JP2002253835A - 遊技用設備装置 - Google Patents

遊技用設備装置

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JP2002253835A
JP2002253835A JP2001056886A JP2001056886A JP2002253835A JP 2002253835 A JP2002253835 A JP 2002253835A JP 2001056886 A JP2001056886 A JP 2001056886A JP 2001056886 A JP2001056886 A JP 2001056886A JP 2002253835 A JP2002253835 A JP 2002253835A
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JP2001056886A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Tomohiro Tanaka
智啓 田中
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Sankyo Co Ltd
Oizumi Corp
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Oizumi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技用記録媒体を搬送する搬送路を有する搬送
手段を少なくとも備えた遊技用設備装置において、該搬
送路において発生する静電気の帯電を防止し、静電気障
害を防止することができる遊技用設備装置を提供する。 【解決手段】カード処理ユニットから排出される遊技用
記録媒体であるプリペイドカード7を搬送する搬送路で
ある混在搬送ベルト32と、該混在搬送ベルトに付設さ
れるコンベヤフレーム31とを有する混在搬送機構30
を少なくとも備え、コンベヤフレームの少なくとも表面
31Aが導電性表面(例えば導電性塗料を塗布した表
面)とされており、該表面が接地(アース)されている
遊技用設備装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技用記録媒体を
搬送する搬送路を有する搬送手段を少なくとも備えた遊
技用設備装置に係り、さらに詳しくは、該搬送路におい
て発生する静電気の帯電を防止し、静電気障害を防止す
ることができる遊技用設備装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、遊技場に設けられた遊技島におい
てパチンコ機等の遊技機に対応して設けられる遊技用装
置として、いわゆるプリペイド玉貸処理と共に、いわゆ
る追加入金処理が可能な遊技用記録媒体処理装置(カー
ドユニット)が用いられている。ここでプリペイド玉貸
処理は、遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさを特
定可能な情報が記録されたプリペイドカード等の遊技用
記録媒体の挿入を受け付け、該情報から特定される大き
さの遊技用有価価値に基づいてパチンコ玉等の遊技媒体
を貸し出す処理であり、また追加入金処理は、貨幣の投
入を受け付け、該貨幣の価値に対応する大きさの遊技用
有価価値を、前記プリペイドカードに記録された情報か
ら特定される大きさの遊技用有価価値に対して加算更新
する処理である。かかる遊技用記録媒体処理装置によれ
ば、前記遊技用記録媒体に係る遊技用有価価値の大きさ
がゼロとなった場合であっても、新たな遊技用記録媒体
を購入するために離席する必要がないので、遊技者の利
便性が向上すると共に、遊技機の稼働率の低下が防止さ
れる。
【0003】また近年、前記遊技島において長手方向の
端部から端部に亘って設けられ、前記遊技用有価価値の
大きさがゼロになった遊技用記録媒体や前記投入された
貨幣を、前記遊技用記録媒体処理装置から離れた所定の
位置(例えば遊技島の端部等)に設けられる貯留部に搬
送する搬送路を有する搬送手段を備えた遊技用設備装置
も用いられている。かかる遊技用設備装置によれば、遊
技用記録媒体や貨幣の回収の省力化が図られる。
【0004】ここで搬送手段は、例えばプラスチック製
のコンベヤフレーム,該コンベヤフレームに設けられた
金属製の複数のローラ(例えば駆動ローラ,従動ロー
ラ,ガイドローラ等),該ローラに架設されたゴム製や
布製等の無端状の搬送ベルト,該搬送ベルトを駆動する
ための駆動モータ,及び該駆動モータの駆動を制御する
ためのコンピュータ等からなる。
【0005】この搬送手段においては、コンベヤフレー
ムが絶縁体であるプラスチックにより形成され、搬送ベ
ルトが絶縁体であるゴムや布等により形成され、また前
記遊技用記録媒体が一般に絶縁体であるプラスチックに
より形成されているので、遊技用記録媒体と搬送ベルト
とが接触し、また搬送ベルトとコンベヤフレームとが接
触とが接触することにより、前者と後者との間で電荷が
移動し、前者と後者とが分離することにより、搬送路で
ある搬送ベルトの表面に一部の電荷が残留して静電気が
帯電する、いわゆる接触帯電(又は摩擦帯電)が生じて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記搬
送路において静電気が帯電し、該静電気が飽和して静電
気放電が生ずると、ノイズが発生して搬送手段,パチン
コ機,遊技用記録媒体処理装置,及び貯留部等に係る電
子機器(例えばコンピュータや回路基板等)に誤作動を
生じ、また搬送路上を搬送される遊技用記録媒体がIC
カードである場合にはICチップの損傷を生ずる、とい
う様々な静電気障害が引き起こされていた。
【0007】本発明は、このような背景のもとになされ
たものであり、その目的は、遊技用記録媒体を搬送する
搬送路を有する搬送手段を少なくとも備えた遊技用設備
装置において、該搬送路において発生する静電気の帯電
を防止し、静電気障害を防止することができる遊技用設
備装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次のような手段を採る。
【0009】まず請求項1に係る発明は、遊技に使用可
能な遊技用有価価値の大きさを特定可能な情報が記録さ
れた遊技用記録媒体の挿入を受け付け、該遊技用有価価
値の大きさを遊技に使用させるための処理を行う遊技用
記録媒体処理装置から排出される前記遊技用記録媒体を
搬送する搬送路と、該搬送路に付設されるフレームとを
有する搬送手段を少なくとも備えた遊技用設備装置であ
って、前記フレームの少なくとも表面が導電性表面とさ
れていることを特徴とする遊技用設備装置である。
【0010】また請求項2に係る発明は、請求項1に記
載した遊技用設備装置であって、前記フレームの表面が
接地されていることを特徴とする遊技用設備装置であ
る。
【0011】また請求項3に係る発明は、請求項1又は
2に記載した遊技用設備装置であって、前記搬送路の少
なくとも表面が導電性表面とされていることを特徴とす
る遊技用設備装置である。
【0012】また請求項4に係る発明は、請求項3に記
載した遊技用設備装置であって、前記搬送路の表面が接
地されていることを特徴とする遊技用設備装置である。
【0013】また請求項5に係る発明は、請求項3又は
4に記載した遊技用設備装置であって、前記搬送路の表
面に当接するローラの少なくとも表面が導電性表面とさ
れており、該ローラの表面が接地されていることを特徴
とする遊技用設備装置である。
【0014】また請求項6に係る発明は、請求項1〜5
のいずれか1つに記載した遊技用設備装置であって、前
記搬送路を覆うカバーが設けられ、該カバーは、前記搬
送路上を搬送される前記遊技用記録媒体を外部から視認
可能に構成されていることを特徴とする遊技用設備装置
である。
【0015】また請求項7に係る発明は、請求項6に記
載した遊技用設備装置であって、前記カバーが透明の材
料からなることを特徴とする遊技用設備装置である。
【0016】また請求項8に係る発明は、請求項6に記
載した遊技用設備装置であって、前記カバーが導電性材
料からなり、該カバーに、前記搬送路上を搬送される前
記遊技用記録媒体を外部から視認可能な第一の開口が形
成されていることを特徴とする遊技用設備装置である。
【0017】また請求項9に係る発明は、請求項1〜8
のいずれか1つに記載した遊技用設備装置であって、前
記遊技用記録媒体処理装置から排出される前記遊技用記
録媒体を前記搬送路上に誘導する遊技用記録媒体誘導路
が設けられ、該遊技用記録媒体誘導路が導電性材料から
なることを特徴とする遊技用設備装置である。
【0018】また請求項10に係る発明は、請求項9に
記載した遊技用設備装置であって、前記遊技用記録媒体
誘導路の表面が接地されていることを特徴とする遊技用
設備装置である。
【0019】また請求項11に係る発明は、請求項9又
は10に記載した遊技用設備装置であって、前記遊技用
記録媒体誘導路は、該遊技用記録媒体誘導路内を誘導さ
れる前記遊技用記録媒体を外部から視認可能に構成され
ていることを特徴とする遊技用設備装置である。
【0020】さらに請求項12に係る発明は、請求項9
〜11のいずれか1つに記載した遊技用設備装置であっ
て、前記遊技用記録媒体誘導路に、該遊技用記録媒体誘
導路内を誘導される前記遊技用記録媒体を外部から視認
可能な第二の開口が形成されていることを特徴とする遊
技用設備装置である。
【0021】上記課題を解決するための手段の具体例
を、発明の実施の形態及び図面の表記と対応させて説明
する。以下の実施例においては、遊技用有価価値の大き
さにはプリペイド度数が対応する。遊技用有価価値の大
きさを特定可能な情報にはプリペイド度数情報が対応す
る。遊技用記録媒体にはプリペイドカード7が対応す
る。遊技に使用させるための処理にはプリペイド玉貸処
理が対応する。遊技用記録媒体処理装置にはカード処理
ユニット10が対応する。搬送路には混在搬送ベルト3
2が対応する。フレームにはコンベヤフレーム31が対
応する。搬送手段には混在搬送機構30が対応する。
【0022】ローラにはガイドローラ33fが対応す
る。カバーにはコンベヤカバー34が対応する。第一の
開口にはスリット孔34aが対応する。遊技用記録媒体
誘導路にはカード誘導路15が対応する。第二の開口に
はスリット孔15dが対応する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0024】[1.遊技用設備装置の構成]まず、本発
明に係る遊技用設備装置の構成について説明する。遊技
用設備装置は、図5に示すように、遊技用記録媒体(こ
こではプリペイドカード7)及び貨幣(ここでは硬貨
8)を混在搬送する混在搬送機構30を備えるものであ
る。即ちプリペイドカード7の搬送路と硬貨8の搬送路
とを同一のものとすることにより、遊技島1の内部に設
けられる搬送路の数を低減し、省スペース化を図ってい
る。
【0025】遊技用記録媒体は、遊技に使用可能な遊技
用有価価値の大きさを特定可能な情報が記録されたもの
であり、ここでは遊技用有価価値の大きさであるプリペ
イド度数を特定可能な情報が記録されたプリペイドカー
ド7である。このプリペイド度数は、発行又は入金に供
された貨幣の金額が所定の比率で度数に変換されてなる
前払有価価値の大きさの一例である。
【0026】プリペイドカード7は、図4乃至図8に示
すように、所定の大きさ及び厚みで横長の長方形状を呈
する硬質のプラスチック製の薄板からなり、外周側面の
長尺側である長辺部7aと、外周側面の短尺側である短
辺部7bとを有する。なおプリペイドカード7は長方形
状を呈するものには限られず、例えば正方形,多角形,
円形,楕円形等の形状を呈するものでも良い。このプリ
ペイドカード7には、プリペイド度数を特定可能な情報
が記録される記録領域が形成されており、例えば該記録
領域として磁気ストライプ部(図示外)を有する磁気カ
ードや、該記録領域としてICチップを有するICカー
ド等が含まれる。
【0027】貨幣は価値媒体であり、ここでは所定の大
きさ及び厚みで円形状を呈する金属製の薄板からなる硬
貨8である。この硬貨8には、ここでは100円硬貨及
び500円硬貨が含まれる。
【0028】遊技用設備装置は、遊技島1に備えられる
ものである。以下、図1乃至図8を参照して、遊技島1
の内部構造について説明する。
【0029】まず遊技島1の前後面には、図1に示すよ
うに、遊技島1の長手方向に亘って複数のパチンコ機2
が並列して設けられている。パチンコ機2は遊技機の一
例であって、ここでは封入式のパチンコ機2である。こ
の封入式のパチンコ機2においては、遊技媒体であるパ
チンコ玉がパチンコ機2内に指触不能に封入されてお
り、予め所定の数だけ封入されたパチンコ玉が繰り返し
循環して使用されることにより、遊技者がパチンコ玉に
触れることなく遊技が行われる。
【0030】このパチンコ機2の前面下部には、前方に
突出する態様で操作部2aが設けられている。この操作
部2aの上面には、遊技者が所有する得点(即ち持玉
数)を表示する得点表示部,後述するカード処理ユニッ
ト10によりプリペイドカード7から読み取られた記録
情報から特定されるプリペイド度数を表示する度数表示
部,該プリペイド度数に基づくパチンコ玉の貸出を実施
するための貸出ボタン,及びカード処理ユニット10に
より受け付けられたプリペイドカード7の返却を実施す
るための返却ボタン等が設けられている。
【0031】また遊技島1の前後面上部には、図1に示
すように、外方に突出する態様で島端から島端に亘って
紙幣搬送機構収容部1aが設けられている。この紙幣搬
送機構収容部1aの内部には、図2に示すように、各パ
チンコ機2に対応して下向きに設けられ、紙幣の挿入を
受け付ける紙幣挿入口3a,各パチンコ機2に対応して
設けられ、紙幣挿入口3aから挿入された紙幣を識別す
る紙幣識別ユニット3b,島端から島端に亘って設けら
れ、紙幣識別ユニット3bから排出される識別された紙
幣を所定の搬送方向(図2では右方向)に搬送する紙幣
搬送路3c,及び紙幣搬送路3cの搬送方向終端に連結
され、紙幣搬送路3cにより搬送された紙幣を貯留する
紙幣貯留ボックス3d等からなる紙幣搬送機構3が収容
されている。
【0032】また遊技島1の前後面上部には、図1に示
すように、島端から島端に亘って幕板1bが設けられて
いる。この幕板1bの前面には、図2に示すように、プ
リペイドカード7の挿入を受け付けるカード挿入口1
1,硬貨8の投入を受け付ける硬貨投入口21,識別さ
れない硬貨8の返却を実施するための硬貨返却レバー2
3,及び識別されない硬貨8が返却される硬貨返却口2
4等が設けられている。このカード挿入口11は、幅広
面が上方に向いた状態のプリペイドカード7を短辺部7
b側より挿入可能な開口である。
【0033】さらに遊技島1の内部には、図3に示すよ
うに、島端から島端に亘って前記混在搬送機構30が設
けられている。この混在搬送機構30は搬送手段の一例
であって、図4及び図5に示すように、コンベヤフレー
ム31,混在搬送ベルト32,複数のローラ(例えば駆
動ローラ33c,従動ローラ33e,ガイドローラ33
f等),駆動モータ33a,コンベヤカバー34,及び
後述する制御部50(図10(a)及び図11(a)を
参照)等からなる。
【0034】コンベヤフレーム31は、図5に示すよう
に、混在搬送ベルト32に付設されるものであり、ここ
では混在搬送ベルト32の上側の搬送ベルトを下方から
支持するように構成されている。このコンベヤフレーム
31は、島端から島端に亘って設けられ、図5に示すよ
うに、断面視で逆凹字状を呈する薄板からなる。なおコ
ンベヤフレーム31の凹部には、図4にも示すように、
複数のガイドローラ33fが水平軸周りに回転自在に設
けられており、該ガイドローラ33fが混在搬送ベルト
32の下側の戻りベルトを下方から支持するように構成
されている。
【0035】このコンベヤフレーム31の表面31A
は、図6(a)に示すように、搬送方向に進行する混在
搬送ベルト32との接触により該表面31Aに発生する
静電気を漏洩させるために導電性表面とされており、こ
こではフレームとしての強度を維持するためのプラスチ
ック製の基体31Bの表面31Aに導電性塗料が塗布さ
れている。この導電性塗料は、絶縁性の合成樹脂に粉末
状の銀,銅,ニッケル,カーボンブラック等の導電性粒
子を混入した塗料であり、刷毛塗りやスプレー塗りによ
り塗布されて常温自然乾燥や高温乾燥で硬化される。
【0036】またコンベヤフレーム31の表面31A
は、図5に示すように、該静電気の漏洩を促進するため
に、低抵抗の導体である銅線Lを介して、大地Gに対し
て接地(アース)されている。なおコンベヤフレーム3
1は、少なくとも表面31Aが導電性表面とされていれ
ば、表面31Aに導電性塗料が塗布されたものには限ら
れず、例えば表面31Aに真空蒸着,スパッタリング,
無電解メッキ等によって導電性被膜を形成したものでも
良く、また全体が後述する導電性材料からなるものでも
良い。
【0037】混在搬送ベルト32は搬送路の一例であっ
て、図7に示すように、後述するカード処理ユニット1
0から排出され、カード誘導路15により誘導されたプ
リペイドカード7と、後述する硬貨識別ユニット20か
ら排出され、硬貨誘導路25により誘導された硬貨8と
を、該カード処理ユニット10及び硬貨識別ユニット2
0から離れた所定の位置(ここでは島端)に設けられる
収納ボックス4に搬送する無端状のベルトである。
【0038】この混在搬送ベルト32は、図4に示すよ
うに、収納ボックス4の内部に後面側の上部に水平軸周
りに回転自在に設けられる駆動ローラ33c(図11
(a)も参照)と、遊技島1における収納ボックス4と
反対側の島端に水平軸周りに回転自在に設けられる従動
ローラ33eとの間に水平に張架されている。
【0039】この混在搬送ベルト32の表面32Aは、
図6(a)に示すように、混在搬送ベルト32上に誘導
されるプリペイドカード7との接触により該表面32A
に発生する静電気を漏洩させるために導電性表面とされ
ており、ここでは搬送路としての強度を維持するための
ポリエステル含浸ウレタン帆布である基体32Bの表面
32Aが導電性ウレタンとされている。なお混在搬送ベ
ルト32は、少なくとも表面32Aが導電性表面とされ
ていれば良い。
【0040】この混在搬送ベルト32は、図4に示すよ
うに、収納ボックス4の内部における後面側の上部に設
けられる駆動モータ33a(図11(a)も参照)が、
後述する制御部50の制御によって駆動され、伝動ベル
ト33bを介して駆動力を伝達された駆動ローラ33c
が回転することにより、その表面32Aが複数のガイド
ローラ33fの表面に当接しながら、所定の搬送方向
(図4では上側の搬送ベルトが右方向,下側の戻りベル
トが左方向)に循環駆動して、プリペイドカード7及び
硬貨8を混在搬送する。
【0041】なお駆動ローラ33cの近傍には、図11
(a)に示すように、混在搬送ベルト駆動検出部33d
が設けられている。この混在搬送ベルト駆動検出部33
dは例えばロータリエンコーダであり、駆動ローラ33
cの駆動を検出することにより混在搬送ベルト32の駆
動を検出して、その旨の信号を後述する制御部50に伝
達するものである。また駆動ローラ33c及び従動ロー
ラ33eは、混在搬送ベルト32の片寄りを防止するた
めに、両端から中央に向かうに従ってローラ径が徐々に
増加するクラウン状に形成されている。
【0042】さらにガイドローラ33fの表面は、図6
(b)に示すように、混在搬送ベルト32の表面32A
に発生する静電気を漏洩させるために導電性表面とされ
ており、ここでは全体が導電性材料であるステンレス製
とされている。またガイドローラ33fの表面は、図5
に示すように、該静電気の漏洩を促進するために、導電
性材料である該ガイドローラ33fの回転軸,及び該回
転軸に接続される低抵抗の導体である銅線Lを介して、
大地Gに対して接地(アース)されている。なおガイド
ローラ33fは、少なくとも表面が導電性表面とされて
いれば、全体が導電性材料からなるものには限られず、
例えば絶縁材料からなるガイドローラ33fの表面に前
記導電性塗料を塗布したものや前記導電性被膜を形成し
たものでも良い。
【0043】コンベヤカバー34は、図5に示すよう
に、混在搬送ベルト32に付設されるものであり、ここ
では混在搬送ベルト32に覆い被さるようにコンベヤフ
レーム31の上方に装着されており、混在搬送ベルト3
2上を混在搬送されるプリペイドカード7及び硬貨8が
落下しないように構成されている。このコンベヤカバー
34は、島端から島端に亘って設けられ、図5に示すよ
うに、断面視で突出部が一方側(図5では右側)に寄っ
た凸字状を呈する薄板からなる。
【0044】このコンベヤカバー34は、混在搬送ベル
ト32上を搬送されるプリペイドカード7との接触(図
5を参照)により該コンベヤカバー34に発生する静電
気を漏洩させるために導電性材料により形成され、ここ
ではプラスチックに金属粉,カーボンブラック,カーボ
ン繊維等を混入した導電性プラスチックとされている。
またコンベヤカバー34の表面は、図5に示すように、
該静電気の漏洩を促進するために、低抵抗の導体である
銅線Lを介して、大地Gに対して接地(アース)されて
いる。
【0045】このコンベヤカバー34が、図7のZ部分
に示すように、例えばカーボンブラック等を混入した不
透明の導電性プラスチックにより形成されている場合に
は、混在搬送ベルト32上を搬送されるプリペイドカー
ド7を外部から視認可能とするために、開口が形成され
ることが好ましい。ここでの開口は、図7に示すよう
に、コンベヤカバー34の突出部における側面に、長手
方向に亘って間欠的に複数形成される長方形状のスリッ
ト孔34aである。
【0046】なおコンベヤカバー34は、導電性材料で
ない材料により形成されるものでも良く、この場合に
は、図7のZ’部分に示すように、混在搬送ベルト32
上を搬送されるプリペイドカード7を視認可能とするた
めに、透明(無色透明,有色透明,半透明)の材料によ
り形成されることが好ましい。
【0047】またコンベヤカバー34は、全体が導電性
材料でない透明の材料により形成されるものの他に、全
体的に不透明の導電性材料で形成されるものの一部が透
明の材料とされているものや、全体が透明(無色透明,
有色透明,半透明)の導電性材料により形成されるもの
でも良い。
【0048】ここで混在搬送ベルト32においては、図
5に示すように、コンベヤカバー34の突出部の内方が
プリペイドカード7を搬送する第一の領域であるカード
搬送領域32aとされ、該突出部の左側の内方が硬貨8
を搬送する第二の領域である硬貨搬送領域32bとされ
ており、混在搬送されるプリペイドカード7と硬貨8と
を分別して搬送するように構成されている。
【0049】このカード搬送領域32aの幅は、搬送さ
れるプリペイドカード7の短辺部7bよりも幅狭に形成
されており、後述する図8に示すように、プリペイドカ
ード7の長辺部7aが混在搬送ベルト32の上面に当接
した状態、即ち図5に示すように、プリペイドカード7
が、下側の長辺部7aを支点とし、上側の長辺部7aを
コンベヤカバー34における突出部の内部に接触して、
混在搬送ベルト32に対して起立した状態で搬送される
ようになっている。
【0050】なおカード搬送領域32aの幅は、プリペ
イドカード7を少なくとも二枚重ねて搬送できる幅に形
成されることが好ましい。これによれば、プリペイドカ
ード7が後述するカード処理ユニット10からカード誘
導路15を経て混在搬送ベルト32上に排出されるタイ
ミングにおいて、別のプリペイドカード7が混在搬送ベ
ルト32上を搬送されてくる場合であっても、両プリペ
イドカード7,7を同時に搬送できる。
【0051】また硬貨搬送領域32bの幅は、搬送され
る最大の硬貨(ここでは500円硬貨)の直径よりも若
干幅広に形成されており、図5及び後述する図8に示す
ように、硬貨8の幅広面が混在搬送ベルト32の上面に
当接した状態(即ち寝た状態)で搬送されるようになっ
ている。なお硬貨搬送領域32bの高さは、カード搬送
領域32aよりも低く形成されることが好ましい。これ
によれば、高さ方向について省スペース化を図ることが
できる。
【0052】カード処理ユニット10,硬貨識別ユニッ
ト20,紙幣識別ユニット3b,及び図示しない制御手
段であるコントロールユニットは、遊技用記録媒体処理
装置を構成するものであって、図2及び図3に示すよう
に、それぞれパチンコ機2に対応して設けられている。
【0053】ここでコントロールユニットは、CPU,
RAM,ROM等を備えるものである。このコントロー
ルユニットは、カード処理ユニット10,硬貨識別ユニ
ット20,紙幣識別ユニット3b,及びパチンコ機2と
通信可能に接続されており、これらとの間で後述するプ
リペイド玉貸処理及び追加入金処理に伴うやり取りが行
われる。
【0054】ここでカード処理ユニット10は、図7に
示すように、前面に前記カード挿入口11を有し、内部
に図示しないカードリーダ/ライタを有し、後面にカー
ド排出口12を有する。このカードリーダ/ライタは、
遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさを特定可能な
情報が記録された遊技用記録媒体(ここではプリペイド
カード7)の記録情報を少なくとも読み取るものであ
る。
【0055】またカード排出口12は、所定の条件が成
立したプリペイドカード7を短辺部7b側より外部に排
出する部位である。ここで所定の条件が成立した場合と
は、例えばプリペイドカード7に係るプリペイド度数が
ゼロになった場合や、該プリペイド度数がゼロになって
から追加入金を受け付けるための所定の時間を経過した
場合や、該プリペイド度数がゼロになってから新たなプ
リペイドカード7が挿入された場合や、遊技者によって
カード排出ボタン(図示外)が操作された場合等であ
る。
【0056】遊技用記録媒体処理装置においては、前記
カード処理ユニット10が、受け付けたプリペイドカー
ド7から記録情報を読み取り、前記コントロールユニッ
トが、該情報から特定される大きさのプリペイド度数を
遊技者が遊技に使用するための処理(ここではプリペイ
ド度数に基づいてパチンコ玉等の遊技媒体を貸し出す処
理)を行うことにより、プリペイド玉貸処理が行われ
る。
【0057】カード排出口12の後方には、カード処理
ユニット10から排出されたプリペイドカード7を混在
搬送ベルト32上に誘導するカード誘導路15が設けら
れている。このカード誘導路15は遊技用記録媒体誘導
路の一例であって、断面視で略T字状を呈し、内部が空
洞とされたものであり、一方の通路15a,他方の通路
15b,及び進入防止部材15cを有する。
【0058】この一方の通路15aは、一方のカード処
理ユニット10に連通し、他方の通路15bは、該一方
のカード処理ユニット10と混在搬送ベルト32を挟ん
で対向する位置に設けられる他方のカード処理ユニット
10に連通し、それぞれカード排出口12から寝た状態
で排出されるプリペイドカード7を受け入れる水平部
と、該プリペイドカード7の姿勢を起立した状態に変更
する湾曲部と、該プリペイドカード7を短辺部7b側よ
り混在搬送ベルト32上に誘導する垂直部とを有するも
のである。
【0059】また進入防止部材15cは、一方の通路1
5aと他方の通路15bとの間に設けられる仕切板であ
り、一方のカード処理ユニット10から一方の通路15
aに排出されるプリペイドカード7が他方の通路15b
に進入することを防止するものである。なお進入防止部
材15cは、図5及び図7では、前記水平部から垂直部
に亘って設けられているが、少なくとも一方の通路15
aの水平部と他方の通路15bの水平部との間に設けら
れていれば良い。
【0060】このカード誘導路15は、該カード誘導路
15内を誘導されるプリペイドカード7との接触により
該カード誘導路15に発生する静電気を漏洩させるため
に導電性材料により形成され、ここではプラスチックに
金属粉,カーボンブラック,カーボン繊維等を混入した
導電性プラスチックとされている。またカード誘導路1
5の表面は、図5に示すように、該静電気の漏洩を促進
するために、低抵抗の導体である銅線Lを介して、大地
Gに対して接地(アース)されている。
【0061】さらにカード誘導路15の一方の通路15
a及び他方の通路15bにおける側面には、図7に示す
ように、該カード誘導路15内を誘導されるプリペイド
カード7を視認可能とするための開口が形成されてお
り、ここでは該開口として、円弧状のスリット孔15d
が前記水平部,湾曲部,及び垂直部に亘って形成されて
いる。
【0062】カード誘導路15の下方には、図5及び図
7に示すように、ガイド部材16が設けられている。こ
のガイド部材16は、断面視で上端部から下端部に亘っ
て段階的に縮径する逆ハ字状を呈し、搬送方向に亘って
所定の長さを有するものである。このガイド部材16
は、その下端部が、コンベヤカバー34における突出部
の上端に搬送方向に亘って前記所定の長さで形成される
誘導口に装着され、その上端部が、カード誘導路15の
下端に遊びを持って外嵌されている。
【0063】ここで図5乃至後述する図8に示すよう
に、コンベヤカバー34に形成された前記誘導口におけ
る搬送方向先端の部位(即ちガイド部材16との接点)
が、進行妨害部35とされている。この進行妨害部35
は、プリペイドカード7の長辺部7aが混在搬送ベルト
32の上面に当接した状態で混在搬送ベルト32上を搬
送されるように、該プリペイドカード7の向きを変更す
る向き変更手段の一例であって、ここではプリペイドカ
ード7の短辺部7bが混在搬送ベルト32の上面に当接
した状態から、プリペイドカード7の長辺部7aが混在
搬送ベルト32の上面に当接する状態に、プリペイドカ
ード7の向きを変更するものである。
【0064】具体的には、ここでの進行妨害部35は、
プリペイドカード7の短辺部7bが混在搬送ベルト32
の上面に当接する位置よりも搬送方向前方であって、か
つプリペイドカード7の長辺部7aにおける中心位置よ
りも高い位置に設けられ、該混在搬送ベルト32上を搬
送されてくるプリペイドカード7の長辺部7aに当接し
て進行を妨害することにより、プリペイドカード7を搬
送方向後方に回転させて、プリペイドカード7の向きを
縦長の状態から搬送方向に横長の状態に変更する。なお
進行妨害部35の作用(即ち図8の説明)の詳細につい
ては後述する。
【0065】硬貨識別ユニット20は、図7に示すよう
に、前面に前記硬貨投入口21,硬貨返却レバー23,
及び硬貨返却口24を有し、内部に図示しない識別機を
有し、後面に硬貨排出口22を有する。この硬貨識別ユ
ニット20は、硬貨8を硬貨投入口21から受け付け、
該受け付けた硬貨8を識別機により識別し、該識別され
た硬貨8を硬貨排出口22から排出するものである。
【0066】硬貨排出口22の後方には、硬貨識別ユニ
ット20から排出された硬貨8を混在搬送ベルト32上
に誘導する硬貨誘導路25が設けられている。この硬貨
誘導路25は貨幣誘導路の一例であって、ここでは蛇腹
状の通路である。
【0067】遊技用記録媒体処理装置においては、前記
硬貨識別ユニット20又は紙幣識別ユニット3bが、受
け付けた貨幣(硬貨8又は紙幣)を識別し、前記コント
ロールユニットが、該貨幣価値の大きさに伴う所定の処
理(ここでは貨幣の価値に対応する大きさのプリペイド
度数を、プリペイドカード7に記録された情報から特定
される大きさのプリペイド度数に対して加算更新する処
理)を行うことにより、追加入金処理が行われる。
【0068】図1に戻り、遊技島1の島端には、外方に
突出する態様で収納ボックス4が設けられている。この
収納ボックス4は貯留部の一例であって、収納ボックス
4の扉4aを開けた内部には、カード貯留ボックス5及
び硬貨貯留ボックス6をはじめとして、以下に説明する
各種の構成要素が設けられている。以下、図9乃至図1
1を参照して、収納ボックス4の内部構造を説明する。
【0069】まず収納ボックス4の内部における後面側
の上部には、図9に示すように、混在搬送ベルト32の
搬送方向終端において、該混在搬送ベルト32上を搬送
されてきたプリペイドカード7の姿勢を、起立した状態
から幅広面が上方に向いた状態(即ち寝た状態)に変更
するための姿勢変更手段である姿勢変更部材36が設け
られている。ここで姿勢変更部材36は、カード搬送領
域32aの搬送方向終端から起立した状態で供給される
プリペイドカード7の幅広面に当接し、該プリペイドカ
ード7のバランスを崩すことにより、該プリペイドカー
ド7の姿勢を寝た状態に変更するために、平面視で三角
形状を呈するように曲折された薄板が、カード搬送領域
32aの搬送方向終端に向かって右側から突出する形態
とされている。
【0070】また混在搬送ベルト32の搬送方向終端の
前方には、図9に示すように、該混在搬送ベルト32上
を搬送されてきたプリペイドカード7と硬貨8とを振り
分けるための振り分け手段である隙間37が設けられて
いる。この隙間37は、硬貨8は落下するがプリペイド
カード7は落下しない間隔に形成されており、この隙間
37の前方にはカード誘導コンベヤ38が設けられ、こ
の隙間37の下方には硬貨誘導シュート45が設けられ
ている。これにより、プリペイドカード7は隙間37か
ら落下せずにカード誘導コンベヤ38に供給され、硬貨
8は隙間37から落下して硬貨誘導シュート45に供給
されて、プリペイドカード7と硬貨8とが振り分けられ
る。
【0071】ここでカード誘導コンベヤ38は、振り分
けられたプリペイドカード7を後述するカード貯留ボッ
クス5の内部に誘導するために、前方に向けて下り傾斜
するローラコンベアとされている。また硬貨誘導シュー
ト45は、振り分けられた硬貨8を後述する硬貨搬送ベ
ルト46の上面に誘導するために、左側に向けて下り傾
斜するシュートとされている。
【0072】カード誘導コンベヤ38の下方(即ち収納
ボックス4の内部における前面側の下部中央)には、図
9に示すように、カード貯留ボックス5が着脱自在に設
けられている。このカード貯留ボックス5は遊技用記録
媒体貯留部の一例であって、混在搬送ベルト32上を搬
送されてくるプリペイドカード7を積層状態で貯留する
ためのものであり、図10(b)に示すように、ここで
は縦長の箱体である。
【0073】このカード貯留ボックス5の上面は、カー
ド誘導コンベヤ38によって誘導されるプリペイドカー
ド7を受け入れるために開口されている。またカード貯
留ボックス5の前面は、貯留されたプリペイドカード7
を回収するために開閉可能な前蓋とされており、該前蓋
には、図10(a)に示すように、前蓋を開閉するため
の前蓋開閉部5aが設けられており、またカード貯留ボ
ックス5を収納ボックス4から取り外すための取っ手5
bが設けられている。
【0074】またカード貯留ボックス5の後面には、図
10(b)に示すように、カード貯留ボックス5の内部
に挿通された後述する支持部材40が上下方向に昇降す
るための溝である昇降溝5cが上下方向に亘って形成さ
れており、また該昇降溝5cの下端に連通し、支持部材
40と干渉せずにカード貯留ボックス5を収納ボックス
4から取り外すための取り外し口5dが形成されてい
る。なお昇降溝5cの幅は支持部材40の基端部のみが
挿通可能なように幅狭に形成され、取り外し口5dの幅
は支持部材40の全体が挿通可能なように幅広に形成さ
れる。
【0075】またカード貯留ボックス5の内部には、取
り外し口5dのやや上方において、カード貯留ボックス
5を収納ボックス4から取り外す際に、貯留されたプリ
ペイドカード7を載置するための載置部5eが設けられ
ている。ここで載置部5eは、八角形状を呈する後述す
る支持部材40と干渉しないように、カード貯留ボック
ス5の内部における四隅から三角形状を呈する薄板が突
出する形態とされている。
【0076】さらにカード貯留ボックス5の側面には、
昇降溝5cの上端近傍において、後述するカード詰まり
センサ61によりプリペイドカード7の詰まりを検出す
るための詰まり検出孔5f,及び後述するカード検出セ
ンサ62によりプリペイドカード7を検出するためのカ
ード検出孔5gが形成されており、また適宜の箇所にお
いて、カード貯留ボックス5を収納ボックス4に取り付
ける際に、該カード貯留ボックス5を正規の取付位置に
取り付けるための位置決め部材5hが設けられている。
ここで位置決め部材5hは、収納ボックス4に形成され
る図示しない位置決め溝に係合するように、カード貯留
ボックス5の側面における上下二箇所からボルトが突出
する形態とされている。
【0077】収納ボックス4の内部において、カード貯
留ボックス5の取付位置の前方には、図9に示すよう
に、カード貯留ボックス5の取り外しを規制するための
施錠部44が設けられている。また該取付位置の右側に
は、図10(a)に示すように、プリペイドカード7の
回収にあたってカード貯留ボックス5を取り外す際に、
直ちに次なるカード貯留ボックスの取付を可能とするた
めの予備貯留ボックス5’が着脱自在に設けられてい
る。この予備貯留ボックス5’は、カード貯留ボックス
5と同様のものである。
【0078】また該取付位置の側方には、図11(a)
に示すように、プリペイドカード7の詰まりを検出する
ためのカード詰まりセンサ61が設けられている。この
カード詰まりセンサ61は例えば光電スイッチであり、
前記詰まり検出孔5fを透過する光が詰まったプリペイ
ドカード7によって遮光されることによりプリペイドカ
ード7の詰まりを検出して、その旨の信号を後述する制
御部50に伝達するものである。
【0079】同様に該取付位置の側方には、プリペイド
カード7を検出するためのカード検出センサ62が設け
られている。このカード検出センサ62も例えば光電ス
イッチであり、前記カード検出孔5gを透過する光が積
層状態で貯留されるプリペイドカード7によって遮光さ
れることによりプリペイドカード7を検出して、その旨
の信号を後述する制御部50に伝達するものである。
【0080】また該取付位置の下方には、図10(a)
に示すように、カード貯留ボックス5の取付を検出する
ためのカード貯留ボックス検出スイッチ64が設けられ
ている。このカード貯留ボックス検出スイッチ64は例
えばマイクロスイッチであり、カード貯留ボックス5の
下面で押圧されることによりカード貯留ボックス5の取
付を検出し、また押圧されていないことによりカード貯
留ボックス5の不在を検出して、その旨の信号を後述す
る制御部50に伝達するものである。
【0081】さらに該取付位置の後方には、図9及び図
10(a)に示すように、支持部材40,昇降子41,
及びガイドレール42が設けられている。この支持部材
40は、カード貯留ボックス5の内部に挿通されて、カ
ード貯留ボックス5の内部に貯留されるプリペイドカー
ド7を支持するためのものであり、ここでは平面視で八
角形状を呈する薄板である。この支持部材40の後方の
一辺から延出する基端部が、昇降子41の前面に固着さ
れている。昇降子41は、支持部材40を昇降可能に支
持するものであり、ガイドレール42は、上下方向に亘
って設けられ、昇降子41の昇降をガイドするものであ
る。
【0082】この支持部材40は、図11(a)に示す
ように、収納ボックス4の内部における後面側の下部に
設けられる駆動モータ43aが、後述する制御部50の
制御によって駆動され、図示しない伝動ベルトを介して
駆動力を伝達された駆動プーリ43bが回転することに
より、上下方向に昇降駆動する。
【0083】なおガイドレール42の近傍には、図示し
ない支持部材駆動検出部が設けられている。この支持部
材駆動検出部は例えばリニアエンコーダであり、昇降子
41の駆動を検出することにより支持部材40の駆動を
検出して、その旨の信号を後述する制御部50に伝達す
るものである。
【0084】また支持部材40は、後述する制御部50
によって昇降を制御され、具体的には、例えば前記カー
ド貯留ボックス検出スイッチ64がカード貯留ボックス
5の取付を検出した場合に上限位置まで上昇し、前記カ
ード検出センサ62がプリペイドカード7を検出した場
合に所定の量(例えば数枚分のプリペイドカード7の厚
みに相当する量)だけ下降し、後述する扉開閉検出スイ
ッチ54が扉4aの開放を検出した場合に下限位置まで
下降する。
【0085】硬貨誘導シュート45の下方(即ち収納ボ
ックス4の内部における前面側の中部左側)には、図9
に示すように、前後方向に亘って硬貨搬送ベルト46が
設けられている。ここで硬貨搬送ベルト46は、水平軸
周りに回転自在に設けられる駆動ローラ47bと従動ロ
ーラ47cとの間に水平に張架される無端状のベルトで
ある。
【0086】この硬貨搬送ベルト46は、収納ボックス
4の内部における後面側の中部に設けられる駆動モータ
47a(図11(a)を参照)が、後述する制御部50
の制御によって駆動され、図示しない伝動ベルトを介し
て駆動力を伝達された駆動ローラ47bが回転すること
により、所定の搬送方向(図11(a)では上側の搬送
ベルトが前方向,下側の戻りベルトが後方向)に循環駆
動する。
【0087】なお従動ローラ47cの近傍には、図11
(a)に示すように、硬貨搬送ベルト駆動検出部47d
が設けられている。この硬貨搬送ベルト駆動検出部47
dは例えばロータリエンコーダであり、従動ローラ47
cの駆動を検出することにより硬貨搬送ベルト46の駆
動を検出して、その旨の信号を後述する制御部50に伝
達するものである。
【0088】また硬貨搬送ベルト46の上方には、図9
に示すように、整列ローラ47fが水平軸周りに回転自
在に設けられている。ここで整列ローラ47fは、該硬
貨搬送ベルト46上を積層状態で搬送されてきた硬貨8
を分離して整列するために、硬貨8が一枚だけ通過する
ことができるが二枚以上重なった状態で通過することは
できない間隔で、硬貨搬送ベルト46の上面から離間し
て設けられている。
【0089】また整列ローラ47fと従動ローラ47c
との間には架設ベルト47eが張架されており、従動ロ
ーラ47cが回転することにより、架設ベルト47eを
介して駆動力を伝達された整列ローラ47fが、硬貨搬
送ベルト46と逆方向に回転するように構成されてい
る。これにより、硬貨搬送ベルト46上を積層状態で搬
送されてきた硬貨8のうち、最下段の一枚目の硬貨8は
整列ローラ47fの位置を通過して搬送方向終端まで搬
送され、重なった状態の二枚目以上の硬貨8は整列ロー
ラ47fに堰き止められて、硬貨8が分離/整列され
る。
【0090】硬貨搬送ベルト46の搬送方向終端の前方
には、前記混在搬送ベルト32上を搬送され、前記硬貨
誘導シュート45上を誘導され、前記硬貨搬送ベルト4
6上を搬送されてきた硬貨8を種類別に分別するための
分別手段である硬貨分別ユニット48が設けられてい
る。ここで硬貨分別ユニット48の内部には、小径の1
00円硬貨は通過することができるが大径の500円硬
貨は通過することができない硬貨分別孔48aが形成さ
れている。これにより、100円硬貨は硬貨分別孔48
aを通過して後述する硬貨貯留ボックス6の100円硬
貨貯留部6dに供給され、500円硬貨は硬貨分別孔4
8aを通過せずに該硬貨貯留ボックス6の500円硬貨
貯留部6eに供給されて、硬貨8が種類別に分別され
る。
【0091】硬貨分別ユニット48の下方(即ち収納ボ
ックス4の内部における前面側の下部左側)には、図9
乃至図11に示すように、硬貨貯留ボックス6が着脱自
在に設けられている。この硬貨貯留ボックス6は貨幣貯
留部の一例であって、硬貨分別ユニット48から落下さ
れてくる硬貨8を種類別に分別して貯留するためのもの
であり、図11(b)に示すように、ここでは縦長の箱
体である。
【0092】この硬貨貯留ボックス6の上面は、硬貨分
別ユニット48から供給される硬貨を受け入れるために
開口されている。また硬貨貯留ボックス6の前面には、
硬貨貯留ボックス6を収納ボックス4から取り外すため
の取っ手6aが設けられている。また硬貨貯留ボックス
6の後面には、後述する硬貨検出センサ63aを挿通す
るためのセンサ挿通孔6b,及び後述する硬貨検出セン
サ63bを挿通するためのセンサ挿通孔6cが形成され
ている。
【0093】さらに硬貨貯留ボックス6の内部には、1
00円硬貨を貯留するための100円硬貨貯留部6dが
前部に形成され、500円硬貨を貯留するための500
円硬貨貯留部6eが後部に形成されている。ここでは追
加入金処理において100円硬貨よりも500円硬貨が
多く使用されることを想定して、100円硬貨貯留部6
dよりも500円硬貨貯留部6eが大きく形成されてい
る。また100円硬貨貯留部6dは、硬貨貯留ボックス
6の本体から着脱可能に構成されている。
【0094】収納ボックス4の内部において、硬貨貯留
ボックス6の取付位置の後方には、図11(a)に示す
ように、500円硬貨の満タンを検出するための硬貨検
出センサ63a,63bが設けられている。この硬貨検
出センサ63a,63bは、貯留される500円硬貨が
下段の硬貨検出センサ63bに接触すると共に上段の硬
貨検出センサ63aに接触することにより500円硬貨
の満タンを検出して、その旨の信号を後述する制御部5
0に伝達するものである。
【0095】収納ボックス4の内部における前面側の上
部には、図10(a)に示すように、電源スイッチ4
9,制御部50,表示部51,出力部52,操作部5
3,及び扉開閉検出スイッチ54が設けられている。ま
た収納ボックス4の扉4aの裏面には押圧部55が設け
られており、扉4aには報知ランプ56及び扉施錠部5
7が設けられている。
【0096】電源スイッチ49は、遊技用設備装置を構
成する各機器に電源を供給するためのスイッチであり、
制御部50は、該各機器の動作を制御するためのコンピ
ュータである。なお制御部50の制御による各機器の動
作の詳細については後述する。
【0097】表示部51は、前記各機器の動作の状況等
を表示するためのディスプレイであり、出力部52は、
該各機器の動作の状況等を印字出力するためのプリンタ
であり、操作部53は、制御部50の制御に関する各種
の操作コマンド等を入力するためのキーボードである。
【0098】扉開閉検出スイッチ54は、扉4aの開閉
を検出するための例えばマイクロスイッチであり、押圧
部55で押圧されることにより扉4aの閉鎖を検出し、
また押圧されないことにより扉4aの開放を検出して、
その旨の信号を後述する制御部50に伝達するものであ
る。押圧部55は、扉4aが閉鎖された場合に扉開閉検
出スイッチ54を押圧する位置に設けられている。
【0099】報知ランプ56は、図1にも示すように、
前記各機器の動作の状況等(例えば動作の正常又は異常
や、プリペイドカード7及び硬貨8の詰まり又は満タン
等)を外部に報知するためのランプである。扉施錠部5
7は、扉4aを施錠するための錠である。
【0100】[2.遊技用設備装置の作用]次に、本発
明に係る遊技用設備装置の作用について説明する。以下
においては、まずプリペイドカード7の取り扱いに関す
る動作について説明し、次にプリペイドカード7が受け
付けられている場合における硬貨8の取り扱いに関する
動作について説明する。
【0101】また以下においては、前提として、遊技用
設備装置を構成する各機器が既に駆動されているものと
する。具体的には、電源スイッチ49がONとされ、か
つプリペイドカード7が貯留されていないカード貯留ボ
ックス5及び硬貨8が貯留されていない硬貨貯留ボック
ス6が収納ボックス4の内部における取付位置に取り付
けられ、扉4aが閉鎖されていることにより、混在搬送
ベルト32及び硬貨搬送ベルト46が駆動されており、
かつ支持部材40が上限位置まで上昇しているものとす
る。以下においては、この状態を初期状態と称する。
【0102】[2−1.プリペイドカードの取り扱いに
関する動作]遊技用設備装置においては、図7に示すよ
うに、カード処理ユニット10のカード挿入口11か
ら、寝た状態(即ち幅広面を上方に向けた状態)で短辺
部7b側よりプリペイドカード7の挿入が受け付けられ
ると、カード処理ユニット10のカードリーダ/ライタ
によりプリペイドカード7から記録情報が読み取られ、
該情報から特定されるプリペイド度数がコントロールユ
ニット(図示外)において記憶されると共に操作部2a
(図1を参照)の度数表示部に表示される。
【0103】次に操作部2aの貸出ボタンが操作される
と、所定の大きさのプリペイド度数(例えば5度数)に
対応する大きさの得点(例えば125点)が付与され、
該得点がパチンコ機2において記憶されると共に操作部
2aの得点表示部に表示され、かつ該所定の大きさのプ
リペイド残数がコントロールユニットに記憶されている
プリペイド残数から減算更新されると共に操作部2aの
度数表示部に表示されているプリペイド残数から減算表
示されて、前記プリペイド玉貸処理が行われる。なお操
作部2aの返却ボタンが操作されると、カード挿入口1
1からプリペイドカード7が返却される。
【0104】次に前記所定の条件が成立した場合(例え
ばプリペイドカード7に係るプリペイド度数がゼロにな
った場合や、該プリペイド度数がゼロになってから追加
入金を受け付けるための所定の時間を経過した場合や、
該プリペイド度数がゼロになってから新たなプリペイド
カード7が挿入された場合や、遊技者によってカード排
出ボタン(図示外)が操作された場合等)には、カード
処理ユニット10のカード排出口12から、寝た状態で
短辺部7b側よりプリペイドカード7が排出され、カー
ド誘導路15により、該プリペイドカード7が混在搬送
ベルト32上に誘導される。
【0105】具体的には、カード排出口12から排出さ
れたプリペイドカード7は、カード誘導路15の水平
部,湾曲部,及び垂直部を順次通過することにより、寝
た状態から起立した状態に姿勢を変更されてカード誘導
路15の下端から排出される。ここでカード誘導路15
の内部には進入防止部材15cが形成されているので、
カード排出口12から一方の通路15aに排出されるプ
リペイドカード7が他方の通路15bに進入するという
事態が防止される。
【0106】ここでカード誘導路15内を誘導されるプ
リペイドカード7と該カード誘導路15が接触すること
により、両者の間で電荷が移動して静電気が発生する
が、該静電気は、導電性材料により形成されているカー
ド誘導路15の表面から大気中に漏洩し、また該表面か
ら銅線Lを介して接地されている大地Gに漏洩するの
で、静電気の帯電が防止される。
【0107】なおカード誘導路15に、該カード誘導路
15内の誘導されるプリペイドカード7を外部から視認
可能なスリット孔15dが形成されているので、プリペ
イドカード7が詰まった場合であっても詰まりの場所を
容易に視認できる。
【0108】次に図8(a)に示すように、カード誘導
路15の下端から排出されたプリペイドカード7は、ガ
イド部材16にガイドされながら、コンベヤカバー34
に形成された誘導口からカード搬送領域32a内に誘導
され、起立した状態かつ縦長の状態(即ち短辺部7bが
混在搬送ベルト32の上面に当接した状態)で、所定の
搬送方向(図8では太矢印で示す右方向)に搬送され
る。
【0109】次に図8(b)に示すように、混在搬送ベ
ルト32上を搬送されるプリペイドカード7は、長辺部
7aが進行妨害部35に当接して進行を妨害される一
方、なおも混在搬送ベルト32上を搬送されることによ
り、短辺部7bの後端が摩擦力によって混在搬送ベルト
32の上面との当接を維持する一方、短辺部7bの前端
が混在搬送ベルト32の上面から浮き上がり、徐々に後
方傾斜される。
【0110】次に図8(c)に示すように、徐々に後方
傾斜されるプリペイドカード7は、最終的にバランスを
崩して搬送方向後方に回転され、起立した状態かつ搬送
方向に横長の状態(即ち長辺部7aが混在搬送ベルト3
2の上面に当接する状態)に向きを変更されて、混在搬
送ベルト32上のカード搬送領域32a内を搬送方向終
端まで搬送される。
【0111】ここで搬送方向に進行する混在搬送ベルト
32とコンベヤフレーム31が接触することにより、両
者の間で電荷が移動して静電気が発生するが、該静電気
は、導電性表面とされているコンベヤフレーム31の表
面31Aから大気中に漏洩し、また該表面31Aから銅
線Lを介して接地されている大地Gに漏洩するので、静
電気の帯電が防止される。
【0112】また混在搬送ベルト32上に誘導されるプ
リペイドカード7と該混在搬送ベルト32が接触するこ
とにより、両者の間で電荷が移動して静電気が発生する
が、該静電気は、導電性表面とされている混在搬送ベル
ト32の表面32Aから大気中に漏洩し、また該表面3
2Aに当接し、導電性表面とされているガイドローラ3
3fの表面から銅線Lを介して接地されている大地Gに
漏洩するので、静電気の帯電が防止される。
【0113】さらに混在搬送ベルト32上を搬送される
プリペイドカード7とコンベヤカバー34が接触(図5
を参照)することにより、両者の間で電荷が移動して静
電気が発生するが、該静電気は、導電性材料により形成
されているコンベヤカバー34の表面から大気中に漏洩
し、また該表面から銅線Lを介して接地されている大地
Gに漏洩するので、静電気の帯電が防止される。
【0114】なおコンベヤカバー34に、混在搬送ベル
ト32上を誘導されるプリペイドカード7を外部から視
認可能なスリット孔34aが形成されているので、プリ
ペイドカード7が詰まった場合であっても詰まりの場所
を容易に視認できる。
【0115】次に図9に示すように、混在搬送ベルト3
2上を搬送方向終端まで搬送されたプリペイドカード7
は、奥側の幅広面が姿勢変更部材36に当接する一方、
なおも混在搬送ベルト32上を搬送されることにより、
徐々に手前側に傾斜され、コンベヤカバー34の終端か
ら完全に露出した時点で最終的にバランスを崩して、起
立した状態から寝た状態に姿勢を変更され、混在搬送ベ
ルト32上を搬送方向終端まで搬送される。
【0116】次に混在搬送ベルト32上を搬送方向終端
まで搬送されたプリペイドカード7は、隙間37から落
下せずにカード誘導コンベヤ38に供給され、自重によ
り滑落してカード貯留ボックス5の内部に誘導されて貯
留される。
【0117】以上の動作が繰り返されることにより、プ
リペイドカード7がカード貯留ボックス5の内部に積層
状態で貯留される。ここで所定の量(例えば数枚分)の
プリペイドカード7が積層状態で貯留されると、前記カ
ード検出センサ62によりプリペイドカード7が検出さ
れて、制御部50の制御によって支持部材40が所定の
量(例えば数枚分のプリペイドカード7の厚みに相当す
る量)だけ下降駆動される。なおプリペイドカード7が
詰まると、前記カード詰まりセンサ61によりプリペイ
ドカード7の詰まりが検出されて、制御部50の制御に
よって混在搬送ベルト32の駆動が停止され、該状況が
表示部51により表示されると共に報知ランプ56によ
り報知される。
【0118】その後、扉4aが開放されると、前記扉開
閉検出スイッチ54により扉4aの開放が検出されて、
制御部50の制御によって混在搬送ベルト32の駆動が
停止されると共に支持部材40が下限位置(即ちカード
貯留ボックス5の取り外し口5dに対応する位置)まで
下降駆動され、該状況が表示部51により表示されるの
で、支持部材40と干渉することなく、カード貯留ボッ
クス5を取り出して、積層状態で貯留されたプリペイド
カード7を回収することができる。そして予備貯留ボッ
クス5’が収納ボックス4の内部における取付位置に取
り付けられ、扉4aが閉鎖されると、再び混在搬送ベル
ト32が駆動し、かつ支持部材40が上限位置まで上昇
して、前記初期状態となる。
【0119】[2−2.硬貨の取り扱いに関する動作]
遊技用設備装置においては、図7に示すように、まずカ
ード処理ユニット10により前記の如くプリペイドカー
ド7が受け付けられている。次に硬貨識別ユニット20
の硬貨投入口21から硬貨8(100円硬貨又は500
円硬貨)の投入が受け付けられると、硬貨識別ユニット
20の識別機により硬貨8の識別が行われる。ここで硬
貨8を識別できない場合には、該硬貨8が(必要に応じ
て硬貨返却レバー23の操作により)硬貨返却口24か
ら返却される。
【0120】一方、該硬貨8を識別できた場合には、コ
ントロールユニット(図示外)により、硬貨8の価値に
対応する大きさのプリペイド度数が、プリペイドカード
7に記録された情報から特定される大きさのプリペイド
度数に対して加算更新されると共に、操作部2aの度数
表示部に表示されているプリペイド度数が加算表示され
て、前記追加入金処理が行われる。
【0121】それと共に、硬貨識別ユニット20の硬貨
排出口22から識別された硬貨8が排出され、硬貨誘導
路25により該硬貨8が混在搬送ベルト32上に誘導さ
れる。具体的には、硬貨誘導路25の下端から排出され
た硬貨8は、硬貨搬送領域32b内に誘導され、混在搬
送ベルト32上の硬貨搬送領域32b内を寝た状態で搬
送方向終端まで搬送される。
【0122】次に図9に示すように、混在搬送ベルト3
2上を搬送方向終端まで搬送された硬貨8は、隙間37
から落下して硬貨誘導シュート45に供給され、自重に
より滑落して硬貨搬送ベルト46上に誘導され、硬貨搬
送ベルト46上を寝た状態で搬送方向終端まで搬送され
る。なお仮に硬貨8が積層状態で硬貨搬送ベルト46上
を搬送される場合であっても、前記整列ローラ47fに
より該硬貨8は分離/整列される。
【0123】次に硬貨搬送ベルト46上を搬送方向終端
まで搬送された硬貨8は、自重により落下して硬貨分別
ユニット48に供給される。ここで100円硬貨は硬貨
分別孔48aを通過して硬貨貯留ボックス6の100円
硬貨貯留部6dに供給され、500円硬貨は硬貨分別孔
48aを通過せずに硬貨貯留ボックス6の500円硬貨
貯留部6eに供給されて、硬貨8が種類別に分別され
る。
【0124】以上の動作が繰り返されることにより、硬
貨8が硬貨貯留ボックス6の内部に種類別に分別されて
貯留される。ここで前記硬貨検出センサ63a,63b
により500円硬貨の満タンが検出されると、該状況が
表示部51に表示されると共に報知ランプ56により報
知される。
【0125】その後、扉4aが開放されると、前記扉開
閉検出スイッチ54により扉4aの開放が検出されて、
制御部50の制御によって硬貨搬送ベルト46の駆動が
停止され、該状況が表示部51により表示されるので、
硬貨貯留ボックス6を取り出して、種類別に分別された
硬貨8を回収することができる。そして別の硬貨貯留ボ
ックス6が収納ボックス4の内部における取付位置に取
り付けられ、扉4aが閉鎖されると、再び硬貨搬送ベル
ト46が駆動して、前記初期状態となる。
【0126】[3.遊技用設備装置の変形例]最後に、
本発明に係る遊技用設備装置の変形例について説明す
る。
【0127】まず上記の実施の形態では、遊技用記録媒
体処理装置において、遊技用有価価値を遊技者が遊技に
使用するための処理としてプリペイド玉貸処理が行われ
る例について説明したが、本発明はこれに限られず、例
えば遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさである貯
玉数や貯メダル数(即ち遊技機にて遊技を行うことによ
り獲得した獲得有価価値の大きさが貯蓄されてなる貯蓄
有価価値の大きさの一例)を特定可能な情報として例え
ばカードIDが記録された会員カードの記録情報を少な
くとも読み取り、該情報から特定される大きさの貯玉数
や貯メダル数を遊技者に返却するための貯玉/貯メダル
再プレイ処理が行われるように構成しても良い。この場
合には、会員カードに係る貯玉数や貯メダル数がゼロに
なっても該会員カードは回収されないが、例えば識別で
きない会員カードを回収するように構成しても良い。
【0128】また上記の実施の形態では、遊技用記録媒
体処理装置において、貨幣価値の大きさに伴う所定の処
理として追加入金処理が行われる例について説明した
が、本発明はこれに限られず、例えば投入された貨幣の
金額に基づく大きさのプリペイド度数を特定可能な情報
が記録された新規のプリペイドカード7を発行する発行
処理が行われるように構成しても良く、また投入された
貨幣の金額に対応する数の遊技媒体を貸し出す現金玉貸
処理や、投入された貨幣の金額に対応する大きさの得点
を付与する処理が行われるように構成しても良い。
【0129】また上記の実施の形態では、カード挿入口
11及び硬貨投入口21がパチンコ機2の上部に設けら
れている例について説明したが、本発明はこれに限られ
ず、それらがパチンコ機2に対応して側部に設けられる
ように構成しても良い。また上記の実施の形態では、プ
リペイドカード7が寝た状態で短辺部7b側よりカード
挿入口11に挿入される例について説明したが、本発明
はこれに限られず、カード挿入口がパチンコ機2の上部
又は側部のいずれに設けられる場合においても、プリペ
イドカード7がカード挿入口に挿入される姿勢は、寝た
状態でも起立した状態でも良く、またプリペイドカード
7がカード挿入口に挿入される向きは、短辺部7b側か
らでも長辺部7a側からでも良い。
【0130】また上記の実施の形態では、向き変更手段
がカード誘導路15の搬送方向前方に設けられる進行妨
害部35である例について説明したが、本発明はこれに
限られず、例えば向き変更手段がカード誘導路15の内
部に設けられ、カード誘導路15の内部においてプリペ
イドカード7の向きが変更されてカード誘導路15から
排出され、プリペイドカード7の長辺部7aが混在搬送
ベルト32の上面に当接するように構成しても良い。
【0131】また上記の実施の形態では、混在搬送ベル
ト32において、プリペイドカード7と硬貨8とが混在
搬送される例について説明したが、本発明はこれに限ら
れず、搬送路において、少なくともプリペイドカード7
が搬送されるものであれば良い。
【0132】また上記の実施の形態では、混在搬送ベル
ト32において、プリペイドカード7が起立した状態か
つ搬送方向に横長の状態で搬送される例について説明し
たが、本発明はこれに限られず、例えばプリペイドカー
ド7が寝た状態で搬送されるものでも良く、またプリペ
イドカード7が搬送方向に直交する方向に横長の状態で
搬送されるものでも良い。即ち搬送されるプリペイドカ
ード7の姿勢や向きは特に限定されない。
【0133】また上記の実施の形態では、混在搬送ベル
ト32において、貨幣として硬貨8が搬送される例につ
いて説明したが、本発明はこれに限られず、搬送路にお
いて、貨幣として紙幣が搬送されるように構成しても良
い。
【0134】また上記の実施の形態では、混在搬送ベル
ト32において、プリペイドカード7を搬送するカード
搬送領域32aと硬貨8を搬送する硬貨搬送領域32b
とを分けている例について説明したが、本発明はこれに
限られず、混在搬送ベルト32において、プリペイドカ
ード7と硬貨8とを同一の領域で搬送するように構成し
ても良い。
【0135】また上記の実施の形態では、プリペイドカ
ード7を貯留するカード貯留ボックス5と硬貨8を貯留
する硬貨貯留ボックス6とを分けている例について説明
したが、本発明はこれに限られず、一つの貯留部内に、
プリペイドカード7を貯留するカード貯留領域と硬貨8
を貯留する硬貨貯留領域が別々に形成されるように構成
しても良い。
【0136】また上記の実施の形態では、プリペイドカ
ード7と硬貨8を振り分けて別々に貯留する例について
説明したが、本発明はこれに限られず、両者を振り分け
ずに同一の領域に貯留するように構成しても良い。同様
に、上記の実施の形態では、100円硬貨と500円硬
貨を分別して種類別に貯留する例について説明したが、
本発明はこれに限られず、両者を分別せずに同一の領域
に貯留するように構成しても良い。
【0137】また上記の実施の形態では、プリペイドカ
ード7を積層状態で貯留する例について説明したが、本
発明はこれに限られず、例えばプリペイドカード7を散
乱状態で貯留するように構成しても良い。
【0138】また上記の実施の形態では、硬貨検出セン
サ63a,63bが500円硬貨の満タンを検出する例
について説明したが、本発明はこれに限られず、別個の
センサを設けて100円硬貨の満タンを検出するように
構成しても良い。
【0139】また上記の実施の形態では、遊技媒体がパ
チンコ玉である例について説明したが、本発明はこれに
限られず、遊技媒体は、例えばメダル,点数,さらには
後述する画像式のパチンコ機やスロットマシン等におけ
る画像にて形成されたパチンコ玉やメダル等であっても
良く、これら遊技媒体は、遊技において使用される媒体
であれば、本発明の遊技媒体に含まれるものであり、そ
の形態が限定されるものではない。
【0140】さらに上記の実施の形態では、遊技機が封
入式のパチンコ機2である例について説明したが、本発
明はこれに限られず、遊技機は、例えばパチンコ玉が外
部に払い出される通常のパチンコ機,メダルやパチンコ
玉が外部に払い出されるスロットマシンやパチロット,
メダルが外部に払い出されることなく遊技可能なクレジ
ット式のスロットマシン等であっても良く、さらにはパ
チンコ玉やメダル等を用いずにデータ等により遊技可能
な遊技機,遊技盤やパチンコ玉が画像にて表示される画
像式のパチンコ機,リールが画像にて表示される画像式
のスロットマシン等であっても良く、その形態が限定さ
れるものではない。
【0141】
【発明の効果】まず請求項1に係る発明によれば、搬送
路に付設されるフレームの少なくとも表面が導電性表面
とされており、搬送路との接触により該フレームの表面
に発生する静電気が該フレームの表面から大気中に漏洩
するので、静電気の帯電を防止することができる。従っ
て、電子機器の誤作動や、搬送路上を搬送されるICカ
ードである遊技用記録媒体のICチップの損傷等の静電
気障害を防止することができるという効果を奏する。
【0142】また請求項2に係る発明によれば、搬送路
に付設されるフレームの表面が接地されており、搬送路
との接触により該フレームの表面に発生する静電気が該
フレームの表面から大地に漏洩するので、静電気の漏洩
が促進されて静電気の帯電防止が強化されるという効果
を奏する。
【0143】また請求項3に係る発明によれば、搬送路
の少なくとも表面が導電性表面とされており、遊技用記
録媒体との接触により該搬送路の表面に発生する静電気
が該搬送路の表面から大気中に漏洩するので、静電気の
帯電を防止することができるという効果を奏する。
【0144】また請求項4に係る発明によれば、搬送路
の表面が接地されており、遊技用記録媒体との接触によ
り該搬送路の表面に発生する静電気が該搬送路の表面か
ら大地に漏洩するので、静電気の漏洩が促進されて静電
気の帯電防止が強化されるという効果を奏する。
【0145】また請求項5に係る発明によれば、搬送路
の表面に当接するローラの少なくとも表面が導電性表面
とされ、かつ該ローラの表面が接地されており、遊技用
記録媒体との接触により該搬送路の表面に発生する静電
気が該ローラの表面から大地に漏洩するので、該ローラ
により接地の作用を兼用できると共に、静電気の漏洩が
促進されて静電気の帯電防止が強化されるという効果を
奏する。
【0146】また請求項6に係る発明によれば、搬送路
を覆うカバーが、搬送路上を搬送される遊技用記録媒体
を外部から視認可能に構成されており、遊技用記録媒体
が詰まった場合であっても詰まりの場所を容易に視認で
きるので、該詰まりを迅速に解消できるという効果を奏
する。
【0147】また請求項7に係る発明によれば、搬送路
を覆うカバーが透明の材料からなり、遊技用記録媒体が
詰まった場合であっても詰まりの場所を容易に視認でき
るので、該詰まりを迅速に解消できるという効果を奏す
る。
【0148】また請求項8に係る発明によれば、搬送路
を覆うカバーが導電性材料からなり、遊技用記録媒体と
の接触により該カバーに発生する静電気が該カバーの表
面から大気中に漏洩するので、静電気の帯電を防止する
ことができる。また該カバーに、搬送路上を搬送される
遊技用記録媒体を外部から視認可能な開口が形成されて
おり、遊技用記録媒体が詰まった場合であっても詰まり
の場所を容易に視認できるので、該詰まりを迅速に解消
できるという効果を奏する。
【0149】また請求項9に係る発明によれば、遊技用
記録媒体処理装置から排出される遊技用記録媒体を搬送
路上に誘導する遊技用記録媒体誘導路が導電性材料から
なり、遊技用記録媒体との接触により該遊技用記録媒体
誘導路に発生する静電気が該遊技用記録媒体誘導路の表
面から大気中に漏洩するので、静電気の帯電を防止する
ことができるという効果を奏する。
【0150】また請求項10に係る発明によれば、遊技
用記録媒体誘導路の表面が接地されており、遊技用記録
媒体との接触により該遊技用記録媒体誘導路に発生する
静電気が該遊技用記録媒体誘導路の表面から大地に漏洩
するので、静電気の漏洩が促進されて静電気の帯電防止
が強化されるという効果を奏する。
【0151】また請求項11に係る発明によれば、遊技
用記録媒体誘導路が、該遊技用記録媒体誘導路内を誘導
される遊技用記録媒体を外部から視認可能に構成されて
おり、遊技用記録媒体が詰まった場合であっても詰まり
の場所を容易に視認できるので、該詰まりを迅速に解消
できるという効果を奏する。
【0152】さらに請求項12に係る発明によれば、遊
技用記録媒体誘導路に、該遊技用記録媒体誘導路内を誘
導される遊技用記録媒体を外部から視認可能な開口が形
成されており、遊技用記録媒体が詰まった場合であって
も詰まりの場所を容易に視認できるので、該詰まりを迅
速に解消できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は遊技島の全体を表す斜視図である。
【図2】図2は遊技島の内部構造を表す正面図である。
【図3】図3は遊技島の内部構造を表す斜視図である。
【図4】図4は混在搬送機構を模式的に表す正面図であ
る。
【図5】図5は図4のA−A線断面図である。
【図6】図6(a)は図5のX部分の拡大図であり、図
6(b)は図5のY部分の拡大図である。
【図7】図7はカード処理ユニット及び硬貨処理ユニッ
トの近傍を表す斜視図である。
【図8】図8はカードの向きが変更される状態を表す正
面図である。
【図9】図9は収納ボックスの内部構造を表す斜視図で
ある。
【図10】図10(a)は収納ボックスの内部構造を表
す正面図であり、図10(b)はカード貯留ボックスを
表す斜視図である。
【図11】図11(a)は収納ボックスの内部構造を表
す側面図であり、図11(b)は硬貨貯留ボックスを表
す斜視図である。
【符号の説明】
1…遊技島 1a…紙幣搬送機構収容部 1b…幕板 2…パチンコ機 2a…操作部 3…紙幣搬送機構 3a…紙幣挿入口 3b…紙幣識別ユニット 3c…紙幣搬送路 3d…紙幣貯留ボックス 4…収納ボックス 4a…扉 5…カード貯留ボックス 5a…前蓋開閉部 5b…取っ手 5c…昇降溝 5d…取り外し口 5e…載置部 5f…詰まり検出孔 5g…カード検出孔 5h…位置決め部材 5’…予備貯留ボックス 6…硬貨貯留ボックス 6a…取っ手 6b…センサ挿通孔 6c…センサ挿通孔 6d…100円硬貨貯留部 6e…500円硬貨貯留部 7…プリペイドカード 7a…長辺部 7b…短辺部 8…硬貨 10…カード処理ユニット 11…カード挿入口 12…カード排出口 15…カード誘導路 15a…一方の通路 15b…他方の通路 15c…進入防止部材 15d…スリット孔 16…ガイド部材 20…硬貨識別ユニット 21…硬貨投入口 22…硬貨排出口 23…硬貨返却レバー 24…硬貨返却口 25…硬貨誘導路 30…混在搬送機構 31…コンベヤフレーム 31A…表面 31B…基体 32…混在搬送ベルト 32A…表面 32B…基体 32a…カード搬送領域 32b…硬貨搬送領域 33a…駆動モータ 33b…伝動ベルト 33c…駆動ローラ 33d…混在搬送ベルト駆動検出部 33e…従動ローラ 33f…ガイドローラ 34…コンベヤカバー 34a…スリット孔 35…進行妨害部 36…姿勢変更部材 37…隙間 38…カード誘導コンベヤ 40…支持部材 41…昇降子 42…ガイドレール 43a…駆動モータ 43b…駆動プーリ 44…施錠部 45…硬貨誘導シュート 46…硬貨搬送ベルト 47a…駆動モータ 47b…駆動ローラ 47c…従動ローラ 47d…硬貨搬送ベルト駆動検出部 47e…架設ベルト 47f…整列ローラ 48…硬貨分別ユニット 48a…硬貨分別孔 49…電源スイッチ 50…制御部 51…表示部 52…出力部 53…操作部 54…扉開閉検出スイッチ 55…押圧部 56…報知ランプ 57…扉施錠部 61…カード詰まりセンサ 62…カード検出センサ 63a…硬貨検出センサ 63b…硬貨検出センサ 64…カード貯留ボックス検出スイッチ G…大地 L…銅線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BA88 BB01 BB18 BB36 BC63 BC68 BC78 BC79 EA02 EA03 EA45 3E044 AA05 BA06 CA05 CA06 DE10 FA03 3E048 AA03 BA07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技に使用可能な遊技用有価価値の大きさ
    を特定可能な情報が記録された遊技用記録媒体の挿入を
    受け付け、該遊技用有価価値の大きさを遊技に使用させ
    るための処理を行う遊技用記録媒体処理装置から排出さ
    れる前記遊技用記録媒体を搬送する搬送路と、該搬送路
    に付設されるフレームとを有する搬送手段を少なくとも
    備えた遊技用設備装置であって、 前記フレームの少なくとも表面が導電性表面とされてい
    ることを特徴とする遊技用設備装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した遊技用設備装置であっ
    て、 前記フレームの表面が接地されていることを特徴とする
    遊技用設備装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載した遊技用設備装置
    であって、 前記搬送路の少なくとも表面が導電性表面とされている
    ことを特徴とする遊技用設備装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した遊技用設備装置であっ
    て、 前記搬送路の表面が接地されていることを特徴とする遊
    技用設備装置。
  5. 【請求項5】請求項3又は4に記載した遊技用設備装置
    であって、 前記搬送路の表面に当接するローラの少なくとも表面が
    導電性表面とされており、該ローラの表面が接地されて
    いることを特徴とする遊技用設備装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1つに記載した遊
    技用設備装置であって、 前記搬送路を覆うカバーが設けられ、 該カバーは、前記搬送路上を搬送される前記遊技用記録
    媒体を外部から視認可能に構成されていることを特徴と
    する遊技用設備装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載した遊技用設備装置であっ
    て、 前記カバーが透明の材料からなることを特徴とする遊技
    用設備装置。
  8. 【請求項8】請求項6に記載した遊技用設備装置であっ
    て、 前記カバーが導電性材料からなり、 該カバーに、前記搬送路上を搬送される前記遊技用記録
    媒体を外部から視認可能な第一の開口が形成されている
    ことを特徴とする遊技用設備装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1つに記載した遊
    技用設備装置であって、 前記遊技用記録媒体処理装置から排出される前記遊技用
    記録媒体を前記搬送路上に誘導する遊技用記録媒体誘導
    路が設けられ、 該遊技用記録媒体誘導路が導電性材料からなることを特
    徴とする遊技用設備装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載した遊技用設備装置であ
    って、 前記遊技用記録媒体誘導路の表面が接地されていること
    を特徴とする遊技用設備装置。
  11. 【請求項11】請求項9又は10に記載した遊技用設備
    装置であって、 前記遊技用記録媒体誘導路は、該遊技用記録媒体誘導路
    内を誘導される前記遊技用記録媒体を外部から視認可能
    に構成されていることを特徴とする遊技用設備装置。
  12. 【請求項12】請求項9〜11のいずれか1つに記載し
    た遊技用設備装置であって、 前記遊技用記録媒体誘導路に、該遊技用記録媒体誘導路
    内を誘導される前記遊技用記録媒体を外部から視認可能
    な第二の開口が形成されていることを特徴とする遊技用
    設備装置。
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