の前端縁には、落下防止壁81が起立している。そして、後側ステージ25Bの緩斜面84,84から前側ステージ25F上に落下した遊技球は、この落下防止壁81に衝突するので、前側ステージ25Fの前端縁からすぐに落下することなく、前側ステージ25F上を左右に転動する。そして、左右に転動した後で、前側ステージ25Fの緩斜面80から表示装置13の下方に流下される。なお、前側ステージ25Fの緩斜面80の真下位置には、始動入賞口14が配置されており、前側ステージ25Fの緩斜面80から下方へ流下した遊技球は、前側ステージ25Fから流下しなかった遊技球よりも始動入賞口14へ入賞し易くなっている(図1を参照)。
ところで、図3に示すように、装飾枠23の下辺部分のほぼ中央には、後側ステージ25Bと前側ステージ25Fとを連絡した誘導通路41が形成されている。誘導通路41は、後側ステージ25Bの奥側に設けられた1対の垂直樋42,42と、この垂直樋42,42の下端部に連絡して、後側ステージ25Bの隆起部83の真下を貫通したトンネル部43とから構成されている。
垂直樋42,42は、後側ステージ25Bの緩斜面84,84の間で、中央から若干左右にずれた位置に形成されている。垂直樋42,42は、後側ステージ25Bの奥側の壁部37を、ほぼ遊技球の直径分だけ奥側に陥没させた構造をなす。また、垂直樋42,42は、図4の(B)に示すように、断面略矩形状をなして上方に開口しており、この開口部が、誘導通路41の球入口となっている。なお、後側ステージ25Bの隆起部83の上面は、図4の(A)に示すように、後側ステージ25Bの奥側に向かって若干下方に傾斜しており、後側ステージ25Bの隆起部83上を転動する遊技球が、垂直樋42,42に転入し易くなっている。
一方、誘導通路41を構成するトンネル部43は、図3に示すように、後側ステージ25Bと直交するように延びており、トンネル部43の前端開口、即ち、前側ステージ25Fの奥側の壁部38に形成された開口部が、誘導通路41の球出口となっている。トンネル部43の底面は、全体として前方に向かって下方に傾斜しかつ、左右両側から中央に向かって下方に傾斜している。これにより、垂直樋42,42を通ってトンネル部43の奥部に落下した遊技球は、トンネル部43の中央に向かって転動すると共に、トンネル部43の前方に向かって転動する。また、トンネル部43の左右方向の幅は、遊技球を3つ横並びとしたときの幅よりも若干大きくなっているので、一度に3つの遊技球がトンネル部43を通って、前端開口(誘導通路41の球出口)から前側ステージ25Fに排出可能となっている。また、一度に複数の遊技球がトンネル部43内を転動した場合でも、遊技球同士がトンネル部43内でかみ合って詰まることが防止される。
トンネル部43の左右方向の中央部分には、中排出路44が陥没形成され、この中排出路44の両側部分には、中排出路44よりも段付き状に高くなった側部排出路45,45が形成されている。中排出路44は、ちょうど遊技球1つ分の幅を有し、底面には、1対の突条46,46が前後方向に延びている。そして、この突条46と、側部排出路45との境界部分に形成された段差壁とによって、中排出路44を転動する遊技球の転動方向を安定させることができる。さらに、この突条46,46があることで、遊技球が各排出路45,45に区画され、「球がみ」(球詰まり)の防止にもなる。
一方、側部排出路45,45は、前記垂直樋42,42の真下位置から前方に向かって延びており、その底面は前述したように、前方へ向かって下方へ傾斜すると共に中排出路44側に向かって下方に傾斜している。側部排出路45,45のうち、中排出路44との境界部分には突条47,47が形成されており、側部排出路45を転動する遊技球は、途中で中排出路44に転入し難くなっている。なお、突条47,47は、側部排出路45,45の奥端部、即ち、トンネル部43と垂直樋42,42との交差部分には形成されていないので、垂直樋42を通って側部排出路45の奥端部に落下した遊技球のほとんどは、傾斜によって中排出路44に転入するように構成されている。以上が、装飾枠23の下辺部分に設けられた各ステージ25B,25Fの説明である。なお、本実施形態では、垂直樋42,42は2箇所に設けられているが、3箇所以上の複数箇所に設けてもよい。
さて、装飾枠23の左側辺には、図2に示すように斜め上方を向いて開放した入球口39が設けられ、表示装置13の上方から流下して入球口39に転入した遊技球が、装飾枠23の左側辺に設けられたワープ流下路26を通過して後側ステージ25Bに案内されるようになっている。ワープ流下路26は、図6に示すように前記入球口39と連通した前側流路26Aと、この前側流路26Aよりも奥側に設けられた後側流路26Bとから構成される。前側流路26Aは、樋形状をなして上下方向に延びた樋状壁部60によって構成される。樋状壁部60は、前方に開放しており、前側流路26Aを流下する遊技球は、前方から視認可能となっている。
一方、後側流路26Bは、樋状壁部60の後側に設けられており、図3に示すように、後側流路26Bを構成する壁部のうち、装飾枠23の内側の側壁69には、縦長の矩形窓68が形成されている。そして、後側流路26Bの内部には、後述する回動部材90が収容されている。
回動部材90は、図5に示すように、上端部に遊技球受容部92(本発明の「遊技球受入部」に相当する)を備える一方、下端部に可動部93(本発明の「出没部」に相当する)を備え、これら遊技球受容部92と可動部93との間に設けた軸部94によって、後側流路26B内に回動可能に軸支されている。軸部94は、前側流路26Aを構成する樋状壁部60のうち、後側流路26Bとの間に形成された奥壁部60Aと、その奥壁部60Aに対向した後側流路26Bの奥壁67との間に差し渡されており(図6を参照)、遊技盤11面に対して直交しかつ水平方向(図10における紙面と直交する方向)を向いている。これにより、回動部材90は、遊技盤11面に平行な面内で、第1の姿勢(図7及び図10の状態)と第2の姿勢(図9及び図13の状態)との間で回動し、遊技球受容部92が後側流路26B内で上下移動する。なお、回動部材90が第1姿勢のときの可動部93の位置が、本発明の「第一位置」に相当し、回動部材90が第2姿勢のときの可動部93の位置が、本発明の「第二位置」に相当する。
遊技球受容部92は、回動部材90の上端部を緩やかに円弧状に湾曲させた形状をなし、遊技球を1つ受容可能な大きさとなっている。遊技球受容部92の上面は、遊技球の外周面に沿って湾曲している。遊技球受容部92のうち、軸部94から離れた側の前端部には、遊技球の半径よりも幅狭な軸状をなした延設ガイド96(本発明の「遊技球誘導部」に相当する)が設けられており、軸部94の軸方向に沿って前方(図5における紙面手前側)に突出している。ここで、遊技球受容部92の上面には、前端部(図5における紙面手前側)に向かって下方に傾斜した傾斜面95が形成されているので、遊技球受容部92に受容された遊技球は、傾斜面95によって延設ガイド96側へスムーズに案内されるようになっている。また、延設ガイド96を、軸部94の軸方向、即ち、遊技盤11に直交する方向に延設したので、延設ガイド96を遊技盤11と平行な方向へ延設した場合に比較して、遊技盤11に平行な面内における回動部材90の回動のためのスペースを小さくすることができる。
なお、後述するように、延設ガイド96の側縁部と遊技球受容部92の前端縁との間には、排出部98が設けられ、遊技球受容部92から延設ガイド96側へ転動した遊技球は、この排出部98から下方に流下される。つまり、遊技球が遊技球受容部92の前端縁に到達する前に遊技球が排出可能であるため延設ガイド96の前端縁から遊技球を排出するよりもスペースを小さくすることができる。また、本実施形態における回動部材90は、遊技球受容部92から軸と平行な方向へ遊技球を排出する構成であるため、本願発明の効果を発揮するのに適している。その理由は、軸と平行方向への遊技球の排出は、回動部材90が如何なる位置においても可能であるため、排出するまでの時間稼ぎの手段が必要となるためである。
回動部材90の下端部に備えた可動部93は、扁平ブロック形状をなしており、可動部93の前面(遊技者側の面)には、例えば、キャラクター図柄が描かれた装飾プレート97が敷設されている。可動部93には、金属製の重り(本発明の「付勢手段」に相当する)が内蔵されており、回動部材90は、この重り91によって、常には、図7及び図10に示す第1姿勢に付勢されている。また、回動部材90が第1姿勢のときには、可動部93は、後側流路26B内に配置され、側面が側壁69に形成された矩形窓68に臨んでいる。そして、遊技球受容部92に遊技球が受容され、回動部材90が回動すると、可動部93は矩形窓68から表示窓23Wの内側領域へ突出する。
ここで、回動部材90が第1姿勢で後側流路26B内に配置されているときには、可動部93は、前側流路26Aを構成する樋状壁部60に遮られて遊技者側から視認不可能となっている(図10を参照)。なお、この樋状壁部60は、本発明の「隠蔽部材」に相当する。一方、回動部材90が回動して、可動部93が矩形窓68から表示窓23Wの内側領域に突出すると、可動部93は、表示部34の前側に配置されることになり、可動部93が遊技者から視認可能となる(図11〜図13の状態)。なお、通常、遊技者は、表示部34の表示図柄を見ながら遊技を行うので、可動部93を表示部34の前側に出現させることで、可動部93が出現したことが遊技者から分かり易くなっている。
ところで、樋状壁部60のうち、前側流路26Aと後側流路26Bとの間に形成された奥壁部60Aには、前側流路26Aと後側流路26Bとを連通した2つの開口部61,62が上下に設けられている。
上側開口部61は、図10に示すように、遊技球が1つ通過可能な大きさを有し、回動部材90の遊技球受容部92よりも上方に形成されている。上側開口部61の前方には、入球口39から前側流路26A内に入球した遊技球を受ける球受け板63が突出している。球受け板63の上側開口部61寄り位置には、屈曲した案内片64が起立しており、球受け板63上に落下した遊技球は、この案内片64によって転動方向が変えられ、上側開口部61に案内される(図7を参照)。
一方、下側開口部62は、上側開口部61の下側、即ち、球受け板63の下方部分に形成されている。この下側開口部62の対向位置には、前記した回動部材90の遊技球受容部92が配置され、遊技球受容部92から延設された延設ガイド96が、この下側開口部62を貫通して後側流路26Bから前側流路26A内に突出している。なお、この下側開口部62が、本発明の「側部開口」に相当する。
下側開口部62の開口縁の一部は、奥壁部60Aに一体に設けられた転動ストッパ65(本発明の「移動規制手段」及び「落下規制手段」に相当する)によって構成されている。転動ストッパ65は、奥壁部60Aから前方に膨出しかつ球受け板63の下面から下方に延びており、下端部には、矩形状の切り欠き部66が形成されている。そして、遊技球受容部92に受容された遊技球は、この転動ストッパ65に当接することで、前方(延設ガイド96側)への転動が規制される(図11を参照)。
次に、上記構成からなるパチンコ遊技機の作用・効果を説明する。
操作ノブ28を操作して、遊技球が連続的に遊技盤11の遊技領域における上方部分に弾き出されると、それら遊技球は、障害釘、風車17等に当たって向きを変えられ、ランダムな経路を通って遊技領域の下方に向かう。
遊技球が、下方に向かう途中で始動ゲート18を通過すると、普通図柄表示領域24にて「0」〜「9」までの数字を所定期間に亘って変動表示した後、所定の数字を確定表示する。そして、確定表示された数字が奇数の場合に、遊技盤11の裏に設けたソレノイドが駆動されて、可動翼片14C,14Cが所定期間に亘って横に倒れ、始動入賞口14が開放される。
遊技球が、下方に向かう途中で、各入賞口14,15に入ると、その遊技球は、遊技盤11の裏側に取り込まれ、代わりに所定数の賞球が上皿27Aに払い出される。
また、遊技球が始動入賞口14に入った場合には、表示装置13に表示された各特別図柄13A,13B,13C(図1参照)が、所定時間に亘ってスクロール表示された後で、順次に停止表示される。そして、3つの特別図柄13A,13B,13Cが、ぞろ目になると、遊技盤11の裏に設けたソレノイド(図示せず)が駆動され、可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒れて、大入賞口15が開いた「大当たり状態」になる。その大入賞口15が開放しているラウンド中に、大入賞口15内の継続入賞口に遊技球が入ると、そのラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行され、これが最高で15ラウンドまで繰り返される。
さて、遊技領域R1を流下する遊技球のうち、いくつかの遊技球は、表示装置13の装飾枠23に形成された入球口39(図2を参照)から、装飾枠23に設けられたワープ流下路26内に入り込む。ワープ流下路26に入り込んだ遊技球は、前側流路26A内の球受け板63に受け止められる。そして、球受け板63に起立した案内片64によって上側開口部61へ案内されて、上側開口部61を通って後側流路26Bへ転入し、後側流路26B内を下方に流下する(図7を参照)。
後側流路26B内を流下した遊技球は、後側流路26B内で第1姿勢(図7及び図10の状態)に保持されている回動部材90の遊技球受容部92上に落下し、受け止められる。ここで、回動部材90が第1姿勢となっているときには、可動部93は、樋状壁部60によって前方から覆われているので、遊技者からは視認できない。
また、回動部材90が第1姿勢のときには、延設ガイド96の側縁部と下側開口部62の開口縁、より詳細には、転動ストッパ65の切り欠き部66の縁部との間隔H(図6を参照)は、遊技球の直径よりも小さくなっている。これにより、遊技球受容部92から延設ガイド96側(図10における紙面手前側)への遊技球の転動が規制され、回動部材90が第1姿勢のときに、遊技球受容部92に受容した遊技球が、遊技球受容部92から排出されることが防止される。
遊技球受容部92に遊技球が受容されると、回動部材90は受容した遊技球の自重によって、軸部94を中心として、反時計回り方向への回動を開始する。回動部材90が第1姿勢から第2姿勢に向かって回動すると(図8及び図11の状態)、延設ガイド96の側縁部と転動ストッパ65の切り欠き部66の縁部との間隔H(図6を参照)が徐々に広がる。しかしながら、このときにも、延設ガイド96の側縁部と転動ストッパ65の切り欠き部66の縁部との間隔は、遊技球の直径よりも小さくなっているので、遊技球受容部92に受容された遊技球は、延設ガイド96側へ転動することが規制されている。これにより、遊技球受容部92から遊技球が落下することが防止される。
また、回動部材90が第2姿勢となる直前(図12の状態)では、延設ガイド96の側縁部と切り欠き部66の縁部との間隔が、遊技球の直径と同じとなり、延設ガイド96の側縁部と切り欠き部66の縁部とで、遊技球を挟んだ状態となるので、このときも、遊技球受容部92から遊技球が落下することが防止される。つまり、回動部材90が第1姿勢から第2姿勢に移行する途中で、遊技球受容部92から遊技球が落下することが防止される。これにより、回動部材90を確実に第1姿勢と第2姿勢との間で回動させることができる。
ここで、回動部材90が回動すると、軸部94を挟んで遊技球受容部92と反対側に設けられた可動部93は、側壁69に貫通形成された矩形窓68から表示窓23Wの内側領域へ徐々に突出し、表示部34の前側に出現する。つまり、遊技者から可動部93が視認可能となると共に、表示部34の一部が可動部93によって覆われる(図11及び図12を参照)。
そして、回動部材90が第2姿勢(図9及び図13の状態)となると、延設ガイド96の側縁部と転動ストッパ65の切り欠き部66の縁部との間隔が遊技球の直径よりも大きくなる。すると、遊技球受容部92に受容された遊技球の延設ガイド96側への転動が許容され、遊技球は、図9に示すように、遊技球受容部92から延設ガイド96に沿って、前方(遊技者側)へ移動する。そして、樋状壁部60の奥壁部60Aに貫通形成された下側開口部62を通って、後側流路26Bから前側流路26A内に進入し、前側流路26A内で、延設ガイド96の側縁部に形成された排出部98から下方へ落下する。つまり、回動部材90が第1姿勢から第2姿勢に移行する間は、遊技球が遊技球受容部92に保持され、第2姿勢となると、遊技球受容部92に受容された遊技球が延設ガイド96の先端側へ向かって転動するので、回動部材90が第2姿勢(可動部93が「第二位置」)となっている時間が、従来のものよりも長くなる。従って、回動部材90に備えた可動部93が遊技者から視認可能な位置に出現している時間が従来よりも長くなり、回動部材90が回動していることが分かり易くなる。
遊技球が排出部98から排出されると、回動部材90は重り91の自重によって時計回りに回動して第1姿勢に戻されると共に、可動部93は再び後側流路26B内に収容されて、遊技者から視認不可能となる。つまり、回動部材90の回動動作によって、可動部93が表示部34の前側を横切って出没するので、可動部93の動きによって遊技の趣向性を向上することができる。
なお、前側流路26Aを流下した遊技球は、後側ステージ25Bの左端位置に誘導され、後側ステージ25B上を左右に転動する。そして、後側ステージ25B上を転動する遊技球のうちのいくつかは、後側ステージ25Bの後方に設けられた垂直樋42,42から誘導通路41内へ転入し、前側ステージ25Fの中央に誘導された後で前縁部から表示装置13の下方へ流下する。
このように、本実施形態のパチンコ遊技機によれば、回動部材90の遊技球受容部92に受容された遊技球は、回動部材90が第2姿勢となると、延設ガイド96に沿って遊技盤11に直交する方向に転動してから排出される。つまり、回動部材90が第2姿勢となっても、遊技球は直ちに排出されることはなく、暫くの間、遊技球受容部92に延設された延設ガイド96上を転動するので、回動部材90が第2姿勢(可動部93が「第二位置」)となっている時間を従来の遊技機より長くすることができる。これにより、回動部材90の回動動作が分かり易くなり、回動部材90の回動による演出効果が向上する。
また、回動部材90が第2姿勢となっている時間が従来の遊技機より長くなることで、可動部93が遊技者に視認可能な位置に出現している時間を比較的長くすることができ、遊技者は可動部93が出現している状態、即ち、回動部材90が回動している状態を視認し易くなる。そして、回動部材90の回動と可動部93の出没によって遊技の趣向性を向上することができる。
[第2実施形態]
図14及び図15は、本発明の第2実施形態を示す。
この第2実施形態では、図14に示すように、後側流路26Bの奥壁67の後側に、発光体(例えば、LED)100が備えられている。詳細には、後側流路26Bの奥壁67は透光性部材で構成されており、奥壁67の後側に備えた発光体100の光が遊技者側(図14における左側)に透過するようになっている。また、図15に示すように、発光体100は、第1姿勢における回動部材90の可動部93の対向位置に設けられている。なお、その他の構成については上記第1実施形態と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
次に、本実施形態の作用を説明する。回動部材90が第1姿勢(図15の(A)の状態)のときには、発光体100の光は可動部93によって遮られ、遊技者側(図15の紙面手前側)に照射されることはない。遊技球受容部92に遊技球が受容されて回動部材90が回動すると(図15の(B)の状態)、可動部93が発光体100の対向位置からずれて、発光体100の光が奥壁67を通して遊技者側に照射される。つまり、本実施形態によれば、前記第1実施形態と同様な効果を奏することができると共に、回動部材90の姿勢によって、発光体100があたかも点灯と消灯を繰り返しているかのように見せることができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1及び第2実施形態では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例示したが、遊技球を遊技媒体とする遊技機であれば、例えば、アレンジボール等に本発明を適用してもよい。
)前記第1及び第2実施形態では、回動部材90は、可動部93に内蔵された重り91によって第1姿勢に付勢されていたが、これに限るものではなく、例えば、一端を可動部93に固定し、他端を後側流路26B内に固定したバネで付勢してもよい。
)前記第2実施形態では、回動部材90の可動部93の後側に発光体100を配置していたが、可動部93に発光体100を内蔵してもよい。このようにすれば、回動部材90の回動に伴って、発光体100を揺動させることができる。
)前記第2実施形態では、第1姿勢における回動部材90の可動部93の後側に発光体100を備えていたが、例えば、奥壁67のうち、第1姿勢における回動部材90の可動部93の対向部分にキャラクター図柄を描いておいてもよい。
本発明の第1実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 表示装置の正面図 表示装置の斜視図 装飾枠の下辺部の部分拡大図 回動部材の斜視図 ワープ流下路の平断面図 第1姿勢における回動部材の斜視図 第2姿勢に向かって回動している途中の回動部材の斜視図 第2姿勢における回動部材の斜視図 第1姿勢における回動部材の正面図 第2姿勢に向かって回動している途中の回動部材の正面図 第2姿勢になる直前の回動部材の正面図 第2姿勢における回動部材の正面図 第2実施形態に係る回動部材の側面図 回動部材の正面図
符号の説明
11 遊技盤
26A 前側流
34 表示部
60 樋状壁部
62 下側開口部(側部開口)
65 転動ストッパ(移動規制手段及び落下規制手段)
90 回動部材
91 重り(付勢手段)
92 遊技球受容部(遊技球受入部)
93 可動部(出没部)
94 軸部
95 傾斜面
96 延設ガイド
98 排出部

Claims (6)

  1. 遊技球が流下する遊技領域を前面に備えた遊技盤に取付窓を貫通形成して、前記取付窓に嵌め込んだ装飾枠の上辺と両側辺を前記遊技領域内で前記遊技盤の前面から突出させると共に、その装飾枠の一側辺に、遊技球を受け入れ可能な入球口から前記装飾枠の下辺部分に案内するワープ流下路を設け、さらに、前記装飾枠の下辺部分に、遊技球を遊転させて下方に排出するステージを備えた遊技機において、
    前記ワープ流下路は、前記入球口を通って受け入れた遊技球を前記装飾枠の下方側に案内する樋状壁部を有し、
    前記ワープ流下路の上端側に備えられ、遊技盤に直交するように配置された回動軸によって回動可能に配置された回動部材を有し、
    前記回動部材には、前記ワープ流下路に入球した遊技球を受け入れる遊技球受入部と、通常時には第一位置に付勢され、前記遊技球受入部に遊技球が受け入れられたときには、その遊技球の自重によって前記回動部材が前記軸部を中心として回動することで第二位置に移動する可動部と、前記遊技球受入部から前記回動軸の軸方向に延び、前記遊技球の直径よりも幅狭な軸状の遊技球誘導部が設けられ、
    前記ワープ流下路内に、前記遊技球誘導部の側方と前記遊技球受入部の前端部と前記樋状壁部の間で構成された排出部を設け、
    前記可動部は、前記回動部材が前記第一位置のときには前記樋状壁部の後側に配置されることで隠蔽される一方、前記回動部材が前記第二位置に移動したときには、前記樋状壁部からずれて隠蔽されていた前記可動部が遊技者から視認可能な位置に出現するように構成され、
    前記入球口から前記ワープ流下路に入球した遊技球が前記遊技球受入部で受け止められ、前記遊技球受入部が遊技球の自重を受けることで前記可動部が前記第一位置から前記第二位置に回動し、その回動動作に伴って前記可動部を遊技者から視認可能な位置に出現させると共に、前記遊技球受入部に受け入れた遊技球を前記遊技球誘導部側に誘導し、前記遊技球誘導部が遊技球の自重を受けている間は、その遊技球の自重によって前記可動部を前記樋状壁部から出現した第二位置を保持し、遊技球が前記遊技球誘導部へ誘導された後に前記排出部から遊技球が落下するように構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記可動部が前記第一位置のときには、前記遊技球受入部に受け入れた遊技球が前記遊技球誘導部側に移動することを規制すると共に、前記可動部が前記第一位置から前記第二位置に移動したときには、前記規制を解除する移動規制手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記可動部が前記第一位置と前記第二位置との間のときに、前記遊技球誘導部側に移動した遊技球が前記排出部から落下することを規制すると共に、前記可動部が前記第二位置のときには、前記排出部から遊技球が落下することを許容する落下規制手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技球受入部には、前記遊技球誘導部に向かって遊技球を誘導する傾斜が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記可動部が前記第一位置のときには、前記可動部を遊技者から視認不可能とすると共に、前記可動部が前記第二位置のときには、前記可動部を遊技者から視認可能とする隠蔽部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機。
  6. 遊技の進行を表示する表示部を備え、前記可動部は、前記第二位置のときに前記表示部の一部を覆うことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機。
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