JP4234569B2 - メダル貸し出し機 - Google Patents
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Description
そして、遊技者がメダル貸し出し機からスロットマシンの受け皿などに遊技メダルを移動する手間を軽減するため、ガイドノズルが設けられたメダル貸し出し機が考案されている。このようなメダル貸し出し機の中には、メダル払い出し装置から払い出された遊技メダルを、スロットマシンのメダル受け皿又はメダル投入口に直接誘導して払い出されるものが存在する(特許文献1参照)。このようなメダル貸し出し機では、特に、所定枚数の遊技メダルを予めクレジットとして投入可能に形成されているスロットマシンにおいて、遊技開始時に、遊技者がメダル貸し出し機から遊技メダルを移動させたり、メダル投入口に手投入するという作業を省く事ができるため、効率良く遊技ができる上、メダル投入によって生じる手の汚れを防止することが可能である。このようなシステムは運営者側にとっても、遊技時間の効率化により収益が増加するため双方にとってのメリットが大きい。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、遊技機に隣接して配置されるメダル貸し出し機であって、外箱(20)と、遊技メダルを前記外箱(20)の外部へと送り出すメダル送り装置(32)を少なくとも有するメダル払い出し装置(30)と、前記メダル送り装置(32)から送り出された遊技メダルを前記遊技機へと誘導する移送路となる投入移送手段(40)とを少なくとも備えたメダル貸し出し機(2)に係る。
本発明に係るメダル貸し出し機(2)は、前記のメダル払い出し装置(30)の他に、紙幣、硬貨、プリペイドカードなどを投入するための投入口や、払い出しスイッチや、紙幣カウンター(22)などを有していてもよい。また、メダル払い出し装置(30)から払い出される遊技メダルは、メダル貸し出し機(2)の内部に設けた貯留タンク(31)から供給されるものであってもよいし、外部に設けたメダル供給装置から払い出し装置(30)に供給されるものであってもよい。
そして、前記投入移送手段(40)は、前記メダル払い出し装置(30)から隣接する遊技機へと遊技メダルを移送するためのものであって、例えば管状や樋状の移送通路のような、遊技メダルが自重で移動するものの他、搬送ベルトなど駆動手段を用いて遊技メダルを移動させるための装置を有しているものであってもよい。なお、「遊技機へと誘導」とあるのは、遊技機のメダル投入口(10)や払い出しメダル皿(7)など、遊技機の所定の場所に移送することを含むものである。
そして本発明においては、前記投入移送手段(40)は、前記メダル送り出し口(35)から送り出されたメダルを受け入れ可能となるよう前記ベース(33)に固定され、前記ベース(33)は、前記外箱(20)に対して上下方向の軸を中心に回転可能となるよう前記外箱(20)内に支持されて、少なくとも前記メダル送り装置(32)と前記投入移送手段(40)とが一体的に回転可能となり、前記投入移送手段(40)は、隣接する遊技機のメダル投入口(10)に遊技メダルを移送可能な位置から、その全体が前記遊技機の前面から外れる位置までの間を移動自在に形成されていることを特徴とする。
ここで、「少なくとも前記メダル送り装置(32)を・・・回転可能」とあるのは、メダル払い出し装置(30)の構成部材のうち、メダル送り装置(32)以外の部材(例えば貯留タンク(31))や、メダル払い出し装置(30)全体が回転可能であることも含む趣旨である。
またここで、投入移送手段(40)の全体が「前記遊技機の前面から外れる位置」とは、正面から見たときに、投入移送手段(40)の全体が、遊技機の前面と重ならない位置のことであり、遊技機が正面に前扉(5)を有している場合には、投入移送手段(40)がこの前扉(5)の開閉を阻害しない位置を意味する。
なお、投入移送手段(40)の移動方向は、上下左右、斜め方向のいずれであってもよいが、想定されるメダル送り装置(32)の形態(ディスク回転式ホッパー)に鑑み、あるいは遊技者が遊技機正面に座したまま操作が行えるよう、左右方向とするのが好ましい。すなわち、投入移送手段(40)の回転軸が遊技機の設置面に対してほぼ垂直となるよう形成するのが好ましい。
本発明においては、メダル貸し出し機(2)から遊技機の例えばメダル投入口(10)に遊技メダルを移送したい場合には、投入移送手段(40)を遊技機側に移動させて払い出しメダルを直接遊技機に投入することができ、メダル移送後や遊技中には、投入移送手段(40)を遊技機に接触しない位置、あるいは前扉(5)の開閉に邪魔にならない位置まで移動可能である。すなわち、投入移送手段(40)に所定方向に力を加えると、投入移送手段(40)に加えられた力がメダル送り装置(32)に回転力として伝わり、投入移送手段(40)とメダル送り装置(32)とは同一方向に一体的に回転動作する。従って、投入移送手段(40)に、移動自在とするための折れ曲がり部や接続部を設ける必要が無く、さらに投入移送手段(40)とメダル送り装置(32)とが相対的に同一位置を保ったまま回転移動するので、メダル送り装置(32)から投入移送手段(40)へと遊技メダルを送り出す部分が移動によりずれることなく、メダル詰まりなどのトラブルを防ぐことができる。
また、手動回転若しくは自動回転の動きを規制するロック手段を設け、遊技機の前扉を開けるときなど、必要に応じて規制解除することにより、メダル送り装置(32)が回動可能となるようにしてもよい。このようにすれば、悪戯して投入移送手段(40)を不適切な位置に移動させられたり、破損される危険性を抑制できる。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
本発明においては、前記メダル送り装置(32)と前記貯留タンク(31)とが一体形成されていても構わない。また、貯留タンク(31)はある程度の大きさが必要であるところ、円筒形に形成すると、メダル貸し出し機(2)の内部で回転させるのに好適である。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
ここで、「送り出し円板(34)の回転軸と同軸で回転可能」とは、メダル送り装置(32)が貸し出し機本体(20)に対して回転する回転中心と、送り出し円板(34)の回転中心とが同一であることを意味するものであり、送り出し円板(34)の回転中心は必ずしも駆動モータ(37)の回転軸(36)と同軸でなくともよい。
本発明においては、メダル送り装置(32)に固定されている投入移送手段(40)は、送り出し円板(34)と同軸で回動可能となる。このため、送り出し円板(34)のメダル排出部(35)と投入移送手段(40)とを直接連結するように固定することができ、メダル排出部(35)と投入移送手段(40)との継ぎ目に遊技メダルが引っかかってメダル詰まりを起こすようなことがない。
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
ここで、「連続する連通路」とは、メダル送り装置(32)のメダル送り出し口から遊技機のメダル投入口(10)まで連通路に継ぎ目がない意味であり、投入移送手段(40)自体は必ずしも一体成形されていなくともよい。
(作用)
本発明によれば、メダル送り装置(32)から排出された遊技メダルは、移送通路の下方にあるメダル排出側に向かって自重で落下又は転送されていく。移送通路は継ぎ目がないので途中で遊技メダルが詰まることもなく、メダルの移送構造を別途必要とすることもない。
(図面の説明)
図1乃至図14は、本発明の実施の形態を示す。図1はスロットマシン及びメダル貸し出し機の設置状態を示す斜視図であり、図2はメダル貸し出し機の内部構造を示す斜視図、図3乃至図7はガイドノズルの回動を示す図であり、図8乃至図12はメダル投入口を示す図、図13はメダル送り装置の他の例を示す概略図、図14はメダル払い出し装置の他の例を示す斜視図である。
(スロットマシン1)
スロットマシン1は、図1に示すように、筐体および筐体の正面側に取り付けられた前扉5から形成され、正面側には回転リール(図示しない)の図柄を視認可能な図柄表示窓6が形成されている。そして、この図柄表示窓6の下方でありスロットマシン1の略中央部は、スタートスイッチやストップスイッチなどの操作手段(図示せず)が設けられた操作部となっており、操作部の右端部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口10が設けられている。また、スロットマシン1の下部には、払い出されたメダルを貯留可能な払い出しメダル皿7が設けられている。そして、メダル投入口10から遊技メダルを投入し、スタートスイッチの操作により回転リールを回転させ、ストップスイッチの操作により回転リールを停止させる。このとき、複数の回転リールに表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、所定枚数のメダルが払い出されるように形成されているものである。
ここで、前記メダル投入口10は、図8に示すように、前扉5の操作部上面に設けられたメダル落下孔11の上方に、投入口本体12を設置した構成になっている。投入口本体12は、遊技メダルを上方から一枚ずつ落とし込み可能な投入スリット12aと、この投入スリット12aに遊技メダルを誘導可能なメダル誘導溝12bと、後述するガイドノズル41から移送される遊技メダルを投入スリット12aに誘導するための側方スリット12cを有している。
メダル投入口10に遊技メダルを手で投入する場合には、メダル誘導溝12bに遊技メダルを並べて設置し、手前側から押すようにすれば、最前列の遊技メダルから順次一枚ずつ投入スリット12aに落下していく(図11(a)参照)。落下した遊技メダルは、メダル落下孔11を通り、メダルセレクター(図示せず)を経て、スロットマシン1内部に貯留される。
(メダル貸し出し機2)
メダル貸し出し機2は、スロットマシン1の側面側に隣接して設置された箱型の装置であって、金銭と引き替えにメダルを貸し出し、その貸し出されたメダルを、自動的にスロットマシン1のメダル投入口10に投入するための装置である。すなわち、メダル貸し出し機2は、図2に示すように、外箱20に、メダル払い出し装置30、紙幣カウンター24およびこれらの作動を制御するための制御装置(図示せず)が内蔵されているとともに、外箱20の前面には、メダル補給口22、紙幣投入口23が形成されている。また、外箱20の内部から外箱20の手前側に向かって、投入移送手段40としてのガイドノズル41が突出しており、このガイドノズル41の先端部42は隣接するスロットマシン1のメダル投入口10にまで延設されている。
前記紙幣カウンター24は、紙幣投入口23から投入された紙幣を読み取って、メダル貸し出し機2に所定枚数のメダルを払い出させるためのものである。なお、メダル貸し出し機2としては、紙幣投入口23及び紙幣カウンター24の他に、硬貨投入口や硬貨カウンター、釣り銭払い出し口などを有していてもよい。また、プリペイドカード投入口とカードリーダーを有していてもよい。
(メダル払い出し装置30)
メダル払い出し装置30は、外箱20の内部に固定され遊技メダルを貯留するための貯留タンク31と、この貯留タンク31内に貯留されたメダルを1枚ずつ排出するメダル送り装置32とを備える。メダル送り装置32は、図4及び図7に示すように、板状のベース33と、ベース33に回転可能に支持され、遊技メダルが上方より1枚ずつ嵌り込む複数個、ここでは5個のメダル孔34aを有する送り出し円板34と、この送り出し円板34を回転軸36を介して回転させる駆動モータ37とを備えている。また、前記ベース33の上方には、貯留タンク31に貯留されている遊技メダルを送り出し円板34に適量供給するための、円筒状のメダル誘導部38が設けられている。
また、前記メダル誘導部38は、前記貯留タンク31の底部に回転可能に取り付けられている。具体的には、図4のA−A線断面図を表す図5に示すように、貯留タンク31の底部開口には円筒状のリブが形成されており、このリブの下端部に、外側に張り出すフランジ状の凸片31aが設けてある。一方メダル誘導部38の上端部には、筒内側に張り出すフランジ状の凸片38aが形成されている。そして、前記凸片部31aの外側上方から凸片38aが係合することにより、メダル誘導部38が貯留タンク31の下側に取り付けられると共に、凸片38aが凸片31aによりガイドされ、メダル誘導部38が貯留タンク31に対して回転可能となる。すなわち、メダル送り装置32は、貯留タンク31の下方に、ぶら下がるように取り付けられているものである。前記ベース33とメダル誘導部38は固定されているので(図5参照)、ベース33は、外箱20に対して上下方向の軸を中心に回転可能となるよう外箱20内に支持されていることとなる。なお、メダル誘導部38の回転をスムーズに行わせるため、前記凸片38a及び凸片31aの間にベアリングなどを設けると好ましい。
と対向する面から上方に突出したブロッカーピン(図示せず)に当設して進路変更し、送り出し円板34の回転に伴い一枚ずつメダル排出部35から外部に排出されるよう形成されている。
さらに、前記ベース33には投入移送手段40としてのガイドノズル41が固定されており、メダル送り装置32はガイドノズル41と一体的に回転可能に形成されているものであるが、この詳細については後述する。
(ガイドノズル41)
ガイドノズル41は、前記メダル送り装置32のメダル排出部35から排出された遊技メダルを、スロットマシン1のメダル投入口10まで誘導するためのものである。具体的には、ガイドノズル41は、図2に示すように外箱20の前面に形成された開口20Aから手前側に突設され、図1に示すようにメダル投入口10まで届くように途中湾曲して延設されており、メダル払い出し装置30から払い出される遊技メダルが自重で落下又は転送可能な管状の通路41a(図5参照)を有している。
このガイドノズル41の先端部43には、図7に示すように、遊技メダルを立設状態で排出可能なメダル排出口44が形成されている。ガイドノズル41は、メダル払い出し時に、このメダル排出口44がメダル投入口10の側方スリット12cの位置と合致するように位置調整される。
れ側が、メダル排出部35に連通するように、ベース33に固定されている。ガイドノズル41とベース33とが一体形成されていてもよい。すなわち、ガイドノズル41は、駆動モータ37により回転軸36が回転する場合には回転しないが、ガイドノズル41に外部から回転力が加えられた場合には回転可能となっているものである。つまり、ガイドノズル41を回転させると、メダル送り装置32も一体的に回転する構造になっている。
この構造につき、さらに詳述する。まず、ガイドノズル41がメダル投入口10に遊技メダルを移送可能な位置にあるとき、メダル送り装置32を平面側から見ると、図4に示すように、回転軸36すなわち送り出し円板34の中心軸C2はガイドノズル41の元部42の幅方向の中心軸C3と直交している。この二つの中心軸C2、C3の交点をPとする。さらにこれを正面側から見ると、図7に示すように、メダル誘導部38の垂直方向の中心軸C1は、前記交点Pと一致し、前記中心軸C1、C2、C3が、メダル排出部35の中心部にて交差するようになっている。
このように、ガイドノズル41がベース33に固定されており、前記中心軸C1、C2、C3の交点が一致するよう形成されていることから、ガイドノズル41に与えられた横方向の力がメダル送り装置32に無駄なく回転力として伝達されるものである。
次に、上記構成を有するメダル貸し出し機2における、スロットマシン1への遊技メダルの供給及び前扉5開閉時のガイドノズル41の回動について説明する。
まず、図1のように、メダル投入口10へガイドノズル41をセットし、メダル貸し出し可能状態にする。このとき、ガイドノズル41のメダル排出口44は、図6(a)に示すように、メダル投入口10の側方スリット12cの位置と合致している。そして遊技者が紙幣投入口23へ紙幣を投入すると、メダル貸し出し機2では、紙幣カウンター24が紙幣の投入を検知してメダル払い出し装置30へメダル排出信号を送信する。メダル払い出し装置30が所定枚数(例えば、50枚)のメダル排出信号を受けると、駆動モータ37が駆動を開始し、貯留タンク31に貯留されている遊技メダルが送り出し円板34の回転によりメダル排出口35へ一枚ずつ排出される。
そして、通路41aを移動してきたメダルは、メダル投入口10の側方スリット12cへと1枚ずつ投入される。50枚分の投入が終わると、スロットマシン1は遊技開始可能(ベット可能状態)となる。ここで、ガイドノズル41が遊技に邪魔な場合は、図6(b)のようにメダル貸し出し機2側へ移動させて遊技することができる。また、再度、メダルを借りる場合はガイドノズル41をメダル投入口10へセットし、メダル貸し出し可能状態に戻す。
このように、本実施の形態によれば、ガイドノズル41を状況に応じて容易に移動することができる。また、ガイドノズル41を回動させて位置移動させる構成としてあるため、ガイドノズル41を関節部の無い、無関節ノズルとして構成できる。これにより、メダルの詰まりおよび製造工程におけるガイドノズル41の部品点数を減少させることができ、コスト削減に効果的となる。さらに、メダル送り装置32とガイドノズル41を一体的に回動可能としたことから、メダル送り装置32のメダル排出部35とガイドノズル41のメダル受け入れ口とを固定でき、回動による位置ずれや固定の不具合などによるメダル移送トラブルやがたつきも防止できる。
また、手動回転若しくは自動回転の動きを規制するロック手段を設け、スロットマシンの前扉5を開けるときなど、必要に応じて規制解除することにより、メダル送り装置32及びガイドノズル41が回動可能となるようにしてもよい。このようにすれば、悪戯してガイドノズル41を不適切な位置に移動させられたり、破損される危険性を抑制できる。
なお、上述した実施形態におけるメダル払い出し装置30の貯留タンク31は、メダル貸し出し機2に固定された固定式であるが、図14に示すように、メダル送り装置32と一体形成して、メダル貸し出し機2に対して回転可能に形成してもよい。
具体的には、図14に示すように、貯留タンク31を円筒状に形成し、その底部にベース33及び送り出し円板34及び駆動モータ37を取り付ける。そして、ベース33にガイドノズル41を固定し、貯留タンク31の上端部をメダル貸し出し機2内部に設けた支持板(図示せず)に回転可能に取り付けたものとすることができる。
このように形成すれば、メダル払い出し装置30全体を一体的に製造でき、製造工程を簡易化することができ、コストメリットに優れる。
なお、本発明とは直接関係ないが、メダル送り装置としては、図13に示すようなベルト式のものを用いてもよい。この場合には、円筒状の貯留タンク31の下部にメダル送り装置50を固定し、ケース51のメダル排出部53にガイドノズル41のメダル受け入れ部が合致するよう固定し、ガイドノズル41の回動と同時にメダル送り装置50及び貯留タンク31が一体的に回動するように形成すればよい。
なお、メダル投入口10を、図9乃至図12に示すように形成してもよい。図9及び図11は、投入口本体12をヒンジ13により手前側に開閉可能に形成したものである。また、図12は、投入口本体12をガイド手段14により横方向又は前後方向にスライド可能に形成したものである。これらの場合には、ガイドノズル41の先端部44の下方にメダル排出口44を設け、ガイドノズル41がメダル投入可能位置にあるときにはメダル排出口44から排出された遊技メダルが直接メダル落下孔11に落下するように形成する。このように形成すれば、遊技メダルがスムーズに移送されるように側方スリット12cとメダル排出口44とを厳密に合致させる必要もなく、ガイドノズル41とメダル投入口10との位置あわせを容易にすることができる。
5 前扉 6 図柄表示窓
7 払い出しメダル皿
10 メダル投入口 11 メダル落下孔
12 投入口本体 12a 投入スリット
12b メダル誘導溝 12c 側方スリット
13 ヒンジ 14 ガイド手段
20 外箱 22 メダル補給口
23 紙幣投入口 24 紙幣カウンター
30 メダル払い出し装置 31 貯留タンク
32 メダル送り装置 33 ベース
34 送り出し円板 35 メダル排出部
36 回転軸 37 駆動モータ
38 メダル誘導部
40 投入移送手段 41 ガイドノズル
42 元部 43 先端部
44 メダル排出口
50 メダル送り装置 51 ケース
52 メダル受け入れ部 53 メダル排出部
54 駆動モータ 55 ベルト
56 ローラ 57 逆転ローラ
C 中心軸 P 交点
Claims (4)
- 遊技機に隣接して配置されるメダル貸し出し機であって、
外箱と、遊技メダルを前記外箱の外部へと送り出すメダル送り装置を少なくとも有するメダル払い出し装置と、前記メダル送り装置から送り出された遊技メダルを、前記遊技機へと誘導する移送路となる投入移送手段とを少なくとも備えたメダル貸し出し機において、
前記メダル送り装置は、上面に遊技メダルが嵌入する複数のメダル孔を有する送り出し円板と、この送り出し円板を円周方向に回転させるための駆動モータと、前記送り出し円板を回転可能に支持するとともに前記駆動モータを固定するためのベースとを少なくとも備え、
前記駆動モータによって前記送り出し円板を回転させることにより、前記メダル孔に嵌入している遊技メダルが前記ベースの側方に設けられたメダル送り出し口から送り出されるように形成され、
前記投入移送手段は、前記メダル送り出し口から送り出されたメダルを受け入れ可能となるよう前記ベースに固定され、
前記ベースは、前記外箱に対して上下方向の軸を中心に回転可能となるよう前記外箱内に支持されて、少なくとも前記メダル送り装置と前記投入移送手段とが一体的に回転可能となり、
前記投入移送手段は、隣接する遊技機のメダル投入口に遊技メダルを移送可能な位置から、その全体が前記遊技機の前面から外れる位置までの間を移動自在に形成されていることを特徴とするメダル貸し出し機。 - 前記メダル払い出し装置には、前記送り出し円板の上方に遊技メダルを貯留可能な貯留タンクが設けられており、
前記貯留タンクは前記メダル送り装置と一体的に回転可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載のメダル貸し出し機。 - 前記メダル送り装置は、前記駆動モータによって回転する送り出し円板の回転軸と同軸で、前記外箱に対して回転可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のメダル貸し出し機。
- 前記メダル送り装置のメダル送り出し口は、前記遊技機のメダル投入口よりも高い位置となるよう配置されており、
前記投入移送手段は、前記メダル送り装置のメダル送り出し口から前記遊技機のメダル投入口まで連続する連通路であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のメダル貸し出し機。
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