JP4145053B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【発明の属する技術分野】
【0001】
この発明は、スロットマシンを含む遊技機に関する。
【従来の技術】
【0002】
スロットマシン等の遊技機にはメダルの投入口が設けられている。遊技者は所定の枚数のメダルを投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要なメダルは、遊技ホール内に設けられたメダル貸機で借りることができる。メダル貸機は遊技機と遊技機の間に設けられることもあり、このことから台間機とも呼ばれる。メダル貸機でメダルを借り、メダルを所望の遊技機のメダル投入口に投入することによりゲームを開始することができる。この間のメダルを受けてこれらを投入するという作業は、利用者自らが行っていた。
【0003】
これでは一度に多数のメダルを投入するときに手間がかかり不便である。メダル貸機からのメダルを所望の遊技機のメダル投入口に直接送ることができれば、手間が省けて便利である。しかし、一度に多数のメダルを投入できるようにすると、メダルが投入口あるいは排出口で詰まるという問題があった。
【0004】
このため、メダルを一度に投入することを可能にし、投入されたメダルを自動的に送り出すことができるメダル投入装置を導入するとともに、このメダル投入装置にメダル貸機から直接メダルを送ることができる遊技機が望まれていた。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は係る要請に応えるためになされたものであり、メダル貸機から直接メダルを送ることができ、利用者の手間を省くことができる遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、メダルを遊技機内部へ送り出すメダル投入装置と、前記メダル投入装置の上方に設けられ、隣接して設けられたメダル貸機からメダルを受けるメダル受け部と、前記メダル受け部に設けられ、受けたメダルを通過させて前記メダル投入装置に送るとともに、外部からメダルを投入可能となるように、互いに対向する長辺及びこの長辺よりも短く且つ互いに対向する短辺によって長方形に形成された投入開口部と、前記投入開口部の各長辺の外側に設けられ、前記投入開口部を挟んで互いに対向する発光素子及び受光素子を有し、前記投入開口部を通過するメダルを検出する光学式センサと、前記発光素子及び前記受光素子の位置に合わせて前記投入開口部の各長辺に設けられて互いに対向する光透過部と、前記光学式センサの出力に基づき前記メダル投入装置を駆動する制御部とを備え、前記光透過部は、前記発光素子から前記受光素子への光軸が、前記投入開口部のメダルの通過方向に垂直な平面内で前記投入開口部の短辺に対して傾斜をもつようにずれて形成されていることを特徴とする。
【0008】
発明の実施の形態1.
発明の実施の形態1に係る装置/方法について図面を参照して説明する。図1は、メダル投入装置を備える遊技機(スロットマシン)を示す。メダル投入装置により投入されたメダルをメダルセレクタやメダル内部貯留装置やホッパーに送ることができる。
【0009】
図1においてスロットマシン10に隣接してメダル貸機(台間機)400が設けられている。スロットマシン10で遊技を楽しもうとする利用者は、まずメダル貸機400に紙幣を入れて遊技媒体(メダル)を借りる。図1において、メダル貸機400から排出されるメダルは、そのノズルを経由してスロットマシン10のメダル受け部(下皿)311に直接送りこまれる。利用者はメダル投入装置のメダル投入口100に直接メダルを入れることもできる。
【0010】
スロットマシン10は、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この中央部の表示窓12の中央には、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。ベットスイッチ16は、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代える。精算スイッチ17は、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す。スタートスイッチ30は回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはペットスイッチ16の投入を条件に、リールユニット60の駆動を開始させる。ストップスイッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるためのものである。リールユニット60は、三個の回転リール40とから構成されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
【0011】
図2はメダル投入装置100のメダル投入口付近を斜め上から見た状態を示す。101はスタート/ストップスイッチである。スイッチ101は受け部1の左側(図2の場合)あるいは右側いずれに設置されてもよいが、後述の発明の実施の形態3,4の場合においては、ノズル401と干渉することを避けるためにスイッチ101は図2の位置であることが好ましい。このスイッチ101を操作することによりメダル投入装置100が動作/停止する。遊戯者が多数のメダルをメダル受け部1に投入すると、メダルは漏斗状のメダル受け部1の斜面を滑って開口部Aに到達し、そこからメダル投入装置本体201に落下する。開口部Aの大きさは複数のメダルが容易に落下する程度に、やや大きめになっている。したがって、1、2枚程度のメダルを投入したときはもちろん、多数のメダルを同時に投入したときでも何枚かは確実にベルト2に落下し、搬送される。後述のように、開口部Aを通って複数のメダルがベルト2に落下してもメダルは1枚ずつ搬送される(メダルセレクタにおいてメダルを検査・選別したり、枚数を計数するために、メダルは1枚ずつ搬送されることが望ましい)。なお、メダル受け部1は着脱可能としてもよい。
【0012】
スロットマシン10は、図1において点線で示すように、メダル揚送装置320、揚送されたメダルを受けてこれを送り出すメダル投入装置の本体201(詳細は後述する)、送り出されたメダルを受けて正しいメダルかどうか判別するメダルセレクタ300及びスロットマシン10内に貯留されたメダルを払い出すためのメダル払い出しホッパ310を備える。メダル貸機400から排出されてスロットマシン10のメダル受け部(下皿)311に送りこまれたメダルは、メダル揚送装置320により自動的にメダル投入装置100あるいはその本体201、少なくともメダルセレクタ300の前段階に送られる。具体的には、後述のベルト式メダル送り出し装置の場合、揚送装置320によりメダルはベルト2上に送りこまれ、後述のスライド式メダル送り出し装置の場合、メダル溜りD内に送りこまれる。あるいは、メダル受け部1にメダルが送りこまれ、開口部Aを通ってメダル送り出し装置内に到達してもよい。この後、メダル送り出し装置によりメダルはメダルセレクタ300に1枚づつ送り出される。もし、メダル揚送装置320にメダルを整列させる機能が備わっているのであれば、メダルセレクタ300のメダル入り口にメダルが送りこまれてもよい。
【0013】
メダル揚送装置320は、例えば、ベルトコンベヤ方式によりメダルを揚送する。パチンコ、スロットマシン等の遊戯施設では、連設される各遊戯機器からメダルを回収したり、各遊戯機器にメダルを分配供給する装置としてベルトコンベヤ方式が一般的に用いられている。あるいは、スクリューの回転によってメダルを揚送するようにしてもよい。スクリュー式のメダル揚送装置は、例えば、軸方向に延びるスクリューと、スクリューが回転可能に添設される搬送ベースと、スクリューをはさみ搬送ベースと対向する位置に配設されるガイドレールとを備え、スクリューのピッチ幅内にガイドレールによって立脚状態に保持されるメダルが、スクリューの回転によって軸方向へ移動されるものである。スクリューを回転させることによって、メダルはスクリューの軸方向へ押出され移動するようになり、メダル搬送経路に高低差を有する揚送部が形成されていても、容易に揚送される。
【0014】
メダルセレクタ300は、筐体の前扉の裏面においてメダル投入装置201のメダル排出側に設けられている。メダルセレクタ300は排出されたメダルの通過を検出しながら、メダルをホッパ装置310に向かって転動させ、外径が所定寸法と違う異径メダルや、鉄又は鉄合金で作製された不正メダルを選別して排除するとともに、1ゲームあたりに投入可能な所定枚数以上のメダルを選別して排除するための装置である。メダルセレクタ300の下側には、その下部側を覆って前扉の払出し口304に連通する導出路が設けられている。メダルセレクタ300により振り分けられたメダルは、この導出路を介して払出し口304から遊技者に返却される。メダルセレクタ300は、メダルセレクタ本体と、投入されたメダルをメダルセレクタ300内に導くメダル投入部と、メダルセレクタ300から排出されるメダルをホッパ装置310に向かって排出するメダル排出部と、メダルセレクタ300から払出し口304にメダルを返却するメダル返却部とを備えている。
【0015】
筐体の内部には、その内底面に固定され、内部に複数のメダルを貯留して、貯留したメダルを前扉の前面に設けた払出し口304に1枚ずつ払い出すためのホッパ装置310が設置されている。このホッパ装置310の上部には、上方に向けて開口し、内部に複数のメダルを貯留するホッパタンクを備えている。ホッパ装置310は、大別すると、ホッパシャーシと、このホッパシャーシに回転可能に支持され、ホッパタンクから落下したメダルが上方より1枚ずつはまり込む複数個(例えば5個)のメダル落とし穴を有するロータディスクと、このロータディスクを回転するDCモーターとを備えている。このDCモーターの駆動力により回転するロータディスクの回転時に、ロータディスクのメダル落とし穴に落ち込んだメダルMは、メダル排出口から外部に排出される。上記ホッパシャーシの上部には、ベースプレートが斜めに取り付けられる。ベースプレートにはDCモーターが固定されている。DCモーターの出力軸は、ベースプレートを貫通して、その上面のほぼ中央に突出している。ベースプレートが斜めになっているので、DCモーターの出力軸は垂直方向に対して交差している。このため、ロータディスクは、そのメダル排出口側が高く、その反対側が低くなっている。ベースプレートの上にはハウジングサポートが位置する。ハウジングサポートの周囲には隆起した突縁部が形成されている。この突縁部のメダル排出口の部分は切り欠かれており、メダルはこの部分を通って排出される。ロータディスクのメダル落とし穴に落ち込んだメダルが、ロータディスクの回転に伴いメダル排出口に位置すると、当該メダルはメダル排出口を通って外部に排出される。このように、ロータディスクの回転に伴い、メダルが順番に排出される。
【0016】
メダル貸機(台間機)400は、貨幣の投入等に応じて遊技用メダルを払出すものである。その排出口には払い出しノズル401が設けられている。スロットマシンを多数列設した、いわゆるパチスロ島には、遊技用メダルを貸出すメダル貸出機が各スロットマシンの側方に設けられており、貨幣やプリペイドカードの投入などによりメダルを借りることができるようになっている。したがって、遊技客は遊技中に手持ちの遊技用メダルが少なくなった場合であっても、席から離れることなく、しかも遊技を続けながらでもメダルを借りることができる。
【0017】
台間メダル貸機400の本体は縦長略矩形状を呈しており、前面上方に金銭を投入してメダルを借りるための紙幣投入口402が設けられている。紙幣投入口402の下方には、貸し出すメダルの数量などを表示する表示板403が設けられる。紙幣投入口402の内部には図示しない紙幣識別装置が設けられている。この紙幣識別装置は、紙幣投入口402から投入された紙幣が真(本物の紙幣)の場合、投入された紙幣に相当するメダルをメダル貸機400から排出し、また、紙幣投入口402から投入された紙幣が偽(偽紙幣)の場合、投入された紙幣をそのまま紙幣投入口402に戻す。メダル貸機400の内部にはメダルを払い出すための装置としての図示しないホッパーが設けられている。ホッパーの上部には図示しないメダル収納部が設けられている。ホッパーは、メダル収納部内に収納されたメダルをその払出口から一枚づつ払い出しノズル401に排出する。
【0018】
台間メダル貸機400の紙幣投入口402から所定の金額の紙幣が一枚挿入されると、挿入された紙幣は紙幣識別装置で真偽が判定される。投入された紙幣が真の場合、投入された紙幣の金額に相当するメダルの数量を表示部403に表示するとともに、ホッパー18によりメダル収納部に収納されたメダルが所定の数だけ一枚一枚払出口401から排出される。メダルは払い出しノズル401により案内されてメダル受け部311内に導かれる。これによって、遊技客は容易にスロットマシン10の遊技を楽しむことができる。
【0019】
図3は、スロットマシン10とメダル貸機400のブロック図を示す。図中実線はメダルの流れを示し、点線は信号の流れを示す。メダル貸機400において、制御ユニット405は図示しない紙幣識別機からの信号を受けてホッパーユニット404を駆動する。ホッパーユニット404は所定の数のメダルを送り出すまで内部の機構が回転し、メダルを1枚づつ払い出しノズル401へ送り出す。払い出しノズル401は受けたメダルを案内し、スロットマシン10のメダル受け部311に送り出す。スロットマシン10のセンサ5(詳しくは後述する)はメダル受け部311にメダルが送りこまれたかどうか検出し、メダルが送りこまれたときは、制御部102がメダル揚送装置320を駆動するとともに、メダル投入装置201も駆動する。メダル投入装置201により送り出されたメダルはメダルセレクタ300を通って判別された後、貯留される。そして、必要に応じてメダル払い出しホッパ310によりメダル払い出し口304へ送られる。
【0020】
次に、本発明の実施の形態に係るメダル投入装置の動作について説明する。まず、図4に基づきセンサからの信号に基づく一括投入装置の駆動手順について説明する。
S1:センサ5から信号を受ける。
S2:受けた信号に基づきメダル受け部311にメダルが投入されたかどうか判定する。
S3:メダルが投入された場合、メダル揚送装置320及びメダル投入装置201を駆動する。これにより投入されたメダルはメダルセレクタ300を通ってメダルホッパ310に搬送される。
ただし、クレジットの限度を超える場合にそれ以上クレジットを増やすことは好ましくないので、クレジットの限度を超える場合は一括投入装置の駆動を停止する。クレジットの信号はスロットマシン内の図示しない制御部(マイクロコンピュータ)から送られる。同様に、内部ホッパが満杯の場合も一括投入装置の駆動を停止する。ホッパの満杯信号は図示しないホッパ内のセンサから送られる。これらに関するS4〜S10の処理を説明する。
S4:エラーE1〜E5が発生しているかどうか判定する。エラーが発生した場合、一括投入装置の駆動を停止する(S11)。エラーE1〜E5の詳細を図5に示す。エラーE1〜E5のいずれかが発生すると、遊技メダル払い出し枚数表示機にエラーが表示され、遊技は不可能になる。この状態は所定の解除手順が実行されるまで継続され、解除手順が実行されると異常発生前の状態に復帰する。
S5:モーターが起動しており、かつ一定時間にメダルの投入が検出されないかどうか判定する。YESの場合、メダルづまりなどの異常が考えられるので一括投入装置の駆動を停止する(S11)。
S6:クレジットの枚数が限度(50枚)に達しているかどうか判定する。YESの場合、それ以上のクレジットを禁止するために一括投入装置の駆動を停止する(S11)。
S7:ベット数が上限に達しているかどうか判定する。ベット(BET)とはスロットマシンにおいてメダルをかけることである。1プレイ1Betが基本であるが、マシンによっては2Betから等の制限があることがある。YESの場合、それ以上のベットを禁止するために一括投入装置の駆動を停止する(S11)。
S8:ゲーム中であるかどうか判定する。ゲーム中とは、スタートレバーがオンされてリールが回転し、その後リールが停止するまでの間である。ゲーム中であれば一括投入装置の駆動を停止する(S11)。
S9:リプレイ中であるかどうか判定する。リプレイ中であればメダルを投入する必要はないので一括投入装置の駆動を停止する(S11)。
S10:センサ5からの信号に基づき投入口部分にメダルがなくなったかどうか判定し、メダルがなくなったとき一括投入装置の駆動を停止する(S11)。
【0021】
以上の手順によれば、メダル受け部311にメダルが投入されたとき、メダル揚送装置320及びメダル投入装置201を駆動してメダルをメダルホッパ310へ自動的に搬送することができる。
【0022】
なお、スイッチ101からの信号に基づいてメダル揚送装置320及びメダル投入装置201を駆動してもよい。
【0023】
次に、メダル投入装置201について具体例を用いて説明する。図6はベルト式のメダル投入装置の概要を示す図である。図6(a)は断面図、図6(b)は斜視図である。図6(a)(b)において駆動機構の表示を省略している。図6(b)において、メダル受け部1等の表示を省略している。
【0024】
図6(a)(b)において、1は投入されたメダルが通過する開口部Aが底部に設けられた漏斗状のメダル受け部、2は前記メダル受け部1の下側に設けられ、前記開口部Aからメダルを受けてこれを搬送するベルト、3は前記メダル受け部1と前記ベルト2の間に設けられ、重なった状態で投入された複数のメダルを分離するためのローラである。ローラ3は前記ベルト2と略平行に設けられている。ローラ3とベルト2の間には隙間bが設けられている。この隙間bは、メダルを1枚ずつ搬送するときはメダル1枚の厚さよりも多少広く、メダル2枚分の厚さより狭くなっている。この場合、ベルト2によりメダルが1枚ずつ搬送される。隙間bの大きさは搬送するメダルの厚さ及び搬送枚数に応じて定められる。図中に矢印で示すように、隙間bにおいて、ローラ3は前記ベルト2の搬送方向と逆方向に動く。より詳しくは、ローラ3は、該ローラ3のベルト2の搬送方向に対向する側が、ローラ3に対向するベルト2の面の搬送方向とは逆方向に移動するように回転する。ローラ3がベルト2の搬送方向と逆方向に動くとは、このようなことをいう。
【0025】
4は前記ベルト2の終端に設けられ、搬送されたメダルを所定の方向に誘導するメダルガイドである。6はベルト2を駆動するためのローラである。7は開口部Aにあるメダルをベルト2上に誘導するためのメダルガイドである。
【0026】
5はメダル受け部311に設けられているのと同様なメダルセンサである。メダルセンサ5はメダルを構成する金属に反応する金属センサである。例えば、メダルに接触してこれに電気を流し、その電気抵抗の大きさによりメダルの有無及び/又はメダルの種類を判定するセンサである。例えば、渦電流を利用して非接触でメダルの有無を判定するセンサである。この場合、メダルのみを検知することができ、タバコやライターなどメダルと関係ない小物が投入口に置かれてもこれらをメダルと区別することができる。メダルセンサ5は光学式のセンサであってもよい。例えば、メダルの表面で反射した(あるいはメダルにより遮蔽された)光を検出することにより、メダルの有無を判定するセンサである。この場合、メダルの材質の違いによる誤動作はない。
【0027】
図6のメダル投入装置に1枚のメダルMが投入された場合の動作について説明する。メダル受け部1の開口部Aを通ったメダルMはベルト2上に落下する。ベルト2は矢印の方向に動いているので、メダルMの先端も同じ方向に移動する。そして、メダルMの他端もベルト2上に落下する。ベルト2とローラ3の隙間はメダル1枚の厚さよりも広いので、メダルMはベルト2により搬送され、ベルト2の端部に到達する。そして、メダルMはベルト2の端部からメダルガイド4に沿って落下する。そしてメダルセレクタ300に導かれる。
【0028】
複数(2枚)のメダルM、M‘が投入された場合、下側のメダルMは同様に搬送されるが、メダルM‘はベルト2に接触しない。代わりに上側のメダルM’はローラ3に接触し、やや上に持ち上げられるとともに開口部A側に押し戻される。メダルM‘は、メダルMが搬送される間、開口部A内にある。このようにメダルM‘はメダルMと分離される。メダルMが搬送されると、メダルM’は少し落下して図6のメダルMと同じ状態になる。そして、メダルM‘も同様に搬送される。
【0029】
ローラ3がない場合について考えてみる。メダルが2枚重なった状態で投入されると、そのままベルト2により搬送されてしまう。これではメダルセレクタにおいてメダルが詰まるおそれがある。ローラ3の代わりに板を用いてメダル1枚分の隙間を設ける場合について考えてみる。メダルが2枚重なった状態で投入されると、2枚一緒にベルトで搬送される。すると隙間部分でメダルが詰まるおそれがある。したがって、複数のメダルが同時に投入されたときメダル詰まりを起こすことなくメダルを1枚ずつ搬送するためには、例えば、ローラ3を設けることが望ましい。
【0030】
メダル投入装置201の他の具体例について説明する。メダル投入装置201としてスライド式のメダル投入装置を用いることができる。図7は、このメダル投入装置の斜視図である。図7において、メダル受け部1等の表示を省略している。図8はメダル投入装置の断面図である。
【0031】
図7に示すように、一括投入機構201は、本体202と、この本体202の前面を開閉自在に覆う蓋体203とを備え、本体202の内部にメダルを送り出すための機構が設けられている。図7では、駆動機構の図示は省略している。また、図7では、内部構造を理解し易いように蓋体203の一部分を切開している。
【0032】
本体202は、15度程度傾けて作製されており、本体202の前面には基部204が取り付けられている。基部204を斜めに取り付けることにより、投入されたメダルをメダル溜りDからスライド板205にスムースに載せるとともに、同じくメダルをスライド板205からメダルレール部204aにスムースに移動させることができる。
【0033】
基部204には、斜めのメダルレール部204aが設けられている。メダルレール部204aは、本体202の側板206に設けられたメダル出口206aと接続されていて、メダルレール部204aにメダルが載せられると、メダルが転がっていってメダル出口206aから排出される。
【0034】
スライド板205は、図示しない駆動機構により基部204の表面に沿って上下にスライドする。スライド板205の表面には、複数のリブ207が設けられている。スライド板205に設けられたリブ207は、メダルをかき混ぜるとともに(縦方向の)整列作用をもち、溜まったメダルを全て排出することができる。従って、スライド板205の下の部分(スライド板205が上限まで移動しても露出しない部分)には、リブを設ける必要なない。また、リブ207の上下方向の長さが長ければ、メダルのかき混ぜ効果が大きく、リブ207の長さが短いと同効果が小さい。さらに、メダルをかき混ぜ、スライド板205が上方に移動する際にメダルを回転させるように、リブ207の上端には手前側に傾斜が設けられている。また、複数のリブ207の間隔は、それぞれ均等でなくてもよい。ただし、リブ207の間隔は、メダルの直径よりも小さくなければならない。リブ207の幅もそれぞれ同じでなくてもよい。
【0035】
一方、蓋体203の内側にもリブ207aが設けられており、これらのリブ207,207aは互いに嵌り合い、メダルが落下する隙間をなくしている。また、本体202及び蓋体203にリブ207,207aを設けることによって、本体202と蓋体203とのクリアランスを大きく取ることができ、メダル投入装置の量産性を向上させることができる。さらに、ゴミがリブ207,207a間の隙間から落下して溜まらないので、装置のメンテナンス上も望ましい。また、蓋体203は、メダル投入口C及び投入されたメダルを受けるメダル受け部208がその内側に形成されている。
【0036】
スライド板205のメダル排出口206a側の上端には、ツメ状の突起部205aが設けられている。この突起部205aは、スライド板205が上方に移動してメダルがスライド板205の上端面からメダルレール部204aに移動する際、メダル排出口206aでメダルが2枚以上重なることを防止する役目を果たす。すなわち、メダル排出口206aはメダル1枚分の幅を有するため、メダル排出口206aでメダルが詰まることなく、円滑にメダルを排出することができる。
【0037】
次に、この発明の実施の形態に係るメダル投入装置の動作について説明する。
【0038】
1.ステップ1(図8参照)
図8において、1は投入されたメダルが通過する開口部Aが底部に設けられた漏斗状のメダル受け部、5はメダル受け部1の開口部Aの近傍でメダルの有無を検知する投入口メダルセンサである。図4に示す手順に従いセンサ5又はスイッチ101からの信号に基づき図8の一括投入装置は駆動及び停止される。メダル受け部1の開口部A及びメダル投入口Cを通過したメダル(COIN)はメダル受け部208に達し、メダル溜りDに蓄積される。メダル受け部208には基部204に向かって傾斜が付けられているので、メダルは基部204あるいはスライド板205の方向に移動する。図8では、スライド板205は最も低い位置にある。なお、スライド板205の位置がどのような場合でも、このメダル投入装置201はメダルをメダル出口206aから排出することができる。また、メダルが立った状態でなく、横になった状態でも同様である。
【0039】
2.ステップ2
上述の状態でスライド板205が上方に移動すると、スライド板205の上端部がメダルに接触してメダルを起こし、メダルの基部204側を持ち上げる。
【0040】
3.ステップ3
さらにスライド板205が上方に移動すると、スライド板205に設けられたリブ207によりメダルは立たされ、さらにリブ207の傾斜した頂部にメダルが引っかけられてメダルが回転する。こうしてメダル溜りDに蓄積されたメダルはかき混ぜられることになる。
【0041】
4.ステップ4
次に、起こされ及び/又はかき混ぜられたメダルは、スライド板205が下に移動したときに、スライド板205の上端面205b上に載置される。そしてメダルはスライド板205に押し上げられ基部204に沿って上昇する。
【0042】
5.ステップ5
スライド板205の上端面がメダルレール部204aに達したとき、より正確にはメダルが載っているスライド板205の上端面が、対応するメダルレール部204aの端面と同じかあるいは高くなったとき、メダルはスライド板205の上端面からメダルレール部204aに移動する。メダルレール部204aに載ったメダルは、その傾斜に従って転がって移動し、メダル出口206aから排出される。このとき、スライド板205のメダル排出口206a側の上端に設けられたツメ状の突起部205aによって、メダルがスライド板205の上端面からメダルレール部204aに移動する際、メダル排出口206aでメダルが2枚以上重なることが防止される。すなわち、メダル排出口206aはメダル1枚分の幅を有するため、メダル排出口206aでメダルが詰まることなく、円滑にメダルを排出することができる。このステップにおいて、メダルがさらに投入されるとステップ1と同じ状態になる。メダル溜りDに存在する全部又は一部のメダルが排出されるまで、以上のステップ1〜ステップ5が繰り返される。
【0043】
なお、ステップ1において、図8に示すようにメダルが横になった状態を前提としていた。しかし、投入されたメダルの状態はさまざまであり、特に多数のメダルが投入されたとき、さまざまな状態のメダルが混在している。この発明の実施の形態に係るメダル投入装置は、メダルがどのような状態であってもメダルの排出処理を行うことができる。すなわち、メダルの状態は立っている状態と横になっている状態のほかに、さまざま中間の状態を取り得るが、本装置のスライド板205の上下動作を繰り返すうちに、メダルの状態は立っている状態又は横になっている状態のいずれかに収斂する。これら以外の状態は不安定であり、ほとんど全ての場合これらのいずれかになる。メダルが立っている状態では、スライド板205が下がっている時に直接その上端部205bに載置され、メダルが横になっている状態では、上述のようにメダルは、リブ207が設けられたスライド板205によって起こされ及び/又はかき混ぜられて排出することができる。上述した実施の形態では、本体202及び蓋体203の両方にリブが設けられた場合について説明したが、蓋体203にはリブを設けなくてもよい。また、蓋体203にリブ207aを設けた場合、長さの短い上端部だけのリブであってもよい。要するに、メダルが下に落ちず、かつ、メダルをかき混ぜるとともに(縦方向の)整列させることができればよく、このような種々の場合にも上述と同様な効果を奏することができる。
【0044】
駆動機構は、例えば、ソレノイドコイルを用いて往復運動させるもの、リニアモータを用いて往復運動させるもの、レールと車輪を用いて往復運動させるもの、などを用いることができる。要するに、本発明の実施の形態に用いられる駆動機構は、何らかの手段により往復運動を実現できればよい。
【0045】
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態1において、メダルの存在を検出するセンサ5を遊技機10のメダル受け部311に設けていたが、センサ5をメダル貸機400側に設けてもよい。この場合のブロック図を図9に示す。センサ5は機械式のスイッチ、金属センサあるいは光学式のセンサである。センサ5は例えば次のように設けられる。
・払い出しノズル401の先端及び/又はメダル貸機400の本体側に設けられる。
・ホッパーユニット404の排出口近傍に設けられる。
【0046】
センサ5からの信号に代えて、制御部102は制御ユニット405からのメダル送出信号を受け、これに基づきメダル揚送装置320及び/又はメダル投入装置201を駆動するようにしてもよい。
【0047】
発明の実施の形態3.
上記発明の実施の形態に係る遊技機10はメダル揚送装置320を備え、メダル受け部311に受けたメダルをメダル投入装置201まで持ち上げていたが、メダル貸機400のノズル401を直接メダル投入口1に導くように構成して、メダル揚送装置320を用いないようにしてもよい。
【0048】
この発明の実施の形態3に係る遊技機及びメダル貸機の外観を図10に、ブロック図を図11に示す。図10において、払い出しノズル401がメダル貸機400のほぼ中間の高さ(この位置に遊技機のスイッチやメダル投入口が設けられている)に設けられている。そして、ノズル401の先端がメダル受け部1に挿入されている。このため、メダル貸機400からのメダルはメダル受け部1に直接送られる。
【0049】
図12はメダル受け部1を斜め上から見た図である。点線で示すように、メダル受け部1の裏面に2つのセンサ5a,5bが設けられている。これらのセンサ5a,5bはメダル受け部1の開口部A近傍に置かれたメダルを検出する。なお、ノズル401との干渉を避けるためスイッチ101を左側(図12に示される側と反対)に設けることが好ましい。
【0050】
図13はメダル受け部1を外した状態を示す。メダル受け部1の裏側に2つのセンサ5a,5bが設けられている。開口部Aの下側にメダル投入装置201のメダルガイド7が設けられている。
【0051】
図14はセンサ5として透過型フォトセンサを用いたものである。コの字型のフォトセンサが開口部Aの上下に設けられている。メダルは開口部Aを図面紙面に対して垂直方向に移動する。フォトセンサ5は発光素子を備える部分5−Uと受光素子を備える部分5−Lを含む。開口部Aのうち部分5−U側には、図示しない発光素子の光を通過させるためのスリットSが設けられている。同様に、開口部Aの部分5−L側には、受光素子5−Sに光を導くためのスリットSが設けられている。スリットSは、例えばメダル受け部1を形成する樹脂製の部材に穴を設けることにより形成される。部分5−Uの発光素子の光はスリットSを通って受光素子5−Sに入射する。図14の透過型フォトセンサの光軸Lは斜めになっている。これに合わせて、5−U側のスリットに対して5−L側のスリットは少しずれて配置されている。係る構造により上側のスリットSを通り抜けたゴミなどがセンサ5−Sに付着することはない。これにより動作不良を防止することができる。
【0052】
図15及び図16は光学式センサの取り付け状態の説明図である。図15はメダル受け部1の断面を示し、図16はメダル受け部1を上から見た図を示す。
【0053】
メダルが投入されていないとき開口部Aにはメダルが存在しない。発光素子からの光は図14に示すように受光素子5−Sに入射するので、受光素子5−Sは受光信号を出力する。一方、メダルが投入されたとき開口部A内にメダルが進入するので光軸Lは遮られる。受光素子5−Sは受光信号を出力しない。これを図示しないマイクロコンピュータで検出することにより、メダルの有無を判定することができる。
【0054】
図17はセンサ5として反射型フォトセンサを用いたものである。フォトセンサ5が開口部Aの上側(又は下側でもよい)に設けられている。メダルは開口部Aを図面紙面に対して垂直方向に移動する。フォトセンサ5は発光素子及び受光素子を備える。開口部Aの上下には図示しない発光素子の光を通過させるためのスリットが設けられている。スリットSは、例えばメダル受け部1を形成する樹脂製の部材に穴を設けることにより形成される。Lは光軸である。発光素子の光はスリットSを通って開口部Aを通過し、センサ5の反対側に抜ける。
【0055】
図18及び図19は発明の実施の形態4に係る光学式センサの取り付け状態の説明図である。図18はメダル受け部1の断面を示し、図19はメダル受け部1を上から見た図を示す。
【0056】
メダルが投入されていないとき開口部Aにはメダルが存在しない。発光素子からの光は図17に示すように開口部Aを通過し、センサ5に設けられた図示しない受光素子に戻らない。受光素子は受光信号を出力しない。一方、メダルが投入されたとき開口部A内にメダルが進入し、光軸L上にメダルが存在するようになる。すると発光素子の光はメダル上で反射され、その一部が受光素子に入射する。その結果、受光素子は受光信号を出力する。これを図示しないマイクロコンピュータで検出することにより、メダルの有無を判定することができる。
【0057】
なお、図15に示すように、上側のスリットに対して下側のスリットを少しずらして配置するようにしてもよい。また、開口部Aの内面が光を反射しない(例えば黒色に着色してある)とき、図17の下側のスリットを設けなくてもよい。なお、以上の説明においてセンサ5をメダル受け部1に設けていたが、同様のやり方でセンサ5をメダル受け部(下皿)311や払い出しノズル401に設けることができる。
【0058】
発明の実施の形態4.
発明の実施の形態3において、メダルの存在を検出するセンサ5を遊技機10のメダル受け部1に設けていたが、センサ5をメダル貸機400側に設けてもよい。この場合のブロック図を図20に示す。センサ5は機械式のスイッチ、金属センサあるいは光学式のセンサである。センサ5は例えば次のように設けられる。
・払い出しノズル401の先端及び/又はメダル貸機400の本体側に設けられる。
・ホッパーユニット404の排出口近傍に設けられる。
【0059】
センサ5からの信号に代えて、制御部102は制御ユニット405からのメダル送出信号を受け、これに基づきメダル揚送装置320及び/又はメダル投入装置201を駆動するようにしてもよい。
【0060】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【発明の効果】
【0061】
以上のとおり、本発明によれば、メダル貸機から直接メダルを送ることによりメダルの自動投入を可能にし、利用者の手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】 発明の実施の形態1に係る遊技機(スロットマシン)とメダル貸機(台間機)の正面図である。
【図2】 発明の実施の形態1に係る遊技機のメダル受け部の詳細図である。
【図3】 発明の実施の形態1に係る遊技機(スロットマシン)とメダル貸機(台間機)のブロック図である。
【図4】 発明の実施の形態1に係る動作フローチャートである。
【図5】 発明の実施の形態1に係るエラーの種類の一覧である。
【図6】 発明の実施の形態1に係るメダル投入装置の概要図である。図1(a)は断面図、図1(b)は斜視図である。
【図7】 発明の実施の形態1に係る他のメダル送り出し装置の斜視図である。
【図8】 発明の実施の形態1に係るメダル送り出し装置の動作の説明図(概略側断面図)である。
【図9】 発明の実施の形態2に係る遊技機とメダル貸機のブロック図である。
【図10】 発明の実施の形態3に係る遊技機とメダル貸機の正面図である。
【図11】 発明の実施の形態3に係る遊技機とメダル貸機のブロック図である。
【図12】 発明の実施の形態3に係るメダル受け部を上方から見た図である。
【図13】 発明の実施の形態3に係るメダル受け部を外した状態を示す図である。
【図14】 発明の実施の形態に係るメダルセンサの概略図である。
【図15】 発明の実施の形態に係るメダル投入装置の概略断面図である。
【図16】 発明の実施の形態に係るメダルセンサの取り付け状態の説明図である。
【図17】 発明の実施の形態に係る他のメダルセンサの概略図である。
【図18】 発明の実施の形態に係るメダル投入装置の概略断面図である。
【図19】 発明の実施の形態に係るメダルセンサの取り付け状態の説明図である。
【図20】 発明の実施の形態4に係る遊技機とメダル貸機のブロック図である。
【符号の説明】
【0063】
1 メダル受け部
2 ベルト
3 ローラ
4 メダルガイド
5 メダルセンサ
6 ベルト用ローラ
7 メダルガイド
100 メダル送り出し装置
101 スタート/ストップスイッチ
102 制御部
103 一括投入機構駆動部
201 メダル投入装置
202 本体
203 蓋体
204 基部
204a メダルレール部
205 スライド板
205a 突起部
205b 上端面
206 側板
206a メダル排出口
207,207a リブ
208 メダル受け部
300 メダルセレクタ
304 メダル払い出し口
310 メダル払い出しホッパ
311 メダル受け部(下皿)
320 メダル揚送装置
400 メダル貸機(台間機)
401 払い出しノズル
402 紙幣挿入口
403 表示部
A メダル受け部の開口部
C メダル投入口
D メダル溜り
L フォトセンサ光軸
S スリット

Claims (1)

  1. メダルを遊技機内部へ送り出すメダル投入装置と、
    前記メダル投入装置の上方に設けられ、隣接して設けられたメダル貸機からメダルを受けるメダル受け部と、
    前記メダル受け部に設けられ、受けたメダルを通過させて前記メダル投入装置に送るとともに、外部からメダルを投入可能となるように、互いに対向する長辺及びこの長辺よりも短く且つ互いに対向する短辺によって長方形に形成された投入開口部と、
    前記投入開口部の各長辺の外側に設けられ、前記投入開口部を挟んで互いに対向する発光素子及び受光素子を有し、前記投入開口部を通過するメダルを検出する光学式センサと、
    前記発光素子及び前記受光素子の位置に合わせて前記投入開口部の各長辺に設けられて互いに対向する光透過部と、
    前記光学式センサの出力に基づき前記メダル投入装置を駆動する制御部とを備え、
    前記光透過部は、前記発光素子から前記受光素子への光軸が、前記投入開口部のメダルの通過方向に垂直な平面内で前記投入開口部の短辺に対して傾斜をもつようにずれて形成されていることを特徴とする遊技機。
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