JP2011019612A - 遊技機 - Google Patents

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Kazuki Tanaka
一樹 田中
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真司 平松
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Abstract

【課題】電動チューリップと遊技球との間の球噛みの発生を防止することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】ユニット装置10は、回転軸24を中心に回転可能な電動チューリップ123としての羽根部材12を備えている。また、ユニット装置10は、回転方向Xに回転する際に羽根部材12を受け止める受け止め部15と、受け止め部15に近接して配設されたヒサシ部16と、が形成されている。羽根部材12が回転方向Xに回転する場合の移動量として、遊技球が入り口領域14および第2始動口122に入り得る区間C1と、遊技球が入り口領域14および第2始動口122に入り得えない区間C2と、を有する。遊技球が、回転方向Xに回転する羽根部材12と受け止め部15との間に挟まって球噛みが発生することを防止できる。
【選択図】図8−1

Description

本発明は、遊技球の入賞によって大当たりの抽選を行うパチンコ遊技機等の遊技機に関するものである。
従来、始動口に遊技球が入賞することによって大当たりの抽選を行い、大当たりに当選したときに大入賞口の開閉を連続的に繰り返す大当たり遊技状態になり、より多くの賞球が得られる機会を与える遊技機としてのパチンコ遊技機が知られている。また、大当たり後の大当たり抽選の際に大当たりの当選条件が異なるパチンコ遊技機も知られている。すなわち、このようなパチンコ遊技機は、所定ラウンド数の大当たり遊技状態が終了した後に、大当たりの当選確率が低確率から高確率に変動する確率変動(確変)状態を備えている。このため、内部状態が確変状態であることを報知する確変報知演出を例えば液晶画面で行うことにより、遊技の継続によって次の大当たりに当選するという遊技者の期待感を高めている。
また、例えば電動チューリップ等の通常電動役物を電動駆動により開閉動作させることで、始動口へ入賞し易くなるようにして遊技に対する遊技者の興趣性を維持させるように構成したパチンコ遊技機も知られている。
このような電動チューリップは、遊技領域内に配設されたゲートへの遊技球の通過を契機に普通図柄抽選が行われ、普通図柄抽選に当選すると開閉動作を行うように制御される。
また、高確率変動時において可変表示装置の図柄変動に関与する動作を全般的に短縮制御するパチンコ遊技機も知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、高確率への確変があった場合、可変表示装置による特別図柄の変動時間、及び普通図柄表示器による普通図柄の変動時間の各短縮制御を行うと共に、始動電動役物の開放時間の延長を行う弾球遊技機が開示されている。
特開平8−38702号公報
ここで、電動チューリップの羽根が高速開閉する際に遊技球が羽根と噛み合ってしまう球噛み現象が発生する可能性がある。このような球噛み現象は、羽根の長さが長いときには発生する可能性が高くなる。
本発明は、電動チューリップと遊技球との間の球噛みの発生を防止することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明が適用される遊技機は、遊技盤により形成される遊技領域111にて遊技球による遊技を行う遊技機であって、前記遊技領域111に配設され、遊技球が入球する始動口122と、前記遊技領域111に移動可能に配設され、遊技球が前記始動口122に入球し易くなる方向である第1の方向Yおよび当該始動口122に入球し難くなる方向である第2の方向Xに移動する移動部材12と、前記遊技領域111に位置し、前記移動部材12が前記第2の方向Xに移動している状態の前記移動部材12を受け止める受け止め部15と、前記移動部材12が前記受け止め部15により受け止められているときの当該移動部材12の前記始動口122とは反対側に位置して当該受け止め部15から遠ざかる方向に延びる先端16aを有する延在部16と、を備えることを特徴とするものである。
ここで、前記受け止め部15から前記始動口122へ延びる壁部13をさらに備え、前記壁部13は、前記移動部材12が前記受け止め部15により受け止められているときに遊技球の侵入が困難な領域14を当該移動部材12と共に形成することを特徴とすることができる。
また、前記移動部材12は、駆動源31からの駆動力が伝達される回転軸24を有し、前記移動部材12が前記回転軸24の周りを回転する際の回転区間は、前記始動口122への入球が前記延在部16により妨害される区間C2と当該延在部16により妨害されない区間C1とを含んでいることを特徴とすることができる。さらに、前記延在部16の前記先端16aと前記受け止め部15とは、前記移動部材12の前記回転軸24を含む垂直線Vを挟んで位置することを特徴とすることができる。さらにまた、前記移動部材12は、長手形状に形成され、下端部に前記回転軸24を有し、前記受け止め部15により受け止められる部分23を上端部に有し、前記延在部16の前記先端16aは、斜め下方に延びることを特徴とすることができる。さらにまた、前記始動口122に入球しない遊技球を前記遊技領域111から排出するための排出口118が、前記始動口122と共に一体に形成されていることを特徴とすることができる。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、電動チューリップと遊技球との間の球噛みの発生を防止することが可能になる。
本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ遊技機を説明する図であり、(a)は、遊技盤の右下に配設された表示器の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機の部分平面図である。 制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。 遊技制御部の機能構成を示すブロック図である。 遊技制御部の主要動作を示すフローチャートである。 電動チューリップ処理の内容を示すフローチャートである。 ユニット装置を説明する正面図である。 ユニット装置を説明する斜視図である。 ユニット装置を説明する背面図である。 ユニット装置を説明する正面図である。 ユニット装置を説明する斜視図である。 ユニット装置を説明する背面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150と、を備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、を備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に装飾図柄により報知したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による予告演出を表示したりする。なお、画像表示部114としては、例えば液晶表示装置、EL表示装置、LEDドット表示装置または7セグ表示装置等による構成例が考えられる。
また、本実施の形態では、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110に対して可動に構成され、可動による各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで光による各種の演出を行う。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117,118が配設されている。なお、本実施の形態では、遊技領域111の下方に位置する排出口117と、遊技領域111の右側に位置する排出口118と、を備えている。
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121と、遊技領域111の右側にて排出口118に隣接して配設され、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選が始動する第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別電動役物(大入賞口125)、または予め定められた1の特別図柄表示器の何れかを作動させることとなる遊技球の入賞に係る入賞口をいう。
第2始動口122は、一つの羽根が電動のソレノイド31(図7−3または図8−3参照)により開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球は第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
なお、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時に大当たりが抽選される大当たり確率が変動する場合(低確状態(例えば300分の1)から高確状態(例えば30分の1)への変動)がある。また、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間が短縮されたり、普通図柄抽選時の当選する確率が高まったり、普通図柄抽選時の普通図柄変動時間が短縮されたり、電動チューリップ123の羽根の開時間が延長されたり、電動チューリップ123の羽根が開く回数が増えたりする(電チューサポート)場合がある。
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、第1始動口121の下方に位置し、特別図柄抽選の結果に応じて開放する大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。この大入賞口125は、通常は閉状態であるが特別図柄抽選の結果により所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態が維持されるラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返す。
なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例や他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。この表示器130の詳細は後述する。
賞球の払い出しについて説明する。第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて、1つの遊技球当たり規定個数の賞球が払い出される。その一例を示すと、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球がそれぞれ払い出される。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは無い。
なお、遊技盤110の後面には、図示しない各種の基板等が取り付けられる。この各種の基板等について付言すると、遊技盤110の後面には、メイン基板およびサブ基板が配設されている。すなわち、遊技盤110の後面には、メイン基板として、内部抽選および当選の判定等を行う後述の遊技制御部200が構成された遊技制御基板が配設されている。この遊技制御基板は、開封することにより痕跡が残るように透明部材で構成されたメイン基板ケースに密封されている。
また、サブ基板として、演出を統括的に制御する後述の演出制御部300が構成された演出制御基板、画像および音による演出を制御する後述の画像/音響制御部310が構成された画像制御基板、および、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御する後述のランプ制御部320が構成されたランプ制御基板等が配設されている。また、遊技盤110の後面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
付言すると、払出球の払い出し制御を行う後述の払出制御部400が構成された払出制御基板と、払出制御基板により制御され、外部から補給された補給球を一時的に溜めておき、賞球の払い出しや貸し球の払い出しを行う払い出しユニット(不図示)と、が枠部材150に配設されている。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153(図2参照)と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
なお、本実施の形態では、皿153を上下皿一体で構成しているが、上皿と下皿とを分離する構成例も考えられる。また、発射装置のハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。なお、本実施の形態では、第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222は、7セグ表示装置で構成され、また、普通図柄表示器223は、LED表示装置で構成されている。
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。この保留について説明する。変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに他の遊技球による入賞があると、その入賞した遊技球に対する図柄の変動表示動作は、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、規定個数(例えば4個)を限度に保留される。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未抽選数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。なお、本実施の形態では、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220の各々は、一列に配設したLED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2の(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161と、演出ボタン161に隣接し、略十字に配列された複数のキーからなる演出キー162と、が枠部材150に配設されている。演出キー162は、その中央に1つの中央キーを配置し、また、中央キーの周囲に略同一形状の4つの周囲キーを配置して構成されている。遊技者は、4つの周囲キーを操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを指示することが可能であり、また、中央キーを操作することにより、指示した画像を選択することが可能である。また、入力装置の形態としては、図示した演出ボタン161および演出キー162の他、レバーやダイヤル等、演出の内容等に応じて様々な入力形態を採用することができる。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、さらにはサブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態を維持するラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、図3に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、ゲート124への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、が接続されている。
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際に、演出ボタン161または演出キー162を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。
また、演出制御部300は、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157での発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
また、払出制御部400には、払出駆動部411により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部412と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部413と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される皿153が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部414と、が接続されている。そして、払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
〔遊技制御部の機能構成〕
続いて、遊技制御部200の機能構成を説明する。
図4は、遊技制御部200の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、遊技制御部200は、各種抽選処理を実行する機能部として、特別図柄抽選部231と、普通図柄抽選部232と、特別図柄変動制御部233と、特別図柄抽選結果判定部234と、普通図柄制御部237と、を備えている。特別図柄抽選部231と特別図柄抽選結果判定部234とは、抽選手段として機能する。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動に伴う処理を実行する機能部として、変動パターン選択部235と、遊技進行制御部236と、を備えている。
さらに、遊技制御部200は、各種役物の動作制御や賞球等に関するデータ処理を実行する機能部として、大入賞口動作制御部238と、電動チューリップ動作制御部239と、賞球処理部240と、出力制御部241と、乱数制御部242と、を備えている。
特別図柄抽選部231は、第1始動口121や第2始動口122に遊技球が入賞した場合に、特別図柄の抽選を行う。
普通図柄抽選部232は、ゲート124を遊技球が通過した場合に、普通図柄抽選を行う。
特別図柄変動制御部233は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果に応じて特別図柄の変動を制御する。
特別図柄抽選結果判定部234は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果が「大当たりか否か」、「大当たりに当選した場合の大当たりの種類」、「大当たりに当選していない場合での小当たりかはずれか」を判定する。
ここで、「大当たり」の種類には、大当たり遊技の時間が長く多量の遊技球の払い出しが期待できる「長当たり」と、大当たり遊技の時間が短い「短当たり」とがある。例えば、「長当たり」では、大入賞口125の開状態が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで維持されるラウンドが例えば15回繰り返される。また、「短当たり」では、大入賞口125でのラウンドが例えば2回繰り返される。
さらに、「長当たり」には、大当たり遊技の終了後に確率変動(確変)遊技状態および時間短縮(時短)遊技状態の両方を発生させる「15ラウンド確変当たり」とも呼ばれる大当たり(後段の「特定図柄A」での大当たり)と、大当たり遊技の終了後に時短遊技状態のみを発生させ確変遊技状態は発生させない「通常大当たり」とも呼ばれる大当たり(後段の「通常図柄」での大当たり)とがある。また、「短当たり」は、大当たり遊技の終了後に確変遊技状態を発生させ時短遊技状態を発生させない所謂「2ラウンド確変当たり」と呼ばれる大当たり(後段の「特定図柄B」での大当たり)である。
また、大当たりに当選していない場合の「小当たり」は、例えば大入賞口125の開閉が2回行われる小当たり遊技が行われ、終了した後においても小当たり当選時の遊技状態を継続する当たり(後段の「小当たり図柄」での当たり)である。すなわち、小当たり当選時の遊技状態が確変遊技状態である場合には、小当たり遊技の終了後においても確変遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。同様に、小当たりの当選時の遊技状態が確率変動も時間短縮もしていない通常の遊技状態(通常遊技状態)である場合には、小当たり遊技の終了後においても通常遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。
また、「はずれ」では、「大当たり」でも「小当たり」でもなく、遊技者に有利となる上記の遊技状態の何れも設定されない(後段の「はずれ図柄」の設定)。
変動パターン選択部235は、特別図柄の抽選結果が「大当たり」であった場合に、第1特別図柄表示器221や第2特別図柄表示器222にて表示する特別図柄の変動パターンを選択する。また、「リーチ演出を行うか否か」を判定する。ここでの「リーチ演出」とは、遊技者に大当たりを期待させるための画像表示部114等にて行われる演出である。
遊技進行制御部236は、各遊技状態において遊技の進行を制御する。
普通図柄制御部237は、普通図柄の抽選が行われた場合に、普通図柄の抽選結果が「当選かはずれであるか」を判定する。また、その抽選結果に応じて普通図柄の変動を制御する。
「当選」と判定された場合には、電動チューリップ123を規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開放し、第2始動口122への遊技球の入賞確率が高まる状態を発生させる。また、「はずれ」と判定された場合には、電動チューリップ123のこのような開放状態は発生されない。
大入賞口動作制御部238は、大入賞口125の開放動作を制御する。
電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123の開放動作を制御する。
賞球処理部240は、入賞や抽選に関する種々の役物への入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しを制御する。
出力制御部241は、遊技制御部200から演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドの出力を制御する。
乱数制御部242は、メイン制御手段やサブ制御手段による処理で用いられる各種の乱数値の更新を制御する。
〔遊技機の基本動作〕
次に、上記のように構成されたパチンコ遊技機100の基本動作を説明する。
パチンコ遊技機100の基本的な動作は、メイン制御手段である遊技制御部200により行われる。そして、この遊技制御部200の制御の下、サブ制御手段である演出制御部300により遊技上の演出の制御が行われ、払出制御部400により賞球の払い出しの制御が行われる。
図5は、遊技制御部200の主要動作を示すフローチャートである。
遊技制御部200は、電源投入時や電源断時等の特殊な場合を除く通常の動作時において、図5に示す各処理を一定時間(例えば4ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。図5を参照すると、乱数更新処理、始動口スイッチ(SW)処理、ゲートスイッチ(SW)処理、特別図柄処理、普通図柄処理、大入賞口処理、電動チューリップ(電チュー)処理、賞球処理、出力処理が順次実行される(ステップ501〜509)。
乱数更新処理(ステップ501)では、遊技制御部200の乱数制御部242は、メイン制御手段やサブ制御手段による処理で用いられる各種の乱数の値を更新する。
始動口スイッチ処理(ステップ502)では、遊技制御部200の特別図柄抽選部231は、図3の第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、特別図柄抽選のための処理を実行する。
ゲートスイッチ処理(ステップ503)では、遊技制御部200の普通図柄抽選部232は、図3のゲートスイッチ214の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、普通図柄抽選のための処理を実行する。
特別図柄処理(ステップ504)では、遊技制御部200の特別図柄変動制御部233、特別図柄抽選結果判定部234、変動パターン選択部235、および遊技進行制御部236により、特別図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理が行われる。
普通図柄処理(ステップ505)では、遊技制御部200の普通図柄制御部237により、普通図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理が行われる。
大入賞口処理(ステップ506)では、遊技制御部200の大入賞口動作制御部238は、所定の条件に基づいて大入賞口125の開放動作を制御する。
電動チューリップ処理(ステップ507)では、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部239は、所定の条件に基づいて電動チューリップ123の開放動作を制御する。電動チューリップ処理の詳細な内容については後述する。
賞球処理(ステップ508)では、遊技制御部200の賞球処理部240は、入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しを制御する。
出力処理(ステップ509)では、遊技制御部200の出力制御部241は、演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドを出力する。制御用コマンドは、ステップ508までの各処理において生成され、RAM203にセットされており、この出力処理で出力される。
〔遊技制御部による電動チューリップ処理〕
図6は、電動チューリップ処理(図5のステップ507)の内容を示すフローチャートである。
電動チューリップ処理において、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部239は、まず、パチンコ遊技機100の現在の状態が補助遊技中か否かを判断する(ステップ601)。補助遊技中でない場合、電動チューリップ123は開放しないため、電動チューリップ処理を終了する(ステップ601でNo)。一方、補助遊技中である場合(ステップ601でYes)、次に電動チューリップ動作制御部239は、パチンコ遊技機100が補助遊技時の動作制御におけるオープニング動作の最中か否かを判断する(ステップ602)。
パチンコ遊技機100がオープニング中である場合(ステップ602でYes)、次に電動チューリップ動作制御部239は、予め設定されたオープニング動作が行われるべき時間(オープニング時間)を経過したか否かを判断する(ステップ603)。オープニング時間を経過していないならば、オープニング動作が継続されるので、電動チューリップ処理を終了する(ステップ603でNo)。一方、オープニング時間を経過したならば(ステップ603でYes)、次に電動チューリップ動作制御部239は、現在のパチンコ遊技機100の動作状態が確変遊技状態(潜伏確変遊技状態を含まない)または時短遊技状態のいずれかに該当するか否かを判断する(ステップ604)。いずれかの遊技状態に該当する場合(ステップ604でYes)、電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123の開放時間を長時間に設定する(ステップ605)。図6に示す例では、3.5秒に設定される。これに対し、現在のパチンコ遊技機100の動作状態が確変遊技状態または時短遊技状態のいずれにも該当しない場合(ステップ604でNo)、電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123の開放時間を短時間に設定する(ステップ606)。図6に示す例では、0.052秒に設定される。すなわち、電動チューリップ123が高速回転するように設定される。
この後、電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123を開放し(ステップ607)、開放後の経過時間を計測して、ステップ605またはステップ606で設定された開放時間を経過したか否かを判断する(ステップ608)。そして、開放時間を経過していないならば、電動チューリップ123の開放が継続されるので、電動チューリップ処理を終了する(ステップ608でNo)。
一方、電動チューリップ123の開放後の経過時間が開放時間を経過したならば(ステップ608でYes)、次に電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123を閉口し(ステップ609)、補助遊技時の動作制御を終了して電動チューリップ処理を終了する(ステップ610)。
〔ユニット装置10の構成〕
次に、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100が備えるユニット装置10を説明する。なお、このユニット装置10は、遊技盤110に取り付けられるものである。
図7−1、図7−2、図7−3、図8−1、図8−2および図8−3は、ユニット装置10を説明する図である。なお、図7−1、図7−2および図7−3は、ユニット装置10の電動チューリップ123が開放していない状態(非開放状態、閉状態、通常状態)を例示し、また、図8−1、図8−2および図8−3は、電動チューリップ123が開放している状態(開放状態)を例示している。また、図7−1および図8−1は、図1に対応する正面図であり、図7−2および図8−2はその斜視図であり、図7−3および図8−3はその背面図である。
本実施の形態のユニット装置10は、図1に示す排出口118、第2始動口122および電動チューリップ123が一体に構成されている。より具体的に説明すると、図7−1または図7−2に示すように、ユニット装置10において、第2始動口122の上方に排出口118が位置する。なお、第2始動口122の下方には、排出口117(図1参照)が位置する。
また、ユニット装置10において、第2始動口122の近傍に電動チューリップ123が位置する。電動チューリップ123は、回転可能に構成され、第2始動口122に入ろうとする遊技球の動きを規制するためのものである。その詳細は後述する。
〔羽根部材12の構成〕
さらに説明すると、ユニット装置10には、台板11に電動チューリップ123としての羽根部材12が配設されている。この羽根部材12は1つで構成され、いわゆる両開きではなく、いわゆる片開きである。羽根部材12は、移動部材の一例である。
この羽根部材12は、蟹のはさみ状の形をなす長手部材である本体部21と、本体部21に装着される装飾板を取り付けるための取り付け部22と、を備えている。なお、羽根部材12を例えば樹脂成形により構成することが考えられる。また、図7−1、図7−2、図8−1および図8−2に示す羽根部材12では、図1に示す場合と異なり、装飾板を取り外している状態を示している。
また、羽根部材12は、本体部21の一端部(先端部)に位置し、本体部21の外側面に位置する当接部23と、本体部21の他端部(基部)に位置し、本体部21を回転させるための回転軸24と、を備えている。羽根部材12の回転軸24は下側に位置し、また、当接部23は上側に位置している。また、羽根部材12は長手形状であり、それゆえ、当接部23と回転軸24とは互いに離れて位置している。なお、当接部23は、羽根部材12が受け止め部15により受け止められる部分の一例である。
図8−1に示すように、羽根部材12の当接部23は、閉動作の場合の回転方向(閉鎖方向、閉方向、第2の方向の一例)Xの前側に位置する本体部21の一部により構成されているということができる。また、図7−1に示すように、羽根部材12の当接部23は、開動作の場合の回転方向(開放方向、開方向、第1の方向の一例)Yの後側に位置する本体部21の一部により構成されているということができる。なお、回転方向Xは、遊技球が第2始動口122に入球し難くなる方向であり、また、回転方向Yは、遊技球が第2始動口122に入球し易くなる方向である。
当接部23は、本体部21の外側面において羽根部材12の厚さ方向(図7−1の紙面垂直方向、遊技盤110の厚さ方向)に延びるように形成されている。
ここで、長手形状の羽根部材12は、図7−1および図7−2に示す非開放状態では、立設している。より具体的には、羽根部材12は、第2始動口122の方向に少し傾いて長手方向が上下方向となっている。
また、羽根部材12は、図8−1および図8−2に示す開放状態では、第2始動口122の方向とは反対の方向に傾いている。すなわち、羽根部材12は、非開放状態と開放状態との間の相互の回転の際には、回転軸24を含む垂直線V(図7−1および図8−1参照)を通過することになる。
なお、羽根部材12が非開放状態と開放状態との間を回転する場合の回転角度としては、例えば約30度とすることが考えられる。
〔羽根部材12の駆動系〕
羽根部材12は、図7−1、図7−2および図7−3に示す非開放状態から図8−1、図8−2および図8−3に示す開放状態へと移動する開動作を行ったり、逆に、開放状態から非開放状態へと移動する閉動作を行ったりする。
ここで、ユニット装置10は、図7−3および図8−3に示すように、羽根部材12の駆動源としてのソレノイド31を台板11の背面側に備えている。このソレノイド31は、通電/非通電により作動して突出量が変わるプランジャ32を有する。そして、ソレノイド31のプランジャ32は、接続部材33により羽根部材12と連結している。このため、プランジャ32が作動すると、その駆動力は接続部材33を介して羽根部材12に伝達される。こうして、羽根部材12は、非開放状態と開放状態とを交互に変更することができる。
より具体的に説明すると、非通電のときには、図7−3に示すように、ソレノイド31が長く突出する。そして、通電のときには、図8−3に示すように、ソレノイド31の突出量が少なくなる。
〔羽根部材12以外の部分の構成〕
図7−1、図7−2、図8−1および図8−2に示すように、ユニット装置10には、台板11に突出すると共に第2始動口122から排出口118へと延びる壁部13が形成されている。壁部13は、羽根部材12から遠ざかるように湾曲形状に形成されている。これにより、後述する入り口領域14が広く画成される。
この壁部13は、羽根部材12の厚さ寸法と略同じ寸法の高さに形成されている(図7−2または図8−2参照)。壁部13は、台板11と一体に構成され、また、排出口118とも一体に構成されている。
また、ユニット装置10には、第2始動口122と羽根部材12との間に入り口領域14が画成されている。この入り口領域14は、羽根部材12および壁部13により画成されている。なお、入り口領域14は、遊技領域111の一部を構成する。
羽根部材12が非開放状態のときには、入り口領域14は羽根部材12と壁部13とによって仕切られるので、第2始動口122に遊技球が入らない。その一方で、羽根部材12が開放状態になると、入り口領域14は、遊技球を受け入れることができるようになり、これにより、遊技球は、入り口領域14を落下していき、第2始動口122に入球する。
また、ユニット装置10には、壁部13から斜め下方に突出し、羽根部材12の当接部23と当接して羽根部材12を受け止める受け止め部15が形成されている。受け止め部15は、壁部13と一体に形成されている。
さらに説明すると、羽根部材12を、その回転の中心位置である回転軸24とは遠く離れている当接部23と当接させている。一般的には、比較的重くかつ長い部材を比較的速く正逆に回転運動させようとする場合には、回転運動をいったん停止させて逆方向への回転を開始させるためのストッパにて、バウンドが発生しまい、高速回転が阻害されてしまう。しかしながら、本実施の形態の構成を採用すると、そのようなバウンドを有効に防止することができ、羽根部材12の高速開閉を実現することが可能になる。
なお、壁部13は、受け止め部15から第2始動口122へ延びて形成されている。また、壁部13は、羽根部材12が受け止め部15により受け止められているときに遊技球の侵入が困難な領域である入り口領域14を羽根部材12と共に形成する。
受け止め部15は、図7−2または図8−2に示すように、壁部13の高さ方向(図7−1の紙面垂直方向、遊技盤110の厚さ方向)に所定の長さを有するように形成されている。
このように、受け止め部15は、羽根部材12を受け止める領域として所定の長さを有し、また、上述したように、羽根部材12の当接部23においては、受け止め部15と当接する領域としての端面が所定の長さを有する。したがって、受け止め部15は、羽根部材12の当接部23と当接する際には、点接触ではなく、面接触する。こうして、本実施の形態では、長期使用に伴う受け止め部15の変形や破損等を防止することができる。
また、ユニット装置10には、受け止め部15に近接して配設された延在部の一例としてのヒサシ部(屋根部、覆い部)16が形成されている。このヒサシ部16は、排出口118の下側から斜め下方に突出している(図7−1または図8−1参照)。すなわち、ヒサシ部16は、羽根部材12が開放状態のときに遊技球が入り口領域14に入ることを制限する方向に突出する先端16aを有する。また、ヒサシ部16の先端16aは、受け止め部15から遠ざかる方向に延びて形成されている。このヒサシ部16が形成されていることにより、受け止め部15は、奥まって位置している。
なお、ヒサシ部16は、羽根部材12が回転する際に羽根部材12と干渉しないように配設される。
また、ヒサシ部16は、受け止め部15よりも羽根部材12の開放方向の側に位置している。さらに説明すると、受け止め部15に当接している羽根部材12(図7−1または図7−2参照)が開放動作を開始しても、直ちに遊技球が入り口領域14に入ることが可能になる状態にはならない。すなわち、非開放状態の羽根部材12(図7−1または図7−2参照)が開放動作を開始した後に羽根部材12の先端部がヒサシ部16を通過したときに初めて、遊技球が入り口領域14に入ることが可能となる状態になる。
また、図8−1に示すように、開放状態の羽根部材12が閉鎖動作を開始して回転方向X(図8−1参照)に回転する場合の移動量として、遊技球が入り口領域14および第2始動口122に入り得る区間C1と、遊技球が入り口領域14および第2始動口122に入り得えない区間C2と、を有する。言い換えると、区間C1は、第2始動口122への入球がヒサシ部16により妨害されない区間であり、区間C2は、第2始動口122への入球がヒサシ部16により妨害される区間である。
より具体的に説明すると、羽根部材12の先端部がヒサシ部16に近い位置になるまでの間は、遊技球が入り口領域14に入ることが可能な状態である。そして、羽根部材12の先端部がヒサシ部16を通過した後には、もはや遊技球が入り口領域14に入ることが不可能な状態になる。羽根部材12は、さらに回転方向Xに回転していくと、やがて羽根部材12の当接部23が受け止め部15に受け止められる。
言い換えると、羽根部材12が区間C2内で回転移動している状態では、入り口領域14へ遊技球が入ることができないことに変わりがない。
また、図8−1に示すように、垂直線Vは、区間C2に位置している。さらに説明すると、ヒサシ部16の先端16aは、垂直線Vよりも回転方向(開放方向)Y(図7−1参照)側に位置している。
このように、本実施の形態では、受け止め部15よりも回転方向Y側に位置し、かつ、先端16aが垂直線Vよりも回転方向Y側に位置するヒサシ部16を有する。したがって、遊技球が、回転方向Xに回転する羽根部材12と受け止め部15との間に挟まって球噛みが発生することを防止できる。また、ヒサシ部16を配設することにより、第2始動口122に対する不正行為をより有効に防止することが可能になる。
なお、ヒサシ部16と羽根部材12との間の離間距離は、遊技球の直径よりも短い。このため、ヒサシ部16と羽根部材12との間に遊技球が入り込むことはない。
また、ユニット装置10には、羽根部材12の回転軸24に近接し、羽根部材12の一部を覆うカバー部17が形成されている。このカバー部17は、入り口領域14内で遊技球が羽根部材12と噛んで玉詰まりが発生することを防止する。
10…ユニット装置、12…羽根部材、13…壁部、14…入り口領域、15…受け止め部、16…ヒサシ部、16a…先端、23…当接部、24…回転軸、31…ソレノイド、100…パチンコ遊技機、117,118…排出口、122…第2始動口、123…電動チューリップ、C1,C2…区間、V…垂直線、X,Y…回転方向

Claims (6)

  1. 遊技盤により形成される遊技領域にて遊技球による遊技を行う遊技機であって、
    前記遊技領域に配設され、遊技球が入球する始動口と、
    前記遊技領域に移動可能に配設され、遊技球が前記始動口に入球し易くなる方向である第1の方向および当該始動口に入球し難くなる方向である第2の方向に移動する移動部材と、
    前記遊技領域に位置し、前記移動部材が前記第2の方向に移動している状態の前記移動部材を受け止める受け止め部と、
    前記移動部材が前記受け止め部により受け止められているときの当該移動部材の前記始動口とは反対側に位置して当該受け止め部から遠ざかる方向に延びる先端を有する延在部と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記受け止め部から前記始動口へ延びる壁部をさらに備え、
    前記壁部は、前記移動部材が前記受け止め部により受け止められているときに遊技球の侵入が困難な領域を当該移動部材と共に形成することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記移動部材は、駆動源からの駆動力が伝達される回転軸を有し、
    前記移動部材が前記回転軸の周りを回転する際の回転区間は、前記始動口への入球が前記延在部により妨害される区間と当該延在部により妨害されない区間とを含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記延在部の前記先端と前記受け止め部とは、前記移動部材の前記回転軸を含む垂直線を挟んで位置することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記移動部材は、長手形状に形成され、下端部に前記回転軸を有し、前記受け止め部により受け止められる部分を上端部に有し、
    前記延在部の前記先端は、斜め下方に延びることを特徴とする請求項3または4に記載の遊技機。
  6. 前記始動口に入球しない遊技球を前記遊技領域から排出するための排出口が、前記始動口と共に一体に形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の遊技機。
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