JP4579176B2 - メダル送り装置 - Google Patents

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Description

この発明は、スロットマシンなどのメダル遊技機に、遊技メダルを一括投入するために用いられるメダル送り装置に関するものである。
従来より、スロットマシンなどのメダルを遊技媒体とする遊技機において、効率の良い遊技を行いたいという要請、あるいは、なるべく遊技メダルに手を触れないで遊技を行いたいという要請に基づき、遊技メダルを直接、遊技機に供給可能な遊技機用台間機(メダル貸し出し機)が考案されている(特許文献1参照)。これには、遊技メダルを案内するメダル通路を有するノズルが形成されている。
また、遊技メダルを一括投入可能な投入口、及び一括投入された遊技メダルを一枚ずつ分離してメダルセレクターに搬送可能なメダル送り装置を有する遊技機(スロットマシン)も考案されている(特許文献2参照)。このメダル送り装置は、一対のローラーに掛け渡したベルトに遊技メダルを一括投入口から落下させ、ベルト上面に乗っている遊技メダルを逆転ローラーで1枚ずつに分離して送り出すものである。
ここで、上述した特許文献2では、分離手段としての逆転ローラーにより、ベルトの移送方向と、逆転ローラーのベルトに臨む部分の回転移動方向とが反対方向となるようにして、ベルト上に重なった複数枚の遊技メダルを1枚を残して反対側にけり出して、ベルト上に残った1枚だけを、ベルトの移送方向に送り出すように形成している。
特開2003−299868号公報(図1) 特開2004−121809号公報(図6)
ここで、従来のスロットマシンとしての遊技機で使用する遊技メダルには、通常使用する直径25mmの遊技メダルと、特別に使用する直径30mmの特別仕様の遊技メダルとがあり、遊技機の種類ごとに、使用される遊技メダルが決められている。そして、上述した従来技術に係るメダル貸し出し機やメダル送り装置においては、異なる直径の遊技メダルのいずれにも使用したり、或いは簡単な仕様変更により対応することができるように、直径の異なる複数種類の遊技メダルのうち、最大直径の遊技メダルが適用できるような寸法形状に形成されていた。
しかし、メダル送り装置において、最大直径の遊技メダルよりも小さな直径の遊技メダルを使用する場合、搬送ベルトの搬送可能な有効巾が大きいため、搬送ベルト上の遊技メダルの位置にばらつきが生じた状態で、それぞれ搬送されることとなる。これは、搬送ベルトから次の移送過程へ移行する際、遊技メダルと周知部材との間や、或いは遊技メダル同士の間で、不必要な衝突等が発生し易くなって、メダル詰まりの発生原因となり、スムーズな遊技メダルの移送の障害となるといった問題点があった。
ここで、上述の問題点を解決すべく、本出願の出願人により、特願2005−213560号がなされている。当該出願に係る発明は、搬送ベルトの送り出し途中で、逆転ローラーの取り付け位置を過ぎた位置に、搬送ベルト上の搬送可能な有効巾を使用する遊技メダルの直径に合致するように突出させた突出体を備えるというものである。これにより、上述のような問題点を解決することできる。
さらに、当該発明によれば、使用する遊技メダルよりも大きい直径を有する遊技メダルは、前記突出体により移送を妨げられることとなるため、使用する遊技メダルのみ移送させることができることとなる。
しかし、この発明では、逆転ローラーの取り付け位置を過ぎた位置に突出体を備えているため、使用する遊技メダルよりも直径の大きい遊技メダルが移送されてきた場合には逆転ローラーの取り付け位置においてメダル詰まりが生じ、これにより、前記遊技メダルの移送を規制することとなる。したがって、使用する遊技メダルよりも直径の大きい遊技メダルが移送されてくる都度、逆転ローラーの取り付け位置においてメダル詰まりが生じることとなるため、逆転ローラーやローラーを駆動するモータへの負荷が大きくなり故障を引き起こすおそれがあるという問題点が生じていた。
また、前記発明では、使用する遊技メダルよりも直径の大きい遊技メダルが突出体に引っ掛かった後、搬送ベルトを逆転駆動させて引っ掛かった遊技メダルを反移送方向に移動させることにより、当該遊技メダルを異物払出口から払い出すものとしている。しかし、遊技メダルが引っ掛かった位置から異物払出口までは、比較的長い距離となるため、遊技メダルの払い出しまでに時間がかかり、迅速な払い出し処理が行えないという問題も生じていた。
さらに、前記発明では、突出体の取り付け及び取外しにより、搬送ベルト上の搬送可能な有効巾を切り替えていたが、この取り付け及び取外しの作業は煩雑であるとともに、取り外した突出体の収納が不便であるという問題も生じていた。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した事情によりなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
すなわち、請求項1、2又は3に記載された発明は、他の部材に対して負荷を与えることなく、使用する遊技メダルよりも大きい直径を有する遊技メダルの移送を規制し、かつ、規制された遊技メダルを迅速に外部に取り出すことができるとともに、使用する遊技メダルの切り替えに対応する作業の負荷を軽減させることができるメダル送り装置を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、一括投入される複数枚の遊技メダルを受け入れ可能な受け入れ投入部48と、遊技メダルを排出する排出部(メダル排出部47)と、前記受け入れ投入部48から投入された遊技メダルを積み重ねた状態で前記排出部(メダル排出部47)に向けて移動可能な移送手段(ベルト53)と、前記移送手段(ベルト53)の排出部(メダル排出部47)側上方に設けられ、移送手段(ベルト53)に積み重なっている遊技メダルを移送方向と逆方向に戻す戻し手段(逆転ローラー52)とを少なくとも有し、前記移送手段(ベルト53)は、所定の直径を有する第1遊技メダル、及び第1遊技メダルよりも大きい直径を有する第2遊技メダルを移送可能であるとともに、遊技メダルを一枚ずつ前記排出部(メダル排出部47)に送り出し可能であって、かつ遊技メダルを移送手段(ベルト53)の排出部と反対側から外部に取り出し可能に形成したメダル送り装置40において、前記受け入れ投入部48の下方でありかつ前記移送手段(ベルト53)の上方には、受け入れ投入部48から投入された遊技メダルを貯留可能な空間であるメダル貯め部44と、このメダル貯め部44よりも前記排出部(メダル排出部47)側にあって前記戻し手段(逆転ローラー52)により戻された遊技メダルが滞留可能な空間であるメダル戻り部45とを有し、前記メダル貯め部44及び前記メダル戻り部45との間には、前記移送手段(ベルト53)の上面に向けて垂下した状態で支持され、かつ、遊技メダルの移送方向へ向けて並設される第1規制部材300及び第2規制部材340を備え、前記第1規制部材300は、当該第1規制部材300の下端と前記移送手段(ベルト53)の上面との間に、遊技メダル1枚の厚さよりも小さい隙間を有するように配置されるとともに、当該第1規制部材300の下端部には、遊技メダルの移送方向に向けて切り欠いた空開部304を有し、この空開部304は、第1遊技メダルの直径よりも大きく第2遊技メダルの直径よりも小さい幅を有し、かつ、第2遊技メダルを起立状態から水平方向に傾けた状態で当該第2遊技メダルがこの空開部304を通過することができない高さを有するように形成されており、前記第2規制部材340は、当該第2規制部材340の下端と前記移送手段(ベルト53)の上面との間の距離が、第2遊技メダルの直径よりも大きくなるように形成されており、前記第1規制部材300は、第2遊技メダルの移送を妨げない位置に待避可能に形成されていることを特徴とする。
ここで、遊技メダルの「一括投入」とは、メダルの向きを揃えて投入したり一枚ずつ投入したりするのではなくて、適宜手に掴んだ遊技メダルをランダムに投入開口に投げ入れるような場合のことを言うものである。なお、投入部48に、装置内部に落下移動するメダルの向きが極力一定方向に揃うような手段(例えば仕切棒100)を設けると好ましい。
前記移送手段は、例えば駆動モータ55により回転する一対のローラー51に掛け渡された平ベルトとすることができるが、遊技メダルを積載して移送可能なものであれば、ベルトに限られない。
また、前記戻し手段は、例えば前記移送手段の上面に、メダル一枚分の厚みよりも大きくメダル二枚分の厚みよりも小さい送出間隙54をあけて平行に設置され、下面の移動方向が移送手段の上面の移動方向と逆方向となるよう回転するローラー(逆転ローラー52)とすることができる。そして、移送手段の上方にある遊技メダル、すなわち移送手段の上面に乗っている遊技メダルの上に積み重なっている遊技メダルを、回転により後方にはじき飛ばすことにより、前記送出間隙54から遊技メダルが一枚ずつ送り出されるようにしたものとすることができる
また、前記第1規制部材300及び第2規制部材340は、例えば移送手段を覆うカバー部材の天板下面や側壁面に軸支部(第1支持軸302、第2支持軸342)を介して取り付けられるようにすることができる。
また、第1規制部材300及び第2規制部材340は、遊技メダルの移送方向へ向けて並設されるが、並び順については特に限定されるものではなく、遊技メダルの移送方向へ向けて、第1規制部材300→第2規制部材340という順番で並設されていてもよく、第2規制部材340→第1規制部材300という順番で並設されていてもよい。
また、第1規制部材300は、当該第1規制部材300の上端部に設けられた支点を中心として前後方向に回動可能に形成することもできる。
また、第1規制部材300に形成された空開部304は、移送手段(ベルト53)により移送される第1遊技メダルが積層されたまま通過可能になっている。
また、上述の如く、第1規制部材300は、第2遊技メダルの移送を妨げない位置に待避可能に形成されている。ここで「第2遊技メダルの移送を妨げない位置に待避可能」とは、第1規制部材300をメダル送り装置40から取り外すことで第2遊技メダルの移送を妨げない位置に待避させるのではなく、第1規制部材300を可動させることで前記位置に待避させることをいうものである。また、第2遊技メダルの移送を妨げない位置としては、特に限定されるものではなく、移送手段の上方や移送手段の側方などが挙げられる。
(作用)
本発明に係るメダル送り装置40では、メダル貯め部44及びメダル戻り部45との間に、すなわち戻し手段(逆転ローラー52)よりもメダル貯め部44側に、移送手段(ベルト53)の上面に向けて垂下した状態で支持される第1規制部材300及び第2規制部材340が並設されている。そして、第1規制部材300は、この第1規制部材300の下端と移送手段(ベルト53)の上面との間に、遊技メダル1枚の厚さよりも小さい隙間を有するように配置される。また、この第1規制部材300の下端部には、遊技メダルの移送方向に向けて切り欠いた空開部304を有している。また、この空開部304は、第1遊技メダルの直径よりも大きく第2遊技メダルの直径よりも小さい幅を有し、かつ、第2遊技メダルを起立状態から水平方向に傾けた状態で当該第2遊技メダルがこの空開部304を通過することができない高さを有するように形成されている。
これにより、第1遊技メダルは第1規制部材300に形成された空開部304及び第2規制部材340の下方を通過することができる。一方、第2遊技メダルは第2規制部材340の下方を通過することはできるが第1規制部材300に形成された前記空開部304を通過することができない。したがって、受け入れ投入部48から投入された第1遊技メダルに第2遊技メダルが混在していた場合には、第2遊技メダルのみが第1規制部材300を通過することができないため、この第1規制部材300の取り付け位置において、第2遊技メダルによるメダル詰まりが生じることとなる。
また、上述の如く、第1規制部材300は戻し手段(逆転ローラー52)よりもメダル貯め部44側に備えられているものである。すなわち、上述の第2遊技メダルによるメダル詰まりは、戻し手段(逆転ローラー52)よりもメダル貯め部44側で生じることとなる。
したがって、戻し手段(逆転ローラー52)の取り付け位置においては、第2遊技メダルによるメダル詰まりは生じることがなくなるため、メダル詰まりによって戻し手段(逆転ローラー52)やこれに伴う部材(ローラー51や駆動モータ55)に負荷を与えるのを防止することができることとなる。
また、本発明に係るメダル送り装置40は、遊技メダルを移送手段(ベルト53)の排出部(メダル排出部47)と反対側から外部に取り出し可能に形成されている。したがって、メダル詰まりが生じた場合には、詰まったメダルを移送手段(ベルト53)の排出部(メダル排出部47)と反対側から外部に取り出すことができる。
ここで、第1規制部材300は、戻し手段(逆転ローラー52)よりも前記取り出し位置に近い位置に配置されている。したがって、戻し手段(逆転ローラー52)においてメダル詰まりが生じる場合よりも、迅速に第2遊技メダルを外部に取り出すことができることとなる。
また、上述の如く、第1規制部材300は、第2遊技メダルの移送を妨げない位置に待避可能に形成されている。
これにより、スロットマシン1に使用する遊技メダルを第1遊技メダルから第2遊技メダルに切り替えるときは、当該第1規制部材300を待避させればよいこととなる。
したがって、第1規制部材300を取り外すことなく、容易、かつ効率的に、メダル送り装置40における切り替え作業を行うことができるため、作業負荷を軽減させることができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の特徴に加え、前記第1規制部材300は、当該第1規制部材300の上端部に設けられた水平軸(第1支持軸302)を中心に、メダル貯め部44方向又はメダル戻り部45方向に回動可能であり、かつ、第1規制部材300を回動させて第2遊技メダルの移送を妨げない位置で固定可能に形成されていることを特徴とする。
ここで、第1規制部材300及び第2規制部材340が、遊技メダルの移送方向へ向けて、第1規制部材300→第2規制部材340という順番で並設されている場合、すなわち第2規制部材340がメダル戻り部45側、第1規制部材300がメダル貯め部44側となるように備えられている場合は、第1規制部材300は垂下した状態からメダル貯め部44方向に回動可能に形成されることとなる。また、遊技メダルの移送方向へ向けて、第2規制部材340→第1規制部材300という順番で並設されている場合、すなわち第1規制部材300がメダル戻り部45側、第2規制部材340がメダル貯め部44側となるように備えられている場合は、第1規制部材300は垂下した状態からメダル戻り部45側に回動可能に形成されることとなる。
また、第1規制部材300の固定方法については、特に限定されるものではなく、例えば前記水平軸(第1支持軸302)を固定具(固定ピン362)によって固定することで第1規制部材300を固定することもできるし、第1規制部材300自体を固定部材(固定突片351)によって支持することで固定することもできる。
(作用)
本発明によれば、第1規制部材300は、上端部に設けられた水平軸(第1支持軸302)を中心に、メダル貯め部44方向又はメダル戻り部45方向に回動させて、第2遊技メダルの移送を妨げない位置で固定させることができる。
これにより、スロットマシン1に使用する遊技メダルを第1遊技メダルから第2遊技メダルに切り替えるときは、当該第1規制部材300を回動させて固定すればよいこととなる。
したがって、第1規制部材300を取り外すことなく、容易、かつ効率的に、メダル送り装置40における切り替え作業を行うことができるため、作業負荷を軽減させることができるとともに、メダル送り装置40内部の空間を効率良く利用することができることとなる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明の特徴に加え、前記第1規制部材300は、当該第1規制部材300の側端部に設けられた垂直軸(係合突片)を中心に、メダル貯め部44方向又はメダル戻り部45方向に回動可能であり、かつ、第1規制部材300を回動させて第2遊技メダルの移送を妨げない位置で固定可能に形成されていることを特徴とする。
前記垂直軸(係合突片)は、第1規制部材300の側端部であれば、右側端部に設けられていてもよく、左側端部に設けられていてもよい。
(作用)
本発明によれば、第1規制部材300は、側端部に設けられた垂直軸(係合突片)を中心に、メダル貯め部44方向又はメダル戻り部45方向に回動させて、第2遊技メダルの移送を妨げない位置で固定させることができる。
これにより、スロットマシン1に使用する遊技メダルを第1遊技メダルから第2遊技メダルに切り替えるときは、当該第1規制部材300を回動させて固定すればよいこととなる。
したがって、第1規制部材300を取り外すことなく、容易、かつ効率的に、メダル送り装置40における切り替え作業を行うことができるため、作業負荷を軽減させることができるとともに、メダル送り装置40内部の空間を効率良く利用することができることとなる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1、2又は3に記載された発明は、他の部材に対して負荷を与えることなく、使用する遊技メダルよりも大きい直径を有する遊技メダルの移送を規制し、かつ、規制された遊技メダルを迅速に外部に取り出すことができるとともに、使用する遊技メダルの切り替えに対応する作業の負荷を軽減させることができるメダル送り装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、メダル貸出機を例に、図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図1から図6までは、本発明の実施の形態を示すものである。図1は、メダル移送機構3を示す断面図である。図2は、スロットマシン1及びメダル貸出機2を示す外観斜視図である。図3は、メダル投入口10及びメダル移送機構3を示す拡大斜視図である。図4は、メダル送り装置40を示す外観斜視図である。図5は、第1規制部材300及び第2規制部材340を取り付けたメダル送り装置40を示す縦断面斜視図である。図6は、第1規制部材300を待避させた状態のメダル送り装置40を示す縦断面側面図(a)、及び上面概略図(b)である。
また、図7は、本発明の実施の形態における第1の変形例を示すものであり、第1規制部材300を上方に待避させた状態のメダル送り装置40を示す縦断面側面図である。また、図8は、本発明の実施の形態における第2の変形例を示すものであり、第1支持軸302の操作溝361を示す右側面図(a)、及び第1支持軸302を固定した状態を示す縦断面概略図(b)である。
また、図9及び図10は、本発明の他の実施の形態を示すものである。図9は、第1規制部材300を側方に待避させた状態のメダル送り装置40を示す縦断面側面図(a)、及び上面概略図(b)である。図10は、第1規制部材300を示す拡大斜視図である。
本形態におけるメダル貸出機2は、スロットマシン1に隣接して設置され、一台のスロットマシンに一機ずつ対応するように設けられている。
なお、ここで、「前面」や「前方向」や「手前方向」とは、交換作業者(あるいは遊技者)が、スロットマシン1の正面側の前にスロットマシン1の方に顔を向けて座って、あるいは、立っているような場合のかかる交換作業者(あるいは遊技者)から見た場合の奥から手前への方向を意味する。したがって、前方向や手前方向とは、スロットマシン1の奥から正面へ向かう方向を意味する。
また、「背面」や「後方向」や「奥方向」とは、交換作業者(あるいは遊技者)が、スロットマシン1の正面側にスロットマシン1の方を向いて位置しているような場合のかかる交換作業者(あるいは遊技者)から見たときの手前から奥への方向を意味する。したがって、後方向とは、スロットマシン1の正面から奥(後ろ)へ向かう方向を意味する。また、本明細書における「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかるスロットマシン1の前面の方を向いて位置している者から見た場合の右方向や、左方向を意味する。
なお、当該スロットマシン1に使用する遊技メダルとしては、通常使用する直径25mmの遊技メダル(以下、「第1遊技メダル」とする。)と、特別に使用する直径30mmの特別仕様の遊技メダル(以下、「第2遊技メダル」とする。)とがある。そして、本実施の形態に係るスロットマシン1において、通常時は第1遊技メダルが使用されることとなっているものとする。
(スロットマシン1)
前記スロットマシン1は、図2に示すように、前面が開口する四角箱状の筐体及びその筐体の正面側に取り付けられた前扉13を有し、正面側には回転リール(図示せず)の図柄を視認可能な図柄表示窓14が形成されている。また、この図柄表示窓14の下方でありスロットマシン1の略中央部は、スタートスイッチやストップスイッチなどの操作手段が設けられる操作部16となっている。そしてこの操作部16の正面右端部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口10が設けられている。なお、特に図示しないが、メダル投入口10の下方には、遊技メダルの真贋を判断すると共に投入メダルをカウントするためのメダルセレクターが設けられている。また、スロットマシン1の下部には、払い出しメダルを貯留可能な下皿15が設けられている。
ここで、メダル投入口10は、図3に示すように、上方から遊技メダルを1枚ずつ投入可能な上部投入開口11と、上部投入開口11の側方に凹溝状に連通する側方移送通路12とを有している。この側方移送通路12は、上部投入開口11から正面右側(メダル貸出機2側)に延設された樋状の通路であって、後述する投入口導入路60から送られてくる遊技メダルを受け入れ、上部投入開口11に移送するためのものである。
そして、メダル投入口10から遊技メダルを投入し、スタートスイッチの操作により回転リールを回転させ、ストップスイッチの操作により回転リールを停止させ、このとき、複数の回転リールに表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、所定枚数の遊技メダルが払い出されるように形成されているものである。
(メダル貸出機2)
前記メダル貸出機2は、スロットマシン1の側面側に隣接して設置される箱型の装置であって、金銭と引き替えに遊技メダルを貸し出すと共に、貸し出しメダル及び遊技者が投入する遊技メダルをスロットマシン1のメダル投入口10に投入するためのものである。すなわち、メダル貸出機2は、図2に示すように、外箱20と、投入される紙幣を検知及び貯留する紙幣カウンター22と、投入された紙幣に応じて遊技メダルを貸し出すメダル貸し出し部25、具体的には、貸し出しメダル払い出し装置23と、外箱20の正面側に位置して、遊技メダルをスロットマシン1へ移送するメダル移送機構3と、メダル貸出機2の動作を制御するための制御装置(図示しておらず)とを備えている。
前記紙幣カウンター22は、外箱20の正面下方に設けられた紙幣投入口21から投入された紙幣を読み取って、貸し出しメダル払い出し装置23に所定枚数の遊技メダルを払い出させるためのものである。
前記紙幣カウンター22には、紙幣投入口21に投入された紙幣を検知して、紙幣検知信号を出力する紙幣センサー(図示しておらず)を備えている。そして、前記メダル貸し出し部25、具体的には、貸し出しメダル払い出し装置23は、紙幣センサーからの紙幣検知信号の入力を契機として、遊技メダルを遊技者に貸し出すためのものである。
なお、メダル貸出機2としては、紙幣投入口21及び紙幣カウンター22の他に、硬貨投入口や硬貨カウンター、釣り銭払い出し口などを有していてもよい。また、プリペイドカード投入口とカードリーダーとを有していてもよい。
前記メダル貸し出し部25としての貸し出しメダル払い出し装置23は、紙幣センサーからの紙幣検知信号の入力を契機として、遊技メダルを遊技者に貸し出すためのものである。この貸し出しメダル払い出し装置23は、遊技メダルを払い出すためのいわゆるホッパー装置であり、特に図示しないが、遊技メダルを貯留しておくためのタンクと、このタンクに貯留されている遊技メダルを1枚ずつ排出可能な送り出し円板とを有している。この送り出し円板は、駆動モータに回転可能に軸止されており遊技メダルが入り込み可能な孔が形成されている。そして、この孔に入った遊技メダルを、回転に伴い1枚ずつ装置の外に排出することができるような機構に形成されている。また、貸し出しメダル払い出し装置23には排出メダルをカウントするためのセンサーが設けられていて、所定枚数の遊技メダルを払い出したら駆動モータが停止するように形成されている。
(メダル移送機構3)
前記メダル移送機構3は、前記貸し出しメダル払い出し装置23から払い出される遊技メダル、及び遊技者が投入する遊技メダルを、スロットマシン1のメダル投入口10に一括投入するための機構である。
具体的には、メダル移送機構3は、図1及び図3に示すように、大きく分けて、メダル貸出機2の外箱20の正面に取り付けられた本体カバー30と、この本体カバー30の内部に設けられて遊技メダルを送り出すためのメダル送り装置40(図4参照)と、前記本体カバー30の正面側に取り付けられてメダル送り装置40からの送り出された遊技メダルをスロットマシン1の側方移送通路12へ誘導するための投入口導入路60とを備えている。
(本体カバー30)
前記本体カバー30は、図2及び図3に示すように、メダル貸出機2の外箱20の正面略中央部から手前側(スロットマシン1を正面から見た場合の手前側)に突出する箱形部材であり、上方に開口する一括投入開口31が形成され、図1に示すように、内部にはメダル送り装置40が内蔵されている。
また、一括投入開口31の手前側には、図1及び図3に示すように、上面に平坦部を有するカウンター状の張り出し部32が形成されている。この張り出し部32は、一括投入開口31の手前側及び側方に向かって張り出し、上方からみると略U字型に形成されている。そして、この一括投入開口31の周囲には、上から見て、両側部から手前に至るU字状に立設する立設部272が形成されている。一括投入開口31は、後述する本体ブロック41の受け入れ投入部48の落下孔271の上に位置するように設定されてあり、結果として、落下孔271の上方周囲に立設部272が位置するように形成されている。そして、この立設部272には、搬送装置50を作動及び作動停止させるための導電性を有する金属からなる接触センサー274が敷設されている。そして、張り出し部32の接触センサー274に手を触れることにより、搬送装置50の駆動モータ55が駆動し、張り出し部32の接触センサー274に触れている手を離すことにより、搬送装置50の駆動モータ55が駆動を停止するようになっている。具体的には、接触センサー274に予め定めた特定時間未満、触れると、3枚の遊技メダルを側方移送通路12へ送り出すとともに、接触センサー274に予め定めた特定時間以上継続して触れると、3枚を超える枚数の遊技メダルを側方移送通路12へ送り出すように形成されている。
なお、搬送装置50を作動させる手段としては、接触センサー274に限られず、ボタン式のスイッチやその他の操作手段を設けてもよい。また、駆動モータ55の駆動を開始させるためのスイッチと、駆動を停止させるためのスイッチを別々に設けてもよいものである。
そして、本体カバー30の底部奥側には、図1に示すように、メダル送り装置40から排出される異物やキャンセルメダルを受け止める排出収納部93を有するメダル取り出し皿90が形成されている。このメダル取り出し皿90は、メダル貸出機2前面の開閉孔85の下に位置して、排出機構80の開閉孔85を開放した際には、開閉孔85を介して受け取ったメダル貯め部44の遊技メダルを、外部から取り出し可能に形成されている。このメダル取り出し皿90は、図1に示すように、皿用ヒンジ95により本体カバー30の底部奥側に上下方向に回動可能に軸支されている。通常は、閉じた状態にしており、排出されるゴミ等を貯留可能に形成され、遊技ホールの管理者がゴミ等を回収する際には、手前側に回転させて、手前側から手で簡単に貯留物を取り出すことができるように形成されている。
なお、前記本体カバー30には、搬送装置50のベルト53の作動状態を表示する回転表示部を形成することもできる。
(メダル送り装置40)
前記メダル送り装置40は、前記本体カバー30に内蔵された遊技メダルを送り出すための装置である。
前記メダル送り装置40は、図1に示すように、前記本体カバー30の内側に設けられる箱状の本体ブロック41と、この本体ブロック41の内部に遊技メダルを搬送する搬送装置50(ベルト移送部200)と、搬送装置50の奥側下方に位置して残留した遊技メダル等を排出する排出機構80とを備えている。
(本体ブロック41)
前記本体ブロック41は、図1及び図4に示すように、長さ方向略中央部に、上方に開口する受け入れ投入部48を有している。この受け入れ投入部48は、四角形に開口して遊技メダルを落下させる落下孔271を設けているものである。
また、この受け入れ投入部48の奥側には、上方に開口し内部において前記受け入れ投入部48と連通する払い出し通路42が設けられている。そして、この払い出し通路42の上方に開口した部分に、貸し出しメダル払い出し装置23から貸し出し用の遊技メダルが投入される。
そして、受け入れ投入部48の下方には、受け入れ投入部48あるいは払い出し通路42から投入された遊技メダルを一時的に貯留するメダル貯め部44が形成されている。また、本体ブロック41の前方下部には、メダル貯め部44に貯留した遊技メダルを移送するベルト53を有するベルト移送部200(搬送装置50)が内蔵されている。そして、本体ブロック41の正面側は、搬送装置50により送り出された遊技メダルを投入口導入路60に1枚ずつ排出するためのメダル排出部47となっている。そして、前記払い出し通路42を形成する内壁の底部であって、メダル貯め部44の底面に、開閉自在な開閉孔85を有する排出機構80が設けられている。
前記受け入れ投入部48は、図1及び図4に示すように、一括投入開口31から投入される遊技メダルを受け入れるための開口であり、開口幅のほぼ中央部に、横方向にわたって設けられた仕切棒100を有している。これは、投入される遊技メダルを、極力同一方向に揃えるためである。すなわち、この仕切棒100があることにより、受け入れ投入部48に遊技メダルが縦向き(遊技メダルの表裏面が左右方向となる向き)で投入されることがないので、ランダムに投入される遊技メダルの向きを、横向き(遊技メダルの表裏面が前後方向となる向き)にして落下させるようになるものである。このように落下した場合には、遊技メダルの向きが揃っているので、受け入れ投入部48の下方に位置する空間であるメダル貯め部44に、遊技メダルが平積みとなるよう貯留させることができ、搬送装置50により搬送しやすくなる。
また、図1及び図4に示すように、受け入れ投入部48の手前側には、搬送装置50の上方空間を、受け入れ投入部48の下方に位置するメダル貯め部44と、メダル貯め部44よりも手前側に位置するメダル戻り部45とに分ける、第1規制部材300及び第2規制部材340が取り付けられている。より具体的には、前記両部材は、第1規制部材300が奥側、第2規制部材340が手前側となるように並んで取り付けられている(図1及び図5参照)。この第1規制部材300及び第2規制部材340は、メダル貯め部44からメダル戻り部45への遊技メダルの移動を規制するためのものである。なお、この第1規制部材300及び第2規制部材340は、後述する逆転ローラー52よりも奥側に位置することとなっている。
前記払い出し通路42は、メダル貸出機2の貸し出しメダル払い出し装置23から貸し出される遊技メダルを受け入れて、前記メダル貯め部44に誘導するためのものである。払い出し通路42の底面は、奥側から手前側に向かって下り傾斜となっており、傾斜の前端部に開閉板82によって開閉可能な開閉孔85が形成されている。開閉板82が開閉孔85を閉じているときには、メダル貯め部44に遊技メダルが貯留される。そして、開閉板82が開閉孔85から開いた場合、メダル貯め部44又は搬送装置50のベルト53上にあるゴミなどの異物や遊技メダルは、キャンセル開口49から落下する。このキャンセル開口49から落下した異物や遊技メダルは、いったんメダル取り出し皿90に貯留され、図1に示すように、メダル取り出し皿90を手前側に開くことによりそれらを外部に取り出すことができるようになっている。
ここで、メダル取り出し皿90は、図1に示すように、皿用ヒンジ95により回動可能にメダル移送機構3の下部に軸支されている。そして、メダル取り出し皿90を閉じた状態で、内部にキャンセルメダルや異物やゴミ等を貯留可能な排出収納部93が形成される。また、メダル取り出し皿90は、特に図示していないが、自己復帰機構により、開いた後には自動的に閉じるように形成されている。自己復帰機構は、メダル取り出し皿90を閉じる方向に付勢するバネを備えており、メダル取り出し皿90は通常において閉じている。そして、バネの付勢力に抗して開く方向すなわち手前側にメダル取り出し皿90を引き下げることにより、図1に示すように、メダル取り出し皿90の排出収納部93が開放される。メダル取り出し皿90を開くときには、メダル取り出し皿90を押さえながら排出収納部93に貯留されている遊技メダル等を手で受け止めるようにする。貯留物をすべて排出し終えたら、メダル取り出し皿90から手を離せば、メダル取り出し皿90は自動的に閉まる。もちろん、このメダル取り出し皿90は、かかる自己復帰機構を設けずに、閉じた状態と、開いた状態との2段階の位置で、凹凸部により仮止め可能なものでも良い。
(第1規制部材300)
第1規制部材300は、第1遊技メダルよりも直径の大きい第2遊技メダルの通過を規制するためのものである。換言すれば、第1規制部材300は、第2遊技メダルがメダル貯め部44からメダル戻り部45へ移動するのを規制するためのものである。
この第1規制部材300は、図5に示すように、両端部から横方向に突出する第1支持軸302を有する第1支持部301に方形状の第1規制板303を取り付けた構成となっている。そして、本体ブロック41の両側面に形成された孔に前記第1支持軸302を係合させることにより、第1支持軸302を中心に前後方向に回動可能に形成されている。
また、本体ブロック41の内面には、図1及び図6(a)に示すように、前記第1規制部材300が垂下した状態で第1規制部材300のメダル戻り部45側に当接する第1ストッパー306が突設されている。これによって、第1規制部材300は、垂下状態からメダル貯め部44側へは回動できるが、垂下状態からメダル戻り部45側への回動を阻止される。
また、前記第1規制板303には、その下端部を、当該第1規制板303の前面から後面に至るまで方形状に切り欠いた空開部304が形成されている。そして、図5に示すように、第1規制部材300を前記規制部材挿入溝331に挿入した状態で前記第1規制板303を前後方向から見ると、下向きの「凹」字型形状となっている。
この空開部304は、横幅が、第1遊技メダルの直径よりも大きく第2遊技メダルの直径よりも小さくなるように形成してある。また、この空開部304は、一方の下端から他方の上端までの距離(すなわち、対角に位置する端部間の距離)が、第2遊技メダルの直径よりも小さくなるように形成してある。換言すると、空開部304の高さをh(mm)、第2遊技メダルの直径をd(mm)とした場合、h<√2×d/2となるように形成してある。
また、この第1規制部材300は、第1規制板303が垂下状態で、規制板303の下端部から後述する搬送装置50のベルト53の上面までの距離が、遊技メダル1枚分の厚さよりも小さくなるように形成してある。
以上のように形成することにより、第1遊技メダルは、前記空開部304を通過することができるが、第2遊技メダルは、当該遊技メダルが起立状態、傾いた状態及び横たわった状態でも前記空開部304を通過することができないこととなる。
なお、前記第1規制部材300は、第1支持軸302を中心に、前記第1規制板303がほぼ水平状態となるまでメダル貯め部44側へ回動可能に形成されている。また、回動してほぼ水平状態となった第1規制板303の下部に対応する本体ブロック41の両側面には、外面から内面に至るまで貫通する固定孔352が形成されている(図4及び図6参照)。そして、図6(a)及び図6(b)に示すように、第1規制板303が水平となっている状態で、本体ブロック41の外側から前記固定孔352に係合可能な固定突片351を係合させると、第1規制板303が固定突片351に引っ掛かり、第1規制部材300を固定することができる。
(第2規制部材340)
第2規制部材340は、上述の如く、第1規制部材300の手前側に、当該第1規制部材300と並設するように取り付けられている。
具体的には、前記第2規制部材340は、図5に示すように、両端部から横方向に突出する第2支持軸341を有する第2支持部342に方形状の第2規制板343と取り付けた構成となっている。そして、本体ブロック41の両側面における、第1規制部材300の取り付け位置よりも手前側の位置に孔が形成されており、この孔に第2支持軸341前記第2支持軸341を係合させることにより、第2支持軸341を中心に前後方向に回動可能に形成されている(図1及び図6(a)参照)。
また、本体ブロック41の内面には、図1及び図6(a)に示すように、前記第2規制部材340が垂下した状態で第2規制部材340のメダル戻り部45側に当接する第2ストッパー346が突設されている。これによって、第2規制部材340は、垂下状態からメダル貯め部44側へは回動できるが、垂下状態からメダル戻り部45側への回動を阻止される。
また、この第2規制部材340は、第2規制板343が垂下状態で、第2規制板343の下端部から搬送装置50のベルト53の上面までの距離が、第2遊技メダルの直径よりも長くなるように形成してある。これにより、第2遊技メダルは、第2規制板343の下方を当該メダルが起立状態でも通過可能となる。
(搬送装置50(ベルト移送部200))
前記搬送装置50(ベルト移送部200)は、本体ブロック41の前方下部に内蔵されており、メダル貯め部44に投入又は払い出された遊技メダルを、水平状態(遊技メダルの表裏面が上下となる状態、すなわち遊技メダルの表面又は裏面が、上方向又は下方向に向かって臨むような状態)で1枚ずつ、投入口導入路60へと送り出すためのものである。具体的には、搬送装置50は、一対のローラー51と、ローラー51に掛け渡されたベルト53と、このベルト53の手前側上方に送出間隙54をあけて設置された逆転ローラー52と、ローラー51,52を回転させるための駆動モータ55と、を有している。
前記ローラー51は、正面側から見て前後に並列して設けられている。また、前記ベルト53は、二つのローラー51に掛け渡された平ベルトであり、表面にはゴム等を被覆して、遊技メダルとの摩擦抵抗を大きくするよう形成してある。そして、手前側のローラー51の方が、奥側のローラー51よりも若干高い位置に取り付けられているので、ベルト53の上面は手前側に向かってやや上り傾斜となっており、ローラー51を図1に示す黒矢印(内部が黒色に塗られた矢印)の方向に回転させることにより、ベルト53の上面が手前側に移動するようになっている。
前記ローラー51と逆転ローラー52は、伝達手段(図示しておらず)により同時に回転するようになっている。伝達手段は、特に図示しないが、駆動モータ55の駆動軸、ローラー51、逆転ローラー52にそれぞれ設けられたギヤと、これらの各ギヤを連結するベルトであって、逆転ローラー52はローラー51と同一方向に回転するので、ベルト53の上面の進行方向と、逆転ローラー52の下側面の移動方向とが逆になる。また、ローラー51と逆転ローラー52の直径の相違により、逆転ローラー52の回転速度の方が、ローラー51の回転速度よりも早くなるように形成されている。
そして、逆転ローラー52の下端とベルト53の上面との間には、遊技メダル1枚の厚みよりも大きく、遊技メダル2枚分の厚みよりは小さい送出間隙54が形成されている。これにより、ベルト53の上面に乗っている遊技メダルを、1枚ずつ手前側に送り出すとともに、ベルト53の上方であって逆転ローラー52の後方にある遊技メダルをメダル戻り部45に蹴り出すようになっている。
なお、本形態における逆転ローラー52には、断面略台形の撹拌溝58が軸方向に沿って形成されている。撹拌溝58は、溝の端部で遊技メダルを引っ掛けるようにして、ベルト53の上方に積み重なった遊技メダルを効果的に後方に蹴り上げる役割を果たすものである。
ベルト53の前方側は、投入口導入路60のメダル受け口67と近接している。そして、ベルト53の上面に乗っている遊技メダルは、前記送出間隙54を潜ってメダル排出部47から投入口導入路60へと運ばれる。
前記ベルト移送部200は、ベルト53を正転(正回転、すなわち図1の黒矢印方向)することにより、遊技メダルを投入口導入路60へ移送させる移送方向と、ベルト53を逆転(逆回転、すなわち図1の黒矢印方向の逆回転方向)することにより、遊技メダルを投入口導入路60とは反対側のメダル貯め部44へ逆送させる逆送方向とのいずれの方向にも遊技メダルを移送可能に形成されている。すなわち、ベルト移送部200は、ベルト53を正転させた場合、ベルト53上のものを投入口導入路60へ移送し、ベルト53を逆転させた場合、ベルト53上のものを開閉孔85へ移送するように形成されている。
なお、ベルト移送部200のベルト53を逆回転する場合には、逆転ローラー52は、内部機構により回転しないように形成されている。
(排出機構80)
前記排出機構80は、ソレノイド81の作動で開閉板82を開くことにより、メダル送り装置40内部にあるメダルや異物などを、本体ブロック41の底面に形成されたキャンセル開口49から排出させることができるようになっている。排出機構80は、例えば図示しないリセットスイッチの操作により開閉板82が開くように形成することができる。そして、上述の如く、本体カバー30の底部奥側には、メダル送り装置40から排出される異物やキャンセルメダルを受け止める排出収納部93を有するメダル取り出し皿90が形成されている。
(投入口導入路60)
前記投入口導入路60は、スロットマシン1のメダル投入口10に遊技メダルを導入するために、スロットマシン1のメダル投入口10付近に設けて、スロットマシン1の側方から遊技メダルを前記メダル投入口10へ案内する側方移送通路12に、ベルト移送部200から遊技メダルを誘導させるためのものである。
すなわち、前記投入口導入路60は、前記搬送装置50から送り出された遊技メダルをスロットマシン1のメダル投入口10に移送するためのものである。
前記投入口導入路60は、図1に示すように、本体カバー30の正面側下部に取り付けられるベース部材62と、このベース部材62の前面側に位置して遊技メダルが通過可能なメダル移送スリットを有する通路部65と、ベース部材62の下端部に設けられたヒンジ(図示しておらず)を介して、ベース部材62に回動自在に取り付けられたカバー部材61と、を備えている。なお、前記通路部65は正面側から視認可能となっている。
そして投入口導入路60は、メダル排出口66がスロットマシン1のメダル投入口10の側方移送通路12の端部と一直線上に配置されるよう設置される。この場合、メダル排出口66と側方移送通路12の端部とは必ずしも当接、合致する必要はなく、メダル排出口66から排出された遊技メダルが側方移送通路12に移動可能な間隙や高さの誤差があっても構わない。
(通路部65)
前記通路部65は、ベルト53から落下してきた遊技メダルを側方移送通路12へ案内するためのものである。
前記通路部65は、ベース部材62の手前側に位置する固定板251と、この固定板251の手前側に位置する可動可能な可動板250と、前記固定板251の下部に位置して、遊技メダル1枚の厚みよりも僅かに大きい幅だけ手前側に突出した突出部252とを有している。
すなわち、図1に示すように、固定板251と可動板250との間には、突出部252が挟まれて、遊技メダル1枚分の厚さよりやや大きい厚みを有し、遊技メダルの直径よりもやや大きい幅を有することにより、遊技メダルの移送が可能な通路部65が形成されているものである。この通路部65は、固定板251、可動板250及び突出部252により、遊技メダルが通過可能なメダル移送スリットを形成しているものである。
前記通路部65は、メダル受け口67からスロットマシン1側に略L字状に屈曲して、その端部がメダル排出口66となっている。すなわち、通路部65は、メダル排出部47から排出された遊技メダルをメダル受け口67から受け入れ、メダル排出口66から1枚ずつ、側方移送通路12を介して、スロットマシン1のメダル投入口10側に向かって排出するようになっている。
(固定板251)
前記固定板251は、ベース部材62の手前側に固定され、正面視で略L字状に形成されているものである。
前記固定板251の上端部は、図1に示すように、下方から上方に向かって奥方向に湾曲する湾曲部62Aとなっており、この湾曲部62Aはメダル送り装置40のメダル排出部47と連通するメダル受け口67を形成する。
(可動板250)
前記可動板250は、固定板251の前面側に位置するものであり、通路部65の手前側の壁を形成するものである。この通路部65の可動板250は、全て透明樹脂から形成されている。
常時は、可動板250の下端は、突出部252に当接しているため、可動板250は鉛直方向に立設した状態を保持する。そして、後述する詰まり解除ボタン260が押されると、詰まり解除ボタン260が可動板250の上部を奥側に押し込むことになり、可動板250は、この可動板250の側端の上端より僅か下で当該可動板250を軸支する可動板回転軸(図示しておらず)を回転の中心として、上端を奥側、下端を手前側に回転する。これにより、可動板250と、固定板251との間の通路部65の通路内部で遊技メダルが詰まっているような場合、可動板250の下端と、固定板251との間の隙間が開いて、カバー部材61の詰まりメダル排出口68から外部へ排出される。
なお、可動板250の手前側には、遊技メダルの通過を検知可能な通過センサーを設けることもできる。この通過センサーとしては、遊技メダルの通過を光が遮断されることにより検知可能な光センサー、遊技メダルの通過を磁気変動によって検知可能な磁気センサー、遊技メダルに直接接触することにより遊技メダルの通過を検知する接触式センサー等を用いることができる。
そして、例えば、通過センサーが遊技メダルを検知し続けている場合には、通路部65の内部で遊技メダルが詰まっていることが想定される。このような場合には、詰まり解除ボタン260を押してメダル詰まりを解消することを促す警報などを行うと好適である。一方、通過センサーが遊技メダルを一定時間以上検出しない場合には、投入された遊技メダルをすべて送り終えたか、あるいは搬送装置50の内部などでメダル詰まりが発生しているかにより、メダル送り装置40が遊技メダルを送り出していない場合、又は可動板250が可動しており通過センサーの検出範囲から外れた場合の、いずれかの場合が想定される。そこで、このような場合には、搬送装置50の駆動モータ55の駆動を停止させたり、或いはベルト53の回転を逆転させるように設定されている。そして、そのようなときに接触センサー274がONとなっても駆動モータ55を駆動させないように制御しているものである。
(突出部252)
前記突出部252は、通路部65の底を形成し、この突出部252の上を可動板250と固定板251とに挟まれた遊技メダルが、側方移送通路12へ向かって転がっていくように形成されている。
(カバー部材61)
前記カバー部材61は、カバー部材61の下部のヒンジ(図示しておらず)を中心として回転可能であるとともに通路部65の前面を覆うものである。
前記ヒンジは、カバー部材61と、ベース部材62とを回動可能に軸支可能なものである。図1に示すように、カバー部材61及びベース部材62の両者が開いてしまうことがないように、カバー部材61をベース部材62側に係止する係止手段290を備えている。
なお、上述の如く、前記通路部65は正面側から視認可能なものとなっている。すなわち、前記通路部65は、このカバー部材61を介して、視認可能となっている。これにより、遊技メダルの移動を視線で追うことができる。
具体的には、カバー部材61に、このカバー部材61の表裏に貫通する貫通孔を設けることで、カバー部材61を介して通路部65を視認可能に形成することができる。また、通路部65の前面側に相当するカバー部材61の部分をガラスや透明樹脂等の透明部材で形成することで、同様の作用及び効果を得ることができる。
そして、カバー部材61の上部には、可動板250を可動させるための詰まり解除ボタン260が形成されている。
そして、カバー部材61の下部には、下方に向かって開口する詰まりメダル排出口68が形成されている。この詰まりメダル排出口68は、詰まり解除ボタン260の押下により可動板250を可動させて、可動板250と固定板251との間に詰まっていた遊技メダルを外部に排出するために開口しているものである。
(詰まり解除ボタン260)
前記詰まり解除ボタン260は、遊技メダルが通路部65で詰まったときに、可動板250の上部を押して可動板250を回動させて、通路部65内部に詰まった遊技メダルを下の詰まりメダル排出口68から排出させるためのものである。
前記詰まり解除ボタン260は、遊技メダルが投入口導入路60を正常に流れている状態では、遊技者による何の操作もされずに、手前側に突出している状態を維持する。なお、この詰まり解除ボタン260は、内部のバネからなる付勢手段により、手前側に向かって突出する方向にバネの付勢力が加わっている。したがって、手で奥側に押し込んでも自動的に手前側に戻るように形成されている。
そして、投入口導入路60の通路部65の内部、例えばメダル受け口67の部分で複数の遊技メダルが詰まった場合、遊技者が、詰まり解除ボタン260を奥側に向かって押し込む。すると、詰まり解除ボタン260は、手前側に突出していた部分が奥側に向かって押し込まれ、詰まり解除ボタン260の奥側の先端が、可動板250の上部を奥側に向かって押すことになる。これにより、可動板250は、側端中央の水平方向の可動板回転軸(図示しておらず)を中心として回転して、下方側に向かって開いた状態となる。そして、可動板250と、固定板251との間に詰まっていた遊技メダルが下方に落下し、詰まりメダル排出口68から外部へ向かって排出される。結果として、通路部65での遊技メダルの詰まりを簡単に解除することができるものである。
(遊技メダルの移送)
次に、上記構成を有するメダル移送機構3における遊技メダルの移送過程を、説明する。なお、ここでは、スロットマシン1において第1遊技メダルが使用されるようになっているものとして説明を行う。
まず、一括投入開口31から第1遊技メダルを投入すると、第1遊技メダルはベルト53の後方部上面と開閉板82の上面に積み重なるように落下し、メダル貯め部44に貯留される。また、メダル貸出機2に紙幣を投入した場合には、貸し出しメダル払い出し装置23から第1遊技メダルが払い出され、払い出し通路42を通ってメダル貯め部44に貯留される。次に、メダル移送機構3の張り出し部32の接触センサー274を手で触れると、搬送装置50が作動を開始する。すなわち、駆動モータ55が駆動して、ベルト53が前方に回転開始する。
ベルト53が移動開始すると、ベルト53の後方部上面に乗っている第1遊技メダルが前方に移動し、その上方に貯まっているメダルも引きずられる。そして、第1遊技メダルは第1規制部材300の空開部304及び第2規制部材340の下方を通過してメダル戻り部45に移動する。ここで、もし投入された第1遊技メダルの中に第2遊技メダルが混在していた場合には、第2遊技メダルは第1規制板303の空開部304を通過することができず、第1規制部材300によって移動が妨げられることとなり、この位置においてメダル詰まりが生じることとなる。
なお、第1規制部材300は、前方(メダル戻り部45側)に回動しないので、メダル貯め部44の上部に貯留されている第1遊技メダルが、一気にメダル戻り部45に雪崩れ込むのを防ぐことができる。
ベルト53により前方に移送された第1遊技メダルのうち、ベルト53の上面に乗っているメダルは、ベルト53と逆転ローラー52の下面との間の送出間隙54をすり抜けて、1枚ずつ、メダル排出部47へと移送される。一方、ベルト53の上方に重なっているメダルは、逆転ローラー52と接触することにより、逆転ローラー52に設けられた撹拌溝58に引っかかり、上方後部のメダル戻り部45に蹴り戻される。逆転ローラー52は、ローラー51よりも高速回転しているので、効率よくメダルを蹴り出すことができる。
搬送装置50から送り出された第1遊技メダルは、メダル排出部47から排出され、投入口導入路60の湾曲部62Aに誘導されつつメダル受け口67に入り、通路部65を通ってメダル排出口66から排出される。メダル排出口66はスロットマシン1のメダル投入口10の側方移送通路12と位置あわせされているので、第1遊技メダルはスロットマシン1の側方移送通路12を通って、スロットマシン1のメダル投入口10の上部投入開口11に投入される。
ところで、投入された第1遊技メダルを全て移送し終える前に搬送装置50の作動を停止させた場合(接触センサから手を離した場合)には、ベルト53の上面やメダル貯め部44に第1遊技メダルが残留したままとなる。この場合、遊技を終了するなどにより、残留しているメダルをスロットマシン1に投入したくない場合には、所定のリセットスイッチを操作する。すると、排出機構80のソレノイド81が作動して開閉板82を開くとともに、搬送装置50の駆動モータ55が逆転駆動する。これにより、ベルト53の上面にある遊技メダルは後方に移動し、開閉板82が開くことにより、メダル貯め部44の底部に開口するキャンセル開口49から下方に落下して、メダル取り出し皿90の排出収納部93に収納される。メダル貯め部44に貯留されていた遊技メダルも、同様にキャンセル開口49から落下する。
このようにしてメダル送り装置40から排出された遊技メダルは、メダル取り出し皿90の排出収納部93に貯留されるので、メダル取り出し皿90を手前側に回転させて、排出収納部93の中に貯まった遊技メダルを取り出せばよい。
なお、上述のように第2遊技メダルによるメダル詰まりが生じた場合や、メダル送り装置40の内部に、ゴミなどの異物が混入した場合にも、上記したのと同様にして、取り出すことができる。
(規制部材の切り替え)
上述の如く、スロットマシン1において第1遊技メダルを使用する場合には、第1規制部材300及び第2規制部材340のいずれも垂下状態としておけばよいが、第2遊技メダルを使用する場合には、第1規制部材300を後方向に回動させて水平にした状態で固定することで、この第1規制部材300を第2遊技メダルの移動経路から待避させる(図6(a)及び図6(b)参照)。
具体的には、上述の如く、第1規制部材300を、第1支持軸302を中心として第1規制板303がほぼ水平状態となるまで後方向に回動させる。そして、この状態で、本体ブロック41の両側面に形成された固定孔352に、本体ブロック41の外部から固定突片351を係合させる(図6(b)参照)。これにより、第1規制部材300は固定突片351によって支持され、水平状態のまま固定されることとなる。
したがって、一括投入開口31から投入された第2遊技メダルは、第1規制部材300によって移動を妨げられることなく、第2規制部材340の下方を通過してメダル戻り部45に移動することができることとなる。
(総括)
本実施の形態に係るメダル送り装置40は、メダル貯め部44からメダル戻り部45への遊技メダルの移動を規制する第1規制部材300及び第2規制部材340を備えている。また、この第1規制部材300及び第2規制部材340は、受け入れ投入部48の手前側であって逆転ローラー52よりも奥側に、第1規制部材300が奥側、第2規制部材340が手前側となるように並んで取り付けられている。また、第1規制部材300には、第1遊技メダルよりも直径の大きい第2遊技メダルの通過を規制するための空開部304が形成されている。
これにより、受け入れ投入部48から投入された第1遊技メダルに第2遊技メダルが混在していた場合には、第1遊技メダルは第1規制部材300に形成された空開部304を通過することができる一方、第2遊技メダルは前記空開部304を通過することができない。すなわち、逆転ローラー52よりも奥側である第1規制部材300の取り付け位置において、第2遊技メダルによるメダル詰まりが生じることとなる。
したがって、逆転ローラー52の取り付け位置においては、第2遊技メダルによるメダル詰まりは生じることがなくなるため、メダル詰まりによって逆転ローラー52やローラーを駆動する駆動モータ55に負荷を与えるのを防止することができることとなる。
また、上述の如く、第1規制部材300の取り付け位置において、第2遊技メダルによるメダル詰まりが発生したときには、リセットスイッチの操作により、搬送装置50を逆転駆動させて、詰まった第2遊技メダルを後方のキャンセル開口49から排出することができる。
ここで、上述の如く、第1規制部材300は逆転ローラー52よりも奥側に位置しているため、逆転ローラー52の取り付け位置よりも第1規制部材300の取り付け位置のほうが、前記キャンセル開口49に近いこととなる。したがって、逆転ローラー52の取り付け位置においてメダル詰まりが生じる場合よりも、迅速に第2遊技メダルのキャンセル処理を行うことができることとなる。
また、スロットマシン1に使用するメダルを第1遊技メダルから第2遊技メダルに変更するときは、第1規制部材300を、水平状態となるまで後方向に回動させ、固定することで、当該第1規制部材300を第2遊技メダルの移動経路から待避させることができる。
したがって、スロットマシン1に使用するメダルの変更に対応する作業が容易となり、当該作業の負荷を軽減させることができる。また、第1規制部材300を本体ブロック41内で待避させておくことができるため、本体ブロック41内部の空間を効率良く利用することができることとなる。
(第1の変形例)
上述の実施の形態においては、第1規制部材300及び第2規制部材340は、第1規制部材300が奥側、第2規制部材340が手前側となるように取り付けられていたが、図7に示すように、第1規制部材300が手前側、第2規制部材340が奥側となるように取り付けてもよい。
なお、このような構成においては、第2規制部材340の存在により、第1規制部材300を後方向に回動させて固定することはできないため、図7に示すように、第1規制部材300を前方向に回動させて固定するのが望ましい。
このような構成でも、上述の実施の形態と同一の作用効果を奏することとなる。
(第2の変形例)
上述の実施の形態においては、本体ブロック41の両側面に形成された固定孔352に固定突片351を係合させて第1規制部材300を固定していたが、第1規制部材300の第1支持軸302と本体ブロック41の側面とを固定することで、第1規制部材300を固定するように形成することもできる。
具体的には、第1規制部材300は、上述の実施の形態と同様に、両端部から横方向に突出する第1支持軸302を有する第1支持部301に方形状の第1規制板303を取り付けた構成となっている。また、第1規制部材300は、本体ブロック41の両側面に形成された貫通孔364に第1支持軸302を挿入することにより本体ブロック41に支持され、この第1支持軸302を中心に前後方向に回動可能となるように形成されている。
また、本体ブロック41の右側面の貫通孔364上部には、外方に向けて突出する突部353が備えられている。また、当該突部353には、上面から下面に至るまで貫通する突部貫通孔354が形成されている。
また、第1支持軸302の右端部には、第1規制板303の自由端方向と直交する方向に当該第1支持軸302を貫通する軸貫通孔363が形成されている。すなわち、この軸貫通孔363は、第1規制板303が垂下した状態では水平方向を向くものであり、第1規制板303が回動して水平となっている状態では鉛直方向を向くものとなっている(図8(b)参照)。
なお、この軸貫通孔363は、第1規制板303が回動して水平となっている状態において、前記突部353の突部貫通孔354と対応する位置に形成されている。これにより、第1規制板303が水平となっている状態では、軸貫通孔363と突部貫通孔354とが連通することとなる(図8(b)参照)。
また、前記第1支持軸302の右端面には、図8(a)に示すように、前記軸貫通孔363と直交する方向(すなわち、第1規制板303の自由端方向と同方向)に向けて、凹条である操作溝361を形成する。これにより、第1規制部材300は、前記操作溝361にマイナスドライバー等の工具を挿入して前後方向に回転させることができることとなる。
以下、上記のような構成における第1規制部材300の固定操作について説明する。ここでは、第1規制部材300及び第2規制部材340は、図7に示すように、第1規制部材300が手前側、第2規制部材340が奥側となるように取り付けられているものとする。
まず、第1規制板303が垂下している状態において、前記操作溝361にマイナスドライバーの先端を差し込みし、前方向に90度回転させる。すると、この回転に伴って第1規制板303も前方向に90度回動し、この第1規制板303は水平状態となる(図7参照)。そして、第1規制板303が水平になると、上述の如く、第1規制部材300の第1支持軸302に形成された軸貫通孔363と、本体ブロック41の右側面における突部353に形成された突部貫通孔354との位置が合致し、軸貫通孔363と突部貫通孔354とが連通することとなる(図8(b)参照)。そして、この状態において、突部貫通孔354及び軸貫通孔363に挿入可能な固定ピン362を、突部貫通孔354の上方から挿入することで、突部353と第1支持軸302とが固定される。これにより、第1規制部材300が水平状態で固定されることとなる(図8(b)参照)。
なお、第1規制部材300を再度、垂下している状態とする場合には、前記と反対の操作を行えばよい。
したがって、このような構成でも、上述の実施の形態と同一の作用効果を奏することとなる。
(他の実施の形態)
上述の実施の形態においては、第1規制部材300は、本体ブロック41内部の上部に設けられた第1支持軸302を中心に後方向に回動し、搬送装置50の上方において固定することで、当該第1規制部材300を第2遊技メダルの移動経路から待避させるように形成していたが、第1支持軸302の側端を中心に左右方向に回動し搬送装置50の側方において固定することで、第1規制部材300を第2遊技メダルの移動経路から待避させるように形成することもできる。
具体的には、第1規制部材300は、上述の実施の形態と同様に、両端部から横方向に突出する第1支持軸302を有する第1支持部301に方形状の第1規制板303を取り付けた構成となっている。
ここで、本体ブロック41内部の左側面における、第1規制部材300の取り付け位置には、図10に示すように、右方に向けて突出する固定突部371が形成されている。また、この固定突部371の上面及び下面には、それぞれ上方及び下方に向けて突出する係合突片が形成されている。
また、前記第1規制部材300の第1支持軸302の左端部には、図10に示すように、前記固定突部371を上下から挟み込むことができる一対の回動片372が形成されている。また、前記回動片372には、前記固定突部371の係合突片と係合可能な係合孔が形成されている。
そして、回動片372が固定突部371を上下から挟み込んだ状態で、回動片372に形成された前記係合孔に固定突部371の前記係合突片を係合させることにより、第1規制部材300は、この係合突片を中心に左右方向に回動可能に形成されている(図9(b)及び図10参照)。
また、前記第1支持軸302の右端には、図10に示すように、当該第1支持軸302の内部に収納可能な係合ストッパー376が備えられている。この係合ストッパー376は、常時は外側に向けて付勢されており、第1支持軸302の右端から突出している。そして、この係合ストッパー376に、第1支持軸302の内部方向に向けた力を加えることで、当該係合ストッパー376が第1支持軸302の内部に押し込まれていくこととなる。
そして、前記係合ストッパー376を、本体ブロック41の右側面に形成された貫通孔364に挿入して係合することにより、第1規制部材300が、本体ブロック41の内部空間を左右に横切るように取り付けられる。具体的には、第1規制部材300を、前記係合突片を中心に右方向に回動させていくと、第1支持軸302の係合ストッパー376の右端が本体ブロック41の右側面に当接する。そして、さらに第1規制部材300を右方向に回動させていくと、本体ブロック41の右側面によって係合ストッパー376に対して第1支持軸302内部へ向けての力が加えられることとなり、前記係合ストッパー376が第1支持軸302の内部に押し込まれていく。そして、前記係合ストッパー376が、本体ブロック41右側面の前記貫通孔まで到達すると、係合ストッパー276が外側に向けて付勢されることにより、前記貫通孔に係合ストッパー276が挿入されて係合することとなる(図9(b)参照)。なお、前記係合を解除するためには、本体ブロック41の外側から前記貫通孔にピンなどを差し込んで、係合ストッパー276を第1支持軸302内部へ押し込む。すると、前記係合ストッパー276が前記貫通孔から押し出され、前記係合が解除されることとなる。
また、前記第1規制部材300における第1規制板303の後面上部には、図10に示すように、凸体である係止部374が形成されている。そして、この係止部372が、本体ブロック41の左側面に形成された被係止部375に係合することにより、第1規制部材300が本体ブロック41の左側面に固定される(図9(a)及び図9(b)参照)。
以下、上記のような構成における第1規制部材300の固定について説明する。
スロットマシン1において第1遊技メダルを使用する場合には、第1規制部材300及び第2規制部材340をいずれも、本体ブロック41の内部空間を左右に横切るような状態で垂下させておけばよい。すなわち、第1規制部材300は、上述の如く、第1支持軸302の係合ストッパー376を本体ブロック41の右側面に形成された貫通孔に挿入して係合することにより、本体ブロック41の内部空間を左右に横切るような状態で固定しておく。
この状態においては、第1遊技メダルは第1規制部材300の空開部304及び第2規制部材340の下方を通過してメダル戻り部45に移動する。ここで、もし投入された第1遊技メダルの中に第2遊技メダルが混在していた場合には、第2遊技メダルは第1規制板303の空開部304を通過することができず、第1規制部材300によって移動が妨げられることとなり、この位置においてメダル詰まりが生じることとなる。
そして、スロットマシン1において使用するメダルを第2遊技メダルに切り替える場合には、第1規制部材300を第2遊技メダルの移動経路から待避させる。上記のような構成においては、第1規制部材300を本体ブロック41の内部空間左方に待避させる。
具体的には、第1規制部材300を、前記係合突片を中心に左方向に回転させていく。すると、図9(b)に示すように、第1規制部材300の第1規制板303に形成された係止部374が、本体ブロック41の左側面に形成された被係止部375に係合する。これにより、第1規制部材300が本体ブロック41の左側面に固定されることとなり、第2遊技メダルの移動経路から待避したこととなる(図9(a)及び図9(b)参照)。
したがって、一括投入開口31から投入された第2遊技メダルは、第1規制部材300によって移動を妨げられることなく、垂下状態の第2規制部材340の下方を通過してメダル戻り部45に移動することができることとなる。
したがって、このような構成でも、上述の実施の形態と同一の作用効果を奏することとなる。
本発明の実施の形態であって、メダル移送機構を示す断面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン及びメダル貸出機を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口及びメダル移送機構を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル送り装置を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、第1規制部材及び第2規制部材を取り付けたメダル送り装置を示す縦断面斜視図である。 本発明の実施の形態であって、第1規制部材を待避させた状態のメダル送り装置を示す縦断面側面図(a)、及び上面概略図(b)である。 本発明の実施の形態における第1の変形例であって、第1規制部材を上方に待避させた状態のメダル送り装置を示す縦断面側面図である。 本発明の実施の形態における第2の変形例であって、第1支持軸の操作溝を示す右側面図(a)、及び第1支持軸を固定した状態を示す縦断面概略図(b)である。 本発明の他の実施の形態であって、第1規制部材を側方に待避させた状態のメダル送り装置を示す縦断面側面図(a)、及び上面概略図(b)である。 本発明の他の実施の形態であって、第1規制部材を示す拡大斜視図である。
符号の説明
1 スロットマシン 2 メダル貸出機
3 メダル移送機構
10 メダル投入口 11 上部投入開口
12 側方移送通路 13 前扉
14 図柄表示窓 15 下皿
16 操作部 20 外箱
21 紙幣投入口 22 紙幣カウンター
23 貸し出しメダル払い出し装置
25 メダル貸し出し部 30 本体カバー
31 一括投入開口 32 張り出し部
40 メダル送り装置 41 本体ブロック
42 払い出し通路 44 メダル貯め部
45 メダル戻り部 47 メダル排出部
48 受け入れ投入部 49 キャンセル開口
50 搬送装置 51 ローラー
52 逆転ローラー 53 ベルト
54 送出間隙 55 駆動モータ
58 撹拌溝 60 投入口導入路
61 カバー部材 62 ベース部材
62A 湾曲部 65 通路部
66 メダル排出口 67 メダル受け口
68 詰まりメダル排出口 80 排出機構
81 ソレノイド 82 開閉板
85 開閉孔 90 メダル取り出し皿
93 排出収納部 95 皿用ヒンジ
100 仕切棒 200 移送部
250 可動板 251 固定板
252 突出部 260 詰まり解除ボタン
271 落下孔 272 立設部
274 接触センサー 290 係止手段
300 第1規制部材 301 第1支持部
302 第1支持軸 303 第1規制板
304 空開部 306 第1ストッパー
340 第2規制部材 341 第2支持部
342 第2支持軸 343 第2規制板
346 第2ストッパー
351 固定突片 352 固定孔
353 突部 354 突部貫通孔
361 操作溝 362 固定ピン
363 軸貫通孔 364 貫通孔
371 固定突部 372 回動片
374 係止部 375 被係止部
376 係合ストッパー

Claims (3)

  1. 一括投入される複数枚の遊技メダルを受け入れ可能な受け入れ投入部と、
    遊技メダルを排出する排出部と、
    前記受け入れ投入部から投入された遊技メダルを積み重ねた状態で前記排出部に向けて移動可能な移送手段と、
    前記移送手段の排出部側上方に設けられ、移送手段に積み重なっている遊技メダルを移送方向と逆方向に戻す戻し手段とを少なくとも有し、
    前記移送手段は、所定の直径を有する第1遊技メダル、及び第1遊技メダルよりも大きい直径を有する第2遊技メダルを移送可能であるとともに、
    遊技メダルを一枚ずつ前記排出部に送り出し可能であって、かつ遊技メダルを移送手段の排出部と反対側から外部に取り出し可能に形成したメダル送り装置において、
    前記受け入れ投入部の下方でありかつ前記移送手段の上方には、
    受け入れ投入部から投入された遊技メダルを貯留可能な空間であるメダル貯め部と、
    このメダル貯め部よりも前記排出部側にあって前記戻し手段により戻された遊技メダルが滞留可能な空間であるメダル戻り部とを有し、
    前記メダル貯め部及び前記メダル戻り部との間には、
    前記移送手段の上面に向けて垂下した状態で支持され、かつ、遊技メダルの移送方向へ向けて並設される第1規制部材及び第2規制部材を備え、
    前記第1規制部材は、
    当該第1規制部材の下端と前記移送手段の上面との間に、遊技メダル1枚の厚さよりも小さい隙間を有するように配置されるとともに、
    当該第1規制部材の下端部には、遊技メダルの移送方向に向けて切り欠いた空開部を有し、
    この空開部は、
    第1遊技メダルの直径よりも大きく第2遊技メダルの直径よりも小さい幅を有し、かつ、第2遊技メダルを起立状態から水平方向に傾けた状態で当該第2遊技メダルがこの空開部を通過することができない高さを有するように形成されており、
    前記第2規制部材は、
    当該第2規制部材の下端と前記移送手段の上面との間の距離が、第2遊技メダルの直径よりも大きくなるように形成されており、
    前記第1規制部材は、第2遊技メダルの移送を妨げない位置に待避可能に形成されていることを特徴とするメダル送り装置。
  2. 前記第1規制部材は、
    当該第1規制部材の上端部に設けられた水平軸を中心に、メダル貯め部方向又はメダル戻り部方向に回動可能であり、かつ、
    第1規制部材を回動させて第2遊技メダルの移送を妨げない位置で固定可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載のメダル送り装置。
  3. 前記第1規制部材は、
    当該第1規制部材の側端部に設けられた垂直軸を中心に、メダル貯め部方向又はメダル戻り部方向に回動可能であり、かつ、
    第1規制部材を回動させて第2遊技メダルの移送を妨げない位置で固定可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のメダル送り装置。
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