JP2006000407A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2006000407A5
JP2006000407A5 JP2004180193A JP2004180193A JP2006000407A5 JP 2006000407 A5 JP2006000407 A5 JP 2006000407A5 JP 2004180193 A JP2004180193 A JP 2004180193A JP 2004180193 A JP2004180193 A JP 2004180193A JP 2006000407 A5 JP2006000407 A5 JP 2006000407A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medal
game medals
game
medals
slot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004180193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006000407A (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2004180193A priority Critical patent/JP2006000407A/ja
Priority claimed from JP2004180193A external-priority patent/JP2006000407A/ja
Publication of JP2006000407A publication Critical patent/JP2006000407A/ja
Publication of JP2006000407A5 publication Critical patent/JP2006000407A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Description

メダル自動投入装置及びメダル貸出機
この発明は、遊技機に隣接するメダル貸出機から貸し出される遊技メダルや、入賞の結果、払い出された遊技メダルを、遊技機のメダル投入口への投入が容易なメダル自動投入装置及び遊技機のメダル投入口への投入が容易なメダル貸出機に関するものである。
従来より、スロットマシン等の遊技メダルを遊技媒体とする遊技機において、効率の良い遊技を行いたいという要請、或いは、なるべく遊技メダルに手を触れないで遊技を行いたいという要請に基づき、遊技メダルを直接、遊技機に供給可能な遊技機用台間機(メダル貸出機)や、遊技機が検討されている(特許文献1参照)。
特開2003−299868号公報(第1図)
しかし、上記した従来のメダル貸出機や、遊技機では、遊技機のメダル投入口に遊技メダルを確実に移送できることが求められる。また、遊技機に一括投入できる自動投入の開口を設けた場合には、一括投入された複数枚の遊技メダルを一枚ずつ確実に分離するための機構が新たに必要になる。そこで、特願2004−775(図4)に示されるような投入開口や、円筒部を設けたものが検討されている。しかし、多くの枚数の遊技メダルが、一度に投入されると、詰まりやすいという問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、メダル貸出機から貸し出される遊技メダル及び一括投入された複数の遊技メダルを一枚ずつ確実に分離して、遊技機のメダル投入口に移送させることができるようにしたメダル自動投入装置を提供しようとするものである。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、遊技機の扉開放の際、メダル貸出機からの遊技メダルの案内通路が邪魔になることがないようにしたメダル自動投入装置を提供しようとするものである。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、メダル貸出機の紙幣投入口から投入された紙幣の読み取りにより、貸し出しメダル排出口から遊技メダルが払い出されて、メダル貸出機から遊技メダルが貸し出されるようにしたメダル自動投入装置を提供しようとするものである。
(請求項
請求項記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、貸し出される遊技メダル及び一括投入された複数の遊技メダルを一枚ずつ確実に分離して、遊技機のメダル投入口へ移送させることができるようにしたメダル貸出機を提供しようとするものである。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項4記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、メダル貸出機の紙幣投入口から投入された紙幣の読み取りにより、貸し出しメダル排出口から遊技メダルが払い出されて、メダル貸出機から遊技メダルが貸し出されるようにしたメダル貸出機を提供しようとするものである。
(特徴点)
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、遊技メダルを1枚ずつ投入するメダル投入口(10)を有する遊技機(具体的には、例えばスロットマシン1)と、前記遊技機に隣接して設置され、遊技メダルを供給可能なメダル供給装置(23)から貸し出される遊技メダルを排出するための貸し出しメダル排出口(24)を有するメダル貸出機(2)と、前記メダル貸出機(2)の前記貸し出しメダル排出口(24)から貸し出される遊技メダル及び遊技者が手投入する遊技メダルを、前記遊技機の前記メダル投入口(10)へ自動投入するための自動投入機構(3)とを備えたメダル自動投入装置であって、前記自動投入機構(3)は、上方に向かって開口して、手投入された遊技メダルを受け入れ可能な投入部(48)と、前記投入部(48)から投入された遊技メダル及び前記貸し出しメダル排出口(24)から排出された遊技メダルを貯留可能な空間であるメダル貯め部(44)と、前記メダル貯め部(44)の下方に設けた移送部(53)(具体的には、例えば、搬送ベルト(53))に遊技メダルをその面同士が重なるように積み重ねた状態で平行移動させることにより移送し、その後、前記移送部(53)の終端を支点として、平行移動してきた遊技メダルの移送方向先端側から回転移動させ、遊技メダルを立設状態となるようにしてから送り出し可能な移送手段(50)と、前記移送部(53)の上方に設けられ、前記平行移動で移送される遊技メダルの上部に積み重なっている遊技メダルを移送方向と逆方向に戻して、積み重なった状態を解消し、遊技メダルを、一枚ずつ移送可能に形成した戻し手段(52)と、前記移送手段(50)から移送された遊技メダルを一枚ずつ立設した状態にしながら前記メダル投入口(10)の方向に案内する排出案内通路(120)と、前記排出案内通路(120)からの遊技メダルを排出する自動投入メダル排出口(64)とを備え、前記遊技機は、前記自動投入機構(3)の前記自動投入メダル排出口(64)から排出される立設した遊技メダルを受け、前記メダル投入口(10)にまで案内可能な投入案内通路(130)を備えていることを特徴とする。
なお、ここで、「遊技メダル」とあるが、かかる円板状のメダルに限定されるものではなく、通常の貨幣として使用されるコインでもよいものである。
また、ここで、「回転移動」とは、遊技メダルという円板状のものが、1つの軸や点を中心に円運動をすることを意味するものであって、具体的には、図7に示すように、搬送ベルト(53)の手前側の縁から、搬送ベルト(53)を回転させるローラ(51)の回転軸を中心として、略90度の円運動をしながら、手前側に落下することを意味するものである。
また、ここで、「遊技メダルをその面同士が重なるように積み重ねた状態」とは、円板状の遊技メダルの平らな上面及び下面が、互いに重なるように積み重なる状態を意味するものである。
(作用)
本発明は、投入部(48)から手投入された遊技メダルと、メダル貸出機(2)の貸し出しメダル排出口(24)から排出された遊技メダルとは、メダル貯め部(44)に貯留される。
そして、所定の作動開始手段(センサやスイッチ)により移送手段(53)が作動すると、貯留されている遊技メダルが移送される。
そして、移送手段(53)により移送されてきた遊技メダルのうち、移送手段(53)の移送部(53)に積み重なった遊技メダルは、そのまま排出案内通路(120)に移送される。その際、移送手段(53)により移送される遊技メダルの上部に積み重なっている遊技メダルは、戻し手段(52)によって、移送手段(53)の進行方向と逆方向のメダル貯め部(44)の方へはじき飛ばされる。このため、投入部(48)により複数枚の遊技メダルが一括投入されて、移送手段(53)の上に複数枚の遊技メダルが積み重なっても、かかる遊技メダルが同時に移送されることを回避することができ、遊技メダルを一枚ずつ、移送させることができる。そして、移送手段(53)は、その後、前記移送部(53)の終端を支点として、平行移動してきた遊技メダルの移送方向先端側から回転移動させ、遊技メダルを立設状態となるようにしてから送り出し可能であるため、遊技メダルを立設した状態で、排出案内通路(120)へ向かって移送させることができる。結果として、遊技メダルは、一枚ずつ、立設した状態で、排出案内通路(120)へ移送される。これにより、複数枚の遊技メダルが同時に移送されることによる排出案内通路(120)内でのメダル詰まりを防止することができ、一枚ずつの確実な移送を得ることができる。
そして、立設した状態で一枚ずつ排出案内通路(120)内を移送する遊技メダルは、自動投入メダル排出口(64)から排出される。そして、自動投入メダル排出口(64)から排出された遊技メダルは、立設した状態で、一枚ずつ、投入案内通路(130)に入り、そのまま転がって、遊技機(1)のメダル投入口(10)まで移送させることができる。このように、移送手段(53)から立設した状態で、一枚ずつ、送出することにより、排出案内通路(120)及び投入案内通路(130)内を、転がして移送させることができ、遊技メダルを一枚ずつ、確実にメダル投入口(10)へ案内することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、本発明に係るメダル自動投入装置は、前記自動投入機構(3)は、前記メダル貸出機(2)の手前側に形成され、前記排出案内通路(120)は、前記自動投入機構(3)から、前記メダル貸出機(2)と前記遊技機との境界までに形成され、前記投入案内通路(130)は、前記メダル投入口(10)から、前記境界までに形成されていることを特徴とする。
(作用)
自動投入機構(3)からの遊技メダルは、排出案内通路(120)と、投入案内通路(130)とを経て、遊技機(1)のメダル投入口(10)へ投入されることになる。
このように形成されることで、遊技機(1)の前扉(13)等を開放する際、排出案内通路(120)と、投入案内通路(130)とを、2つに分離することができる。すなわち、そのうちの投入案内通路(130)は、遊技機(1)の前扉(13)と挙動を共にすることができ、投入案内通路(130)が前扉(13)の開閉の障害となることがなくなる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記メダル貸出機(2)は、正面側に設けられた紙幣投入口(21)と、前記紙幣投入口(21)から投入された紙幣を読み取るための紙幣カウンター(22)とを備え、前記メダル貸出機(2)の前記メダル供給装置(23)は、前記紙幣カウンター(22)の紙幣読み取りにより、前記貸し出しメダル排出口(24)から所定枚数の遊技メダルを払い出すためのホッパー装置を備え、前記ホッパー装置は、遊技メダルを貯留しておくためのタンクと、前記タンクに貯留されている遊技メダルを前記貸し出しメダル排出口(24)から排出可能な送り出し円板とを備えていることを特徴とする。
(作用)
紙幣カウンター(22)は、メダル貸出機(2)の正面側に設けられた紙幣投入口(21)から投入された紙幣を読み取る。かかる紙幣読み取りにより、メダル供給装置(23)は、貸し出しメダル排出口(24)から所定枚数の遊技メダルを払い出す。
そして、メダル供給装置(23)は、遊技メダルを払い出すためのホッパー装置であり、タンクに遊技メダルを貯留しておき、このタンクに貯留されている遊技メダルを送り出し円板により貸し出しメダル排出口(24)から排出する。
(請求項
請求項記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、遊技メダルを1枚ずつ投入するメダル投入口(10)を有する遊技機に隣接して設置され、遊技メダルを供給可能なメダル供給装置(23)から貸し出される遊技メダルを排出するための貸し出しメダル排出口(24)を有するメダル貸出機(2)であって、前記メダル貸出機(2)の前記貸し出しメダル排出口(24)から貸し出される遊技メダル及び遊技者が手投入する遊技メダルを、前記遊技機の前記メダル投入口(10)へ自動投入するための自動投入機構(3)を備え、前記自動投入機構(3)は、上方に向かって開口して、手投入された遊技メダルを受け入れ可能な投入部(48)と、前記投入部(48)から投入された遊技メダル及び前記貸し出しメダル排出口(24)から排出された遊技メダルを貯留可能な空間であるメダル貯め部(44)と、前記メダル貯め部(44)の下方に設けた移送部(53)に遊技メダルをその面同士が重なるように積み重ねた状態で平行移動させることにより移送し、その後、前記移送部(53)の終端を支点として、平行移動してきた遊技メダルの移送方向先端側から回転移動させ、遊技メダルを立設状態となるようにしてから送り出し可能な移送手段(50)と、前記移送部(53)の上方に設けられ、前記平行移動で移送される遊技メダルの上部に積み重なっている遊技メダルを移送方向と逆方向に戻して、積み重なった状態を解消し、遊技メダルを、一枚ずつ移送可能に形成した戻し手段(52)と、前記移送手段(50)から移送された遊技メダルを一枚ずつ立設した状態にしながら前記メダル投入口(10)の方向に案内する排出案内通路(120)と、前記排出案内通路(120)からの遊技メダルを排出する自動投入メダル排出口(64)とを備えていることを特徴とする。
(作用)
本発明は、投入部(48)から手投入された遊技メダルと、メダル貸出機(2)の貸し出しメダル排出口(24)から排出された遊技メダルとは、メダル貯め部(44)に貯留される。
そして、所定の作動開始手段(センサやスイッチ)により移送手段(53)が作動すると、貯留されている遊技メダルが移送される。
そして、移送手段(53)により移送されてきた遊技メダルのうち、移送手段(53)の上面に付着している遊技メダルは、そのまま排出案内通路(120)に移送される。その際、移送手段(53)により移送される遊技メダルの上部に積み重なっている遊技メダルは、戻し手段(52)によって、移送手段(53)の進行方向と逆方向のメダル貯め部(44)の方へはじき飛ばされる。このため、投入部(48)により複数枚の遊技メダルが一括投入されて、移送手段(53)の上に複数枚の遊技メダルが積み重なっても、かかる遊技メダルが同時に移送されることを回避することができ、遊技メダルを一枚ずつ、移送させることができる。そして、移送手段(53)は、その後、前記移送部(53)の終端を支点として、平行移動してきた遊技メダルの移送方向先端側から回転移動させ、遊技メダルを立設状態となるようにしてから送り出し可能であるため、遊技メダルを立設した状態で、排出案内通路(120)へ向かって移送させることができる。結果として、遊技メダルは、一枚ずつ、立設した状態で、排出案内通路(120)へ移送される。
そして、立設した状態で一枚ずつ排出案内通路(120)内を移送する遊技メダルは、自動投入メダル排出口(64)から排出される。
このように、移送手段(53)から立設した状態で、一枚ずつ、送出することにより、排出案内通路(120)内を、立設した状態で転がして移送させることができ、遊技メダルを一枚ずつ、確実に案内することができる。
これにより、複数枚の遊技メダルが同時に移送されることによる排出案内通路(120)内でのメダル詰まりを防止することができ、一枚ずつの確実な移送を得ることができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項4記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記メダル貸出機(2)は、正面側に設けられた紙幣投入口(21)と、前記紙幣投入口(21)から投入された紙幣を読み取るための紙幣カウンター(22)とを備え、前記メダル貸出機(2)の前記メダル供給装置(23)は、前記紙幣カウンター(22)の紙幣読み取りにより、前記貸し出しメダル排出口(24)から所定枚数の遊技メダルを払い出すためのホッパー装置を備え、前記ホッパー装置は、遊技メダルを貯留しておくためのタンクと、前記タンクに貯留されている遊技メダルを前記貸し出しメダル排出口(24)から排出可能な送り出し円板とを備えていることを特徴とする。
(作用)
紙幣カウンター(22)は、メダル貸出機(2)の正面側に設けられた紙幣投入口(21)から投入された紙幣を読み取る。かかる紙幣読み取りにより、メダル供給装置(23)は、貸し出しメダル排出口(24)から所定枚数の遊技メダルを払い出す。
そして、メダル供給装置(23)は、遊技メダルを払い出すためのホッパー装置であり、タンクに遊技メダルを貯留しておき、このタンクに貯留されている遊技メダルを送り出し円板により貸し出しメダル排出口(24)から排出する。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、メダル貸出機から貸し出される遊技メダル及び一括投入された複数の遊技メダルを一枚ずつ確実に分離して、遊技機のメダル投入口に移送させることができるようにしたメダル自動投入装置を提供することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、遊技機の扉開放の際、メダル貸出機からの遊技メダルの案内通路が邪魔になることがないようにしたメダル自動投入装置を提供することができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、メダル貸出機の紙幣投入口から投入された紙幣の読み取りにより、貸し出しメダル排出口から遊技メダルが払い出されて、メダル貸出機から遊技メダルが貸し出されるようにしたメダル自動投入装置を提供することができる。
(請求項
請求項記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項記載の発明によれば、貸し出される遊技メダル及び一括投入された複数の遊技メダルを一枚ずつ確実に分離して、遊技機のメダル投入口へ移送させることができるようにしたメダル貸出機を提供することができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明によれば、上記した請求項4記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5記載の発明によれば、メダル貸出機の紙幣投入口から投入された紙幣の読み取りにより、貸し出しメダル排出口から遊技メダルが払い出されて、メダル貸出機から遊技メダルが貸し出されるようにしたメダル貸出機を提供することができる。
本発明に係るメダル自動投入装置は、遊技機としてのスロットマシン1と、メダル貸出機2と、自動投入機構3とを備えているものである。
(図面の説明)
図1乃至図16は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は自動投入機構の縦断面図、図2はスロットマシン及びメダル貸出機の外観斜視図、図3はメダル貸出機の側面図、図4は自動投入機構及びメダル投入口の拡大斜視図、図5は自動投入機構の分解斜視図、図6はメダル送り装置の斜視図、図7は自動投入機構の部分拡大断面図、図8及び図9はメダル送り装置の作動説明図、図10は移動調整弁の拡大断面図、図11は図13のAA断面図であって、メダル投入口の縦断面図、図12はメダル投入口の外観正面図、図13はメダル投入口の外観平面図、図14はメダル投入口の外観斜視図、図15はメダル投入口の外観右側面図、図16は案内溝底面の縦断面図をそれぞれ示すものである。
本実施の形態におけるメダル貸出機2は、スロットマシン1に隣接して設置され、一台のスロットマシンに一機ずつ対応するように設けられている。
(スロットマシン1)
スロットマシン1は、図2に示すように、筐体及び筐体の正面側に取り付けられた前扉13から形成され、正面側には回転リール(図示せず)の図柄を視認可能な図柄表示窓14が形成されている。また、この図柄表示窓14の下方でありスロットマシン1の略中央部は、スタートスイッチやストップスイッチなどの操作手段が設けられる操作部16となっている。そしてこの操作部16の正面右端部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口10が設けられている。なお、特に図示しないが、メダル投入口10の下方には、遊技メダルの真贋を判断すると共に投入メダルをカウントするためのメダルセレクターが設けられている。また、スロットマシン1の下部には、払い出しメダルを貯留可能な払い出しメダル皿15が設けられている。
ここで、メダル投入口10は、図4、図11乃至図14に示すように、上方から遊技メダルを一枚ずつ投入可能な上方投入開口11と、上方投入開口11の側方に連通する投入案内通路130とを有している。
(投入案内通路130)
上記投入案内通路130は、上方投入開口11から正面右側(メダル貸出機2側)に延設された樋状の通路であって、後述するメダル移送ブロック60から送られてくる遊技メダルを受け入れ上方投入開口11に移送するためのものである。そして、この投入案内通路130は、自動投入機構3の自動投入メダル排出口64から排出された遊技メダルを立設した状態のまま転がしてメダル投入口10まで案内可能なものである。
前記投入案内通路130は、メダル投入口10から、メダル貸出機2とスロットマシン1との境界までに形成されているものである。
なお、メダル投入口10から遊技メダルを投入し、スタートスイッチの操作により回転リールを回転させ、ストップスイッチの操作により回転リールを停止させ、このとき、複数の回転リールに表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、所定枚数のメダルが払い出されるように形成されている。
(上方投入開口11)
上記上方投入開口11は、横方向に長方形に開口するスリット状のものである。この上方投入開口11の下方に向かう通路は、メダルセレクターに通じている。この上方投入開口11の手前側には、縦断面形状が半円状であって、凹溝状に窪んだ前方投入凹溝180が形成されている。そして、この上方投入開口11の背面には、上方に向かって立設する半円状の立設板175が形成されている。
(前方投入凹溝180)
上記前方投入凹溝180は、その上面に、複数枚の遊技メダルを略円柱状に重ねた状態で、置くことができるように形成されているものである。そして、この前方投入凹溝180上に置いた略円柱状に重ねた複数枚の遊技メダルの手前側を、遊技者の右手親指で少しずつ押しながら、重ねた遊技メダルの奥側から1枚ずつ、上方投入開口11内部へ落下投入させることができるように形成されているものである。この前方投入凹溝180の溝の進む方向、すなわち前方投入凹溝180内で遊技メダルが進行する方向は、遊技者の右手親指で重ねた遊技メダルを押しやすいように、スロットマシン1の真正面方向ではなく、図13に示すように、右斜めに奥方向に僅かに傾斜した状態となるように形成されている。
(立設板175)
上記立設板175は、上方投入開口11の奥側に位置して、前方投入凹溝180の中心軸と直角方向に形成されている。この立設板175は、前方投入凹溝180に載置された円柱状に重ねられた複数枚の遊技メダルが当接することにより、その手前の上方投入開口11へ落下することができるように形成されているものである。立設板175の手前側の面は、上方投入開口11の奥側の面と同一面上に形成されている。すなわち、この立設板175の手前側の面に沿って、スムーズに上方投入開口11へ遊技メダルが落下することができるように形成されている。
(突出部190)
上記突出部190は、メダル投入口10の右背面側に位置して、上方に向かって突出しているものである。これは、立設板175の背面と、突出部190の前面側との間に、遊技者が千円札の束を挟み込むことができるように形成されているものである。これにより、遊技者は、手持ちの遊技メダルが無くなった場合、自分の財布からその都度、千円札を引き抜くことなく、立設板175と突出部190との間に挟み込まれた千円札から1枚を引き抜いて、メダル貸出機2の紙幣投入口21へ投入することができる。遊技者の遊技の便宜を図ったものである。
(投入案内通路130)
上記投入案内通路130は、自動投入機構3の自動投入メダル排出口64から排出された遊技メダルを立設させた状態のまま転がして、スロットマシン1の側部からメダル投入口10まで案内可能な凹溝状に形成されているものである。
前記投入案内通路130は、その底面である案内溝底面170のメダル投入口10に向かっての下り傾斜角度が、スロットマシン1の側部よりも、メダル投入口10付近の方が大きくなるように形成されている。この案内溝底面170の傾斜角度は、案内溝底面170のメダル進行方向に沿った縦断面形状の接線角度である。
そして、投入案内通路130の案内溝底面170のメダル移送方向に沿った縦断面形状は、2次曲線で表現されるものである。具体的には、左右の水平方向をx軸とし、鉛直縦方向をy軸と設定した場合に、x=ay2+by+c(a、b及びcは、所定の係数)で示されるものである。すなわち、投入案内通路130の案内溝底面170の左右方向の縦断面形状は、かかる式によって示すことができるように形成されている。
そして、投入案内通路130の案内溝底面170の左右方向の接線角度は、スロットマシン1の右側の側部から、メダル投入口10へ向かう程、下りの傾斜角度が大きくなるように形成されている。
(投入案内通路130での遊技メダルの挙動)
まず、一括投入機構3の一括投入開口31から遊技メダルを投入すると、遊技メダルは、本体カバー30内部の移送部としての搬送ベルト53等により、移送されて、最終的に、一括投入機構3の下部に設けたメダル移送ブロック60の自動投入メダル排出口64から投入案内通路130へ転がり込む。
そして、投入案内通路130の案内溝底面170の下りの傾斜角度が、当該スロットマシン1の右側の側部よりも、メダル投入口10付近の方が大きく、スロットマシン1の右側の側端部よりも、メダル投入口10の上方投入開口11付近の案内溝底面170の方の下りの傾きが急勾配となる。このため、メダル投入口10の上方投入開口11付近での遊技メダルの移送速度を、スロットマシン1の側部における遊技メダルの移動速度よりも速くさせるという、遊技メダルの移動速度に、遅速という変化を加えることができる。すなわち、図17に示すような全長の全部が直線状の底面からなる直線状底面270により形成されている場合における上方投入開口11付近のメダル移動速度と、図16に示すような本願発明における上方投入開口11付近のメダル移動速度とを比較すると、本願発明の方が、スロットマシン1の側部の遊技メダルの移動速度と、メダル投入口10付近の遊技メダルの移動速度とに、大きな遅速の変化を加えることができる。これにより、複数の遊技メダルを、短い時間間隔で連続して、一括投入機構3から投入案内通路130に流すような場合に、遊技メダルと、投入案内通路130内の凹溝状の側面との摩擦抵抗のため、徐々に減速して上方投入開口11付近の移動速度が減速し、連続する遊技メダルの間隔が狭くなって、後からくる遊技メダルと衝突するような現象の発生を回避することができる。すなわち、図16に示すように、上方投入開口11近傍で、遊技メダルの移動速度を大きくして、連続する遊技メダルの間隔を大きなものにすることができる。これにより、複数の遊技メダルを連続して投入案内通路130に流しても、上方投入開口11付近で互いに衝突することなく、メダル投入口10の内部へスムーズに投入することが可能となり、投入案内通路130内や、上方投入開口11での遊技メダル同士の衝突によるメダル詰まりやメダル移送の混乱を回避することができる。
さらに、投入案内通路130の底面を直線状にしたものは、遊技メダル同士の衝突による詰まりを防止するために、その傾斜角度を大きなものにすると、メダル投入口10付近での最終的な遊技メダルの移動速度が大きくなりすぎて(助走がつきすぎて)、メダル投入口10に遊技メダルが落下せず、通過したり、飛び跳ねてしまう。しかし、本実施の形態のように、メダル投入口10付近だけの傾斜角度が大きいものは、最終的な移動速度が過大となることを回避することができるものである。
そして、投入案内通路130の案内溝底面170の傾斜角度を、その案内溝底面170の接線角度にしている。このため、投入案内通路130の案内溝底面170の接線角度は、スロットマシン1の側部よりも、メダル投入口10付近の方が大きくなる。
そして、投入案内通路130の案内溝底面170のメダル移送方向に沿った縦断面形状が、2次曲線であるため、投入案内通路130の案内溝底面170を、スロットマシン1の右側の側端部から、メダル投入口10の上方投入開口11付近まで滑らかに連続する下りの曲線にすることができる。これにより、遊技メダルが案内溝底面170を転がって移動する回転移動をスムーズなものにすることができる。
また、投入案内通路130の案内溝底面170のメダル移送方向に沿った縦断面形状が、2次曲線であるため、その案内溝底面170の接線角度を、スロットマシン1の側部から、メダル投入口10付近まで、徐々に大きくすることができる。特に、上方投入開口11近傍での案内溝底面170の接線角度を大きなものにすることができ、上方投入開口11付近での遊技メダルの移動速度を増加させることが可能となる。これにより、遊技メダルの移動速度を、スロットマシン1の側部からメダル投入口10付近まで、徐々に大きくすることができる。
このように、遊技メダルをスロットマシン1のメダル投入口10まで手に持って移動させなくても、あるいはスロットマシン1から入賞により払い出された遊技メダルを、一枚ずつ手でメダル投入口10に投入させなくても、一括投入機構3の自動投入メダル排出口64から排出された遊技メダルを、投入案内通路130を介して、スムーズにメダル投入口10の上方投入開口11まで連続して移送させ、投入することができる。これにより、遊技を効率的に行うことができる。
(メダル貸出機2)
メダル貸出機2は、スロットマシン1の側面側に隣接して設置される箱型の装置であって、金銭と引き替えに遊技メダルを貸し出すと共に、貸し出しメダル及び遊技者が投入するメダルをスロットマシン1のメダル投入口10に投入するためのものである。すなわち、メダル貸出機2は、図3に示すように、外箱20に、紙幣カウンター22及びメダル供給装置23が内蔵されているとともに、正面側には自動投入機構3が取り付けられているものである。
紙幣カウンター22は、外箱20の正面下方に設けられた紙幣投入口21から投入された紙幣を読み取って、メダル供給装置23の貸し出しメダル排出口24から所定枚数の遊技メダルを払い出させるためのものである。なお、メダル貸出機としては、紙幣投入口21及び紙幣カウンター22の他に、硬貨投入口や硬貨カウンター、釣り銭払い出し口などを有していてもよい。また、プリペイドカード投入口とカードリーダーを有していてもよい。
メダル供給装置23は、遊技メダルを払い出すためのいわゆるホッパー装置であり、特に図示しないが、遊技メダルを貯留しておくためのタンクと、タンクに貯留されている遊技メダルを貸し出しメダル排出口24から一枚ずつ排出可能な送り出し円板を有している。送り出し円板は、駆動モータに回転可能に軸止されており遊技メダルが嵌入可能な孔が形成されている。そして、この孔に入った遊技メダルを、回転に伴い一枚ずつ装置の外に貸し出しメダル排出口24から排出するようになっている。また、メダル供給装置23には排出メダルをカウントするためのセンサが設けられていて、所定枚数の遊技メダルを貸し出しメダル排出口24から払い出したら駆動モータが停止するように形成されている。
(自動投入機構3)
自動投入機構3は、前記メダル供給装置23から払い出される遊技メダル、及び遊技者が投入する遊技メダルを、スロットマシン1のメダル投入口10に一括投入するための機構である。
具体的には、自動投入機構3は、図1及び図4に示すように、大きく分けて、メダル貸出機2の外箱20の正面に取り付けられた本体カバー30と、本体カバー30の内部に設けられたメダル送り装置40と、本体カバー30の正面側に着脱自在に取り付けられたメダル移送ブロック60とから構成されている。
(本体カバー30)
本体カバー30は、図2、図3に示すように、メダル貸出機2の外箱20の正面略中央部から手前側(スロットマシン1を正面から見た場合の手前側。以下同じ。なお、本明細書中において、手前、奥、右、左のような方向を指し示すものは、スロットマシン1の正面に位置して、スロットマシン1の正面側を向いて座って遊技を行う遊技者から見た手前方向、奥方向、右方向、左方向をそれぞれ意味する。)に突出する箱形部材であり、上方に開口する一括投入開口31が形成され、図1に示すように、内部にはメダル送り装置40が内蔵されている。
そして、本体カバー30の正面側下端部には、図5に示すように、メダル移送ブロック60が設置される切り欠き部32が形成されており、この切り欠き部32の上方には、メダル移送ブロック60のメダル受け口63に連通するメダル落下部33が形成されている。また、前記切り欠き部32の正面側には、メダル移送ブロック60を前後方向に移動可能に取り付けるための取り付け板34が設けられている。
さらに、本体カバー30の底部奥側には、図5に示すように、メダル送り装置40から排出される異物やリセットメダルを受け止める排出貯留箱90を収納するための貯留箱収納部37が設けられており、貯留箱収納部37の上方には、排出開口36が形成されている。貯留箱収納部37は、上方及び正面に開口する箱形のケースであり、正面側開口から排出貯留箱90を嵌め込むことができるとともに、上方の排出開口36から異物やリセットメダルを排出貯留箱90に落下させるとができるようになっている。
(メダル送り装置40)
メダル送り装置40は、前記本体カバー30に内蔵されたメダルを送り出すための装置であり、図1に示すように、本体ブロック41の内部に移送手段50を設け、移送手段50の奥側下方に排出装置80を設けた構成となっている。
本体ブロック41は、図1及び図6(A)に示すように、長さ方向略中央部に、上方に開口する投入部48を有し、投入部48の奥側には、上方に向かって延びる角形管状の払い出し通路42が設けられている。この払い出し通路42は、メダル供給装置23の貸し出しメダル排出口24から排出された遊技メダルが投入される通路である。また、本体ブロック41の前方下部には、移送手段50が内蔵されており、本体ブロック41の正面底部には、移送手段50により送り出されたメダルを排出するためのメダル排出部47が形成されているとともに、移送手段50により送り出されるメダルを検知するためのメダル検知センサ46が設けられている。そして、図6(B)に示すように、前記払い出し通路42の下面には、排出装置80のソレノイド81が設けられており、ソレノイド81の作動で開閉板82を開くことにより、メダル送り装置40内部にあるメダルや異物などを、本体ブロック41の底面に形成されたリセット開口49から排出させることができるようになっている(図9参照)。
前記投入部48は、一括投入開口31から投入される遊技メダルを受け入れるための開口であり、開口幅のほぼ中央部に、横方向に亘って設けられた仕切棒115を有している。これは、投入される遊技メダルを、極力同一方向に揃えるためである。すなわち、この仕切棒115があることにより、投入部48に遊技メダルが縦向き(メダルの表裏面が左右方向となる向き)で投入されることがないので、ランダムに投入される遊技メダルの向きを、横向き(メダルの表裏面が前後方向となる向き)にして落下させるようになるものである。このように落下した場合には、メダルの向きが揃っているので、投入部48の下方に位置する空間であるメダル貯め部44に、遊技メダルが平積みとなるよう貯留させることができ、移送手段50により搬送しやすくなる。
また、投入部48の手前側端部48Aには、移送手段50の上方空間を、投入部48の下方に位置するメダル貯め部44と、メダル貯め部44よりも手前側に位置するメダル戻り部45とに分ける移動調整弁43が取り付けられている。移動調整弁43は、メダル貯め部44からメダル戻り部45へのメダル移動を阻止し、メダル戻り部45からメダル貯め部44へのメダル移動は適宜許容することにより、移送手段50によるメダル移送をスムーズに行わせるためのものである。
前記払い出し通路42は、メダル貸出機2のメダル供給装置23から貸し出される遊技メダルを受け入れて、前記メダル貯め部44に誘導するためのものである。払い出し通路42の底面は、奥側から手前側に向かって下り傾斜となっており、傾斜の前端部が開閉板82によって開閉可能に形成されている。開閉板82が閉じているときには、メダル貯め部44に遊技メダルが貯留され、開閉板82が開いた場合には、メダル貯め部44又は移送手段50の搬送ベルト53上にある遊技メダルやゴミなどの異物は、リセット開口49から落下する。
前記メダル排出部47は、移送手段50より送り出された遊技メダルをメダル移送ブロック60に一枚ずつ排出するためのものであり、図7に示すように、下方に開口する排出スリット47Bと、移送手段50の前端部近傍からに排出スリット47Bに向かって下降する湾曲傾斜面を形成する誘導板47Aを有している。
そして、このメダル排出部47と、その下方に位置して、側方に向かって遊技メダルを移送するメダル移送部62とにより、排出案内通路120を形成しているものである。この排出案内通路120は、搬送ベルト53から移送された遊技メダルを、一枚ずつ立設した状態で、スロットマシン1側へ案内するものである。
前記メダル検知センサ46は、遮光センサや反射センサであって、メダルの移動をセンシングしてメダル詰まりを検知するためのものである。すなわち、メダル検知センサ46は、検知が正常時のメダル検知パターンと異なる場合、例えばメダル検知センサ46が所定時間遊技メダルを検知し続けている場合には、移送手段50の作動を停止させるための信号を出力する。
(移動調整弁43)
ここで、前記移動調整弁43について詳述する。
移動調整弁43は、図10に示すように、回動板43bの上部に軸受け部43aを設けた板部材であり、投入部48の手前側端部48Aに形成されたピン100に、前記軸受け部43aを係合させることにより前後方向に回動可能に取り付けられものである。そして、前記回動板43bは、取り付け状態において、その下端部が投入部48の上端部からメダル貯め部44の底部(具体的には搬送ベルト53の上面又は開閉板82の上面)までの高さのほぼ中央付近となる長さ(図1参照)を有している。
一方、手前側端部48Aには、ピン100よりも手前側に、下方に突出し前記回動板43bを垂直状態に係止するストッパー110が形成されている。このため、移動調整弁43は、後方すなわちメダル貯め部44側へは回動するが、前方すなわちメダル戻り部45側へは回動しないようになっている。なお、移動調整弁43の作用については後述する。
(移送手段50)
上記移送手段50は、メダル貯め部44の下方に設けた移送部としての搬送ベルト53に遊技メダルをその面同士が重なるように積み重ねた状態で平行移動させることにより移送し、その後、搬送ベルト53の終端を支点として、平行移動してきた遊技メダルの移送方向先端側から回転移動させ、遊技メダルを立設状態となるようにしてから送り出し可能なものである。
具体的には、前記移送手段50は、本体ブロック41の前方下部に内蔵されており、投入部48の受け入れた遊技メダルを、水平状態(遊技メダルの表裏面が上下となる状態)で一枚ずつ、メダル移送ブロック60へと送り出すためのものである。具体的には、移送手段50は、図1に示すように、一対のローラ51(51A,51B)と、ローラ51A,51Bに掛け渡された搬送ベルト53と、搬送ベルト53の手前側上方に送出間隙54をあけて設置された戻し手段52と、ローラ51,52を回転させるための駆動モータ55と、駆動モータ55のモータ軸の回転をローラ51,52に伝達するための伝達手段56(具体的には、各回転軸に掛け渡されたベルト)を有している。
前記ローラ51は、正面側から見て前後に並列して設けられている。また、前記搬送ベルト53は、二つのローラ51A,51Bに掛け渡された平ベルトであり、表面にはゴム等を被覆して、遊技メダルとの摩擦抵抗を大きくするよう形成してある。そして、手前側のローラ51Aの方が、奥側のローラ51Bよりも若干高い位置に取り付けられているので、搬送ベルト53の上面は手前側に向かってやや上り傾斜となっており、ローラ51を図1に示す黒矢印の方向に回転させることにより、搬送ベルト53の上面が手前側に移動するようになっている。
前記ローラ51と戻し手段52は、伝達手段56により同時に回転するようになっている。伝達手段56は、駆動モータ55の駆動軸とローラ51Aと戻し手段52に設けられたギヤ、及び各ギヤを連結するベルトであって、戻し手段52はローラ41と同方向に回転するので、搬送ベルト53の上面の進行方向と、戻し手段52の下面の移動方向とが逆になる。また、前記伝達手段56の調整(直径の異なるギヤの組み合わせ)により、戻し手段52の回転速度の方が、ローラ51の回転速度よりも早くなるように形成されている。
そして、戻し手段52の下面と搬送ベルト53の上面との間には、遊技メダル一枚の厚みよりも大きく、遊技メダル二枚分の厚みよりは小さい送出間隙54が形成されている。これにより、搬送ベルト53の上面に付着している遊技メダルを、一枚ずつ手前側に送り出すとともに、搬送ベルト53の上方であって戻し手段42の後方にある遊技メダルをメダル戻り部45に蹴り出すようになっている。
すなわち、この戻し手段52は、移送手段50の上方に設けられ、移送手段50の搬送ベルト53により移送される遊技メダルの上部に積み重なっている遊技メダルを移送方向と逆方向に戻して、移送手段50の搬送ベルト53の上面にある遊技メダルを一枚ずつ戻す方向に移送可能なものである。
搬送ベルト53の前端はメダル排出部47の上方に位置しており、搬送ベルト53上面に乗っている遊技メダルは、搬送ベルト53の表面に付着したまま排出案内通路120のメダル排出部47へと運ばれる。そして、このメダル排出部47から、排出案内通路120のメダル移送部62へ案内される。そして、排出案内通路120は、移送手段50の搬送ベルト53から移動された遊技メダルを一枚ずつ立設した状態で、自動投入メダル排出口64まで案内するものである。
この排出案内通路120は、自動投入機構3から、メダル貸出機2とスロットマシン1との境界までに形成されている。
(移送手段50の作動)
ここで、移送手段50は、前記駆動モータ55を駆動させるための駆動制御手段(図示せず)により作動を開始及び作動停止するとともに、作動中のメダル検知センサ46の検知に基づいて、作動を停止する。本実施の形態においては、駆動制御手段として、駆動モータ55を駆動開始又は駆動停止させるためのタッチセンサと、駆動モータ55を逆回転させるためのリセットスイッチが設けてある。
タッチセンサは、特に図示しないが、一括投入開口31の周囲に伝導体を敷設してあり、人が手を触れると通電してスイッチがONとなって駆動モータ55が駆動を開始し、手を離すとスイッチがOFFとなって駆動を停止するものである。これにより、遊技者は適宜移送手段50を作動させて、自分の好みの量のメダルをスロットマシン1に投入することができる。
リセットスイッチは、特に図示しないが、本体カバー30の適宜の場所に設けたボタンスイッチとすることができ、ボタン押圧によりスイッチがONとなって駆動モータ55が逆転駆動し、ボタンから手を離すとスイッチがOFFとなって駆動を停止するようになっている。リセットスイッチは、メダル送り装置40内部に残留している遊技メダルを取り出す場合や、一括投入開口31内に入ったゴミなどの異物を取り除く場合に操作する。
また、タッチセンサにより移送手段50が作動中に、メダル検知センサ46がメダル詰まりを検知した場合には、駆動モータ55の駆動を停止させる。タッチセンサは駆動モータ55の駆動停止によりスイッチOFF状態に戻るので、メダル詰まりの解消後、再びタッチセンサに触れれば、駆動モータ55が駆動を開始する。
なお、駆動制御手段として、メダル貯め部44及びメダル戻り部45内の遊技メダルの有無を検知可能なセンサを設けてもよい。具体的には、例えば、投入部48やメダル戻り部45の側壁や上板に遮光センサや反射センサを設け、メダルを検知することにより、あるいは一定時間メダルを検知しないことにより、搬送ベルト53を作動させたり停止させたりするものである。このようなセンサを設けた場合には、一括投入開口31に投入された遊技メダル、あるいはメダル貸出機2から払い出された遊技メダルを、すべてスロットマシン1に投入するまで、移送手段50が作動するので、自動投入機構3内部に遊技メダルが残留することがない。
また、送出間隙54でのメダル詰まりを検知するには、駆動モータ55や搬送ベルト53付近に回転検知センサを設け、モータ軸の回転速度や搬送ベルト53の移動速度を監視するようにすればよい。
(メダル移送ブロック60)
メダル移送通路60は、前記移送手段50から送り出された遊技メダルをスロットマシン1のメダル投入口10に移送するためのものであって、図1及び図5に示すように、遊技メダルが一枚ずつ通過可能な移送路である排出案内通路120を有するブロック部材である。すなわち、メダル移送ブロック60は、上方に開口するメダル受け口63を有するメダル受け部61と、メダル受け部61から側方に向かって設けられ側端部に自動投入メダル排出口64を有するメダル移送部62とから成り、メダル受け口63から前記移送手段50により搬送された遊技メダルを受け入れ、自動投入メダル排出口64から遊技メダルを排出するものである。
そして、メダル移送ブロック60は、図5に示すように、自動投入機構3の本体カバー31の正面下部の切り欠き部32に取り付けられ、図7に示すように、メダル受け部61がメダル落下口33の下方となりメダル受け口63がメダル排出部47の排出スリット47Bと連通するようになっている。また、メダル受け口63の上端部はラッパ状の断面を有していて、排出スリット47Bから落下する遊技メダルを確実に受け入れることができる。さらにメダル移送ブロック60は、図4に示すように、自動投入メダル排出口64がスロットマシン1のメダル投入口10の投入案内通路130の端部に連通するよう設置される。
(メダル移送ブロック60の着脱)
ここで、メダル移送ブロック60は、本体カバー31に、着脱自在、かつ前後方向にスライド可能に取り付けられている。具体的には、図5に示すように、メダル移送ブロック60は、本体カバー31の切り欠き部32の正面に取り付けられた取り付け板34に取り付けられる。すなわち、メダル移送ブロック60は、図7に示すように、取り付け板34の正面に設けられた係合孔34aに、メダル移送ブロック60の背面に設けられ前記係合孔34aに係合可能に形成された突起部60Aを係合させることにより、取り付け板34に固定可能に形成されている。そして、このメダル移送ブロック60は、その突起部60Aと係合孔34aとの係合を外すことにより、取り付け板34から取り外すことができる。
一方、取り付け板34は、図7に示すように、その下端部に、奥方向に延設された舌片34bを有しており、切り欠き部32の正面に前後方向にスライド自在になっている。そして、前記舌片34bと本体カバー31の底板とを、移動調節ネジ35でネジ止めすることにより、本体カバー31に固定することができるものである。
このようにして、メダル移送ブロック60は、例えば移送路内部やメダル送り装置40のメダル排出部47付近にメダルが詰まった場合に取り外すことができるとともに、取り付け板34の固定位置を調節することによって、前後方向の位置調整を行うことができる(図7(B)参照)。そして、隣接するスロットマシン1の投入案内通路130との前後方向の位置あわせの微調整を行うことができるのである。なお、自動投入メダル排出口64と投入案内通路130との上下方向及び左右方向の微細な位置あわせについては、自動投入メダル排出口64の下端部が投入案内通路130の底面(メダルが転がる面)よりも高い位置となるように形成されている。これにより、自動投入メダル排出口64の側端面と投入案内通路130の側端面とが完全に合致しなくても、メダルが隙間を飛び越していくので問題はない。具体的には、自動投入メダル排出口64の底面が、スロットマシン1の投入案内通路130の底面より、3mm高くなるように形成されている。なお、自動投入メダル排出口64と、投入案内通路130との横方向の隙間間隔は、具体的には、1mmに設定されてあり、遊技メダルが転がって移動するのに支障のないように形成されている。また、投入案内通路130の前後方向の幅(具体的には、幅5mm)は、自動投入メダル排出口64の前後方向の幅(具体的には、幅3mm)よりも、大きくなるように形成されている。これにより、遊技メダルの自動投入機構3からスロットマシン1へのスムーズな移動が可能になるものである。
さらに、メダル移送ブロック60を着脱自在とすることにより、縦方向の長さの異なるメダル移送ブロック60を付け替えることができ、メダル投入口10の高さが大幅に異なる機種にも対応できる。
(遊技メダルの移送)
次に、上記構成を有する自動投入機構3における遊技メダルの移送過程を、図8及び図9に基づき説明する。
まず、一括投入開口31から遊技メダルを投入すると、図8(A)に示すように、遊技メダルは搬送ベルト53の後方部上面と開閉板82の上面に積み重なるように落下し、メダル貯め部44に貯留される。また、メダル貸出機2に紙幣を投入した場合には、メダル供給装置23から遊技メダルが払い出され、払い出し通路42を通ってメダル貯め部44に貯留される。次に、一括投入開口31の周囲を手で押さえると、タッチセンサが反応して、移送手段50が作動を開始する。すなわち、駆動モータ55が駆動して、搬送ベルト53が前方に移動開始する。
搬送ベルト53が移動開始すると、搬送ベルト53の後方部上面に乗っている遊技メダルが前方に移動し、その上方に貯まっているメダルも引きずられて、移動調整弁43の下方を潜ってメダル戻り部45に移動する。ここで、移動調整弁43は、前方には回動しないので、メダル貯め部44の上部に貯留されているメダルが、一気にメダル戻り部45に雪崩れ込むのを防ぐことができる。
搬送ベルト53により前方に移送された遊技メダルのうち、搬送ベルト53の上面に付着している遊技メダルは、図8(B)に示すように、搬送ベルト53と戻し手段52の下面との間の送出間隙54をすり抜けて、一枚ずつ、メダル排出部47へと移送される。一方、搬送ベルト53の上方に重なっている遊技メダルは、戻し手段52と接触することにより、上方後部のメダル戻り部45に蹴り戻される。戻し手段52は、ローラ51よりも高速回転しているので、効率よくメダルを蹴り出すことができる。
ここで、メダル戻り部45に滞留するメダルの量が多いと、戻し手段52によって後方に蹴り出すのに支障をきたし、送出間隙54でメダル詰まりが発生するおそれがある。しかし、移動調整弁43は、後方に回動可能に取り付けられているので、図8(C)に示すように、メダル戻り部45内のメダルはメダル貯め部44に逆流し、メダル戻り部45の上方に空間が形成される。これにより、戻し手段52によるメダルの蹴り出しがスムーズに行われるものである。
上述したように、移送手段53により移送される遊技メダルの上部に積み重なっている遊技メダルは、戻し手段52によって、移送手段53の進行方向と逆方向のメダル貯め部44の方へはじき飛ばされる。このため、投入部48により複数枚の遊技メダルが一括投入されて、移送手段53の上に複数枚の遊技メダルが積み重なっても、かかる遊技メダルが同時に移送されることを回避することができ、遊技メダルを一枚ずつ、移送させることができる。そして、移送手段としての搬送ベルト53は、その後、前記搬送ベルト53の手前の終端側を支点として(具体的には、ローラ51の回転軸の中心軸を支点として)、平行移動してきた遊技メダルの移送方向先端側から、遊技メダルを約90度の回転移動させ、その遊技メダルを立設状態となるようにしてから排出案内通路120へ向かって落下させることにより、送り出す。これにより、遊技メダルを立設した状態で、排出案内通路120へ向かって移送させることができる。そして、移送手段53の搬送ベルト53の上面に位置する遊技メダルは、手前側への平行移動から、搬送ベルト53の手前側端部で回転移動することにより、遊技メダルを立設した状態で、排出案内通路120へ向かって移送させることができる。結果として、遊技メダルは、一枚ずつ、立設した状態で、排出案内通路120へ移送される。これにより、複数枚の遊技メダルが同時に移送されることによる排出案内通路120内でのメダル詰まりを防止することができ、一枚ずつの確実な移送を得ることができる。
移送手段50から送り出された遊技メダルは、メダル排出部47の誘導板47Aに誘導されつつ排出スリット47Bから下方に落下する。そして、メダル移送ブロック60のメダル受け口63に入り、排出案内通路120を通って自動投入メダル排出口64からスロットマシン1へ向かって排出される。自動投入メダル排出口64はスロットマシン1のメダル投入口10の投入案内通路130と、僅かな隙間を有して連通しているので、遊技メダルは投入案内通路130を通って、メダル投入口10の上部投入開口11に投入される。
ところで、投入された遊技メダルを全て移送し終える前に移送手段50の作動を停止させた場合には、搬送ベルト53の上面やメダル貯め部44に遊技メダルが残留したままとなる。この場合、遊技を終了するなどにより、残留している遊技メダルをスロットマシン1に投入したくない場合には、所定のリセットスイッチを操作する。すると、図9に示すように、排出装置80のソレノイド81が作動して開閉板82を開くとともに、移送手段50の駆動モータ55が逆転駆動する。これにより、搬送ベルト53の上面にある遊技メダルは後方に移動し、開閉板82が開くことにより、メダル貯め部44の底部に開口するリセット開口49から下方に落下する。メダル貯め部44に貯留されていた遊技メダルも、同様にリセット開口49から落下する。
このようにしてメダル送り装置40から排出された遊技メダルは、排出貯留箱90に貯留されるので、排出貯留箱90を貯留箱収納部37から手前側に引き抜いて、中に貯まった遊技メダルを取り出せばよい。なお、メダル送り装置40内部に、ゴミなどの異物が混入した場合にも、上記したのと同様にして、取り出すことができるのは言うまでもない。
このように、本実施の形態によれば、メダル貸出機2から貸し出される遊技メダルをスロットマシン1へ手に持って移動させなくても、あるいはスロットマシン1から入賞により払い出された遊技メダルを、一枚ずつ手でメダル投入口10に投入させなくても、自動投入機構3によりメダル投入口10に投入することができ、遊技を効率的に行うことができる。また、自動投入機構3は、移動調整弁43が設けてあるので、メダル送り装置40内部でのメダル詰まりを起こしにくく、メダル送り装置40から排出するときにメダル詰まりを起こした場合でも、メダル移送ブロック60を取り外すことにより容易に詰まりを解消できる。そして、排出装置80と排出貯留箱90を設けてあるので、メダル送り装置40内の残留メダルや異物なども容易に取り出すことができる。さらには、スロットマシン1のメダル投入口10の高さ位置に合わせてメダル移送ブロック60を取り替えることができるので、隣接するスロットマシンが面替えにより異なる機種のものに交換されても、メダル貸出機2自体は遊技場に固定しておくことができる。
上述した本実施の形態では、メダル貸出機2と、自動投入機構3とは、別体に形成されているものであったが、特にこれに限定されるものではない。具体的には、メダル貸出機2の前面に自動投入機構3を予め形成したもの、すなわち、自動投入機構3に相当するものが、メダル貸出機2の前面側に予め形成されており、両者が一体となっているようなメダル貸出機2であっても良いものである。
本発明の実施の形態であって、自動投入機構を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン及びメダル貸出機を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル貸出機を示す側面図である。 本発明の実施の形態であって、自動投入機構及びメダル投入口を示す拡大斜視図である。 本発明の実施の形態であって、自動投入機構を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル送り装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であって、自動投入機構を示す部分拡大断面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル送り装置を示す作動説明図である。 本発明の実施の形態であって、メダル送り装置を示す作動説明図である。 本発明の実施の形態であって、移動調整弁を示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口を示す縦断面図(図13のAA断面図)である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口を示す外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口を示す外観平面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル投入口を示す外観右側面図である。 本発明の実施の形態であって、案内溝底面を示す縦断面図である。 従来の実施の形態であって、案内溝底面を示す縦断面図である。
符号の説明
1 スロットマシン 2 メダル貸出機
3 自動投入機構 10 メダル投入口
11 上部投入開口 13 前扉
14 図柄表示窓 15 払い出しメダル皿
16 操作部 20 外箱
21 紙幣投入口 22 紙幣カウンター
23 メダル供給装置 24 貸し出しメダル排出口
30 本体カバー 31 一括投入開口
32 切り欠き部 33 メダル落下口
34 取り付け板 35 位置調節手段
36 排出開口 37 貯留箱収納部
40 メダル送り装置 41 本体ブロック
42 払い出し通路 43 移動調整弁
44 メダル貯め部 45 メダル戻り部
46 メダル検知センサ 47 メダル排出部
48 投入部 49 リセット開口
50 移送手段 51 ローラ
52 戻し手段 53 搬送ベルト(移送部)
54 送出間隙 55 駆動モータ
56 伝達手段 60 メダル移送ブロック
61 メダル受け部 62 メダル移送部
63 メダル受け口 64 自動投入メダル排出口
65 メダル通路 80 排出機構
81 ソレノイド 82 開閉板
83 固定側軸支部 84 作動側軸支部
85 アーム 90 排出貯留箱
100 ピン 110 ストッパー
115 仕切棒 120 排出案内通路
130 投入案内通路 170 案内溝底面
175 立設板 180 前方投入凹溝
190 突出部 270 直線状底面

Claims (5)

  1. 遊技メダルを1枚ずつ投入するメダル投入口を有する遊技機と、
    前記遊技機に隣接して設置され、遊技メダルを供給可能なメダル供給装置から貸し出される遊技メダルを排出するための貸し出しメダル排出口を有するメダル貸出機と、
    前記メダル貸出機の前記貸し出しメダル排出口から貸し出される遊技メダル及び遊技者が手投入する遊技メダルを、前記遊技機の前記メダル投入口へ自動投入するための自動投入機構とを備えたメダル自動投入装置であって、
    前記自動投入機構は、
    上方に向かって開口して、手投入された遊技メダルを受け入れ可能な投入部と、
    前記投入部から投入された遊技メダル及び前記貸し出しメダル排出口から排出された遊技メダルを貯留可能な空間であるメダル貯め部と、
    前記メダル貯め部の下方に設けた移送部に遊技メダルをその面同士が重なるように積み重ねた状態で平行移動させることにより移送し、その後、前記移送部の終端を支点として、平行移動してきた遊技メダルの移送方向先端側から回転移動させ、遊技メダルを立設状態となるようにしてから送り出し可能な移送手段と、
    前記移送部の上方に設けられ、前記平行移動で移送される遊技メダルの上部に積み重なっている遊技メダルを移送方向と逆方向に戻して、積み重なった状態を解消し、遊技メダルを、一枚ずつ移送可能に形成した戻し手段と、
    前記移送手段から移送された遊技メダルを一枚ずつ立設した状態にしながら前記メダル投入口の方向に案内する排出案内通路と、
    前記排出案内通路からの遊技メダルを排出する自動投入メダル排出口とを備え、
    前記遊技機は、
    前記自動投入機構の前記自動投入メダル排出口から排出される立設した遊技メダルを受け、前記メダル投入口にまで案内可能な投入案内通路を備えていることを特徴とするメダル自動投入装置。
  2. 前記自動投入機構は、前記メダル貸出機の手前側に形成され、
    前記排出案内通路は、前記自動投入機構から、前記メダル貸出機と前記遊技機との境界までに形成され、
    前記投入案内通路は、前記メダル投入口から、前記境界までに形成されていることを特徴とする請求項1記載のメダル自動投入装置。
  3. 前記メダル貸出機は、
    正面側に設けられた紙幣投入口と、
    前記紙幣投入口から投入された紙幣を読み取るための紙幣カウンターとを備え、
    前記メダル貸出機の前記メダル供給装置は、前記紙幣カウンターの紙幣読み取りにより、前記貸し出しメダル排出口から所定枚数の遊技メダルを払い出すためのホッパー装置を備え、
    前記ホッパー装置は、
    遊技メダルを貯留しておくためのタンクと、
    前記タンクに貯留されている遊技メダルを前記貸し出しメダル排出口から排出可能な送り出し円板とを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のメダル自動投入装置。
  4. 遊技メダルを1枚ずつ投入するメダル投入口を有する遊技機に隣接して設置され、遊技メダルを供給可能なメダル供給装置から貸し出される遊技メダルを排出するための貸し出しメダル排出口を有するメダル貸出機であって、
    前記メダル貸出機の前記貸し出しメダル排出口から貸し出される遊技メダル及び遊技者が手投入する遊技メダルを、前記遊技機の前記メダル投入口へ自動投入するための自動投入機構を備え、
    前記自動投入機構は、
    上方に向かって開口して、手投入された遊技メダルを受け入れ可能な投入部と、
    前記投入部から投入された遊技メダル及び前記貸し出しメダル排出口から排出された遊技メダルを貯留可能な空間であるメダル貯め部と、
    前記メダル貯め部の下方に設けた移送部に遊技メダルをその面同士が重なるように積み重ねた状態で平行移動させることにより移送し、その後、前記移送部の終端を支点として、平行移動してきた遊技メダルの移送方向先端側から回転移動させ、遊技メダルを立設状態となるようにしてから送り出し可能な移送手段と、
    前記移送部の上方に設けられ、前記平行移動で移送される遊技メダルの上部に積み重なっている遊技メダルを移送方向と逆方向に戻して、積み重なった状態を解消し、遊技メダルを、一枚ずつ移送可能に形成した戻し手段と、
    前記移送手段から移送された遊技メダルを一枚ずつ立設した状態にしながら前記メダル投入口の方向に案内する排出案内通路と、
    前記排出案内通路からの遊技メダルを排出する自動投入メダル排出口とを備えていることを特徴とするメダル貸出機。
  5. 前記メダル貸出機は、
    正面側に設けられた紙幣投入口と、
    前記紙幣投入口から投入された紙幣を読み取るための紙幣カウンターとを備え、
    前記メダル貸出機の前記メダル供給装置は、前記紙幣カウンターの紙幣読み取りにより、前記貸し出しメダル排出口から所定枚数の遊技メダルを払い出すためのホッパー装置を備え、
    前記ホッパー装置は、
    遊技メダルを貯留しておくためのタンクと、
    前記タンクに貯留されている遊技メダルを前記貸し出しメダル排出口から排出可能な送り出し円板とを備えていることを特徴とする請求項4記載のメダル貸出機。
JP2004180193A 2004-06-17 2004-06-17 メダル自動投入装置及びメダル貸出機 Pending JP2006000407A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004180193A JP2006000407A (ja) 2004-06-17 2004-06-17 メダル自動投入装置及びメダル貸出機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004180193A JP2006000407A (ja) 2004-06-17 2004-06-17 メダル自動投入装置及びメダル貸出機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006000407A JP2006000407A (ja) 2006-01-05
JP2006000407A5 true JP2006000407A5 (ja) 2006-08-17

Family

ID=35769297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004180193A Pending JP2006000407A (ja) 2004-06-17 2004-06-17 メダル自動投入装置及びメダル貸出機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006000407A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008012193A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Olympia:Kk メダル貸出機
JP6291660B2 (ja) * 2013-06-11 2018-03-14 株式会社北電子 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4340591B2 (ja) 台間機用遊技メダルの一括投入機構
JP4478617B2 (ja) メダル送り装置
JP4295681B2 (ja) 台間機用遊技メダルの一括投入機構
JP4340590B2 (ja) 台間機用遊技メダルの一括投入機構
JP4340587B2 (ja) 遊技メダルの一括投入機構
JP4222970B2 (ja) 台間機用遊技メダルの一括投入機構
JP2006346326A (ja) メダル送り装置
JP4749300B2 (ja) 搬送装置
JP2007181595A (ja) 遊技機用台間機
JP4579176B2 (ja) メダル送り装置
JP2006000407A5 (ja)
JP2006000407A (ja) メダル自動投入装置及びメダル貸出機
JP4726825B2 (ja) 遊技機用台間機
JP4693716B2 (ja) メダル貸出機
JP4768449B2 (ja) メダル貸出機
JP4579175B2 (ja) メダル送り装置
JP4608449B2 (ja) メダル貸出機
JP4444887B2 (ja) メダル移送機構
JP4527620B2 (ja) メダル送り装置
JP4684907B2 (ja) 遊技機用台間機
JP2007215564A (ja) 遊技機用台間機
JP4444904B2 (ja) メダル貸出機
JP2006340934A (ja) メダル送り装置
JP2007029201A (ja) メダル送り装置
JP2007089981A (ja) メダル送り装置