JP6031013B2 - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6031013B2 JP6031013B2 JP2013161840A JP2013161840A JP6031013B2 JP 6031013 B2 JP6031013 B2 JP 6031013B2 JP 2013161840 A JP2013161840 A JP 2013161840A JP 2013161840 A JP2013161840 A JP 2013161840A JP 6031013 B2 JP6031013 B2 JP 6031013B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winning
- opening
- vertical passage
- ball
- port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R13/00—Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
- B60R13/06—Sealing strips
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D25/00—Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
- B62D25/24—Superstructure sub-units with access or drainage openings having movable or removable closures; Sealing means therefor
Description
遊技球が流下する遊技領域(21)が前側に設けられた板状部材(20)と、該板状部材(20)の裏側に取り付けられる設置部材(19)と、前記板状部材(20)に設けられて前記遊技領域(21)に開口し、遊技球が入球可能なアウト口(29)とを備えた遊技機において、
前記板状部材(20)における前記アウト口(29)より上側に設けられ、該遊技領域(21)に開口して遊技球が入賞可能な入賞口(34a)が設けられた入賞ユニット(49)と、
前記入賞ユニット(49)における入賞口(34a)の上側に設けられ、前記遊技領域(21)に開口して遊技球が入球可能な第2のアウト口(52)と、
前記入賞ユニット(49)に設けられ、前記入賞口(34a)に入賞した遊技球を後方へ誘導する入賞口用誘導路(84)と、
前記入賞ユニット(49)に設けられ、前記第2のアウト口(52)に入球した遊技球を後方へ誘導するアウト口用誘導路(87)と、
前記入賞ユニット(49)に設けられて前記入賞口(34a)を開閉可能な開閉部材(35)と、
前記入賞ユニット(49)において前記開閉部材(35)の後方で両誘導路(84,87)の間に配置され、当該開閉部材(35)を開閉作動する駆動手段(82)と、
前記設置部材(19)に設けられ、前記入賞口用誘導路(84)に連通して該入賞口用誘導路(84)から通入した遊技球を機外へ排出する入賞口用排出路(57)と、
前記設置部材(19)に設けられ、前記アウト口用誘導路(87)に連通して該アウト口用誘導路(87)から通入した遊技球を機外へ排出するアウト口用排出路(60)とを備え、
前記入賞口(34a)および第2のアウト口(52)は、前記入賞ユニット(49)に設けられて該第2のアウト口(52)の開口寸法より厚みの薄い板状の壁部(80b)によって仕切られて隣接するよう構成されると共に、
前記入賞口用排出路(57)は、
前記入賞口用誘導路(84)に連通する入賞用開口(56a)から下方に延在する第1入賞用縦通路(57a)と、
前記第1入賞用縦通路(57a)の下端に連通して下方に延在すると共に後方傾斜する第2入賞用縦通路(57b)と、
前記第2入賞用縦通路(57b)の下端に連通し、前記第1入賞用縦通路(57a)に対して後方に偏倚した位置で下方に延在する第3入賞用縦通路(57c)と、
前記第3入賞用縦通路(57c)の下端に連通して下方に延在すると共に前方傾斜する第4入賞用縦通路(57d)と、
前記第4入賞用縦通路(57d)の下端に連通して下方に延在すると共に排出口が下端で開口する第5入賞用縦通路(57e)とを備え、
前記アウト口用排出路(60)は、
前記アウト口用誘導路(87)に連通するアウト用開口(55a)から前記駆動手段(82)の上方を該駆動手段(82)と上下で重なるように左右の一側方に延在するアウト用横通路(60a)と、
前記駆動手段(82)の側方において前記アウト用横通路(60a)に連通して下方に延在すると共に後方傾斜する第1アウト用縦通路(95a)と、
前記第1アウト用縦通路(95a)の下端に連通し、前記アウト用横通路(60a)に対して後方に偏倚した位置で下方に延在する第2アウト用縦通路(95b)と、
前記第2アウト用縦通路(95b)の下端に連通して下方に延在すると共に後方傾斜し、下方に向かうにつれて前記駆動手段(82)の下方側で該駆動手段(82)と上下で重なるよう左右の他側方に傾斜する第3アウト用縦通路(95c)と、
前記第3アウト用縦通路(95c)の下端に連通して下方に延在する第4アウト用縦通路(95d)と、
前記第4アウト用縦通路(95d)の下端に連通して下方に延在すると共に前方傾斜する第5アウト用縦通路(95e)と、
前記第5アウト用縦通路(95e)の下端に連通して下方に延在する第6アウト用縦通路(95f)とを備え、
前記第3入賞用縦通路(57c)に対して前後方向の位置が揃った並列状態で前記第4アウト用縦通路(95d)が延在し、前記第4入賞用縦通路(57d)に対して前後方向の位置が揃った並列状態で前記第5アウト用縦通路(95e)が延在すると共に、前記第5入賞用縦通路(57e)に対して前後方向の位置が揃った並列状態で前記第6アウト用縦通路(95f)が延在するよう構成され、
前記並列に延在する前記第3入賞用縦通路(57c)および前記第4アウト用縦通路(95d)の前側に、別の入賞ユニット(58)が臨む空間(S2)が画成され、
前記アウト口用排出路(60)が前記駆動手段(82)を迂回するよう左右方向に蛇行すると共に、前記入賞口用排出路(57)およびアウト口用排出路(60)の夫々が前記別の入賞ユニット(58)を迂回するよう前後に蛇行することを要旨とする。
また、入賞口用誘導路およびアウト口用誘導路を上下に離間して設けることで画成した空間に駆動手段を配設するよう構成したので、省スペース化を図ることができる。
更に、第2のアウト口へ入球した遊技球を排出するアウト球排出経路を、開閉部材を作動する駆動手段を迂回するように延在させたので、遊技球の排出経路をコンパクトに纏めることができ、省スペース化を図り得る。
前記アウト口用排出路(60)の前記第6アウト用縦通路(65f)の下端部が湾曲形成され、
前記入賞口用排出路(57)および前記アウト口用排出路(60)は、前記別の入賞ユニット(58)を迂回するよう前後に蛇行した後に下方に延在する前記第5入賞用縦通路(57e)に対して前記第6アウト用縦通路(95f)が側方から連通するよう構成されたことを要旨とする。
前記入賞口(34a)および第2のアウト口(52)における板状部材(20)から前側に離間する夫々の開口縁から前記入賞口用誘導路(84)およびアウト口用誘導路(87)の夫々の側方への延在部分を、表面が不透明に構成された共通の意匠部材(81)により覆うよう構成され、
前記入賞口用誘導路(84)を画成している側壁(81d)を光が透過し得るよう構成されると共に、当該側壁(81d)の前側に隣接して装飾部品(41)が設けられ、
前記装飾部品(41)の後方に、当該装飾部品(41)に光を照射する発光手段(88a)を設け、
当該発光手段(88a9から照射されて前記装飾部品(41)で拡散した光が前記側壁(81d)を透過して、前記入賞口(34a)を奥側から照明するよう構成されたことを要旨とする。
この構成によれば、入賞口および第2のアウト口の開口縁から対応する誘導路までの前側を共通の意匠部材で覆うようにしたので、遊技領域を流下する遊技球が入賞口に入球したのか第2のアウト口に入球したのかが分かり難く、遊技の興趣を高めることができる。
前記板状部材(20)に設けられて遊技領域(21)に臨み、前記第2のアウト口(52)へ向けて遊技球が流下する割合、前記入賞口(34a)へ向けて遊技球が流下する割合および該入賞口(34a)より下側へ向けて遊技球が流下する割合を調節する調節手段(30A,30B,30C)を備えることを要旨とする。
この構成によれば、遊技領域に臨む調節手段によって、入賞ユニットにおいて上下に隣接して設けた入賞口および第2のアウト口の入球確率を簡単に調節することができる。
実施例に係るパチンコ機10は、図1および図2に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤Mを着脱可能に保持する本体枠としての中枠12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤Mの裏側に、各種図柄を変動表示可能な図柄表示装置18が着脱可能に配設されている。また、前記中枠12の前面側には、前記遊技盤Mを透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板13bで前後に開口する窓部13aを覆うよう構成された前枠13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が開閉可能に組み付けられる。なお、実施例では、前記前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。なお、実施例では、前記図柄表示装置18としては、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の図柄表示装置やドットマトリックス式の図柄表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の図柄表示装置を採用し得る。また、前記上球受け皿14は、前記前枠13と別体に形成してもよい。なお、球受け皿については、上下2枚の球受け皿14,15を備えるものに限らず、1枚の球受け皿のみを設ける構成であってもよい。
本実施例では、所定板厚の略矩形状に形成された木材板の表面に各種絵柄等が描かれた合成樹脂シート(図示せず)等を貼付けて装飾した板状部材20と、該板状部材20の裏側に着脱自在に取り付けられる設置部材19とから遊技盤Mが構成されている。板状部材20の表面には、略円形状に湾曲形成された案内レール23が配設され、該案内レール23によってパチンコ球が流下可能な遊技領域21が画成されている。なお、前記図柄表示装置18は、設置部材19の裏側に取り付けられて、後述するように該設置部材19に設けた開口部19aおよび後述する枠状装飾部材31に設けた開口部31aを介して板状部材20の前側に臨むよう構成される。
前記板状部材20には、図4または図8に示す如く、前後に貫通する装着口28が前記遊技領域21内に複数開設されて、各装着口28に対して各種遊技部品が前側から取り付けられると共に、遊技領域21の最下部位置には、該遊技領域21に開口する第1アウト口(アウト口)29が開設されており、遊技領域21に打ち出されて第1アウト口29に入球したパチンコ球が機外に排出されるよう構成される。また、前記板状部材20には、前記遊技領域21内に多数の遊技釘30が植設されており、遊技領域21を流下するパチンコ球が遊技釘30に接触することでパチンコ球の流下方向を不規則に変化させるようになっている。なお、前記装着口28の形成数は、板状部材20に対して取り付けられる各種遊技部品の個数や配設位置等により必要に応じて適宜決定される。
前記板状部材20に配設される前記枠状装飾部材31は、図4または図9に示す如く、前記板状部材20に開設された前記第1装着口28の内側に沿って延在する環状に形成された枠状基部37と、該枠状基部37に設けられて前記板状部材20の前面より前方に突出し、前記遊技領域21と図柄表示装置18の表示部(表示領域)を区切る庇状部38と、該庇状部38の後縁から外方に延出する薄板状の台板部39とを備える。そして、前記枠状基部37を第1装着口28に挿入すると共に台板部39を板状部材20の前面に当接した状態で、該台板部39をネジ等の固定手段で板状部材20に固定することで、枠状装飾部材31が板状部材20に取り付けられる。ここで、前記庇状部38は、図3に示す如く、前記枠状装飾部材31(枠状基部37)の左側縁の中間位置から上縁および右下縁に亘って連続して延在するよう設けられており、図柄表示装置18の前面側を横切ってパチンコ球が流下(落下)するのを規制している。
前記設置部材19は、前記板状部材20の外郭形状より僅かに小さな形状に形成された略矩形状の背面板45と、該背面板45の外周縁部から前方に突出する画壁部46とから前方に開口した箱状に形成されて、該画壁部46の開口前端部を板状部材20の裏面に当接させた状態で、当該板状部材20と設置部材19とがネジにより固定される。そして、設置部材19において板状部材20との間に画成される空間に、各種の可動演出装置71や各種の発光装置73等が設置されて、設置部材19を基材とする1つのユニットとして扱い得るようになっている(図4参照)。また、前記設置部材19の背面板45には、前記枠状装飾部材31の開口部31aと前後に整列する位置に、略矩形状の開口部19aが前後に開口するよう開設されると共に、該背面板45の裏側に前記図柄表示装置18が着脱自在に取り付けられて、該開口部19aを介して図柄表示装置18の表示部が板状部材20(遊技盤M)の前側に臨むようになっている。
前記第1始動入賞装置32は、第1始動入賞口32aを遊技領域21内で常に上方へ開口する常時開放タイプの入賞口とされる。第1始動入賞装置32は、前記ステージ42と第1アウト口29との間に配置されている。
前記枠状装飾部材31には、前記第2始動入賞装置34および第2アウト口(第2のアウト口)52が設けられる入賞ユニット49が、前記第1アウト口29より上側の右側部に設けられている。この入賞ユニット49は、図6または図7に示す如く、枠状装飾部材31に一体的に設けられた設置部80と、該設置部80の前側に着脱自在に配設される意匠部材81とを備える。そして、設置部80と意匠部材81との間に、遊技領域21(第2球流下経路21b)に開口するよう第2始動入賞口(入賞口,第1の入球口)34aおよび第2アウト口52が開設されている。実施例では、設置部80の一部が、枠状装飾部材31を板状部材20に取り付けるための台板部39としての機能を有している。
前記入賞ユニット49に設けられる第2始動入賞装置34は、該入賞ユニット49に設けられた第2始動入賞口34aを開閉する開閉電動式の可変入賞装置とされる。すなわち、第2始動入賞装置34は、右方向(第2球流下経路21b)に向けて上向きに開口するよう開設された第2始動入賞口34aを開閉可能なフラップ状の開閉部材35と、該開閉部材35を開閉作動する駆動手段82とを備える。開閉部材35は、前記設置部80の前側において前後方向に延在する回転軸35aを介して回動自在に枢支されると共に、該回転軸35aから径方向に延在する開閉部35bを備え、回転軸35aを中心として開閉部35bが第2始動入賞口34aを閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置とに回転変位するよう構成される。実施例では、開閉部35bは、回転軸35aからの延出端が該回転軸35aの略真上に位置する起立姿勢(図10の実線位置)において第2始動入賞口34aを閉鎖する閉鎖位置(パチンコ球の入賞を規制する状態)となり、該起立姿勢から右方向に傾倒した傾倒姿勢(図10の二点鎖線位置)となることで、該第2始動入賞口34aが第2球流下経路21b内に開口する開放位置(パチンコ球の入賞を許容する状態)となるよう設定されている。また、前記駆動手段82は、設置部80の裏側(開閉部材35の後方)に配設された第1ソレノイド47と、該設置部80の裏側に位置して第1ソレノイド47のプランジャ47aと開閉部材35における設置部裏側に延出する回転軸35aを連繋する連繋部材48とから構成され、第1ソノレイド47の励磁、非励磁によってプランジャ47aおよび連繋部材48を進退移動することで開閉部材35が開閉作動されるよう構成される。
前記設置部80には、前記第2始動入賞口34aから左方(枠状装飾部材31の開口部31a側)に離間した位置に、該設置部80の後方に延出する筒状の第1通路画成部83が設けられ、該第1通路画成部83により前後方向に所定長さで延在する前後通路84bが画成される。また、設置部80の前側に配設される意匠部材81は、前面に所定の意匠が施された前壁81aの裏面に、図7に示す如く、上下方向に離間する上画壁81bおよび下画壁81cと、両画壁81b,81cの左端を連結するように上下方向に延在する側壁81dとが、各壁81b,81c,81dの後端を設置部80の前面に当接するように設けられている。そして、意匠部材81の前壁81a、上下の画壁81b,81cおよび設置部80によって、右方に開口する前記第2始動入賞口34aが画成されると共に、該第2始動入賞口34aに入賞したパチンコ球を左方に案内する左右通路84aが画成されるようになっている。上画壁81bは、第2始動入賞口34aを画成する右端から左側に向かうにつれて下画壁81cに近接するように形成されており、上下の画壁81b,81c、前壁81aおよび設置部80により画成される左右通路84aは、第2始動入賞口34aから離間するにつれて下側に偏倚するよう画成される(図10参照)。そして、左右通路84aの左端部が、前記第1通路画成部83で画成される前後通路84bの前開口に連通するよう構成されており、該左右通路84aおよび前後通路84bから、第2始動入賞口34aに入賞したパチンコ球を後方へ誘導する入賞口用誘導路(誘導路)84が構成されている。また、第1通路画成部83における設置部80の裏側で開口する第1裏開口83a(入賞口用誘導路84の裏開口)は、後述する球排出経路部材54に形成された入賞球排出経路57の一端に連通接続されており(図16参照)、第2始動入賞口34aに入賞したパチンコ球は、入賞口用誘導路84を介して入賞球排出経路57に通出されるよう構成される。
前記入賞ユニット49に設けられる前記第2アウト口52は、図5,図10に示す如く、前記第2始動入賞口34aの上側において、右方向(第2球流下経路21b)に向けて上向きに開口するように設けられ、該第2球流下経路21bを流下するパチンコ球を回収して機裏側に通出し得るよう構成される。また、第2アウト口52は、第2始動入賞口34aと同じ向きを向いており、第2球流下経路21bを右側から左側に向けて略同じ向きで流下してくるパチンコ球が各口52,34aに通入可能になっている。
前記設置部80の前面には、図6に示す如く、前記開閉部材35の配設位置より上側に、上下に離間して左右方向に延在する上壁部80aおよび下壁部(壁部)80bと、両壁部80a,80bの左端を連結するように上下方向に延在する側壁部80cとが、各壁部80a,80b,80cの前端を意匠部材81の前壁裏面に当接するように設けられている。そして、設置部80、上下の壁部80a,80bおよび意匠部材81の前壁81aによって、右方に開口する前記第2アウト口52が画成されると共に、該第2アウト口52に入球したパチンコ球を左方に案内する左右通路87aが画成されるようになっている。また、設置部80には、第2アウト口52から左方に離間した位置に、後方に延出する筒状の第2通路画成部86が設けられて(図7参照)、該第2通路画成部86により前後方向に所定長さで延在する前後通路87bが画成される。そして、第2通路画成部86で画成される前後通路87bが、設置部80、上下の壁部80a,80bおよび前壁81aにより画成される左右通路87aの左端部に連通するよう構成されており、該左右通路87aおよび前後通路87bから、第2アウト口52に入球したパチンコ球を後方へ誘導するアウト口用誘導路87が構成される。また、第2通路画成部86における設置部80の裏側で開口する第2裏開口86a(アウト口用誘導路87の裏開口)は、後述する球排出経路部材54に形成されたアウト球排出経路60の一端に連通接続されており(図16参照)、第2アウト口52に入球したパチンコ球は、アウト口用誘導路87を介してアウト球排出経路60に通出されるよう構成される。
前記枠状装飾部材31における前記入賞ユニット49を構成する設置部80に連設されて左方に延在する枠状基部37の上側に、前面に複数のLED等の発光体88aを実装した発光基板88が配設されている(図6,図7参照)。該発光基板88が配設される部位の枠状装飾部材31は透明に形成されており、該枠状装飾部材31の前側に配設される装飾部品41を、該発光基板88の発光体88aにより裏側から照明し得るよう構成される。この装飾部品41は、入賞ユニット49の意匠部材81における前記入賞口用誘導路84を画成している側壁81dの左側に隣接して設けられており、前記発光体88aから装飾部品41に向けて照射されて拡散した光が、該側壁81dに照射可能に構成されている。すなわち、側壁81dを光が透過可能に構成することで、装飾部品41を照明する光を利用して、入賞口用誘導路84における第2始動入賞口34aから離間する奥側から該第2始動入賞口34aを照明することができるようになっている。
前記板状部材20には、図3,図10に示す如く、前記枠状装飾部材31より右側に画成されている前記第2球流下経路21bに、パチンコ球が通過可能な球通過ゲート36が配設されている。球通過ゲート36には、該ゲート36をパチンコ球が通過したことを検知するゲートセンサ(図示せず)が配設される。そして、ゲートセンサが接続される図示しない制御装置は、該ゲートセンサの球検知に基づき前記第2始動入賞装置34の開閉部材35を開放するか否かの始動口開放抽選を行うよう構成されている。そして、始動口開放抽選に当選した場合に、制御装置は前記第2始動入賞装置34(第1ソレノイド47)を制御して開閉部材35を開放するよう設定される。
前記遊技領域21における第2球流下経路21bには、パチンコ球の流下経路を変更することで前記第2アウト口52へ向けてパチンコ球が流下する割合、前記第2始動入賞口34aへ向けてパチンコ球が流下する割合および該第2始動入賞口34aより下側へ向けてパチンコ球が流下する割合を調節可能な調節手段としての多数の遊技釘30が植設されている。そして、これら遊技釘30を調節することで、第2球流下経路21bを流下するパチンコ球の流下方向を変更して、第2アウト口52、第2始動入賞口34aおよび第2始動入賞口34aより下側への各パチンコ球の流下割合を変更し得るよう構成される。具体的には、第2球流下経路21bにおける前記第2アウト口52の側方および上方に位置する第1遊技釘群30A(図10において一点鎖線で囲まれている遊技釘30)を調節することにより、第2球流下経路21bを流下するパチンコ球が前記第2アウト口52に入球するか第2始動入賞口34aに入賞するか否かの確率を変更し得るようになっている。第1遊技釘群30Aは、実施例では4つの遊技釘30で構成されており、上側の2本の遊技釘30,30と下側の2本の遊技釘30,30との間に形成されて左右方向に延在する流路は、右側から左側(第2アウト口52から離間する側から近接する側)に向けて第2アウト口52の開口方向(右上斜め方向)に略沿う方向に延在するよう形成されている。すなわち、第1遊技釘群30Aによって形成されて左右方向に延在する流路は、第2アウト口52の開口方向と略同じ向きで開口している前記第2始動入賞口34aの開口向きとも略同じとなっている。また、第1遊技釘群30Aにおける下側の2本の遊技釘30,30の間の隙間30Aaは、パチンコ球が通過可能な寸法に設定されており、第1遊技釘群30Aの左右方向に延在する流路に沿って流下してくるパチンコ球が隙間30Aaから落下することで第2始動入賞口34a側に向かい得るよう構成されている。すなわち、第1遊技釘群30Aで形成される左右方向の流路に沿って流下してくるパチンコ球は、第2アウト口52および第2始動入賞口34aの直前で流下経路が変更されるようになっている。
前記枠状装飾部材31に配設した第2始動入賞装置34(第2始動入賞口34a)より下側の遊技領域21(第2球流下経路21b)の板状部材20に配設された前記特別入賞装置(入球ユニット)33は、特別入賞口(第2の入球口)33eが開閉体(開閉部材)33aで常には閉鎖されている。そして、前記図柄表示装置18での図柄変動の結果、図柄表示装置18の表示部に所定の図柄組み合わせ(例えば同一図柄の三つ揃い等)で図柄が停止表示されることで所謂「大当り」が発生した場合に、前記制御装置によって開閉体33aを開放するよう作動制御し、これにより遊技領域21(第2球流下経路21b)に開口した特別入賞口33eへの入賞により多数の賞球を獲得し得るように構成されている。なお、特別入賞口33eは、後述する球排出経路部材54に形成された特別入賞球排出経路58の一端に連通接続されている。また、特別入賞装置33を構成する装置本体33bには、前記特別入賞口33eより下側に、遊技領域21を流下するパチンコ球が入賞可能な普通入賞口50が設けられており(図3,図4参照)、該普通入賞口50は、前記球排出経路部材54に形成された普通入賞球排出経路59の一端に連通接続される。
図5に示す如く、前記設置部材19には、前記第2始動入賞口34a、特別入賞口33e、普通入賞口50に入賞したパチンコ球(セーフ球)および第2アウト口52に入球したパチンコ球(アウト球)を排出案内する球排出経路部材54が配設されている。この球排出経路部材54は、図11,図12に示す如く、設置部材19にネジ止め固定される第1基体55と、該第1基体55に対して前側からネジ止め固定される第2基体56とから構成され、両基体55,56を前後の関係で組み付けることで、第2始動入賞口34aに入賞したパチンコ球を排出案内する入賞球排出経路57、特別入賞口33eに入賞したパチンコ球を排出案内する特別入賞球排出経路58、普通入賞口50に入賞したパチンコ球を排出案内する普通入賞球排出経路59および、第2アウト口52に入球したパチンコ球を排出案内するアウト球排出経路60が形成されるよう構成してある。なお、各入賞口34a,33e,50に対するパチンコ球の入賞および第2アウト口52に対するパチンコ球の入球について、区別しない場合は通入という場合がある。
図11,図12に示す如く、前記球排出経路部材54に形成される入賞球排出経路(入賞口用排出路,排出路)57は、上下方向に延在するように形成されたものであって、前記第2基体56に形成された入賞用開口(連通口)56aを介して前方に開口し、該入賞用開口56aから球排出経路部材54の下端まで延在している。そして、入賞用開口56aが、前記入賞口用誘導路84の第1裏開口83aに連通接続し、前記第2始動入賞口34aに入賞したパチンコ球は、入賞口用誘導路84から入賞球排出経路57に通入するよう構成される。球排出経路部材54には、入賞球排出経路57の下端で下方に向けて開口する第1排出口61が形成され、入賞球排出経路57を流下するパチンコ球は、第1排出口61から機外に排出されるよう構成される。入賞球排出経路57は、図16に示す如く、前記入賞用開口56aが上端で開口する第1入賞用縦通路57aと、該第1入賞用縦通路57aの下端に連通されて後方傾斜する第2入賞用縦通路57bと、該第2入賞用縦通路57bの下端に連通されて下方に延在する第3入賞用縦通路57cと、該第3入賞用縦通路57cの下端に連通されて前方傾斜する第4入賞用縦通路57dと、該第4入賞用縦通路57dの下端に連通されて下方に延在して前記第1排出口61が下端で開口する第5入賞用縦通路(排出部)57eとを備える。第1入賞用縦通路57a、第3入賞用縦通路57cおよび第5入賞用縦通路57eは前後方向に傾くことなく上下に延在すると共に、第1入賞用縦通路57aおよび第5入賞用縦通路57eに対して第3入賞用縦通路57cは後方に所定量だけ偏倚しており、第1入賞用縦通路57aおよび第5入賞用縦通路57eを前後方向に傾斜する第2入賞用縦通路57bおよび第4入賞用縦通路57dを介して第3入賞用縦通路57cの上下端に接続することで、該第3入賞用縦通路57cの前側に後述する第2空間S2を画成するよう構成される。
前記球排出経路部材54には、入賞球排出経路57を流下するパチンコ球(第2始動入賞口34aに入賞したパチンコ球)を検出可能な前記始動入賞検出スイッチ62が配設されている。すなわち、図11および図12に示す如く、前記第1基体55には、第2基体56における入賞用開口56aより下方に、前方に開口する第1収容部90が後方に向けて凹設されると共に、第2基体56には、第1収容部90に対向する位置に、後方に開口する第2収容部91が前方に向けて凹設されている。そして、第1基体55と第2基体56とを前後に組み付けることで、第1収容部90と第2収容部91とで画成される空間に、前記始動入賞検出スイッチ62が収容状態で保持されるよう構成される。始動入賞検出スイッチ62には、パチンコ球の通過を許容する検出孔62aが設けられており、両収容部90,91で画成される空間に収容保持された状態で、該検出孔62aが第1入賞用縦通路57aに臨むようになっている。
図11,図12に示す如く、前記球排出経路部材54に形成されるアウト球排出経路(アウト口用排出路)60は、前記第1基体55に形成されたアウト用開口55aを介して前方に開口し、該アウト用開口55aが、前記アウト口用誘導路87の第2裏開口86aに連通接続し、前記第2アウト口52に入球したパチンコ球は、アウト口用誘導路87からアウト球排出経路60に通入するよう構成される(図16参照)。アウト球排出経路60は、アウト用開口55aから右側方に向けて横方向に延在するアウト用横通路60aと、該アウト用横通路60aの右端に連通接続して下方に延在するアウト用縦通路95とを備える。アウト用縦通路95は、アウト用横通路60aの右端に連通して後方傾斜する第1アウト用縦通路95aと、該第1アウト用縦通路95aの下端に連通されて下方に延在する第2アウト用縦通路95bと、該第2アウト用縦通路95bの下端に連通されて後方傾斜する第3アウト用縦通路95cと、該第3アウト用縦通路95cの下端に連通されて下方に延在する第4アウト用縦通路95dと、該第4アウト用縦通路95dの下端に連通されて前方傾斜する第5アウト用縦通路95eと、該第5アウト用縦通路95eの下端に連通されて下方に延在する第6アウト用縦通路95fとから構成されて、該第6アウト用縦通路95fが前記第5入賞用縦通路57eの途中に連通接続されている。第2アウト用縦通路95b、第4アウト用縦通路95dおよび第6アウト用縦通路95fは、前後方向に傾くことなく上下に延在すると共に、第2アウト用縦通路95bは、前記アウト用横通路60aに対して後方に所定量だけ偏倚している。また、第2アウト用縦通路95bに対して第4アウト用縦通路95dが後方に所定量だけ偏倚して、該第4アウト用縦通路95dが前後方向の位置が揃った並列状態で前記第3入賞用縦通路57cに対して並列状態で延在している。更に、第5アウト用縦通路95eおよび第6アウト用縦通路95fが、対応する前記第4入賞用縦通路57dおよび第5入賞用縦通路57eに対して前後方向の位置が揃った並列状態で延在するよう構成される。すなわち、第3入賞用縦通路57cと並列に延在する第4アウト用縦通路95dの前側に、後述する第2空間S2が画成されるようになっている。
前記球排出経路部材54には、図11に示す如く、前記入賞球排出経路57の左側に隣接して特別入賞球排出経路(第2の排出路)58が上下方向に延在するよう形成されている。具体的には、第4入賞用縦通路57dの途中から第5入賞用縦通路57eの下端までの間に亘って、該縦通路57d,57eの左側に隣接して特別入賞球排出経路58が延在している。球排出経路部材54には、特別入賞球排出経路58の上端で上方に向けて開口する特別用開口65が形成されている。そして、球排出経路部材54を配設した設置部材19を板状部材20の裏側に組み付けた状態で、図14に示す如く、前記特別入賞装置33の通路形成部33dが特別用開口65の上側に臨んで、該通路形成部33dに開設した開口33fが特別用開口65に連通するよう構成される。すなわち、特別入賞球排出経路58は、特別用開口65および開口33fを介して前記特別入賞装置33の特別入賞口33eに連通接続される。
前記球排出経路部材54には、図11に示す如く、前記特別入賞球排出経路58の左側に隣接して普通入賞球排出経路59が上下方向に延在するよう形成されている。球排出経路部材54には、普通入賞球排出経路59の上部で前方に向けて開口する普通用開口67が形成されており、該普通入賞球排出経路59は、普通用開口67を介して前記普通入賞口50に連通接続される。また球排出経路部材54には、普通入賞球排出経路59の下端で下方に向けて開口する第3排出口68が前記第2排出口66の左側に隣接して形成されており、普通入賞口50に入賞したパチンコ球は、第3排出口68から機外に排出されるよう構成される。すなわち、球排出経路部材54には、左右方向に並んで3つの排出口61,66,68が形成されている。なお、球排出経路部材54には、普通入賞球排出経路59を流下するパチンコ球(普通入賞口50に入賞したパチンコ球)を検出可能な普通入賞検出スイッチ69が配設されている。
前記球排出経路部材54を前記設置部材19の背面板45の前側に配設した状態で、前記アウト球排出経路60におけるアウト用横通路60a、第1〜第2アウト用縦通路95a〜95bおよび入賞球排出経路57における第1入賞用縦通路57aの形成部の裏面と、背面板45の前面との間に上方および左側方(開口部19aの中央側)に開放する第1空間S1が画成される(図14〜図16参照)。そして、背面板45に配設した後述する可動体70が、該第1空間S1内を移動可能に構成されている。また、設置部材19を板状部材20の裏側に配設した状態で、前記アウト球排出経路60における第4アウト用縦通路95dおよび入賞球排出経路57における第3入賞用縦通路57cの形成部の前面と板状部材20の裏面との間に第2空間S2が画成され、該第2空間S2に前記特別入賞装置33における板状部材20の裏面から後方に突出する前記突出部分33cが収容されるよう構成される(図16,図17参照)。なお、実施例の球排出経路部材54では、第4アウト用縦通路95dおよび第3入賞用縦通路57cを他の通路に対して後方に偏倚してアウト球排出経路60および入賞球排出経路57を部分的に後方に向けて凹むように折曲形成することで、前記第2空間S2を画成している。
前記設置部材19には、前記第2球流下経路21bの裏側に臨む部分に、左右方向に往復移動自在な可動体70を備えた可動演出装置71が配設されており、前記図柄表示装置18で行われる図柄変動演出に合わせて可動体70を作動させることで、遊技の興趣を向上するよう構成してある。可動体70は、前記背面板45における開口部19aの下端縁より上側に延在して、該背面板45の前面に沿って左右方向に直線的に往復移動可能に支持されている。また可動演出装置71は、図13に示す如く、前記背面板45における開口部19aの下端縁より下方に配設されて可動体70に連繋した駆動手段72を備え、該駆動手段72によって可動体70は、前記枠状装飾部材31の開口部31aに臨んで前側に露出する作動位置と、開口部31aの中央側から作動位置より離れて枠状装飾部材31および板状部材20の裏側に隠れる待機位置との間を往復移動するよう構成される。そして、可動体70は、図14,図15に示す如く、待機位置において背面板45と球排出経路部材54との間に画成される前記第1空間S1に下端部が収容されるようになっている。
図11および図13に示す如く、前記球排出経路部材54の上部右側に、磁気センサ99を着脱自在に取り付けるためのセンサ設置部100が一体的に設けられている。このセンサ設置部100には、固定手段としての皿ビス101を介して磁気センサ99が位置決め固定されるよう構成されており、球排出経路部材54を取り付けた設置部材19を板状部材20の裏側に取り付けた状態で、磁気センサ99が板状部材20の裏面に近接位置して、前記前枠13の透視保護板13bに磁石が近づけられたときに、該磁石の磁気を磁気センサ99で検出し得るよう構成される。なお、磁気センサ99は、前記制御装置に電気的に接続されて、該磁気センサ99が磁気を検出した際に、制御装置が警報を発するようにスピーカを制御したり、打球発射装置16の作動を停止制御するよう構成される。
前記球排出経路部材54の上端部には、待機位置に位置する可動体70の前方に臨む発光装置73が配設されている。発光装置73は、待機位置に位置する可動体70と前記枠状装飾部材31の装飾部品41との間に臨んでおり(図15参照)、該発光装置73に設けたLED等の発光体を点灯することで、装飾部品41を裏側から照らして明輝させ得るよう構成される。なお、発光装置73は、図13または図15に示す如く、前記アウト用横通路60aの上方に延在するよう配設されると共に、該発光装置73の裏面はアウト用横通路60aの裏面から後方に突出しないよう構成される。また発光装置73は、前記設置部材19の支持段部102にネジ止め固定されており、該発光装置73が球排出経路部材54を設置部材19に固定するための部材としても機能している。なお、発光装置73とセンサ設置部100もネジ止め固定されている。
ここで、実施例のパチンコ機10では、遊技が行われる遊技状態として3つの状態が設定されている。すなわち、パチンコ機10において通常行われる通常状態と、該通常状態に較べて大当りの発生確率が高く、かつ前記第2始動入賞装置34の第2始動入賞口34aへの入賞確率が高く設定された確率変動状態と、通常状態に較べて大当りの発生確率が同等で、かつ第2始動入賞装置34の第2始動入賞口34aへの入賞確率が高く設定された入賞率向上状態が設定されている。そして、前記第1始動入賞口32aまたは第2始動入賞口34aへパチンコ球が入賞した際に、前記遊技状態を変更するか否かが前記制御装置で決定される。
また、実施例のパチンコ機10では、前記第2始動入賞装置34の第2始動入賞口34aを開放する開放条件および該第2始動入賞口34aを閉鎖する閉鎖条件は、遊技状態に応じて設定されている。すなわち、遊技状態が前記確率変動状態および入賞率向上状態の場合には、遊技状態が通常状態の場合に較べて、前記第2始動入賞装置34の第2始動入賞口34aが開放され易くなるよう前記開放条件や閉鎖条件が設定されて、第2始動入賞口34aへの入賞率を高くするよう構成されている。具体的には、実施例では、遊技状態が前記確率変動状態および入賞率向上状態の場合には、遊技状態が通常状態の場合に較べて、前記始動口開放抽選の結果が確定するまでの時間が短くなるよう設定されると共に、第2始動入賞口34aの1回の開放毎の開放時間を長く設定することで、確率変動状態および入賞率向上状態における第2始動入賞口34aへの入賞確率を高くしている。例えば、遊技状態が通常状態の場合には、始動口開放抽選の結果が確定するまでの時間が略30秒で、かつ第2始動入賞口34aの開放時間が0.1秒/1回に設定されるのに対し、遊技状態が確率変動状態および入賞率向上状態の場合には、始動口開放抽選の結果が確定するまでの時間が略2秒で、かつ第2始動入賞口34aの開放時間が2秒/1回に設定されている。
次に、前述のように構成された実施例に係るパチンコ機10の作用につき説明する。
なお、遊技機の構成としては、実施例のものに限らず、種々の変更が可能である。
(1) 実施例では、入賞ユニットを枠状装飾部材の右側に配設したが、該入賞ユニットを枠状装飾部材の左側に配設し、第2アウト口および第2始動入賞口を第1球流下経路(左側)に開口する構成を採用し得る。
(2) 実施例では、第2アウト口の下側に位置する第2始動入賞口が、開閉部材により開閉されるよう構成したが、該第2始動入賞口は常に遊技領域に開口する常時開放タイプの入賞口であってもよい。
(3) 実施例では、入賞ユニットの設置部の前側に意匠部材を配設することで第2アウト口および第2始動入賞口を画成するよう構成したが、設置部に設けた壁部によって遊技領域に開口する第2アウト口および第2始動入賞口を画成し、該壁部の前面に第2アウト口および第2始動入賞口や誘導路を前側から覆うように意匠部材を配設する構成を採用し得る。
(4) 実施例では、第2アウト口の下縁を画成する下壁部と、第2始動入賞口の上縁を画成する上画壁とを別々に設けるよう構成したが、第2アウト口の下縁および第2始動入賞口の上縁を画成する1枚の板状の壁部によって両口が仕切られるようにしてもよい。
(5) 実施例では、第2アウト口の下側に第2始動入賞装置を設けた場合で説明したが、第2始動入賞装置に代えて特別入賞装置を配設するようにしてもよい。すなわち、枠状装飾部材に、遊技領域に開口する第2アウト口と特別入賞口(入賞口)とを上下に隣接して設ける構成を採用し得る。
(7) 実施例では、板状部材に取り付けられた枠状装飾部材に入賞ユニットを設けた場合で説明したが、該入賞ユニットを第1アウト口より上側の板状部材に設ける構成を採用し得る。
(8) 実施例では、入賞球排出経路におけるパチンコ球の排出部である第5入賞用縦通路について、該第5入賞用縦通路の一部分のみが特別入賞装置の突出部分の後端より前側に偏倚するよう構成したが、第5入賞用縦通路の後端(球排出経路部材の後面)が突出部分の後端より前側に偏倚するように構成することができる。すなわち、第5入賞用縦通路の下端に画成されるパチンコ球の排出口(第1排出口)の全体が特別入賞装置の突出部分の後端より前側に偏倚する構成を採用し得る。
(9) 実施例では、入賞球排出経路における入賞口用誘導路との連通口(入賞用開口)およびパチンコ球の第1排出口を、特別入賞装置の突出部分の後端に対して前側に偏倚するよう構成したが、少なくとも一方が突出部分の後端に対して前側に偏倚する構成を採用し得る。例えば、第3入賞用縦通路を球排出経路部材の下端まで延在させる構成を採用することができ、この構成であっても突出部分との干渉を防止つつ第2入賞用縦通路の上方において設置部材の背面板との間に、遊技部材を配置可能な充分な空間を確保し得る。
(10) 実施例では、枠状装飾部材に第2始動入賞装置(始動入賞装置)を設けると共に、該第2始動入賞装置より下側の板状部材に特別入賞装置を配設した場合で説明したが、枠状装飾部材に特別入賞装置を設けると共に、該特別入賞装置より下側の板状部材に第2始動入賞装置(始動入賞装置)を配設する構成を採用し得る。
(11) 実施例では、板状部材に設けられて遊技領域に開口する第1の入球口として、該板状部材に取り付けられる枠状装飾部材に設けられる第2始動入賞口(入賞口)とした場合で説明したが、該第1の入球口は、板状部材に取り付けられた始動入賞装置の始動入賞口や、実施例の第2アウト口であってもよい。
(13) 実施例では、アウト球排出経路と入賞球排出経路とを下流端部で合流して1つの排出口(第1排出口)からパチンコ球を排出するよう構成したが、各球排出経路が夫々独立した排出口を備えるものであってもよい。
(14) 実施例では、アウト球排出経路と入賞球排出経路とを同一部材(球排出経路部材)に形成した場合で説明したが、独立した経路部材に形成したものであってもよい。そして、第2アウト口(第1の入球口)または第2始動入賞口(第1の入球口)の何れか一方に連通する球排出経路が形成された経路部材が、特別入賞装置(入球ユニット)の後方を迂回するように配設された構成を採用し得る。
(15) 実施例では、球排出経路部材に特別入賞球排出経路および普通入賞球排出経路を形成した場合で説明したが、これら特別入賞球排出経路および普通入賞球排出経路は、別の経路部材に形成するようにしてもよい。
(16) 遊技盤を構成する板状部材は、木製に限らず、アクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂材からなる透明板であってもよい。
(17) 実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示して説明したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機やピンボール機、スロットマシン機等の各種遊技機を採用し得る。
(付記1)
請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技機において、
前記壁部(80b)は、前記第2のアウト口(52)に入球した遊技球が転動する前記アウト口用誘導路(87)の底壁であって、該底壁の下面が前記入賞口(34a)の上縁に臨んでいる。
請求項3〜5または付記1の何れか一項に記載の遊技機において、
前記開閉部材(35)は、前後方向に延在する回転軸(35a)から径方向に延在する開閉部(35b)を備え、前記回転軸(35a)を中心として開閉部(35b)が入賞口(34a)を閉鎖する閉鎖位置と開放する開放位置とに回転変位するよう構成され、
前記開閉部(35b)は、回転軸(35a)からの延出端が閉鎖位置において前記壁部(80b)の下側に位置すると共に、該閉鎖位置における開閉部(35b)の延出端と壁部(80b)の下面との間の隙間は、遊技球の通過が不能な寸法に設定される。
20 板状部材
21 遊技領域
29 第1アウト口(アウト口)
34a 第2始動入賞口(入賞口)
35 開閉部材
49 入賞ユニット
52 第2アウト口(第2のアウト口)
57 入賞球排出経路(入賞口用排出路)
60 アウト球排出経路(アウト口用排出路)
80b 下壁部(壁部)
81 意匠部材
82 駆動手段
84 入賞口用誘導路
87 アウト口用誘導路
Claims (3)
- 遊技球が流下する遊技領域が前側に設けられた板状部材と、該板状部材の裏側に取り付けられる設置部材と、前記板状部材に設けられて前記遊技領域に開口し、遊技球が入球可能なアウト口とを備えた遊技機において、
前記板状部材における前記アウト口より上側に設けられ、該遊技領域に開口して遊技球が入賞可能な入賞口が設けられた入賞ユニットと、
前記入賞ユニットにおける入賞口の上側に設けられ、前記遊技領域に開口して遊技球が入球可能な第2のアウト口と、
前記入賞ユニットに設けられ、前記入賞口に入賞した遊技球を後方へ誘導する入賞口用誘導路と、
前記入賞ユニットに設けられ、前記第2のアウト口に入球した遊技球を後方へ誘導するアウト口用誘導路と、
前記入賞ユニットに設けられて前記入賞口を開閉可能な開閉部材と、
前記入賞ユニットにおいて前記開閉部材の後方で両誘導路の間に配置され、当該開閉部材を開閉作動する駆動手段と、
前記設置部材に設けられ、前記入賞口用誘導路に連通して該入賞口用誘導路から通入した遊技球を機外へ排出する入賞口用排出路と、
前記設置部材に設けられ、前記アウト口用誘導路に連通して該アウト口用誘導路から通入した遊技球を機外へ排出するアウト口用排出路とを備え、
前記入賞口および第2のアウト口は、前記入賞ユニットに設けられて該第2のアウト口の開口寸法より厚みの薄い板状の壁部によって仕切られて隣接するよう構成されると共に、
前記入賞口用排出路は、
前記入賞口用誘導路に連通する入賞用開口から下方に延在する第1入賞用縦通路と、
前記第1入賞用縦通路の下端に連通して下方に延在すると共に後方傾斜する第2入賞用縦通路と、
前記第2入賞用縦通路の下端に連通し、前記第1入賞用縦通路に対して後方に偏倚した位置で下方に延在する第3入賞用縦通路と、
前記第3入賞用縦通路の下端に連通して下方に延在すると共に前方傾斜する第4入賞用縦通路と、
前記第4入賞用縦通路の下端に連通して下方に延在すると共に排出口が下端で開口する第5入賞用縦通路とを備え、
前記アウト口用排出路は、
前記アウト口用誘導路に連通するアウト用開口から前記駆動手段の上方を該駆動手段と上下で重なるように左右の一側方に延在するアウト用横通路と、
前記駆動手段の側方において前記アウト用横通路に連通して下方に延在すると共に後方傾斜する第1アウト用縦通路と、
前記第1アウト用縦通路の下端に連通し、前記アウト用横通路に対して後方に偏倚した位置で下方に延在する第2アウト用縦通路と、
前記第2アウト用縦通路の下端に連通して下方に延在すると共に後方傾斜し、下方に向かうにつれて前記駆動手段の下方側で該駆動手段と上下で重なるよう左右の他側方に傾斜する第3アウト用縦通路と、
前記第3アウト用縦通路の下端に連通して下方に延在する第4アウト用縦通路と、
前記第4アウト用縦通路の下端に連通して下方に延在すると共に前方傾斜する第5アウト用縦通路と、
前記第5アウト用縦通路の下端に連通して下方に延在する第6アウト用縦通路とを備え、
前記第3入賞用縦通路に対して前後方向の位置が揃った並列状態で前記第4アウト用縦通路が延在し、前記第4入賞用縦通路に対して前後方向の位置が揃った並列状態で前記第5アウト用縦通路が延在すると共に、前記第5入賞用縦通路に対して前後方向の位置が揃った並列状態で前記第6アウト用縦通路が延在するよう構成され、
前記並列に延在する前記第3入賞用縦通路および前記第4アウト用縦通路の前側に、別の入賞ユニットが臨む空間が画成され、
前記アウト口用排出路が前記駆動手段を迂回するよう左右方向に蛇行すると共に、前記入賞口用排出路およびアウト口用排出路の夫々が前記別の入賞ユニットを迂回するよう前後に蛇行する
ことを特徴とする遊技機。 - 前記アウト口用排出路の前記第6アウト用縦通路の下端部が湾曲形成され、
前記入賞口用排出路および前記アウト口用排出路は、前記別の入賞ユニットを迂回するよう前後に蛇行した後に下方に延在する前記第5入賞用縦通路に対して前記第6アウト用縦通路が側方から連通するよう構成された請求項1記載の遊技機。 - 前記入賞口および第2のアウト口における板状部材から前側に離間する夫々の開口縁から前記入賞口用誘導路およびアウト口用誘導路の夫々の側方への延在部分を、表面が不透明に構成された共通の意匠部材により覆うよう構成され、
前記入賞口用誘導路を画成している側壁を光が透過し得るよう構成されると共に、当該側壁の前側に隣接して装飾部品が設けられ、
前記装飾部品の後方に、当該装飾部品に光を照射する発光手段を設け、
当該発光手段から照射されて前記装飾部品で拡散した光が前記側壁を透過して、前記入賞口を奥側から照明するよう構成された請求項1または2記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013161840A JP6031013B2 (ja) | 2013-08-02 | 2013-08-02 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013161840A JP6031013B2 (ja) | 2013-08-02 | 2013-08-02 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015029731A JP2015029731A (ja) | 2015-02-16 |
JP6031013B2 true JP6031013B2 (ja) | 2016-11-24 |
Family
ID=52515575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013161840A Active JP6031013B2 (ja) | 2013-08-02 | 2013-08-02 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6031013B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7113523B2 (ja) * | 2019-12-27 | 2022-08-05 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07124313A (ja) * | 1993-11-04 | 1995-05-16 | Sophia Co Ltd | 遊技機用の遊技装置ユニット |
JP5025909B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2012-09-12 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
JP4947551B2 (ja) * | 2007-06-21 | 2012-06-06 | 株式会社ニューギン | 遊技機 |
JP2011019612A (ja) * | 2009-07-14 | 2011-02-03 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP5583424B2 (ja) * | 2010-02-12 | 2014-09-03 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP5257473B2 (ja) * | 2011-02-17 | 2013-08-07 | タイヨーエレック株式会社 | 遊技機 |
-
2013
- 2013-08-02 JP JP2013161840A patent/JP6031013B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015029731A (ja) | 2015-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006296592A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2016000131A (ja) | 遊技台 | |
JP6031013B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5625221B1 (ja) | 遊技台 | |
JP5261652B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2015016351A (ja) | 遊技台 | |
JP2004141443A (ja) | 遊技機 | |
JP4716918B2 (ja) | 遊技機のステージ構造 | |
JP2015016082A (ja) | 遊技台 | |
JP5898585B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2009254446A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP2006115899A (ja) | 遊技機 | |
JP4632411B2 (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6116431B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6012549B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6071769B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2006122280A (ja) | 振り分け装置の組付け構造及び該組付け構造を備える遊技機 | |
JP4622324B2 (ja) | 遊技機 | |
JP4943026B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6464366B2 (ja) | 遊技台 | |
JP2006296593A (ja) | 弾球遊技機 | |
JP6071766B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2016000132A (ja) | 遊技台 | |
JP2015097963A (ja) | 遊技機 | |
JP6180804B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20141204 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160624 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160819 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160927 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161021 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6031013 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |