JPH0617456Y2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH0617456Y2
JPH0617456Y2 JP1986108522U JP10852286U JPH0617456Y2 JP H0617456 Y2 JPH0617456 Y2 JP H0617456Y2 JP 1986108522 U JP1986108522 U JP 1986108522U JP 10852286 U JP10852286 U JP 10852286U JP H0617456 Y2 JPH0617456 Y2 JP H0617456Y2
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健吉 中島
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はパチンコ球の流れる新たな経路を備えパチンコ
機に関するものである。
(従来の技術) 従来、パチンコ機の遊技盤上に放たれたパチンコ球は数
箇所に設けられた入賞口に入らない非入賞球の場合、ア
ウト孔と呼ばれる孔から排出される。一方、天入賞口、
左右肩入賞口等に入つた入賞球は、セーフ玉寄せ部に入
りそして、入賞球によつて獲得した賞品球は上皿に落下
し、上皿が満杯になれば上皿から下皿へ落下できるよう
になつている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記したように、入賞球自体は非入賞球とは異なり特定
の経路を辿り、その自重によつて賞品球の貯溜している
ケース内からパチンコ球の落下を作動させるだけで、そ
の後は、非入賞球と同じように扱われる。
そこで、本考案は入賞口に入つた入賞球を無条件に排出
せず、上皿または下皿のいずれかに送り出して、新たに
遊技性と遊技意欲を遊技者に与えるパチンコ機を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の特徴は、枠体の前面
に賞品球収納用の上皿および下皿を形成し前記枠体の背
面には収納枠を設け、該収納枠にセーフ玉寄せ部を配置
するとともに前記収納枠の前面にはパチンコ球が飛び込
む複数の入賞口が配置された遊技盤を着脱自在に設け、
前記枠体に設けられ前記遊技盤の下方で前記セーフ玉寄
せ部よりも前面側に位置し前記下皿に終端部が連通しか
つ前記セーフ玉寄せ部に連通しない通路に前記複数の入
賞口のうちのいずれかを連通させる一方、複数の入賞口
のうちの他の入賞口を前記セーフ玉寄せ部に連通させた
ことである。
(作用) 上記構成によつて、セーフ球を互いに異なる目的位置に
誘導するために、枠体に新たな通路を別個に設けるので
はなく、枠体に設けられている既存の通路に複数の入賞
口のいずれかを連通させることにより、複数の入賞口の
うちのいずれかと下皿とを最短距離に連結する。
また複数の入賞口のうちのいずれかに入賞したセーフ玉
は、枠体に設けられている既存の通路に誘導され、その
終端部から下皿に賞品球払出数「1」として払い出され
る一方、他の入賞口へのセーフ玉はセーフ玉寄せ部に誘
導される。さらにまたパチンコ球が複数の入賞口のうち
のいずれかおよび他の入賞口に比較的短時間で集中的に
入賞した場合、すべての賞品球は上皿と下皿とに分散し
て払い出される。
(実施例) 以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。ま
ず、第1図は、本考案の一実施例である第2図に示すパ
チンコ機1の中心をなす遊技盤2背面を示している。こ
の遊技盤2は、第2図に示すようにパチンコ機1の前面
側部に図示省略されているがヒンジによつて開閉自在に
取り付けられた枠体3内に嵌まり込んでいる。枠体3の
前面には、同じくヒンジによつて開閉自在に取り付けら
れた金枠4にガラス板5が取り付けられて遊技者が遊技
盤2面を見易いようになつている。金枠4の下部には、
ヒンヂによつて、他の装飾体6が取り付けられ、この前
面には、賞品球を収納する上皿7が 前方に突き出てい
る。一方、装飾枠6の背面に突き出た上皿7に連通する
小皿8は、上記した枠体3から遊技盤2の背面に突き出
る。そして、パチンコ機1の前面下部には、上記した上
皿7と共に賞品球を収納できるように下皿9が前方に突
き出て、その奥は後方の遊技盤2背面に通じている。下
皿9の右側には、遊技者がパチンコ球を発射できるよう
にハンドル10が位置している。
遊技盤2の前面は、略して示しているが、パチンコ球が
発射されて、それを案内するように誘導レール11が取
り付けられ、この誘導レール11に囲まれる状態で、遊
技盤2面には、第3図に示しているように後で詳しく説
明する複数の入賞口と、他の入賞口を有する中央役物装
置12と、同じ入賞口および大入賞口を有する大入賞装
置13と、非入賞球としてのパチンコ球が排出されるア
ウト口2aと、ランプ風車14を含む複数の表示灯15
が配設され、そして各入賞口は遊技盤2背面に通じてい
る。なお、本考案のパチンコ機1の遊技盤2は本出願人
によつてすでに提出済の実願昭61−40467号のパチンコ
機に示す構成と比較して、発光表示器(可変表示器)の
表示色を切換えることを除けばあとは同様である。この
ような遊技盤2前面の構成に対して第1図に戻り、遊技
盤2背面の構成は、まず、この遊技盤2を、容器状に形
成された収納枠16の前面に嵌め込んで、第4図にも示
すように、上記した各入賞口を収納枠16に形成した後
述する樋状の通路に臨ませ、そして各部品を支持するよ
うになつている。このうち中央役物装置12の上部に形
成された上記入賞口として、天入賞口17が通路として
の第1通路21連通している。この第1通路21は傾斜
して下方に延び、第2図にも示すように、左肩入賞口2
2を被うようにして、これと連通させ、そして第1通路
21の終端開口部に通過検出手段としての通過球検出ス
イツチ23aが取り付けられている。中央役物装置12
の下部に位置する始動入賞口24は始動球検出スイツチ
25aを通して、第2通路26に臨み、さらに、大入賞
装置13に形成されている。一方の始動入賞口27は、
同じく始動球検出スイツチ25bを通して、第3通路2
8に臨んでいる。上記した、第1、第2、第3通路2
1、26、28は第1合流部29で合流し、さらに、左
袖入賞(チユーリツプ)30は第1合流部29に連通し
て、次に述べる他の通路と、合流する。そのために、第
3図にも示すように右肩入賞口31が第4通路32に臨
み、その終端開口部には通過球検出スイツチ23bが取
り付けられている。また、大入賞装置13に形成された
他の始端入賞口33は同じく始動球検出スイツチ25c
を通して、第5通路34に臨んでいる。この上記した第
4と第5通路32,34は、第2合流部35で合流し、
そして、右袖入賞口(チユーリツプ)36が第2合流部
35に連通し、この第2合流部35は、傾斜通路37の
高い位置にある始端部に連通し、傾斜通路37の低い位
置にある終端部は上記した第1合流部29に連通してい
る。傾斜通路37の終端部からは下降方向に向かう縦通
路38に連通して、第2図に示すように、上記した小皿
8から上皿7に通じている。そして大入賞装置13に開
口している大入賞口39は通過する入賞球の数を検出す
る10カウントスイツチを兼ねている継続スイツチ40
と、これを中心に両側に取り付けられた10カウントス
イツチ41a,41bとを通して略して示している第1
セーフ球通路42に連通し、この第1セーフ球通路42
は第4図に示すようにセーフ玉寄せ部19aに通じてい
る。これによりセーフ玉を入賞口17,22,24,2
7,31,33,39に応じて互いに異なる経路で、互
いに異なる目的位置に誘導できる。
すなわち複数の入賞口17,22,24,27,31,
33,39のうちのいずれか17,22,24,27,
31,33に入賞したセーフ玉は、共通の通路21,2
6,28,29,32,34,35,37,38,43
によって、その終端部から上皿7および下皿9のいずれ
か一方に誘導されるが、セーフ玉寄せ部19aに誘導さ
れることはない。これにより入賞口17,22,24,
27,31,33に入賞したセーフ玉は、共通の通路2
1,26,28,29,32,34,35,37,3
8,43を経て、そのまま上皿7または下皿9に還元さ
れることになり、賞品球払出数は「1」になる。
他方、他の入賞口である大入賞口39に入賞したセーフ
玉は、上記セーフ玉寄せ部に誘導されたのち、このセー
フ玉によって周知の賞品球払出装置(図示省略)が起動
される。これにより1球のセーフ玉に対して所定数の賞
品球が上皿7または下皿9に払い出され、大入賞口39
に入賞したセーフ玉は共通の通路21,26,28,2
9,32,34,35,37,38,43を通ることが
なく、そしてセーフ玉は回収される。
そこで上記賞品球払出装置が払い出す賞品球数を「2」
以上に定めれば、入賞口に応じて賞品球を「1球」また
は「2球以上」の複数種で払い出せる。さらに、第4図
に示すように遊技盤2の背面は収納枠16の一部である
リヤプレート16aが介在している。
第6図は、本考案の他の実施例である。第7図に示すパ
チンコ機1の中心をなす遊技盤2背面を示している。こ
の実施例は、上記した一実施例と共通の構成を有するの
で、その箇所は、同じ符号を付すことによつて、その詳
細な説明は省略する。第6図に示す本実施例の遊技盤2
背面の構成と、第1図に示す一実施例の構成との違い
は、第6図にも示すように共通の通路として傾斜通路3
7の終端部から折曲して内方向に傾斜する誘導通路43
が形成され、その低い位置の終端部から下降方向に縦通
路38が形成されて、縦通路38の終端部開口が第7図
に示すように上記した下皿9に通じていることである。
そして、この実施例に示す、大入賞口39は、上記と同
様に略して示している第1セーフ球通路42に連通し、
第4図に示すようにセーフ玉寄せ部19aに通じてい
る。なお、上記した一実施例および他の実施例共に上皿
7と下皿9は遊技者が獲得した賞品球を収納できるよう
になつている。
上記したように複数の入賞口が共通した通路に連通して
いるが、他の大入賞装置13が有する大入賞口39は従
来通り、第1セーフ球通路42に連通して、パチンコ球
はセーフ玉寄せ部19aに落ちていく。しかし、上記の
大入賞装置13には大入賞口39を開閉する開閉板66
が取り付けられており、この開閉板66に対して、遊技
者が例えば、上皿7、下皿9およびパチンコ機本体が有
する間隙などから、針金等を挿入し、開閉板66を無理
に開放するような不正を防止するために、第9図に示す
ように、例えば、傾斜通路37などの途中に内容積の大
きい袋部72を形成する。この袋部72に対して折曲し
た偏平状の不正防止弁73を回動自在に軸支し、不正防
止弁73の軸支箇所を中心にして一側を、傾斜通路37
のパチンコ球が転がつてくる上流側の開口断面74を塞
ぐように形成し、他側に一側よりも重くなるように錘部
75を形成する。このようにすることによつて、通常、
不正防止弁73は傾斜通路37の開口断面74を塞ぎ、
パチンコ球が転がつてくるとそのパチンコ球は不正防止
弁73を押し開き、転がつてくる。一方、上記したよう
に、針金等がパチンコ球の転がる下流側から進入して、
さらに上流側へ進入しようとしても不正防止弁によつて
遮られるので開閉板66を押し開けるような不正は防止
できる。
なお、この不正防止弁73は、開閉板66に対してだけ
でなく、左右袖入賞口(チユーリツプ)30,36に対
してもそのチユーリツプの花弁状の箇所を無理に押し開
くことを防止するために適用できる。
次に、上記構成のパチンコ機1を動作させるための回路
構成を述べる。この構成は、上記した一実施例と他の実
施例とに共通であつて第10図に示すように44は中央
演算処理装置(以下CPUという)、45は該CPUを作
動させるためのプログラム及びデータが格納されている
メモリー(以下PROMという)、46はクロツク回路、4
7は電源リセツト回路、48は分周回路、49はリセツ
ト回路、50は入出力制御装置、51はLEDデコーダ
回路、52はLEDドライブ回路、53はLED表示桁
選択回路、54はLED接続回路、55は始動入賞スイ
ツチ回路、56はタツチ回路、57はソレノイド駆動回
路、58は電子音発生回路、59はスピーカ、60はラ
ンプ駆動回路、15は表示灯群、62は継続入賞スイツ
チ回路、41a,41bは10カウントスイツチ、63
は10カウントスイツチ回路である。
CPU44、PROM45、クロツク回路46、パワー
オンリセツト回路47、分周回路48、リセツト回路4
9および入出力制御回路50はマイクロコンピユータシ
ステムを構成する。CPU44は、図示しないRAMを
備え、PROM45に記憶されたプログラムに従つた処理を
行う。クロツク回路46は4MHzパルス波形のクロツク
信号を出力する。このクロツク信号はCPU44に入力
されるようになつている。パワーオンリセツト回路47
は電源がONした時にCPU44にリセツトをかけるた
めパルス波形のリセツト信号を出力する。分周回路48
は、CPU44を介してクロツク回路46からのクロツ
ク信号を受け、このクロツク信号を分周して、後述する
割込みリセツトをかけるためパルス波形のリセツト信号
を出力する。リセツト回路49にはパワーオンリセツト
信号と割込みリセツト信号とが入力されるようになつて
おり、このリセツト回路49は、これらのリセツト信号
のうち少なくとも何れか一方が入力されたときCPU4
4にリセツト信号を入力するものであり、オア回路から
なつている。入出力制御回路50は、CPU44と上記
マイクロコンピユータシステムに含まれない周辺の回路
とのインターフエースとして機能する。
LEDデコーダ回路51、LEDドライブ回路52、L
ED表示桁選択回路53およびLED接続回路54はC
PU44と共に第3図に示す中央役物装置12に取り付
けられた電気的可変表示器64の駆動制御を行う。LE
Dデコーダ回路51は、CPU44から出される可変表
示器64に対しての4ビツトBCD信号を受けて可変表
示器64における各セグメントに対応するデコーダ信号
(各セグメントに対して点灯の有無を表す信号)に変換
し、このデコーダ信号をLEDドライブ回路52に入力
する。LEDドライブ回路52は、このデコーダ信号を
セグメントが点灯するに充分なだけ電流増幅等を行いL
ED接続回路54に供給する。LED表示桁選択回路5
3は、CPU44から一定周期で出される表示桁選択信
号を受け、この表示桁選択信号に基づいてLEDドライ
ブ回路52からの増幅デコーダ信号の供給を受けさせる
べきものを可変表示器64の中から選択指令する信号を
出力するもので、その可変表示器64に対しての表示桁
選択信号の出力時間の割合(デユーテイ−)によりセグ
メントの明暗度合が同時に決定されるようになつてい
る。
始動入賞スイツチ回路55には始動入賞口24、27、
33のいずれかに入賞球が入ることによつて始動球検出
スイツチ24、27、33からの検出信号が入力される
ようになつており、この始動入賞スイツチ回路55は、
この始動球検出信号を受けると、可変表示器64におけ
る表示の明暗度合を明るく切換えるための明暗度合切換
信号を出力する。この明暗度合切換信号はCPU44に
入力されるようになつている。
タツチ回路56には第3図に示すように遊技盤2の下部
に設けられた停止指令スイツチ65からの停止指令検出
信号が入力されるようになつており、このタツチ回路5
6は、この停止指令検出信号を受けると、可変表示器6
4における可変表示を停止させるための停止指令信号を
出力する。この停止指令信号はCPU44に入力される
ようになつている。
ソレノイド駆動回路57は第3図に示すように大入賞口
39を開閉する開閉板66の開閉駆動を行なうものであ
つてCPU44から励磁指令信号が出ているとき励磁信
号を出力することにより開閉板66を駆動するソレノイ
ド67を励磁するものである。
電子音発生回路58およびスピーカ59は遊技状態に応
じた各種の効果音を出すためのものであり、電子音発生
回路58はCPU44からの各効果音に対応した効果音
発生指令信号に基づいて効果音発生電力信号をスピーカ
59に供給し、このスピーカ59を駆動する。
ランプ駆動回路60は、点灯電力信号を供給することで
表示灯群15を駆動するものである。この表示灯群15
とは遊技盤上の各種表示灯を総称したものである。ラン
プ駆動回路60には表示灯群15を遊技機の遊技状態に
応じた点灯状態とするための点灯状態指令信号がCPU
44から入力されるようになつており、このランプ駆動
回路60は、この点灯状態指令信号に基づいて表示灯群
15を駆動するようにされている。
継続入賞スイツチ回路62には継続球検出スイツチ40
からの検出信号が入力されるようになつており、この継
続入賞スイツチ回路62は継続球検出信号を受けると継
続指令信号を出力するもので、この継続指令信号はCP
U44に入力されるようにされている。10カウントス
イツチ41a,41bは大入賞口39内に入賞したパチ
ンコ球を検出するものであり、その10カウント用検出
信号は10カウントスイツチ回路63に入力されるよう
になつている。この10カウントスイツチ回路63は、
この10カウント用検出信号を受けると、これを波形整
形してCPU44に入力するものである。
通過球検出スイツチ23a,23b,は、これに属する
入賞口に入賞したパチンコ球の通過を検出するものであ
つて、この検出信号はスイツチ回路68によつて波形整
形および区分けされた後、CPU44に入力するように
なつている。
このような回路構成によつてなるパチンコ機1の本考案
に関する動作を、遊技盤2上に配設されたそれぞれの入
賞口に入賞球としてのパチンコ球が飛び込んだ場合を説
明すると、まず、第1図に示す一実施例において、入賞
球としてのパチンコ球が中央役物装置12に形成された
天入賞口17または、左肩入賞口22のいずれかに飛び
込むと、その入賞球は第1通路21内を落下して、通過
球検出スイツチ23aによつて検出された後、第1合流
部29から縦通路38を通り、上皿7に収納される。入
賞球が通過球検出スイツチ23aによつてスイツチ回路
68を通して、入出力制御装置50、ランプ駆動回路6
0および電子音回路58によつて効果音を発生させると
共に表示灯15を点灯させる。始動入賞口24に入賞球
が飛び込んだ時は、始動球検出スイツチ25aによつて
検出されて、第2通路26を落下し、上記と同じように
上皿7に落下する。以下、同様に、始動入賞口27、3
3、右肩入賞口31、左右袖入賞口30,36に入賞球
が飛び込んだ時も、その入賞球は上皿7に収納される。
始動入賞口24、27、33のいずれかにパチンコ球が
飛び込むことによつて、開閉板66を開放させた入賞確
率の増大状態の時に、大入賞口39に飛び込んだ入賞球
は、10カウントスイツチ41a,41bまたは、10
カウントスイツチを兼ねた継続スイッチ40を通過して
検出された後、第1セーフ球通路42内を落下し、セー
フ玉寄せ部19aに落下することによつて従来通り賞品
球が得られる。
次に第6図に示す他の実施例においては、上記した一実
施例の動作とほぼ同じであるが、各入賞口から落下する
入賞球は、誘導通路43を通り、縦通路38から遊技盤
2の下方でセーフ玉寄せ部19aよりも前面側に設けら
れている通路(第8図参照)76を通つて下皿9に収納
される。このように下皿9にセーフ玉を誘導するため
に、枠体3に新たな通路を別個に設けるのではなく、枠
体3に設けられている既存の通路76に複数の入賞口の
うちのいずれかを連通することにより、複数の入賞口の
うちのいずれかと下皿9とを最短距離に連結し、複数の
入賞口のうちのいずれかに入賞したセーフ玉は枠体3に
設けられている通路76に誘導され、その終端部から下
皿9に賞品球払出数「1」として払い出される一方、他
の入賞口へのセーフ玉はセーフ玉寄せ部19aに誘導さ
れる。またパチンコ球が複数の入賞口のうちのいずれか
および他の入賞口に比較的短時間で集中的に入賞した場
合、すべての賞品球は上皿7と下皿9とに分散して払い
出される。この時、大入賞口39からの入賞球は上記一
実施例と同様に第1セーフ球通路42を通り、セーフ玉
寄せ部19aに入つて従来通り賞品球が獲得できる。ま
た、上記の動作よつて獲得される賞品球は上皿7に落下
し、収納される。そして、上記した両実施例と共に入賞
球が通過したことを示す各通過球検出スイッチ23a,
23bの検出信号によつて電子音回路58を通して効果
音を発し、同時にランプ駆動回路60を通して所定の表
示ランプを点灯させる。尚、第5図に示すように傾斜通
路37を第1セーフ球通路42との間に隔離板37aを
収納枠16に一体成形したが、隔離板37aを別体で螺
子止めしてもよい。
上記したパチンコ機1の動作は本考案に係わることだけ
を説明したが、このほかの動作について、例えば (イ)始動入賞口24、27、33のいずれかに入賞球が
飛び込んだ後、所定時間が経過するか、または停止指令
スイツチ65が押されたことによる可変表示器64の停
止 (ロ)可変表示器64の停止により、その表示の組み合わ
せに伴うソレノイド67による開閉板66の開放動作 (ハ)開閉板66の開放中に大入賞口39内のパチンコ球
の飛び込みによつて、継続スイツチ40がそれを検出し
た時の動作と共に第3図に示す中央役物装置12に備え
られた継続回数表示器69に表示する動作 (ニ)開閉板66の開放中に大入賞口39内のパチンコ球
の飛び込みによつて、その個数を10カウントスイツチ
41a,41bが検出した時の動作と、第3図に示す大
入賞装置13に備えられた大入賞口入賞球数表示灯70
を点灯する動作 (ホ)開閉板66の開放中に始動入賞口24、27、33
のいずれかにパチンコ球が飛び込むことによつて、それ
を始動球検出スイツチ25a、25b、25cが検出し
た時の動作と、第3図に示す中央役物装置12に備えら
れた始動記憶個数表示灯71が点灯する動作 これらの上記の動作については、本出願人がすでに提出
済の実願昭61−40467号のパチンコ機に記述されたもの
と比較して発光表示器(可変表示器)の表示色を切換え
ることを除けばほかは同様である。
このように、各入賞口および始動入賞口に飛び込んだ入
賞球を検出した後、下皿9に落下させて収納するように
している。
(考案の効果) 以上述べたことから、本考案のパチンコ機は、セーフ玉
を互いに異なる目的位置に誘導するために、枠体に新た
な通路を別個に設けるのではなく、枠体に設けられてい
る既存の通路に複数の入賞口のいずれかを連通させるこ
とにより、複数の入賞口のうちのいずれかと下皿とを最
短距離に連結しているため、パチンコ機の構成の簡素化
が図られ、部品コストおよび作業工数の増大を抑止す
る。
さらに複数の入賞口のうちのいずれかに入賞したセーフ
玉は枠体に設けられている通路に誘導され、その終端部
から下皿に賞品球払出数「1」として払い出される一
方、他の入賞口へのセーフ玉はセーフ玉寄せ部に誘導さ
れる。このため下皿に還元されたセーフ玉は、上皿に待
機する打球用パチンコ球に混入せず、上記セーフ玉の還
元を明確に知覚させることができる。
さらにまたパチンコ球が複数の入賞口のうちのいずれか
および他の入賞口に比較的短時間で集中的に入賞した場
合、すべての賞品球は上皿と下皿とに分散して払い出さ
れ、上皿における球詰まりの発生を抑止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例である遊技盤の背面を示す
縦断面図、 第2図は、一実施例のパチンコ機を示す斜視図、 第3図は、一実施例および他の実施例に共通する遊技盤
前面を示す正面図、 第4図は、第1図に矢印A−Aによつて示す断面図、 第5図は、第1図に矢印C−Cによって示す断面図、 第6図は、本考案の他の実施例である遊技盤の背面を示
す縦断面図、 第7図は、他の実施例のパチンコ機を示す斜視図、 第8図は、第6図に矢印B−Bによつて示す断面図、 第9図は、不正防止弁の一例を示す縦断面図、 第10図は、一実施例および他の実施例のパチンコ機に共
通の回路構成図である。 1……遊技盤(パチンコ機) 2……遊技盤、3……枠体 7……上皿、9……下皿 16……収納枠 17,22,24,27,31,33,39……入賞口
(天入賞口、左肩入賞口、始動入賞口、始動入賞口、右
肩入賞口、始動入賞口、大入賞口) 21,26,28,29,32,34,35,37,3
8,43……通路(第1通路、第2通路、第3通路、第
1合流部、第4通路、第5通路、第2合流部、傾斜通
路、縦通路、誘導通路)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体の前面に賞品球収納用の上皿および下
    皿を形成し前記枠体の背面には収納枠を設け、 該収納枠にセーフ玉寄せ部を配置するとともに前記収納
    枠の前面にはパチンコ球が飛び込む複数の入賞口が配置
    された遊技盤を着脱自在に設け、 前記枠体に設けられ前記遊技盤の下方で前記セーフ玉寄
    せ部よりも前面側に位置し前記下皿に終端部が連通しか
    つ前記セーフ玉寄せ部に連通しない通路に前記複数の入
    賞口のうちのいずれかを連通させる一方、 複数の入賞口のうちの他の入賞口を前記セーフ玉寄せ部
    に連通させたことを特徴とするパチンコ機。
JP1986108522U 1986-07-15 1986-07-15 パチンコ機 Expired - Lifetime JPH0617456Y2 (ja)

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JPS635773A (ja) * 1986-06-26 1988-01-11 マルホン工業株式会社 パチンコ遊技機

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