JP4413803B2 - 遊技機用台間機 - Google Patents

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Description

この発明は、内部にメダルなどの遊技媒体を貯留可能に形成されているとともに、隣接する遊技機に遊技媒体を供給可能な遊技機用台間機に関するものである。
従来より、遊技機用台間機、例えばスロットマシンに隣接設置されるメダル貸出機においては、内部のホッパーに貸し出しメダルが無くなった場合のメダル補給を容易に行うべく、様々な工夫がなされている。例えば特許文献1には、メダル貸出機のホッパーの上方に遊技媒体収納容器(メダルジョッキ)を設置すると、その底板が開いてメダルが補給される技術が開示されている。また、特許文献2には、メダル貸出機の補給扉を手前側に回転させることにより、メダル供給箱が前傾して本体から露出し、メダルを入れやすくした技術が開示されている。
特開2001−87537号公報(図1) 特開2003−250965号公報(図5)
しかし、これらの発明では、台間機本体に設けられた扉や補給口を開いてホッパーにメダルを補給しているので、台間機内部を人目に晒すこととなって、例えばホッパー装置を誤作動させてメダルを不正に取り出すなどの不正行為が行われるおそれがあった。また、いずれの発明においても、メダル等の補給はホッパーの上方から行うようになっているので、ホッパーがメダル貸出機の底部に設置されていたとしても、重量のあるメダル容器を少なくともホッパーのメダルタンクよりも上に持ち上げなければならず、作業者に負担を強いていた。
そこで、各請求項に記載された発明は、上記した問題点を解決すべくなされたものであり、以下の目的を有する。
すなわち、請求項1乃至3記載の発明は、隣接する遊技機に遊技媒体を投入できるとともに、扉を一切開けることなく内部の貯留装置に遊技媒体の補給が可能な遊技機用台間機を提供することを目的とし、請求項4記載の発明は、上記目的に加え、補給作業を容易に行える遊技機用台間機を提供することを目的とする。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技機に隣接して設置される遊技機用台間機であって、遊技媒体を一括投入可能な一括投入口(23)と、遊技機で遊技を行う際に用いるための遊技媒体を貯留可能であり、貯留されている遊技媒体を前記一括投入口(23)に払い出し可能な遊技媒体払い出し装置(ホッパー装置30)と、前記一括投入口(23)から一括投入された遊技媒体を一個ずつ、少なくとも隣接する遊技機において遊技を開始するために遊技媒体を投入するための遊技媒体投入口(メダル投入口11)に移送可能な移送手段とを備えている。さらに、前記一括投入口(23)から遊技機の遊技媒体投入口(11)までに至る遊技媒体の移送経路中に設けられ、一括投入口(23)に投入した遊技媒体を、前記遊技媒体投入口(11)に至るまでの間で前記遊技媒体払い出し装置(30)に誘導する流路変更装置(シャッター装置70)と、前記流路変更装置(70)を作動させるための流路変更スイッチ(モード変更スイッチ90、切り替えスイッチ190)とを備えていることを特徴とする。

本発明は、メダルなどの遊技媒体を投入又は払い出される遊技機、例えばスロットマシンに隣接して設置される台間機であって、隣接する遊技機に遊技媒体を供給可能に形成された遊技機用台間機に係る。すなわち、遊技媒体払い出し装置(30)から払い出される遊技媒体や、一括投入口(23)に投入した遊技媒体を、隣接する遊技機の遊技媒体投入口(11)に投入することができる機能を有している。
前記遊技媒体払い出し装置(30)は、遊技媒体貯留部(メダルタンク32)と遊技媒体送り出し手段(送り出し円板31)を少なくとも有する装置であって、例えば所定のスイッチ操作や紙幣の投入などにより、貯留してある遊技媒体を払い出すように形成されている。そして、遊技媒体払い出し装置(30)は、一括投入口(23)に遊技媒体を払い出すようになっているが、一括投入口(23)以外の場所、例えば他の受け皿(上部受け皿24)に払い出し可能であってもよい。
前記一括投入口(23)は、好ましくは台間機本体の正面下方に設けられた遊技媒体を投入可能な、上側に開口する開口部である。この一括投入口(23)には遊技媒体を貯留可能であってもよい。また、一括投入口(23)は、遊技媒体払い出し装置(30)から払い出される遊技媒体だけでなく、外部から投入される遊技媒体を受け入れ可能に形成されている。そして、一括投入口(23)から遊技機の遊技媒体投入口(11)までの間には、「移送手段」が設けられている。
本発明において、「移送手段」は、遊技媒体を移送するための装置及び通路を含む。「移送手段」としては、例えば一括投入口(23)に一括投入された遊技メダルを一枚ずつ送り出し可能なメダル送り装置(40)や、メダル送り装置(40)により送り出された遊技メダルを上方に揚送するための上昇装置(60)などを有していてもよく、一括投入口(23)から遊技機の遊技媒体投入口(11)に連続する移送ノズルを有していてもよい。
そして、「一括投入口(23)から遊技機の遊技媒体投入口(11)までに至る遊技媒体の移送経路中」とは、一括投入口(23)に投入された遊技媒体が、一括投入口(23)から前記「移送手段」を経て遊技媒体投入口(11)にたどり着くまでの間の装置内もしくは通路内の意味であり、一括投入口(23)の出口(受け入れた遊技媒体を送り出す口)もその「移送経路」に含まれる。
前記流路変更装置(70)は、一括投入口(23)に投入された遊技媒体の移送経路を変更するためのものであり、本発明においては、遊技機の遊技媒体投入口(11)に移送される経路と、遊技機用台間機に内蔵されている遊技媒体払い出し装置(30)に移送される経路の、二つの経路を選択可能になっている。流路変更装置(70)の具体的構成としては、例えば一括投入口(23)の出口が二つに分かれていて、一の出口から排出された遊技媒体は遊技媒体投入口(11)に、他の出口から排出された遊技媒体は遊技媒体払い出し装置(30)に、それぞれ移送されるようになっており、前記出口を開閉装置(例えばスライド板77)により開閉することにより移送先を変更可能に形成したものとすることができる。あるいは、一括投入口(23)から遊技媒体投入口(11)に至る「移送手段」に、前記出口や開閉装置が設けられているものであってもいよい。
また、前記流路変更スイッチ(90,190)は、その操作により電気信号が発生して前記流路変更装置(70)を作動させるもの、その操作が機構的に流路変更装置(70)に伝達して流路変更装置(70)を作動させるもの、又はそれらの組み合わせのいずれをも含む。なお、遊技者が過って流路変更スイッチ(90,190)を操作しないよう、遊技場の管理者が所持している鍵などを用いないと流路変更スイッチ(90,190)の操作ができないようにするのが好ましい。
(作用)
本発明の遊技機用台間機は、隣接する遊技機で遊技をする際、一括投入口(23)に遊技媒体を投入すると、所定の「移送手段」を経て遊技機の遊技媒体投入口(11)まで移送される。また、遊技媒体払い出し装置(30)の払い出す貸し出し遊技媒体が、一括投入口(23)に直接払い出されるように形成してあるので、貸し出し遊技媒体にいっさい手を触れなくても、遊技媒体投入口(11)に遊技媒体を投入することができる。
遊技媒体払い出し装置(30)に貯留されている遊技媒体が無くなった場合には、まず流路変更スイッチ(90,190)を操作する。それから一括投入口(23)に遊技媒体を投入すれば、その遊技媒体は遊技媒体投入口(11)に移送される経路とは別の経路を経て、遊技媒体払い出し装置(30)に移送される。
なお、遊技媒体払い出し装置(30)に移送される遊技媒体をカウントするセンサを設け、カウント数を所定の表示部に表示させるようにすると好適である。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記一括投入口(23)は、投入された遊技媒体を、隣接する遊技機の遊技媒体投入口(11)に移送するための移送手段としての投入移送手段(例えばメダル送り出し装置40)、に誘導する投入排出口(23b)と、投入された遊技媒体を、前記遊技媒体払い出し装置(30)に移送するための移送手段としての補給移送手段(例えば補給ノズル29B)、に誘導する補給排出口(29A)とを有している。そして、前記流路変更装置(70)は、前記投入排出口(23b)及び補給排出口(29A)を閉塞可能な遮蔽部材(スライド板77)を有し、前記流路変更スイッチ(190)は、その操作により、前記遮蔽部材(77)を、前記投入排出口(23b)又は前記補給排出口(29A)のいずれか一方が閉塞し他の一方が開放する方向に移動させることを特徴とする。
本発明は、流路変更装置(70)を一括投入口(23)に設けたものである。
ここで、「投入移送手段」とは、「移送手段」であって、一括投入口(23)から投入された遊技媒体を遊技媒体投入口(11)に移送するための装置又は通路を含む。また、「補給移送手段」とは、「移送手段」であって、一括投入口(23)から投入された遊技媒体を遊技媒体払い出し装置(30)に移送するための装置又は通路を含む。すなわち、本発明においては、一括投入口(23)は、経路の異なる二つの移送手段と連通している。
前記遮蔽部材(77)は、投入排出口(23b)と前記補給排出口(29A)の双方を遮蔽可能であるとともに双方を同時に遮蔽しない、例えば板状のスライド部材とすることができる。遮蔽部材(77)は、単一の部材が移動することにより前記投入排出口(23b)及び前記補給排出口(29A)を交互に遮蔽可能に形成されているものであっても、複数の部材が個々に投入排出口(23b)及び前記補給排出口(29A)を遮蔽可能であり、かつ双方を同時に遮蔽しないように形成されていてもよい。
(作用)
本発明においては、流路変更スイッチ(190)を操作することにより、遮蔽部材(77)が移動するようになっている。移動には、スライド、回転、回動などが含まれる。そして、遮蔽部材(77)が投入排出口(23b)を塞いでいるときには補給排出口(29A)が開き、一括投入口(23)に投入した遊技媒体は補給排出口(29A)から補給移送手段(29B)を経て遊技媒体払い出し装置(30)に移送される。また遮蔽部材(77)が補給排出口(29A)を塞いでいるときには投入排出口(23b)が開き、一括投入口(23)に投入した遊技媒体は投入排出口(23b)から投入移送手段(40)を経て遊技媒体投入口(11)に移送される。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記移送手段(例えば上昇装置60)は、移送される遊技媒体を隣接する遊技機の遊技媒体投入口(11)に誘導する投入排出口(65A)と、移送される遊技媒体を前記遊技媒体払い出し装置(30)に誘導する補給排出口(66A)とを有し、前記流路変更装置(70)は、前記投入排出口(65A)及び補給排出口(66A)を閉塞可能な遮蔽部材(遮蔽板73,開閉板75)を有している。そして、前記流路変更スイッチ(90)は、その操作により、前記遮蔽部材(73,75)を、前記投入排出口(65A)又は前記補給排出口(66A)のいずれか一方が閉塞し他の一方が開放する方向に移動させることを特徴とする。
本発明は、流路変更装置(70)を「移送手段」に設けたものである。本発明においても、「遮蔽部材」は単一であっても複数であってもよい。また、投入排出口(65A)から遊技媒体投入口(11)までの間に投入移送手段、例えば投入ノズル(65B)が設けられていてもよく、補給排出口(66A)から遊技媒体払い出し装置(30)までの間に補給移送手段、例えば補給ノズル(66B)が設けられていてもよい。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記一括投入口(23)を、台間機本体の正面下部に設け、前記移送手段として、一括投入口(23)に投入された遊技媒体を一個ずつ送り出し可能な遊技媒体送り装置(メダル送り装置40)と、この遊技媒体送り装置(40)から送り出された遊技媒体を遊技機の遊技媒体投入口(11)に揚送するための上昇装置(60)とを少なくとも設け、前記投入排出口(65A)及び補給排出口(66A)及び流路変更装置(70)を、前記上昇装置(60)に設けたことを特徴とする。
本発明は、請求項3における「移送手段」及び流路変更装置(70)の設置位置を限定したものである。
ここで、「遊技媒体送り装置」とは、前記一括投入口(23)に一括投入された遊技媒体を一個ずつ送り出し可能な装置であり、一括投入口(23)の下方に設置するのが好ましい。また、遊技媒体送り装置(23)としては、ベルト駆動式メダル送り装置やディスク回転式メダル送り装置、スクリュー式球送り装置など、その態様は問わない。さらに、遊技媒体送り装置(40)と上昇装置(60)の間に、例えば遊技媒体送り装置としてのメダル送り装置(40)が送り出す遊技メダルを起立させるための立設装置(50)が設けられていてもよい。
前記上昇装置(60)は、遊技媒体送り装置(40)から送り出された遊技媒体を揚送するためのものであり、例えばスクリュー式のメダル揚送機やベルトコンベヤ、押し上げ式レールなど、遊技媒体を一括投入口(23)よりも上方に移送可能な装置であればその形態は問わない。また、「上方」には、斜め上方も含まれる。そして、この上昇装置(60)により揚送された遊技媒体は、投入排出口(65A)から遊技媒体投入口(11)へと排出され、補給排出口(66A)から遊技媒体払い出し装置(30)へと排出される。なお、投入排出口(65A)と遊技媒体投入口(11)の間に投入移送手段(投入ノズル65B)を設けてもよい。また補給排出口(66A)と遊技媒体払い出し装置(30)の間に補給移送手段(補給ノズル66B)を設けてもよい。
本発明においては、一括投入口(23)が台間機本体の下部に設けてあるので、遊技媒体払い出し装置(30)に遊技媒体を補給する際、遊技媒体の入った容器を上方に持ち上げなくてもよい。従って補給作業が楽にできる。さらに、隣接する遊技機が、遊技媒体を払い出すように形成されており、払い出し遊技媒体を貯留するための下皿(12)が遊技機の正面下部に設けてある場合には、払い出し遊技媒体を遊技機に再投入したいときは、上部の遊技媒体投入口(11)まで遊技媒体を手で掴んで持ち上げなくとも、台間機の一括投入口(23)に移し替えるだけでよい。
本願発明は、以下のような効果を奏する。
すなわち、請求項1乃至3記載の発明によれば、扉を一切開けることなく内部の貯留装置に遊技媒体の補給が可能な遊技機用台間機を提供することができ、請求項4記載の発明によれば、上記効果に加え、補給作業を容易に行える遊技機用台間機を提供することができる。
本発明を表す好適な実施の形態を、スロットマシン用メダル貸出機を例に、第一の実施の形態及び第二の実施の形態に分けて、図面に基づき説明する。
(第一の実施の形態)
(図面の説明)
図1乃至図14は、本発明の第一の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシン及びメダル貸出機の斜視図、図2はメダル貸出機の側断面図、図3はメダル送り装置の概略平面図である。また、図4乃至図7は立設装置及び上昇装置を示す図であり、図8は投入排出部、図9及び図10は補給排出部を示す断面図である。そして、図11はメダル貸出機の制御装置の概略を示すブロック図、図12乃至図14は自動投入制御の概略を示すフローである。
本実施の形態におけるメダル貸出機2は、図1に示すように、スロットマシン1に隣接して設置され、一台のスロットマシンに一機ずつ対応するように設けられている。
(スロットマシン1)
ここで、スロットマシン1は、図1に示すように、筐体及び筐体の正面側に取り付けられた前扉から形成され、正面側には回転リール(図示せず)の図柄を視認可能な図柄表示窓10が形成されている。そして、この図柄表示窓10の下方でありスロットマシン1の略中央部は、スタートスイッチやストップスイッチなどの操作手段が設けられた操作部となっており、操作部の端部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口11が設けられている。また、スロットマシン1の下部には、払い出しメダルを貯留可能な下皿12が設けられている。
そして、メダル投入口11から遊技メダルを投入し、スタートスイッチの操作により回転リールを回転させ、ストップスイッチの操作により回転リールを停止させる。このとき、複数の回転リールに表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、下皿21に所定枚数のメダルが払い出されるように形成されているものである。
(メダル貸出機2)
メダル貸出機2は、スロットマシン1の側面側に隣接して設置される箱型の装置であって、金銭と引き替えに遊技メダルを貸し出すと共に、貸し出されたメダル又はスロットマシンから払い出されたメダルを、自動的にスロットマシンのメダル投入口に投入するためのものである。すなわち、メダル貸出機2は、図1及び図2に示すように、外箱20に、紙幣カウンター22及びホッパー装置30及び自動投入機構3が内蔵されているものである。
前記外箱20の正面側上端部には、前記紙幣カウンター22に紙幣を送るための紙幣投入口21が設けられており、外箱20の正面側略中央部には、前記ホッパー装置30から払い出されたメダルを排出するための、貸し出しメダル排出口25としての上部排出口25aと、この上部排出口25aから排出された貸し出しメダルを貯留可能な上部受け皿24が形成されている。
前記紙幣投入口21と上部受け皿24の間には、鍵穴27と、補給枚数表示部28が設けられている。鍵穴27は、メダル貸出機2の状態を、スロットマシン1にメダル投入可能な投入モードからホッパー装置30にメダル補給可能な補給モードに変更する(その逆も可)ためのモード変更スイッチ90として機能するものであるが、これについては後述する。また、補給枚数表示部28は、7セグメント表示装置や液晶表示装置を用いて、ホッパー装置30に補給される遊技メダルの数を表示するためのものである。
また、外箱20の下端部には、遊技メダルを投入可能な一括投入口23が設けられている。一括投入口23は、図2に示すように、底部に奥方向に向かって下り坂となる斜面23aを形成した受け皿であり、一括投入口23に投入した遊技メダルは奥方向に移動するようになっている。そして、この一括投入口23の奥側には、メダル送り装置40、立設装置50、上昇装置60が配置されており、これらは、自動投入機構3を構成する。
前記ホッパー装置30と一括投入口23の間には、ホッパー装置30から払い出されたメダルを一括投入口23に移送可能な、貸し出しメダル排出口25としての下部排出口25bを有する下部排出通路26が設けられている。
ここで、前記一括投入口23は、ホッパー装置30の払い出す遊技メダルが排出されることにより、貸し出しメダルを直接自動投入機構3を通してスロットマシン1に投入可能であるとともに、スロットマシン1から払い出された払い出しメダルを、この一括投入口23に移し替えて、自動投入機構3を通してスロットマシン1に再投入することも可能である。すなわち、遊技メダルをスロットマシン1のメダル投入口11に入れる代わりに、一括投入口23に投入すれば、スロットマシン1のメダル投入口11に投入したのと同じ扱いとなるものである。換言すれば、一括投入口23は、スロットマシン1の補助投入口としての役割を果たすものである。
さらに、本実施の形態においては、補給モード時においては、自動投入機構3により、一括投入口23に投入した遊技メダルを、メダル投入口11には移送せず、メダル貸出機2のホッパー装置30に移送することができるように形成されている。すなわち、一括投入口23は、メダル貸出機2の補給口としての役割をも果たすものであるが、この詳細については後述する。
なお、特に図示しないが、前記一括投入口23の近傍には、上記メダル送り装置40、立設装置50、上昇装置60を作動及び作動停止させるための駆動スイッチ80が設けられている。
また、メダル貸出機2には、上記内部装置の作動を制御するための制御装置100が内蔵されている。
(紙幣カウンター22)
紙幣カウンター22は、紙幣投入口21から投入された紙幣を読み取って、ホッパー装置30に所定枚数の遊技メダルを払い出させるためのものである。なお、メダル貸出機2としては、紙幣投入口21及び紙幣カウンター22の他に、硬貨投入口や硬貨カウンター、釣り銭払い出し口などを有していてもよい。また、プリペイドカード投入口とカードリーダーを有していてもよい。
(ホッパー装置30)
ホッパー装置30は、遊技メダルを払い出すための払い出し装置であり、図2に示すように、遊技メダルを貯留しておくためのメダルタンク32と、メダルタンク32に貯留されている遊技メダルを一枚ずつ排出可能な送り出し円板31と、送り出し円板31から送り出された遊技メダルの流路を、貸し出しメダル排出口25としての上部排出口25a又は下部排出口25bのいずれかに振り分けるための排出通路変更装置33とを有している。
送り出し円板31は、駆動モータ(図示せず)に回転可能に軸止されており、特に図示しないが、遊技メダルが嵌入可能な複数の孔が形成されている。そして、この孔に入った遊技メダルを、回転に伴い一枚ずつ装置の外に排出するようになっている。また、ホッパー装置30には排出メダルをカウントするためのセンサが設けられていて、所定枚数の遊技メダルを払い出したら駆動モータが停止するように形成されている。
排出通路変更装置33は、特に図示しないが、遊技メダルが移送される通路を有し、この通路には遊技メダルの進路を変更可能な分岐部が形成されている。分岐部は、例えば開閉弁のようなものでメダルの流路を変更するものや、通路からブロッカーを突出させて通路を通過する遊技メダルを落下させることによりメダルの流路を変更するものとすることができる。また、流路の変更方法としては、特に図示しないが、外箱20の正面側の所定の場所に設けられた選択スイッチにより、遊技者が手動でメダルの流路を変更できるようになっている。すなわち、選択スイッチを操作することにより、払い出しメダルの行き先を選択できるようになっている。
ここで、上部排出口25aから排出された遊技メダルは、上部受け皿24に貯留される。この場合、スロットマシン1に遊技メダルを投入するには、遊技者は遊技メダルを手にとって、メダル投入口11に手で投入することとなる。一方、下部排出口25bは下部排出通路26の先端にあり、前記排出通路変更装置33により上部排出口25aへの通路が選択されなかった場合には、遊技メダルは下部排出通路26へと続く通路に移送されることとなる。下部排出口25bから排出された遊技メダルは、一括投入口23に貯留され、自動投入機構3により自動的にメダル投入口11に投入される。
従って、従来のスロットマシン同様、遊技メダルを手で投入したい場合、あるいは貸し出しメダルすべてをスロットマシン1に投入したくない場合には、メダル流路を上部排出口25a側へと設定すればよい。一方、手動でメダル投入をするのが面倒な場合、あるいは迅速な遊技を希望する場合には、メダル流路を下部排出口25b側へと設定すればよい。
(自動投入機構3)
自動投入機構3は、ホッパー装置30から貸し出された貸し出しメダル及びスロットマシン1から払い出された払い出しメダルを、一括投入口23から上方に揚送し、スロットマシン1のメダル投入口11に自動的に投入するとともに、ホッパー装置30にメダル補給するための機構である。すなわち、通常時においては、貸し出しメダルや、スロットマシン1の下皿12に溜まった払い出しメダルを、手にとってメダル投入口11まで移動させなくとも、メダル貸出機2に紙幣を投入するだけで、あるいはスロットマシン1から払い出されたメダルを一括投入口23に移し替えるだけで、一度に複数枚の遊技メダルをスロットマシン1に投入可能となる。一方、ホッパー装置30のメダルタンク32が空になった場合には、一括投入口23に補給メダルを投入するだけで、メダルタンク32にメダルを移送することができるようになっている。
そして自動投入機構3は、メダル送り装置40及び立設装置50及び上昇装置60及を有している。
(メダル送り装置40)
メダル送り装置40は、図2に示すように、一括投入口23の底部奥側に設置されており、一括投入口23に貯留されている遊技メダルを、水平状態で一枚ずつ、立設装置50へと送り出すためのものである。
メダル送り装置40は、図3に示すように、上方に向けて開口する複数のメダル孔42を有する送り出し円板41と、送り出し円板41を回転させるための駆動モータ45(図11参照)を備えている。そして、遊技メダルがメダル孔42に嵌入し、送り出し円板41を回転させると、メダル孔42に嵌った遊技メダルはそのまま送り出し円板41と共に回転し、排出部44の付近に設けられた凸部43に当接して移動方向を変え、排出部44から一枚ずつ排出されるように形成されているものである。遊技メダルが押し出された後のメダル孔42には、別の遊技メダルが嵌入する。このようにして、送り出し円板41の上方に溜まっている遊技メダルを、水平状態で一枚ずつ送り出すことができるものである。
さらに、特に図示しないが、送り出し円板41には、送り出し円板41により遊技メダルを送り出し可能な位置に遊技メダルが存在することを検知するためのメダル確認センサ81が設けられている。メダル確認センサ81は、例えばメダル孔42に設けた遮光センサや、送り出し円板41の上面に設けたタッチセンサとすることができる。これは、メダル送り装置40の空回りを防ぐためのものである。
(立設装置50)
立設装置50は、前記メダル送り装置40から水平状態で送り出された遊技メダルを縦方向に起立させ、上昇装置60へと移送させるためのものである。
立設装置50は、図4及び図5に示すように、メダル送り装置40から送り出された遊技メダルが待機可能な平坦面53の上方に取り付けられ、縦方向に回転可能に形成された回転アーム51と、前記平坦面53から連続し、前記回転アーム51先端部の軌跡に沿って徐々に高さを増す傾斜面54から構成されている。
回転アーム51は、平坦面53と水平な回転軸に軸着された軸止部51aと、軸止部51aから軸側面方向に向かって突設され、先端部ほど肉薄に形成された板状のメダル押し上げ片51bを有している。また、前記回転軸は、図示しない駆動モータ55(図11参照)に軸着されており、駆動モータ55の駆動により回転アーム51が回転する。メダル押し上げ片51bは、軸止部51aが回転軸を中心に回転したとき、その先端が平坦面53よりも若干上方を通過する長さに形成されており、平坦面53に待機している遊技メダルを側面から押して、遊技メダルを動かすことができるようになっている。
また、前記傾斜面54は、前記平坦面53から回転アーム51の回転方向に延設され、メダル押し上げ片51bの先端と干渉しないように形成された凹曲面であり、回転アーム51の回転に伴い、メダル押し上げ片51bに押された遊技メダルが、この斜面を押し上げられて移動可能となっている。さらに、傾斜面54は、後述する上昇装置60のメダル受入口64の下端部と連結しており、メダル受入口64の下端部付近では、傾斜角度がほぼ直角となるように形成されている。そして、水平状態で平坦面53に待機している遊技メダルが、回転アーム51の回転により上昇装置60のメダル受入口64まで押し上げられた時には、垂直状態となるように形成されているものである。
なお、前記回転アーム51を回転させるための駆動モータ55は、前記メダル送り装置40の駆動モータ45と連動して駆動するようになっている。さらに回転アーム51の回転は、前記メダル送り装置40から遊技メダルが排出されるタイミングと同期するように形成されている。すなわち、メダル送り装置40から排出された遊技メダルが平坦面53に移動して、回転アーム51の下方に位置したときに、丁度メダル押し上げ片51bの先端が遊技メダルの側端部に当接し、その位置から回転アーム51が一回転すると、丁度次の遊技メダルが平坦面53に送られてくるようになっている。
(立設装置50の他の例)
ここで、立設装置50として、図6に示すような変形カム52を用いることもできる。変形カム52は、短尺の円柱の半分を斜めに切り欠いた回転体であり、この切り欠き部は円柱の下端部から上端部にかけて徐々に高さを増す傾斜面52aを形成している。この傾斜面52aは、下端部ほど水平に近く、上端部ほど垂直に近くなっており、下端部の傾斜面52aに水平状態の遊技メダルMを設置し、図示する矢印の方向に回転させると、遊技メダルMは図6(A)、(B)、(C)の順に傾斜面52aに押し上げられて、図6(D)のように起立する。そして、起立した遊技メダルMは、変形カム52の直立面52bに支持されて、起立状態を保つように形成されているものである。起立した遊技メダルは、次にメダル送り装置40から送られてくる遊技メダルにより、上昇装置60のメダル受入口64に押し出される。なおこの場合、メダル受入口64は、起立した遊技メダルが通過可能なスリット状(図7(A)参照)に形成するとよい。
(上昇装置60)
上昇装置60は、前記立設装置50により起立した遊技メダルを、起立したままの状態で上方に移送するためのものである。
上昇装置60は、図2に示すように、上端部がホッパー装置30のメダルタンク32よりも若干高くなるように形成されたスクリュー式揚送機であり、図4及び図7(A)に示すように、角筒状の支持枠61の中に、螺旋状の張り出し部63を有する回転軸62が内装されている。回転軸62は、図示しない駆動モータ69(図11参照)により、図4に示す黒矢印方向に回転する。そして、メダル受入口64から取り入れた遊技メダルを、張り出し部63に支持させつつ支持枠61内を上方に移動させ、後述する投入排出部65又は補給排出部66のいずれかの排出部から、スロットマシン1のメダル投入口11又はホッパー装置30に排出させるものである。
ここで、前記回転軸62を回転させるための駆動モータ69は、前記メダル送り装置40の送り出し円板41を回転させる駆動モータ45と連動して駆動するようになっている。すなわち、上昇装置60はメダル送り装置40の作動開始により作動し、メダル送り装置40の作動停止により作動停止する。作動停止する場合には、メダル送り装置40の作動停止後、送り込まれたメダルをすべて揚送し終えるのに必要十分な時間の経過後に作動停止する。
前記支持枠61は、図7(A)に示すように、張り出し部63の外径寸法よりも僅かに大きい内径を有し、張り出し部63は、支持枠61の一内側面と回転軸62との間に遊技メダルが起立状態で設置可能な張り出し幅を有している。そして支持枠61には、前記したように、投入排出部65及び補給排出部66の、二つのメダル排出部が形成されている。
(投入排出部65)
投入排出部65は、図1に示すように、支持枠61のメダル上昇通路の途中であってメダル投入口11よりも若干上方に設けられた、メダル投入口11に遊技メダルを投入させるための排出部である。具体的には、投入排出部65は、図7及び図8に示すように、支持枠61の側面に設けられた縦長のスリットである投入排出口65Aを有しており、この投入排出口65Aは遊技メダル一枚が挿通可能な幅及び長さを有している。また、図8(B)に示すように、投入排出口65Aの筒外側には投入ノズル65Bが設けられていて、投入排出口65Aから排出されたメダルは投入ノズル65Bを通ってメダル投入口11に移送されるようになっている。
ここで、この投入排出部65には、後述するシャッター装置70が設けられている。そして、投入モード時、すなわち、メダル貸出機2が、一括投入口23に投入した遊技メダルをスロットマシン1に移送するモードになっているときには、シャッター装置70が支持枠61の投入排出部65よりも上方を塞ぎ、かつ投入排出部65を開いているので、揚送される遊技メダルは投入排出部65よりも上方に移送されることはなく、投入排出部65から排出される。しかし、補給モード時、すなわち、メダル貸出機2が、一括投入口23に投入した遊技メダルをホッパー装置30に移送するモードになっているときには、シャッター装置70は支持枠61の投入排出部65よりも上方を開放し、かつ投入排出部65を閉じているので、揚送される遊技メダルは投入排出部65から排出されることはなく、投入排出部65よりも上方に移送される。
(補給排出部66)
補給排出部66は、図2に示すように、支持枠61の上端部であってホッパー装置30のメダルタンク32よりも若干上方に設けられた、ホッパー装置30に遊技メダルを補給するための排出部である。具体的には、補給排出部66は、図9に示すように、支持枠61の上端に設けられた開口部である補給排出口66Aを有しており、この補給排出口66Aは遊技メダルの直径よりも大きい幅及び長さを有している。また、図9(B)に示すように、補給排出部66の筒外側には、支持枠61の上端部から下り傾斜に形成された補給ノズル66Bが設けられていて、補給排出口66Aから排出されたメダルは補給ノズル66Bを通ってホッパー装置と30に移送されるようになっている。
ここで、回転軸62の上端部には、図9に示すように、回転軸62が回転することにより張り出し部63に載っている遊技メダルを補給ノズル66B側に押し出し可能な突起67が形成されており、補給ノズル66Bの支持枠61との接合部には、図9(A)に示すような平面アール状のガイド板68が設けられている。これにより、支持枠61の上端部まで揚送された遊技メダルは、突起67により補給ノズル66Bに表裏面側から押し出され、ガイド板68により上昇時の向きに対して90度方向変換する。そして、補給ノズル66Bを転がって、メダル貸出機2の外箱20に設けられた孔(図1参照)を通ってホッパー装置30のメダルタンク32に落下する。
なお、補給排出部66を上記したような構成にしたのは、メダル投入口11及びホッパー装置30の位置関係と上昇装置60の配置状態(平面視したとき上昇装置60とメダル投入口11を結ぶラインと、上昇装置60とホッパー装置30を結ぶラインがほぼ直交している)に鑑み、補給ノズル66Bをなるべく簡素にするためであるが、図10に示すように、補給排出口66Aを、投入排出口65Aと同様のスリット状に形成してもよい。この場合には、補給ノズル66Bを図示したように湾曲させて、補給排出口66Aから排出される遊技メダルをホッパー装置30に誘導するようにすればよい。
(シャッター装置70)
ここで、シャッター装置70について詳述する。
シャッター装置70は、投入モード時には支持枠61内を揚送される遊技メダルが投入排出部65から排出されるようにするとともに、補給モード時には支持枠61内を揚送される遊技メダルが補給排出部66から排出されるようにするための、メダルの流路変更手段である。具体的には、シャッター装置70は、図8に示すように、上方シャッター71と、側方シャッター72を有している。
上方シャッター71は、図8(B)に示すように、投入排出部65の上側に設けられ、支持枠61内を水平方向にスライド可能に形成された遮蔽板73と、この遮蔽板73をスライド移動させるための遮蔽駆動部74を有している。遮蔽板73は、図8(A)に示すように、支持枠61のメダルが移送される部分の内壁と回転軸62との間に配置され、図8(B)に示すように、投入排出口65Aの上端部に突出可能に形成されている。また遮蔽板73は、投入排出口65Aの反対側の端部がメダルの外形に合わせて下側に湾曲している。そして、遮蔽駆動部74は、ソレノイドやモータを用いて遮蔽板73を水平移動させる。遮蔽板73は、支持枠61に設けられた開口部61aから、回転軸62に向かって突出可能になっている。遮蔽板73が支持枠61内に突出しているときには、張り出し部63の上に載っている遊技メダルはその上端部が遮蔽板73に当接してそれ以上上昇移動できない。
一方、側方シャッター72は、図8(A)に示すように、投入排出部65の横側に設けられ、支持枠61の側面に添ってスライド可能かつ投入排出口65Aを開閉可能に形成された開閉板75と、この開閉板75をスライド移動させるための開閉駆動部76を有している。開閉板75は、支持枠61の内壁側に位置し、投入排出口65Aの横方向から突出可能に形成されており、開閉駆動部76は、遮蔽駆動部74と同様に、ソレノイドやモータを用いて開閉板75を移動させる。開閉板75が投入排出口65Aを塞いでいるときには、張り出し部63の上に載っているメダルは、支持枠61の内壁に側面を支持されつつ支持枠61内部を上昇していく。
そして、前記上方シャッター71と側方シャッター72は、上方シャッター71が開いているとき(すなわち遮蔽板73が支持枠61内部に突出していないとき)には側方シャッター72が閉じて(すなわち開閉板75が投入排出口65Aを塞いで)おり、逆に上方シャッター71が閉じているときすなわち遮蔽板73が支持枠61内部に突出しているときには側方シャッター72が開く(すなわち開閉板75が投入排出口65Aを開放する)ようになっている。また、補給モード時には上方シャッター71が開いて側方シャッター72が閉じ、投入モード時には上方シャッター71が閉じて側方シャッター72が開くようになっている。従って、投入モード時には、一括投入口23から投入されたメダルは投入排出口65から排出され、メダル投入口11に投入される。一方補給モード時には、一括投入口23から投入されたメダルは支持枠61内を補給排出部66まで揚送され、ホッパー装置30のメダルタンク32に移送される。
(制御装置100)
次に、メダル貸出機2の作動を制御するための制御装置100について詳述する。
制御装置100は、図11に示すように、ホッパー制御手段110、自動投入制御手段120、シヤッター制御手段130を有している。そして、制御装置100の入力段には、紙幣カウンター22、駆動スイッチ80、メダル確認センサ81、モード変更スイッチ90、補給メダルカウンター140、ブロッカー信号確認装置150、詰まり検知センサ160、の各手段が接続されている。また、制御装置100の入力段には、ホッパー装置30、メダル送り装置40の駆動モータ45、立設装置50の駆動モータ55、上昇装置60の駆動モータ69、シャッター装置70、補給枚数表示部28、の各手段が接続されている。
(モード変更スイッチ90)
モード変更スイッチ90は、メダル貸出機2の状態を投入モード、補給モードに切り替えるためのスイッチであって、外箱20の正面側に設けられた鍵穴27に所定の鍵を挿入してスイッチのON、OFFを行うことができるように形成されている。
具体的には、特に図示しないが、鍵穴27の奥側には、押圧すると通電する接触センサや、遮光センサなどの鍵検知部が設けられており、鍵穴27に鍵を挿入することにより、あるいは挿入した鍵を所定の方向に回転させることにより、鍵検知部が適正な鍵を検知すると、モード変更スイッチ90がONになる。すなわち、投入モードのときに鍵穴47に鍵を挿入すると補給モードに移行し、補給モードのときに鍵穴47から鍵を抜き取ると投入モードに戻る。
なお、前記鍵はホールの管理者が所持しており、モード変更スイッチ90を上記したように形成することにより、遊技者が過ってスイッチを操作し、一括投入口23に投入した手持ちの遊技メダルをメダル貸出機2に飲み込まれてしまう(ホッパー装置30に戻されてしまう)といったトラブルを回避できる。
(補給メダルカウンター140)
補給メダルカウンター140は、特に図示しないが、例えば補給排出部66の補給ノズル66Bに設けられたセンサであって、ホッパー装置30に補給される遊技メダルをカウントするためのものである。補給メダルカウンター140のカウント値は、補給枚数表示部28に表示される。
(ブロッカー信号確認装置150)
ブロッカー信号確認装置150は、スロットマシン1がメダル受付状態にないことを把握するためのものである。
ここで、「ブロッカー信号」とは、スロットマシン1のメダルセレクターにあるブロッカー装置を作動させるための信号のことであり、スロットマシン1の主制御装置から出力される信号である。このブロッカー信号が出力されるのは、スロットマシン1がメダルの受け入れ不能状態にある場合となっている。具体的には、投入メダルが最大可能クレジット数(50枚)を超えた場合や、遊技機にエラーが発生した場合などである。そして、メダルの受け入れ不能状態が解消された場合には、ブロッカー信号の出力は停止する。
ブロッカー信号確認装置150は、スロットマシン1がこのブロッカー信号を発信していることを検知可能なセンサである。例えば、特に図示しないが、スロットマシン1の正面、側面など所定の場所に、スロットマシン1がブロッカー信号を出力しているときに点灯するランプを設け、メダル貸出機2にはこのランプの点灯を確認可能な受光センサを設け、ランプ点灯中はスロットマシン1がメダル受付状態にないことを確認可能としたものである。
このように、ブロッカー信号受信を間接的に受信可能に形成することにより、スロットマシン1とメダル貸出機2とを直接電気的に接続することなくブロッカー信号発信の有無を知ることができるので、スロットマシン1の設置時に結線などの作業が必要なく、スロットマシン1の制御装置に対する不正行為を防止することができる。
なお、ブロッカー信号確認装置150がブロッカー信号確認中は、自動投入機構3の作動が停止するようになっている。このため、スロットマシン1がメダル受付状態にないのに、自動投入機構3が遊技メダルを送り続けるという動作の無駄を無くすことができる。
(詰まり検知センサ160)
詰まり検知センサ160は、特に図示しないが、一括投入口23から投入排出部65、又は補給排出部66までに至る遊技メダルの搬送経路中に設けられたセンサであって、自動投入機構3の作動中に遊技メダルが移送されない状態を検知可能な装置である。例えば、メダル送り装置40、立設装置50、上昇装置60をそれぞれ作動させるための駆動モータ45,55,69に、モータにかかる負荷を検知可能な回転検知センサを設け、過大な負荷が生じている場合にはメダルや異物が詰まっていると判断し、所定の検知信号(異常検知信号)を出力するように形成することができる。
(ホッパー制御手段110)
ホッパー制御手段110は、ホッパー装置30の作動を制御するためのものである。具体的には、紙幣カウンター22からの紙幣投入信号を受信して、投入金額に応じた遊技メダルを払い出すよう、払い出し円板31を回転させる駆動モータを制御する。
(自動投入制御手段120)
自動投入制御手段120は、駆動スイッチ80、メダル確認センサ81、モード変更スイッチ90、ブロッカー信号確認装置150、及び詰まり検知センサ160からの信号に基づき、自動投入機構3を作動させるための駆動モータ45,55,69を制御するためのものである。
すなわち、駆動スイッチ80のON信号を受信している場合又はメダル確認センサ81からメダルの存在確認信号を受信している場合には、駆動モータ45,55,69に駆動命令信号を出力し、駆動モータ45,55,69を駆動させる。一方、駆動スイッチ80のON信号を受信していない場合又はメダル確認センサ81からメダルの存在確認信号を受信していないには、前記駆動命令信号を出力せず、あるいは駆動停止信号を出力して、駆動モータ45,55,69を駆動させない。
また、駆動モータ45,55,69の駆動中に、駆動スイッチ80のOFF信号を受信した場合、ブロッカー信号確認装置150からブロッカー信号確認信号を受信した場合、又は詰まり検知センサ160から異常検知信号を受信した場合には、駆動モータ45,55,69の駆動を停止させる。駆動モータ45,55,69の駆動中にメダル確認センサ81からメダルの存在確認信号を受信しなくなった場合には、一定時間経過後に、駆動モータ45,55,69を駆動を停止させる。なお、ブロッカー信号確認信号の受信により駆動モータ45,55,69が駆動停止中に、ブロッカー信号確認信号が解除された場合には、他の停止条件に該当しなければ駆動モータ45,55,69の駆動を再開する。
さらに、自動投入制御手段120は、モード変更スイッチ90がONとなった場合(補給モードに変更された場合)には、駆動モータ45,55,69を、投入モード時よりも高速で駆動させる。この場合、駆動モータ45,55,69の駆動は、駆動スイッチ80のOFF信号を受信した場合、詰まり検知センサ160から異常検知信号を受信した場合、又はメダル確認センサ81からメダルの存在確認信号を受信しなくなって一定時間経過した後に駆動停止する。つまり、補給モードでは、自動投入機構3はスロットマシン1の状態と無関係に作動する。
(シャッター制御手段130)
シャッター制御手段130は、モード変更スイッチ90の操作信号に基づいて、シャッター装置70の作動を制御するためのものである。具体的には、上方シャッター71の遮蔽駆動部74及び側方シャッター72の開閉駆動部76の作動を制御するものである。
シャッター制御手段130は、モード変更スイッチ90がOFFの場合には、上方シャッター71の遮蔽板73が閉塞状態を維持し、側方シャッター72の開閉板75が開いた状態を維持するように制御している。例えば遮蔽駆動部74及び開閉駆動部76にソレノイドを用いた場合、遮蔽板73はバネにより常時支持枠61内部に突出する(上昇通路を塞ぐ)方向に付勢され、開閉板75はバネにより常時投入排出口65Aを開く方向に付勢されるようにしておく。また、ソレノイドが通電すると、遮蔽板73はバネの力に抗して支持枠61の外側に移動し、開閉板75はバネの力に抗して投入排出口65Aを閉じる方向にスライド移動するようになっている。そして、モード変更スイッチ90がOFFの場合には、シャッター制御手段130は、ソレノイドを通電させないように制御するものである。
一方、モード変更スイッチ90がONとなった場合には、遮蔽駆動部74を作動させて遮蔽板73を開くと共に、開閉駆動部76を作動させて開閉板75を開ける。上述の例によれば、ソレノイドを通電させて遮蔽板73及び開閉板75を移動させる。これにより、補給モードになると、上昇装置60により揚送される遊技メダルはメダル投入口11に移送されずにホッパー装置30まで揚送されるようになる。
(自動投入制御)
次に、上記構成を有するメダル貸出機2における自動投入機構3の作動制御の流れについて、図12乃至図14のフローに基づき説明する。
まず、初期状態では、メダル確認センサ81は遊技メダルを検出しておらず、駆動スイッチ80はOFF状態となっている。
図12におけるステップ100において、モード変更スイッチ90がONになっているかどうかを判断する。モード変更スイッチ90がONになっていない場合には、次のステップ101に進む。
ステップ101において、ブロッカー信号が出力されているかどうかを判断する。すなわち、ブロッカー信号確認装置150からブロッカー信号確認確認信号を受信しているかどうかを判断する。ブロッカー信号が出力されている場合には、ステップ100に戻る。すなわち、ブロッカー信号が出力されている間は、モード変更スイッチ90がONにされない限り以後の制御が行われないので、自動投入機構3は作動しない。一方、ブロッカー信号が出力されていない場合には、次のステップ102に進む。
ステップ102において、シャッター制御手段130が、上方シャッター72を閉じ、側方シャッター73を開く制御を行う。そして次のステップ103に進む。
ステップ103において、駆動スイッチ80がONになっているかどうかを判断する。駆動スイッチ80がONでない場合には、次のステップ104に進む。
ステップ104において、メダル確認センサ81がONとなったか、すなわち一括投入口23に遊技メダルが投入されたかどうかを判断する。メダルが投入されない場合には、ステップ100に戻る。一方、メダルが投入された場合には、次のステップ105に進む。
前記ステップ103において、駆動スイッチ80がONになっている場合には、ステップ104を飛び越してステップ105に進む。
ステップ105において、駆動モータ45,55,69の駆動を開始する。これにより、メダル送り装置40、立設装置50、上昇装置60が作動し、一括投入された遊技メダルをスロットマシン1のメダル投入口11に揚送する。なお、駆動スイッチ80が操作された場合には、メダルが投入されていなくても駆動モータ45,55,69が駆動するので、その後一括投入口23から遊技メダルを投入してもよい。そして、図13におけるステップ200に進む。
ステップ200において、ブロッカー信号が出力されているかどうかを判断する。ブロッカー信号が出力されていない場合には、次のステップ201に進む。
ステップ201において、駆動スイッチ80がOFFになっているかどうかどうかを判断する。駆動スイッチ81OFFでない場合には、次のステップ202に進む。
ステップ202において、メダル詰まりが発生したかどうかを判断する。具体的には、詰まり検知センサ160が異常を検知していないかどうかを判断する。メダル詰まりが発生していない場合には、次のステップ203に進む。
ステップ203において、メダル確認センサ81がONとなっているか、すなわち一括投入口23に遊技メダルが存在しているかどうかを判断する。メダル確認センサ81がONとなっている場合には、ステップ200に戻る。一方、メダル確認センサ81がONとなっていない場合には、次のステップ204に進む。
ステップ204において、一定時間経過したかどうかを判断する。一定時間経過したかどうかは、特に図示しないタイマー手段の時計測に基づいて行う。タイマー手段はメダル確認センサ81からのメダル検知信号受信ごとにタイムカウントをクリアするようにすれば、メダル確認センサ81がONでない時間を計測することができる。そして、一定時間経過していない場合には、ステップ200に戻る。
前記ステップ200において、ブロッカー信号が出力されている場合、及び前記ステップ201において、駆動スイッチ74が操作された場合、及び前記ステップ204において一定時間経過した場合には、ステップ205に進む。
ステップ205において、駆動モータ45,55,69を停止させる。そして、投入メダル制御を終了する。
前記ステップ202においてメダル詰まりが発生した場合には、ステップ210に進む。
ステップ210において、駆動モータ45,55,69を停止させ、所定のエラー表示を行う。エラー表示は、例えば警告ランプを点灯させるなどして、メダル詰まりその他の異常が発生したことを報知するものである。そして、次のステップ211に進む。
ステップ211において、詰まりが解消したかどうかを判断する。すなわち、メダル詰まり等の異常状態が解消されたか、又は異常状態を解消して所定のリセットスイッチが操作されたかなどを判断する。詰まりが解消されない場合には、ステップ210に戻る。一方、詰まりが解消した場合には、次のステップ212に進む。
ステップ212において、エラー表示を停止しエラー状態を解除する。そして、図12におけるステップ103に戻る。
図8におけるステップ101において、補給モード信号が出力されている場合には、ステップ111に進む。
ステップ111において、シャッター制御手段130が、上方シャッター72を開き、側方シャッター73を閉じる制御を行う。そして次のステップ112に進む。
ステップ112において、駆動スイッチ80がONになっているかどうかを判断する。駆動スイッチ80がONでない場合には、次のステップ113に進む。
ステップ113において、メダル確認センサ81がONとなったか、すなわち一括投入口23に遊技メダルが投入されたかどうかを判断する。メダルが投入されない場合には、ステップ100に戻る。一方、メダルが投入された場合には、次のステップ114に進む。
前記ステップ112において、駆動スイッチ80がONになっている場合には、ステップ113を飛び越してステップ114に進む。
ステップ114において、駆動モータ45,55,69の高速駆動を開始する。これにより、遊技時よりも早く自動投入機構3が作動し、一括投入された遊技メダルをホッパー装置30に搬送する。また、補給枚数が補給枚数表示部28に表示される。そして、図14におけるステップ300に進む。
ステップ300において、駆動スイッチ80がOFFになっているかどうかどうかを判断する。駆動スイッチ81OFFでない場合には、次のステップ301に進む。
ステップ301において、メダル詰まりが発生したかどうかを判断する。メダル詰まりが発生していない場合には、次のステップ302に進む。
ステップ302において、メダル確認センサ81がONとなっているか、メダル確認センサ81がONとなっている場合には、ステップ300に戻る。一方、メダル確認センサ81がONとなっていない場合には、次のステップ303に進む。
ステップ303において、一定時間経過したかどうかを判断する。そして、一定時間経過していない場合には、ステップ300に戻る。
前記ステップ300において駆動スイッチ80がOFFになった場合、及び前記ステップ303において一定時間経過した場合には、ステップ304に進む。
ステップ304において、駆動モータ45,55,69を停止させる。そして、投入メダル制御を終了する。
前記ステップ301において、メダル詰まりが発生した場合には、ステップ310に進む。
ステップ310において、駆動モータ45,55,69を停止させ、所定のエラー表示を行う。そして、次のステップ311に進む。
ステップ311において、詰まりが解消したかどうかを判断する。詰まりが解消されない場合には、ステップ310に戻る。一方、詰まりが解消した場合には、次のステップ312に進む。
ステップ312において、エラー表示を停止しエラー状態を解除する。そして、図12におけるステップ112に戻る。
以上のように形成されたメダル貸出機2において、ホッパー装置30のメダルタンク32が空になって遊技メダルを補給する場合には、客の遊技メダルが自動投入機構3(例えば一括投入口23やメダル送り装置40や上昇装置60の支持枠61内部)に残っていることもあるので、補給モードにする前に、自動投入機構3を作動させて遊技メダルをスロットマシン1に送り出しておくとよい。モード変更スイッチ90をONにしてメダル貸出機2が補給モードになったら、一括投入口23に遊技メダルを投入する。一括投入口23はメダル貸出機2の正面側下端部に形成されているので、遊技メダルの入った容器を上方に持ち上げる必要がない。遊技メダルを投入すると、補給枚数が補給枚数表示部28に表示されるので、補給の目安にできる。またこのとき、駆動モータ45,55,69は投入モード時よりも高速駆動するので、補給作業を迅速に行うことができる。
このように、本実施の形態によれば、メダル貸出機2に補給口を設けることなく、一括投入口23から遊技メダルを投入することにより、ホッパー装置30に補給することができ、メダル貸出機2の内部を人目に晒すことがない。また、補給の際に、自動投入機構3を利用しているので、補給のための装置、例えばメダル貸出機2の底部に設けた一括投入口23からホッパー装置30までメダルを揚送するための装置を新たに設ける必要が無い。
(第二の実施の形態)
(図面の説明)
図15乃至図17は、本発明の第二の実施の形態を示す図である。
図15はスロットマシン及びメダル貸出機2の斜視図、図16メダル送り装置40の概略断面図、図17は一括投入口23の正面断面図である。
第二の実施の形態は、一括投入口23をスロットマシン1のメダル投入口11よりも上方に設け、ホッパー装置30から排出された遊技メダルは、一括投入口23を経てすべてスロットマシン1のメダル投入口11に投入されるように形成すると共に、一括投入口23に補給排出部29及びシャッター装置70を設けたものである。
ここで、スロットマシン1及びメダル貸出機2の基本的構成は、第一の実施の形態と同様であるので、重複する部分は説明を省略し、本実施の形態の特徴点のみ述べる。
(メダル貸出機2)
本実施の形態におけるメダル貸出機2は、図15に示すように、外箱20の正面側上端部に紙幣投入口21が設けられており、外箱20の内部には紙幣カウンター22及びホッパー装置30が設置されている。また、外箱20の正面側の中央よりやや上方には、遊技メダルを上側から一括投入可能な一括投入口23と、この一括投入口23に投入された遊技メダルをスロットマシン1のメダル投入口11に一枚ずつ搬送するためのメダル送り装置40が取り付けられている。
前記一括投入口23の上方には、前記ホッパー装置30から払い出されるメダルを排出するための貸し出しメダル排出口25が設けられており、ホッパー装置30から貸し出しメダル排出口25までの間には、遊技メダルが横方向に一列に並列して移動可能な移送レール34が設けられている。そして、ホッパー装置30の送り出し円板31から送り出される遊技メダルは、移送レール34を押し上げられて貸し出しメダル排出口25からに一括投入口23排出されるようになっている。
このように、一括投入口23は、スロットマシン1から払い出された遊技メダルを再投入する際に、下皿12にある遊技メダルを手で掴んでランダムに投入するためのものであると同時に、メダル貸出機2から貸し出される遊技メダルを自動的に受け入れて、スロットマシン1にそのまま投入可能とするためのものでもある。なお、メダル貸出機2が一回に払い出すメダル数は、スロットマシン1の最大クレジット数(50)あるいはそれよりも少ない枚数に設定してある。
さらに、一括投入口23の底部には、図17に示すように、投入開口23bが形成されているとともに、一括投入口23に投入された遊技メダルをホッパー装置30に誘導するための補給排出部29及びシャッター装置70が設けられている。また一括投入口23の正面には、補給排出部29から遊技メダルを排出させるための切り替えスイッチ190が設けられている。
(メダル送り装置40)
図16は、メダル送り装置40の断面を示す概略図である。メダル送り装置40は、一対のローラ46にベルト47を掛け渡して、特に図示しない駆動モータ45でローラ46を回転させることによりベルト47を移動させ、ベルト47の上面に乗っている遊技メダルを排出部44の方向へと移送するものである。そして、ベルト47の排出部44側上方には、ベルト46との間に隙間を空けるようにして、逆転ローラ48が配置されている。逆転ローラ48は、ローラ下面がベルト47の移動方向と逆方向になるよう回転しており、さらに、ローラ下面とベルト47との間の間隙は、遊技メダル一枚の厚みよりも大きく、遊技メダル二枚の厚みよりは小さい寸法に形成されている。そのため、積み重なった遊技メダルは逆転ローラ48によりベルト47の移動方向と反対側に蹴り出され、遊技メダルが二枚重なって排出されることはない。従って、遊技メダルを一枚ずつ、水平状態にして排出することができるものである。
このメダル送り装置40は、一括投入口23に投入された遊技メダルが投入開口23bを通って、前記ベルト47の上面に落下するように配置されており、排出部44から排出された遊技メダルは、メダル送り装置40の前方に設けられた投入ノズル49(図15参照)により、スロットマシン1のメダル投入口11に移送される。
なお特に図示しないが、投入開口23bからベルト47上に落下する遊技メダルを検知するためのメダル確認センサ81が設けられており、このセンサが遊技メダルを検知すると、メダル送り装置40が作動するようになっている。この他に、第一の実施の形態と同様に、メダル詰まりを検知するための詰まり検知センサ160を設けてもよい。
(補給排出部29)
補給排出部29は、図17に示すように、一括投入口23の底部に形成された補給排出口29Aと、補給排出口29Aから排出される遊技メダルをホッパー装置30に誘導するための補給ノズル29Bとから成る。補給排出口29Aは、投入メダルをメダル送り装置40に排出するための投入開口23bに隣接して設けられた開口部であり、補給ノズル29Bは、図15に示すように、補給排出口29Aの下方からホッパー装置30に向かって延設された管状の移送路である。そして、補給ノズル29Bを通過した遊技メダルは、ホッパー装置30のメダルタンク32に上方から落下するようになっている。
(シャッター装置70)
本実施の形態におけるシャッター装置70は、図17に示すように、一括投入口23の底部に設けられ、補給排出口29Aと投入開口23bを、いずれか一方ずつ遮蔽することができるスライド板77である。スライド板77は、一括投入口23の底面上面を水平方向にスライド移動自在に形成された平板状部材であり、補給排出口29A側に移動しているときには投入開口23bが開口し、投入開口23b側に移動しているときには補給排出口29Aが開口するようになっている。
さらに前記スライド板77は、切り替えスイッチ190により移動可能に形成されている。ここで、切り替えスイッチ190は、鍵穴に所定の鍵を挿入して回転させることにより、メダル流路を変更するものであり、特に図示しないが、鍵の回転に伴ってスライド板77を水平移動させるためのリンク機構を有している。そして、例えば鍵を右側に回すと投入開口23bが開口し、左側に回すと補給排出口29Aが開口する位置に、スライド板77を移動させることができるようになっている。
(メダル貸出機2の作動)
メダル貸出機2の制御装置には、特に図示しないが、紙幣カウンター22からの信号に基づいてホッパー装置30を作動させるためのホッパー制御手段と、メダル確認センサ81又は詰まり検知センサ160からの信号に基づいて、メダル送り装置40の駆動モータ45の駆動を制御するためのモータ駆動制御手段が設けられている。
そして、紙幣投入口21に紙幣を投入すると紙幣カウンター22がこれを読み取り、ホッパー装置30は所定枚数の遊技メダルが払い出される分だけ払い出し円板31を回転させる。払い出し円板31の回転により遊技メダルが一枚ずつ移送レール34に押し出され、移送レール34に並列している遊技メダルのうち最先端にあるものから、貸し出しメダル排出口25を通って一括投入口23に排出される。
一括投入口23に遊技メダルが排出されると、これをメダル確認センサ81か検知して、メダル送り装置40の駆動モータ45が駆動開始する。メダル送り装置40により一枚ずつ分離された遊技メダルは、投入ノズル49を通って一枚ずつ、スロットマシン1のメダル投入口11に移送される。メダル検知センサ81が遊技メダルを検知しないまま一定時間が経過すると、駆動モータ45は駆動停止する。
なお、本実施の形態においては、詰まり検知160がメダル詰まりを検知した場合には、一定時間駆動モータ45を逆転駆動させて、詰まりを解消させることができる。すなわち、駆動モータ45を逆転駆動させることにより、ベルト47が逆方向(メダルが戻る方向)に移動し、かつ逆転ローラ48の下面がメダル送り出し方向に回転するので、ベルト47と逆転ローラ48の間に例えば2枚重なって詰まった遊技メダルを分離させることができるものである。
(メダルの補給)
以上のように形成されたメダル貸出機2において、ホッパー装置30のメダルタンク32が空になって遊技メダルを補給する場合には、まず切り替えスイッチ190に鍵を挿入して所定の方向(例えば左側)に回すことにより、補給排出口29Aを塞いでいるスライド板77を移動させて補給排出口29Aを開口させるとともに投入開口23bを遮蔽する。これにより、一括投入口23とホッパー装置30のメダルタンク32が補給ノズル29Bを介して連通する。
そこで一括投入口23に遊技メダルを投入すれば、遊技メダルは補給ノズル29Bを通ってメダルタンク32に送られる。なお、補給枚数を把握するために、補給ノズル29Bの先端などに補給メダルカウンターを設けてもよい。補給メダルカウンターによるカウントは補給枚数表示部28に表示される。
遊技メダルを補給し終えたら、切り替えスイッチ190に挿入してある鍵を先ほどとは反対側(例えば右側)に回し、スライド板77を移動させて補給排出口29Aを遮蔽するとともに投入開口23bを開口させる。
このように、本実施の形態によれば、切り替えスイッチ190の操作をするだけでメダルの流路が変更されて、メダル貸出機2を「補給モード」にすることができるので、複雑な制御を行う必要がないという利点がある。また、切り替えスイッチ190も、所定の鍵を用いて操作するようにしてあるので、遊技者が過って流路を切り替えてしまうおそれもない。
ところで、図示した例では、一枚のスライド板77により投入開口23b又は補給排出口29Aを開閉するようになっているが、投入開口23bを開閉可能なスライド板と、補給排出口29Aを開閉可能なスライド板の、複数のスライド板を設けてもよい。この場合には、切り替えスイッチ190の操作に基づき、制御装置において、投入開口23bのスライド板が閉塞状態のときには補給排出口29Aのスライド板を開放状態にし、投入開口23bのスライド板が開放状態のときには補給排出口29Aのスライド板を閉塞状態にするような制御が行われるようにすることができる。
なお、本発明は、メダル貸出機以外の遊技機用台間機にも利用できる。例えば、パチンコ球などの遊技球を貸し出す球貸機に応用してもよい。
本発明の第一の実施の形態であって、スロットマシン及びメダル貸出機の斜視図である。 本発明の第一の実施の形態であって、メダル貸出機の側断面図である。 本発明の第一の実施の形態であって、メダル送り装置の概略平面図である。 本発明の第一の実施の形態であって、メダル立設装置及び上昇装置の縦断面図である。 本発明の第一の実施の形態であって、メダル立設装置及び上昇装置の平断面図である。 本発明の第一の実施の形態であって、メダル立設装置の他の例を示す斜視図である。 本発明の第一の実施の形態であって、上昇装置の横断面図である。 本発明の第一の実施の形態であって、投入排出部を示す断面図である。 本発明の第一の実施の形態であって、補給排出部を示す断面図である。 本発明の第一の実施の形態であって、補給排出部の他の例を示す断面図である。 本発明の第一の実施の形態であって、メダル貸出機の制御装置の概略を示すブロック図である。 本発明の第一の実施の形態であって、自動投入制御の概略を示すフローである。 本発明の第一の実施の形態であって、自動投入制御の概略を示すフローである。 本発明の第一の実施の形態であって、自動投入制御の概略を示すフローである。 本発明の第二の実施の形態であって、スロットマシン及びメダル貸出機の斜視図である。 本発明の第二の実施の形態であって、メダル送り装置の概略断面図である。 本発明の第二の実施の形態であって、一括投入口の断面図である。
符号の説明
1 スロットマシン 10 図柄表示窓
11 メダル投入口(遊技媒体投入口) 12 下皿
2 メダル貸出機
20 外箱 21 紙幣投入口
22 紙幣カウンター 23 一括投入口
23a 斜面 23b 投入開口(投入排出口)
24 上部受け皿 25 貸し出しメダル排出口
26 下部排出通路 27 鍵穴
28 補給メダル表示部 29 補給排出部
29A 補給排出口 29B 補給ノズル(補給移送手段)
30 ホッパー装置(遊技媒体払い出し装置)31 送り出し円板
32 メダルタンク 33 排出通路変更装置
3 自動投入機構(移送手段、投入移送手段)
40 メダル送り装置 41 送り出し円板
42 メダル孔 43 凸部
44 排出部 45 駆動モータ
46 ローラ 47 ベルト
48 逆転ローラ 49 投入ノズル
50 立設装置 51 回転アーム
52 変形カム 53 平坦面
54 傾斜面 55 駆動モータ
60 上昇装置 61 支持枠
62 回転軸 63 張り出し部
64 メダル受入口 65 投入排出部
65A 投入排出口 65B 投入ノズル
66 補給排出部 66A 補給排出口
66B 補給ノズル 67 突起
68 ガイド板 69 駆動モータ
70 シャッター装置(流路変更装置) 71 上方シャッター
72 側方シャッター 73 遮蔽板(遮蔽部材)
74 遮蔽駆動部 75 開閉板(遮蔽部材)
76 開閉駆動部 77 スライド板(遮蔽部材)
80 駆動スイッチ 81 メダル確認センサ
90 モード変更スイッチ(流路変更スイッチ)
100 制御装置 110 ホッパー制御手段
120 自動投入制御手段 130 シャッター制御手段
140 払い出し選択スイッチ 150 ブロッカー信号確認装置
160 詰まり検知センサ 190 切り替えスイッチ(流路変更スイッチ)
M メダル

Claims (4)

  1. 遊技機に隣接して設置される遊技機用台間機であって、
    遊技媒体を一括投入可能な一括投入口と、
    遊技機で遊技を行う際に用いるための遊技媒体を貯留可能であり、貯留されている遊技媒体を前記一括投入口に払い出し可能な遊技媒体払い出し装置と、
    前記一括投入口から一括投入された遊技媒体を一個ずつ、少なくとも隣接する遊技機において遊技を開始するために遊技媒体を投入するための遊技媒体投入口に移送可能な移送手段と、
    前記一括投入口から遊技機の遊技媒体投入口までに至る遊技媒体の移送経路中に設けられ、一括投入口に投入した遊技媒体を、前記遊技媒体投入口に至るまでの間で前記遊技媒体払い出し装置に誘導する流路変更装置と、
    前記流路変更装置を作動させるための流路変更スイッチとを備えていることを特徴とする遊技機用台間機。
  2. 前記一括投入口は、
    投入された遊技媒体を、隣接する遊技機の遊技媒体投入口に移送するための移送手段としての投入移送手段、に誘導する投入排出口と、
    投入された遊技媒体を、前記遊技媒体払い出し装置に移送するための移送手段としての補給移送手段、に誘導する補給排出口とを有し、
    前記流路変更装置は、前記投入排出口及び補給排出口を閉塞可能な遮蔽部材を有し、
    前記流路変更スイッチは、その操作により、前記遮蔽部材を、前記投入排出口又は前記補給排出口のいずれか一方が閉塞し他の一方が開放する方向に移動させることを特徴とする請求項1記載の遊技機用台間機。
  3. 前記移送手段は、
    移送される遊技媒体を隣接する遊技機の遊技媒体投入口に誘導する投入排出口と、
    移送される遊技媒体を前記遊技媒体払い出し装置に誘導する補給排出口とを有し、
    前記流路変更装置は、前記投入排出口及び補給排出口を閉塞可能な遮蔽部材を有し、
    前記流路変更スイッチは、その操作により、前記遮蔽部材を、前記投入排出口又は前記補給排出口のいずれか一方が閉塞し他の一方が開放する方向に移動させることを特徴とする請求項1記載の遊技機用台間機。
  4. 前記一括投入口を、台間機本体の正面下部に設け、
    前記移送手段として、一括投入口に投入された遊技媒体を一個ずつ送り出し可能な遊技媒体送り装置と、この遊技媒体送り装置から送り出された遊技媒体を遊技機の遊技媒体投入口に揚送するための上昇装置とを少なくとも設け、
    前記投入排出口及び補給排出口及び流路変更装置を、前記上昇装置に設けたことを特徴とする請求項3記載の遊技機用台間機。
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