JP6189264B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150と、を備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110に対して可動に構成され、可動による各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで光による各種の演出を行う。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球は第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
また、遊技盤110の右下の位置には、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。この表示器130の詳細は後述する。
また、サブ基板として、演出を統括的に制御する後述の演出制御部300が構成された演出制御基板、画像および音による演出を制御する後述の画像/音響制御部310が構成された画像制御基板、および、各種のランプおよび可動役物115による演出を制御する後述のランプ制御部320が構成されたランプ制御基板等が配設されている。また、遊技盤110の後面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
付言すると、払出球の払い出し制御を行う後述の払出制御部400が構成された払出制御基板と、払出制御基板により制御され、外部から補給された補給球を一時的に溜めておき、賞球の払い出しや貸し球の払い出しを行う払い出しユニット(不図示)と、が枠部材150に配設されている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。なお、本実施の形態では、第1特別図柄表示器221および第2特別図柄表示器222は、7セグ表示装置で構成され、また、普通図柄表示器223は、LED表示装置で構成されている。
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤110の後面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、さらにはサブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125の開状態の間隔を制御する。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を開状態と閉状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、が接続されている。
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際に、演出ボタン161または演出キー162を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。
また、演出制御部300は、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157での発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
続いて、遊技制御部200の機能構成を説明する。
図4は、遊技制御部200の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、遊技制御部200は、各種抽選処理を実行する機能部として、特別図柄抽選部231と、普通図柄抽選部232と、特別図柄変動制御部233と、特別図柄抽選結果判定部234と、普通図柄制御部237と、を備えている。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動に伴う処理を実行する機能部として、変動パターン選択部235と、遊技進行制御部236と、を備えている。
さらに、遊技制御部200は、各種役物の動作制御や賞球等に関するデータ処理を実行する機能部として、大入賞口動作制御部238と、電動チューリップ動作制御部239と、賞球処理部240と、出力制御部241と、乱数制御部242と、を備えている。
普通図柄抽選部232は、ゲート124を遊技球が通過した場合に、普通図柄抽選を行う。
特別図柄変動制御部233は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果に応じて特別図柄の変動を制御する。
ここで、「大当たり」の種類には、大当たり遊技の時間が長く多量の遊技球の払い出しが期待できる「長当たり」と、大当たり遊技の時間が短い「短当たり」とがある。例えば、「長当たり」では、大入賞口125の開状態が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで維持されるラウンドが例えば15回繰り返される。また、「短当たり」では、大入賞口125でのラウンドが例えば2回繰り返される。
また、「はずれ」では、「大当たり」でも「小当たり」でもなく、遊技者に有利となる上記の遊技状態の何れも設定されない。
遊技進行制御部236は、各遊技状態において遊技の進行を制御する。
また、普通図柄制御部237は、現在のパチンコ遊技機100の動作状態が確変遊技状態または時短遊技状態のいずれにも該当しない場合には、普通図柄変動の変動時間を長時間、例えば29秒に設定する。これに対し、パチンコ遊技機100の現在の動作状態が確変遊技状態または時短遊技状態のいずれかに該当する場合には、普通図柄変動の変動時間を短時間、例えば3秒に設定する。
電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123の開放動作を制御する。
賞球処理部240は、入賞や抽選に関する種々の役物への入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しを制御する。
出力制御部241は、遊技制御部200から演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドの出力を制御する。
乱数制御部242は、メイン制御手段やサブ制御手段による処理で用いられる各種の乱数値の更新を制御する。
次に第1の実施形態に係る遊技盤110について詳述する。
図5は、第1の実施形態に係る遊技盤110の構成を示す図である。なお、図5においては後述する入賞枠125bの前側の壁は省略して示している。
遊技領域111の中央部には、中央装飾部129が配置されており、この中央装飾部129の内側には、画像表示部114が配置されている。この画像表示部114は、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、特別図柄抽選結果(特別図柄変動結果)を遊技者に装飾図柄により報知するなど、特別図柄抽選の結果に応じた画像を表示する。また、画像表示部114は、キャラクタの登場やアイテムの出現による予告演出を表示したりする。なお、画像表示部114としては、例えば液晶表示装置、EL表示装置、LEDドット表示装置または7セグ表示装置等による構成例が考えられる。
図5に示すように、第2始動口122は、遊技領域111における下部、つまり第1始動口121の下側に配置されている。そして、大入賞口125は、第2始動口122の右斜め上に配置されており、ゲート124は、大入賞口125の真上に配置されている。
図6は、大入賞口125の構成をより具体的に示す図である。なお、図6においては遊技盤面110aおよび入球枠125bの前側の壁は省略して示している。
進退部材125cは、遊技盤面110aの裏側において進退部材ソレノイド135のプランジャー135aと連結されており、進退部材ソレノイド135により遊技盤面110aに対して進退させられる。図6(a)は、進退部材125cが遊技盤面110aから前進した状態(突出状態)を示す図であり、図6(b)は、進退部材125cが遊技盤面110aの前側から退避した状態(退避状態)を示す図である。進退部材ソレノイド135は、上述した大入賞口開閉部216の一部として機能し、遊技制御部200からの制御信号を受信することで進退部材125cを進退させる。すなわち、進退部材ソレノイド135への通電は、遊技制御部200からの制御信号によって制御され、非通電時には、進退部材125cがコイルばね135bにより力を受け、進退部材125cおよびプランジャー135aは図6(a)に示す状態となる。一方、通電時には、プランジャー135aが後退して進退部材125cが後退し、進退部材125cおよびプランジャー135aは図6(b)に示す状態となる。
他方、導入路113を通り終端113bから出た遊技球は、抑制壁129および遊技くぎ群127a、127bの存在により、第1始動口121には入賞し難くなっている。
また、第2始動口122、ゲート124および大入賞口125を、遊技領域111における画像表示部114の下端部114aの下側の領域に集中して配置しているので、遊技者は、遊技中に視線を集中させることができる。
次に第2の実施形態に係る遊技盤110について詳述する。
図7は、第2の実施形態に係る遊技盤110の構成を示す図である。
第2の実施形態に係る遊技盤110は、第1の実施形態に係る遊技盤110に対して大入賞口125が異なる。以下では、第1の実施形態に係る遊技盤110との差異点について説明し、同じ構成・機能のものについては同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
第2の実施形態に係る大入賞口125は、進退部材125cの下方に、遊技盤面110aよりも前側に突出して入球孔125aを開放する開状態と、入球孔125aを覆う閉状態とに遷移する、つまり入球孔125aを開閉する開閉部材125dを備えている。また、大入賞口125は、開閉部材125dの左右方向の両側に側壁部125eを有している。左側の側壁部125eの上面は進退部材125c側から第2始動口122側へ下っており、遊技球を第2始動口122の方へ案内する。右側の側壁部125eの上面は進退部材125c側から右端部の方へ下っており、遊技球を右方向に案内する。また、左側の側壁部125eの右側の側面は遊技球が左方向へ移動するのを抑制し、右側の側壁部125eの左側の側面は遊技球が右方向へ移動するのを抑制する。
開閉部材125dは、前後方向へ回動自在に取り付けられた板状の部材である。そして、開閉部材125dは、閉状態のときには遊技盤面110aと略面一となり入球孔125aを塞いで遊技球が入球孔125aへ入るのを抑制し、閉状態から前方へ回転して開状態となり落下してくる遊技球を受け止めて遊技球が入球孔125aへ入るのを許容する。
開閉部材125dは、遊技盤面110aの裏側に配置された開閉部材ソレノイド136により回転駆動される。図8に示すように、開閉部材ソレノイド136のプランジャー136aがスライダー137に連結されており、スライダー137と開閉部材125dとはクランク138を介して連結されている。そして、開閉部材ソレノイド136が通電すると、スライダー137が開閉部材ソレノイド136の本体の方へ引きつけられ、クランク138が図8で見た場合の時計回転方向に回転する。これにより、開閉部材125dが前方に回転して開状態となる。他方、開閉部材ソレノイド136が通電されなくなると、プランジャー136aの外側に装着されたバネ139の復元力によりスライダー137は元の位置に戻り、開閉部材125dが後方に回転して閉状態となる。図8(a)は、開閉部材125dの閉状態を示す図であり、図8(b)は、開閉部材125dの開状態を示す図である。
すなわち、大当たり遊技のとき、遊技制御部200は、大入賞口125を所定のラウンド数だけ間欠的に開放状態とするべく、進退部材ソレノイド135への通電および通電停止と、開閉部材ソレノイド136への通電および通電停止とを同期させる。つまり、進退部材ソレノイド135および開閉部材ソレノイド136への通電を同時に行うことにより、進退部材125cを退避状態にするとともに開閉部材125dを開状態とする。他方、進退部材ソレノイド135および開閉部材ソレノイド136への通電を同時に停止することにより、進退部材125cを突出状態にするとともに開閉部材125dを閉状態とする。
Claims (1)
- 第1始動口と、
遊技球が通過可能なゲートと、
前記ゲートを遊技球が通過したことを条件に行われる普通図柄抽選の結果に応じて作動する第2始動口と、
前記第1始動口あるいは前記第2始動口に遊技球が入賞したことを条件に行われる特別図柄抽選の結果に応じて作動する入賞口と、
遊技領域の中央部にて前記特別図柄抽選の結果に応じた画像を表示する画像表示部とを備える遊技機であって、
前記第2始動口は、前記第1始動口の下側に配置され、
前記入賞口は、前記画像表示部の下端部よりも下側であって前記ゲートおよび前記第1始動口よりも下側に配置され、遊技球が入る入球孔と、遊技盤面よりも前側に突出して当該入球孔に遊技球が入るのを許容しない突出状態と、当該遊技盤面から退避して当該入球孔に遊技球が入るのを許容する退避状態とに遷移し、当該突出状態のときに遊技球を前記第1始動口の下側であって前記第2始動口の上側へ導くように全体的に当該第1始動口の下側であって当該第2始動口の上側の方へ傾斜した進退部材とを有する
ことを特徴とする遊技機。
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