JP2002282519A - 遊技用記録媒体貯留装置 - Google Patents

遊技用記録媒体貯留装置

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JP2002282519A
JP2002282519A JP2001082842A JP2001082842A JP2002282519A JP 2002282519 A JP2002282519 A JP 2002282519A JP 2001082842 A JP2001082842 A JP 2001082842A JP 2001082842 A JP2001082842 A JP 2001082842A JP 2002282519 A JP2002282519 A JP 2002282519A
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game recording
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game
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JP2001082842A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Tomohiro Tanaka
智啓 田中
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Sankyo Co Ltd
Oizumi Corp
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Oizumi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プリペイドカード等の遊技用記録媒体を安定し
て積層状態で貯留することができる遊技用記録媒体貯留
装置を提供する。 【解決手段】パチンコ機が複数設置された遊技島に設け
られた混在搬送ベルト32を通じて搬送されたプリペイ
ドカード7を貯留する貯留装置4であって、プリペイド
カードを積層状態で貯留するカード貯留ボックス5と、
カード貯留ボックスに貯留されるプリペイドカードを支
持する支持部材40と、支持部材をプリペイドカードの
貯留量に基づいて昇降させる制御を行う制御部と、を備
える貯留装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送路を通じて搬
送された遊技用記録媒体を貯留する遊技用記録媒体貯留
装置に係り、さらに詳しくは、該遊技用記録媒体を安定
して積層状態で貯留することができる遊技用記録媒体貯
留装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、遊技場に設けられた遊技島におい
てパチンコ機等の遊技機に対応して設けられる遊技用装
置として、いわゆるプリペイド玉貸処理と共に、いわゆ
る追加入金処理が可能な遊技用記録媒体処理装置(カー
ドユニット)が用いられている。ここでプリペイド玉貸
処理は、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさを特
定可能な情報が記録されたプリペイドカード等の遊技用
記録媒体の挿入を受け付け、該情報から特定される大き
さの遊技用有価価値に基づいてパチンコ玉等の遊技媒体
を貸し出す処理であり、また追加入金処理は、貨幣の投
入を受け付け、該貨幣の価値に対応する大きさの遊技用
有価価値を、前記プリペイドカードに記録された情報か
ら特定される大きさの遊技用有価価値に対して加算更新
する処理である。かかる遊技用記録媒体処理装置によれ
ば、前記遊技用記録媒体に係る遊技用有価価値の大きさ
がゼロとなった場合であっても、新たな遊技用記録媒体
を購入するために離席する必要がないので、遊技者の利
便性が向上すると共に、遊技機の稼働率の低下が防止さ
れる。
【0003】また近年、前記遊技用有価価値の大きさが
ゼロになった遊技用記録媒体や前記投入された貨幣を、
前記遊技島において長手方向の端部から端部に亘って設
けられた搬送路を通じて、前記遊技用記録媒体処理装置
から離れた所定の位置(例えば遊技島の端部等)に設け
られる遊技用記録媒体貯留装置に搬送する遊技用設備装
置も用いられている。かかる遊技用設備装置によれば、
遊技用記録媒体や貨幣の回収の省力化が図られる。
【0004】ここで遊技用記録媒体貯留装置の内部に
は、前記遊技用記録媒体を貯留する遊技用記録媒体貯留
部と、前記貨幣を貯留する貨幣貯留部が設けられてい
る。この遊技用記録媒体貯留部の内部には、例えばバネ
により上方に向けて付勢される底板が設けられており、
貯留される遊技用記録媒体の自重によって該底板が付勢
力に抗して下降することにより、遊技用記録媒体を貯留
するための貯留領域が形成されるように構成されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記遊
技用記録媒体貯留部においては、貯留される遊技用記録
媒体の自重に依存して底板が下降することにより貯留領
域が形成されるので、例えば該底板を上方に向けて付勢
するバネが経年劣化した場合には、付勢力が変化して該
底板がうまく下降せず、具体的には、例えばバネの付勢
力が減少した場合には、遊技用記録媒体が貯留されると
底板が過剰に下降し、該底板の位置が本来あるべき位置
よりも下になるため、搬送されてきた遊技用記録媒体が
遊技用記録媒体貯留部に起立状態となって貯留されてし
まうことがあり、面置き状に積層できないことがあっ
た。
【0006】また、例えばバネがうまく伸縮しなくなっ
た場合(例えばバネが錆び付いた場合)には、遊技用記
録媒体が貯留されても底板が下降せず、該底板の位置が
本来あるべき位置よりも上になるため、貯留スペースが
確保されず詰まりを生ずることがあった。
【0007】本発明は、このような背景のもとになされ
たものであり、その目的は、遊技用記録媒体を安定して
積層状態で貯留することができる遊技用記録媒体貯留装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次のような手段を採る。
【0009】まず請求項1に係る発明は、遊技機が複数
設置された遊技島に設けられた搬送路を通じて搬送され
た遊技用記録媒体を貯留する遊技用記録媒体貯留装置で
あって、前記遊技用記録媒体を積層状態で貯留する遊技
用記録媒体貯留部と、前記遊技用記録媒体貯留部に貯留
される前記遊技用記録媒体を支持する支持部材と、前記
支持部材を前記遊技用記録媒体の貯留量に基づいて昇降
させる制御を行う制御手段と、を備えることを特徴とす
る遊技用記録媒体貯留装置である。
【0010】また請求項2に係る発明は、請求項1に記
載した遊技用記録媒体貯留装置であって、前記貯留され
た遊技用記録媒体を検出する遊技用記録媒体検出手段を
備え、前記制御手段は、前記遊技用記録媒体検出手段が
前記遊技用記録媒体を所定時間検出した場合に、該遊技
用記録媒体検出手段が該遊技用記録媒体を検出しない位
置まで前記支持部材を下降させる制御を行うことを特徴
とする遊技用記録媒体貯留装置である。
【0011】また請求項3に係る発明は、請求項2に記
載した遊技用記録媒体貯留装置であって、前記遊技用記
録媒体検出手段は、前記遊技用記録媒体を非接触状態で
検出し、前記貯留される遊技用記録媒体の幅広面に対向
する位置に設けられることを特徴とする遊技用記録媒体
貯留装置である。
【0012】また請求項4に係る発明は、請求項1〜3
のいずれか1つに記載した遊技用記録媒体貯留装置であ
って、前記遊技用記録媒体貯留部は、前記遊技用記録媒
体貯留装置に対して着脱可能であることを特徴とする遊
技用記録媒体貯留装置である。
【0013】また請求項5に係る発明は、請求項4に記
載した遊技用記録媒体貯留装置であって、前記遊技用記
録媒体貯留部が前記遊技用記録媒体貯留装置に収納され
ているか否かを検出する遊技用記録媒体貯留部検出手段
を備え、前記遊技用記録媒体貯留部検出手段が前記遊技
用記録媒体貯留部を検出しない場合に、前記搬送路は動
作を停止することを特徴とする遊技用記録媒体貯留装置
である。
【0014】また請求項6に係る発明は、請求項4又は
5に記載した遊技用記録媒体貯留装置であって、予備の
遊技用記録媒体貯留部と、該予備の遊技用記録媒体貯留
部を収納する収納部と、を備えることを特徴とする遊技
用記録媒体貯留装置である。
【0015】また請求項7に係る発明は、請求項4〜6
のいずれか1つに記載した遊技用記録媒体貯留装置であ
って、前記遊技用記録媒体貯留部を正規の収納位置に案
内する案内手段を備えることを特徴とする遊技用記録媒
体貯留装置である。
【0016】また請求項8に係る発明は、請求項4〜7
のいずれか1つに記載した遊技用記録媒体貯留装置であ
って、前記遊技用記録媒体貯留部は、前記支持部材が干
渉することで前記遊技用記録媒体貯留部を前記遊技用記
録媒体貯留装置から取り外すことができない干渉領域
と、前記干渉領域の下方に形成され、前記支持部材と干
渉せずに前記遊技用記録媒体貯留部を前記遊技用記録媒
体貯留装置から取り外すことができる非干渉領域とを有
し、前記制御手段は、スイッチ操作に基づいて、前記非
干渉領域の位置まで前記支持部材を下降させる制御を行
うことを特徴とする遊技用記録媒体貯留装置である。
【0017】また請求項9に係る発明は、請求項8に記
載した遊技用記録媒体貯留装置であって、前記スイッチ
操作は、前記遊技用記録媒体貯留装置の外部と内部を隔
てる扉の開放であることを特徴とする遊技用記録媒体貯
留装置である。
【0018】また請求項10に係る発明は、請求項8又
は9に記載した遊技用記録媒体貯留装置であって、前記
制御手段は、前記遊技用記録媒体貯留装置の動作を停止
する操作に基づいて、前記非干渉領域の位置まで前記支
持部材を下降させる制御を行うことを特徴とする遊技用
記録媒体貯留装置である。
【0019】また請求項11に係る発明は、請求項8〜
10のいずれか1つに記載した遊技用記録媒体貯留装置
であって、前記非干渉領域まで下降する前記支持部材が
通過可能であり、該支持部材に支持されていた前記遊技
用記録媒体が載置される載置部が、前記遊技用記録媒体
貯留部の内部に設けられることを特徴とする遊技用記録
媒体貯留装置である。
【0020】また請求項12に係る発明は、請求項1〜
11のいずれか1つに記載した遊技用記録媒体貯留装置
であって、前記遊技用記録媒体貯留部に貯留された前記
遊技用記録媒体が予め定められた貯留量に達した場合
に、その旨を報知する報知手段を備えることを特徴とす
る遊技用記録媒体貯留装置である。
【0021】また請求項13に係る発明は、請求項1〜
12のいずれか1つに記載した遊技用記録媒体貯留装置
であって、前記制御手段は、前記遊技用記録媒体貯留部
に貯留された前記遊技用記録媒体が予め定められた貯留
量に達した場合に、前記搬送路の動作を停止させる制御
を行うことを特徴とする遊技用記録媒体貯留装置であ
る。
【0022】また請求項14に係る発明は、請求項1〜
13のいずれか1つに記載した遊技用記録媒体貯留装置
であって、前記支持部材は、搬送方向に下り傾斜してい
ることを特徴とする遊技用記録媒体貯留装置である。
【0023】また請求項15に係る発明は、請求項1〜
14のいずれか1つに記載した遊技用記録媒体貯留装置
であって、該遊技用記録媒体貯留装置の動作の状況を表
示する表示部を備えることを特徴とする遊技用記録媒体
貯留装置である。
【0024】さらに請求項16に係る発明は、請求項1
〜15のいずれか1つに記載した遊技用記録媒体貯留装
置であって、前記搬送路は貨幣を搬送可能とされ、前記
遊技用記録媒体貯留装置は、前記搬送路を通じて搬送さ
れた前記貨幣と遊技用記録媒体を振り分ける振り分け手
段と、該貨幣を貯留する貨幣貯留部と、を備え、前記振
り分け手段により振り分けられた前記遊技用記録媒体は
前記遊技用記録媒体貯留部に貯留され、前記振り分け手
段により振り分けられた前記貨幣は前記貨幣貯留部に貯
留されることを特徴とする遊技用記録媒体貯留装置であ
る。
【0025】上記課題を解決するための手段の具体例
を、発明の実施の形態及び図面の表記と対応させて説明
する。以下の実施例においては、遊技機にはパチンコ機
2が対応する。搬送路には混在搬送ベルト32が対応す
る。遊技用記録媒体にはプリペイドカード7が対応す
る。遊技用記録媒体貯留装置には貯留装置4が対応す
る。遊技用記録媒体貯留部にはカード貯留ボックス5が
対応する。制御手段には制御部50が対応する。
【0026】遊技用記録媒体検出手段にはカード検出セ
ンサ62が対応する。遊技用記録媒体貯留部検出手段に
はカード貯留ボックス検出スイッチ64が対応する。予
備の遊技用記録媒体貯留部には予備貯留ボックス5’が
対応する。案内手段には位置決め溝4b,位置決め部材
5hが対応する。干渉領域には昇降溝5cが対応し、非
干渉領域には取り外し口5dが対応する。報知手段には
報知ランプ56が対応する。貨幣貯留部には硬貨貯留ボ
ックス6が対応する。振り分け手段には隙間37が対応
する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技用記録媒
体貯留装置である貯留装置4の実施の形態を、図面を参
照して説明する。
【0028】[1.貯留装置の構成]まず、貯留装置4
の構成について説明する。貯留装置4は、搬送路を通じ
て搬送された遊技用記録媒体及び貨幣を貯留するもので
ある。この搬送路は、遊技機が複数設置された遊技島に
設けられ、貯留装置4は、前記遊技用記録媒体及び貨幣
が排出される遊技用記録媒体処理装置から離れた所定の
位置(ここでは図1に示すように、遊技島1の島端)に
設けられる。以下においては、説明の便宜上、第一に遊
技用記録媒体及び貨幣について説明し、第二に搬送路や
遊技用記録媒体処理装置等を備える遊技用設備装置につ
いて説明し、第三に貯留装置4について説明する。
【0029】[1−1.遊技用記録媒体及び貨幣]遊技
用記録媒体は、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大き
さを特定可能な情報が記録されたものであり、ここでは
遊技用有価価値の大きさであるプリペイド度数を特定可
能な情報が記録されたプリペイドカード7である。この
プリペイド度数は、発行又は入金に供された貨幣の金額
が所定の比率で度数に変換されてなる前払有価価値の大
きさの一例である。なお前払有価価値の大きさはプリペ
イド度数には限られず、発行又は入金に供された貨幣の
金額がそのまま記録されたものでも良い。
【0030】プリペイドカード7は、図4乃至図7に示
すように、所定の大きさ及び厚みで横長の長方形状を呈
する硬質のプラスチック製の薄板からなり、外周側面の
長尺側である長辺部7aと、外周側面の短尺側である短
辺部7bとを有する。なおプリペイドカード7は長方形
状を呈するものには限られず、例えば正方形,多角形,
円形,楕円形等の形状を呈するものでも良い。このプリ
ペイドカード7には、プリペイド度数を特定可能な情報
が記録される記録領域が形成されており、例えば該記録
領域として磁気ストライプ部(図示外)を有する磁気カ
ードや、該記録領域としてICチップを有するICカー
ド等が含まれる。
【0031】貨幣は価値媒体であり、ここでは所定の大
きさ及び厚みで円形状を呈する金属製の薄板からなる硬
貨8である。この硬貨8には、ここでは100円硬貨及
び500円硬貨が含まれる。
【0032】[1−2.遊技用設備装置]遊技用設備装
置は、搬送路(ここでは混在搬送ベルト32)や遊技用
記録媒体処理装置(ここではカード処理ユニット10,
硬貨識別ユニット20,紙幣識別ユニット3b,及び図
示しない制御手段であるコントロールユニット)等を備
え、遊技島1の内部に設けられるものである。以下、図
1乃至図7を参照して、遊技島1の内部構造について説
明する。
【0033】まず遊技島1の前後面には、図1に示すよ
うに、遊技島1の長手方向に亘って複数のパチンコ機2
が並列して設置されている。パチンコ機2は遊技機の一
例であって、ここでは封入式のパチンコ機2である。こ
の封入式のパチンコ機2においては、遊技媒体であるパ
チンコ玉がパチンコ機2内に指触不能に封入されてお
り、予め所定の数だけ封入されたパチンコ玉が繰り返し
循環して使用されることにより、遊技者がパチンコ玉に
触れることなく遊技が行われる。
【0034】このパチンコ機2の前面下部には、前方に
突出する態様で操作部2aが設けられている。この操作
部2aの上面には、遊技者が所有する得点(即ち持玉
数)を表示する得点表示部,後述するカード処理ユニッ
ト10によりプリペイドカード7から読み取られた記録
情報から特定されるプリペイド度数を表示する度数表示
部,該プリペイド度数に基づくパチンコ玉の貸出を実施
するための貸出ボタン,及びカード処理ユニット10に
より受け付けられたプリペイドカード7の返却を実施す
るための返却ボタン等が設けられている。
【0035】また遊技島1の前後面上部には、図1に示
すように、外方に突出する態様で島端から島端に亘って
紙幣搬送機構収容部1aが設けられている。この紙幣搬
送機構収容部1aの内部には、図2に示すように、各パ
チンコ機2に対応して下向きに設けられ、紙幣の挿入を
受け付ける紙幣挿入口3a,紙幣挿入口3aから挿入さ
れた紙幣を識別する紙幣識別ユニット3b,島端から島
端に亘って設けられ、紙幣識別ユニット3bから排出さ
れる識別された紙幣を所定の搬送方向(図2では右方
向)に搬送する紙幣搬送路3c,及び紙幣搬送路3cの
搬送方向終端に連結され、紙幣搬送路3cにより搬送さ
れた紙幣を貯留する紙幣貯留ボックス3d等からなる紙
幣搬送機構3が収容されている。
【0036】また遊技島1の前後面上部には、図1に示
すように、島端から島端に亘って幕板1bが設けられて
いる。この幕板1bの前面には、図2に示すように、プ
リペイドカード7の挿入を受け付けるカード挿入口1
1,硬貨8の投入を受け付ける硬貨投入口21,識別さ
れない硬貨8の返却を実施するための硬貨返却レバー2
3,及び識別されない硬貨8が返却される硬貨返却口2
4等が設けられている。このカード挿入口11は、幅広
面が上方に向いた状態のプリペイドカード7を短辺部7
b側より挿入可能な開口である。
【0037】さらに遊技島1の内部には、図3に示すよ
うに、島端から島端に亘って前記混在搬送機構30が設
けられている。この混在搬送機構30は搬送手段の一例
であって、図4及び図5に示すように、コンベヤフレー
ム31,混在搬送ベルト32,複数のローラ(例えば駆
動ローラ33c,従動ローラ33e,ガイドローラ33
f等),駆動モータ33a,コンベヤカバー34,及び
後述する制御部50(図9(a)及び図10(a)を参
照)等からなる。
【0038】コンベヤフレーム31は、図5に示すよう
に、混在搬送ベルト32に付設されるものであり、ここ
では混在搬送ベルト32の上側の搬送ベルトを下方から
支持するように構成されている。このコンベヤフレーム
31は、島端から島端に亘って設けられ、図5に示すよ
うに、断面視で逆凹字状を呈する薄板からなる。なおコ
ンベヤフレーム31の凹部には、図4にも示すように、
複数のガイドローラ33fが水平軸周りに回転自在に設
けられており、該ガイドローラ33fが混在搬送ベルト
32の下側の戻りベルトを下方から支持するように構成
されている。
【0039】混在搬送ベルト32は搬送路の一例であっ
て、図6に示すように、後述するカード処理ユニット1
0から排出され、カード誘導路15により誘導されたプ
リペイドカード7と、後述する硬貨識別ユニット20か
ら排出され、硬貨誘導路25により誘導された硬貨8と
を、該カード処理ユニット10及び硬貨識別ユニット2
0から離れた所定の位置(ここでは島端)に設けられる
貯留装置4に搬送する無端状のベルトである。
【0040】この混在搬送ベルト32は、図4に示すよ
うに、貯留装置4の内部における後面側の上部に水平軸
周りに回転自在に設けられる駆動ローラ33c(図10
(a),図15(a)も参照)と、遊技島1における貯
留装置4と反対側の島端に水平軸周りに回転自在に設け
られる従動ローラ33eとの間に水平に張架されてい
る。
【0041】この混在搬送ベルト32は、図4に示すよ
うに、貯留装置4の内部における後面側の上部に設けら
れる駆動モータ33a(図10(a),図15(a)も
参照)が、後述する制御部50の制御によって駆動さ
れ、伝動ベルト33bを介して駆動力を伝達された駆動
ローラ33cが回転することにより、所定の搬送方向
(図4では上側の搬送ベルトが右方向,下側の戻りベル
トが左方向)に循環駆動して、プリペイドカード7及び
硬貨8を混在搬送する。
【0042】なお駆動ローラ33cの近傍には、図10
(a)に示すように、駆動検出部33dが設けられてい
る。この駆動検出部33dは、例えばロータリエンコー
ダであり、駆動ローラ33cの駆動を検出することによ
り混在搬送ベルト32の駆動を検出して、その旨の信号
を後述する制御部50に伝達するものである。また駆動
ローラ33c及び従動ローラ33eは、混在搬送ベルト
32の片寄りを防止するために、両端から中央に向かう
に従ってローラ径が徐々に増加するクラウン状に形成さ
れている。
【0043】コンベヤカバー34は、図5に示すよう
に、混在搬送ベルト32に付設されるものであり、ここ
では混在搬送ベルト32に覆い被さるようにコンベヤフ
レーム31の上方に装着されており、混在搬送ベルト3
2上を混在搬送されるプリペイドカード7及び硬貨8が
落下しないように構成されている。このコンベヤカバー
34は、島端から島端に亘って設けられ、図5に示すよ
うに、断面視で突出部が一方側(図5では右側)に寄っ
た凸字状を呈する薄板からなる。
【0044】ここで混在搬送ベルト32においては、図
5に示すように、コンベヤカバー34の突出部の内方が
プリペイドカード7を搬送する第一の領域であるカード
搬送領域32aとされ、該突出部の左側の内方が硬貨8
を搬送する第二の領域である硬貨搬送領域32bとされ
ており、混在搬送されるプリペイドカード7と硬貨8と
を分別して搬送するように構成されている。
【0045】このカード搬送領域32aの幅は、搬送さ
れるプリペイドカード7の短辺部7bよりも幅狭に形成
されており、後述する図7に示すように、プリペイドカ
ード7の長辺部7aが混在搬送ベルト32の上面に当接
した状態、即ち図5に示すように、プリペイドカード7
が、下側の長辺部7aを支点とし、上側の長辺部7aを
コンベヤカバー34における突出部の内部に接触して、
混在搬送ベルト32に対して起立した状態で搬送される
ようになっている。
【0046】なおカード搬送領域32aの幅は、プリペ
イドカード7を少なくとも二枚重ねて搬送できる幅に形
成されることが好ましい。これによれば、プリペイドカ
ード7が後述するカード処理ユニット10からカード誘
導路15を経て混在搬送ベルト32上に排出されるタイ
ミングにおいて、別のプリペイドカード7が混在搬送ベ
ルト32上を搬送されてくる場合であっても、両プリペ
イドカード7,7を同時に搬送できる。
【0047】また硬貨搬送領域32bの幅は、搬送され
る最大の硬貨(ここでは500円硬貨)の直径よりも若
干幅広に形成されており、図5及び後述する図7に示す
ように、硬貨8の幅広面が混在搬送ベルト32の上面に
当接した状態(即ち寝た状態)で搬送されるようになっ
ている。なお硬貨搬送領域32bの高さは、カード搬送
領域32aよりも低く形成されることが好ましい。これ
によれば、高さ方向について省スペース化を図ることが
できる。
【0048】前記カード処理ユニット10,硬貨識別ユ
ニット20,紙幣識別ユニット3b,及び図示しない制
御手段であるコントロールユニットは、遊技用記録媒体
処理装置を構成するものであって、図2及び図3に示す
ように、それぞれパチンコ機2に対応して設けられてい
る。
【0049】ここでコントロールユニットは、CPU,
RAM,ROM等を備えるものである。このコントロー
ルユニットは、カード処理ユニット10,硬貨識別ユニ
ット20,紙幣識別ユニット3b,及びパチンコ機2と
通信可能に接続されており、これらとの間で後述するプ
リペイド玉貸処理及び追加入金処理に伴うやり取りが行
われる。
【0050】ここでカード処理ユニット10は、図6に
示すように、前面に前記カード挿入口11を有し、内部
に図示しないカードリーダ/ライタを有し、後面にカー
ド排出口12を有する。このカードリーダ/ライタは、
遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさ(ここではプ
リペイド度数)を特定可能な情報が記録された遊技用記
録媒体(ここではプリペイドカード7)の記録情報を少
なくとも読み取るものである。
【0051】またカード排出口12は、所定の条件が成
立したプリペイドカード7を短辺部7b側より外部に排
出する部位である。この所定の条件が成立した場合と
は、例えばプリペイドカード7に係るプリペイド度数が
ゼロになった場合や、該プリペイド度数がゼロになって
から追加入金されることなく所定の時間を経過した場合
や、該プリペイド度数がゼロになってから新たなプリペ
イドカード7が挿入された場合や、遊技者によってカー
ド排出ボタン(図示外)が操作された場合等である。
【0052】遊技用記録媒体処理装置においては、前記
カード処理ユニット10が、受け付けたプリペイドカー
ド7から記録情報を読み取り、前記コントロールユニッ
トが、該情報から特定される大きさのプリペイド度数を
遊技者が遊技に使用するための処理(ここではプリペイ
ド度数に基づいてパチンコ玉等の遊技媒体を貸し出す処
理)を行うことにより、プリペイド玉貸処理が行われ
る。
【0053】カード排出口12の後方には、カード処理
ユニット10から排出されたプリペイドカード7を混在
搬送ベルト32上に誘導するカード誘導路15が設けら
れている。このカード誘導路15は遊技用記録媒体誘導
路の一例であって、断面視で略T字状を呈し、内部が空
洞とされたものであり、一方の通路15a,他方の通路
15b,及び進入防止部材15cを有する。
【0054】この一方の通路15aは、一方のカード処
理ユニット10に連通し、他方の通路15bは、該一方
のカード処理ユニット10と混在搬送ベルト32を挟ん
で対向する位置に設けられる他方のカード処理ユニット
10に連通し、それぞれカード排出口12から寝た状態
で排出されるプリペイドカード7を受け入れる水平部
と、該プリペイドカード7の姿勢を起立した状態に変更
する湾曲部と、該プリペイドカード7を短辺部7b側よ
り混在搬送ベルト32上に誘導する垂直部とを有するも
のである。
【0055】また進入防止部材15cは、一方の通路1
5aと他方の通路15bとの間に設けられる仕切板であ
り、一方のカード処理ユニット10から一方の通路15
aに排出されるプリペイドカード7が他方の通路15b
に進入することを防止するものである。なお進入防止部
材15cは、図5及び図6では、前記水平部から垂直部
に亘って設けられているが、少なくとも一方の通路15
aの水平部と他方の通路15bの水平部との間に設けら
れていれば良い。
【0056】カード誘導路15の下方には、図5及び図
6に示すように、ガイド部材16が設けられている。こ
のガイド部材16は、断面視で上端部から下端部に亘っ
て段階的に縮径する逆ハ字状を呈し、搬送方向に亘って
所定の長さを有するものである。このガイド部材16
は、その下端部が、コンベヤカバー34における突出部
の上端に搬送方向に亘って前記所定の長さで形成される
誘導口に装着され、その上端部が、カード誘導路15の
下端に遊びを持って外嵌されている。
【0057】ここで図5乃至後述する図7に示すよう
に、コンベヤカバー34に形成された前記誘導口におけ
る搬送方向先端の部位(即ちガイド部材16との接点)
が、進行妨害部35とされている。この進行妨害部35
は、プリペイドカード7の長辺部7aが混在搬送ベルト
32の上面に当接した状態で混在搬送ベルト32上を搬
送されるように、該プリペイドカード7の向きを変更す
る向き変更手段の一例であって、ここではプリペイドカ
ード7の短辺部7bが混在搬送ベルト32の上面に当接
した状態から、プリペイドカード7の長辺部7aが混在
搬送ベルト32の上面に当接する状態に、プリペイドカ
ード7の向きを変更するものである。
【0058】具体的には、ここでの進行妨害部35は、
プリペイドカード7の短辺部7bが混在搬送ベルト32
の上面に当接する位置よりも搬送方向前方であって、か
つプリペイドカード7の長辺部7aにおける中心位置よ
りも高い位置に設けられ、該混在搬送ベルト32上を搬
送されてくるプリペイドカード7の長辺部7aに当接し
て進行を妨害することにより、プリペイドカード7を搬
送方向後方に回転させて、プリペイドカード7の向きを
縦長の状態から搬送方向に横長の状態に変更する。なお
進行妨害部35の作用(即ち図7の説明)の詳細につい
ては後述する。
【0059】硬貨識別ユニット20は、図6に示すよう
に、前面に前記硬貨投入口21,硬貨返却レバー23,
及び硬貨返却口24を有し、内部に図示しない識別機を
有し、後面に硬貨排出口22を有する。この硬貨識別ユ
ニット20は、硬貨8を硬貨投入口21から受け付け、
該受け付けた硬貨8を識別機により識別し、該識別され
た硬貨8を硬貨排出口22から排出するものである。
【0060】硬貨排出口22の後方には、硬貨識別ユニ
ット20から排出された硬貨8を混在搬送ベルト32上
に誘導する硬貨誘導路25が設けられている。この硬貨
誘導路25は貨幣誘導路の一例であって、ここでは蛇腹
状の通路である。
【0061】遊技用記録媒体処理装置においては、前記
硬貨識別ユニット20又は紙幣識別ユニット3bが、受
け付けた貨幣(硬貨8又は紙幣)を識別し、前記コント
ロールユニットが、該貨幣価値の大きさに伴う所定の処
理(ここでは貨幣の価値に対応する大きさのプリペイド
度数を、プリペイドカード7に記録された情報から特定
される大きさのプリペイド度数に対して加算更新する処
理)を行うことにより、追加入金処理が行われる。
【0062】[1−3.貯留装置]貯留装置4は、図1
に示すように、前面の扉4aを開けた内部に、遊技用記
録媒体貯留部であるカード貯留ボックス5,硬貨貯留部
である硬貨貯留ボックス6,及び制御手段である制御部
50(図9(a)及び図10(a)を参照)等を備え、
遊技島1の島端に設けられるものである。以下、図8乃
至図17を参照して、貯留装置4の内部構造について説
明する。
【0063】まず貯留装置4の内部における後面側の上
部には、図8に示すように、混在搬送ベルト32の搬送
方向終端において、該混在搬送ベルト32上を搬送され
てきたプリペイドカード7の姿勢を、起立した状態から
幅広面が上方に向いた状態(即ち寝た状態)に変更する
ための姿勢変更手段である姿勢変更部材36が設けられ
ている。ここで姿勢変更部材36は、カード搬送領域3
2aの搬送方向終端から起立した状態で搬送されるプリ
ペイドカード7の幅広面に当接し、該プリペイドカード
7のバランスを崩すことにより、該プリペイドカード7
の姿勢を寝た状態に変更するために、平面視で三角形状
を呈するように曲折された薄板が、カード搬送領域32
aの搬送方向終端において、向かって右側から突出する
形態とされている。
【0064】また混在搬送ベルト32の搬送方向終端の
前方には、図8に示すように、該混在搬送ベルト32上
を搬送されてきたプリペイドカード7と硬貨8とを振り
分けるための振り分け手段である隙間37が設けられて
いる。この隙間37は、硬貨8は落下するがプリペイド
カード7は落下しない間隔に形成されており、この隙間
37の前方にはカード誘導コンベヤ38が設けられ、こ
の隙間37の下方には硬貨誘導シュート45が設けられ
ている。これにより、プリペイドカード7は隙間37か
ら落下せずにカード誘導コンベヤ38に供給され、硬貨
8は隙間37から落下して硬貨誘導シュート45に供給
されて、プリペイドカード7と硬貨8が振り分けられ
る。
【0065】ここでカード誘導コンベヤ38は、振り分
けられたプリペイドカード7を後述するカード貯留ボッ
クス5の内部に誘導するために、搬送方向に下り傾斜す
るローラコンベアとされている。また硬貨誘導シュート
45は、振り分けられた硬貨8を後述する硬貨搬送ベル
ト46の上面に誘導するために、左側に向けて下り傾斜
するシュートとされている。
【0066】カード誘導コンベヤ38の下方(即ち貯留
装置4の内部における前面側の下部中央)には、図8に
示すように、カード貯留ボックス5が設けられている。
このカード貯留ボックス5は遊技用記録媒体貯留部の一
例であって、混在搬送ベルト32上を搬送されてくるプ
リペイドカード7を積層状態で貯留するためのものであ
り、図9(b)に示すように、ここでは縦長の箱体が貯
留装置4に対して着脱可能とされた遊技用記録媒体貯留
容器である。
【0067】このカード貯留ボックス5の上面は、図9
(b)及び図11(c)に示すように、カード誘導コン
ベヤ38によって誘導されるプリペイドカード7を受け
入れるために開口されている。またカード貯留ボックス
5の前面は、図11(b)に示すように、貯留されたプ
リペイドカード7を回収するために開閉可能な蓋状の前
壁とされており、該前壁には、図9(a)に示すよう
に、前壁を開閉するための前壁開閉部5aが設けられて
おり、またカード貯留ボックス5を貯留装置4から取り
外すための取っ手5bが設けられている。
【0068】またカード貯留ボックス5の後面における
上部には、図9(b)及び図11(c)に示すように、
カード貯留ボックス5の内部に挿通された後述する支持
部材40が上下方向に昇降するための溝である昇降溝5
cが上下方向に亘って形成されている。この昇降溝5c
の部分は、支持部材40が干渉することでカード貯留ボ
ックス5を貯留装置4から取り外すことができない干渉
領域とされている。この昇降溝5cの幅は、支持部材4
0の支持部40aが挿通不能で基端部40bが挿通可能
なように形成されている。
【0069】またカード貯留ボックス5の後面における
下部には、図9(b)に示すように、昇降溝5cの下端
に連通する取り外し口5dが形成されている。この取り
外し口5dの部分は、前記干渉領域の下方に形成され、
後述する支持部材と干渉せずにカード貯留ボックス5を
貯留装置4から取り外すことができる非干渉領域とされ
ている。この取り外し口5dの幅は、支持部材40の支
持部40aが挿通可能なように、昇降溝5cの幅よりも
広く形成されている。
【0070】またカード貯留ボックス5の内部には、図
9(b)及び図11(b)に示すように、取り外し口5
dのやや上方(即ち干渉領域と非干渉領域の境目)にお
いて、載置部5eが設けられている。この載置部5e
は、非干渉領域まで下降する後述する支持部材40が通
過可能であると共に、支持部材40に支持されていたプ
リペイドカード7が載置される部位であり、ここでは八
角形状を呈する支持部材40の支持部40aと干渉しな
いように、カード貯留ボックス5の内部における四隅か
ら三角形状を呈する薄板が突出する形態とされている。
【0071】さらにカード貯留ボックス5の左右両側の
側面には、図9(b),図11(a),及び図11
(c)に示すように、昇降溝5cの上端近傍において、
後述するカード詰まりセンサ61によりプリペイドカー
ド7の詰まりを検出するための詰まり検出孔5f,及び
後述するカード検出センサ62によりプリペイドカード
7を検出するためのカード検出孔5gが形成されてい
る。ここで図11(c)に示すように、左右両側に形成
される詰まり検出孔5f,5fは、両者を結ぶ線が水平
となるように形成されているが、左右両側に形成される
カード検出孔5g,5gは、両者を結ぶ線が水平に対し
て所定の角度θだけ傾斜するように形成されている。
【0072】またカード貯留ボックス5の左右両側の側
面には、図9(b),図11(b),及び図11(c)
に示すように、適宜の箇所において、カード貯留ボック
ス5を貯留装置4に取り付ける際に、該カード貯留ボッ
クス5を正規の収納位置に案内する案内手段である位置
決め部材5hが設けられている。ここで図11(c)に
示すように、左右両側に形成される位置決め部材5h,
5hは、貯留装置4における正規の収納位置に形成され
る案内手段である位置決め溝4b,4bに係合するよう
に、カード貯留ボックス5の側面における上下二箇所か
らボルトが突出する形態とされている。
【0073】なお貯留装置4の内部において、カード貯
留ボックス5の収納位置の前方には、図8に示すよう
に、カード貯留ボックス5の取り外しを規制するための
施錠部44が設けられている。また該収納位置の右側に
は、図9(a)に示すように、予備貯留ボックス5’を
収納するための収納部が形成されている。この予備貯留
ボックス5’は、カード貯留ボックス5と同様のもので
あって、プリペイドカード7の回収にあたってカード貯
留ボックス5を正規の収納位置から取り外す際に、直ち
に次なるカード貯留ボックスの取付を可能とするための
ものである。
【0074】また前記収納位置の側方には、図10
(a),図11(c),及び図12に示すように、プリ
ペイドカード7の詰まりを検出するためのカード詰まり
センサ61が設けられている。このカード詰まりセンサ
61は、例えば光電スイッチであり、図11(c)及び
図12に示すように、常時は正面から向かって左側の発
光部から発光されて前記詰まり検出孔5fを透過した光
が右側の受光部に受光されているが、詰まったプリペイ
ドカード7によって遮光された場合に、プリペイドカー
ド7の詰まりを検出して、その旨の信号を後述する制御
部50に伝達するように構成されている。
【0075】同様に前記収納位置の側方には、図10
(a),図11(c),及び図12に示すように、プリ
ペイドカード7を検出するためのカード検出センサ62
が設けられている。このカード検出センサ62も例えば
光電スイッチであり、図11(c)及び図12に示すよ
うに、常時は正面から向かって左側の発光部から発光さ
れて前記カード検出孔5gを透過した光が右側の受光部
に受光されているが、貯留されるプリペイドカード7に
よって所定時間遮光された場合に、プリペイドカード7
を検出して、その旨の信号を後述する制御部50に伝達
するように構成されている。なお落下するプリペイドカ
ード7によって一瞬だけ遮光される場合は検出されない
ように構成されている。
【0076】ここでカード検出センサ62は、貯留され
るプリペイドカード7の幅広面に対向する位置に設けら
れることが好ましく、具体的には図11(c)に示すよ
うに、前記カード検出孔5g,5gに対応するように、
カード検出センサ62の発光部と受光部を結ぶ線が水平
に対して所定の角度θだけ傾斜するように設けられるこ
とが好ましい。これによれば、図11(d)に示すよう
に、仮に積層状態で貯留されるプリペイドカード7,7
の間に異物Xが挟まっている場合であっても、カード検
出センサ62の受光部から発光される光が、プリペイド
カード7,7の間に形成される隙間を通り抜けてしまう
ことがなく、プリペイドカード7の幅広面を確実に検出
できる。
【0077】また前記収納位置の下方には、図9(a)
に示すように、カード貯留ボックス5が貯留装置4に収
納されているか否かを検出するためのカード貯留ボック
ス検出スイッチ64が設けられている。このカード貯留
ボックス検出スイッチ64は、例えばマイクロスイッチ
であり、カード貯留ボックス5の下面で押圧されること
によりカード貯留ボックス5の収納を検出し、また押圧
されていないことによりカード貯留ボックス5の不在を
検出して、その旨の信号を後述する制御部50に伝達す
るものである。
【0078】さらに前記収納位置の後方には、図8,図
9(a),及び図13に示すように、支持部材40,昇
降子41,及びガイドレール42が設けられている。支
持部材40は、カード貯留ボックス5に貯留されるプリ
ペイドカード7を支持するためのものであり、これによ
りプリペイドカード7が積層状態で貯留される。
【0079】この支持部材40は、図11(b)に示す
ように、平面視で八角形状を呈する薄板である支持部4
0aと、該支持部40aの後方の一辺から延出する薄板
である基端部40bからなる。この支持部40aは、図
11(a)に示すように、搬送方向に下り傾斜してお
り、具体的には基端部40bから支持部40aの先端部
に向けて下り傾斜している。また基端部40bは、図1
1(a)及び図11(b)に示すように、昇降子41の
前面に固着されている。
【0080】昇降子41は、支持部材40を昇降可能に
支持するものであり、ガイドレール42は、上下方向に
亘って設けられ、昇降子41の昇降をガイドするもので
ある。この昇降子41には、図13(b)に示すよう
に、後方に向けて延出した後に側方に向けて曲折する接
続片41aと、側方に向けて延出する位置検出片41b
が設けられている。この接続片41aは、後述する昇降
ベルト43dの内面に固着されている。また位置検出片
41bは、後述する上限センサ42a及び下限センサ4
2bを通過可能に構成されている。
【0081】昇降ベルト43dは、図13(a)及び図
14に示すように、貯留装置4の内部における後面側の
下部に水平軸周りに回転自在に設けられる駆動プーリ4
3bと、その上部に水平軸周りに回転自在に設けられる
従動プーリ43cとの間に垂直に張架されており、昇降
子41を駆動する無端状のベルトである。この駆動プー
リ43b及び従動プーリ43cには、図14に示すよう
に外歯が形成されており、また昇降ベルト43dには、
図13(b)に示すように内歯が形成されており、外歯
と内歯が噛み合って駆動力が伝達されるように構成され
ている。
【0082】即ち図13(a)及び図14に示すよう
に、貯留装置4の内部における後面側の下部に設けられ
る駆動モータ43aが、後述する制御部50の制御によ
って駆動され、ギヤボックスを介して駆動力を伝達され
た駆動プーリ43bが回転することにより、昇降ベルト
43dが所定の方向に循環駆動して、ガイドレール42
に沿って昇降子41と共に支持部材40が上下方向に昇
降駆動する。
【0083】この支持部材40は、後述する制御部50
によって昇降を制御され、具体的には、前記カード貯留
ボックス検出スイッチ64がカード貯留ボックス5の収
納を検出した場合に上限位置まで上昇し、また前記カー
ド検出センサ62が貯留されるプリペイドカード7を所
定時間検出した場合に、該カード検出センサ62がプリ
ペイドカード7を検出しない位置まで下降し、また後述
する扉開閉検出スイッチ54が扉4aの開放を検出した
場合に下限位置まで下降し、また後述する電源スイッチ
49が電源オフ側に操作された場合に下限位置まで下降
する。ここで下限位置は、非干渉領域である取り外し口
5dの位置である。
【0084】なおガイドレール42の近傍には、図13
(a)に示すように、上限センサ42a及び下限センサ
42bが設けられている。この上限センサ42aは、下
方から上方に向けて上昇する支持部材40の昇降可能範
囲における上限位置に設けられる例えば光電スイッチで
あり、同様に下限センサ42bも、上方から下方に向け
て下降する支持部材40の昇降可能範囲における下限位
置(即ち非干渉領域である取り外し口5dの位置)に設
けられる例えば光電スイッチである。
【0085】ここで下限センサ42bは、図13(b)
に示すように、下降駆動される昇降子41の位置検出片
41bが通過した場合に、その旨の信号を制御部50に
伝達するものであり、同様に上限センサ42aも、上昇
駆動される昇降子41の位置検出片41bが通過した場
合に、その旨の信号を制御部50に伝達するものであ
る。
【0086】硬貨誘導シュート45の下方(即ち貯留装
置4の内部における前面側の中部左側)には、図8に示
すように、前後方向に亘って硬貨搬送ベルト46が設け
られている。ここで硬貨搬送ベルト46は、図15
(b)にも示すように、水平軸周りに回転自在に設けら
れる駆動ローラ47bと従動ローラ47cとの間に水平
に張架される無端状のベルトである。
【0087】この硬貨搬送ベルト46は、図10(a)
に示すように、貯留装置4の内部における後面側の中部
に設けられる駆動モータ47aが、後述する制御部50
の制御によって駆動され、図15(b)に示すように、
駆動モータ47aに直結された駆動ローラ47bが回転
することにより、所定の搬送方向(図8及び図15
(b)では上側の搬送ベルトが前方向,下側の戻りベル
トが後方向)に循環駆動して、硬貨8を搬送する。
【0088】なお従動ローラ47cの近傍には、図10
(a)に示すように、駆動検出部47dが設けられてい
る。この駆動検出部47dは、例えばロータリエンコー
ダであり、従動ローラ47cの駆動を検出することによ
り硬貨搬送ベルト46の駆動を検出して、その旨の信号
を後述する制御部50に伝達するものである。
【0089】また硬貨搬送ベルト46の上方には、図8
及び図15(b)に示すように、水平軸周りに回転自在
な整列ローラ47fが設けられている。この整列ローラ
47fは、該硬貨搬送ベルト46上を積層状態で搬送さ
れてきた硬貨8を分離して整列するために、硬貨8が一
枚だけ通過することができるが二枚以上重なった状態で
通過することはできない間隔で、硬貨搬送ベルト46の
上面から離間して設けられている。
【0090】また整列ローラ47fと従動ローラ47c
との間には架設ベルト47eが張架されており、従動ロ
ーラ47cが回転することにより、架設ベルト47eを
介して駆動力を伝達された整列ローラ47fが、硬貨搬
送ベルト46と逆方向に回転するように構成されてい
る。これにより、硬貨搬送ベルト46上を積層状態で搬
送されてきた硬貨8のうち、最下段の一枚目の硬貨8は
整列ローラ47fの位置を通過して搬送方向終端まで搬
送され、重なった状態の二枚目以上の硬貨8は整列ロー
ラ47fに堰き止められて、硬貨8が分離/整列され
る。
【0091】硬貨搬送ベルト46の搬送方向終端の前方
には、図8,図10(a),及び図16(a)に示すよ
うに、前記混在搬送ベルト32上を搬送され、前記硬貨
誘導シュート45上を誘導され、前記硬貨搬送ベルト4
6上を搬送されてきた硬貨8を種類別に分別するための
分別手段である硬貨分別ユニット48が設けられてい
る。
【0092】この硬貨分別ユニット48は、図16
(b),(c)に示すように、硬貨搬送ベルト46の搬
送方向終端から自重により落下する硬貨8を受け入れる
ための硬貨受入通路48bと、該硬貨受入通路48bの
下流に形成され、小径の100円硬貨は通過することが
できるが大径の500円硬貨は通過することができない
硬貨分別孔48aと、該硬貨分別孔48aの下流に形成
され、分別された100円硬貨を後述する硬貨貯留ボッ
クス6の100円硬貨貯留部6dに供給する100円硬
貨通路48c,及び分別された500円硬貨を硬貨貯留
ボックス6の500円硬貨貯留部6eに供給する500
円硬貨通路48dを有する。即ち硬貨分別ユニット48
の内部には、硬貨分別孔48aから三方に分岐する硬貨
受入通路48b,100円硬貨通路48c,及び500
円硬貨通路48dが形成されている。
【0093】なお100円硬貨通路48cの出口近傍に
は、該通路内を落下されてくる100円硬貨の枚数を計
数して、該枚数を制御部50に伝達する100円硬貨カ
ウンタ48eが付設されており、同様に500円硬貨通
路48dの出口近傍には、該通路内を落下されてくる5
00円硬貨の枚数を計数して、該枚数を制御部50に伝
達する500円硬貨カウンタ48fが付設されている。
【0094】硬貨分別ユニット48の下方(即ち貯留装
置4の内部における前面側の下部左側)には、図8乃至
図10に示すように、硬貨貯留ボックス6が設けられて
いる。この硬貨貯留ボックス6は貨幣貯留部の一例であ
って、硬貨分別ユニット48から落下されてくる硬貨8
を種類別に分別して貯留するためのものであり、図10
(b)に示すように、ここでは縦長の箱体が貯留装置4
に対して着脱可能とされた硬貨貯留容器である。
【0095】この硬貨貯留ボックス6の上面は、硬貨分
別ユニット48から供給される硬貨を受け入れるために
開口されている。また硬貨貯留ボックス6の前面には、
硬貨貯留ボックス6を貯留装置4から取り外すための取
っ手6aが設けられている。また硬貨貯留ボックス6の
後面には、後述する硬貨検出センサ63aを挿通するた
めのセンサ挿通孔6b,及び後述する硬貨検出センサ6
3bを挿通するためのセンサ挿通孔6cが形成されてい
る。
【0096】さらに硬貨貯留ボックス6の内部には、1
00円硬貨を貯留するための100円硬貨貯留部6dが
前部に形成され、500円硬貨を貯留するための500
円硬貨貯留部6eが後部に形成されている。ここでは追
加入金処理において100円硬貨よりも500円硬貨が
多く使用されることを想定して、100円硬貨貯留部6
dよりも500円硬貨貯留部6eが大きく形成されてい
る。また100円硬貨貯留部6dは、硬貨貯留ボックス
6の本体から着脱可能に構成されている。
【0097】貯留装置4の内部において、硬貨貯留ボッ
クス6の収納位置の後方には、図10(a)に示すよう
に、500円硬貨の満タンを検出するための硬貨検出セ
ンサ63a,63bが設けられている。この硬貨検出セ
ンサ63a,63bは、貯留される500円硬貨が下段
の硬貨検出センサ63bに接触すると共に上段の硬貨検
出センサ63aに接触することにより500円硬貨の満
タンを検出して、その旨の信号を後述する制御部50に
伝達するものである。
【0098】貯留装置4の内部における前面側の上部に
は、図9(a)に示すように、電源スイッチ49,制御
部50,表示部51,出力部52,操作部53,及び扉
開閉検出スイッチ54が設けられている。また貯留装置
4の扉4aの裏面には押圧部55が設けられており、扉
4aには報知ランプ56及び扉施錠部57が設けられて
いる。
【0099】電源スイッチ49は、貯留装置4の内部に
備えられる各機器に対する電力の供給(電源オン)又は
停止(電源オフ)を操作するためのスイッチである。表
示部51は、貯留装置4の動作の状況を表示するための
ディスプレイである。出力部52は、貯留装置4の動作
の状況を印字出力するためのプリンタである。操作部5
3は、制御部50の制御に関する各種の操作コマンド等
を入力するためのキーボードである。この操作部53に
は、支持部材40を下限位置(即ち非干渉領域である取
り外し口5dの位置)まで下降させる操作コマンドを入
力するための下降スイッチ53aが設けられている。
【0100】扉開閉検出スイッチ54は、貯留装置4の
外部と内部を隔てる扉4aの開閉を検出するための例え
ばマイクロスイッチであり、押圧部55で押圧されるこ
とにより扉4aの閉鎖を検出し、また押圧されないこと
により扉4aの開放を検出して、その旨の信号を後述す
る制御部50に伝達するものである。押圧部55は、扉
4aが閉鎖された場合に扉開閉検出スイッチ54を押圧
する位置に設けられている。
【0101】報知ランプ56は報知手段の一例であっ
て、図1にも示すように、前記各機器の動作の状況(例
えば動作の正常又は異常や、プリペイドカード7及び硬
貨8の詰まり又は満タン等)を外部に報知するためのラ
ンプである。この報知ランプ56は、プリペイドカード
7の満タンを報知する場合と、それ以外の状況を報知す
る場合が、それぞれ区別されて報知されるように構成さ
れており、具体的には、例えば前者の場合に点滅し、後
者の場合に点灯するように構成される。なお前者の場合
と後者の場合をそれぞれ別の色で区別するように構成し
ても良い。扉施錠部57は、扉4aを施錠するための錠
である。
【0102】制御部50は制御手段の一例であるコンピ
ュータであり、図17に示すように、前記電源スイッチ
49,表示部51,出力部52,操作部53,扉開閉検
出スイッチ54,報知ランプ56,混在搬送ベルト32
に係る駆動モータ33a及び駆動検出部33d,硬貨搬
送ベルト46に係る駆動モータ47a及び駆動検出部4
7d,支持部材40に係る駆動モータ43a,上限セン
サ42a,及び下限センサ42bや、前記100円硬貨
カウンタ48e,500円硬貨カウンタ48f,カード
詰まりセンサ61,カード検出センサ62,硬貨検出セ
ンサ63a,63b,カード貯留ボックス検出スイッチ
64と接続されており、これらの各機器の動作を制御す
るものである。
【0103】具体的には、制御部50は、プリペイドカ
ード7の貯留量に基づいて、支持部材40を昇降させる
制御を行うものである。具体的には、前記カード検出セ
ンサ62からプリペイドカード7を所定時間検出した旨
の信号を受信した場合に、該カード検出センサ62がプ
リペイドカード7を検出しない位置まで、支持部材40
を下降させる制御を行う。なおカード検出センサ62に
よるプリペイドカード7の検出に基づいてプリペイドカ
ード7を検出しない位置まで支持部材40を下降させる
制御のパターンとしては、支持部材40を予め定められ
た所定の量(例えば数枚分のプリペイドカード7の厚み
に相当する量)だけ下降させるパターンや、支持部材4
0を適宜の量だけ下降させた後に、カード検出センサ6
2がプリペイドカード7を検出するか否かを再チェック
し、該プリペイドカード7を検出した場合に支持部材4
0を再度適宜の量だけ下降し、該プリペイドカード7を
検出しない場合に制御を終了するパターンや、支持部材
40を下降させながらカード検出センサ62がプリペイ
ドカード7を検出するか否かをチェックし、該プリペイ
ドカード7を検出しなくなる位置で支持部材40の下降
を停止するパターン等がある。即ち、上記いずれの下降
制御パターンであっても、カード検出センサ62がプリ
ペイドカード7を検出しない位置まで支持部材40を下
降させる制御であれば、本発明においては有効である。
【0104】そして制御部50は、遊技用記録媒体貯留
部に貯留されたプリペイドカード7が予め定められた貯
留量に達した場合に、その旨を報知すると共に、混在搬
送ベルト32の動作を停止させる制御を行うものであ
る。具体的には、カード検出センサ62によるプリペイ
ドカード7の検出に基づく支持部材40の下降が繰り返
されて、支持部材40が下限位置(即ち非干渉領域であ
る取り外し口5dの位置)まで下降され、前記下限セン
サ42bから支持部材40が該下限位置に達した旨の信
号を受信した場合に、プリペイドカード7の貯留量が予
め定められた貯留量(ここでは満タン)に達したと判断
し、報知ランプ56を点灯させる制御を行うと共に、混
在搬送ベルト32の動作を停止させる制御を行う。
【0105】ここで予め定められた貯留量は満タンには
限られず、満タンよりも若干少ない量でも良く、任意の
貯留量を定めることができる。また前記報知が行われる
貯留量と、混在搬送ベルト32の動作の停止が行われる
貯留量とを、それぞれ別々に定めることもできる。例え
ば前者を満タンよりも若干少ない量に設定し、後者を満
タンに設定すれば、満タンに近づいた時点で前記報知が
行われ、満タンに達した時点で混在搬送ベルト32の動
作の停止が行われる。
【0106】また制御部50は、スイッチ操作に基づい
て、下限位置(即ち非干渉領域である取り外し口5dの
位置)まで支持部材40を下降させる制御を行うもので
ある。このスイッチ操作は、前記扉開閉検出スイッチ5
4による扉4aの開放の検出や、前記下降スイッチ53
aの操作である。
【0107】さらに制御部50は、貯留装置4の動作を
停止する操作に基づいて、下限位置まで支持部材40を
下降させる制御を行うものである。この貯留装置4の動
作を停止する操作は、前記電源スイッチ49の電源オフ
側への操作である。
【0108】[2.貯留装置の作用]次に、貯留装置4
の作用について説明する。以下においては、まずプリペ
イドカード7の取り扱いに関する動作について説明し、
次にプリペイドカード7が受け付けられている場合にお
ける硬貨8の取り扱いに関する動作について説明する。
【0109】また以下においては、前提として、貯留装
置4に備えられる各機器が既に駆動されているものとす
る。具体的には、電源スイッチ49が電源オン側に操作
され、かつプリペイドカード7が貯留されていないカー
ド貯留ボックス5及び硬貨8が貯留されていない硬貨貯
留ボックス6が貯留装置4の内部における正規の収納位
置に取り付けられ、扉4aが閉鎖されていることによ
り、制御部50の制御によって、駆動モータ33aが駆
動されて混在搬送ベルト32が動作し、駆動モータ47
aが駆動されて硬貨搬送ベルト46が動作し、駆動モー
タ43aが駆動されて支持部材40が上限位置まで上昇
しているものとする。以下においては、この状態を初期
状態と称する。
【0110】なお駆動検出部33dにより混在搬送ベル
ト32の動作が検出されない場合や、駆動検出部47d
により硬貨搬送ベルト46の動作が検出されない場合に
は、各駆動検出部33d,47dからそれらの動作を表
す信号が制御部50に伝達されないために、それらの動
作に異常があると判断され、制御部50の制御によっ
て、報知ランプ56が点灯されて点検が促されると共
に、その旨が表示部51に表示されて異常の内容が明示
される。
【0111】[2−1.プリペイドカードの取り扱いに
関する動作]まず遊技用設備装置において、図6に示す
ように、カード処理ユニット10のカード挿入口11か
ら寝た状態(即ち幅広面を上方に向けた状態)で短辺部
7b側よりプリペイドカード7の挿入が受け付けられる
と、カード処理ユニット10のカードリーダ/ライタに
よりプリペイドカード7から記録情報が読み取られ、該
情報から特定されるプリペイド度数がコントロールユニ
ット(図示外)において記憶されると共に操作部2a
(図1を参照)の度数表示部に表示される。
【0112】次に操作部2aの貸出ボタンが操作される
と、所定の大きさのプリペイド度数(例えば5度数)に
対応する大きさの得点(例えば125点)が付与され、
該得点がパチンコ機2において記憶されると共に操作部
2aの得点表示部に表示され、かつ該所定の大きさのプ
リペイド残数がコントロールユニットに記憶されている
プリペイド残数から減算更新されると共に操作部2aの
度数表示部に表示されているプリペイド残数から減算表
示されて、前記プリペイド玉貸処理が行われる。なお操
作部2aの返却ボタンが操作されると、カード挿入口1
1からプリペイドカード7が返却される。
【0113】次に前記所定の条件が成立した場合(例え
ばプリペイドカード7に係るプリペイド度数がゼロにな
った場合や、該プリペイド度数がゼロになってから追加
入金されることなく所定の時間を経過した場合や、該プ
リペイド度数がゼロになってから新たなプリペイドカー
ド7が挿入された場合や、遊技者によってカード排出ボ
タン(図示外)が操作された場合等)には、カード処理
ユニット10のカード排出口12から寝た状態で短辺部
7b側より遊技に使用されたプリペイドカード7が排出
され、カード誘導路15により該プリペイドカード7が
混在搬送ベルト32上に誘導される。
【0114】具体的には、カード排出口12から排出さ
れたプリペイドカード7は、カード誘導路15の水平
部,湾曲部,及び垂直部を順次通過することにより、寝
た状態から起立した状態に姿勢を変更されてカード誘導
路15の下端から排出される。ここでカード誘導路15
の内部には進入防止部材15cが形成されているので、
カード排出口12から一方の通路15aに排出されるプ
リペイドカード7が他方の通路15bに進入するという
事態が防止される。
【0115】次に図7(a)に示すように、カード誘導
路15の下端から排出されたプリペイドカード7は、ガ
イド部材16にガイドされながら、コンベヤカバー34
に形成された誘導口からカード搬送領域32a内に誘導
され、起立した状態かつ縦長の状態(即ち短辺部7bが
混在搬送ベルト32の上面に当接した状態)で、所定の
搬送方向(図7では太矢印で示す右方向)に搬送され
る。
【0116】次に図7(b)に示すように、混在搬送ベ
ルト32上を搬送されるプリペイドカード7は、長辺部
7aが進行妨害部35に当接して進行を妨害される一
方、なおも混在搬送ベルト32上を搬送されることによ
り、短辺部7bの後端が摩擦力によって混在搬送ベルト
32の上面との当接を維持する一方、短辺部7bの前端
が混在搬送ベルト32の上面から浮き上がり、徐々に後
方傾斜される。
【0117】次に図7(c)に示すように、徐々に後方
傾斜されるプリペイドカード7は、最終的にバランスを
崩して搬送方向後方に回転され、起立した状態かつ搬送
方向に横長の状態(即ち長辺部7aが混在搬送ベルト3
2の上面に当接する状態)に向きを変更されて、混在搬
送ベルト32上のカード搬送領域32a内を搬送方向終
端まで搬送される。
【0118】次に貯留装置4において、図8に示すよう
に、混在搬送ベルト32上を搬送方向終端まで搬送され
たプリペイドカード7は、奥側の幅広面が姿勢変更部材
36に当接する一方、なおも混在搬送ベルト32上を搬
送されることにより、徐々に手前側に傾斜され、コンベ
ヤカバー34の終端から完全に露出した時点で最終的に
バランスを崩して、起立した状態から寝た状態に姿勢を
変更され、混在搬送ベルト32上を搬送方向終端まで搬
送される。
【0119】次に混在搬送ベルト32上を搬送方向終端
まで搬送されたプリペイドカード7は、隙間37から落
下せずにカード誘導コンベヤ38に供給され、カード誘
導コンベヤ38上を自重により滑落してカード貯留ボッ
クス5の内部に誘導されて貯留される。ここでプリペイ
ドカード7は、図11(a)に示すように、支持部40
aが搬送方向に下り傾斜している支持部材40に支持さ
れると共に、カード貯留ボックス5の前壁に当接した状
態で貯留される。
【0120】以上の動作が繰り返されることにより、プ
リペイドカード7がカード貯留ボックス5の内部に積層
状態で貯留される。ここで所定の枚数(例えば数枚分)
のプリペイドカード7が貯留されると、カード検出セン
サ62によりプリペイドカード7が所定時間検出され、
カード検出センサ62からその旨の信号が伝達された制
御部50の制御によって、駆動モータ43aが駆動され
て支持部材40が動作し、カード検出センサ62がプリ
ペイドカード7を検出しない位置まで下降されて、貯留
領域が形成される。
【0121】ここでカード検出センサ62によるプリペ
イドカード7の検出に基づく下降が繰り返されて、支持
部材40が下限位置(即ち非干渉領域である取り外し口
5dの位置)まで下降されると、下限センサ42bによ
り該下限位置に達したことが検出され、下限センサ42
bからその旨の信号が制御部50に伝達されて、プリペ
イドカード7の貯留量が予め定められた貯留量(例えば
満タン)に達したと判断され、該制御部50の制御によ
って、報知ランプ56が点滅されてカード貯留ボックス
5の交換が促されと共に、駆動モータ33aの駆動が停
止されて混在搬送ベルト32の動作が停止される。
【0122】なおプリペイドカード7の貯留中において
プリペイドカード7が詰まると、カード詰まりセンサ6
1によりプリペイドカード7の詰まりが検出され、カー
ド詰まりセンサ61からその旨の信号が伝達された制御
部50の制御によって、駆動モータ33aの駆動が停止
されて混在搬送ベルト32の動作が停止され、報知ラン
プ56が点灯されて点検が促されると共に、その旨が表
示部51に表示されて異常の内容が明示される。
【0123】その後に扉4aが開放されると、扉開閉検
出スイッチ54により該開放が検出され、扉開閉検出ス
イッチ54からその旨の信号が伝達された制御部50の
制御によって、駆動モータ33aの駆動が停止されて混
在搬送ベルト32の動作が停止される。それと共に、該
制御部50の動作によって、駆動モータ43aが駆動さ
れて支持部材40が動作し、支持部材40が下限位置
(即ち非干渉領域である取り外し口5dの位置)まで下
降されると、下限センサ42bにより該下限位置に達し
たことが検出され、下限センサ42bからその旨の信号
が伝達された制御部50の制御によって、駆動モータ4
3aの駆動が停止されて支持部材40の動作が停止され
ると共に、その旨が表示部51に表示されてカード貯留
ボックス5を取り外し可能である旨が明示される。
【0124】なお下降スイッチ53aの操作によって
も、同様に支持部材40を下限位置まで下降させること
ができる。また支持部材40が下限位置まで下降する途
中において載置部5eの位置を通過する際に、支持部材
40に支持されていたプリペイドカード7が該載置部5
eに受け替えられて載置される。このように支持部材4
0が下限位置まで下降するので、支持部材40と干渉す
ることなくカード貯留ボックス5を取り外して、積層状
態で貯留されたプリペイドカード7を回収することがで
きる。
【0125】そして次なるカード貯留ボックス5である
予備貯留ボックス5’が貯留装置4の内部における正規
の収納位置に取り付けられ、扉4aが閉鎖されると、扉
開閉検出スイッチ54により該閉鎖が検出され、扉開閉
検出スイッチ54からその旨の信号が伝達された制御部
50の制御によって、駆動モータ43aが駆動されて支
持部材40が動作し、支持部材40が上限位置まで上昇
されると、上限センサ42aにより該上限位置に達した
ことが検出され、上限センサ42aからその旨の信号が
伝達された制御部50の制御によって、駆動モータ43
aの駆動が停止されて支持部材40の動作が停止され
る。それと共に、該制御部50の制御によって、駆動モ
ータ33aが駆動されて混在搬送ベルト32が再び動作
され、前記初期状態となる。
【0126】なおカード貯留ボックス5が所定の収納位
置に収納されておらず、カード貯留ボックス検出スイッ
チ64により該収納が検出されない場合には、カード貯
留ボックス検出スイッチ64からカード貯留ボックス5
が不在である旨の信号が制御部50に伝達され、たとえ
扉4aが閉鎖されても、支持部材40は上昇動作され
ず、混在搬送ベルト32も再動作されない。従って、カ
ード貯留ボックス5が収納されていないにも拘わらずプ
リペイドカード7が搬送されるという事態が防止され
る。
【0127】また例えば閉店処置時等において貯留装置
4の内部に備えられる各機器の動作を停止すべく、電源
スイッチ49が電源オフ側に操作されると、前記扉4a
が開放された場合と同様に、支持部材40が下限位置
(即ち非干渉領域である取り外し口5dの位置)まで下
降されてから、貯留装置4の動作が停止される。従っ
て、電源オフの場合であっても支持部材40が干渉領域
の位置で停止してしまうことがないので、支持部材40
と干渉することなくカード貯留ボックス5を取り外し
て、積層状態で貯留されたプリペイドカード7を回収す
ることができる。
【0128】[2−2.硬貨の取り扱いに関する動作]
まず遊技用設備装置において、図6に示すように、カー
ド処理ユニット10により前記の如くプリペイドカード
7が受け付けられている。次に硬貨識別ユニット20の
硬貨投入口21から硬貨8(100円硬貨又は500円
硬貨)の投入が受け付けられると、硬貨識別ユニット2
0の識別機により硬貨8の識別が行われる。ここで硬貨
8を識別できない場合には、該硬貨8が(必要に応じて
硬貨返却レバー23の操作により)硬貨返却口24から
返却される。
【0129】一方、該硬貨8を識別できた場合には、コ
ントロールユニット(図示外)により、硬貨8の価値に
対応する大きさのプリペイド度数が、プリペイドカード
7に記録された情報から特定される大きさのプリペイド
度数に対して加算更新されると共に、操作部2aの度数
表示部に表示されているプリペイド度数が加算表示され
て、前記追加入金処理が行われる。
【0130】それと共に、硬貨識別ユニット20の硬貨
排出口22から識別された硬貨8が排出され、硬貨誘導
路25により該硬貨8が混在搬送ベルト32上に誘導さ
れる。具体的には、硬貨誘導路25の下端から排出され
た硬貨8は、硬貨搬送領域32b内に誘導され、混在搬
送ベルト32上の硬貨搬送領域32b内を寝た状態で搬
送方向終端まで搬送される。
【0131】次に貯留装置4において、図8に示すよう
に、混在搬送ベルト32上を搬送方向終端まで搬送され
た硬貨8は、隙間37から落下して硬貨誘導シュート4
5に供給され、硬貨誘導シュート45上を自重により滑
落して硬貨搬送ベルト46上に誘導され、硬貨搬送ベル
ト46上を寝た状態で搬送方向終端まで搬送される。な
お仮に硬貨8が積層状態で硬貨搬送ベルト46上を搬送
される場合であっても、前記整列ローラ47fにより該
硬貨8は分離/整列される。
【0132】次に硬貨搬送ベルト46上を搬送方向終端
まで搬送された硬貨8は、自重により落下して硬貨分別
ユニット48に供給され、硬貨受入通路48bの内部を
落下して硬貨分別孔48aに至る。ここで100円硬貨
は、硬貨分別孔48aを通過して100円硬貨通路48
cの内部を落下し、100円硬貨カウンタ48eにより
計数されて硬貨分別ユニット48から排出されて硬貨貯
留ボックス6の100円硬貨貯留部6dに供給される一
方、500円硬貨は、硬貨分別孔48aを通過せずに5
00円硬貨通路48dの内部を落下し、500円硬貨カ
ウンタ48fにより計数されて硬貨分別ユニット48か
ら排出されて硬貨貯留ボックス6の500円硬貨貯留部
6eに供給され、硬貨8が種類別に分別される。なお計
数された100円硬貨及び500円硬貨の枚数は、制御
部50に伝達されて記憶されると共に、表示部51に表
示される。
【0133】以上の動作が繰り返されることにより、硬
貨8が硬貨貯留ボックス6の内部に種類別に分別されて
貯留される。ここで前記硬貨検出センサ63a,63b
により500円硬貨の満タンが検出されると、報知ラン
プ56が点灯されて硬貨貯留ボックス6の交換が促され
る。
【0134】その後に扉4aが開放されると、扉開閉検
出スイッチ54により該開放が検出され、扉開閉検出ス
イッチ54からその旨の信号が伝達された制御部50の
制御によって、駆動モータ47aの駆動が停止されて硬
貨搬送ベルト46の動作が停止されると共に、その旨が
表示部51に表示されて硬貨貯留ボックス6を取り外し
可能である旨が明示される。従って、硬貨貯留ボックス
6を取り外して、種類別に分別された硬貨8を回収する
ことができる。
【0135】そして別の硬貨貯留ボックス6が貯留装置
4の内部における正規の収納位置に取り付けられ、扉4
aが閉鎖されると、扉開閉検出スイッチ54により該閉
鎖が検出され、扉開閉検出スイッチ54からその旨の信
号が伝達された制御部50の制御によって、駆動モータ
47aが駆動されて硬貨搬送ベルト46が再び動作さ
れ、前記初期状態となる。
【0136】[3.貯留装置の変形例]最後に、貯留装
置の変形例について説明する。
【0137】まず上記の実施の形態では、貯留装置4に
おいてプリペイドカード7と硬貨8の双方が貯留される
例について説明したが、本発明はこれに限られず、少な
くともプリペイドカード7が貯留されるものであれば良
い。同様に、上記の実施の形態では、混在搬送ベルト3
2においてプリペイドカード7と硬貨8が混在搬送され
る例について説明したが、本発明はこれに限られず、少
なくともプリペイドカード7が搬送されるものであれば
良い。
【0138】また上記の実施の形態では、混在搬送ベル
ト32において、プリペイドカード7が起立した状態か
つ搬送方向に横長の状態で搬送される例について説明し
たが、本発明はこれに限られず、例えばプリペイドカー
ド7が寝た状態で搬送されるものでも良く、またプリペ
イドカード7が搬送方向に直交する方向に横長の状態で
搬送されるものでも良い。即ち搬送されるプリペイドカ
ード7の姿勢や向きは特に限定されない。
【0139】また上記の実施の形態では、混在搬送ベル
ト32において、貨幣として硬貨8が搬送される例につ
いて説明したが、本発明はこれに限られず、搬送路にお
いて、貨幣として紙幣が搬送されるように構成しても良
い。
【0140】また上記の実施の形態では、混在搬送ベル
ト32において、プリペイドカード7を搬送するカード
搬送領域32aと硬貨8を搬送する硬貨搬送領域32b
とを分けている例について説明したが、本発明はこれに
限られず、混在搬送ベルト32において、プリペイドカ
ード7と硬貨8とを同一の領域で搬送するように構成し
ても良い。
【0141】また上記の実施の形態では、遊技用記録媒
体貯留部が貯留装置4に対して着脱可能なカード貯留ボ
ックス5であり、硬貨貯留部が貯留装置4に対して着脱
可能な硬貨貯留ボックス6である例について説明した
が、本発明はこれに限られず、遊技用記録媒体貯留部や
硬貨貯留部が貯留装置4に対して着脱不能なもの、即ち
それらが貯留装置4の内部に形成される領域であるよう
に構成しても良い。
【0142】また上記の実施の形態では、プリペイドカ
ード7を貯留するカード貯留ボックス5と硬貨8を貯留
する硬貨貯留ボックス6とを分けている例について説明
したが、本発明はこれに限られず、一つの貯留部内に、
プリペイドカード7を貯留するカード貯留領域と硬貨8
を貯留する硬貨貯留領域が別々に形成されるように構成
しても良い。
【0143】また上記の実施の形態では、プリペイドカ
ード7と硬貨8を振り分けて別々に貯留する例について
説明したが、本発明はこれに限られず、両者を振り分け
ずに同一の領域に貯留するように構成しても良い。同様
に、上記の実施の形態では、100円硬貨と500円硬
貨を分別して種類別に貯留する例について説明したが、
本発明はこれに限られず、両者を分別せずに同一の領域
に貯留するように構成しても良い。
【0144】また上記の実施の形態では、100円硬貨
カウンタ48eにより計数された100円硬貨の枚数及
び500円硬貨カウンタ48fにより計数された500
円硬貨の枚数が制御部50に伝達されて記憶される例に
ついて説明したが、本発明はこれに限られず、それらの
枚数が、該制御部50から通信インターフェース(図示
外)を介して、パチンコ機2の動作の状況や売上の状況
等を管理するために遊技場に設けられるホールコンピュ
ータ(図示外)に伝達されるように構成しても良い。
【0145】また上記の実施の形態では、下限センサ4
2bにより位置検出片41bが検出された場合にプリペ
イドカード7の貯留量が満タンであると把握される例に
ついて説明したが、本発明はこれに限られず、例えば支
持部材40がカード検出センサ62によるプリペイドカ
ード7の検出に基づいて下降された回数をカウントし、
該下降の量と回数を乗じることによりプリペイドカード
7の貯留量を把握したり、またリニアエンコーダ等のカ
ード貯留量センサ(図示外)を設けてプリペイドカード
7の貯留量を把握するように構成しても良い。
【0146】また上記の実施の形態では、カード詰まり
センサ61及びカード検出センサ62において、正面か
ら向かって左側に発光部,右側に受光部がある例につい
て説明したが、本発明はこれに限られず、例えば右側に
発光部,左側に受光部があるように構成しても良く、ま
た右側又は左側のいずれか一方に受発光部,他方に反射
部があるように構成しても良い。
【0147】また上記の実施の形態では、カード検出セ
ンサ62がプリペイドカード7を所定時間検出した場合
に支持部材40が下降する例について説明したが、本発
明はこれに限られず、例えば貯留されるプリペイドカー
ド7の枚数をカウントするカード枚数カウンタを設け、
該カード枚数カウンタによるカウントが予め定められた
所定の枚数に達した場合に支持部材40が下降するよう
に構成しても良い。この場合における支持部材40を下
降させる制御のパターンは、前記いずれの下降制御パタ
ーンでも良い。
【0148】また上記の実施の形態では、カード検出セ
ンサ62がプリペイドカード7を非接触状態で所定時間
検出した場合に支持部材40が下降する例について説明
したが、本発明はこれに限られず、プリペイドカード7
を接触状態で検出した場合に支持部材40が下降するよ
うに構成しても良い。具体的には、例えば支持部材40
における支持部40aの上面に重量センサを設け、該重
量センサにより計量された重量が予め定められた重量に
達した場合に支持部材40が下降するように構成しても
良く、またカード貯留ボックス5における側壁から内部
に向けて突出する態様でマイクロスイッチを設け、該マ
イクロスイッチにプリペイドカード7が所定時間接触し
てスイッチオンとなった場合に支持部材40が下降する
ように構成しても良い。
【0149】また上記の実施の形態では、カード検出セ
ンサ62がプリペイドカード7の幅広面に対向する位置
(即ち発光部と受光部とを結ぶ線が水平に対して所定の
角度θだけ傾斜する位置)に設けられる例について説明
したが、本発明はこれに限られず、カード検出センサ6
2がプリペイドカード7の外周縁部に対向する位置(即
ち発光部と受光部とを結ぶ線が水平となる位置)に設け
られるように構成しても良い。
【0150】また上記の実施の形態では、硬貨検出セン
サ63a,63bが500円硬貨の満タンを検出する例
について説明したが、本発明はこれに限られず、別個の
センサを設けて100円硬貨の満タンを検出するように
構成しても良い。
【0151】なお上記の実施の形態では、玉貸処理とし
て、遊技用有価価値の大きさを遊技者が遊技に使用する
ためのプリペイド玉貸処理が行われる例について説明し
たが、本発明はこれに限られず、例えば貯玉数や貯メダ
ル数(即ち遊技機にて遊技を行うことにより獲得した獲
得有価価値の大きさが貯蓄されてなる貯蓄有価価値の大
きさの一例)を特定可能な情報として例えばカードID
が記録された会員カードの記録情報を少なくとも読み取
り、該情報から特定される大きさの貯玉数や貯メダル数
を遊技者に返却するための貯玉/貯メダル再プレイ処理
が行われるように構成しても良い。この場合には、会員
カードに係る貯玉数や貯メダル数がゼロになっても該会
員カードは回収されないが、例えば識別できない会員カ
ードを回収するように構成することが可能である。
【0152】また上記の実施の形態では、貨幣の投入に
よって追加入金処理が行われる例について説明したが、
本発明はこれに限られず、例えば投入された貨幣の金額
に基づく大きさのプリペイド度数を特定可能な情報が記
録された新規のプリペイドカード7を発行する発行処理
が行われるように構成しても良く、また投入された貨幣
の金額に対応する数の遊技媒体を貸し出す現金玉貸処理
や、投入された貨幣の金額に対応する大きさの得点を付
与する処理が行われるように構成しても良い。
【0153】また上記の実施の形態では、カード挿入口
11及び硬貨投入口21がパチンコ機2の上部に設けら
れている例について説明したが、本発明はこれに限られ
ず、それらがパチンコ機2に対応して側部に設けられる
ように構成しても良い。また上記の実施の形態では、プ
リペイドカード7が寝た状態で短辺部7b側よりカード
挿入口11に挿入される例について説明したが、本発明
はこれに限られず、カード挿入口がパチンコ機2の上部
又は側部のいずれに設けられる場合においても、プリペ
イドカード7がカード挿入口に挿入される姿勢は、寝た
状態でも起立した状態でも良く、またプリペイドカード
7がカード挿入口に挿入される向きは、短辺部7b側か
らでも長辺部7a側からでも良い。
【0154】また上記の実施の形態では、向き変更手段
がカード誘導路15の搬送方向前方に設けられる進行妨
害部35である例について説明したが、本発明はこれに
限られず、例えば向き変更手段がカード誘導路15の内
部に設けられ、カード誘導路15の内部においてプリペ
イドカード7の向きが変更されてカード誘導路15から
排出され、プリペイドカード7の長辺部7aが混在搬送
ベルト32の上面に当接するように構成しても良い。
【0155】また上記の実施の形態では、遊技媒体がパ
チンコ玉である例について説明したが、本発明はこれに
限られず、遊技媒体は、例えばメダル,点数,さらには
後述する画像式のパチンコ機やスロットマシン等におけ
る画像にて形成されたパチンコ玉やメダル等であっても
良く、これら遊技媒体は、遊技において使用される媒体
であれば、本発明の遊技媒体に含まれるものであり、そ
の形態が限定されるものではない。
【0156】さらに上記の実施の形態では、遊技機が封
入式のパチンコ機2である例について説明したが、本発
明はこれに限られず、遊技機は、例えばパチンコ玉が外
部に払い出される通常のパチンコ機,メダルやパチンコ
玉が外部に払い出されるスロットマシンやパチロット,
メダルが外部に払い出されることなく遊技可能なクレジ
ット式のスロットマシン等であっても良く、さらにはパ
チンコ玉やメダル等を用いずにデータ等により遊技可能
な遊技機,遊技盤やパチンコ玉が画像にて表示される画
像式のパチンコ機,リールが画像にて表示される画像式
のスロットマシン等であっても良く、その形態が限定さ
れるものではない。
【0157】
【発明の効果】本発明に係る遊技用記録媒体貯留装置に
よれば、以下のような効果を奏する。
【0158】まず請求項1に係る遊技用記録媒体貯留装
置によれば、遊技用記録媒体の貯留量に基づいて、制御
手段により、該遊技用記録媒体を支持する支持部材を昇
降させる制御が行われ、積層状態で貯留される遊技用記
録媒体の高さ位置を制御できる(例えば高さ位置をほぼ
一定に保つことができる)ので、従来の遊技用記録媒体
貯留部の如く貯留される遊技用記録媒体の自重に依存し
て貯留領域が形成されるものと比較して、遊技用記録媒
体を安定して積層状態で貯留することができる。
【0159】また請求項2に係る遊技用記録媒体貯留装
置によれば、遊技用記録媒体検出手段が遊技用記録媒体
を所定時間検出した場合に、制御手段により、遊技用記
録媒体検出手段が遊技用記録媒体を検出しない位置まで
支持部材を下降させる制御が行われるので、遊技用記録
媒体が所定時間検出されない場合(例えば落下する遊技
用記録媒体が一瞬だけ検出される場合)には、支持部材
を下降させる制御は行われず、支持部材の誤作動が防止
される。
【0160】また請求項3に係る遊技用記録媒体貯留装
置によれば、遊技用記録媒体を非接触状態で検出する遊
技用記録媒体検出手段が、該遊技用記録媒体の幅広面に
対向する位置に設けられているので、仮に積層状態で貯
留される遊技用記録媒体の間に異物が挟まっている場合
であっても、該遊技用記録媒体の幅広面を非接触状態で
確実に検出できる。
【0161】また請求項4に係る遊技用記録媒体貯留装
置によれば、遊技用記録媒体貯留部が遊技用記録媒体貯
留装置に対して着脱可能であるので、遊技用記録媒体貯
留部を遊技用記録媒体貯留装置から取り外すことによ
り、遊技用記録媒体を容易に回収できる。
【0162】また請求項5に係る遊技用記録媒体貯留装
置によれば、遊技用記録媒体貯留部検出手段が遊技用記
録媒体貯留部を検出しない場合に、搬送路が動作を停止
するので、遊技用記録媒体貯留部が収納されていないに
も拘わらず遊技用記録媒体が搬送されるという事態が防
止される。
【0163】また請求項6に係る遊技用記録媒体貯留装
置によれば、予備の遊技用記録媒体貯留部と、それを収
納する収納部を備え、遊技用記録媒体の回収にあたって
遊技用記録媒体貯留部を取り外した後に、直ちに次なる
遊技用記録媒体貯留部を取り付けることができるので、
取り外した遊技用記録媒体貯留部から遊技用記録媒体を
抜き取る作業を直ちに行わなくても良い。
【0164】また請求項7に係る遊技用記録媒体貯留装
置によれば、案内手段により遊技用記録媒体貯留部が正
規の収納位置に案内されるので、支持部材を傷つけるこ
となく遊技用記録媒体貯留部を取り付けることができ
る。
【0165】また請求項8に係る遊技用記録媒体貯留装
置によれば、遊技用記録媒体貯留部を遊技用記録媒体貯
留装置から取り外す場合に、スイッチ操作に基づいて、
制御手段により、遊技用記録媒体貯留部と干渉しない非
干渉領域の位置まで支持部材を下降させる制御が行われ
るので、遊技用記録媒体貯留部の内部に積層状態で貯留
された遊技用記録媒体が自重により落下してバラバラに
なる事態が防止されると共に、遊技用記録媒体貯留部と
支持部材が干渉して故障を生ずるという事態が防止され
る。
【0166】また請求項9に係る遊技用記録媒体貯留装
置によれば、遊技用記録媒体貯留装置の外部と内部を隔
てる扉の開放に伴って、非干渉領域の位置まで支持部材
を下降させる制御が行われるので、特段のスイッチ操作
をする必要がない。
【0167】また請求項10に係る遊技用記録媒体貯留
装置によれば、遊技用記録媒体貯留装置の動作を停止す
る操作(例えば電源オフの操作)に基づいて、制御手段
により、非干渉領域の位置まで支持部材を下降させる制
御が行われるので、電源オフの場合であっても遊技用記
録媒体貯留部を取り外して、積層状態で貯留された遊技
用記録媒体を回収することができる。
【0168】また請求項11に係る遊技用記録媒体貯留
装置によれば、非干渉領域まで支持部材が下降する場合
に、支持部材に支持されていた遊技用記録媒体が、遊技
用記録媒体貯留部の内部に設けられる載置部に載置され
るので、簡単な構造で、積層状態で貯留された遊技用記
録媒体を支持部材から載置部に受け替えて遊技用記録媒
体貯留部の内部に残存させることができる。
【0169】また請求項12に係る遊技用記録媒体貯留
装置によれば、報知手段により、遊技用記録媒体貯留部
に貯留された遊技用記録媒体が予め定められた貯留量
(例えば満タンや、満タンよりも若干少ない量等)に達
した場合にその旨が報知されるので、該報知に基づい
て、遊技用記録媒体が遊技用記録媒体貯留部からあふれ
る前に該遊技用記録媒体を回収することができる。
【0170】また請求項13に係る遊技用記録媒体貯留
装置によれば、制御手段により、遊技用記録媒体貯留部
に貯留された遊技用記録媒体が予め定められた貯留量
(例えば満タンや、満タンよりも若干少ない量等)に達
した場合に搬送路の動作を停止させる制御が行われ、該
貯留量を超えて遊技用記録媒体が搬送されることがない
ので、該遊技用記録媒体が遊技用記録媒体貯留部からあ
ふれて詰まりを生ずることがなく、周辺機器に故障が生
ずるという事態が防止される。
【0171】また請求項14に係る遊技用記録媒体貯留
装置によれば、支持部材が搬送方向に(即ち基端側から
先端側に向けて)下り傾斜しているので、遊技用記録媒
体を遊技用記録媒体貯留部の前壁に当接した状態で貯留
でき、遊技用記録媒体を確実に積層できる。
【0172】また請求項15に係る遊技用記録媒体貯留
装置によれば、遊技用記録媒体貯留装置の動作の状況を
表示する表示部を備えているので、該状況(例えば正常
又は異常等)を的確に把握できる。
【0173】さらに請求項16に係る遊技用記録媒体貯
留装置によれば、搬送路上を混在搬送される遊技用記録
媒体と貨幣が振り分け手段により振り分けられ、それら
が遊技用記録媒体貯留部と貨幣貯留部に別々に貯留され
るので、遊技用記録媒体と貨幣の分別作業を行わなくて
も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は遊技島の全体を表す斜視図である。
【図2】図2は遊技島の内部構造を表す正面図である。
【図3】図3は遊技島の内部構造を表す斜視図である。
【図4】図4は混在搬送機構を模式的に表す正面図であ
る。
【図5】図5は図4のA−A線断面図である。
【図6】図6はカード処理ユニット及び硬貨処理ユニッ
トの近傍を表す斜視図である。
【図7】図7はカードの向きが変更される状態を表す正
面図である。
【図8】図8は貯留装置の内部構造を表す斜視図であ
る。
【図9】図9(a)は貯留装置の内部構造を表す正面図
であり、図9(b)はカード貯留ボックスを表す斜視図
である。
【図10】図10(a)は貯留装置の内部構造を表す側
面図であり、図10(b)は硬貨貯留ボックスを表す斜
視図である。
【図11】図11(a)はカード貯留ボックス及び支持
部材を表す側面図であり、図11(b)は図11(a)
のB−B線断面図であり、図11(c)は図11(a)
のC−C線断面図であり、図11(d)はカード検出セ
ンサによるプリペイドカードの検出を模式的に表す正面
断面図である。
【図12】図12はカード詰まりセンサ及びカード検出
センサを表す斜視図である。
【図13】図13(a)は貯留装置の内部構造を表す正
面図であり、図13(b)は支持部材及び昇降子を表す
斜視図である。
【図14】図14は支持部材の駆動に係る機構を表す斜
視図である。
【図15】図15(a)は混在搬送ベルトの駆動に係る
機構を表す斜視図であり、図15(b)は硬貨搬送ベル
トの駆動に係る機構を表す斜視図である。
【図16】図16(a)は貯留装置の内部構造を表す側
面図であり、図16(b)は硬貨分別ユニットを表す斜
視図であり、図16(c)は他の角度から硬貨分別ユニ
ットを表す斜視図である。
【図17】図17は貯留装置を表す機能ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…遊技島 1a…紙幣搬送機構収容部 1b…幕板 2…パチンコ機 2a…操作部 3…紙幣搬送機構 3a…紙幣挿入口 3b…紙幣識別ユニット 3c…紙幣搬送路 3d…紙幣貯留ボックス 4…貯留装置 4a…扉 4b…位置決め溝 5…カード貯留ボックス 5a…前壁開閉部 5b…取っ手 5c…昇降溝 5d…取り外し口 5e…載置部 5f…詰まり検出孔 5g…カード検出孔 5h…位置決め部材 5’…予備貯留ボックス 6…硬貨貯留ボックス 6a…取っ手 6b…センサ挿通孔 6c…センサ挿通孔 6d…100円硬貨貯留部 6e…500円硬貨貯留部 7…プリペイドカード 7a…長辺部 7b…短辺部 8…硬貨 10…カード処理ユニット 11…カード挿入口 12…カード排出口 15…カード誘導路 15a…一方の通路 15b…他方の通路 15c…進入防止部材 16…ガイド部材 20…硬貨識別ユニット 21…硬貨投入口 22…硬貨排出口 23…硬貨返却レバー 24…硬貨返却口 25…硬貨誘導路 30…混在搬送機構 31…コンベヤフレーム 32…混在搬送ベルト 32a…カード搬送領域 32b…硬貨搬送領域 33a…駆動モータ 33b…伝動ベルト 33c…駆動ローラ 33d…駆動検出部 33e…従動ローラ 33f…ガイドローラ 34…コンベヤカバー 35…進行妨害部 36…姿勢変更部材 37…隙間 38…カード誘導コンベヤ 40…支持部材 40a…支持部 40b…基端部 41…昇降子 41a…接続片 41b…位置検出片 42…ガイドレール 42a…上限センサ 42b…下限センサ 43a…駆動モータ 43b…駆動プーリ 43c…従動プーリ 43d…昇降ベルト 44…施錠部 45…硬貨誘導シュート 46…硬貨搬送ベルト 47a…駆動モータ 47b…駆動ローラ 47c…従動ローラ 47d…駆動検出部 47e…架設ベルト 47f…整列ローラ 48…硬貨分別ユニット 48a…硬貨分別孔 48b…硬貨受入通路 48c…100円硬貨通路 48d…500円硬貨通路 48e…100円硬貨カウンタ 48f…500円硬貨カウンタ 49…電源スイッチ 50…制御部 51…表示部 52…出力部 53…操作部 53a…下降スイッチ 54…扉開閉検出スイッチ 55…押圧部 56…報知ランプ 57…扉施錠部 61…カード詰まりセンサ 62…カード検出センサ 63a…硬貨検出センサ 63b…硬貨検出センサ 64…カード貯留ボックス検出スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BA88 BB19 BB36 BC78 BC79 3E044 AA05 AA06 BA01 BA02 BA06 DB12 DB15 FA03 FA07 FA13

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機が複数設置された遊技島に設けられ
    た搬送路を通じて搬送された遊技用記録媒体を貯留する
    遊技用記録媒体貯留装置であって、 前記遊技用記録媒体を積層状態で貯留する遊技用記録媒
    体貯留部と、 前記遊技用記録媒体貯留部に貯留される前記遊技用記録
    媒体を支持する支持部材と、 前記支持部材を前記遊技用記録媒体の貯留量に基づいて
    昇降させる制御を行う制御手段と、 を備えることを特徴とする遊技用記録媒体貯留装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した遊技用記録媒体貯留装
    置であって、 前記貯留された遊技用記録媒体を検出する遊技用記録媒
    体検出手段を備え、 前記制御手段は、前記遊技用記録媒体検出手段が前記遊
    技用記録媒体を所定時間検出した場合に、該遊技用記録
    媒体検出手段が該遊技用記録媒体を検出しない位置まで
    前記支持部材を下降させる制御を行うことを特徴とする
    遊技用記録媒体貯留装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載した遊技用記録媒体貯留装
    置であって、 前記遊技用記録媒体検出手段は、前記遊技用記録媒体を
    非接触状態で検出し、前記貯留される遊技用記録媒体の
    幅広面に対向する位置に設けられることを特徴とする遊
    技用記録媒体貯留装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊
    技用記録媒体貯留装置であって、 前記遊技用記録媒体貯留部は、前記遊技用記録媒体貯留
    装置に対して着脱可能であることを特徴とする遊技用記
    録媒体貯留装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載した遊技用記録媒体貯留装
    置であって、 前記遊技用記録媒体貯留部が前記遊技用記録媒体貯留装
    置に収納されているか否かを検出する遊技用記録媒体貯
    留部検出手段を備え、 前記遊技用記録媒体貯留部検出手段が前記遊技用記録媒
    体貯留部を検出しない場合に、前記搬送路は動作を停止
    することを特徴とする遊技用記録媒体貯留装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5に記載した遊技用記録媒体
    貯留装置であって、 予備の遊技用記録媒体貯留部と、該予備の遊技用記録媒
    体貯留部を収納する収納部と、を備えることを特徴とす
    る遊技用記録媒体貯留装置。
  7. 【請求項7】請求項4〜6のいずれか1つに記載した遊
    技用記録媒体貯留装置であって、 前記遊技用記録媒体貯留部を正規の収納位置に案内する
    案内手段を備えることを特徴とする遊技用記録媒体貯留
    装置。
  8. 【請求項8】請求項4〜7のいずれか1つに記載した遊
    技用記録媒体貯留装置であって、 前記遊技用記録媒体貯留部は、 前記支持部材が干渉することで前記遊技用記録媒体貯留
    部を前記遊技用記録媒体貯留装置から取り外すことがで
    きない干渉領域と、 前記干渉領域の下方に形成され、前記支持部材と干渉せ
    ずに前記遊技用記録媒体貯留部を前記遊技用記録媒体貯
    留装置から取り外すことができる非干渉領域とを有し、 前記制御手段は、スイッチ操作に基づいて、前記非干渉
    領域の位置まで前記支持部材を下降させる制御を行うこ
    とを特徴とする遊技用記録媒体貯留装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載した遊技用記録媒体貯留装
    置であって、 前記スイッチ操作は、前記遊技用記録媒体貯留装置の外
    部と内部を隔てる扉の開放であることを特徴とする遊技
    用記録媒体貯留装置。
  10. 【請求項10】請求項8又は9に記載した遊技用記録媒
    体貯留装置であって、 前記制御手段は、前記遊技用記録媒体貯留装置の動作を
    停止する操作に基づいて、前記非干渉領域の位置まで前
    記支持部材を下降させる制御を行うことを特徴とする遊
    技用記録媒体貯留装置。
  11. 【請求項11】請求項8〜10のいずれか1つに記載し
    た遊技用記録媒体貯留装置であって、 前記非干渉領域まで下降する前記支持部材が通過可能で
    あり、該支持部材に支持されていた前記遊技用記録媒体
    が載置される載置部が、前記遊技用記録媒体貯留部の内
    部に設けられることを特徴とする遊技用記録媒体貯留装
    置。
  12. 【請求項12】請求項1〜11のいずれか1つに記載し
    た遊技用記録媒体貯留装置であって、 前記遊技用記録媒体貯留部に貯留された前記遊技用記録
    媒体が予め定められた貯留量に達した場合に、その旨を
    報知する報知手段を備えることを特徴とする遊技用記録
    媒体貯留装置。
  13. 【請求項13】請求項1〜12のいずれか1つに記載し
    た遊技用記録媒体貯留装置であって、 前記制御手段は、前記遊技用記録媒体貯留部に貯留され
    た前記遊技用記録媒体が予め定められた貯留量に達した
    場合に、前記搬送路の動作を停止させる制御を行うこと
    を特徴とする遊技用記録媒体貯留装置。
  14. 【請求項14】請求項1〜13のいずれか1つに記載し
    た遊技用記録媒体貯留装置であって、 前記支持部材は、搬送方向に下り傾斜していることを特
    徴とする遊技用記録媒体貯留装置。
  15. 【請求項15】請求項1〜14のいずれか1つに記載し
    た遊技用記録媒体貯留装置であって、 該遊技用記録媒体貯留装置の動作の状況を表示する表示
    部を備えることを特徴とする遊技用記録媒体貯留装置。
  16. 【請求項16】請求項1〜15のいずれか1つに記載し
    た遊技用記録媒体貯留装置であって、 前記搬送路は貨幣を搬送可能とされ、 前記遊技用記録媒体貯留装置は、前記搬送路を通じて搬
    送された前記貨幣と遊技用記録媒体を振り分ける振り分
    け手段と、該貨幣を貯留する貨幣貯留部と、を備え、 前記振り分け手段により振り分けられた前記遊技用記録
    媒体は前記遊技用記録媒体貯留部に貯留され、前記振り
    分け手段により振り分けられた前記貨幣は前記貨幣貯留
    部に貯留されることを特徴とする遊技用記録媒体貯留装
    置。
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JP2015223239A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 株式会社大都製作所 紙幣搬送装置

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