JP2011050485A - 不正検出ユニット - Google Patents

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Hiroyuki Takada
寛之 高田
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Abstract

【課題】パチンコ機などの遊技機になされる、非特定のパチンコ玉に関する不正行為を検出する。
【解決手段】パチンコ機の下皿から落下するパチンコ玉を受け入れる玉受皿11および玉受皿11が受け入れたパチンコ玉を流下させる玉流路を備えた案内ユニット10と連結し、案内ユニット10の玉流路と連通する玉流路54を備えた玉搬送ユニットにおいて、 案内ユニット10から案内されたパチンコ玉の特性を検知して、前記特性に基づいて当該パチンコ玉が特定であるか非特定であるかを識別する玉識別装置52と、特定のパチンコ玉(特定玉P1)と非特定のパチンコ玉(非特定玉P2)とを分別する玉分別装置53と、案内ユニット10から案内されたパチンコ玉を計数する玉計数装置51を備えたことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ機などの遊技機になされる不正行為の検出の技術に関する。
近年、パチンコ店において遊技者が遊技を行って獲得したパチンコ玉を計数する方法として、パチンコ機ごとに玉計数装置を設け、遊技を行っている最中であっても前記計数を行うことができる遊技設備が普及してきた。特許文献1、2にはその遊技設備の一例が開示されている。このような遊技設備により、いわゆるドル箱(パチンコ玉を2000個程度収納できる箱)が遊技者の足元の床上に積み重ねられることもなく、パチンコ島間を通過する者の通行が妨げられることが無くなった。
しかしながら、遊技者の身近なところに設置されるパチンコ玉の玉計数装置は、不正行為の標的とされやすい。具体的には、遊技客が他店舗で使用されているパチンコ玉等の非特定のパチンコ玉を持ち込み、非特定のパチンコ玉を遊技に使用したり、玉計数装置に計数させたりするなどの不正行為がある。このような不正行為は、パチンコ店の売り上げに影響を及ぼしてしまう。
特開平7−185122号公報 特開平10−249047号公報
しかし、特許文献1、2をはじめとして、非特定のパチンコ玉を用いた不正行為を検出する有効な方法は知られていない。
そこで、本発明は、パチンコ機などの遊技機になされる、非特定のパチンコ玉に関する不正行為を検出することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の不正検出ユニットは、
パチンコ機の下皿から落下するパチンコ玉を受け入れる玉受皿および前記玉受皿が受け入れたパチンコ玉を流下させる玉流路を備えた案内ユニットと、
前記案内ユニットと連結し、前記案内ユニットの玉流路と連通する玉流路を備えた玉搬送ユニットと、の少なくとも一方を備え、
前記パチンコ玉に関する不正行為を検出する不正検出ユニットにおいて、
前記パチンコ玉の特性を検知して、前記検知した特性を記憶部に記憶されている特性と比較することにより、当該パチンコ玉が特定であるか非特定であるかを識別する玉識別装置を、前記案内ユニットまたは前記玉搬送ユニットに備え、
前記特定のパチンコ玉と前記非特定のパチンコ玉とを分別する玉分別装置を、前記案内ユニットまたは前記玉搬送ユニットに備えることを特徴とする。
詳細は、後記する。
本発明によれば、パチンコ機などの遊技機になされる、非特定のパチンコ玉に関する不正行為を検出することができる。
案内ユニットが装着されたパチンコ島の一部を示す斜視図である。 案内ユニットの(a)は平面図,(b)は正面図,(c)は(b)のA−A線に沿った断面図である。 玉貸機内に配置された玉搬送ユニットの平面図である。 玉貸機内に配置された玉搬送ユニットの側面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を参照しながら説明する。
≪パチンコ島≫
図1は、パチンコ機1とその正面左隣りに隣接して設けられた玉貸機2とを対として横一列に並べて形成したパチンコ島の斜視図であって、さらにそのパチンコ島の膳板3から上の一部分を示したものである。本図に示すように、膳板3は、一般的に、パチンコ機や玉貸機を載置する奥側が高く、手前側が低い段差を有して形成されている。手前側を低くする理由の一つは、ドル箱を置くスペースの確保にあるが、段差の大きさは、パチンコ島の製造業者によって統一されていないのが現状である。
パチンコ機1の前面下部には下皿4が設けられ、さらにその下方の下皿4と膳板3との間のスペースには、パチンコ玉の案内ユニット10が装着されている。案内ユニット10は、下皿4の直下に配設されて下皿4から落下するパチンコ玉を受け入れる玉受皿11と、玉受皿11が受け入れたパチンコ玉を玉貸機2に収納されている玉搬送ユニット5(図3、図4参照)へと下り傾斜を利用して流下させる玉流路12(図2参照)とを備えている。この案内ユニット10は、パチンコ玉の流下先となる下流端部13において玉搬送ユニット5に連結されている。遊技者が遊技を行った結果として下皿4に貯まったパチンコ玉は、下皿4に設けた排出レバー6をスライドさせることによって下皿4の底面に設けたシャッタ7が開き、現れた開口を通じて玉受皿11に落下する。玉受皿11に落下したパチンコ玉は、玉流路12上で2列に整列しつつ流下し、下流端部13から玉搬送ユニット5に向けて送り出される。
≪案内ユニット≫
図2は、案内ユニットの(a)は平面図,(b)は正面図,(c)は(b)のA−A線に沿った断面図である。図2に示すように、案内ユニット10の玉流路12は、玉受皿11の皿底の一側から案内ユニット10の長手方向に延伸して設けられる。この玉流路12は、立設させた板状体の上縁を下り傾斜に形成してパチンコ玉Pが流下する案内レールとしての役目をもたせた縦板12aと、縦板12aを支持する横板12bとによって、平面視格子状に形成されたものである。そして、縦板12aと横板12bとの間に出現するスリット状の隙間から、パチンコ玉Pに付着したり流れに混入したりするゴミが篩い落とされる。このような案内レールは、計数効率を上げるために2本設定され、玉流路12において玉受皿11の皿底からさらに下流側に立設した玉分離板14によって、パチンコ玉Pが2列に分かれて整列しながら流下するようになっている。また、案内ユニット10の下流端部13には、玉流路12の上方に、高さ規制ピン15が流下方向と直交する向きに架け渡されて、パチンコ玉Pが上下2段に重なり合うことを阻止している(図2(c)参照)。
玉受皿11の上縁には、玉受皿11の上方を取り囲むように縁取り16が設けられている。この縁取り16は、パチンコ機1の下皿4から落下するパチンコ玉が外に跳び出さないように設けられるもので、例えばゴムシートが使われる。このゴムシートは、パチンコ玉の落下を直接受け止める玉受皿11の底面にも、緩衝材として敷設するとよい。なお、玉受皿11の底面は、玉流路12に向かう僅かな下り斜面となっている。
玉受皿11の下方には、第1係合手段20の片方を構成する調整ボルト21が設けられている。この調整ボルト21は、案内ユニット10の底部に設けた凹部17に、接地部となる鍔22を下にして垂直に螺合されたものである。調整ボルト21を回転させることによって、案内ユニット10の膳板3に対する取付高さを膳板3の段差の大きさに合わせて調整することができる。高さ調整後にナット23を締め付けることによって、調整ボルト21の突出量が固定される。この案内ユニット10の高さ調整は、第1係合手段20で係合作業を行う前に行うようにする。そして、係合がなされた状態ではナット23が凹部17の中に沈み込んで隠れるので(図2(b)参照)、外部からの不正な操作ができなくなる。
なお、第1係合手段20における係合は、例えば図4に示すようになされる。すなわち、第1係合手段20の片方を構成する調整ボルト21の係合相手として、調整ボルト21の鍔22を両側から挟み込むように形成した2つのガイド溝24a,24bが、膳板3に固定されている。これらのガイド溝24a,24bは、板状体の一例として、板金製のガイド板24の両側部を大略断面コ字状に折り曲げて形成したものであるが、樹脂材料などで形成することもできる。このガイド板24は、両面粘着シートによって膳板3に貼着されている。
玉流路12は、案内ユニット10の下流端部13において流下方向右90度に方向転換し、第2係合手段30による係合によって、玉搬送ユニット5の玉流路と連通する。また、下流端部13は、錠31を備えている。施錠手段は、錠31に鍵を差し込んで反時計回りに旋回させることにより、下流端部13に格納されていた係止片32が、係合相手となる玉搬送ユニット5の側に突出するように構成されたものである。
なお、第2係合手段30による係合の詳細な説明は省略するが、例えば、第2係合手段30の一部を構成する板状の嵌合片が、玉搬送ユニット5の開口に嵌挿されるようになっている。これにより、案内ユニット10の長手方向の移動が拘束される。
≪玉搬送ユニット≫
次に、玉貸機2内に配置された玉搬送ユニット5について説明する。図3は、玉貸機内に配置された玉搬送ユニットの平面図である。図4は、玉貸機内に配置された玉搬送ユニットの側面図である。
玉搬送ユニット5は、案内ユニット10の錠31による施錠によって案内ユニット10と連結するように固定されている。案内ユニット10との連結がなされると、玉搬送ユニット10に設けられた玉流路54と案内ユニット10の玉流路12とが連通されることになり、一続きの玉流路が形成される。
玉搬送ユニット5には、その内部中央に立設した玉分離板(不図示)が、奥行き方向(図3および図4の左方向)に延設している。この玉分離板は、案内ユニット10に形成した玉分離板14(図2参照)と連続的に設けられるもので、玉搬送ユニット5の内部に2列の玉流路を形成している。なお、この玉流路も、奥に向かって下り傾斜となっている。
玉搬送ユニット5には、玉計数装置51、玉識別装置52および玉分別装置53が設けられている。本実施形態では、玉流路54の上流側から順に、玉計数装置51、玉識別装置52および玉分別装置53が設けられている。
玉計数装置51は、案内ユニット10から案内されたパチンコ玉、つまり、遊技者が獲得したパチンコ玉を計数する。玉計数装置51には、2列に整列して通過するパチンコ玉をそれぞれ検知して計数する計数センサが、玉流路54の一端に流路ごとに配設されている。計数センサには、透過型や反射型のフォトセンサのほか、パチンコ玉が通過する際に玉計数装置51内のコイルに生じるインダクタンスの変化を電気的に検知して計数する近接センサなどが使用される。
玉計数装置51は、パチンコ店のホールコンピュータと通信可能に接続されており、玉計数装置51によるパチンコ玉の計数の結果がホールコンピュータに送信される。ホールコンピュータは、少なくとも入力部、記憶部(例:ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory))、制御部(例:CPU(Central Processing Unit))、出力部といったハードウェア資源を備えており、玉計数装置51の計数の結果を前記制御部により管理することができるプログラムを前記記憶部に記憶している。
玉識別装置52は、案内ユニット10から案内されたパチンコ玉が特定のパチンコ玉であるか非特定のパチンコ玉であるかを識別する。玉識別装置52には、2列に整列して通過するパチンコ玉をそれぞれ検知して識別する識別センサが、玉流路54の一端に流路ごとに配設されている。識別センサには、光電センサ、磁気センサ、通電センサ、画像センサ等が使用され、パチンコ玉の刻印、色、材質などの特性が特定されることで、パチンコ玉が識別される。玉識別装置52は、比較元となるパチンコ玉の特性(閾値)を記憶する記憶部を有している。案内ユニット10から案内されたパチンコ玉の識別を行うときは、玉識別装置52は識別対象のパチンコ玉の特性を抽出し、記憶部に記憶されている特性と比較する。
なお、パチンコ玉が特定であるとは、そのパチンコ玉が自店舗で使用するように取り決められたという意味だけでなく、自店舗内に設置された所定のパチンコ機だけに使用するように取り決められたという意味も含まれる。したがって、他店舗で使用されるパチンコ玉は非特定であるのは勿論のこと、自店舗で使用される複数種類のパチンコ玉であっても、自店舗内の所定のパチンコ機に使用するように取り決められたパチンコ玉のみが特定となり、残りは(そのパチンコ機にとっては)非特定となる。
なお、自店舗内で使用されるパチンコ玉が複数種類存在するのは、主に、貸し出し単価(現金をパチンコ玉に交換する交換率)および景品交換レート(パチンコ玉を景品に交換する交換率)が異なるように設定したパチンコ玉が使用されていることによる。このような複数種類のパチンコ玉は、例えば、以下に示すような方法で種類分けされ、その種類が前記識別センサを用いて識別される。他店舗のパチンコ玉に関しても同様に識別される。
(1)複数種類のパチンコ玉に異なる色を施す。例えば、パチンコ玉B1の色を銀、パチンコ玉B2の色を金、パチンコ玉B3の色を黒とする。識別センサとしては、光の反射率に基づいて色を検出する反射型の光学センサ等を用いる。
(2)複数種類のパチンコ玉に異なる模様を施す。例えば、パチンコ玉B1の模様を水玉、パチンコ玉B2の模様をチェックとする。識別センサとしては、反射型の光学センサやCCD(Charge Coupled Device)等の画像センサを用い、その検出信号に基づいて模様を認識する。なお、画像センサによるパチンコ玉の識別では、例えば、玉識別装置52またはホールコンピュータが記憶する基準画像(テンプレート)を用いたパターンマッチングが行われる。テンプレートとしては、例えば、自店舗のあるパチンコ機に特定に使用されるパチンコ玉の画像を用いると良い。
(3)複数種類のパチンコ玉に異なる刻印を施す。例えば、パチンコ玉B1の刻印を1本線、パチンコ玉B2の刻印を2本線とする。識別センサとしては、反射型の光学センサやCCD等の画像センサを用い、その検出信号に基づいて刻印を認識する。
(4)複数種類のパチンコ玉に異なる材質のコーティング(メッキを含む)を施す。例えば、パチンコ玉B1の表面をチタンコーティング、パチンコ玉B2の表面を金メッキとする。識別センサとしては、光の反射率に基づいて表面の材質を検出する反射型の光学センサ、渦電流損や透磁率に基づいて表面の材質を検出する磁気センサ、抵抗値に基づいて表面の材質を検出する通電センサ等を用いる。
(5)複数種類のパチンコ玉に発信周波数または発信信号パターンが異なる識別チップを埋め込む。識別チップは、電磁誘導によって自己発電し、所定の信号を発信する非接触タイプのもので、例えば、パチンコ玉B1にA信号を発信する識別チップ、パチンコ玉B2にB信号を発信する識別チップを埋め込む。識別センサとしては、電磁誘導のための磁界を発生させ、且つ、識別チップの発信信号を受信可能な非接触通信モジュール等を用いる。
玉識別装置52は、パチンコ店のホールコンピュータと通信可能に接続されており、玉識別装置52によるパチンコ玉の識別の結果がホールコンピュータに送信される。ホールコンピュータは、玉識別装置52の識別の結果を制御部により管理することができるプログラムを記憶部に記憶している。
玉分別装置53は、案内ユニット10から案内されたパチンコ玉から特定および非特定のパチンコ玉を分別する。玉分別装置53には、2列に整列して通過するパチンコ玉を玉流路54の外へ案内するように、玉流路54の一部を回動するヒンジ55が玉流路54に流路ごとに配設されている。玉分別装置53は、ヒンジ55を回動する不図示のアクチュエータを備えている。
玉分別装置53は、パチンコ店のホールコンピュータと通信可能に接続されており、ホールコンピュータからヒンジ55を回動する指令を受信する。ホールコンピュータは、玉識別装置52の識別の結果に応じて、当該パチンコ玉が特定であるか非特定であるかを判定する。そして、非特定と判定したパチンコ玉に関しては、ヒンジ55を回動するように玉分別装置53に指令を送信し、当該パチンコ玉を玉流路54の外に案内する。特定と判定したパチンコ玉に関しては、その特定のパチンコ玉を排出口8に案内するようにヒンジ55を制御する。なお、玉分別装置53は、ホールコンピュータの指令を介することなく、玉識別装置52から識別の結果を受信し、その結果に応じてヒンジ55を制御してパチンコ玉の分別を行うようにしても良い。その分別の結果をホールコンピュータに送信し、ホールコンピュータにその結果を管理させるようにしても良い。なお、玉分別装置53は、例えば玉識別装置52からの識別の結果や、ホールコンピュータからの指令を記憶する記憶部を備えている。
玉計数装置51、玉識別装置52および玉分別装置53により、玉搬送ユニット5に案内されたパチンコ玉は、最終的には玉搬送ユニット5の後面の排出口8または玉分別装置53によって分別されたことによる別の排出口(不図示)から、それぞれ特定玉P1または非特定玉P2としてパチンコ島の内部に排出されて回収される。
本実施形態では、玉計数装置51は、案内ユニット10から案内されたパチンコ玉をすべて計数し、遊技者の獲得したパチンコ玉数として計数している。そして、玉分別装置53で分別した非特定のパチンコ玉も計数する。例えば、玉流路54から分別された非特定のパチンコ玉の分別先に玉計数装置51と同等の機能を有する玉計数装置を配設し、その玉計数装置が分別された非特定のパチンコ玉を計数する。その計数の結果はホールコンピュータに送信され、ホールコンピュータにて管理される。よって、案内されたパチンコ玉の数から非特定のパチンコ玉の数を差し引くことにより、特定のパチンコ玉の数を計数することができる。不正行為の影響を排除するため、前記計数をした特定のパチンコ玉の数を遊技者の獲得したパチンコ玉の数としても良い。
また、玉分別装置53にて分別された所定時間内の非特定のパチンコ玉の数を算出する。ホールコンピュータにて、その数が異常に多いと判断したときは、その時間帯で行っている遊技者は、非特定のパチンコ玉を用いた不正行為を行っていると推定することができる。その場合には、監視体制を強化するか、警告表示をする等して不正行為を防止するように対処すると良い。
≪まとめ≫
以上の説明から、本実施形態によれば、遊技者が獲得したパチンコ玉を搬送する搬送ユニットにおいて、パチンコ玉の識別および非特定玉の分別を行うので、パチンコ機などの遊技機になされる、非特定のパチンコ玉に関する不正行為を検出することができる。その結果、非特定のパチンコ玉に起因するパチンコ店の売り上げの影響を排除することができる。
案内ユニット10は、主に、製造業者によるパチンコ島の構造設計の違いに影響を受けないようにするため、膳版3や玉貸機2(の内部にある玉搬送ユニット5)に取り付けまたは取り外し、位置調整が容易となる、簡易な構造を有している。そのように簡易に済ませるため、遊技者が獲得したパチンコ玉の計数は、案内ユニット以外のユニットで行うことが好ましく、主に玉搬送ユニットで行われ、慣用的には玉搬送ユニットに玉計数装置を配設していた。しかし、玉計数装置は不正行為の標的となるため、玉計数装置が配設される玉搬送ユニットのセキュリティを強化する必要性が高い。本発明は、簡易な構造を有する案内ユニットを遊技設備に導入しつつも、玉搬送ユニットのセキュリティを強化することができる、という点に意義がある。
≪その他≫
なお、上記形態は、本発明の好適な実施形態の一つであって、その実施形式はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内において実施形式を種々変形することが可能である。
例えば、玉流路54に沿って配設される玉計数装置51、玉識別装置52および玉分別装置53の配設位置は、非特定のパチンコ玉の識別および分別が機能する範囲内で設計変更することが可能である。具体的には、玉搬送ユニット5において、上流側から玉識別装置52、玉分別装置53、玉計数装置51の順に配設しても良い。この場合、玉計数装置51は、玉分別装置53により分別されなかった特定のパチンコ玉を計数することになり、排出口8からは計数された特定のパチンコ玉が排出されることになる。そのように計数した特定のパチンコ玉の数を遊技者が獲得したパチンコ玉の数として処理しても良い。ただ、玉分別装置53により分別された非特定のパチンコ玉を計数する玉計数装置(玉計数装置51と同等の機能)を分別先に配設し、その玉計数装置が計数した非特定のパチンコ玉の数も加算した数を遊技者が獲得したパチンコ玉の数として処理しても良い。
また、玉搬送ユニット5において、上流側から玉識別装置52、玉計数装置51、玉分別装置53の順に配設しても良い。この場合、玉計数装置51は、玉識別装置52の識別の結果に関わらず玉流路54のすべてのパチンコ玉を計数するように処理しても良い。また、識別の結果、特定と判定されたパチンコ玉だけ計数するように処理しても良い。また、非特定と判定されたパチンコ玉の数も計数するよう処理しても良い。
また、玉識別装置51は、案内ユニット10の玉受皿11に配設しても良い。また、玉受け皿11をパチンコ玉の識別の対象領域とするように玉識別装置51を配設しても良い。例えば、縁取り16の所定の領域または下皿4の裏側にCCD等の画像センサを配設し、下皿4から落下したパチンコ玉群を上方または斜め上方から撮影して、特定または非特定のパチンコ玉を一度に所定の時間間隔で撮影するようにしても良い。
さらに、案内ユニット10の玉流路12の玉分離板14を除去した状態で縦板12a上を整列せずにパチンコ玉が流下するようにし、玉流路12を流下するパチンコ玉を識別の対象領域とするように玉識別装置51を配設して、パチンコ玉群を上方または斜め上方から撮影できるようにして、特定または非特定のパチンコ玉を撮影しても良い。
同様に、玉搬送ユニット5の玉分離板を除去した玉流路54をパチンコ玉が整列せずに流下するようにし、玉流路54を流下するパチンコ玉を識別の対象領域とするように玉識別装置51を配設して、パチンコ玉群を上方または斜め上方から撮影できるようにして、特定または非特定のパチンコ玉を撮影しても良い。
また、本実施形態では、玉搬送ユニット5は玉貸機2の下部に配置し、案内ユニット10と連結するようにした。しかし、玉搬送ユニット5は玉貸機2だけでなく、CR(Card Reader)ユニット、テレビナビ、空気清浄機、パンフレット等を収納する棚(ホルダ)等といった、パチンコ機1の間に設置される装置に配置しても良い。
また、本実施形態では、玉計数装置51は玉搬送ユニット5に配設するようにした。しかし、玉計数装置51を案内ユニット10に配設するようにしても良い。不正行為を受けないようにするには、玉計数装置51を、下流端部13付近に配設するのが好ましい。
また、玉識別装置52、玉計数装置51、玉分別装置53を案内ユニット10に配設するようにしても良い。この場合、玉分別装置53による別の玉流路を案内ユニット10に設けることが好ましい。
したがって、玉搬送ユニット5のみで本発明の不正検出ユニットを構成することができるだけでなく、案内ユニット10のみで不正検出ユニットを構成することもできる。玉搬送ユニット5と案内ユニット10との両方を含むようにして不正検出ユニットを構成することもできる。この場合、玉識別装置52、玉計数装置51、玉分別装置53の少なくとも一つを案内ユニット10に配設し、残りを玉搬送ユニット5に配設するようにして不正検出ユニットを構成すると良い。
また、本実施形態では、案内ユニット10および玉搬送ユニット5の玉流路は2つとしたが、玉流路は、玉分離板を用いずに1つとしても良いし、玉分離板を複数用いて3つ以上としても良い。玉分離板以外の部品を用いて玉流路を構成しても良い。そのような設計変更は、案内ユニット10のみに行っても良いし、玉搬送ユニット5のみに行っても良いし、両方に行っても良い。また、玉識別装置52にてパチンコ玉を識別が行われる玉流路は1つにし、玉計数装置51にてパチンコ玉の計数が行われる流路は複数にするように玉流路を設定変更しても良い。
また、本実施形態では、パチンコ機を例にとったが、パロット(登録商標)にも適用可能である。
また、本実施形態の識別および分別は、パチンコ玉のみならず、スロットマシンに使用されるメダルにも適用することができ、パチンコ玉やメダルなどの遊技媒体に適用することができる。
その他、本発明の効果を高めるために各装置およびその部品の位置、大きさ、範囲、形状、材質、デザイン等を適宜変形することができることはいうまでもない。
1 パチンコ機
2 玉貸機
3 膳板
4 下皿
5 玉搬送ユニット(不正検出ユニットの一部または全部)
8 排出口
10 案内ユニット(不正検出ユニットの一部または全部)
11 玉受皿
12 玉流路
13 下流端部
20 第1係合手段
21 調整ボルト
22 鍔
24 ガイド板
24a,24b ガイド溝
30 第2係合手段
31 錠
51 玉計数装置
52 玉識別装置
53 玉分別装置
54 玉流路
55 ヒンジ
P パチンコ玉

Claims (3)

  1. パチンコ機の下皿から落下するパチンコ玉を受け入れる玉受皿および前記玉受皿が受け入れたパチンコ玉を流下させる玉流路を備えた案内ユニットと、
    前記案内ユニットと連結し、前記案内ユニットの玉流路と連通する玉流路を備えた玉搬送ユニットと、の少なくとも一方を備え、
    前記パチンコ玉に関する不正行為を検出する不正検出ユニットにおいて、
    前記パチンコ玉の特性を検知して、前記検知した特性を記憶部に記憶されている特性と比較することにより、当該パチンコ玉が特定であるか非特定であるかを識別する玉識別装置を、前記案内ユニットまたは前記玉搬送ユニットに備え、
    前記特定のパチンコ玉と前記非特定のパチンコ玉とを分別する玉分別装置を、前記案内ユニットまたは前記玉搬送ユニットに備える
    ことを特徴とする不正検出ユニット。
  2. 前記特定のパチンコ玉および前記非特定のパチンコ玉の少なくとも一つを計数する玉計数装置を、前記案内ユニットまたは前記玉搬送ユニットに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の不正検出ユニット。
  3. 前記玉搬送ユニットは、
    パチンコ島を構成する前記パチンコ機の間に設置される装置の内部に配置される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の不正検出ユニット。
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