JP2001276322A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001276322A
JP2001276322A JP2000093494A JP2000093494A JP2001276322A JP 2001276322 A JP2001276322 A JP 2001276322A JP 2000093494 A JP2000093494 A JP 2000093494A JP 2000093494 A JP2000093494 A JP 2000093494A JP 2001276322 A JP2001276322 A JP 2001276322A
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colored
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game ball
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JP2000093494A
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English (en)
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Koji Tsuchikawa
晃司 土川
Masahito Goto
将仁 後藤
Nobuyuki Kuritani
信行 栗谷
Takenori Takahashi
武則 高橋
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の遊技機に無かった斬新な遊技を行うこ
とができる遊技機を提供する。 【解決手段】 通常の遊技媒体と、二以上の着色遊技媒
体を使用して遊技を行う遊技機において、電装装置56
と、遊技に用いられた遊技媒体の色を識別して検出する
検出手段26と、検出手段26で検出された遊技媒体の
色に基づいて電装装置56を制御する制御手段100と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技媒体を使用し
て遊技を行う遊技機に関し、詳しくは遊技媒体として、
通常の遊技媒体と、着色した着色遊技媒体を使用する遊
技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一つであるパチンコ機では、遊
技媒体として表面にクロムメッキした鋼球、いわゆるパ
チンコ球を用いて遊技を行う。具体的には、遊技媒体で
あるパチンコ球を発射装置から遊技領域内に打ち出し、
遊技領域内に設けた入賞装置等にパチンコ球が入賞さ
せ、入賞した場合に所定の賞球を払い出すこと等の遊技
を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の遊技機にお
いては、遊技領域内に種々の入賞装置等を備付けること
により遊技内容を多様化させ、遊技者にとって飽き難く
面白みの高い遊技機とすることが行われる。しかしなが
ら、入賞装置等を配置する遊技領域はスペース的に限ら
れており、配置できる入賞装置の数(又は大きさ)には
自ずと限界がある。したがって、入賞装置をどれだけ改
良したとしても提供される遊技内容には自ずと限界があ
り、遊技者にとって斬新な遊技機とすることは困難であ
った。本発明は上述した実情に鑑みなされたものであ
り、その目的は、従来の遊技機には無かった斬新な遊技
を提供することができる遊技機を実現する。
【0004】
【課題を解決するための手段及び効果】本発明は上述し
た課題を解決するためになされたものであり、下記に示
す種々の態様の遊技機を提供する。
【0005】(1)上記課題を解決するために本発明の
一つの態様に係る遊技機は、通常の遊技媒体と、二以上
の着色遊技媒体を使用して遊技を行う遊技機において、
電装装置と、遊技に用いられた遊技媒体の色を識別して
検出する検出手段と、該検出手段で検出された遊技媒体
の色に基づいて前記電装装置を制御する制御手段とを備
えた(請求項1)。上記遊技機では、遊技媒体として、
通常の遊技媒体と二以上の着色遊技媒体が使用される。
そして、検出手段により使用された遊技媒体の色が検出
され、検出された色に基づいて電装装置が動かされる。
したがって、遊技機に備付けられた同一の電装装置であ
っても、遊技媒体の色によって少なくとも3種類の異な
る動作で動かすことが可能であり、従来の遊技機に無い
斬新な遊技を提供することができる。
【0006】(2)本発明の他の一つの態様に係る遊技
機は、上記(1)項に記載した遊技機において、請求項
1に記載した遊技機において、前記電装装置は遊技者に
利益を付与する装置であって、前記制御手段は遊技媒体
の色毎に遊技者に付与する利益を変更するものである
(請求項2)。上記遊技機では遊技者に付与される利益
が遊技媒体の色毎に変更されるため、遊技媒体の色によ
って遊技者の期待度が増減され、面白みの高い遊技機と
なる。
【0007】(3)本発明の他の一つの態様に係る遊技
機は、上記(1)項又は(2)項に記載した遊技機にお
いて、前記遊技媒体は球であり、前記遊技媒体が移動す
る遊技領域には前記検出手段を備えた複数の入賞装置が
設けられ、該入賞装置には入賞装置毎に色が指定され、
前記複数の入賞装置のいずれかに遊技媒体が入賞した場
合に、前記制御手段は、当該入賞装置に指定された色
と、当該入賞装置に設けられた検出手段により検出され
た遊技媒体の色とに基づいて前記電装装置を制御するよ
うにした(請求項3)。上記遊技機では、入賞装置に入
賞した遊技媒体の色と、その入賞装置に指定された色と
に基づいて、電装装置の動作が制御される。したがっ
て、遊技媒体の色のみではなく、入賞装置に指定された
色との組合せに基づいて電装装置が制御されるため、電
装装置の動きをさらに多様化でき面白みの高い遊技機と
することができる。
【0008】(4)本発明の他の一つの態様に係る遊技
機は、上記(3)項に記載した遊技機において、さら
に、前記入賞装置に指定される色を、遊技中に変更する
変更手段が設けられている(請求項4)。上記遊技機で
は、変更手段により入賞装置に指定される色が遊技中に
変更されることとなり、電装装置の動きが遊技の進行に
併せて異なる動きをすることとなる。したがって、より
電装装置の動きが多様化し、面白みの高い遊技機とする
ことができる。
【0009】(5)本発明の他の一つの態様に係る遊技
機は、上記(4)項に記載した遊技機において、前記入
賞装置には、当該入賞装置に指定された色を遊技者に報
知する報知手段が設けられている(請求項5)。上記遊
技機では、変更手段により入賞装置に指定された色が変
更されても、報知手段によりその入賞装置に指定された
色が遊技者に報知されることとなる。したがって、遊技
者は、入賞装置に指定された色を認識して遊技を行うこ
ととなり、ゲーム性がより向上する。
【0010】(6)本発明の他の一つの態様に係る遊技
機は、上記(1)項又は(2)項に記載した遊技機にお
いて、前記遊技媒体は球であり、前記遊技媒体が移動す
る遊技領域内には入賞装置が設けられ、該入賞装置には
前記検出手段が設けられ、さらに、該検出手段で検出し
た遊技媒体の色を順次記憶する記憶手段が設けられ、前
記制御手段は、記憶手段に記憶した入賞した遊技媒体の
色の順序に基づいて電装装置を動作させるようにした
(請求項6)。上記遊技機では、入賞装置に入賞した遊
技媒体の色が順次記憶手段に記憶され、その記憶した色
の順序に基づいて電装装置が制御される。したがって、
入賞装置に入賞した遊技媒体の色だけではなく、その入
賞した遊技媒体の色の順序により制御されるため、より
斬新な遊技を行うことができる。
【0011】(7)本発明の他の一つの態様に係る遊技
機は、遊技媒体を発射装置から遊技領域内に打ち込むこ
とにより遊技を行う遊技機において、前記遊技媒体に
は、通常の遊技球と、着色遊技球が用いられ、前記遊技
領域に設けられた入賞装置と、該入賞装置に入賞した着
色遊技球を検出する第1の検出手段と、前記発射装置及
び/又は前記発射装置から前記入賞装置までの間に設け
られた着色遊技球を検出する第2の検出手段と、該第2
の検出手段で着色遊技球を検出してから前記第1の検出
手段で着色遊技球を検出するまでの時間を計測し、その
計測した時間が所定の時間内であった場合に、遊技者に
利益を付与する利益付与手段とを備えた(請求項7)。
上記遊技機では、第2の検出手段で着色遊技球が検出さ
れ、その第2の検出手段で検出されてから所定時間以内
に第1の検出手段で着色遊技球が検出されなければ遊技
者に利益が付与されない。したがって、遊技者への利益
の付与に対して時間的な制限が課せられるため遊技者に
緊迫感を与えることができ、従来の遊技機に無い斬新な
遊技を提供することができる。
【0012】(8)本発明の他の一つの態様に係る遊技
機は、遊技媒体を発射装置から遊技領域内に打ち込むこ
とにより遊技を行う遊技機において、前記遊技媒体に
は、通常の遊技球と、着色遊技球が用いられ、前記遊技
領域内に打ち込まれた遊技球を回収する回収手段と、該
回収手段で回収された遊技球を通常の遊技球と着色遊技
球に分別する分別手段と、該分別手段により分別された
着色遊技球を遊技者に触れられることなく発射装置に供
給する着色遊技球供給手段が設けられた(請求項8)。
上記遊技機では、発射装置から遊技領域内に打ち込まれ
た遊技球は、回収手段により遊技領域から回収され、分
別手段により通常の遊技球と着色遊技球とが分別され
る。そして、分別された着色遊技球は、遊技者に触れら
れることなく発射装置に供給される。したがって、上記
遊技機によれば着色遊技球が遊技者に触れることなく遊
技領域と発射装置の間で循環するため、遊技者による不
正行為(着色遊技球の混入等)を防止することができ
る。
【0013】(9)上記(8)項に記載した遊技機にお
いて、通常の遊技球を遊技領域に打ち込む第1の発射装
置と、着色遊技球を遊技領域に打ち込む第2の発射装置
とを備えた(請求項9)。上記遊技機では、通常の遊技
球を発射する第1の発射装置とは別に、着色遊技球を発
射する第2の発射装置が設けられる。したがって、着色
遊技球が時間的に偏ることなく遊技領域に打ち出すこと
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明を封入式
パチンコ機に適用した一実施の形態を図1乃至図6を用
いて説明する。ここで、図1は本実施の形態に係るパチ
ンコ機の外観を示す正面図であり、図2はカラー入賞装
置を拡大して示す正面図であり、図3は着色遊技球を検
出するカラーセンサの構造を説明するための図であり、
図4はパチンコ球の回収経路を説明するためのブロック
図であり、図5は図1に示すパチンコ機の制御部の構成
を示すブロック図であり、図6はメイン制御部における
処理のフロチャートである。図1に示すようにパチンコ
機10の遊技盤面12にはガイドレール11が設けら
れ、そのガイドレール11の内側に形成される遊技領域
に図柄表示装置14、入賞装置18、カラー入賞装置2
4、第1種始動口30、大入賞口34、アウト口38等
が適宜配置される。
【0015】第1種始動口30は始動口センサ32を有
し、パチンコ球が入賞すると他の入賞装置18と同様に
賞球(賞品球)を払い出す。また、大入賞口34は開閉蓋
36を有し、その開平蓋36はソレノイド48により開
閉駆動されるようになっている。開閉蓋36が開放され
る期間は、例えば大入賞口34にパチンコ球が所定個数
(一般的には10個)入賞するか、開放してから30秒
間を経過するまでのいずれか早いほうで終了する。
【0016】図柄表示装置14は、図柄表示器22、特
別図柄の変動保留回数を表示する保留球ランプ28等に
より構成される。この図柄表示装置14は、第1種始動
口30にパチンコ球が入賞すると作動して、図柄表示器
22に3個の特別図柄(0〜9までの数字)を変動表示
する。そして、この図柄表示器22に表示される特別図
柄の変動停止時の組合せが所定の組合せ(例えば、7,
7,7等)になる(大当たりになる)と、大入賞口34
の開平蓋36が所定時間開放されるようになっている。
【0017】カラー入賞装置24には、図2に示すよう
に、遊技球が入球する入賞口25と、3色に発光するL
ED27、28、29等が設けられている。この3つの
LED27、28、29は、カラー入賞装置24に指定
されている色を遊技者に表示するためのもので、本実施
の形態ではLED27は赤色に発光し、LED28は青
色に発光し、LED29は黄色で発光するようになって
いる。
【0018】また、カラー入賞装置24の入賞口25に
は遊技盤12の裏側に設けられた球通路70が接続さ
れ、入賞口25に入球した遊技球はこの球通路70(図
3に図示)に導かれるようになっている。この球通路7
0には、図3に示すように、着色遊技球の表面の色を光
学的に読み取って検出するカラーセンサ26が設けられ
る。このカラーセンサ26は、図3に示すように、球通
路70に沿って設けられた開口部72から遊技球に対し
て光を照射する発光部76と、遊技球から反射した光を
受光する受光部78とで構成され、受光部78で受光し
た光は電気信号に変換されて、後述するメイン制御部1
00に送信される。なお、発光部76には発光ダイオー
ド等が、また受光部76にはホトトランジスタや光電セ
ル等が用いられる。
【0019】ここで、本実施の形態のパチンコ機10に
おいては、表面全体に硬質クロムメッキが施された通常
遊技球と、表面全体に着色を施した着色遊技球とが使用
される。この着色遊技球は、通常の遊技球と同一の金属
材料からなる鋼球の表面全体に着色されて遊技者により
識別認識可能となっており、具体的には赤色・青色・黄
色の3色の何れかに着色されている。そして、上述した
カラーセンサ26により遊技球の色が検出されるように
なっている。
【0020】次に、遊技盤面12上に発射されたパチン
コ球を回収し、後述する発射装置50に供給するパチン
コ球回収経路(図1には図示せず)について説明する。
なお、このパチンコ球回収経路はパチンコ機10の背面
側で遊技盤12の下側に設けられている。パチンコ球回
収経路は、図4に示すように、分別装置52と、分別装
置52で分別された遊技球を貯留する着色遊技球貯留タ
ンク44・通常遊技球貯留タンク46と、こらら2つの
貯留タンクから球発射装置に遊技球を供給する着色遊技
球供給装置54・通常遊技球供給装置56と、これら各
装置を接続する球通路により形成される。分別装置52
は、遊技領域に打ち込まれた遊技球(入賞装置18、2
4、始動口30、大入賞口36、及びアウト口38の何
れかに入球した遊技球)を通常の遊技球と着色遊技球に
分別する。すなわち、分別装置52は、遊技領域から回
収した遊技球が通常の遊技球か着色遊技球であるかを判
別し、通常の遊技球である場合は通常遊技球貯留タンク
46に送り出し、着色遊技球である場合は着色遊技球貯
留タンク44に送り出す。具体的には、遊技球が通過す
る球通路に上述したカラーセンサ26と同様のセンサを
設け、このセンサからの検出信号に基づいて通過した遊
技球が通常の遊技球であるか着色遊技球であるかを判別
する。そして、このセンサの下流に設けた振分装置(遊
技球の進行方向を切替える振分板と、これを駆動するソ
レノイドにより構成される)を作動させ、遊技球を送り
出す通路を切替えることにより遊技球が着色遊技球と通
常遊技球に分別される。
【0021】上述した分別装置52で分別された遊技球
は、各貯留タンク44、46で貯留される。そして、着
色遊技球貯留タンク44に貯留された着色遊技球は、着
色遊技球供給装置54により発射装置50に供給され、
通常遊技球貯留タンク46に貯留された通常遊技球は、
通常遊技球供給装置56により発射装置50に供給され
る。すなわち、発射装置50が操作されると、それに同
期して着色遊技球供給装置54及び通常遊技球供給装置
56が作動し、発射装置50の発射位置に遊技球が供給
される。ここで、上述した着色遊技球供給装置54と通
常遊技球供給装置56の両者の球供給速度は、発射装置
50から発射される遊技球の中に略一定の割合で着色遊
技球が混入されるように調整されている。具体的には、
通常遊技球に、着色遊技球が一定数(1/50程度)の
割合で発射されるようになっている。なお、着色遊技球
供給装置54から供給される着色遊技球は、赤色・青色
・黄色の3色がランダムに発射装置50に供給されるよ
うになっている。
【0022】上述した各遊技球供給装置54、56から
供給された遊技球を遊技盤面12上に発射する発射装置
50は、図1に示すようにパチンコ機10の正面右下の
位置に設けられる。この発射装置50は、操作ハンドル
51(図1に図示)と、操作ハンドル51の操作により
回転する発射モータ(図示省略)と、発射モータの回転
により駆動される打撃槌(図示省略)により構成され
る。このような発射装置50では、遊技者が操作ハンド
ル51を操作すると、操作ハンドルの回転量に併せて発
射モータが所定の回転数で回転し、これにより打撃槌が
球供給装置54、56から供給された遊技球を打撃する
ことにより遊技盤面12上に遊技球を発射する。
【0023】また、パチンコ機10の正面左側下には、
図1に示すように読取・書込装置60が設けられる。こ
の読取・書込装置60は、遊技カードを差し込むカード
差込口62を備え、カード差込口62に差し込まれた遊
技カードの遊技データ(購入金額又は残額)の読取り又
は書込みを行う。この読取・書込装置60のすぐ上部に
は、表示部64が設けられ、表示部64には遊技データ
(購入金額又は残額)から求めた遊技可能な遊技球の球
数が表示されるようになっている。また、この表示部6
4に表示される遊技可能な遊技球の球数は、遊技盤面1
2のすぐ下に設けられたインジケータ70にアナログ的
に表示されるようになっている。このインジケータ70
は、LED等の発光体をパチンコ機10正面に横一列と
なるように配置したものであって、遊技可能な遊技球の
数を発光するLEDの数により感覚的に知覚させるもの
である。また、パチンコ機10には、図1に示すよう
に、上述した装置以外にも、清算時に操作する清算スイ
ッチ44、タバコの吸い殻を入れる灰皿42等が設けら
れている。
【0024】次に、上述したパチンコ機10によるパチ
ンコ遊技を実現するための制御系の構成について、図5
に基づいて説明する。なお、パチンコ機10に配設され
た各装置を制御するメイン制御部100は、パチンコ機
10の背面側に設けられている。図5に示すようにパチ
ンコ機10の制御系は、メイン制御部100を中心に構
成され、メイン制御部100に各電装装置(発射装置5
0,始動口センサ32,カラーセンサ26,清算スイッ
チ44,表示部46,インジケータ44,図柄表示器2
2,ソレノイド48,LED27、28、29,分別装
置52,供給装置54、56,読取・書込装置60等)
が接続される。このメイン制御部100は、CPU、R
OM、RAM等を備えたマイクロコンピュータにより構
成され、ROMに格納された制御プログラムに基づいて
上述した各電装装置を制御する。具体的には、メイン制
御部100は、発射装置50から出力された信号(発射
装置50の発射モータの回転速度等)に基づいて上述し
た分別装置52や供給装置54を作動させる処理、始動
口センサ32からの信号に基づいて図柄表示器22に特
別図柄を変動表示させる処理、カラーセンサ26からの
信号に基づいてカラー入賞装置24に入賞したパチンコ
球の色を判別する判別処理、その判別処理により判別し
たパチンコ球の色に基づいて所定数のパチンコ球を払い
出す処理、及びカラー入賞装置24に指定する色を決定
するための処理等を行う。
【0025】次に上述したように構成されるパチンコ機
10において遊技者がパチンコ遊技を開始時又は終了時
の手順について説明する。遊技者が遊技を開始するとき
には、まず遊技者は遊技カードを遊技店で購入し、購入
した遊技カードを読取・書込装置60のカード差込口6
2に差し込む。読取・書込装置60は、カード差込口6
2に差し込まれた遊技カードの遊技データ(購入金額)
を読取り、その読取った額をメイン制御部100に送信
する。メイン制御部100は、その額を遊技球の球数に
換算し、換算した球数をRAMに記憶し、ついで表示部
64にその球数を表示すると共にその球数に応じた数だ
けインジケータ70のLEDを点灯する。この状態にな
ると、発射装置50から遊技球が発射可能な状態とな
る。
【0026】上述した手順により遊技球を発射装置50
から発射可能な状態となった後のメイン制御部100の
処理について、図6のフローチャートを参照しながら説
明する。メイン制御部100は、まず、発射装置50が
作動しているかどうかを判別する(S10)。すなわ
ち、メイン制御部100は、遊技者が発射装置50のハ
ンドルを操作しているかどうかを、すなわち、発射モー
タが回転しているかどうかを判定する。発射装置50が
作動していると判断した場合〔ステップS10でYES
の場合〕には、分別装置52及び供給装置54、56を
ON状態とする(S12)。これにより、通常遊技球に
所定の割合で着色遊技球が混入された状態で発射装置5
0に遊技球が供給される。また、遊技盤12の遊技領域
から回収された遊技球は、分別装置52で分別されて、
着色遊技球は着色遊技球貯留タンク44に貯留され、通
常遊技球は通常遊技球貯留タンク46に貯留される。な
お、発射装置50に遊技球が供給され始めると、発射装
置50に供給された遊技球の数だけRAMに記憶した遊
技可能な遊技球の数が書き換えられ、同時にこれに対応
して表示部64の球数及びインジケータ70の表示が修
正される。したがって、表示部64及びインジケータ7
0の表示は遊技中に常時変動表示されることとなる。
【0027】次に、メイン制御部100は始動口センサ
32から信号を受信したかどうかを判定する(S1
4)。すなわち、始動口30に遊技球が入球したかどう
かを判定する。始動口センサ32から信号を受信してい
る場合〔ステップS14でYESの場合〕には、図柄表
示器22に特別図柄を変動表示する図柄変動処理を行う
(S26)。この図柄変動処理は、図柄表示器22に特
別図柄を変動表示する公知のパチンコ機における処理と
同一である。そして、ステップS26の図柄変動処理が
終わると、変動停止時の特別図柄の組合せが大当たりで
あるか否かを判定し(S28)、大当たりであれば大入
賞口34の開閉蓋36を所定時間開放する大当たり遊技
状態に移行する(S30)。特別図柄の変動停止時の組
合せが大当たりでない場合〔S28でNOの場合〕や、
大入賞口34を開放する大当たり遊技状態が終了する
と、ステップS16の処理に進む。
【0028】ステップS16では、カラーセンサ26か
ら出力された信号をメイン制御部100が受信したかど
うかを判定する。すなわち、カラー入賞装置24に遊技
球が入賞したかどうかの判定をまず行う。カラーセンサ
26から出力された信号を受信していない場合〔S16
のステップでNOの場合〕はメイン制御部100での処
理を終了し、カラーセンサ26から信号を受信している
場合〔S16のステップでYESの場合〕は、カラー入
賞装置24に入賞した遊技球の色を判定する色判定処理
を行う(S18)。すなわち、カラーセンサ26から出
力された信号に基づいて、遊技球の明度・彩度・輝度か
ら遊技球の色を通常の色・青色・黄色・赤色のどれであ
るかを判定する。
【0029】次に、ステップS18の処理により判定し
た遊技球の色とカラー入賞装置24に指定されている色
が一致するかどうかを判定する(S20)。すなわち、
本実施の形態に係るパチンコ機においては、カラー入賞
装置24に青色・黄色・赤色の3色の何れかが指定され
る。そして、カラー入賞装置24に入賞した遊技球の色
とカラー入賞装置24に指定した色が一致した場合に、
通常の賞球より多くの賞球を払い出すこととしている。
このため、メイン制御部100のRAMにはカラー入賞
装置に指定された色が何色であるかを示す情報が記憶さ
れており、そのRAMに記憶された情報から求めた色と
S18の処理で判定した色とが一致しているかどうかを
判定する。ステップS20の判定の結果、カラー入賞装
置24に指定された色と遊技球の色が一致しない場合
〔S20でNOの場合〕には、通常の入賞と同一の賞球
を払い出す処理を行う(S31)。具体的には、メイン
制御部100のRAMに記憶されている遊技可能な遊技
球の球数に賞球の数を加算し、加算した球数をRAMに
記憶する。そして、これに応じて表示部64の球数及び
インジケータ70の点灯するLEDの数を修正する。一
方、カラー入賞装置24に入賞した遊技球の色とカラー
入賞装置24に指定した色が一致した場合〔S20でY
ESの場合〕には、上述したステップS32における通
常の賞球数より多い数の賞球(本実施の形態では2倍)
を払出す処理を行う(S22)。そして、カラー入賞装
置24に指定する色を変更する処理を行い(S24)、
メイン制御部100における処理を終了する。具体的に
は、乱数抽選によりカラー入賞装置24に指定する色を
決定する。そして、カラー入賞装置24に指定した色に
関する情報をRAMに記憶すると共に、指定された色と
同一のLED27,28,29を点灯させる処理を行
う。上述した処理をメイン制御部100が繰り返し行う
ことによって、本実施の形態に係るパチンコ遊技が実現
される。
【0030】なお、パチンコ遊技を終了するときは、遊
技者は清算スイッチ44を押す。清算スイッチ44が押
されると、清算スイッチ44から信号がメイン制御部1
00に出力される。この信号を受信したメイン制御部1
00は、読取・書込装置60に現在RAMに記憶されて
いる残額(球数)を遊技カードに書込むようコマンドを
出力し、同時に、表示部64及びインジケータ70の表
示を0にリセットする。メイン制御部100からコマン
ドを受信した読取・書込装置60は、遊技カードに残額
(又は球数)を書込み、カード差込口62より遊技カー
ドを遊技者に返却する。これによりパチンコ遊技が終了
する。
【0031】このように、本実施の形態に係るパチンコ
機においては、遊技媒体である遊技球に通常のクロムメ
ッキが施された遊技球のみならず、赤色・黄色・青色に
着色された3種類の遊技球を使用する。そして、遊技球
がカラー入賞装置24に入賞した場合には、入賞した遊
技球の色によって払出す賞球数(賞球装置56の動作)
を変える。したがって、本実施の形態に係るパチンコ機
においては、遊技盤12上に配設した電装装置はそのま
まで、遊技媒体の色を複数種類とすることで遊技内容の
多様化を図ることができる。特に、カラー入賞装置24
に指定した色が遊技中に乱数抽選により変更されるた
め、カラー入賞装置24に指定された色が変わらない場
合と比較して遊技牲の高いパチンコ遊技を提供する。ま
た、遊技領域から回収した遊技球を、着色遊技球と通常
遊技球に分別し、それぞれ別の貯留タンクに貯留する。
したがって、遊技球を外部のいわゆる島設備に排出しな
いため、パチンコ機1台当たりの通常遊技球に混入され
る着色遊技球の割合を一定に保つことができる。また、
各貯留タンクに回収した遊技球は、発射装置50の動き
に同期して所定の割合で供給されるため、遊技領域に打
出される遊技球に所定の割合で着色遊技球が混入される
こととなり、偏って着色遊技球のみが打出されるという
事態を防止することができる。さらに、インジケータ7
0でアナログ的に賞球数(遊技可能な遊技球の球数)が
表示されるため、遊技者は払出された遊技球の量を視覚
的に捉えることができるため、臨場感に溢れたパチンコ
遊技とすることができる。
【0032】〔実施の形態2〕次に説明する実施の形態
2に係るパチンコ機においても、遊技球にクロムメッキ
を施した通常の遊技球と、赤色・黄色・青色に着色した
遊技球を使用する。また、上述した遊技球が用いられる
パチンコ機のハード構成についても図1に示すパチンコ
機と同一構成を有する。しかしながら、次に説明する実
施の形態2に係るパチンコ機においては、カラー入賞装
置に入賞する遊技球の色の順序が一致した場合に、遊技
者に利益(多くの賞球)を払出すようにした点で前述し
た実施の形態1に係るパチンコ機と異なる。したがっ
て、以下の説明では、上述した実施の形態と異なる点
(メイン制御部における処理)を中心に説明する。な
お、ハード構成については実施の形態1と同一であるの
で、説明には実施の形態1と同一符号を用いて説明す
る。
【0033】既に説明したように、本実施の形態におい
ては、カラー入賞装置24に入賞した着色遊技球の色の
順序に基づいて遊技者に特別な利益(多くの賞球)を付
与する点で異なる。このため、本実施の形態に係るパチ
ンコ機のメイン制御部100には、特別な利益を付与す
るための条件であるカラー入賞装置24に入賞する着色
遊技球の色の順番(本実施の形態では、赤色・黄色・青
色の順)が記憶される。そして、カラー入賞装置24に
着色した遊技球が入賞した際に入賞した遊技球の色を記
憶し、その順番が赤色・黄色・青色の順番となったとき
に、賞球装置から通常の賞球の2倍の賞球を払出すよう
に構成される。以下、メイン制御部100における処理
を、図7に示すフロチャートを参照して説明する。
【0034】本実施の形態に係るパチンコ機においても
上述した実施の形態1と同様に、メイン制御部100
は、まず、発射装置50が作動しているかどうかを判別
する(S32)。そして、発射装置50が作動している
と判断された場合〔ステップS32でYESの場合〕
に、分別装置52及び供給装置54をON状態とし(S
34)、発射装置50から発射される遊技球に所定の割
合で着色遊技球が混入される状態とする。次に、メイン
制御部100は始動口センサ32から信号を受信したか
どうかを判定し(S36)、受信している場合〔ステッ
プS36でYESの場合〕には図柄変動処理を行う(S
50)。そして、大当たりの場合には、大入賞口34の
開閉蓋36を所定時間開放する(S54)。上述した各
処理が終了すると、次に、ステップS38で、カラーセ
ンサ26からメイン制御部100が信号を受信したかど
うかを判定する(S38)。カラーセンサ26から信号
を受信している場合〔ステップS38でYESの場合〕
は、カラー入賞装置24に入賞した遊技球の色を判定す
る色判定処理を行う(S40)。ここまでの処理は、上
述した実施の形態1と同様の処理である。
【0035】次に、メイン制御部100に記憶されてい
るカラー入賞装置24の入賞履歴から、ステップS40
で判定した遊技球の色が、カラー入賞装置24に指定さ
れた入賞順序と一致するか否かを判定する(S42)。
例えば、過去の入賞履歴が無い場合(最初の入賞又は入
賞履歴がクリアされた直後の場合)には、ステップS4
0で求めた色が赤色であればステップS42の判定はY
ESとなり、過去の入賞履歴が赤色のみの場合(入賞が
1回の場合)には、ステップS40で求めた色が黄色で
あればステップS42の判定はYESとなる。色の順序
が一致していない場合〔ステップS42でNOの場
合〕、例えば通常の遊技球が入賞した場合等にはステッ
プS48の処理に進み、一方、色の順序が一致している
場合〔ステップS42でYESの場合〕には、ステップ
S40で判定した色(カラー入賞装置24に入賞した遊
技球の色)が最後の色(本実施の形態では青色)である
か否かを判定する(S44)。カラー入賞装置24に入
賞した遊技球の色が最後の色でない場合〔ステップS4
4でNOの場合〕には、ステップS40で求めた色を入
賞履歴としてメイン制御部100のRAMに記憶する
(S56)と共に、次にカラー入賞装置24に入賞させ
なければいけない着色遊技球の色をLED27,28,
29の何れかを点灯させて遊技者に報知して処理を終了
する。一方、カラー入賞装置24に入賞した遊技球の色
が最後の色である場合〔ステップS44でNOの場合〕
には、通常の賞球よりも多い賞球を払出す処理を行い
(S46)、次に、RAMの入賞履歴をクリアして(S
38)、メイン制御部100における処理を終了する。
【0036】このように、上述した実施の形態に係るパ
チンコ機においては、カラー入賞装置24に入賞する着
色遊技球の入賞順序が予め定めた順序(赤色・黄色・青
色の順序)となった場合に限り遊技者に利益を付与する
ように構成している。したがって、遊技内容がより高度
となり面白味の高いパチンコ遊技を提供することができ
る。
【0037】〔実施の形態3〕次に説明する実施の形態
3に係るパチンコ機においても、上述した各実施の形態
と同様、遊技球にクロムメッキを施した通常の遊技球
と、着色した遊技球(1色のみ)を使用する。また、パ
チンコ機のハード構成についても図1に示すパチンコ機
と略同一である。しかしながら、次に説明する実施の形
態3に係るパチンコ機においては、ガイドレール11の
出口の部分にカラーセンサを設け、このカラーセンサで
着色遊技球を検出してから所定時間以内にカラー入賞装
置に着色遊技球が入賞したことを条件に、遊技者に利益
(多くの賞球)を払出すようにした点で前述した各実施
の形態に係るパチンコ機と異なる。以下、既に説明した
実施の形態と異なる点(メイン制御部における処理)を
中心に説明する。なお、実施の形態1と同一装置につい
ては、同一符号を用いてその詳細な説明は省略する。
【0038】本実施の形態においては、ガイドレール1
1の出口の部分にカラーセンサ(以下、第1カラーセン
サという)を設ける。この第1カラーセンサは、カラー
入賞装置24に設けたカラーセンサ26(以下、第2カ
ラーセンサという)と同一の構造を有し、ガイドレール
から発射された遊技球の色を検出する役割を有する。ま
た、第1カラーセンサ58はメイン制御部100に接続
されており、第1カラーセンサから出力された信号をメ
イン制御部100で受信できるようになっている。以
下、メイン制御部100の処理について、図8に示すフ
ローチャートを参照して説明する。
【0039】本実施の形態に係るパチンコ機においても
上述した各実施の形態と同様、まず、メイン制御部10
0は、発射装置50が作動しているかどうかを判別する
(S56)。そして、発射装置50が作動していると判
断された場合〔ステップS56でYESの場合〕に、分
別装置52及び供給装置54をON状態とする(S5
8)。次に、メイン制御部100は、第1カラーセンサ
が着色遊技球を検出したかどうかを判定する(S6
0)。具体的には、遊技球がガイドレール出口を通過す
る毎に第1カラーセンサから出力される信号から、その
遊技球が着色遊技球かどうかを判定する処理を行う。ガ
イドレールを通過した遊技球が着色遊技球であった場合
〔ステップS60でYESの場合〕には、メイン制御部
100に設けたタイマをONし(S62)、ガイドレー
ルを通過した遊技球が着色遊技球でない場合〔ステップ
S60でNOの場合〕にはそのままステップS64の処
理に進む。次に、メイン制御部100では、始動口セン
サ32から信号を受信したかどうかを判定し(64)
し、受信している場合にはステップS76以降の処理を
行う。ステップS76以降の処理は、前述した各実施の
形態のパチンコ機と同様の処理である。
【0040】上述した各処理が行われると、次に、ステ
ップS66で、第2カラーセンサ26で着色遊技球を設
定した時間内に検出したかどうかを判定する(S6
6)。具体的には、ステップS62でONしたタイマに
より、第1カラーセンサで検出されてから第2カラーセ
ンサ26で検出されるまでの時間を計測し、その計測し
た時間が設定した時間(メイン制御部100の記憶装置
に記憶)内かどうかを判定する。なお、ステップS60
で着色遊技球を検出していない場合は、着色遊技球が遊
技領域内に打込まれていないため、ステップS66の判
定は必ずNOとなり、ステップS70に進む。そして、
設定時間を超えていた場合〔ステップS66でNOの場
合〕には、ステップS70の処理に進み、設定時間内で
あった場合〔ステップS66でYESの場合〕には、賞
球の数を多くした特別払出処理を行う(S68)。そし
て、ステップS68の払出し処理が終わると、次に、ス
テップS70でタイマを0クリアして(ステップS62
でタイマをONしない場合もタイマを0クリアする)、
メイン制御部100の処理を終了する。
【0041】このように、上述した実施の形態に係るパ
チンコ機においては、ガイドレールの出口に第1カラー
センサを設け、遊技領域に打込まれた着色遊技球がカラ
ー入賞装置24に入賞するまでの時間を計測する。そし
て、計測した時間が予め設定した所定時間内であった場
合に、遊技者に特別の利益を付与する。したがって、着
色遊技球の入賞に時間的な条件、いわゆる有効期間を設
定することで、遊技者にスリルと緊張感を与えるパチン
コ遊技を提供することができる。
【0042】以上、本発明のいくつかの好適な実施の形
態について説明したが、本発明は上述した各実施の形態
に限られることなく、次に示す形態で実施することが可
能である。
【0043】(1)上述した各実施の形態においては、
着色遊技球が所定の条件を満たしてカラー入賞装置に入
賞したときに、賞球装置から払出す賞球数を通常の倍に
して払出すように構成していたが、本発明は必ずしもこ
のような形態に限定されない。例えば、遊技領域内に適
宜の位置にカラーセンサを設け、このカラーセンサで着
色遊技球を検出したときに何らかの利益(どのようなも
のでも良い)を遊技者に付与するような形態で実施する
ことができる。すなわち、着色遊技球が特定の入賞口に
入賞したときに、遊技盤に配設した役物装置の動作状態
を変えるようにしても良い。例えば、入賞装置の開閉部
材の拡開幅(又は開放時間)を変えることにより、遊技
者に有利な利益を付与するようにしても良い。また、遊
技盤に配設した振分装置(遊技球の流下方向を変更する
装置)の動作を変え、遊技球の流れる方向を変えるよう
にしても良い。具体的には、通常は遊技盤の左方向に遊
技球を流下させ不利な状態とし、利益が与えられると右
方向に遊技球を流下させ有利な状態とするようにしても
良い。また、着色遊技球が特定の入賞口に入賞(又はゲ
ート通過)したときに、大入賞口が開放される大当たり
にするようにしても良いし、大当たりとなる確率を変え
るようにしても良い。着色遊技球の入賞により大当たり
になる確率を変えるように構成した場合には、着色球の
色により大当たりとなる確率を変更するようにしても良
い。例えば、通常球が入賞すると確率が1/400の確
率を、赤色の着色遊技球が特定の入賞口に入賞するとそ
の確率を1/100とし、青色の着色遊技球が入賞した
ときには確率を1/200等にする。さらには、着色遊
技球によって特別図柄が変動した場合で、その変動の結
果が大当たりになったときは、必ず確率変動状態になる
ようにして遊技者に利益を付与するようにしても良い。
【0044】(2)上述した各実施の形態においては、
着色遊技球が所定の条件を満たして入賞したときに、遊
技者にとって有利な利益を付与するようにしたが、本発
明は必ずしもこのような形態に限定されない。例えば、
所定の条件下においては遊技者にとって利益になること
ではなく、遊技者にとって不利益となるような状態を付
与するようにしても良い。例えば、着色遊技球に黒色の
遊技球を混入し、この黒色の着色遊技球が特定の入賞口
に入賞した場合に、遊技者に付与されていた確率変動や
時間短縮等の権利を消滅させるように構成しても良い。
【0045】(3)上述した各実施の形態においては、
通常の遊技球に使用する鋼球の表面に着色を施すことに
より着色遊技球としたが、着色遊技球としては遊技者に
その色が識別でき、かつ、カラーセンサでその色が識別
検出できるものであれば良い。例えば、鋼球の一部にの
み着色を施したものや、透明又は半透明の合成樹脂や耐
衝撃性ガラス等の材料を用いて、その内部に着色部材を
設けて構成したものであっても良い。
【0046】(4)上述した各実施の形態においては、
発射装置に送り出される遊技球を遊技者にとって視認可
能な構成(例えば、透明板により球送り通路を視認可能
とする等)とし、遊技者に着色遊技球の存在が予め認識
できるようにしておくことが好ましい。このようにすれ
ば、遊技者は着色遊技球の発射を楽しみにしながらゲー
ムを行うことができる。従って、遊技者の期待感がより
一層増大し、遊技者に非常なスリルと興味とを与え得る
ゲーム構成をすることができる。
【0047】(5)上述した各実施の形態においては、
遊技球の色を検出する位置にカラーセンサを複数並べて
配設することにより、遊技球の色検出精度を向上させる
ようにしても良い。
【0048】(6)上述した実施形態1では、入賞装置
に指定した色の変更をメイン制御部による乱数処理によ
り行ったが、このような形態とは異なり、例えばクルー
ン入賞装置に設けた複数の入賞口に予め色を指定してお
き、クルーン入賞装置を回転させることにより入賞可能
な入賞口(入賞装置に指定した色)が時間的に変化する
ようにしても良い。
【0049】(7)上述した実施の形態3では、遊技球
の有効時間をカウントするためのカラーセンサ(第1カ
ラーセンサ)をガイドレールの出口に設けたが、このカ
ラーセンサの位置は発射装置とカラー入賞装置の間であ
ればどのような位置に配設しても良い。例えば、球発射
位置に設けることにより遊技球を発射した時から有効時
間をカウントするようにしても良い。また、球発射位置
から5球前の球を検出可能な位置に設けるようにしても
良い。これにより、遊技者に早く球を発射しなければな
らないというスリルと緊張感を与えることができる。
【0050】(8)上述した各実施の形態においては、
遊技球を上皿に払出されない封入式のパチンコ機であっ
たが、本発明は遊技球を上皿に払出す開ループ式のパチ
ンコ機においても実施することができる。この場合に
は、着色遊技球はパチンコ機内で循環させ、通常の遊技
球のみを上皿に払い出すような形態とすることが好まし
い。これにより遊技者の上皿への着色遊技球の混入とい
う不正行為を防止することができる。また、例えば、上
皿から発射装置のまでの間にカラーセンサを設けて、そ
のカラーセンサで着色遊技球を検出した場合に音等によ
りホール店員に報知するようにして、遊技者の上皿への
着色遊技球の混入を防止するような形態としても良い。
また、例えば、着色遊技球を通常の遊技球を発射する発
射装置とは別の発射装置から遊技領域に打出すようにし
ても良い。そして、通常の遊技球を発射する発射装置に
カラーセンサを設け、このカラーセンサで着色遊技球を
検出した際に音等によりホール店員に報知するような形
態としても良い。
【0051】(9)上述した各実施の形態では、本発明
をパチンコ機に適用した例であったが、本発明はこの他
にも、例えば、スロットマシン、アレンジホール機、雀
球遊技機等の遊技機にも適用することができる。例え
ば、スロットマシンに本発明を適用した場合には、ゴー
ルドコイン等の着色したコインを使用した場合には当る
確率(有効ライン数)を変えるようにして実施すること
ができる。
【0052】以上、本発明のいくつかの実施の形態につ
いて詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明
は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形
態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るパチンコ機の外観
を示す正面図
【図2】カラー入賞装置の正面図
【図3】カラーセンサの構造を説明するための図
【図4】遊技領域に打込まれた遊技球の回収経路を説明
するための図
【図5】図1に示すパチンコ機の制御系の概略構成を説
明するためのブロック図
【図6】メイン制御部における処理を説明するためのフ
ローチャート
【図7】他の実施の形態に係るメイン制御部における処
理を説明するためのフローチャート
【図8】他の実施の形態に係るメイン制御部における処
理を説明するためのフローチャート
【符号の説明】
10・・パチンコ機 22・・図柄表示器 24・・カラー入賞装置 26・・カラーセンサ 30・・第1種始動口 36・・大入賞口 56・・賞球装置 100・・メイン制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 将仁 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 (72)発明者 栗谷 信行 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 (72)発明者 高橋 武則 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字西ノ川 1番地 株式会社大一商会内 Fターム(参考) 2C088 BA04 BA09 BA32 BA53 BA90 BB28 BC22 BC25 DA07 EB05 EB65 EB68

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常の遊技媒体と、二以上の着色遊技媒
    体を使用して遊技を行う遊技機において、 電装装置と、遊技に用いられた遊技媒体の色を識別して
    検出する検出手段と、 該検出手段で検出された遊技媒体の色に基づいて前記電
    装装置を制御する制御手段とを備えた遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した遊技機において、前
    記電装装置は遊技者に利益を付与する装置であって、前
    記制御手段は遊技媒体の色毎に遊技者に付与する利益を
    変更するものである遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載した遊技機におい
    て、前記遊技媒体は球であり、前記遊技媒体が移動する
    遊技領域には前記検出手段を備えた複数の入賞装置が設
    けられ、該入賞装置には入賞装置毎に色が指定され、 前記複数の入賞装置のいずれかに遊技媒体が入賞した場
    合に、前記制御手段は、当該入賞装置に指定された色
    と、当該入賞装置に設けられた検出手段により検出され
    た遊技媒体の色とに基づいて前記電装装置を制御するよ
    うにした遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した遊技機において、さ
    らに、前記入賞装置に指定される色を、遊技中に変更す
    る変更手段が設けられている遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載した遊技機において、前
    記入賞装置には、当該入賞装置に指定された色を遊技者
    に報知する報知手段が設けられている遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載した遊技機におい
    て、前記遊技媒体は球であり、前記遊技媒体が移動する
    遊技領域内には入賞装置が設けられ、該入賞装置には前
    記検出手段が設けられ、さらに、該検出手段で検出した
    遊技媒体の色を順次記憶する記憶手段が設けられ、前記
    制御手段は、記憶手段に記憶した入賞した遊技媒体の色
    の順序に基づいて電装装置を動作させるようにした遊技
    機。
  7. 【請求項7】 遊技媒体を発射装置から遊技領域内に打
    ち込むことにより遊技を行う遊技機において、 前記遊技媒体には、通常の遊技球と、着色遊技球が用い
    られ、 前記遊技領域に設けられた入賞装置と、該入賞装置に入
    賞した着色遊技球を検出する第1の検出手段と、前記発
    射装置及び/又は前記発射装置から前記入賞装置までの
    間に設けられた着色遊技球を検出する第2の検出手段
    と、該第2の検出手段で着色遊技球を検出してから前記
    第1の検出手段で着色遊技球を検出するまでの時間を計
    測し、その計測した時間が所定の時間内であった場合
    に、遊技者に利益を付与する利益付与手段とを備えた遊
    技機。
  8. 【請求項8】 遊技媒体を発射装置から遊技領域内に打
    ち込むことにより遊技を行う遊技機において、前記遊技
    媒体には、通常の遊技球と、着色遊技球が用いられ、前
    記遊技領域内に打ち込まれた遊技球を回収する回収手段
    と、該回収手段で回収された遊技球を通常の遊技球と着
    色遊技球に分別する分別手段と、該分別手段により分別
    された着色遊技球を遊技者に触れられることなく発射装
    置に供給する着色遊技球供給手段が設けられた遊技機。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載した遊技機において、通
    常の遊技球を遊技領域に打ち込む第1の発射装置と、着
    色遊技球を遊技領域に打ち込む第2の発射装置とを備え
    た遊技機。
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